JP5459149B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機能を有する画像形成装置に関する。
従来、像担持体である感光体ドラムに、電子写真方式を用いてトナー画像を形成し、その後、そのトナー画像を転写材(以下、用紙ともいう)の上に転写するとともに、定着部により定着処理する構成の画像形成装置が知られている。
この画像形成装置において、画像形成動作が開始されると、用紙収納部に収納されている用紙は、給紙手段により用紙搬送路に順次繰り込まれる。
この用紙搬送路には、用紙をニップし搬送するレジストローラと、このレジストローラの上流側に配置され用紙をニップし搬送する上流側ローラ(以下、ループ形成ローラと称す)とが配置されている。
上記レジストローラ及びループ形成ローラは、それぞれ駆動ローラと従動ローラからなる一対のローラで構成されている。
給紙手段によって給紙部から送り出された用紙は、レジストローラの上流側に配置されたループ形成ローラを含む複数の搬送ローラにより搬送され、用紙の先端は、回転停止中のレジストローラに突き当てられる。その後、ループ形成ローラの回転により、用紙にループが形成される。これにより、用紙先端の全辺がレジストローラに突き当てられ、用紙の斜行が補正される。
この用紙の斜行補正後、感光ドラムでの像形成にタイミングを合わせてレジストローラの回転が開始され、用紙の搬送が再開(再給紙)される。この用紙の再給紙では、用紙は回転するループ形成ローラによりループを維持されながら、レジストローラにニップされ搬送される。
この再給紙の過程で、用紙幅方向の片寄りの補正が行われる。
このような斜行の補正及び片寄りの補正に関し、搬送されてくるシート材(用紙)の先端をレジストローラに突き当てさせた後、レジストローラの回転開始に伴い、シート材を搬送路下流の次工程に向けて送り出す構成を有し、レジストローラの上流側近傍位置に、シート材の搬送方向に対して直交する方向に延接した、ループ形状を有するガイド部材を回動可能に設けたことを特徴とするシート材搬送装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−265974号公報
特許文献1では、レジストローラの上流側に配置されたループ形成ローラを含む搬送ローラにより搬送された用紙の先端を、回転停止中のレジストローラに突き当てし、更にループ形成ローラの回転により、用紙にループを形成し、用紙の斜行を補正する。
この用紙の斜行補正後、感光ドラムでの像形成にタイミングを合わせてレジストローラとループ形成ローラを略等速で回転し、ループを保ちながら用紙を再給紙する。
この用紙の再給紙の過程で、レジストローラを幅方向に移動することにより、用紙の片寄りを補正している。このレジストローラの移動に際し、レジストローラの移動に伴って変位する用紙の、その変位を助長する方向に前述のガイド部材を回動し、用紙に生じる歪みを抑制している。
ここで、斜行している用紙の先端を、レジストローラに突当て、斜行を補正すると、用紙搬送方向と直交する幅方向の両端でループの大きさが異なる、即ちループ形状が異なる。このループ形状の違いは、斜行が大きいほど大きくなる。
以下、この異なる形状のループを異形ループとも称す。
図2は、用紙の斜行と斜行補正を示す模式図である。図2(a)は、用紙Pが斜行してループ形成ローラ22Dで搬送されている状態を示す図である。図2(b)は、回転停止中のレジストローラ23に用紙Pの先端を突き当てし、更にループ形成ローラ22Dの回転により、用紙にループを形成し、用紙の斜行を補正した状態を示す図である。
図2(b)に示すように、用紙Pが斜行した場合には、用紙Pの先端をレジストローラ23に突き当てループを形成し斜行を補正すると、用紙搬送方向と直交する幅方向の図下方向側(以下、手前側とも称す)と図上方向側(以下、奥側とも称す)でループの大きさが異なる。図2(b)は、手前側のループL1が奥側のループL2より大きい例である。
用紙の先端をレジストローラに突当てて斜行を補正した後、レジストローラの回転を開始すると、用紙Pのコシの強さによりループに生じた用紙搬送方向の付勢力で用紙が弾き出され、レジストローラにニップされる。更に、回転するループ形成ローラによりループを維持されながら、下流側に向けて送り出される。
この付勢力は、ループ形状により異なり、ループが小さいほど大きい。このため、この付勢力は、ループ形状(ループの大きさ)の差が大きいほど、その差は大きくなる。
このため、レジストローラの回転を開始し、レジストローラとループ形成ローラで給紙すると、異形ループの付勢力の違いによる影響で、即ち、ループの形状が小さい側(図2、ループL2)の搬送量がループの形状が大きい側(図2、ループL1)の搬送量より多くなり用紙先端が扇形状に搬送される。
図3は、用紙Pの先端が扇形状に搬送される状態を示す模式図である。用紙Pの先端の左右で距離d1の差が生じ、斜線(ハッチング)で示したような扇形状が生じる。
このような扇形状に紙が搬送されると、特に表面にプリントした後、用紙Pの表裏を反転して裏面にプリントする両面プリントのような場合、表裏画像位置精度が低下する。
図4は、両面プリント時に、両面に図3に示すような扇形状が生じた場合の画像位置を示す図である。図中、実線は表面の画像位置、破線は裏面の画像位置を示す。
特許文献1では、前述のように、用紙の斜行補正、片寄りの補正に際し、回動可能なガイド部材を用い、用紙に生じる歪みを抑制しているが、ループ形状の違いによる搬送量の差、即ち扇形状の抑制については対応しておらず、プリントの位置精度、特に両面プリント時の位置精度の向上を図ることは困難であった。
このような、画像位置ずれを抑制するためには、可能な限り早く、ループ形成ローラ22Dのニップを解除し、レジストローラ23のみで搬送し、異形ループの影響を受けないようにする事が好ましい。
ここで、斜行補正においてレジストローラに用紙の先端を突き当てた時、紙厚によりレジストローラに対する先端位置が異なる。
図5は、薄紙と厚紙の先端をレジストローラ23に突き当てた時のそれぞれの先端位置を対比した図である。なお、図のレジストローラの直径、薄紙及び厚紙の厚さ等は、実際の寸法関係を示すものではなく、誇張している。図中、実線は薄紙、破線は厚紙のそれぞれの先端を現す。
図5に示すように、用紙の先端をレジストローラ23に突き当てた時、薄紙の先端は厚紙の先端より駆動ローラ23aと従動ローラ23bで形成されるニップ部Nに近くなり距離d2の差が生じる。
このため、レジストローラ23の回転が開始された後、ループを維持しながら用紙を下流方向に搬送し、紙厚に関わらず一定時間後にループ形成ローラ22Dのニップを解除すると、この解除までに搬送された搬送量は、薄紙が厚紙より多くなる。即ち、レジストローラのニップ中心から用紙先端までの距離は、薄紙が厚紙より多くなる。このため、薄紙搬送時に扇形状部分が大きくなる。即ち、異形ループの影響が大きくなる。
これを、回避するために、ループ形成ローラ22Dのニップを解除するまでの時間を短縮すると、厚紙搬送時には搬送量が不足しレジストローラ23でのニップが不十分となり、ニップ不良等で安定搬送が損なわれる恐れがある。
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、用紙の先端をレジストローラに突き当て、ループを形成し、用紙の斜行を補正した後の用紙の搬送において、斜行補正時に形成されるループの幅方向の形状の違いの影響による搬送不良を防止し、安定した搬送を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の構成により達成される。
1.用紙の斜行を補正し搬送する一対のローラを備えたレジストローラと、
前記レジストローラよりも用紙搬送方向の上流側に配置され、前記レジストローラに用紙の先端を突き当てることで用紙にループを形成する一対のローラを備えた上流側ローラと、
前記レジストローラと前記上流側ローラの回転及び前記上流側ローラのニップの接離を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、用紙の先端を前記レジストローラに突き当てるように前記上流側ローラを回転させ、次に前記レジストローラと前記上流側ローラとの間にループが形成された該用紙を用紙搬送方向の下流方向に搬送を行うために前記レジストローラと前記上流側ローラを回転させ、該搬送途中で前記上流側ローラのニップを解除するように前記上流側ローラのニップを接離させる制御を行い、且つ、前記レジストローラと前記上流側ローラの回転により前記用紙の搬送を開始してから、前記上流側ローラのニップを解除するまでのレジストローラの総回転数を、前記用紙の紙厚に応じて設定された所定総回転数に制御することを特徴とする画像形成装置。
2.前記所定総回転数は、前記紙厚が薄いよりも厚い方が多く設定されることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記所定総回転数は、前記上流側ローラのニップを解除する時の用紙先端と前記レジストローラのニップ部中心との距離が前記紙厚に関わらず、一定になるように設定されることを特徴とする前記1または2に記載の画像形成装置。
4.前記制御部は、前記レジストローラの総回転数の制御を、前記レジストローラの回転速度と回転時間の少なくとも一方を変更することで行うことを特徴とする前記1から3の何れか1項に記載の画像形成装置。
5.前記制御部は、前記レジストローラの総回転数の制御を、前記紙厚に関わらず前記回転速度を一定とし、前記紙厚に応じて前記回転時間を変更することで行うことを特徴とする前記4に記載の画像形成装置。
6.前記制御部は、前記レジストローラの総回転数の制御を、前記紙厚に関わらず前記回転時間を一定とし、前記紙厚に応じて前記回転速度を変更することで行うことを特徴とする前記4に記載の画像形成装置。
7.前記制御部は、前記上流側ローラのニップを解除した後、前記用紙の搬送方向と直交する前記用紙の幅方向にレジストローラを移動し、前記用紙の片寄りを補正することを特徴とする前記1から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
上記により、紙厚に関わらず、ループ変形(異形ループ)による、扇形状の発生を防止することができ、また、レジスト後の搬送を安定して行うことができる。これにより、画像位置ずれを抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す図である。 用紙の斜行と斜行補正を示す模式図である。 用紙の先端が扇形状に搬送される状態を示す模式図である。 両面プリント時に、両面に扇形状が生じた場合の画像位置を示す図である。 薄紙と厚紙の先端をレジストローラに突き当てた状態を示す図である。 レジストローラ、ループ形成ローラ近傍の主要部の側面断面図である。 レジストローラ、ループ形成ローラでの用紙の搬送過程を示す図である。 図7で示す用紙の搬送過程の、タイミングチャートである。 用紙幅方向の片寄り補正を示す図である。
以下に本発明に関する実施の形態を、図を参照して説明するが、これに限定されるものではない。
先ず、本発明に係る画像形成装置の一例を図1の構成図に基づいて説明する。
本画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写ベルト5、給紙搬送手段及び定着装置8、反転排紙部600、反転搬送を行うADU(Auto Duplex Unit)700等からなる。
また、各部を制御する制御部ASを有する。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリーニング手段7Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニング手段7Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手段7Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段7Kを配置している。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光手段3C、及び帯電手段2Kと露光手段3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像手段4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。トナーは発色剤となる顔料若しくは染料と、定着後に定着部材からのトナーの剥離を助けるワックスと、これらを保持するバインダー樹脂とからなる。
中間転写ベルト5は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置8は、加熱された定着部材である定着ベルト81と加圧部材である加圧ローラ83との間に形成されたニップ部で用紙Pのトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト5に転写手段6Y,6M,6C,6Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。
給紙カセット20内に収容された用紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、ループ形成ローラ22D、レジストローラ23等を経て、転写手段6Aに搬送され、用紙Pにカラー画像が転写される(2次転写)。
ループ形成ローラ22D、レジストローラ23では、用紙Pの斜行補正と片寄り補正が行われる。この斜行補正と片寄り補正についての詳細は後述する。
カラー画像が転写された用紙Pは定着装置8において加熱・加圧され、用紙Pのカラートナー像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持搬送されて機外の排紙トレイ25に載置される。
また、反転排紙部600の通路切替部材601の位置を切り替えることにより、用紙Pの上下面を反転させての排出も可能である。
例えば、用紙Pの反転排出においては、用紙Pが通路切替部材601の右辺に沿って下方に案内されるように、通路切替部材601の位置を切り替えて、用紙Pをローラ対602方向に搬送する。次に、ローラ対602によって後端が挟持された状態とされた後にローラ対602を逆回転し、用紙Pを上昇させる。この後、用紙Pは通路切替部材601の左側の辺を通って前記排紙ローラ24に達し、排紙ローラ24に挟持搬送されて機外の排紙トレイ25に載置される。
また、ADU700を用いる両面プリントモードの場合、片面(第1面)に画像が形成された定着処理後の用紙Pを通路切替部材601の右側の辺に沿って下方に導き、用紙Pの後端をローラ対605により挟持した状態で搬送を停止する。
次いで、ローラ対605を逆回転し、ガイド板G1に沿って上昇させ、複数のローラ対701、703、705を有するADU700に導いて用紙Pの反転を行う。
一方、転写手段6Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率剥離した中間転写ベルト5は、クリーニング手段7Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写ベルトを用いても用いなくてもよい。
また定着装置8は、定着部材に加熱手段を備えたローラを用いた熱ローラ定着方式としてもよい。
次に、レジストローラ23、ループ形成ローラ22Dでの用紙Pの搬送について説明する。これらのローラの駆動、ニップの接離等は、制御部ASにより制御される。
図6は、レジストローラ23、ループ形成ローラ22D近傍の主要部の側面断面図である。
レジストローラ23は駆動ローラ23a、従動ローラ23bを、ループ形成ローラ22Dは駆動ローラ22Da、従動ローラ22Dbを含み構成される。また、下ガイド板G2、上ガイド板G3が配置されている。上ガイド板G3は、上側に用紙Pのループ形成が可能なように上方(破線方向)に回動可能に支持されている。なお、上ガイド板G3は、レジストローラ23とループ形成ローラ22Dとの軸間距離、使用対象とする用紙Pのコシの強さ等で用紙先端の上ガイドが不要な場合には省略することもできる。また、上ガイド板G3が回動可能に支持される代わりに、下ガイド板G2と上ガイド板G3の所定位置の間隔が用紙Pのループ形成を考慮して広く設けられても良い。
上記の各ローラの材質は特に限定されるものではないが、例えば、駆動ローラ23a、駆動ローラ22DaにはEPDM製ゴムローラ、従動ローラ23b、従動ローラ22DbにはSUS製ローラが好ましく用いられる。
図7は、レジストローラ23、ループ形成ローラ22Dでの用紙Pの搬送過程を示す図である。
前述のように、給紙カセット20内に収容された用紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、を経てループ形成ローラ22Dに搬送される。
ループ形成ローラ22Dは、停止中のレジストローラ23に用紙Pを搬送する(図7(a))。
ループ形成ローラ22Dは、用紙Pの先端をレジストローラ23に突き当てた後、一定時間回転され、ループLを形成した後停止される(図7(b))。これにより、用紙先端の全辺がレジストローラに突き当てられ、用紙Pの斜行が補正される。
この用紙Pの斜行補正後、感光ドラムでの像形成にタイミングを合わせてレジストローラ23の回転が開始され、用紙Pが再給紙される。この再給紙では、レジストローラ23及びループ形成ローラ22Dがともに回転され、用紙Pはループを維持されながら搬送される(図7(c))。
用紙Pの再給紙が開始された後、所定の時機にループ形成ローラ22Dの駆動ローラ22Daと従動ローラ22Dbが離間されニップが解除(オフ)される。これにより、用紙PのループLは消滅される(図7(d))。この所定の時機とは、時間とは限らず、例えば再給紙開始後のレジストローラ23の総回転数等がある。
なお、ニップ状態をニップのオン、ニップ解除状態をニップのオフと称す。
図8は、図7(a)〜(d)で示した用紙Pの搬送過程の、タイミングチャートである。図中、t1は図7(a)から図7(b)のループ形成ローラ22Dが停止するまでに対応している。t2は図7(b)のループ形成ローラ22Dが停止した状態に対応している。t3は図7(c)に、t4は図7(d)に対応している。図中のt3は、前述の用紙Pの再給紙が開始され、ループ形成ローラ22Dのニップが解除されるまでの所定の時機に相当する。従って、前述のように、時間とは限らず、例えば再給紙開始後のレジストローラ23の総回転数等がある。
ここで、前述のように、図3に示すような扇形状の発生を防ぎ、画像位置ずれを抑制するためには、可能な限り早く、ループ形成ローラ22Dのニップを解除し、レジストローラ23のみで搬送し、異形ループの影響を受けないようにする事が、即ち、t3を可能な限り短縮することが好ましい。
異形ループの影響を受けないようにt3を短縮し、且つレジストローラ23での用紙Pのニップを確実にして搬送の安定化を図るためには、紙厚に関係なく、用紙Pの先端がレジストローラ23のニップ部Nを通過してから一定距離でループ形成ローラ22Dのニップを解除することが好ましい。即ち、図7(d)のニップ部Nと用紙P先端の距離d3を略一定とすることが好ましい。
しかしながら、前述の図5に示すように、用紙の先端をレジストローラ23に突き当てた時、薄紙の先端は厚紙の先端より駆動ローラ23aと従動ローラ23bで形成されるニップ部Nに近くなり距離d2の差が生じる。
このため、従来のように紙厚に関わらず再給紙開始後、一定の時機にループ形成ローラ22Dのニップを解除すると、ニップを解除された時のニップ部Nと用紙P先端の距離d3は、薄紙が厚紙より大きくなるという不具合を生じ、距離d3を一定に制御することは困難であった。
距離d3を一定に制御するためには、ニップ直後に用紙Pの先端を検出するセンサ等を配置する方法も考えられるが、ニップ直後にはローラや軸が配置されているため、スペース的に配置が困難である。
本発明においては、制御部ASは、レジストローラ23の回転を開始してからループ形成ローラ22Dのニップを解除するまでのレジストローラ23の総回転数を、用紙Pの紙厚に応じて設定された所定総回転数に制御する。
即ち、レジストローラ23の回転が開始された後(再給紙が開始された後)の、レジストローラ23の総回転数が用紙Pの紙厚に応じて設定された所定総回転数となった時にループ形成ローラ22Dのニップを解除する制御を行う。これは、再給紙を開始してからループ形成ローラ22Dのニップを解除するまでに搬送される搬送量が、紙厚に応じた搬送量となることを意味する。ループ形成ローラ22Dはニップが解除されると同時にその回転駆動も停止される。
以下、単に総回転数との記述は、レジストローラ23の回転が開始された後(再給紙が開始された後)のレジストローラ23の総回転数を指す。
前述の総回転数の検出は、レジストローラ23或いは駆動源、例えば駆動モータに接続された、総回転数を検出する回転検出機構(不図示)、例えばロータリエンコーダ等を用いて行うことができる。このようにレジストローラ23或いは駆動モータの総回転数を検出する場合には、駆動モータの回転速度の変動、起動時の回転立ち上がりにおける回転速度の変動等の影響を除去することができる。
また、レジストローラ23の回転駆動にステッピングモータを用い、パルス制御で総回転数の制御を行ってもよい。
ここで、前述の図5に示すように、用紙の先端をレジストローラ23に突き当てた時、薄紙の先端は厚紙の先端より駆動ローラ23aと従動ローラ23bで形成されるニップ部Nに近くなり距離d2の差が生じる。このため、距離d3を紙厚に関わらず略一定にするためには、所定総回転数は、薄紙よりも厚紙が多く設定される必要がある。
前述の所定総回転数は、設計仕様、実験等により紙厚に応じて予め設定される。なお、所定総回転数は、紙厚毎に設定してもよいし、紙厚をある範囲毎に区切り紙厚のグループを設定し、このグループ毎としてもよい。
この紙厚とそれに応じて設定された所定総回転数は、例えばデータテーブルとして作成され、予め画像形成装置本体GHの記憶部(不図示)に記憶される。
プリントに際し、操作者が画像形成装置本体GHの操作パネル(不図示)での紙種(紙厚)の選択、若しくは給紙カセット20の選択等により、前述のデータテーブルより紙厚に応じた所定総回転数のデータが選択され、制御部はそのデータに基づき制御を行う。
ループ形成ローラ22Dのニップが解除されると、ループは消滅し、用紙Pは斜行が補正された状態で搬送される。この搬送過程で、用紙Pの幅方向の片寄りが補正される。
図9は、この片寄り補正を示す図である。レジストローラ23の上流側に用紙Pの幅方向端面の位置を検出する端面検出センサS101を設けている。また、レジストローラ23は用紙Pの幅方向に移動可能に支持され、移動機構(不図示)により矢印Y11方向に移動される。
端面検出センサS101により用紙Pの片寄りが検出されると、その片寄りを補正する方向に、移動機構はレジストローラ23を移動し片寄りを補正する。
例えば、図9に示すように用紙Pが手前側(図面下方向)に片寄っている(実線部分)ことを端面検出センサS101が検出すると、移動機構はレジストローラ23を奥側(図面上方向)に移動して、用紙Pを移動し(破線部分)、片寄りを補正する。
上記により、紙厚に関わらず、距離d3を最小の距離で且つ略一定とすることが可能となり、これにより、ループ変形(異形ループ)による、扇形状の発生を防止することができ、また、レジスト後の搬送を安定して行うことができる。これにより、画像位置ずれを抑制することができる。
上記説明では、紙厚に関わらず距離d3を略一定とするための制御は、レジストローラ23或いは駆動モータの総回転数を検出することによって行ったが(制御例1と称す)、レジストローラ23の回転時間或いは回転速度を制御して行うこともできる。以下に、その例を説明する。
<制御例2>
制御例2は、紙厚に関わらずレジストローラ23の回転速度を一定とし、回転時間を紙厚に応じ制御するものである。従って、厚紙が、薄紙よりも回転時間は長く設定される。制御例2の場合に、レジストローラ23の回転駆動に定回転速度のモータを用いると回転時間の制御のみで行うことができ、レジストローラ23の総回転数を検出する機構を省くことができ、機構の簡易化を図ることができる。
制御例2における回転時間は、設計仕様、実験等により紙厚に応じて予め設定される。また、回転時間は、駆動モータの起動時の回転立ち上がりにおける回転速度の変動を加味して設定されることが好ましい。なお、回転時間は、紙厚毎に設定してもよいし、紙厚をある範囲毎に区切り紙厚のグループを設定し、このグループ毎としてもよい。
<制御例3>
制御例3は、紙厚に関わらずレジストローラ23の回転時間を一定とし、回転速度を紙厚に応じ制御するものである。従って、厚紙が、薄紙よりも回転速度は大きく設定される。制御例3の場合に、レジストローラ23の回転駆動には回転速度の変更が容易な駆動モータを用いることが好ましい。また、レジストローラ23の総回転数を検出する機構を省くことができ、機構の簡易化を図ることができる。
制御例3における回転速度は、設計仕様、実験等により紙厚に応じて予め設定される。また、回転速度は、駆動モータの起動時の回転立ち上がりにおける回転速度の変動を加味して設定されることが好ましい。なお、回転速度は、紙厚毎に設定してもよいし、紙厚をある範囲毎に区切り紙厚のグループを設定し、このグループ毎としてもよい。なお、上記制御例2と3においては、紙厚に応じて回転速度と回転時間の一方を一定とし、他方を制御したが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、制御部は紙厚に応じて回転速度と回転時間の双方を制御してもよい。
GH 画像形成装置本体
YS 画像読取装置
8 定着装置
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
22D ループ形成ローラ
23 レジストローラ
600 反転排紙部
700 ADU
AS 制御部
L、L1、L2 ループ
P 用紙

Claims (7)

  1. 用紙の斜行を補正し搬送する一対のローラを備えたレジストローラと、
    前記レジストローラよりも用紙搬送方向の上流側に配置され、前記レジストローラに用紙の先端を突き当てることで用紙にループを形成する一対のローラを備えた上流側ローラと、
    前記レジストローラと前記上流側ローラの回転及び前記上流側ローラのニップの接離を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、用紙の先端を前記レジストローラに突き当てるように前記上流側ローラを回転させ、次に前記レジストローラと前記上流側ローラとの間にループが形成された該用紙を用紙搬送方向の下流方向に搬送を行うために前記レジストローラと前記上流側ローラを回転させ、該搬送途中で前記上流側ローラのニップを解除するように前記上流側ローラのニップを接離させる制御を行い、且つ、前記レジストローラと前記上流側ローラの回転により前記用紙の搬送を開始してから、前記上流側ローラのニップを解除するまでのレジストローラの総回転数を、前記用紙の紙厚に応じて設定された所定総回転数に制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定総回転数は、前記紙厚が薄いよりも厚い方が多く設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定総回転数は、前記上流側ローラのニップを解除する時の用紙先端と前記レジストローラのニップ部中心との距離が前記紙厚に関わらず、一定になるように設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記レジストローラの総回転数の制御を、前記レジストローラの回転速度と回転時間の少なくとも一方を変更することで行うことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記レジストローラの総回転数の制御を、前記紙厚に関わらず前記回転速度を一定とし、前記紙厚に応じて前記回転時間を変更することで行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記レジストローラの総回転数の制御を、前記紙厚に関わらず前記回転時間を一定とし、前記紙厚に応じて前記回転速度を変更することで行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記上流側ローラのニップを解除した後、前記用紙の搬送方向と直交する前記用紙の幅方向にレジストローラを移動し、前記用紙の片寄りを補正することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
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