JP5445462B2 - ラインヘッドユニット及び描画装置 - Google Patents

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Description

本発明はラインヘッドユニット及び描画装置に関し、詳しくは、各ヘッドの位置調整を容易に行うことのできるラインヘッドユニット及びこれを備えた描画装置に関する。
ノズルから液滴を射出するヘッドを用いて、液滴を被記録材上に着弾させることにより描画を行う描画装置は、例えば半導体基板の配線パターンや液晶表示装置や有機EL装置等のカラーフィルターの画素パターンの描画等といった産業用途にも広く利用されている。このような用途においては、生産性を高めるため、一般に多数のヘッドを千鳥状等に配列することによりノズル列(記録幅)を長尺としたラインヘッドを構成したラインヘッドユニットを用いて描画を行う描画装置が用いられている。
このようなラインヘッドユニットは、多数のヘッドをベース部材の所定の位置に取り付けることによって組み立てられるが、各ヘッドの取り付け時に位置ずれが発生する問題がある。各ヘッドが正確に位置決めされていないと、着弾位置がずれ、描画される画像の精度を劣化させる問題があるため、各ヘッドの取り付け位置を正確に決定すること、具体的には副走査方向でのノズルピッチをライン幅全長に亘って均等にすることは極めて重要である。
例えば、ノズル列方向が副走査方向に一致するように多数のヘッドを配置したラインヘッドでは、ノズル列方向と直交する主走査方向の着弾位置ずれについては、射出タイミングを調整することで補正することができるが、ノズル列方向に沿う副走査方向の着弾位置ずれは各ヘッドの取り付け位置で決まってしまう。従って、各ヘッドの取り付け時にはノズル列方向の正確な位置決めを行う必要があるが、ノズルピッチはμmオーダーの極めて微細なものであり、取り付けと同時に各ヘッドを高精度に位置決めすることは現実的には極めて困難である。このため、ヘッドを所定位置に取り付けた後、その取り付け位置を調整する必要が生じる。
従来、ヘッドの取り付け位置を調整するための技術として、2個のヘッド間にスペーサーを挟むことによってX・Z軸方向の位置決めをすると共に、Y軸方向の位置決めを、スペーサーに対して傾斜面によって当接している一方のヘッドを傾斜面に向けて押圧することで、他方のヘッドとの相対的な位置を調整する技術(特許文献1)、各々複数のヘッドを配列して構成された複数のヘッド群によってラインヘッドを構成し、各ヘッド群を独立してθ軸方向及びY軸方向に相対的に移動可能とすることで、ヘッド群単位で位置調整を行うようにした技術(特許文献2)が提案されている。
特開平2−167749号公報 特開2006−44059号公報
特許文献1記載の技術では、ヘッドの取り付け位置を調整するための部品点数が多く、それらの各部品をヘッド取り付けの際に同時に組み付ける必要があるため、組み立て工程が多く、作業も煩雑となる。このため、多数のヘッドを配列して長尺なラインヘッドユニットを構成する場合には不向きである。また、2個のヘッド間の相対的な位置しか調整できないため、多数のヘッドを配列したラインヘッドユニットを構成する場合、ヘッド個々の取り付け位置を調整できず、正確な位置決めができない。しかも、位置調整はヘッドの組み付け時に行うものであり、ヘッドを組み付けた後に各々の位置を微調整することはできないといった数々の問題がある。
また、特許文献2記載の技術では、各々複数のヘッドを配列したヘッド群単位で位置調整するため、そのヘッド群内での各ヘッドの取り付け位置を調整することはできない。従って、この場合もラインヘッドユニット全体でのヘッド個々の位置ずれを正確に調整することは不可能である。
そこで、本発明は、ヘッドの取り付け時に位置調整のための部品を同時に組み付ける必要がなく、ヘッドの取り付けが容易であると共に、ヘッドの取り付け後に、各ヘッド個々の副走査方向の取り付け位置を容易に調整可能なラインヘッドユニットを提供することを課題とする。
また、本発明は、ヘッドの取り付け時に位置調整のための部品を同時に組み付ける必要がなく、ヘッドの取り付けが容易であると共に、ヘッドの取り付け後に、各ヘッド個々の副走査方向の取り付け位置を容易に調整可能なラインヘッドユニットを備えた描画装置を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、液滴を射出する複数のノズルが配列されたノズル列を有するヘッドを、ベース部材に複数配列することにより、該複数のヘッドによって副走査方向に長尺となるラインヘッドを構成したラインヘッドユニットであって、
前記ヘッドの各々に対応して該ヘッドを個別に取り付けた複数のヘッド取り付け部を有し、
前記ヘッド取り付け部の各々を、前記ヘッドのノズル列方向に沿って間隔をおいて互いに平行に配置された複数本の弾性ヒンジによって前記ベース部材に保持すると共に、
前記ヘッド取り付け部に対して押圧力を作用させることによって前記弾性ヒンジを弾性変形させ、前記ヘッドのノズル列方向が副走査方向に対してなす角度を維持したまま前記ヘッド取り付け部の副走査方向の位置を前記ベース部材に対して移動させるアクチュエータを、前記ベース部材と前記ヘッド取り付け部との間にそれぞれ個別に設けたことを特徴とするラインヘッドユニットである。
請求項2記載の発明は、前記ヘッド取り付け部は、前記ベース部材に形成された開口枠の内部に配置されており、
前記弾性ヒンジは、前記ヘッド取り付け部と前記開口枠の内周とに亘って一体に成形されていることを特徴とする請求項1記載のラインヘッドユニットである。
請求項3記載の発明は、前記弾性ヒンジは、ヒンジ本体の両端の前記ベース部材との接続部位及び前記ヘッド取り付け部との接続部位に、それぞれ前記ヒンジ本体よりも幅狭状となり、前記ヘッド取り付け部に前記アクチュエータの押圧力が作用した際にそれぞれ弾性変形する括れ部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載のラインヘッドユニットである。
請求項4記載の発明は、前記アクチュエータは、前記ヘッド取り付け部に対して、副走査方向に対して平行な方向の押圧力を作用させるように配置されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のラインヘッドユニットである。
請求項5記載の発明は、前記アクチュエータは、前記ヘッド取り付け部に対して、副走査方向に対して斜め方向の押圧力を作用させるように配置されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のラインヘッドユニットである。
請求項6記載の発明は、前記ヘッド取り付け部はノズル列方向と交差する側方に向けて突出する突出部を有すると共に、前記アクチュエータは前記突出部に対して押圧力を作用させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のラインヘッドユニットである。
請求項7記載の発明は、前記アクチュエータは、ピエゾ素子により前記ヘッド取り付け部に対する押圧力を作用させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のラインヘッドユニットである。
請求項8記載の発明は、ノズル面が下向きとなるように配置された請求項1〜7のいずれかに記載のラインヘッドユニットと、
前記ラインヘッドユニットと相対的に移動可能に設けられ、前記ラインヘッドの各ヘッドから射出される液滴によって、上面に支持した被記録材に対して描画を行う描画台と、
前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段と、
を有することを特徴とする描画装置である。
請求項9記載の発明は、前記ラインヘッドユニットの各ヘッドの位置ずれ量を検査するためのテストパターンを前記被記録材に印字するように前記ヘッドを制御する印字制御手段と、
前記被記録材に印字された前記テストパターンを画像認識するための画像認識手段と、
前記画像認識手段によって認識された前記テストパターンの画像に基づいて前記ラインヘッドの各ヘッドの副走査方向の位置ずれ量を算出する算出手段とを有し、
前記駆動制御手段は、前記算出手段によって算出された前記ヘッドの副走査方向の位置ずれ量に応じて、前記アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項8記載の描画装置である。
請求項10記載の発明は、前記被記録材は表面に基準マークを有しており、
前記算出手段は、前記画像認識手段によって認識された前記基準マークと前記テストパターンとの画像に基づいて、前記基準マークに対する前記テストパターンの位置ずれ量から各ヘッドの副走査方向の位置ずれ量を算出することを特徴とする請求項9記載の描画装置である。
請求項11記載の発明は、前記算出手段は、前記画像認識手段によって認識された前記テストパターンの画像に基づいて前記ラインヘッドの各ヘッドの主走査方向の位置ずれ量を算出する機能を具備し、
前記印字制御手段は、前記算出手段によって算出された主走査方向の位置ずれ量に応じて、前記ヘッドの射出タイミングを補正することを特徴とする請求項9又は10記載の描画装置である。
本発明によれば、ヘッドの取り付け時に位置調整のための部品を同時に組み付ける必要がなく、ヘッドの取り付けが容易であると共に、その取り付けられた各ヘッド個々の副走査方向の取り付け位置を容易に調整可能なラインヘッドユニットを提供することができる。
また、本発明によれば、ヘッドの取り付け時に位置調整のための部品を同時に組み付ける必要がなく、ヘッドの取り付けが容易であると共に、その取り付けられた各ヘッド個々の副走査方向の取り付け位置を容易に調整可能なラインヘッドユニットを備えた描画装置を提供することができる。
本発明に係る描画装置を示す斜視図 本発明に係るラインヘッドユニットの底面図 ラインヘッドユニットにおける1つのヘッドの取り付け構造を示す斜視図 (a)(b)は弾性ヒンジの詳細を示す図 ヘッドの取り付け位置の微調整の様子を示す図 本発明に係る描画装置の主要部の概略構成を示すブロック図 着弾位置ずれ調整動作を説明するフローチャート 調整前の着弾ドット位置を示すテストパターンを示す平面図 調整後の着弾ドット位置を示すテストパターンを示す平面図 ラインヘッドユニットの他の実施形態を示す底面図 ラインヘッドユニットの更に他の実施形態を示す底面図 図11におけるヘッド固定プレートの部分拡大図
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る描画装置の一例を示す概略斜視図であり、描画装置1は、装置基台2上に、インクジェット描画を行うためのラインヘッドユニット3、上面にワークW(被記録材)を載置して支持するためのワークステージ4、ワークステージ4をθ方向に回転移動させるためのθ回転機構5、ワークステージ4及びθ回転機構5を共にY方向(主走査方向)に沿って直線移動させるY移動機構6、ワークステージ4及びθ回転機構5を共にX方向(副走査方向)に沿って直線移動させるX移動機構7、ワークステージ4上を視認可能な着弾撮影カメラ8A、ラインヘッドユニット3の下面を視認可能なヘッド撮影カメラ8Bをそれぞれ備えている。
なお、本実施形態では、このワークステージ4が、本発明の描画台として機能し、着弾撮影カメラ8Aが、本発明の画像認識手段として機能する。
なお、X方向とY方向とは水平面上で互いに直交する方向である。
ラインヘッドユニット3は、装置基台2上の端部近傍においてX方向に沿って平行に架設されたガントリ9に、スライダ10及びθ回転機構11を介して取り付けられており、スライダ10がガントリ9に沿ってスライド移動することによりX方向に沿って往復移動し、また、θ回転機構11によって、X、Y方向と直交する法線方向であるZ方向に沿う方向を軸としてθ方向に回転移動し、更に、Z移動機構12によってθ回転機構11と共にZ方向に昇降移動することができるようになっている。
なお、ワークステージ4のX方向、Y方向及びθ方向の各位置座標並びにラインヘッドユニット3のX方向、Z方向及びθ方向の各位置座標は、X移動機構7、Y移動機構6、6、θ回転機構5、スライダ10、θ回転機構11、Z移動機構12にそれぞれ設けられた位置座標検出手段である不図示のエンコーダによってnmオーダーで高精度に検出可能となるように構成されている。
図2は本発明に係るラインヘッドユニット3の一例を示す底面図、図3はラインヘッドユニット3における1つのヘッドHの取り付け構造を示す斜視図である。
ラインヘッドユニット3は、一枚の大判なベース部材であるベースプレート31の下面に多数のヘッドHが個別に取り付け固定され、その下方に配置されるワークステージ4上のワークWの表面と対向可能となるように配置されている。
本実施形態では、12個のヘッドHが、各ノズル列をX方向に沿わせ、且つ、各ノズルが均等ピッチとなるように2列に千鳥状に配列されており、これにより副走査方向に沿って長尺な記録幅を有するラインヘッドを構成しているが、ヘッドHの数及び配列態様は本発明において特に問わない。例えば、ノズル列を副走査方向に対して傾いて斜めに配置させても良い。なお、図2において、ベースプレート31には11個のヘッドHが取り付け済みであり、残りの1個のヘッドHが未装着の状態を示している。
ベースプレート31には一般に金属材が使用される。金属材としてはSUSを用いることもできるが、ヘッドHの取り付け位置精度を高精度に保つ要請からは、インバー材やノビナイト等の低熱膨張材が好ましく使用される。ベースプレート31は、ヘッドHの配列方向に沿う2列の開口枠32を有しており、その開口枠32内にヘッド取り付け部であるヘッド固定プレート33が、ヘッドHを個別に取り付け可能とするべく該ヘッドHと同数配置されている。
各ヘッド固定プレート33は、ヘッドHのノズル列方向(図中X方向)の両側端辺における一方端辺において、該ヘッドHのノズル列方向に間隔をおいて配置された同一長さの2本の弾性ヒンジ34によってベースプレート31と一体に連結され、該ベースプレート31に保持されている。各ヘッド固定プレート33は、この弾性ヒンジ34のみでベースプレート31と繋がっており、それ以外の部位は開口枠32内においてベースプレート31から離間している。
また、各ヘッド固定プレート33の他方端辺側の開口枠32内には、ベースプレート31との間にそれぞれアクチュエータ35が配置され、各ヘッド固定プレート33に対してアクチュエータ35が主走査方向に沿って並設されている。ここでは、各ヘッド固定プレート33の他方端辺側の1つの隅角部において、ヘッドHのノズル列方向と交差する側方(図中Y方向)である開口枠32の内周に向けて張り出した押圧操作部となる突出部331が形成されており、一方、ベースプレート31には、開口枠32の内周から図中Y方向に沿いヘッド固定プレート33に向けて張り出した突出部311が形成されており、これらの突出部331、311の間で、図中X方向に沿う方向、すなわちヘッドHのノズル列方向に対して平行な横方向の押圧力を作用させるようになっている。
これらベースプレート31の開口枠32内に設けられたヘッド固定プレート33、弾性ヒンジ34、突出部311、331、アクチュエータ35によって、ヘッドHの取り付け位置を微調整するための微調整機構を構成している。この微調整機構は、アクチュエータ35の作動によって突出部331に対して所定の押圧力を作用させると、ヘッド固定プレート33にはX方向に沿う横方向(水平方向)の力が作用し、この力によって2本の弾性ヒンジ34が微小に撓み変形して均等に傾倒することで、ヘッド固定プレート33のX方向への平行度を維持したまま、すなわち、ヘッドHのノズル列方向が副走査方向に対してなす角度を維持したまま、ヘッドHの副走査方向の位置が微調整されるようになっている。
図4は弾性ヒンジ34の詳細を示し、図5はヘッドHの取り付け位置の微調整の様子を示している。図4(a)はヘッド固定プレート33に対してアクチュエータ35の押圧力が作用していない状態、(b)はヘッド固定プレート33に対して矢印方向にアクチュエータ35の押圧力が作用している状態をそれぞれ示している。なお、実際の弾性ヒンジ34の変形量はμmオーダーの極めて微小なものであるが、図中では変形量を誇張して示している。
弾性ヒンジ34は、ヘッド固定プレート33とベースプレート31の開口枠32の内周とに亘って一体に成形されている。弾性ヒンジ34の数は、1つのヘッド固定プレート33に対して、ヘッドHのノズル列方向の両側端辺における一方端辺に、間隔をおいて平行に2本設けられれば足りるが、必要に応じて配設数を適宜増加させてもよい。
各弾性ヒンジ34は、ヒンジ本体341の両端のベースプレート31との接続部位及びヘッド固定プレート33との接続部位に、それぞれヒンジ本体341よりも幅狭状となる括れ部342が形成されている。各括れ部342は、ヒンジ本体341の両端が、両側から円弧状に削り取られることによって形成されている。
これにより、ヘッド固定プレート33にアクチュエータ35の押圧力が作用した際、その押圧力はこの括れ部342に応力集中し、ヘッド固定プレート33との接続部位側では、矢印で示す押圧力の作用方向に対して手前側が圧縮され、奥側が引張され、ベースプレート31との接続部位側では、矢印で示す押圧力の作用方向に対して手前側が引張され、奥側が圧縮されることでそれぞれ弾性変形し、ヘッド固定プレート33の副走査方向の位置を移動させる。このとき、ヘッド固定プレート33は2本の弾性ヒンジ34によってベースプレート31に一体に連結されているため、ヘッドHのノズル列方向が副走査方向に対してなす角度は崩れることはない。従って、図5に示すように、ヘッドHは副走査方向に対する平行度を維持したまま、副走査方向に対する取り付け位置が微調整される。
各アクチュエータ35は、各ヘッド固定プレート33と開口枠32の内周との間であって、ベースプレート31と各ヘッド固定プレート33とにそれぞれ突設された突出部311と突出部331との間に並置されており、押圧力を各ヘッドHのノズル列方向と平行となるように作用させるように設けられている。これによれば、隣接するヘッド固定プレート33、33との間の距離を可及的近接させることができ、ラインヘッドユニット3を可及的小型化することが可能である。
アクチュエータ35は、図5に示すように、アクチュエータ本体351の一端に作動子352が伸縮可能に設けられており、アクチュエータ本体351の後端はベースプレート31の突出部311に対して固定されているが、この作動子352の先端はヘッド固定プレート33の突出部331に対して固定されずに単に当接しているだけとなっている。これにより、作動子352が図中矢印方向に伸張すると、突出部331に対して摺動しつつ該突出部331を横方向に押し、弾性ヒンジ34の弾性変形によって、ヘッド固定プレート33の開口枠32内におけるベースプレート31に対する副走査方向の位置を変化させる。作動子352が縮小すると、ヘッド固定プレート33は、弾性ヒンジ34が弾性復帰することによって元の位置に戻る。
アクチュエータ35には、このような作動子352の伸縮動作を可能とする例えば電圧を印加することによって電圧値に応じた機械的な伸縮運動を行うピエゾ素子(圧電素子)や、モータ駆動によって回転して伸縮動作するネジ機構等によって構成することができるが、微細な押圧力の制御が容易である点でピエゾ素子を用いてヘッド固定プレート33に対して押圧力を作用させるものが好ましい。ピエゾ素子にはPZTが好ましく使用される。
各ヘッド固定プレート33は、ヘッドHを個別に着脱可能に取り付け固定するためのねじ穴332を有している。各ヘッドHは、多数のノズルnが配列されたノズル面h1が下面となり、ノズル列方向がX方向に沿うように、ベースプレート31の各ヘッド固定プレート33に対して配置されている。各ヘッドHには、ノズル面h1と反対側において両側方に突出するフランジh2を有しており、このフランジh2に形成されたねじ穴h3を通して、取り付けビス36を用いてヘッド固定プレート33のねじ穴332にねじ止め固定される。
なお、図2中の符号37A、37Bは、ベースプレート31の下面におけるX方向の両端部近傍にそれぞれ形成された位置確認マークであり、ベースプレート31の位置及び角度を検出するために、ワークステージ4に一体に取り付けられたヘッド撮影カメラ8Bによって画像認識される。位置確認マーク37A、37Bは、これらを結ぶ直線がベースプレート31の中心線を通るように位置付けられており、ヘッド撮影カメラ8Bによって撮影された画像を画像処理することによって、各位置確認マーク37A、37Bの位置座標におけるY座標の位置が同一となるようにθ回転機構11を駆動することで、ラインヘッドユニット3のθ方向の取り付け角度が適正角度となるように調整される。
着弾撮影カメラ8Aは、かかるラインヘッドユニット3のベースプレート31に一体に取り付けられている。
描画装置1は、ラインヘッドユニット3とワークステージ4とをY方向(主走査方向)に相対的に移動させ、そのときの各位置情報に応じて、所定の射出パターンデータに基づいてラインヘッドユニット3の各ヘッドHからの液滴の射出を制御し、ワークステージ4上のワークWの表面に着弾させることで、所望の描画を行うように構成される。
図6は描画装置1の内部の主要部の概略構成を示すブロック図である。
100は射出信号制御部、101は射出信号生成部、102はステージエンコーダ、103は射出開始信号生成部である。各ヘッドHは、射出信号制御部100から送られた射出制御信号に基づいて、射出信号生成部101によって所定の射出信号が生成され、この射出信号が印加されることによって駆動される。ワークステージ4のX方向及びY方向の位置座標は、ステージエンコーダ102によって取得され、射出開始信号生成部103において、ワークステージ4の位置に応じた所定のタイミングで射出開始信号が生成される。射出信号制御部100は、この射出開始信号生成部103から所定のタイミングで送られる射出開始信号によって射出制御信号を生成する。
なお、本実施形態では、この射出信号制御部100が、本発明の印字制御手段として機能する。
また、104は位置ずれ量算出部、105は画像処理部、106はヘッド位置補正量算出部、107はアクチュエータ制御部、108はアクチュエータドライバ、109は射出タイミング補正量算出部である。
詳細には後述するが、ラインヘッドユニット3を構成する各ヘッドHの位置ずれを調整するため、各ヘッドHから射出された液滴の着弾位置は、ラインヘッドユニット3と一体に設けられた着弾撮影カメラ8Aによって撮影され、その画像が画像処理部105によって画像認識されることで、ヘッドH毎の着弾位置の座標が検出される。
位置ずれ量算出部104は、この着弾位置の座標に基づいて、主走査方向及び副走査方向における適正な着弾位置とのずれ量をそれぞれ求める。主走査方向のずれ量を射出タイミング補正量算出部109に送り、副走査方向のずれ量をヘッド位置補正量算出部106に送る。
なお、本実施形態では、この位置ずれ量算出部104が、本発明の算出手段として機能する。
ヘッド位置補正量算出部106では、副走査方向のずれ量に基づいて、そのずれを是正するための補正量を算出してアクチュエータ制御部107に送り、アクチュエータ制御部107では、この補正量に応じてアクチュエータ35を駆動するための制御信号をアクチュエータドライバ108に出力して各アクチュエータ35を駆動させる。これによって、対応するヘッド固定プレート33が位置調整され、ヘッドHの副走査方向の位置が微調整される。
なお、本実施形態では、このアクチュエータ制御部107が、本発明の駆動制御手段として機能する。
一方、射出タイミング補正量算出部109では、主走査方向のずれ量に基づいて、そのずれを是正するための補正量を算出して射出信号制御部100に送る。この補正量は、各ヘッドHから液滴を射出するタイミングの補正量であり、液滴の射出タイミングが調整されることによって、対応するヘッドHの主走査方向の着弾位置が微調整される。
次に、かかる描画装置1におけるラインヘッドユニット3の着弾位置ずれ調整動作について、図7に示すフローに基づいて説明する。
まず、ラインヘッドユニット3には、予め各ヘッド固定プレート33にヘッドHが取り付けられる。このときの各ヘッドHの取り付け位置は、ヘッド固定プレート33に対してねじ止め固定する際にノズル列方向がX方向に沿って平行となるように粗調整されるだけでよく、特に副走査方向に微細な位置調整を行う必要はない。
また、この取り付け位置において、ヘッドHはヒンジが弾性変形した状態で取り付けられることが好ましい。このことにより、後の微調整時において、作動子352の伸長により位置変化をさせる場合(図5で右方向、−X方向に移動させる場合)だけでなく、作動子352の収縮によりヘッドの位置変化をさせる場合(図5で左方向、+X方向に移動させる場合)においても、ヒンジの弾性変形、弾性復帰を利用してヘッド位置の微調整を行なうことができる。
ベースプレート31にすべてのヘッドHが配列されたら、ラインヘッドユニット3を描画装置1に据え付け、ベースプレート31に設けられた各位置確認マーク37A、37Bをヘッド撮影カメラ8Bによって撮影し、得られた画像を画像処理することで各位置確認マーク37A、37BのY座標が同一となるようにθ回転機構11を駆動させ、ラインヘッドユニット3を所定の角度位置とする(S1)。
次いで、ワークステージ4上に着弾位置確認用のテスト基材WT(被記録材)を位置決めして載置し、その表面に、予め記憶された着弾位置確認用の所定のテストパターンを印字する(S2)。
図8はテスト基材WT上に印字されたテストパターンの一例を示している。テストパターンは、ラインヘッドユニット3を構成するすべてのヘッドHのすべてのノズルnからそれぞれ液滴を射出することによって、テスト基材上にドットパターンを印字する。テスト基材WT上には、1つのヘッドHの各ノズルnから射出された液滴によって1つのドットパターン群DPが形成され、このドットパターン群DPが、ラインヘッドユニット3におけるヘッドHの個数分、各ヘッドHの配列態様と同じ態様で配列するように印字される。
同図に示されるように、ラインヘッドユニット3を構成する各ヘッドHの取り付け位置が主走査方向(Y方向)及び副走査方向(X方向)に微妙にずれていることによって、各ヘッドHによって印字されるドットパターン群DPにも同様に位置ずれが生じている。
このテスト基材WT上に印字された各ドットパターン群DPの位置を、ラインヘッドユニット3に一体に取り付けられた着弾撮影カメラ8Aによって撮影し、その画像を画像処理部105によって画像処理することで、各ドットパターン群DPの位置座標を測定する(S3)。
この位置座標の測定には、図8に示したように、テスト基材WTの表面の所定箇所に予め基準マークMを形成しておき、この基準マークMに対する位置座標から求めることができる。このため、ラインヘッドユニット3とワークステージ4上のテスト基材WTとの相対位置は、予めこの基準マークMに対して正確に位置決めされている。また、基準マークMに対する各ドットパターン群DPの位置座標の測定基準となる位置は、各ドットパターン群DPのいずれか1つのドット位置、例えば同一角部に位置する1ドットとすることができる。
画像処理部105によって各ドットパターン群DPの位置座標が測定されると、まず、位置ずれ量算出部104において、その位置座標と不図示の記憶手段に予め記憶された各ドットパターン群DPの適正位置の位置座標とを比較し、各ヘッドHの主走査方向及び副走査方向の取り付け位置の良否を判定する(S4)。
ここで、各ドットパターン群DPの位置座標が適正位置であれば、ラインヘッドユニット3の各ヘッドHは適正な取り付け位置にあると判断され、作業は終了する。
一方、少なくともいずれかのドットパターン群DPの位置座標が適正位置にない場合は、少なくともいずれかのヘッドHの取り付け位置にずれが生じていると判断され、次いで、その位置ずれ量を算出する(S5)。
位置ずれ量の算出は、位置ずれ量算出部104において、画像処理部105によって認識された各ドットパターン群DPの位置座標に基づいて、各ドットパターン群DPの適正位置からの主走査方向及び副走査方向の位置ずれ量として算出される。
ここで、副走査方向の位置ずれ量はヘッド位置補正量算出部106に送られ、このヘッド位置補正量算出部106において、該当するドットパターン群DPに対応するヘッドHのアクチュエータ35を駆動するための駆動量(補正量)を算出し、アクチュエータドライバ108を駆動することによってアクチュエータ35を所定量駆動させる。これにより弾性ヒンジ34が弾性変形してヘッド固定プレート33が副走査方向に移動し、ヘッドHの副走査方向の取り付け位置が微調整される(S6)。
また、位置ずれ量算出部104において算出された主走査方向の位置ずれ量は射出タイミング補正量算出部109に送られ、この射出タイミング補正量算出部109において、該当するドットパターン群DPに対応するヘッドHの射出タイミングの補正時間を算出し、これを射出信号制御部100に送信することで、当該ヘッドHからの液滴の射出タイミングが調整され、主走査方向の着弾位置が微調整される(S7)。
尚、射出タイミング補正量算出部109において算出された射出タイミングの補正時間を、射出開始信号生成部103に送信するようにしてもよい。
以上のようにしてヘッドHの副走査方向の取り付け位置及び主走査方向の射出タイミングが微調整された後は、上記ステップS2からの動作を繰り返し、図9に示すように、すべてのヘッドHの副走査方向の取り付け位置及び主走査方向の射出タイミングが適正となり、ラインヘッドユニット3の記録幅全域に亘って着弾ドットが均等ピッチとなるまで調整作業を繰り返す。
このように、本発明にかかるラインヘッドユニット3及び描画装置1によれば、副走査方向の着弾位置ずれは、ラインヘッドユニット3の各ヘッドHの副走査方向の取り付け位置を、該当するアクチュエータ35を駆動させることによってヘッド固定プレート33の位置を副走査方向に沿って微調整するだけでよいため、ラインヘッドユニット3を描画装置1に据え付けた後に、該描画装置1に据え付けた状態で微調整することができ、各ヘッドH個々の副走査方向の取り付け位置を容易に調整可能である。このヘッド固定プレート33は、ベースプレート31との間を繋いでいる複数本の弾性ヒンジ34によって、移動中も副走査方向に対する平行度が維持されるため、各ヘッドHの副走査方向に対する角度を調整し直す必要は生じない。
しかも、各ヘッドHの副走査方向の取り付け位置調整のための構成部品は、ラインヘッドユニット3のベースプレート31と一体に成形又は予め組み込んでおくことができ、ヘッドHの取り付け時に位置調整のための部品を同時に組み付ける必要はない。このため、ラインヘッドを構成する際は、各ヘッド固定プレート33にヘッドHを取り付けるだけでよく、取り付け作業も極めて容易に行える。
図10はラインヘッドユニットの他の実施形態を示す底面図である。図2と同一符号の部位は同一構成の部位を示している。
この実施形態に示すラインヘッドユニット3Aは、アクチュエータ35の配置態様が図2に示すラインヘッドユニット3と異なっている。ベースプレート31には各ヘッド固定プレート33に対応する開口枠32が個別に形成されており、アクチュエータ35は、各開口枠32内のヘッド固定プレート33との間に配置されているが、ここでは各ヘッド固定プレート33に対して主走査方向に沿って直列状に設けられており、ヘッド固定プレート33に対して直接押圧力を作用させるようになっている。
この実施形態によれば、アクチュエータ35の配置の関係上、副走査方向に沿って隣接するヘッドH間の距離が長くなるため、副走査方向に沿って各ヘッドHのノズルピッチが均等となるように構成するためには、主走査方向に沿って配列するヘッドHの数を増やす必要があるが、アクチュエータ35の押圧力を、図2、図5に示すような突出部331を介さずに、ヘッド固定プレート33に対して直接作用させることができるため、各ヘッドHの副走査方向の位置を効率的に微調整可能である。
図11はラインヘッドユニットの更に他の実施形態を示す底面図である。図2と同一符号の部位は同一構成の部位を示している。
この実施形態に示すラインヘッドユニット3Bも、アクチュエータ35の配置態様が図2に示すラインヘッドユニット3と異なっている。アクチュエータ35は、図2に示す配置態様に対して副走査方向に斜めとなるように配置されており、各ヘッド固定プレート33に対して斜め方向から押圧力を作用させるようになっている。この押圧力の作用する方向と副走査方向とがなす角度θは、例えば45°程度とすることができる。
各ヘッド固定プレート33には、アクチュエータ35の押圧力を作用させる押圧操作部である突出部331を有しているが、図12に示すように、この突出部331におけるアクチュエータ35の作動子352が当接する側面331aは、該作動子352に対してその伸縮方向に対して直交するように対面する傾斜面となっている。
従って、この実施形態によれば、図2に示した配置態様と同様に、隣接するヘッド固定プレート33、33との間の距離を可及的近接させることができ、ラインヘッドユニット3を可及的小型化することが可能であることに加え、ヘッド固定プレート33を副走査方向に移動させるためのアクチュエータ35の作動子352のストロークを長くとることができるため、アクチュエータ35の駆動によるヘッドHの副走査方向の取り付け位置の微調整をより高精度に行うことができる。
1 描画装置
2 装置基台
3 ラインヘッドユニット
31 ベースプレート
311 突出部
32 開口枠
33 ヘッド固定プレート
331 突出部
34 弾性ヒンジ
35 アクチュエータ
36 取り付けビス
37A、37B 位置確認マーク
4 ワークステージ
5 θ回転機構
6 Y移動機構
7 X移動機構
8A 着弾撮影カメラ
8B ヘッド撮影カメラ
9 ガントリ
10 スライダ
11 θ回転機構
12 Z移動機構

Claims (11)

  1. 液滴を射出する複数のノズルが配列されたノズル列を有するヘッドを、ベース部材に複数配列することにより、該複数のヘッドによって副走査方向に長尺となるラインヘッドを構成したラインヘッドユニットであって、
    前記ヘッドの各々に対応して該ヘッドを個別に取り付けた複数のヘッド取り付け部を有し、
    前記ヘッド取り付け部の各々を、前記ヘッドのノズル列方向に沿って間隔をおいて互いに平行に配置された複数本の弾性ヒンジによって前記ベース部材に保持すると共に、
    前記ヘッド取り付け部に対して押圧力を作用させることによって前記弾性ヒンジを弾性変形させ、前記ヘッドのノズル列方向が副走査方向に対してなす角度を維持したまま前記ヘッド取り付け部の副走査方向の位置を前記ベース部材に対して移動させるアクチュエータを、前記ベース部材と前記ヘッド取り付け部との間にそれぞれ個別に設けたことを特徴とするラインヘッドユニット。
  2. 前記ヘッド取り付け部は、前記ベース部材に形成された開口枠の内部に配置されており、
    前記弾性ヒンジは、前記ヘッド取り付け部と前記開口枠の内周とに亘って一体に成形されていることを特徴とする請求項1記載のラインヘッドユニット。
  3. 前記弾性ヒンジは、ヒンジ本体の両端の前記ベース部材との接続部位及び前記ヘッド取り付け部との接続部位に、それぞれ前記ヒンジ本体よりも幅狭状となり、前記ヘッド取り付け部に前記アクチュエータの押圧力が作用した際にそれぞれ弾性変形する括れ部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載のラインヘッドユニット。
  4. 前記アクチュエータは、前記ヘッド取り付け部に対して、副走査方向に対して平行な方向の押圧力を作用させるように配置されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のラインヘッドユニット。
  5. 前記アクチュエータは、前記ヘッド取り付け部に対して、副走査方向に対して斜め方向の押圧力を作用させるように配置されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のラインヘッドユニット。
  6. 前記ヘッド取り付け部はノズル列方向と交差する側方に向けて突出する突出部を有すると共に、前記アクチュエータは前記突出部に対して押圧力を作用させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のラインヘッドユニット。
  7. 前記アクチュエータは、ピエゾ素子により前記ヘッド取り付け部に対する押圧力を作用させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のラインヘッドユニット。
  8. ノズル面が下向きとなるように配置された請求項1〜7のいずれかに記載のラインヘッドユニットと、
    前記ラインヘッドユニットと相対的に移動可能に設けられ、前記ラインヘッドの各ヘッドから射出される液滴によって、上面に支持した被記録材に対して描画を行う描画台と、
    前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段と、
    を有することを特徴とする描画装置。
  9. 前記ラインヘッドユニットの各ヘッドの位置ずれ量を検査するためのテストパターンを前記被記録材に印字するように前記ヘッドを制御する印字制御手段と、
    前記被記録材に印字された前記テストパターンを画像認識するための画像認識手段と、
    前記画像認識手段によって認識された前記テストパターンの画像に基づいて前記ラインヘッドの各ヘッドの副走査方向の位置ずれ量を算出する算出手段とを有し、
    前記駆動制御手段は、前記算出手段によって算出された前記ヘッドの副走査方向の位置ずれ量に応じて、前記アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項8記載の描画装置。
  10. 前記被記録材は表面に基準マークを有しており、
    前記算出手段は、前記画像認識手段によって認識された前記基準マークと前記テストパターンとの画像に基づいて、前記基準マークに対する前記テストパターンの位置ずれ量から各ヘッドの副走査方向の位置ずれ量を算出することを特徴とする請求項9記載の描画装置。
  11. 前記算出手段は、前記画像認識手段によって認識された前記テストパターンの画像に基づいて前記ラインヘッドの各ヘッドの主走査方向の位置ずれ量を算出する機能を具備し、
    前記印字制御手段は、前記算出手段によって算出された主走査方向の位置ずれ量に応じて、前記ヘッドの射出タイミングを補正することを特徴とする請求項9又は10記載の描画装置。
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