JP5428713B2 - Dc−dcコンバータ、及びその制御方法 - Google Patents

Dc−dcコンバータ、及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、DC−DCコンバータ、及びその制御方法に係り、特に同期整流か非同期整流(ダイオード整流ともいうが、以下では非同期整流として説明する)かを選択する技術(以下、同期/非同期切替という)に関する。
近年、電子機器の小型化が進み、電子機器に搭載されたCPUやLSIなどの低電圧化、大電流化が進んでいる。そして、省エネルギーの観点やバッテリーの長寿命化などから、電子機器の高効率化が求められているが、この電子機器に電力を供給する電源装置も同様に一層の高効率化が求められている。
電子機器に電力を供給する電源装置として、非同期整流方式のダイオードをMOSFETに代えて電力損失を低減した同期整流方式の電源が採用されるようになってきている。同期整流方式の電源は特に大電流化の進んだ電子機器を低消費電力化するのに効果がある。
同期整流方式は、入力電力を出力側に送り出すときに流れる電流(整流電流)をオンオフ制御する第1のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子がオフのときに回生電流(転流電流)を第1のスイッチング素子に対して交互にオンオフ制御して同期整流する第2のスイッチング素子を備えている。第2のスイッチング素子はダイオードよりオン抵抗の少ないMOSFETが使用される。非同期整流方式は、この第2のスイッチング素子をダイオードとしたものである。
なお、同期整流方式の電源回路を開示したものとして、特開2004−88820号公報(特許文献1)を挙げることができる(以下、従来技術1という)。
従来技術1に開示された電源回路は、同期整流型スイッチングレギュレータにおいて、同期整流と非同期整流のいずれでも動作が可能に構成されており、損失(特に軽負荷時)を低減するために、同期整流方式か非同期整流方式かを選択することができる。すなわち、軽い負荷の場合には、同期整流方式としてローサイドスイッチング素子をオン/オフ駆動すると、その駆動電力により、かえって効率低下を招くことになるので、従来技術1では、重負荷でハイサイドスイッチング素子のデューティ比が大きいときは同期整流方式、軽負荷でハイサイドスイッチング素子のデューティ比が小さいときは非同期整流方式に切換え、損失を軽減できるようにしている。
特開2004−88820号公報
上記従来技術1では、ハイサイドスイッチング素子のデューティ比が所定値(基準値)より小さいときに負荷が軽いと判定し、ローサイドスイッチング素子の駆動を停止するように制御している。例えば、負荷が重くなり、ハイサイドスイッチング素子のデューティ比が20%を超えている場合にローサイドスイッチング素子はオン/オフ駆動される。この場合、同期整流となる。一方、負荷が軽くなり、ハイサイドスイッチング素子のデューティ比が20%を切った場合は、ローサイドスイッチング素子は停止(オフ)される。この場合、非同期整流となる。
しかし、従来技術1の負荷状態を監視する方法は、ハイサイドスイッチング素子のデューティ比を監視するものであるため、制御周波数の変動に対し最適な同期/非同期切替タイミングを得ることができない。
例えば、周波数可変機能を有するDC−DCコンバータにおいて、閾値を或るOFFデューティ(例えば20%)に固定した場合を考えると、周波数が200kHzでは1μsのOFF時間以上で非同期整流動作に入るが、周波数が2MHzでは100nsのOFF時間以上で非同期整流に入ることになる。200kHzのときに最適なデューティ比の閾値に設定されていたとすれば、2MHzではOFF時間が短くなり、ゲート駆動回路のドライブ損失により、効率が逆に悪化する虞がある。なお、周波数可変機能は、負荷状態により過渡的に制御周波数を変調する機能や、制御回路の外付部品により任意の制御周波数を設定する機能などを含む。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、DC−DCコンバータにおいて、同期/非同期切替を制御周波数に対し最適なタイミングで行うことで、変換効率を改善することにある。
本発明のDC−DCコンバータは、スイッチング素子をオンオフ駆動し、直流入力電圧を所望の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータにおいて、前記直流入力電圧に接続されるハイサイドスイッチング素子と、前記ハイサイドスイッチング素子がオフのときに電流を前記ハイサイドスイッチング素子に対して交互にオンオフ制御して同期整流するローサイドスイッチング素子と、前記ローサイドスイッチング素子に並列接続されたダイオードと、前記ハイサイドスイッチング素子のオフ期間の絶対値を検出するか、または前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間に対しデッドタイムの誤差を含む期間の絶対値を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値として検出するオフ期間検出手段と、前記オフ期間検出手段で検出された前記オフ期間の絶対値に基づいて同期整流と非同期整流の切り替えを行う制御切替手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータは、前記ハイサイドスイッチング素子に流れる電流の値を検出する電流検出手段を備え、前記制御切替手段が、前記オフ期間検出手段で検出された前記オフ期間の絶対値と前記電流検出手段で検出された電流の値に基づいて同期整流と非同期整流の切り替えを行うことを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータは、前記制御切替手段が、前記オフ期間検出手段で検出された前記オフ期間内において、前記電流検出手段で検出された前記ハイサイドスイッチング素子に流れる電流の値が、検出された前記オフ期間の絶対値に対応する値を超えるとき同期整流に切り替え、検出された前記オフ期間の絶対値に対応する値を超えないとき非同期整流に切り替えることを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータは、前記オフ期間検出手段が、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の開始点または前記ローサイドスイッチング素子のオン期間の開始点で初期充電されたコンデンサの電荷を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間または前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間において定電流で放電し、前記ローサイドスイッチング素子の前記オフ期間の終了点または前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間の終了点で放電を停止し、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オン期間または前記ローサイドスイッチング素子の前記オフ期間で保持し、該保持された前記コンデンサの電圧を前記オフ期間の絶対値に対応する値として求めることを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータは、前記オフ期間検出手段が、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の開始点または前記ローサイドスイッチング素子のオン期間の開始点で初期値にリセットされたカウンタの出力値を、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間または前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間においてカウントダウンし、前記ローサイドスイッチング素子の前記オフ期間の終了点または前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間の終了点でカウントダウンを停止し、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オン期間または前記ローサイドスイッチング素子の前記オフ期間で保持し、該保持されたカウンタの出力をD−A変換した電圧値を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値に対応する値として求めることを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータは、周波数可変機能を有することを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータは、スイッチング素子をオンオフ駆動し、直流入力電圧を所望の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータにおいて、前記直流入力電圧に接続されるハイサイドスイッチング素子と、前記ハイサイドスイッチング素子がオフのときに出力側から戻る戻り電流を前記ハイサイドスイッチング素子に対して交互にオンオフ制御して同期整流するローサイドスイッチング素子と、前記ローサイドスイッチング素子に並列接続されたダイオードと、前記ハイサイドスイッチング素子に流れる電流の値Ioを検出する電流検出手段と、前記ハイサイドスイッチング素子のオフ期間の絶対値Toffを検出するオフ期間検出手段、前記ローサイドスイッチング素子のオン期間の絶対値Tlsonを検出するオン期間検出手段、または前記絶対値Tlsonから前記絶対値Toffのデッドタイムの誤差を含む値を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値Toff若しくは前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間の絶対値Tlsonとして検出するオフ期間検出手段と、ローサイドスイッチング素子のオン抵抗をRon、前記ローサイドスイッチング素子のゲート電圧をVg、ゲート電圧Vgとローサイドスイッチング素子のゲート容量Cgの積をQg、前記ダイオードの順電圧降下をVFとして、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値Toffまたはローサイドスイッチング素子の前記オン期間の絶対値Tlson、及び前記電流の値Io、スイッチング周期Tに基づき、
(Ron×Io2×Toff/T)+(Vg×Qg/T)−(VF×Io×Toff/T)>0
または、
(Ron×Io2×Tlson/T)+(Vg×Qg/T)−(VF×Io×Tlson/T)>0
の関係が成立するかを演算して判定し、成立したときに非同期整流、成立しないとき同期整流とする切替信号を出力する同期/非同期切替判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータの同期/非同期切替方法は、電力を出力側に送り出すときに流れる電流をオンオフ制御するハイサイドスイッチング素子と、前記ハイサイドスイッチング素子がオフのときに出力側から戻る戻り電流を前記ハイサイドスイッチング素子に対して交互にオンオフ制御して同期整流するローサイドスイッチング素子と、前記ローサイドスイッチング素子に並列接続された非同期整流用のダイオードとを備え、前記ハイサイドスイッチング素子と前記ローサイドスイッチング素子をオンオフ駆動し、所望の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータの同期/非同期切替方法において、前記ハイサイドスイッチング素子のオフ期間の絶対値を検出するか、または前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間に対しデッドタイムの誤差を含む期間の絶対値を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値として検出し、検出された前記オフ期間の絶対値に基づいて同期整流または非同期整流に切り替えることを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータの同期/非同期切替方法は、前記ハイサイドスイッチング素子に流れる電流の値を検出する電流検出手段を備え、検出された前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値、または前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間に対しデッドタイムの誤差を含む期間の絶対値と、検出された前記電流値と、に基づいて同期整流と非同期整流の切り替えを行うことを特徴とする。
本発明によれば、ハイサイドスイッチング素子のオフ期間の絶対値を検出するか、またはハイサイドスイッチング素子のオフ期間に対しデッドタイムの誤差を含む期間の絶対値をハイサイドスイッチング素子のオフ期間の絶対値として検出して同期/非同期の切替を行うため、制御周波数によらずDC−DCコンバータの変換効率が改善される。
本発明のDC−DCコンバータの実施形態の一例であり、その回路構成を示した図である。 図1に示したゲート駆動回路と同期/非同期切替回路の具体的一例(第1の実施形態)を示した図である。 図2に示したゲート駆動回路と同期/非同期切替回路の動作シーケンスである。 図1に示したゲート駆動回路と同期/非同期切替回路の、他の具体的一例(第2の実施形態)を示した図である。 図4に示したゲート駆動回路と同期/非同期切替回路の動作シーケンスである。 図1に示したゲート駆動回路と同期/非同期切替回路の、更に他の具体的一例(第3の実施形態)を示した図である。
(第1の実施形態)
次に、本発明による第1の実施形態を、図1〜図3を参照して具体的に説明する。
本実施形態は、電力損失の状態を監視するために、ハイサイドスイッチング素子HSのオフ時間の絶対値と、このときの負荷電流を監視するようにしたものである。ハイサイドスイッチング素子HSのオフ時間の絶対値を監視するため、具体的には、ハイサイドスイッチング素子HSがオフの期間に、所定のタイミングで初期値に充電されたコンデンサを定電流で放電し、このコンデンサの端子電圧としてオフ時間の情報を保持し、コンパレータCP1の反転入力端子に入力される電圧V(−)を得るようにしたものである。また、負荷電流を監視するため、具体的にはハイサイドスイッチング素子HSのオン時の電流(Isns信号)を検出し、コンパレータCP1の非反転入力端子に入力される電圧V(+)を得るようにしたものである。そして、電圧V(−)と電圧V(+)がコンパレータCP1で比較され、この比較結果により同期/非同期の切り替えタイミングが得られる。
そのため、本実施形態では、「コンデンサC2の電圧を初期値に充電する第1の期間」、「コンデンサC2を初期値の電圧から定電流で放電する第2の期間」、「コンデンサC2からコンパレータCP1の反転入力端子に入力された電圧V(−)を、電流検出回路4からコンパレータCP1の非反転入力端子に入力されたIsns信号の電圧V(+)と比較する第3の期間」を、スイッチSW1〜SW3により切り替え、上記「第3の期間」において、電圧V(+)が電圧V(−)を超えないときはDC−DCコンバータ1を非同期整流として動作させ、電圧V(+)が電圧V(−)を超えたときDC−DCコンバータ1を同期整流として動作させるようにしたものである。
これによりオフ時間の絶対値とこのときの負荷電流を監視し、負荷状態に応じて同期/非同期切替を行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態のDC−DCコンバータ1の回路構成を示しており、以下に述べるように、負荷状態に応じて同期整流方式と非同期整流方式とを切替可能に構成されている。
DC−DCコンバータ1は、高電位側の電源端子VINと低電位側のGND端子間にハイサイドスイッチング素子(NチャンネルMOSFET)HSとローサイドスイッチング素子(NチャンネルMOSFET)LSが直列接続され、これら両スイッチング素子はゲート駆動回路2からのゲート信号によりオン/オフ駆動され、出力端子Voutに直流電圧を得るようになっている。
回路構成を以下詳細に説明する。なお、以下の説明では、論理をハイアクティブとして説明しているが、ローアクティブで論理を構築することもできる。
電源端子VINはハイサイドスイッチング素子HSのドレイン端子に接続され、ハイサイドスイッチング素子HSのソース端子とローサイドスイッチング素子LSのドレイン端子が接続され、ローサイドスイッチング素子LSのソース端子はGND端子に接続されている。ローサイドスイッチング素子LSのドレイン端子とソース端子間には内蔵ダイオードDQ1が存在し、内蔵ダイオードDQ1のアノード端子がソース端子に、カソード端子がドレイン端子に接続されている。
また、ローサイドスイッチング素子LSのドレイン端子にリアクトルLの一方の端子が接続され、リアクトルLの他方の端子がコンデンサC1の一方の端子に接続され、コンデンサC1の他方の端子はGND端子に接続されている。また、コンデンサC1の一方の端子は出力端子Voutとして取り出されている。なお図示はしていないが、負荷は出力端子VoutとGND端子間に接続される。
リアクトルLの他方の端子とコンデンサC1の一方の端子と出力端子Voutとの接続点から出力電圧がスイッチング制御回路5に入力される。スイッチング制御回路5は、入力された出力電圧が所定の電圧になるように、パルス幅制御されたパルス信号(ハイサイドスイッチング素子HSを駆動するためのHSON信号と、ローサイドスイッチング素子LSを駆動するためのLSON’信号)をゲート駆動回路2へ出力する。なお、HSON信号とLSON’信号はハイサイドスイッチング素子HSとローサイドスイッチング素子LSを同時に駆動することが無いように、所謂、デッドタイムが設けられている。
制御切替回路3は、ゲート駆動回路2から入力したHSON信号とLSON’信号、及び電流検出回路4からのIsns信号に基づいてLSON信号を生成し、ゲート駆動回路2に出力する。電流検出回路4はハイサイドスイッチング素子HSに流れる電流を検出して、検出電流に比例した電流信号Isnsを制御切替回路3に出力する。これらゲート駆動回路2と制御切替回路3の回路構成、及びその動作について次に述べる。
図2は、制御切替回路3とゲート駆動回路2の詳細な構成を示したものである。
スイッチング制御回路5からゲート駆動回路2に入力されたHSON信号は、制御切替回路3に出力されると共に、バッファ回路BUF1を介してハイサイドスイッチング素子HSのゲート端子に出力される。また、スイッチング制御回路5からゲート駆動回路2に入力されたLSON’信号は、制御切替回路3に出力されると共に、アンド回路AND1とバッファ回路BUF2を介してローサイドスイッチング素子LSのゲート端子に出力される。アンド回路AND1の一方の入力端子には制御切替回路3からLSON信号が入力され、他方の端子に入力されたスイッチング制御回路5からのLSON’信号と論理ANDがとられ、出力信号をバッファ回路BUF2に出力する。
バッファ回路BUF1はスイッチング制御回路5から入力されたHSON信号をハイサイドスイッチング素子HSのゲート端子に出力するときのバッファ回路であり、また、バッファ回路BUF2はアンド回路AND1の出力信号をローサイドスイッチング素子LSのゲート端子に出力するときのバッファ回路であるが、バッファ回路BUF1は、ハイサイドスイッチング素子HSへのゲート信号の電位を高電位側にシフトするレベルシフト機能を備えるように構成される。
制御切替回路3は、ゲート駆動回路2からHSON信号とLSON’信号を入力し、更に、電流検出回路4からIsns信号を入力して、これらの信号を基に同期整流と非同期整流を切り替えるための同期/非同期切替信号であるLSON信号を生成する。なお、制御切替回路3は、スイッチング制御回路5からHSON信号とLSON’信号とを入力されるように構成しても良い。
制御切替回路3は、上記第1〜第3の期間を、信号S1〜S3により切り替えるスイッチSW1〜SW3を備えている。スイッチSW1〜SW3はいずれか1つのスイッチがオンし、異なるスイッチが同時にオンすることは無い。
なお、スイッチSW1〜SW3は、いずれもスイッチSW1〜SW3を制御する信号S1〜S3がハイレベル(以下、Hレベルと記載する)のときオンし、ローレベル(以下、Lレベルと記載する)のときオフするようになっている。すなわち、RS−FF32の出力端子Qからの出力信号S1がHレベルのときスイッチSW1はオンする。また、NOR1の出力信号S2がHレベルのときスイッチSW2はオンする。また、ゲート駆動回路2からのHSON信号(=信号S3)がHレベルのときスイッチSW3はオンする。
スイッチSW1は、コンデンサC2の電圧を所定の初期値V1に充電する期間にオンするスイッチで、スイッチSW1がオンすると、コンデンサC2は抵抗R2を介して電圧V2の電源に接続され、コンデンサC2は急速に初期値V1まで充電される。ここで、コンデンサC2の電圧V2の電源による充電時間は、HSON信号のオン又はオフパルスのパルス幅に対し無視できる程度に短い時間に設定される。
スイッチSW2は、定電流回路CSの定電流でコンデンサC2を放電する期間にオンされるスイッチで、スイッチSW2がオンすると定電流回路CSがコンデンサC2に接続され、コンデンサC2に充電された電荷は定電流回路CSにより定電流で直線的に放電される。
スイッチSW3は、コンデンサC2の電圧を基準電圧と比較する期間にオンされるスイッチで、スイッチSW3がオンするとコンデンサC2はコンパレータCP1の反転入力端子に接続され、このときスイッチSW2はオフするので、コンデンサC2は放電が停止し、この期間、コンデンサC2の電圧は一定値を保つ。
電流検出回路4から入力されたIsns信号は抵抗R1で電圧信号に変換され、変換されたIsns信号はコンパレータCP1の非反転入力端子に信号V(+)として入力される。コンパレータCP1は、スイッチSW3がオンしている期間に反転入力端子に入力されるコンデンサC2の電圧Vc(=電圧V(−))と非反転入力端子に入力されるIsns信号の電圧(=電圧V(+))を比較して、V(−)>V(+)のときLレベルの信号、V(−)<V(+)のときHレベルの信号を出力する。
D−FF31はDタイプのフリップフロップで、クロック端子CKに入力されている信号がLレベルからHレベルに変化する立ち上がり時点で入力端子Dに入力されている信号のレベル状態を出力端子Qに出力するものである。したがって、HSON信号がHレベルからLレベルに変化すると、インバータ回路NOT1により信号が反転されてD−FF31のクロック端子CKに入力された信号が立ち上がるので、このとき入力端子Dに入力されている信号、言い換えると、コンパレータCP1の出力の信号レベル状態が出力端子Qに出力される。
コンパレータCP2は、反転入力端子に電圧V1の基準電圧が入力され、非反転端子にコンデンサC2の電圧Vcが入力されている。コンデンサC2の電圧が電圧V2に充電されていく過程でコンデンサC2の電圧が電圧V1に達すると、コンパレータCP2はこれを検知し(但し、V2>V1)コンパレータCP2の出力信号はHレベルになる。この出力信号は、コンデンサC2の充電を停止するために生成される出力信号Vcp2であり、RS−FF32のリセット端子Rに入力されている。
RS−FF32はRSタイプのフリップフロップで、セット端子Sとリセット端子Rと出力端子Qをもっている。RS−FF32は、セット端子Sに入力されるLSON’信号とリセット端子Rに入力される出力信号Vcp2とに応じて、出力端子Qから信号S1を出力する。
NOR1は、RS−FF32からの信号S1とゲート駆動回路2からのHSON信号(=信号S3)の論理NORをとった信号(=信号S2)を出力するもので、信号S1と信号S3のどちらもLレベルのときHレベルの信号S2を出力する。
次に、制御切替回路3とゲート駆動回路2の動作を、図3に示したタイムシーケンスに従って説明する。
図3には、HSON信号、LSON’信号、コンデンサC2の電圧Vc、コンパレータCP1の非反転入力端子に入力される電圧V(+)(=Isns信号の電圧)、コンパレータCP1の出力信号Vcp1、同期/非同期切替信号であるLSON信号、コンパレータCP2の出力信号Vcp2、スイッチSW1〜SW3の切替を制御する信号S1〜S3が示されている。横軸は時間を示す。
HSON信号、LSON’信号はゲート駆動回路2から制御切替回路3に入力される信号であり、交互にオン、オフを繰り返す信号となっている。このときHSON信号とLSON’信号は、信号のHレベルが重ならないように、同時にLレベルとなる期間を経てオン、オフが繰り返されている。すなわち、期間t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8、t9〜t10、t11〜t12、t13〜t14、t15〜t16は、同時にLレベルとなる期間であり、所謂、デッドタイムを示す。また、TaはコンデンサC2の充電電圧が電圧V1以上になっている期間を示している。
時刻t4、t8、t12、t16のそれぞれの時刻においてLSON’信号がLレベルからHレベルに変化すると、RS−FF32の出力端子Qの信号S1はHレベルとなる。スイッチSW1を制御する信号S1がHレベルになるとスイッチSW1はオンしてコンデンサC2は電圧V2に向かって急速に充電される。コンデンサC2の充電電圧がコンパレータCP2の反転入力端子に接続された電圧V1に達すると、コンパレータCP2はこれを検知して出力信号Vcp2をLレベルからHレベルに変化させる。コンパレータCP2の出力はRS−FF32のリセット端子Rに入力されているのでRS−FF32の出力端子Qの信号S1がLレベルになる。するとスイッチSW1はオフしてコンデンサC2は充電を停止する。このとき、信号S1は、図示したように、時刻t4、t8、t12、t16の時点で短時間だけHレベル信号となる。
信号S2は、信号S1と信号S3の論理NORをとった信号であるので、HSON信号を反転した信号に、Hレベル期間に信号S1を反転したスリット状のLレベル信号が入った図示されるような信号となる。
また、信号S3は、図示されるように、HSON信号と同じ信号になっている。
このように、信号S1、信号S2、信号S3のオン期間は重なることなく図に示すごとく変化し、スイッチSW1〜SW3のオン、オフを制御することができる。
信号S1の信号レベルがHレベルになり、コンデンサC2が電圧V1に初期状態に充電されるとき、コンデンサC2の充電電圧は動作遅れにより電圧V1よりΔVだけオーバーシュートすると考えると、時刻t4、t8、t12、t16のそれぞれの時点からコンデンサC2が放電して行くときに、コンパレータCP1の出力電圧はΔV>0の期間TaだけHレベルになる。
コンデンサC2の電圧Vcは、図3に示されるように、時刻t4、t8、t12、t16で瞬時にほぼ電圧V1まで初期充電され、その後、定電流回路CSの定電流で放電されて行く。したがって、コンデンサC2の電圧Vcは直線的に降下して行く。この場合、放電期間は、信号S2がHレベルの期間であり、時刻t4、t8、t12、t16に続く期間について言えば、HSON信号がLレベル期間となっている期間t4〜t6、t8〜t10、t12〜t14、t16〜・・・である。したがって、コンデンサC2は、HSON信号のLレベル期間が長いほど定電流回路CSによる放電量が多くなり、HSON信号がHレベルに立ち上がる時点(時刻t2、t6、t10、t14)でのコンデンサC2の電圧はより低い電圧となる。
HSON信号がHレベルである期間は、信号S3がHレベルである期間であるので、スイッチSW3はオン、SW2はオフとなっている。したがって、コンデンサC2は定電流回路CSから切り離されてコンパレータCP1の反転入力端子に接続されている。このときコンデンサC2の電圧Vcは一定値を保ってコンパレータCP1の反転入力端子に電圧V(−)として入力されている。そしてコンデンサC2の電圧Vc(=電圧V(−))は、非反転端子に入力された電流検出回路4からの信号Isns(=電圧V(+))と比較される(期間t2〜t3、t6〜t7、t10〜t11、t14〜t15)。
期間t1〜t8はHSON信号のLレベル期間が短く、期間t2〜t3、t6〜t7でのコンデンサC2の電圧Vc(=電圧V(−))は、コンパレータCP1の非反転端子に入力された電流検出回路4からの信号Isns(=電圧V(+))よりも高い状態なので、コンパレータCP1の出力Vcp1はLレベルのままである。これに対し、期間t8〜t16はHSON信号のLレベル期間が長く、コンデンサC2の電圧Vc(=電圧V(−))は、コンパレータCP1の非反転端子に入力された電流検出回路4からの信号Isns(=電圧V(+))よりも低い電圧となるので、コンパレータCP1の出力Vcp1は、信号Isns(=電圧V(+))がコンデンサC2の電圧Vc(=電圧V(−))を上回る期間(期間ta〜t11、tb〜t15)、Hレベルとなる。
D−FF31は、コンパレータCP1の出力信号Vcp1がデータ端子Dに入力され、HSON信号をNOT1で反転した信号がクロック端子CKに入力されているので、期間t8〜t16における期間ta〜t11、tb〜t15においてHSON信号がHレベルからLレベルに変化すると(時刻t11)、コンパレータCP1の出力信号Vcp1(データ端子D)がHレベルなので、出力端子Qの信号、すなわちLSON信号がHレベルになる。これに対し、期間t1〜t8における期間t2〜t3、t6〜t7ではHSON信号がHレベルからLレベルに変化しても、コンパレータCP1の出力信号Vcp1(データ端子D)がLレベルなので、D−FF31の出力端子Qの信号、すなわちLSON信号はLレベルのままである。このLSON信号は、LSON信号がHレベルのとき同期整流、LSON信号がLレベルのとき非同期整流に切り替えるための信号同期/非同期切替信号となる。すなわち、ゲート駆動回路2のAND1の一方の端子に入力されたLSON信号がHレベルのとき、ローサイドスイッチング素子LSをオン/オフ駆動する(同期整流)。また、ゲート駆動回路2のAND1の一方の端子に入力されたLSON信号がLレベルのとき、ローサイドスイッチング素子LSは駆動が停止される(非同期整流)。
図2、図3に示した第1の実施形態は、LSON’信号の立ち上がり時点でコンデンサC2を初期値にリセットし、続くHSON信号のオフ期間でコンデンサC2を放電するようにし、HSON信号の立ち上がり時点でのコンデンサC2の電圧を比較電圧として保持するものであるが、HSON信号の立ち下がり時点でコンデンサC2を初期値にリセットし、続くHSON信号のオフ期間でコンデンサC2を放電するようにし、HSON信号の立ち上がり時点でのコンデンサC2の電圧を比較電圧として保持するようにしてもよい。また、LSON’信号の立ち上がり時点でコンデンサC2を初期値にリセットし、続くLSON’信号のオン期間でコンデンサC2を放電するようにし、LSON’信号の立ち下がり時点でのコンデンサC2の電圧を比較電圧として保持するようにしてもよい。また、HSON信号の立ち下がり時点でコンデンサC2を初期値にリセットし、続くLSON’信号のオン期間でコンデンサC2を放電するようにし、LSON’信号の立ち下がり時点でのコンデンサC2の電圧を比較電圧として保持するようにしてもよい。これらの変形例は、デッドタイムの誤差の範囲でHSON信号のオフ期間を検出するもので、同期/非同期の切り替え機能として略同等である。これらは、図2に示した回路の多少の変更で実施することができる。
従来技術1は、ハイサイドスイッチング素子LSのデューティ比を使って同期/非同期の切り替えを行っていた。また、従来技術1は負荷電流の大きさを考慮していない。一方、本実施形態によれば、ハイサイドスイッチング素子HSのオフ期間の絶対値、あるいはデッドタイムの差はあるが、ローサイドスイッチング素子LSのオン期間の絶対値などを検出し、また、本実施形態によれば負荷電流の大きさも考慮して同期/非同期の切り替えを行うため、制御周波数によらず、同期/非同期のより最適な切り替えを行うことができる。従って、本実施形態によれば、DC−DCコンバータの変換効率が改善される。
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態を、図4〜図5を参照して具体的に説明する。
本実施形態のDC−DCコンバータ1の回路構成において、第1の実施形態ではアナログ回路で構成した制御切替回路3を用いたが、本第2の実施形態ではデジタル回路で構成した制御切替回路6に置き換えた点が異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同じであるので、本実施形態の説明は、主に制御切替回路6の構成とその動作について説明する。
スイッチング素子のオフ時間を監視するために、上記第1の実施形態ではハイサイドスイッチング素子HSのオフの期間にコンデンサC2を定電流で放電して、このコンデンサC2の端子電圧としてオフ時間の情報を保持するようにした。これに対し、本実施形態では、ハイサイドスイッチング素子HSのオフの期間にカウンタ回路62をクロック信号によりカウントダウンし、このカウンタ回路62のカウント値としてオフ時間の情報を保持するようにしたものである。そして、このカウント値をD−A変換器63でデジタルからアナログに変換したアナログ値(=コンパレータCP3の反転入力電圧V(−))が、電流検出回路4からの信号Isns(=コンパレータCP3の非反転入力電圧V(+))と比較され、電圧V(+)が電圧V(−)を超えないときはDC−DCコンバータ1を非同期整流として動作させ、電圧V(+)が電圧V(−)を超えたときDC−DCコンバータ1を同期整流として動作させるようにしたものである。これによりオフ時間の絶対値と、このときの負荷電流と、に基づき同期/非同期の切り替えを行うことができる。
図4は、制御切替回路6とゲート駆動回路2の詳細な構成を示したものである。ゲート駆動回路2については、第1の実施形態と同じであるので、詳細説明は省略する。
制御切替回路6は、ゲート駆動回路2からHSON信号とLSON’信号とを入力し、更に、電流検出回路4からIsns信号を入力して、これらの信号を基に同期整流と非同期整流を切り替えるための同期/非同期切替信号であるLSON信号を生成する。なお、制御切替回路6は、スイッチング制御回路5からHSON信号とLSON’信号とを入力されるように構成しても良い。
制御切替回路6は、カウンタ回路62と、D−A変換器63と、コンパレータCP3と、D−FF回路61と、クロック発生器64と、アンド回路AND2と、インバータ回路NOT2と、抵抗R1を備えている。カウンタ回路62は、反転出力端子Q1〜Qnの信号がリセット信号Rにより初期値にリセットされ、ハイサイドスイッチング素子HSのオフの期間において、リセットされた初期値からクロック信号によりカウントダウンされる。D−A変換器63は、このカウンタ回路62の出力をデジタル/アナログ変換する。コンパレータCP3は、電流検出回路4から入力されたIsns信号(=電圧V(+))とD−A変換器63の出力(=電圧V(−))を比較し、V(+)>V(−)のときHレベル、V(+)<V(−)のときLレベルの信号を出力する。D−FF回路61は、データ端子DにコンパレータCP3の出力が入力され、クロック端子CKの入力信号がLレベルからHレベルに変化する立ち上がり時点で、データ端子Dの信号レベルを出力端子Qに出力する。クロック発生器64は、カウンタ回路62にアンド回路AND2を介してクロック信号を供給する。インバータ回路NOT2は、ゲート駆動回路2からのHSON信号を反転して出力する。アンド回路AND2は、クロック発生器64からのクロック信号とインバータ回路NOT2の出力信号の論理ANDをとりカウンタ回路62のクロック端子CKに出力する。抵抗R1は、電流検出回路4から入力されるIsns信号を電圧信号に変換する。
カウンタ回路62は、リセット端子Rにゲート駆動回路2からLSON’信号が入力され、そのLSON’信号がLレベルからHレベルに変化する立ち上がり時点で反転出力端子Q1〜Qnの信号が最大値H、・・・、Hにリセットされる。その後、アンド回路AND2を介して入力されるクロック発生器64からのクロック信号によりカウントダウンされる。カウンタ回路62はHSON信号がLレベルのときに出力をカウントダウンする。
カウンタ回路62の反転出力端子Q1〜Qnの信号はD−A変換器63に入力されてデジタル信号からアナログ信号に変換される。カウンタ回路62がリセットされて反転出力端子Q1〜Qnの信号が最大値のH、・・・、Hになったとき、D−A変換器63の出力は第1の実施の形態における初期値V1に相当する電圧(本実施の形態でもV1とする)になる。D−A変換器63の出力はクロック信号によりカウントダウンされると、直線的にその出力電圧は低下する。
このようにして生成されたD−A変換器63の出力は、コンパレータCP3の反転入力端子に電圧V(−)として入力され、一方、電流検出回路4から入力されたIsns信号がコンパレータCP3の非反転入力端子に電圧V(+)として入力され、コンパレータCP3により電圧V(−)と電圧(V(+))が比較される。そして、電圧V(−)>電圧(V(+))のときコンパレータCP3の出力はLレベルとなり、電圧V(−)<電圧(V(+))のときコンパレータCP3の出力はHレベルとなる。
コンパレータCP3の出力はD−FF61のデータ端子Dに入力され、また、ゲート駆動回路2からのHSON信号をインバータ回路NOT2で反転したHSOFF信号が、D−FF61のクロック端子CKに入力されるので、D−FF61は、HSOFF信号がLレベルからHレベルに立ち上がった時点でデータ端子Dに入力されたコンパレータCP3の出力レベルを出力端子QにLSON信号として出力する。
図5は、制御切替回路6とゲート駆動回路2の動作を示すタイムシーケンスである。
図5には、HSON信号、LSON’信号、HSON信号をインバータ回路NOT2で反転したHSOFF信号、D−A変換器63の出力信号でありコンパレータCP3の反転入力端子の電圧V(−)、コンパレータCP3の非反転入力端子の電圧V(+)(=電流検出回路4から入力されたIsns信号の電圧)、コンパレータCP3の出力信号Vcp3、同期/非同期切替信号であるLSON信号が示されている。横軸は時間を示す。
HSON信号、LSON’信号はゲート駆動回路2から入力される信号であり、交互にオン、オフを繰り返す信号となっている。このときHSON信号、LSON’信号は、Hレベル信号が重ならないように同時にLレベルとなる期間を経てオン、オフが繰り返されている。すなわち、期間t1〜t2、期間t3〜t4、期間t5〜t6、期間t7〜t8、期間t9〜t10、期間t11〜t12、期間t13〜t14、期間t15〜t16は、同時にLレベルとなる期間であり、所謂、デッドタイムを示す。
LSON’信号はカウンタ回路62のリセット端子Rに入力されているので、時刻t4、t8、t12、t16でLSON’信号がLレベルからHレベルに立ちあがる時点で、カウンタ回路62の反転出力端子Q1〜Qnの信号は最大値H、・・・、Hにリセットされ、これにより、カウンタ回路62の反転出力端子Q1〜Qnの信号を入力しているD−A変換器63の出力は電圧V1にリセットされる。
期間t3〜t6、t7〜t10、t11〜t14はHSOFF信号がHレベルなので、カウンタ回路62の反転出力端子Q1〜Qnの信号はリセットされた最大値H、・・・、Hからカウントダウンされて行く。これに伴い、D−A変換器63の出力は電圧V1から直線的に低下していく。
期間t2〜t3、t6〜t7、t10〜t11、t14〜t15は、HSOFF信号がLレベルになるので、カウンタ回路62はカウントを停止する。これに伴い、D−A変換器63の出力は一定値を保つ。D−A変換器63の出力はコンパレータCP3の反転入力端子に電圧V(−)として入力されおり、一方、電流検出回路4から入力されるIsns信号が非反転端子に電圧V(+)として入力されているので、これら電圧V(+)と電圧V(−)が比較される。
期間t1〜t8はHSON信号のLレベル期間が短く、コンパレータCP3の非反転端子に入力された電圧V(−)は、非反転端子に入力される電流検出回路4のIsns信号(電圧V(+))よりも高い状態なのでコンパレータCP3の出力Vcp3はLレベルのままである。これに対し期間t8〜t16は、HSON信号のLレベル期間が長く、信号Isns(=V(+))が電圧(=V(−))を上回る期間(期間ta〜t11、tb〜t15)、コンパレータCP3の出力Vcp3はHレベルとなる。
期間ta〜t11、tb〜t15においてHSOFF信号がLレベルからHレベルに変化すると(時刻t11)、D−FF61の出力端子Qの信号であるLSON信号はHレベルになる。これに対し、期間t1〜t8における期間t2〜t3、t6〜t7ではLSON信号はLレベルのままである。このLSON信号は、LSON信号がHレベルのとき同期整流、LSON信号がLレベルのとき非同期整流に切り替えるための信号同期/非同期切替信号となる。すなわち、ゲート駆動回路2のアンド回路AND2の一方の端子に入力されたLSON信号がHレベルのとき、ローサイドスイッチング素子LSをオン/オフ駆動する(同期整流)。また、ゲート駆動回路2のAND1の一方の端子に入力されたLSON信号がLレベルのとき、ローサイドスイッチング素子LSは駆動が停止される(非同期整流)。
図4、図5に示した第2の実施形態は、LSON’信号の立ち上がり時点でカウンタ回路62を最大値にリセットし、続くHSON信号のオフ期間でカウンタ回路62をカウントダウンし、カウンタ回路62の出力をD−A変換器63でアナログ値に変換し、HSON信号の立ち上がり時点でのD−A変換器63のアナログ値を比較電圧として保持するものであるが、HSON信号の立ち下がり時点でカウンタ回路62を最大値にリセットし、続くHSON信号のオフ期間でカウンタ回路62をカウントダウンし、カウンタ回路62の出力をD−A変換器でアナログ値に変換し、HSON信号の立ち上がり時点でのD−A変換器63のアナログ値を比較電圧として保持するようにしてもよい。また、LSON’信号の立ち上がり時点でカウンタ回路62を最大値にリセットし、続くLSON’信号のオン期間でカウンタ回路62をカウントダウンし、カウンタ回路62の出力をD−A変換器でアナログ値に変換し、LSON’信号の立ち下がり時点でのD−A変換器でアナログ値を比較電圧として保持するようにしてもよい。また、HSON信号の立ち下がり時点でカウンタ回路62を最大値にリセットし、続くLSON’信号のオン期間でカウンタ回路62をカウントダウンし、カウンタ回路62の出力をD−A変換器でアナログ値に変換し、LSON’信号の立ち下がり時点でのD−A変換器でアナログ値を比較電圧として保持するようにしてもよい。これらの変形例は、デッドタイムの誤差の範囲でHSON信号のオフ期間を検出するもので、同期/非同期の切り替え機能として略同等である。これらは、図2に示した回路の多少の変更で実施することができる。
本実施形態によれば、ハイサイドスイッチング素子HSのオフ期間の絶対値、あるいはデッドタイムの差はあるが、ローサイドスイッチング素子LSのオン期間の絶対値などを検出し、また、本実施形態によれば負荷電流の大きさも考慮して同期/非同期の切り替えを行うため、制御周波数によらず、同期/非同期のより最適な切り替えを行うことができる。従って、本実施形態によれば、DC−DCコンバータの変換効率が改善される。
また、本実施の形態によれば、デジタル的に回路を構成でき、アナログ回路で問題となるオフセットの調整や温度による特性変化などをなくすことができ、パルス幅の検出をより正確に行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明による第3の実施形態を、図6を参照して具体的に説明する。
本実施形態は、第2の実施形態において、コンパレータCP3とD−FF61の部分を、同期/非同期切替判定回路71で置き換えたものである。その他の構成は第2の実施形態と同じである。同期/非同期切替判定回路71はDSP(デジタル・シグナル・プロッセサ)、あるいはマイクロコンピュータを用いて構成することができる。
ここで、同期/非同期切替判定回路71の判定ロジックについて説明する。
同期整流時に生じる電力損失と非同期整流時に生じる電力損失を検討してみると、次のようになる。すなわち、同期整流時には、ローサイドスイッチング素子に「オン抵抗Ronによる電力損失Ron×Io2×Toff/T」と、「ゲート駆動回路のドライブ損失Vg×Qg/T」との和の電力損失が生じる。一方、非同期整流時には、整流用のダイオードに「順電圧降下による電力損失VF×Io×Toff/T」が生じる。
但し、Ronはローサイドスイッチング素子のオン抵抗、Ioは負荷電流、Toffはハイサイドスイッチング素子のオフ期間、Tはスイッチング周期、Vgはローサイドスイッチング素子のゲート電圧、Qgはゲート電圧Vgとローサイドスイッチング素子のゲート容量Cgの積、VFは非同期整流用ダイオードの順電圧降下を示している。
したがって、同期整流時にローサイドスイッチング素子に生じる「オン抵抗Ronによる電力損失Ron×Io2×Toff/T」と、「ゲート駆動回路のドライブ損失Vg×Qg/T」との和の電力損失が、非同期整流時にダイオードに生じる「順電圧降下による電力損失VF×Io×Toff/T」より大きくなるとき非同期整流に切り替え、小さくなるとき同期整流に切り替えると、電力損失を低減できることが分かる。
すなわち、次の(1)式の条件を満たしたとき非同期整流に切り替え、満たさないとき同期整流に切り替えると電力損失を低減できる。
(Ron×Io2×Toff/T)+(Vg×Qg/T)−(VF×Io×Toff/T)>0
・・・・(1)
あるいは、デッドタイムの差はあるが、ハイサイドスイッチング素子のオフ期間Toffをローサイドスイッチング素子のオン期間Tlsonに代えた次の(2)式の条件を満たしたとき非同期整流に切り替え、満たさないとき同期整流に切り替えると電力損失を低減できる。
(Ron×Io2×Tlson/T)+(Vg×Qg/T)−(VF×Io×Tlson/T)>0
・・・・(2)
同期/非同期切替判定回路71は、電流検出回路4からのIsns信号、D−A変換器63の出力信号、およびHSOFF信号(HSON信号でも良い)を入力し、上に述べた(1)式、あるいは(2)式を演算し、同期/非同期切替信号であるLSON信号を出力する。
HSOFF信号のHレベル期間における電流検出回路4からのIsns信号は、図5のV(+)波形に示すように負荷電流に対応する信号となっている。また、HSOFF信号のHレベル期間におけるD−A変換器63の出力信号は、図5のV(−)波形に示すようにハイサイドスイッチング素子HSのオフ期間に比例して小さくなる信号となっている。したがって、HSOFF信号のHレベル期間における電流検出回路4からのIsns信号とD−A変換器63の出力信号をサンプリングして、(1)式、あるいは(2)式の成立関係を演算することができる。LSON信号は(1)式、あるいは(2)式の関係が成立したときLレベルのLSON信号(非同期整流)として出力され、(1)式、あるいは(2)式の関係が成立しないときHレベルのLSON信号(同期整流)として出力される。
ここで、ローサイドスイッチング素子のオン抵抗Ron、ローサイドスイッチング素子のゲート電圧Vg、ゲート電圧Vgとローサイドスイッチング素子のゲート容量Cgの積Qg、非同期整流用ダイオードの順電圧降下VFは、所定の定数として設定することができる。また、負荷電流Ioは電流検出回路4からのIsns信号に基づいて決定でき、スイッチング周期Tとハイサイドスイッチング素子のオフ期間ToffはHSOFF信号から決定することができる。
本実施形態でも第1〜第2の実施形態と同様に、スイッチング素子のオフ時間の絶対値、及び負荷電流の大きさを検出し、同期/非同期の切り替えを行うことができる。また、本実施の形態によれば、第2の実施形態と同様にデジタル的に回路を構成でき、アナログ回路で問題となるオフセットの調整や温度による特性変化などをなくすことができ、パルス幅の検出をより正確に行うことができる。更に、本実施形態によれば、ローサイドスイッチング素子のオン抵抗Ron、ローサイドスイッチング素子のゲート電圧Vg、ゲート電圧Vgとローサイドスイッチング素子のゲート容量Cgの積Qg、非同期整流用ダイオードの順電圧降下VF、負荷電流Io、スイッチング周期T、ハイサイドスイッチング素子のオフ期間Toffの全てを用いて、電力損失を正確に評価でき、より効率を向上させることができる。なお、第3の実施形態でも、HSON信号のオフ期間を検出するものとして、第1、第2の実施形態と同様に、デッドタイムの誤差の範囲でHSON信号のオフ期間を検出する変形例を考えることができる。
以上、本発明を実施形態で具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないで、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で変更して実施することができる。
例えば、スイッチング素子はNチャンネルMOSFETに限定されず、PチャンネルMOSFET、あるいはそれらを組み合わせて、CMOSとして構成したものにも適用が可能である。
また、DC−DCコンバータの回路構成も、図1の構成に限定されることはなく、例えば上記実施形態のようにハイサイドスイッチング素子に代わり、インダクタンスを利用して負荷電流を検出することも可能であり、また、トランスを使用したDC−DCコンバータにも適用が可能である。また、非同期整流に使用されるダイオードはスイッチング素子の内蔵ダイオードでなく、外付けのダイオードに対しても適用が可能である。
また、本発明はPWM制御方式、PFM制御方式など種々のパルス駆動方式に適用が可能である。
1・・・DC−DCコンバータ
2・・・ゲート駆動回路
3、6・・・制御切替回路
4・・・電流検出回路
5・・・スイッチング制御回路
31、61・・・D−FF(Dタイプ−フリップ・フロップ)
32・・・RS−FF(RSタイプ−フリップ・フロップ)
62・・・カウンタ回路
63・・・D−A変換器(デジタル−アナログ変換器)
64・・・クロック発生器
71・・・同期/非同期切替判定回路
HS・・・ハイサイドスイッチング素子
LS・・・ローサイドスイッチング素子
HSON・・・ハイサイドスイッチング素子HSのオン・オフ制御信号
LSON’・・・ローサイドスイッチング素子LSのオン・オフ制御信号
LSON・・・同期/非同期切替信号
HSOFF・・・HSON信号の反転信号
L・・・インダクタンス
C1、C2・・・コンデンサ
VIN・・・電源電圧
GND・・・接地
DQ1・・・ローサイドスイッチング素子LSの内蔵ダイオード
Isns・・・電流検出回路4の出力信号
Vc・・・コンデンサC2の電圧
V1・・・基準電圧
V2・・・電源電圧
Vcp1・・・コンパレータCP1の出力電圧
Vcp2・・・コンパレータCP2の出力電圧
Vcp3・・・コンパレータCP3の出力電圧
Vout・・・DC−DCコンバータの出力端子
CS・・・定電流源
SW1〜SW3・・・スイッチ
S1〜S3・・・SW1〜SW3のオン・オフ制御信号
R1、R2・・・抵抗
AND1、AND2・・・アンド回路
NOR1・・・NOR回路
BUF1、BUF2・・・バッファ回路
NOT1、NOT2・・・インバータ回路
CP1、CP2、CP3・・・コンパレータ

Claims (9)

  1. スイッチング素子をオンオフ駆動し、直流入力電圧を所望の直流電圧に変換して出力する同期整流型DC−DCコンバータにおいて、
    前記直流入力電圧に接続されるハイサイドスイッチング素子と、
    前記ハイサイドスイッチング素子がオフのときに電流を前記ハイサイドスイッチング素子に対して交互にオンオフ制御して同期整流するローサイドスイッチング素子と、
    前記ローサイドスイッチング素子に並列接続されたダイオードと、
    前記ハイサイドスイッチング素子のオフ期間の絶対値を検出するか、または前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間に対しデッドタイムの誤差を含む期間の絶対値を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値として検出するオフ期間検出手段と、
    前記オフ期間検出手段で検出された前記オフ期間の絶対値に基づいて同期整流と非同期整流の切り替えを行う制御切替手段と、
    を備えたことを特徴とする同期整流型DC−DCコンバータ。
  2. 負荷電流の値を検出する電流検出手段を備え、
    前記制御切替手段は、
    前記オフ期間検出手段で検出された前記オフ期間の絶対値と前記電流検出手段で検出された電流の値に基づいて同期整流と非同期整流の切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の同期整流型DC−DCコンバータ。
  3. 前記制御切替手段は、
    前記オフ期間検出手段で検出された前記オフ期間内において、前記電流検出手段で検出された前記負荷電流の値が、検出された前記オフ期間の絶対値に対応する値を超えるとき同期整流に切り替え、検出された前記オフ期間の絶対値に対応する値を超えないとき非同期整流に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の同期整流型DC−DCコンバータ。
  4. 前記オフ期間検出手段は、
    前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の開始点または前記ローサイドスイッチング素子のオン期間の開始点で初期充電されたコンデンサの電荷を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間または前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間において定電流で放電し、前記ローサイドスイッチング素子の前記オフ期間の終了点または前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間の終了点で放電を停止し、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オン期間または前記ローサイドスイッチング素子の前記オフ期間で保持し、該保持された前記コンデンサの電圧を前記オフ期間の絶対値に対応する値として求めることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の同期整流型DC−DCコンバータ。
  5. 前記オフ期間検出手段は、
    前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の開始点または前記ローサイドスイッチング素子のオン期間の開始点で初期値にリセットされたカウンタの出力値を、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間または前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間においてカウントダウンし、前記ローサイドスイッチング素子の前記オフ期間の終了点または前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間の終了点でカウントダウンを停止し、前記ハイサイドスイッチング素子の前記オン期間または前記ローサイドスイッチング素子の前記オフ期間で保持し、該保持されたカウンタの出力をD−A変換した電圧値を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値に対応する値として求めることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の同期整流型DC−DCコンバータ。
  6. 周波数変換機能を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の同期整流型DC−DCコンバータ。
  7. スイッチング素子をオンオフ駆動し、直流入力電圧を所望の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータにおいて、
    前記直流入力電圧に接続されるハイサイドスイッチング素子と、
    前記ハイサイドスイッチング素子がオフのときに流れる回生電流を前記ハイサイドスイッチング素子に対して交互にオンオフ制御して同期整流するローサイドスイッチング素子と、
    前記ローサイドスイッチング素子に並列接続されたダイオードと、
    前記ハイサイドスイッチング素子に流れる電流の値Ioを検出する電流検出手段と、
    前記ハイサイドスイッチング素子のオフ期間の絶対値Toffを検出するオフ期間検出手段、前記ローサイドスイッチング素子のオン期間の絶対値Tlsonを検出するオン期間検出手段、または前記絶対値Tlsonから前記絶対値Toffのデッドタイムの誤差を含む値を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値Toff若しくは前記ローサイドスイッチング素子の前記オン期間の絶対値Tlsonとして検出するオフ期間検出手段と、
    前記ローサイドスイッチング素子のオン抵抗をRon、ローサイドスイッチング素子のゲート電圧をVg、ゲート電圧Vgとローサイドスイッチング素子のゲート容量Cgの積をQg、前記ダイオードの順電圧降下をVFとして、
    前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値Toffまたはローサイドスイッチング素子の前記オン期間の絶対値Tlson、及び前記電流の値Io、スイッチング周期Tに基づき、
    (Ron×Io2×Toff/T)+(Vg×Qg/T)−(VF×Io×Toff/T)>0
    または、
    (Ron×Io2×Tlson/T)+(Vg×Qg/T)−(VF×Io×Tlson/T)>0
    の関係が成立するかを演算して判定し、
    成立したときに非同期整流、成立しないとき同期整流とする切替信号を出力する同期/非同期切替判定手段と、
    を備えたことを特徴とする同期整流型DC−DCコンバータ。
  8. 電力を出力側に送り出すときに流れる電流をオンオフ制御するハイサイドスイッチング素子と、前記ハイサイドスイッチング素子がオフのときに出力側から戻る戻り電流を前記ハイサイドスイッチング素子に対して交互にオンオフ制御して同期整流するローサイドスイッチング素子と、前記ローサイドスイッチング素子に並列接続された非同期整流用のダイオードとを備え、前記ハイサイドスイッチング素子と前記ローサイドスイッチング素子をオンオフ駆動し、所望の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータの同期/非同期切替方法において、
    前記ハイサイドスイッチング素子のオフ期間の絶対値を検出するか、または前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間に対しデッドタイムの誤差を含む期間の絶対値を前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値として検出し、
    検出された前記オフ期間の絶対値に基づいて同期整流または非同期整流に切り替えることを特徴とする同期整流型DC−DCコンバータの制御切替方法。
  9. 負荷電流の値を検出する電流検出手段を備え、
    検出された前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間の絶対値、または前記ハイサイドスイッチング素子の前記オフ期間に対しデッドタイムの誤差を含む期間の絶対値と、
    検出された前記電流値と、
    に基づいて同期整流と非同期整流の切り替えを行うことを特徴とする請求項8に記載の同期整流型DC−DCコンバータの制御切替方法。
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