JP5454424B2 - 撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像方法に関し、より具体的には、被写体を立体画像として撮像する撮像方法に関する。
従来、共通の被写体を左右に配置した2台のビデオカメラによって同時に撮像し、得られた2種類の画像(右眼用画像及び左眼用画像)を同時に出力することによって立体画像を表示するシステムが提案されている。また、立体撮影を行うためのレンズ系の調整を容易にするために、互いに直交関係となるように偏光させる偏光フィルタを組み合わせることによって、光学系を共通化させる立体撮影装置が提案されている(例えば、特公平6−054991号公報参照)。
また、2つのレンズと1つの撮像手段から構成された撮像装置で立体撮影を行う方式が提案されている(例えば、特開2004−309868参照)。この特許公開公報に開示された撮像装置は、
所定数の走査線の整数倍に相当する画素が撮像面に設けられた撮像手段と、
被写体からの第1の映像光における水平成分だけを透過する第1の水平成分偏光手段と、
上記第1の水平成分偏光手段とは所定距離だけ離隔された位置に配置され、上記被写体からの第2の映像光における垂直成分だけを透過する第1の垂直成分偏光手段、
とを具え、
上記第1の水平成分偏光手段により透過した上記水平成分を上記撮像面における所定範囲の画素に集光させ、
上記第1の垂直成分偏光手段によって透過された上記垂直成分を上記所定範囲を除く残余範囲の画素に集光させる。具体的には、CCDの撮像面に対して所定距離だけ離れた位置に、人間の視差に応じた間隔だけ離間して配置された水平成分偏光フィルタ及び垂直成分偏光フィルタが、2つのレンズと共に設けられている。
特公平6−054991号公報 特開2004−309868
ところで、特公平6−054991号に開示された技術にあっては、2つの偏光フィルタの出力を重ねて光路を一系統とすることによって、レンズ系を共通化させている。しかしながら、後段で右眼用画像及び左眼用画像を抽出するために更に偏光フィルタを設け、光路自体を再度分けて別々の偏光フィルタに入光させなければならない。特開2004−309868に開示された技術にあっては、レンズ及び偏光フィルタの組合せを2組、必要とする。それ故、これらの撮像装置にあっては、2組の光路の光軸、焦点距離、透過率、F値、ズーム、絞り部、フォーカス、輻輳角等を完全に一致させなければならず、また視野闘争の発生も抑制することが困難である。ここで、視野闘争とは、例えば、P波成分は反射するがS波成分は吸収する水面や窓等の被写体を撮像するとき、P波成分から得られた画像とS波成分から得られた画像を両眼へ提示したとき、輝度が著しく違う場合に融合が起こらず、一方の画像だけが優越して交互に見えたり、重なった領域で互いに抑制しあったりする現象を指す。また、多数の偏光フィルタを用いているため、撮像手段(撮像素子)に到達する光の光量が大幅に低下するといった問題を有する。
従って、本発明の目的は、視野闘争の発生を抑制することができ、しかも、撮像素子に到達する光の光量の大幅なる低下を防ぐことができる撮像方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の撮像方法は、
第1の方向に沿ってM0個の画素から成る単位画素行が、第1の方向と直交する第2の方向に沿ってN0行、配列されて成り、
(A)光学系、並びに、
(B)各画素に対応して撮像素子が配列されて成り、光学系を通過した光を電気信号に変換する撮像素子アレイ、
を具備した撮像装置を用いた撮像方法であって、
N行(但し、2≦N)毎に選択された単位画素行を含む少なくとも1行の単位画素行から構成された画素群を、第1画素群とし、
第1画素群における画素を構成する撮像素子を、第1撮像素子群とし、
第1撮像素子群に含まれない撮像素子から構成された撮像素子群を、第2撮像素子群とし、
第2撮像素子群から構成された画素から成る画素群を、第2画素群としたとき、
立体画像を得るための視差情報を第1撮像素子群において取得し、画像を得るための画像情報を第2撮像素子群において取得し、
取得された画像情報に基づき、第1画素群における視差情報を取得した画素において画像情報を得た後、視差情報及び全画素における画像情報から立体画像を得る。
本発明の撮像方法にあっては、立体画像を得るための視差情報を第1撮像素子群において取得し、画像を得るための画像情報を第2撮像素子群において取得し、取得された画像情報に基づき、第1画素群における視差情報を取得した画素において画像情報を得た後、視差情報及び全画素における画像情報から立体画像を得る。即ち、基本的には、画像を得るための画像情報を第2撮像素子群において取得するので、視野闘争の発生を抑制することができる。しかも、立体画像を得るための視差情報を一部の画素において(即ち、第1撮像素子群において)取得するので、立体画像を得るための視差情報を全ての画素において取得する場合と比較して、撮像素子アレイに到達する光の光量の大幅なる低下を防ぐことができる。
図1の(A)、(B)及び(C)は、それぞれ、実施例1の撮像装置の概念図、第1偏光手段及び第2偏光手段における偏光の状態を模式的に示す図である。 図2の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例1の撮像装置において、第1偏光手段における第1領域及び第2偏光手段における第3領域を通過し、撮像素子アレイに到達する光の概念図、及び、第1偏光手段における第2領域及び第2偏光手段における第4領域を通過し、撮像素子アレイに到達する光の概念図であり、図2の(C)及び(D)は、図2の(A)及び(B)に示した光によって撮像素子アレイに結像した画像を模式的に示す図である。 図3の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例1の撮像装置における撮像素子の模式的な一部断面図、及び、ワイヤグリッド偏光子の配列状態を模式的に示す図である。 図4は、実施例1の撮像装置におけるベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図である。 図5は、撮像素子から得られた電気信号に対するデモザイク処理を行い、信号値を得る画像処理を説明するためのベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図である。 図6の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例2の撮像装置に備えられた第1偏光手段及び第2偏光手段における偏光の状態を模式的に示す図である。 図7は、実施例2の撮像装置におけるベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図である。 図8の(A)〜(D)は、実施例3の撮像装置に備えられた第1偏光手段の模式図である。 図9の(A)及び(B)は、実施例4において、消光比と視差の関係を調べた結果を示す左眼用画像及び右眼用画像の写真に代わる図である。 図10の(A)、(B)及び(C)は、それぞれ、実施例5において、ワイヤグリッド偏光子を構成するワイヤのピッチと入射光の波長と消光比の関係、ワイヤグリッド偏光子を構成するワイヤの高さと入射光の波長と消光比の関係、ワイヤグリッド偏光子を構成するワイヤの(幅/ピッチ)と入射光の波長と消光比の関係を求めた結果を示すグラフである。 図11は、実施例5において、ワイヤグリッド偏光子を構成する2本のワイヤの長さと入射光の波長と消光比の関係を求めた結果を示すグラフである。 図12は、実施例6の撮像装置におけるベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図である。 図13は、実施例6の撮像装置の変形例におけるベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図である。 図14の(A)及び(B)は、それぞれ、撮像素子の変形例の模式的な一部断面図である。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明するが、本発明は実施例に限定されるものではなく、実施例における種々の数値や材料は例示である。尚、説明は、以下の順序で行う。
1.本発明の撮像方法、全般に関する説明
2.実施例1(本発明の撮像方法)
3.実施例2(実施例1の変形)
4.実施例3(実施例1の別の変形)
5.実施例4(実施例1の別の変形)
6.実施例5(実施例1の別の変形)
7.実施例6(実施例1の別の変形)、その他
[本発明の撮像方法、全般に関する説明]
本発明の撮像方法においては、限定するものではないが、Nの値を2以上の整数とし、その上限を25とすることができる。あるいは又、本発明の撮像方法においては、限定するものではないが、N=2nであり、nは1乃至5の自然数である構成とすることができる。
上記の好ましい構成を含む本発明の撮像方法において、光学系は、
(a)被写体からの光を偏光させる第1偏光手段、及び、
(b)第1偏光手段からの光を集光するレンズ系、
を備えており、
第1撮像素子群は、光入射側に第2偏光手段を有し、レンズ系によって集光された光を電気信号に変換し(より具体的には、第1撮像素子群は、レンズ系によって集光され、第1偏光手段及び第2偏光手段を通過した光を電気信号に変換し)、
第2撮像素子群は、レンズ系によって集光された光を電気信号に変換し(より具体的には、第2撮像素子群は、レンズ系によって集光され、第1偏光手段を通過した光を電気信号に変換し)、
第1偏光手段は、第1の方向に沿って配列された第1領域及び第2領域を有し、
第1領域を通過した第1領域通過光の偏光状態と、第2領域を通過した第2領域通過光の偏光状態とは異なり、
第2偏光手段は、第1の方向に延びる複数の第3領域及び第4領域を有し、
第3領域を通過した第3領域通過光の偏光状態と、第4領域を通過した第4領域通過光の偏光状態とは異なり、
第1領域通過光は第3領域を通過して第1撮像素子群に到達し、第2領域通過光は第4領域を通過して第1撮像素子群に到達し、以て、第1領域の重心点と第2領域の重心点との間の距離を両眼視差の基線長さとした視差情報を得る形態とすることができる。尚、このような形態の光学系を含む撮像装置を、便宜上、『本発明における撮像装置』と呼ぶ場合がある。
本発明における撮像装置にあっては、1組の第1偏光手段及び第2偏光手段並びに1つのレンズ系から撮像装置が構成されているので、単眼で、簡素な構成、構造を有する、小型の撮像装置を提供することができる。また、レンズ及び偏光フィルタの組合せを2組、必要としないので、ズーム、絞り部、フォーカス、輻輳角等にズレや差異が生じることもない。しかも、両眼視差の基線長さが比較的短いので、自然な立体感を得ることができる。更には、第1偏光手段の脱着によって、容易に、2次元画像及び3次元画像を得ることができる。
ここで、本発明における撮像装置にあっては、第1偏光手段はレンズ系の絞り部近傍に配置されている形態とすることが好ましい。あるいは又、レンズ系に入射した光が、一旦、平行光とされ、最終的に撮像素子上に集光(結像)されるとき、平行光の状態にあるレンズ系の部分に第1偏光手段を配置する形態とすることが好ましい。これらの形態にあっては、一般に、レンズ系の光学系を新たに設計し直す必要はなく、既存のレンズ系に第1偏光手段を、固定して、あるいは又、脱着自在に取り付けられるように、機械的(物理的)な設計変更を施せばよい。尚、レンズ系に第1偏光手段に脱着自在に取り付けるには、例えば、第1偏光手段をレンズの絞り羽根に類似した構成、構造とし、レンズ系内に配置すればよい。あるいは又、レンズ系において、第1偏光手段と開口部とが併設された部材を、レンズ系の光軸と平行な回動軸を中心として回動可能にこの回動軸に取り付け、係る部材を回動軸を中心として回動させることで、レンズ系を通過する光線が開口部を通過し、あるいは、第1偏光手段を通過する構成、構造を挙げることができる。あるいは又、レンズ系において、第1偏光手段と開口部とが併設された部材を、例えばレンズ系の光軸と直交する方向に滑動自在にレンズ系に取り付け、係る部材を滑動させることで、レンズ系を通過する光線が開口部を通過し、あるいは、第1偏光手段を通過する構成、構造を挙げることができる。
上記の好ましい形態を含む本発明における撮像装置にあっては、第1偏光手段において、第1領域と第2領域との間に中央領域が設けられており、中央領域を通過した中央領域通過光の偏光状態は、中央領域入射前と変化しない形態とすることができる。即ち、中央領域は、偏光に関して素通し状態とすることができる。第1偏光手段の中央領域にあっては、光強度が強いが、視差量は少ない。従って、このような形態とすることで、撮像素子アレイが受ける光強度を大きくしながら、十分な長さの両眼視差の基線長さを確保することが可能となる。第1偏光手段の外形形状を円形としたとき、中央領域を円形とし、第1領域及び第2領域を、中央領域を囲む中心角180度の扇形とすることができるし、中央領域を正方形や菱形とし、第1領域及び第2領域を、中央領域を囲む中心角180度の扇形に類似した形状とすることができる。あるいは又、第1領域、中央領域及び第2領域を、第2の方向に沿って延びる帯状の形状とすることができる。
以上に説明した各種の好ましい形態を含む本発明における撮像装置にあっては、第1領域及び第2領域は偏光子から成り、第1領域通過光の電場の向きと第2領域通過光の電場の向きとは直交している構成とすることができる。そして、このような構成を含む本発明における撮像装置にあっては、第1領域通過光の電場の向きは第1の方向と平行である構成とすることができるし、あるいは又、第1領域通過光の電場の向きは第1の方向と45度の角度を成す構成とすることができる。更には、これらの構成の任意の組合せを含む本発明における撮像装置にあっては、第1領域通過光の電場の向きと第3領域通過光の電場の向きとは平行であり、第2領域通過光の電場の向きと第4領域通過光の電場の向きとは平行である構成とすることができる。更には、これらの構成の任意の組合せを含む本発明における撮像装置にあっては、偏光子の消光比は、3以上、好ましくは10以上であることが望ましい。
ここで、『偏光子』とは、自然光(非偏光)や円偏光から直線偏光を作り出すものを指し、第1領域及び第2領域を構成する偏光子、それ自体は、周知の構成、構造の偏光子(偏光板)とすればよい。また、例えば、第1領域通過光及び第2領域通過光の一方の偏光成分を主としてS波(TE波)とし、第1領域通過光及び第2領域通過光の他方の偏光成分を主としてP波(TM波)とすればよい。第1領域通過光及び第2領域通過光の偏光状態は、直線偏光であってもよいし、円偏光(但し、回転方向が相互に逆の関係にある)であってもよい。一般に、振動方向が或る特定の向きだけの横波を偏光した波と呼び、この振動方向を偏光方向あるいは偏光軸と呼ぶ。光の電場の向きは偏光方向と一致する。消光比とは、第1領域通過光の電場の向きが第1の方向と平行である構成とする場合、第1領域にあっては、第1領域を通過する光に含まれる、電場の向きが第1の方向である光の成分と電場の向きが第2の方向である光の成分の割合であり、第2領域にあっては、第2領域を通過する光に含まれる、電場の向きが第2の方向である光の成分と電場の向きが第1の方向である光の成分の割合である。また、第1領域通過光の電場の向きが第1の方向と45度の角度を成す構成とする場合、第1領域にあっては、第1領域を通過する光に含まれる、電場の向きが第1の方向と45度の角度を成す光の成分と135度の角度を成す光の成分の割合であり、第2領域にあっては、第2領域を通過する光に含まれる、電場の向きが第1の方向と135度の角度を成す光の成分と45度の角度を成す光の成分の割合である。あるいは又、例えば、第1領域通過光の偏光成分が主としてP波であり、第2領域通過光の偏光成分が主としてS波である場合、第1領域にあっては、第1領域通過光に含まれるP偏光成分とS偏光成分の割合であり、第2領域にあっては、第2領域通過光に含まれるS偏光成分とP偏光成分の割合である。
以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明における撮像装置にあっては、第1撮像素子群を構成する撮像素子は、光電変換素子、並びに、その上あるいは上方に、カラーフィルタ、オンチップレンズ、及び、ワイヤグリッド偏光子が積層されて成り、ワイヤグリッド偏光子が第3領域又は第4領域を構成する形態とすることができる。あるいは又、第1撮像素子群を構成する撮像素子は、光電変換素子、並びに、その上あるいは上方に、ワイヤグリッド偏光子、カラーフィルタ、及び、オンチップレンズが積層されて成り、ワイヤグリッド偏光子が第3領域又は第4領域を構成する形態とすることができる。あるいは又、撮像素子は、光電変換素子、並びに、その上あるいは上方に、オンチップレンズ、カラーフィルタ、及び、ワイヤグリッド偏光子が積層されて成り、ワイヤグリッド偏光子が第3領域又は第4領域を構成する形態とすることができる。但し、オンチップレンズ、カラーフィルタ、及び、ワイヤグリッド偏光子の積層順は、適宜、変更することができる。そして、これらの形態にあっては、第1領域通過光の電場の向きが第1の方向と平行である構成とする場合、ワイヤグリッド偏光子を構成する複数のワイヤの延びる方向は、第1の方向あるいは第2の方向と平行である形態とすることができる。具体的には、第3領域を構成するワイヤグリッド偏光子にあっては、ワイヤの延びる方向は第2の方向と平行であり、第4領域を構成するワイヤグリッド偏光子にあっては、ワイヤの延びる方向は第1の方向と平行である。あるいは又、これらの形態にあっては、第1領域通過光の電場の向きが第1の方向と45度の角度を成す構成とする場合、ワイヤグリッド偏光子を構成する複数のワイヤの延びる方向は、第1の方向あるいは第2の方向と45度を成す形態とすることができる。具体的には、第3領域を構成するワイヤグリッド偏光子にあっては、ワイヤの延びる方向は第1の方向と135度の角度を成し、第4領域を構成するワイヤグリッド偏光子にあっては、ワイヤの延びる方向は第1の方向と45度の角度を成す。ワイヤの延びる方向がワイヤグリッド偏光子における光吸収軸となり、ワイヤの延びる方向と直交する方向がワイヤグリッド偏光子における光透過軸となる。尚、第2撮像素子群を構成する撮像素子は、ワイヤグリッド偏光子を設けない点を除き、第1撮像素子群を構成する撮像素子と同じ構成、構造とすることができる。
以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明における撮像装置にあっては、撮像素子アレイはベイヤ配列を有し、1画素は4つの撮像素子から構成されている形態とすることができる。そして、第1画素群において、1画素に対して、1つの第3領域及び/又は第4領域が配されている形態とすることができる。即ち、1画素に対して、1つの第3領域が配されている形態、1つの第4領域が配されている形態、あるいは、1つの第3領域及び1つの第4領域が配されている形態とすることができる。あるいは又、以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明における撮像装置にあっては、第1画素群が2行の単位画素行から構成されており、一方の単位画素行に第3領域が配され、他方の単位画素行に第4領域が配されている形態とすることもできる。あるいは又、第1画素群が1行の単位画素行から構成されており、この1行の単位画素行に第3領域及び第4領域が配されている形態とすることもできる。但し、撮像素子アレイの配列は、ベイヤ配列に限定されず、その他、インターライン配列、GストライプRB市松配列、GストライプRB完全市松配列、市松補色配列、ストライプ配列、斜めストライプ配列、原色色差配列、フィールド色差順次配列、フレーム色差順次配列、MOS型配列、改良MOS型配列、フレームインターリーブ配列、フィールドインターリーブ配列を挙げることができる。
あるいは又、第1画素群において、撮像素子アレイの配列をベイヤ配列としたとき、1画素において、赤色を受光する赤色撮像素子及び青色を受光する青色撮像素子には第3領域及び第4領域を配置せず、緑色を受光する2つの緑色撮像素子の一方に第3領域を配し、他方に第4領域を配してもよい。あるいは又、第1画素群において、撮像素子アレイの配列をベイヤ配列としたとき、1画素において、赤色を受光する1つ赤色撮像素子、青色を受光する1つの青色撮像素子、及び、緑色を受光する2つの緑色撮像素子の内の第1の方向に隣接する2つの撮像素子(例えば、赤色を受光する赤色撮像素子及び緑色を受光する一方の緑色撮像素子)には第3領域あるいは第4領域を配し、残りの2つの撮像素子(例えば、青色を受光する青色撮像素子及び緑色を受光する他方の緑色撮像素子)には第4領域あるいは第3領域を配してもよい。あるいは又、第1画素群において、撮像素子アレイの配列をベイヤ配列としたとき、1画素において、赤色を受光する1つ赤色撮像素子、青色を受光する1つの青色撮像素子、及び、緑色を受光する2つの緑色撮像素子の内のいずれか1つの撮像素子(例えば、赤色を受光する1つ赤色撮像素子あるいは青色を受光する1つの青色撮像素子)には第3領域あるいは第4領域を配し、この撮像素子に第2の方向に隣接する撮像素子(例えば、緑色撮像素子)には第4領域あるいは第3領域を配してもよい。
第1画素群を構成する単位画素行の数として、上述したように、1あるいは2を例示することができるが、これに限定するものではない。第1画素群における画素を構成する撮像素子を第1撮像素子群とするが、第1画素群における全ての画素を構成する撮像素子を第1撮像素子群としてもよいし、第1画素群における一部の画素を構成する撮像素子を第1撮像素子群としてもよい。また、第1撮像素子群に含まれない撮像素子から構成された撮像素子群を第2撮像素子群とするが、第1撮像素子群に含まれない撮像素子の全てから構成された撮像素子群を第2撮像素子群とすればよい。
以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明の撮像方法(以下、これらを総称して、単に、『本発明』と呼ぶ場合がある)において、第1の方向を水平方向、第2の方向を垂直方向とすることができる。第1画素群において、第1の方向に沿った第3領域及び第4領域の単位長さは、例えば、撮像素子の第1の方向に沿った長さと等しくすればよく(第1領域通過光の電場の向きが第1の方向と平行である場合)、あるいは又、1撮像素子分の長さと等しくすればよい(第1領域通過光の電場の向きが第1の方向と45度の角度を成す場合)。レンズ系は、単焦点レンズとしてもよいし、所謂ズームレンズとしてもよく、レンズやレンズ系の構成、構造は、レンズ系に要求される仕様に基づき決定すればよい。撮像素子として、CCD素子(Charge Coupled Device:電荷結合素子)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサー、CIS(Contact Image Sensor)、CMD(Charge Modulation Device)型の信号増幅型イメージセンサーを挙げることができる。また、撮像装置として、表面照射型の固体撮像装置あるいは裏面照射型の固体撮像装置を挙げることができる。更には、本発明の撮像装置等から、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、カムコーダを構成することができる。また、特開2004−309868等に開示された技術に、本発明の撮像方法を適用することもできる。
第3領域及び第4領域をワイヤグリッド偏光子から構成する場合、
ワイヤグリッド偏光子を構成するワイヤは、限定するものではないが、アルミニウム(Al)あるいはアルミニウム合金から成り、
ワイヤの幅とワイヤのピッチとの比[(ワイヤの幅)/(ワイヤのピッチ)]の値は0.33以上であり、
ワイヤの高さは5×10-8m以上であり、
ワイヤは10本以上である構成とすることが好ましい。
本発明において、第1領域の重心点とは、第1領域の外形形状に基づき求められた重心点を指し、第2領域の重心点とは、第2領域の外形形状に基づき求められた重心点を指す。第1偏光手段の外形形状を半径rの円形とし、第1領域及び第2領域を、それぞれ、第1偏光手段の半分を占める半月状としたとき、第1領域の重心点と第2領域の重心点との間の距離は、簡単な計算から、[(8r)/(3π)]で求めることができる。
実施例1は、本発明の撮像方法に関し、より具体的には、被写体を立体画像として撮像する撮像方法に関する。
実施例1の撮像方法の実行に適した本発明における撮像装置の概念図を図1の(A)に示し、第1偏光手段及び第2偏光手段における偏光の状態を模式的に図1の(B)及び(C)に示し、レンズ系、第1偏光手段における第1領域及び第2偏光手段における第3領域を通過し、撮像素子アレイに到達する光の概念図を図2の(A)に示し、第1偏光手段における第2領域及び第2偏光手段における第4領域を通過し、撮像素子アレイに到達する光の概念図を図2の(B)に示し、図2の(A)及び(B)に示した光によって撮像素子アレイに結像した画像を模式的に図2の(C)及び(D)に示す。尚、以下の説明において、光の進行方向をZ軸方向、第1の方向を水平方向(X軸方向)、第2の方向を垂直方向(Y軸方向)とする。また、実施例1の撮像装置におけるベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図を図4に示す。
実施例1、あるいは、後述する実施例2〜実施例6における撮像装置は、 第1の方向(水平方向、X軸方向)に沿ってM0個(実施例1にあっては、例えば、1920個)の画素から成る単位画素行が、第1の方向と直交する第2の方向(垂直方向、Y軸方向)に沿ってN0行(実施例1にあっては、例えば、1080行)、配列されて成り、
(A)光学系、並びに、
(B)各画素に対応して撮像素子43A,43Bが配列されて成り、光学系を通過した光を電気信号に変換する撮像素子アレイ40、
を具備している。尚、M0,N0の値は、本質的に任意であり、上記の値に限定するものではない。
ここで、
N行(但し、2≦N)毎に選択された単位画素行を含む少なくとも1行の単位画素行から構成された画素群を、第1画素群PG1とし、
第1画素群PG1における画素を構成する撮像素子を、第1撮像素子群41とし、
第1撮像素子群41に含まれない撮像素子から構成された撮像素子群を、第2撮像素子群42とし、
第2撮像素子群42から構成された画素から成る画素群を、第2画素群PG2とする。
尚、実施例1の撮像装置にあっては、N=2nであり、nは1乃至5の自然数である構成とすることができ、より具体的には、n=3とした。
実施例1、あるいは、後述する実施例2〜実施例6において、光学系は、
(a)被写体からの光を偏光させる第1偏光手段130,230,330、及び、
(b)第1偏光手段130,230,330からの光を集光するレンズ系20、
を備えている。そして、第1撮像素子群41は、光入射側に第2偏光手段150,250を有し、レンズ系20によって集光された光を電気信号に変換し、第2撮像素子群42は、レンズ系20によって集光された光を電気信号に変換する。具体的には、第1撮像素子群41は、レンズ系20によって集光され、第1偏光手段130,230,330及び第2偏光手段150,250を通過した光を電気信号に変換する。第2撮像素子群42は、レンズ系20によって集光され、第1偏光手段130,230,330を通過した光を電気信号に変換する。第1偏光手段130,230,330は、第1の方向(水平方向、X軸方向)に沿って配列された第1領域131,231,331及び第2領域132,232,332を有する。
更には、
第1領域131,231,331を通過した第1領域通過光L1の偏光状態と、第2領域132,232,332を通過した第2領域通過光L2の偏光状態とは異なり、
第2偏光手段150,250は、第1の方向(水平方向、X軸方向)に延びる複数の第3領域151,251及び第4領域152,252を有し、
第3領域151,251を通過した第3領域通過光L3の偏光状態と、第4領域152,252を通過した第4領域通過光L4の偏光状態とは異なり、
第1領域通過光L1は第3領域151,251を通過して第1撮像素子群41に到達し、第2領域通過光L2は第4領域152,252を通過して第1撮像素子群41に到達し、以て、第1領域131,231,331の重心点BC1と第2領域132,232,332の重心点BC2との間の距離を両眼視差の基線長さとした視差情報を得る。
実施例1、あるいは、後述する実施例2〜実施例6の撮像装置において、レンズ系20は、例えば、撮影レンズ21、絞り部22及び結像レンズ23を備えており、ズームレンズとして機能する。撮影レンズ21は、被写体からの入射光を集光するためのレンズである。撮影レンズ21は、焦点を合わせるためのフォーカスレンズや、被写体を拡大するためのズームレンズ等を含み、一般に、色収差等を補正するために複数枚のレンズの組合せによって実現されている。絞り部22は、集光された光の量を調整するために絞り込む機能を有するものであり、一般に、複数枚の板状の羽根を組み合わせて構成されている。少なくとも絞り部22の位置において、被写体の1点からの光は平行光となる。結像レンズ23は、第1偏光手段130,230,330を通過した光を撮像素子アレイ40上に結像する。撮像素子アレイ40は、カメラ本体部11の内部に配置されている。以上の構成において、入射瞳は、結像レンズ23よりもカメラ本体部側に位置する。撮像装置から、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、カムコーダが構成される。
カメラ本体部11は、撮像素子アレイ40の他に、例えば、画像処理手段12及び画像記憶部13を備えている。そして、撮像素子アレイ40によって変換された電気信号に基づき、右眼用視差情報、左眼用視差情報、画像情報が生成される。撮像素子アレイ40は、例えば、CCD素子やCMOSイメージセンサー等によって実現される。画像処理手段12は、撮像素子アレイ40から出力された電気信号から最終的に視差情報及び画像情報を作成して、画像記憶部13に記録する。
第1偏光手段130,230,330は、レンズ系20の絞り部22の近傍に配置されている。具体的には、第1偏光手段130,230,330は、絞り部22の作動に支障を支障を来さない限り、出来るだけ絞り部22に近い位置に配置されている。尚、第1偏光手段130,230,330は、上述したとおり、レンズ系20に入射した光が、一旦、平行光とされ、最終的に撮像素子43A,43B上に集光(結像)されるとき、平行光の状態にあるレンズ系20の部分に配置されている。
実施例1の撮像装置110において、第1偏光手段130は、第1の方向に沿って配列された第1領域131及び第2領域132を有する。具体的には、第1偏光手段130の外形形状は円形であり、第1領域131及び第2領域132は、それぞれ、第1偏光手段130の半分を占める半月状の外形形状を有する。第1領域131と第2領域132との境界線は、第2の方向に沿って延びている。2つの偏光フィルタの組合せから成る第1偏光手段130は、入射した光を2つの異なる偏光状態に分離する。第1偏光手段130は、上述したとおり、左右対称の偏光子から構成されており、カメラの正立状態に対する左右2つの位置において、互いに直交する直線方向の偏光、又は、互いに逆方向となる回転方向の偏光を生成する。第1領域131は、第1画素群PG1において、被写体を右眼で見るであろう像(右眼が受けるであろう光)に対して偏光を施すフィルタである。一方、第2領域132は、第1画素群PG1において、被写体を左眼で見るであろう像(右眼が受けるであろう光)に対して偏光を施すフィルタである。
ここで、実施例1の撮像装置110において、第1領域131及び第2領域132は偏光子から成る。そして、第1領域通過光L1の電場の向き(白抜きの矢印で示す)と第2領域通過光L2の電場の向き(白抜きの矢印で示す)とは直交している(図1の(B)参照)。ここで、実施例1において、第1領域通過光L1の電場の向きは第1の方向と平行である。具体的には、例えば、第1領域通過光L1は主としてP波(TM波)を偏光成分として有し、第2領域通過光L2は主としてS波(TE波)を偏光成分として有する。更には、第1領域通過光L1の電場の向きと第3領域通過光L3の電場の向き(白抜きの矢印で示す)とは平行であり、第2領域通過光L2の電場の向きと第4領域通過光L4の電場の向き(白抜きの矢印で示す)とは平行である(図1の(C)参照)。また、各偏光子の消光比は、3以上、より具体的には10以上である。
実施例1の撮像装置110にあっては、第1偏光手段130の外形形状を半径r=10mmの円形とした。そして、第1領域131及び第2領域132を、第1偏光手段130の半分を占める半月状とした。従って、第1領域131の重心点BC1と第2領域132の重心点BC2との間の距離は、[(8r)/(3π)]=8.5mmである。
模式的な一部断面図を図3の(A)に示し、ワイヤグリッド偏光子67の配列状態を模式的に図3の(B)に示すように、第1撮像素子群41を構成する撮像素子43Aは、例えば、シリコン半導体基板60に設けられた光電変換素子61、並びに、その上に、第1平坦化膜62、カラーフィルタ63、オンチップレンズ64、第2平坦化膜65、無機絶縁下地層66、及び、ワイヤグリッド偏光子67が積層されて成る。そして、ワイヤグリッド偏光子67が、第3領域151及び第4領域152のそれぞれを構成する。尚、図3の(B)においては、画素の境界領域を実線で示し、撮像素子43Aの境界領域を点線で示した。ワイヤグリッド偏光子67を構成する複数のワイヤ68の延びる方向は、第1の方向あるいは第2の方向と平行である。具体的には、第3領域151を構成するワイヤグリッド偏光子67Aにあっては、ワイヤ68Aの延びる方向は第2の方向と平行であり、第4領域152を構成するワイヤグリッド偏光子67Bにあっては、ワイヤ68Bの延びる方向は第1の方向と平行である。ワイヤ68の延びる方向がワイヤグリッド偏光子67における光吸収軸となり、ワイヤ68の延びる方向と直交する方向がワイヤグリッド偏光子67における光透過軸となる。第2撮像素子群42を構成する撮像素子43Bは、ワイヤグリッド偏光子を設けない点を除き、第1撮像素子群41を構成する撮像素子43Aと同じ構成、構造とすることができる。
図2の(A)及び(B)に模式的に示すように、四角い形状の物体Aにレンズ系20のピントが合っているとする。また、丸い形状の物体Bが、物体Aよりもレンズ系20に近く位置しているとする。四角い物体Aの像が、ピントが合った状態で撮像素子アレイ40上に結像する。また、丸い物体B像は、ピントが合っていない状態で撮像素子アレイ40上に結像する。そして、図2の(A)に示す例にあっては、撮像素子アレイ40上では、物体Bは、物体Aの右手側に距離(+ΔX)だけ離れた位置に像を結ぶ。一方、図2の(B)に示す例にあっては、撮像素子アレイ40上では、物体Bは、物体Aの左手側に距離(−ΔX)だけ離れた位置に像を結ぶ。従って、距離(2×ΔX)が物体Bの奥行きに関する情報となる。即ち、物体Aよりも撮像装置に近い側に位置する物体のボケ量及びボケ方向は、撮像装置に遠い側に位置する物体のボケ量及びボケ方向と異なるし、物体Aと物体Bとの距離によって物体Bのボケ量は異なる。そして、第1偏光手段130における第1領域131及び第2領域132の形状の重心位置の間の距離を両眼視差の基線長さとした立体画像を得ることができる。即ち、第1画素群PG1において、このようにして得られた右眼用視差情報(図2の(C)の模式図参照)及び左眼用視差情報(図2の(D)の模式図参照)から立体画像を得ることができる。
実施例1の撮像装置におけるベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図を図4に示す。ここで、1画素は4つの撮像素子(赤色を受光する1つの赤色撮像素子R、青色を受光する1つの青色撮像素子B、及び、緑色を受光する2つの緑色撮像素子R)から構成されている。そして、N行(但し、2≦Nであり、実施例1にあっては、前述したとおり、N=8)毎に選択された単位画素行を含む少なくとも1行の単位画素行(実施例1にあっては2行の単位画素行)から構成された画素群を、第1画素群PG1としている。即ち、実施例1にあっては、第1の方向に沿って配列された1行の単位画素行に対して第3領域151が配置されており、この単位画素行に第2の方向に隣接し、第1の方向に沿って配列された1行の単位画素行に対して第4領域152が配置されている。第1画素群PG1において、1画素に対して、1つの第3領域151又は第4領域152が配されており、1行の単位画素行を構成する全ての画素に対して第3領域151が配置されており、1行の単位画素行を構成する全ての画素に対して第4領域152が配置されている。即ち、第1画素群PG1における全ての画素を構成する撮像素子を第1撮像素子群41としている。尚、第3領域151及び第4領域152は全体として第1の方向に延びているが、第3領域151及び第4領域152の第1の方向及び第2の方向に沿った単位長さは、撮像素子43Aの第1の方向及び第2の方向に沿った長さと等しい。そして、このような構成とすることで、主としてP波成分を有する光に基づく第1の方向に延びる帯状の画像(右眼用視差情報)、及び、主としてS波成分を有する光に基づく第1の方向に延びる帯状の画像(左眼用視差情報)が、第2の方向に沿って生成される。尚、図4において、第3領域151の内部に縦線を付し、第4領域152の内部に縦線、横線を付しているが、これらは、ワイヤグリッド偏光子67A,67Bのワイヤを模式的に表している。
そして、実施例1の撮像方法、あるいは、後述する実施例2〜実施例6にあっては、第1撮像素子群41において立体画像を得るための視差情報を取得し、第2撮像素子群42において画像を得るための画像情報を取得し、取得された画像情報に基づき、第1画素群PG1における視差情報を取得した画素(具体的には、実施例1にあっては、第1画素群PG1における全ての画素)において画像情報を得た後、視差情報及び全画素における画像情報から立体画像を得る。
即ち、第1画素群PG1において、第3領域151を通過した第1領域通過光によって得られる電気信号及び第4領域152を通過した第2領域通過光によって得られる電気信号から生成された視差量に基づくデプスマップ(奥行き情報)を視差情報として取得する。また、撮像素子アレイ40を構成する残りの全撮像素子43B(第2撮像素子群42)からの電気信号に基づき、画像情報を取得する。これらの取得方法や処理方法、それ自体は、周知の方法とすることができる。
ここで、第3領域151及び第4領域152を配置した第1撮像素子群41によって構成される第1画素群PG1における各撮像素子から得られる画像情報や光量(以下、画像情報と総称する)は、それぞれの視差情報を取得するために第1領域131及び第2領域132に分離された領域を通過した光から取得された画像情報であるため、視差情報を分離すること無く第1領域131を通過した第1領域通過光と第2領域132を通過した第2領域通過光とを加算した光から取得される第2撮像素子群42における各撮像素子の画像情報と同等の画像情報を得ることはできない。それ故、第3領域151及び第4領域152を配置した第1撮像素子群41によって構成される第1画素群PG1における視差情報を取得した各撮像素子に対して、近接する第1画素群の第2撮像素子群42を構成する各撮像素子からの画像情報に基づき不足や欠落する画像情報を得る必要がある。即ち、第3領域151及び第4領域152を配置した第1撮像素子群を含む単位画素行に対して、補間処理に基づき第2撮像素子群と同等の画像情報を生成する。こうして得られた第1撮像素子群における画像情報と第2撮像素子群の画像情報を加算合成することで、撮像素子全域において不足や欠落のない画像情報を得ることができる。また、例えば、
第3領域から得られる左眼用視差情報と第4領域から得られる右眼用視差情報の差異からステレオマッチングによりデイスパリティ・マップ(Disparity Map)を作成する視差検出技術、及び、
得られたデイスパリティ・マップを基に、補間処理に基づく第1撮像素子群と第2撮像素子群の加算により得られた撮像素子全域の画像情報に対して、左眼用画像及び右眼用画像を任意に生成する視差制御技術、
により、視差の強調や適切化を図ることもできる。
具体的には、第3領域151を通過して撮像素子43Aに到達した第1領域通過光L1によって、右眼用視差情報を得るための電気信号を撮像素子43Aにおいて生成する。また、第4領域152を通過して撮像素子43Aに到達した第2領域通過光L2によって、左眼用視差情報を得るための電気信号を撮像素子43Aにおいて生成する。そして、これらの電気信号を、同時に、又は、時系列に交互に、出力する。一方、第1領域131及び第2領域132を通過して撮像素子43Bに到達した光によって、画像情報(2次元画像情報)を得るための電気信号を撮像素子43Bにおいて生成し出力する。そして、出力された電気信号(撮像素子アレイ40から出力された右眼用視差情報、左眼用視差情報及び画像情報を得るための電気信号)に対して、画像処理手段12によって画像処理が施され、視差情報及び画像情報として画像記憶部13に記録される。
図5に、第2撮像素子群42を構成する撮像素子43Bから得られた電気信号に対するデモザイク処理を行い、信号値を得る画像処理を説明するためのベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図を示す。尚、図5には、或る緑色撮像素子に関する信号値を生成する例について示している。通常のデモザイク処理では、近傍の同一色の撮像素子の電気信号の平均値が用いられるのが一般的である。しかしながら、実施例1のように右眼用視差情報を得るための単位画素行と左眼用視差情報を得るための単位画素行とが接して配置されている場合、そのまま、近傍の値を用いると本来の画像情報が得られなくなる虞がある。そこで、このような問題が生じないようにデモザイク処理を行う。デモザイク処理により各撮像素子位置における撮像素子信号値を得ることができるが、この段階では、上述したとおり、一種、歯抜け状態となっている。即ち、第1撮像素子群41が配置された第1画素群PG1においては、第2撮像素子群42からの画像情報と同等の画像情報が得られていない。それ故、撮像素子信号値が存在しない領域(第1撮像素子群41)に対して、撮像素子信号値を補間により生成する必要がある。補間の手法としては、近傍の値の加算平均値を利用する方法等、周知の方法を挙げることができる。尚、この補間処理は、デモザイク処理と並行して行ってもよい。第1の方向においては画素数は完全に保持されているので、画像全体の解像度低下等の画質劣化は比較的少ない。そして、これによって、第1画素群PG1における視差情報を取得した画素(具体的には、実施例1にあっては、第1画素群PG1における全ての画素)において画像情報を得ることができる。
ベイヤ配列において、位置(4,2)には赤色撮像素子Rが配置されているものとする。このとき、位置(4,2)に相当する緑色撮像素子信号値g’を生成するためには、次式によって表される演算を行う。
g’4,2=(g4,1+g4,3+g5,2+g1,2×W3)/(3.0+W3
ここで、左辺のg’i,jは、位置(i,j)における緑色撮像素子信号値である。また、右辺のgi,jは、位置(i,j)における緑色撮像素子の電気信号の値である。更には、「3.0」は、注目撮像素子G4,2に対する隣接撮像素子G4,1,G4,3,G5,2への距離(W1)をそれぞれ例えば「1.0」としたとき、その逆数を重みとして、それら重みの総和に対応するものである。W3は、同様に、3撮像素子分だけ離れた撮像素子G1,2の電気信号の値に対する重みであり、この場合、「1/3」である。上式を一般化すると、次式のようになる。
iが偶数の場合(赤色撮像素子Rの位置に相当する緑色撮像素子Gの信号値);
g’i,j=(gi,j-1×W1+gi,j+1×W1+gi+1,j×W1+gi-3,j×W3)/(W1×3.0+W3
iが奇数の場合(青色撮像素子Bの位置に相当する緑色撮像素子Gの信号値);
g’i,j=(gi,j-1×W1+gi,j+1×W1+gi-1,j×W1+gi+3,j×W3)/(W1×3.0+W3
ここで、W1=1.0,W3=1/3である。
赤色撮像素子R及び青色撮像素子Bについても、同様の考え方によりデモザイク処理を行うことができる。
デモザイク処理により各撮像素子位置における撮像素子信号値を得ることができるが、この段階では、上述したとおり、一種、歯抜け状態となっている。即ち、第1撮像素子群41が配置された第1画素群PG1においては、第2撮像素子群42からの画像情報と同等の画像情報が得られていない。それ故、撮像素子信号値が存在しない領域(第1撮像素子群41)に対して、撮像素子信号値を補間により生成する必要がある。補間の手法としては、近傍の値の加算平均値を利用する方法等、周知の方法を挙げることができる。尚、この補間処理は、デモザイク処理と並行して行ってもよい。第1の方向においては画質は完全に保持されているので、画像全体の解像度低下等の画質劣化は比較的少ない。そして、これによって、第1画素群PG1における視差情報を取得した画素(具体的には、実施例1にあっては、第1画素群PG1における全ての画素)において画像情報を得ることができる。
そして、更には、得られた視差情報及び全画素における画像情報から立体画像を得る。即ち、得られた視差情報及び全画素における画像情報から右眼用画像データ及び右眼用画像データを得た後、係る右眼用画像データ及び右眼用画像データに基づき立体画像を表示する。尚、これの処理方法、それ自体は、周知の方法とすることができる。
実施例1の撮像方法にあっては、立体画像を得るための視差情報を第1撮像素子群において取得し、画像を得るための画像情報を第2撮像素子群において取得し、取得された画像情報に基づき、第1画素群における視差情報を取得した画素において画像情報を得た後、視差情報及び全画素における画像情報から立体画像を得る。即ち、基本的には、画像を得るための画像情報を第2撮像素子群において取得するので、云い換えれば、第1偏光手段の第1領域及び第2領域を通過した光が混合した状態で第2撮像素子群に入射するので、偏光されていない光によって画像情報を得ることができる結果、視野闘争の発生を抑制することができる。しかも、立体画像を得るための視差情報を一部の画素において、即ち、第1撮像素子群において、取得するので、立体画像を得るための視差情報を全ての画素において取得する場合と比較して、撮像素子アレイに到達する光の光量の大幅なる低下を防ぐことができる。即ち、入射自然光の強度100に対して、第1偏光手段130及び第2偏光手段150を通過した光(第1撮像素子群に到達する光)の光量は、透過損失がゼロとしても、第1偏光手段130に入射する前の光の光量の約25%となってしまう。一方、第1偏光手段130を通過した光(第2撮像素子群に到達する光)の光量は、透過損失をゼロとすれば、第1偏光手段130に入射する前の光の光量と変わりがない。それ故、撮像素子アレイの全体に到達する光の光量の大幅なる低下を防ぐことができる。
尚、画像の画質・画素数に対して、デプスマップの画質・画素数を、1:1としていないが、これは、殆どの撮影場面において、個々の被写体は、画素分解能に比べて十分大きく、個々の被写体に、画素分解能と同じ細かさの距離差がない限り、画像の画素分解能と同じ距離情報分解能が必要になることはないためである。また、距離差の感覚において、横方向の分解能が十分あれば、縦方向の分解能が低くても違和感は少ない。
また、実施例1においては、1組の第1偏光手段130及び第2偏光手段150並びに1つのレンズ系20から撮像装置110が構成されているので、例えば左右に分離された2つの異なる画像を同時に生成させることができ、単眼で、簡素な構成、構造を有し、構成部品の少ない、小型の撮像装置を提供することができる。また、レンズ及び偏光フィルタの組合せを2組、必要としないので、ズーム、絞り部、フォーカス、輻輳角等にズレや差異が生じることもない。しかも、両眼視差の基線長さが比較的短いので、自然な立体感を得ることができる。更には、第1偏光手段130を脱着させ得る構造とすれば、容易に、2次元画像及び3次元画像を得ることができる。
実施例2は実施例1の変形である。実施例1にあっては、第1領域通過光L1の電場の向きを第1の方向と平行とした。一方、実施例2にあっては、第1領域通過光L1の電場の向きは第1の方向と45度の角度を成す。また、第1領域通過光L1の電場の向きと第3領域通過光L3の電場の向きとは平行であり、第2領域通過光L2の電場の向きと第4領域通過光L4の電場の向きとは平行である。実施例2の撮像装置に備えられた第1偏光手段230及び第2偏光手段250における偏光の状態を、模式的に図6の(A)及び(B)に示す。
ベイヤ配列を有する撮像素子アレイ40の概念図を図7に示す。実施例2にあっても、撮像素子アレイ40は、1画素は4つの撮像素子(赤色を受光する1つの赤色撮像素子R、青色を受光する1つの青色撮像素子B、及び、緑色を受光する2つの緑色撮像素子R)から構成されている。そして、第1画素群PG1にあっては、第1の方向に沿って配列された1行の単位画素行に第3領域251が配置されており、この単位画素行に第2の方向に隣接し、第1の方向に沿って配列された1行の単位画素行に第4領域252が配置されている。第3領域251と第4領域252とは、N行毎に、第2の方向に沿って配置されている。尚、第3領域251及び第4領域252は全体として第1の方向に延びているが、第3領域251及び第4領域252の単位長さは、1撮像素子分の長さと等しい。そして、このような構成とすることで、主としてP波成分を有する光に基づく第1の方向に延びる帯状の画像(右眼用視差情報)、及び、主としてS波成分を有する光に基づく第1の方向に延びる帯状の画像(左眼用視差情報)が、第2の方向に沿って生成される。尚、図7において、第3領域251及び第4領域252の内部に斜め線を付しているが、これらは、ワイヤグリッド偏光子のワイヤを模式的に表している。
これらの点を除き、実施例2の撮像装置を用いた撮像方法は、実施例1において説明した撮像方法と同様とすることができるので詳細な説明は省略する。また、実施例2の撮像装置の構成、構造は、実施例1にて説明した撮像装置110の構成、構造と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。実施例2における撮像装置の構成、構造を、後述する実施例3〜実施例6における撮像装置に対して適用することができる。
実施例3も実施例1の変形である。実施例3の撮像装置にあっては、第1偏光手段330において、第1領域331と第2領域332との間に中央領域333が設けられており、中央領域333を通過した中央領域通過光の偏光状態は、中央領域333への入射前と変化しない。即ち、中央領域333は、偏光に関して素通し状態である。
ところで、入射した光が第1偏光手段を通過する際に、その光量は分光特性と消光比に比例して減少し、暗くなる。ここで、消光比とは、偏光子が選択して通過する光の量と、偏光子が選択せず、反射又は吸収する光の漏れこみ量の比である。具体的には、例えば、消光比10のP波成分を通過させる偏光子の場合、
P波成分:S波成分=50:50
の入射自然光の強度100に対して、この偏光子は、P波成分を50、S波成分を5の割合で透過する。また、消光比∞のP波成分を通過させる偏光子の場合、P波成分を100%透過し、S波成分を全反射し、又は、完全に吸収し、透過させないので、平均的な自然光が入射した場合、約1/2の明るさになる。図1の(B)及び(C)に示した第1偏光手段130及び第2偏光手段150を通過した光の光量は、透過損失がゼロとしても、第1偏光手段130に入射する前の光の光量の約25%となってしまう。また、第1領域及び第2領域を通過した光が、混ざった状態になり、分離できない状態で撮像素子アレイ40に入射した場合、混ざった割合に比例して両眼視差の基線長さが短くなり、完全に混ざった状態では左眼用視差情報と右眼用視差情報が同一となり、視差が取れず、立体視することができなくなる。
第1偏光手段330の中央領域333にあっては、光強度が強いが、視差量は少ない。従って、実施例3の第1偏光手段330を採用することで、撮像素子アレイ40が受ける光強度を大きくしながら、十分な長さの両眼視差の基線長さを確保することが可能となる。図8の(A)に第1偏光手段330の模式図を示すように、第1偏光手段330の外形形状を円形としたとき、中央領域333を円形とし、第1領域331及び第2領域332を、中央領域333を囲む中心角180度の扇形とすることができる。あるいは又、図8の(B)、(C)に第1偏光手段330の模式図を示すように、中央領域333を菱形や正方形とし、第1領域331及び第2領域332を、中央領域333を囲む中心角180度の扇形に類似した形状とすることができる。あるいは又、図8の(D)に第1偏光手段330の模式図を示すように、第1領域331、中央領域333及び第2領域332を、第2の方向に沿って延びる帯状の形状とすることができる。
これらの点を除き、実施例3の撮像装置を用いた撮像方法は、実施例1において、説明した撮像方法と同様とすることができるので詳細な説明は省略する。また、実施例3の撮像装置の構成、構造は、実施例1にて説明した撮像装置110の構成、構造と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。実施例3における撮像装置の構成、構造を、後述する実施例4〜実施例6における撮像装置に対して適用することができる。
実施例4も実施例1の変形である。実施例4にあっては、消光比と視差の関係を調べた。即ち、左右分離した画像が混ざりあった場合、どこまで混ざれば視差がなくなるか、即ち、立体視できなくなるかを、消光比=∞(0%クロストークであり、完全に、左眼用視差情報と右眼用視差情報が分離された状態)から、消光比=1(50%クロストークであり、左眼用画像と右眼用画像とが完全に混ざり合った状態であり、左眼用視差情報と右眼用視差情報とは同じ視差情報(画像)である)まで、消光比を変えて合成画像シミュレーションを行った。その結果の一部を図9の(A)及び(B)に示す。
ここで、図9の(A)は消光比=∞の状態を示し、図9の(B)は消光比=3(25%クロストーク)の状態を示す。図9の(A)及び(B)の左手側の図(左眼用画像)と右手側の図(右眼用画像)にあっては、縦方向に延びる実線と点線の距離を同じとしている。図9の(A)及び(B)の左手側の図(左眼用画像)と右手側の図(左眼用画像)とを比べると、リンゴの後方に位置する石膏像の鼻の位置が、僅かではあるが相違している。また、図9の(A)と(B)とを比べると、石膏像の鼻の位置の相違に関して、図9の(A)に比べて、図9の(B)の方が少なくなっている。図示していないが、消光比=1にあっては、リンゴの後方に位置する石膏像の鼻の位置は、左眼用画像と右眼用画像とでは同じであった。また、消光比10(10%クロストーク)にあっては、石膏像の鼻の位置の相違が、図9の(A)に比べて少なく、図9の(B)に比べて多かった。以上の結果から、偏光子の消光比は3以上であることが望ましいことが判った。
実施例5も実施例1の変形である。実施例5にあっては、ワイヤグリッド偏光子の諸元と消光比の関係を計算から求めた。具体的には、ワイヤグリッド偏光子を構成するワイヤのピッチと入射光の波長(λ)と消光比の関係を図10の(A)に示す。尚、ワイヤの幅をワイヤのピッチの1/3とし、ワイヤの高さを150nmとし、ワイヤの長さを無限大とした。図10の(A)において、曲線「A」はピッチ150nmの場合のデータであり、曲線「B」はピッチ175nmの場合のデータであり、曲線「C」はピッチ200nmの場合のデータであり、曲線「D」はピッチ250nmの場合のデータであり、曲線「E」はピッチ300nmの場合のデータである。また、ワイヤグリッド偏光子を構成するワイヤの高さと入射光の波長(λ)と消光比の関係を図10の(B)に示す。尚、ワイヤの幅を50nmとし、ワイヤの長さを無限大とし、ワイヤのピッチを150nmとした。図10の(B)において、曲線「A」は高さ250nmの場合のデータであり、曲線「B」は高さ200nmの場合のデータであり、曲線「C」は高さ150nmの場合のデータであり、曲線「D」は高さ100nmの場合のデータである。更に、ワイヤグリッド偏光子を構成するワイヤの(幅/ピッチ)と入射光の波長(λ)と消光比の関係を図10の(C)に示す。尚、ワイヤの幅を50nmとし、ワイヤの高さを150nmとし、ワイヤの長さを無限大とした。図10の(C)において、曲線「A」は(幅/ピッチ)の値が0.50の場合のデータであり、曲線「B」は(幅/ピッチ)の値が0.33の場合のデータである。
図10の(A)から、例えば、消光比を10以上とするためには、ワイヤのピッチは200nm以下であることが望ましく、ワイヤの高さは5×10-8m(50nm)以上であることが望ましく、ワイヤの(幅/ピッチ)の値は0.33以上であることが望ましいことが判った。更には、ワイヤは10本以上である構成とすることが好ましい。
また、2本のワイヤの長さと入射光の波長(λ)と消光比の関係を図11に示す。尚、ワイヤの幅を50nmとし、ワイヤの高さを150nmとし、ワイヤのピッチをワイヤの幅の3倍とした。図11において、「A」は長さ1μmの場合のデータであり、「B」は長さ2μmの場合のデータであり、「C」は長さ3μmの場合のデータであり、「D」は長さ4μmの場合のデータであり、「E」は長さ5μmの場合のデータであり、「F」は長さ6μmの場合のデータであり、「G」は長さ無限大の場合のデータである。図11から、消光比を10以上とするためには、ワイヤの長さを2μm以上、好ましくは3μm以上とすることが望ましいことが判った。更には、加工のし易さから、ワイヤを構成する材料を、アルミニウムあるいはアルミニウム合金とすることが望ましいことが判った。
実施例6も実施例1の変形である。実施例6の撮像装置におけるベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図を図12に示すが、第1画素群は1行の単位画素行から構成され、1画素に対して、1つの第3領域151及び1つの第4領域152が配されている。具体的には、1画素において、緑色を受光する2つの緑色撮像素子Gの一方に第3領域151を配し、他方に第4領域152を配し、しかも、N行(但し、N=2nであり、図示した例では、n=2)毎に選択された1行の単位画素行から構成された第1画素群における1画素に対して、1つの第3領域151及び1つの第4領域152が配されている。
あるいは又、実施例6の撮像装置の変形例におけるベイヤ配列を有する撮像素子アレイの概念図を図13に示すが、第1の方向に沿って1つの画素に対して1つの第3領域151及び1つの第4領域152を配する。尚、N=8である。また、第1画素群は2行の単位画素行から構成されている。但し、一方の単位画素行に2画素毎に第3領域151が配され、他方の単位画素行に2画素毎に第4領域152が配されている。一方の単位画素行において、第3領域151が配されていない撮像素子は第2撮像素子群に含まれ、他方の単位画素行においても、第4領域152が配されていない撮像素子は第2撮像素子群に含まれる。
以上の点を除き、実施例6の撮像装置を用いた撮像方法は、実施例1において、説明した撮像方法と同様とすることができるので詳細な説明は省略する。
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例において説明した撮像装置、撮像素子の構成、構造は例示であり、適宜、変更することができる。例えば、図14の(A)に模式的な一部断面図を図示するように、撮像素子43Aを、シリコン半導体基板60に設けられた光電変換素子61、並びに、その上に、第1平坦化膜62、無機絶縁下地層66、ワイヤグリッド偏光子67、第2平坦化膜65、カラーフィルタ63、及び、オンチップレンズ64が積層されて成る構成とすることもできる。あるいは又、図14の(B)に模式的な一部断面図を図示するように、撮像素子43Aを、シリコン半導体基板60に設けられた光電変換素子61、並びに、その上に、第1平坦化膜62、オンチップレンズ64、第2平坦化膜65、カラーフィルタ63、無機絶縁下地層66、及び、ワイヤグリッド偏光子67が積層されて成る構成とすることもできる。撮像素子43Bも、ワイヤグリッド偏光子67を設けない点を除き、撮像素子43Aと同じ構成、構造とすることができる。また、撮像素子を、図示したような表面照射型としてもよいし、図示しないが、裏面照射型としてもよい。
本発明の撮像方法によって得られた右眼用画像データ及び右眼用画像データに基づき立体画像を表示するが、係る表示方式として、例えば、2台のプロジェクタに円偏光又は直線偏光フィルタを取り付けて左右眼用の画像をそれぞれ表示し、表示に対応した円偏光又は直線偏光眼鏡で画像を観察する方式、レンチキュラーレンズ方式、パララックスバリア方式を挙げることができる。尚、円偏光又は直線偏光眼鏡を使用することなく画像を観察すると、通常の2次元(平面)画像を観察することができる。また、以上に説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムあるいはプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
PG1・・・第1画素群、PG2・・・第2画素群、110・・・撮像装置、11・・・カメラ本体部、12・・・画像処理手段、13・・・画像記憶部、20・・・レンズ系、21・・・撮影レンズ、22・・・絞り部、23・・・結像レンズ、130,230,330・・・第1偏光手段、131,231,331・・・第1領域、132,232,332・・・第2領域、333・・・中央領域、40・・・撮像素子アレイ、41・・・第1撮像素子群、42・・・第2撮像素子群、43A,43B・・・撮像素子、150,250・・・第2偏光手段、151,251・・・第3領域、152,252・・・第4領域、60・・・シリコン半導体基板、61・・・光電変換素子、62・・・第1平坦化膜、63・・・カラーフィルタ、64・・・オンチップレンズ、65・・・第2平坦化膜、66・・・無機絶縁下地層、67,67A,67B・・・ワイヤグリッド偏光子、68,68A,68B・・・ワイヤ

Claims (14)

  1. 第1の方向に沿ってM0個の画素から成る単位画素行が、第1の方向と直交する第2の方向に沿ってN0行、配列されて成り、
    (A)光学系、並びに、
    (B)各画素に対応して撮像素子が配列されて成り、光学系を通過した光を電気信号に変換する撮像素子アレイ、
    を具備した撮像装置を用いた撮像方法であって、
    N行(但し、2≦N)毎に選択された単位画素行を含む少なくとも1行の単位画素行から構成された画素群を、第1画素群とし、
    第1画素群における画素を構成する撮像素子を、第1撮像素子群とし、
    第1撮像素子群に含まれない撮像素子から構成された撮像素子群を、第2撮像素子群とし、
    第2撮像素子群から構成された画素から成る画素群を、第2画素群としたとき、
    立体画像を得るための視差情報を第1撮像素子群において取得し、画像を得るための画像情報を第2撮像素子群において取得し、
    取得された画像情報に基づき、第1画素群における視差情報を取得した画素において画像情報を得た後、視差情報及び全画素における画像情報から立体画像を得る撮像方法。
  2. N=2nであり、nは1乃至5の自然数である請求項1に記載の撮像方法。
  3. 光学系は、
    (a)被写体からの光を偏光させる第1偏光手段、及び、
    (b)第1偏光手段からの光を集光するレンズ系、
    を備えており、
    第1撮像素子群は、光入射側に第2偏光手段を有し、レンズ系によって集光された光を電気信号に変換し、
    第2撮像素子群は、レンズ系によって集光された光を電気信号に変換し、
    第1偏光手段は、第1の方向に沿って配列された第1領域及び第2領域を有し、
    第1領域を通過した第1領域通過光の偏光状態と、第2領域を通過した第2領域通過光の偏光状態とは異なり、
    第2偏光手段は、第1の方向に延びる複数の第3領域及び第4領域を有し、
    第3領域を通過した第3領域通過光の偏光状態と、第4領域を通過した第4領域通過光の偏光状態とは異なり、
    第1領域通過光は第3領域を通過して第1撮像素子群に到達し、第2領域通過光は第4領域を通過して第1撮像素子群に到達し、以て、第1領域の重心点と第2領域の重心点との間の距離を両眼視差の基線長さとした視差情報を得る、請求項1又は請求項2に記載の撮像方法。
  4. 第1偏光手段はレンズ系の絞り部近傍に配置されている請求項3に記載の撮像方法。
  5. 第1偏光手段において、第1領域と第2領域との間には中央領域が設けられており、
    中央領域を通過した中央領域通過光の偏光状態は、中央領域入射前と変化しない請求項3又は請求項4に記載の撮像方法。
  6. 第1領域及び第2領域は偏光子から成り、
    第1領域通過光の電場の向きと第2領域通過光の電場の向きとは直交している請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の撮像方法。
  7. 第1領域通過光の電場の向きは第1の方向と平行である請求項6に記載の撮像方法。
  8. 第1領域通過光の電場の向きは第1の方向と45度の角度を成す請求項6に記載の撮像方法。
  9. 第1領域通過光の電場の向きと第3領域通過光の電場の向きとは平行であり、
    第2領域通過光の電場の向きと第4領域通過光の電場の向きとは平行である請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の撮像方法。
  10. 偏光子の消光比は3以上である請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の撮像方法。
  11. 第1撮像素子群を構成する撮像素子は、カラーフィルタ、オンチップレンズ、及び、ワイヤグリッド偏光子が積層されて成り、
    ワイヤグリッド偏光子が第3領域又は第4領域を構成する請求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載の撮像方法。
  12. 第1撮像素子群を構成する撮像素子は、ワイヤグリッド偏光子、カラーフィルタ、及び、オンチップレンズが積層されて成り、
    ワイヤグリッド偏光子が第3領域又は第4領域を構成する請求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載の撮像方法。
  13. ワイヤグリッド偏光子を構成する複数のワイヤの延びる方向は、第1の方向あるいは第2の方向と平行である請求項11又は請求項12に記載の撮像方法。
  14. 撮像素子アレイはベイヤ配列を有し、1画素は4つの撮像素子から構成されており、
    1画素に対して、1つの第3領域及び/又は第4領域が配されている請求項3乃至請求項13のいずれか1項に記載の撮像方法。
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