JP5439218B2 - 画像測定機 - Google Patents

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Description

本発明は、テレセントリック光学系を備えた画像測定機に関する。
図5に示すように、前側レンズ12、後側レンズ13およびテレセントリック絞り14から構成されたテレセントリック光学系が知られている。
テレセントリック光学系は、物体視野が広く、焦点深度が深く、結像倍率が物体の位置に関係なく前側レンズと後側レンズの焦点距離によって決まるという特徴を備えている。そのため、刃工具類や機械部品、アッセンブリされた電子部品等、段差を有する被測定物の広視野一括測定に、テレセントリック光学系が広く利用されている(特許文献1参照)。
例えば、図6(A)に示すように、上下方向(Z軸方向)に段差を有する被測定物を、テレセントリック光学系でない非テレセントリック光学系を搭載した画像測定機で画像測定(真上から画像測定)した場合、同図(B)に示すように、Z軸方向に対して直交するX,Y軸方向の寸法変化が大きい画像となってしまう。
これに対して、テレセントリック光学系を搭載した画像測定機で画像測定すると、同図(C)に示すように、Z軸方向に対して直交するX,Y軸方向の寸法変化が少ない画像が得られる。つまり、段差を有する被測定物でもX,Y軸方向の形状を精度よく測定できることから、テレセントリック光学系が広く利用されている。
特開2003−232999号公報
ところで、テレセントリック光学系では、開口数(N.A.)を小さくして焦点深度を深くすることが一般的に行われているが、焦点深度を深くすると、フォーカス位置を正確に検出することが困難になる。そのため、Z軸方向の寸法測定ができず、結果的に三次元形状測定が不可能になるといった問題が発生する。
本発明の目的は、テレセントリック光学系の特長を維持しつつ、その課題を解決し、被測定物の三次元形状測定を可能とする画像測定機を提供することにある。
本発明の画像測定機は、被測定物を載置したテーブルと撮像光学部とを相対移動機構により相対移動させるとともに、前記撮像光学部によって撮像した前記被測定物の画像から前記被測定物の形状を測定する画像測定機において、前記撮像光学部は、前側レンズ、後側レンズおよびテレセントリック絞りを有するテレセントリック光学系と、このテレセントリック光学系によって結像された前記被測定物の画像を撮像する撮像手段とを含んで構成され、レーザ光を用いて、前記テレセントリック光学系の光軸上における前記被測定物表面の前記光軸方向の位置を非接触で測定する非接触位置測定手段を備え、前記非接触位置測定手段は、レーザ光源と、このレーザ光源から出射されたレーザ光を前記テレセントリック光学系の前側レンズを通して前記被測定物に照射するレーザ光照射光学系と、前記被測定物表面で反射したレーザ光を処理して前記前側レンズの焦点位置に対する前記被測定物表面のずれ量を検出するずれ量検出部と、このずれ量検出部によって検出されたずれ量がなくなるように、前記相対移動機構を動作させる相対移動指令手段と、前記光軸方向における前記テーブルと前記テレセントリック光学系との相対移動量を検出する位置検出手段と、を備え、前記前側レンズは、物体側より配置された第1前側レンズ、第2前側レンズ、第3前側レンズを有し、前記第1前側レンズおよび第2前側レンズはアフォーカル光学系を構成し、前記レーザ光照射光学系は、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を平行光とするコリメータレンズと、前記コリメータレンズからのレーザ光を前記第1前側レンズに向けて反射させるビームスプリッタとを含んで構成され、前記テレセントリック絞りは、前記第3前側レンズの後側焦点位置と前記後側レンズの前側焦点位置とが一致する位置に配置され、前記ビームスプリッタは、前記第1前側レンズの後側焦点位置と前記第2前側レンズの前側焦点位置とが一致する位置に配置されていることを特徴とする。
このような構成によれば、撮像光学部がテレセントリック光学系を含んで構成されているから、段差を有する被測定物でも、テレセントリック光学系の光軸に対して直交する方
向の形状を精度よく、かつ、広視野測定することができる。
また、レーザ光を用いて、テレセントリック光学系の光軸上における被測定物表面の光軸方向の位置を非接触で測定する非接触位置測定手段を備えているから、テレセントリック光学系の光軸方向における被測定物の位置も正確に測定することができる。
従って、通常のテレセントリック光学系の特徴を維持しつつ、そのテレセントリック光学系の課題を解決し、被測定物の三次元形状測定を実現することができる。
さらに、オートフォーカスレーザ変位計を利用して、光軸方向における被測定物表面の位置を検出することができるから、被測定物表面の位置を高精度に検出することができる。
加えて、第1前側レンズを光のコリメートに利用し、残る第2前側レンズおよび第3前側レンズを光学系の結像による収差を補正するために使用できる。これにより、レーザ光の口径を大きくしても、レンズ表面からのレーザ光や照明光のフレアを低減できる。また、レーザ光の口径を大きくすると、フォーカス位置の検出精度が向上するため、より高精度な測定を実現できる。
本発明の画像測定機において、前記非接触位置測定手段によって測定される前記被測定物表面の位置が、前記テレセントリック光学系の焦点深度内でかつ焦点深度から外れる近傍位置に達したことを判定する焦点深度判定手段と、この焦点深度判定手段によって、前記被測定物表面の位置が、前記テレセントリック光学系の焦点深度から外れる近傍位置に達したことが判定されたときに、前記被測定物表面の位置が前記テレセントリック光学系の焦点深度略中央位置にくるように、前記相対移動機構を動作させて前記テーブルと前記テレセントリック光学系とを前記光軸方向に相対移動させる焦点深度調整指令手段と、を備えることが好ましい。
通常のテレセントリック光学系を搭載した画像測定機により、上下方向にうねり(起伏)がある被測定物を測定する際、図7に示すように、テレセントリック光学系を一定の高さ位置で被測定物に沿って移動(図7(a)〜(c))させていくと、被測定物の表面位置がテレセントリック光学系の焦点深度から外れる場合(図7(c)の場合)がある。このような場合、被測定物を測定することができないため、測定を一旦中断し、テレセントリック光学系を被測定物の表面に対して上下させて、被測定物の表面がテレセントリック光学系の焦点深度内に入るように調整したのち、測定作業を再開しなければならない。
本発明によれば、上下方向にうねり(起伏)がある被測定物を測定する際、図3に示すように、焦点深度判定手段によって、被測定物表面の位置が、テレセントリック光学系の焦点深度内でかつ焦点深度から外れる近傍位置(判定設定値HSU,HSD)に達したことが判定されると、焦点深度調整指令手段によって、被測定物表面位置がテレセントリック光学系の焦点深度略中央位置にくるように、相対移動機構が動作されてテーブルとテレセントリック光学系とが光軸方向に相対移動される。
従って、被測定物表面位置が、常に、テレセントリック光学系の焦点深度内に保たれた状態に維持されるから、連続した測定を実現することができる。
本発明の画像測定機において、前記第1前側レンズは単レンズまたは貼り合わせレンズにより構成されていてもよい。
本発明の第1実施形態に係る画像測定機を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係る画像測定機を示す模式図。 同上第2実施形態に係る画像測定機を用いた連続測定例を示す図。 本発明の第3実施形態に係る画像測定機を示す模式図。 テレセントリック光学系を示す模式図。 非テレセントリック光学系およびテレセントリック光学系の特徴を示す図。 テレセントリック光学系で被測定物を測定したときの問題点を示す図。
<第1実施形態(図1参照)>
第1実施形態の画像測定機は、図1に示すように、被測定物Wを載置したテーブル1と、このテーブル1の真上に配置された撮像光学部10、非接触位置測定手段としてのオートフォーカスレーザ変位計部20および照明光学部40と、テーブル1と撮像光学部10、オートフォーカスレーザ変位計部20および照明光学部40とを三次元方向、つまり、左右方向(X軸方向)、前後方向(Y軸方向)および上下方向(Z軸方向)へ相対移動させる相対移動機構50と、撮像光学部10で撮像された画像およびオートフォーカスレーザ変位計部20によって得られた被測定物表面の高さ(Z軸方向)情報から被測定物の三次元形状を求める形状演算部60とを含んで構成されている。
撮像光学部10は、テレセントリック光学系11と、このテレセントリック光学系11によって結像された被測定物の画像を撮像する撮像手段としてのCCDカメラ15とを含んで構成されている。
テレセントリック光学系11は、前側レンズ12と、この前側レンズ12の後側焦点位置に前側焦点位置が一致するように配置された後側レンズ13と、前側レンズ12の後側焦点位置と後側レンズ13の前側焦点位置とが一致する位置に配置されたテレセントリック絞り14とを含んで構成されている。ここでは、前側レンズ12と後側レンズ13との間が平行光束となっている。前側レンズ12および後側レンズ13は、単レンズでもよいが、複数枚のレンズによって構成するのが好ましい。
CCDカメラ15は、後側レンズ13の後側焦点位置(結像位置)に配置されている。
オートフォーカスレーザ変位計部20は、レーザ光を用いて、テレセントリック光学系11の光軸上における被測定物表面の光軸方向(Z軸方向)の位置を非接触で測定するもので、ここでは、ダブルピンホール法のオートフォーカスレーザ変位計によって構成されている。
具体的には、レーザ光源21と、このレーザ光源21から出射されたレーザ光をテレセントリック光学系11の前側レンズ12を通して被測定物に照射するレーザ光照射光学系22と、被測定物の表面で反射したレーザ光を処理して前側レンズ12の焦点位置に対する被測定物表面のずれ量を検出するずれ量検出部31と、このずれ量検出部31によって検出されたずれ量がなくなるように、相対移動機構50を動作させる相対移動指令手段としてのサーボ回路37と、光軸方向におけるテーブル1とテレセントリック光学系11との相対移動量を検出する位置検出手段38とを備える。
レーザ光源21としては、赤色の半導体レーザが用いられている。
レーザ光照射光学系22は、レーザ光源21から出射されたレーザ光を平行光とするコリメータレンズ23と、このコリメータレンズ23からの平行光を反射しテレセントリック光学系11の光軸に直交して入射させる2つのビームスプリッタ24,25と、テレセントリック光学系11の前側レンズ12とテレセントリック絞り14との間に配置されビームスプリッタ25からのレーザ光を前側レンズ12に向けて反射させるビームスプリッタ26とを含んで構成されている。
ずれ量検出部31は、被測定物で反射されかつビームスプリッタ24を透過した反射光を結像する結像レンズ32と、この結像レンズ32を透過した光を分割するビームスプリッタ33と、このビームスプリッタ33により分割された各反射光の合焦位置よりも前および後にそれぞれ配置された2つのピンホール34A,34Bと、各ピンホール34A,34Bを通過した反射光の光量をそれぞれ検出するホトダイオードなどの受光素子35A,35Bと、この各受光素子35A,35Bからの出力を基に前側レンズ12の前側焦点位置と被測定物表面とのずれ量を検出するずれ量検出回路36とから構成されている。
サーボ回路37は、ずれ量検出回路36によって検出されたずれ量がゼロになるように、相対移動機構50を動作させる。ここでは、撮像光学部10、オートフォーカスレーザ変位計部20および照明光学部40を一体的にZ軸方向へ移動させる。
位置検出手段38は、撮像光学部10にZ軸方向に沿って設けられたスケール38Aと、このスケール38Aに対向し静止側(画像測定機の固定側部材など)に固定された検出ヘッド38Bとを含んで構成されている。位置検出方式は、光電式、静電容量式、磁気式など、公知の方法を利用できる。
照明光学部40は、照明光源41と、この照明光源41からの光を平行光とするコリメータレンズ42と、このコリメータレンズ42を透過した照明光を反射しビームスプリッタ25を透過させてビームスプリッタ26に入射させるミラー43とを含んで構成されている。
相対移動機構50は、図示省略したが、例えば、テーブル1を前後方向(Y軸方向)へ移動させるY軸移動機構と、テーブル1を跨いで設けられた門形フレームと、この門形フレームの水平ビームに左右方向(X軸方向)へスライド可能に設けられたスライダと、このスライダに上下方向(Z軸方向)へ昇降可能に設けられ下端に撮像光学部10、オートフォーカスレーザ変位計部20および照明光学部40を搭載(支持)した昇降部材とから構成されている。
形状演算部60は、撮像光学部10で撮像された画像を画像処理して被測定物のX,Y軸方向寸法や形状を求めるとともに、オートフォーカスレーザ変位計部20によって得られた被測定物表面の高さ情報から被測定物のZ軸方向寸法を求める。つまり、被測定物の三次元形状を求める。
このような構成において、照明光源41から照明光が出射されると、その照明光は、コリメータレンズ42、ミラー43、ビームスプリッタ25,26、前側レンズ12を経て、被測定物に照射される。被測定物表面で反射した反射光は、テレセントリック光学系11を経てCCDカメラ15で撮像される。従って、被測定物の画像がテレセントリック光学系11で結像され、それがCCDカメラ15で撮像されるから、テレセントリック光学系11の特徴を活かすことができる。つまり、段差を有する被定物でも、テレセントリック光学系11の光軸に対して直交する方向の形状を精度よくかつ広視野測定することができる。
このとき、被測定物の表面にうねりや凹凸がある場合、オートフォーカスレーザ変位計部20により、テレセントリック光学系11の前側レンズ12の前側焦点位置が被測定物の表面に一致するように、撮像光学部10、オートフォーカスレーザ変位計部20および照明光学部40がテーブル1に対して上下方向(Z軸方向)へ変位され、その変位量が位置検出手段38によって検出される。従って、テレセントリック光学系11の光軸方向における被測定物の位置も測定することができる。
その結果、通常のテレセントリック光学系の特徴を活かしつつ、その課題を解決し、被測定物の三次元形状測定を実現することができる。
<第2実施形態(図2および図3参照)>
第1実施形態では、オートフォーカスレーザ変位計部20によって、テレセントリック光学系11の前側レンズ12の前側焦点位置に被測定物表面が一致するように、撮像光学部10、オートフォーカスレーザ変位計部20および照明光学部40が一体的にテーブル1に対して上下方向(Z軸方向)へ変位され、その変位量が位置検出手段38によって検出されることによって、被測定物のZ軸方向の位置データを検出するようにしたが、第2実施形態では、被測定物の表面位置が、テレセントリック光学系11の焦点深度内でかつ焦点深度から外れる近傍位置に達したときに、被測定物の表面位置がテレセントリック光学系11の前側レンズ12の前側焦点位置にくるように、相対移動機構50を動作させるようにしたものである。
具体的には、図2に示すように、オートフォーカスレーザ変位計部20において、焦点深度判定手段としての焦点深度判定回路39が付加されている。
焦点深度判定回路39は、オートフォーカスレーザ変位計部20によって測定される被測定物の表面位置が、テレセントリック光学系11の焦点深度内でかつ焦点深度から外れる近傍位置に達したことを判定する。具体的には、図3に示すように、テレセントリック光学系11の焦点深度内でかつ焦点深度から外れる近傍位置、つまり、判定設定値HSU,HSDが、焦点深度判定回路39内に予め設定されている。焦点深度判定回路39は、ずれ量検出回路36によって検出されたずれ量と判定設定値HSU,HSDとを比較し、ずれ量が判定設定値HSU,HSDを超えると、そのずれ量に相当するフォーカスエラー信号を焦点深度調整指令手段としてのサーボ回路37に与える。
サーボ回路37は、焦点深度判定回路39からのフォーカスエラー信号に基づいて、相対移動機構50を動作させてテーブル1とテレセントリック光学系11とを光軸方向に相対移動させる。つまり、被測定物の表面位置が、テレセントリック光学系11の前側レンズ12の前側焦点位置(焦点深度略中央位置)にくるように、テーブル1とテレセントリック光学系11とを光軸方向に相対移動させる。
実施形態によれば、図3に示すように、上下方向にうねり(起伏)がある被測定物を連続測定する際、焦点深度判定回路39によって、被測定物の表面位置が、テレセントリック光学系11の焦点深度内でかつ焦点深度から外れる近傍位置(判定設定値HSU,HSD)に達したことが判定されると、サーボ回路37によって、被測定物の表面位置がテレセントリック光学系11の焦点深度略中央位置(前側レンズ12の前側焦点位置)にくるように、相対移動機構50が動作されてテーブル1とテレセントリック光学系11とが光軸方向に相対移動される。
従って、被測定物の表面位置が、テレセントリック光学系11の焦点深度内に保たれた状態に維持されるから、連続して測定することができる。
<第3実施形態(図4参照)>
第3実施形態では、図4に示すように、テレセントリック光学系11の構成が、第1,第2実施形態とは異なる。
第3実施形態のテレセントリック光学系11は、前側レンズ12が、物体側より配置された第1前側レンズ12A、第2前側レンズ12B、第3前側レンズ12Cを少なくとも有する構成とされている。ここでは、第1前側レンズ12Aと第2前側レンズ12Bとの間、および、第3前側レンズ12Cと後側レンズ13との間が平行光束になっている。第1前側レンズ12Aは、単レンズまたは貼り合わせレンズにより構成されている。また、第1前側レンズ12Aおよび第2前側レンズ12Bは、アフォーカル光学系を構成している。
レーザ光照射光学系22のビームスプリッタ26は、第1前側レンズ12Aと第2前側レンズ12Bとの間に配置されている。従って、第3実施形態のレーザ光照射光学系22は、コリメータレンズ23と、ビームスプリッタ24,25と、第1前側レンズ12Aと第2前側レンズ12Bとの間に配置されビームスプリッタ25からのレーザ光を第1前側レンズ12Aに向けて反射させるビームスプリッタ26とを含んで構成されている。
第3実施形態によれば、第1前側レンズ12Aを光のコリメートに利用し、残る第2前側レンズ12Bおよび第3前側レンズ12Cを光学系の結像による収差を補正するために使用できる。これにより、レーザ光の口径を大きくしても、レンズ表面からのレーザ光や照明光のフレアを低減できる。また、レーザ光の口径を大きくすると、フォーカス位置の検出精度が向上するため、より高精度な測定を実現できる。
<変形例>
本発明は、前述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本考案に含まれる。
前記各実施形態では、レーザ光源21として赤色半導体レーザを用いたが、赤色半導体レーザの代わりに、不可視レーザを使用すれば、通常の観察画像をさえぎることを防ぐことができる。
前記各実施形態では、非接触位置測定手段として、ダブルピンホール法のオートフォーカスレーザ変位計を用いたが、これに限られない。
例えば、ナイフエッジ法のオートフォーカスレーザ変位計を用いてもよい。
あるいは、レーザ光をビームスプリッタで2つの光に分割し、一方の光を参照ミラーで反射させるとともに、他方の光をテレセントリック光学系の前側レンズ12を通して被測定物に照射し、この被測定物からの反射光を参照ミラーで反射した参照光と干渉させたのち、検出器で受光させる構造の干渉計(マイケルソン干渉計)などでも利用できる。
前記各実施形態では、テーブル1がY軸方向へ、撮像光学部10、オートフォーカスレーザ変位計部20および照明光学部40がX軸方向(左右方向)およびZ軸方向(上下方向)へ移動する構成であったが、これに限られない。要するに、テーブル1と撮像光学部10、オートフォーカスレーザ変位計部20および照明光学部40とが三次元方向へ相対移動する構成であれば、どのような構成でも構わない。
本発明は、刃工具類や機械部品、アッセンブリされた電子部品等、段差を有する被測定物の三次元形状測定に利用できる。
1…テーブル、
10…撮像光学部、
11…テレセントリック光学系、
12…前側レンズ、
12A…第1前側レンズ、
12B…第2前側レンズ、
12C…第3前側レンズ、
13…後側レンズ、
14…テレセントリック絞り、
15…CCDカメラ(撮像手段)、
20…オートフォーカスレーザ変位計部(非接触位置測定手段)、
21…レーザ光源、
22…レーザ光照射光学系、
31…ずれ量検出部、
36…ずれ量検出回路、
37…サーボ回路(相対移動指令手段、焦点深度調整指令手段)、
39…焦点深度判定手段、
50…相対移動機構。

Claims (3)

  1. 被測定物を載置したテーブルと撮像光学部とを相対移動機構により相対移動させるとともに、前記撮像光学部によって撮像した前記被測定物の画像から前記被測定物の形状を測定する画像測定機において、
    前記撮像光学部は、前側レンズ、後側レンズおよびテレセントリック絞りを有するテレセントリック光学系と、このテレセントリック光学系によって結像された前記被測定物の画像を撮像する撮像手段とを含んで構成され、
    レーザ光を用いて、前記テレセントリック光学系の光軸上における前記被測定物表面の前記光軸方向の位置を非接触で測定する非接触位置測定手段を備え、
    前記非接触位置測定手段は、レーザ光源と、このレーザ光源から出射されたレーザ光を前記テレセントリック光学系の前側レンズを通して前記被測定物に照射するレーザ光照射光学系と、前記被測定物表面で反射したレーザ光を処理して前記前側レンズの焦点位置に対する前記被測定物表面のずれ量を検出するずれ量検出部と、このずれ量検出部によって検出されたずれ量がなくなるように、前記相対移動機構を動作させる相対移動指令手段と、前記光軸方向における前記テーブルと前記テレセントリック光学系との相対移動量を検出する位置検出手段と、を備え、
    前記前側レンズは、物体側より配置された第1前側レンズ、第2前側レンズ、第3前側レンズを有し、
    前記第1前側レンズおよび第2前側レンズはアフォーカル光学系を構成し、
    前記レーザ光照射光学系は、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を平行光とするコリメータレンズと、前記コリメータレンズからのレーザ光を前記第1前側レンズに向けて反射させるビームスプリッタとを含んで構成され、
    前記テレセントリック絞りは、前記第3前側レンズの後側焦点位置と前記後側レンズの前側焦点位置とが一致する位置に配置され、
    前記ビームスプリッタは、前記第1前側レンズの後側焦点位置と前記第2前側レンズの前側焦点位置とが一致する位置に配置されていることを特徴とする画像測定機。
  2. 請求項1に記載の画像測定機において、
    前記非接触位置測定手段によって測定される前記被測定物表面の位置が、前記テレセントリック光学系の焦点深度内でかつ焦点深度から外れる近傍位置に達したことを判定する焦点深度判定手段と、
    この焦点深度判定手段によって、前記被測定物表面の位置が、前記テレセントリック光学系の焦点深度から外れる近傍位置に達したことが判定されたときに、前記被測定物表面の位置が前記テレセントリック光学系の焦点深度略中央位置にくるように、前記相対移動機構を動作させて前記テーブルと前記テレセントリック光学系とを前記光軸方向に相対移動させる焦点深度調整指令手段と、を備えることを特徴とする画像測定機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像測定機において、
    記第1前側レンズは単レンズまたは貼り合わせレンズにより構成されている、ことを特徴とする画像測定機。
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