JP5473132B2 - 防塵フード付き電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、パソコン、カメラ、医療機器および測定機器等に使用される微少サイズの電気コネクタに関し、特に、防塵,防触のためリセプタクルに収容された受け入れ側コネクタに差し込み側コネクタを挿入して受け入れ側コネクタと差し込み側コネクタを接続する密封構造の防塵フード付き電気コネクタに関する。
実開平5−61975号公報には、受け入れ側コネクタを収容したハウジングの開口部にトーションバネにより閉方向に付勢された一対の開閉扉を軸支し、差し込み側コネクタを挿入することにより開閉扉を押し開き、差し込み側コネクタを引き抜くと、開閉扉の軸に配置したトーションバネのバネ力により開閉扉を閉じるようにした開閉扉付き電気コネクタが開示されている。
また、特開平11−8005号公報には、作業者がコネクタ内の端子に誤って触るのを防止する高電圧および強電流に適応可能な電気コネクタにおいて、受け入れ側コネクタを収容したリセプタクルの開口部に回動軸を配置し、回動軸に突条と開閉扉を回動自在に軸支し、受け入れ側コネクタを収容したリセプタクルに挿入して受け入れ側コネクタと接続する差し込み側コネクタに挿入ガイド部と係合突部を設け、差し込み側コネクタをリセプタクルに挿入する際、差し込み側コネクタに設けた係合突部と受け入れ側コネクタの開閉扉に設けた突条とを係合させて開閉扉を開方向に回動し、差し込み側コネクタをリセプタクルから引く抜く際、差し込み側コネクタに設けた係合突部と受け入れ側コネクタの開閉扉に設けた突条との係合で開閉扉を閉方向に回動し、開閉扉を開状態、閉状態に保持するため、開閉扉の端部に係合突起を設け、リセプタクル内に係合突起と係合する閉および開用係合穴を設けた開閉扉付き電気コネクタが開示されている。
実開平5−61975号公報 特開平11−8005号公報
しかしながら、特許文献1に開示された開閉扉付き電気コネクタは、受け入れ側コネクタを収容するリセプタクルが外部から完全に密封された構造でないため、塵等のリセプタクル内への浸入を完全に防ぐことは困難である。また、開閉扉を閉状態に付勢するためトーションバネ等のバネ手段が必要であるため、コネクタ組立時にトーションバネを捻りながらセットしなければならず、組立作業が繁雑になるという問題を有する。さらに、トーションバネ等のバネ材は、使用時間、使用回数が増加すると疲労劣化するという問題がある。
特許文献2に開示された開閉扉付き電気コネクタは、開閉扉にバネを用いていないため、バネの疲労劣化の問題と組立の困難性は解消されている。しかし、開閉扉に設けた突条がリセプタクルの外に露出した状態であるため、リセプタクルを完全に密封する構造ではない。また、開閉扉を開状態、閉状態に保持するため、開閉扉の端部に係合突起を設け、リセプタクル内に係合突起と係合する閉および開用係合穴を貫通して設ける必要があり、リセプタクルを密封する構造にはなっていない。そもそも、特許文献2で開示された電気コネクタは、高電圧、強電流に適応可能な電気コネクタであって、作業者がコネクタ内の端子に誤って触るのを防止することを解決すべき課題としており、粉塵等の浸入を防止するような配慮されていない。しかも、密封構造でないためリセプタクルに収容されたコネクタピンが外気に露出する状態となり、コネクタピンの腐触と、腐触による接触不良に起因する発熱等の不具合の発生の恐れがある。
本発明は、前記従来技術のもつ課題を解決する、密封構造で、開閉扉の不用意な開放を防止し、バネ材等の部材を用いることなく安定して開閉扉の閉状態を保持できる防塵フード付き電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明の防塵フード付き電気コネクタは、前記課題を解決するために、一端に開口部を有し雄端子を設置した第1コネクタと、前記第1コネクタに差し込まれ前記雄端子と接続する雌端子を設置した第2コネクタと、雄端子の出入により開閉する弾性開閉蓋を配置した雄端子挿入孔を有し、前記第1コネクタの開口部を密封封鎖する防塵フードと、を備え、前記第1コネクタへの前記第2コネクタの差し込み、引き抜きにより前記防塵フードを前記コネクタ内で上下に移動させ、前記防塵フードの上下動に伴い前記第1コネクタに形成した係合部との係合、離脱、及び前記第2コネクタに形成した係止溝との係合、離脱する弾性ロック部を前記防塵フード先端部に形成し、前記防塵フードの上下動により前記雄端子が前記防塵フードの雄端子挿入孔の弾性開閉蓋を開閉して前記雄雌端子の接続、切り離し動作をすることを特徴とする。
また、本発明の防塵フード付き電気コネクタは、前記弾性ロック部及び前記弾性開閉蓋を有する前記防塵フードを弾性部材で一体成形により形成することを特徴とする。
また、本発明の防塵フード付き電気コネクタは、前記弾性ロック部を前記防塵フードの先端部に形成した膨出部とすることを特徴とする。
また、本発明の防塵フード付き電気コネクタは、前記第1コネクタに一端を固定した弾性変形可能な簡易ロック部材を少なくとも1つ配置し、雄雌端子非接続時、前記簡易ロック部材が前記防塵フードの外周に形成したロック溝に係合して前記防塵フードを前記第1コネクタに固定し、雄雌端子接続時、前記簡易ロック部材が前記第2コネクタの外周に形成した簡易ロック溝と係合して前記第2コネクタを前記第1コネクタに固定することを特徴とする。
また、本発明の防塵フード付き電気コネクタは、前記第1コネクタの断面形状を矩形または円形とし、前記防塵フード及び前記第2コネクタの断面形状を前記レセプタクルの断面形状と相似形としたことを特徴とする。
一端に開口部を有し雄端子を設置した第1コネクタと、前記第1コネクタに差し込まれ前記雄端子と接続する雌端子を設置した第2コネクタと、雄端子の出入により開閉する弾性開閉蓋を配置した雄端子挿入孔を有し、前記第1コネクタの開口部を密封封鎖する防塵フードと、を備え、前記第1コネクタへの前記第2コネクタの差し込み、引き抜きにより前記防塵フードを前記コネクタ内で上下に移動させ、前記防塵フードの上下動に伴い前記第1コネクタに形成した係合部との係合、離脱、及び前記第2コネクタに形成した係止溝との係合、離脱する弾性ロック部を前記防塵フード先端部に形成し、前記防塵フードの上下動により前記雄端子が前記防塵フードの雄端子挿入孔の弾性開閉蓋を開閉して前記雄雌端子の接続、切り離し動作をする構成により、簡単な操作で雄雌端子の接続、切り離を可能とし、密封状態を保持することができるので、塵、湿気の侵入による端子の腐食を防止し、接続不良等の事故を防止することが可能となる。
弾性ロック部及び弾性開閉蓋を有する防塵フードを弾性部材で一体成形により形成する構成により、弾性部材の特徴を機能として備える部分も容易に成形することが可能となる。
第1コネクタに一端を固定した弾性変形可能な簡易ロック部材を少なくとも1つ配置し、雄雌端子非接続時、簡易ロック部材が防塵フードの外周に形成した簡易ロック溝に係合して防塵フードを第1コネクタに固定し、雄雌端子接続時、簡易ロック部材が第2コネクタの外周に形成した簡易ロック溝と係合して第2コネクタを第1コネクタに固定する構成により、雄雌端子接続時及び切り離し時に確実に第2コネクタ、防塵フードを第1コネクタの所定の位置に保持することが可能となる。
第1コネクタの断面形状を矩形または円形とし、防塵フード及び第2コネクタの断面形状を前記第1コネクタの断面形状と相似形とした構成により、断面形状の相違に対応可能な電気コネクタを提供することが可能となる。
第1コネクタの図3のA−A線断面図である。 第1コネクタの図3のB−B線断面図である。 第1コネクタの平面図である。 第1コネクタの断面図である。 第1コネクタの断面図である。 第1コネクタの平面図である。 雄端子を示す図である。 第2コネクタの側面図である。 第2コネクタの平面図である。 第2コネクタの側面図である。 第2コネクタの平面図である。 (a)(b)雄端子挿入孔に設置する弾性開閉蓋を示す図である。 (a)(b)雄端子挿入孔に設置する弾性開閉蓋を示す図である。 (a)(b)雄端子挿入孔に設置する弾性開閉蓋を示す図である。 (a)(b)(c)(d)第2コネクタの第1コネクタへの差し込み工程を示す図である。 (a)(b)(c)(d)第2コネクタの第1コネクタへの差し込み工程を示す図である。
本発明の実施の形態を図により説明する。第1図は、防塵フード付き電気コネクタの一実施形態の第3図A−A線断面の断面図であり、第2図は、第3図のB−B線断面であり、第3図は平面図ある。
第1コネクタ1は、底壁部1dと4つの側壁部1aとからなら矩形断面のリセプタクルを備えている。リセプタクルの先端開口部に開口部を縮小するように側壁部1aから内側に直角に延びるフランジ部1bが形成される。リセプタクルは絶縁性の合成樹脂等で形成する。第1コネクタ1のリセプタクルの底壁部1dに1個または複数の雄端子3が配置される。
リセプタクル内に側壁部1aの内壁にフランジ部1bの下まで延びるスペーサ板が設置される。スペーサ板の先端部の一部に傾斜面を有する切り欠きを形成し、矩形断面のリセプタクルの一方の相対する側壁側のフランジ部1bの下部に係合凹部1eが形成される。また、矩形断面のリセプタクルの他方の相対する側壁側には、スペーサ板を設置しない部分を有し、スペーサ板の設置しない部分に下端をリセプタクルの底壁部1dに固定し、リセプタクルの開口部方向に延びる簡易ロック部材6が配置される。簡易ロック部材6の先端には係合凸部6aが形成される。
リセプタクル内には、リセプタクルを密封封鎖する防塵フード5が配置される。防塵フード5は、弾性変形する部材で一体成形により形成される。防塵フード5は、底壁部5aと4つの側壁部からなり、リセプタクルの断面と相似の矩形断面に形成される。防塵フード5の一方の相対する側壁部の先端には、リセプタクルに形成した係合凹部1eに対応する位置に外側に膨出した弾性ロック部5dが形成される。防塵フード5の弾性ロック部5dは、リセプタクルに形成した係合凹部1eに係合する。
防塵フード5の他方の相対する側壁部には、ロック溝5eが形成される。リセプタクルにその下端を固定された簡易ロック部材6先端の係合凸部6aが防塵フード5のロック溝5eに係合する。雄雌端子非接続時、防塵フード5は、弾性ロック部5dとリセプタクルに形成した係合凹部1eとの係合と、簡易ロック部材6とロック溝5eとの係合と2つの係合手段により第1コネクタ1に保持される。
防塵フード5の底壁部5aには、リセプタクルの底壁部1dに設置した雄端子3と対応する位置に雄端子挿入孔5bが形成される。雄端子挿入孔5bには、雄端子3の挿入により開となり、常時は閉状態に保持される弾性開閉蓋5cが形成される。雄雌端子非接続時、雄端子3の先端は、弾性開閉蓋5cの下部に位置し、弾性開閉蓋5は、閉の状態に保持され、第1コネクタ1は、防塵フード5により密封される。
第4図は、防塵フード付き電気コネクタの他の実施形態の断面図であり、第5図は、第4図の断面図の切断線に対して位相を変えた切断線の断面図であり、第6図は平面図ある。
第1コネクタ1は、底壁部1dと側壁部1aとからなら円形断面のリセプタクルを備えている。リセプタクルの先端開口部に開口部を縮小するように側壁部1aから内側に直角に延びるフランジ部1bが形成される。リセプタクルは絶縁性の合成樹脂等で形成する。第1コネクタ1のリセプタクルの底壁部1dに1個または複数の雄端子3が配置される。
リセプタクル内に側壁部1aの内壁にフランジ部1bの下まで延びるスペーサ板が設置される。スペーサ板の先端部の一部に傾斜面を有する切り欠きを形成し、円形断面のリセプタクルのフランジ部1bの下部に係合凹部1eが形成される。また、円形断面のリセプタクルの内側にスペーサ板を設置しない部分を有し、スペーサ板の設置しない部分に下端をリセプタクルの底壁部1dに固定し、リセプタクルの開口部方向に延びる簡易ロック部材6が配置される。簡易ロック部材6の先端には係合凸部6aが形成される。
リセプタクル内には、リセプタクルを密封封鎖する防塵フード5が配置される。防塵フード5は、弾性変形する部材で一体成形により形成される。防塵フード6は、底壁部5aと側壁部からなり、リセプタクルの断面と相似の円形断面に形成される。防塵フード5の側壁部の先端には、リセプタクルに形成した係合凹部1eに対応する位置に外側に膨出した弾性ロック部5dが形成される。防塵フード5の弾性ロック部5dは、リセプタクルに形成した係合凹部1eに係合する。
防塵フード5の側壁部には、簡易ロック溝5eが形成される。リセプタクルにその下端を固定された簡易ロック部材6先端の係合凸部6aが防塵フード5のロック溝5eに係合する。雄雌端子非接続時、防塵フード5は、弾性ロック部5dとリセプタクルに形成した係合凹部1eとの係合と、簡易ロック部材6とロック溝5eとの係合と2つの係合手段により第1コネクタ1に保持される。
防塵フード5の底壁部5aには、リセプタクルの底壁部1dに設置した雄端子3と対応する位置に雄端子挿入孔5bが形成される。雄端子挿入孔5bには、雄端子3の挿入により開となり、常時は閉状態に保持される弾性開閉蓋5cが形成される。雄雌端子非接続時、雄端子3の先端は、弾性開閉蓋5cの下部に位置し、弾性開閉蓋5は、閉の状態に保持され、第1コネクタ1は、防塵フード5により密封状態される。
図7は、雄端子3の一実施形態を示す側面図である。雄端子3は、防塵フード5の雄端子挿入孔5bに挿入可能な外径を有するものであればどのような形状のものでも良い。
図8、図9は、図1〜3に示される実施形態の第1コネクタ1に差し込まれる第2コネクタ2の側面図と平面図である。
この実施形態の第2コネクタ2は、図1〜3に示される矩形断面の開口部と相似形で若干小さい矩形断面の差し込み部2aを備えている。第2コネクタ2には複数の雌端子4が設置される。矩形断面の差し込み部2aの一方の相対する側壁部には、防塵フード5の弾性ロック部5dの係合する係合溝2bが形成される。また、矩形断面の差し込み部2aの他方の相対する側壁部には、簡易ロック部材6先端の係合凸部6aが係合する簡易ロック溝2cが形成される。係合溝2bの形成位置は、簡易ロック溝2cの形成位置より、差し込み部2aの先端側に位置する。
図10、図11は、図4〜6に示される実施形態の第1コネクタ1に差し込まれる第2コネクタ2の側面図と平面図である。
この実施形態の第2コネクタ2は、図4〜6に示される円形断面の開口部と相似形で若干小さい円形断面の差し込み部2aを備えている。第2コネクタ2には複数の雌端子4が設置される。円形断面の差し込み部2aの側壁部には、防塵フード5の弾性ロック部5dの係合する係合溝2bが形成される。また、円形断面の差し込み部2aの側壁部には、簡易ロック部材6先端の係合凸部6aが係合する簡易ロック溝2cが形成される。係合溝2bの形成位置は、簡易ロック溝2cの形成位置より、差し込み部2aの先端側に位置する。
図12、図13、図14は、防塵フード5の雄端子挿入孔5bに形成される弾性開閉蓋5cの実施形態を示す図である。
図12(a)(b)は、弾性部材で一体成形される防塵フード5の円形断面の雄端子挿入孔5bの出口部に薄い弾性部材を残し、出口部の弾性部材に径方向に4本の切りこみ線で8個の蓋部材に分割して弾性開閉蓋5cを形成した実施形態を示す。図13(a)(b)は、弾性部材で一体成形される防塵フード5の円形断面の雄端子挿入孔5bの出口部に薄い弾性部材を残し、出口部の弾性部材に径方向に3本の切りこみ線で6個の蓋部材に分割して弾性開閉蓋5cを形成した実施形態を示す。図14(a)(b)は、弾性部材で一体成形される防塵フード5の円形断面の雄端子挿入孔5bの出口部に薄い弾性部材を残し、出口部の弾性部材に径方向に1本の切りこみ線で2個の蓋部材に分割して弾性開閉蓋5cを形成した実施形態を示す。分割される蓋部材の数は、雄端子3の外径が大きものは、6〜8個とし、外径が小さいものは2個でも良い。
図15(a)(b)(c)(d)、図16(a)(b)(c)(d)は、第1コネクタ1に第2コネクタ2が差し込む工程を示す図である。
第2コネクタ2の差し込み部2aは、弾性ロック部5dとリセプタクルに形成した係合凹部1eとの係合と、簡易ロック部材6とロック溝5eとの係合と2つの係合手段により第1コネクタ1内に保持され防塵フード5に差し込まれる。図15(a)と図16(a)は、第2コネクタ2の差し込み部2aが防塵フード5内に差し込まれる前の状態を示す。
図15(b)と図16(b)は、第2コネクタ2の差し込み部2aが防塵フード5内に差し込まれつつある状態を示すものである。この状態では、第2コネクタ2の差し込み部2aの先端部が防塵フードの底面5aを押圧する状態になっていないため、防塵フード5は、弾性ロック部5dとリセプタクルに形成した係合凹部1eとの係合と、簡易ロック部材6とロック溝5eとの係合と2つの係合手段により第1コネクタ1に固定された状態である。
図15(c)と図16(c)は、第2コネクタ2の差し込み部2aが防塵フード5の底面5aと接触し、防塵フード5への押圧を開始した状態を示す。防塵フード5が押圧されることにより、簡易ロック部材6とロック溝5eとの係合が解除される。それとほぼ同時に、弾性ロック部5dとリセプタクルに形成した係合凹部1eとの係合が解除され、防塵フード5がレセプタクル内の下降を開始する。防塵フード5がレセプタクル内を下降する際、防塵フード5の外周はレセプタクル内に設置したスペーサ板と接触しながら下降する。係合凹部1eとの係合が解除された防塵フード5の先端の外側に膨出した弾性ロック部5dは、スペーサ板により圧縮され内側に弾性変形した状態で第2コネクタの差し込み部2aに形成した係合溝2bと係合し、防塵フード5と第2コネクタ2は固定状態を維持してレセプタクル内を下降する。
防塵フード5のレセプタクル内での下降により雄端子3は、防塵フード5の雄端子挿入孔5bの相対位置が上昇し、弾性開閉蓋5cを開として防塵フード5の底面5aから突き出し、第2コネクタ2内に設置した雌端子4への接続が開始される。
図15(d)と図16(d)は、第2コネクタ2の差し込み部2aの防塵フード5のレセプタクル内の下降が終了し、雄端子3と雌端子4の接続が完了した状態を示す。雄端子3と雌端子4の接続が完了した状態では、防塵フード5の底面がリセプタクルの底面に達し、簡易ロック部材6の係合凸部6aが第2コネクタ2の差し込み部2aに形成した簡易ロック溝2cと係合する。すなわち、雄端子3と雌端子4の接続時は、弾性ロック部5dと係合溝2bの係合により、第2コネクタ2と防塵フード5が固定され、簡易ロック部材6と第2コネクタ2の簡易ロック溝2cと係合により、第2コネクタ2が第1コネクタ1に固定され、雄端子3と雌端子4の接続状態を安定して確保することが可能となる。
第2コネクタ2を第1コネクタ1から引き抜き、雄端子3と雌端子4の接続を解除する工程は、図15(a)(b)(c)(d)、図16(a)(b)(c)(d)に示される工程と逆の工程により実施される。先ず、第2コネクタ2の差し込み部2aの引き抜き動作により、簡易ロック部材6と第2コネクタ2の簡易ロック溝2cと係合が解除される。第2コネクタ2の差し込み部2aの係合溝2bと防塵フード5の弾性ロック部5dとの係合は維持されているので、第2コネクタ2と防塵フード5は一緒にレセプタクル内を上昇する。防塵フード5の弾性ロック部5dがレセプタクルに形成した係合凹部1eの位置に達すると、弾性ロック部5dと差し込み部2aに形成した係合溝2bとの係合が解除され、防塵フード5の弾性ロック部5dとレセプタクルに形成した係合凹部1eが係合する。それと同時に簡易ロック部材6と防塵フード5のロック溝5eが係合し、防塵フード5はレセプタクルに固定される。第2コネクタ2がレセプタクルから引き抜かれ、雄雌端子が非接続状態となり、防塵フード5の弾性開閉蓋5cは、閉の状態とされ、第1コネクタ1は、防塵フード5により密封状態される。
以上のように、本発明の防塵フード付き電気コネクタによれば、簡単な操作で雄雌端子の接続、切り離を可能とし、密封状態を保持することができるので、塵、湿気の侵入による端子の腐食を防止し、接続不良等の事故を防止することが可能となる。
1:第1コネクタ、1a:側壁部 1b:フランジ部、1d:底壁部 1e:係合凹部、2:第2コネクタ、2a:差し込み部、2b:係合溝、2c:簡易係合溝、3:雄端子、4:雌端子、5:防塵フード、5a:底壁部、5b:雄端子挿入孔、5c:弾性開閉蓋、5d:弾性ロック部、5e:ロック溝、6:簡易ロック部材、6a:係合凸部

Claims (5)

  1. 一端に開口部を有し雄端子を設置した第1コネクタと、
    前記第1コネクタに差し込まれ前記雄端子と接続する雌端子を設置した第2コネクタと、
    雄端子の出入により開閉する弾性開閉蓋を配置した雄端子挿入孔を有し、前記第1コネクタの開口部を密封封鎖する防塵フードと、
    を備え、
    前記第1コネクタへの前記第2コネクタの差し込み、引き抜きにより前記防塵フードを前記コネクタ内で上下に移動させ、前記防塵フードの上下動に伴い前記第1コネクタに形成した係合部との係合、離脱、及び前記第2コネクタに形成した係止溝との係合、離脱する弾性ロック部を前記防塵フード先端部に形成し、
    前記防塵フードの上下動により前記雄端子が前記防塵フードの雄端子挿入孔の弾性開閉蓋を開閉して前記雄雌端子の接続、切り離し動作をすることを特徴とする防塵フード付き電気コネクタ。
  2. 前記弾性ロック部及び前記弾性開閉蓋を有する前記防塵フードを弾性部材で一体成形により形成することを特徴とする請求項1に記載の防塵フード付き電気コネクタ。
  3. 前記弾性ロック部を前記防塵フードの先端部に形成した膨出部とすることを特徴とする請求項1または2に記載の防塵フード付き電気コネクタ。
  4. 前記第1コネクタに一端を固定した弾性変形可能な簡易ロック部材を少なくとも1つ配置し、雄雌端子非接続時、前記簡易ロック部材が前記防塵フードの外周に形成したロック溝に係合して前記防塵フードを前記第1コネクタに固定し、雄雌端子接続時、前記簡易ロック部材が前記第2コネクタの外周に形成した簡易ロック溝と係合して前記第2コネクタを前記第1コネクタに固定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の防塵フード付き電気コネクタ。
  5. 前記第1コネクタの断面形状を矩形または円形とし、前記防塵フード及び前記第2コネクタの断面形状を前記第1コネクタの断面形状と相似形としたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の防塵フード付き電気コネクタ。
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