JP5463240B2 - 入力装置 - Google Patents

入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5463240B2
JP5463240B2 JP2010188779A JP2010188779A JP5463240B2 JP 5463240 B2 JP5463240 B2 JP 5463240B2 JP 2010188779 A JP2010188779 A JP 2010188779A JP 2010188779 A JP2010188779 A JP 2010188779A JP 5463240 B2 JP5463240 B2 JP 5463240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
load
character
detection unit
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010188779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012048407A (ja
Inventor
聡 川路
哲也 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2010188779A priority Critical patent/JP5463240B2/ja
Publication of JP2012048407A publication Critical patent/JP2012048407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5463240B2 publication Critical patent/JP5463240B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

本発明は、文字入力用の入力装置に関する。
文字を入力するための入力装置には、例えば、機械式のキーボード若しくはテンキーを有するもの又はキーボードやテンキー等が表示されたタッチパネルを有するものがある。タッチパネルは、キーレイアウトの自由度の高さや、直感的な操作が可能であることなど多くの利点を有している。このため、近年、タッチパネルを搭載した入力装置が急激に増加している。タッチパネルに入力する際にはタッチパネルに複数のキーを表示する必要があるが、表示領域の小さいタッチパネルにテンキーやフルキーボード等の入力を受け付けるためのキーを表示すると、表示されるキーがユーザの指の面積よりも小さくなってしまう場合がある。この場合ユーザは、指でタッチパネルへの入力を行うと、誤って複数のキーを押下してしまうことがある。
複数のキーが同時に押下された場合の従来のタッチパネルの動作について図12及び図13を用いて説明する(例えば特許文献1参照)。図12は、ユーザが複数のキーを押下している様子を示している。具体的には、ユーザがローマ字入力で「honjitsuha(ほんじつは)」と入力する際に、10文字目「a」の入力のためにキー「A」を押下しようとして、誤って「A」及び「S」を押下している様子である。従来のタッチパネルでは、ユーザの指が複数のキーにまたがって触れた場合、指とキーとの接触面積の大きい文字がディスプレイに表示されることになる。キー「A」に関する接触面積531よりもキー「S」に関する接触面積532が大きいため、図13のように、ユーザが意図する「A」ではなく、キー「S」に対応する文字「s」が表示されることになる。
特開平05−127796号公報
従来のタッチパネルでは、ユーザが複数のキーを押下してしまった場合、ユーザの指と意図するキーとの接触面積が最も大きくない限り、誤った文字が表示されることになる。キーの大きさが小さくなるほど、接触面積が最も大きくなるように意図するキー(正しいキー)を押下することは難しくなる。意図しない文字(誤った文字)が表示された場合は、ユーザは、削除キーの押下により表示された文字を削除し、正しい文字に対応するキーを押下し直さなければならない。この作業は手間である。
従って、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、誤って複数のキー(入力領域)にまたがる入力が行われ、誤った文字が表示された場合に、容易に正しい文字に訂正できる入力装置を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による入力装置は、
文字が割り当てられたキーを複数表示する第1の表示部と、
文字を表示する第2の表示部と、
押下物による入力がされると、前記複数のキー毎に設定され、該キーに対応付けられた文字を第2の表示部に表示するための入力領域のうち、入力された入力領域、及び該入力された入力領域と前記押下物との接触の度合いを検出する入力検出部と、
前記入力検出部への押下荷重を検出する荷重検出部と、
前記入力検出部が入力領域への入力を検出し、前記荷重検出部が文字を表示するための荷重閾値以上の押下荷重を検出すると、前記入力領域に対応するキーの文字を表示するように前記第2の表示部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記入力検出部が複数の入力領域にまたがる入力を検出すると、前記入力検出部により検出される前記接触の度合いが大きい入力領域ほど、該入力領域に対応するキーの文字を表示するための荷重閾値が低くなるように設定し、前記荷重検出部により検出される前記複数の入力領域にまたがる入力の押下荷重が前記設定された複数の荷重閾値のうちいずれかの荷重閾値以上になる毎に、当該荷重閾値が設定された入力領域に対応するキーの文字に切り替えて表示するように前記第2の表示部を制御することを特徴とするものである。
また、前記入力装置は更に、前記入力検出部を押下している押下物に対して触感を呈示する触感呈示部を備え、前記制御部は、前記複数の入力領域にまたがる入力の前記押下荷重が前記複数の荷重閾値のうちいずれかの荷重閾値以上になる毎に、前記入力検出部を押下している押下物に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御することが望ましい。
上記のように構成された本発明にかかる入力装置によれば、誤って複数のキー(入力領域)にまたがる入力が行われ、誤った文字が表示された場合、容易に正しい文字に訂正できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る入力装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 図2は、図1の入力装置が行う処理を示すフローチャートである。 図3は、図1の表示部の表示画面例である。 図4は、押下荷重と荷重閾値との関係の一例を示す図である。 図5は、図1の表示部の表示画面例である。 図6は、図1の触感呈示部が呈示する振動例である。 図7は、ユーザが複数のキーを押下している様子を示す図である。 図8は、押下荷重と荷重閾値との関係の一例を示す図である。 図9は、図1の表示部の表示画面例である。 図10は、押下荷重と荷重閾値との関係の一例を示す図である。 図11は、図1の表示部の表示画面例である。 図12は、ユーザが従来のタッチパネルの複数のキーを押下している様子を示す図である。 図13は、従来のタッチパネルの表示画面例である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る入力装置の概略構成を示す機能ブロック図である。本発明の入力装置101の一例としては、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末、携帯音楽プレイヤー、携帯テレビ、銀行のATM(Automated Teller Machine)、駅の券売機が挙げられる。この入力装置101は、表示部103及び入力検出部104を備えるタッチパネル102と、記憶部105と、荷重検出部106と、触感呈示部107と、制御部108とを有する。
表示部(第1の表示部及び第2の表示部)103は、文字を入力するためのキー又はボタン(以下、キー、ボタン及び文字を入力するためのオブジェクト等を、キーと略する)、及び入力された文字を複数表示するもので、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等を用いて構成される。なお、文字とは、ひらがな、片仮名、アルファベットのみならず、数字や記号等も含むものとする。キーには、文字が割り当てられている。キーに対して入力が行われると、当該キーに割り当てられた文字が表示部103に表示される。つまり、キーは、文字に対応する入力領域を示すものである。ある入力領域に入力が行われると、当該入力領域に対応するキーに割り当てられている文字が表示部103に表示される。以下、本実施形態では、キーの形状と入力領域とが一致するものとする。また、入力領域(キー)に対応する文字とは、例えば、入力領域に対応するキーの文字、入力領域に対応するキーに割り当てられた文字との意味である。なお、本発明では、文字に対応する入力領域とキーの形状とを必ずしも一致させる必要はなく、入力領域をキーよりも広く(又は狭く)設定することもできることに留意されたい。また、入力領域は、複数のキー毎に設定されるものである。
入力検出部104は、ユーザの指やスタイラスペン等(押下物)による入力を検出するもので、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等の公知の方式のもので構成される。入力検出部104は、特に、文字に対応する入力領域(キー)への入力を検出する。なお、入力検出部104が入力を検出する上で、押下物が入力検出部104を物理的に押下することは必須ではない。例えば、入力検出部104が光学式である場合は、入力検出部104は入力検出部104上の赤外線が指やスタイラスペン等で遮られた位置を検出するため、押下物が入力検出部104を押下することは不要である。
入力検出部104は、何れの入力領域(キー)への入力が行われたかを検出するとともに、更に、検出された入力領域(キー)と押下物との接触の度合い(例えば、面積や圧力)も検出するもので、例えば、接触面積に応じて出力電圧が変化する面積センサや接触圧力に応じて出力電圧が変化する圧力センサの機能も有するものとする。以下、本実施形態では、接触の度合いとは接触面積を指すものとする。
記憶部105は、入力された各種情報や文字を表示するための荷重閾値などを記憶するとともに、ワークメモリ等としても機能する。荷重閾値は、制御部108がキー毎に任意に設定できる事項である。
荷重検出部106は、入力検出部104に対する押下荷重を検出するもので、例えば、歪みゲージセンサや圧電素子などの荷重に対して線形に反応する素子を用いて構成される。
触感呈示部107は、入力検出部104を振動させ、入力検出部104を押下しているユーザの指やスタイラスペンなど(押下物)に触感を呈示するもので、例えば、圧電素子などの振動素子を用いて構成される。呈示する触感は、何らかの振動であればよく、周波数、周期(波長)、振幅、波形を、呈示する触感に応じて適宜設定することができる。また、触感呈示部107は、単なる振動ではなく、機械的なキーを押した際に感じられるカチッとした硬質的な触感(リアルなクリック感)を押下物に対して呈示することもできる。触感を呈示する条件(例えば、押下荷重が1N[ニュートン]を超えること)を設定することにより、この条件を満たすまでは、ユーザの圧覚を刺激し、条件を満たすと、触感呈示部107が入力検出部104を振動させてユーザの触覚を刺激することが可能になる。このように、ユーザの圧覚と触覚を刺激することにより、カチッとした硬質的な触感をユーザに呈示できる。入力検出部104自体は、押下されても機械的なキーのように物理的に変位しないが、上記のような触感をタッチ対象に呈示することにより、ユーザは、機械的なキーを操作した場合と同様のリアルなクリック感を得ることができる。これにより、ユーザは、押下によるフィードバックが本来ない入力検出部104への入力操作を違和感なく行うことが可能となる。カチッとした硬質的な触感は、例えば140Hz〜500Hzのサイン波を1周期又は矩形波を1周期呈示することにより実現できる。なお、荷重検出部106及び触感呈示部107が圧電素子を用いて構成される場合には、圧電素子を共用して、荷重検出部106及び触感呈示部107を構成することができる。圧電素子は、圧力が加わると電力を発生し、電力が加えられると変形するためである。
制御部108は、入力装置101の各機能ブロックをはじめとして入力装置101の全体を制御及び管理する。ここで、制御部108は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることができる。制御部108は、入力検出部104が入力領域への入力を検出し、荷重検出部106が文字を表示するための荷重閾値以上の押下荷重を検出すると、入力領域に対応するキーの文字を表示するように表示部103を制御する。制御部108の行うその他の処理については、後述の図2の説明にて詳述する。
以下、ユーザが「ほんじつは」と入力しようとする場合について説明する。なお、本実施形態では、入力方法は日本語(かな文字)のローマ字入力であるとする。ユーザは「H」「O」「N」「J」「I」「T」「S」「U」「H」「A」の入力を試み、「A」の入力の際、誤って「S」のキーも押下してしまったとする。
図2は、図1の入力装置が行う処理を示すフローチャートである。図3は、表示部の表示画面例である。表示部103は、例えば図3のようにメイン表示部(第2の表示部)111及びキー表示部(第1の表示部)112で構成されている。キー表示部112は、ユーザが入力を行うためのものであり、文字が割り当てられたキーを複数表示する。メイン表示部111は、キー表示部112への入力結果を表示させるためのものであり、文字を表示する。
まず、キー表示部112に表示されたキーへの入力が、ユーザの指やスタイラスペン等の押下物によって行われると、入力検出部104は、この入力を検出する(ステップS101)。つまりステップS101で、どのキー(入力領域)に対する入力であるのかが検出されることになる。そして、入力検出部104は、入力の検出とともに、押下物とキー(入力領域)との接触面積を検出する(ステップS102)。
荷重検出部106は、入力検出部104に利用者の指やスタイラスペンなどの押下物が接触した時点から、入力検出部104に対する押下荷重を検出し始める(ステップS103)。
続いて、入力検出部104の検出結果に基づいて、制御部108は、キーへの入力が複数のキーにまたがる入力であるか否かを判断する(ステップS104)。1つの所望のキーのみへの入力が行われた場合(ステップS104のNo)、制御部108は、荷重検出部106により検出された押下荷重が、記憶部105に記憶されている文字を表示するための荷重閾値以上であるか判断する(ステップS105)。例えば、図4のように遷移する押下荷重でキーが押下されたとする。文字を表示するための荷重閾値がF1[N]に設定されている場合、制御部108は、時刻t1[ms]で押下荷重が文字を表示するための荷重閾値以上になったと判断する(ステップS105のYes)。押下荷重が文字を表示するための荷重閾値未満であるとき(ステップS105のNo)、つまり時刻t1[ms]未満では、ステップS101〜S104の処理が繰り返されることになる。
押下荷重が文字を表示するための荷重閾値以上となった場合(ステップS105のYes)、制御部108は、検出された入力に対応する文字をメイン表示部111に表示すべき文字として受け付ける(ステップS106)。そして、制御部108は、表示すべき文字がかな文字に対応する場合(例えば、表示すべき文字が母音(「A」「I」「U」「E」「O」))は、表示すべき文字をかな変換してメイン表示部111に表示させる(ステップS107)。また、制御部108は、表示すべき文字がかな文字に対応しない場合(例えば、表示すべき文字が子音)は、表示すべき文字自体をメイン表示部111に表示させる(ステップS107)。つまり、メイン表示部111には、アルファベット(ローマ字)が表示されることになる。「H」「O」「N」「J」「I」「T」「S」「U」「H」までの各入力により、メイン表示部111の表示は、図5のように「h」、「ほ」、「ほn」、「ほんj」、「ほんじ」「ほんじt」、「ほんじts」、「ほんじつ」、「ほんじつh」の順に変化する。なお、このように、本明細書において、入力領域に対応するキーの文字(キーに対応する文字)をメイン表示部111(第2の表示部)に表示するといった場合、その入力領域に対応するキーに実際に割り当てられている文字(例えば、O)をそのまま表示する態様のみならず、入力に対応するキーに実際に割り当てられている文字「O」を、既に表示すべき文字として受け付けられている(表示されている)「H」と関連付けて、「ほ」を表示するような態様も含まれることに留意されたい。また、本実施形態では、例えば、キー「H」にはアルファベットの大文字の「H」および小文字の「h」がそれぞれ割り当てられており、事前の設定によりキー「H」を入力することにより、「h」が表示されるようになっている。本明細書においてはアルファベットの大文字、小文字には特段の差異を持たせていない。受け付けられた文字をメイン表示部111に表示した後、制御部108は、触感呈示部107を制御して入力検出部104を振動させることにより、押下物に触感を呈示することができる(ステップS108)。例えば、制御部108は、触感呈示部107に図6のような一周期のサイン波を発生させて入力検出部104を振動させることができる。1つのキーのみへの入力が行われた場合(ステップS109のNo)、メイン表示部111に表示された文字は確定し、キーへの入力による文字の表示処理は終了する。
次に、複数のキーにまたがる入力が行われる場合、つまり「A」の入力での文字の表示方法について説明する。以下、複数のキーにまたがる入力は、2つのキーにまたがる入力であるとして説明するが、3つ以上のキーにまたがる入力が行われた場合も同様である。なお、複数のキーにまたがる入力とは、複数のキーが押下された時間が完全に一致する入力だけでなく、通常の文字入力においてユーザが連続して2文字を入力する間隔と区別できるほど短い間隔での連続する複数のキーへの押下による入力も含む。閾値となるこの短い間隔とは、ユーザの押下速度やタッチパネルの処理速度等を勘案して自由に設定できる事項である。
まず、ユーザが図7のように、「A」及び「S」のキーの双方にまたがる入力を行ったとする。すると、入力検出部104がキー「A」及び「S」に対する入力であることを検出し(ステップS101)、キー「A」及び「S」と押下物との接触面積をそれぞれ検出する(ステップS102)。そして、荷重検出部106は、入力検出部104に対する押下荷重を検出する(ステップS103)。その後、制御部108は、当該入力が複数のキーにまたがる入力であると判断する(ステップS104のYes)。
続いて、制御部108は、入力検出部104により検出された接触面積が大きいキー(入力領域)ほど、キー(入力領域)に対応する文字を表示するための荷重閾値が低くなるように設定する(ステップS110)。図7より、キー「A」と指との接触面積121は、キー「S」と指との接触面積122よりも小さいので、例えば、制御部108は、キー「S」に対応する荷重閾値(「S」を表示するための荷重閾値)をF1[N]、キー「A」に対応する荷重閾値(「A」を表示するための荷重閾値)をF2[N](F2>F1)に設定する。
荷重閾値の設定後、制御部108は、荷重検出部106が検出する押下荷重が荷重閾値(「S」を表示するための荷重閾値)F1[N]以上であるか、又は荷重閾値(「A」を表示するための荷重閾値)F2[N]以上であるかを判断する(ステップS105)。荷重検出部106が検出する押下荷重は、図8のように等しく遷移するとする。
荷重検出部106が検出する押下荷重が、ステップS110で設定した荷重閾値のうち最も低く設定された荷重閾値(ここでは、「S」を表示するための荷重閾値)以上である場合(に達した場合)(ステップ105のYes)、制御部108は、当該荷重閾値(「S」を表示するための荷重閾値)が設定された入力領域(キー)に対応する文字(「S」)を表示すべき文字として受け付ける(ステップS106)。例えば、図8に示される押下荷重は、まず、時刻t2[ms]で荷重閾値(「S」を表示するための荷重閾値)F1以上となるので、制御部108は、文字「S」をメイン表示部111に表示すべき文字として受け付ける。つまり、制御部108は、最も接触面積が大きいキーに対応する文字を最初に受け付けることになる。
表示すべき文字(「S」)が子音であり、前回の入力文字「h」との構成によりかな文字に対応しないので、制御部108は、図9のように表示すべき文字をメイン表示部111に表示する(ステップS107)。受け付けられた文字をメイン表示部111に表示した後、制御部108は、触感呈示部107を制御して入力検出部104を振動させることにより、押下物に触感を呈示することができる(ステップS108)。なお、制御部108は、受け付けられた文字が複数のキーにまたがる入力によるものか否かで、押下物に異なる触感を呈示するように触感呈示部107を制御することができる。
複数のキーへの入力が行われた場合(ステップS109のYes)、制御部108は、受け付けられた文字(「S」)に関する荷重閾値(「S」を表示するための荷重閾値)F1よりも高い荷重閾値(「A」を表示するための荷重閾値)以上に押下荷重がなる前に、押下物が入力検出部104から離れたか否か判断する(ステップS111)。制御部108は、押下荷重がF0[N](F0<F1)未満になったことにより、押下物が入力検出部104から離れたと判断することができる。
押下荷重がF0[N]未満にならないと(ステップS111のNo)、ステップS110〜S113の処理が繰り返される。図8のように、押下荷重がF0[N]になる前に、時刻t3[ms]で荷重閾値(「A」を表示するための荷重閾値)F2[N]以上になると(ステップS105のYes)、制御部108は、当該荷重閾値(「A」を表示するための荷重閾値)が設定された入力領域(キー)に対応する文字「A」をメイン表示部111に表示すべき文字として受け付ける(ステップS106)。なお、制御部108に受け付けられる文字が変更されるのは、図8のように押下荷重が荷重閾値(「A」を表示するための荷重閾値)F2以上になるまで単調増加する場合に限定されるわけではない。図10のように、押下荷重が、荷重閾値(「A」を表示するための荷重閾値)F2以上になるまでに減少することがあっても、F0[N]未満にならない限り、ユーザは制御部108に受け付けられる文字を変更することが可能である。
そして、制御部108は、「A」を「S」の代わりにメイン表示部111に表示させる。つまり、荷重閾値(「S」を表示するための荷重閾値)F1[N]が設定された入力領域に対応する文字「S」を、荷重閾値(「A」を表示するための荷重閾値)F2[N]が設定された入力領域に対応する文字「A」に切り替えて表示する(ステップS107)。表示すべき文字(「A」)が母音であるため、制御部108は、表示すべき文字をかな変換してメイン表示部111に表示する。つまり、制御部108は、「S」をメイン表示部111から削除し、「H」と「A」により構成されるひらがな「は」を図11のようにメイン表示部111に表示する。
受け付けられた文字をメイン表示部111に表示した後、制御部108は、触感呈示部107を制御して入力検出部104を振動させることにより、押下物に触感を呈示することができる(ステップS108)。なお、制御部108は、「S」を受け付けたときの触感とは異なる触感を押下物に呈示するように触感呈示部107を制御することができる。
その後、図8のように、時刻t4[ms]で押下荷重がF0[N]未満となると(ステップS111のYes)、複数のキーにまたがる入力において表示される文字が確定することになる。
このように本実施形態では、入力装置101の制御部108は、入力検出部104が複数のキー(「A」と「S」)にまたがる入力を検出すると、接触の度合いが大きいキー(入力領域)ほど、該キー(入力領域)の文字を表示するための荷重閾値が低くなるように設定し、複数の入力にまたがる入力の押下荷重が、設定された複数の荷重閾値のうちいずれかの荷重閾値以上になる毎に、当該荷重閾値が設定されたキー(入力領域)に対応する文字に切り替えてメイン表示部111に表示する。つまり制御部108は、入力の押下荷重が荷重閾値F1[N]以上になると、F1[N]が設定されたキーに対応する文字「S」をメイン表示部111に表示し、入力の押下荷重が荷重閾値F2[N]以上になると、文字「S」の代わりにF2[N]が設定されたキーに対応する文字「A」をメイン表示部111に表示する(本実施形態では、他の文字と関連付けて、実際には「は」を表示する)。これにより、ユーザは、誤って複数の入力領域にまたがる入力を行ってしまい、意図しない文字(誤った文字)がメイン表示部111に表示されても、キーを更に強い押下荷重で押し込むことにより、意図する文字(正しい文字)をメイン表示部111に表示させることができる。つまり、誤った文字を正しい文字に訂正するために、誤った文字の削除及び正しい文字の再入力は不要である。そのため、文字入力作業の効率が上がる。
また、本実施形態では、制御部108は、入力の押下荷重が複数の荷重閾値F1及びF2のうちいずれかの荷重閾値以上になる毎に、入力検出部104を押下している押下物に対して触感を呈示するように、触感呈示部107を制御する。これにより、ユーザは、ユーザの指等による入力の押下荷重が荷重閾値以上になったことを明確に認識することができる。メイン表示部111に表示される文字の変更を、メイン表示部111の視認によらずに確認できるため、効率良く文字の入力作業を行うことができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
上述の本発明の実施形態の説明において、例えば、荷重閾値「以上」または荷重閾値「未満」のような表現の技術的思想が意味する内容は必ずしも厳密な意味ではなく、入力装置の仕様に応じて、基準となる値を含む場合又は含まない場合の意味を包含するものとする。例えば、荷重閾値「以上」とは、押下荷重が荷重閾値に達した場合のみならず、荷重閾値を超えた場合も含意し得るものとする。また、例えば荷重閾値「未満」とは、押下荷重が荷重閾値を下回った場合のみならず、荷重閾値に達した場合、つまり荷重閾値以下になった場合も含意し得るものとする。
また、本実施形態の説明における「入力領域に対応するキーの文字に切り替えて表示する」という表現における「切り替えて」とは、「A」という文字から「B」という文字に切り替えるという意味に限定されず、例えば、何も表示されていない状態から「A」という文字を表示する場合にも、「切り替えて」表示するという表現に含まれることを留意されたい。
また、本実施形態の説明における「第1の表示部」と「第2の表示部」は、それぞれ別個のハードウェアにより2画面で構成されていてもよいし、1のハードウェアにより1画面で構成され、2つの表示領域により構成されていてもよい。また、文字が割り当てられたキーを複数表示する第1の表示部は、入力検出部と一体となって構成され、タッチセンサ上にキー等を描画することにより、該キーを表示すると共に、該キーに対する入力を検出してもよい。
また、本実施形態における荷重検出部106は、押下荷重を検出するための圧電素子等を入力の端部に複数設置することにより、タッチパネルが複数の位置を同時に押下されたとしても、複数設置されたそれぞれの圧電素子等の出力から、同時に押下されたそれぞれの位置および押下荷重を検出するように構成してもよい。このように構成した場合、荷重検出部106は、押下物により入力されている入力領域ごとの押下荷重を検出することができるので、文字を表示するための荷重閾値を入力領域ごとに設定し、制御部108は、荷重検出部108が検出する入力領域の押下荷重と、該入力領域に設定された文字を表示するための荷重閾値とに基づき、上述の実施形態のように入力領域に対応するキーの文字を表示させてもよい。
101 入力装置
102 タッチパネル
103 表示部
104 入力検出部
105 記憶部
106 荷重検出部
107 触感呈示部
108 制御部
111 メイン表示部
112 キー表示部
121、122 接触面積

Claims (2)

  1. 文字が割り当てられたキーを複数表示する第1の表示部と、
    文字を表示する第2の表示部と、
    押下物による入力がされると、前記複数のキー毎に設定され、該キーに対応付けられた文字を第2の表示部に表示するための入力領域のうち、入力された入力領域、及び該入力された入力領域と前記押下物との接触の度合いを検出する入力検出部と、
    前記入力検出部への押下荷重を検出する荷重検出部と、
    前記入力検出部が入力領域への入力を検出し、前記荷重検出部が文字を表示するための荷重閾値以上の押下荷重を検出すると、前記入力領域に対応するキーの文字を表示するように前記第2の表示部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記入力検出部が複数の入力領域にまたがる入力を検出すると、前記入力検出部により検出される前記接触の度合いが大きい入力領域ほど、該入力領域に対応するキーの文字を表示するための荷重閾値が低くなるように設定し、前記荷重検出部により検出される前記複数の入力領域にまたがる入力の押下荷重が前記設定された複数の荷重閾値のうちいずれかの荷重閾値以上になる毎に、当該荷重閾値が設定された入力領域に対応するキーの文字に切り替えて表示するように前記第2の表示部を制御することを特徴とする入力装置。
  2. 請求項1に記載の入力装置において、当該入力装置は更に、
    前記入力検出部を押下している押下物に対して触感を呈示する触感呈示部を備え、
    前記制御部は、前記複数の入力領域にまたがる入力の前記押下荷重が前記複数の荷重閾値のうちいずれかの荷重閾値以上になる毎に、前記入力検出部を押下している押下物に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御することを特徴とする入力装置。
JP2010188779A 2010-08-25 2010-08-25 入力装置 Active JP5463240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010188779A JP5463240B2 (ja) 2010-08-25 2010-08-25 入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010188779A JP5463240B2 (ja) 2010-08-25 2010-08-25 入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012048407A JP2012048407A (ja) 2012-03-08
JP5463240B2 true JP5463240B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=45903218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010188779A Active JP5463240B2 (ja) 2010-08-25 2010-08-25 入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5463240B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5461345B2 (ja) * 2010-08-25 2014-04-02 京セラ株式会社 入力装置
JP2015011401A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 富士通株式会社 電子機器及び制御プログラム
US11460926B2 (en) 2016-03-31 2022-10-04 Sensel, Inc. Human-computer interface system
US10866642B2 (en) 2016-03-31 2020-12-15 Sensel Inc. System and method for detecting and responding to touch inputs with haptic feedback
US10331265B2 (en) 2016-03-31 2019-06-25 Sensel, Inc. Human-computer interface system
WO2022076480A1 (en) 2020-10-06 2022-04-14 Sensel, Inc. Haptic keyboard system
US11422631B2 (en) 2016-03-31 2022-08-23 Sensel, Inc. Human-computer interface system
JPWO2023176076A1 (ja) * 2022-03-14 2023-09-21

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100826532B1 (ko) * 2006-03-28 2008-05-02 엘지전자 주식회사 이동 통신 단말기 및 그의 키 입력 검출 방법
JP4746085B2 (ja) * 2008-12-25 2011-08-10 京セラ株式会社 入力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012048407A (ja) 2012-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5463240B2 (ja) 入力装置
JP5529663B2 (ja) 入力装置
JP5543671B2 (ja) 触感呈示装置
JP5959797B2 (ja) 入力装置及び入力装置の制御方法
US9557816B2 (en) Input device
WO2012026066A1 (ja) 触感呈示装置
US10795492B2 (en) Input device and method for controlling input device
US20100225592A1 (en) Apparatus and method for inputting characters/numerals for communication terminal
JP5495702B2 (ja) 入力装置
US20110025718A1 (en) Information input device and information input method
JP5623054B2 (ja) 入力装置
JP2016133913A (ja) 入力装置
KR101140508B1 (ko) 터치스크린을 이용한 휴대단말기의 문자입력방법
JP5463241B2 (ja) 入力装置
KR101284771B1 (ko) 휴대용 단말기에서 문자 입력을 위한 장치 및 방법
JPWO2012102055A1 (ja) 電子機器
JP5461345B2 (ja) 入力装置
JP2011081677A (ja) 入力装置
JP5660611B2 (ja) 電子機器、文字入力方法、及びプログラム
JP5734621B2 (ja) 入力装置
KR100821092B1 (ko) 키 패드 전용 커버와 결합된 이동 단말기 및 그 이동단말기에서 커버의 적용 방법
WO2010149225A1 (en) User interface for a device
JP5627212B2 (ja) 入力装置
CN101587418A (zh) 使用者界面的操作方法、电脑可读取媒体以及可携式装置
JP2009205344A (ja) 情報入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5463240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150