JP5466749B2 - 酸化バナジウム生産廃水の処理方法 - Google Patents

酸化バナジウム生産廃水の処理方法 Download PDF

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Description

本発明は廃水の処理方法に関し、特に酸化バナジウムの生産工程で発生した廃水の処理方法に関する。
現在、世界上で酸化バナジウムの生産工程は主に二つがあり、原料は含バナジウム鉱物から得られたバナジウム鉱滓、含バナジウム無煙炭、廃触媒、石油燃焼残渣等を含む。一つの工程は、原料をカルシウム化合物と共に焙焼し、酸を用いて可溶性バナジウム酸塩を浸出させ、浸出液から加水分解を通じてバナジウム酸塩を析出させる工程である(石灰法と略称する)。もう一つの工程は、原料をナトリウム塩と共に焙焼し、可溶性バナジン酸ナトリウムを浸出させ、アンモニウム塩を投入した酸性の浸出液からバナジン酸アンモニウムを析出させる工程であり(ナトリウム塩法と略称する)、当該工程で生産したバナジウム製品は品質が高く、生産が安定している。
ナトリウム塩法で発生した廃水は、アンモニア性窒素の含有量、V(V)の含有量、又はV(V)及びCr(VI)の含有量が高い酸性無機廃水であり、同時に高い濃度の硫酸塩及び塩化物、並びに少量の異物を含む。当該廃水を排出基準に満たすように経済的に処理することは、今までの廃水処理分野おける世界的な問題の一つである。現在、当該廃水を処理するため、様々な方法が提案されている。
一つの方法は、廃水からバナジウム及びクロムを除去し、続いて苛性化(pHが11〜12)して脱アンモニア処理を行い、脱アンモニア処理を行った後に、硫酸でpH値を7〜8に調整し、その後、多重効用蒸発して濃縮且つ結晶させ、無水硫酸ナトリウムと塩化ナトリウムとの混合塩を得ることができ、一方、脱アンモニア過程の含アンモニアオフガスは硫酸に吸収されて、硫酸アンモニウム溶液又は結晶体を製造し、硫酸アンモニウム結晶体はバナジウム酸塩を析出するエージェント(薬剤)として再利用し、凝縮水は生産水として再利用する。当該方法は、処理が徹底的であるが、プロセスフローが長く、投資が多く、エネルギー消費が高いため、多くの企業は高い投資及び運転コストを負担することが難しいので、常にバナジウム及びクロムを除去した後、希釈して排出する。
もう一つの方法は、特許文献1に開示されるように、廃水からバナジウム及びクロムを除去した後、80℃以上に加熱して多重効用蒸発し、蒸発濃縮されたスラリーを50℃〜70℃の温度で結晶化させ、硫酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの混合結晶体及び凝縮水のみを回収する。当該方法は工程が比較的に簡単であるが、廃水中のナトリウム塩及びアンモニウム塩を効果的に回収且つ利用することができない。アンモニウム塩は、異物の形態で硫酸ナトリウム結晶体及び凝縮水中に入れるため、硫酸ナトリウム製品のアンモニウム塩含有量が高くなり(6%〜20%)、有効的利用することができない。蒸発濃縮過程で溶液のpH値を8.0〜8.5に制御したので、凝縮水のアンモニア性窒素含有量が高く(アンモニア400mg/L〜1,200mg/L)、再利用過程中にアンモニアの排出で環境を汚染する。
また一つの方法は、特許文献2及び特許文献3に開示されるように、廃水を蒸発濃縮して得られた結晶物を焙焼し、焙焼を通じて結晶物中の硫酸アンモニウムをNH3、N2及びSO2に分解し、NH3、N2及びSO2をガスの形態で排出して無水硫酸ナトリウムを得る。焙焼ガスに対して脱硫処理を通じて亜硫酸アンモニウムを得ることができ、亜硫酸アンモニウムを酸化し、蒸発結晶させて硫酸アンモニウム結晶体を得ることができる。該方法は長いプロセスフローを有し、高い投資及び高い運転コストを必要とする。
更に一つの方法は、エアーストリッピング方法(air stripping method)であり、廃水を不連続相として空気と接触させ、廃水中組成の実際濃度と平衡濃度との差を利用し、アンモニア性窒素を気相に転移させて除去する方法である。廃水中のアンモニア性窒素は、通常、アンモニウムイオン(NH4 +)及び遊離アンモニアの状態でバランスを維持して存在し(NH4 ++OH-=NH3+H2O)、廃水pH値をアルカリ性に調整した後、気体と溶液との接触を通じて廃水中の遊離アンモニアを空気中に吹き飛ばせる。該方法は、空気を連続して吹き込み、アルカリでpH値を調整しなければならないので、処理コストが高い。
中国特許出願公開第101092272号明細書 中国特許出願公開第101948122号明細書 中国特許出願公開第101948147号明細書
本発明の目的は、上記の問題中の少なくとも一つを解決できる、原料をナトリウム塩と共に焙焼し、可溶性バナジン酸ナトリウムを浸出させ、アンモニウム塩を投入した酸性の浸出液からバナジン酸アンモニウムを析出させる工程で発生した廃水の処理方法を提供することである。
本発明による廃水の処理方法は、酸化バナジウム生産のナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法において、順番に実行する下記の段階:a)pH値が5.0〜6.5である廃水を90℃以上の温度で濃縮且つ結晶化させて第1結晶スラリーを得た後、90℃以上の温度で固液分離を行って無水硫酸ナトリウム結晶及び第1溶液を得る段階と、b)第1溶液を9℃〜20℃の温度で結晶化させた後、固液分離を行って、硫酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの複塩及び第2溶液を得る段階と、c)第2溶液を70℃以上の温度で蒸発濃縮させ、60℃〜65℃の温度で結晶化させて第2結晶スラリーを得た後、55℃以上の温度で第2結晶スラリーに対して固液分離を行って、硫酸アンモニウムと塩化アンモニウムとの混合アンモニウム塩及び第3溶液を得る段階とを含む廃水の処理方法である。
段階a)において、濃縮且つ結晶化する前の廃水体積と第1結晶スラリーの体積との比率は10:1を超えないことができ、結晶化時間は少なくとも40分であることができる。
段階b)において、9℃〜14℃の温度で第1溶液を少なくとも3時間結晶化させることができる。
前記方法は、硫酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの複塩を段階a)で使用される廃水に入れる段階を更に含むことができる。
段階c)において、第2溶液と第2結晶スラリーとの体積比率は2〜2.5:1であり、結晶化時間は少なくとも2時間であることができる。
前記方法は、第3溶液を段階b)に使用される第1溶液に入れる段階を更に含むことができる。
前記廃水は、15,000〜24,000mg/LのNa+、6,000〜10,000mg/LのNH4 +、50,000〜80,000mg/LのSO4 2-及び500〜3,500mg/LのCl-を含むことができる。
前記廃水は、40〜300mg/LのV5+、40〜800mg/LのCr6+、50〜220mg/LのCa2+、200〜400mg/LのSiO2及び2〜5mg/Lの全鉄(total Fe)を更に含むことができる。
本発明によれば、上記の問題中の少なくとも一つを解決できる、原料をナトリウム塩と共に焙焼し、可溶性バナジン酸ナトリウムを浸出させ、アンモニウム塩を投入した酸性の浸出液からバナジン酸アンモニウムを析出させる工程で発生した廃水の処理方法を提供することができる。
硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム及び塩化アンモニウムの水における溶解度が温度によって変化するグラフを示す図である。 本発明によるナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明によるナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法を詳細に説明する。
一実施形態において、処理対象となるナトリウム塩法からの廃水には、15,000〜24,000mg/LのNa+、6,000〜10,000mg/LのNH4 +、50,000〜80,000mg/LのSO4 2-及び500〜3,500mg/LのCl-が含まれることができる。他の一実施形態において、処理対象となるナトリウム塩法からの廃水には、40〜300mg/LのV5+、40〜800mg/LのCr6+、50〜220mg/LのCa2+、200〜400mg/LのSiO2及び2〜5mg/LのTFe(全鉄)がさらに含まれることができる。ナトリウム塩法からの廃水中で、Cr6+はクロム酸イオンCrO4 2-及び/又は重クロム酸イオンCr27 2-の形態で存在することができ、V5+は主にバナジン酸イオン(例えばVO3 -)の形態で存在することができ、SiO2の含有量はケイ酸イオン(例えば、SiO4 4-、SiO3 2-)の形態で存在するケイ素元素をSiO2に換算した含有量を指すことができる。ナトリウム塩法で発生した廃水のpH値が2〜3である場合、ケイ素元素は主にケイ酸コロイドの形態で存在する。しかし、ナトリウム塩法からの廃水の成分及び含有量はこれに限定されるものではない。
図1は、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム及び塩化アンモニウムの水における溶解度が温度によって変化するグラフを示す図である。図1を参照すると、硫酸ナトリウムの水における溶解度は、0℃の約5gから徐々に約37℃の約50gまで増加し、その後約37℃からは徐々に100℃の約43gまで減少している。硫酸アンモニウムの水における溶解度は、0℃の約70gから徐々に100℃の約103gまで増加している。塩化ナトリウムの水における溶解度は、0℃の約35gから100℃の約40gまで徐々に増加している。塩化アンモニウムの水における溶解度は、0℃の約29gから100℃の約77gまで徐々に増加している。ナトリウム塩法からの廃水には大量のNa+、NH4 +、SO4 2-が存在し、且つ高温条件で硫酸ナトリウムの溶解度が同一温度条件における硫酸アンモニウムの溶解度よりも大きく低いので、高温条件でナトリウム塩法からの廃水に対して濃縮することで、硫酸ナトリウムを結晶化させ、硫酸アンモニウムが依然として廃水中に溶解されるようにすることができる。
図2は、本発明によるナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法のフローチャートである。図2を参照すると、本発明によるナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法の一実施形態において、無機酸(例えば硫酸、塩酸)又は無機アルカリ(例えばNaOH)を使用して、廃水のpH値を5.0〜6.5に調整し得る。但し、廃水のpH値範囲が5.0〜6.5であれば、pH値を調整する必要はない。廃水のpH値が5.0より小さいと、後続の濃縮過程中に廃水が設備に対する腐食を増加させ、設備材質に関する要求も高くなる。また、廃水のpH値が5.0より小さいと、酸性度が高すぎ、溶液粘度が高くなって蒸発効率が低下する。廃水のpH値が6.5より大きいと、後続の蒸発濃縮過程中にアンモニアの逸出速度が速く、アンモニアの損失が大きく、その他、凝縮水にてアンモニアの含有量が高く、凝縮水の使用に影響を与える。
他の一実施形態において、廃水のpH値を5.0〜6.5に調整する前に、廃水中のバナジウム及びクロムを除去してもよい。具体的な一実施形態において、硫酸第一鉄、亜硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム等中の少なくとも一つの還元剤を使用し、廃水中の原子価が高いバナジウム及びクロムをV4+及びCr3+に還元することができ、その後Cr(OH)3及びVO(OH)2結晶体が析出するように廃水のpH値を調整してから、固液分離を行って、廃水中のバナジウム及びクロムを除去することができる。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、即ち、廃水中のバナジウム及びクロムを除去しなくてもよい。
続いて、90℃以上の温度条件で廃水を濃縮且つ結晶化させ、その後90℃以上の温度で固液分離を行って無水硫酸ナトリウム結晶体及び溶液を得る。ここで、前記溶液は一部の硫酸ナトリウムを除去してアンモニウムイオンを富ませた廃水を意味し、以下の文章で「アンモニウム豊富液」と呼ばれる。得られた無水硫酸ナトリウム結晶体に、異物として硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム及び/又は塩化アンモニウムが存在することを許容し、例えば、3wt%以下の硫酸アンモニウム、0.6wt%以下の塩化ナトリウム及び/又は塩化アンモニウムが存在することを許容する。濃縮且つ結晶化の温度及び/又は固液分離温度が90℃より低いと、硫酸アンモニウムの含有量が上昇する。
一実施形態において、一つの蒸発器と一つの蒸発結晶器を使用して、廃水を濃縮且つ結晶化させることができる。一実施形態にて、濃縮比率(即ち、濃縮且つ結晶化以前の廃水体積と結晶化後の結晶スラリーとの体積の比率)は10:3〜10:1であり、結晶化時間は40分以上である。濃縮比率が10:3より低い場合、無水硫酸ナトリウム結晶体の収率が低すぎることがある。濃縮比率が10:1より高い場合、硫酸アンモニウムが過度に析出され、例えば、無水硫酸ナトリウム結晶体における硫酸アンモニウム含有量が3wt%を超えることになる。結晶化時間が40分より短い場合、硫酸ナトリウムの析出が不完全で、アンモニウム豊富液に多すぎる硫酸ナトリウムが残留され、且つ結晶粒子が細すぎ、固液分離が難しく、無水硫酸ナトリウムの純度に影響を与える。
ここで、得られた無水硫酸ナトリウム結晶体は、乾燥させることができる。
続いて、9℃〜20℃の温度でアンモニウム豊富液を結晶化させ、その後、固液分離を行い、硫酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの複塩(例えば、Na2SO4(NH4)2SO4・4H2O)及び溶液を得ることができる。硫酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの複塩以外に、更に少量の塩化アンモニウム及び/又は塩化ナトリウムを得ることができ、例えば、5wt%以下の(5wt%を超えない)塩化アンモニウム及び/又は塩化ナトリウムを得ることができる。当該段階によって、アンモニウム豊富液におけるNa+含有量を更に減少させ、即ち当該段階で得られた溶液のNa+含有量は、アンモニウム豊富液のNa+含有量より少ない。したがって、当該段階で得られた溶液は、精製液と呼ばれることができ、該精製液を使用することでNa+含有量が十分に低い硫酸アンモニウムを得ることができる。一実施形態において、9℃〜20℃の温度条件で、アンモニウム豊富液を3時間以上結晶化させて、硫酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの複塩、少量の塩化アンモニウム及び/又は塩化ナトリウム(例えば、5wt%以下の塩化アンモニウム)及び精製液を得ることができる。
上記段階で得られた複塩は、初期廃水に再利用して、産物の収率を高めることができる。
上記段階において、結晶化温度が9℃より低い場合、塩化アンモニウムが急速に析出することによって、塩化アンモニウムの含有量が、例えば5wt%以上まで増加し、初期廃水に再利用する場合、システムの腐食が増加し、循環回数の増加に伴って、無水硫酸ナトリウム蒸発結晶体系の安定に影響を与える虞がある。結晶化温度が20℃を超える場合、結晶化時間を6時間まで延長しても、精製液においてNa+含有量は34g/Lより高い可能性があり、ナトリウムを除去して精製する要求を満たさない。9℃〜14℃の温度にて、アンモニウム豊富液を結晶化させることが望ましい。
そして、70℃以上の温度で精製液を蒸発濃縮し、60℃〜65℃の温度で結晶化させて結晶スラリーを得ることができ、その後、55℃以上の条件で結晶スラリーの固液分離を行って、混合アンモニウム塩及び溶液を得ることができる。当該段階にて得られた溶液は、アンダーフロー液と呼ばれ、その組成がアンモニウム豊富液と類似するため、アンモニウム豊富液に再利用することができる。混合アンモニウム塩は、硫酸アンモニウム及び塩化アンモニウムを含み、硫酸アンモニウムと塩化アンモニウムとの合計は92%以上まで達する。混合アンモニウム塩に含まれた硫酸アンモニウム及び塩化アンモニウムにおいて、硫酸アンモニウムが多半数で、塩化アンモニウムの重量割合は6%以下である。混合アンモニウム塩において、更に少量のNa+を含み、例えば2wt%以下のNa+を含むことができる。
70℃以上の温度で精製液を蒸発濃縮し、60℃〜65℃の温度で結晶化を行う場合、硫酸アンモニウムと塩化アンモニウムとの混合アンモニウム塩の純度(又は組成)と粒度の要求を満たすが、温度が低すぎる場合、複塩が産生する。55℃より低い温度で固液分離を行う場合、混合アンモニウム塩における硫酸アンモニウムの純度が低すぎる。
一実施形態において、濃縮比率(即ち、精製液と結晶化後の結晶スラリーの体積との比率)は2:1〜2.5:1であり、結晶化時間は2時間以上である。濃縮比率が2:1より低い場合、結晶量が少なく、収率が低くなる一方、濃縮比率が2.5:1より高い場合、硫酸ナトリウムの含有量が高くなる。
本発明のナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法において、蒸発濃縮して得られた蒸気を凝縮させることができ、得られた凝縮水のアンモニア含有量は低い。
従って、本発明によるナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法は、以下の長所中のうちの少なくとも一つの長所を具備する。一番目は、製造した無水硫酸ナトリウム結晶体の品質が安定し、中国国家規格GB/T6009−2003三類一等品の標準より優れ、化学工業原料として直接販売することができる。二番目は、製造した混合アンモニウム塩がバナジウム酸塩析出用アンモニウム塩の要求を満たし、例えば、その中の硫酸アンモニウムと塩化アンモニウムとの合計が92%になり、酸化バナジウム生産過程において、アンモニウム塩のリサイクルを実現することができる。三番目は、凝縮水中のアンモニア含有量を減少させ、例えば、その中のNH4 +≦150mg/L、Cl-≦50mg/Lであり、再利用過程中アンモニア逸出による二次的汚染を防ぐことができる。
本発明により、バナジウムが抽出された廃水の処理コストを大幅に減少させ、ナトリウム塩法でバナジウムを抽出する工程の無公害生産を実現することができる。
以下、具体的な実施例を参照しながら、本発明によるナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法についてより詳細に説明する。
<実施例1>
1000Lのバナジウム及びクロムが除去されたナトリウム塩法で発生した廃水(pH値8〜9.5)を取って濾過し、濃度が50%である工業用硫酸でそのpH値が5.6になるように調整し、試験装置にて10L/hの処理速度で、本発明の処理方法によって処理を行った。
主な処理条件は次のとおりである。
常圧にて、硫酸ナトリウム結晶体の蒸発且つ結晶化温度を103〜107℃、攪拌速度を380rpm、濃縮比率を9.2:1、結晶化時間を1時間、保温下吸引濾過の温度を92℃として、無水硫酸ナトリウム及びアンモニウム豊富液を得た。
アンモニウム豊富液を13℃まで冷却し、恒温で自然的に4.5時間結晶化させた後、吸引濾過を行って複塩スラグ及び精製液を得た。複塩スラグを直接初期廃水格納装置に入れて溶解させた。
常圧にて精製液を蒸発濃縮した。このとき、蒸発温度を106℃、濃縮比率を2.3:1とした。続いて62℃温度で恒温結晶化させた。このとき、攪拌速度を50rpm、結晶化時間を2.5時間とした。60℃の恒温条件で結晶スラリーを吸引濾過し、硫酸アンモニウム及びアンダーフロー液を得た。アンダーフロー液とアンモニウム豊富液とを混合してリサイクルした。
無水硫酸ナトリウム(温度105℃で4時間乾燥する)を約60.5kg生産し、回収率は96%近くになり、硫酸アンモニウムを28.5kg回収し、回収率が92%近くになった。
製品組成の分析結果を表1、表2、表3、表4にまとめる。
Figure 0005466749
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Figure 0005466749
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<実施例2>
2000Lのナトリウム塩法で発生した酸性廃水を取って濾過し、濃度が30%である水酸化ナトリウム水溶液でそのpH値が6.2になるように調整し、試験装置にて15L/hの処理速度で、本発明の処理方法によって処理を行った。
主な処理条件は次のとおりである。
負圧にて、硫酸ナトリウム結晶体の蒸発且つ結晶化温度を95〜100℃、攪拌速度を380rpm、濃縮比率を9.2:1、結晶化時間を1時間、保温下吸引濾過の温度を93℃として、無水硫酸ナトリウム及びアンモニウム豊富液を得た。
アンモニウム豊富液を11℃まで冷却し、恒温で自然的に4.5時間結晶化させた後、吸引濾過を行って複塩スラグ及び精製液を得た。複塩スラグを直接初期廃水格納装置に入れて溶解させた。
真空にて精製液を蒸発濃縮させた。このとき、蒸発温度を70℃〜80℃、濃縮比率を2.4:1とした。続いて60℃温度で恒温結晶化させた。このとき、攪拌速度を50rpm、結晶化時間を2.5時間とした。60℃の恒温条件で結晶スラリーを吸引濾過し、硫酸アンモニウム及びアンダーフロー液を得た。アンダーフロー液とアンモニウム豊富液とを混合してリサイクルした。
無水硫酸ナトリウム(温度105℃で4時間乾燥する)を約140kg生産し、回収率は96%近くになり、硫酸アンモニウムを72.8kg回収し、回収率が93%近くになった。
製品組成の分析結果を表5、表6、表7、表8にまとめる。
Figure 0005466749
Figure 0005466749
Figure 0005466749
Figure 0005466749
Figure 0005466749
<実施例3>
1000Lのバナジウム及びクロムが除去されたナトリウム塩法で発生した廃水(pH値は7.8〜9)を取って濾過し、濃度が40%である工業用硫酸でそのpH値が5.1になるように調整し、試験装置にて10L/hの処理速度で、本発明の処理方法によって処理を行った。
主な処理条件は次のとおりである。
常圧にて、硫酸ナトリウム結晶体の蒸発且つ結晶化温度を91〜97℃、攪拌速度を380rpm、濃縮比率を8.5:1、結晶化時間を50分、保温下吸引濾過の温度を90℃として、無水硫酸ナトリウム及びアンモニウム豊富液を得た。
アンモニウム豊富液を9℃まで冷却し、恒温で自然的に3時間結晶化させた後、吸引濾過を行って複塩スラグ及び精製液を得た。複塩スラグを直接初期廃水格納装置に入れて溶解させた。
常圧にて精製液を蒸発濃縮した。このとき、蒸発温度を80℃、濃縮比率を2.0:1とした。続いて65℃温度にて恒温結晶化させた。このとき、攪拌速度を50rpm、結晶化時間を3.5時間とした。55℃の恒温条件で結晶スラリーを吸引濾過し、硫酸アンモニウム及びアンダーフロー液を得た。アンダーフロー液とアンモニウム豊富液とを混合してリサイクルした。
無水硫酸ナトリウム(温度105℃で4時間乾燥する)を約70kg(96%)生産し、回収率は95%近くになり、硫酸アンモニウムを35.7kg(93%)回収し、回収率が91%近くになった。
製品組成の分析結果を表9、表10、表11、表12にまとめる。
Figure 0005466749
Figure 0005466749
Figure 0005466749
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Figure 0005466749
<実施例4>
2000Lのナトリウム塩法で発生した酸性廃水を取って濾過し、濃度が35%である水酸化ナトリウム水溶液でそのpH値が6.5になるように調整し、試験装置にて15L/hの処理速度で、本発明の処理方法によって処理を行った。
主な処理条件は次のとおりである。
負圧にて、硫酸ナトリウム結晶体の蒸発且つ結晶化温度を93〜100℃、攪拌速度を380rpm、濃縮比率を7.5:1、結晶化時間を1.25時間、保温下吸引濾過の温度を95℃として、無水硫酸ナトリウム及びアンモニウム豊富液を得た。
アンモニウム豊富液を18℃まで冷却し、恒温で自然的に6時間結晶化させた後、吸引濾過を行って複塩スラグ及び精製液を得た。複塩スラグを直接初期廃水格納装置に入れて溶解させた。
真空にて精製液を蒸発濃縮させた。このとき、蒸発温度を70℃〜75℃、濃縮比率を2.5:1とした。続いて63℃温度で恒温結晶化させた。このとき、攪拌速度を50rpm、結晶化時間を3時間とした。65℃の恒温条件で結晶スラリーを吸引濾過し、硫酸アンモニウム及びアンダーフロー液を得た。アンダーフロー液とアンモニウム豊富液とを混合してリサイクルした。
無水硫酸ナトリウム(温度105℃で4時間乾燥する)を約104kg生産し、回収率は96%近くになり、硫酸アンモニウムを54kg回収し、回収率が91%近くになった。
製品組成の分析結果を表13、表14、表15、表16にまとめる。
Figure 0005466749
Figure 0005466749
Figure 0005466749
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Claims (8)

  1. 酸化バナジウム生産のナトリウム塩法で発生した廃水の処理方法において、順番に実行する下記の段階:
    a)pH値が5.0〜6.5である廃水を90℃以上の温度で濃縮且つ結晶化させて第1結晶スラリーを得た後、90℃以上の温度で固液分離を行って無水硫酸ナトリウム結晶及び第1溶液を得る段階と、
    b)第1溶液を9℃〜20℃の温度で結晶化させた後、固液分離を行って、硫酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの複塩及び第2溶液を得る段階と、
    c)第2溶液を70℃以上の温度で蒸発濃縮させ、60℃〜65℃の温度で結晶化させて第2結晶スラリーを得た後、55℃以上の温度で第2結晶スラリーに対して固液分離を行って、硫酸アンモニウムと塩化アンモニウムとの混合アンモニウム塩及び第3溶液を得る段階と
    を含む廃水の処理方法。
  2. 段階a)において、濃縮且つ結晶化する前の廃水の体積と第1結晶スラリーの体積との比率は10:3〜10:1であり、結晶化時間は少なくとも40分である請求項1に記載の廃水の処理方法。
  3. 段階b)において、9℃〜14℃の温度で第1溶液を少なくとも3時間結晶化させる請求項1に記載の廃水の処理方法。
  4. 硫酸ナトリウムと硫酸アンモニウムとの複塩を段階a)で使用される前記廃水に入れる段階を更に含む請求項1に記載の廃水の処理方法。
  5. 段階c)において、第2溶液と第2結晶スラリーとの体積比率は2〜2.5:1であり、結晶化時間は少なくとも2時間である請求項1に記載の廃水の処理方法。
  6. 第3溶液を段階b)に使用される第1溶液に入れる段階を更に含む請求項1に記載の廃水の処理方法。
  7. 前記廃水は、15,000〜24,000mg/LのNa+、6,000〜10,000mg/LのNH4 +、50,000〜80,000mg/LのSO4 2-及び500〜3,500mg/LのCl-を含む請求項1に記載の廃水の処理方法。
  8. 前記廃水は、40〜300mg/LのV5+、40〜800mg/LのCr6+、50〜220mg/LのCa2+、200〜400mg/LのSiO2及び2〜5mg/Lの全鉄を更に含む請求項7に記載の廃水の処理方法。
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