JP5466411B2 - レンズアレイユニットおよび画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズアレイユニットおよび該レンズアレイユニットを用いた画像読取装置に関する。
従来、スキャナ等の画像読取装置やLEDプリンタ等の画像形成装置として、正立等倍結像光学系を用いた装置が知られている。正立等倍結像光学系を用いた場合、縮小結像光学系の場合よりも装置をコンパクトにすることができる。画像読取装置の場合、正立等倍結像光学系は、ライン状光源と、正立等倍レンズアレイと、ラインイメージセンサから構成される。画像形成装置の場合、正立等倍結像光学系は、ライン状光源と、正立等倍レンズアレイと、感光ドラムから構成される。
正立等倍結像光学系における正立等倍レンズアレイとしては、従来、正立等倍像を結像可能なロッドレンズアレイが用いられてきたが、近年では、両面に複数の微小凸レンズを規則的に配列した透明なレンズアレイプレートを、個々の凸レンズの光軸が一致するように複数枚積層したレンズアレイユニットが提案されている。このようなレンズアレイユニットは、射出成形などの方法により形成できるレンズアレイプレートを積層した構造であるため、正立等倍レンズアレイを比較的安価に製造することができる。
レンズアレイユニットでは、隣接したレンズ間に光線を隔離するための壁が無いため、レンズアレイユニットに斜めに入射した光線が、プレート内部を斜めに進んで隣接した凸レンズに入り込み、出射してゴースト像を形成するという迷光の問題がある。
この迷光対策のため、たとえば特許文献1には、結像対象物から進行してきた光を絞るための遮光部材を結像対象物側の第1レンズアレイに取り付ける技術が開示されている。
特開2001−352429号公報
特許文献1に記載のレンズアレイユニットでは、第1レンズアレイに設けられた凸部と遮光部材に設けられた凹部とを嵌合することにより、遮光部材に形成された複数の貫通孔が各々第1レンズアレイに形成された対応するレンズ面の正面に位置するように位置合わせされて、遮光部材が第1レンズアレイに組み付けられている。
しかしながら、特許文献1のように凹凸部を用いた孔嵌合で第1レンズアレイと遮光部材とを組み付けた場合、孔嵌合では孔径にある程度の遊びが必要なため、第1レンズアレイのレンズの光軸と遮光部材の貫通孔の中心軸とがずれ、結像性能が低下する可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、遮光部材とレンズアレイプレートとの位置合わせの精度を高めることにより、結像性能を向上することのできるレンズアレイユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のレンズアレイユニットは、一方の面に規則的に配列される複数の第1外側レンズと、他方の面に規則的に配列される複数の第1内側レンズとを有する第1レンズアレイプレートと、一方の面に規則的に配列される複数の第2外側レンズと、他方の面に規則的に配列される複数の第2内側レンズとを有する第2レンズアレイプレートと、第1内側レンズと第2内側レンズが対向するように、第1レンズアレイプレートと第2レンズアレイプレートを積層して保持するホルダとを備える。ホルダは、複数の第1外側レンズと対応する複数の第1貫通孔を有する第1面部と、複数の第2外側レンズと対応する複数の第2貫通孔を有する第2面部と、第1面部と第2面部とを所定距離離間した位置に支持する支持部とを備える。第1面部、第2面部および支持部は、遮光性材料により一体に成形されており、第1レンズアレイプレートと第2レンズアレイプレートは、複数の第1外側レンズが各々対応する第1貫通孔の正面に位置し、且つ複数の第2外側レンズが各々対応する第2貫通孔の正面に位置するように第1面部と第2面部との隙間に挿入されることにより、ホルダに保持される。
この態様によると、ホルダの第1面部、第2面部および支持部が一体に成形されているため、第1貫通孔と第2貫通孔を所定の位置に精度よく形成することができる。この精度よく形成された第1貫通孔、第2貫通孔の正面にそれぞれ第1外側レンズ、第2外側レンズが位置合わせされるので、レンズと貫通孔の位置合わせ精度を向上でき、その結果、結像性能を向上することができる。
また、この態様によると、ホルダの第1面部、第2面部を結像に寄与しない光を遮断する遮光部材として機能させることができる。ホルダとは別に遮光部材を設ける必要が無いため、部品点数が削減され、安価なレンズアレイユニットを構成できる。
第1レンズアレイプレートと第2レンズアレイプレートとの間には、第1内側レンズと第2内側レンズに対応する複数の第3貫通孔を有する、遮光性材料により形成された第3面部が設けられてもよい。第3面部は、第1面部、第2面部および支持部と一体に形成されていてもよい。この場合、結像に寄与しない光をさらに遮断することができる。
支持部は、第1面部および第2面部の短手方向の一方の端部において両者を支持しており、第1および第2レンズアレイプレートは、開放された短手方向の他方の端部側から第1面部と第2面部との隙間に挿入されることにより、ホルダに保持されてもよい。第1面部および第2面部の貫通孔は、短手方向中央よりも開放された端部側に設けられてもよい。これらの場合、第1および第2レンズアレイプレートの挿入が容易となるので、組立工数を低減できる。
ホルダは、開放された短手方向の端部に、該端部から入射する光を遮蔽するための遮光板をさらに備えてもよい。この場合、開放された短手方向の端部側からの結像に寄与しない光を遮断することができる。
第1および第2レンズアレイプレートは、第1面部から第2面部までを貫通する固定用ピン状部材によりホルダに固定されてもよい。ピン状部材は、第1面部上に所定の高さ突出するピンヘッドを有してもよい。このようなピンヘッドを設けることにより、レンズアレイユニットを画像読取装置に組み込んだ際に、原稿を載置するガラス板にレンズアレイユニット本体が接触する事態を防止できる。
第1および第2レンズアレイプレートは、噛み合わせ構造によりホルダに固定されてもよい。噛み合わせ構造とした場合、第1および第2レンズアレイプレートのホルダへの組み付けが容易となるので、組立工数を低減できる。
第1面部から第2面部までを貫通する位置決め用ピン状部材をさらに備え、該位置決め用ピン状部材により、第1および第2レンズアレイプレートと第1および第2面部との相対的な位置関係が固定されてもよい。この場合、各レンズと各貫通孔の位置合わせ精度をより向上できる。
第1および/または第2レンズアレイプレートは、第1面部と第2面部との隙間に最初に挿入される側の端部にテーパ状部分を有してもよい。この場合、第1および/または第2レンズアレイプレートの挿入が容易となるので、組立工数を低減できる。
第1レンズアレイプレートの他方の面と第2レンズアレイプレートの他方の面には、凹凸勘合する一対の凹部と凸部を有する仮位置合わせ部が設けられていてもよい。この場合、第1面部と第2面部との隙間に挿入する前に、第1レンズアレイプレートと第2レンズアレイプレートを仮位置合わせできるので、組み付けが容易となり、組立工数を低減できる。
第1および第2レンズアレイプレートには、第1および第2レンズアレイプレートと第1および第2面部との相対的な位置関係を固定する位置決め用ピン状部材が挿入される位置決め用ピン状部材挿入孔、および/または、第1および第2レンズアレイプレートをホルダに固定する固定用ピン状部材が挿入される固定用ピン状部材挿入孔が形成されており、凹部と凸部は、位置決め用ピン状部材挿入孔および/または固定用ピン状部材挿入孔の周囲に形成されていてもよい。このように位置決め用ピン状部材挿入孔および/または固定用ピン状部材挿入孔の周囲に凹部と凸部を形成することにより、各レンズと各貫通孔の位置合わせ精度をより向上できる。
ホルダは、長手方向両端部に側壁面部を有し、該側壁面部には、第1面部と第2面部との隙間を拡開するためのスリットが設けられていてもよい。この場合、第1および第2レンズアレイプレートの挿入が容易となるので、組み付け性を向上できる。
第1貫通孔および/または第2貫通孔の内面には凹凸が形成されていてもよい。この場合、第1貫通孔および/または第2貫通孔の内面に入射する光は凹凸により散乱されるため、第1貫通孔および/または第2貫通孔の内面での反射光が迷光となるのを抑制できる。
第1貫通孔および/または第2貫通孔は、テーパ孔に形成されていてもよい。この場合、第1貫通孔および/または第2貫通孔の内面での反射光が迷光となるのを抑制できる。
本発明の別の態様は、画像読取装置である。この装置は、原稿に光を照射するライン照明装置と、ライン照明装置からの出射光のうち原稿からの反射光を集光する上述のレンズアレイユニットと、レンズアレイユニットにより集光された光を受光するラインイメージセンサとを備える。
この態様によると、対応するレンズと貫通孔の位置合わせ精度が向上でき、且つ結像に寄与しない光を好適に除去できるレンズアレイユニットを用いることにより、原稿の像をラインイメージセンサ上に良好に結像できる。また、安価なレンズアレイユニットを用いることにより、画像読取装置のコストを低減することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、遮光部材の貫通孔とレンズアレイプレートに形成されたレンズとの位置合わせの精度を高めることにより、結像性能を向上することのできるレンズアレイユニットを提供できる。
本発明の実施の形態に係るレンズアレイユニットを用いた画像読取装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係るレンズアレイユニットの平面図である。 図2に示すレンズアレイユニットのX−X断面図である。 レンズアレイユニットの分解図である。 レンズアレイプレートの固定方法を説明するための図である。 レンズアレイプレートの別の固定方法を説明するための図である。 図7(a)(b)は、レンズアレイプレートのさらに別の固定方法を説明するための図である。 レンズアレイプレートのさらに別の固定方法を説明するための図である。 ホルダの変形例を示す図である。 ホルダの別の変形例を示す図である。 ホルダのさらに別の変形例を示す図である。 ホルダのさらに別の変形例を示す図である。 ホルダのさらに別の変形例を示す図である。 ホルダのさらに別の変形例を示す図である。 ホルダのさらに別の変形例を示す図である。 ホルダのさらに別の変形例を示す図である。 レンズアレイユニットの別の固定方法を説明するための図である。 レンズアレイユニットのさらに別の固定方法を説明するための図である。 本発明の別の実施の形態に係るレンズアレイユニットの平面図である。 図19に示すレンズアレイユニットのX−X断面図である。 図19に示すレンズアレイユニットのY−Y断面図である。 レンズアレイユニットの組み立て方法を説明するための図である。 ホルダの側面図である。 ホルダのさらに別の変形例を示す図である。 ホルダのさらに別の変形例を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係るレンズアレイユニット10を用いた画像読取装置100の断面図である。図1に示すように、画像読取装置100は、フレーム(筐体)12と、原稿Gを載置するためのガラス板14と、原稿Gに光を照射するライン照明装置16と、原稿Gからの反射光を集光するレンズアレイユニット10と、レンズアレイユニット10により集光された光を受けるラインイメージセンサ(光電変換素子)20とを備える。
フレーム12の上方には凹部12aが形成され、下方には凹部12bが形成されている。上方の凹部12a内には、ライン照明装置16が斜めに固定されている。ライン照明装置16は、照射光の光軸が、レンズアレイユニット10の光軸Axとガラス板14の上面との交点を通るように固定される。また、凹部12aの上面は、ガラス板14で覆われている。下方の凹部12bには、ラインイメージセンサ20を備えた基板22が取り付けられている。さらに、フレーム12の凹部12bの上方にも凹部12cが形成されており、この凹部12c内には、レンズアレイユニット10が固定部材(図示せず)により固定されている。
レンズアレイユニット10は、複数のレンズを両面に形成したレンズアレイプレートが対応するレンズの組が共軸のレンズ系を構成するように複数枚(本実施の形態では2枚)積層されたものである。レンズアレイユニット10は、上方に位置する原稿Gから反射された略直線状の光を受けて、下方に位置する像面、すなわちラインイメージセンサ20の受光面に正立等倍像を形成するように構成されている。レンズアレイユニット10は、その長手方向が主走査方向に、短手方向が副走査方向に一致するように画像読取装置100に装着される。レンズアレイユニット10の詳細については後述する。
画像読取装置100においては、ライン照明装置16からの出射光がガラス板14を通して原稿Gに当てられ、原稿Gからの反射光をレンズアレイユニット10を介してラインイメージセンサ20にて検出することで原稿Gを読み取る。ガラス板14に対してフレーム12を副走査方向に走査することにより、原稿Gの所望の領域の読み取りを行うことができる。
図2は、本発明の実施の形態に係るレンズアレイユニット10の平面図である。図2は、レンズアレイユニット10を原稿G側から見た様子を示している。また、図3は、図2に示すレンズアレイユニット10のX−X断面図である。また、図4は、レンズアレイユニット10の分解図である。
図2〜図4に示すように、レンズアレイユニット10は、第1レンズアレイプレート24と、第2レンズアレイプレート26と、ホルダ30とを備える。
本実施の形態において、第1レンズアレイプレート24と第2レンズアレイプレート26は同一形状である。第1レンズアレイプレート24および第2レンズアレイプレート26は、長方形状であり、その両面には複数の凸レンズが配列形成されている。すなわち、第1レンズアレイプレート24の一方の面である第1外側面24c上には、複数の第1外側レンズ24aが規則的に配列されており、他方の面である第1内側面24d上には、複数の第1内側レンズ24bが規則的に配列されている。また、第2レンズアレイプレート26の一方の面である第2外側面26c上には、複数の第2外側レンズ26aが規則的に配列されており、他方の面である第2内側面26d上には、複数の第2内側レンズ26bが規則的に配列されている。
本実施の形態において、第1外側レンズ24a、第1内側レンズ24b、第2外側レンズ26a、第2内側レンズ26bは、同一形状に形成されており、レンズアレイプレートの長手方向に沿って一列に、同一ピッチで配列されている。従って、第1レンズアレイプレート24と第2レンズアレイプレート26を第1内側レンズ24bと第2内側レンズ26bが対向するように配置したときに、対応する4つのレンズの光軸が一致するようになっている。本実施の形態では、第1外側レンズ24a、第1内側レンズ24b、第2外側レンズ26a、第2内側レンズ26bの形状を球面としたが、非球面であってもよい。
第1レンズアレイプレート24および第2レンズアレイプレート26は、射出成形により形成される。第1レンズアレイプレート24および第2レンズアレイプレート26の材質は、射出成形に使用可能で、必要な波長帯域の光に対して光透過性が高く、吸水性の低いものが望ましい。望ましい材質としては、シクロオレフィン系樹脂や、オレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂、ポリカーボネートなどを例示することができる。
ホルダ30は、第1内側レンズ24bと第2内側レンズ26bが対向するように、第1レンズアレイプレート24と第2レンズアレイプレート26を積層して保持する。図2〜図4に示すように、ホルダ30は、第1面部30aと、第2面部30bと、第3面部30cと、支持部30dとを備える。
第1面部30a、第2面部30b、および第3面部30cは、略同一の大きさの長方形の板状部材である。第1面部30aと第2面部30bは、それらの短手方向の一方の端部である右端部に設けられた支持部30dによって平行に所定距離離間するように支持されている。第3面部30cは、第1面部30aと第2面部30bの中間に、第1面部30a、第2面部30bと平行に設けられており、その右端部は支持部30dに接続されている。ホルダ30において、第1面部30aと第3面部30cの間隔および第2面部30bと第3面部30cの間隔は、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26が挿入可能なように、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26の厚みとほぼ等しいか若干大きく形成されている。
第1面部30aには、第1レンズアレイプレート24の複数の第1外側レンズ24aと対応する複数の第1貫通孔30eが形成されている。また、第2面部30bには、第2レンズアレイプレート26の複数の第2外側レンズ26aと対応する複数の第2貫通孔30fが形成されている。また、第3面部30cには、第1レンズアレイプレート24の複数の第1内側レンズ24bおよび第2レンズアレイプレート26の第2内側レンズ26bに対応する複数の第3貫通孔30gが形成されている。第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gは、円柱状の貫通孔である。
本実施の形態では、第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gは、同一形状で、第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cの長手方向に沿って一列に、同一ピッチで配列されており、対応する3つの貫通孔の中心軸が一致している。第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gの直径は、第1外側レンズ24a、第1内側レンズ24b、第2外側レンズ26a、第2内側レンズ26bの有効領域の直径と略同じ大きさである。ここでレンズの有効領域とは、レンズとしての機能を有する部分のことである。また、第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gの配列ピッチは、第1外側レンズ24a、第1内側レンズ24b、第2外側レンズ26a、第2内側レンズ26bの配列ピッチと同一である。
第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cおよび支持部30dは、遮光性材料により一体に形成されている。成形方法は、たとえば射出成形であってよい。遮光性材料としては、射出成型に使用可能で、且つ必要な波長帯域の光に対して遮光性が高い材料が望ましく、たとえば黒色のABS樹脂を例示することができる。
本実施の形態において、第1レンズアレイプレート24は、開放された短手方向の左端部側から第1面部30aと第3面部30cとの隙間に挿入されることにより、ホルダ30に保持される。また、第2レンズアレイプレート26は、開放された短手方向の左端部側から、第2面部30bと第3面部30cとの隙間に挿入されることにより、ホルダ30に保持される。第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26をホルダに挿入する際には、第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cの開放側端部を拡開し、挿入後に閉じる。これにより、本実施の形態のように凸レンズが形成されたレンズアレイプレートであっても、レンズに傷をつけずに挿入することができる。
第1レンズアレイプレート24を第1面部30aと第3面部30cとの隙間に挿入した状態において、複数の第1外側レンズ24aは、各々対応する第1面部30aの第1貫通孔30eに嵌入され、複数の第1内側レンズ24bは、各々対応する第3面部30cの第3貫通孔30gに嵌入されている。また、第2レンズアレイプレート26を第2面部30bと第3面部30cとの隙間に挿入した状態において、複数の第2外側レンズ26aは、各々対応する第2面部30bの第2貫通孔30fに嵌入され、複数の第2内側レンズ26bは、各々対応する第3面部30cの第3貫通孔30gに嵌入されている。
このように組み付けられることにより、第1レンズアレイプレート24の第1外側面24cは、第1外側レンズ24aの有効領域以外の領域が第1面部30aにより覆われ、第1内側面24dは、第1内側レンズ24bの有効領域以外の領域が第3面部30cにより覆われている。また、第2レンズアレイプレート26の第2外側面26cは、第2外側レンズ26aの有効領域以外の領域が第2面部30bにより覆われ、第2内側面26dは、第2内側レンズ26bの有効領域以外の領域が第3面部30cにより覆われた状態となっている。
第1面部30a、第2面部30bおよび第3面部30cは、上述したように遮光性材料により形成されている。従って、第1面部30aは、第1外側レンズ24aへ結像に寄与しない光(以下、迷光と呼ぶ)が入射するのを遮断する遮光部材として機能している。また、第3面部30cは、第1内側レンズ24bから迷光が出射するのを遮断し、且つ第2内側レンズ26bに迷光が入射するのを遮断する遮光部材として機能している。また、第2面部30bは、第2外側レンズ26aから迷光が出射するのを遮断する遮光部材として機能している。
このように、本実施の形態に係るレンズアレイユニット10においては、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26を保持するホルダ30は、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26に形成されたレンズに入射する迷光を除去する遮光部材としての機能も有している。このようにホルダ30が遮光部材としての機能を有することにより、部品点数が削減されるため、安価なレンズアレイユニット10を構成できる。
また、本実施の形態では、ホルダ30の第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cおよび支持部30dが一体に成形されているため、第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gを所定の位置に精度よく形成することができる。この精度よく形成された第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gに各レンズが嵌入されるので、レンズと貫通孔の位置合わせ精度を向上でき、その結果、結像性能を向上することができる。
また、本実施の形態では、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26を、ホルダ30の短手方向の開放端部から挿入する構成としている。それ故、挿入するために第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26を押し込む距離が短く、組み付けが容易である。
また、本実施の形態では、ホルダ30の片側が開放するように構成しているので、レンズアレイユニット10を画像読取装置100に組み付けた際に、レンズをライン照明装置16に近づけることができる。第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gは、図2〜図4に示すように、それぞれ、第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cの短手方向中央よりも開放された端部側に設けられることが好ましい。このように各面部の短手方向中央よりも開放された端部側に貫通孔を設けることにより、レンズを押し込む距離が短くなるので、レンズと各面部とが擦れることにより傷が生じるのを低減または回避することができる。
図5は、レンズアレイプレートの固定方法を説明するための図である。図5は、図2に示すレンズアレイユニット10のY−Y断面を示している。本実施の形態において、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26は、第1面部30aから第2面部30bまでを貫通する固定用ピン状部材としてのカシメピン50によりホルダ30に固定されている。このカシメピン50は、レンズアレイユニット10の長手方向両端部に設けられている。
図5に示すように、カシメピン50は、第1面部30a上に所定の高さ突出するピンヘッド50aを有している。このようなピンヘッド50aを設けることにより、レンズアレイユニット10を図1に示す画像読取装置100に組み込んだ際に、原稿Gを載置するガラス板14にレンズアレイユニット本体が接触する事態を防止できる。ピンヘッド50aの突出高さは、レンズアレイユニット10を画像読取装置100に組み込んだときのレンズアレイユニット10とガラス板14との距離を考慮して、適宜定めればよい。
図6は、レンズアレイプレートの別の固定方法を説明するための図である。図6に示す実施例では、一方の端にピンヘッド60aを有する固定用ピン60を第1面部30aから第2面部30bまで貫通させ、第2面部30b側において他方の端60bを加熱することにより溶かし、玉つくりで固定している。
図7(a)(b)は、レンズアレイプレートのさらに別の固定方法を説明するための図である。図7(a)は、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26における噛み合わせ孔70周辺の部位を示す平面図である。また、図7(b)は、レンズアレイユニット10の断面図である。図7(b)に示す第1面部30aから第2面部30bまで延びる噛み合わせピン74に、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26の噛み合わせ孔70が噛み合うことにより、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26は、ホルダ30に固定される。噛み合わせ孔70の両隣に設けられている溝部72は、噛み合わせ孔70に噛み合わせピン74を嵌入する際に、噛み合わせ孔70の入口部が拡開されるのを許容するためのものである。第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26は、このような噛み合わせ構造によりホルダ30に固定されてもよい。
図8は、レンズアレイプレートのさらに別の固定方法を説明するための図である。図8に示す実施例も、噛み合わせ構造により第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26をホルダ30に固定するものである。図8に示す実施例では、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26の短手方向の一方の端部に、突起部80が形成されている。突起部80は、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26の両面に形成されている。また、突起部80は、ホルダ30内に最初に挿入される側の端部に、テーパ状部分81を有している。また、ホルダ30の第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cには、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26の突起部が噛み合うための凹部82が形成されている。
突起部80のテーパ状部分81により、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26を押し込むだけで第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cの開放側端部が拡開されるので、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26を容易にホルダ内に挿入することができる。また、第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cの開放側端部が拡開されることにより、レンズに傷がつくのを防止できる。第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26がホルダ内に完全に挿入された場合には、突起部80と凹部82が噛み合うことにより、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26がホルダ30に固定される。
本実施の形態では、上述のような固定方法によりレンズアレイプレートをホルダに固定するが、これらの固定方法の場合、レンズアレイプレートがホルダに対してガタついてしまい、位置合わせ精度が悪くなる可能性がある。従って、図2に示すように、第1面部30aから第2面部30bまで貫通する位置決め用ピン54を設けることが好ましい。位置決め用ピン54を通すための孔の直径は、位置決め用ピン54の直径と略同一か若干小さく形成されている。従って、位置決め用ピン54は、きつく締め付けられた状態で第1面部30aから第2面部30bまでを貫通しているので、第1レンズアレイプレート24および第2レンズアレイプレート26と第1面部30aおよび第2面部30bとの相対的な位置関係をしっかりと固定することができる。
図9は、ホルダの変形例を示す図である。図9に示すホルダ30では、第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cにおける第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gが短手方向の中央部付近に形成されている。このように、第1貫通孔30e、第2貫通孔30f、第3貫通孔30gが形成される位置は、特に限定されない。
図10は、ホルダの別の変形例を示す図である。図10に示すホルダ30では、第1面部30aと第2面部30bのみが支持部30dにより支持されている。このようなホルダ30に第1レンズアレイプレートと第2レンズアレイプレートを積層して挿入することによっても、レンズアレイユニットを構成できる。この場合、別部品として第1レンズアレイプレートと第2レンズアレイプレートの間に貫通孔を有する遮光部材を設けることにより、図2〜図4に示すレンズアレイユニットと同等の結像性能、迷光除去性能を有するレンズアレイユニットを実現できる。
図11は、ホルダのさらに別の変形例を示す図である。図11に示すホルダ30は、第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cの短手方向の両端部を支持部30d、30hで支持している。従って、図11に示すホルダ30は、短手方向の両端部が開放されていない。図11に示すホルダ30では、長手方向の一方または両方の端部が開放されており、その開放された端部から第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートが挿入される。図11に示すホルダ30では、挿入されるレンズアレイプレートのレンズの周囲を全て遮光部材で覆っているので、外部からの光の侵入を抑制できる。また、短手方向の両端部が支持部30d、30hで支持されているため、構造上堅固なレンズアレイユニットを実現できる。
図12は、ホルダのさらに別の変形例を示す図である。図12に示すホルダ30は、第1面部30a、第2面部30bのみが短手方向両端部において支持部30d、30hにより支持されている。図12に示すホルダ30においても、長手方向の一方または両方の端部が開放されており、その開放された端部から第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートが挿入される。この場合、別部品として第1レンズアレイプレートと第2レンズアレイプレートの間に貫通孔を有する遮光部材を設けることにより、図11に示すホルダを用いたレンズアレイユニットと同等の結像性能、迷光除去性能を有するレンズアレイユニットを実現できる。
図13は、ホルダのさらに別の変形例を示す図である。図13に示すホルダ30は、第1面部30a、第2面部30b、第3面部30cが、長手方向の両端部において支持部30i、30jにより支持されている。図13に示すホルダ30では、短手方向の一方または両方の端部が開放されており、その開放された端部から第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートが挿入される。このような構造のホルダを用いても、結像性能、迷光除去性能に優れ、且つ安価なレンズアレイユニットを実現できる。
図14は、ホルダのさらに別の変形例を示す図である。図14に示すホルダ30は、図2〜図4で説明したホルダ30における開放された短手方向の端部に、該端部から入射する光を遮蔽するための遮光板30kをさらに設けたものである。図14に示すホルダ30において、この遮光板30kは、第3面部30cの開放側端部から第1面部30a側、第2面部30b側に向かって延設されている。遮光板30kは、第1面部30a、第2面部30b等と一体に形成してもよいし、別部品として取り付けてもよい。第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートをホルダ30に組み付ける際には、遮光板30kを外側に折り曲げて、ホルダ30の一方の端部を開放してから第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートを挿入する。図14に示すホルダ30によれば、開放された短手方向の端部側からの結像に寄与しない光を遮断することができる。
図15は、ホルダのさらに別の変形例を示す図である。図15に示すホルダ30は、遮光板30kの取り付け位置および形状が図14と異なっている。図15に示すホルダ30では、遮光板30kは、第2面部30bの開放側端部から、第1面部30a近傍まで延設されている。遮光板30kは、第1面部30a、第2面部30b等と一体に形成してもよいし、別部品として取り付けてもよい。第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートをホルダ30に組み付ける際には、遮光板30kを外側に折り曲げて、ホルダ30の一方の端部を開放してから第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートを挿入する。図15に示すホルダ30によっても、開放された短手方向の端部側からの結像に寄与しない光を遮断することができる。
図16は、ホルダのさらに別の変形例を示す図である。図16に示すホルダ30では、2枚の第1遮光板30l、第2遮光板30mを用いている。第1遮光板30lは、第1面部30aの開放側端部から第3面部30c近傍まで延設されており、第2遮光板30mは、第2面部30bの開放側端部から第3面部30c近傍まで延設されている。第1遮光板30l、第2遮光板30mは、第1面部30a、第2面部30b等と一体に形成してもよいし、別部品として取り付けてもよい。第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートをホルダ30に組み付ける際には、第1遮光板30l、第2遮光板30mを外側に折り曲げて、ホルダ30の一方の端部を開放してから第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートを挿入する。図16に示すホルダ30によっても、開放された短手方向の端部側からの結像に寄与しない光を遮断することができる。
図17は、レンズアレイユニット10の別の固定方法を説明するための図である。図17に示す実施例では、第1面部30aからフレーム12までをカシメピン50で貫通することにより、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26をホルダ30に固定するとともに、レンズアレイユニット10をフレーム12に固定している。フレーム12には、レンズアレイユニット10のレンズや貫通孔に対応する複数の貫通孔12dが形成されている。このように構成することにより、レンズアレイユニット10を固定するための固定部品を削減でき、また製造工数を低減できるので、安価な画像読取装置を実現できる。
図18は、レンズアレイユニット10のさらに別の固定方法を説明するための図である。図18に示す実施例では、フレーム12から上方にカシメピン52が立設されている。そして、第2面部30bから第1面部30aまでをカシメピン52で貫通することにより、第1レンズアレイプレート24、第2レンズアレイプレート26をホルダ30に固定するとともに、レンズアレイユニット10をフレーム12に固定している。カシメピン52をフレーム12と一体に形成すれば、図17に示した実施例よりもさらに固定部品および製造工数を低減できるので、より安価な画像読取装置を実現できる。
図19は、本発明の別の実施の形態に係るレンズアレイユニット110の平面図である。レンズアレイユニット110もまた、図1に示す画像読取装置100に実装可能である。図19は、レンズアレイユニット110を原稿G側から見た様子を示している。また、図20は、図19に示すレンズアレイユニット110のX−X断面図である。また、図21は、図19に示すレンズアレイユニット110のY−Y断面図である。
図19〜図21に示すように、レンズアレイユニット110は、第1レンズアレイプレート124と、第2レンズアレイプレート126と、ホルダ130とを備える。
第1レンズアレイプレート124および第2レンズアレイプレート126は、長方形状であり、その両面には複数の凸レンズが配列形成されている。すなわち、第1レンズアレイプレート124の一方の面である第1外側面124c上には、複数の第1外側レンズ124aが規則的に配列されており、他方の面である第1内側面124d上には、複数の第1内側レンズ124bが規則的に配列されている。また、第2レンズアレイプレート126の一方の面である第2外側面126c上には、複数の第2外側レンズ126aが規則的に配列されており、他方の面である第2内側面126d上には、複数の第2内側レンズ126bが規則的に配列されている。
本実施の形態において、第1外側レンズ124a、第1内側レンズ124b、第2外側レンズ126a、第2内側レンズ126bは、同一形状に形成されており、レンズアレイプレートの長手方向に沿って一列に、同一ピッチで配列されている。従って、第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126を第1内側レンズ124bと第2内側レンズ126bが対向するように配置したときに、対応する4つのレンズの光軸が一致するようになっている。本実施の形態では、第1外側レンズ124a、第1内側レンズ124b、第2外側レンズ126a、第2内側レンズ126bの形状を球面としたが、非球面であってもよい。
第1レンズアレイプレート124および第2レンズアレイプレート126は、射出成形により形成される。第1レンズアレイプレート124および第2レンズアレイプレート126の材質は、射出成形に使用可能で、必要な波長帯域の光に対して光透過性が高く、吸水性の低いものが望ましい。望ましい材質としては、シクロオレフィン系樹脂や、オレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂、ポリカーボネートなどを例示することができる。
ホルダ130は、第1内側レンズ124bと第2内側レンズ126bが対向するように、第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126を積層して保持する。図10に示すホルダ30と同じように、ホルダ130は、第1面部130aと、第2面部130bのみが支持部130dにより支持されている。
第1面部130aおよび第2面部130bは、略同一の大きさの長方形の板状部材である。第1面部130aと第2面部130bは、それらの短手方向の一方の端部である右端部に設けられた支持部130dによって平行に所定距離離間するように支持されている。ホルダ130において、第1面部130aと第2面部130bの間隔は、第1レンズアレイプレート124、第2レンズアレイプレート126が挿入可能なように、第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126の厚みの和とほぼ等しいか若干大きく形成されている。
第1面部130aには、第1レンズアレイプレート124の複数の第1外側レンズ124aと対応する複数の第1貫通孔130eが形成されている。また、第2面部130bには、第2レンズアレイプレート126の複数の第2外側レンズ126aと対応する複数の第2貫通孔130fが形成されている。第1貫通孔130e、第2貫通孔130fは、円柱状の貫通孔である。
本実施の形態では、第1貫通孔130e、第2貫通孔130fは、同一形状で、第1面部130a、第2面部130bの長手方向に沿って一列に、同一ピッチで配列されており、対応する2つの貫通孔の中心軸が一致している。第1貫通孔130e、第2貫通孔130fの直径は、第1外側レンズ124a、第2外側レンズ26aの有効領域の直径と略同じ大きさである。ここでレンズの有効領域とは、レンズとしての機能を有する部分のことである。また、第1貫通孔130e、第2貫通孔130fの配列ピッチは、第1外側レンズ124a、第2外側レンズ126aの配列ピッチと同一である。
第1面部130a、第2面部130bおよび支持部130dは、遮光性材料により一体に形成されている。成形方法は、たとえば射出成形であってよい。遮光性材料としては、射出成型に使用可能で、且つ必要な波長帯域の光に対して遮光性が高い材料が望ましく、たとえば黒色のABS樹脂を例示することができる。
第1レンズアレイプレート124および第2レンズアレイプレート126は、開放された短手方向の左端部側から第1面部130aと第2面部130bとの隙間に挿入されることにより、ホルダ130内に保持される。第1レンズアレイプレート124をホルダ130内に挿入した状態において、複数の第1外側レンズ124aは、各々対応する第1面部130aの第1貫通孔130eに嵌入されている。また、第2レンズアレイプレート126をホルダ130内に挿入した状態において、複数の第2外側レンズ126aは、各々対応する第2面部130bの第2貫通孔130fに嵌入されている。
このように組み付けられることにより、第1レンズアレイプレート124の第1外側面124cは、第1外側レンズ124aの有効領域以外の領域が第1面部130aにより覆われている。また、第2レンズアレイプレート126の第2外側面126cは、第2外側レンズ126aの有効領域以外の領域が第2面部130bにより覆われた状態となっている。
第1面部130aおよび第2面部130bは、上述したように遮光性材料により形成されている。従って、第1面部130aは、第1外側レンズ124aへ結像に寄与しない光(以下、迷光と呼ぶ)が入射するのを遮断する遮光部材として機能している。また、第2面部130bは、第2外側レンズ126aから迷光が出射するのを遮断する遮光部材として機能している。
図21に示すように、第1レンズアレイプレート124、第2レンズアレイプレート126は、ホルダ130の第1面部130aから第2面部130bまでを貫通する固定用ピン状部材としてのカシメピン150によりホルダ130に固定されている。このカシメピン150は、図19に示すように、レンズアレイユニット110の長手方向両端部に設けられている。
また、レンズアレイユニット110の長手方向略中央には、図20に示すように第1面部130aから第2面部130bまで貫通する位置決め用ピン154が設けられている。第1レンズアレイプレート124、第2レンズアレイプレート126、ホルダ130に形成される位置決め用ピン154を通すための孔の直径は、位置決め用ピン154の直径と略同一か若干小さく形成されている。従って、位置決め用ピン154は、きつく締め付けられた状態で第1面部130aから第2面部130bまでを貫通しているので、第1レンズアレイプレート124および第2レンズアレイプレート126と第1面部30aおよび第2面部30bとの相対的な位置関係をしっかりと固定することができる。
ここで、本実施の形態に係るレンズアレイユニット110においては、第1レンズアレイプレート124の第1内側面124dには、第1段部124eを備えた凹部124fが設けられている。また、第2レンズアレイプレート126の第2内側面126dには、第2段部126eを備えた凸部126fが設けられている。これら一対の凹部124fと凸部126fは、凹凸嵌合するように形成されており、ホルダ130内に挿入する前に第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126とを仮位置合わせする仮位置合わせ部を構成している。なお、本実施の形態では、第1内側面124dに凹部124fを設け、第2内側面126dに凸部126fを設けたが、これとは逆に、第1内側面に凸部を設け、第2内側面に凹部を設ける構成としてもよい。
第1レンズアレイプレート124の第1段部124eと第2レンズアレイプレート126の第2段部126eとは当接しており、これにより、第1内側レンズ124bと第2内側レンズ126bとの間隔が所定の光学特性を満たすように規定されている。
本実施の形態において、凹部124f、凸部126fは、カシメピン150が挿入される第1レンズアレイプレート124の第1カシメピン挿入孔124g、第2レンズアレイプレート126の第2カシメピン挿入孔126gの周囲に形成されている。また、凹部124f、凸部126fは、位置決め用ピン154が挿入される第1レンズアレイプレート124の第1位置決め用ピン挿入孔124h、第2レンズアレイプレート126の第2位置決め用ピン挿入孔126hの周囲にも形成されている。このように、カシメピン挿入孔や位置決め用ピン挿入孔の周囲に凹部124fおよび凸部126fを形成することにより、各レンズと各貫通孔の位置合わせ精度を向上することができる。
図22は、レンズアレイユニット110の組み立て方法を説明するための図である。また、図23は、ホルダ130の側面図である。
レンズアレイユニット110を組み立てる際には、まず、第1内側レンズ124bと第2内側レンズ126bが対向するように、第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126を重ね合わせる。このとき、第1レンズアレイプレート124の凹部124fと第2レンズアレイプレート126の凸部126fとを嵌合させることにより、第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126とが仮位置合わせされる。
次に、ホルダ130の開放された短手方向左端部側から、第1面部130aと第2面部130bとの隙間に積層された第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126を挿入する。挿入は、第1面部130aと第2面部130bの開放側端部を拡開しながら行う。ここで、本実施の形態では長手方向両側の側壁面部130gに、開放側端部から支持部130dへと延びるスリット130hが設けられている。このスリット130hにより、第1面部130aと第2面部130bの拡開が容易となるので、組み付け性を向上できる。
次に、カシメピン150を挿入することにより、第1レンズアレイプレート第1レンズアレイプレート124および第2レンズアレイプレート126をホルダ130に固定する。そして最後に、位置決め用ピン154を挿入することにより、第1レンズアレイプレート124および第2レンズアレイプレート126と第1面部130aおよび第2面部130bとの相対的な位置関係をしっかりと固定する。
本実施の形態では、図3に示すレンズアレイユニット10と異なり、ホルダ130は、第1面部130aと第2面部130bとの中間に第3面部を有していない。従って、第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126を別々に挿入しようとすると、第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126の位置合わせが難しくなる。そこで、本実施の形態に係るレンズアレイユニット110では、凹部124fと凸部126fを嵌合させることにより第1レンズアレイプレート124と第2レンズアレイプレート126を仮位置合わせしてから、ホルダ130内に挿入する構造とした。これにより、レンズアレイユニット110の組み付け性が向上するため、組立工数を低減でき、より安価なレンズアレイユニット110を実現できる。
また、ホルダ130に第3面部を設けないことにより、ホルダ130の構造が簡素化されるため、レンズアレイユニット110を安価にできる。
なお、本実施の形態においても、ホルダ130が各レンズに入射する迷光を除去する遮光部材としての機能も有しているため、部品点数が削減され、レンズアレイユニット110を安価に構成できる。また、ホルダ130の第1面部130a、第2面部130bおよび支持部130dが一体に成形されているため、第1貫通孔130eおよび第2貫通孔130fを所定の位置に精度よく形成することができる。これによりレンズと貫通孔の位置合わせ精度を向上できるため、結像性能を向上することができる。
図24は、ホルダのさらに別の変形例を示す図である。図24に示すホルダ230においても、第1面部230aと第2面部230bとが、支持部230dにより所定距離離間するように支持されている。このホルダ230では、第1貫通孔230eおよび第2貫通孔230fは、テーパ孔に形成されている。このように、第1貫通孔230eおよび第2貫通孔230fをテーパ孔に形成することにより、第1レンズアレイプレート、第2レンズアレイプレートの各レンズに入射する迷光を低減することができる。図24では、第1貫通孔230eおよび第2貫通孔230fは、ホルダ130の外部から内部へ向かって孔径が小さくなるテーパ孔に形成されているが、ホルダ130の外部から内部へ向かって孔径が大きくなるテーパ孔に形成されていてもよい。なお、図24に示すホルダ230では、第1貫通孔230eおよび第2貫通孔230fの両方をテーパ孔に形成したが、いずれか一方のみがテーパ孔に形成されてもよい。
図25は、ホルダのさらに別の変形例を示す図である。図25に示すホルダ330においても、第1面部330aと第2面部330bとが、支持部330dにより所定距離離間するように支持されている。このホルダ330では、第1貫通孔330eおよび第2貫通孔330fの内面に凹凸330gが形成されている。このように凹凸330gを形成することにより、第1貫通孔330eおよび第2貫通孔330fの内面に入射する光は凹凸330gにより散乱されるため、第1貫通孔330eおよび第2貫通孔330fの内面での反射光が迷光となるのを抑制できる。この凹凸は、第1貫通孔330e、第2貫通孔330fを射出成形で際に金型を用いて形成してもよいし、第1貫通孔330e、第2貫通孔330fの形成後に、貫通孔の内面に粗面化処理を施すことにより形成してもよい。なお、図25に示すホルダ330では、第1貫通孔330eおよび第2貫通孔330fの両方の内面に凹凸330gを形成したが、いずれか一方の内面のみに凹凸を形成してもよい。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、レンズアレイプレートを2枚積層して正立等倍像を形成するレンズアレイユニットを構成したが、レンズアレイプレートの積層枚数は、2枚に限られない。たとえば、第1レンズアレイプレートと第2レンズアレイプレートの間にもう一枚別のレンズアレイプレートを挿入してレンズアレイユニットを構成してもよい。また、実施の形態では、両面にレンズが形成されたレンズアレイプレートを用いたが、片面のみにレンズが形成されたレンズアレイプレートを複数枚積層してレンズアレイユニットを構成してもよい。
また、上述の実施の形態では、レンズおよび貫通孔を一列に配列したが、配列パターンは特に限定されず、たとえば複数列にレンズおよび貫通孔が配列されてもよい。
また、上述の実施の形態では、レンズアレイプレートのレンズが対応するホルダの貫通孔に嵌入される構成としたが、レンズは必ずしも貫通孔に嵌入されていなくてもよく、対応する貫通孔の正面に位置していればよい。ここで、レンズが貫通孔の正面に位置するとは、レンズの光軸と貫通孔の中心軸とが略一致している状態のことである。
10、110 レンズアレイユニット、 12 フレーム、 14 ガラス板、 16 ライン照明装置、 20 ラインイメージセンサ、 22 基板、 24、124 第1レンズアレイプレート、 24a、124a 第1外側レンズ、 24b、124b 第1内側レンズ、 26、126 第2レンズアレイプレート、 26a、126a 第2外側レンズ、 26b、126b 第2内側レンズ、 30、130、230、330 ホルダ、 30a、130a、230a、330a 第1面部、 30b、130b、230b、330b 第2面部、 30c 第3面部、 30d、130d、230d、330d 支持部、 30e、130e、230e、330e 第1貫通孔、 30f、130f、230f、330f 第2貫通孔、 30g 第3貫通孔、 50、150 カシメピン、 50a ピンヘッド、 100 画像読取装置。

Claims (15)

  1. 一方の面に規則的に配列される複数の第1外側レンズと、他方の面に規則的に配列される複数の第1内側レンズとを有する第1レンズアレイプレートと、
    一方の面に規則的に配列される複数の第2外側レンズと、他方の面に規則的に配列される複数の第2内側レンズとを有する第2レンズアレイプレートと、
    前記第1内側レンズと前記第2内側レンズが対向するように、前記第1レンズアレイプレートと前記第2レンズアレイプレートを積層して保持するホルダと、
    を備えるレンズアレイユニットであって、
    前記ホルダは、
    前記複数の第1外側レンズと対応する複数の第1貫通孔を有する第1面部と、
    前記複数の第2外側レンズと対応する複数の第2貫通孔を有する第2面部と、
    前記第1面部と前記第2面部とを所定距離離間した位置に支持する支持部と、
    を備え、
    前記第1面部、前記第2面部および前記支持部は、遮光性材料により一体に成形されており、
    前記支持部は、前記第1面部および前記第2面部の短手方向の一方の端部において両者を支持しており、
    前記第1面部および前記第2面部の短手方向の他方の端部側は開放されており、
    前記第1面部および前記第2面部の貫通孔は、前記第1面部および前記第2面部の短手方向中央よりも開放された端部側に設けられ、
    前記第1レンズアレイプレートと前記第2レンズアレイプレートは、前記複数の第1外側レンズが各々対応する前記第1貫通孔の正面に位置し、且つ前記複数の第2外側レンズが各々対応する前記第2貫通孔の正面に位置するように、開放された短手方向の他方の端部側から前記第1面部と前記第2面部との隙間に挿入されることにより、前記ホルダに保持されることを特徴とするレンズアレイユニット。
  2. 前記第1レンズアレイプレートと前記第2レンズアレイプレートとの間には、前記第1内側レンズと前記第2内側レンズに対応する複数の第3貫通孔を有する、遮光性材料により形成された第3面部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のレンズアレイユニット。
  3. 前記第3面部は、前記第1面部、前記第2面部および前記支持部と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズアレイユニット。
  4. 前記ホルダは、開放された短手方向の端部に、該端部から入射する光を遮蔽するための遮光板をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズアレイユニット。
  5. 前記第1および第2レンズアレイプレートは、前記第1面部から前記第2面部までを貫通する固定用ピン状部材により前記ホルダに固定されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のレンズアレイユニット。
  6. 前記ピン状部材は、前記第1面部上に所定の高さ突出するピンヘッドを有することを特徴とする請求項に記載のレンズアレイユニット。
  7. 前記第1および第2レンズアレイプレートは、噛み合わせ構造により前記ホルダに固定されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のレンズアレイユニット。
  8. 前記第1面部から前記第2面部までを貫通する位置決め用ピン状部材をさらに備え、該位置決め用ピン状部材により、前記第1および第2レンズアレイプレートと前記第1および第2面部との相対的な位置関係が固定されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のレンズアレイユニット。
  9. 前記第1および/または第2レンズアレイプレートは、前記第1面部と前記第2面部との隙間に最初に挿入される側の端部にテーパ状部分を有することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のレンズアレイユニット。
  10. 前記第1レンズアレイプレートの前記他方の面と前記第2レンズアレイプレートの前記他方の面には、凹凸勘合する一対の凹部と凸部を有する仮位置合わせ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズアレイユニット。
  11. 前記第1および第2レンズアレイプレートには、前記第1および第2レンズアレイプレートと前記第1および第2面部との相対的な位置関係を固定する位置決め用ピン状部材が挿入される位置決め用ピン状部材挿入孔、および/または、前記第1および第2レンズアレイプレートを前記ホルダに固定する固定用ピン状部材が挿入される固定用ピン状部材挿入孔が形成されており、前記凹部と凸部は、前記位置決め用ピン状部材挿入孔および/または前記固定用ピン状部材挿入孔の周囲に形成されていることを特徴とする請求項10に記載のレンズアレイユニット。
  12. 前記ホルダは、長手方向両端部に側壁面部を有し、該側壁面部には、前記第1面部と前記第2面部との隙間を拡開するためのスリットが設けられていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のレンズアレイユニット。
  13. 前記第1貫通孔および/または前記第2貫通孔の内面には凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のレンズアレイユニット。
  14. 前記第1貫通孔および/または前記第2貫通孔は、テーパ孔に形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のレンズアレイユニット。
  15. 原稿に光を照射するライン照明装置と、
    前記ライン照明装置からの出射光のうち前記原稿からの反射光を集光する請求項1から14のいずれかに記載のレンズアレイユニットと、
    前記レンズアレイユニットにより集光された光を受光するラインイメージセンサと、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
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