JP5446353B2 - シートロック検知装置 - Google Patents
シートロック検知装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5446353B2 JP5446353B2 JP2009066258A JP2009066258A JP5446353B2 JP 5446353 B2 JP5446353 B2 JP 5446353B2 JP 2009066258 A JP2009066258 A JP 2009066258A JP 2009066258 A JP2009066258 A JP 2009066258A JP 5446353 B2 JP5446353 B2 JP 5446353B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- striker
- seat
- opening
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
図8は、従来の着脱可能なシートの装着方法の一例を示す模式図である。着脱可能なシート80の下部からロック片72が延伸して設けられ、ロック片72の先端部にU字形の溝73が形成されている。一方、車室の床91には、シート80を取り付けるための部品であるストライカ62が備えられている。そして、シート80を装着するとき、ロック片72のU字溝73とストライカ62とが嵌合し、ロック片72に内蔵されたラッチが作動してロックされる。
従来、格納シートや着脱シートを格納、展開等する場合に、使用者はロック機構によって生じる打撃音等によってシートがロックされたことを確認している。チャイルドシートをロック片によって車両用シートに取り付ける際も同様である。このため、これらのシートの結合部がロックされたか否かを使用者は判断し難いという問題がある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、着脱可能なシート等やチャイルドシートの装着時に、結合部がロックされたか否かを使用者が知覚して確実に判断することができ、しかも簡単な構成で特別な設置スペースが不要なシートロック検知装置を提供することを目的とする。
1.車両又は車両用シートに備えられたストライカに、着脱可能なシートに備えられたロック片が具備するU字溝を嵌合させることにより該着脱可能なシートを装着する結合部のロック検知装置であって、光源と、該光源の発光を制御する制御部と、前記光源から発せられる光を前記ストライカ内に導き且つ周囲面から該光を放射する導光体と、前記ストライカの前記U字溝との嵌合部位に形成され、前記導光体から放射された光を通過させる開口と、を備え、前記U字溝は、前記ストライカと嵌合したとき前記開口を塞ぎ、
さらに前記開口から放射された光又は前記U字溝によって反射された光を受光する受光部を備え、該光の受光量によって前記ロック片が前記ストライカと嵌合した位置にあることを検知することを特徴とするシートロック検知装置。
2.前記開口は前記シート装着時に前記U字溝が接近する方向に形成され、前記受光部は該開口から放射されて該U字溝から反射された光を受光する前記1.記載のシートロック検知装置。
3.前記開口は前記受光部の方向に形成され、前記受光部は該開口から放射された光を受光する前記1.記載のシートロック検知装置。
4.前記光源から発せられる光は可視光であり、前記制御部は所定の周期で該光源を点滅させる前記1.乃至3.のいずれかに記載のシートロック検知装置。
前記開口は前記シート装着時に前記U字溝が接近する方向に形成され、前記受光部は該開口から放射されて該U字溝から反射された光を受光すれば、該反射光の検出信号によりロック位置のモニタが可能となる。
また、前記開口は前記受光部の方向に形成され、前記受光部は該開口から放射された光を受光すれば、該開口から放射された光の検出信号により、ロック位置のモニタが可能となる。
さらに、前記光源から発せられる光は可視光であり、前記制御部は所定の周期で該光源を点滅させれば、着脱可能なシート等の車両への結合部や、チャイルドシートの結合部がロック位置にセットされていない状態では前記開口からの放射光又はその反射光を使用者は視認することができるため、ロック位置へ使用者の動作を誘導することができる。そして、ロック位置にセットされたときは感知される光が途絶えるので、使用者はシートがロックされたか否かを確実に判断することが可能となる。
また、本シートロック検知装置は、チャイルドシート(例えばISOFIX用チャイルドシート)を、車体又は車両用シートに備えられたストライカ(ロアアンカレッジ)に取り付けるための連結部のロックを検知するために使用されることができる。従来、ISOFIX用チャイルドシートにはU字溝が形成されたロック片(チャイルドシート側コネクタ)が備えられ、そのロック片が押し込まれ、U字溝がストライカと嵌合されてロックされる(図9参照)。
また、本シートロック検知装置に使用される「ロック片」は、前記ストライカと嵌合するためのU字溝を備える限り、その全体形状やサイズ等は特に限定されない。ロック片のU字溝がストライカと嵌合する位置を、「ロック位置」とする。一般に、ロック片には、ストライカと嵌合した状態でラッチするロック機構が備えられる。ただし、このロック機構については、本発明の趣旨から外れるため、以下の説明及び図面において省略する。
図1に、本発明のシートロック検知装置の回路構成例を示す。本シートロック検知装置1は、光源2と、光源2の発光を制御する制御部5と、光源2から発せられる光を前記ストライカ6の管内に導き且つ周囲面から光を放射する導光体3と、ストライカ6の前記U字溝との嵌合部位に形成され、導光体3から放射された光を通過させる開口61と、を備える。
図2は、前記導光体3、前記ストライカ6及び前記開口61の構造を模式的に示す図である。導光体3はストライカ6の管内を通され、導光体3の周囲面31から伝播された光が放射(漏光)される。ストライカ6には、ロック片7との嵌合部位aに孔(開口61)が開けられている。図3は、図2のA−A’断面図であり、開口61から放射された光(イ)は、ロック片7に備えられたU字溝71によって反射される。使用者によってロック片7が同図のb方向に押し出されるとU字溝71がストライカ6に接近し、両者が嵌合した状態(ロック位置)では、開口61がU字溝71によって塞がれることとなる。
前記「導光体」は、棒状の樹脂製部材であって、その端面から前記光源から発せられる光を取り入れ、内部にその光を伝播させて、自己の周方向に光を放射させる部材である。本導光体として、公知の棒状導光体(導光棒)を用いることができる。導光体3は、前記ストライカ6の管内に通され、ストライカ6に設けられた開口61から光を放射すればよいので、例えば、全長のうち当該開口61に対応する部分を中心に光を放射するように加工された透明樹脂製の導光体を用いることができる。また、ほぼ全長にわたって周方向に漏光する導光棒が用いられてもよい。
一つの導光体3により、複数のストライカ6を通して配設することができる。また、複数のストライカ6に対して、複数の光源2及び導光体3が用いられてもよい。
制御部5によって、光源2の発光を制御することができる。例えば、光源2を可視光を発生する光源とし、制御部5は所定の周期(例えば、1秒程度)で光源2を点滅させることができる。この点滅によって、使用者にその光が視認され易くなる。また、制御部5は、例えば受光部4によってロック位置を検出した後は光源2の発光を停止するなど、不必要な間は光源の発光をしないように制御することができる。
さらに、制御部5は、他の装置55等と接続することができる。他の装置55の種類は問わないが、例えば、鳴音装置、安全装置、他のモニタ装置等が挙げられる。制御部5は、受光部4からの検出信号により、音響等により使用者に報知したり、関連する装置にロック状態を示す信号を送出するように構成することができる。
図4は、本発明のシートロック検知装置の一実施例を示す模式図である。本シートロック検知装置は、ストライカ6の管内に配設された導光体3、受光部4、図示しない光源2等を備える。
同図において9は車体又は車両用シートであり、車体の床部(図6の92参照)又は車両用シート(図7の8参照)に設けられたストライカ取付け部分を示す。管状のストライカ6は、車体又は車両用シート9の取付け部に、例えば支持体69によって固定することができる。ストライカ6の管内に導光体3が通されており、導光体3には、光源2によって発せられた光が導入されている。ストライカ6には、導光体3から周方向に放射された光を外部に通過させるための開口61が開けられている。また、車体又は車両用シート9には、1又は2以上の受光部4が配設される。
同図において7は、着脱可能なシート等又はチャイルドシートに備えられているロック片を表し、該ロック片の先端部には前記ストライカ6と嵌合するためのU字溝71が形成されている。
また、この状態においては、放射光イがU字溝71等によって反射され、その反射光(ロ)が受光部4によって検出される。この検出信号によって、制御部5(図示せず)は、未だ嵌合していない状態であることを検知し、別途の手段により使用者に報知したり、別途に備える安全装置等に信号を送出して知らせることができる。
また、この状態においては、前記反射光は受光部4によって検出されなくなる。これによって、制御部5は、嵌合してロックされた状態であることを検知し、別途の手段により使用者に報知したり、別途に備える安全装置等に信号を送出して知らせることができる。
図6は、本発明のシートロック検知装置の別の実施例を示す模式図である。導光体3から放射された光を外部に通過させるためにストライカ6に設けられる開口61の位置、及び車体又は車両用シート9に配設された受光部4の位置が異なる点を除き、構成は前記実施例1と同様である。図6に示すように、開口61から放射された光(イ)が受光部4によって直接受光されるように構成される。
また、この状態においては、放射された光(ハ)が受光部4によって検出される。この検出信号によって、制御部5(図示せず)は、未だ嵌合していない状態であることを検知し、別途の手段により使用者に報知したり、別途に備える安全装置等に信号を送出して知らせることができる。
また、この状態においては、前記放射光は受光部4によって検出されなくなる。これによって、制御部5は、嵌合してロックされた状態であることを検知し、別途の手段により使用者に報知したり、別途に備える安全装置等に信号を送出して知らせることができる。
Claims (4)
- 車両又は車両用シートに備えられたストライカに、着脱可能なシートに備えられたロック片が具備するU字溝を嵌合させることにより該着脱可能なシートを装着する結合部のロック検知装置であって、
光源と、該光源の発光を制御する制御部と、
前記光源から発せられる光を前記ストライカ内に導き且つ周囲面から該光を放射する導光体と、
前記ストライカの前記U字溝との嵌合部位に形成され、前記導光体から放射された光を通過させる開口と、
を備え、
前記U字溝は、前記ストライカと嵌合したとき前記開口を塞ぎ、
さらに前記開口から放射された光又は前記U字溝によって反射された光を受光する受光部を備え、該光の受光量によって前記ロック片が前記ストライカと嵌合した位置にあることを検知することを特徴とするシートロック検知装置。 - 前記開口は前記シート装着時に前記U字溝が接近する方向に形成され、前記受光部は該開口から放射されて該U字溝から反射された光を受光する請求項1記載のシートロック検知装置。
- 前記開口は前記受光部の方向に形成され、前記受光部は該開口から放射された光を受光する請求項1記載のシートロック検知装置。
- 前記光源から発せられる光は可視光であり、前記制御部は所定の周期で該光源を点滅させる請求項1乃至3のいずれかに記載のシートロック検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009066258A JP5446353B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | シートロック検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009066258A JP5446353B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | シートロック検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010215166A JP2010215166A (ja) | 2010-09-30 |
JP5446353B2 true JP5446353B2 (ja) | 2014-03-19 |
Family
ID=42974460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009066258A Expired - Fee Related JP5446353B2 (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | シートロック検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5446353B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0675120A (ja) * | 1992-08-25 | 1994-03-18 | Bridgestone Corp | 間接照明装置 |
JP2958223B2 (ja) * | 1993-10-08 | 1999-10-06 | シャープ株式会社 | 透過型光結合装置 |
ES2183604T3 (es) * | 1998-07-07 | 2003-03-16 | Trw Automotive Electron & Comp | Dispositivo para vigilar la posicion de bloqueo de un mecanismo de union para la fijacion de un asiento para niños. |
JP2001239873A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Tokai Rika Co Ltd | チャイルドシート検出装置 |
-
2009
- 2009-03-18 JP JP2009066258A patent/JP5446353B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010215166A (ja) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7410212B2 (en) | Child restraint system | |
JP5324816B2 (ja) | 車両用ドアハンドル | |
KR102576225B1 (ko) | 안전 장치가 구비된 휴대용 엑스레이 장치 | |
JP2015147482A (ja) | 制御装置及び車両制御システム | |
JP2009106572A (ja) | 医療装置 | |
JP5446353B2 (ja) | シートロック検知装置 | |
ITMI961398A1 (it) | Procedimento per l'azionamento di un dispositivo per controllare l'abitacolo di un veicolo con autovalutazione del dispositivo | |
JPWO2009150982A1 (ja) | ドアシステム | |
KR101555761B1 (ko) | 벽걸이형 드럼세탁기의 낙하 감지 장치 및 방법 | |
JP6223702B2 (ja) | 物体検知システム | |
KR102151196B1 (ko) | 광센서를 이용한 차량내 승객 감지 시스템 및 방법 | |
KR20150075923A (ko) | 초음파 센서 장치 | |
JP5260134B2 (ja) | 車両用手すり構造 | |
KR101934357B1 (ko) | 스마트키 연동 테일게이트 자동 열림 및 램프 자가점검방법 | |
JP2017035978A (ja) | 車両用警告装置 | |
JP2009237230A (ja) | 光電変換装置及び放射線検出システム | |
JP4400333B2 (ja) | 局部洗浄装置のリモコン | |
TWM478813U (zh) | 駕駛頭部偏移偵測裝置 | |
KR102281435B1 (ko) | 차량 조명 장치 | |
JP2009254116A (ja) | 電磁誘導式給電装置 | |
KR20180043716A (ko) | 이동식 엑스선 영상 장치 | |
JP2009502656A (ja) | 空の車両用シートの検知用システム | |
EP2979920A1 (en) | Electronic device to improve safety of child protection systems for car seats | |
JP2021117202A (ja) | 生体検知装置の配設構造 | |
ITRM20140145U1 (it) | "sistema di sicurezza per bambini dimenticati in auto" |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110912 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130416 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |