JP5420220B2 - ダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉粒体を途切れなく連続的に高能率で空気輸送することの可能なダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置の改良に関する。
サイクロン分離器の下に2つの排出ダンパー装置を順次接続し、空気と粉粒体との混合物をサイクロン分離器へ連続的に吸引しながら、イクロン分離器で固気分離された粉粒体を交互に開閉する2つの排出ダンパーによりバッチ式に排出するように構成されたダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置は知られている(特開2004-189475号、実公昭34-18726号)。この種の吸引式空気輸送装置をダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置と称する。
このダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置では、サイクロン分離室内に粉粒体が溜まると先ず第1排出ダンパーを開けて分離室内の粉粒体を中間室に落下させ、次に第1ダンパーを閉じて分離室内の真空が中間室に漏れないようにした状態で第2ダンパーを開けて中間室内の粉粒体を輸送先容器に落下させる。
このように2つの排出ダンパーを交互に作動させれば、1台の空気輸送機を用いながらも途切れなく連続的に粉粒体を空気輸送することができる。
ダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置においては、連続吸引によりサイクロン分離室へは粉粒体が途切れなく入って来ているので、排出ダンパーを短い周期で頻繁に開閉させないとサイクロン分離室からの粉粒体の排出が追いつかず、サイクロン分離室は粉粒体で一杯になってしまう。特に、サイクロン分離器への吸引を高真空・高濃度モードで大流量で行う場合には、この傾向は顕著となる。
このように、排出ダンパーがサイクロン分離室から粉粒体を排出する能力が律速段階となるので、排出ダンパーの開閉1サイクル当たりの所要時間が長い(即ち、開閉サイクルの周期が長い)場合には、折角の高真空・高濃度モードによる高能率の空気輸送能力が頭打ちとなる。
本発明の目的は、排出ダンパーの開閉1サイクル当たりの所要時間を短縮し、排出ダンパーの単位時間当たりの開閉回数を増加させることにより、排出ダンパーの処理能力を向上させ、もって、ダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置の輸送能力を向上させることである。
本発明の他の目的は、小型でコンパクトなダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置を用い、それを高真空・高濃度モードで作動させることを可能にすることにより、高能率の空気輸送を保障することである。
本発明は、空気と粉粒体との混合物をサイクロン分離室へ連続的に吸引しながら、固気分離された粉粒体を交互に開閉する第1および第2の排出ダンパーによりバッチ式に排出するように構成されたダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置において、第2排出ダンパーにはそのホッパー上の粉粒体に対して流動化用空気を吹き込むエアレーション手段を設け、吹き込まれた流動化用空気を利用して第2排出ダンパーの開放直前に第2排出ダンパーの前後の差圧を能動的に消失させるようにしたことを特徴とするものである。
このように、エアレーションにより吹き込まれた流動化用空気を利用して第2排出ダンパーの前後の差圧を能動的に消失させれば、より早期に第2排出ダンパーを開けることができるので、第2排出ダンパーの開閉1サイクル当たりの所要時間が短縮される。
非限定的な実施例を示す添付図面を参照しながら、本発明の空気輸送装置の実施例を説明する。
図1を参照するに、空気輸送装置10は、粉粒体源としての容器12に収容された粉粒体を他の容器(輸送先容器)14に空気輸送するために使用することができる。容器12および14はホッパーその他任意の形状・種類の容器であり得る。
図示した実施例では、装置の製造・組立を容易にしかつ清掃・洗浄などのために構成部品を容易に分解できるようにするため、空気輸送装置10は、固気分離用のサイクロン・モジュール16と、中間の第1排出ダンパー・モジュール18と、最下段の第2排出ダンパー・モジュール20とで構成してあり、これらのモジュールは複数のバックル装置22その他の連結手段によって分離自在に連結してある。
図2から良く分かるように、サイクロンモジュール16は、ステンレス等で形成された円筒形の本体24と、ステンレス等で形成されたトップカバー26と、一若しくは複数のフィルタエレメント28が取付けられたフィルタ支持板30とを備えている。フィルタ支持板30は本体24とトップカバー26との間に挟持されており、本体24とトップカバー26とは複数のバックル装置32によって分離自在に連結される。
図1および図2から分かるように、フィルタエレメント28は、例えば、フィルタ支持板30の円形開口に上から差し込んでその上部フランジをフィルタ支持板30に支持させることによりフィルタ支持板30から懸垂してある。フィルタエレメント28の数は適宜増減し得るし、フィルタエレメント28に代えてバッグフィルタその他の形式のフィルタを使用してもよい。
円筒形本体24の内側には空気と粉粒体との混合物を吸引し固気分離するための吸引・分離室34が画成されており、この吸引・分離室34には本体24に溶接等により取付けた空気入口管36が接線方向に開口している。
吸引・分離室34内で固気分離された粉粒体は本体24の円形の下部開口38から第1排出ダンパー・モジュール18に向けて落下する。
図1を参照するに、図示した実施例では、サイクロンモジュール16のトップカバー26の内側には逆洗弁40が配置された逆洗弁室42が画成してあり、周期的にフィルタエレメント28を逆洗するようになっている。
逆洗弁40としては従来型の急速排気弁を使用することができ、夫々の逆洗弁40はフィルタエレメント28の上部開口と相対峙させてある。
図示したように、夫々の逆洗弁40は、一方において、エアコンプレッサ44に接続されたアキュムレータ46に継手45および配管を介して接続されると共に、他方において、管継手47およびエア信号管48を介して制御装置50に接続される。
エア信号管48から急速排気弁40に印加される信号圧力が高い間はエアコンプレッサ44からの圧縮空気はアキュムレータ46に蓄積される。制御装置50が信号圧力を低下させると急速排気弁40はアキュムレータ46を開放して圧縮空気をフィルタエレメント28の入口開口に向かって噴射させ、フィルタエレメント28の逆洗を行う。制御装置50はフィルタエレメント28の逆洗を交互かつ周期的に行うように構成することができる。
トップカバー26には空気出口管52が設けてあり、この空気出口管52の出口は負圧源54に接続される。負圧源54としては、ターボブロワー、ルーツブロワー、多段リングブロワーのようなブロワー、エジェクター型真空ポンプ、その他任意の形式の真空ポンプを使用することができる。負圧源からの負圧は制御装置50によって制御される遮断弁56によって制御することができる。
ブロワー54を作動させた状態で遮断弁56を開けると、空気と粉粒体との混合物は空気入口管36から吸引・分離室34へと吸引され、含塵空気はフィルタエレメント28によって濾過され、吸引・分離室34内で空気から分離された粉粒体は第1排出ダンパー18に向かって落下する。
図3を参照するに、第1ダンパーモジュール18は、ステンレス等で形成され下部フランジを備えた円筒形の本体58と、ステンレス等で形成された略円錐形のホッパー60と、ホッパー60の下部出口開口を開閉するダンパー機構62とを備え、本体58の内側にはダンパー機構62の下方に中間室64が画成されている。
図示した実施例では、ダンパー機構62は、ホッパー60の下部出口開口を密閉可能な円形のフラップ弁66と、このフラップ弁66を上方に揺動させるためのローラー68付き揺動アーム70と、この揺動アーム70を揺動させるための例えば90度揺動ベーン型の空気力式アクチュエータ72を有する。
フラップ弁66は、例えば、左右一対の揺動アーム74に取付けてあり、これらの揺動アーム74の端部は溶接などによりホッパー60に固定した取付ブラケット76に枢軸78を介して枢着することができる。
ホッパー60の下縁にはエラストマー製のシールリング80が装着してあり、ホッパー60とフラップ弁66との間をシールするようになっている。シールリング80にヘタリや摩耗が生じてもシールが確実に行われるようにするため、揺動アーム74の枢軸78は上下方向に多少の空動きが出来るように取付ブラケット76の長穴(図示せず)に装着されている。
ローラー68付き揺動アーム70はアクチュエータ72の出力軸82を介して取付ブラケット76に枢着してある。空気力式アクチュエータ72はエア信号ライン84を介して制御装置50により制御することができる。
図1に示したように、第1ダンパーモジュール18の本体58には中間室64に連通する圧力導入管86が設けてあり、この圧力導入管86はサイクロンモジュール16の本体24に設けた負圧取出管88に第1バイパス導管90によって接続されている。バイパス導管90には制御装置50により制御される遮断弁92が設けてあり、遮断弁92を開けることによりサイクロンモジュール16の吸引・分離室34内の高真空ないし負圧を第1ダンパーモジュール18の中間室64に導入するようになっている。
図4を参照するに、第2ダンパー・モジュール20も、第1モジュール18のホッパー60およびダンパー機構62と夫々同様のホッパー93およびダンパー機構94を有する。第2のダンパー機構94の空気力式アクチュエータ95はエア信号ライン96(図1)を介して制御装置50により制御される。
第2ダンパーモジュール20の本体97には大気圧取出管98が設けてあり、この大気圧取出管98は第2バイパス導管100によって第1ダンパーモジュール18の圧力導入管86に接続されている(図1)。第2バイパス導管100には制御装置50により制御される遮断弁102が設けてあり、遮断弁102を開けることにより第2ダンパーモジュール20内の大気圧を第1ダンパーモジュール18の中間室64に導入するようになっている。
この第2ダンパー・モジュール20は、ホッパー93内に堆積した粉粒体に対して流動化用空気を吹き込むためのエアレーション機構110を有する。
図4の円5Aおよび5B内の部分の拡大断面を示す図5(A)および(B)を参照するに、このエアレーション機構110は、ホッパー93の内側に配置された微多孔性で自己支持性の流動化用隔膜112を備えている。流動化用隔膜112の形状はホッパー93の形状と相似であるが、サイズはホッパーよりやゝ小さい。従って、ホッパー93と流動化用隔膜112との間には環状円錐形の空間114が形成される。
この空間114の上部は、流動化用隔膜112の上部フランジ116をホッパー93の上部フランジ118とシールリング120との間に挟持することによってシールされる(図5(A))。
空間114の下部は、流動化用隔膜112の下部円筒部122の外周に装着したリップ型シールリング124(図5(B))によってホッパー93に対してシールされる。
図5(A)に示したようにダンパーモジュール20の本体97のフランジによってホッパー93の上部フランジ118を支持し、図5(B)に示したようにホッパー93の内側に流動化用隔膜112を挿入してシールリング124によってシールし、流動化用隔膜112の上部フランジ116の上にシールリング120(図5(A))を載せてバックル装置22によって第1排出ダンパー18の本体58と第2排出ダンパー20の本体97とをクランプすれば、空間114は密閉される。バックル装置22を解除すればホッパー93および流動化用隔膜112を分解し、清掃洗浄することができる。
ホッパー93には環状空間114に開口するニップル126が取付けてあり、このニップル126は圧縮空気ライン128を介してコンプレッサ44(図1)に接続されている。圧縮空気ライン128には制御装置50により制御される遮断弁130が設けてある。遮断弁130を開けると、環状空間114に圧縮空気が送られ、そこに充満する。従って、環状空間114は流動化用隔膜112のための空気充満室として作用する。
次に、図6のフローチャートを併せて参照しながら、この空気輸送装置10の作動および使用の態様を説明する。
図1に示したように、空気輸送装置10を輸送先容器14の上に設置し、サイクロンモジュール16の空気入口管36を、空気輸送管104を介して、空気輸送すべき粉粒体を収容した供給元ホッパー12の下部出口106に差し込んだ吸引ノズル108に接続する。
ブロワー54とエアコンプレッサ44を作動させ、第1排出ダンパー62および第2排出ダンパー94を閉じた状態で遮断弁56を開けて吸引・分離室34をブロワー54によって吸引すると、供給元ホッパー12内の粉粒体は空気と共に吸引ノズル108、空気輸送管104、空気入口管36を介して吸引・分離室34内に吸引され、吸引・分離室34内でサイクロンの原理によって空気から分離された粉粒体は第1ダンパーモジュール18に向かって落下し、そのホッパー60に堆積する。吸引・分離室34からブロワー54に吸引される含塵空気はフィルタエレメント28によって濾過される。逆洗弁40を作動させることによりフィルタエレメント28は周期的に逆洗される。
ホッパー12から吸引・分離室34への粉粒体の吸引および空気輸送は途切れなく連続的に行うことができる。高能率の空気輸送を実現するためには粉粒体の吸引は高真空下で行うのが好ましい。
吸引中は、サイクロンモジュール16の吸引・分離室34は高真空下にあり、第1ダンパーモジュール18の中間室64は後述するように大気圧下にある。従って、第1ダンパーモジュール18のフラップ弁66の上流側に作用する真空と下流側に作用する大気圧との差圧によってフラップ弁66はホッパー60のシールリング80に圧接されており、ホッパー60とフラップ弁66との間はピッタリとシールされている。
所定のタイミングで第1バイパス導管90の遮断弁92を開けることにより、サイクロンモジュール16の吸引・分離室34と第1ダンパーモジュール18の中間室64とをバイパス導管90により導通させると、吸引・分離室34内の高真空が第1ダンパーモジュール18の中間室64に導入され、中間室64は吸引・分離室34内と同様の高真空になる。
その結果、第1ダンパーモジュール18のフラップ弁66の前後の差圧は急速に消失する。
差圧がほぼ消失した所定のタイミングで、第1ダンパー62のアクチュエータ72を作動させ、図3に鎖線で示したようにローラー68付き揺動アーム70を下方に揺動させることにより、フラップ弁66を釈放する。そうすると、フラップ弁66は、図3に鎖線で示したように、その自重とその上に堆積した粉粒体の重量の作用により下方に揺動し、開弁する。
このように、フラップ弁66を前後の差圧に抗して強引に開ける必要もないし、排出ダンパー62はフラップ弁66の自重と粉粒体重量により開放する構造のものであるので、アクチュエータ72を小型化することができ、ダンパーモジュール18の小径の本体58内にコンパクトに配置格納することができる。このように可動部であるダンパー機構62がダンパーモジュール18の本体58内にコンパクトに格納されているので、安全が向上すると共に、装置の取扱いが容易になり、塵埃の堆積や汚損が低減する。
第1ダンパーモジュール18のフラップ弁66の開放に伴い、第1ダンパーモジュール18のホッパー60に堆積していた粉粒体は中間室64に落下し、下段の第2ダンパーモジュール20のホッパー93およびそのフラップ弁の上に堆積する。
第1ダンパーモジュール18のホッパー60からの粉粒体の全量排出を許容するに必要な時間(例えば、2〜5秒)が経過したならば、遮断弁92を閉じて第1バイパス導管90を遮断する。
そして、アクチュエータ72を反対方向に揺動させて第1ダンパー62(即ち、フラップ弁66)を閉じる。
次に、所定のタイミングで、第2バイパス導管100の遮断弁102を開けることにより、第1ダンパーモジュール18の中間室64と第2ダンパーモジュール20のホッパー93よりも下側の空間とを第2バイパス導管100により導通させる。
これにより、輸送先容器14内の大気圧下の空気が第2バイパス導管100を介して第1ダンパーモジュール18の中間室64に流入し、直前には高真空下にあった中間室64の圧力は大気圧に近づくであろう。
しかしながら、中間室64内の圧力が大気圧に近づくにつれて、中間室64内の圧力と輸送先容器14内の大気圧との圧力差はゼロに近づくので、第2バイパス導管100を介して中間室64に流入する空気の流量は次第に減少し、それにつれて中間室64内の圧力が大気圧まで回復するのが遅延するであろう。これは、第2ダンパー94を開放させるための所要時間を出来るだけ短縮することの障碍となる。
そこで、遮断弁102を開けるのとほぼ同時に、遮断弁130を開けてエアレーション機構110を作動させる。これにより、圧縮空気ライン128を介して圧縮空気が空気充満室114に送られ、流動化用隔膜112を介してホッパー93の内側に噴出し、ホッパー93に堆積した粉粒体を流動化させる。
ホッパー93の内側に噴出する流動化用空気は大気圧より高い圧力(正圧)を有するので、粉粒体を流動化することに加えて、中間室64内の圧力を高める。その結果、流動化用空気は、第2バイパス導管100を介して中間室64に流入する空気が次第に減少するのを補い、第2ダンパー94のフラップ弁の前後の差圧を確実かつ迅速に消失させる。こうして、中間室64内の圧力は早期に大気圧になる。
差圧がほぼ消失したタイミングで、第2ダンパー94のアクチュエータ95を作動させてその揺動アームを下方に揺動させ、第2ダンパー94のフラップ弁を釈放する。これにより、第1ダンパーと同様に第2ダンパー94のフラップ弁はその自重と粉体重量により迅速かつ円滑に開らき、ホッパー93内の粉粒体は輸送先容器14内へと落下する。流動化用空気による粉粒体の流動化は粉粒体の落下を円滑にする。
第2ダンパーモジュール20内の粉粒体が輸送先容器14に落下するのを許容するに必要な時間(例えば、2〜5秒)経過したならば、遮断弁102を閉じて第2バイパス導管100を遮断すると共に、遮断弁130を閉じてエアレーションを終了させる。次いで第2ダンパーモジュール20の排出ダンパー94のアクチュエータを作動させてそのフラップ弁を閉じる。
以上の工程を反復することにより、ホッパー12から輸送先容器14へと粉粒体の空気輸送が途切れなく連続的に行われる。
本発明によれば、前述したように第2ダンパー94のフラップ弁の前後の差圧が能動的に消失せられるので、第1ダンパー62を閉じてから第2ダンパー94を開けるまでの時間を短縮することができる。これは2つのダンパー62、94の単位時間当たりの開閉頻度を増加させることを可能にし、2つのダンパーの処理量(排出量)を増加させることができることを意味する。従って、サイクロン・モジュールで固気分離される大量の粉粒体を支障無く排出させながら、高真空・高濃度モードで大流量でサイクロン・モジュールに粉粒体を吸引し、大流量で粉粒体を空気輸送することができる。
本発明によれば、直径約40cmという極めて小型の空気輸送装置を使用しながらも、3,000リッター/時という高い輸送能力を保障することができる。これは、粉粒体の嵩密度が1の場合、3トン/時の能力に相当する。
以上には本発明の特定の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更や修正を施すことができる。例えば、エアレーション機構は第1ダンパーにも設けることができる。排出ダンパー機構としては、アクチュエータによって排出弁を直接に開閉する形式のものを使用することができる。吸引用の真空源は直接にサイクロンモジュールに搭載することができる。
本発明の空気輸送装置の一部切欠き側面図である。 図1に示した空気輸送装置のサイクロン・モジュールの分解斜視図である。 図1に示した空気輸送装置の第1排出ダンパー・モジュールを示すもので、(A)は斜め下からの斜視図、(B)は一部切欠き側面図である。 図1に示した空気輸送装置の第2排出ダンパー・モジュールの一部切欠き側面図である。 図5(A)および(B)は、夫々、図4の円5Aおよび5B内の部分の拡大断面を示す。 図1に示した空気輸送装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10: 空気輸送装置
16: サイクロン分離モジュール
18: 第1排出ダンパー・モジュール
20: 第2排出ダンパー・モジュール
34: 吸引・分離室
62: 第1排出ダンパー
64: 中間室
90: 第1バイパス通路
92: 第1バイパス制御弁
94: 第2排出ダンパー
100: 第2バイパス通路
102: 第2バイパス制御弁
110: エアレーション機構

特許出願人 株式会社 ワイ・エム・エス
代理人 弁理士 伊藤 宏

Claims (3)

  1. 空気と粉粒体との混合物をサイクロン分離室へ連続的に吸引しながら、固気分離された粉粒体を交互に開閉する第1および第2の排出ダンパーによりバッチ式に排出するように構成されたダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置において:
    前記第2排出ダンパーにはそのホッパー上の粉粒体に対して当該第2排出ダンパーの下流に存在する圧力より高い圧力をもった流動化用空気を吹き込むエアレーション手段を設け、吹き込まれた流動化用空気を利用して第2排出ダンパーの開放直前に第2排出ダンパーの前後の差圧を能動的に消失させ、もって、第2排出ダンパーの開閉1サイクル当たりの所要時間を短縮するようにしたことを特徴とするダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置。
  2. 第1排出ダンパーの開放直前の所定のタイミングで第1排出ダンパーと第2排出ダンパーとの間の中間室に負圧を導入することにより第1排出ダンパーの前後の差圧を消失させる手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に基づくダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置。
  3. 第2排出ダンパーの開放直前の所定のタイミングで前記中間室に大気圧を導入することにより第2排出ダンパーの前後の差圧を消失させる手段を備えていることを特徴とする請求項2に基づくダブルダンパー型連続吸引式空気輸送装置。
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