JP5419838B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
それに対して、ネットワーク対応したネットワーク接続型放送受信装置などの情報処理装置において、OS起動前に外部装置から時刻を取得する手法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る情報処理装置1の構成を示すブロック図である。
情報処理装置1は、メインCPUのOSによりアプリケーションソフトを駆動するものである。この情報処理装置1は、図1に示すように、ネットワークI/F部11、時計機能部12、時刻制御部13、メイン記憶部14および映像音声処理部15から構成されている。
映像音声処理部15は、情報処理装置1において受信した映像・音声信号を処理し、表示装置(不図示)上に出力する機能を有するものである。
図2はこの発明の実施の形態1における時刻制御部13の構成を示すブロック図である。
時刻制御部13は、図2に示すように、装置内部時刻取得部131、標準時刻取得部132、設定判断部133および時刻調整部134から構成されている。
ここで、設定判断部133は、装置内部時刻がリセットされ未設定の場合に必ず初期日時に設定される装置を用いている場合には、閾値として、初期日時以降、かつ、現在日時以前の日時を用いる(例えば、初期日時が1999年1月1日で、現在日時が2010年7月1日であった場合には、2010年1月1日などを閾値として用いる)。
これにより、設定判断部133は、装置内部時刻が閾値で示される日時以前の日時を示している場合には、装置内部時刻が無効(未設定)であると判断する。一方、設定判断部133は、装置内部時刻が閾値に示される日時以降の日時を示している場合には、装置内部時刻は有効(設定済み)であると判断する。
この設定判断部133による装置内部時刻の有効性を示す判断結果情報は時刻調整部134に出力される。
ここで、時刻調整部134は、設定判断部133により装置内部時刻が有効であると判断された場合には、システム時刻と標準時刻Tsとの比較を行い、システム時刻を標準時刻Tsに一致させるように徐々に補正を行いながら使用する。一方、時刻調整部134は、設定判断部133により装置内部時刻が無効であると判断された場合には、標準時刻Tsをシステム時刻として使用するため、装置を再起動する。
図3はこの発明の実施の形態1における時刻制御部13の時刻設定動作を示したフローチャートである。
時刻制御部13の時刻設定動作では、図3に示すように、情報処理装置1の電源が投入されOSが起動すると、まず、装置内部時刻取得部131は、時計機能部12から装置内部時刻を取得し、この装置内部時刻をシステム時刻に設定する(ステップST31)。この装置内部時刻取得部131により取得された装置内部時刻を示す情報は設定判断部133に出力される。
次いで、標準時刻取得部132は、取得した標準時刻Tsを示す情報を時計機能部12に出力し、この標準時刻Tsを装置内部時刻に設定させる(ステップST33)。
このように、装置内部時刻が有効である場合(装置内部時刻が設定済みである場合)には、この装置内部時刻をシステム時刻として使用することで、OSのスケジューリング機能に影響を与えることなく、OSのシステム時刻として適用することができる。
その後、シーケンスはステップST31に戻り、前段のステップST33において標準時刻に合わせられた装置内部時刻を、システム時刻に設定することができる。
このように、装置内部時刻が無効である場合(装置内部時刻がリセットされ未設定となった場合)には、外部から取得した標準時刻Tsをシステム時刻として使用することで、バックアップ電源用電池を用いることなく、OSのシステム時刻として適用することができる。
図4はこの発明の実施の形態2における時刻制御部13の構成を示すブロック図である。この図4に示す実施の形態2における時刻制御部13は、図2に示す実施の形態1における時刻制御部13に時刻比較部135を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付しその説明を省略する。
図5はこの発明の実施の形態2における時刻制御部13による時刻制御動作を示すフローチャートである。
なお、図5に示す時刻制御動作のステップST51〜54までは、図3に示す時刻制御動作のステップST31〜34までの動作と同様であり、異なる動作についてのみ説明する。
このように、装置内部時刻が有効であり、かつ、システム時刻のずれが小さい場合には、この装置内部時刻をシステム時刻として使用することで、OSのスケジューリング機能に影響を与えることなく、OSのシステム時刻として適用することができる。
その後、シーケンスはステップST51に戻り、前段のステップST53において標準時刻に合わせられた装置内部時刻を、システム時刻に設定することができる。
このように、装置内部時刻が無効である場合またはシステム時刻のずれが大きい場合には、外部から取得した標準時刻Tsをシステム時刻として使用することで、バックアップ電源用電池を用いることなく、OSのシステム時刻として適用することができる。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
Claims (8)
- 装置内部時刻を保持し、自立的に時刻を刻む時計機能を有する時計機能部と、
オペレーティングシステムが起動した際に、前記時計機能部から装置内部時刻を取得してシステム時刻に設定する装置内部時刻取得部と、
外部から標準時刻を取得する標準時刻取得部と、
前記装置内部時刻取得部により取得された装置内部時刻を予め設定した閾値と比較して、前記装置内部時刻の有効性を判断する設定判断部と、
前記設定判断部による判断結果に基づいて、前記標準時刻取得部により取得された標準時刻を用いて前記システム時刻を調整する時刻調整部
とを備えた情報処理装置。 - 前記時刻調整部は、前記設定判断部により装置内部時刻が有効であると判断された場合に、前記システム時刻を前記標準時刻に一致させるように補正を加えながら使用することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記時刻調整部は、前記設定判断部により装置内部時刻が無効であると判断された場合に、前記標準時刻を前記システム時刻として使用することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記システム時刻と前記標準時刻との比較を行い、前記システム時刻の前記標準時刻からのずれを検出する時刻比較部をさらに備え、
前記時刻調整部は、前記設定判断部による判断結果および前記時刻比較部による比較結果に基づいて、前記標準時刻を用いて前記システム時刻を調整する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記時刻調整部は、前記設定判断部により装置内部時刻が有効であると判断され、かつ、前記時刻比較部によりシステム時刻のずれが小さいと判断された場合に、前記システム時刻を前記標準時刻に一致させるように補正を加えながら使用することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
- 前記時刻調整部は、前記設定判断部により装置内部時刻が無効であると判断された場合、または前記時刻比較部によりシステム時刻のずれが大きいと判断された場合に、前記標準時刻を前記システム時刻として使用することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
- 前記標準時刻取得部は、取得した標準時刻を前記時計機能部の装置内部時刻に設定することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の情報処理装置。
- 前記標準時刻取得部は、周期的に外部から標準時刻を取得することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の情報処理装置。
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