JP5456650B2 - 改質天然ゴム、タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

改質天然ゴム、タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、改質天然ゴム及びその製造方法、並びに、該改質天然ゴムを用いたタイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤに関する。
従来から、タイヤの転がり抵抗を低減して発熱を抑えることにより、車両を低燃費化することが行われている。近年、タイヤによる車両の低燃費化の要請はますます大きくなり、燃費向上の更なる検討が不可欠である。タイヤに汎用されている天然ゴムはスチレンブタジエンゴムに比べて低燃費性能が高いとされてきたが、昨今スチレンブタジエンゴムの低燃費化が進んでいるため、タイヤ全体の低燃費化を達成するためには天然ゴムの低燃費化も進めることが必要である。
天然ゴムの低燃費化にあたり、天然ゴムを改質することが考えられ、例えば、特許文献1には、天然ゴムラテックスに界面活性剤を加えて洗浄処理する方法が記載されている。しかしながら、転がり抵抗を改善することについては未だ改善の余地がある。
特許第3294901号公報
本発明は、前記課題を解決し、リン含有量及び窒素含有量を充分に低減でき、低燃費性、耐熱老化性に優れた改質天然ゴム及びその製造方法を提供すること、並びに、該改質天然ゴムを用いたタイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、ケン化天然ゴムラテックスから得られた凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理し、洗浄して得られる改質天然ゴムに関する。ここで、アニオン系界面活性剤が、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩及び脂肪酸塩からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
上記水溶液100質量%中の上記アニオン系界面活性剤の含有量が0.01質量%以上であることが好ましい。上記水溶液100質量%中の上記アニオン系界面活性剤の含有量が0.1質量%以上であることがより好ましい。
アセトン中に室温下で48時間浸漬した後の窒素含有量が0.2%質量以下であることが好ましい。上記改質天然ゴムのリン含有量が200ppm以下であることが好ましい。
本発明はまた、天然ゴムラテックスをケン化処理する工程1と、上記工程1で得られたケン化天然ゴムラテックスを凝集させて得られた凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理する工程2と、洗浄する工程3とを含む改質天然ゴムの製造方法に関する。
本発明はまた、ゴム成分とカーボンブラック及び/又は白色充填剤とを含み、上記ゴム成分100質量%中、上記改質天然ゴムの含有量が5質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
本発明はまた、上記ゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、ケン化天然ゴムラテックスから得られた凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理し、洗浄して得られる改質天然ゴムであるので、ゴム中のタンパク質やリン脂質を充分に低減でき、低燃費性を改善できる。また、本発明によれば、従来の改質が施されたタンパク質と比べて、耐熱老化性(保存中の分子量の低下)を通常(非改質)の天然ゴム並みに高められる。従って、低燃費性、耐熱老化性に優れたタイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤを提供できる。
〔改質天然ゴム〕
本発明の改質天然ゴムは、ケン化天然ゴムラテックスから得られた凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理し、洗浄して得られるものである。
天然ゴムの低燃費化において、天然ゴムラテックスをケン化する方法では、ケン化工程で分解したタンパク質やリン脂質がゴム凝固時にゴム内部に閉じこめられたり、ゴム表面に強固に吸着された状態で残存してしまうため、水などによる洗浄では充分に低減できない。これに対し、本発明では、ケン化天然ゴムラテックスによる凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理、洗浄することにより、残存しているタンパク質やリン脂質も充分に除去できる。そのため、本発明の改質天然ゴムの使用により、低燃費性を一層向上できる。また、ケン化処理後に炭酸ナトリウムを処理して残存しているタンパク質を除去する方法に比べて、耐熱老化性が優れており、保存中のゴムの劣化を抑制でき、保存に伴う低燃費性悪化を緩和できる。
本発明の改質天然ゴムは、具体的には、天然ゴムラテックスをケン化処理する工程1と、上記工程1で得られたケン化天然ゴムラテックスを凝集させて得られた凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理する工程2と、洗浄する工程3とを含む製造方法などにより調製できる。
(工程1)
工程1では、天然ゴムラテックスをケン化処理する。これにより、リン脂質やタンパク質が分解される。
天然ゴムラテックスはヘベア樹などの天然ゴムの樹木の樹液として採取され、ゴム分のほか水、タンパク質、脂質、無機塩類などを含み、ゴム中のゲル分は種々の不純物の複合的な存在に基づくものと考えられている。本発明では、天然ゴムラテックスとして、ヘベア樹をタッピングして出てくる生ラテックス(フィールドラテックス)、あるいは遠心分離法やクリーミング法によって濃縮した濃縮ラテックス(精製ラテックス、常法によりアンモニアを添加したハイアンモニアラテックス、亜鉛華とTMTDとアンモニアによって安定化させたLATZラテックスなど)を使用できる。
ケン化処理の方法としては、例えば、特開2010−138359号公報、特開2010−174169号公報に記載の方法により好適に行うことができ、具体的には下記方法などで実施できる。
ケン化処理は、天然ゴムラテックスに、アルカリと、必要に応じて界面活性剤を添加して所定温度で一定時間、静置することで実施でき、必要に応じて撹拌等を行っても良い。
ケン化処理に用いるアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが好ましい。界面活性剤としては特に限定されず、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩などの公知のノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられるが、ゴムを凝固させず良好にケン化できるという点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好適である。ケン化処理において、アルカリ及び界面活性剤の添加量、ケン化処理の温度及び時間は、適宜設定すればよい。
ケン化処理において、必要に応じて老化防止剤をケン化処理前、処理中又は処理後に添加してもよい。老化防止剤としては、老化防止剤の分散体を使用することが好ましく、例えば、老化防止剤、界面活性剤及び水を含む老化防止剤分散体(水中に老化防止剤を微細に分散させた分散体)を使用できる。このような分散体の使用により、老化防止剤をゴム粒子に吸収(吸着)させることができ、良好な低燃費性、耐熱老化性が得られる。
なお、老化防止剤分散体をケン化処理前に添加する場合は天然ゴムラテックスと混合した後にケン化処理が施され、ケン化処理中に添加する場合は天然ゴムラテックス、アルカリなどとともに混合され、ケン化処理後に添加する場合は処理して得られたケン化天然ゴムラテックスと混合される。
上記老化防止剤分散体において、老化防止剤としては特に限定されないが、容易に使用できるという理由から、フェノール系老化防止剤が好ましい。ここで、フェノール系老化防止剤としては、2,2’−メチレンビス−(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(大内新興化学工業(株)製のノクラックNS−6)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(大内新興化学工業(株)製のノクラック200)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)((株)エーピーアイコーポレーション製のヨシノックス425)などが挙げられ、また、ρ−クレゾールとジシクロペンタジエンとの縮合物をブチル化した化合物(ELIOKEM社製のWingstay L)、4−メチルフェノールとジシクロペンタジエンの反応物(Chemtura社製のLowinoxCPL)などのヒンダードフェノール系老化防止剤なども挙げられる。上記老化防止剤分散体に使用できる界面活性剤としては、公知のアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、マグネシウムアルミニウムシリケートの水和物などを適宜使用できる。
上記老化防止剤分散体は、公知の方法で製造でき、例えば、ボールミル、高速せん断型の撹拌装置、ホモジナイザーなどを用いて調製できる。老化防止剤、界面活性剤の添加量は適宜選択できる。
(工程2)
工程2では、上記工程1で得られたケン化天然ゴムラテックスを凝集させて得られた凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理する。この活性剤処理を施し、更に工程3で洗浄することでケン化処理により分解したタンパク質及びリン脂質を充分に除去し、凝集ゴム中の残存を防止できる。
工程2の凝集方法としては、ギ酸、酢酸、硫酸などの酸を添加してpHを調整し、必要に応じて高分子凝集剤を添加する方法などが挙げられる。これにより、大きな凝集塊ではなく、直径数mm〜20mm程度の粒状ゴムが形成され、活性剤処理及び洗浄工程によりリン脂質やタンパク質が充分に除去される。上記pHは、好ましくは3.0〜5.0、より好ましくは3.5〜4.5の範囲に調整される。
高分子凝集剤としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートの塩化メチル4級塩の重合体等のカチオン性高分子凝集剤、アクリル酸塩の重合体等のアニオン系高分子凝集剤、アクリルアミド重合体等のノニオン性高分子凝集剤、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートの塩化メチル4級塩−アクリル酸塩の共重合体等の両性高分子凝集剤などが挙げられる。高分子凝集剤の添加量は、適宜選択できる。
次いで、得られた凝集ゴムに対して、アニオン系界面活性剤の水溶液を用いて活性剤処理が施される。これにより、凝集ゴムに強く付着したタンパク質などを充分に除去できる。ここで、アニオン系界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩及び脂肪酸塩からなる群より選択される少なくとも1種を好適に使用できる。なお、これらの塩としては、アルカリ金属塩(ナトリウム塩など)、アンモニウム塩、アミン塩(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン塩などのアルカノールアミン塩)などが挙げられる。
アルキル硫酸エステル塩としては、高級アルキル硫酸エステル塩(高級アルコール硫酸エステル塩)が好適であり、ナトリウム塩などのアルカリ金属塩が好ましい。また、アルキル硫酸エステル塩におけるアルキル基の炭素数は10〜20が好ましく、10〜16がより好ましい。上記アルキル硫酸エステル塩の具体例としては、ドデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸カリウム、セチル硫酸ナトリウム、セチル硫酸カリウムなどが挙げられる。なかでも、タンパク質量などの低減効果に優れるという理由から、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸カリウムなどが好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜18のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。上記炭素数は10〜14が好ましい。また、オキシエチレン基の平均重合度は、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5である。上記ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩の具体例としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミンなどが挙げられる。なかでも、タンパク質量などの低減効果に優れるという理由から、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムが好ましい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、炭素数3〜20のアルキルベンゼンスルホン酸塩が挙げられ、アルカリ金属塩が好適である。上記アルキルベンゼンスルホン酸塩の具体例としては、ドデシルベンゼンスルホン酸、ペンタデシルベンゼンスルホン酸、デシルベンゼンスルホン酸、セチルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、カルシウム塩などが挙げられる。なかでも、タンパク質量などの低減効果に優れるという理由から、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい。
アルキルナフタレンスルホン酸塩としては、例えば、モノ、ジ又はトリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、モノ、ジ又はトリイソプロピルナフタレンスルホン酸カリウム、オクチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、オクチルナフタレンスルホン酸カリウム、ドデシルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ドデシルナフタレンスルホン酸カリウム等のアルキルナフタレンスルホン酸アルカリ金属塩が挙げられる。なかでも、リン量などの低減効果に優れるという理由から、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムが好ましい。
脂肪酸塩としては、炭素数10〜20の高級脂肪酸塩が好適であり、ナトリウム塩、カリウム塩などが挙げられる。上記脂肪酸塩の具体例としては、オレイン酸、ステアリン酸、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ドコサン酸、リノール酸、2−エチルヘキサン酸、2−オクチルウンデカン酸などのナトリウム塩、カリウム塩;やし油、パーム油、ヒマシ油、パーム核油、牛脂などから誘導される混合脂肪酸などのナトリウム塩、カリウム塩(ヒマシ油カリウム石けんなど)などが挙げられる。なかでも、タンパク質量などの低減効果に優れるという理由から、半硬化牛脂脂肪酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、ヒマシ油カリウム石けんが好ましい。
工程2におけるアニオン系界面活性剤の水溶液は、各界面活性剤を水で希釈、溶解することで調製できる。
上記水溶液100質量%中の該アニオン系界面活性剤の含有量(前記界面活性剤成分の合計量)は、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上である。0.01質量%未満では、リン脂質やタンパク質を充分に除去できないおそれがある。該含有量は、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下である。20質量%を超えても、効果の向上が少なく、経済的に不利となるおそれがある。
凝集ゴムを上記水溶液で処理(活性剤処理)する方法は、凝集ゴムを上記水溶液に接触させる方法であれば特に限定されず、例えば、凝集ゴムを上記水溶液に浸漬する方法、凝集ゴムに上記水溶液を噴霧する方法などが挙げられる。
上記処理温度は適宜選択すればよいが、好ましくは10〜50℃、より好ましくは15〜35℃である。また、処理時間は、通常、1分以上であり、好ましくは10分以上、より好ましくは30分以上である。1分未満であると、本発明の効果が良好に得られないおそれがある。上限に制限はないが、長すぎると生産サイクルが長くなり、不経済であるため、好ましくは72時間以下である。
なお、工程1のケン化時に必要に応じて界面活性剤を添加し、工程2の凝固後に再度アニオン性界面活性剤を添加するが、それぞれの作用は相違する。ケン化時に添加する界面活性剤は、強アルカリの添加によるケン化進行中にゴムが凝固せずに平均粒径0.1〜1μmを保持する、すなわちラテックスの安定性を保つ作用効果を有する。一方、工程2で使用されるアニオン系界面活性剤は、洗浄後のゴムに強固に付着したタンパク質やリン脂質の分解物や残渣等を除去する作用を持っている。
アニオン系界面活性剤の中には単独ではタンパク質除去効果を有するものの、強アルカリ下ではラテックスの安定性を保持できないものがある。工程1では強アルカリ下でもラテックスを安定にコロイド状態に保つことができるものを選択する必要がある。一方、工程2では既にゴムは凝固しており、タンパク質をはがす力の強いものを選ぶことが良い。この点、ドデシル硫酸ナトリウムは特に工程2において好ましい。
(工程3)
工程3では、工程2で活性剤処理を施した凝集ゴムに洗浄処理が行われ、これにより、タンパク質などが充分除去される。洗浄処理としては、例えば、ゴム分を水で希釈して洗浄後、遠心分離する方法、静置してゴムを浮かせ、水相のみを排出してゴム分を取り出す方法が挙げられる。これらの方法では、所望のリン含有量、窒素含有量になるまで洗浄を繰り返せばよい。洗浄処理終了後、乾燥することにより、本発明の改質天然ゴムが得られる。
上記製法などで得られた改質天然ゴム(HPNR)のリン含有量は、好ましくは200ppm以下、より好ましくは150ppm以下である。200ppmを超えると、tanδが上昇する傾向があり、低燃費性を改善できないおそれがある。
改質天然ゴムは、アセトン中に室温(25℃)で48時間浸漬した後の窒素含有量が0.2質量%以下であることが好ましく、0.15質量%以下であることがより好ましく、0.1質量%以下であることが更に好ましい。0.2質量%を超えると、低燃費性の改善効果を充分に得られないおそれがある。上記窒素含有量は、アセトン抽出によりゴム中の老化防止剤を除去した後の測定値を意味する。
なお、リン含有量、窒素含有量は、後述の実施例に記載の方法により測定できる。
改質天然ゴムは、通常、80℃で72時間老化させた後の重量平均分子量(Mw)保持率(Mw保持率=加熱後の分子量/加熱前の分子量×100)が40%以上である。該保持率は、好ましくは50%以上、より好ましくは55%以上である。
なお、重量平均分子量(Mw)保持率は、後述の実施例に記載の方法により測定できる。
〔タイヤ用ゴム組成物〕
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、ゴム成分とカーボンブラック及び/又は白色充填剤とを含み、該ゴム成分中に上記改質天然ゴムを所定量含む。
本発明のゴム組成物において、ゴム成分100質量%中の改質天然ゴムの含有量は、5質量%以上、好ましくは50質量%以上、より好ましくは100質量%である。5質量%未満であると、優れた低燃費性が得られないおそれがある。
改質天然ゴム以外に使用できるゴム成分としては、天然ゴム(非変性)(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)などが挙げられる。
本発明のゴム組成物は、カーボンブラック及び/又は白色充填剤を含有する。これにより、補強効果が得られる。
カーボンブラックのチッ素吸着比表面積(NSA)は70m/g以上が好ましく、100m/g以上がより好ましい。70m/g未満であると、充分な補強効果が得られない傾向がある。カーボンブラックのNSAは200m/g以下が好ましく、180m/g以下がより好ましい。200m/gを超えると、低燃費性が低下する傾向がある。
なお、カーボンブラックのチッ素吸着比表面積は、JIS K6217のA法によって求められる。
白色充填剤としては、ゴム工業で一般的に使用されているもの、たとえば、シリカ、炭酸カルシウム、セリサイトなどの雲母、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、クレー、タルク、アルミナ、酸化チタンなどを使用できる。
カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは30質量部以上である。該含有量は、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下である。上記範囲内であると、良好な低燃費性が得られる。
本発明のゴム組成物において、カーボンブラック及び白色充填剤の合計含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは30質量部以上である。該含有量は、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下である。上記範囲内であると、低燃費性、耐摩耗性、ウェットグリップ性がバランスよく得られる。
本発明のゴム組成物には、上記の材料以外にも、酸化亜鉛、ステアリン酸、各種老化防止剤、硫黄、加硫促進剤などのタイヤ工業において一般的に用いられている各種材料が適宜配合されていてもよい。
本発明のゴム組成物の製造方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、上記各成分をオープンロール、バンバリーミキサーなどのゴム混練装置を用いて混練し、その後加硫する方法等により製造できる。該ゴム組成物は、タイヤの各部材に使用でき、なかでも、トレッド、サイドウォール、スチールベルト、カーカスなどに好適に使用できる。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわち、必要に応じて各種材料を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッドなどの形状に合わせて押し出し加工し、タイヤ成型機上にて通常の方法にて成形することにより未加硫タイヤを形成した後、加硫機中で加熱加圧して製造できる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下に、実施例で用いた各種薬品について説明する。
フィールドラテックス:Muhibba社から入手したフィールドラテックス
エマールE−27C(界面活性剤):花王(株)製のエマールE−27C(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム)
NaOH:和光純薬工業(株)製のNaOH
Wingstay L(老化防止剤):ELIOKEM社製のWingstay L(ρ−クレゾールとジシクロペンタジエンとの縮合物をブチル化した化合物)
エマルビンW(界面活性剤):BASF社製のエマルビンW(芳香族ポリグリコールエーテル)
タモールNN9104(界面活性剤):BASF社製のタモールNN9104(ナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒドのナトリウム塩)
Van gel B(界面活性剤):Vanderbilt社製のVan gel B(マグネシウムアルミニウムシリケートの水和物)
洗浄用界面活性剤:表1
TSR:NR(TSR)
カーボンブラック:三菱化学(株)製のダイアブラックI(ISAFクラス)(NSA:114m/g)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛2種
ステアリン酸:日油(株)製のビーズステアリン酸つばき
老化防止剤6C:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン)(6PPD)
不溶性硫黄:日本乾溜工業(株)製のセイミ硫黄(オイル分:10%)
加硫促進剤TBBS(NS):大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS
Figure 0005456650
<実施例及び比較例>
(老化防止剤分散体の調製)
水462.5gにエマルビンW12.5g、タモールNN9104 12.5g、Van gel B 12.5g、Wingstay L 500g(合計1000g)をボールミルで16時間混合し、老化防止剤分散体を調製した。
(製造例1 固形ゴム(1)〜(9)の調製)
表2に従い、フィールドラテックスの固形分濃度(DRC)を30%(w/v)に調整した後、10%に希釈したエマールE−27C水溶液と40%に希釈したNaOH水溶液を加え、室温で24時間ケン化反応を行い、ケン化天然ゴムラテックスを得た。次いで、老化防止剤分散体を添加し、2時間撹拌した後、更に水を添加してゴム濃度15%(w/v)となるまで希釈した。その後、ゆっくり撹拌しながらギ酸を添加しpHを4.0に調整し、市販の高分子凝集剤を添加し、2分間撹拌し、凝集させた。これにより得られた凝集物(凝集ゴム)の直径は3〜15mm程度であった。表2に従い、凝集物を0.5質量%に希釈した洗浄用界面活性剤水溶液に、常温で8時間浸漬した後、取出し、水1000mlで洗浄を数回繰り返し、その後90℃で4時間乾燥して固形ゴム(1)〜(9)を得た。
(製造例2 固形ゴム(10)の調製)
洗浄用界面活性剤水溶液に浸漬しなかった点以外は、製造例1と同様の条件で、固形ゴム(10)を得た。
(製造例3 固形ゴム(12)の調製)
ケン化処理を行わなかった点、老化防止剤分散体を添加しなかった点、高分子凝集剤を添加しなかった点、及び洗浄用界面活性剤水溶液に浸漬しなかった点以外は、製造例1と同様の条件で、固形ゴム(12)を得た。
(製造例4 固形ゴム(13)の調製)
洗浄用界面活性剤水溶液の代わりに、0.5質量%の塩化ナトリウム水溶液を用いた点以外は、製造例1と同様の条件で、固形ゴム(13)を得た。
(製造例5 固形ゴム(14)〜(17)の調製)
表3の洗浄用界面活性剤を用いた点以外は、製造例1と同様の条件で、固形ゴム(14)〜(17)を得た。
(製造例6 固形ゴム(18)の調製)
洗浄用界面活性剤水溶液の代わりに、2質量%の炭酸ナトリウム水溶液を用いた点以外は、製造例1と同様の条件で、固形ゴム(18)を得た。
固形ゴム(1)〜(18)について、下記により評価し、結果を表2、3に示した。
<リン含有量の測定>
ICP発光分析装置(P−4010、(株)日立製作所製)を使用してリン含有量を求めた。
<窒素含有量の測定>
(アセトン抽出(試験片の作製))
各固形ゴムを1mm角に細断したサンプルを約0.5g用意した。サンプルをアセトン50g中に浸漬して、室温(25℃)で48時間後にゴムを取出し、乾燥させ、各試験片(老化防止剤抽出済み)を得た。
(測定)
得られた試験片の窒素含有量を以下の方法で測定した。
窒素含有量は、微量窒素炭素測定装置「SUMIGRAPH NC95A((株)住化分析センター製)」を用いて、上記で得られたアセトン抽出処理済みの各試験片を分解、ガス化し、そのガスをガスクロマトグラフ「GC−8A((株)島津製作所製)」で分析して窒素含有量を定量した。
<ムーニー粘度の測定>
各固形ゴム及びTSRについて、JIS K6300に準拠したムーニー粘度の測定方法に従い、130℃で測定した。
なお、ムーニー粘度(ML1+4)が65以下であれば素練り不要と判断できる。
<耐熱老化性>
老化前後における各固形ゴムの重量平均分子量を測定し、耐熱老化性を求めた。老化処理は、各ゴムを2〜5mm角に細断し、80℃で72時間オーブン中に保管することにより行った。重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフを用いて、イソプレンを標準物質として測定した。
なお、耐熱老化性は、分子量保持率(加熱後の分子量/加熱前の分子量×100)(%)で表した。値が大きいほど、耐熱老化性が優れていることを示す。
Figure 0005456650
Figure 0005456650
表2〜3より、アニオン系界面活性剤の洗浄用水溶液で浸漬処理して調製された固形ゴム(1)〜(9)は、浸漬処理せずに調製された固形ゴム(10)に比べて、窒素含有量、リン含有量が大幅に低減し、ムーニー粘度も低下していた。また、耐熱老化性試験における重量平均分子量(Mw)保持率が55〜70%であり、固形ゴム(11)と同等であることが明らかとなった。
一方、ノニオン系界面活性剤の洗浄水溶液で浸漬処理して調製された固形ゴム(14)〜(17)では、窒素含有量、リン含有量が上記固形ゴム(10)と同等で、洗浄作用が発揮されないことが明らかとなった。また、塩化ナトリウムのような電解質水溶液で処理しても同様に洗浄作用が発揮されなかった(固形ゴム(13))。
(ゴム試験片の作製)
表4に示す配合処方に従って、1.7Lバンバリーを用いて、硫黄及び加硫促進剤以外の薬品を混練りした。次に、ロールを用いて、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加して練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を150℃で12分間プレス加硫して加硫物を得た。
なお、TSRから調製した固形ゴム(11)は予め素練りを行ってから使用した。
得られた各加硫物を下記により評価し、結果を表4に示した。
(転がり抵抗)
粘弾性スペクトロメーターVES((株)岩本製作所製)を用いて、温度70℃、初期歪み10%、動歪み1%、周波数10Hzの条件下で、各配合(加硫物)の損失正接(tanδ)を測定し、比較例1の転がり抵抗指数を100として、下記計算式により算出した。転がり抵抗指数が小さいほど、転がり抵抗が低減され、好ましいことを示す。
(転がり抵抗指数)=((各配合のtanδ)/(比較例1のtanδ))×100
Figure 0005456650
表4から、アニオン性界面活性剤水溶液による浸漬処理を施した作製した固形ゴム(1)〜(9)を用いた実施例では、他の固形ゴムを用いた比較例に比べて、優れた転がり抵抗(低燃費性)が得られ、本発明の改質天然ゴムをタイヤに好適に使用できることが明らかとなった。
なお、固形ゴム(18)を用いた比較例は転がり抵抗に優れていたものの、長期保存した場合の分子量の低下による転がり抵抗の悪化が懸念された。

Claims (9)

  1. ゴム成分とカーボンブラック及び/又は白色充填剤とを含み、
    前記ゴム成分100質量%中、ケン化天然ゴムラテックスから得られた凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理し、洗浄して得られる改質天然ゴムの含有量が5質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物。
  2. 前記アニオン系界面活性剤が、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩及び脂肪酸塩からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  3. 前記水溶液100質量%中の前記アニオン系界面活性剤の含有量が0.01質量%以上である請求項1又は2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. 前記水溶液100質量%中の前記アニオン系界面活性剤の含有量が0.1質量%以上である請求項1又は2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  5. 前記改質天然ゴムのアセトン中に室温下で48時間浸漬した後の窒素含有量が0.2%質量以下である請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  6. 前記改質天然ゴムのリン含有量が200ppm以下である請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  7. 前記改質天然ゴムの80℃で72時間老化させた後の重量平均分子量(Mw)保持率(Mw保持率=加熱後の分子量/加熱前の分子量×100)が40%以上である請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  8. 天然ゴムラテックスをケン化処理する工程1と、
    前記工程1で得られたケン化天然ゴムラテックスを凝集させて得られた凝集ゴムをアニオン系界面活性剤の水溶液で処理する工程2と、
    洗浄する工程3と
    前記工程1〜3を経て作製された改質天然ゴム、並びに、カーボンブラック及び/又は白色充填剤を混練する工程4と、
    を含む請求項1〜7のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物の製造方法。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤ。
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