JP5470578B2 - 離焦点フェーズドアレー給電反射鏡アンテナの低サイドローブマルチビーム用励振分布導出方法 - Google Patents
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Description
(1)指定するサービスエリア方向のピーク利得を最大にするためのフェーズドアレー給電部の各給電素子に印加する電波の位相と振幅を、最大比合成方式を用いて決定して、これを初期値とする。
(2)上記初期値による励振分布によるビームパターンのメインローブビームについて、(a)最大比合成方式を用いる際に指定したビーム中心方向に1つの中心拘束点を設定し、また、(b)上記サービスエリア外で、上記指定したビーム中心方向からの方位角および仰角についてのそれぞれの離角が±ΔAzおよび±ΔELである4点のエリア端拘束点を選択する。
(3)上記中心拘束点の利得条件を上記の初期値によるビームパターンのピーク利得以上に設定し、上記エリア端拘束点のそれぞれの利得条件を上記所定サービスエリア内での最低利得以下に設定する。
(4)上記中心拘束点およびエリア端拘束点におけるそれぞれの利得条件をすべて満たすように、上記各給電部に印加する電波の位相と振幅を、上記(1)の初期値による励振分布を初期値として最適化手段により補正する。
(5)上記補正により得られたビームパターンから上記サービスエリア外に発生するサイドローブピークの有無を確認し、もしあれば、
(6)上記サイドローブピークのそれぞれに軸外拘束点を設定して、該軸外拘束点における利得条件を、所望のサイドローブ利得以下に設定する。
(7)上記中心拘束点、上記エリア端拘束点、および上記軸外拘束点における利得条件をすべて満たすように、上記各給電部に印加する電波の位相と振幅を再補正する処理を行なう。
(8)上記励振分布を用いて求めた利得パターンにおいて、上記中心拘束点およびエリア端拘束点以外の場所に新たなサイドローブピークが発生した場合は、上記(5)に戻ることを繰り返す。なお、上記(5)に戻る処理を所定の回数行ってもサイドローブピークを抑えられない場合は、この方向のビームについては低サイドローブ化したビームの生成は断念する。
上記マルチビームアンテナシステムの異なる方向の全てのビームについて、上記(1)〜(8)の処理を行うことで、離焦点フェーズドアレー給電反射鏡アンテナの低サイドローブ化を図ることのできるマルチビーム用励振分布を導出する。
上記の初期値によるビームパターンのメインローブビームに対して、
(イ)ビーム中心に1つの拘束点(中心拘束点)と、
(ロ)所望のサービスエリアより若干広めの場所4点(中心方向±ΔAz、中心方向±ΔEL)にエリア端拘束点を、設ける。
このビーム中心は、最大比合成方式を行う際に指定したビーム方向である。ここで、ΔAz及びΔELは、アンテナからみたビーム中心方向からのそれぞれ方位角、仰角についての離角である。
この軸外拘束点は、上記の拘束点に追加して最適化するものである。このサイドローブパターンが複数あれば、それに応じて複数の軸外拘束点を追加する。これらの拘束点の設定利得は、所望のサイドローブ利得より若干低めの値とする。また最小2乗探索アルゴリズムを用いる場合、拘束点の場所の利得計算結果が設定利得より低い場合は誤差を0とすることもできる。
1) 大型反射鏡とフェーズドアレー給電部を組み合わせたアンテナシステムにおけるビームフォーミングネットワーク用励振分布の計算労力の軽減と計算時間の短縮が可能になる。
2) 市販の汎用のアンテナ解析シミュレータソフトへ本計算方法を組込むことにより、100ビーム以上のマルチビームアンテナ等の高度なアンテナ設計が容易になる。
3) 周波数を再利用するマルチビームアンテナシステム(例えば移動体通信衛星に搭載する大型反射鏡とフェーズドアレー給電部による搭載マルチビームアンテナシステム)における同一周波数ビーム間のサイドローブレベルによる干渉の軽減が可能になり、移動体衛星通信システムにおけるユーザ収容局数の増大に貢献する。
4) 地上携帯電話システムと衛星携帯電話システムで同一周波数を利用する地上/衛星統合移動通信システムにおける地上と衛星システム間のサイドローブレベルによる干渉の軽減が可能になり、地上システムと衛星システムが共存したシステムのユーザ収容局数の増大に貢献する。
2 フェーズドアレー給電部
3 焦点
4R、4T ビームフォーミングネットワーク
5R、5T 増幅器
6R、6T 振幅調整器
7R、7T 位相調整器
Claims (3)
- 電波集光系である反射鏡とその離焦点に置いたフェーズドアレー給電部とを組み合わせたマルチビームアンテナシステムにおいて、
(1)指定するサービスエリア方向のピーク利得を最大にするためのフェーズドアレー給電部の各給電部に印加する電波の位相と振幅を、最大比合成方式を用いて決定して、これを初期値とし、
(2)上記初期値による励振分布によるビームパターンのメインローブビームについて、
(a)最大比合成方式を用いる際に指定したビーム中心方向に1つの中心拘束点を設定し、また、
(b)上記サービスエリア外で、上記指定したビーム中心方向からの方位角および仰角についてのそれぞれの離角が±ΔAzおよび±ΔELである4点のエリア端拘束点を選択し、
(3)上記中心拘束点の利得条件を上記の初期値によるビームパターンのピーク利得以上に設定し、上記エリア端拘束点のそれぞれの利得条件を上記所定サービスエリア内での最低利得以下に設定し、
(4)上記中心拘束点およびエリア端拘束点におけるそれぞれの利得条件をすべて満たすように、上記各給電部に印加する電波の位相と振幅を、上記(1)の初期値による励振分布を初期値として最適化手段により補正し、
(5)上記補正により得られたビームパターンから上記サービスエリア外に発生するサイドローブピークの有無を確認し、もしあれば、
(6)上記サイドローブピークのそれぞれに軸外拘束点を追加設定して、該軸外拘束点における利得条件を、所望のサイドローブ利得以下に設定し、
(7)上記中心拘束点、上記エリア端拘束点、および上記軸外拘束点における利得条件をすべて満たすように、上記各給電部に印加する電波の位相と振幅を再補正する処理を行い、
上記マルチビームアンテナシステムのそれぞれのビームについて上記(1)から(7)のステップを行うことを特徴とする離焦点フェーズドアレー給電反射鏡アンテナの低サイドローブマルチビーム用励振分布導出方法。 - 上記(7)の処理の結果、上記中心拘束点、上記エリア端拘束点および上記軸外拘束点以外の場所に新たなサイドローブピークが発生した場合は、このような新たなサイドローブピークが発生しなくなるまで上記(5)〜(7)を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の離焦点フェーズドアレー給電反射鏡アンテナの低サイドローブマルチビーム用励振分布導出方法。
- 上記請求項1または請求項2の処理を、コンピュータを用いたシミュレータで行って上記各給電部に印加する電波の位相と振幅を決定することを特徴とする離焦点フェーズドアレー給電反射鏡アンテナの低サイドローブマルチビーム用励振分布導出方法。
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