JP5420205B2 - 自動販売機を使ったマーケティングシステム及びその方法並びに自動販売機 - Google Patents

自動販売機を使ったマーケティングシステム及びその方法並びに自動販売機 Download PDF

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Description

本発明は自動販売機を使ったマーケティングシステム及びその方法並びに自動販売機に関する。
携帯電話機が一般化した今日、特許文献1〜3は自動販売機に携帯電話機を取り込むことを提案している。特許文献1は、アルコール飲料、タバコのように年齢制限の商品を取り扱う自動販売機において、ユーザが自己の携帯電話を使って利用者認証サーバに認証を求め、この利用者認証サーバが販売許可信号を自動販売機に送信することで、自動販売機は商品購入ボタンの販売可能ランプを点灯させることを開示している。
特許文献2は、自動販売機でのポイントサービスに関して、ユーザの携帯電話を使うことを提案している。具体的には、自動販売機は、販売した商品の種別や数に応じたポイント情報を二次元バーコードなどの画像情報として発行し、ユーザは、これを携帯電話機のカメラで撮像して管理サーバに送信する。管理センタは、ポイント情報が真正であると確認したらユーザ毎に管理しているポイント数に、受信したポイント数を加算する。特許文献2は、また、ポイント情報を含む二次元バーコードに、在庫、故障、日時、環境などの自動販売機の管理情報を含めることで、在庫切れや釣り銭切れ、故障の発生などをユーザの携帯電話機を使って入手することを提案している。
特許文献3は、ユーザ又は巡回ルートサービスマンが所有する携帯電話を使って釣り銭切れ、在庫切れなどの情報を管理サーバに送信することを提案している。具体的には、特許文献3では、ユーザはオンライン決済機能を備えた携帯電話機を使って自動販売機から所望の商品を購入する場合を例に発明が開示されており、自動販売機は、現金でもプリペード金でも商品を購入することができる。
また、この特許文献3の自動販売機は、通常モードと緊急モードとを有し、通常モードではユーザが入金すると商品購入ボタンが点灯し、そしてユーザが所望の商品購入ボタンを押すと当該商品を商品取出口に排出すると共に釣り銭を払い出す。他方、緊急モードは、釣り銭切れや商品の在庫切れなどになった時に自動販売機の回転灯を点灯させると共にディスプレー及びスピーカで割引販売実施中である旨を周囲のユーザに知らせてユーザの注意を喚起する。ユーザが携帯電話機を自動販売機に接続して所望の商品購入ボタンを選択すると、ユーザの携帯電話機を通じて、決済情報の他に、当該自動販売機の商品種類データ、購入個数データ、在庫数データ、釣り銭データなどの情報と共に気圧、温度、湿度、紫外線、花粉、気圧などの気象データを管理サーバに送信する。
特開2007−87290号公報 特開2003−85625号公報 特開2003−44906号公報
市場が飽和した今日、新商品の開発、新商品の販売促進、特定商品の宣伝のためにマーケティングの重要性が日々増している。その一方で、日本では、携帯電話(PHSを含む)の人口に対する普及率が84%(2008年3月現在)に達したと言われており、昨今の携帯電話機は、ワンセグ放送対応、フルブラウザ対応というように高機能化してインターネットを通じた情報収集やモバイル決済にも利用されている。本願発明者らは、若者の多くが携帯電話機を自由自在に活用している現状の中でマーケティングツールの一つとして自動販売機を捉える観点に立脚して本発明を案出するに至ったものである。
本発明の目的は、消費動向をリアルタイムで入手可能な自動販売機を使ったマーケティングシステム及びその方法並びに自動販売機を提供することにある。
本発明の更なる目的は、ターゲットを絞り込んで新商品や販売促進活動を実行することのできる自動販売機を使ったマーケティングシステム及びその方法並びに自動販売機を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明の第1の観点によれば、
携帯電話機を使って自動販売機の情報を管理サーバに送信すると共に、該管理サーバからクーポン情報を前記携帯電話機に送信して、該クーポン情報を使って前記自動販売機の商品を入手することのできるマーケティングシステムであって、
前記自動販売機が、携帯電話機と交信可能な送受信部と、該携帯電話機との交信を許可する連絡ボタンと、予め設定した日時、時刻などの時間に関する所定の条件が成立したときに通行人に注意を喚起するアピール手段とを有し、
前記管理サーバが前記携帯電話機に送信する前記クーポン情報には、前記携帯電話機を使って前記管理サーバに送信した情報の情報源である前記自動販売機を特定する自動販売機識別情報と、該クーポン情報を使って入手可能な商品の情報と、該クーポン情報の使用期限情報とを含み、
前記アピール手段により通行人に注意を喚起し、これに応じて通行人が連絡ボタンを押して自動販売機の情報を携帯電話機を介して前記管理サーバに送信し、また、前記クーポン情報を受信した携帯電話機と前記自動販売機との交信により、該クーポン情報を使って、該クーポン情報に含まれる自動販売機識別情報で特定される前記自動販売機から商品を入手可能であることを特徴とするマーケティングシステムを提供することにより達成される。
上記の技術的課題は、本発明の第2の観点によれば、
携帯電話機と交信可能な送受信部と、該携帯電話機との交信を許可する連絡ボタンと、予め設定した条件が成立したときに通行人に注意を喚起するアピール手段とを備えた自動販売機の情報を携帯電話機を介して管理サーバに送信し、該管理サーバからクーポン情報を前記携帯電話機に送信して、該クーポン情報を使って前記自動販売機の商品を入手することのできるマーケティング方法であって、
前記予め設定した条件が成立したときに前記アピール手段を実行させて通行人に注意を喚起する第1工程と、
携帯電話機を所持した人間が前記連絡ボタンを操作して前記自動販売機の送受信部と携帯電話機との間で交信して、前記自動販売機の情報を携帯電話機に取り込む第2工程と、
前記携帯電話機から前記管理サーバに前記自動販売機の情報を送信する第3工程と、
前記管理サーバにおいてクーポン情報を生成して前記携帯電話機に送信する第4工程とを有し、
該クーポン情報には、前記携帯電話機を使って前記管理サーバに送信した情報の情報源である前記自動販売機を特定する自動販売機識別情報と、該クーポン情報を使って入手可能な商品の情報と、該クーポン情報の使用期限情報とを含むマーケティング方法を提供することにより達成される。
上記の技術的課題は、また、本発明の第3の観点によれば、
携帯電話機を使って自動販売機の情報を管理サーバに送信すると共に、該管理サーバからクーポン情報を前記携帯電話機に送信して、該クーポン情報を使って前記自動販売機の商品を入手することのできるマーケティングシステムに適用可能な自動販売機であって、
携帯電話機と交信可能な送受信部と、
前記携帯電話機との交信を許可する、商品購入とは無関係の連絡ボタンと、
予め設定した日時、時刻などの時間に関する所定の条件が成立したときに通行人に注意を喚起するアピール手段とを有し、
該アピール手段により通行人に注意を喚起した後の連絡ボタンの操作を受けることで前記自動販売機の情報を携帯電話機を介して前記管理サーバに送信することを特徴とする自動販売機を提供することにより達成される。
すなわち、本発明は、アピール手段が動作を実行する条件として、典型的には、日時、期間及び時刻、期間及び時間間隔のように時間に関する条件が設定される。例えば、aa月bb〜cc日朝6時から12時まで30分毎と設定したときには、該当する日の午前中に30分毎にアピール手段が動作して通行人に注意を喚起することになる。これに興味を持った通行人は、連絡ボタンを操作して自分の携帯電話機と自動販売機の送受信部との間で交信して自動販売機の情報を携帯電話機に取り込み、そして、この情報を携帯電話機を使って管理サーバに送信する。携帯電話機には管理サーバからクーポンが送信され、携帯電話機を操作した通行人はこのクーポンを使って当該自動販売機の商品を入手することができる。
携帯電話を介して自動販売機の情報として管理サーバに送信する情報に販売数を含むように設定したときには、管理サーバは、上記の例で説明すれば、所定期間、午前中の販売動向の情報を入手することができる。例えば駅前、幹線道路沿い、テーマパークなどに分けて自動販売機の情報を入手することもできる。
管理サーバが発行するクーポン情報は、携帯電話機を通じた自動販売機の情報の情報源である自動販売機を識別する識別情報を含めることで、クーポンを利用できる自動販売機を、情報源である自動販売機に限定できる。この自動販売機に、新商品や販売促進用の商品あるいは景品を在庫させておき、クーポンを利用したときには当該新商品、販売促進用の商品、景品に制限して提供することで実質的な販売促進活動を自動販売機を介して行うことができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記アピール手段が、前記自動販売機の商品切れ、釣り銭切れのときに動作して、通行人に注意を喚起する。これにより、通行人の携帯電話機を通じて釣り銭切れ、商品切れなどの情報を管理サーバが入手することができ、この釣り銭切れなどの情報をルート巡回サービスマンに提供することができる。
本発明の他の目的、作用効果は以下の本発明の実施例の詳細な説明から明らかになろう。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、実施例のマーケティングシステム1の全体概要を示す図であり、マーケティングシステム1は自動販売機2を有している。自動販売機2は、特に限定するものではないが、ミネラルウオータ、缶コーヒー、PETボトル入りお茶などの容器入り飲料を販売する形式の自動販売機が例示的に図示されているが、ディスポーザブルコップ(紙コップが典型例である)に飲料を充填して販売する形式の自動販売機であってもよい。自動販売機2の上部には、取り扱っている複数の商品サンプル4が陳列され、そして、各商品サンプル4に対応して商品購入ボタン6が設けられている。
自動販売機2は、商品の購入のための硬貨を投入する硬貨投入口8と、紙幣を挿入する紙幣挿入口10と、払い戻し操作レバー12、返却口14などを有する。自動販売機2は硬貨投入口8及び/又は紙幣挿入口10を通じた入金を受け付けると、選択可能な商品の購入ボタン6を点灯させる。その中から消費者が所望の商品の購入ボタン6を押し下げると、指定した商品が商品取出口16に排出される。仮に消費者が投入したお金の額が商品の売価よりも多額だったときには返却口14に釣り銭が払い出される。
また、自動販売機2は、液晶などのディスプレー18と後に説明するプッシュ式のマニュアル連絡ボタン20及び赤外線通信などの送受信部22(図2)とを有し、連絡ボタン20にはランプ(図示せず)が内蔵されている。連絡ボタン20は、商品購入とは無関係のマニュアルボタンであり、これを押し下げることにより、後に説明するように、自動販売機2と携帯電話機60との間の情報の授受が可能になる。
図2は、自動販売機2の制御系の概要を示す。自動販売機2は、CPUを主体とした主制御部30を有し、主制御部30には、商品購入ボタン6を制御する商品選択部32、商品購入ボタン6に内蔵されたランプの点滅を制御する商品購入ボタン発光制御部34、ディスプレー18の表示を制御するディスプレー表示制御部36、自動販売機2の故障の有無を判断する自己診断部38、連絡ボタン20に関連した制御を行う連絡ボタン制御部40、連絡ボタン20に内蔵したランプ(図示せず)の点滅を制御する連絡ボタン発光制御部42、後に説明するクーポン情報の有効性を判別するクーポン情報判定部44、各種のデータを記憶する記憶部46などを有する。
マーケティングシステム1には、不特定の通行人の携帯電話機60が組み込まれる。携帯電話機60は赤外線通信ユニット(図示せず)を有している。この種の携帯電話機は周知であるので、その具体的な構造の説明は省略する。
携帯電話機60は、自動販売機2の連絡ボタン20を押し下げた後に送受信部(赤外線通信ポート)22を通じて交信することにより自動販売機2との間で情報の授受が可能である。また、携帯電話機60は、その持ち主の操作によって移動通信網及びインターネット通信網62を介して自動販売機2を管理する会社の管理サーバ64に接続することができ、この管理サーバ64との間で情報の授受が可能である。
図3を参照して、自動販売機2の記憶部46には次のデータが記憶されている。
(1)当該自動販売機2の識別情報(例えば売り場番号、機体(VM)番号、店舗IDなど);
(2)当該自動販売機2の設定情報(例えば展示商品サンプルを各商品在庫コラムに割り付ける、商品の単価など);
(3)販売情報(例えば、各コラムの在庫情報、在庫補充日時、販売数など);
(4)管理情報(例えば、釣り銭切れ、在庫の本数が例えば残り数本というように補充が必要なコラム、自動販売機全体の在庫数が所定数よりも下回ったときの補充要求情報、自己診断により発見した不具合);
(5)通報設定情報;
通報設定情報は、後に説明するように、連絡ボタン20を点灯させるタイミング及び通報項目に関する設定情報であり、日時、期間及び時刻、期間及び時間間隔、釣り銭切れ、各セルの在庫切れ、自動販売機の機内の在庫切れ、販売数などを含む。
(6)設置環境;
自動販売機2が設置されている環境、例えば駅前、幹線道路沿い、遊園地、ビジネスホテルなど、任意に分類した設置環境情報であり、ルート巡回サービスマンによって例えば「駅前」という情報が登録される。
記憶部46の通報設定情報は、管理者つまりルート巡回サービスマンによって例えばハンディターミナルや自動販売機2に搭載された入力手段を使って作成される。例えば、日時が設定されているときには、当該日時に、通行人に注意を喚起するアピール手段として連絡ボタン20が点灯される。期間及び時刻が設定されたときには、当該設定された期間中、所定の時刻になると連絡ボタン20が点灯される。期間及び時間間隔が設定されたときには、当該設定された期間中、所定の時間間隔で連絡ボタン20が点灯される。
図4を参照して、マーケティングシステム1は、設定された通報条件が成立した時に(例えば設定時刻になると)、通行人に注意を喚起するアピール手段として連絡ボタン20が点灯されると共に管理サーバ64に提供する情報が生成される。勿論、点灯は内蔵ランプを連続的に点灯してもよいし、一定の周期で間欠的に点灯させるようにしてもよい(つまり連絡ボタン20を比較的短い周期で点滅させる)。と共に、好ましくは、追加のアピール手段としてディスプレー18に通行人の注意を喚起する文章、例えば「ご協力をお願いします」という文字情報と共に、具体的な操作手順が表示される。勿論、自動販売機2にスピーカを設置し、このスピーカを追加のアピール手段として利用するようにしてもよい。
連絡ボタン20の点灯やディスプレー19の表示に興味を持った通行人は、ディスプレー19に表示の手順に従って次の行為を実行する。なお、自動販売機2がスピーカを備えているときには、下記の手順を音声で案内してもよい。ディスプレー19やスピーカを使った案内は一定時間後に停止される。
(1)自己の携帯電話機60を赤外線通信可能な状態に設定する;
(2)商品購入とは無関係に自動販売機2の連絡ボタン20を押し下げる;
(2-1)連絡ボタン20の押し下げに伴って自動販売機2と携帯電話機60との間で交信が可能となる。自動販売機2から携帯電話機60に供給される通報情報については後に説明する;
(3)自動販売機2から通報情報を受け取った後に、当該通行人は、携帯電話機60の表示画面に従って操作することで管理サーバ64に通報情報を送信する。
なお、上記(1)と(2)の順序を逆にしてもよい。すなわち、自動販売機2の連絡ボタン20を押し下げた後に携帯電話機60を赤外線通信可能な状態に設定して、自動販売機2と携帯電話機60との間で情報の授受を行うようにしてもよい。また、消灯中の連絡ボタン20を押し下げたとしても自動販売機2と携帯電話機60との間の交信は不能である。
携帯電話機60から管理サーバ64に送信される通報項目はルート巡回サービスマンの設定によって決定されるが、通報項目として、(1)自動販売機2の識別情報、(2)送信日時、(3)送信時の気圧、外気温、湿度、日射、花粉、紫外線などの周辺環境を検知する各種センサ48からのデータ、(4)自動販売機2の設置環境(例えば駅前)、(5)販売数、(6)釣り銭切れ、(7)在庫切れ商品情報、(8)自動販売機全体の在庫数が所定数よりも下回ったときの補充要求情報、(9)自己診断による故障情報を挙げることができ、図2に示す通報項目設定手段50、例えばルート巡回サービスマンの入力又はハンディターミナルにより任意の項目が設定される。また、ディスプレー18の表示やスピーカから流すコンテンツは、図2に示すコンテンツ設定手段52、例えばルート巡回サービスマンの入力又はハンディターミナルにより設定される。
携帯電話機60から通報情報を受け取った管理サーバ64は、携帯電話機60から受け取った自動販売機2を特定する識別情報を含むクーポン情報を生成して当該携帯電話機60へ送信する。使用可能な自動販売機2として携帯電話機60と交信した自動販売機2を指定したクーポン情報には無料又は割引などの特典情報が含まれており、場合によっては特定の商品に限定した特典であってもよい。この特典は時限付きであり、例えば携帯電話機60にクーポン情報を送信した時間から10分というように比較的短い時間に限り有効である。
クーポン情報を受け取った通行人は、点灯を継続している連絡ボタン20を、再度、押し下げた後に、当該自動販売機2の送受信部22(赤外線通信ポート)に携帯電話機60を差し向けることによりクーポン情報を当該自動販売機2に送信する。クーポン情報を受け取った自動販売機2は、当該自動販売機2を特定するIDを含んだクーポン情報であるか否か且つ有効期限内であるなどの照合を行った後にクーポン情報に含まれている商品に対応する商品購入ボタン6を点灯する。これによりクーポン情報の所有者である通行人は、点灯した商品購入ボタン6から任意の商品購入ボタン6を押し下げることで商品を入手することができる。以上の説明は、通行人に「無料」の特典を付与した場合であり、「割引」の特典の場合には、商品を購入するのに必要な割引金額のお金を硬貨投入口8又は紙幣挿入口10に投入することで商品を入手することができる。
自動販売機2は、上記クーポン情報を照合して商品を排出した後に、連絡ボタン20の点灯を停止して連絡ボタン20に内蔵のランプを消灯する。連絡ボタン20が消灯した後は、自動販売機2と携帯電話機60との間の交信が不能になる。
管理サーバは、携帯電話機60から受け取った情報を記憶手段に記憶させ、この情報は、後の市場分析に活用される。すなわち、携帯電話機60から得られる情報として、日時、気象、自動販売機の設置環境、販売数などを入手することで、例えば自動販売機2の設置環境との関係及び時間との関係で商品の消費動向を分析することができる。なお、自動販売機2の設置箇所に関して「駅前」などの概要は携帯電話機60から設置環境の項目で入手可能であるがより詳細なロケーション情報を必要とするときにはインターネットを通じて地図情報を入手すればよい。
如上のマーケティングシステム1は、例えば自動販売機2の設置環境(例えば駅前)や天候や時刻との関係でどのような商品が選択されているかをサーチしたいときには、連絡ボタン20の点灯設定として「1時間毎」に設定し、また、クーポン情報として「複数種類の商品の中から一本無料」を設定することで、1時間毎に不特定の通行人がどのような商品を選択するかの情報をその時の天候(蒸し暑いとか降雨)と共に管理サーバ64が入手することができる。なお、歩行者の携帯電話機60を介在して釣り銭切れや在庫切れなどの自動販売機2の管理情報を入手するように設定したときには、入手した管理情報に基づいてルート巡回サービスマンを直ちに自動販売機2に派遣することで販売機会のロスを減少することができる。
如上のマーケティングシステム1を新商品の宣伝に利用するには、ターゲットとする世代が多く集まる自動販売機2を選択して、当該自動販売機2の連絡ボタン20の点灯を例えば「30分置き」と設定し、また、ディスプレー18やスピーカから流すコンテンツに「新商品の宣伝」を加えると共に、クーポン情報として新商品を無料で提供を設定すればよい。これにより、連絡ボタン20の操作をダミーとして不特定多数の人間に新商品を頒布することができると共に、連絡ボタン20を操作して通報した携帯電話機60のメールアドレスを入手することができる。
また、販売促進に如上のマーケティングシステム1を利用するときには、販売促進用の景品を自動販売機2の特定のコラムに収容させておき、連絡ボタン20を操作して通報した人間に対してクーポン情報として当該景品を提供することができる。
また、音楽や映像関係の会社と協賛するときには、自動販売機2に搭載したスピーカを使って、通行人が連絡ボタン20を押した後に協賛会社が選定した音楽を流したり、映像をディスプレー18に表示してもよい。
また、協力してくれた通行人に対する謝礼としてクーポンを発行するときに、当該通行人が選択できる商品を戦略的に設定して、複数の商品の中からどの商品を選択したかを自動販売機2の記憶部46に記憶させておいてもよい。この情報は、有料で商品を入手するのと違って、金額を気にしないで商品を選択できるときには、消費者は自分が最も欲しい商品を選択する可能性が大きいと考えられることから、消費者の本音を知る上で貴重な情報となる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、携帯電話機60としてカメラ付き携帯電話機を組み込むのであれば、自動販売機2にコード読取部を設け、例えばQRコード(登録商標)のような二次元コードを使って自動販売機2から携帯電話機60に通報情報を送信し、また、クーポン情報を自動販売機2に読み取らせるようにしてもよい。
上述の実施例では、通行人の意図した操作が必要な交信許可手段としてのプッシュ式のマニュアル連絡ボタン20を自動販売機2に設けたが、これに代えて、ディスプレー18としてタッチパネルを備えたディスプレーを採用して、連絡ボタン20をディスプレー18に表示させるようにしてもよい。
上述の実施例では、通行人の注意を喚起するために連絡ボタン20を点灯するようにしたが、通行人の注意を喚起し通行人が操作すべきスイッチを通行人が特定できるのであれば、連絡ボタン20を点灯する代わりに、例えばディスプレー18をアピール手段として使うようにしてもよい。
また、図5に例示するように、自動販売機2の通報項目に関する情報を携帯電話機60に送信するための第1の連絡ボタン20と、クーポン情報を携帯電話機60から自動販売機2に送信するための第2の連絡ボタン21を用意してもよい。
上述の実施例では、管理サーバ64から携帯電話機60に送信するクーポン情報が、無料で選択可能な商品に関する情報を含んでいたが、これに代えて、クーポンを使って通行人が入手可能な商品を自動販売機2に予め設定しておいてもよく、この設定はルート巡回サービスマンによって変更可能であるのがよい。
実施例のマーケティングシステムの全体概要図である。 自動販売機に内蔵した制御系の系統図である。 自動販売機の記憶部に記憶される主な情報を説明するための図である。 実施例のマーケティングシステムの一連の動作を説明するための図である。 自動販売機の連絡ボタンを2つ用意した、変形例のマーケティングシステムの全体概要図である。
符号の説明
1 マーケティングシステム
2 自動販売機
18 自動販売機のディスプレー
20 自動販売機のプッシュ式連絡ボタン
22 自動販売機の送受信部(赤外線通信ポート)
48 センサ群
60 携帯電話機
62 移動通信網及びインターネット
64 管理サーバ

Claims (15)

  1. 携帯電話機を使って自動販売機の情報を管理サーバに送信すると共に、該管理サーバからクーポン情報を前記携帯電話機に送信して、該クーポン情報を使って前記自動販売機の商品を入手することのできるマーケティングシステムであって、
    前記自動販売機が、携帯電話機と交信可能な送受信部と、該携帯電話機との交信を許可する連絡ボタンと、予め設定した日時、時刻などの時間に関する所定の条件が成立したときに通行人に注意を喚起するアピール手段とを有し、
    前記管理サーバが前記携帯電話機に送信する前記クーポン情報には、前記携帯電話機を使って前記管理サーバに送信した情報の情報源である前記自動販売機を特定する自動販売機識別情報と、該クーポン情報を使って入手可能な商品の情報と、該クーポン情報の使用期限情報とを含み、
    前記アピール手段により通行人に注意を喚起し、これに応じて通行人が連絡ボタンを押して自動販売機の情報を携帯電話機を介して前記管理サーバに送信し、また、前記クーポン情報を受信した携帯電話機と前記自動販売機との交信により、該クーポン情報を使って、該クーポン情報に含まれる自動販売機識別情報で特定される前記自動販売機から商品を入手可能であることを特徴とするマーケティングシステム。
  2. 前記自動販売機が、周辺環境を検出するセンサを備え、該センサからの情報が前記携帯電話を通じて前記管理サーバに送信される、請求項1に記載のマーケティングシステム。
  3. 前記自動販売機が、前記携帯電話機から前記管理サーバに送信する情報の項目を設定する通報項目設定手段を更に有する、請求項1又は2に記載のマーケティングシステム。
  4. 前記自動販売機が、前記アピール手段としてディスプレーとスピーカの少なくとも一つを更に有する、請求項1に記載のマーケティングシステム。
  5. 前記自動販売機が、前記ディスプレーの表示及び/又はスピーカの音声のコンテンツを設定するコンテンツ設定手段を更に有する、請求項4に記載のマーケティングシステム。
  6. 前記アピール手段が、前記自動販売機の商品切れ、釣り銭切れのときに動作して、通行人に注意を喚起する、請求項1に記載のマーケティングシステム。
  7. 携帯電話機と交信可能な送受信部と、該携帯電話機との交信を許可する連絡ボタンと、予め設定した条件が成立したときに通行人に注意を喚起するアピール手段とを備えた自動販売機の情報を携帯電話機を介して管理サーバに送信し、該管理サーバからクーポン情報を前記携帯電話機に送信して、該クーポン情報を使って前記自動販売機の商品を入手することのできるマーケティング方法であって、
    前記予め設定した条件が成立したときに前記アピール手段を実行させて通行人に注意を喚起する第1工程と、
    携帯電話機を所持した人間が前記連絡ボタンを操作して前記自動販売機の送受信部と携帯電話機との間で交信して、前記自動販売機の情報を携帯電話機に取り込む第2工程と、
    前記携帯電話機から前記管理サーバに前記自動販売機の情報を送信する第3工程と、
    前記管理サーバにおいてクーポン情報を生成して前記携帯電話機に送信する第4工程とを有し、
    該クーポン情報には、前記携帯電話機を使って前記管理サーバに送信した情報の情報源である前記自動販売機を特定する自動販売機識別情報と、該クーポン情報を使って入手可能な商品の情報と、該クーポン情報の使用期限情報とを含むマーケティング方法。
  8. 前記予め設定した条件が、日時、時刻などの時間に関する条件である、請求項7に記載のマーケティング方法。
  9. 前記時間に関する所定の条件が、前記自動販売機の管理者によって設定される、請求項8に記載のマーケティング方法。
  10. 携帯電話機を使って自動販売機の情報を管理サーバに送信すると共に、該管理サーバからクーポン情報を前記携帯電話機に送信して、該クーポン情報を使って前記自動販売機の商品を入手することのできるマーケティングシステムに適用可能な自動販売機であって、
    携帯電話機と交信可能な送受信部と、
    前記携帯電話機との交信を許可する、商品購入とは無関係の連絡ボタンと、
    予め設定した日時、時刻などの時間に関する所定の条件が成立したときに通行人に注意を喚起するアピール手段とを有し、
    該アピール手段により通行人に注意を喚起した後の連絡ボタンの操作を受けることで前記自動販売機の情報を携帯電話機を介して前記管理サーバに送信することを特徴とする自動販売機。
  11. 前記クーポン情報が、前記携帯電話機から管理サーバが受け取った自動販売機の情報に基づいて生成された当該自動販売機を特定する自動販売機識別情報と、前記クーポン情報を使って入手可能な商品を特定する商品情報と、前記クーポン情報を使って商品を入手可能な期限を規定した時限情報とを含む、請求項10に記載の自動販売機。
  12. 周辺環境を検出するセンサを更に有し、該センサからの情報が前記携帯電話を通じて前記管理サーバに送信される、請求項10又は11に記載の自動販売機。
  13. 前記携帯電話機から前記管理サーバに送信する情報の項目を設定する通報項目設定手段を更に有する、請求項10に記載の自動販売機。
  14. 前記アピール手段としてディスプレーとスピーカの少なくとも一つを更に有する、請求項10に記載の自動販売機。
  15. 前記ディスプレーの表示及び/又はスピーカの音声のコンテンツを設定するコンテンツ設定手段を更に有する、請求項14に記載の自動販売機。
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