JP5473391B2 - 保護制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力系統からの入力制御量を監視する保護制御装置に係り、特に、ソフトウェアを搭載した保護制御装置におけるソフトウェア更新方法に関する。
従来の保護制御装置におけるソフトウェアの更新方法は、書き込むソフトウェアおよび書込み対象装置のそれぞれに一つの識別子(以下「ID」と称する)を設定し、それぞれのIDが一致した場合に限り全てのソフトウェアの書込み動作を実施している。(例えば、特許文献1)
特開2004−274964号公報
ところで、異なる機能を持つ保護制御装置を作り出す場合、ソフトウェアをプログラムおよび設定データベース(以下「DB」と表記する)により構成し、プログラムを共通にしてDBで設定を変更することにより、異なる機能を持つ保護制御装置を作り出すという方式(以下「従来方式」と称する)が採られる。一方、上述のように、前記特許文献1に示される従来手法では、書き込むソフトウェアおよび書込み対象装置のそれぞれに一つのIDを設定している。したがって、従来方式の保護制御装置に特許文献1による従来手法を適用した場合、プログラムが共通であっても、DBが異なればDBのパターン毎に異なるIDが付与されることになる。
ここで、ロジック変更等でプログラムを変更した場合に、変更されたプログラムのみを該当する保護制御装置に対し一斉に書き換える場合について考える。従来方式の場合、DBが異なればDBのパターン毎に異なるIDが付与されるので、異なるIDを持つ複数のソフトウェアの中から、該当するプログラムが含まれるソフトウェアを見つけてIDを抽出するという作業が必要になる。したがって、前記一斉書き換えを行う場合には、IDがどのプログラムと対応するかという別の管理を行わなければならなくなり、管理が複雑になるとともに、ID抽出の作業量が大きくなってしまうという問題点がある。
また、前記ID抽出の作業を人間の手で行う場合、IDの数が多くなるほど抽出漏れが発生する可能性が高くなるという問題点がある。
さらに、変更されたプログラムを保護制御装置に書き込む際には、前記のようにプログラムのみを書き換える場合であっても、異なるIDを持つ複数の装置の中から抽出した一つおよび複数のIDの何れかに一致する装置を探してその装置に書き込む必要がある。そのため、抽出したIDの数が多ければ対象装置を探す作業量が大きくなるとともに、書込み漏れが発生する可能性が高くなるという問題点も生ずる。
本発明は、前記に鑑みてなされたものであって、IDの複雑な管理を単純化し、ソフトウェアの書込み作業を容易かつ確実に実行することができる保護制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる保護制御装置は、ソフトウェアがプログラムおよびデータベースを有して構成され、前記データベースを変更することによって異なる機能を具備させる方式の保護制御装置において、ソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶部と、前記ソフトウェア記憶部から命令を読み出し、命令を解読し、命令で指示された演算を実行する演算処理部と、前記ソフトウェア記憶部のソフトウェアを読み出し、前記ソフトウェア記憶部にソフトウェアを書き込むソフトウェア読み出し書込み部と、前記ソフトウェア記憶部に記憶させるソフトウェアを払い出し、当該払い出したソフトウェアを前記ソフトウェア読み出し書込み部へ出力するソフトウェア払い出し部と、装置固有のIDとして装置毎に付された上位レベルの第1のIDおよび、この第1のIDよりも下位レベルの第2のIDを記憶するID記憶部と、を備え、書込み対象ソフトウェアとして前記第1のIDおよび前記第2のIDが付されたソフトウェアが払い出されるとき、前記払い出されたソフトウェアにおける第1のIDと、装置に付された第1のIDとを照合し、当該第1のID同士が一致し、且つ、当該払い出されたソフトウェアにおける第2のIDと装置に付された第2のIDとが一致しない場合、前記払い出されたソフトウェアのうちのプログラムのみの書込み処理を許可することを特徴とする。
本発明にかかる保護継電装置によれば、IDの複雑な管理を単純化し、ソフトウェアの書込み作業を容易かつ確実に実行することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる保護制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1における書込み対象ソフトウェアの構成を示す図である。 図3は、実施の形態1におけるIDの管理方法および書込み処理の一例を示す図である。 図4は、書込み対象装置の探索処理を示すフローチャートである。 図5は、払い出し処理の動作を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態2にかかる保護制御装置の構成を示すブロック図である。 図7は、実施の形態3にかかる保護制御装置の構成を示すブロック図である。 図8は、実施の形態4にかかる保護制御装置の構成を示すブロック図である。 図9は、実施の形態4における書込み対象ソフトウェアの構成を示す図である。 図10は、実施の形態4におけるIDの管理方法および書込み処理の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる保護制御装置を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる保護制御装置(「制御装置」あるいは、単に「装置」と称することもある)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる保護制御装置1は、保護制御装置1、ソフトウェア記憶部2、演算処理部3、ソフトウェア読み出し書込み部4、ソフトウェア払い出し部5、ID記憶部8、および表示出力部9を備えて構成されている。
図1において、ソフトウェア記憶部2は、プログラムおよびDBを記憶する。演算処理部3は、ソフトウェア記憶部2のプログラムに記述された処理命令を読み出し、その命令を解読し、命令で指示された演算を実行する。ソフトウェア払い出し部5は、ソフトウェア記憶部2に記憶させるソフトウェアを払い出して、このソフトウェアをソフトウェア読み出し書込み部4へ出力し、ソフトウェア書込みの際は、ソフトウェア書込み指示信号a1をソフトウェア読み出し書込み部4および演算処理部3へ出力する。ソフトウェア読み出し書込み部4は、ソフトウェア記憶部2のソフトウェアを読み出す一方で、ソフトウェア払い出し部5から払い出されたソフトウェアをソフトウェア記憶部2に書き込む処理を行う。
また、ID記憶部8は、制御装置自身の固有のIDであり、第1のIDとしての機種ID6および、第2のIDとしての装置ID7を記憶する。表示出力部9は、ID記憶部8に記憶されている機種ID6および装置ID7を表示または外部出力する。ここで表示出力部9の表示機能は、例えば液晶表示パネル(LCD)、ヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)等によって実現可能である。
ここで、図1に示した保護制御装置1の基本的な動作について説明する。ソフトウェア払い出し部5は、例えばメディア(図示省略)に記憶されたソフトウェアの読み込みを行うと共に、ソフトウェア読み出し書込み部4および演算処理部3に対してソフトウェア書込み指示信号a1を送信する。演算処理部3は、このソフトウェア書込み指示信号a1を割り込み処理の一つとし、この割り込みがあった場合には、他の処理を中断し、ソフトウェア書込みモードに切り替わる。また、このソフトウェア書込み指示信号a1により、ソフトウェア読み出し書込み部4は、ソフトウェア払い出し部5からソフトウェアのダウンロードを開始し、ダウンロードされたソフトウェアをソフトウェア記憶部2へ書き込む。
図2は、実施の形態1における書込み対象ソフトウェアの構成を示す図である。図2に示すように、書込み対象のソフトウェア10は、機種ID13が付されるプログラム11および、装置ID14が付されるDB(DB−1,DB−2,…,DB−N)12を有して構成される。図2において、機種ID13は、書込み可能なプログラムの種類を判断するためのIDであり、装置ID14は、書込み可能なDBの種類を判断するためのIDである。これらの機種ID13および装置ID14は、図示のように階層的に区分されている。すなわち、機種ID13は上位レベルのIDであり、装置ID14は下位レベルのIDである。
ソフトウェアを書き込む際の処理の詳細については後述するが、例えば書込み対象ソフトウェアの機種IDおよび装置IDと、装置に付された装置固有の機種IDおよび装置IDとはそれぞれ照合され、機種IDが一致した場合にはプログラムの書込み処理が許可され、さらに、装置IDも一致した場合には、DBの書込み処理をも許可される。機種IDが装置IDよりも上位レベルのIDであるという所以は、プログラムの書込み処理のみを判断する場合には、機種IDのみの比較で当該書込みの可否を判断することができるからである。
つぎに、実施の形態1におけるIDの管理方法および書込み対象ソフトウェアと各装置との関係について図3を参照して説明する。ここで、図3は、実施の形態1におけるIDの管理方法および書込み処理の一例を示す図である。
図3において、各装置(装置15〜18)には、装置に固有な機種IDおよび装置IDが付与されている。ここで、プログラムの種類が共通な装置においては同一の機種IDが付与される。さらに、機種IDが一致する装置で、且つ、DBの種類が共通な装置においては、同一の装置IDが付与される。例えば、装置15,16,17は、プログラムが共通(Type_I)であるため、同一の機種ID(0xAA)が付与され、装置18はプログラムが異なる(Type_II)ため、装置15,16,17とは異なる機種ID(0xBB)が付与されている。また、装置15,16は、DBも共通であるため、同一の装置ID(0xBB)が付与される一方で、装置17はDBが異なる(Type_II)ため、装置15,16とは異なる装置ID(0xCC)が付与されている。
また、例えば図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等で管理される書込み対象のソフトウェア10においては、プログラムおよびDBのタイプに応じた機種IDおよび装置IDが付与されている。具体的に図3の例では、書込み対象ソフトウェア19には、プログラムのタイプ(Type_I)に応じた機種ID(0xAA)およびDBのタイプ(Type_I)に応じた装置ID(0xBB)が付与されており、機種IDが一致する装置15,16,17に対して、プログラムの書込みが可能である。さらに、装置IDが一致する装置15,16については、DBの書込みも可能である。
つぎに、実施の形態1にかかる書込み対象装置の探索手法について図4などを参照して説明する。なお、図4は、書込み対象装置の探索処理を示すフローチャートである。
まず、書込み対象のソフトウェアの機種IDおよび装置IDが取得され(ステップS11)、探索装置の機種IDおよび装置IDも取得される(ステップS12)。つぎに、それぞれの機種IDが照合される(ステップS13)。ここで、機種IDが一致した場合(ステップS13,Yes)、プログラムが書込み対象な装置であると判定される(ステップS14)。なお、この判定処理で機種IDが不一致の場合(ステップS13,No)、プログラムおよびDBの双方共に書込み対象でない装置と判定され(ステップS15)、今回の探索処理を終了する。
ステップS14でプログラムが書込み対象な装置であると判定されると、装置IDの照合処理が行われ(ステップS16)、装置IDが一致した場合(ステップS16,Yes)、プログラムおよびDBの双方が書込み対象な装置であると判定され(ステップS17)、装置IDが不一致の場合(ステップS16,No)、プログラムのみが書込み対象な装置であると判定される(ステップS18)。
上述の探索処理によれば、プログラムのみを書き込む場合にはステップS14までの判定処理が実行され、プログラムおよびDBの双方共に書き込む場合にはステップS17まで判定処理が実行され、DBのみを書き込む場合にはステップS18まで判定処理が実行される。したがって、前記の探索処理で書込み対象と判定された装置に対してのみソフトウェアを記憶させたメディアを装置に装着すれば、次段落以降で説明する払い出し処理が自動的に実行されることになる。
つぎに、実施の形態1での払い出し処理について図5などを参照して説明する。図5は、払い出し処理の動作を示すフローチャートである。
まず、ソフトウェア払い出し部5は、例えばソフトウェア(書込み対象以外のソフトウェアが含まれていても構わない)が記憶されているメディアなどから書込み対象ソフトウェアに付された機種IDおよび装置IDを読み込み(ステップS21)、さらに、装置固有のIDデータから探索装置の機種IDおよび装置IDを読み込む(ステップS22)。つぎに、ソフトウェア払い出し部5は、書込み対象ソフトウェアの機種IDと探索装置の機種IDとを照合し(ステップS23)、機種IDが一致している場合(ステップS23,Yes)、プログラムの払い出しを許可し(ステップS24)、機種IDが不一致の場合(ステップS23,No)、プログラムおよびDB共に払い出し不可として(ステップS25)、本処理フローを終了する。
ステップS24でプログラムの払い出しが許可されると、ソフトウェア払い出し部5は、書込み対象ソフトウェアの装置IDと探索装置の装置IDとを照合し(ステップS26)、装置IDが一致している場合(ステップS26,Yes)、DBの払い出しを許可し(ステップS27)、プログラムおよびDBの払い出し処理を実行し(ステップS28)、ステップS30に移行する。一方、装置IDが不一致の場合(ステップS26,No)、ソフトウェア払い出し部5は、プログラムの書込み処理のみを実行して(ステップS29)、ステップS30に移行する。ソフトウェア払い出し部5は、ソフトウェア記憶部2に正しく書き込まれていることのベリファイを実行し(ステップS30)、ソフトウェアが正しく書き込まれていれば(ステップS30,Yes)、払い出し処理を終了し、正しく書き込まれていなければ(ステップS30,No)、払い出しが完了していないとしてステップS21に戻る。
このように、実施の形態1の保護制御装置によれば、装置固有のIDを上位レベルの機種ID(第1のID)、下位レベルの装置ID(第2のID)に区分し、プログラムは機種IDで管理し、DBは装置IDで管理するとともに、書込み対象ソフトウェアに付与される機種IDおよび装置IDと、装置固有の機種IDおよび装置IDとをそれぞれ照合し、機種IDが一致した場合に限りプログラムの書込みを実施し、機種IDおよび装置ID共に一致した場合に限りプログラムおよびDB双方の書込み処理を実行することとしているので、プログラムおよびDBを異なるIDで管理するため、装置のソフトウェアがプログラムおよびDBによって構成され、DBを変更することによって異なる機能の装置を準備するという方式を採用する場合においては、プログラムおよびDBを異なるIDで管理するためIDの管理方法を単純化できるという効果が得られる。
また、実施の形態1の保護制御装置によれば、プログラムのみを書き換える場合においては、DBが異なっていても機種IDは同一であるため、該当プログラムが含まれるIDを抽出する作業の作業量を小さくすることができるという効果が得られる。
また、実施の形態1の保護制御装置によれば、書込み対象装置を探索処理において、探索キーとなるIDが機種IDおよび装置IDであり、最大でも2個であるので作業量を小さくすることができるという効果が得られる。
また、実施の形態1の保護制御装置によれば、装置固有のIDとソフトウェアのIDを照合した上で、一致した場合のみ払い出し処理を実行するため、ソフトウェアの書込み処理を、容易かつ不具合なく実行することができるという効果が得られる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2にかかる保護制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1と同一または同等の部分には同一符号を付して説明を省略する。図1に示した実施の形態1との差異は、ソフトウェア払い出し部5およびID記憶部8を、他の構成部とは切り離し、遠隔地に設置された遠隔端末20に設置していることにある。図6に示すように、ソフトウェア払い出し部5は、第一の通信処理部21に接続されていて、ソフトウェア読み出し書込み部4および演算処理部3は、保護制御装置1側に設けられた第二の通信処理部22に接続されている。第一の通信処理部21および第二の通信処理部22は、通信網23を介して接続されている。通信網23は、例えばローカル・エリア・ネットワーク(LAN)やシリアル回線(例えばRS485)等にて構成されている。ソフトウェア払い出し部5から払い出す書込み対象のソフトウェアは、第一の通信処理部21を介して第二の通信処理部22に送信される。第二の通信処理部22で受信された書込み対象ソフトウェアは、ソフトウェア読み出し書込み部4へ転送される。なお、以降の処理は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
前記のように構成された実施の形態2の保護制御装置では、ソフトウェア更新時に、保護制御装置が設置されている現場に出向くことなくソフトウェアの書込みを実施することができる。したがって、実施の形態2の保護制御装置によれば、実施の形態1と同様な効果に加え、保守性の向上、コスト削減といった効果も得られる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3にかかる保護制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1,2と同一または同等の部分には同一符号を付して説明を省略する。図6に示した実施の形態2との差異は、ID記憶部8を保護制御装置側に設置すると共に、第一の通信処理部21が複数台の保護制御装置に設けられた第二の通信処理部22と接続されていることにある。遠隔端末20のソフトウェア払い出し部5は、書き換え対象の保護制御装置に対して、機種IDおよび装置IDの取得要求b1を発行し、装置からの取得応答b2により装置の機種ID6および装置ID7を取得する。これら取得した機種IDおよび装置IDを装置固有のIDとする。なお、以降の処理は、実施の形態2と同様であるため説明を省略する。
実施の形態2では遠隔端末は現場に設置されている保護制御装置の台数分必要であったが、実施の形態3の保護制御装置では、一つの遠隔端末で複数台の保護制御装置に対応することができる。したがって、実施の形態3の保護制御装置によれば、実施の形態2と同様な効果に加え、更なるコストが削減が可能となる。また、実施の形態3の保護制御装置では、複数の装置に対する払い出し処理を同時に実行できるので、払い出しに要する時間を短縮できるという効果がある。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4にかかる保護制御装置の構成を示すブロック図であり、図9は、実施の形態4における書込み対象ソフトウェアの構成を示す図である。実施の形態1と同一または同等の部分には同一符号を付して説明を省略する。図1に示した実施の形態1との差異は、IDの種類としてハードウェア(H/W)の種類を区別するためのH/W_ID(第3のID)を追加したことと、プログラムをH/Wの違いを吸収する基本プログラムと装置のロジック部分に対応する応用プログラムとに分けたことにある。具体的には、書込み対象のソフトウェア10上にH/W_ID24および基本プログラム25が追加され、装置上のソフトウェア記憶部2のプログラム用エリアが基本プログラム用エリアと応用プログラム用エリアとに分けられ、ID記憶部8にはH/W_ID26が追加されている。なお、図9に示すように、書込み対象のソフトウェアに付されるH/W_ID24は、機種ID13とは横並びの関係にあり、装置ID14との間では、上位下位の関係にはない。
つぎに、実施の形態4におけるIDの管理方法および書込み対象ソフトウェアと各装置との関係について図10を参照して説明する。ここで、図10は、実施の形態4におけるIDの管理方法および書込み処理の一例を示す図である。
図10において、H/Wが共通な装置には、基本プログラムが共通であり、同じH/W_IDが与えられる。具体的に、装置27,29,30はH/Wが共通(H/Wバージョン1)であるため、基本プログラムが共通であり、同じH/W_ID(0xAA)が付与され、装置28はH/Wが異なる(H/Wバージョン2)ため、装置27,29,30とは異なるH/W_ID(0xBB)が付与されている。機種IDおよび装置IDについては、機種IDの管理対象が応用プログラムであることを除き、図3の場合と同様であるので説明を省略する。
また、例えば図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等で管理される書込み対象のソフトウェア31においては、対象とするH/Wが共通である場合、基本プログラムは共通であり、共通なH/W_IDが付与されている。なお、機種IDおよび装置IDについては、機種IDの管理対象が応用プログラムであることを除き、図3の場合と同様であるので説明を省略する。
このように、実施の形態4の保護制御装置においては、実施の形態1におけるソフトウェアのプログラムをH/Wの違いを吸収する基本プログラムと装置のロジック部分に対応する応用プログラムとに分けることによりH/Wに依存するプログラムを切離すことができるため、装置のロジック部分に対応するプログラム部分の堅牢性が向上できるという効果がある。また、機種IDおよび装置IDがH/W依存部分から切り離されて設定されるため、機種IDおよび装置IDの管理が単純化できるという効果が得られる。
なお、実施の形態4では、プログラムをH/Wの違いを吸収する基本プログラムと装置のロジック部分に対応する応用プログラムとに分けるものとして説明したが、必ずしもこれらの区分に限定されるものではない。例えば、基本プログラムと応用プログラムとの間に介在するミドルウェアに相当するプログラムを定義し、このミドルウェアに相当するプログラムにI/Dを付与して管理してもよい。また、このミドルウェアに相当するプログラムを基本プログラムに含ませて管理してもよいし、応用プログラムに含ませて管理してもよい。
また、実施の形態1では装置固有のIDを第1のIDである機種IDおよび、第2のIDである装置IDの2種類とし、実施の形態4では第3のIDであるH/W_IDの3種類としたが、2種類および3種類にのみ限定されるものではなくN(Nは2以上の自然数)種類としてもよい。
また、実施の形態4では機種ID(第1のID)と横並びの関係にあるH/W_ID(第3のID)を追加したが、機種IDの下位に、装置IDと横並びに第4のIDを追加してもよいし、装置IDの下位に第5のIDを追加してもよい。また、新たに追加したH/W_IDの下位に第6のIDを追加してもよい。
以上のように、本発明にかかる保護制御装置は、IDの複雑な管理を単純化し、ソフトウェアの書込み作業を容易かつ確実に実行することができる発明として有用である。
1 保護制御装置
2 ソフトウェア記憶部
3 演算処理部
4 ソフトウェア読み出し書込み部
5 ソフトウェア払い出し部
8 ID記憶部
9 表示出力部
10 ソフトウェア
11 プログラム(応用プログラム)
12 データベース(DB)
6,13 機種ID
7,14 装置ID
19,31 書込み対象ソフトウェア
20 遠隔端末
21 第一の通信処理部
22 第二の通信処理部
23 通信網
24,26 ハードウェアID(HW_ID)
25 基本プログラム

Claims (8)

  1. ソフトウェアがプログラムおよびデータベースを有して構成され、前記データベースを変更することによって異なる機能を具備させる方式の保護制御装置において、
    ソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶部と、
    前記ソフトウェア記憶部から命令を読み出し、命令を解読し、命令で指示された演算を実行する演算処理部と、
    前記ソフトウェア記憶部のソフトウェアを読み出し、前記ソフトウェア記憶部にソフトウェアを書き込むソフトウェア読み出し書込み部と、
    前記ソフトウェア記憶部に記憶させるソフトウェアを払い出し、当該払い出したソフトウェアを前記ソフトウェア読み出し書込み部へ出力するソフトウェア払い出し部と、
    装置固有のIDとして装置毎に付された上位レベルの第1のIDおよび、この第1のIDよりも下位レベルの第2のIDを記憶するID記憶部と、
    を備え、
    書込み対象ソフトウェアとして前記第1のIDおよび前記第2のIDが付されたソフトウェアが払い出されるとき、
    前記払い出されたソフトウェアにおける第1のIDと、装置に付された第1のIDとを照合し、当該第1のID同士が一致し、且つ、当該払い出されたソフトウェアにおける第2のIDと装置に付された第2のIDとが一致しない場合、前記払い出されたソフトウェアのうちのプログラムのみの書込み処理を許可することを特徴とする保護制御装置。
  2. 前記ソフトウェア払い出し部を第一の通信処理部と接続すると共に、前記ソフトウェア読み出し書込み部および前記演算処理部を第二の通信処理部と接続し、
    前記第一の通信処理部と前記第二の通信処理部とが、通信回線にて接続されていることを特徴とする請求項1に記載の保護制御装置。
  3. 前記第二の通信処理部は、1または複数の装置に対応して設けられており、
    前記第一の通信処理部と前記第二の通信処理部の1または複数とが通信回線にて接続され、前記1または複数の装置に対して同時にソフトウェアの払い出しが実行可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の保護制御装置。
  4. 前記第1のIDおよび前記第2のIDを読み出し、外部出力または表示する表示出力部を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の保護制御装置。
  5. 前記ソフトウェア読み出し書込み部は、前記ソフトウェア払い出し部から払い出されたソフトウェアが、前記ソフトウェア記憶部に正しく書き込まれているか否かをベリファイすることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の保護制御装置。
  6. 前記プログラムは、H/Wの違いを吸収する基本プログラムと、当該基本プログラム以外のプログラムに区分され、
    前記ID記憶部には、装置固有のIDとして前記基本プログラムに対応させた第3のIDが記憶されており、
    前記書込み対象ソフトウェアとして、さらに前記第3のIDが付されたソフトウェアが払い出されるとき、
    前記払い出されたソフトウェアにおける第3のIDと、装置に付された第3のIDとを照合し、当該第3のID同士が一致した場合、前記払い出されたソフトウェアのうちの基本プログラムの書込み処理を許可することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の保護制御装置。
  7. 前記プログラムは、装置のロジックに対応する応用プログラムと、当該応用プログラム以外のプログラムに区分され、
    前記第1のID同士が一致した場合、前記払い出されたソフトウェアのうちの応用プログラムの書込み処理を許可することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の保護制御装置。
  8. 前記装置固有のIDとして、N種類(Nは2以上の自然数)のIDが設定されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の保護制御装置。
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