JP5467059B2 - ジフルフェニカン含有除草剤組み合わせ - Google Patents

ジフルフェニカン含有除草剤組み合わせ Download PDF

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Description

本発明は、例えば農作物中の有害植物に対して使用でき、活性物質として、ジフルフェニカンと追加の除草剤との組み合わせを含む、植物防疫組成物の技術分野に関係する。
除草活性物質ジフルフェニカンは、例えば、小麦及び大麦などの穀物中におけるいくつかの有害植物に対して発生後に好ましくは使用される。しかし、これらの穀物中における有害植物に対するジフルフェニカンの有効性は、必ずしも十分ではない。
除草剤の施用プロフィールを改善するための1つの可能性は、活性物質と1つ又はそれ以上の他の活性物質との組み合わせからなり得る。しかし、いくつかの活性物質の併用によって、物理的及び生物学的不適合性の現象、例えば、共製剤中における安定性の欠如、活性物質の分解、又は活性物質の反対の作用が生じることは稀ではない。比較して、好都合な作用プロフィール、高い安定性、及び可能な限り相乗的に強化された作用を有する活性物質の組み合わせが望ましく、これらは、組み合わせられる活性物質の個々の施用と比較して、消費される量の減少を可能にする。
従って、ジフルフェニカンとフルピルスルフロン−メチルとの混合物が、特許文献1から公知である。ジフルフェニカンと、ジチオカルバメート、例えば、プロスルホカルブ、ピリブチカルブ及びチオベンカルブからなる群からの除草剤との混合物が、特許文献2から公知である。
EP 1 053 679 B1 WO 2008/064787
本発明の目的は、除草活性物質ジフルフェニカンの施用プロフィールを改善することである。
この目的は、ジフルフェニカン及びピノキサデンを含む除草剤組み合わせ物を提供することによって達成された。
従って、本発明の主題は、以下を含む除草剤組み合わせ物(combinations)である:
A)ジフルフェニカン(成分A)、及び
B)ピノキサデン(成分B)。
それらの一般名で本明細書に記載される活性物質は、例えば、The Pesticide Manual, 14th Ed., British Crop Protection Council, 2006、及びウェブサイトhttp://www.alanwood.net/pesticides/から公知である。
本明細書の文脈において、活性物質の一般名の短縮形が使用される場合、これは、各場合において、全ての一般的な誘導体、例えば、エステル及び塩、並びに異性体、特に、光学異性体;特に、市販の形態を含む。一般名がエステル及び塩を記載する場合、これはまた、各場合において、全ての一般的な誘導体、例えば、他のエステル及び塩、遊離酸及び中性化合物、並びに異性体、特に、光学異性体;特に、市販の形態を含む。与えられる化合物名は、一般名によって包含される化合物の少なくとも1つ、しばしば、好ましい化合物を記載する。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、除草的に有効な含有量の成分A)及び成分B)を示し、追加の成分、例えば、除草剤、殺虫剤、殺菌剤及び薬害軽減剤からなる群からの農薬活性物質、並びに/又は、植物防疫において一般的な添加剤及び/又は製剤助剤を含み得るか、又はこれらと一緒に使用され得る。
好ましい実施態様において、本発明に従う除草剤組み合わせ物は、単剤の除草活性物質として成分A)及び成分B)を含む。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、相乗効果を示す。相乗効果は、例えば成分A及びBを一緒に施用する際に観察され得;しかし、それらは、時間を置いて(分けて)施用される場合にもしばしば検出され得る。個々の除草剤の施用、又はいくつかに分けての除草剤組み合わせ物の施用(逐次施用)も、例えば発生前における施用、続いて発生後施用、又は初期発生後施用、続いて中期若しくは後期発生後における施用も可能である。これに関連して、本発明に従う除草組成物の活性物質の共同(joint application)又は同時施用が好ましい。
相乗効果は、消費される個々の活性物質の量の減少、消費される同一の量での高められた効果、今まで含まれなかった種(ギャップ)の防除、施用期間の延長、及び/又は必要な個々の施用の数の減少、並びに、結果として使用者にとって、経済的に及び生態学的により有利な雑草防除システムを可能にする。
消費される成分A及びB並びにそれらの塩の量は、広い範囲内で、例えば、各場合において、5〜500g AS/haで変化し得る。省略形AS/haが本明細書において使用される限り、この用語は、100%活性物質に基づく、「1ヘクタール当たりの活性物質」を意味する。カヤツリグサ科(Cyperaceae)及びイネ科雑草を含む、比較的広範囲の一年生及び多年生雑草が、成分A及びBが5〜500 AS/haの消費量で施用される場合、発生前及び発生後処理方法で駆除される。消費量は、本発明に従う除草組成物では、一般的により低く、例えば、成分Aについては、50〜500g AS/ha、好ましくは50〜250g AS/haの範囲にあり、成分Bについては、5〜250g AS/ha、好ましくは5〜100g AS/haの範囲にある。
成分A:Bの消費量の一般的に使用される比は、下記に与えられ、互いに対する成分A:Bの質量比を示す。互いに対する成分A及びBの質量比は、これに関連して、一般的に、2:1〜100:1、好ましくは2:1〜25:1、特に好ましくは2:1〜20:1である。
農作物における本発明に従う除草剤組み合わせ物の活性物質の使用について、農作物に応じて、特定の消費量から出発して、農作物への可能な損傷を減らすか又は防止するために、薬害軽減剤を施用することが賢明であり得る。このような薬害軽減剤は、当業者に公知である。特に非常に好適である薬害軽減剤は、フェンクロラゾール−エチル(S1)、メフェンピル−ジエチル(S2)、イソオキサジフェン−エチル(S3)、シプロスルファミド(S4)、クロキントセット−メキシル(S5)、フェンクロリム(S6)、ジクロルミド(S7)、ベノキサコル(S8)、フリラゾール(S9)、オキサベトリニル(S10)、フルキソフェニム(S11)、フルラゾール(S12)及びナフタル酸無水物(S13)である。
本発明はまた、成分A及びBに加えて、殺虫剤、殺菌剤及び薬害軽減剤からなる群からの1つ又はそれ以上の追加の農薬活性物質をさらに含む、除草剤組み合わせ物を含む。上記で説明した好ましい条件は、このような組み合わせについて有効である。特に好適であるのは、メフェンピル−ジエチル(S2)、イソオキサジフェン−エチル(S3)、シプロスルファミド(S4)及びクロキントセット−メキシル(S5)などの薬害軽減剤を含む除草剤組み合わせ物である。
従って、既に記載した本発明に従うジフルフェニカン及びピノキサデンの組み合わせ物に加えて、以下の組み合わせ物:
ジフルフェニカン、ピノキサデン及びメフェンピル−ジエチル、
ジフルフェニカン、ピノキサデン及びイソオキサジフェン−エチル、
ジフルフェニカン、ピノキサデン及びシプロスルファミド、並びに
ジフルフェニカン、ピノキサデン及びクロキントセット−メキシル、
もまた特に好ましい。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、広範囲の経済的に重要で有害な単子葉植物及び双子葉植物に対して顕著な除草活性を示す。地下茎、根茎又は他の多年生の器官から発芽し、駆除することが困難である多年生雑草でさえ、前記活性物質によって首尾よく含まれる。これに関連して、前記物質が、播種前、発生前又は発生後処理法で施用されるかどうかは、重要でない。
本発明に従う除草剤組み合わせ物が発芽前に土壌表面へ施用される場合、雑草実生の発生が完全に防止されるか、又は、雑草は、それらが子葉段階に達するまで成長するが、次いで、それらの成長が停止し、最終的に、3〜4週間経過した後に、それらは完全に枯れる。
発生後処理法で植物の緑色部分へ活性物質が施用されると、同様に、成長の徹底的な停止が、処理後、非常に迅速に生じ、雑草植物は、施用時に存在する成長段階で止まるか、又はある時間の後に完全に枯れ、その結果、このようにして、農作物にとって有害である、雑草による競争が、非常に早くに、長続きする効果で、排除される。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、迅速に開始しかつ長続きする除草作用によって区別される。本発明に従う組み合わせ物中の活性物質の耐雨性は、一般的に良好である。特別の利点は、決定的なことに、組み合わせ物中において使用されかつ有効である成分A及びBの施用量が、それらの土壌作用が最適に低くなるような低い値へ調節され得ることである。従って、それらの使用が敏感な農作物において最終的に可能であるだけでなく、地下水汚染も事実上回避される。消費されなければならない活性物質の量の実質的な減少が、本発明に従う活性物質組み合わせによって可能にされる。
好ましい実施態様において、成分A及びBが共同で使用される場合に、超相加的な(=相乗的な)効果が生じる。組み合わせでの作用は、これに関連して、使用される個々の除草剤の作用の期待される合計よりも強力である。相乗効果は、消費量の減少、イネ科雑草を含むより広範囲の雑草の駆除、除草作用のより素早い開始、より長く長続きする作用、1回のみ又は数回の施用での、有害植物のより十分な防除、並びに可能な施用期間の拡大を可能にする。窒素又はオレイン酸などの有害な成分の量、及び土壌中へのそれらの導入が、除草剤組み合わせの使用によって時には減らされる。
上述した特性及び利点は、望ましくない競合植物がない状態に農作物を保つために、従って、質及び量の点で収穫を守り及び/又は増やすために、実際に雑草に対処に使用するものである。これらの新規な組み合わせ物は、開示した特性に関して、技術基準を明らかに超える。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、有害な単子葉植物及び双子葉植物に関して顕著な除草活性を示すが、農作物は、僅かな損傷しか受けないか、又は完全に損傷を受けない。
さらに、本発明に従う除草剤組み合わせ物は、場合により農作物において顕著な成長調節特性を示す。それらは、調節様式で植物の代謝に介入し、従って、例えば乾燥及び発育不全をコントロールすることによって、植物含量に選択的な影響を与えるため、及び収穫をより容易にするために、使用され得る。さらに、それらはまた、これに関連して植物を枯らすことなく、望ましくない栄養成長を全般的にコントロール及び阻害するのにも適している。栄養成長の阻害は、多くの単子葉及び双子葉の農作物において主要な役割を果たし、何故ならば、倒伏による作物のロスを、これを通して減少させ得るか又は完全に防止し得るためである。
それらの除草及び植物成長調節特性のために、本発明に従う除草剤組み合わせ物は、遺伝子組み換え農作物又は突然変異選択によって得られた農作物において有害植物に対処するために使用され得る。これらの農作物は、特別な有利な性質、例えば、除草剤に対する耐性、又は植物病害に対する耐性、又は植物病害の原因因子、例えば、ある昆虫又は微生物、例えば、真菌、細菌若しくはウイルスに対する耐性によって、一般的に区別される。他の特別な性質は、例えば、量、質、貯蔵性、組成及び特別な成分に関しての、収穫された農作物に関する。従って、例えば、デンプン含量が増加した若しくはデンプンの品質が改変されたトランスジェニック植物、又は収穫された農作物の脂肪酸組成が異なるものが、公知である。既存の植物と比較して改変された性質を示す新規の植物を製造するための従来の経路は、例えば、伝統的な育種方法及び突然変異体の作製からなる(例えば、US 5 162 602;US 4 761 373及びUS 4 443 971を参照のこと)。あるいは、改変された性質を有する新規の植物は、遺伝子工学方法を使用して作製され得る(例えば、EP-A-0 221 044及びEP-A-0 131 624を参照のこと)。例えば、下記のものが、いくつかのケースにおいて記載された:
− 植物中に合成されるデンプンを改変するための農作物への遺伝子操作改変(例えば、WO 92/11376、WO 92/14827及びWO 91/19806)、
− 他の除草剤に対する、例えば、スルホニル尿素に対する耐性を示すトランスジェニック農作物(EP-A-0 257 993、US-A-5 013 659)
− 特定の有害生物に対して植物を耐性にするバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)毒(Bt毒)を産生する能力を有するトランスジェニック農作物(EP-A-0 142 924及びEP-A-0 193 259)、
− 改変された脂肪酸組成を有するトランスジェニック農作物(WO 91/13972)。
改変された性質を有する新規のトランスジェニック植物が製造され得る分子生物学における多くの技術は、原則として公知である;例えば、Sambrook et al., 1989, Molecular
Cloning, A Laboratory Manual, 2nd edition, Cold Spring Harbor Laboratory Press,
Cold Spring Harbor, NY;又はWinnacker,“Gene und Klone” [Genes and Clones], VCH Weinheim, 2nd edition, 1996;又はChristou,“Trends in Plant Science”, 1 (1996), 423-431を参照のこと。
このような遺伝子工学操作のために、核酸分子がプラスミド中へ導入され得、これは、DNA配列の組換えによって突然変異誘発又は配列変更を可能にする。前述の標準的な方法を使用して、例えば、塩基置換を行うこと、部分配列を除去すること、又は天然若しくは合成配列を付加することが可能である。断片を互いへ連結するために、DNA断片にアダプター又はリンカーが提供され得る。
遺伝子産物の活性が低下した植物細胞の製造は、例えば、少なくとも1つの対応のアンチセンスRNA、共抑制効果を得るためのセンスRNAの発現によって、又は前述の遺伝子産物の転写物を特異的に切断する少なくとも1つの適切に構築されたリボザイムの発現によって、達成され得る。
一方では、この目的を達成するために、存在し得る任意のフランキング配列を含む、遺伝子産物のコード配列の全てを含むDNA分子だけでなく、コード配列の部分のみを含むDNA分子をも使用することが可能であり、これらの部分は、細胞中においてアンチセンス効果を生じさせるに十分に長い必要がある。遺伝子産物のコード配列と高度な相同性を有するが、完全には同一でないDNA配列の使用も可能である。
植物中において核酸分子を発現させる場合、合成されたタンパク質は、植物細胞の任意の区画中などに局在化され得る。しかし、特定の区画における局在化を達成するために、コード領域は、例えば、特定の区画中における局在化を請け負うDNA配列へ連結され得る。このような配列は、当業者に公知である(例えば、Braun et al., EMBO J., 11 (1992), 3219-3227;Wolter et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 85 (1988), 846-850;Sonnewald et al., Plant J., 1 (1991), 95-106を参照のこと)。
トランスジェニック植物細胞は、公知の技術を使用して再生され、完全な植物が得られ得る。原則として、トランスジェニック植物は、任意の植物種などの植物、即ち、単子葉植物及び双子葉植物の両方であり得る。従って、相同(=天然)遺伝子若しくは遺伝子配列の過剰発現、抑制若しくは阻害、又は非相同(=外来)遺伝子若しくは遺伝子配列の発現に起因して改変された性質を示すトランスジェニック植物が得られ得る。
本発明の別の事項は、さらに、好ましくは農作物、例えば、穀類(例えば、小麦、大麦、ライムギ、オート麦、その雑種、例えばライコムギ、イネ、トウモロコシ、キビ)、サトウダイコン、サトウキビ、セイヨウアブラナ、綿及びダイズにおける、特に好ましくは、単子葉植物農作物、例えば、穀類、例えば、小麦、大麦、ライムギ、オート麦、その雑種、例えばライコムギ、イネ、トウモロコシ及びキビにおける、望ましくない植物成長(例えば、有害植物)に対処するための方法であって、タイプAの1つ又はそれ以上の除草剤及びタイプBの1つ又はそれ以上の除草剤、並びに、適切な場合、タイプCの1つ又はそれ以上の除草剤又は薬害軽減剤を、一緒に又は別々に、例えば、発生前、発生後、又は発生前及び発生後に、植物、例えば有害植物、植物部分、植物種子、又は植物が成長している地区、例えば耕作中の地区へ施用する方法である。
農作物はまた、遺伝子工学によって改変され得るか、又は突然変異選択によって得ることができ、好ましくは、アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤に対して耐性である。
本発明の別の事項は、好ましくは農作物における、有害植物に対処するための本発明に従う除草剤組み合わせ物の使用である。
本発明に従う除草剤組み合わせ物はまた、例えば、プランテーション農作物、道端、庭、工業プラント又は鉄道設備における、望ましくない植物成長に対処することにおいて、非選択的に使用され得る。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、成分A及びB、並びに、適切な場合、追加の農薬活性物質、添加剤及び/又は一般的な製剤助剤の混合製剤として存在し得、これらは、次いで、水で希釈される従来の様式で使用され、又は、別々に製剤化されたか又は部分的に別々に製剤化された成分を水で共同希釈することによって「タンクミックス」として調製される。
成分A及びB又はそれらの組み合わせ物は、どの生物学的及び/又は化学的/物理的パラメーターが指定されるかに依存して、異なる様式で製剤化され得る。例えば、一般的な製剤可能性として、以下が可能である:水和剤(WP);水溶剤(water-soluble concentrate)、乳剤(emulisifiable concentrate)(EC)、水性液剤(aqueous solutions)(SL)、エマルション(EW)、例えば水中油型及び油中水型エマルション、噴霧可能な液剤若しくはエマルション(sprayable solution or emulsion)、フロアブル製剤(suspension concentrate)(SC)、油若しくは水ベースの分散製剤(oil- or water-based dispersion)、サスポエマルション(suspoemulsion)、粉剤(dustable powder)(DP)、種子粉衣剤(seed-dressings)、土壌施用若しくは広幅散布のための粒剤(granule for soil application or broadcasting)、顆粒水和剤(WG)、ULV製剤、マイクロカプセル剤及びワックス剤。
個々の製剤タイプは、原則として公知であり、例えば、以下に記載されている:Winnacker-Kuechler, “Chemische Technologie” [Chemical Technology], Volume 7, C. Hauser Verlag, Munich, 4th edition, 1986;van Valkenburg, “Pesticide Formulations”, Marcel Dekker, N.Y., 1973;K. Martens, “Spray Drying Handbook”, 3rd Ed., 1979, G. Goodwin Ltd., London。
必要な製剤助剤、例えば、不活性物質、界面活性剤、溶媒及びさらなる添加剤が、同様に公知であり、例えば、以下に記載されている:Watkins, “Handbook of Insecticide Dust Diluents and Carriers”, 2nd Ed., Darland Books, Caldwell, N.J.;H.v. Olphen, “Introduction to Clay Colloid Chemistry”, 2nd Ed., J. Wiley & Sons, N.Y.;Marsden, “Solvents Guide”, 2nd Ed., Interscience, N.Y., 1950;McCutcheon's, “Detergents and Emulsifiers Annual”, MC Publ. Corp., Ridgewood, N.J.;Sisley and Wood, “Encyclopedia of Surface Active Agents”, Chem. Publ. Co. Inc., N.Y., 1964;Schoenfeldt, “Grenzflaechenaktive Aethylenoxidaddukte” [Surface-active Ethylene Oxide Adducts], Wiss. Verlagsgesellschaft, Stuttgart, 1976;Winnacker-Kuechler, “Chemische Technologie” [Chemical Technology], Volume 7, C. Hauser Verlag Munich, 4th Ed., 1986。これらの製剤に基づいて、他の農薬活性物質、例えば、殺菌剤又は殺虫剤、及びさらに薬害軽減剤、肥料及び/又は成長調整剤との組み合わせ物もまた、例えば、レディー−フォー−ユース製剤の形態で又はタンクミックスとして、作製され得る。
水和剤は、水に均一に分散され得、活性物質に加えて、イオン性又は非イオン性界面活性剤(湿潤剤、分散剤)、例えばポリオキシエチル化アルキルフェノール、ポリエトキシ化脂肪族アルコール若しくは脂肪族アミン、アルカンスルホナート若しくはアルキルベンゼンスルホナート、リグノスルホン酸ナトリウム、2,2'−ジナフチルメタン−6,6'−ジスルホン酸ナトリウム、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、又はオレオイルメチルタウリンナトリウムも、希釈剤又は不活性物質に加えて、含む調製物である。
乳濁液は、1つ又はそれ以上のイオン性又は非イオン性界面活性剤(乳化剤)を添加して、活性物質を、有機溶媒、例えばブタノール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、キシレン、又はさらに、より高い沸点の芳香族化合物又は炭化水素中に溶解することによって、作製される。乳化剤として、例えば、アルキルアリールスルホン酸カルシウム、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、又は非イオン性乳化剤、例えば、脂肪酸ポリグリコールエステル、アルキルアリールポリグリコールエーテル、脂肪族アルコールポリグリコールエーテル、プロピレンオキシド/エチレンオキシド縮合生成物、アルキルポリエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、又はポリオキシエチレンソルビトールエステルが使用され得る。
粉剤は、活性物質を、微粉固形物質、例えばタルク、天然粘土、例えばカオリン、ベントナイト及びピロフィライト、又は珪藻土と共に粉砕することによって得られる。
懸濁液(SC)は、水ベース又は油ベースであり得る。それらは、例えば、市販のビーズミルを使用する湿式粉砕によって、適切な場合、追加の界面活性剤、例えば、他の製剤タイプについて既に上述したものを添加して、作製され得る。
エマルション、例えば、水中油型エマルション(EW)は、例えば、水性有機溶媒及び、適切な場合、追加の界面活性剤、例えば、他の製剤タイプについて既に上記で列挙したものを使用して、撹拌機、コロイドミル及び/又はスタティックミキサーによって作製され得る。
粒剤は、吸着性の粒状不活性物質上へ活性物質を噴霧するか、又は接着剤、例えばポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム又は鉱油を使用して、担体、例えば、砂若しくはカオリナイトの、又は粒状不活性物質の表面へ活性物質濃縮物を適用することによって、作製され得る。肥料との混合物として望まれる場合、適切な活性物質がまた、肥料粒剤の製造について標準的な様式で造粒され得る。
顆粒水和剤は、一般的に、標準的な方法、例えば、噴霧乾燥、流動床造粒、ディスク造粒、高速ミキサーによる混合、及び固形不活性物質なしでの押出しによって作製される。ディスク粒剤、流動床粒剤、押出機粒剤及び噴霧粒剤の作製については、例えば、“Spray Drying Handbook” 3rd Ed., 1979, G. Goodwin Ltd., London;J.E. Browning, “Agglomeration”, Chemical and Engineering, 1967, p 147以下;“Perry's Chemical Engineer's Handbook”, 5th Ed., McGraw-Hill, New York, 1973, pp. 8-57における方法を参照のこと。
植物防疫組成物の製剤化に関するさらなる詳細については、例えば、G.C. Klingman, “Weed Control as a Science”, John Wiley and Sons, Inc., New York, 1961, p 81-96、及びJ.D. Freyer, S.A. Evans, “Weed Control Handbook”, 5th Ed., Blackwell Scientific Publications, Oxford, 1968, p 101-103を参照のこと。
農薬製剤は、一般的に、成分A及び/又はBの活性物質を0.1〜99質量パーセント、特に、2〜95質量%含み、以下の濃度が、製剤のタイプに応じて通常である:水和剤において、活性物質濃度は、例えば、約10〜95質量%であり、100質量%についての残りは、標準的な製剤成分からなる。乳濁液の場合、活性物質濃度は、例えば、5〜80質量%であり得る。粉剤形態の製剤は、大部分は、活性物質を5〜20質量%含み、噴霧可能な溶液は、活性物質を約0.2〜25質量%含む。粒剤、例えば、分散可能な粒剤(dispersible granule)の場合、活性物質含有量は、活性化合物が液体又は固体形態で存在するか、又は造粒助剤及び増量剤が使用されているかどうかに、部分的に依存する。顆粒水和剤の場合、含有量は、一般的に、10〜90質量%である。さらに、記載された活性物質製剤は、適切な場合、各場合において標準的である、固着剤、湿展剤、分散剤、乳化剤、保存剤、不凍剤、溶媒、増量剤、着色剤、担体、消泡剤、蒸発抑制剤、pH調整剤、又は粘度調整剤を含む。
本発明に従う除草剤組み合わせ物の除草作用は、例えば、表面活性物質によって、好ましくは、脂肪アルコールポリグリコールエーテルのシリーズからの湿展剤によって、改善され得る。脂肪アルコールポリグリコールエーテルは、好ましくは、脂肪アルコール基中に10〜18個の炭素原子及びポリグリコールエーテル部分中に2〜20個のエチレンオキシド単位を含む。脂肪アルコールポリグリコールエーテルは、非イオン形態又はイオン形態、例えば、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェートの形態で存在し得、これらは、例えば、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム及びカルシウム塩)若しくはアンモニウム塩として、又はさらにアルカリ土類金属塩、例えば、マグネシウム塩、例えば、C12/C14−脂肪アルコールジグリコールエーテル硫酸ナトリウム(Genapol(登録商標)LRO,
Clariant GmbH)として、使用される;例えば、EP-A-0 476 555、EP-A-0 048 436、EP-A-0 336 151又はUS-A-4 400 196、及びまたProc. EWRS Symp., “Factors Affecting Herbicidal Activity and Selectivity”, 227-232 (1988) を参照のこと。非イオン性脂肪アルコールポリグリコールエーテルは、例えば、2〜20個、好ましくは3〜15個の、エチレンオキシド単位を含む、(C10-C18)-、好ましくは(C10-C14)-、脂肪アルコールポリグリコールエーテル(例えば、イソトリデシルアルコールポリグリコールエーテル)、例えば、Genapol(登録商標)Xシリーズからのもの、例えば、Genapol(登録商標)X-030、Genapol(登録商標)X-060、Genapol(登録商標)X-080又はGenapol(登録商標)X-150(全てClariant GmbH製)である。
本発明は、さらに、成分A及びBと、脂肪アルコール基中に10〜18個の炭素原子及びポリグリコールエーテル部分中に2〜20個のエチレンオキシド単位を好ましくは含み、かつ、非イオン又はイオン形態で(例えば、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェートとして)存在し得る、脂肪アルコールポリグリコールエーテルのシリーズからの上述の湿潤剤との組み合わせを含む。好ましいのは、C12/C14−脂肪アルコールジグリコールエーテル硫酸ナトリウム(Genapol(登録商標)LRO, Clariant GmbH)、並びに、3〜15個のエチレンオキシド単位を有するイソトリデシルアルコールポリグリコールエーテル、例えば、Genapol(登録商標)Xシリーズからのもの、例えば、Genapol(登録商標)X-030、Genapol(登録商標)X-060、Genapol(登録商標)X-080及びGenapol(登録商標)X-150(全てClariant GmbH製)である。さらに、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、例えば、非イオン性又はイオン性脂肪アルコールポリグリコールエーテル(例えば、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート)はまた、他の除草剤のシリーズについての、特にまた、イミダゾリノンのシリーズからの除草剤についての浸透剤及び活性増強剤として好適であることが公知である(例えば、EP-A-0 502 014を参照のこと)。
さらに、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、例えば、非イオン性又はイオン性脂肪アルコールポリグリコールエーテル(例えば、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート)はまた、他の除草剤のシリーズについての、特にまた、イミダゾリノンのシリーズからの除草剤についての浸透剤及び活性増強剤として好適であることが公知である(例えば、EP-A-0 502 014を参照のこと)。
本発明に従う除草剤組み合わせ物の除草作用はまた、植物油の使用によって増強され得る。用語「植物油」は、油性植物種由来の油、例えば、大豆油、ナタネ油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、綿実油、亜麻仁油、ヤシ油、パーム油、アザミ油又はヒマシ油、特に、ナタネ油、及びまたそのエステル交換生成物、例えば、アルキルエステル、例えば、ナタネ油メチルエステル又はナタネ油エチルエステルを意味すると理解される。
植物油は、好ましくはC10-C22脂肪酸のエステル、好ましくはC12-C20脂肪酸のエステルである。C10-C22脂肪酸エステルは、例えば、特に偶数個の炭素原子を有する、不飽和又は飽和C10-C22脂肪酸、例えば、エルカ酸、ラウリン酸、パルミチン酸、及び特に、C18脂肪酸、例えば、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸又はリノレン酸のエステルである。
C10-C22脂肪酸エステルの例は、例えば、油性植物種由来の油中に存在するものなどの、C10-C22脂肪酸とグリセロール又はグリコールとを反応させることによって得られるエステル、又はC1-C20アルキルC10-C22脂肪酸エステル、例えば、C1-C20アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール又はブタノール)での上述のグリセロール又はグリコールC10-C22脂肪酸エステルのエステル交換によって得られ得るものである。エ
ステル交換は、例えば、Roempp Chemie Lexikon, 9th edition, Volume 2, page 1343, Thieme Verlag, Stuttgartに記載されるものなどの公知の方法に従って行われ得る。
C1-C20アルキルC10-C22脂肪酸エステルとして好ましいのは、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、2−エチルヘキシルエステル及びドデシルエステルである。グリコール及びグリセロールC10-C22脂肪酸エステルとして好ましいのは、C10-C22脂肪酸、特に偶数個の炭素原子を有する脂肪酸、例えば、エルカ酸、ラウリン酸、パルミチン酸、及び特にC18脂肪酸、例えば、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸又はリノレン酸の、均一又は混合グリコールエステル及びグリセロールエステルである。
植物油は、本発明に従う除草剤組み合わせ物中に、例えば、市販の油含有製剤添加剤の形態で、特に、ナタネ油に基づくもの、例えば、Hasten(登録商標)(Victorian Chemical Company、オーストラリア;以下においてHastenと呼ばれる;主成分:ナタネ油エチルエステル)、Actirob(登録商標)B(Novance、フランス;以下においてActirobBと呼ばれる;主成分:ナタネ油メチルエステル)、Rako-Binol(登録商標)(Bayer AG、ドイツ;以下においてRako-Binolと呼ばれる;主成分:ナタネ油)、Renol(登録商標)(Stefes、ドイツ;以下においてRenolと呼ばれる;植物油成分:ナタネ油メチルエステル)又はStefes Mero(登録商標)(Stefes、ドイツ;以下においてMeroと呼ばれる;主成分:ナタネ油メチルエステル)で、存在し得る。
さらなる実施態様において、本発明は、成分A及びBと、上述の植物油、例えば、ナタネ油、好ましくは、市販の油含有製剤添加剤の形態のもの、特に、ナタネ油に基づくもの、例えば、Hasten(登録商標)(Victorian Chemical Company、オーストラリア;以下においてHastenと呼ばれる;主成分:ナタネ油エチルエステル)、Actirob(登録商標)B(Novance、フランス;以下においてActirobBと呼ばれる;主成分:ナタネ油メチルエステル)、Rako-Binol(登録商標)(Bayer AG、ドイツ;以下においてRako-Binolと呼ばれる;主成分:ナタネ油)、Renol(登録商標)(Stefes、ドイツ;以下においてRenolと呼ばれる;植物油成分:ナタネ油メチルエステル)又はStefes Mero(登録商標)(Stefes、ドイツ;以下においてMeroと呼ばれる;主成分:ナタネ油メチルエステル)との組み合わせを含む。
使用に当っては、市販形態にある製剤は、適切な場合、例えば水和剤、乳剤、分散製剤(dispensions)及び顆粒水和剤のための水を使用して、標準的な方法で希釈される。粉剤、土壌粒剤(soil granules)、広幅散布用の粒剤、及び噴霧可能な液剤の形態の組成物は、通常、使用前に追加の不活性物質でさらに希釈されることはない。
活性物質は、植物、植物部分、植物種子、又は耕作中の地区(耕地)に、好ましくは緑色植物に、及び植物部分に、そして適切な場合、さらに耕地に施用され得る。使用の1つの可能性は、タンクミックスの形態での活性物質の共同施用(joint application)であり、ここで、最適に製剤化された、個々の活性物質の濃厚製剤を、タンク中水と一緒に混合して、得られたスプレー混合物を施用する。
成分A及びBの本発明に従う除草剤組み合わせの共同除草製剤(joint herbicidal formulation)は、成分の量が、相互に正確な比に既に調整されているので、施用がより容易にできるという利点を有する。さらに、製剤中の助剤は、互いに最適に調和させ得る。
A.一般的タイプの製剤実施例
a)粉剤は、活性物質/活性物質混合物10質量部及び不活性物質としてのタルク90質量部を混合し、ハンマーミルで粉砕することによって得た。
b)水に容易に分散可能な水和剤は、活性物質/活性物質混合物25質量部、不活性物質としての石英含有カオリン64質量部、リグノスルホン酸塩カリウム10質量部、及び湿展剤及び分散剤としてのオレオイルメチルタウリンナトリウム1質量部を混合し、ピン付きミルで粉砕することによって得た。
c)水に容易に分散可能な分散製剤(dispersion concentrates)は、活性物質/活性物質混合物20質量部と、アルキルフェノールポリグリコールエーテル(Triton(登録商標)X 207)6質量部、イソトリデカノールポリグリコールエーテル(8 EO)3質量部、及びパラフィン系鉱油(沸点範囲、例えば、約255〜277℃)71質量部を混合し、5ミクロン未満の粉末度にフリクションボールミルで粉砕することによって得た。
d)乳剤は、活性物質/活性物質混合物15質量部、溶媒としてのシクロヘキサノン75質量部、及び乳化剤としてのオキシエチル化ノニルフェノール10質量部から得た。
e)顆粒水和剤は、
活性物質/活性物質混合物75質量部、
リグノスルホン酸カルシウム10質量部、
ラウリル硫酸ナトリウム5質量部、
ポリビニルアルコール3質量部、及び
カオリン7質量部
を混合し、ピン付きミルで粉砕し、その粉末を流動床中造粒液体としての水に噴霧して造粒することによって得た。
f)顆粒水和剤は、また、
活性物質/活性物質混合物25質量部、
2,2'−ジナフチルメタン−6,6'−ジスルホン酸ナトリウム5質量部、
オレオイルメチルタウリンナトリウム2質量部、
ポリビニルアルコール1質量部、
炭酸カルシウム17質量部、及び
水50質量部
をコロイドミルで均質化及び予粉砕し、続いてビードミルで粉砕し、このようにして得られた懸濁液を、単一物質ノズルを使用して噴霧塔中噴霧及び乾燥することによって得た。
B.生物学的実施例
除草作用
土壌中に存在する典型的な有害植物の種子又は根茎片を、自然な圃場条件下で成長させた。本発明に従う除草剤組み合わせ物での、又は使用した個々の成分A及びBでの処理を、有害植物及び農作物の発生後に、一般的に2〜4葉期に行った。WG、WP又はECとして製剤化した活性物質又は活性物質組み合わせ物の施用を、発生後に行った。2〜8週間後、視覚的評価を、未処理比較群と比較して行った。これに関連して、本発明に従う除草剤組み合わせ物は、経済的に重要な有害な単子葉及び双子葉植物植物に対して相乗的な除草作用を示すこと、即ち本発明に従う除草剤組み合わせ物は、大部分は、個々の除草剤の作用の合計に対応するものよりもより高い、時には顕著により高い除草作用を示すことが、事実であるとわかった。さらに、本発明に従う除草剤組み合わせ物の除草作用は、Colbyに従う期待値を上回った。他方で、農作物は、その処理によって損傷されなかったか、又はわずかな程度にしか損傷されなかった。
混合物の観察された活性値が、個々の施用での試験についての値の形式上の合計を既に超える場合、それらは、同様にColbyに従う期待値を超え、これは、以下の式に従って計算された(S. R. Colby, Weeds, 15 (1967), pp. 20-22を参照のこと):
Figure 0005467059
これに関連して:
A、B=それぞれ、a又はbグラムai/haの薬量での、成分A又はBの作用パーセント
E=a+bグラムai/haの薬量での、期待値%
本発明に従う除草剤組み合わせ物(combinations)について観察された値は、Colbyに従う期待値よりも高かった。
GALAP ガリウム・アパリン(Galium aparine)
LOLMU ロリウム・ムルティフロルム(Lolium multiflorum)
Figure 0005467059
Figure 0005467059

Claims (11)

  1. A)ジフルフェニカン(成分A)、及び
    B)ピノキサデン(成分B)
    を含み、成分A及びB相互の質量比が2:1〜100:1である、除草剤組み合わせ物。
  2. 草活性物質として、ジフルフェニカン及びピノキサデンのみを含む、請求項1に記載の除草剤組み合わせ物。
  3. 成分A及びB相互の質量比が2:1〜20:1である、請求項1又は2に記載の除草剤組み合わせ物。
  4. 植物防疫において常用の添加剤及び/又は製剤助剤をさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の除草剤組み合わせ物。
  5. 殺虫剤、殺菌剤及び薬害軽減剤からなる農薬活性物質の群からの1つ又はそれ以上の追加の成分をさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の除草剤組み合わせ物。
  6. 薬害軽減剤を含む、請求項に記載の除草剤組み合わせ物。
  7. 望ましくない植物成長に対処するための方法であって、請求項1〜のいずれか1項に記載の除草剤組み合わせ物の成分A及びBを、一緒に、又は別々に、植物、植物部分、植物種子、又は植物が成長している地区に施用する工程を含む、上記方法。
  8. 農作物中の有害植物に選択的に対処するための、請求項に記載の方法。
  9. 単子葉農作物中の有害植物に対処するための、請求項に記載の方法。
  10. 農作物が、遺伝子工学によって改変されるか、又は突然変異選択によって得られる、請求項又はに記載の方法。
  11. 有害植物に対処するための請求項1〜のいずれか1項に記載の除草剤組み合わせ物の使用。
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