JP5414288B2 - 露光方法及び装置、並びにデバイス製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マスク等のパターンと露光対象の基板との位置合わせを行って、露光光でそのパターン及び投影光学系を介して物体を露光する露光技術、及びこの露光技術を用いるデバイス製造技術に関する。
例えば半導体デバイス等の電子デバイス(マイクロデバイス)を製造するためのリソグラフィ工程中で使用されるステッパー等の一括露光型の投影露光装置又はスキャニングステッパー等の走査露光型の投影露光装置等の露光装置においては、レチクル(又はフォトマスク等)のパターンの像と露光対象のウエハ(又はガラス基板等)との位置合わせを高精度を行うために、予め所定の基準部材に形成された基準マークを用いて、レチクルのパターンの像とウエハアライメント系の検出中心との位置関係であるベースラインを計測していた。そして、ウエハ上の所定のアライメントマークの位置をウエハアライメント系により計測し、この計測結果より例えばEGA(エンハンスド・グローバル・アライメント)方式で各ショット領域の配列座標を求め、この配列座標及びそのベースラインを用いて高精度に位置合わせを行っていた(例えば、特許文献1参照)。
この場合、その基準部材は極めて線膨張率が小さい材料から形成されているが、それでも露光装置の雰囲気の温度変動によって基準マークの間隔が僅かに変化すると、そのベースラインに誤差が混入して重ね合わせ精度が低下する。そこで、その基準部材の温度を計測し、この計測値に基づいて基準マークの間隔を補正することで、ベースラインの計測精度を高めた露光装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特公平4−47968号公報 特開2006−228890号公報
最近、露光装置によっては、ウエハのフォトレジストの適正露光量(ドーズ)が大きいか、又はレチクルのパターンの透過率(透過パターンの割合)が大きいと、露光後のウエハの重ね合わせ精度が低下する傾向のあることが分かって来た。これは、露光光の強度が大きくなるか、又は露光時間が長くなるために、レチクルから投影光学系までの部材の温度が変動して、露光中に予め計測してあるベースラインが変動することに起因すると考えられる。
本発明はこのような事情に鑑み、露光光の強度が大きいか又は露光時間が長い場合にも、高い重ね合わせ精度が得られる露光技術及びデバイス製造技術を提供することを目的とする。
本発明による露光方法は、露光光でパターンを照明し、その露光光でそのパターン及び投影光学系を介して基板を露光する露光方法において、そのパターンの像の位置情報を計測し、その位置情報を用いてその基板とそのパターンの像との位置合わせ情報を求め、そのパターンの像の位置の変動量を所定部材の温度情報から予測し、その変動量が所定値に達していない場合は、変動量に基づいてその位置合わせ情報を補正し、その変動量がその所定値に達している場合は、その位置情報を再計測するとともに、該再計測した位置情報を用いてその位置合わせ情報を求めるものである。
また、本発明による露光装置は、露光光でパターンを照明し、その露光光でそのパターン及び投影光学系を介して基板を露光する露光装置において、そのパターンの像の位置情報を検出する像位置検出系と、その位置情報を用いてその基板とそのパターンの像との位置合わせ情報を求める制御装置と、そのパターンの像の位置の変動関係する所定部材の温度情報を計測する第1の温度センサと、を備え、その制御装置は、その第1の温度センサの計測結果に基づいてそのパターンの像の位置の変動量を予測し、該変動量が所定値に達していない場合は、その変動量に基づいてその位置合わせ情報を補正し、その変動量がその所定値に達している場合は、その位置情報を再計測するとともに、該再計測した位置情報を用いてその位置合わせ情報を求めるものである。
また、本発明によるデバイス製造方法は、本発明の露光方法又は露光装置を用いて基板上に感光層のパターンを形成することと、そのパターンが形成された基板を処理することと、を含むものである。
本発明によれば、パターンの像の位置の変動量を所定部材の温度情報から予測し、この予測結果に基づいて位置合わせ情報を補正しているため、露光光の強度が大きいか又は露光時間が長く、その所定部材の温度が変動しても、高い重ね合わせ精度が得られる。さらに、所定部材の温度情報の計測は他の動作と並行に実行できるため、露光工程のスループットは低下しない。
以下、本発明の好ましい実施形態の一例につき図1〜図4を参照して説明する。本実施形態は、一括露光型(静止露光型)の投影露光装置であるステッパー型の露光装置で露光を行う場合に本発明を適用したものである。
図1は、本実施形態に係る露光装置100の概略構成を示す。図1において、露光装置100は、アーク放電型の水銀ランプ及びシャッタ等を含む露光光源(不図示)と、この露光光源からの露光用の照明光(露光光)ILによりレチクルR(マスク)を照明する照明光学系10とを備えている。さらに、露光装置100は、レチクルRを位置決めするレチクルステージRSTと、レチクルRから射出された照明光ILをフォトレジスト(感光材料)が塗布されたウエハW(基板)上に投射する投影光学系PLと、ウエハWの位置決め及び移動を行うウエハステージWSTと、装置全体の動作を統括制御するコンピュータよりなる主制御系2と、その他の駆動系等とを備えている。以下、投影光学系PLの光軸AXと平行にZ軸を取り、これに垂直な面内の直交する2方向にX軸及びY軸を取り、X軸、Y軸、及びZ軸に平行な軸の周りの回転(傾斜)方向をそれぞれθx、θy、及びθz方向として説明を行う。
照明光ILとしては、例えばi線(波長365nm)が使用されているが、i線の他に、g線、h線、若しくはこれらの混合光等が使用できる。さらに、露光用の光源としては、水銀ランプ等の放電ランプの他に、KrFエキシマレーザ(波長248nm)若しくはArFエキシマレーザ(波長193nm)などの紫外パルスレーザ光源、YAGレーザの高調波発生光源、固体レーザ(半導体レーザなど)の高調波発生装置なども使用することができる。
照明光学系10は、例えば特開2001−313250号公報(対応する米国特許出願公開第2003/0025890号明細書)などに開示されるように、オプティカルインテグレータ(フライアイレンズ、ロッドインテグレータ、回折光学素子など)等を含む照度均一化光学系、照明光ILの強度をモニタするインテグレータセンサ、レチクルブラインド(可変視野絞り)、及びコンデンサ光学系等を含んでいる。照明光学系10は、レチクルブラインドで規定されたレチクルRのパターン領域PAを囲む矩形の照明領域18Rを照明光ILによりほぼ均一な照度で照明する。また、通常照明、2極若しくは4極照明、又は輪帯照明等の照明条件に応じて、照明光学系10内の瞳面における照明光ILの強度分布が不図示の設定機構によって切り換えられる。
主制御系2の制御のもとで、露光量制御系(不図示)が照明光学系10内のインテグレータセンサの出力に基づいて、ウエハWのフォトレジストが適正露光量(ドーズ)で露光されるように、露光光源の出力及びシャッターの開閉(露光時間)を制御する。
照明光ILのもとで、レチクルRの照明領域18R内の回路パターンは、両側テレセントリック(又はウエハ側に片側テレセントリック)の投影光学系PLを介して所定の投影倍率(例えば1/4,1/5等の縮小倍率)で、ウエハW上の一つのショット領域SA上の露光領域18W(照明領域18Rと共役な領域)に投影される。投影光学系PLは例えば屈折系であるが、反射屈折系等も使用できる。レチクルRのパターン面(レチクル面)及びウエハWの表面(ウエハ面)がそれぞれ投影光学系PLの物体面及び像面に配置される。
レチクルRはレチクルホルダ(不図示)を介してレチクルステージRST上に吸着保持され、レチクルステージRSTはレチクルベース12のXY平面に平行な上面で微動して、レチクルRのX方向、Y方向の位置及びθz方向の回転角の微調整を行う。レチクルステージRSTの少なくともX方向、Y方向の位置、及びθz方向の回転角を含む2次元的な位置の情報(位置情報)は、レチクルステージRSTに設けられた移動鏡(又は鏡面加工された側面の反射面)と、X軸のレーザ干渉計14Xと、Y軸の2軸のレーザ干渉計14YA,14YBとを含むレチクル側干渉計システムによって計測されて、ステージ駆動系4及び主制御系2に供給される。ステージ駆動系4は、その位置情報及び主制御系2からの制御情報に基づいて、不図示の駆動機構(ボイスコイルモータなど)を介してレチクルステージRSTの2次元的な位置を制御する。
なお、点線で示すように、レチクルステージRSTの上方に、照明光学系10の光軸をX方向に挟むように外側に退避可能なミラーを介して、例えば画像処理方式のレチクルアライメント系(以下、RA系という)40A,40Bが配置されている場合もある。RA系40A,40Bは、必要に応じて照明光ILと同じ波長の照明光(アライメント光)を用いて、レチクルRのパターン領域PAをX方向に挟むように形成されているアライメントマーク16A,16Bと、ウエハステージWST上の所定の基準マークの像との位置ずれ量を計測し、計測結果をアライメント制御部6に供給する。アライメント制御部6は、その計測結果を用いてレチクルRのアライメント及びベースラインの計測を行う。
ただし、本実施形態では、ウエハステージWST内の後述の空間像計測系34によってアライメントマーク16A,16Bの像の位置を計測できるため、RA系40A,40Bを省略することができる。
また、投影光学系PLの+Y方向の側面において、ウエハW上のアライメントマークの位置を計測するオフアクシス方式で例えば画像処理方式のウエハアライメント系38が不図示のフレームに支持されている。本実施形態では、投影光学系PLの光軸AXと、ウエハアライメント系38の検出中心(詳細後述)を通りZ軸に平行な直線とは、Y軸に平行な直線上に位置している。
また、ウエハWはウエハホルダ20を介してウエハステージWST上に吸着保持されている。ウエハステージWSTは、ウエハベース26のXY平面に平行な上面でX方向、Y方向に移動するXYステージ24と、Zチルトステージ22とを備え、Zチルトステージ22上にウエハWが保持されている。Zチルトステージ22は、例えばZ方向に変位可能な3箇所のZ駆動部(不図示)を個別に駆動して、Zチルトステージ22の上面(ウエハW)の光軸AX方向(Z方向)の位置、及びθx、θy方向の回転角を制御する。
さらに、投影光学系PLの側面に、例えば特開平6−283403号公報(対応する米国特許第5,448,332号明細書)等に開示されるものと同様の構成の斜入射方式の多点のオートフォーカスセンサ(不図示)が設けられている。このオートフォーカスセンサによって、ウエハWの表面の投影光学系PLの像面に対するZ方向へのデフォーカス量、及びθx、θy方向の傾斜角が求められて、ステージ駆動系4に供給される。ステージ駆動系4は、そのオートフォーカスセンサの計測結果に基づいて、ウエハWの表面が投影光学系PLの像面に合焦されるように、Zチルトステージ22を駆動する。
また、ウエハステージWSTのZチルトステージ22のX軸及びY軸にほぼ垂直な側面は鏡面加工された反射面とされ、その反射面が移動鏡として使用される。なお、その反射面の代わりにロッド状の移動鏡を使用してもよい。Zチルトステージ22のX軸にほぼ垂直な反射面に対向して、それぞれ投影光学系PLの光軸AX及びウエハアライメント系38の検出中心を通りZ軸に平行な直線を通るように、X軸に平行に計測用レーザビームを照射する2台のX軸のレーザ干渉計36XP,36XFが不図示のフレームに支持されている。
また、Zチルトステージ22のY軸にほぼ垂直な反射面に対向して、Y軸に平行にX方向に所定間隔の計測用レーザビームを照射する2台のY軸のレーザ干渉計36YA,36YBが不図示のフレームに支持されている。レーザ干渉計36YA,36YBからの計測用レーザビームの中心は、投影光学系PLの光軸AXを通過している。
X軸のレーザ干渉計36XP,36XFはそれぞれ光軸AX及びウエハアライメント系38の検出中心の位置でZチルトステージ22(ウエハW)のX方向の位置を計測する。一例として、いわゆるアッベ誤差を低減するために、露光時にはレーザ干渉計36XPの計測値が使用され、アライメント時にはレーザ干渉計36XFの計測値が使用される。また、Y軸のレーザ干渉計36YA,YBはそれぞれZチルトステージ22(ウエハW)のY方向の位置を計測する。これら2つの計測値からZチルトステージ22のθz方向の回転角も計測できる。
Zチルトステージ22の反射面と、レーザ干渉計36XP,36XFと、レーザ干渉計36YA,36YBとを含むウエハ側干渉計システムによって、ウエハステージWST(Zチルトステージ22)の少なくともX方向、Y方向の位置、及びθz方向の回転角を含む2次元的な位置の情報(位置情報)が計測されて、ステージ駆動系4及び主制御系2に供給される。その位置情報はアライメント制御系6にも供給される。ステージ駆動系4は、その位置情報及び主制御系2からの制御情報に基づいて、不図示の駆動機構(リニアモータなど)を介して、ウエハステージWSTのXYステージ24の2次元的な位置を制御する。
また、Zチルトステージ22上のウエハホルダ20の近傍には線膨張率の極めて小さい材料からなる平板状の基準部材28が固定され、基準部材28上の遮光膜中にX方向に所定間隔の基準マークとしての十字型のスリットパターン30A,30Bと、反射膜よりなる2次元の基準マーク32とが形成されている。スリットパターン30A,30Bの間隔は、レチクルRのアライメントマーク16A,16Bの像の間隔とほぼ同じに設定されている。さらに、アライメントマーク16A,16Bの像の中心にスリットパターン30A,30Bの中心をほぼ合わせた状態で、基準マーク32がウエハアライメント系38の検出中心にほぼ合致するように、スリットパターン30A,30Bと基準マーク32との位置関係が定められている。その位置関係の情報は、既知の定数としてアライメント制御系6内の記憶装置に記憶されている。
また、Zチルトステージ22内の基準部材28の底面に、スリットパターン30A,30Bを通過した光束を受光する空間像計測系34が収納され、空間像計測系34の検出信号がアライメント制御系6に供給されている。空間像計測系34は、実際にはスリットパターン30A,30Bに対応して2つの同じ構成の空間像計測系34A,34B(図2(B)参照)に分かれている。
図2(A)は、図1の露光装置においてベースライン計測時のレチクルRからウエハステージWSTまでの構成の要部を示し、図2(B)は図2(A)の基準部材28を示す拡大平面図である。図2(A)において、空間像計測系34A(34B)は、スリットパターン30A(30B)を通過した光束を集光するレンズ系34Cと、集光された光束を受光するフォトダイオード等の光電センサ34Dとを含んでいる。そして、図2(B)に示すように、レチクルRのアライメントマーク16A(16B)の投影光学系PLによる像16AP(16BP)をスリットパターン30A(30B)でX方向、Y方向に走査しながら空間像計測系34A(34B)の検出信号をアライメント制御系6で処理することによって、アライメントマーク16A,16Bの像の位置を計測できる。
図2(A)に示すように、ウエハアライメント系38は、CCD又はCMOS型の2次元の撮像素子38dと照明系及び受光系(不図示)とを収納する本体部38aと、検出光をできるだけ投影光学系PLの光軸AXに近い位置でウエハW上に照射するための落射用のミラー38e及び送光光学系(不図示)を収納し、Y方向に延びた送光部(落射用金物)38bとを含んでいる。撮像素子38dの撮像信号は図1のアライメント制御系6に供給される。アライメント制御系6は、その撮像信号を処理して、例えば撮像素子38dの所定の基準画素に対する被検マークの像のX方向、Y方向の位置ずれ量を計測し、この計測値にウエハステージWSTのX方向、Y方向の位置(座標値)を加算することで、ウエハステージWSTの座標系上での被検マークの座標を求める。その基準画素の被検面上の共役像の位置が、ウエハアライメント系38の検出中心38C(図2(B)参照)となる。なお、検出中心38Cは、撮像素子38dとは別の位置に配置した指標マークの像によって規定してもよい。
アライメント制御系6が、ウエハW上の所定の複数のアライメントマークの座標を統計処理して例えばEGA方式でウエハW上の全部のショット領域の配列座標を算出することで、ウエハWのアライメントが行われる。さらに、そのウエハW上の各ショット領域の配列座標を、レチクルRのパターンの像の中心(露光中心)と、ウエハアライメント系38の検出中心38CとのX方向及びY方向の間隔(位置関係)であるベースラインだけシフトさせることで、各ショット領域とレチクルRのパターンの像とを正確に重ね合わせることができる。そのベースラインは定期的に、及び必要に応じて実測され、実測値がアライメント制御系6内の記憶装置に記憶されている。
なお、本実施形態では、レチクルRのパターンの像の露光中心16CPは、レチクルRのアライメントマーク16A,16Bの像16AP,16BPの中心である。
ベースラインの計測時には、図2(A)及び図2(B)に示すように、レチクルRのアライメントマーク16A,16Bの像16AP,16BPの位置に、基準部材28のスリットパターン30A,30Bがほぼ来るように、ウエハステージWSTが位置決めされる。この状態で、ウエハアライメント系38によって、基準部材28上の基準マーク32に対する検出中心38CのX方向、Y方向への位置ずれ量FIAX,FIAYが計測される。
その後、空間像計測系34A,34Bによって、スリットパターン30A,30Bに対するアライメントマークの像16AP,16BPのX方向、Y方向への位置ずれ量が計測される。この結果、スリットパターン30A,30Bの中心30Cに対するアライメントマークの像16AP,16BPの中心(露光中心16CP)のX方向、Y方向への位置ずれ量RX,RYが計測される。なお、アライメントマークの像16AP,16BPの各中心を通る直線は、スリットパターン30A,30Bの各中心を通る直線に平行であるものとする。
また、中心30Cと基準マーク32とのY方向の間隔BLY0は既知であり、それらのX方向の間隔は0であるとする。この結果、アライメント制御系6は、X方向のベースラインBLX(極めて小さい値)及びY方向のベースラインBLYを次式から算出できる。なお、位置ずれ量FIAY,RY及びFIAX,RXの符号は、+Y方向及び+X方向に正の符号を取る。
BLX=FIAX−RX …(1A)
BLY=BLY0+FIAY−RY …(1B)
なお、例えば雰囲気の僅かな温度変化によって基準部材28の長さが変化すると、基準となる間隔BLY0が僅かに変化するが、この変化は無視できる程度である。しかしながら、より高精度にベースラインBLYを求めたい場合には、基準部材28の温度変化による間隔BLYOの変化を考慮して、ベースラインBLYを計算してもよい。
図1において、ウエハWのアライメント終了後に、アライメント制御系6から主制御系2に対してウエハW上の全部のショット領域の配列座標及びベースラインの情報が供給される。その後、主制御系2は、レチクルRのパターンの像とウエハWの露光対象のショット領域とが重なり合うように、ステージ駆動系4を介してレチクルステージRST及びウエハステージWSTを制御する。そして、照明光学系10から所定の露光時間だけレチクルRに照明光ILを照射して、レチクルRのパターンを投影光学系PLを介してウエハW上の当該ショット領域に転写露光する。この一つのショット領域の露光動作と、ウエハステージWSTを駆動してウエハWをX方向、Y方向にステップ移動する動作とが繰り返されて、ステップ・アンド・リピート方式でウエハW上の各ショット領域にレチクルRのパターン像が露光される。
この露光に際して、ウエハWのフォトレジストのドーズが大きい場合、又はレチクルRの透過率が大きい場合に、照明光ILの照射熱によって上記のベースラインが次第に変動する恐れがある。なお、ベースラインは例えば定期的に計測されているため、その計測頻度を高めることによってベースラインの変動の影響は低減される。しかしながら、ベースラインの計測頻度を高めると露光工程のスループットが低下する。そこで、本実施形態では、露光装置100中の所定の部材の温度情報からそのベースラインの変動量を予測する。
ここで、ベースライン計測時の計測値に対するベースラインの変動量を、レチクルRのパターンの像の露光中心16CPのX方向、Y方向への変動量ΔRX,ΔRYと、ウエハアライメント系38の検出中心38CのX方向、Y方向への変動量ΔFIAX,ΔFIAYとに分けて考慮する。
前者の露光中心16CPの変動量ΔRX,ΔRYの要因は、主にレチクルステージRST(又はレチクルホルダ)及び投影光学系PLの先端(ウエハ側)のレンズを保持する先端のレンズホルダ(先玉金物)46の熱膨張(熱変形)であると考えられる。なお、投影光学系PLの複数箇所のレンズホルダ及び/又は鏡筒の一部の熱膨張を考慮してもよい。一方、後者のウエハアライメント系38の検出中心38Cの変動量ΔFIAX,ΔFIAYの要因は、主にアライメント用の光束に起因する送光部38bのフレームの熱膨張(熱変形)であると考えられる。
なお、レチクルステージRST、レンズホルダ46、及び送光部38bのフレームは線膨張率ができるだけ小さい金属等から形成されているが、基準部材28に比べると線膨張率は大きくなる。
本実施形態では、レチクルステージRST(又はレチクルホルダ)、投影光学系PLのレンズホルダ46、及びウエハアライメント系38の送光部38bのフレームにそれぞれ温度センサ44A,44B及び44Cが固定され、温度センサ44A〜44Cで計測されるレチクルステージRST、レンズホルダ46、及び送光部38bの温度TRS,TPL及びTFIAの情報がアライメント制御系6に供給されている。温度センサ44A〜44Cとしては、白金抵抗体又は熱電対等が使用可能である。
また、一例として、フォトレジストのドーズが或る高い値の場合に、実際に露光装置100で多数のウエハに露光を行い、所定の時間間隔でウエハステージWSTによって基準部材28の位置を同じ位置に位置決めしてからベースラインの計測を行ってみた。さらに、ベースラインの計測と同時にレチクルステージRST、レンズホルダ46、及びウエハアライメント系38の送光部38bの温度TRS,TPL及びTFIAを計測した。その結果、1回目のベースライン計測時からのレチクルステージRST及びレンズホルダ46の温度変動をΔTRS及びΔTPLとして、温度変動ΔTRS及びΔTPLが小さい範囲では、一例として図3(A)及び図3(B)に示すように、露光中心16CPのY方向の変動量ΔRYは、温度変動ΔTRS及びΔTPLに対してほぼ比例関係にあることが分かった。さらに、変動量ΔRYは、温度変動ΔTRS及びΔTPLの相関によっても異なることが分かった。なお、図3(A)〜図3(C)において、黒点が実測値であり、直線は1次関数で近似したものである。また、温度変動ΔTRS,ΔTPLが負の値になるのは、冷却機構又は雰囲気との熱交換等によってレチクルステージRST及びレンズホルダ46の温度が低下する場合を示す。
また、ウエハアライメント系38の送光部38bの温度変動をΔTFIAとして、温度変動ΔTFIAが小さい範囲では、その検出中心38CのY方向の変動量ΔFIAYは、一例として図3(C)に示すように、温度変動ΔTFIAに対してほぼ比例関係にあることが分かった。なお、露光中心16CPのX方向の変動量ΔRXも、温度変動ΔTRS,ΔTPLが小さい範囲では、温度変動ΔTRS,ΔTPLに対してほぼ比例関係にあり、検出中心38CのX方向の変動量ΔFIAXも、温度変動ΔTFIAが小さい範囲では、温度変動ΔTFIAに対してほぼ比例関係にあることが分かった。
そこで、本実施形態では、或る時刻tにおけるレチクルRのパターンの露光中心16CPのX方向、Y方向の変動量ΔRX,ΔRYを、以下のように補正係数αx,αy,βx,βy,γx,γy、投影光学系PLのレンズホルダ46の温度変動量ΔTPL、及びレチクルステージRSTの温度変動ΔTRSを用いて表す。
ΔRX=αx×ΔTPL+βx×ΔTRS+γx×ΔTPL×ΔTRS …(2A)
ΔRY=αy×ΔTPL+βy×ΔTRS+γy×ΔTPL×ΔTRS …(2B)
この場合、補正係数γx,γyは、温度変動量ΔTPL及びΔTRSの相関係数である。補正係数αx,αy,βx,βy,γx,γyは一例として露光装置毎に、さらに必要に応じてウエハ上のフォトレジストのドーズの範囲毎、及びレチクルの透過率の範囲毎等に予め実測又はシミュレーションによって求めておき、アライメント制御系6の記憶部に記憶しておく。
同様に、或る時刻tにおけるウエハアライメント系38の検出中心38CのX方向、Y方向の変動量ΔFIAX,ΔFIAYを、以下のように補正係数αnx,αny(n=1〜N)、及びウエハアライメント系38の送光部38bの温度変動量ΔTFIAを用いてN次の関数で表す。なお、和記号Σは、nに関して1からNまでの値の和を表す。ここで、Nは1以上の整数であり、本実施形態ではN=5である。
ΔFIAX=Σ[αnx×ΔTFIAn] …(3A)
ΔFIAY=Σ[αny×ΔTFIAn] …(3B)
その補正係数αnx,αnyは一例として露光装置毎に、さらに必要に応じてウエハ上のフォトレジストのドーズの範囲毎、及びレチクルの透過率の範囲毎等に予め実測又はシミュレーションによって求めておき、アライメント制御系6の記憶部に記憶しておく。
次に、本実施形態の露光装置100において、露光工程中にベースラインの変動量を補正する動作の一例につき図4のフローチャートを参照して説明する。この動作は主制御系2によって制御される。
先ず図4のステップ101において、図1のレチクルステージRST上にレチクルRがロードされ、例えば基準部材28のスリットパターン30A,30B及び空間像計測系34を用いてレチクルRのアライメントが行われる。この結果、スリットパターン30A,30Bの中心が投影光学系PLの光軸AXにほぼ合致するようにウエハステージWSTを位置決めした状態で、レチクルRのアライメントマークの像16AP,16BPの各中心を通る直線がスリットパターン30A,30Bの各中心を通る直線に平行になり、かつ像16AP,16BPはスリットパターン30A,30Bの近傍に位置決めされる。
この後、図2(A)、図2(B)を参照して説明したように、基準部材28を用いて式(1A)及び(1B)で表されるX方向及びY方向のベースラインBLX,BLYを計測し、計測値をアライメント制御系6内の記憶部に記憶する(ステップ102)。また、アライメント制御系6は、X方向、Y方向のベースラインの補正値ΔBLX,ΔBLYを0にリセットするとともに、温度センサ44A〜44Cで計測される投影光学系PLのレンズホルダ46、レチクルステージRST、及びウエハアライメント系38の送光部38bの温度TPL,TRS,TFIAの値を記憶する(ステップ103)。
次に、ウエハステージWST上にフォトレジストが塗布された未露光のウエハWをロードする(ステップ104)。次のステップ105において、アライメント制御系6は、温度センサ44A〜44Cを介して投影光学系PLのレンズホルダ46、レチクルステージRST、及びウエハアライメント系38の送光部38bの温度TPL,TRS,TFIAを取得し、最も新しくベースライン計測を行った直後に計測された温度TPL,TRS,TFIAに対する温度変動ΔTPL,ΔTRS,ΔTFIAを算出する。さらに、アライメント制御系6は、温度変動ΔTPL,ΔTRSを式(2A)、(2B)に代入して、レチクルRの露光中心16CPのX方向、Y方向の変動量ΔRX,ΔRYを計算するとともに、温度変動ΔTFIAを式(3A)、(3B)に代入して、ウエハアライメント系38の検出中心38CのX方向、Y方向の変動量ΔFIAX,ΔFIAYを計算する。
次のステップ106において、アライメント制御系6は、これらの変動量を用いてベースラインのX方向の補正量ΔBLX及びY方向の補正量ΔBLYを次のように計算する。
ΔBLX=ΔFIAX−ΔRX …(4A)
ΔBLY=ΔFIAY−ΔRY …(4B)
また、アライメント制御系6は、これらの補正量ΔBLX,ΔBLYを最も新しく計測したX方向、Y方向のベースラインBLX,BLYに加算して、次のように補正後のベースラインBLX’,BLY’を求める。この補正後のベースラインBLX’,BLY’は主制御系2に供給される。
BLX’=BLX+ΔBLX …(5A)
BLY’=BLY+ΔBLY …(5B)
なお、ステップ105及び106の動作は、極めて短時間に実行できるため、例えばステップ104のウエハのローディング動作中に実質的に並行に実行することも可能である。従って、ステップ105及び106の動作によって露光工程のスループットは全く影響を受けない。
その後、ウエハアライメント系38を介してウエハW上の所定個数のアライメントマークの位置を検出することでウエハWのアライメントが行われ、これによって求められたウエハW上の全部のショット領域の配列座標が主制御系2に供給される(ステップ107)。その後、主制御系2の制御のもとで、その配列座標及び補正後のベースラインBLX’,BLY’を用いて、ウエハW上の各ショット領域にレチクルRのパターンの像が高精度に重ね合わせて露光される(ステップ108)。そして、ウエハWのアンロードが行われた後(ステップ109)、未露光のウエハがあるかどうかが判定され(ステップ110)、未露光のウエハがある場合には、ステップ111に移行して、ベースラインを計測するかどうかが判定される。このベースラインの計測は、いわゆるインターバル・ベースライン計測であり、例えば所定の複数枚のウエハ又は1ロットのウエハの露光毎に実行される。
ステップ111でベースライン計測を行わないと判定した場合には、動作はステップ104に戻り、次のウエハに対してステップ104からステップ110までの動作が繰り返される。即ち、レチクルステージRST、投影光学系PLのレンズホルダ46、及びウエハアライメント系38の送光部38bの温度が計測され、この計測値に基づいてベースラインの補正値が計算され、補正後のベースラインを用いてウエハとレチクルRのパターンの像との位置合わせが行われて、露光が行われる。従って、露光中に温度変動によってレチクルRの露光中心16CP及び/又はウエハアライメント系38の検出中心38Cの位置が次第に変動しても、時間を要するベースライン計測を行うことなく、高い重ね合わせ精度が得られる。
一方、ステップ111でベースライン計測を行うと判定した場合には、動作はステップ112に移行して、ステップ102と同様に、式(1A)及び(1B)のベースラインBLX,BLYを計測し、計測値をアライメント制御系6内の記憶部に記憶する。次のステップ113において、アライメント制御系6は、ベースラインの補正値ΔBLX,ΔBLYを0にリセットするとともに、温度センサ44A〜44Cで計測される投影光学系PLのレンズホルダ46、レチクルステージRST、及びウエハアライメント系38の送光部38bの温度TPL,TRS,TFIAの値を記憶する。
その後、動作はステップ104に戻り、次のウエハに対してステップ104からステップ110までの動作が繰り返される。即ち、レチクルステージRST、投影光学系PLのレンズホルダ46、及びウエハアライメント系38の送光部38bの温度が計測され、この計測値に基づいてステップ112で求めたベースラインに対する補正値が計算され、補正後のベースラインを用いてウエハとレチクルRのパターンの像との位置合わせが行われて、露光が行われる。従って、露光中に温度変動によってレチクルRの露光中心16CP及び/又はウエハアライメント系38の検出中心38Cの位置の変動量が大きくなっても、ベースラインの実測値の更新によって計測誤差(計算誤差)が大きくなることが防止されて、高い重ね合わせ精度が得られる。
その後、ステップ110で露光対象のウエハがなくなったときに露光工程が終了する。
本実施形態の作用効果等は以下の通りである。
(1)本実施形態の露光装置100は、照明光ILでレチクルRのパターンを照明し、照明光ILでそのパターン及び投影光学系PLを介してウエハWを露光する露光装置において、そのパターンの像(パターン像)の位置を検出する空間像計測系34A,34Bと、そのパターン像の位置の変動に関係する所定部材であるレチクルステージRST及び投影光学系PLのレンズホルダ46の温度を計測する温度センサ44A,44Bと、温度センサ44A,44Bの計測結果に基づいてそのパターン像の位置の変動量を予測し、この予測結果に基づいてそのパターン像とウエハWとの位置合わせ情報であるX方向、Y方向のベースラインBLX,BLYを補正するアライメント制御系6及び主制御系2(制御装置)と、を備えている。
また、露光装置100による露光方法は、レチクルRのパターン像の中心(露光中心16CP)の位置を計測し(ステップ102又は112)、露光中心16CPの位置の変動量を温度センサ44A,44Bの計測結果(レチクルステージRST及びレンズホルダ46の温度変動)から予測し(ステップ105)、この予測結果に基づいてそのベースラインを補正するものである(ステップ106)。
本実施形態によれば、レチクルRの露光中心16CPの変動量をレチクルステージRST及びレンズホルダ46の温度変動から予測し、この予測結果に基づいてベースラインを補正しているため、照明光ILの強度が大きいか又は露光時間が長く、レチクルステージRST等の温度が変化して露光中心16CPの位置が変動しても、変動後のベースラインを正確に予測できる。従って、ベースライン計測によるスループットの低下を招くことなく、高い重ね合わせ精度が得られる。
(2)また、露光装置100はウエハWのアライメントマークの位置を検出するウエハアライメント系38を備え、ステップ102、112では、レチクルRの露光中心とウエハアライメント系38の検出中心との位置関係であるベースラインを計測し、ステップ106ではそのベースラインを補正している。従って、ベースラインが変動しても高い重ね合わせ精度が得られる。
(3)また、本実施形態では、レチクルステージRST及び投影光学系PLのレンズホルダ46の温度の計測値を用いてレチクルRのパターン像の位置の変動量を計算しているため、その像の位置の変動量を高精度に計算できる。しかしながら、例えばレチクルステージRST又はレンズホルダ46の温度変動によるそのパターン像の位置の変動量が少ない場合には、レチクルステージRST又はレンズホルダ46のみの温度を計測し、この温度変動からその像の位置の変動量を計算してもよい。
さらに、レンズホルダ46の代わりに、又はレンズホルダ46とともに、投影光学系PL内の他のレンズ、レンズホルダ、又は鏡筒の温度を計測し、この計測結果からその像の位置の変動量を計算してもよい。
(4)また、本実施形態では、ウエハアライメント系38の送光部38bの温度を計測する温度センサ44Cを備え、温度センサ44Cで計測される送光部38bの温度変動からウエハアライメント系38の検出中心38Cの位置の変動量を予測し(ステップ105)、この変動量をも用いてベースラインの補正値を求めている(ステップ106)。従って、より高い重ね合わせ精度が得られる。
なお、ウエハアライメント系38内の他の部分(例えば撮像素子38dの支持部材)の温度変動から検出中心38Cの位置の変動量を予測してもよい。さらに、例えばウエハステージWSTのZチルトステージ22の温度変動によっても検出中心38Cの位置が相対的に変動するような場合には、Zチルトステージ22に設けた温度センサ(不図示)及び温度センサ44Cの少なくとも一方の計測値から検出中心38Cの位置の変動量を予測してもよい。
ただし、ウエハアライメント系38の送光部38b等の温度変動による検出中心38Cの位置の変動量が小さい場合には、温度センサ44Cを省略して、検出中心38Cの位置変動に起因するベースラインの補正を行う必要はない。
(5)また、レチクルRの露光中心16CPの変動量ΔRX,ΔRYを、式(2A)、(2B)で示すように、レチクルステージRSTの温度変動量ΔTRS及びレンズホルダ46の温度変動量ΔTPLの1次式を含む式で計算しているため、計算が容易である。
なお、レチクルRの露光中心の変動量ΔRX,ΔRYを温度変動量ΔTPL,ΔTRSの2次以上の式で表してもよい。さらに、計算は複雑化するが、変動量ΔRX,ΔRYを温度変動量ΔTPL,ΔTRSの指数関数等で表してもよい。同様に、ウエハアライメント系38の検出中心38Cの変動量ΔFIAX,ΔFIAYを温度変動量ΔTFIAの指数関数等で表してもよい。
また、レチクルRの露光中心の変動量ΔRX,ΔRY(式(2A)、(2B)で計算される値)にそれぞれ所定の上限値を定め、温度変動量ΔTPL及びΔTRSにも所定の上限を定めておき、変動量ΔRX,ΔRYがその上限値に達するか、又は温度変動量ΔTPL又はΔTRSがその上限に達したときに、ステップ108のベースラインの補正値の計算を行う代わりに、ベースライン計測を行うようにしてもよい。
同様に、ウエハアライメント系38の検出中心38Cの式(3A)、(3B)から計算される変動量ΔFIAX,ΔFIAYにもそれぞれ所定の上限値を定め、温度変動量ΔTFIAにも所定の上限を定めておき、変動量ΔFIAX,ΔFIAYがその上限値に達するか、又は温度変動量ΔTFIAがその上限に達したときに、ベースライン計測を行うようにしてもよい。
(6)また、本実施形態では、レチクルRの露光中心の位置の変動量ΔRX,ΔRYを計算しているが、例えばレチクルRのパターンの透過率分布のX方向の非対称性が大きいような場合には、露光中にレチクルRのアライメントマーク16A,16Bの像の回転角、即ちレチクルRのパターン像の回転角が変動する恐れがある。そこで、例えば図1のレチクルステージRSTの+X方向及び−X方向の側面にそれぞれ温度センサを設け、これら2つの温度センサの計測値の変動量の差からレチクルRのパターン像の回転角の変動量を予測してもよい。この場合には、一例として、ステップ108のウエハに対する露光の直前で、予測されたパターン像の回転角の変動量を相殺するように、レチクルステージRSTのθz方向の回転角を補正すればよい。
(7)また、本実施形態では、ステップ107で、ウエハアライメント系38によってウエハW上の複数のアライメントマークの位置を検出し、ステップ108で、その検出結果と上記の補正されたベースラインとを用いてウエハWの各ショット領域とレチクルRのパターンの像との位置合わせを行っている。従って、スループットを低下させることなく、高い重ね合わせ精度が得られる。
次に、本発明の実施形態の他の例につき図5を参照して説明する。本実施形態は、いわゆるツイン・ウエハステージ方式の露光装置で露光を行う場合に本発明を適用したものであり、図5において図1に対応する部分には同一又は類似する符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5は、本実施形態の露光装置100Aを示す平面図である。図5において、露光装置100Aは、それぞれ図1のウエハステージWSTと同様の構成の第1及び第2のウエハステージWSTA,WSTBと、投影光学系PLと、この上に配置されてレチクルRを位置決めするレチクルステージRSTと、レチクルRを照明する照明光学系(不図示)と、例えば画像処理型のウエハアライメント系38Tとを備えている。
ウエハステージWSTA,WSTBは共通のウエハベース26A上に、不図示のレーザ干渉計システムの計測値に基づいてX方向、Y方向に独立に駆動されるように載置され、これらのウエハステージWSTA,WSTBの上方にY方向に所定間隔で投影光学系PLとウエハアライメント系38Tとが不図示のフレームに支持されている。ウエハステージWSTA,WSTB上の基準部材28A,28BにはそれぞれレチクルRのアライメントマーク16A,16Bの像に対応したスリットパターン30A,30Bが形成され、この下方に図1の空間像計測系34と同様の空間像計測系が配置されている。また、ウエハステージWSTA,WSTB上の基準部材28A,28Bの近傍に温度センサ44DA,44DBが設置され、温度センサ44DA,44DBの計測値、並びにレチクルステージRST及び投影光学系PLの先端部のレンズホルダに設けた温度センサ(不図示)の計測値が図1のアライメント制御系6と同様のアライメント制御系に供給されている。
この実施形態では、第1のウエハステージWSTAは経路50Aに沿って投影光学系PLの下方とウエハアライメント系38Tの下方との間を移動し、第2のウエハステージWSTBは経路50Bに沿ってウエハアライメント系38Tの下方と投影光学系PLの下方との間を移動する。そして、例えば第1のウエハステージWSTA上のウエハWAに対して投影光学系PLを介してレチクルRのパターン像を露光しているときに、第2のウエハステージWSTB上のウエハWBに対してウエハアライメント系38Tによってアライメントを行うことができるため、露光工程のスループットを向上できる。
また、この実施形態では、アライメント位置と露光位置とが異なるため、ベースラインの概念がなくなっている。そこで、一例として、先ず第1のウエハステージWSTAをウエハアライメント系38Tの下方に移動して、ウエハWA上の所定のアライメントマークの位置を、ウエハアライメント系38Tを用いて基準部材28A上のスリットパターン30A,30Bを基準として計測する。この計測結果を統計処理して、ウエハWA上の全部のショット領域SAの配列座標(SAX,SAY)を基準部材28Aのスリットパターン30A,30Bの中心を基準として求める。
その後、ウエハステージWSTAを投影光学系PLの下方に移動し、さらに基準部材28Aのスリットパターン30A,30BをレチクルRのアライメントマーク16A,16Bの像の近傍に移動して、スリットパターン30A,30Bに対するアライメントマーク16A,16Bの像の位置関係を計測する。この後、アライメントマーク16A,16Bの像の各中心を通る直線をスリットパターン30A,30Bの各中心を通る直線に平行にした後、スリットパターン30A,30Bの中心に対するアライメントマーク16A,16Bの像の中心(露光中心)のX方向、Y方向への位置ずれ量(ΔTX,ΔTY)を求める。この後は、各ショット領域の上記の配列座標(SAX,SAY)をその位置ずれ量(ΔTX,ΔTY)だけシフトさせることで、ウエハWAの各ショット領域にレチクルRのパターン像を重ね合わせて露光できる。
この場合に、温度変動による重ね合わせ誤差を低減するためには、予め例えば実測によって、その位置ずれ量(ΔTX,ΔTY)の変動量をレチクルステージRST、投影光学系PL、及びウエハステージWSTAの温度変動の関数として求めておけばよい。また、その位置ずれ量(ΔTX,ΔTY)の変動量は、レチクルステージRST及び投影光学系PLの温度変動に起因するレチクルRの露光中心の位置の変動量(レチクル像の変動量)(ΔTX1,ΔTY1)と、ウエハステージWSTAの温度変動に起因する基準部材28AとウエハWAとの位置関係の変動量(ショット配列の変動量)(ΔTX2,ΔTY2)とに分離可能である。
そこで、ウエハWAの露光前及び露光中に、ウエハWAとレチクルRとの位置合わせ情報として、レチクルステージRST及び/又は投影光学系PLの温度変動によるレチクル像の変動量(ΔTX1,ΔTY1)と、ウエハステージWSTAの温度変動によるショット配列の変動量(ΔTX2,ΔTY2)との少なくとも一方を補正してもよい。これは第2のウエハステージWSTB上のウエハWBに露光を行う場合でも同様である。これによって、それらの部材の温度変動に起因する位置ずれ量を補正して、重ね合わせ誤差を低減できる。
また、上記の実施形態の露光方法(又は露光装置)を用いて半導体デバイス等の電子デバイス(又はマイクロデバイス)を製造する場合、電子デバイスは、図6に示すように、電子デバイスの機能・性能設計を行うステップ221、この設計ステップに基づいたレチクル(マスク)を製作するステップ222、デバイスの基材である基板(ウエハ)を製造してレジストを塗布するステップ223、前述した実施形態の露光方法によりレチクルのパターンを基板(感光基板)に露光する工程、露光した基板を現像する工程、現像した基板の加熱(キュア)及びエッチング工程などを含む基板処理ステップ224、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)225、並びに検査ステップ226等を経て製造される。
言い換えると、このデバイスの製造方法は、上記の実施形態の露光方法又は露光装置を用いて基板(ウエハ)を露光することと、露光された基板を処理すること(ステップ224)とを含んでいる。この際に、上記の実施形態の露光方法又は露光装置によれば、スループットを低下させることなく重ね合わせ精度が向上しているため、高精度に電子デバイスを製造できる。
なお、本発明は、上述の一括露光型の露光装置で露光する場合の他に、スキャニングステッパー等の走査露光型の露光装置で露光する場合にも適用できる。さらに、本発明は、例えば国際公開第2004/053955号パンフレット、又は欧州特許出願公開第1420298号明細書等に開示されている液浸型露光装置で露光する場合にも同様に適用することができる。
また、本発明は、半導体デバイス製造用の露光装置への適用に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに形成される液晶表示素子、若しくはプラズマディスプレイ等のディスプレイ装置用の露光装置や、撮像素子(CCD等)、マイクロマシーン、薄膜磁気ヘッド、MEMS(Microelectromechanical Systems)、及びDNAチップ等の各種デバイスを製造するための露光装置にも広く適用できる。更に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成されたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソグラフィ工程を用いて製造する際の露光工程にも適用することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
実施形態の一例で使用される露光装置を示す斜視図である。 (A)はベースライン計測時の図1の露光装置の要部を示す一部を切り欠いた図、(B)は図2(A)の基準部材28を示す拡大平面図である。 (A)は温度変動量ΔTRSとレチクル像の位置変動量ΔRYとの関係の一例を示す図、(B)は温度変動量ΔTPLとレチクル像の位置変動量ΔRYとの関係の一例を示す図、(C)は温度変動量ΔTFIAとアライメント系の検出中心の位置変動量ΔFIAYとの関係の一例を示す図である。 ベースラインの変動量を補正しながら露光を行う動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態の他の例の露光装置を示す平面図である。 電子デバイスの製造工程の一例を示すフローチャートである。
R…レチクル、RST…レチクルステージ、PL…投影光学系、W,WA,WB…ウエハ、WST,WSTA,WSTB…ウエハステージ、2…主制御系、6…アライメント制御系、10…照明光学系、28…基準部材、30A,30B…スリットパターン、34…空間像計測系、38…ウエハアライメント系、44A〜44C,44DA,44DB…温度センサ、46…レンズホルダ

Claims (17)

  1. 露光光でパターンを照明し、前記露光光で前記パターン及び投影光学系を介して基板を露光する露光方法において、
    前記パターンの像の位置情報を計測し、
    前記位置情報を用いて前記基板と前記パターンの像との位置合わせ情報を求め、
    前記パターンの像の位置の変動量を所定部材の温度情報から予測し、
    前記変動量が所定値に達していない場合は、変動量に基づいて前記位置合わせ情報を補正し、前記変動量が前記所定値に達している場合は、前記位置情報を再計測するとともに、該再計測した位置情報を用いて前記位置合わせ情報を求めることを特徴とする露光方法。
  2. 前記パターンの像の位置情報を計測する際に、前記基板のマークの位置情報を検出するマーク検出系の検出基準と前記パターンの像との位置関係を計測し、
    前記位置合わせ情報を補正する際に、前記位置関係を補正することを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  3. 露光対象の基板は独立に移動する2つの基板ステージに保持されており、
    前記位置合わせ情報に基づいて2つの前記基板ステージの一方の基板ステージ上の基板を前記投影光学系を介して露光するときに、
    他方の基板ステージ上の基板のマークの位置情報をマーク検出系を介して検出することを特徴とする請求項1に記載の露光方法。
  4. 前記パターンはマスクステージに保持されたマスクに形成され、
    前記パターンの像の位置の変動量を、前記マスクステージ及び前記投影光学系の少なくとも一方の温度情報から予測することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の露光方法。
  5. 前記マーク検出系の検出基準位置の変動量を、前記基板を保持する基板ステージ及び前記マーク検出系の少なくとも一方の温度情報から予測し、
    前記パターンの像の位置及び前記検出基準位置の変動量の予測結果に基づいて前記位置関係を補正することを特徴とする請求項2に記載の露光方法。
  6. 前記パターンの像の位置の変動量を、前記所定部材の温度変化であるΔTのN次多項式(Nは1以上の整数)として予測することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の露光方法。
  7. 前記パターンの像の位置の変動量は、前記マスクステージの複数個所での前記温度情報を用いて予測される、前記パターンの像の回転角の変動量を含むことを特徴とする請求項に記載の露光方法。
  8. 前記基板を露光する前に、
    前記マーク検出系を用いて前記基板の複数のマークの位置情報を検出し、
    該検出結果及び前記補正された位置関係を用いて前記パターンの像と前記基板との位置合わせを行うことを特徴とする請求項2又は5に記載の露光方法。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の露光方法を用いて基板上に感光層のパターンを形成することと、
    前記パターンが形成された基板を処理することと、を含むデバイス製造方法。
  10. 露光光でパターンを照明し、前記露光光で前記パターン及び投影光学系を介して基板を露光する露光装置において、
    前記パターンの像の位置情報を検出する像位置検出系と、
    前記位置情報を用いて前記基板と前記パターンの像との位置合わせ情報を求める制御装置と、
    前記パターンの像の位置の変動関係する所定部材の温度情報を計測する第1の温度センサと、を備え、
    前記制御装置は、前記第1の温度センサの計測結果に基づいて前記パターンの像の位置の変動量を予測し、該変動量が所定値に達していない場合は、前記変動量に基づいて前記位置合わせ情報を補正し、前記変動量が前記所定値に達している場合は、前記位置情報を再計測するとともに、該再計測した位置情報を用いて前記位置合わせ情報を求めることを特徴とする露光装置。
  11. 前記基板のマークを検出するマーク検出系を備え、
    前記位置合わせ情報は、前記マーク検出系の検出基準と前記パターンの像との位置関係を含むことを特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  12. 露光対象の基板を保持して独立に移動する2つの基板ステージと、
    前記基板のマークの位置情報を検出するマーク検出系とを備え、
    前記位置合わせ情報に基づいて2つの前記基板ステージの一方の基板ステージ上の基板を前記投影光学系を介して露光するときに、
    他方の基板ステージ上の基板のマークの位置情報を前記マーク検出系を介して検出することを特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  13. 前記パターンが形成されたマスクを保持するマスクステージを備え、
    前記第1の温度センサは前記マスクステージ及び前記投影光学系の少なくとも一方の温度情報を計測することを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の露光装置。
  14. 前記基板を保持する基板ステージと、
    前記基板ステージ及び前記マーク検出系の少なくとも一方の温度情報を計測する第2の温度センサとをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第2の温度センサの計測結果に基づいて前記マーク検出系の検出基準位置の変動量を予測し、前記パターンの像の位置の変動量及び前記検出基準位置の変動量の予測結果に基づいて前記位置関係を補正することを特徴とする請求項11に記載の露光装置。
  15. 前記制御装置は、前記パターンの像の位置の変動量を、前記所定部材の温度変化であるΔTのN次多項式(Nは1以上の整数)として予測することを特徴とする請求項10から14のいずれか一項に記載の露光装置。
  16. 前記制御装置は、
    前記マーク検出系を用いて前記基板の複数のマークの位置情報を検出し、
    該検出結果及び前記補正された位置関係を用いて前記パターンの像と前記基板との位置合わせを行うことを特徴とする請求項11又は14に記載の露光装置。
  17. 請求項10から16のいずれか一項に記載の露光装置を用いて基板上に感光層のパターンを形成することと、
    前記パターンが形成された基板を処理することと、を含むデバイス製造方法。
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