JP5423061B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鍵盤装置に関するものである。
一般的に鍵盤装置は、左右方向に並設された複数の鍵と、鍵の前端部を上下方向に揺動可能に支持するフレームと、を備えている。また、電子ピアノなどの鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置においては、アコースティックピアノに近いタッチ感を得るために鍵と連動して揺動するハンマが設けられている。このハンマは、鍵の下部に前後方向に沿って配置され、上記フレームによって支点を中心に揺動可能に支持されている。また、タッチ間を向上させるために、支点よりも前側に鍵と係合するハンマ駆動部が設けられたハンマが提案されている。
ところで、上述したフレームは、鍵やハンマを支持する支持部だけでなく他にも様々なフレーム機能部が設けられている。詳しく説明すると、フレームには、鍵をガイドするための鍵ガイド部や、鍵の押鍵速度などを検出する位置センサを搭載した基板を取り付ける基板取付部、鍵やハンマのストッパ、楽器本体との当接部などが設けられており、それらが樹脂や板金で一体に形成されたフレームも提案されている。しかしながら、従来の鍵盤装置においては、例えば、特許文献1に示すようにハンマのハンマ駆動部よりも前側に鍵ガイド部、基板取付部、鍵のストッパ、当接部が設けられている。このため、ハンマのハンマ駆動部よりも前側にフレームを設ける必要があり、フレームの前後方向の長さが長くなる。
しかも、特許文献1に示す鍵盤装置は、鍵ガイド部が白鍵の前端をガイドするように設けられ、ハンマの後端が鍵の支持部よりも後側に設けられているため、フレームの前後方向の長さは白鍵全長よりも大きくなっている。このため、樹脂の使用量も多なり、その分重量とコストも増加する、という問題があった。また、白鍵の前端に近い部分に楽器本体との当接部が設けられているため、鍵盤前方下部を覆う口棒部と鍵盤下部の底面とを斜めの面で繋いで楽器本体を薄く見せるような構造はとれない。また、特許文献2では、ストッパはハンマよりも後側に設けられているが、特許文献1と同様にガイド部や基板保持部はハンマよりも前側に設けられている。このため、特許文献1と同様に、樹脂の使用量も多なり、その分重量とコストも増加する、という問題があった。また、白鍵の前端に近い部分に基板が延びているため、特許文献1と同様に、鍵盤前方下部を覆う口棒部と鍵盤下部の底面とを斜めの面で繋いで楽器本体を薄く見せるような構造はとれない。
特許第4819136号公報 特開平9−244623号公報
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、フレーム及び鍵盤装置自体の小型化、軽量化及びコストダウンを図ると共に楽器本体の口棒部のデザイン自由度の向上も可能な鍵盤装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、並列的に配設された複数の鍵と、楽器本体に支持されて、押離鍵操作により前記複数の各鍵が揺動可能なように前記複数の各鍵を支持するフレームと、前記フレームに一体または別体に設けられ、鍵盤装置を構成する可動部材と当接又は係合する前記フレームに設けられた第1フレーム機能部と、前記フレームによって支点を中心に揺動可能に支持されると共に前記支点よりも前側に設けられるハンマ駆動部との係合により前記鍵に連動して前記支点を中心に揺動するハンマと、を備えた鍵盤装置において、前記フレームに設けられた全ての第1フレーム機能部が、前記鍵のハンマ駆動部よりも後側に位置するように設けられ、前記第1フレーム機能部が、前記可動部材としての鍵の揺動動作をガイドする鍵ガイド部と、前記可動部材としての前記ハンマが回動するように前記ハンマを軸支するハンマ支持部と、を含む複数設けられ、前記複数の第1フレーム機能部のうち前記鍵ガイド部が前記ハンマ支持部を含む他の第1フレーム機能部よりも前側に位置するように設けられていることを特徴とする鍵盤装置に存する。
請求項記載の発明は、フレーム以外の鍵盤装置または楽器本体を構成する非可動部と当接又は係合する前記フレームに設けられた第2フレーム機能部をさらに備え、前記フレームに設けられた全ての第2フレーム機能部が、前記鍵のハンマ駆動部よりも後側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項に記載の鍵盤装置に存する。
請求項記載の発明は、前記フレーム全体が、前記鍵のハンマ駆動部よりも後側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項に記載の鍵盤装置に存する。
請求項記載の発明は、並列的に配設された複数の鍵と、楽器本体に支持されて、押離鍵操作により前記複数の各鍵が揺動可能なように前記複数の各鍵を支持するフレームと、前記フレームによって支点を中心に揺動可能に支持されると共に前記支点よりも前側に設けられるハンマ駆動部との係合により前記鍵に連動して前記支点を中心に揺動するハンマと、を備えた鍵盤装置において、前記ハンマの前端が、前記フレームの前面に設けた前記ハンマを挿通する開口部よりも前側に突出するように設けられ、前記フレームには、前記鍵の揺動動作をガイドする鍵ガイド部と、前記ハンマが回動するように前記ハンマを軸支するハンマ支持部と、が設けられ、前記鍵ガイド部が、前記ハンマ支持部よりも前側に位置するように設けられていることを特徴とする鍵盤装置に存する。
請求項記載の発明は、前記ハンマ駆動部が、前記開口部よりも前側に突出するように設けられたことを特徴とする請求項に記載の鍵盤装置に存する。
以上説明したように請求項1及び記載の発明によれば、フレームのハンマよりも前側の部分を短くしたり、フレームの前端をハンマの前端よりも後端にすることができるため、フレーム前後方向の全長を短くすることができる。よって、フレーム及び鍵盤装置自体の小型化、軽量化及びコストダウンを図ると共に楽器本体の口棒部のデザイン自由度の向上も可能な鍵盤装置を得ることができる。
請求項記載の発明によれば、鍵ガイド部をなるべくフレームの前側に持ってくることにより、限られた前後スペースの中で鍵ガイド部のガイド効果をより有効にできる。
請求項記載の発明によれば、フレーム全体がハンマのハンマ駆動部よりも後側に位置するように設けられているので、より一層フレーム前後方向の全長を短くすることができる。
請求項記載の発明によれば、ハンマの前端がフレームの前面に設けたハンマを挿通する開口部よりも前側に突出するように設けられているので、フレーム前後方向の全長を短くすることができる。よって、フレーム及び鍵盤装置自体の小型化、軽量化及びコストダウンを図ると共に楽器本体の口棒部のデザイン自由度の向上を図ることができる。
請求項記載の発明によれば、ハンマ駆動部が開口部よりも前側に突出するように設けられているので、より一層フレーム前後方向の全長を短くすることができる。
第1実施形態における本発明の鍵盤装置の断面図である。 (A)は図1に示す鍵盤装置を構成するフレームの上面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。 第2実施形態における本発明の鍵盤装置の断面図である。
第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。以下説明において、鍵盤装置1の「上下左右前後」は演奏時の演奏者側から見た正立状態における「上下左右前後」を意味する。鍵盤装置1は、例えば電子鍵盤楽器に用いられるものである。同図に示すように、鍵盤装置1は、鍵2と、ハンマ3と、フレーム4と、検出部5と、基板6と、下ケース7と、を備えている。上記鍵2は、白鍵21及び黒鍵22から構成されていて左右方向に複数並設されている。また、白鍵21及び黒鍵22はそれぞれ、合成樹脂により形成されていて、下方を開放させた断面コ字の凹部が設けられている。また、白鍵21の下方には後述するハンマ3を駆動するための緩衝部材241を含むハンマ駆動部24が、白鍵21の下方に垂設された垂下部23の下端に設けられる。黒鍵22も同様である。
上記ハンマ3は、鍵2の下部に配置されている。ハンマ3は、アーム状に設けられていて、後述するフレーム4に支点C1を中心に回動可能に軸支されている。ハンマ3は支点C1と係合する係合凹部33を有し、係合凹部33(支点C1)より前方の前方延在部31と、係合凹部33(支点C1)より後方の後方延在部32と、を有してアーム状に構成される。係合凹部33は、後方に開口を有している。後方延在部32の後端部には、ハンマ3の全体の質量のうちほとんどが集中している質量部34が設けられている。前方延在部31の前端には、上下に二股に分かれた連結部311が形成されている。連結部311を構成する上側連結片311a及び下側連結片311bは、対応する白鍵21、黒鍵22のハンマ駆動部24と常に連結(係合)状態に有り、ハンマ3が対応する鍵2に連動して往方向及び復方向の双方に回動するようになっている。ハンマ駆動部24は上側連結片311aおよび下側連結片311bとに摺動自在に挟まれた構成で鍵2と係合しているので、ハンマ3は鍵2に対してがたつき無く押離鍵双方向に円滑に連動する。
これにより、演奏者が鍵2を押鍵すると垂下部23がハンマ3の前方延在部31を押し下げ、ハンマ3が支点C1を中心として図1において反時計回りに回動して、ハンマ3と後述するフレーム4に設けたハンマストッパ473とが当接すると押し切り状態となる。そして、演奏者が押鍵操作を止めると、ハンマ3が支点C1を中心として図1において時計回りに回動して、ハンマ3と後述する下ケース7に設けたハンマストッパ473とが当接すると初期位置となる。
上述したフレーム4は、複数の側壁部41と、後側上壁部43と、後側立壁部44と、複数の鍵域に亘って第1連結部42によって連結された鍵ガイド部474と、同じく第2連結部45によって連結されたハンマ支持部472と、を合成樹脂により一体に備えている。上記複数の側壁部41は、互いに平行に左右方向に沿って複数鍵域ごとに並べて設けられている。後側上壁部43は、上記複数の側壁部41上の後端に左右方向に亘って延設されている。後側立壁部44は、上記後側上壁部43の後端から垂下されて複数の側壁部41の後端を覆うように左右方向に亘って延設されている。上記鍵ガイド部474は各鍵2のガイド部が第1連結部42によって連結され、左右方向に亘って延設されている。同様に上記ハンマ支持部472は各鍵2に対応する支点C1を含む支点部が第2連結部45によって連結され、左右方向に亘って延設されている。開口部46は、フレーム4の前面、鍵ガイド部474とハンマ支持部472との間、および隣り合った側壁部41同士との間に形成されている。この開口部46から上記ハンマ3を挿入してハンマ3の係合凹部33をフレーム4の支点C1に係合させハンマ3をフレーム4に組み付けることができる。また、ハンマ支点部472の上方、鍵ガイド部474と後側上壁部43の間にも開口部が設けられている。
また、上記フレーム4には、鍵2やハンマ3といった可動部と当接又は係合する第1フレーム機能部47と、後述する検出部5を搭載した基板6や下ケース7といった非可動部と当接又は係合する第2フレーム機能部48と、が一体または別体に設けられている。上記第1フレーム機能部47としては、鍵支持部471と、ハンマ支持部472と、鍵ガイド部474と、がある。また、ハンマ上限ストッパ473uがフレーム4と一体にエラストマー等で形成される場合は上記第1フレーム機能部47に該当するが、本願の実施例ではハンマ上限ストッパ473uはフレーム4と別体に形成され取り付けられている場合を説明する。上記鍵支持部471は、上記後側上壁部43の上面に突設されている。鍵支持部471は、鍵2の前端部が上下方向に揺動するように鍵2の後端部を軸支する。これにより、鍵2は、支点C2を中心として揺動可能にフレーム4に支持される。
上記ハンマ支持部472は、上記底壁部45の上面に突設されている。第2連結部45によって連結された各ハンマ3のハンマ支持部472は、支点C1を中心としてハンマ3が回動するようにハンマ3を軸支する。ハンマス上限トッパ473uは、ハンマ3の後端部と当接してハンマ3の回動範囲を規制するストッパである。ハンマ上限ストッパ473uは、フェルト等のクッション材からなっていて、ハンマ3との当接時の衝撃を低減するようになっている。本実施形態では、ハンマ3後端部の上方向の回動規制するハンマ上限ストッパ473uが、後側上壁部43の下面、ハンマストッパ保持部485に保持されている。なお、ハンマ3後端部の下方向の回動規制するハンマ下限ストッパ473dは、ハンマ上限ストッパ473uと同様の材質で形成され、下ケース7に設けられている。
上記鍵ガイド部474は、上記前側上壁部42の上面に突設されている。第1連結部42によって連結され上方に突設する各鍵2の鍵ガイド部474は、鍵2の断面コ字状の凹部に挿入されていて、鍵2と当接することにより鍵2の左右方向の移動を規制し揺動動作をガイドする。上述したフレーム4に設けられた全ての第1フレーム機能部47(鍵支持部471、ハンマ支持部472及び鍵ガイド部474)は、ハンマ駆動部24よりも後側、即ち鍵2後端側に位置するように設けられている。また、上述した複数の第1フレーム機能部47のうち鍵ガイド部474が、他の第1フレーム機能部47(鍵支持部471、及びハンマ支持部472)よりも前側、すなわち鍵先端側に位置するように設けられている。
また、上記第2フレーム機能部48としては、本体当接部481及び482と、基板取付部483と、ハンマストッパ保持部485と、がある。上記本体当接部481は第2連結部45に一体に設けられ、本体当接部482は側壁部41の後部および後側立壁部44の下端に設けられている。本体当接部481及び482は、下ケース7と当接することで下ケース7上にフレーム4が支持される。基板取付部483は、上記後側上壁部43の上面に突設された後述する検出部5を搭載した基板6と当接して固定するためのボスである。上記基板6は、各鍵2毎に設けられた検出部5を搭載している。検出部5は、例えば一対のゴムスイッチなどから構成されていて、鍵2の押鍵速度などを検出する。上述したフレーム4に設けられた全ての第2フレーム機能部48(本体当接部481及び482、基板取付部483、ハンマストッパ保持部485)が、ハンマ駆動部24よりも後側に位置するように設けられている。また、上述したフレーム4の最前端、即ちフレーム4全体が、ハンマ駆動部24よりも後側に位置するように設けられている。
上記下ケース7は、上側が開口された上述したフレーム4を収容するケースである。下ケース7は、底面部71と、口棒部72と、が設けられている。上記底面部71には、上述した鍵2及びハンマ3を取り付けたフレーム4が搭載される。口棒部72は、傾斜部721と、前側立壁部722と、が設けられている。傾斜部721は、底面部71の前端から立設して設けられ、前側に向かうに従って底面部71から離れる傾斜が付けられている。前側立壁部722は、傾斜部721の前端に立設されている。前側立壁部722は、鍵2よりも前側に設けられていて、内部の構造が見えないようにする。口棒部72に傾斜部721を設けることにより、楽器本体前部が薄く見えるようなデザインにすることができる。
上述した鍵盤装置1によれば、フレーム4に設けられた全ての第1フレーム機能部47が、ハンマ駆動部24よりも後側に位置するように設けられている。さらに、フレーム4に設けられた全ての第2フレーム機能部48が、ハンマ駆動部24よりも後側に位置するように設けられている。以上の構成により、ハンマ駆動部24を開口部46よりも前側に突出させてフレーム4全体をハンマ駆動部24よりも後側に設けることができ、フレーム4前後方向の全長を短くすることができる。よって、フレーム4及び鍵盤装置1自体の小型化及びコストダウンを図ると共に傾斜部721を設けるなど口棒部72のデザイン自由度の向上を図ることができる。
また、上述した鍵盤装置1によれば、複数の第1フレーム機能部47のうち鍵ガイド部474が他の第1フレーム機能部47よりも前側に位置するように設けられている。このように、鍵ガイド部474をなるべくフレーム4の前側に持ってくることにより、限られた前後スペースの中で鍵ガイド部474のガイド効果をより有効にできる。
第2実施形態
次に、本発明の鍵盤装置1の第2実施形態について図3を参照して以下説明する。なお、図3においては、図1及び図2について既に説明した第1実施形態の鍵盤装置1と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。上述した第1実施形態では、第1フレーム機能部47に加えて全ての第2フレーム機能部48がハンマ駆動部24より後側になるようにフレーム4を設けていた。そして、フレーム4全体がハンマ駆動部24よりも後側になるようにフレーム4を設けていた。しかしながら、本発明はこれに限ったものではない。例えば、図3に示す第2実施形態のように第2フレーム機能部48を構成する本体当接部484をハンマ駆動部24よりも前側に設けてもよい。また、図3に示す第2実施形態のようにフレーム4全体がハンマ3のハンマ駆動部24よりも後側に位置していなくてもよい。また、第1実施形態では、ハンマ駆動部24全体がフレーム4の開口部46よりも前側に突出していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、図3に示す第2実施形態のように、ハンマ3の前端の一部がフレーム4の開口部46よりも前側に突出するようにしてもよい。
上述した第2実施形態の鍵盤装置1によれば、全ての第1フレーム機能部47がハンマ駆動部24より後側になるようにフレーム4を設けているので、図3に示すようにフレーム4のハンマ3よりも前側の部分を短くして、フレーム4前後方向の全長を短くすることができる。よって、フレーム4及び鍵盤装置1自体の小型化、軽量化及びコストダウンを図ると共に口棒部72のデザイン自由度の向上を図ることができる。
また、上述した第1及び第2実施形態によれば、ハンマ3の前端が、フレーム4の開口部46よりも前側に突出するように設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、ハンマ3の前端が、フレーム4の開口部46よりも後側に設けられていてもよい。このように構成しても、全ての第1フレーム機能部47がハンマ駆動部24より後側になるようにフレーム4を設けていれば、フレーム4のハンマ3よりも前側の部分を短くすることができるため、フレーム4前後方向の全長を短くすることができる。
また、第1及び第2実施形態によれば、ハンマ3と当接するハンマ上限ストッパ473uのみがフレーム4に設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。フレーム4に鍵2と当接して揺動範囲を規制する鍵ストッパ(フレーム4と一体形成の場合は第1フレーム機能部47に相当)を設けても良い。この場合、鍵ストッパはハンマ駆動部24よりも後側に設けられている。
また、上述した第1及び第2実施形態によれば、ハンマ支持部472が回動式で、鍵2の垂下部23とハンマ3のハンマ駆動部31とが前後にスライド可能に係合されている。しかしながら、逆にハンマ3とハンマ支持部472とが前後にスライド可能に係合されて、鍵2のハンマ駆動部24とハンマ連結部311とが回動自在に係合されていてもよい。
また、フレーム4としては、必ずしも全体が樹脂で一体に形成されている必要はなく、基本部分(複数の側壁部41とこれらを連結する後側上壁部43など)が樹脂で一体に形成されていればよい。従って、フレーム4としては、例えばフレーム4の一部である前側上壁部42や底壁部45が別体、あるいは別の素材で形成されていてもよい。また、フレーム4の樹脂形成の容易性を考慮しない場合は、第1、第2フレーム機能部47、48は必ずしもフレーム4と一体に形成される必要はない。
また、上述した第1及び第2実施形態によれば、鍵2はフレーム4に軸支されているが、本発明はこれに限ったものではない。鍵2は、前端が上下方向に揺動可能にフレーム4に支持されていればよく、例えばヒンジによってフレーム4に支持されていてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1…鍵盤装置、2…鍵(可動部)、3…ハンマ(可動部)、4…フレーム、6…基板(固定部)、7…下ケース(固定部)、24…ハンマ駆動部、47…第1フレーム機能部、48…第2フレーム機能部

Claims (5)

  1. 並列的に配設された複数の鍵と、楽器本体に支持されて、押離鍵操作により前記複数の各鍵が揺動可能なように前記複数の各鍵を支持するフレームと、前記フレームに一体または別体に設けられ、鍵盤装置を構成する可動部材と当接又は係合する前記フレームに設けられた第1フレーム機能部と、前記フレームによって支点を中心に揺動可能に支持されると共に前記支点よりも前側に設けられるハンマ駆動部との係合により前記鍵に連動して前記支点を中心に揺動するハンマと、を備えた鍵盤装置において、
    前記フレームに設けられた全ての第1フレーム機能部が、前記鍵のハンマ駆動部よりも後側に位置するように設けられ、
    前記第1フレーム機能部が、前記可動部材としての鍵の揺動動作をガイドする鍵ガイド部と、前記可動部材としての前記ハンマが回動するように前記ハンマを軸支するハンマ支持部と、を含む複数設けられ、
    前記複数の第1フレーム機能部のうち前記鍵ガイド部が前記ハンマ支持部を含む他の第1フレーム機能部よりも前側に位置するように設けられている
    ことを特徴とする鍵盤装置。
  2. フレーム以外の鍵盤装置または楽器本体を構成する非可動部と当接又は係合する前記フレームに設けられた第2フレーム機能部をさらに備え、
    前記フレームに設けられた全ての第2フレーム機能部が、前記鍵のハンマ駆動部よりも後側に位置するように設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の鍵盤装置。
  3. 前記フレーム全体が、前記鍵のハンマ駆動部よりも後側に位置するように設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の鍵盤装置。
  4. 並列的に配設された複数の鍵と、楽器本体に支持されて、押離鍵操作により前記複数の各鍵が揺動可能なように前記複数の各鍵を支持するフレームと、前記フレームによって支点を中心に揺動可能に支持されると共に前記支点よりも前側に設けられるハンマ駆動部との係合により前記鍵に連動して前記支点を中心に揺動するハンマと、を備えた鍵盤装置において、
    前記ハンマの前端が、前記フレームの前面に設けた前記ハンマを挿通する開口部よりも前側に突出するように設けられ、
    前記フレームには、前記鍵の揺動動作をガイドする鍵ガイド部と、前記ハンマが回動するように前記ハンマを軸支するハンマ支持部と、が設けられ、
    前記鍵ガイド部が、前記ハンマ支持部よりも前側に位置するように設けられている
    ことを特徴とする鍵盤装置。
  5. 前記ハンマ駆動部が、前記開口部よりも前側に突出するように設けられた
    ことを特徴とする請求項に記載の鍵盤装置。
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