JP5413624B2 - 画像出力装置及びプログラム - Google Patents
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Description
この投影装置としては、例えば、パーソナルコンピュータ等の外部機器と接続され、当該外部機器から出力され入力された時系列に連続する複数の画像データに基づいて、所定の画像をスクリーンに投影するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このため、投影画像の切替の際に、特殊効果を施して画像の切替方法を工夫しようとすると、予め投影される画像の画像データに特殊効果を施したものを作成しておく必要があるが、この作業はユーザにとって煩雑である。また、投影装置によっては投影装置自体に特殊効果を付ける機能を有するものがあるが、特殊効果を付して投影可能な画像データのファイル形式が定まっており、所定のファイル形式の画像データに対してしか特殊効果を施すことができず、汎用性が低いといった問題もある。
実施形態1の投影システムは、外部機器から出力されて投影装置2に入力される複数の画像データに基づいて所定の画像を投影装置から投影する画像投影処理を行うものであり、この処理にて、複数の画像データのうち、時系列に連続する2つの画像データに変化があった場合に、画像が切り替わったと判定して、これらの画像データに係る画像に対して所定の切替エフェクトを施して当該画像を切り替えるものである。
図1に示すように、投影システム100は、例えば、複数の画像データを記憶する外部機器1と、複数の画像データに基づいて所定の画像を投影する投影装置2とが所定の接続ケーブル3を介して接続されている。
図2は、外部機器1の要部構成を模式的に示した図である。
外部機器1は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ等から構成され、具体的には、図2に示すように、CPU101と、RAM102と、記憶部103と、操作入力部104と、表示部105と、データ入出力部106等を備えている。
具体的には、CPU101は、例えば、ユーザによる操作入力部104の所定操作に基づいて、投影装置2から投影される投影画像の画像データを記憶部103から読み出して、当該画像データをRGB画像データとしてデータ入出力部106から投影装置2に出力させるようになっている。
また、記憶部103は、例えば、静止画像や動画像等に係る複数の画像データを記憶している。
図3(a)は、投影装置2を上面側から見て示した外観構成を示す斜視図であり、図3(b)は、投影装置2を底面側から見て示した外観構成を示す斜視図である。
具体的には、縦に配置された一組の測距レンズ13a、13bで縦方向の被写体までの距離を測定し、横方向に配置されたもう一組の測距レンズ13c、13dで横方向の被写体までの距離を測定するようになっている。
カバー17は、例えば、本体サブキー(図示略)を操作する際に開閉するものである。なお、本体サブキーは、例えば、投影装置2のリモートコントローラ(図示略)を使用せずに、上記本体メインキー/インジケータ15のキーのみでは設定指示できない、例えば水平/垂直位置・輝度・色彩調整などの画面調整といった各種動作を操作するものである。
ACアダプタ接続部20は、例えば、電源となるACアダプタ(図示略)からのケーブルを接続するものである。
調整脚部22は、例えば、ねじ回転位置を手動で操作することにより、正確には投影レンズ12の投射方向の鉛直方向成分、すなわち仰角を調整するものである。
図4は、投影装置2の要部構成を模式的に示した図である。
図4に示すように、投影装置2は、外部機器1から出力され入出力コネクタ部18を介して入力された各種規格の画像データが、入出力I/F31、システムバスSBを介して画像変換部32で所定のフォーマットの画像データに統一された後に、画像記憶部40に送られる。
そして、画像記憶部40に記憶されている画像データが、制御部39の制御下にて、所定のタイミングで時系列に従って順次読み出されて、表示エンコーダ33に対して送られるようになっている。
なお、画像記憶部40から読み出された画像データは、当該画像記憶部40からは消去され、これにより、外部機器1から順次送られてくる画像データの一時的な記憶領域を確保することができるようになっている。
より具体的には、例えば、CPUによる画像切替判定プログラムの実行に基づいて、複数の画像データのうち、所定タイミングにおける2つの連続する画像データを比較して、当該画像データの変化量が所定割合(例えば、5%)以上であるか否かに応じて、画像が切り替えられたか否かを判定するようになっている。
図5(a)、図5(b)、図6(a)、図6(b)、図7(a)、図7(b)は、切替エフェクトの一例を模式的に示した図である。
具体的には、例えば、図5(a)に示すように、切替後の画像GAを半分にして、これら半分の画像が切替前の画像GBにその左右の縁部から重畳するようにスライドしてきて、略中央で合体することで画像を切り替える切替エフェクトが挙げられる。
また、例えば、図5(b)に示すように、切替後の画像GAを複数の領域に分割して、これら分割画像が切替前の画像GBにその縁部から重畳するように略中央に集まってきて、略中央で合体することで画像を切り替える切替エフェクトが挙げられる。
また、例えば、図6(a)に示すように、切替後の画像GAよりも大きな穴を切替前の画像GBに重畳して設け、この穴が次第に小さくなっていくことで、切替後の画像GAが切替前の画像GBにその縁部から重畳されてきて、略中央部で穴が消滅することで画像を切り替える切替エフェクトが挙げられる。
また、例えば、図6(b)に示すように、切替後の画像GAをランダムに細分化しておき、これら細分化された画像が切替前の画像GBにだんだんと重畳されてくることで画像を切り替える切替エフェクトが挙げられる。
また、例えば、図7(a)に示すように、切替後の画像GAに切替前の画像GBを重畳して設け、本のページがめくられるように切替前の画像GBから切替後の画像GAに切り替える切替エフェクトが挙げられる。
また、例えば、図7(b)に示すように、切替後の画像GAが切替前の画像GBに横から重畳するように、即ち、紙芝居のように横からスライドしてくることで画像を切り替える切替エフェクトが挙げられる。
これにより、画像の切替エフェクトを興趣性の高いものとすることができ、投影画像の視聴者の注意を好適に惹くことができ、より魅力的な投影システム100を提供することができる。
これにより、画像の切替後には、画像切替時間の分だけとばして読み出された画像データに基づいて所定の画像の投影が行われることとなる。
従って、画像切替処理を行う毎に、外部機器1から入力される画像データと投影される画像に係る画像データとにずれが生じるのを防止することができ、画像データの記憶容量の大きな画像記憶部40を搭載する必要がなくなって、投影装置2のコストをより低減することができる。
このように、表示駆動部35、空間的光変調素子36、光源ランプ37及び投影レンズ12は、画像記憶部40に記憶される複数の画像データに基づいて、当該画像データに応じた画像をスクリーンSに投影する投影手段を構成している。
加速度センサ42は、例えば、投影装置2が設置されている状態から移動された場合に、その振動を検知して制御部39に対して出力するものである。
位相差センサ131は、画面中央から垂直方向における複数の測距点との距離を測定するセンサである。また、位相差センサ132は、画面中央から水平方向における複数の測距点との距離を測定するセンサである。
なお、Ir受信部14及びIr受信部19にて受信された赤外光受信信号も、直接制御部39に入力されるようになっている。
図8は、画像投影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
そして、画像記憶部40に所定量の画像データが記憶されると、CPUの制御下にて、画像記憶部40に記憶されている画像データの中で古い画像データに応じた画像から投影が開始され(ステップS3)、続けて、CPUは、ROMから画像切替判定プログラムを読み出してRAMに展開し、この画像切替判定プログラムの実行に基づいて、画像切替判定処理を行う(ステップS4)。
この画像切替判定処理にて、画像が切り替えられたと判定されると(ステップS5;YES)、CPUは、ROMから画像情報取得プログラムを読み出してRAMに展開し、この画像情報取得プログラムの実行に基づいて、画像記憶部40から切替前後の画像データを静止画像としてそれぞれ取得して、一連の複数の画像データとは別に保存する(ステップS6)。
次に、CPUは、切替エフェクトに応じた画像切替時間を算出した後、画像記憶部40に記憶された連続する複数の画像データの中から画像切替時間の分だけ画像データをとばして所定の画像データを読み出し、切替後の画像の投影後(画像の切替後)に、当該画像データに基づいて所定の画像の投影を再開させる(ステップS9)。
従って、投影装置2に入力される画像データのファイル形式を問わず、且つ、当該画像データに対して事前に所定の処理を施すことなく、画像の切り替えを適正に認識することができ、切替前後の画像データに基づいて、所定の切替エフェクトを施して切替前の画像GBから切替後の画像GAへと切り替えて投影することができる。
さらに、画像切替処理による画像の切替後に、画像記憶部40に記憶された複数の画像データの中で、画像切替時間の分だけ画像データをとばして画像の投影を行うことができるので、画像切替処理を行う毎に、外部機器1から入力される画像データと投影される画像に係る画像データとにずれが生じるのを防止することができ、画像データの記憶容量の大きな画像記憶部40を搭載する必要がなくなって、投影装置2のコストをより低減することができる。
以下に、実施形態2の投影システムについて図9を参照して説明する。
ここで、図9は、本発明を適用した実施形態2の投影システムによる画像切替判定処理に係る動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
なお、実施形態2の投影システムは、投影装置2の構成以外の点では上記実施形態1と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
具体的には、画像切替判定プログラムは、CPUによって、先ず、所定時間内における複数の画像データの変化が段階的であるのか連続的であるのか否かを判定して、当該画像データの変化が段階的である場合に、段階的な変化の回数が所定回数(例えば、2回)以下であるのか否かを判定することで、画像が切り替えられたか否かを所定周期で判定するためのものである。つまり、画像データの変化が連続的である場合、または、所定回数を超える回数の段階的な変化が生じた場合には、画像記憶部40に記憶されている画像データは動画像を構成するものである可能性が高いため、この場合には、画像切替処理を行わないように構成されている。
実施形態2の投影システムの投影装置2は、外部機器(PC)1から出力される画像データが投影装置2に入力されると、CPUの制御下にて、画像記憶部40に所定時間(例えば、1秒間)毎に連続する複数の画像データが記憶(サンプリング)される(サンプリング1参照)。
ここで、図9に示すように、例えば、ユーザによる外部機器1の操作入力部104の所定操作に基づいて画像データの選択指示が所定時間(サンプリング1の時間)内に所定回数(例えば、2回)行われる場合、投影装置2には、所定時間内に3つの異なる画像データ(例えば、画像データA、B、C)が入力される。このとき、CPUは、画像切替判定プログラムの実行に基づいて、所定時間内の画像データの中で連続する2つの画像データを順次比較していくことで、画像データが段階的に変化している時点(例えば、画像データAn(n:自然数)と画像データB1との間、及び画像データB2と画像データC1との間)を判定認識する。この場合、CPUは、画像データの段階的な変化の回数が所定回数(例えば、2回)以下であるので、画像が切り替えられたと判定することとなる。
ここで、図9に示すように、例えば、サンプリング1の後、所定時間(サンプリング2の時間)内に画像データの選択指示が所定回数(例えば、1回)行われており、この場合、投影装置2には、所定時間内に2つの異なる画像データ(例えば、画像データC、D)が入力されている。かかる場合、CPUは、画像切替判定プログラムの実行に基づいて、画像データが段階的に変化している時点(例えば、画像データCm(m:自然数)と画像データD1との間)を判定認識し、続けて、画像情報取得プログラムを実行して、画像記憶部40から、段階的な変化前の画像データ(例えば、画像データCm)及び段階的な変化後の画像データ(例えば、画像データD1)を取得して、一連の複数の画像データとは別に保存する。そして、CPUは、画像切替プログラムを実行して、段階的な変化前の画像データに応じた画像GBから段階的な変化後の画像データに応じた画像GAへと所定の切替エフェクトを施して切り替える処理を行うようになっている。
従って、静止画像データと動画像データが混在して外部機器1から出力されて投影装置2に入力される場合であっても、静止画像と動画像の誤認識を防止することができることとなり、手動で投影装置2を画像切替判定処理のON/OFF切替をしなくとも、静止画と動画が混合したスライドデータを投影することが出来、より利便性の高い投影システムを提供することができる。
但し、やはりこの構成であっても、画像切換判定処理のON/OFF切換自在に構成してもよく、これにより、本機能を不使用とすることを選択することが出来るという利便性が追加される。
例えば、画像切替判定処理にて、CPUは、複数の画像データのうち、2つの連続する画像データの変化量が所定割合以上であるか否かに応じて、画像が切り替えられたか否かを判定するようにしたが、これに限られるものではない。即ち、例えば、CPUは、2つの連続する画像データをそれぞれマトリックス状に複数の領域(例えば、8×8、16×16、32×32)に区切って、これら複数の領域毎に比較して、変化した領域の数が所定割合以上であるか否かに応じて、画像が切り替えられたか否かを判定するようにしても良い。
これにより、画像切替判定処理においての制御部による演算量をより減少させることができることとなって、画像切替判定処理の高速化を図ることができる。
また、画像切替判定処理は、例えば、各領域の所定画素どうしを比較することで行うようにしても良い。
1 外部機器
2 投影装置
12 投影レンズ(投影手段)
35 表示駆動部(投影手段)
36 空間的光変調素子(投影手段)
37 光源ランプ(投影手段)
39 制御部(画像切替判定手段、画像情報取得手段、画像切替手段)
40 画像記憶部(画像保存手段)
Claims (8)
- 複数の画像情報を順次切り替えて出力する画像出力装置であって、
順次切り替えられる複数の画像情報の切り替えが、異なる静止画像の画像切り替えかを判定する判定手段と、
前記判定手段により異なる静止画像の切り替えと判定された場合に、所定の画像切替処理を行う切替制御手段と、
を備えることを特徴とする画像出力装置。 - 前記判定手段は、異なる静止画像の画像切り替えか、あるいは動画像の変化による画像切り替えかを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
- 前記画像切替処理は、切替前の静止画像から切替後の静止画像へと順次切り替わる切替エフェクトを施して画像を切り替える処理である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像出力装置。
- 前記判定手段は、前記複数の画像情報が、所定時間内で連続的あるいは段階的に変化するか否かと段階的な変化の回数とに基づいて、静止画像の画像切替か否かを判定すること、
を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像出力装置。 - 複数の画像情報を順次切り替えて出力する画像出力装置であって、
順次切り替えられる複数の画像情報の切り替えが、動画像の変化による画像切り替えかを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記動画像の切り替えではないと判定された場合には、切替前の画像から切替後の画像へと順次切り替わる切替エフェクトを施して画像を切り替えて出力する切替出力手段と、
を備えることを特徴とする画像出力装置。 - 前記判定手段は、前記複数の画像情報が、所定時間内で連続的あるいは段階的に変化するか否かと段階的な変化の回数とに基づいて、静止画像の画像切替か否かを判定すること、
を特徴とする請求項5に記載の画像出力装置。 - 複数の画像情報を順次切り替えて出力する画像出力装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
順次切り替えられる複数の画像情報の切り替えが、異なる静止画像の画像切り替えかを判定する判定手段、
前記判定手段により異なる静止画像の切り替えと判定された場合に、所定の画像切替処理を行う切替制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。 - 複数の画像情報を順次切り替えて出力する画像出力装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
順次切り替えられる複数の画像情報の切り替えが、動画像の変化による画像切り替えかを判定する判定手段、
前記判定手段により前記動画像の切り替えではないと判定された場合には、切替前の画像から切替後の画像へと順次切り替わる切替エフェクトを施して画像を切り替えて出力する切替出力手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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