JP5426566B2 - 緩衝器の試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両の台車などに用いられている緩衝器の性能試験を行う、緩衝器の試験装置に関する。
従来から、緩衝器の試験装置は公知となっている。例えば、電動モータを用いたものとして、下記特許文献1に記載の装置が挙げられる。この特許文献1の装置は、与える振動の振幅を試験対象である油圧緩衝器に合わせて変更できるように、変換手段の回転部材に設けられた螺子孔に螺合固定された偏心部材を備えている。
特開2003−28750号公報
しかしながら、特許文献1の装置においては、上記偏心部材を用いた機構のために、緩衝器に与える振動の振幅の変更を行う場合は、手動で偏心部材の螺子止め位置を変更する必要があり、緩衝器の試験の段取りに手間がかかる。更に緩衝器の種類によって大きさが異なるため、初期位置の設定を行う必要があるが、この位置調整は、レバーを用いて手動で行う必要があり、緩衝器の試験の段取りに手間がかかる。
そこで、本発明の目的は、簡素な構成であるとともに、緩衝器に与える振動の振幅の変更や緩衝器の大きさに応じた位置調整が容易であって、緩衝器の試験の段取りに手間がかからない緩衝器の試験装置を提供することである。
(1)
本発明は、緩衝器の減衰力を検出する荷重検出器と、緩衝器の変位を検出する変位検出器とを用いて、本体部および本体部から変移可能である可動部を有する緩衝器の減衰力を測定する緩衝器の試験装置であって、台に支持され、長手方向を有する基体部と、基体部の一端に設けられているモータと、基体部に設けられ、一端がモータに接続されている回転軸と、回転軸と係合し、回転軸の回転運動を回転軸の軸方向の直線往復運動に変換して移動する移動部材と、移動部材に連結されているとともに、緩衝器の可動部および本体部のいずれか一方を保持する第1の保持部材と、基体部に設けられ、緩衝器の本体および可動部のいずれか他方を保持する第2の保持部材と、基体部の長手方向の中央部を軸支する傾動用回転軸と、傾動用回転軸を駆動させる傾動用モータと、を備え、基体部が、台に対して傾動自在に設けられているとともに、所定位置で固定可能である。
上記(1)の構成によれば、従来の緩衝器の試験装置に比べて、試験において変位を与える手段と、与える振動の振幅を設定する手段と、緩衝器の大きさに応じた位置調整を行う手段とを一つの手段で実現できるため、緩衝器に与える振動の振幅の変更や緩衝器の大きさに応じた位置調整が容易となり、緩衝器の試験の段取りを簡素化することができる。更に上記のとおり3つの手段を1つに統合したので試験装置の構成を簡素にすることができる。したがって、コンパクトな緩衝器の試験装置を提供することができる。
上記構成によれば、様々な種類の緩衝器(例えば、いわゆる軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、車端ダンパ、パンタグラフ用ダンパなど)について、実際の使用時と同じ姿勢での試験が可能となる。
(2) 上記(1)の緩衝器の試験装置においては、移動部材が、基体部の外部で、かつ回転軸の軸方向に設けられた直線状案内部材に沿って摺動する摺動部材を有していることが好ましい。
上記(2)の構成によれば、回転軸に偏荷重がかかることが無く、移動部材に連結されている第1の保持部材が、安定して所定方向に移動することができる。したがって、正確な変位を与えることができる。
(3) 上記(1)または(2)のいずれか1つの緩衝器の試験装置においては、荷重検出器が移動部材に取り付けられていることが好ましい。
上記(3)の構成によれば、簡易な構成でありながら、例えば、軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、パンタグラフ用ダンパなどの緩衝器の試験と、例えば車端ダンパなどの緩衝器の試験とを同じ装置で容易に減衰力の測定を行うことができる。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つの緩衝器の試験装置においては、変位検出器が、基体部の他端側に設けられており、かつ第1の保持部材における所定部位の変位を検出するものであることが好ましい。
上記(4)の構成によれば、簡易な構成でありながら、例えば、軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、パンタグラフ用ダンパなどの緩衝器の試験と、例えば車端ダンパなどの緩衝器の試験とを同じ装置で容易に変位の測定を行うことができる。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれか1つの緩衝器の試験装置においては、第2の保持部材が、第1の保持部材に対向して基体部の他端側に設けられた第1部材と、基体部の他端側近傍において回転軸の軸方向と垂直な方向に延設された第2部材とで、構成されていることが好ましい。
上記(5)の構成によれば、例えば、軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、パンタグラフ用ダンパなどの緩衝器の試験と、例えば車端ダンパなどの緩衝器の試験とを特別な治具を用いることなく同じ装置で容易に行うことができる。
(6)
上記(1)〜(5)のいずれか1つの緩衝器の試験装置においては、第1の保持部材および第2の保持部材は、互いに対向して設けられており、第1の保持部材および第2の保持部材は、それぞれ回転軸の軸方向に沿って対向する一対の面を有し、一対の面のうち一方の面を軸方向に沿って移動させる保持駆動部を備え、保持駆動部は、緩衝器を保持する際に、一方の面が他方の面に近づくように移動するように制御されることが好ましい。
上記(6)の構成によれば、対向する一対の面のうち一方の面を移動させる保持駆動部により、緩衝器を保持する際に、一方の面が他方の面に近づくように制御することができるので、緩衝器を容易かつがたつきなく保持することができる。すなわち、緩衝器を取り付ける際は、対向する一対の面の間の距離は、緩衝器を取り付けるのに十分な間隔を有するため、容易に取り付けることができ、緩衝器を取り付けた後は、対向する一対の面の間の距離は、短くなって緩衝器を隙間なく固定することができるので、正確な試験を行うことができる。なお、保持駆動部の動力としては、油圧シリンダ、油圧モータ、空圧シリンダ、空圧モータ、電動モータ、ソレノイド等がある。

上記()の緩衝器の試験装置において、保持駆動部は、電動モータと、電動モータの回転運動を直線運動に変換する直動機構と、からなることが好ましい。
上記()の構成によれば、保持駆動部は、電動モータと、電動モータの回転運動を直線運動に変換する直動機構とからなるので、対向する一対の面のうち一方の面を直線的に移動させることができる。また、電力を使用するので、流体を利用する場合と比較して、配管が不要となるので、構成が簡素化できる。

上記()の緩衝器の試験装置において、直動機構は、ネジおよびナットからなることが好ましい。
上記()の構成によれば、直動機構は、ネジおよびナットからなるので、簡易な構成で直動機構を形成することができる。また、ネジ結合で保持されるので、容量の小さな電動モータでも試験装置の加振の影響を受けることなく、緩衝器を保持できる。

上記(1)〜(8)のいずれか1つの緩衝器の試験装置において、第1の保持部材の一方の面は、基体部の他端側に設けられ、第2の保持部材の一方の面は、基体部の一端側に設けられ、移動部材が基体部の一端側に所定距離だけ移動した後、一方の面が他方の面に近づく方向に移動するように、保持駆動部が制御されることが好ましい。
上記()の構成によれば、第1の保持部材および第2の保持部材の面が、移動部材が基体部の一端側に所定距離だけ移動することにより互いに遠ざかり、緩衝器の両端部を保持し、その後、緩衝器の端部を把持するので、簡素な構成で緩衝器を把持することができる。
つまり、緩衝器の両端部の側面に、第1および第2の保持部材の一方の面を当接させ、緩衝器の両端部の他の側面の側に隙間を空けた後、第1および第2の保持部材の他方の面が、空けられた隙間を詰める形で、緩衝器の両端部の他の側面に当接するため、保持駆動部によって緩衝器の全長は変化せず、容量の小さな駆動力で緩衝器の端部を把持することができ、試験装置の構成を簡素化することができる。
10
上記(1)〜(8)のいずれか1つの緩衝器の試験装置において、第1の保持部材の一方の面は、基体部の一端側に設けられ、第2の保持部材の一方の面は、基体部の他端側に設けられ、移動部材が基体部の他端側に所定距離だけ移動した後、一方の面が他方の面に近づく方向に移動するように、保持駆動部が制御されることが好ましい。
上記(10)の構成によれば、第1の保持部材および第2の保持部材の面が、移動部材が基体部の他端側に所定距離だけ移動することにより互いに近づき、緩衝器の両端部を保持し、その後、緩衝器の端部を把持するので、簡素な構成で緩衝器を把持することができる。
つまり、緩衝器の両端部の側面に、第1および第2の保持部材の一方の面を当接させ、緩衝器の両端部の他の側面の側に隙間を空けた後、第1および第2の保持部材の他方の面が、空けられた隙間を詰める形で、緩衝器の両端部の他の側面に当接するため、保持駆動部によって緩衝器の全長は変化せず、容量の小さな駆動力で緩衝器の端部を把持することができ、試験装置の構成を簡素化することができる。
<第1実施形態>
以下、図面を用いて、本発明の第1実施形態に係る緩衝器の試験装置1について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る緩衝器の試験装置1の概略正面図であって、基体部3の長手方向が鉛直方向となるように設定されたものを示している。図2は、図1の緩衝器の試験装置1の側面図であって、基体部3のみ図1のA−A断面で示したものである。図3は、図1の緩衝器の試験装置1において試験を行うことができる緩衝器7の一例と、該緩衝器7に取り付けられる取付用器具19との関係を示した図であって、(a)が正面図、(b)が側面図、(c)が緩衝器7と取付用器具19を分離した様子を示した図である。取付用器具19には、防振ゴム(図示しない)が設けられている。
本実施形態に係る緩衝器の試験装置1は、台2、基体部3、モータ4、回転軸5、移動部材6、緩衝器7、第1の保持部材8、第2の保持部材9、傾動用モータ10、傾動用回転軸11、荷重検出器12および変位検出器13を含む。
図1及び図2に示すように、基体部3は、台2に支持される。モータ4は、ACサーボモータであり、基体部3の一端に設けられている。回転軸5は、基体部3の内部に設けられ、一端がモータ4に接続されている。移動部材6は、回転軸5と係合し、回転軸5の回転運動を回転軸5の軸方向の直線往復運動に変換して移動する。
また、第1の保持部材8は、移動部材6に連結されているとともに、緩衝器7の可動部7aの一端を保持する。第2の保持部材9は、基体部3に設けられ、緩衝器7の本体7bを保持する。傾動用モータ10は、基体部3を傾動させるために使用される電動モータであり、減速機構とロック機構を備える。傾動用回転軸11は、傾動用モータ10の回転力を基体部3に伝達する。荷重検出器12は、移動部材に取り付けられている、歪みゲージ式ロードセルで構成される。変位検出器13は、基体部3の他端側に設けられているレーザ式反射型の距離センサから構成される。
ここで変形例として、荷重検出器12は、歪みゲージ式ロードセルに限らず、ピエゾ素子の圧電効果などを利用したものであってもよい。変位検出器13は、レーザ式反射型の距離センサなどレーザ方式の非接触センサに限らず、赤外線や超音波を用いた非接触センサや電気抵抗や磁気やCDSセルなどを用いた接触型のセンサであってもよい。
また、モータ4に高精度のエンコーダが内蔵されていれば、それを変位検出器13として用いることもできる。
台2は、底板2aと、底板2aに垂直に立設された柱状部材2bと、柱状部材2bの下部を底板2aとともに支持固定する支持固定部材2c、2d、2eとを有している。
基体部3は、背板3aと、背板3aの両側部に取り付けられた側板3b、3cと、背板3a及び側板3b、3cの上部に設けられ、モータ4を支持固定している上板3dと、側板3b、3cの下部において、側板3b、3cを連結固定している正面板3eとを有している。上板3dは、モータ4が回転軸5に接続できるように略中央部に開口部(図示せず)が設けられている。
モータ4には、伝達用回転軸14を介して回転軸5が接続されている。回転軸5の一端部及び他端部は、背板3aに設けられたベアリング付きの回転軸支持部材15、16によって回転自在に支持されている。ここで、一変形例として、伝達用回転軸14を用いずに、直接、回転軸5をモータ4の駆動部に接続してもよい。
移動部材6は、板部材6aと、板部材6bの背面側の四隅に設けられた複数の摺動部材6b(一部、図示せず)と、板部材6aに連結部材6cを介して連結された本体6dとを有している。摺動部材6aは、側板3b、3cそれぞれの正面側部分に設けられた例えばリニアガイドからなる直線状の案内部材17、18に、回転軸5の軸方向に摺動自在となるように係合されている。本体6dは、回転軸5の回転運動を回転軸5の軸方向の直線往復運動に変換する主要部分であり、ここでは、回転軸5とともにボールネジを構成しており、雌ネジが形成されたナット部材を有している部分である。
ここで、変形例として、移動部材6の本体6d及び回転軸5を有した機構は、モータ4を駆動源としたボールスプライン機構又はすべりねじ機構としてもよい。
また、案内部材17、18は2つ設けられているが、1つでも構わない。
緩衝器7は、ピストンである可動部7aと、シリンダーである本体7bと、可動部7aに設けられ、所定箇所において支持される被支持部7cと、本体7bに設けられ、先端部に雄ネジが切られた軸部7dとを有している。なお、軸部7dは、雌ネジが切られ、第2の保持部材9に架けるために軸が設けられたアタッチメント器具である取付用器具19の穴19aに螺嵌することができるようになっている(図3(a)〜(c)参照)。これにより、容易に緩衝器の本体7bを支持できる。また、緩衝器7は、一例であり、他の種類の緩衝器7も適宜取り付けることができる。
第1の保持部材8は、複数の板部材などからなり、移動部材6の上に設けられている。また、第1の保持部材8の先端部には、緩衝器7の可動部7aに設けられた被支持部7cを架けることができるように、板部材8dに設けられ、切り欠き部を有する一対のコの字状板部材8a、8bが回転軸5の軸方向に沿って平行に対称配置されている。
第2の保持部材9は、複数の板部材などからなり、正面板3eの上に設けられている。また、第2の保持部材9の先端部には、第1の保持部材8の先端部と同様に、緩衝器7の軸部7dに取り付けられた取付用器具19を架けることができるように、切り欠き部を有した一対のコの字状板部材9a、9bが回転軸5の軸方向に沿って平行に対称配置されている。
なお、図示していないが、取付用器具19が取り付けられた緩衝器7は、試験中に脱落しないように、コの字状板部材8a、8b及びコの字状板部材9a、9bに設けられた、油圧機構によるクランプによって固定されている。
傾動用モータ10は、傾動用回転軸11とともに柱状部材2bを挟むように設けられており、図4及び図5に示すように、基体部3を斜め(角度は適宜調整可能)又は水平の状態となるように傾動させることができるものである。また、基体部3が所定角度まで傾動した後は、基体部3が動かないように傾動用モータ10のロック機構(図示せず)でロックされる。
荷重検出器12は、いわゆるパンケーキ型と呼ばれるもので、一端面が板部材8cと係合し、他端面が板部材8dと係合されるように設けられており、緩衝器が発生する減衰力を検出するものである。荷重検出器12によって検出した減衰力のデータは、信号線12aを介してパソコンなどの外部のデータ記憶装置(図示せず)などに送られるようになっている。
変位検出器13は、基体部3の他端側であって第2の保持部材9の近傍に設けられており、第1の保持部材8における所定部位(例えば、板部材8cの表面)の変位を検出することによって、緩衝器の変位を間接的に検出するものである。なお、検出された変位のデータは、信号線13aを介してパソコンなどの外部のデータ記憶装置(図示せず)などに送られるようになっている。
次に、本実施形態に係る緩衝器の試験装置1の試験方法について説明する。まず、パソコンなどの制御装置(図示せず)に設けられているタッチパネル又はキーボードなどを用いて試験を行う、緩衝器7の種別を選択する。次に緩衝器7を試験装置1に必要に応じて取付用器具19を介して取り付ける。そして緩衝器7の実使用時の姿勢になるように傾動用モータ10を作動させる。なお、緩衝器7を試験装置1に取り付けるときに、一対のコの字状板部材8a、8bと一対のコの字状板部材9a、9bとの間の距離と、緩衝器7又は取付用器具19が取り付けられた緩衝器7の長さとが合わない場合には、モータ4を微速運転し、一対のコの字状板部材8a、8bと一対のコの字状板部材9a、9bとの間の距離を調整し、緩衝器7又は取付用器具19が取り付けられた緩衝器7の長さと合わせる。そして、緩衝器7又は取付用器具19が取り付けられた緩衝器7を、一対のコの字状板部材8a、8bと一対のコの字状板部材9a、9bとに取り付け、クランプで固定する。なお、例えば、試験を行う緩衝器7が軸ダンパであれば、基体部3の長手方向が鉛直方向となるように設定し、左右動ダンパ又はヨーダンパであれば、基体部3の長手方向が水平方向となるように設定し、パンタグラフ用ダンパであれば、基体部3の長手方向が斜めに傾けた状態となるように設定する。
次に、モータ4を運転し、回転軸5を回転させる。これにより、移動部材6が所定の速度及びストロークで回転軸5の軸方向に沿って往復運動する。まず、慣らし運転として、所定距離の往復運動を所定回数行う。その後、本試験として所定距離の往復運動を所定回数行う。このとき、荷重検出器12及び変位検出器13によって、緩衝器7が発生する減衰力及び緩衝器7の変位を検出し、試験速度時の減衰力として記録する。そして、測定されたデータから減衰力が合格基準に達しているかどうかを試験者が判定する。この判定後に、緩衝器7を取り外し、他の緩衝器7を上記と同様に取り付け、再度、試験を行う。これを試験が必要な緩衝器7の数だけ繰り返し行う。
なお、上述のモータ4及び傾動用モータ10の各運転操作は、運転プログラムを有したコンピュータなどを用いて半自動化してもよい。また上記判定は、パソコンなどの制御装置(図示せず)に組み込まれた判定プログラムを用いて行ってもよい。また、必要であれば、記録したデータを外部のデータ記憶装置などに転送し、保存してもよい。
本実施形態によれば、試験装置1において、試験において変位を与える手段と、与える振動の振幅を設定する手段と、緩衝器7の大きさに応じた位置調整を行う手段とを一つの手段で実現できるため、緩衝器7に与える振動の振幅の変更や緩衝器7の大きさに応じた位置調整が容易となり、緩衝器7の試験の段取りを簡素化することができる。更に上記のとおり3つの手段を1つに統合したので試験装置1の構成を簡素にすることができる。したがって、コンパクトな緩衝器7の試験装置1を提供することができる。
加えて、基体部3が、台2に対して傾動自在に設けられているとともに、所定位置で固定自在であるため、様々な種類の緩衝器7(例えば、いわゆる軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、パンタグラフ用ダンパなど)について、使用時と同じ姿勢での試験が可能な緩衝器の試験装置1を提供することができる。
また、移動部材6が、基体部3の外部に回転軸5の軸方向に設けられた直線状の案内部材17、18に沿って摺動する複数の摺動部材6aを有しているので、回転軸5に偏荷重がかかることが無く、移動部材6に連結されている第1の保持部材8が、安定して回転軸5の軸方向に移動することができる。したがって、正確な変位を与えることができる。
さらに、荷重検出器12が移動部材6に取り付けられているので、簡易な構成でありながら、例えば、軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、パンタグラフ用ダンパなどの緩衝器7の試験と、例えば車端ダンパなどの緩衝器7の試験とを同じ装置で容易に減衰力の測定を行うことができる。
<第1実施形態の他の使用例>
次に、上記第1実施形態に係る緩衝器の試験装置1において、他の緩衝器の減衰力を測定する場合について一例を用いて説明する。図6は、図5の状態における緩衝器20の試験装置1の上視図であって、基体部3については長手方向断面図として示したものである。図7は、図1の緩衝器の試験装置1において試験を行うことができる緩衝器20の一例と、該緩衝器20に取り付けられる取付用器具21との関係を示した図であって、(a)が正面図、(b)が側面図、(c)が緩衝器20と取付用器具21とを分離した様子を示した図である。
本使用例の緩衝器の試験装置1は、図5及び図6に示したように、基体部3が水平な状態に設定されている。また、緩衝器7の代わりに、緩衝器20が設置されている。
緩衝器20は、いわゆる左右動ダンパであって、図7(a)〜(c)に示すように、ピストンである可動部20aと、シリンダーである本体20bと、可動部20aに設けられ、アタッチメント器具である柱状の取付用器具21を介して所定箇所において支持される第1の被支持部20cと、本体20bに設けられ、所定箇所において支持される第2の被支持部20dとを有している。
本使用例においても、上記第1実施形態と同様の試験方法で、緩衝器20の減衰力を測定することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る緩衝器の試験装置31について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る緩衝器の試験装置31の概略正面図であって、基体部33の長手方向が水平方向となるように設定されたものを示した図である。図9は、図8の緩衝器の試験装置31の上視図であって、基体部33のみ図8のB−B断面矢視図として示したものである。図10は、図8の緩衝器の試験装置31において試験を行うことができる緩衝器37の一例と、該緩衝器37に取り付けられる取付用器具49、50、51との関係を示した図であって、(a)が正面図、(b)が側面図、(c)が緩衝器と取付用器具とを分離した様子を示した図である。なお、符号32〜36、38、40〜48の部分と、上記第1実施形態の符号2〜6、8、10〜18の部分とは、順に同様であるので、説明を省略することがある。
本実施形態の緩衝器の試験装置31においては、上記第1実施形態における第2の保持部材9の代わりに、第2の保持部材39が基体部33に設けられている点で、上記第1実施形態に係る緩衝器の試験装置1と異なっている。
第2の保持部材39は、基体部33の他端側(モータ34と反対側の端部)近傍において、回転軸35の軸方向と垂直な方向に延設された板状部材である。また、例えば、いわゆる車端ダンパと呼ばれる緩衝器37(図10(a)〜(c)参照)を、図9に示したように取り付けることができるようになっている。
緩衝器37は、アーム状の可動部37aと、シリンダー状の本体37bとを有しているものである。可動部37aは、図10(a)に示したように、本体37bに接続されている部分を軸として可動するものであり、先端には、アタッチメント器具である取付用器具49、50、51を介して第1の保持部材38に支持されるものである。
取付用器具49の一端部には、切り欠き部を有した一対のコの字状板部材38a、38bと同様のコの字状部位49a、49bが設けられており、取付用器具51を介して可動部37aを所定範囲で可動自在に支持するものである。また、取付用器具49の他端部には、取付用器具50を嵌合することができる孔49cが設けられており、取付用器具50を介して一対のコの字状板部材38a、38bに支持されるようになっている。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の試験方法で、アーム状の可動部37aを図10(a)に示したように揺動させることによって、緩衝器37の減衰力を測定することができる。
また、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。特に、いわゆる車端ダンパの試験を容易に行うことができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る緩衝器の試験装置61について説明する。図11は、本発明の第3実施形態に係る緩衝器の試験装置61の概略正面図であって、基体部63の長手方向が水平方向となるように設定されたものを示した図である。なお、符号62〜66、68〜78の部分と、上記第1実施形態の符号2〜6、8〜18の部分とは、順に同様であるので、説明を省略することがある。また、符号79の部分と、上記第2実施形態の符号39の部分とは同様であるので、説明を省略することがある。
本実施形態の緩衝器の試験装置61においては、第2の保持部材80として、上記第1実施形態における第2の保持部材9と同様の部材(第1部材)69と、上記第2実施形態における第2の保持部材39と同様の部材(第2部材)79とが、基体部63に設けられている点で、上記第1実施形態に係る緩衝器の試験装置1及び上記第2実施形態に係る緩衝器の試験装置31のそれぞれと異なっている。なお、部材79は使用されない場合に、基体部63から取り外しできるように構成されている。その他の点においては、緩衝器の取付用器具の用い方及び減衰力の測定方法などにおいても第1実施形態及び第2実施形態とほぼ同様である。
本実施形態によれば、第1実施形態及び第2実施形態の両方の作用効果を奏する緩衝器の試験装置61を提供できる。つまり、緩衝器の取付用器具を変更するだけで、第1実施形態及び第2実施形態において測定できた緩衝器のすべて、例えば軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、パンタグラフ用ダンパなどの緩衝器の試験と、例えば車端ダンパなどの緩衝器の試験とを同じ装置で容易に減衰力の測定を行うことができる。
また、変位検出器73が、基体部63の他端側に設けられており、第1の保持部材68における所定部位の変位を検出するものなので、簡易な構成でありながら、例えば、軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、パンタグラフ用ダンパなどの緩衝器の試験と、例えば車端ダンパなどの緩衝器の試験とを同じ装置で容易に変位の測定を行うことができる。
さらに、第2の保持部材80は、第1の保持部材68に対向して基体部63の他端側に設けられた部材69と、基体部63の他端側近傍において回転軸65の軸方向と垂直な方向に延設された板状の部材79と、で構成されているので、例えば、軸ダンパ、上下動ダンパ、左右動ダンパ、ヨーダンパ、パンタグラフ用ダンパなどの緩衝器の試験と、例えば車端ダンパなどの緩衝器の試験とを特別な治具を用いることなく同じ装置で容易に行うことができる。なお、部材79は板状に限られるものではなく、緩衝器を支持可能であれば、棒状など他の形状も採用可能である。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係る緩衝器7の試験装置101について説明する。以下、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態と異なる点について主に説明を行う。
図12は、本発明の第4実施形態に係る緩衝器7の試験装置101の概略正面図であり、図13は、緩衝器7の試験装置101の上視図であって、基体部3のみ図12のC−C断面矢視図として示したものである。
図12および図13に示すように、第4実施形態に係る緩衝器7の試験装置101においては、図1および図2の第1の保持部材8、第2の保持部材9の代わりに電動クランプ108,109を備える。電動クランプ108,109は、図1および図2のコの字状板部材8a,8b,9a,9bの代わりに、一対のクランプ部材、固定クランプ部材118a,118bおよび可動クランプ部材128a,128bをそれぞれ備える。
以下、電動クランプ108,109の構造について詳細に説明を行う。図14は、電動クランプ108,109の側断面の一例を示す模式的断面図であり、図15は、図14の電動クランプ108,109の上面矢視の一例を示す模式的一部切り欠き図である。
図14および図15に示すように、電動クランプ108,109は、主に固定クランプ部材118a,118b、可動クランプ部材128a,128b、ナット120、30度の台形ネジ軸129、電動クランプモータ130、一対の平歯車140,141および軸受151からなる。
固定クランプ部材118a,118bは、筐体に固定して設けられ、当該筐体内部に電動クランプモータ130が設けられる。電動クランプモータ130の軸には、一対の平歯車140,141のうち平歯車140が軸支され、平歯車140に平歯車141が噛み合って配設される。
平歯車141が回転することにより台形ネジ軸129が従動回転される。台形ネジ軸129の一端側には、軸受151が設けられ、台形ネジ軸129の他端側には、可動クランプ部材128a,128bが設けられている。
また、台形ネジ軸129には、ナット120が設けられ、台形ネジ軸129の直径およびナット120との締結力により、可動クランプ部材128a,128bの固定力が決定される。
以下、電動クランプ108,109の動作について詳細に説明する。図16は、緩衝器7の取り付け時の制御方法の一例を示すフローチャートであり、図17から図21は、緩衝器7の取り付け時の制御方法の一例を示す模式的工程図である。図17は、図16のステップS2の動作(電動クランプ108および電動クランプ109に緩衝器7を取り付ける状態)の一例を示す模式図であり、図18は図16のステップS3の動作の一例を示す模式図であり、図19は図16のステップS4の動作の一例を示す模式図であり、図20および図21は図19の可動クランプ部材128aの一部を拡大した拡大図である。
図16に示すように、緩衝器7が取付け可能になるまでモータ4を作動させる(ステップS1)。それにより、電動クランプ108が移動される。そして、作業者により緩衝器7の取付けが行われる(ステップS2)。この場合、図17に示すように、矢印H1の方向に緩衝器7の被支持部7cおよび取付用器具19の軸19cが、それぞれ固定クランプ部材118a,118bおよび可動クランプ部材128a,128bにより形成された間隙に挿入される。この場合、当該間隙は、円滑に緩衝器7が挿入できる空間を有している。すなわち、ステップS1においては、緩衝器7の初期設定長さに応じてモータ4が制御される。
続いて、所定距離だけ緩衝器7が延伸される方向にモータ4を作動させる(ステップS3)。この場合、図18に示すように、電動クランプ108が矢印V1の方向に移動される。それにより、緩衝器7の被支持部7cおよび取付用器具19の軸19cが、それぞれ固定クランプ部材118a,118bに接触される。この場合、緩衝器7の被支持部7cおよび取付用器具19の軸19cは、可動クランプ部材128a,128bに接触していない状態である。すなわち、緩衝器7の被支持部7cおよび取付用器具19の軸19cの大きさよりも大きな間隙が形成されているので、被支持部7cおよび軸19cが、固定クランプ部材118a,118bにのみ接触される。なお、被支持部7cおよび軸19cが、固定クランプ部材118a,118bに接触したか否かは、時間またはモータ4の電流変化等により判定することができる。
最後に、電動クランプ108の電動クランプモータ130を作動させ、緩衝器7を保持する(ステップS4)。この場合、図19〜図21に示すように、可動クランプ部材128aが矢印V21の方向または矢印−V21の方向に移動して、固定クランプ部材118aとの間隙を狭くし、緩衝器7の被支持部7cおよび取付用器具19の軸19cを把持する。この場合、可動クランプ部材128aは、台形ネジ軸129とナット120との締結力により固定される。なお、被支持部7cおよび軸19cが、固定クランプ部材118a,118bおよび可動クランプ部材128aに挟持されたか否かは、時間または電動クランプモータ130の電流変化等により判定することができる。
このように、第4実施形態に係る緩衝器の試験装置101においては、電動により緩衝器7の両端を保持する動作を行うことができ、台形ネジ軸129とナット120との締結力により緩衝器7の両端を把持することができる。その結果、電動クランプモータ130の電力を常に発生させて固定を行う必要がなく、省電力化を図ることができる。
また、作業者が、緩衝器7の両端の大きさに合わせて、隙間が無いように電動クランプ108,109を調整する必要がないので、簡単に緩衝器7の取り付け作業を行うことができる。すなわち、緩衝器7の両端が容易に取り付けられるほどの隙間を確保できるので、緩衝器7の取り付け作業が容易になる。
さらに、緩衝器7のサイズに応じて、モータ4を作動させて固定クランプ部材118a,118bに接触させた後に、電動クランプモータ130を作動させて、可動クランプ部材128a,128bを移動させるので、緩衝器7の両端にがたつきを発生させることなく、保持することができる。その結果、正確な試験を容易に行うことができる。
また、緩衝器の試験装置101においては、流体シリンダを用いる場合と比較して、配管が不要となるので、構成が簡素化し、製造コストも低減することができる。電動クランプ108,109の電動クランプモータ130で、緩衝器7の全長を変化させることはないので、電動クランプモータ130の容量を小さくすることができ、コンパクト化を図ることができる。
また、直動機構としては、台形ネジ軸129およびナット120からなるすべりネジ構造に限定されず、他の任意の構造、例えば、台形ネジではなく、三角ネジを用いるすべりネジ機構や、高減速のギアを介してモータに接続されたピニオンと、ラックから構成されるラックピニオン機構等を用いるものであってもよい。また、一対の平歯車140,141の代わりにウォームギアで台形ネジ軸129を駆動するものであっても良い。さらに、本実施の形態においては、電動クランプ108,109は、電動クランプモータ130から遠い側に固定クランプ部材118a,118bを設け、近い側に可動クランプ部材128a,128bを設けることとしたが、これに限定されず、電動クランプモータ130に近い側固定クランプ部材118a,118bを設け、遠い側に可動クランプ部材128a,128bを設ける構成にしてもよい。なお、この場合、ステップS3では、所定距離だけ緩衝器7が短縮される方向にモータ4が作動される。
なお、上記の第1〜第4の実施の形態で適用可能な緩衝器7として、油圧や空圧などの流体圧を用いた緩衝器や、バネなどの機械部品を用いた緩衝器がある。
本実施の形態に係る緩衝器7の試験装置101においては、電動クランプ108が第1の保持部材に相当し、電動クランプ109が第2の保持部材に相当し、可動クランプ部材128a,128bおよび固定クランプ部材118a,118bが対向する一対の面に相当し、電動クランプモータ130および一対の平歯車140,141が保持駆動部に相当し、台形ネジ軸129とナット120がネジおよびナットに相当し、矢印V21の方向および矢印−V21の方向が近づく方向に相当する。
なお、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で設計変更できるものであり、上記実施形態又は変形例に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、摺動部材を設けたものとしているが、設けられていない緩衝器の試験装置であってもかまわない。また、上記実施形態又は変形例の試験装置への緩衝器の取り付けは、本体部と可動部との向きを逆にしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る緩衝器の試験装置の概略正面図(基体部の長手方向は鉛直方向)である。 図1の緩衝器の試験装置の側面図である。 図1の緩衝器の試験装置で試験可能な緩衝器の一例を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る緩衝器の試験装置の概略正面図(基体部の長手方向は斜め方向)である。 本発明の第1実施形態に係る緩衝器の試験装置の概略正面図(基体部の長手方向は水平方向)である。 図5の状態における緩衝器の試験装置の上視図である。 図1の緩衝器の試験装置で試験可能な緩衝器の一例を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る緩衝器の試験装置の概略正面図(基体部の長手方向は水平方向)である。 図8の緩衝器の試験装置の上視図である。 図8の緩衝器の試験装置で試験可能な緩衝器の一例を示した図である。 本発明の第3実施形態に係る緩衝器の試験装置の概略正面図(基体部の長手方向は水平方向)である。 本発明の第4実施形態に係る緩衝器の試験装置の概略正面図である。 緩衝器の試験装置の上視図であって、基体部のみ図12のC−C断面矢視図として示したものである。 電動クランプの側断面の一例を示す模式的断面図である。 図14の電動クランプの上面矢視の一例を示す模式的一部切り欠き図である。 緩衝器の取り付け時の制御方法の一例を示すフローチャートである。 図16のステップS2の動作(電動クランプに緩衝器を取り付ける状態)の一例を示す模式図である。 図16のステップS3の動作の一例を示す模式図である。 図16のステップS4の動作の一例を示す模式図である。 図19の可動クランプ部材の一部を拡大した拡大図である。 図19の可動クランプ部材の一部を拡大した拡大図である。
1、31、61、101 緩衝器の試験装置
2、32、62 台
2a、32a、62a 底板
2b、32b、62b 柱状部材
2c、32c、62c 支持固定部材
3、33、63 基体部
3a、33a、63a 背板
3b、3c、33b、33c、63b、63c 側板
3d、33d、63d 上板
3e、33e、63e 正面板
4、34、64 モータ
5、35、65 回転軸
6、36、66 移動部材
6a、6b、36a、36b、66a、66b 板部材
6c、36c、66c 連結部材
6d、36d、66d 本体
7、20、37、67 緩衝器
7a、20a、37a、67a 可動部
7b、20b、37b、67b 本体
7c、20c 被支持部
7d、20d 軸部
8、9、38、39、68、80 保持部材
8a、8b、9a、9b、38a、38b、68a、68b、69a、69b コの字状板部材
8c、8d、38c、38d、68c、68d 板部材
10、40、70 傾動用モータ
11、41、71 傾動用回転軸
12、42、72 荷重検出器
12a、13a、42a、43a、72a、73a 信号線
13、43、73 変位検出器
14、44、74 伝達用回転軸
15、16、45、46、75、76 回転軸支持部材
17、18、47、48、77、78 案内部材
19、21、49、50、51 取付用器具
19a 穴
49a、49b コの字状部位
69、79 部材
108、109 電動クランプ
118a、118b 固定クランプ部材
128a、128b 可動クランプ部材
120 ナット
129 ボールネジ軸
130 電動クランプモータ
140、141 一対の平歯車
151 軸受

Claims (10)

  1. 緩衝器の減衰力を検出する荷重検出器と、前記緩衝器の変位を検出する変位検出器とを用いて、本体部および前記本体部から変位可能である可動部を有する前記緩衝器の減衰力を測定する緩衝器の試験装置であって、
    台に支持され、長手方向を有する基体部と、
    前記基体部の一端に設けられているモータと、
    前記基体部に設けられ、一端が前記モータに接続されている回転軸と、
    前記回転軸と係合し、前記回転軸の回転運動を前記回転軸の軸方向の直線往復運動に変換して移動する移動部材と、
    前記移動部材に連結されているとともに、前記緩衝器の可動部および本体部のいずれか一方を保持する第1の保持部材と、
    前記基体部に設けられ、前記緩衝器の本体部および可動部のいずれか他方を保持する第2の保持部材と、
    前記基体部の長手方向の中央部を軸支する傾動用回転軸と、
    前記傾動用回転軸を駆動させる傾動用モータと、を備え、
    前記基体部が、前記台に対して傾動自在に設けられているとともに、所定位置で固定可能である、緩衝器の試験装置。
  2. 前記移動部材は、前記基体部の外部で、かつ前記回転軸の軸方向に設けられた直線状案内部材に沿って摺動する摺動部材を有する、請求項1記載の緩衝器の試験装置。
  3. 前記荷重検出器は、前記移動部材に取り付けられた、請求項1または2記載の緩衝器の試験装置。
  4. 前記変位検出器は、前記基体部の他端側に設けられており、かつ前記第1の保持部材における所定部位の変位を検出するものである、請求項1〜のいずれか1項に記載の緩衝器の試験装置。
  5. 前記第2の保持部材は、前記第1の保持部材に対向して前記基体部の他端側に設けられた第1部材と、前記基体部の他端側近傍において前記回転軸の軸方向と垂直な方向に延設された第2部材と、で構成された、請求項1〜のいずれか1項に記載の緩衝器の試験装置。
  6. 前記第1の保持部材および前記第2の保持部材は、互いに対向して設けられており、
    前記第1の保持部材および前記第2の保持部材は、それぞれ前記回転軸の軸方向に沿って対向する一対の面を有し、
    前記一対の面のうち一方の面を前記軸方向に沿って移動させる保持駆動部を備え、
    前記保持駆動部は、前記緩衝器を保持する際に、一方の面が他方の面に近づくように移動するように制御される請求項1〜のいずれか1項に記載の緩衝器の試験装置。
  7. 前記保持駆動部は、電動モータと、前記電動モータの回転運動を直線運動に変換する直動機構と、からなる、請求項記載の緩衝器の試験装置。
  8. 前記直動機構は、ネジおよびナットからなる、請求項記載の緩衝器の試験装置。
  9. 前記第1の保持部材の一方の面は、前記基体部の他端側に設けられ、
    前記第2の保持部材の一方の面は、前記基体部の一端側に設けられ、
    前記移動部材が前記基体部の一端側に所定距離だけ移動した後、
    前記一方の面が前記他方の面に近づく方向に移動するように、前記保持駆動部が制御される、請求項1〜のいずれか1項に記載の緩衝器の試験装置。
  10. 前記第1の保持部材の一方の面は、前記基体部の一端側に設けられ、
    前記第2の保持部材の一方の面は、前記基体部の他端側に設けられ、
    前記移動部材が前記基体部の他端側に所定距離だけ移動した後、
    前記一方の面が前記他方の面に近づく方向に移動するように、前記保持駆動部が制御される、請求項1〜のいずれか1項に記載の緩衝器の試験装置。
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