JP5424939B2 - 光位相雑音抑圧回路及び位相揺らぎ検出回路及び位相揺らぎ検出方法 - Google Patents

光位相雑音抑圧回路及び位相揺らぎ検出回路及び位相揺らぎ検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、光位相雑音抑圧回路及び位相揺らぎ検出回路及び位相揺らぎ検出方法に係り、特に、光ファイバ伝送システムにおいて、ファイバ伝送中に生じた位相揺らぎを検出し、抑圧するための光位相雑音抑圧回路及び位相揺らぎ検出回路及び位相揺らぎ検出方法に関する。
光ファイバ通信は、長距離・大容量の通信を実現する技術として広く普及している。光通信にも様々な方式があるが、中でも差動位相シフトキーイング(DPSK)変復調方式は、従来の強度変調/直接検波方式より受信感度が高く、またファイバ伝送路の光非線形効果への耐力がある、などの利点を有しており、研究開発が盛んに進められている。
光DPSK方式では、隣り合う時間スロット間の光の位相差を用いてビット情報を伝送する。すなわち、送信機からは、ビット「0」の時は隣接スロットの光位相差を0、ビット「1」の時は隣接スロットの光位相差をπ、とした位相変調信号光が送信される。
そして、受信機では、隣接スロットの光を干渉させるように構成された干渉計(これを1ビット遅延干渉計と呼ぶ)により、隣接スロットの位相差を測定してビット値を復調する。
従来の技術として、単一チャネルの位相変調信号光自身の光強度の揺らぎによって生じる、伝送特性劣化を抑える手段として、光パラメトリック増幅の利得飽和を利用する方法が研究されている(例えば、非特許文献1参照)。
光パラメトリック増幅とは、光非線形を高めた光ファイバ(高非線形ファイバという)に高いパワーのポンプ光を入射すると、ある特定の波長関係を満たす信号光が増幅される現象である。入力光パワーを増加させていくと、入力光パワーが小さいうちは、線形的に出力光パワーが増加するが、次第にその傾きが緩くなり、ある入力レベルでピークに達すると、その後は減少に転じる。
この入出力特性を利用すると、信号光の光強度揺らぎを抑えることができる。すなわち、入力信号光パワーを出力がピークとなるレベルに設定する。すると、ピーク付近では出力光パワーの傾きがゼロであるため、入力光強度が揺らいでも、光パワーが一定で出力される。これにより、光強度揺らぎが抑えられた信号光を得ることができる。
このような光強度揺らぎ抑圧装置を伝送路の要所要所に設置すれば、光強度揺らぎが抑えられた信号光が光ファイバを伝播することになる。すると、光カー効果による強度揺らぎから位相揺らぎへの変換が起こらなくなり、前述の伝送特性劣化を抑えることができる。
Masayuki Matsumoto and Kenichi Sanuki, "Performance improvement of DPSK signal transmission by a phase-preserving amplitude limiter," Optic Express, vol. 15, no. 13, pp. 8094 - 8103 (2007).
上記光パラメトリック増幅による光強度揺らぎ抑圧法には、光の強度揺らぎを抑圧することはできるが、複数チャネルの信号光間で生じた相互位相変調等によって生じた位相揺らぎを抑圧することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、ファイバ伝送中に生じた位相揺らぎを補償する光位相雑音抑圧回路及び位相揺らぎ検出回路及び位相揺らぎ検出方法を提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項1)は、光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号を光ファイバ伝送路を介して受信装置へ送信する光ファイバ伝送システムに用いられる光位相雑音抑圧回路であって、
伝送されてきたDPSK信号光の一部を分岐する第1の光分岐手段11と、
第1の光分岐手段11により分岐された一方の信号光をさらに2分岐する第2の光分岐手段21と、
第2の光分岐手段21により分岐された一方の信号光を第1及び第2の光経路に2分岐する第3の光分岐手段221と、
第1の光経路に挿入され、第1の光経路と第2の光経路との間にDPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ第1の光経路と第2の光経路の伝播位相差をπ/2とする第1の位相設定手段222と、
2×2の入出力端子を有し、一方の入力端子に第1の光経路から第1の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光が入力され、他方の入力端子に第2の光経路から信号光が入力される第1の光カップラ223と、
第1の光カップラ223の出力端子にそれぞれ接続された第1及び第2の光検出手段41,42と、
第1及び第2の光検出手段41,42からの出力を差動合成する第1の信号差動合成手段43と、
第2の光分岐手段21により分岐された他方の信号光を第3及び第4の光経路に2分岐する第4の光分岐手段321と、
第3の光経路に挿入され、第3の光経路と第4の光経路との間にDPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ第3の光経路と第4の光経路の伝播位相差を0とする第2の位相設定手段322と、
2×2の入出力端子を有し、一方の入力端子に第3の光経路から第2の位相設定手段322により時間差および位相差が付与された信号光が入力され、他方の入力端子に第4の光経路から信号光が入力される第2の光カップラ323と、
第2の光カップラ323の出力端子にそれぞれ接続された第3及び第4の光検出手段51,52と、
第3及び第4の光検出手段51,52からの出力を差動合成する第2の信号差動合成手段53と、
第1及び第2の信号差動合成手段43,53からの出力の乗算信号を出力する信号ミキシング手段25と、
第1の光分岐手段11により分岐された他方の信号光の位相を変調する光位相変調手段13と、
号ミキシング手段25からの出力信号に基づいて、光位相変調手段を駆動する駆動手段と、
光位相変調器13へ入力される信号光に時間遅延を与えることにより、該信号光と駆動信号とのタイミングを調整するタイミング調整手段12と、を備える。
本発明(請求項2)は、光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号を光ファイバ伝送路を介して受信装置へ送信する光ファイバ伝送システムに用いられる位相揺らぎ検出回路であって、
入力された信号光を2分岐する第1の光分岐手段と、
第1の光分岐手段により分岐された一方の信号光を第1及び第2の光経路に2分岐する第2の光分岐手段と、
第1の光経路に挿入され、第1の光経路と第2の光経路との間にDPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ第1の光経路と第2の光経路の伝播位相差をπ/2とする第1の位相設定手段と、
2×2の入出力端子を有し、一方の入力端子に第1の光経路から第1の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光が入力され、他方の入力端子に第2の光経路から信号光が入力される第1の光カップラと、
第1の光カップラの出力端子にそれぞれ接続された第1及び第2の光検出手段と、
第1及び第2の光検出手段からの出力を差動合成する第1の信号差動合成手段と、
の光分岐手段により分岐された他方の信号光を第3及び第4の光経路に2分岐する第の光分岐手段と、
第3の光経路に挿入され、第3の光経路と第4の光経路との間にDPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ第3の光経路と第4の光経路の伝播位相差を0とする第2の位相設定手段と、
2×2の入出力端子を有し、一方の入力端子に第3の光経路から第2の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光が入力され、他方の入力端子に第4の光経路から信号光が入力される第2の光カップラと、
第2の光カップラの出力端子にそれぞれ接続された第3及び第4の光検出手段と、
第3及び第4の光検出手段からの出力を差動合成する第2の信号差動合成手段と、
第1及び第2の信号差動合成手段からの出力の乗算信号を出力する信号ミキシング手段と、を備える。
本発明(請求項3)は、光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号を光ファイバ伝送路を介して受信装置へ送信する光ファイバ伝送システムに用いられる位相揺らぎ検出方法であって、
第1〜第の光分岐手段、第1、第2の位相設定手段、2×2の入出力端子を有する第1、第2の光カップラ、第の光検出手段、第1、第2の信号差動合成手段、および、信号ミキシング手段を有する回路において、
第1の光分岐手段が、入力された信号光を分岐し、
第2の光分岐手段、第1の光分岐手段により分岐された一方の信号光を第1及び第2の光経路に2分岐し、
第1の位相設定手段第1の光経路上において、第1の光経路と第2の光経路との間にDPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ第1の光経路と第2の光経路の伝播位相差をπ/2とし、
第1の光カップラ、第1の光経路の第1の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光と第2の光経路の信号光を合波し
第1及び第2の光検出手段それぞれ、第1の光カップラの2つの出力端子の信号光を検出し
第1の信号差動合成回路、第1及び第2の光検出手段からの出力を差動合成し
の光分岐手段、第の光分岐手段により分岐された他方の信号光を第3及び第4の光経路に2分岐し、
第2の位相設定手段第3の光経路上において、第3の光経路と第4の光経路との間にDPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ第3の光経路と第4の光経路の伝播位相差を0とし、
第2の光カップラが、第3の光経路の第2の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光と第4の光経路の信号光を合波し
第3及び第4の光検出手段それぞれ、第2の光カップラの2つの出力端子の信号光を検出し、
第2の信号差動合成手段、第3及び第4の光検出手段からの出力を差動合成し
信号ミキシング手段、第1及び第2の信号差動合成手段からの出力信号を乗算し、乗算信号を出力する。
上記のように本発明によれば、DPSK光信号を分岐し、位相差がπ/2と0の二つの遅延干渉計で差動受信してモニタ信号を作り、差動受信した二つのモニタ信号をミキシングし、ミキシングされた信号で、主信号を位相変調することにより、ミキシングされた二つのモニタ信号は、主信号の位相揺らぎに比例するため、−1の係数を掛けて位相変調することにより、主信号の位相揺らぎをキャンセルすることができる。
本発明の原理構成図である。 本発明の一実施の形態における光位相雑音抑圧回路及び位相揺らぎ検出回路の構成図である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の一実施の形態における光位相雑音抑圧回路及び位相揺らぎ検出回路の構成を示す。
同図に示す構成は、光カップラ21、遅延干渉計22,32、光検出器41,42,51,52、差動合成器43,53、ミキシング回路25からなる位相揺らぎ検出回路1(モニタ信号検出回路)と、これに光カップラ11、遅延調整回路12、位相変調器13を加えた光位相雑音抑圧回路を示している。
同図の左から、位相揺らぎを伴ったDPSK信号光が光カップラ11に入力されるものとする。この信号光電場は、
Figure 0005424939
と表される。Aは振幅、θsは所望の信号位相、δθは所定値からの位相変位である。ここでは、入力信号光の振幅Aは、分散補償などの手段により一定になっているものとする。
入力信号光は、光カップラ11により一部が分岐され、一方は主信号光として時間遅延調整回路12を介して光位相変調器13に入力される。他方は、モニタ信号光として、以下で説明する位相揺らぎ検出回路1(モニタ信号検出回路)の光カップラ21に入力される。
入力信号光から光カップラ11で分岐されたモニタ信号光は、光カップラ21でさらに2分岐され、一方は遅延干渉計A22へ、他方は遅延干渉計B32へ入力される。
遅延干渉計A22では、入力光は光カップラ221により2分岐され、一方にπ/2遅延回路222で時間遅延を与えられた後、2×2の入出力端子を有する光カップラ223により再び合波される。ここで、位相差設定回路222では伝送信号のビットスロット間隔に等しい時間遅延が与えられる。また、2経路の伝播位相差はπ/2に設定されている。これにより、合波カップラ223では隣接するビットスロットの2光波が、位相差π/2が付加された上で干渉する。この合波カップラ223からの出力光電場は、次のように表される。
Figure 0005424939
11、E12はそれぞれ後段の光検出器41,42へと出力される光電場である。各表式において、第1項は短経路を経た出力光成分、第2項は長経路を経た出力光成分を表している。また、τは長経路で与えられる遅延時間、Amは遅延干渉計A22への入力光振幅である。
遅延干渉計A22からの出力光はそれぞれ光検出器41,42に入力され、その光強度が電気信号へ変換されて出力される。各光検出器41,42からの出力信号は次のように表される。
Figure 0005424939
11、I12はそれぞれ光検出器41,42から出力される電気信号、ηは光強度から電気信号への変換係数である。
光検出器41,42からの出力信号は差動合成器43で差動的に合波される。これにより、次式で表わされる信号が出力され、ミキシング回路25に出力される。
Figure 0005424939
ところで光DPSK伝送では、
Figure 0005424939
である。これを上式(4)に適用すると、
Figure 0005424939
となる。さらに、位相変位の時間変化は十分小さいとすると、上式は次のように近似される。
Figure 0005424939
さて、光カップラ21で分岐されたモニタ信号光の他方は、遅延干渉計32に入力される。遅延干渉計B32の構成は基本的には上記遅延干渉計A22と同様であるが、位相設定回路322で2経路の伝播遅延位相差が0に設定されている点だけが異なっている。信号の流れを上記と同様に辿っていくと、以下のように表される。
遅延干渉計B32からの出力光電場は、
Figure 0005424939
各光検出器51,52からの電気信号出力は、
Figure 0005424939
差動合成器53の出力は、
Figure 0005424939
Figure 0005424939
を適用すると、
Figure 0005424939
位相変位の時間変化量は十分小さいとすると、
Figure 0005424939
次に、遅延干渉計A22、光検出器41,42を経て出力された差動合成器43の出力Sm1と遅延干渉計B32、光検出気51,52を経て出力された差動合成器53の出力Sm2はミキシング回路25に入力される。ミキシング回路25からは、両者Sm1、Sm2が掛け算された信号Sが出力される。すなわち、次式で表されるモニタ信号Sが出力される。
Figure 0005424939
これに式(6)(11)を代入すると、次式となる。
Figure 0005424939
上式は、θs(t)−θs(t−τ)=0またはπのいずれであっても、位相変位の時間変化量に比例したモニタ信号が出力されることを示している。
式(13)で表されるモニタ信号は、光カップラ11で分岐された主信号光が入力されている位相変調器13へ印加される。ここで、位相変調器13前段の時間遅延調整回路12により、モニタ信号が印加される時刻と該モニタ信号の位相変位の時間変化に対応する主信号光の時間スロットが入力される時刻が一致しているものとする。すると、位相変調器13からは次式で表される信号光が出力される。
Figure 0005424939
kは、印加電気信号から位相変調へ変換係数を含めた比例定数である。
ここで、k=−1であるように各種回路パラメーターを設定する。すると、式(14)は
Figure 0005424939
となる。上式は、時刻tでの位相変位=時刻(t−τ)での位相変位、となることを示している。この関係はどの時刻についても成り立つので、位相変位δθは常に一定に保たれるということである。
位相変位が一定であれば、それは位相揺らぎの無い信号光ということができる。すなわち、上記の構成により、位相揺らぎが低減された信号光を得ることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、DPSK信号を光ファイバ伝送路を介して受信装置へ送信する光ファイバ伝送システムに適用可能である。
1 位相揺らぎ検出回路
11 第1の光分岐手段、光カップラ
12 タイミング調整手段、時間遅延調整回路
13 光位相変調手段、位相変調器
21 第2の光分岐手段、光カップラ
22 遅延干渉計A
25 信号ミキシング手段、ミキシング回路
32 遅延干渉計B
41 第1の光検出手段、光検出器
42 第2の光検出手段、光検出器
43 第1の信号差動合成手段、差動合成器
51 第3の光検出手段、光検出器
52 第4の光検出手段、光検出器
53 第2の信号差動合成手段、差動合成器
221 第3の光分岐手段、光カップラ
222 第1の位相設定手段、π/2位相設定回路
223 第1の光カップラ、2×2合成光カップラ
321 第4の光分岐手段、光カップラ
322 第2の位相設定手段、0位相設定回路
323 第2の光カップラ、2×2光カップラ

Claims (3)

  1. 光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号を光ファイバ伝送路を介して受信装置へ送信する光ファイバ伝送システムに用いられる光位相雑音抑圧回路であって、
    伝送されてきたDPSK信号光の一部を分岐する第1の光分岐手段と、
    前記第1の光分岐手段により分岐された一方の信号光をさらに2分岐する第2の光分岐手段と、
    前記第2の光分岐手段により分岐された一方の信号光を第1及び第2の光経路に2分岐する第3の光分岐手段と、
    前記第1の光経路に挿入され、前記第1の光経路と前記第2の光経路との間に前記DPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ前記第1の光経路と前記第2の光経路の伝播位相差をπ/2とする第1の位相設定手段と、
    2×2の入出力端子を有し、一方の入力端子に前記第1の光経路から前記第1の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光が入力され、他方の入力端子に前記第2の光経路から信号光が入力される第1の光カップラと、
    前記第1の光カップラの出力端子にそれぞれ接続された第1及び第2の光検出手段と、
    前記第1及び第2の光検出手段からの出力を差動合成する第1の信号差動合成手段と、
    前記第2の光分岐手段により分岐された他方の信号光を第3及び第4の光経路に2分岐する第4の光分岐手段と、
    前記第3の光経路に挿入され、前記第3の光経路と前記第4の光経路との間に前記DPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ前記第3の光経路と前記第4の光経路の伝播位相差を0とする第2の位相設定手段と、
    2×2の入出力端子を有し、一方の入力端子に前記第3の光経路から前記第2の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光が入力され、他方の入力端子に前記第4の光経路から信号光が入力される第2の光カップラと、
    前記第2の光カップラの出力端子にそれぞれ接続された第3及び第4の光検出手段と、
    前記第3及び第4の光検出手段からの出力を差動合成する第2の信号差動合成手段と、
    前記第1及び第2の信号差動合成手段からの出力の乗算信号を出力する信号ミキシング手段と、
    前記第1の光分岐手段により分岐された他方の信号光の位相を変調する光位相変調手段と、
    前記信号ミキシング手段からの出力信号に基づいて、前記光位相変調手段を駆動する駆動手段と、
    前記光位相変調器へ入力される信号光に時間遅延を与えることにより、該信号光と駆動信号とのタイミングを調整するタイミング調整手段と、
    を備えたことを特徴とする光位相雑音抑圧回路。
  2. 光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号を光ファイバ伝送路を介して受信装置へ送信する光ファイバ伝送システムに用いられる位相揺らぎ検出回路であって、
    入力された信号光を2分岐する第1の光分岐手段と、
    前記第1の光分岐手段により分岐された一方の信号光を第1及び第2の光経路に2分岐する第2の光分岐手段と、
    前記第1の光経路に挿入され、前記第1の光経路と前記第2の光経路との間に前記DPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ前記第1の光経路と前記第2の光経路の伝播位相差をπ/2とする第1の位相設定手段と、
    2×2の入出力端子を有し、一方の入力端子に前記第1の光経路から前記第1の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光が入力され、他方の入力端子に前記第2の光経路から信号光が入力される第1の光カップラと、
    前記第1の光カップラの出力端子にそれぞれ接続された第1及び第2の光検出手段と、
    前記第1及び第2の光検出手段からの出力を差動合成する第1の信号差動合成手段と、
    前記第の光分岐手段により分岐された他方の信号光を第3及び第4の光経路に2分岐する第の光分岐手段と、
    前記第3の光経路に挿入され、前記第3の光経路と前記第4の光経路との間に前記DPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ前記第3の光経路と前記第4の光経路の伝播位相差を0とする第2の位相設定手段と、
    2×2の入出力端子を有し、一方の入力端子に前記第3の光経路から前記第2の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光が入力され、他方の入力端子に前記第4の光経路から信号光が入力される第2の光カップラと、
    前記第2の光カップラの出力端子にそれぞれ接続された第3及び第4の光検出手段と、
    前記第3及び第4の光検出手段からの出力を差動合成する第2の信号差動合成手段と、
    前記第1及び第2の信号差動合成手段からの出力の乗算信号を出力する信号ミキシング手段と、
    を備えたことを特徴とする位相揺らぎ検出回路。
  3. 光差動位相シフトキーイング(DPSK)信号を光ファイバ伝送路を介して受信装置へ送信する光ファイバ伝送システムに用いられる位相揺らぎ検出方法であって、
    第1〜第の光分岐手段、第1、第2の位相設定手段、2×2の入出力端子を有する第1、第2の光カップラ、第の光検出手段、第1、第2の信号差動合成手段、および、信号ミキシング手段を有する回路において、
    前記第1の光分岐手段が、入力された信号光を分岐し、
    前記第2の光分岐手段、前記第1の光分岐手段により分岐された一方の信号光を第1及び第2の光経路に2分岐し、
    前記第1の位相設定手段前記第1の光経路上において、前記第1の光経路と前記第2の光経路との間に前記DPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ前記第1の光経路と前記第2の光経路の伝播位相差をπ/2とし、
    前記第1の光カップラ前記第1の光経路の前記第1の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光と前記第2の光経路の信号光を合波し
    記第1及び第2の光検出手段それぞれ、前記第1の光カップラの2つの出力端子の信号光を検出し
    記第1の信号差動合成回路、前記第1及び第2の光検出手段からの出力を差動合成し
    記第の光分岐手段、前記第の光分岐手段により分岐された他方の信号光を第3及び第4の光経路に2分岐し、
    前記第2の位相設定手段前記第3の光経路上において、前記第3の光経路と前記第4の光経路との間に前記DPSK信号のビットスロット時間に等しい時間差を与え、かつ前記第3の光経路と前記第4の光経路の伝播位相差を0とし、
    前記第2の光カップラが、前記第3の光経路の前記第2の位相設定手段により時間差および位相差が付与された信号光と前記第4の光経路の信号光を合波し
    記第3及び第4の光検出手段それぞれ、前記第2の光カップラの2つの出力端子の信号光を検出し、
    記第2の信号差動合成手段、前記第3及び第4の光検出手段からの出力を差動合成し
    記信号ミキシング手段、前記第1及び第2の信号差動合成手段からの出力信号を乗算し、乗算信号を出力する
    ことを特徴とする位相揺らぎ検出方法。
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