JP5451654B2 - クレードル - Google Patents

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Description

本発明は、クレードルに係わり、更に詳しくは、使用中の小型電子端末装置を載置した受け台内部に外付けAC/ DCアダプタをDC電源給電配線と共に目立たないように収納する拡張収納部を備え、加えて外観上の傷や汚れを目立たない様にする飾りを備えたクレードルに関する。
従来、携帯電話、デジタルカメラ、或いは接客窓口用小型データ入力器などの携帯型電子機器が内蔵する電源電池を充電するために、クレードルと称する受け台に携帯型電子機器を載置すると、受け台と携帯型電子機器が電気的に接続されるように構成したものが知られている。
もっとも、受け台そのものに充電機能があるわけではなく、屋内の商業用電源(コンセント)に接続したAC/DCアダプタのDC出力端子と携帯電子機器の充電用電極とを接続する中継機能を受け台に持たせただけのものが一般的な形態である。
その場合、携帯型電子機器等の電子端末が正しい位置でかつ正しい姿勢でなければ電子端末を載置・装着できないようにして、電気的接続部の破損、変形等を防止し、電気的接続不良を防止できる端末置き台(クレードル)を得るとする提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−310158号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術は、電子端末を正しい位置でかつ正しい姿勢に保つとはいっているものの、電気的接続中継機能を持つクレードルに必須な付属機器であるAC/DCアダプタについての記載が全く無い。
図8は、従来多く見られる電気的接続中継機能を持つクレードル(以下、単にクレードルという)と外付け型のAC/DCアダプタとの接続状態を示す斜視図である。同図に示すように、クレードル1は、AC/DCアダプタ2と共に机上3に置かれている。
AC/DCアダプタ2のAC電源受電配線4の図外の端部にある二股プラグは、近傍の屋内商業用配線のコンセントに差し込まれ、AC/DCアダプタ2のDC電源給電配線5の端部の図では陰になって見えないピン式プラグは、クレードル1のこれも図では陰になって見えないピン式ジャックに差し込まれている。
銀行や百貨店等の顧客と対面して業務を行う接客窓口で、クレードル1に載置した図示を省略したデータ入力用電子機器を操作しながら接客する接客窓口業務員(以下、単に店員という)は、先ず第1に、操作しているデータ入力用電子機器が、顧客に疑問を抱かせるような機器でないことを示すため顧客の目前で操作しなければならない。
次に、店員にとっては、接客窓口業務として顧客からの信頼を得ることが何よりも必要な事柄であるとされているから、顧客の目に触れる範囲にあるものは何物であれ、整頓されていて且つ汚れも無い状態に保つ必要がある。
したがって、図8のように、クレードル1が机上3に斜めの状態で置かれることは接客窓口の机上3の状態としては許されないことであることは言うまでもないが、それ以上にAC/DCアダプタ2が机上に放置状態で置かれていることは論外であるといえる。
接客窓口の机上3の幅や奥行きは一般的に狭いから、データ入力用電子機器を載置したクレードル1の他に、AC/DCアダプタ2をたとえ顧客の目の届かない衝立等の陰に置いたとしても、机上が狭くなって店員の実務に支障を来たす。
そこで、通常は、クレードル1から伸び出しているDC電源給電配線5を机上3から脇方向へ垂らして、DC電源給電配線5の余剰長さ分ともどもAC/DCアダプタ2を机上3から除去する。
一般的に、机上3の面から床面までの高さよりもDC電源給電配線5の長さの方が十分に長いから、机上3から除去されたAC/DCアダプタ2は床面に置かれた状態となる。ところが、店員は窓口と管理室との間を行き来することが多いから、床面に置かれた状態のAC/DCアダプタ2を誤ってしばしば足に引っ掛ける。
店員の足に引っ掛かったAC/DCアダプタ2にDC電源給電配線5が引っ張られ更にクレードル1まで引っ張られて、顧客の目前で机上3を移動したりすると、顧客の目には誠に見苦しいことになる。また、場合によっては、机上3からクレードル1が落下し破損したりすることもあることから、店員は床面に置かれた状態のAC/DCアダプタ2には細心の注意を払う必要があり事務の能率にも影響する。
ところで、一般にクレードルの受け台に載せられるデータ入力用電子機器では、顧客のカードを読み取るための読み取りヘッドが内蔵され、この読み取りヘッドにカードを案内するためのカードスライド溝が設けられている。
データ入力用電子機器で顧客のカードを読み取るときは当然のことながら読み取り作業は顧客の目の前で行われる。ところで、カードがカードスライド溝を出し入れされることが経時的に繰り返されているうちに、カードスライド溝から外側にある受け台の表面に傷や汚れが発生する。
傷はクレードルを新品と交換しないかぎり無くならないが、カードで付いた傷程度でクレードルを新品と交換することはできない。ところで、傷と共に付いた汚れは傷が邪魔となって中々汚れがおちにくい。
ところが、カードスライド溝から外側にある受け台の表面は、最も顧客に目に触れやすい部分である。このような箇所に傷や汚れや目立つと、顧客の目には、あたかも使い古しのクレードルを磨いて使っているように見える。実際にはそうであっても、十分使用できるクレードルを新品に変えるのは業務上無益なことである。そうは言っても顧客に不快感を与える状態を無視することも出来ない。
本発明は、使用中の小型電子端末装置を載置した受け台内部に、交換が容易なAC/DCアダプタをDC電源給電配線と共に目立たないように収納する全長の調整可能な拡張収納部を備え、加えて外観上の傷や汚れを目立たない様にする飾りを備えたクレードルを提供することが目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のクレードルは、電子端末装置を支持する端末受け台と、該端末受け台の前面と2側面とを被覆する側面部カバーと、から成り、外付けAC/DCアダプタを備えたクレードルであって、上記側面部カバーは上記端末受け台に対し上記側面部カバーの前部が上記端末受け台の前面から離接する方向に摺動可能に上記端末受け台に係合し、上記側部カバーは、その上記前部が上記端末受け台の上記前面から離隔する方向に摺動したとき、上記前部の内壁と上記端末受け台の上記前面との間に上記外付けAC/DCアダプタとDC電源給電配線とを収納可能な拡張収納空間を形成する、ように構成される。
上記端末受け台は、例えば、後面と上記2側面と端末受け部とで形成される内部に、外部周辺機器の接続用配線が接続されるコネクタを有する、ように構成される。
また、上記側面部カバーは、例えば、上記拡張収納空間に収納された上記外付けAC/DCアダプタとDC電源給電配線とを脱落防止のために、保持するための固定部材を備えている、ように構成される。
更に上記側面部カバーは、例えば、上記拡張収納空間に収納された上記外付けAC/DCアダプタのAC電源受電用コネクタに対応する位置に、外部からのAC電源受電配線のプラグを差し込むためのプラグ挿入孔が設けられている、ように構成される。
更に、上記端末受け台は、例えば、電子端末装置を載置する載置部と、上記載置部の側方に設けられ上部にカード挿入スライド溝を有するカード案内部と、から成り、上記カード挿入スライド溝は、上記電子端末装置のカード読み取りの際のカード挿入および読み取り方向へのスライドを安定させるための案内溝と、上記案内溝に平行して形成された飾り溝を備えている、ように構成される。
本発明は、使用中の小型電子端末装置を載置した受け台内部にAC/DCアダプタを、折り畳んだDC電源給電配線と共に目立たないように収納する拡張収納部を備え、加えて外観上の傷や汚れをが目立たない様にする飾りを備えたクレードルを提供することが可能となる。
(a)は本発明の実施例1に係るクレードルの上部の外観形状を示す斜視図、(b)はその側面図である。 実施例1に係るクレードルの端末受け台に載置して用いられる電子端末装置の例を示す外観斜視図である。 実施例1に係るクレードルを電子端末装置と電気的に接続する接続電極の配置を見やすいように前方から見下ろした斜視図である。 (a)は実施例1に係るクレードルの図1(b)の図を再掲した図、(b)は(a)の側面部カバーを端末受け台の前方へ引き出した図、(c)は側面部カバーの外部からのAC電源受電配線のメス型プラグを差し込むためのプラグ挿入孔から外した蓋の表面斜視図、(d)はその裏面斜視図である。 実施例1に係る図4(b)の状態のクレードルを裏返して拡張収納空間と端末受け台内部に配置されている各種複数の接続コネクタを示す図である。 実施例1に係るクレードルを裏返して外付けAC/DCアダプタと折り畳んだ状態のDC電源給電配線とが拡張収納空間に収納された状態を示す図である。 実施例1に係るクレードルとその端末受け台に載置された電子端末装置とそのカード挿入スライド溝に挿入されたカードとを示す図である。 従来多く見られる電気的接続中継機能を持つクレードルと外付けAC/DCアダプタとの接続状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1(a)は本発明の実施例1に係るクレードルの上部の外観形状を示す斜視図であり、図1(b)はその側面図である。図1(a),(b)に示すように、本例のクレードル10は、電子端末装置等が載置される端末受け台を形成している内側本体11と、この内側本体11の前面12と2つの側面13(図で手前側の側面13のみが見え向こう側の側面13は見えない)を被覆する側面部カバー14とで構成されている。
また、このクレードル10は、詳しくは後述するが、従来図(図8)に示したような外付けAC/DCアダプタを備えている。外付けAC/DCアダプタは、故障した際にはユーザが市販の規格品を購入して直ちに使用できるのでユーザが安心感を持って使用できる。また、クレードル本体を分解しないと交換できない内蔵のAC/DCアダプタよりも使い勝手が良い点で便利である。
また、このクレードル10は、これも詳しくは後述するが、端末受け台に載置された電子端末装置のカード読み取りの際のカード挿入および読み取り方向へのスライドを安定させるための案内溝と、この案内溝の傷や汚れを目立たなくするために案内溝に平行して形成された飾り溝を備えている。
このクレードル10の側面部カバー14は、図の矢印aで示すように、内側本体11の前面12から離れる方向に引き出すことができる。図1(a),(b)は、側面部カバー14が引き出し位置から押し込まれた状態を示している。この状態でも、内側本体11の上に電子端末装置を載せて使用することができる。
図1(a),(b)に示すように、内側本体11の上面には、載置する電子端末装置の下面の形状に合わせて傾斜や段差のある載置部15(前方載置部15a、中央載置部15b、後方載置部15c)が形成されている。
前方載置部15aは前下がりの傾斜面を形成し、左右をカード案内部16に囲まれている。カード案内部16の上面には、詳しくは後述するが、2本のリブによるカード案内溝17と、このカード案内溝17の前後にカード案内溝17に平行して形成されたそれぞれ1本のリブと上記2本のリブの外側とで形成される飾り溝18が設けられている。
前方載置部15aの内側両側端には、カード案内部16の内側面に近接する位置で、電子端末装置の両側下面に当接して電子端末装置の上下位置を位置決めする立設型位置決め板19が配置されている。立設型位置決め板19の前部近傍には、両側のカード案内部16の内側面からそれぞれ前方載置部15aの中央方向に張り出して電子端末装置の前方位置を位置決めする張出型位置決め板21が配置されている。
中央載置部15bは、前方載置部15aの傾斜面の最上(前)部に連続してやや緩やか傾斜面を形成し、前方載置部15aの位置決め板19の後方延長線上に、電子端末装置の上下位置を位置決めする位置決めリブ22がそれぞれ配置され、それら位置決めリブ22よりも内側に位置決めリブ22に平行して位置決めリブ22よりも低く、それぞれ載置部補強凸条23が形成されている。
中央載置部15bの位置決めリブ22よりも外側は、内側面のほぼ全側面25aに渡って凹部24を形成する囲い壁25が形成されている。凹部24は、クレードル10に電子端末装置が載置されたとき、その両脇に人の指先を差し入れるに足る十分は空間を形成する。
また、右側面の凹部24は、電子端末装置の持ち部と、電子端末装置のストラップ逃げ部を兼ねている。凹部24の下方は中央載置部15bの傾斜した載置面よりも更に下方にえぐれた凹部を形成している。
後方載置部15cは、中央載置部15bの傾斜面の最下(後)部に連続するほぼ水平な載置面を形成している。載置面の両側端部には、中央載置部15bの位置決めリブ22の後方延長線上に、電子端末装置の後部の上下位置を位置決めする位置決めリブ26がそれぞれ配置されている。
後方載置部15cの左側の位置決めリブ26の内側に近接する位置にはリセット用孔27が形成されている。後方載置部15cの位置決めリブ26よりも外側面と後方面は、横囲い壁28とこれに連続する後囲い壁29とで囲繞されている。
横囲い壁28には横外方向にえぐれた凹部31が形成され、後囲い壁29の両側端には下方にえぐれた凹部32が形成されている。これら凹部31と凹部32とが連設されて後部ストラップ逃げ部33を形成している。
後囲い壁29の内側面には、5個のバネ性の電極端子34が配設されている(図1では5個の内両端の2個のみが見え、中央の3個は後囲い壁29の陰になって見えない)。図3参照。
また、内側本体11の底面は、前部には滑り止め部材35aを巻きつけられた上向きコの字形の棒状体から成る滑り止め前脚35が配置され、中央両脇には、側面部カバー14の前後への摺動長孔を案内する案内ネジ36が配置され、後部両脇には、それぞれゴム状体からなる半球状の滑り止め後脚37が配置されている。滑り止め後脚37の後部には、滑り止め後脚37の保持板を内側本体11の底部に固定する止めネジ39が配設されている。
また、側面部カバー14の前方右側面にはプラグ孔蓋38が配置されている。図1(b)では右側面図のため見えないが、左側面にも同様のプラグ孔蓋38が配置されている。このプラグ孔蓋38は、後述するプラグ挿入孔が未使用のときにプラグ挿入孔を外部から保護する蓋である。
図2は、上記構成のクレードル10に載置されてデータの入出力操作が行われる携帯型の電子端末装置の例を示す外観斜視図である。同図に示す電子端末装置(以下、単に端末という)40は、上面前方に液晶等の情報を表示する表示画面41とを備え、その上面後方に多数のデータ入力キー42を備えている。
また、端末40の前方には左右にわたって上面から下方に深く切り込まれたカード挿入スライド溝50が形成されている。また、端末40の右側面には前後2箇所にストラップ孔43が形成されている。
そして、端末40の後面には、両側にそれぞれ位置決め係合穴44が形成され、それら2個の位置決め係合穴44の間に並んで、図1に示したバネ性の電極端子34と接続するための5個の端末側電極端子45が配置されている。
図3は、上述した構成のクレードル10を、端末40の端末側電極端子45と電気的に接続するバネ性電極端子34の配置を見やすいようにクレードル10を前方から見下ろした斜視図である。なお、図3には図1と同一構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図3に示すように、クレードル10の内側本体11の後方載置部15cを囲繞する後方の後囲い壁29の内面には、図2に示した端末40の後面の5個の端末側電極端子45に接続する5個のバネ性電極端子34が配設されている。
それら5個のバネ性電極端子34の両脇には、端末40の後面の2個の位置決め係合穴44に係合する2個の位置決め係合突部46が配設さている。更に2個の位置決め係合突部46の外側に並んで、それぞれ端末40の後端を位置決めする後端位置決めリブ47が配置されている。
そして、後囲い壁29の内面下部両側部には、抜き孔48が形成されている。この抜き孔48は、顧客などによって誤って零れ落とされたお茶などの液体を迅速に外部に排出するために設けられている。なお、内側本体11のその他の構成は図1と同様である。
図4(a)は、上記構成のクレードル10の図1(b)に示した図を再掲した図、図4(b)は同図(a)の側面部カバー14を端末受け台(内側本体11)の前方へ引き出した図、同図(c)はプラグ孔蓋38の表面斜視図、(d)はその裏面斜視図である。
プラグ孔蓋38は、側面部カバー14を図4(a)の矢印aで示す前方に引き出したとき内部に形成される拡張収納空間に収納されるAC/DCアダプタに、外部からAC電源受電配線のメス型プラグを差し込むための図4(b)に示すプラグ挿入孔49が図4(a)のように未使用のとき、プラグ挿入孔49を外部から保護するためにプラグ挿入孔49にはめ込まれる。
プラグ孔蓋38をプラグ挿入孔49にはめ込むときは、先ず、プラグ孔蓋38の裏面上端部にあるフック38aをプラグ挿入孔49に差し込んでプラグ挿入孔49の上縁49aに下から引っ掛ける。
次に、プラグ孔蓋38の表面下端部38bを強く押し込むと、プラグ孔蓋38の裏面下端部に設けられている屈曲バネ38cがプラグ挿入孔49の下縁49bに摺接しながら上方に押し曲げられてプラグ挿入孔49に入り込む。
更に屈曲バネ38cの先端に一体に配設されたフック38dが、プラグ挿入孔49の下縁49b摺接して押し上げられて下縁49bより内側に入り込んで下に撥ね下がる。これにより、フック38dが下縁49bの内側に係合して、プラグ孔蓋38がプラグ挿入孔49に係止する。
プラグ孔蓋38をプラグ挿入孔49から外すときは、側面部カバー14の下方から指を差し入る(図で説明するため便宜上このまま説明を進めるが実際はクレードル10を上下反転させて以下の処理を行う)。
側面部カバー14の下方から差し入れた指先でプラグ孔蓋38の屈曲バネ38cを強く押し上げながら装置本体外側へ押し出すようにする。これで、屈曲バネ38cの先端のフック38dがプラグ挿入孔49の下縁49bから外れて、プラグ孔蓋38がプラグ挿入孔49から離脱する。
図5は、上記構成のクレードル10の図4(b)に示す側面部カバー14を内側本体11の前方へ引き出した状態においてクレードル10を裏返して内部に形成された拡張収納空間と元々内部に配置されている各種複数の接続コネクタを示す図である。
なお、図5には図1、図3、又は図4に示した構成と同一の構成部分には、図1、図3、又は図4と同一に番号を付与して示している。また、図5は図の手前がクレードル10の前方部であり、図の向こう側がクレードル10の後方部である。また、図5には、滑り止め前脚35の図示を省略している。
図5に示す側面部カバー14は、両側端部に摺動長孔51を備えている。この摺動長孔51に、内側本体11の裏面にネジ込まれて位置固定された案内ネジ36がワッシャ52を介装されて貫通している。これにより、側面部カバー14は内側本体11に対し摺動長孔51の長さの範囲で案内ネジ36に案内され、前後に摺動可能である。
図5のように側面部カバー14を内側本体11の前方へ引き出した状態で、側面部カバー14の前部53の内壁53aと内側本体11の前面(内側本体11の前面は壁無しの開口部である)との間に、所定の広さの拡張収納空間54が形成されている。この拡張収納空間54の使用方法は後述する。
また、図5に示すように、内側本体11の後方底(下)面には、前述した滑り止め後脚37が配置され、最後端部には2個の抜き孔55が形成されている。これら2個の抜き孔55は図3に示した2個の抜き孔48にそれぞれ連通している。
また、内側本体11の後方底面の滑り止め後脚37よりも前方には内部の装置をメンテナンスするための開口部を保護する被覆板56が配設されている。被覆板56には内部の止め部材に被覆板56を固定するための3個のビス孔57が形成されている。同図はビス57を取り除いた状態を示している。
被覆板56より前方の内部は立設する隔壁58によって前部開口との間に空間が形成されている。但しにこの空間には、図に示す各種のコネクタに接続される後述する配線と配線接続部によって専有され、他の部材が入り込む余地はない。
上述した拡張収納空間54は、他の部材を収納するために、内側本体11の前面開口部と側面部カバー14の前部53の内壁53aとの間に形成されたものである。
上記の隔壁58には、2個のRS232C規格に準じた受け側コネクタ59、LANケーブル接続用のRJ−45規格のLANポート61、USB規格の2個のUSB受け側コネクタ62、DC電源配線接続用のピンプラグコンセント63が配置されている。
また、両側面(図の右側の側面は陰になって見えない)には、上下の保持部材64に挟持されて、図4(c),(d)に示したプラグ挿入孔49から取り外されたプラグ孔蓋38が格納されている。
図6は、図5の裏返したクレードル10を後方から見下ろした斜視図であり、外付けAC/DCアダプタと折り畳んだ状態のDC電源給電配線とが拡張収納空間54に収納された状態を示す図である。なお、図6には図1、図3〜図5に示し構成と同一構成部分には、図1、図3〜図5に示した番号と同一の番号を付与して示している。
図6には、案内ネジ36と摺動長孔51の他に側面部カバー14の摺動を案内するレール65も示している。また、内側本体11の図6では底部に見える天井板66には、2本の補強リブ67が形成されている。また、側面部カバー14には、拡張収納空間54の内部が外から見えないようにスライドカバー68が配設されている。
拡張収納空間54には、外付けAC/DCアダプタ69と折り畳んだDC電源給電配線71(図では見た目に煩雑であると考えて単なるブロックで示している)とが、拡張収納空間54の上下から引き出される例えばマジックテープ(登録商標)等の固定用部材72で固定されて収容される。
これら外付けAC/DCアダプタ69と折り畳んだ状態のDC電源給電配線71とが収納された拡張収納空間54と隔壁58との間の空間には、図5で示したRS232C受け側コネクタ59、LANポート61、USB受け側コネクタ62、ピンプラグコンセント63等に接続された差込側コネクタ73(73a、73b、73c、73d、その他は図示省略)が配設される。
また、それら差込側コネクタ73から外部に引き出される前の配線74(74a、74b、その他は図示省略)が残りの空間内を引き回されている。特には図示しないが、配線74は、机上とクレードル10の前方側面の下部との間隙から外部に引き出されている。このように、拡張収納空間54と隔壁58との間は、必要最小限の部材で埋め尽くされ、他の部材が入り込む余地は全く無い。
また、外付けAC/DCアダプタ69への外部配線であるAC電源給電配線75の差込側メス型コネクタ76は、図4に示すプラグ孔蓋38を取り外したプラグ挿入孔49に挿入され、外付けAC/DCアダプタ69の図では隠れて見えない受け側オス型ジャックに差し込まれている。
このクレードル10を机上に置いたとき、クレードル10から外に引き出されるのは配線だけで、外付けAC/DCアダプタ69は机上には姿を現さないので、顧客からの見た目には、机上が整頓されているように見える。
また、外付けAC/DCアダプタ69が床に置かれることもないので、過って足に引っ掛かって、電源が抜け落ちたり、クレードル10が机上を大きく移動して、何事かと店員の不注意ぶりを眼前の顧客から訝られ窓口への信頼感を失わせるということもない。
図7は、上記構成のクレードル10とその端末受け台である内側本体11に載置された端末40とそのカード挿入スライド溝50に挿入されたカードとを示す図である。なお、同図には説明上必要な部分に対してのみ、図1及び図2と同様な番号を付与して示している。
なお、図7に示す端末40のストラップ孔43にはストラップは取り付けられていない。したがって、端末40の持ち部とストラップ逃げ部を兼ねている凹部24と後部ストラップ逃げ部33は空いたままになっている。
図7において、いま端末40のカード挿入スライド溝50に、左側端部からカード77が差し込まれようとしている。なお、同図にはカード77をスライド操作する店員やその指の図示は省略されている。
同図に示すカード挿入スライド溝50へのカード77を差し込む初期の状態において、カード挿入スライド溝50の底部左右の延長線上に、クレードル10のカード案内部16上面には、図1にも示したように2本のリブ78によるカード案内溝17が形成されている。
これにより店員は、カード挿入スライド溝50の左側端部にカード77を差し込むだけで、カード77の下端辺をカード挿入スライド溝50の底部に沿った直線状に保つことができ、カード挿入スライド溝50に対しカード77を正しい姿勢で容易にスライドさせることができる。
ここで、店員はカード挿入スライド溝50にカード77をカード挿入スライド溝50に沿って、左から右へスライドさせながらカード77の磁気帯部分のデータ領域と端末40の読取ヘッドとの間でデータの授受を行う、あるいはカードに仕込まれたICチップのメモリモジュールと読取ヘッドとの間でデータの授受を行う。このとき一般に店員は、端末40の読取ヘッドとカード77との間で、データの読み取り損じや、書き込み損じがないように、やや力を込めてカード77をカード挿入スライド溝50に差込み、溝50に平行して左から右へスライドさせる。
一方、顧客のカード77に対する取り扱い状態は様々であるが、中にはカード77を剥き出しままポケットや手提げ袋の中にいれている顧客もある。そうするとカード77に汚れが付着しているから、この汚れが経時的にカード案内溝17を傷つける。
カード案内溝17に傷が付くと、汚れが付着しやすく、傷の場所に一端汚れが付くと容易に取れ難い。クレードル10の他の部分は常日頃の店員の手入れで磨かれて綺麗であり、常に顧客の眼前で操作することになっているクレードル10にとっては、カード案内溝17の一点だけ汚れがあるのは顧客に目立ちやすい。
カード案内溝17に傷や汚れや目立つと、顧客の目には、あたかも使い古しのクレードル10を磨いて使っているように見える。実際にはそうであっても、十分使用できるクレードル10を新品に変えるのは業務上無益なことである。
本例のクレードル10のカード案内溝17には、前述したように、カード案内溝17の前後、つまり2本のリブ78の前後に、カード案内溝17に平行して形成されたそれぞれ1本のリブ79が形成されている。そして、これらそれぞれ1本のリブ79と上記2本のリブ78の外側とで形成される飾り溝18が形成されている。
顧客の目には、これら合計4本のリブ78及び79と3本の溝が全体で飾りのように見えるので、飾り溝18にまぎれて、本溝であるカード案内溝17の傷や汚れが目立たなくなる。これにより、顧客の目には、常に清掃の行き届いたクレードル10が目の前に置かれているように見え、窓口業務への顧客の信頼感を維持することができる。
本発明は、小型電子端末装置を載置した受け台内部に外付けのAC/DCアダプタを折り畳んだDC電源給電配線と共に収納する拡張自在な収納部を備え、加えて外観上の傷や汚れをが目立たない様にする飾りを備えたクレードルに利用することができる。
1 クレードル
2 AC/DCアダプタ
3 机上
4 電源受電配線
5 電源給電配線
10 クレードル
11 内側本体
12 前面
13 側面
14 側面部カバー
15 載置部
15a 前方載置部
15b 中央載置部
15c 後方載置部
16 カード案内部
17 カード案内溝
18 飾り溝
19 立設型位置決め板
21 張出型位置決め板
22 位置決めリブ
23 載置部補強凸条
24 凹部
25 囲い壁
25a 側面
26 位置決めリブ
27 リセット用孔
28 横囲い壁
29 後囲い壁
31、32 凹部
33 後部ストラップ逃げ部
34 バネ性の電極端子
35 滑り止め前脚
35a 滑り止め部材
36 案内ネジ
37 滑り止め後脚
38 プラグ孔蓋
38a フック
38b 表面下端部
38c 屈曲バネ
38d フック
39 止めネジ
40 電子端末装置(端末)
41 表示画面
42 データ入力キー
43 ストラップ孔
44 位置決め係合穴
45 端末側電極端子
46 位置決め係合突部
47 後端位置決めリブ
48 抜き孔
49 プラグ挿入孔
49a 上縁
49b 下縁
50 カード挿入スライド溝
51 摺動長孔
52 ワッシャ
53 側面部カバー前部
53a 内壁
54 拡張収納空間
55 抜き孔
56 被覆板
57 ビス孔
58 隔壁
59 RS232C受け側コネクタ
61 LANポート
62 USB受け側コネクタ
63 ピンプラグコンセント
64 保持部材
65 レール
66 天井板
67 補強リブ
68 スライドカバー
69 AC/DCアダプタ
71 DC電源給電配線
72 固定用部材
73(73a、73b、73c、73d) 差込側コネクタ
74(74a、74b) 配線
75 AC電源給電配線
76 差込側メス型コネクタ
77 カード
78 2本のリブ
79 前後のリブ

Claims (5)

  1. 電子端末装置を支持する端末受け台と、該端末受け台の前面と2側面とを被覆する側面部カバーと、から成り、外付けAC/DCアダプタを備えたクレードルであって、
    前記側面部カバーは前記端末受け台に対し前記側面部カバーの前部が前記端末受け台の前面から離接する方向に摺動可能に前記端末受け台に係合し、
    前記側部カバーは、その前記前部が前記端末受け台の前記前面から離隔する方向に摺動したとき、前記前部の内壁と前記端末受け台の前記前面との間に前記外付けAC/DCアダプタとDC電源給電配線とを収納可能な拡張収納空間を形成する、
    ことを特徴とするクレードル。
  2. 前記端末受け台は、後面と前記2側面と端末受け部とで形成される内部に、外部周辺機器の接続用配線が接続されるコネクタを有する、ことを特徴とする請求項1記載のクレードル。
  3. 前記側面部カバーは、前記拡張収納空間に収納された前記外付けAC/DCアダプタとDC電源給電配線とを脱落防止のために、保持するための固定部材を備えている、ことを特徴とする請求項1記載のクレードル。
  4. 前記側面部カバーは、前記拡張収納空間に収納された前記外付けAC/DCアダプタのAC電源受電用コネクタに対応する位置に、外部からのAC電源受電配線のプラグを差し込むためのプラグ挿入孔が設けられている、ことを特徴とする請求項1、3記載のクレードル。
  5. 前記端末受け台は、電子端末装置を載置する載置部と、前記載置部の側方に設けられ上部にカード挿入スライド溝を有するカード案内部と、から成り、前記カード挿入スライド溝は、前記電子端末装置のカード読み取りの際のカード挿入および読み取り方向へのスライドを安定させるための案内溝と、前記案内溝に平行して形成された飾り溝を備えている、ことを特徴とする請求項1、2記載のクレードル。
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