JP5433829B2 - 消泡剤及びこれを含有してなる樹脂 - Google Patents

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本発明は、消泡剤及びこれを含有してなる樹脂に関する。
活性水素化合物とグリシジルエーテル等とを反応させた消泡剤が知られている(特許文献1)。
特開昭59−132908号公報
従来の消泡剤では、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)に対する消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)中における透明性とのバランスが不十分であるという問題がある。
本発明の目的は、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)に対する消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)中における透明性とのバランスに優れた消泡剤を提供することである。
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に達した。すなわち、本発明の消泡剤の特徴は、一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物(A)及び一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物(B)を含有してなる点を要旨とする。

{−(OA)x(OA)y−O−Q}s (1)
は活性水素化合物から水素原子を除いた反応残基、OA及びOAは炭素数2〜28のオキシアルキレン基、xは1〜200の整数、yは1〜200の整数、sは1〜6の整数、Qはアシル基又は水素原子を表す。
Figure 0005433829
は活性水素化合物から水素原子を除いた反応残基、OAは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、Xは−CHOR又は−Rで表される基(Rは炭素数1〜22の1価の炭化水素基)、mは1〜300の整数、pは1〜6の整数、nは0〜5の整数(ただしp>n)を示す。
本発明の樹脂は、水溶性高分子及び上記の消泡剤を含有してなる点を要旨とする。
本発明の消泡剤は、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)に対する消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)中における透明性とのバランスに著しく優れている。
本発明の樹脂は、上記の消泡剤を用いるので、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)自身の消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)の透明性とのバランスが著しく優れる。
<一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物(A)>
活性水素化合物から水素原子を除いた反応残基(R)を構成する活性水素化合物としては、アルコール、カルボン酸、アミン及びチオールが含まれる。
アルコールとしては、1〜6価アルコールが含まれる。
1価アルコールとしては、脂肪族モノオール、脂環式モノオール及び芳香族モノオールが含まれる。
脂肪族モノオールとしては、炭素数1〜30の脂肪族モノオールが含まれ、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナオール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、トリデカノール、テトラデカノール、ペンタデカノール、へキサデカノール、ヘプタデカノール、オクタデカノール、ノナデカノール、エイコサノール、ヘネイコサノール、ドコサノール、トリコサノール、テトラコサノール、ペンタコサノール、ヘキサコサノール、ヘプタコサノール、オクタコサノール、ノナコサノール、トリアコサノール、ヘキセノール、ヘプテノール、オクテノール、ノネノール、デセノール、ウンデセノール、ドデセノール、トリデセノール、テトラデセノール、ペンタデセノール、へキサデセノール、ペンタデセノール、ヘキサデセノール、ヘプタデセノール、オクタデセノール、ノナデセノール、エイセノール、ドコセノール、テトラコセノール、ペンタコセノール、ヘキサコセノール、ヘプタコセノール、ヘプタコセノール、オクタコセノール、ノナコセノール、トリアコンセノール、2−エチルへキサノール、1−メチルヘプタデカノール、1−ヘキシルヘプタノール、イソデカノール、イソトリデカノール、イソヘキセノール、2−エチルへキセノール、イソトリデセノール、1−メチルヘプタデセノール、1−ヘキシルヘプテノール、イソトリデセノール及びイソオクタデセノール等が挙げられる。
脂環式モノオールとしては、炭素数3〜30の脂環式モノオールが含まれ、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、3−エチルシクロヘキサノール及びアダマンタノール等が挙げられる。
芳香族モノオールとしては、炭素数6〜30の芳香族モノオールが含まれ、フェノール、ノニルフェノール、2,5−ジフェニルフェノール、3−(2−ナフチル)フェノール及び1−ナフトール等が挙げられる。
2価アルコールとしては、脂肪族ジオール、脂環式ジオール及び芳香族ジオールが含まれる。
脂肪族ジオールとしては、炭素数2〜8の脂肪族ジオールが含まれ、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチルプロパンジオール、ヒドロキシオクタデセニルアルコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメチルペンタンジオール及びジ(ヒドロキシエチル)チオエーテル等が挙げられる。
脂環式ジオールとしては、炭素数8〜15の脂環式ジオールが含まれ、1,4−シクロヘキサンジメタノール、4,4’−ジヒドロキシジシクロヘキサン、ジヒドロキシ(ジシクロへキシルジメチルメタン)及びアダマンタン−1,3−ジオール等が挙げられる。
芳香族ジオールとしては、炭素数6〜15の芳香族ジオールが含まれ、カテコール、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS及び1,4−ジヒドロキシナフタレン等が挙げられる。
3価アルコールとしては、脂肪族トリオール、脂環式トリオール及び芳香族トリオールが含まれる。
脂肪族トリオールとしては、炭素数3〜11の脂肪族トリオールが含まれ、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールオクタン及びヘキサントリオール等が挙げられる。
脂環式トリオールとしては、炭素数6〜15の脂環式トリオールが含まれ、トリヒドロキシシクロヘキサン、トリヒドロキシ(ジシクロヘキサン)、トリヒドロキシ(ジシクロへキシルジメチルメタン)及びビシクロ[2,2,1]ヘプタン−1,4,7−トリオール等が挙げられる。
芳香族トリオールとしては、炭素数6〜15の芳香族トリオールが含まれ、トリヒドロキシベンゼン、トリヒドロキシビフェニル、トリヒドロキシ(ジフェニルジメチルメタン)及び1,3,4−ナフタレントリオール等が挙げられる。
4価アルコールとしては、脂肪族テトラオール、脂環式テトラオール及び芳香族テトラオールが含まれる。
脂肪族テトラオールとしては、炭素数5〜11の脂肪族テトラオールが含まれ、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン、及びソルビタン等が挙げられる。
脂環式テトラオールとしては、炭素数6〜15の脂環式テトラオールが含まれ、テトラヒドロキシシクロヘキサン、テトラヒドロキシ(ジシクロヘキサン)、テトラヒドロキシ(ジシクロへキシルジメチルメタン)及びビシクロ[3,3,1]ヘキサン−2,4,9,9−テトラオール等が挙げられる。
芳香族テトラオールとしては、炭素数6〜15の芳香族テトラオールが含まれ、テトラヒドロキシベンゼン、テトラヒドロキシビフェニル、テトラヒドロキシ(ジフェニルジメチルメタン)及び1,3,6,8−アントラセンテトラオール等が挙げられる。
5価アルコールとしては、脂肪族ペンタオール、脂環式ペンタオール及び芳香族ペンタオールが含まれる。
脂肪族ペンタオールとしては、炭素数5〜9の脂肪族ペンタオールが含まれ、トリグリセリン及びキシリトール等が挙げられる。
脂環式ペンタオールとしては、炭素数6〜12の脂環式ペンタオールが含まれ、ペンタヒドロキシシクロヘキサン、ペンタヒドロキシジシクロへキサン、ペンタヒドロキシ(ジシクロへキシルジメチルメタン)、ヒドロキノン−β−D−グルコシド及びビシクロ[3,3,1]ヘキサン−2,4,6,9,9−ペンタオール等が含まれる。
芳香族ペンタオールとしては、炭素数6〜15の芳香族ペンタオールが含まれ、ペンタヒドロキシベンゼン、ペンタヒドロキシビフェニル、ペンタヒドロキシ(ジフェニルジメチルメタン)及び1,3,5,6,8−アントラセンペンタオール等が挙げられる。
6価アルコールとしては、脂肪族ヘキサオール、脂環式ヘキサオール及び芳香族ヘキサオールが含まれる。
脂肪族ヘキサオールとしては、炭素数6〜12の脂肪族ヘキサオールが含まれ、ソルビトール、テトラグリセリン及びジペンタエリスリトール等が挙げられる。
脂環式ヘキサオールとしては、炭素数6〜15の脂環式ヘキサオールが含まれ、ヘキサヒドロキシシクロヘキサン、ヘキサヒドロキシ(ジシクロヘキサン)、ヘキサヒドロキシ(ジシクロへキシルジメチルメタン)及びビシクロ[3,3,3]ヘキサン−2,3,6,8,9,11−ヘキサオール等が挙げられる。
芳香族ヘキサオールとしては、炭素数6〜15の芳香族ヘキサオールが含まれ、ヘキサヒドロキシベンゼン、ヘキサヒドロキシビフェニル、ヘキサヒドロキシ(ジフェニルジメチルメタン)及び1,4,5,6,9,10−アントラセンヘキサオール等が挙げられる。
カルボン酸としては、1〜6価のカルボン酸が含まれる。
1価カルボン酸としては、脂肪族モノカルボン酸、脂環式モノカルボン酸及び芳香族モノカルボン酸が含まれる。
脂肪族モノカルボン酸としては、炭素数4〜30の脂肪族モノカルボン酸が含まれ、ブタン酸、ペンタン酸、カプロン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ノナン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、エイコサン酸、ドコサン酸、テトラコサン酸、ヘキサコサン酸、オクタコサン酸、トリアコンタン酸、2−メチルプロパン酸、2−エチルペンタン酸、2−メチルヘプタン酸、2−エチルオクタン酸、2−メチルウンデカン酸、2−エチルテトラデカン酸、2−メチルヘプタデカン酸、2−メチルトリコサン酸、2−エチルオクタコサン酸、ブテン酸、ペンテン酸、ヘキセン酸、ヘプテン酸、オクテン酸、ノネン酸、デセン酸、ウンデセン酸、ドデセン酸、テトラデセン酸、ヘキサデセン酸、オクタデセン酸、エイコセン酸、ドコセン酸、テトラコセン酸、リノール酸、エレオステアリン酸、リノレン酸、パリナリン酸、アラキドン酸、タリリン酸、ステアロール酸、ベヘノール酸、2−メチル−3−ブテン酸、2−エチル−5−ヘキセン酸、2−メチル−10−ウンデセン酸、2−エチル−15−ヘキサデセン酸、2−メチル−22−トリコセン酸及び2−エチル−27−オクタコセン酸等が挙げられる。
脂環式モノカルボン酸としては、炭素数5〜30の脂環式モノカルボン酸が含まれ、シクロブタンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロオクタンカルボン酸、2−シクロヘキシルエタン酸、3−シクロヘキシルプロパン酸、4−シクロヘキシルブタン酸、6−シクロヘキシルヘキサン酸、8−シクロヘキシルオクタン酸、12−シクロヘキシルドデカン酸、16−シクロヘキシルテトラデカン酸、18−シクロヘキシルオクタデカン酸、2−(カルボキシクロヘキシル)−2−シクロヘキシルプロパン、4−(シクロヘキシル)シクロヘキサンカルボン酸、24−シクロヘキシルリグノセリン酸、2−シクロブテンカルボン酸、2−シクロペンテンカルボン酸、3−シクロヘキセンカルボン酸、4−シクロオクテンカルボン酸、2−(2−シクロヘキセ二ル)エタン酸、2−(3−シクロヘキセニル)プロパン酸、4−(2−シクロヘキセニル)ブタン酸、5−(2−シクロヘキセニル)ヘキサン酸、8−(3−シクロヘキセニル)オクタン酸、12−(2−シクロヘキセニル)ドデカン酸、14−(2−シクロヘキセニル)テトラデカン酸及び18−(3−シクロヘキセニル)オクタデカン酸等が挙げられる。
芳香族モノカルボン酸としては、炭素数7〜30の芳香族モノカルボン酸が含まれ、ベンゼンカルボン酸(安息香酸)、フェニルエタン酸、3−フェニルプロパン酸、4−フェニルブタン酸、5−フェニルペンタン酸、6−フェニルヘキサン酸、8−フェニルオクタン酸、10−フェニルデカン酸、12−フェニルドデカン酸、18−フェニルオクタデカン酸、24−フェニルテトラコサン酸、ナフタレンカルボン酸、4−フェニルベンゼンカルボン酸及び2−(カルボキシフェニル)−2−フェニルプロパン等が挙げられる。
2価カルボン酸としては、脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸及び芳香族ジカルボン酸が含まれる。
脂肪族ジカルボン酸としては、炭素数4〜30の脂肪族ジカルボン酸が含まれ、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸、1,24−テトラコサンジカルボン酸、1,30−トリアコンタンジカルボン酸、2−メチルプロパン−1,3−ジカルボン酸、2−メチルオクタン−1,8−ジカルボン酸、2−メチルオクタデカン−1,18−ジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、2−ヘキセン−1,6−ジカルボン酸、2−オクテン−1,8−ジカルボン酸、2−デセン−1,10−ジカルボン酸、2−ドデセン−1,12−ジカルボン酸、2−ヘキサデセン−1,16−ジカルボン酸、2−テトラコセン−1,24−ジカルボン酸、2−トリアコンテン−1,30−ジカルボン酸、2,6−オクタジエン−1,8−ジカルボン酸、2−メチル−2−ブテン−1,4−ジカルボン酸、2−メチル−2−オクテン−1,8−ジカルボン酸及び2−メチル−2−オクタデセン−1,18−ジカルボン酸等が挙げられる。
脂環式ジカルボン酸としては、炭素数6〜30の脂環式ジカルボン酸が含まれ、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ダイマー酸、4−(カルボキシシクロヘキシル)シクロヘキサンカルボン酸、2,2−ビス(カルボキシシクロヘキシル)プロパン、1,4−(2−シクロヘキセン)ジカルボン酸及び4−(カルボキシシクロヘキシル)−2−シクロヘキセンカルボン酸等が挙げられる。
芳香族ジカルボン酸としては、炭素数8〜30の脂環式ジカルボン酸が含まれ、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ベンジルコハク酸、4−(カルボキシフェニル)ベンゼンカルボン酸及び2,2−ビス(カルボキシフェニル)プロパン等が挙げられる。
3価カルボン酸としては、脂肪族トリカルボン酸及び芳香族トリカルボン酸が含まれる。
脂肪族トリカルボン酸としては、炭素数6〜30の脂肪族トリカルボン酸が含まれ、アコニット酸{HOCCHC(COH)=CHCOH }、ヘキサントリカルボン酸、オクテントリカルボン酸、シクロヘキサントリカルボン酸、クエン酸、イソクエン酸及びデカントリカルボン酸等が挙げられる。
芳香族トリカルボン酸としては、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン及びナフタレントリカルボン酸等が挙げられる。
4〜6価のカルボン酸としては、ピロメリット酸、ビフェニル−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸、ジフェニルエーテル−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸、ベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸及びヘキサンヘキサカルボン酸等が挙げられる。
アミンとしては、1〜3価アミンが含まれる。
1価アミンとしては、脂肪族モノアミン、脂環式モノアミン及び芳香族モノアミンが含まれる。
脂肪族モノアミンとしては、炭素数1〜6の脂肪族モノアミンが含まれ、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン及び3−メトキシプロピルアミン等が挙げられる。
脂環式モノアミンとしては、炭素数5〜10の脂環式モノアミンが含まれ、シクロヘキシルアミン、アダマンチルアミン、シクロペンチルアミン、シクロオクチルアミン、N−メチルシクロヘキシルアミン及びN−エチルシクロヘキシルアミン等が挙げられる。
芳香族モノアミンとしては、炭素数6〜10の芳香族モノアミンが含まれ、アニリン、トルイジン、ナフチルアミン、4−キノリンアミン、ベンジルアミン及び2−アミノエチルナフタレン等が挙げられる。
2価アミンとしては、脂肪族ジアミン、脂環式ジアミン及び芳香族ジアミンが含まれる。
脂肪族ジアミンとしては、炭素数2〜9の脂肪族ジアミンが含まれ、エチレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、N−シクロヘキシル−1,3−プロパンジアミン、ジメチルアミノエチルアミン、エチルアミノエチルアミン、メチルアミノプロミルアミン及び1,2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタン等が挙げられる。
脂環式ジアミンとしては、炭素数6〜30の脂環式ジアミンが含まれ、4−アミノシクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルメタンジアミン及びイソホロンジアミン等が挙げられる。
芳香族ジアミンとしては、炭素数6〜13の芳香族ジアミンが含まれ、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン及びジフェニルエーテルジアミン等が挙げられる。
3価アミンとしては、脂肪族トリアミン、脂環式トリアミン及び芳香族トリアミンが含まれる。
脂肪族トリアミンとしては、炭素数4〜12の脂肪族トリアミンが含まれ、ビス(3−アミノプロピル)アミン、ジエチレントリアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン及びメチルイミノビスプロピルアミン等が挙げられる。
芳香族トリアミンとしては、炭素数6〜24の芳香族トリアミンが含まれ、1,3,5−トリス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン及び1,3,5−トリス(4−アミノフェノキシ)トリアジン等が挙げられる。
チオールとしては、メルカプト基を2〜4個有する炭素数2〜18のチオールが含まれエタンジチオール、1,2−プロパンジチオール、1,3−プロパンジチオール、1,4−プロパンジチオール、1,4−ベンゼンジチオール、1,2−ベンゼンジチオール、ビス(4−メルカプトフェニル)スルフィド、4−t−ブチル−1,2−ベンゼンジチオール、エチレングリコールジチオグリコレート、トリメチロールプロパントリス(チオグリコレート)チオシアヌル酸、ジ(2−メルカプトエチル)スルフィド及びジ(2−メルカプトエチル)エーテル等が挙げられる。
これらの活性水素化合物として、以上の他に、炭素数3〜8のアミノアルコール(2−アミノプロパノール、4−アミノブタノール、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノプロパノール、ジメチルアミノブタノール、モルホリノエタノール及びジイソプロピルアミノエタノール等)、炭素数2〜15のアミノカルボン酸(グリシン、シスチン、ロイシン、チロニン、エチレンジアミン四酢酸及びヒドロキシエチレンジアミン酢酸等)、炭素数2〜12のヒドロキシカルボン酸(ヒドロキシ酢酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸及び酒石酸等)等も使用できる。
これらの活性水素化合物のうち、アルコールが好ましく、さらに好ましくは2価アルコール、3価アルコール及び4価アルコールが好ましく、さらに、特に好ましくは脂肪族ジオール、脂肪族トリオール及び脂肪族テトラオール、次に特に好ましくはエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ペンタエリスリトール,ソルビトール及びソルビタン、次に好ましくはエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール及びソルビタン、最も好ましくはトリメチロールプロパン、グリセリン及びソルビタンである。
炭素数2〜28のオキシアルキレン基(OA、OA)としては、オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシブチレン、オキシフェニルエチレン(スチレンオキシドから誘導される基)及びオキシアルキルエチレン{α-オレフィンオキシド(オクチルオキシラン、デシルオキシラン、ドデシルオキシラン、テトラデシルオキシラン、オクタデシルオキシラン等)から誘導される基}等が挙げられる。
オキシアルキレン基(OA)としては、オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシブチレン及びオキシフェニルエチレンが好ましく、さらに好ましくはオキシエチレン、オキシプロピレン及びオキシブチレン、特に好ましくはオキシプロピレンである。
オキシアルキレン基(OA)としては、オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシブチレン及びオキシフェニルエチレンが好ましく、さらに好ましくはオキシエチレン、オキシプロピレン及びオキシブチレン、特に好ましくはオキシエチレンである。
オキシアルキレン基(OA、OA)は、それぞれ、1種のオキシアルキレンから構成されてもよいし、複数種のオキシアルキレンから構成されてもよい。
オキシアルキレン基(OA、OA)が複数種のオキシアルキレンから構成される場合、オキシアルキレン基(OA、OA)の付加形態は、ブロック状、ランダム状及びこれらの組合せのいずれでもよい。
x及びyは、それぞれ独立して1〜200の整数であり、好ましくは5〜150である。この範囲であると、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)に対する消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)中における透明性とのバランスがさらに良好となる。
sは、反応残基(R)を構成する活性水素化合物から除いた水素原子の数に対応し、1〜6の整数であり、2〜4の整数が好ましく、さらに好ましくは3又は4である。
アシル基又は水素原子(Q)のうち、アシル基としては、1価カルボン酸のカルボキシル基から水酸基を除いた反応残基が含まれる。1価カルボン酸としては、上記のカルボン酸が含まれる。Qは、被消泡体の透明性等の観点から、水素原子であることが好ましい。
<一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物(B)>
活性水素化合物から水素原子を除いた反応残基(R)を構成する活性水素化合物としては、アルコール、アンモニア(NH)、アミン及びチオールが含まれる。
アルコール、アミン及びチオールとしては、上記と同様のものが含まれる。
これらの活性水素化合物のうち、アルコールが好ましく、さらに好ましくはアルコールのうち上記の好ましいものである。
炭素数2〜4のオキシアルキレン基(OA)としては、オキシエチレン、オキシプロピレン及びオキシブチレンが含まれる。これらのうち、オキシエチレン及びオキシプロピレンが好ましい。
オキシアルキレン基(OA)は、1種のオキシアルキレンから構成されてもよいし、複数種のオキシアルキレンから構成されてもよい。
オキシアルキレン基(OA)が複数種のオキシアルキレンから構成される場合、オキシアルキレン基(OA)の付加形態は、ブロック状、ランダム状及びこれらの組合せのいずれでもよい。
オキシアルキレン基(OA)には、オキシエチレンが含まれていることが好ましい。オキシアルキレン基(OA)にオキシエチレンが含まれている場合、オキシエチレン(oe)とオキシプロピレン(op)及び/又はオキシブチレン(ob)との重量比(oe/op,ob)は、100/0〜10/90が好ましく、さらに好ましくは70/30〜30/70である。この範囲であると、透明性がさらに良好となる。
オキシアルキレン基(OA)にオキシエチレンが含まれている場合、重量比(oe/op,ob)が100/0〜70/30の時、mは5〜50が好ましく、さらに好ましくは10〜30、特に好ましくは15〜25であり、重量比(oe/op,ob)が70/30〜30/70の時、mは10〜300が好ましく、さらに好ましくは20〜250、特に好ましくは25〜200であり、重量比(oe/op,ob)が30/70〜10/90の時、mは30〜300が好ましく、さらに好ましくは30〜200、特に好ましくは30〜150である。mがこの範囲であると、消泡性がさらに良好となる。
炭素数1〜22の1価の炭化水素基(R)としては、直鎖アルキル、直鎖アルケニル、分岐アルキル及び分岐アルケニル等が含まれる。
直鎖アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、イコシル、ヘニコシル及びドコシル等が挙げられる。
分岐アルキル基としては、イソプロピル、イソブチル、t−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル、イソヘキシル、2−エチルヘキシル、イソトリデシル、イソオクタデシル及びイソドコシル等が挙げられる。
直鎖アルケニル基としては、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、イコセニル、ヘニコセニル及びドコセニル等が挙げられる。
分岐アルケニル基としては、イソブテニル、イソペンテニル、ネオペンテニル、イソヘキセニル、イソトリデセニル、イソオクタデセニル及びイソトリドコセニル等が挙げられる。
これらの炭化水素基(R)のうち、直鎖アルキル基及び直鎖アルケニル基が好ましく、さらに好ましくは直鎖アルキル基、特に好ましくは炭素数12〜18の直鎖アルキル基である。
nと(p−n)との合計は、反応残基(R)を構成する活性水素化合物から除いた水素原子の数に対応し、1〜6の整数であり、2〜4の整数が好ましく、さらに好ましくは3又は4である。
ポリオキシアルキレン化合物(A)の含有量(重量%)は、ポリオキシアルキレン化合物(A)及びポリオキシアルキレン化合物(B)の重量に基づいて、0.1〜99.9が好ましく、さらに好ましくは5〜50、特に好ましくは10〜30である。
ポリオキシアルキレン化合物(B)の含有量(重量%)は、ポリオキシアルキレン化合物(A)及びポリオキシアルキレン化合物(B)の重量に基づいて、0.1〜99.9が好ましく、さらに好ましくは50〜95、特に好ましくは70〜90である。
<一般式(3)で表されるポリオキシアルキレン化合物(C)>
本発明の消泡剤には、一般式(3)で表されるポリオキシアルキレン化合物(C)を含有することが好ましい。

−(OA)z−OH (3)
はアルキル基、アルケニル基又は水素原子であり、OAは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、zは1〜100の整数を表す。
アルキル基、アルケニル基又は水素原子(R)のうち、アルキル基、アルケニル基としては、直鎖アルキル基、分岐アルキル基、直鎖アルケニル基及び分岐アルケニル基等が含まれ、炭素数1〜22の1価の炭化水素基(R)として例示したもの以外に以下のものが挙げられる。
直鎖アルキル基としては、トリコシル、テトラコシル、ヘプタコシル、ヘキサキシル、ヘプタコシル、オクタコシル、ノナコシル及びトリアコンシル等が挙げられる。
分岐アルキル基としては、イソトリアコンシル等が挙げられる。
直鎖アルケニル基としては、トリコセニル、テトラコセニル、ヘプタコセニル、ヘキサキセニル、ヘプタコセニル、オクタコセニル、ノナコセニル及びトリアコンテニル等が挙げられる。
分岐アルケニル基としては、イソトリアコンテニル等が挙げられる。
これらのアルキル基、アルケニル基又は水素原子(R)のうち、直鎖アルキル基及び直鎖アルケニル基が好ましく、さらに好ましくは直鎖アルキル基、特に好ましくは炭素数12〜18の直鎖アルキル基である。
オキシアルキレン基(OA)としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシド等が挙げられる。これらのうち、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドが好ましい。
オキシアルキレン基(OA)は、1種のオキシアルキレンから構成されてもよいし、複数種のオキシアルキレンから構成されてもよい。
オキシアルキレン基(OA)が複数種のオキシアルキレンから構成される場合、オキシアルキレン基(OA)の付加形態は、ブロック状、ランダム状及びこれらの組合せのいずれでもよい。
オキシアルキレン基(OA)には、オキシエチレンが含まれていることが好ましい。オキシアルキレン基(OA)にオキシエチレンが含まれている場合、オキシエチレン(oe)とオキシプロピレン(op)及び/又はオキシブチレン(ob)との重量比(oe/op,ob)は、100/0〜10/90が好ましく、さらに好ましくは70/30〜30/70である。この範囲であると、透明性がさらに良好となる。
zは、5〜50の整数が好ましく、さらに好ましくは10〜30の整数である。この範囲であると、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)に対する消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)中における透明性とのバランスがさらに良好となる。
ポリオキシアルキレン化合物(C)を含有する場合、ポリオキシアルキレン化合物(C)の含有量(重量%)は、ポリオキシアルキレン化合物(A)及びポリオキシアルキレン化合物(B)の重量に基づいて、0.1〜50が好ましく、さらに好ましくは1〜30、特に好ましくは5〜20である。この範囲であると、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)に対する消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)中における透明性とのバランスがさらに良好となる。
ポリオキシアルキレン化合物(A)及びポリオキシアルキレン化合物(B)から構成される混合物のHLB値、並びにポリオキシアルキレン化合物(A)、ポリオキシアルキレン化合物(B)及びポリオキシアルキレン化合物(C)から構成される混合物のHLB値は、1〜12が好ましく、さらに好ましくは2〜9である。この範囲であると、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)に対する消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)中における透明性とのバランスがさらに優れる。
HLB値は、グリフィン法(例えば、藤本武彦著「界面活性剤入門」三洋化成工業株式会社発行P141〜145頁(2007年)に記載)によって算出される値である。なお、グリフィンの式は、ポリオキシエチレン鎖以外のポリオキシアルキレン鎖を持つ非イオン界面活性剤への適用はできないと通常されているが、本発明においては、ポリオキシエチレン鎖部分のみを親水基とし、これ以外のポリオキシプロピレン鎖などのポリオキシアルキレン鎖は疎水基として計算するものとする。
なお、オキシエチレンを含むランダム鎖の場合、オキシエチレンの合計を親水基として計算し、オキシエチレン以外のオキシアルキレンの合計を疎水基として計算する。すなわち、ランダム鎖、ブロック鎖に関係なく、含有しているオキシエチレンの個数により計算する。
2種以上の混合物のHLB値は、重量平均(加重平均)として計算する。たとえば、HLB値が10のポリオキシアルキレン化合物(A)の50重量%と、HLB値が20のポリオキシアルキレン化合物(B)の50重量%とからなる混合物のHLB値は、10×0.5+20×0.5=15と計算される。
本発明の消泡剤には、必要によりさらに、他の成分{脂肪酸、アミド、動植物油、炭化水素油、シリコーン、疎水性シリカ及び/又は親水性シリカ等:たとえば、特開2004−305882公報に記載されたもの}を含有することができる。
他の成分を含有する場合、この合計含有量(重量%)は、ポリオキシアルキレン化合物(A)及びポリオキシアルキレン化合物(B)の重量に基づいて、0.01〜30が好ましく、さらに好ましくは0.05〜25、特に好ましくは0.1〜20である。この範囲であると消泡性がさらに良好となる。
ポリオキシアルキレン化合物(A)、ポリオキシアルキレン化合物(B)及びポリオキシアルキレン化合物(C)は、公知の方法で容易に得ることができる。
本発明の消泡剤は、ポリオキシアルキレン化合物(A)及びポリオキシアルキレン化合物(B)、並びに必要によりポリオキシアルキレン化合物(C)及び/又は他の成分を均一混合することにより、公知の方法で容易に得ることができる。
本発明の消泡剤は、消泡剤、レベリング剤、分散剤、乳化剤、潤滑剤又は帯電防止剤等として使用できる。これらのうち、消泡剤として適しており、特に水溶性高分子を含む発泡液体に対する消泡剤として好適である。
水溶性高分子としては、公知の水溶性高分子等(たとえば、特開2004−305882号公報)が含まれ、合成水溶性高分子、天然水溶性高分子及び半合成水溶性高分子が含まれる。
これらのうち、合成水溶性高分子が好ましく、さらに好ましくはオキシエチレン基含有(共)重合体、スルホ基含有(共)重合体、カルボキシ基含有(共)重合体、カルバモイル基含有(共)重合体及びヒドロキシ基含有(共)重合体、特に好ましくはヒドロキシ基含有(共)重合体、次に好ましくは部分ケン化ポリビニルアルコール及び完全ケン化ポリビニルアルコール{商品名として、たとえば、クラレポバールPVA−203、同PVA−205、同PVA−217、同PVA−224、同PVA−228、同PVA−235、同PVA−424H(以上、部分ケン化ポリビニルアルコール);クラレポバールPVA−105、同PVA−117、同PVA−124、同PVA−126H(以上、完全ケン化ポリビニルアルコール)(株式会社クラレ)等}である。
本発明の消泡剤は、一括添加法、連続添加法、断続添加方法又は泡測定基と消泡剤添加装置とを連動させた方法等により、被消泡体に添加することができる。また、1カ所添加及び多点添加のいずれでもよい。また、添加に際しては適当な希釈溶媒又は水などで希釈してもよい。
本発明の消泡剤は、被消泡体(特に水溶性高分子を含む水溶液等)に添加されれば、被消泡体の前駆体(たとえば、水溶性高分子から構成される粉体)に予め混合しておいてもよい。
本発明の消泡剤の添加量(重量%)は、被消泡体の発泡状態、温度、粘度などに応じて適宜設定すればよいが、被消泡体の重量に基づいて、0.0001〜10が好ましく、さらに好ましくは0.0005〜8、特に好ましくは0.001〜5、最も好ましくは0.005〜3である。
次に、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は以下の実施例により限定されるものではない。なお、以下、特記しない限り部は重量部を、%は重量%を意味する。また/はブロック付加、・はランダム付加を意味する。
<実施例1>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部と、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部とを均一混合して、本発明の消泡剤(1)を得た。この消泡剤(1)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
なお、グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)は以下のようにして得た。
グリセリン{和光純薬工業(株)製}92部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でプロピレンオキシド1160部(20モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
さらに、この温度でエチレンオキシド880部(20モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)を得た。
ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)は以下のようにして得た。
ブタノール{和光純薬工業(株)製}74部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でエチレンオキシド2200部(50モル部)及びプロピレンオキシド2320部(40モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
さらに、ブチルグリシジルエーテル{和光純薬工業(株)製}130部(1モル部)を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、150℃に昇温し、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)を得た。
<実施例2>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から50部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から50部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(2)を得た。この消泡剤(2)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
<実施例3>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から70部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から30部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(3)を得た。この消泡剤(3)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
<実施例4>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から90部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から10部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(4)を得た。この消泡剤(4)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
<実施例5>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から95部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から5部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(5)を得た。この消泡剤(5)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
<実施例6>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から99.9部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から0.1部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(6)を得た。この消泡剤(6)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
<実施例7>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部をメタノールのエチレンオキシド1モル/プロピレンオキシド200モルブロック付加物(a2)80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をメタノールのエチレンオキシド5モル/メチルグリシジルエーテル(b2)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(7)を得た。この消泡剤(7)のグリフィン法によるHLB値は3であった。
なお、メタノールのエチレンオキシド1モル/プロピレンオキシド200モルブロック付加物(a2)はグリセリン{和光純薬工業(株)製}92部(1モル部)をメタノール32部(1モル部)に変更したこと、プロピレンオキシド1160部(20モル部)をエチレンオキシド44部(1モル部)に変更したこと及びエチレンオキシド880部(20モル部)をプロピレンオキシド11600部(200モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして、調製した。
メタノールのエチレンオキシド5モル/メチルグリシジルエーテル2モル(b2)は以下のようにして得た。
メタノール{和光純薬工業(株)製}32部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でエチレンオキシド220部(5モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、このマグネシウムシリケートを除去した。生成物はメタノールのエチレンオキシド5モル付加物であった。
得られたメタノールのエチレンオキシド5モル付加物252部(1モル部)及び塩化第2スズ{和光純薬工業(株)製}1部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
ついで、エピクロルヒドリン{和光純薬工業(株)製}185部(2モル部)を70〜90℃で30分間かけて滴下反応した。滴下後温度を徐々に120℃に昇温し、2時間熟成して反応を完成させた後未反応のエピクロルヒドリンを70〜80℃で減圧留去した。続いてメタノールナトリウムメチラート108部(2モル部)を仕込み120〜140℃で4時間反応させた。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、このマグネシウムシリケートを除去し、メタノールのエチレンオキシド5モル/メチルグリシジルエーテル2モル(b2)を得た。
<実施例8>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部をエチレングリコールのプロピレンオキシド200モル/エチレンオキシド1モルブロック付加物(a3)80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をエチレングリコールのエチレンオキシド38モル/プロピレンオキシド12モル/ラウリルグリシジルエーテル2モル付加物(b3)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(8)を得た。この消泡剤(8)のグリフィン法によるHLB値は3であった。
なお、エチレングリコールのプロピレンオキシド200モル/エチレンオキシド1モルブロック付加物(a3)はグリセリン{和光純薬工業(株)製}92部(1モル部)をエチレングリコール{和光純薬工業(株)製}62部(1モル部)に変更したこと、プロピレンオキシド1160部(20モル部)をプロピレンオキシド11600部(200モル部)に変更したこと及びエチレンオキシド880部(20モル部)をエチレンオキシド44部(1モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして、調製した。
エチレングリコールのエチレンオキシド38モル/プロピレンオキシド12モル/ラウリルグリシジルエーテル2モル付加物(b3)は以下のようにして得た。
エチレングリコール{和光純薬工業(株)製}62部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でエチレンオキシド1672部(38モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
次いで、この温度でプロピレンオキシド696部(12モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、このマグネシウムシリケートを除去した。生成物はエチレングリコールのエチレンオキシド38モル/プロピレンオキシド12モル付加物であった。
得られたチレングリコールのエチレンオキシド38モル/プロピレンオキシド12モル付加物2430部(1モル部)及び塩化第2スズ{和光純薬工業(株)製}1部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
ついで、エピクロルヒドリン{和光純薬工業(株)製}185部(2モル部)を70〜90℃で30分間かけて滴下反応した。滴下後温度を徐々に120℃に昇温し、2時間熟成して反応を完成させた後未反応のエピクロルヒドリンを70〜80℃で減圧留去した。続いてラウリルアルコールナトリウムメチラート416部(2モル部)を仕込み120〜140℃で4時間反応させた。なお、ラウリルアルコールナトリウムメチラートはラウリルアルコール{和光純薬工業(株)製}372部(2モル部)にナトリウム{和光純薬工業(株)製}46部(2モル部)を攪拌下、滴下することで得た。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、このマグネシウムシリケートを除去し、エチレングリコールのエチレンオキシド38モル/プロピレンオキシド12モル/ラウリルグリシジルエーテル2モル付加物(b3)を得た。
<実施例9>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部をソルビタンのα−オレフィンオキシド(炭素数24〜28)100モル・エチレンオキシド50モルランダム付加物(a4)80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をソルビタンのエチレンオキシド4モル/ブチレンオキシド6モル/オクタデシルグリシジルエーテル2モル付加物(b4)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(9)を得た。この消泡剤(9)のグリフィン法によるHLB値は2であった。
なお、ソルビタンのα−オレフィンオキシド(炭素数24〜28)100モル・エチレンオキシド50モルランダム付加物(a4)はグリセリン{和光純薬工業(株)製}92部(1モル部)をソルビタン{和光純薬工業(株)製}164部(1モル部)に変更したこと、プロピレンオキシド1160部(20モル部)をα−オレフィンオキシド(炭素数20〜30){Viskolox24/28,北村化学産業(株)製}85600(100モル部)に変更したこと、エチレンオキシド880部(20モル部)をエチレンオキシド2200部(50モル部)に変更したこと、及びプロピレンオキシドを連続滴下した後エチレンオキシドを連続滴下するかわりにα−オレフィンオキシド(炭素数20〜30)とエチレンオキシドとを同時に連続滴下した以外、実施例1と同様にして、調製した。
ソルビタンのエチレンオキシド4モル/ブチレンオキシド6モル/オクタデシルグリシジルエーテル2モル付加物(b4)は以下のようにして得た。
エチレングリコール{和光純薬工業(株)製}62部(1モル部)をソルビタン{和光純薬工業(株)製}164部(1モル部)に変更したこと、エチレンオキシド1672部(38モル部)を176部(4モル部)に変更したこと、プロピレンオキシド696部(12モル部)をブチレンオキシド42部(6モル部)に変更したこと、ラウリルアルコールナトリウムメチラート416部(2モル部)をオクタデシルアルコールナトリウムメチラート290部(2モル部)に変更したこと以外、実施例8と同様にして、調製した。
<実施例10>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部をソルビトールのエチレンオキシド50モル・ブチレンオキシド100モルランダム付加物(a5)80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をソルビトールのエチレンオキシド5モル/プロピレンオキシド25モル/α−オレフィンエポキシド(炭素数10)2モル付加物(b5)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(10)を得た。この消泡剤(10)のグリフィン法によるHLB値は5であった。
なお、ソルビトールのエチレンオキシド50モル/ブチレンオキシド100モルランダム付加物(a5)はグリセリン{和光純薬工業(株)製}92部(1モル部)をソルビトール{和光純薬工業(株)製}182部(1モル部)に変更したこと、プロピレンオキシド1160部(20モル部)をエチレンオキシド2200部(50モル部)に変更したこと、エチレンオキシド80部(20モル部)をブチレンオキシド7200部(100モル部)に変更したこと、及びプロピレンオキシドを連続滴下した後エチレンオキシドを連続滴下するかわりにエチレンオキシドとブチレンオキシドとを同時に連続滴下した以外、実施例1と同様にして、調製した。
ソルビトールのエチレンオキシド5モル/プロピレンオキシド25モル/α−オレフィンオキシド(炭素数10)2モル付加物(b5)は以下のようにして得た。
ソルビトール{和光純薬工業(株)製}182部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でエチレンオキシド220部(5モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
さらに、この温度でプロピレンオキシド1450部(25モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、ソルビトールのエチレンオキシド5モル/プロピレンオキシド25モル付加物を得た。
得られたソルビトールのエチレンオキシド5モル/プロピレンオキシド25モル付加物1852部(1モル部)及びα−オレフィンエポキシド(炭素数10){Viskolox10,北村化学産業(株)製}312部(2モル部)及び3フッ化ホウ素ジエチルエーテル{和光純薬工業(株)製}3部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、150℃に昇温し、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、ソルビトールのエチレンオキシド5モル/プロピレンオキシド25モル/α−オレフィンオキシド(炭素数10)2モル付加物(b5)を得た。
<実施例11>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部をグリセリンのエチレンオキシド40モル・α−オレフィンオキシド(炭素数28)10モルランダム付加物(a6)80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をグリセリンのエチレンオキシド40モル/α−オレフィンオキシド(炭素数22)2モル付加物(b6)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(11)を得た。この消泡剤(11)のグリフィン法によるHLB値は8であった。
なお、グリセリンのエチレンオキシド40モル・α−オレフィンオキシド(炭素数28)10モルランダム付加物(a6)は、プロピレンオキシド1160部(20モル部)をエチレンオキシド1760部(40モル部)に変更したこと、エチレンオキシド880部(20モル部)をα−オレフィンオキシド(炭素数20〜30){Viskolox24/28,北村化学産業(株)製}8560(10モル部)に変更したこと、及びプロピレンオキシドを連続滴下した後エチレンオキシドを連続滴下するかわりにエチレンオキシドとα−オレフィンオキシドとを同時に連続滴下した以外、実施例1と同様にして、調製した。
グリセリンのエチレンオキシド40モル/α−オレフィンオキシド(炭素数22)2モル付加物(b6)は以下のようにして得た。
エチレンオキシド276部(13モル部)を1760部(40モル部)に変更したこと、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル{和光純薬工業(株)製}372部(2モル部)をα−オレフィンオキシド(炭素数22){Viskolox20/24,北村化学産業(株)製}648部(2モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして、調製した。
<実施例12>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をブタノールのエチレンオキシド20モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b7)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(12)を得た。この消泡剤(12)のグリフィン法によるHLB値は11であった。
なお、ブタノールのエチレンオキシド20モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b7)は、エチレンオキシド2200部(50モル部)及びプロピレンオキシド2320部(40モル部)をエチレンオキシド880部(20モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして調製した。
<実施例13>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をブタノールのエチレンオキシド25モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b8)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(13)を得た。この消泡剤(13)のグリフィン法によるHLB値は10であった。
なお、ブタノールのエチレンオキシド25モル/ブチルグリシジルエーテル2モル付加物(b8)は、エチレンオキシド2200部(50モル部)及びプロピレンオキシド2320部(40モル部)をエチレンオキシド1100部(25モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして調製した。
<実施例14>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をブタノールのエチレンオキシド200モル/ブチグリシジルエーテル1モル付加物(b9)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(14)を得た。この消泡剤(14)のグリフィン法によるHLB値は11であった。
なお、ブタノールのエチレンオキシド200モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b9)は、エチレンオキシド2200部(50モル部)及びプロピレンオキシド2320部(40モル部)をエチレンオキシド8800部(200モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして調製した。
<実施例15>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をブタノールのエチレンオキシド250モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b10)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(15)を得た。この消泡剤(15)のグリフィン法によるHLB値は11であった。
なお、ブタノールのエチレンオキシド250モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b10)は、エチレンオキシド2200部(50モル部)及びプロピレンオキシド2320部(40モル部)をエチレンオキシド11000部(250モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして調製した。
<実施例16>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)の使用量を0.1部から80部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)99.9部をブタノールのエチレンオキシド150モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b11)20部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(16)を得た。この消泡剤(16)のグリフィン法によるHLB値は11であった。
なお、ブタノールのエチレンオキシド150モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(10b)は、エチレンオキシド2200部(50モル部)及びプロピレンオキシド2320部(40モル部)をエチレンオキシド6600部(150モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして調製した。
<実施例17>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部をメタノールのエチレンオキシド1モル/プロピレンオキシド200モルブロック付加物(a2)85部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から15部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(17)を得た。この消泡剤(17)のグリフィン法によるHLB値は1であった。
<実施例18>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部をグリセリンのエチレンオキシド200モル/プロピレンオキシド1モルブロック付加物(a7)25部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から75部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(18)を得た。この消泡剤(18)のグリフィン法によるHLB値は12であった。
なお、グリセリンのエチレンオキシド200モル/プロピレンオキシド1モルブロック付加物(a7)はプロピレンオキシド1160部(20モル部)をエチレンオキシド8800部(200モル部)に変更したこと及びエチレンオキシド880部(20モル部)プロピレンオキシド58部(1モル部)に変更したこと以外、実施例1と同様にして、調製した。
<実施例19>
グリセリンのプロピレンオキシド40モル/エチレンオキシド10モルブロック付加物(a1)0.1部をメタノールのエチレンオキシド1モル/プロピレンオキシド200モルブロック付加物(a2)79部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から21部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(19)を得た。この消泡剤(17)のグリフィン法によるHLB値は2とであった。
<実施例20>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)0.1部をメタノールのエチレンオキシド1モル/プロピレンオキシド200モルブロック付加物(a2)3部に変更したこと、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)の使用量を99.9部から97部に変更したこと以外、実施例1と同様にして、本発明の消泡剤(20)を得た。この消泡剤(18)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
<実施例21>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)70部、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)20部、ラウリルアルコールのエチレンオキシド5モル付加物(c1)10部を均一混合して、本発明の消泡剤(21)を得た。
この消泡剤(21)のグリフィン法によるHLB値は2であった。
なお、ラウリルアルコールのエチレンオキシド5モル付加物(c1)は以下のようにして得た。
ラウリルアルコール{和光純薬工業(株)製}186部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でエチレンオキシド220部(5モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、ラウリルアルコールのエチレンオキシド5モル付加物(c1)を得た。
<実施例22>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)70部、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)20部、ステアリルアルコールのプロピレンオキシド4モル/エチレンオキシド46モルブロック付加物(c2)10部を均一混合して、本発明の消泡剤(22)を得た。この消泡剤(22)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
なお、ステアリルアルコールのプロピレンオキシド4モル/エチレンオキシド46モルブロック付加物(c2)は以下のようにして得た。
ステアリルアルコール{和光純薬工業(株)製}270部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でプロピレンオキシド232部(4モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
さらに、エチレンオキシド2024部(46モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、ステアリルアルコールのプロピレンオキシド4モル/エチレンオキシド46モルブロック付加物(c2)を得た。
<実施例23>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)70部、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)20部、メタノールのブチレンオキシド6モル/エチレンオキシド4モルブロック付加物(c3)10部を均一混合して、本発明の消泡剤(23)を得た。この消泡剤(23)のグリフィン法によるHLB値は8であった。
なお、メタノールのブチレンオキシド6モル/エチレンオキシド4モルブロック付加物(c3)は以下のようにして得た。
メタノール{和光純薬工業(株)製}32部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でブチレンオキシド432部(6モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
さらに、エチレンオキシド176部(4モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、メタノールのブチレンオキシド6モル/エチレンオキシド4モルブロック付加物(c3)を得た。
<実施例24>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)70部、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)20部、トリアコンシルアルコールのエチレンオキシド11モル/プロピレンオキシド19モルブロック付加物(c4)10部を均一混合して、本発明の消泡剤(24)を得た。この消泡剤(24)のグリフィン法によるHLB値は8であった。
なお、トリアコンシルアルコールのエチレンオキシド11モル/プロピレンオキシド19モルブロック付加物(c4)は以下のようにして得た。
トリアコンシルアルコール{和光純薬工業(株)製}438部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でエチレンオキシド484部(11モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
さらに、プロピレンオキシド1102部(19モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、トリアコンシルアルコールのエチレンオキシド11モル/プロピレンオキシド19モルブロック付加物(c4)を得た。
<実施例25>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)70部、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)20部、オレイルアルコールのエチレンオキシド1付加物(c5)10部を均一混合して、本発明の消泡剤(25)を得た。この消泡剤(25)のグリフィン法によるHLB値は8であった。
なお、オレイルアルコールのエチレンオキシド1付加物(c5)は以下のようにして得た。
オレイルアルコール{和光純薬工業(株)製}268部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でエチレンオキシド44部(1モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、オレイルアルコールのエチレンオキシド1付加物(c5)を得た。
<実施例26>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)70部、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)20部、2-エチルヘキシルアルコールのエチレンオキシド57モル/プロピレンオキシド43モルブロック付加物(c6)10部を均一混合して、本発明の消泡剤(26)を得た。この消泡剤(26)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
なお、2-エチルヘキシルアルコールのエチレンオキシド57モル/プロピレンオキシド43モルブロック付加物(c6)は以下のようにして得た。
2-エチルヘキシルアルコール{和光純薬工業(株)製}130部(1モル部)及び水酸化カリウム{和光純薬工業(株)製}15部を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(100℃に昇温)した後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。
次いで、150℃に昇温し、この温度でエチレンオキシド2508部(57モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
さらに、プロピレンオキシド2494部(43モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。
そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)115部を添加して、100℃で1時間撹拌処理し、その後、減圧濾過により、2-エチルヘキシルアルコールのエチレンオキシド57モル/プロピレンオキシド43モルブロック付加物(c6)を得た。
<実施例27>
グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物のオレイン酸モノエステル(a8)20部と、ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)80部とを均一混合して、本発明の消泡剤(27)を得た。この消泡剤(27)のグリフィン法によるHLB値は9であった。
なお、グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物のオレイン酸エステル(a8)は以下のようにして得た。
オレイン酸{和光純薬工業(株)製}294部(1モル部)、グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物(a1)2132部(1モル部)及びパラトルエンスルホン酸{試薬特級、和光純薬工業(株)製}8.6部(0.05モル部)を均一混合しながら、窒素置換及び加熱(130℃)した後、生成する水を除去しながら130℃で20時間反応を行い、グリセリンのプロピレンオキシド20モル/エチレンオキシド20モルブロック付加物のオレイン酸エステル混合物(モノエステル、ジエステル及びトリエステル等の混合物)(a8)を得た。
<実施例28>
水溶性高分子{ポリビニルアルコールPVA−217(重合度1700、ケン化度94%以上)、クラレ(株)製)、最長径1mmくらいの粉粒体}24.9部を高速攪拌{ホソカワミクロン(株)製高速攪拌タービュライザー:回転数2000rpm}しながら、実施例1で得た消泡剤(1)0.1部をスプレー噴霧により加えた後、70℃で30分間混合して本発明の樹脂(1)を得た。
<実施例29〜54>
実施例2〜27で得た消泡剤(2)〜(27)を用いて、実施例28と同様にして、本発明の樹脂(2)〜(27)を得た。
<比較例1>
ブタノールのエチレンオキシド50モル・プロピレンオキシド40モル/ブチルグリシジルエーテル1モル付加物(b1)を比較用の消泡剤(H1)とした。
<比較例2>
比較例1で得た消泡剤(H1)を用いて、実施例28と同様にして、比較用の樹脂(H1)を得た。
実施例及び比較例で得た樹脂(1)〜(27)及び(H1)について、消泡性及び透明性を評価し、これらの結果を表1に示した。
<消泡性>
脱イオン水500部及び評価試料(実施例又は比較例で得た樹脂)20部を均一混合しながら、90℃まで昇温した後、90℃で1時間均一混合し、約25℃に冷却して試験液を得た。
底部に抜き取り口のある1リットルのメスシリンダーに試験液500mlを入れ、底部から循環ポンプを通じて1.0リットル/分で試験液を抜き出すと共に、メスシリンダー上部へ導き、試験液の液面へ垂直に液面から130mmの高さから落下させて、試験液を循環させた。そして、循環を開始して10分経過後に、試験液及び泡の容量を泡容量V1(ml)として読み取った。引き続き、循環を止め、10分間静置した後の泡容量(V2)を読み取った。
なお、試験液の温度は、60℃に保った。
脱イオン水500部及び水溶性高分子{ポリビニルアルコールPVA−217(重合度1700、ケン化度94%以上)、クラレ(株)製)}20部を均一混合しながら、90℃まで昇温した後、90℃で1時間均一混合し、約25℃に冷却して得た消泡剤を含まない試験液を用いて、同様にして読み取った値をブランクとした。
試験装置については、パフォーマンス・ケミカルスの機能シリーズNo.5、「泡を立てる・泡を消す 起泡・消泡機能編」{18頁、図16サーキュレーション試験器;三洋化成工業(株)1999年発行}等が参考となる。
<透明性>
脱イオン水500部及び評価試料(実施例又は比較例で得た樹脂)20部を均一混合しながら、90℃まで昇温した後、90℃で1時間均一混合し、約25℃に冷却して試験液を得た。
また、脱イオン水500部及び水溶性高分子{ポリビニルアルコールPVA−217(重合度1700、ケン化度94%以上)、クラレ(株)製)}20部を均一混合しながら、90℃まで昇温した後、90℃で1時間均一混合し、約25℃に冷却して得た消泡剤を含まない試験液をブランクとした。
試験液の透明性を波長590nmにて透過率(%)を測定した(30℃、60℃)。
Figure 0005433829


本発明の消泡剤(実施例1〜27)は、比較用の消泡剤に比較して、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)に対する消泡性と、被消泡体(特に水溶性高分子を含有する水溶液)中における透明性とのいずれも著しく優れており、消泡性及び透明性のバランスに著しく優れていた。

Claims (7)

  1. 一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物(A)及び一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物(B)を含有してなることを特徴とする消泡剤。

    {−(OA)x(OA)y−O−Q}s (1)

    は活性水素化合物から水素原子を除いた反応残基、OA及びOAは炭素数2〜28のオキシアルキレン基、xは1〜200の整数、yは1〜200の整数、sは1〜6の整数、Qはアシル基又は水素原子を表す。
    Figure 0005433829
    は活性水素化合物から水素原子を除いた反応残基、OAは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、Xは−CHOR又は−Rで表される基(Rは炭素数1〜22の1価の炭化水素基)、mは1〜300の整数、pは1〜6の整数、nは0〜5の整数(ただしp>n)を示す。
  2. ポリオキシアルキレン化合物(A)及びポリオキシアルキレン化合物(B)の重量に基づいて、ポリオキシアルキレン化合物(A)の含有量が0.1〜99.9重量%、ポリオキシアルキレン化合物(B)の含有量が0.1〜99.9重量%である請求項1に記載の消泡剤。
  3. が炭素数1〜24の1〜6価アルコールである請求項1又は2に記載の消泡剤。
  4. ポリオキシアルキレン化合物(A)及びポリオキシアルキレン化合物(B)から構成される混合物のグリフィン法によるHLB値が1〜12である請求項1〜3のいずれかに記載の消泡剤。
  5. さらに一般式(3)で表されるポリオキシアルキレン化合物(C)を含有してなる請求項1〜4のいずれかに記載の消泡剤。

    −(OA)z−OH (3)

    はアルキル基、アルケニル基又は水素原子、OAは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、zは1〜100の整数を表す。
  6. ポリオキシアルキレン化合物(A)、ポリオキシアルキレン化合物(B)及びポリオキシアルキレン化合物(C)から構成される混合物のグリフィン法によるHLB値が1〜12である請求項5に記載の消泡剤。
  7. 水溶性高分子及び請求項1〜6のいずれかに記載の消泡剤を含有してなる樹脂。
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