JP5441577B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の正面図、図2は同冷蔵庫の側断面図、図3は同冷蔵庫の操作パネルの正面図、図4は同冷蔵庫の制御装置のブロック図である。
図1及び図2に示すように、冷蔵庫100は最上段に冷蔵室101を備えており、冷蔵室101は扉111を有している。その冷蔵室101の下には左側に製氷室102を、右側に切替室105を備えており、製氷室102は扉112を有しており、切替室105は扉(図示省略)を有している。
また、製氷室102及び切替室105の下には野菜室103を備えており、野菜室103は扉113を有している。その野菜室103の下には冷凍室104を備えており、冷凍室104は扉114を有している。
さらに、図2に示すように、冷蔵庫101の背面側には、制御装置2、ファン5、冷却器3及び圧縮機4が設けられている。
冷却器3、圧縮機4等から構成される冷凍サイクルによって生成された冷気が、ファン5によって冷蔵庫内風路を循環し、冷蔵室101〜冷凍室104にそれぞれ設けられた温度センサー8a〜8eにより温度を検知し、制御装置2が温度センサー8a〜8eが検出した温度に基づいて設定した温度になるように、各室の風路に取り付けられた開閉弁(図示省略)の開け閉めを行い、ファン5や圧縮機4のON/OFF等の制御を行う。
また、マイクロコントローラ21には、冷蔵庫100の扉の開いている時間をカウントする扉開時間タイマー23、圧縮機4の運転時間をカウントする運転時間タイマー24と、扉の開いた回数をカウントするカウント手段25と、圧縮機4の回転数を検知する回転数検知手段26が接続されている。
まず、ステップS1において、マイクロコントローラ21は扉センサー7a〜7eの検出信号から扉が開いているかどうかの判定を行う。ここに扉が開いているとは、冷蔵室101〜冷凍室104の扉111〜114のうち、いずれか一つの扉が開いていることをいう。
次に、扉が開いている場合は、扉開時間タイマー23が扉の開いている時間をカウントアップする(ステップS2)。
図5のフローチャートでは、警報音・音声や表示の発生により、使用者に扉が開いていることを報知しているが、これらいずれか一つの報知であってもよく、これに限らず、光や画像等の表示を点灯・点滅させることで報知するようにしてもよい。
まず、ステップS11において、ユーザが操作パネル1において、設定した各部屋の設定温度により、負荷レベルAを算出する。
次に、扉の開閉による負荷レベルBの算出を行う(ステップS12)。続けて、圧縮機の運転状態による負荷レベルC(ステップS13)、外気温度による負荷レベルD(ステップS14)、急冷実施/未実施による負荷レベルE(ステップS15)、霜取り実施/未実施による負荷レベルF(ステップS16)の算出をそれぞれ行う。
各要因による負荷レベルの算出を行った後、負荷レベルA〜Fの合計を冷蔵庫100の負荷レベルαとする(ステップS17)。
0以上の場合は、次の所定の値(例えば3)より小さいかの判定を行い(ステップS22)、3未満の場合は負荷「中」と判定し、Tを60秒より短い時間(例えば40秒)とする(ステップS23)。3以上の場合は負荷「大」と判定し、Tを40秒より短い時間(例えば20秒)とする(ステップS24)。
この場合、ステップS11、S12から負荷レベルA、Bの合計を冷蔵庫100の負荷レベルαとする(ステップ17)にいき、以降はステップS18〜ステップS26に至る。
即ち、冷蔵庫100の負荷レベルαが所定の値(例えば−3)未満の場合(ステップS18)は、負荷「極小」と判定し、T=120秒とする(ステップS19)。負荷レベルαが−3以上の場合は、次の所定の値(例えば0)より小さいか判定を行い(ステップS20)、0未満の場合は、負荷「小」と判定し、Tを120秒より短い時間(例えば90秒)とする(ステップS21)。
また、図7では、負荷レベルの判定段階を4段階に区別しているが、これに限らず、任意の段階で区別してもよい。
この場合、ステップS11、S12、S17から負荷レベルD、E、Bの合計を冷蔵庫100の負荷レベルαとする(ステップS17)にいき、以降は図6と同様にステップS18〜ステップS24に至る。
まず、各部屋の設定温度による負荷レベルの算出であるステップS11の詳細について図9のフローチャートに基づいて説明する。
冷蔵室101の設定温度は弱(高温)から強(低温)まで数段階(例えば3段階)で選択することが可能であり、ユーザが選択した設定温度が中(真ん中の設定)より低いかどうかの判定をマイクロコントローラ21で行う(ステップS11−1)。低い場合は冷蔵室をより低温にしなければならないため、負荷レベルAを+1する(ステップS11−2)。低くない場合は、選択した設定温度が中より高いかどうかの判定を行う(ステップS11−3)。高い場合は冷蔵室をあまり冷却しなくてよいため、負荷レベルAを−1する(ステップS11−4)。高くない場合は、中を選択しているため、負荷レベルはそのままとする。
各部屋の設定温度により算出した負荷レベルの合計を設定温度による負荷レベルAとする。例えば、冷蔵室「弱」、切替室「冷蔵」、野菜室「強」、冷凍室「中」と設定した場合は、設定温度による負荷レベルAは−1(=−1−1+1+0)となる。
また、どの部屋の設定温度に対しても負荷レベルAを±1しているが、これに限らず、例えば、冷蔵室100の設定温度を変更すると±2、冷凍室104の設定温度を変更すると±3といったように、各部屋毎に負荷レベルに重みをつけてもよい。
まず、扉による負荷レベルBの算出を開始したら、霜取りを開始したかどうかの判定をマイクロコントローラ21で行う(ステップS12−1)。霜取りを開始した場合は、扉の開閉回数を0回にリセットし(ステップ12−2)、霜取りを開始していない場合は、そのまま次のステップに移行する。霜取りは約1日1回行っており、霜取り開始から次回霜取り開始までの、扉の開閉回数をカウントすることで、約1日の扉の開閉回数をカウントすることが可能となる。
まず、扉による負荷レベルBの算出を開始したら、霜取りを開始したかどうかの判定を行う(ステップS12−1)。霜取り開始した場合は、1回の扉の開時間が所定の時間(例えば20秒)を超えたかどうかの判定を行い(ステップS12−5、6)、超えていた場合は、扉による負荷レベルBを+1する(ステップS12−7)。
まず、圧縮機4の回転数について回転数検出手段26の検出信号に基づいて圧縮機4が所定の回転数(例えば70rps)を超えているかどうかの判定をマイクロコントローラ21が行う(ステップS13−1)。70rpsを超えていた場合は、高回転で運転しているため、負荷大と判断し、圧縮機4による負荷レベルCを+1する(ステップS13−2)。70rpsを超えていない場合は、そのまま圧縮機4の負荷レベルCの算出を終了する。
まず、外気温度センサ(図示省略)が検出した外気温度が所定の温度(例えば30℃)を超えたかどうかの判定をマイクロコントローラ21で行う(ステップS14−1)。超えていた場合は、外気による負荷大と判断し、外気による負荷Dを+1とする(ステップS14−2)。超えていない場合は外気による負荷は小さいと判断し、そのまま外気温度による負荷レベルDの算出を終了する。
まず、マイクロコントローラ21で冷蔵室101の急冷を実施しているかどうかの判定を行う(ステップS15−1)。これは部屋選択スイッチ11が冷蔵室101を選択し、急冷スイッチ13が急冷を選択しているかどうかで判定する。
急冷を行っている場合は、負荷レベルEを+1する(ステップS15−2)。次に、製氷室102、切替室105、野菜室103、冷凍室104とそれぞれの部屋について、同様に急冷を実施しているかどうかの判定を行い、実施している場合は、それぞれ負荷レベルEを+1する(ステップS15−3〜S15−11)。
各部屋の急冷実施状況より算出した負荷レベルの合計を急冷による負荷レベルEとする。例えば、冷蔵室101、切替室105、野菜室103の急冷を行った場合は、急冷による負荷レベルEは3(=1+1+1)となる(S15−12)。
まず、霜取りを実施しているかどうかの判定をマイクロコントローラ21で行う(ステップS16−1)。霜取りを実施している場合は、霜取りによる負荷レベルFを+1する(ステップS16−2)。霜取りを実施していない場合は、負荷小と判断し、そのまま霜取り実施による負荷レベルFの算出を終了する。
Claims (12)
- 圧縮機を含む冷凍サイクルにより冷却される複数の部屋と、各部屋にそれぞれ設けられた扉と、各扉の開閉を検出する扉センサーと、扉の開放を報知する報知手段と、前記扉センサーの検出信号を受けて報知手段を動作させて扉の開放を報知するよう制御する制御手段とを備えた冷蔵庫において、
前記各部屋として、冷蔵室、切替室、野菜室及び冷凍室があり、
前記制御手段は、前記扉センサーからの検知信号の入力により扉の開放を検知したときに、前記冷蔵室、前記切替室、前記野菜室及び前記冷凍室のうち2以上の部屋に設定された設定温度に応じてそれぞれ負荷レベルを設定し、更に、前記扉の開閉、前記圧縮機の運転、外気温度、各部屋の急冷の実施/未実施及び霜取りの実施/未実施の各状態のうち、何れか1以上の状態に応じて負荷レベルを設定し、当該負荷レベルと前記各部屋の設定温度における負荷レベルとを合計して運転に加わる負荷の合計値を算出し、この負荷の合計値を基に前記扉の開放を検知してから前記報知手段を動作させるまでの時間を決定することを特徴とする冷蔵庫。 - 圧縮機を含む冷凍サイクルにより冷却される複数の部屋と、各部屋にそれぞれ設けられた扉と、各扉の開閉を検出する扉センサーと、扉の開放を報知する報知手段と、前記扉センサーの検出信号を受けて報知手段を動作させて扉の開放を報知するよう制御する制御手段とを備えた冷蔵庫において、
前記制御手段は、前記扉センサーからの検知信号の入力により扉の開放を検知したときに、各部屋の設定温度、前記扉の開閉、前記圧縮機の運転、外気温度、各部屋の急冷の実施/未実施及び霜取りの実施/未実施の各状態に応じてそれぞれ負荷レベルを設定し、設定した負荷レベルを合計して運転に加わる負荷の合計値を算出し、この負荷の合計値を基に前記扉の開放を検知してから前記報知手段を動作させるまでの時間を決定することを特徴とする冷蔵庫。 - 前記制御手段は、前記霜取りを実施しているときに、前記扉の開閉の回数が所定回数を超えると、当該扉の開閉における負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記霜取りを実施しているときに、前記扉の開時間が設定時間を超えると、当該扉の開閉における負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記霜取りを実施しているときに、前記扉の開閉の回数が所定回数を超えると、前記扉の開閉における負荷レベルを設定し、更に、前記扉の開閉の回数が所定回数を超え、当該扉の開時間が設定時間を超えたときには、前記負荷レベルより高い負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記圧縮機の回転数が設定回数を超えたときに、当該圧縮機の運転における負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記圧縮機の運転が設定時間連続して行われたときに、当該圧縮機の運転における負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記圧縮機の回転数が設定回数を超えたときに、当該圧縮機の運転における負荷レベルを設定し、更に、前記圧縮機の回転数が設定回数を超え、当該圧縮機の運転が設定時間連続して行われたときには、前記負荷レベルより高い負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記外気温度が設定温度を超えたときに、当該外気温度における負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記外気温度が第1の設定温度を超えたときに、当該第1の設定温度における負荷レベルを設定し、更に、前記外気温度が第1の設定温度を超え、第1の設定温度より高い第2の設定温度を超えたときには、前記負荷レベルより高い負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記冷蔵室、前記切替室、前記野菜室及び前記冷凍室のうち、何れか1以上の部屋の急冷の実施の設定に応じて負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記制御手段は、前記霜取りを実施しているときに、当該霜取りの実施における負荷レベルを設定することを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の冷蔵庫。
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