JP5425721B2 - ハイブリッド型作業機械 - Google Patents

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Description

本発明はハイブリッド型作業機械に係り、特に、蓄電器としてキャパシタを用いたハイブリッド型作業機械に関する。
油圧ポンプを駆動するエンジンを電動機でアシストするハイブリッド型作業機械が用いられるようになっている。ハイブリッド型作業機械には、電動機を駆動するための電力源として充放電可能な蓄電器が必要となる。蓄電器として、放電及び蓄電が自由に行える大容量のキャパシタを用いることができる。蓄電器として電気二重層キャパシタを用いたハイブリッド型建設機械が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。蓄電器として電気二重層キャパシタを用いることによって、効率のよい充放電が可能となる。
特開2007−155586号公報
キャパシタは長期間の使用により劣化し、その静電容量(電力を蓄えておく性能)は減少する。キャパシタの劣化は、電極表面の閉塞に起因するものと考えられている。キャパシタの劣化は、端子間に高電圧が印加されるほど、あるいは周囲温度が高温となるほど加速されることがわかっている。
キャパシタが劣化するとキャパシタが蓄積できる電力量が減少し、その内部抵抗が増大する。したがって、キャパシタが劣化すると、電気負荷に対して適切な電力を供給することができなくなり、電気負荷による作業が行えなくなったり、作業動作が遅くなる等の問題が生じたりするおそれがある。また、電気負荷による各動作において規定の力が発揮できないという問題が発生するおそれがある。そこで、キャパシタの劣化を簡単に精度良く判定する技術の開発が要望されている。
本発明によれば、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、該エンジンに接続された電動発電機と、該電動発電機に電力を供給するための蓄電器とを有するハイブリッド型作業機械であって、前記電動発電機を発電運転して前記電動発電機から出力された電力として現充電エネルギを算出し、前記蓄電器の初期静電容量に基づいて、該現充電エネルギが前記蓄電器に供給された際に前記蓄電器に蓄積される電力として仮想充電エネルギを算出し、前記現充電エネルギと前記仮想充電エネルギとを比較して前記蓄電器の劣化を判定するハイブリッド型作業機械が提供される。
上述のハイブリッド型作業機械において、前記現充電エネルギより前記仮想充電エネルギが大きい場合に、前記蓄電器が劣化していると判定することが好ましい。前記電動発電機の出力電流と出力電圧とから前記現充電エネルギを算出することとしてもよい。あるいは、前記電動発電機の出力指令値から前記現充電エネルギを算出することとしてもよい。また、前記蓄電器の端子間電圧から前記仮想充電エネルギを算出することとしてもよい。
本発明によれば、電動発電機を発電運転して蓄電器に充電を行なう際に電動発電機から出力される充電エネルギと蓄電器の端子間電圧から算出される充電エネルギを比較するだけで、蓄電器の劣化を容易に判定することができる。
本発明が適用されるハイブリッド型作業機械の一例であるハイブリッド式ショベルの側面図である。 ハイブリッド式ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。 蓄電系の構成を示すブロック図である。 電動発電機を駆動して発電した際の発電電力を示すグラフである。 キャパシタを充電する際のキャパシタの端子間電圧の変化を示すグラフである。 旋回機構を電動化し且つブーム回生を行なうハイブリッド式ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。 ハイブリッド式ブルドーザの側面図である。 ハイブリッド式ブルドーザの駆動系の構成を示す図である。
図1は、本発明が適用されるハイブリッド型作業機械の一例であるハイブリッド式ショベルの側面図である。
ハイブリッド式ショベルの下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端に、アーム5が取り付けられ、アーム5の先端にバケット6が取り付けられている。ブーム4,アーム5及びバケット6は、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。上部旋回体3には、キャビン10が設けられ、且つエンジン等の動力源が搭載される。
図2は、図1に示すハイブリッド式ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。図2において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は実線でそれぞれ示されている。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、変速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続されている。変速機13の出力軸には、油圧ポンプとしてメインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
コントロールバルブ17は、ハイブリッド式ショベルにおける油圧系の制御を行う制御装置である。下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9は、高圧油圧ラインを介してコントロールバルブ17に接続される。また、旋回機構2を駆動するための旋回用油圧モータ2Aもコントロールバルブ17に接続される。
電動発電機12には、インバータ18Aを介して、蓄電器を含む蓄電系120が接続される。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。操作装置26は、レバー26A、レバー26B、ペダル26Cを含む。レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cは、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29にそれぞれ接続される。圧力センサ29は、電気系の駆動制御を行うコントローラ30に接続されている。
図3は蓄電系120の構成を示すブロック図である。蓄電系120は、蓄電器としてのキャパシタ19と、昇降圧コンバータとDCバス110とを含む。本実施形態では、キャパシタ9として電気二重層キャパシタのような大容量のキャパシタを用いることとする。
一定電圧蓄電部としてのDCバス110は、キャパシタ19と電動発電機1との間での電力の授受を制御する。キャパシタ19には、キャパシタ電圧値を検出するためのキャパシタ電圧検出部112と、キャパシタ電流値を検出するためのキャパシタ電流検出部113が設けられている。キャパシタ電圧検出部112とキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電圧値とキャパシタ電流値は、コントローラ30に供給される。
昇降圧コンバータ100は、電動発電機12の運転状態に応じて、DCバス電圧値を一定の範囲内に収まるように昇圧動作と降圧動作を切り替える制御を行う。DCバス110は、インバータ18Aと昇降圧コンバータ100との間に配設されており、キャパシタ19と電動発電機12との間での電力の授受を行う。また、インバータ20には、インバータ20の電圧値を検出するためのインバータ電圧検出部114と、インバータ20の電流値を検出するためのインバータ電流検出部115とが設けられている。インバータ電圧検出部114とインバータ電流検出部115によって検出されるインバータ電圧値とインバータ電流値は、コントローラ30へ供給される。また、インバータ電圧検出部114とインバータ電流検出部115は、DCバス110に設置されてもよい。
図2に戻り、コントローラ30は、ハイブリッド式ショベルの駆動制御を行う主制御部としての制御装置である。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、CPUが内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムを実行することにより実現される装置である。
コントローラ30は、電動発電機12の運転制御(電動(アシスト)運転又は発電運転の切り替え)を行うとともに、昇降圧制御部としての昇降圧コンバータ100を駆動制御することによるキャパシタ19の充放電制御を行う。コントローラ30は、キャパシタ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(電動(アシスト)運転又は発電運転)に基づいて、昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切替制御を行い、これによりキャパシタ19の充放電制御を行う。
この昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切替制御は、DCバス電圧検出部111によって検出されるDCバス電圧値、キャパシタ電圧検出部112によって検出されるキャパシタ電圧値、及びキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電流値に基づいて行われる。
次に、上述のハイブリッド式ショベルにおけるキャパシタ19の劣化判定について説明する。本実施形態では蓄電器としてキャパシタを用いることとする。
電動発電機12で発電した電力(エネルギ)ΔEasmは、電動発電機12の出力(電力)を時間積分することで求めることができる。図5は電動発電機12を駆動して発電した際の発電電力を示すグラフである。電動発電機12で発電した電力(エネルギ)は、インバータ18Aを介して蓄電系120のDCバス110に供給され、コンバータ100を介してキャパシタ16に供給される。したがって、図4に示すように、電動発電機12で発電した電力(エネルギ)ΔEasmは、インバータ18Aの出力電力Pasmを時間t1から時間t2までの範囲で時間積分することで求めることができる。インバータ18Aの出力電力Pasmは、インバータ18Aの出力側の電流Iinvと電圧Vinvとの積で表されるから、インバータ18Aの出力側の電流Iinv及び電圧Vinvをインバータ電圧検出部114及びインバータ電流検出部115により測定してインバータ18Aの出力電力Pasmを求め、これを時間積分することで、電動発電機12で発電した電力(エネルギ)ΔEasmを求めることができる。電動発電機12からの出力電力に応じてインバータ18Aの出力側の電流Iinv及び電圧Vinvが決まるので、電流Iinv及び電圧Vinvは電動発電機12からの出力電力に応じた電流と電圧となる。
ΔEasm=∫Pasm(t)・dt
=∫(Iinv×Vinv)(t)・dt
このようにして求めた電力(エネルギ)ΔEasmが全て、DCバス110及びコンバータ100を介してキャパシタ19に供給され、キャパシタ19に蓄積されるものとする。したがって、時間t1から時間t2までの間にキャパシタ19に蓄積される充電エネルギ(現充電エネルギと称する)は、電動発電機12で発電した電力(エネルギ)ΔEasmに等しくなる。
なお、インバータ18Aの出力側の電流I及び電圧Vを測定しなくても、電動発電機12の出力電力ΔEasmを求めることができる。例えば、電動発電機12のトルクTが分かれば、電動発電機12の出力電力ΔEasmは、以下の式で求めることができる。ここで、Nは電動発電機12の回転数である。
ΔEasm=∫[(2π・T/60)×N](t)・dt
電動発電機12のトルクTは、測定値でもよいが、インバータ18Aに与えられる電動発電機12のトルク指令値(出力指令値)とすることができる。
キャパシタ19が劣化していないと仮定し、キャパシタ19に供給されるまでの損失が無いと仮定すると、以上のようにして求めた電力(エネルギ)ΔEasmの全てがキャパシタ19に蓄積されることになる。
一方、キャパシタ19に実際に蓄積された電力(エネルギ)をΔEcapとすると、キャパシタ19の端子間電圧Vcapの変化から、ΔEcapを求めることができる。キャパシタ19の端子間電圧はキャパシタ電圧検出部112により測定される。図5はキャパシタ19を充電する際のキャパシタ19の端子間電圧Vcapの変化を示すグラフである。キャパシタ19に電力が蓄積されるとキャパシタ19の端子間電圧Vcapは上昇する。そこで、時間t1から時間t2までの間にキャパシタ19に蓄積された電力ΔEcapは、時間t2においてキャパシタ19に蓄積されている電力(エネルギ)から時間t2においてキャパシタ19に蓄積されている電力(エネルギ)を減算することで求めることができる。
キャパシタ19に蓄積されている電力は、キャパシタの静電容量をCとし、端子間電圧をVcapとすると、(C×Vcap)/2で求めることができる。したがって、時間t2においてキャパシタ19に蓄積されている電力(エネルギ)は、キャパシタ19の初期の静電容量をCiniとし、時間t2における端子間電圧をVcap(t2)とすると、(Cini×Vcap(t2))/2で表すことができる。同様に、時間t1においてキャパシタ19に蓄積されている電力(エネルギ)は、キャパシタ19の初期の静電容量をCiniとし、時間t1における端子間電圧をVcap(t1)とすると、(Cini×Vcap(t1))/2で表すことができる。ここで、キャパシタ19の初期の静電容量Ciniを用いるのは、キャパシタ19が劣化していないものと仮定して静電容量を求めるためである。
したがって、キャパシタ19が劣化していない場合において、時間t1から時間t2までの間にキャパシタ19に蓄積されたであろう電力(仮想充電エネルギと称する)ΔEcapは、以下の式で求められる。
ΔEcap=[Cini×Vcap(t2)]/2 −
[Cini×Vcap(t1)]/2
=Cini×[Vcap(t2)−Vcap(t1)]/2
以上のように、時間t1から時間t2までの間に電動発電機12で発電してキャパシタ19に供給された電力(現充電エネルギ)ΔEasmは、インバータ18Aの出力側の電流Iinv及び電圧Vinvから求めることができる。一方、キャパシタ19が劣化していない場合に、時間t1から時間t2までの間にキャパシタに蓄積される電力(仮想充電エネルギ)ΔEcapはキャパシタの端子間電圧の変化ΔVcapから求めることができる。
ここで、キャパシタ19が劣化していなければ、電動発電機12で発電してキャパシタ19に供給された現充電エネルギΔEasmは全てキャパシタに蓄積されることとなる。すなわち、キャパシタ19が劣化していなければ、現充電エネルギΔEasmと仮想充電エネルギΔEcapとは等しくなる。
一方、キャパシタ19が劣化していると、劣化の分だけキャパシタ19の静電容量Cが減るので、キャパシタ19に蓄積される充電エネルギは減少する。したがって、キャパシタ19が劣化していると、現充電エネルギΔEasmのほうが仮想充電エネルギΔEcapより小さくなる。
したがって、現充電エネルギΔEasmと仮想充電エネルギΔEcapとを比較することで、キャパシタ19が劣化しているか否かを判定することができる。すなわち、現充電エネルギΔEasmと仮想充電エネルギΔEcapとの比率ΔEasm/ΔEcapが1に等しければ(ΔEasm/ΔEcap=1)、キャパシタ19は劣化していないと判定することができる。一方、ΔEasm/ΔEcapが1より小さければ(ΔEasm/ΔEcap<1)、キャパシタ19は劣化していると判定することができる。
ここで、ΔEasm/ΔEcapの値に対して閾値Xを設定しておき、ΔEasm/ΔEcapが閾値X以下となっているときに(ΔEasm/ΔEcap)、キャパシタ19は劣化していると判定することとしてもよい。すなわち、劣化の程度の判断基準として閾値Xを設定しておき、ΔEasm/ΔEcapが閾値X以下となったときに(ΔEasm/ΔEcap<X)、キャパシタ19が劣化したと判定する。この場合、キャパシタ19が劣化していることをオペレータに通知することとしてもよく、あるいは、キャパシタ19の交換時期であることをオペレータに通知することとしてもよい。
ここで、現充電エネルギΔEasmと仮想充電エネルギΔEcapとの比率ΔEasm/ΔEcapは、現在のキャパシタ19の静電容量(現静電容量Crel)と初期のキャパシタ19の静電容量(初期静電容量Cini)との比率に相当する。すなわち、以下のように、現充電エネルギΔEasmは現静電容量Crelに依存しており、仮想充電エネルギΔEcapは初期静電容量Ciniに依存している。
ΔEasm=Crel×[Vcap(t2)−Vcap(t1)]/2
ΔEcap=Cini×[Vcap(t2)−Vcap(t1)]/2
したがって、
ΔEasm/ΔEcap=Crel/Cini
となる。また、以上の式から現在のキャパシタ19の静電容量Crelを求めることができる。
Crel=2×ΔEasm/[Vcap(t2)−Vcap(t1)
上述の実施形態では、エンジン11と電動発電機12とを油圧ポンプであるメインポンプ14に接続してメインポンプを駆動する、いわゆるパラレル型のハイブリッド式ショベルに本発明を適用した例について説明した。本発明は、エンジン11で電動発電機12を駆動し、電動発電機12が生成した電力を蓄電系120に蓄積してから蓄積した電力のみによりメインポンプ14を駆動する、いわゆるシリーズ型のハイブリッド式ショベルにも適用することもできる。
本発明は、旋回機構を電動化し且つブーム回生を行なうハイブリッド式ショベルにも適用することもできる。図6は、旋回機構を電動化し且つブーム回生を行なうハイブリッド式ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。図6において、図2に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すハイブリッド式ショベルにおいて、旋回機構2を駆動するために旋回用電動機21が設けられている。電動作業要素としての旋回用電動機21は、インバータ20を介して蓄電系120に接続されている。旋回用電動機21の回転軸21Aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回変速機24が接続される。旋回用電動機21と、インバータ20と、レゾルバ22と、メカニカルブレーキ23と、旋回変速機24とで負荷駆動系が構成される。
また、ブーム回生を行なうために、ブームシリンダ7への油圧配管7Aの途中に油圧モータ310が設けられている。油圧モータ310は発電機300に機械的に接続され、油圧モータ310が駆動されると、その回転力で発電機300が駆動される。発電機300はインバータ18Bを介して蓄電系に電気的に接続されている。
このブーム回生機構において、ブーム4が下降すると、ブームシリンダ7から作動油がコントロールバルブ17に戻る。この戻り作動油により油圧モータ310が駆動され回転力(トルク)が発生する。この回転力は発電機300に伝達され、発電機300が駆動されて電力が発生する。発電機300で発生した電力はインバータを介して蓄電系120のDCバス110に供給される。
以上のような構成のハイブリッド式ショベルにおいて、現充電エネルギΔEasmを算出するためにインバータ電圧検出部114とインバータ電流検出部115によりインバータ18Aの電圧及び電流を計測する際には、インバータ18B及びインバータ20の駆動は一時停止される。また、同様に、仮想充電エネルギΔEcapを算出するためにキャパシタ電圧検出部112とキャパシタ電流検出部113によりキャパシタ19の電圧及び電流を計測する際には、インバータ18B及びインバータ20の駆動は一時停止される。
また、本発明を例えば図7に示すハイブリッド式ブルドーザに適用することもできる。図7に示すハイブリッド式ブルドーザは、ブルドーザ本体50に取り付けられたブレード52をリフトシリンダ54及びチルトシリンダ56により油圧で駆動する。左右の履帯58A,58Bは電動機により駆動される左右駆動輪60A,60Bにより駆動される。
図8はハイブリッド式ブルドーザの駆動系の構成を示す図である。図8において、図2に示す部品と同等な構成部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。図8において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は実線でそれぞれ示されている。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、変速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続されている。変速機13の出力軸には、油圧ポンプとしてメインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
コントロールバルブ17は、ハイブリッド式ブルドーザにおける油圧系の制御を行う制御装置である。リフトシリンダ54及びチルトシリンダ56は、高圧油圧ラインを介してコントロールバルブ17に接続される。
電動発電機12には、インバータ18Aを介して、蓄電器としてのキャパシタを含む蓄電系120が接続される。蓄電系120には、インバータ20Aを介して左走行用電動機64Aが接続されている。左走行用電動機64Aは左駆動用変速機62Aを介して左駆動輪60Aを駆動する。また、蓄電系120には、インバータ20Bを介して右走行用電動機64Bが接続されている。右走行用電動機64Bは右駆動用変速機62Bを介して右駆動輪60Bを駆動する。
操作装置26は、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29にそれぞれ接続される。圧力センサ29は、電気系の駆動制御を行うコントローラ30に接続されている。
蓄電系120は、図3に示す構成と同様に、蓄電器としてのキャパシタ19と、昇降圧コンバータとDCバス110とを含む。キャパシタ19として電気二重層キャパシタのような大容量のキャパシタを用いることができる。
以上のように、ハイブリッド式ブルドーザの蓄電系120にも、キャパシタとしてキャパシタ19が設けられており、上述の実施形態によるキャパシタの劣化判定を行なうことができる。
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
2A 旋回用油圧モータ
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
7A 油圧配管
7B ブーム角度センサ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 電動発電機
13 変速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18A,18B,20 インバータ
19 キャパシタ
21 旋回用電動機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダル
26D ボタンスイッチ
27 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
50 ブルドーザ本体
52 ブレード
54 リフトシリンダ
56 チルトシリンダ
58A,58B 左右履帯
60A,60B 左右駆動輪
62A,62B 左右駆動用変速機
64A,64B 左右走行用電動機
100 昇降圧コンバータ
110 DCバス
111 DCバス電圧検出部
112 キャパシタ電圧検出部
113 キャパシタ電流検出部
114 インバータ電圧検出部
115 インバータ電流検出部
120 蓄電系

Claims (5)

  1. エンジンにより駆動される油圧ポンプと、該エンジンに接続された電動発電機と、該電動発電機に電力を供給するための蓄電器とを有するハイブリッド型作業機械であって、
    前記電動発電機を発電運転して前記電動発電機から出力された電力として現充電エネルギを算出し、前記蓄電器の初期静電容量に基づいて、該現充電エネルギが前記蓄電器に供給された際に前記蓄電器に蓄積される電力として仮想充電エネルギを算出し、前記現充電エネルギと前記仮想充電エネルギとを比較して前記蓄電器の劣化を判定するハイブリッド型作業機械。
  2. 請求項1記載のハイブリッド型作業機械であって、
    前記現充電エネルギより前記仮想充電エネルギが大きい場合に、前記蓄電器が劣化していると判定するハイブリッド型作業機械。
  3. 請求項1又は2記載のハイブリッド型作業機械であって、
    前記電動発電機からの出力電力に応じた電流と電圧とから前記現充電エネルギを算出するハイブリッド型作業機械。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のハイブリッド型作業機械であって、
    前記電動発電機の出力指令値から前記現充電エネルギを算出するハイブリッド型作業機械。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載のハイブリッド型作業機械であって、
    前記蓄電器の端子間電圧から前記仮想充電エネルギを算出するハイブリッド型作業機械。
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