JP5446343B2 - アレイアンテナ通信装置およびその制御方法ならびにプログラム - Google Patents

アレイアンテナ通信装置およびその制御方法ならびにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アレイアンテナ通信装置およびその制御方法ならびにプログラムに関し、特に複数のアンテナを協調させて送受信を行うアレイアンテナのキャリブレーション技術に関する。
無線通信の需要増大に伴い、限られた無線資源の中で更なる大容量化、高速化が求められている。アレイアンテナは、このような要求に応えるために用いられるアンテナであり、ビームフォーミングやMIMO(Multi Input Multi Output)を実現して大容量化、高速化の伝送を行うことが可能である。アレイアンテナを構成する各アンテナからの送受信信号の特性(遅延/位相振幅)を調整することで干渉を用いて送受信の電波に指向性を持たせている。このような技術によって、方向の異なるユーザを分離して取り扱うことができ、干渉を抑えて高速大容量通信が可能となる。
このようなアレイアンテナを用いてビームフォーミングやMIMOなどを行うためには、各アンテナ間の特性が揃っている必要がある。しかし実際には、製造における誤差、回路やケーブルの特性差によるバラツキがあり、さらには温度などの影響によっても変化していく。そのため、アンテナ間のキャリブレーションが必須であり、各アンテナ間、より正確には、アンテナを含む伝送経路における遅延量や位相振幅変化を一致させて、アンテナで送受信される信号の特性を揃える必要がある。また、このようなキャリブレーションは、アレイアンテナを製造したときに一度だけ行えばよいというものではなく、ある程度の間隔を置いて(温度変化などに応じて)何度も行う必要がある。アレイアンテナを有する装置は、そのためにキャリブレーション機能や回路(位相振幅補正、遅延補正回路)を実装している。
例えば、特許文献1には、受信ブランチ間に発生する振幅および位相偏差を精度よく検出して補正を行う無線通信装置が記載されている。また、特許文献2には、時分割通信システムにおいて自局の通信を行わない空き時間に他局の信号を用いることで、相関値の参照信号注入手段が無くとも、遅延回路の最適な遅延量を維持するアレイアンテナ通信装置が記載されている。さらに、特許文献3には、複数のアンテナからベースバンド処理系に至る各ブランチ間の受信信号の遅延差を自動的に検出して同期化する補正処理を行うことで、適切な位相でブランチ合成するCDMA受信装置が記載されている。
特開2004−180283号公報 特開2005−318316号公報 特開2006−94325号公報
以下の分析は本発明において与えられる。
ところで、従来技術では、受信側の遅延補正に関する技術を開示している。アレイアンテナを用いてビームフォーミングやMIMOなどを行うためには、送信側についても同様に遅延補正を行う必要があり、受信キャリブレーションと送信キャリブレーションによる遅延補正を別々に行うこととなる。このような構成は、通常送受信回路をキャリブレーションと兼用し、キャリブレーション専用の信号を用いてアンテナ部で信号を折り返し、受信部で各アンテナの遅延差を測定して各アンテナの遅延補正量を求める無線送受信機を前提としており、送受信系を同時に使用するため、測定結果には送受信経路全ての影響が反映されている。故に、キャリブレーション測定の送受信経路にそれぞれ送受信の補正量が同時に影響するため、遅延測定における遅延量のばらつきが大きくなり、遅延測定窓(相関値による遅延分布のピーク検出窓)や遅延量設定範囲(レジスタ設定幅)を広く設定しなければならず、回路規模、計算量、測定時間が大きくなってしまう。
したがって、本発明の目的は、回路規模、計算量、測定時間の増大を抑えたアレイアンテナ通信装置およびその制御方法ならびにプログラムを提供することにある。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係るアレイアンテナ通信装置は、アレイアンテナと、アレイアンテナを構成するそれぞれのアンテナに係る送受信系回路と、アレイアンテナのキャリブレーションによる遅延補正に関し、それぞれの送受信系回路における遅延補正量を設定する送信側の第1の遅延素子および受信側の第2の遅延素子と、キャリブレーション信号の遅延測定結果を用いてそれぞれのアンテナに対応する送信系回路および受信系回路のそれぞれの遅延補正量を求めて第1および第2の遅延素子に設定し、求めた遅延補正量に基づいて次回の遅延量測定における基準遅延量を所定量に設定する補正量設定部と、を備え、前記補正量設定部は、前記次回の遅延量測定における測定窓を前記基準遅延量に基づいて設定する
本発明の他のアスペクト(側面)に係るアレイアンテナ通信装置の制御方法は、アレイアンテナのキャリブレーションに関し、アレイアンテナを構成するそれぞれのアンテナに係る送受信系回路におけるキャリブレーション信号の遅延量を測定するステップと、遅延量の測定結果を用いてそれぞれのアンテナに対応する送信側および受信側のそれぞれの遅延補正量を求めるステップと、求めたそれぞれの遅延補正量に基づいて次回の遅延量測定における基準遅延量を所定量に設定するステップと、前記次回の遅延量測定における測定窓を前記基準遅延量に基づいて設定するステップと、を含む。
本発明のさらに他のアスペクト(側面)に係るプログラムは、アレイアンテナ通信装置を構成するコンピュータに、アレイアンテナのキャリブレーションに関し、アレイアンテナを構成するそれぞれのアンテナに係る送受信系回路におけるキャリブレーション信号の遅延量の測定結果を用いてそれぞれのアンテナに対応する送信側および受信側のそれぞれの遅延補正量を求める処理と、求めたそれぞれの遅延補正量に基づいて次回の遅延量測定における基準遅延量を所定量に設定する処理と、前記次回の遅延量測定における測定窓を前記基準遅延量に基づいて設定する処理と、を実行させる。
本発明によれば、キャリブレーションによる遅延補正に伴って生じる回路規模、計算量、測定時間の増大を抑えることができる。
本発明の第1の実施例に係るアレイアンテナ通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る送信系におけるキャリブレーション信号の経路を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る受信系におけるキャリブレーション信号の経路を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る補正量設定部の構成を表す図である。
本発明の実施形態に係るアレイアンテナ通信装置は、アレイアンテナと、アレイアンテナを構成するそれぞれのアンテナに係る送受信系回路と、アレイアンテナのキャリブレーションによる遅延補正に関し、それぞれの送受信系回路における遅延補正量を設定する送信側の第1の遅延素子および受信側の第2の遅延素子と、キャリブレーション信号の遅延測定結果を用いてそれぞれのアンテナに対応する送信系回路および受信系回路のそれぞれの遅延補正量を求めて第1および第2の遅延素子に設定し、求めた遅延補正量に基づいて次回の遅延量測定における基準遅延量を所定量に設定する補正量設定部と、を備える。
アンテナとアンテナに対応する送受信系回路との間にキャリブレーション信号を折り返すためのカップラを備え、送受信系回路の一つは、通常の送受信系回路に加え、キャリブレーション信号を、カップラに送信し、カップラから受信するためのスイッチ手段を備え、他の送受信系回路との間でキャリブレーション信号の送受を行うようにしてもよい。
補正量設定部は、次回の遅延量測定における測定窓を基準遅延量に基づいて設定するようにしてもよい。
補正量設定部は、次回の遅延量測定における測定窓の中央に所定量を設定するようにしてもよい。
補正量設定部は、キャリブレーション信号の遅延測定に際し、それぞれの受信系において求めた遅延量を保持する遅延測定値メモリと、前回のキャリブレーションにおける遅延補正に関し、それぞれのアンテナに対応する送信系回路および受信系回路のそれぞれの遅延補正量を保持する遅延補正量レジスタと、遅延測定値メモリに保持されている遅延量および遅延補正量レジスタに保持されている遅延補正量から、今回のキャリブレーションによる遅延補正量を求める遅延補正量最適化回路と、を備えるようにしてもよい。
補正量設定部は、キャリブレーション信号を発生する基準パターン発生器と、それぞれのアンテナに対応するカップラから折り返されたキャリブレーション信号を受信する受信制御回路と、基準パターン発生器の発生するキャリブレーション信号と折り返されたキャリブレーション信号との相関係数を求める相関器と、相関係数のピークを検出するピーク検出器と、をさらに備え、遅延測定値メモリは、それぞれの受信系に対して求めたピークに対応する遅延量を保持するようにしてもよい。
このようなアレイアンテナ通信装置のアレイアンテナのキャリブレーションにおいて、遅延キャリブレーションにおける遅延補正量計算を、送信系回路および受信系回路での遅延量測定結果を同時に使用して最適化し、さらに次回の遅延量測定における遅延量を予め測定窓中央付近に設定しておく。このようにすることで、遅延量設定レジスタ幅や遅延測定窓を小さく設定し、回路規模や測定時間の増大を抑制することができる。また、遅延量測定窓の位置を任意に決められない場合にも、遅延量を調整することにより測定窓中央付近に合わせることができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係るアレイアンテナ通信装置の構成を示すブロック図である。図1において、アレイアンテナ通信装置は、送信信号処理部1、受信信号処理部2、送受信回路41〜4n、アンテナユニット5、アンテナ81〜8nを備え、アンテナ(チャネル)数がn個であるアレイアンテナについて示している。
送信信号処理部1、受信信号処理部2は、通常の送受信機能に加えて、キャリブレーション信号(以下、CAL信号)のそれぞれ送受信機能を有する。また、受信信号処理部2は、キャリブレーションに係る遅延補正量を決定する補正量設定部3を備える。
送受信回路41〜4nのそれぞれは、各チャネルで送受信される通常送受信信号やCAL信号に対し、遅延補正を行う遅延素子10、10a、位相振幅補正を行う複素乗算器9、9a、アナログ/デジタル変換を行うD/A変換器11およびA/D変換器12、送受信制御を行う送受信制御回路13を備える。
なお、チャネル1(以下、ch−1)用の送受信回路41は、UL(送信系)測定用CAL信号をCAL経路へバイパスするためのCAL送信スイッチ14、DL(受信系)測定用CAL信号をCAL経路から受信するためのCAL受信スイッチ15、CAL信号送受信方向を切り換えるためのCAL送受信スイッチ16をさらに備える。ch−1用の送受信回路41は、CAL信号の送受信を通常信号の送受信回路と兼用し、送受信キャリブレーションにおいて信号経路を切り換え、キャリブレーション専用端子から後述のキャリブレーション信号分配/合成器6との間でCAL信号の入出力を行うことができる。
一方、ch−2以降の送受信回路4i(i=2〜n)では、通常の送受信を行っている。
アンテナユニット5は、折り返されるCAL信号の分配合成を行うキャリブレーション信号合成/分配器6、CAL信号をアンテナ部で折り返すためのカップラ71〜7nを備える。
送受信回路4i(i=1〜n)の送受信制御回路13は、通常信号の無線送受信を行うアンテナ8iとカップラ7iを経由して接続される。
次に、CAL信号の遅延測定のための伝達経路について説明する。ここでは、図示の簡単のためにch−1、ch−2の2チャネルのみを図示している。
図2に、送信系(DL)におけるCAL信号経路を示す。各チャネルの通常送信経路(デジタル部)に加算器17で加えられたCAL信号は、遅延素子10、複素乗算器9、D/A変換器11、送受信制御回路13を経てそのまま通常経路を通ってアンテナ8i端のカップラ7iまで伝送される。ここで、D/A変換器11からカップラ7iまでの全遅延量をDdi(i=1〜n)と表す。
カップラ7iで折り返されたCAL信号は、キャリブレーション信号分配/合成器6で合成され、ch−1用の送受信回路41のCAL送受信スイッチ16とCAL受信スイッチ15によってch−1の通常受信経路に入力される。その後、A/D変換器12、複素乗算器9a、遅延素子10a、を経て相関器18で遅延量が測定される。カップラ71からキャリブレーション信号分配/合成器6を経てA/D変換器12までの全遅延量をDucと表す。この経路は、送信キャリブレーションで用いるch−1の共通受信経路である。
図3に、受信系(UL)におけるCAL信号経路を示す。ch−1の通常送信経路(デジタル部)に加算器17で加えられたCAL信号は、遅延素子10、複素乗算器9、D/A変換器11を経てCAL送信スイッチ14とCAL送受信スイッチ16によってキャリブレーション信号分配/合成器6に送られ各アンテナへ分配される。分配されたCAL信号は、カップラ7iで各アンテナ8iに入力される。D/A変換器11からキャリブレーション信号分配/合成器6を経てカップラ7iまでの全遅延量をDdcと表す。この経路は、受信キャリブレーションで用いるch−1の共通送信経路である。
カップラ7iで折り返されたCAL信号は、アンテナ8i端から通常受信経路を通り、送受信制御回路13、A/D変換器12、複素乗算器9a、遅延素子10a、を経て相関器18で遅延量が測定される。ここで、カップラ7iからA/D変換器12までの全遅延量をDui(i=1〜n)と表す。
以上で示したキャリブレーション遅延測定において、遅延素子10、10aに与える送受信のそれぞれの遅延補正量Cdi、Cuiは、CAL信号の生成後で加えられており、遅延測定経路遅延に含まれる。また、遅延測定窓(ピーク検出窓、遅延分布測定範囲)は、遅延測定の基準位置からDw遅延した位置に幅w(−w/2〜+w/2)で設定する。これらの条件を基に遅延測定値と遅延補正量の関係を式1、2に示す。
Cdi+Ddi+Cu1+Duc=Dw+Pdi ・・・式1
Cd1+Ddc+Cui+Dui=Dw+Pui ・・・式2
ただし、i=1〜n
Cdi、Cui:DL、ULそれぞれの現在の遅延補正量
Ddi、Dui:DL、ULそれぞれの測定経路(アナログ部)の遅延量
Ddc、Duc:DL、ULそれぞれのCAL経路の遅延量(ch−1、アナログ部)
Pdi、Pui:DL、ULそれぞれの遅延分布ピーク検出位置(検出窓内相対位置)
Dw:ピーク検出窓位置(基準位置からの遅延量)
ピーク検出窓:−w/2≦P≦+w/2
式1、2は、キャリブレーション測定用の送受信経路の全遅延量(左辺)と、遅延測定値(ピーク検出位置、右辺)が等しいことを示している。遅延補正では、遅延補正値を調整して、送受信それぞれにおいて全チャネルの遅延量(遅延分布ピーク位置)を一致させる。新しい遅延補正量CdiN、CuiNと、一致させたピーク位置(目標ピーク位置)の関係を式3、4に示す。
CdiN+Ddi+Cu1N+Duc=Dw+Pd ・・・式3
Cd1N+Ddc+CuiN+Dui=Dw+Pu ・・・式4
ただし、
CdiN、CuiN:DL、ULそれぞれの遅延測定結果から最適化されたCAL遅延補正量(更新値)
Pd、Pu:DL、ULそれぞれの遅延補正の目標ピーク位置(ピーク検出窓内の所定位置)
式1と式3の差を式5とし、式2と式4の差を式6とし、得られる遅延測定値と遅延補正量の関係を下記に示す。
Cdi+Cu1−Pdi=CdiN+Cu1N−Pd ・・・式5
Cd1+Cui−Pui=Cd1N+CuiN−Pu ・・・式6
なお、このようなアンテナ折り返しによるキャリブレーション方法では、遅延測定においてDLの遅延とULの遅延を完全に分離して測定することができない。したがって、DL、ULそれぞれの遅延量の絶対値を与えることができない。そこで、別の条件を与えることによって各チャネルの遅延補正量を決定し、遅延量を相対的に一致させている。なお、遅延量の絶対値については、必要に応じて別に測定し調整する(本発明とは関係しない)。
遅延分布のピーク位置を測定窓内の所定位置(ここでは中心位置とする)にできるだけ合わせるようにする。つまり次回の遅延測定で、ピーク位置が、測定窓の中央値付近となるように全ての遅延補正量CdiN、CuiNを調整する。そのために、まず全チャネルの遅延量を一致させる遅延分布ピーク位置(目標ピーク位置、Pd、Pu)を設定する。式5、6において、i=1とすると、それぞれ式7、8が得られる。
Cd1+Cu1−Pd1=Cd1N+Cu1N−Pd ・・・式7
Cd1+Cu1−Pu1=Cd1N+Cu1N−Pu ・・・式8
式8と式7の差分から、ch−1における送受信のピーク検出位置の関係式9が得られる。
Δ=Pd1−Pu1=Pd−Pu ・・・式9
ここで、式11のように仮定する。
Pd=+Δ/2、Pu=−Δ/2 ・・・式11
ここで、できるだけピーク位置が中央付近になるように目標ピーク位置を式11で設定する。そのとき、式12が成り立つ。
Pd+Pu=0 ・・・式12
式5〜8を用いることにより、遅延補正量(更新値)CdiN、CuiNの前に、ch−1を基準とする相対遅延補正量Fdi、Fuiを求めることができる。そして、Fdi、Fui(i=1〜n)のチャネルの最大値max[Fd]、max[Fu]と、最小値min[Fd]、min[Fu]を求めておく。
式7と式5の差を式13とし、下記に示す。
Fdi=CdiN−Cd1N=Pdi−Pd1+Cdi−Cd1、min[Fd]≦Fdi≦max[Fd] ・・・式13
式8と式6の差を式14とし、下記に示す。
Fui=CuiN−Cu1N=Pui−Pu1+Cui−Cu1、min[Fu]≦Fui≦max[Fu] ・・・式14
また、式7、式8、式12より、Cd1N+Cu1Nも、式15によって一意に求めることができる。
Z=(Cd1N+Cu1N)=(Cd1+Cu1)−(Pd1+Pu1)/2 ・・・式15
遅延補正量(更新値)CdiN、CuiNは、送受信経路の遅延量を調整するパラメータであり、ハード上の制約として設定可能範囲が存在する。それぞれの設定域を式16とする。
0≦CdiN≦Md、0≦CuiN≦Mu ・・・式16
式13、14を代入することにより、ch−1の遅延補正量Cd1N、Cu1Nに関する不等式17、18が得られる。
0≦min[Fd]+Cd1N、max[Fd]+Cd1N≦Md ・・・式17
0≦min[Fu]+Cu1N、max[Fu]+Cu1N≦Mu ・・・式18
これらの不等式17、18が成立することが、遅延補正量CdiN、CuiNが設定域に存在する条件である。式15のZを用いて、不等式17、18からそれぞれCd1Nの満たすべき条件式19、20に変換する。
−min[Fd]≦Cd1N≦Md−max[Fd] ・・・式19
−min[Fu]≦Cu1N≦Mu−max[Fu]
∴max[Fu]−Mu+Z≦Cd1N≦min[Fu]+Z ・・・式20

式19、20より、式21が導かれ、Cd1Nの設定すべき領域が求まる。
max[−min[Fd]、max[Fu]−Mu+Z]≦Cd1N≦min[Md−max[Fd]、min[Fd]+Z] ・・・式21
式21の領域内でCd1Nを設定することで、式13、14、15を用いて全ての遅延補正量CdiN、CuiNを求めることができる。すなわち、アレイアンテナのキャリブレーションにおいて、遅延補正量をDL、UL同時に最適化する。
次に、遅延補正値の最適化のための具体的構成について説明する。図4は、本発明の第1の実施例に係る補正量設定部の構成を表す図である。補正量設定部3は、基準パターン発生器21、受信制御回路20、相関器18、ピーク検出回路22、遅延測定値メモリ23、遅延補正量最適化回路24、遅延補正量レジスタ32を備える。
基準パターン発生器21は、CAL信号(基準パターンとなるCAL符号)を生成し、相関器18に供給する。受信制御回路20は、DL、ULそれぞれの受信CAL信号を選択して相関器18へ分配する。相関器18は、受信CAL信号とCAL符号との相関計算を行う。すなわち、タイミングをずらしながら相関値(遅延分布)を計算する。ピーク検出回路22は、相関値(作成した遅延分布)から各アンテナに対応するピーク位置(遅延量Pdi、Pui)を求める。遅延測定値メモリ23は、求めた全ての遅延測定値Pdi、Puiを保持する。遅延補正量最適化回路24は、遅延測定値Pdi、Puiと現在の遅延補正量Cdi、Cuiとを用いて各チャネルのDLおよびULの遅延補正量更新値CdiN、CuiNを求める。遅延補正量レジスタ32は、これら遅延補正量更新値CdiN、CuiNを保持すると共に、DLおよびULの遅延補正量としてそれぞれ遅延素子10、10aに設定する。遅延補正量更新値CdiN、CuiNは、次回の遅延補正測定における基準遅延量として用いられる。
遅延補正量最適化回路24は、相対遅延補正量計算回路25、目標ピーク位置設定回路26、最大最小値計算回路27、遅延補正量設定領域計算回路29、遅延補正量設定回路30、遅延補正量計算回路31を備え、遅延キャリブレーションにおけるDL/UL遅延補正量と目標ピーク位置を同時に最適化する。なお、遅延補正量最適化回路24は、コンピュータ(マイクロプロセッサ)を内蔵し、このコンピュータにプログラムを実行させることで、各部の機能を実現するようにしてもよい。
相対遅延補正量計算回路25は、遅延量測定結果であるPdi、Puiや現在の遅延補正量Cdi、Cuiを用い、式13、14に基づいて、ch−1に対する相対遅延補正量Fdi、Fuiを求める。目標ピーク位置設定回路26は、遅延補正量設定領域計算回路29において設定領域が存在しない場合に、式9、式11で示されたPd、Puの値をシフトさせる。最大最小値計算回路27は、DL、ULそれぞれについて最大値max[Fd]、max[Fu]、最小値min[Fd]、min[Fu]を求める。遅延補正量設定領域計算回路29は、遅延測定値や現在の遅延補正量を基にして式21にしたがって、ch−1のDLの遅延補正量Cd1Nの設定領域を求める。遅延補正量設定回路30は、設定された条件を基に遅延補正量設定領域計算回路29で求められた領域内で、遅延補正量Cd1Nを求める。遅延補正量計算回路31は、設定されたCd1Nを基に相対遅延補正量などを用いて全遅延補正量(更新値)CdiN、CuiNを求める。
次に、遅延補正量設定回路30において、式21からCd1Nを決定する方法について具体例を示す。
(1)遅延補正量Cd1Nとして、遅延補正量設定領域計算回路29(式21)で求めた領域内の最大値、最小値、中心値のいずれかを設定する。
(2)現在の遅延補正量Cd1が、遅延補正量設定領域計算回路29(式21)で求めた領域内にある場合は、Cd1N=Cd1とする。また、遅延補正量Cd1が領域内にない場合は、領域内の最も近い値をCd1Nとして設定する。初期値については、例えば(1)に基づいて決定する。以上により、遅延キャリブレーションに伴う遅延補正量の変化をできるだけ抑えることができる。なお、遅延補正量の初期値の与え方については、(1)に示した方法に限定されない。一般的には、式21に示された領域内であれば任意に設定可能である。
(3)式21の領域が存在しない場合には、目標ピーク位置設定回路26によって、式11、12に示したPd、Puを測定窓内でシフトさせることにより、式15を式22に修正し、Zの値をシフトすることで式21の領域を確保する。レジスタ設定範囲自身を広げることなく遅延補正量を設定することが可能となる。
Z=(Cd1N+Cu1N)=(Cd1+Cu1)−(Pd1+Pu1)/2+(Pd+Pu) ・・・式22
なお、式11に示された、Pd、Pu値は、ひとつの仮定であり、一般的には任意に設定できる。式11を変更した場合は、式12を考慮してZの値として式22を用いる。これにより、遅延補正量を直接変更することなく遅延補正量設定領域を広げることが可能であり、ハードウエア的な遅延補正量設定幅(レジスタ幅)を縮小することができる。
以上の説明において基地局を想定して便宜上、送信をDL(ダウンリンク)、受信をUL(アップリンク)としたが、基地局には限定されず移動局などの通信装置にも適用可能である。
以上説明した遅延キャリブレーションによれば、DL、ULの全チャネルの遅延測定結果を用いて全ての遅延補正量CdiN、CuiNを同時に最適化し、また次回のピーク測定位置を測定窓の中央付近に設定する。これにより、測定窓幅を縮小し、回路規模と測定時間、計算量を削減することができる。さらに、遅延補正量を直接変化させずに、次回のピーク測定位置をシフトさせることで遅延補正量の設定可能領域を拡大することができる。したがって、遅延補正量設定幅(レジスタ設定幅)を縮小することができ、回路規模を削減することができる。
なお、前述の特許文献等の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 送信信号処理部
2 受信信号処理部
3 補正量設定部
41〜4n 送受信回路
5 アンテナユニット
6 キャリブレーション信号分配/合成器
71〜7n カップラ
81〜8n アンテナ
9、9a 複素乗算器
10、10a 遅延素子
11 D/A変換器
12 A/D変換器
13 送受信制御回路
14 キャリブレーション送信スイッチ (CAL送信スイッチ)
15 キャリブレーション受信スイッチ (CAL受信スイッチ)
16 キャリブレーション送受信スイッチ (CAL送受信スイッチ)
17 加算器
18 相関器
20 受信制御回路
21 基準パターン発生器
22 ピーク検出器
23 遅延測定値メモリ
24 遅延補正量最適化回路
25 相対遅延補正量計算回路
26 目標ピーク位置設定回路
27 最大最小値計算回路
29 遅延補正量設定領域計算回路
30 遅延補正量設定回路
31 遅延補正量計算回路
32 遅延補正量レジスタ

Claims (10)

  1. アレイアンテナと、
    前記アレイアンテナを構成するそれぞれのアンテナに係る送受信系回路と、
    前記アレイアンテナのキャリブレーションによる遅延補正に関し、それぞれの前記送受信系回路における遅延補正量を設定する送信側の第1の遅延素子および受信側の第2の遅延素子と、
    キャリブレーション信号の遅延測定結果を用いてそれぞれの前記アンテナに対応する送信系回路および受信系回路のそれぞれの遅延補正量を求めて前記第1および第2の遅延素子に設定し、求めた前記遅延補正量に基づいて次回の遅延量測定における基準遅延量を所定量に設定する補正量設定部と、
    を備え
    前記補正量設定部は、前記次回の遅延量測定における測定窓を前記基準遅延量に基づいて設定することを特徴とするアレイアンテナ通信装置。
  2. 前記アンテナと前記アンテナに対応する送受信系回路との間に前記キャリブレーション信号を折り返すためのカップラを備え、
    前記送受信系回路の一つは、通常の送受信系回路に加え、前記キャリブレーション信号を、前記カップラに送信し、前記カップラから受信するためのスイッチ手段を備え、他の前記送受信系回路との間で前記キャリブレーション信号の送受を行うことを特徴とする請求項1記載のアレイアンテナ通信装置。
  3. 前記補正量設定部は、前記次回の遅延量測定における測定窓の中央に前記所定量を設定することを特徴とする請求項1又は2記載のアレイアンテナ通信装置。
  4. 前記補正量設定部は、
    前記キャリブレーション信号の遅延測定に際し、それぞれの受信系において求めた遅延量を保持する遅延測定値メモリと、
    前回のキャリブレーションにおける遅延補正に関し、それぞれの前記アンテナに対応する送信系回路および受信系回路のそれぞれの遅延補正量を保持する遅延補正量レジスタと、
    前記遅延測定値メモリに保持されている遅延量および前記遅延補正量レジスタに保持されている遅延補正量から、今回のキャリブレーションによる遅延補正量を求める遅延補正量最適化回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のアレイアンテナ通信装置。
  5. 前記補正量設定部は、
    前記キャリブレーション信号を発生する基準パターン発生器と、
    それぞれの前記アンテナに対応するカップラから折り返された前記キャリブレーション信号を受信する受信制御回路と、
    前記基準パターン発生器の発生するキャリブレーション信号と前記折り返されたキャリブレーション信号との相関係数を求める相関器と、
    前記相関係数のピークを検出するピーク検出器と、
    をさらに備え、
    前記遅延測定値メモリは、それぞれの前記受信系に対して求めた前記ピークに対応する遅延量を保持することを特徴とする請求項記載のアレイアンテナ通信装置。
  6. アレイアンテナのキャリブレーションに関し、前記アレイアンテナを構成するそれぞれのアンテナに係る送受信系回路におけるキャリブレーション信号の遅延量を測定するステップと、
    前記遅延量の測定結果を用いてそれぞれの前記アンテナに対応する送信側および受信側のそれぞれの遅延補正量を求めるステップと、
    求めたそれぞれの前記遅延補正量に基づいて次回の遅延量測定における基準遅延量を所定量に設定するステップと、
    前記次回の遅延量測定における測定窓を前記基準遅延量に基づいて設定するステップと、
    を含むことを特徴とするアレイアンテナ通信装置の制御方法。
  7. 前記所定量は、前記次回の遅延量測定における測定窓の中央であることを特徴とする請求項記載のアレイアンテナ通信装置の制御方法。
  8. 前記送受信系回路の一つが、他の前記送受信系回路との間で前記キャリブレーション信号の送受を可能とすることを特徴とする請求項6又は7記載のアレイアンテナ通信装置の制御方法。
  9. アレイアンテナ通信装置を構成するコンピュータに、
    アレイアンテナのキャリブレーションに関し、前記アレイアンテナを構成するそれぞれのアンテナに係る送受信系回路におけるキャリブレーション信号の遅延量の測定結果を用いてそれぞれの前記アンテナに対応する送信側および受信側のそれぞれの遅延補正量を求める処理と、
    求めたそれぞれの前記遅延補正量に基づいて次回の遅延量測定における基準遅延量を所定量に設定する処理と、
    前記次回の遅延量測定における測定窓を前記基準遅延量に基づいて設定する処理と、
    を実行させるプログラム。
  10. 前記所定量は、前記次回の遅延量測定における測定窓の中央である請求項9に記載のプログラム。
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