JP5411332B2 - 時計用自律制御機構 - Google Patents

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Description

本発明は、メインバー又はブリッジの第1側に、少なくとも1つの第1制御輪列と、上記メインバーの第2側に、少なくとも1つの第2制御輪列と、複数の固定位置間で、各該固定位置で上記制御輪列の唯1つだけを枢動させるために、上記メインバーに対して可動な少なくとも1つの制御ステムとを備える自律制御機構に関する。上記ステムは、引抜片の位置を制御するが、該引抜片を上記メインバーの片側に嵌合させ、上記メインバーのボスに関して、ステムの各固定位置と関連する引抜片の固定位置で可動にし、上記引抜片で、ユーザが上記ステムに付与した運動により、1つの上記第1制御輪列又は1つの上記第2制御輪列を枢動運動させる。上記ステムは、上記ステムで摺動カナを並進運動させるための、及び上記ステムと一体化して上記摺動カナを枢動させるための、摺動カナの相補的案内手段と協働する案内手段を、備える。上記摺動カナは、1つの上記第1制御輪列を駆動するよう配設した第1駆動手段と、1つの上記第2制御輪列を駆動するよう配設した第2駆動手段とを備える。
また、本発明は、少なくとも1つのかかる自律時計制御機構を含む時計ムーブメントにも関する。
また、本発明は、少なくとも1つのかかる自律制御機構を含む、又はそうした時計ムーブメントを含む時計に関する。
本発明は、特に時計分野に関する。
時計製作法で使用される多くの制御機構は、多数の部品を備えるが、部品の配置は、大量生産に必要な自動組立には適していない。
特に巻上げ機構の場合は、特定の組立順序と関連することが多い、即ち、ムーブメントを一旦嵌合させると、ステムを変更できない。これでは、複数の異なる製品に特定のモジュール又はキャリバを使用可能にしたいモジュールの設計には対応できない。
ジュール・ルスバッハ(JULES RUSSBACH)氏を名義人とする仏国特許出願第502655A号では、巻上げ機構及びセット指針機構をムーブメントのフレームに対して、該フレームの2地板間で固定支持体に着脱可能に取付け、上記機構の中間車を、文字板下の細工を制御する中間車と常に噛合い関係にする、腕時計ムーブメントについて開示している。
グロジャン・フィス(GROSJEAN FILS)氏を名義人とするスイス国特許出願第17991A号では、巻上げ機構を有する腕時計のバーについて開示しており、該バーには、巻上げ機構及びセット指針機構を形成する全部品を設置し、腕時計の地板に固定している。
アネン・ロバート(ANNEN ROBERT)氏を名義人とするスイス国特許出願第124382A号では、巻上げ機構及びセット指針機構を、地板とバーとの間に収容した中間部分に取付け、特定数の上記バーのためのヒールとして機能させるムーブメントについて開示している。
CT TIME社を名義人とする欧州特許出願第2124111A1号では、フレームに取付けることを意図し、制御ステム、該ステムと一体的に回転する制御カナ、ステムが軸位置の1位置を占領する際に制御カナと協働するよう配設した作動部材を含む機構を含む、作動モジュールについて開示している。この制御カナは、片方の位置から他方の位置に移動する際に、ステムと並進的に一体化する。このモジュールは、機構を収容する独立したケースと、該ケースから出て、作動部材をムーブメントの被作動要素に運動学的に連結するよう配設した連結手段とを備え、それにより作動部材が、ムーブメントのフレーム上でのモジュールの位置に関係なく、上記要素を作動できるようにしている。
本発明は、独立したモジュールを形成し、自動組立に適した自律制御機構、特に巻上げ機構を開発することを提案するが、巻上げ機構に限定するものではない。開発した機構は、出来るだけ少数の部品を含み、信頼性が高く、頑丈となるはずである。また、例えばステムを交換するといった、販売後のサービスにも、ムーブメントを完全にケースから出さずに行えるため、容易に役立つはずである。
従って、本発明は、メインバーの第1側に、少なくとも1つの第1制御輪列と、上記メインバーの第2側に、少なくとも1つの第2制御輪列と、複数の固定位置間で、各該固定位置で上記制御輪列の唯1つだけを枢動させるために、上記メインバーに対して可動な少なくとも1つの制御ステムとを備える自律制御機構に関する。上記ステムは、引抜片の位置を制御するが、該引抜片を上記メインバーの片側に嵌合させ、上記メインバーのボスに関して、ステムの各固定位置と関連する引抜片の固定位置で可動にし、上記引抜片で、ユーザが上記ステムに付与した運動により、1つの上記第1制御輪列又は1つの上記第2制御輪列を枢動運動させる。上記ステムは、上記ステムで摺動カナを並進運動させるための、及び上記ステムと一体化して上記摺動カナを枢動させるための、摺動カナの相補的案内手段と協働する案内手段を、備える。上記摺動カナは、1つの上記第1制御輪列を駆動するよう配設した第1駆動手段と、1つの上記第2制御輪列を駆動するよう配設した第2駆動手段を備える。本発明は、上記引抜片を担持する側と反対側で、上記メインバーの片側に嵌合させて、制御機構は、レバーを含み、該レバーを、第2遊び車を担持するよう配設し、該第2遊び車を、上記第2駆動手段と協働して、上記レバーの位置に応じて、複数の上記第2制御輪列即ち第2制御駆動手段の中の1つの上記第2制御輪列を、駆動するよう配設することを特徴とする。
本発明の別の特徴によると、上記レバーを、上記メインバーに備えたボス又はピンに枢着し、上記制御ステムが上記長手方向に運動した結果として、直接的に、又は上記摺動カナを介して間接的に枢動するように駆動させ、上記レバーは、弾性アームを含み、該アームの自由端は、係止位置で、上記メインバーに備えたボス又はピンと協働するよう配設した受面を備える。
本発明の別の特徴によると、上記メインバーは、上記第2制御輪列即ち上記第2制御駆動手段の1つに備えた第1車の枢動を案内するよう配設した第1ボス又はカナを担持し、上記第1車を、上記レバーの第1位置で、上記第2遊び車と噛合うよう配設し、上記メインバーは、上記第2制御輪列即ち第2制御駆動手段の1つに備えた第2車の枢動を案内するよう配設した第2ボス又はカナを担持し、上記第2車を、上記レバーの第2位置で、上記第2遊び車と噛合うよう配設し、上記レバーを、一方で上記メインバーと上記第1車との間に挿入し、他方で、上記メインバーと上記第2車との間に挿入する。
本発明の別の特徴によると、上記メインバーは、上記引抜片を担持する側に、第1遊び車を案内する段付スタッドを含み、該第1遊び車を、上記レバーの位置に応じて、1つの上記第1制御輪列即ち第1制御駆動手段を駆動するために、上記引抜片に対して重ねて組立て、上記第1駆動手段と協働するよう配設し、上記段付スタッドは、片方を上記第1遊び車を上記第1駆動手段と噛合わせる位置、もう片方を上記第1遊び車を上記第1駆動手段から断接する位置とする2端部位置間で、上記第1遊び車を配置可能にするために、アーモンド形状体を含む。
本発明の別の特徴によると、上記メインバーは、上記第1遊び車と噛合い、上記メインバーに押付けた中間車の枢動を案内するよう配設した第2ボス又はカナを、担持する。
本発明は、更に時計ムーブメントに関し、該ムーブメントは、其々が上記第1制御輪列即ち第1制御駆動手段の1つと、又は上記第2制御輪列即ち第2制御駆動手段の1つと協働するよう配設した複数の機構を含むことを特徴とする、そうした少なくとも1つの自律制御機構を備える。
本発明の別の特徴によると、上記機構は、上記メインバーの第1側に、上記制御ステムの第1押込位置で上記制御ステムの枢動によって作動するよう配設した、上記ムーブメントに備えた巻上げ機構用中間ラチェット駆動車を、含む第1制御輪列を含み、上記メインバーの第2側に、2つの第2制御輪列を含み、該第2制御輪列の一方は、上記制御ステムの第2引込位置で上記制御ステムの枢動によって作動するよう配設した、上記ムーブメントに備えたセット指針機構を設定する第1制御車を含み、他方は、上記制御ステムの第1引込位置で上記制御ステムの枢動によって作動するよう配設した、上記ムーブメントに備えた日付機構設定用第2制御車を含む。
また、本発明は、少なくとも1つのそうした自律制御機構を含む、又はそうした時計ムーブメントを含む時計に関する。
本発明の他の特徴及び利点については、添付図を参照して、以下の詳細な説明を読めば、明確になるであろう。
輪列側と呼ばれる第1側から見た、本発明による時計ムーブメント用自律制御機構に関する略斜視図を示している。 第1側である輪列側と反対の文字板側と呼ばれる第2側から見た、本発明による時計ムーブメント用自律制御機構に関する略斜視図を示している。 制御ステムの第1押込位置で、第1側である輪列側から見た、図1の機構の一部に関する略部分正面図を示している。 点線で、機構の特定の部品について示している。 制御ステムの第1押込位置で、第2側である文字板側から見た、図1の機構に関する略部分正面図を示している。 点線で、機構の特定の部品について示している。 メインバーと、制御ステムとに垂直な、機構細部の略部分断面図を示している。 図1の機構に備えた引抜片の、第1側である輪列側からの略正面図を示している。 図1の機構に備えたレバーの、第2側である文字板側からの略正面図を示している。 図1の機構の副バーの、第2側である文字板側からの略正面図を示している。 図1の機構の引抜片保持板の、第1側である輪列側からの略正面図を示している。 機構に備えたメインバーと、図6のレバーとの協働に関する詳細について、第2側である文字板側からの略斜視図を示している。 機構に備えた遊び車の穴と、段付スタッドとの協働に関する詳細について、第1側である輪列側からの略斜視図を示している。 制御ステムの軸を通る断面の、機構に関する部分的な略図である。 図2と同様な図であり、制御ステムの第1引抜位置での、この機構を示している。 図2と同様な図であり、制御ステムの第2引抜位置での、この機構を示している。 図3と同様な図であり、制御ステムの第1引抜位置での、この機構を示している。 図3と同様な図であり、制御ステムの第2引抜位置での、この機構を示している。 本発明による機構の他の全部品を担持するメインバーの略斜視図である。 本発明による機構を含むムーブメントを含む時計のブロック図を示している。 本発明による機構に含んでもよい別の引抜片のモデルを、図5と同様に、第1側である輪列側からの略正面図を示している。
本発明は、時計分野、特に時計ムーブメントの分野に関する。
本発明の目的は、時計ムーブメント1000又は時計2000、特に腕時計を形成する他の部品若しくはサブアセンブリと協働して直接取付けるよう配設した、完全な自律制御機構100を提供することである。
この自律制御機構100は、残りのムーブメント又は時計から完全に分離して組立てられるよう、且つ様々なムーブメント若しくは様々な時計で使用可能な多用途のモジュールを形成するよう工夫したものである。
また、必要に応じて多様な制御機能を実行するようにも工夫している。本明細書では、特に巻上げ機構について記述する。本発明による機構は、容易に他の制御機能に適合するように工夫されている。非限定的な方法で、機構100を使用して、ムーブメントの香箱の巻上げを制御、時打香箱の巻上げを制御、時打機構及び/又はアラームの選択及び解除を制御、時間帯機構を制御してもよく、或いは、一般的に、ムーブメント若しくは時計の主表示部以外の表示部を制御してもよい。
機構100の設計を、コンパクト性が高く、特に出来る限り薄く、メインバー80の両側に、制御ステム10を除く全部品を組立てられるようにすることを目的とし、該制御ステムを上記メインバーと略平行にし、時計の周縁部で径方向又は略接線方向に取付けるよう配設する。従って、時計の周縁部に、小時計の周縁部にも、本発明による機構100を複数嵌合させて、各機構により1つ又は複数の特定の機能を制御することができる。
この設計では、機構100の部品を、好適にはメインバー80に垂直に、組立てることで、特にロボットによる自動組立てが容易になり、大幅に製造コストを低減できる。部品は、特に単純で、打抜加工、切断又は射出成形で作製でき、安価である。機構100の部品の組立て順序についても、確実に部品を即座に正確に配置、保持し、その後、部品が変位したり紛失したりするリスク無しに自動装置で取り扱いできるように又は向きを変えられるように工夫している。その結果、機構100を、完成部品として完全に組立てられる。こうした設計により、制御ステムの組立てや分解が極めて簡単になり、メンテナンスやアフターサービス作業(after−sales operations)を容易にできる。
このように、時計ムーブメント又は時計用自律制御機構100は、少なくとも1つの選択及び/又は制御手段、或いは少なくとも1つの制御ステム10を含む。
本発明について、本明細書では、制御ステム10で形成したそうした少なくとも1つの選択及び/又は制御手段を用いて、特に説明する。この制御ステム10は、各固定ステム位置において、機構100に備えた複数の制御輪列中の単一制御輪列に関する枢動を制御するための、複数の固定ステム位置間で、メインバー80に対して移動できる。図2、図2A及び図3、図3Aでは、従来構成のステムに関する第1押込位置T1について、香箱を同位置で巻上げるという従来の構成で示している。図12及び図14では、例えば日付を設定するための、制御ステム10の第1引抜位置T2を示しており、図13及び図15では、例えば時刻を設定するための、制御ステム10の第2引抜位置T3を示している。
当然、機構100を、制御ステム10の制御位置をより多くして配設できる。例えば、時打機構のモードを選択するために、1つの位置を各モード:小時打ち、グランドストライク、ミニッツリピータ、アラーム、サイレントに対して設けてもよい。従って、関連する制御動作を、アラームの巻上げ/鳴止め制御、グランドストライクの解除、時打機構の巻上げ、及び同様な動作としてもよい。
同様に、本明細書では、制御ステム10を、直線的な長手方向での線運動で説明している。しかしながら、本発明から逸脱せずに、円運動や他の運動も考えられる。また、当然、制御ステム10を、ユーザが操作するクラウンを担持するカナと協働するラックから構成してもよい。
本明細書及び図面では、好適な事例の単一制御ステムを説明している。しかしながら、複数のステム又は制御部材を、同一のメインバー80に組込むことも可能だが、その特別な構造については、本明細書では詳細に記載していない。特に、制御ステムとセレクタを同じメインバー80上で組合せできる、又はリセット、時間帯表示若しくは他の制御機構を追加もできる。
本発明によると、制御機構100は、メインバー80又はブリッジの第1側である輪列側81に、少なくとも第1制御輪列810即ち第1制御駆動手段、例えば、カム、コラムホイール、プーリ等を備える。本発明について、輪列による伝達(transmission)を備える、好適で非限定的な実施形態を用いて説明する。
制御機構100は、メインバー80の第2側である、第1側81の反対にある文字板側82に、少なくとも第2制御輪列820、即ち第2制御駆動手段を更に備える。
制御ステム10は、引抜片20の位置決めを制御する。この引抜片20を、本明細書では「輪列側」と呼ばれる第1側81に、又は本明細書では「文字板側」と呼ばれる第2側82に嵌合させ、引抜片20に備えた穴21を介して、各固定ステム位置に関連する固定引抜片位置で、メインバー80に備えたボス210又はピンに対して枢動可能にする。本発明について、図2、図5、図12及び図13で見られるように、各図面では、引抜片20を第1輪列側81に嵌合させた状態を示している。
本発明によると、この引抜片の固定位置では、ユーザが制御ステム10に付与する動きで、1つの第1制御輪列810、即ち第1制御駆動手段、又は1つの第2制御輪列820、即ち第2制御駆動手段が枢動するようになっている。
引抜片20には、フレキシブルアーム24を有し、該アームの自由端は、傾斜面を有する歯部を含み、該歯部で、メインバー80に備えたボス250又はピンに対する引抜片の固定位置でアームを係止するための、切欠25又は125と呼ばれる凹部を画定する。好適な変形例では、ボス250を、該ボスに打込む及び/又は溶接するワッシャ251によって延在させ、弾性アーム24を保持する機能を実行させる。その結果、上記アーム24は、引抜アーム22が上昇すると、ワッシャ251に当接する。
図2A及び図5では、切欠25A、25B、25Cについて示しており、各切欠は、図2の場合、引抜片を、制御ステム10の押込位置T1に、保持するように、切欠25Aを、メインバー80に打込んだピン250と協働させて、配設しており、図14にも対応する図12の場合、引抜片を、制御ステム10の第1引抜位置T2に保持するように、切欠25Bをピン250と協働させて、配設しており、図15にも対応する図13の場合、引抜片を、制御ステム10の第2引抜位置T3に保持するように、切欠25Cをピン250と協働させて、配設している。この特定の例では、切欠25Cを、フレキシブルアーム24の端部で、単に傾斜させて形成している。
引抜片20は、長孔26を更に備え、該長孔を、引抜片20がメインバー80に押圧されると、メインバー80に備えたボス260又はピン126と協働するよう配設する。
制御ステム10は、従来の方法で、正方形断面の真等の案内手段を含み、該案内手段は、制御ステム10に取付けた摺動カナ13に備えた、雌型四角体(female square)、又は、平坦部等の相補的案内手段と協働するが、そうすることで、上記摺動カナ13が制御ステム10に対して長手方向に並進運動可能になり、制御ステム10がメインバー80に対して移動できるように、及び摺動カナ13を制御ステム10と一体的に、制御ステム10をその周りに枢動するよう配設した枢軸に関して、枢動させるようにする。
図18では、引抜片20の変形例を示しており、フレキシブルアーム24の外側には、切欠125A、125B、125Cを含み、各切欠を、引抜片20の穴21に収容した枢軸ボス210に対向して配設するのに対し、図5の変形例では、切欠25A、25B、25Cを、上記枢軸に対向してアーム24の内側に配設している。図18では、制御ステム10の押込位置T1を示しており、切欠125Aはピン250と協働して、この位置T1のみを維持している。地板と一体化したピン126を、次に穴26の縁部からわずかな距離dだけ離隔させる。特にステムに衝撃を受けた場合、衝撃により引抜片20が押され、衝撃がバネを形成するフレキシブルアーム24の変形により吸収され、穴26が移動停止部の役目を果たす。摺動カナ13の動きを、段付きスタッド64に備えたアーモンド形のベアリングによって受けるが、段付スタッド64については後述する。
図2及び図3で見られるように、摺動カナ13は、第1駆動手段14を更に含み、該第1駆動手段14を、第1制御輪列810、即ち第1制御駆動手段を駆動するよう配設する。摺動カナ13は、第2駆動手段15を更に含み、該第2駆動手段15を、第2制御輪列820、即ち第2制御駆動手段を駆動するよう配設する。
制御ステム10は、図3で見られるように、溝11を含み、該溝は、引抜片20に備えた第1アーム22を駆動して、一方の引抜片固定位置から別の位置へと移動させるよう配設する。制御ステム10は、片側で溝11を限定する、例えば、肩の形をしたステムボルト19を含み、第1引抜アーム22との当接により、制御ステム10が通常モードで抜取れないようにする。本発明によると、以下で説明するように、制御ステム10を抜取るのに唯一可能な方法は、引抜アーム22の弾性に作用して、制御ステム10の軸から上記アームを離隔することで上記アームを変形させて、上記ステムを解除可能にする方法である。
引抜片20は、第2アーム23を更に含み、該第2アームを、図14で見られる摺動カナ13に備えた溝16と協働するように、また第1駆動手段14が第1制御輪列810即ち第1制御駆動手段と協働する第1位置と、第2駆動手段15が第2制御輪列820即ち第2制御駆動手段と協働する第2位置との間で、摺動カナ13を移動させるよう配設する。摺動カナ13の第1位置では、第2駆動手段15は、第2制御輪列820即ち第2制御駆動手段と協働せず、摺動カナ13の第2位置では、第1駆動手段14は、第1制御輪列810即ち第1制御駆動手段と協働しない。
本発明の好適な実施例では、図面で見られるように、摺動カナ13を単一片とし、第1制御輪列810即ち第1制御駆動手段を駆動するための、クラウン車と呼ばれる第1遊び車63と協働するよう配設した第1歯14を備える。同様に、第1歯14の反対側端部で、摺動カナ13は、第2遊び車36と協働して、第2制御輪列820即ち第2制御駆動手段を駆動するよう配設した第2歯15を含む。
第1遊び車63と第2遊び車36とを、メインバー80の両側に配置するため、メインバー80の厚さを制御ステム10と摺動カナ13が通過することになる。従って、明らかに摺動カナ13は一度にこれら2遊び車の片方だけと噛合うようになっている。各遊び車との噛合せは、メインバー80の両側で、摺動カナ13の両側の歯14と歯15と一体となって生じる。図示した実施形態では、第1遊び車63は、図2及び図4で見られるように、メインバー80の輪列側と呼ばれる第1側81の、摺動カナ13の第1歯14と噛合うことができる。それに対して、第2遊び車36は、図11で見られるように、メインバー80の文字板側と呼ばれる第2側82の、摺動カナ13の第2歯15と噛合うことができる。
好適には、図11で見られるように、摺動カナ13の第1歯14の直径を、第2歯15の直径より大きくする。この半径の差を、第1遊び車63の厚さより僅かに大きくして、制御ステム10が引抜位置T2又はT3の1つにある際に、上記遊び車63が摺動カナ13の第2歯15上方を通過可能にする。
摺動カナ13は、金属又は高耐性プラスチックを射出成形して作製できる。
設計は、普通の巻上げ機構と比べて、簡素化される。本明細書ではブレゲ歯(Breguet toothing)が不要となり、組立て費用を低減できる。
好適には、メインバー80を射出成形部品、特に射出成形プラスチックとするよう工夫して、メインバー80が最も複雑となるようにして、他の全部品を出来るだけ単純にする。メインバー80は、該メインバーを組付ける地板に対する応力を吸収するスタッド又はボスを含む。
好適には、メインバー80に対して枢動可能な車及び部材を、メインバー80に打込んだ鋼製カナに枢着する。
好適には、メインバー80は、摺動カナ13の筒状肩部を受容する筒状受け台(cradle)83を含む。
この受け台83は、段付スタッド64用ハウジングとして機能する孔84を更に含むが、該孔の機能については以下で説明する。
引抜片20を担持する側とは反対側の、上記メインバー80の第1側81又は第2側82に嵌合させるものとして、自律制御機構100は、図6で示したレバー30を含む。このレバー30を、第2遊び車36を担持するように、また第2駆動手段15と協働するよう配設して、レバー30の位置に応じて、複数の第2制御輪列820即ち第2制御駆動手段の中の1つの上記第2制御輪列820即ち第2制御駆動手段を駆動させる。
レバー30を、該レバーに備えた孔31を介して、メインバー80に備えたボス310又はピンに枢着する。レバー30を、制御ステム10が長手方向に動いた結果、摺動カナ13を介して直接又は間接的に枢動するように、駆動する。
図9で見られるように、レバー30は、長孔33を含み、該長孔はメインバー80のスタッド330と協働して、レバー30の移動に対する度当り部を形成する。
レバー30は、第2遊び車36を担持するカナを備える。好適には、上記カナを、段付スタッド32の形で作製し、該段付スタッド32の鍔部を使用して、第1車46及び第2車47との推奨噛合距離を維持し、第1車46及び第2車47と、第2遊び車36は交互に噛合うことができる。この段付スタッド32は、スカイビングによって作製でき、或いは、実際のレバー30と共に深く型打ち(deep stamped)してもよい。
図示した特定の実施形態では、メインバー80は、第1ボス460又はカナを担持し、該第1ボス460又はカナを、第2制御輪列820即ち第2制御駆動手段の1つに備えた第1車46の枢動を案内するよう配設する。この第1車46を、レバー30の第1位置で第2遊び車36と噛合うよう配設する。
メインバー80は、第2ボス470又はカナを担持し、該ボス470又はカナを、第2制御輪列820即ち第2制御駆動手段の1つに備えた第2車47の枢動を案内するよう配設する。この第2車47を、レバー30の第2位置で第2遊び車36と噛合うよう配設する。レバー30を、一方でメインバー80と第1車46との間に、他方でメインバー80と第2車47との間に挿入する。
本発明を、第1車46で時計ムーブメント1000のセット指針機構を制御し、第2車47で日付設定を制御する特定の実施形態について、説明する。
レバー30は、弾性アーム34を含み、該弾性アーム34の自由端は、受面35を含み、該受面35を、メインバー80に備えたボス420又はピンと、係止位置で協働するよう配設する。図6、図14、図15では、これらの受面35A及び35Bと、メインバー80に備えたボス420又はピンとの協働について示している。図14では、制御ステム10の第1引抜位置T2で、レバー30を、受面35Bがボス420に当接するように駆動させると、レバー30が、日付を設定するために、第2遊び車36が第2車47と噛合う位置に枢動する。図15では、制御ステム10の第2引抜位置T3で、レバー30を、受面35Aが上記ボス420に当接するように駆動させると、レバー30が、時刻を設定するために、第2遊び車36が第1車46と噛合う位置に枢動する。
自律制御機構100は、副バー40を含み、該副バー40を、第1車46と第2車47をレバー30とは反対側で被覆するよう配設する。この副バー40を、該バー内に備えた孔42cで、メインバー80のボス420又はピンに打込む及び/又は溶接する。また、本明細書では、副バー40を、該バーに備えたラグ41を介して、特に溶接して、メインバー80のボス310又はピンに固着する。また、一変形例では、副バー40には、上記ラグ41に、ボス310又はピンを打込む及び/又は溶接する穴を設けてもよい。これらの組立体を、溶接によって維持するよう配設する。この副バー40は、第1車46、特に第1セット指針車の真460を受容するよう配設した穴43と、第2車47、特に日車の真470を受容するよう配設した穴44を更に含む。副バー40と真460及び/又は真470との間を溶接して、組立体を固定することもできる。また、一変形例では、より確実に摺動カナ13と第2遊び車36とを噛合わせるように、本明細書では、穴43と穴44との間に、副バー40は、メインバー80の第2側82に形成した、受面に垂直な方向にレバー30を保持するための型打ちした長孔を、含んでもよい。
引抜片20を担持する側に、メインバー80は、第1遊び車63に備えた穴65を介して、該第1遊び車63を案内するための、図2A及び図10で見られる段付スタッド64を有する。この第1遊び車63又はクラウン車を、引抜片20に対して重ねて取付け、第1駆動手段14、好適には摺動カナ13の第1歯14と協働して、レバー30の位置に応じて、1つの第1制御輪列810即ち第1制御駆動手段を駆動するよう配設する。この段付スタッド64は、アーモンド形状をしており、第1遊び車63を2端部位置:第1遊び車63を第1駆動手段14と噛合わせる片方の位置と、第1遊び車63を上記第1駆動手段14から断接するもう片方の位置とに配置できる。このアーモンド形状は、図10で見られる2面64A、64Bを有し、該2面を、本明細書では、2分割した各筒部分とする。其々、順に第1遊び車63の穴63Aと当接して協働する。このアーモンド形状によって行う非結合機能により、制御ステム10の引抜位置で歯同士が干渉接触するのを回避できる。
図2に示したように、メインバー80は、第2ボス610又はカナを担持し、該第2ボス610又はカナを、穴62を介して、中間車61の枢動を案内するよう配設し、中間車61を、第1遊び車63と噛合わせ、メインバー80に押付ける。この中間車61を、特に、図示しない香車を巻上げるラチェットドライバとする。
自律制御機構100は、図8に示し、図2及び図11で視認できる引抜片保持板50を含む。この引抜片保持板50を、引抜片20上に重ねて、第1遊び車63と中間車61をカバーするよう配設するが、該引抜片20は、メインバー80と引抜片保持板50の間に捕捉して取付けるようにする。引抜片保持板50は、光学的に、特にカメラを使用して得てもよい組立補助具を形成するように、図示しない方法で、段付スタッド64の肩部とアライメントして協働するよう配設した穴や長孔等を備えてもよい。引抜片保持板50を、好適には、穴52で、ボス210若しくはピンに、及び穴51でボス610若しくはカナに、打込む及び/又は溶接する。
引抜片保持板50は、第1ジャンパばねアーム56を含み、該アーム56を、第1遊び車63を押圧して、該第1遊び車63を第1駆動手段14と噛合わせるよう配設する。ジャンパアーム56の長さは、該アームの自由端で、該第1遊び車63の1本の歯との衝突を十分防止できる長さとする。図示しない別の変形例では、このジャンパアームには自由端を設けず、ジャンパアームを、引抜片保持板50の両端部で保持する小断面のアームによって形成する。一変形例では、第1ジャンパばねアーム56を、特に溶接によって、引抜片保持板50に付加してもよい。この第1ジャンパばねアーム56により、ステムをその押込位置T1、本明細書では巻上げ位置に戻す際に、歯同士が接触するリスクを防止できる。歯を離間する距離は、摺動カナ13の第1駆動手段14及び第2駆動手段15に異なる直径の歯を選択することによって、得られる。
引抜片保持板50は、第2ジャンパアーム57を含み、該第2ジャンパアーム57を、引抜片20をメインバー80に対して押止め、且つ固定ステム位置の1つで制御ステム10を保つように、引抜片20に備えた第1アーム22を、メインバー80に向けて押戻して、制御ステム10の溝11と協働させるよう配設する。従って、この第2ジャンパばね57により、腕時計の位置に関係なく、確実に引抜片20を押止められ、制御ステム10を係止位置に保てる。上記制御ステムを、自律制御機構100の位置、又は自律制御機構100を組込んだムーブメント1000の位置、又は自律制御機構100を組込んだ時計2000の位置とは関係なく、所定の位置に保持できる。
一変形例では、上記に示したように、ワッシャ251で引抜片20のフレキシブルアーム24を保持する代わりに、穴52を担持する第1アームと第2ジャンパばね57を実質的に延伸させた状態で、引抜片保持板50は、支持アームも備えて、該支持アームを、上記フレキシブルアーム24をメインバー80に押戻して、確実に一方で切欠25と、他方でボス250又はピンとの間で接触させるよう配設してもよい。
副バー40と同様に、引抜片保持板50を、溶接、特にレーザ溶接によって、一方でボス610又はピンに、他方で引抜片20の枢軸ボス210に固着するよう配設する。副バー40及び引抜片保持板50を、好適には、打抜加工で得る、傾斜面を備えた段付板とする。部品40及び50を折曲げて、弾力性を与えると、組立て中に、該弾力性と作用して、予応力を生じさせられる。
有利には、容易に制御ステム10を組立て及び分解可能にするために、メインバー80にはレバー70を受容するハウジング73を設ける。このレバー70は、操作アーム71を含み、該アーム71を、ユーザが押圧して、支持アーム72をメインバー80から離隔するよう配設する。支持アーム72を、メインバー80を引抜片20の引抜アーム22の自由端から離すよう配設する。メインバー80は、上記レバー70を挿入するスロット75を含み、該スロットを、メインバー80の片側81又は82と垂直に、略偏平にする。レバーの片端部には、ヒンジを形成する突出したスタッドを設ける。この構成により、ロボットグリッパ又はクランプによって、挿入や傾斜(tipping)が可能になる。傾斜させると、レバー70は、引抜片20によって、メインバー80の厚さ方向に保たれ、相補的形状を有するメインバー80のハウジング73によって、もう片方の方向に保持される。引抜片20を上げて、該引抜片20を制御ステム10の軸から離隔させて、該ステムを解除するように、支持バー74により、必要な圧力をレバー70に付与できる。
機構100では、使用時の応力に対する歯の耐性を向上させるように、歯モジュールを出来るだけ幅広になるよう選択する。かなり大きな直径のカナを使用することで、ヘルツ圧力を低減し、モジュールの摩耗挙動を向上させられる。この設計により、特に経済的な、型打ちした歯を使用できる。
本明細書では、略平行な2面を有する略平坦なメインバー80で、実施形態を説明している。明らかに、本発明は、任意の形状のメインバー又はフレームに概ね適用でき、該メインバー又はフレームには、部品を異なる面に配設し、該部品は支持面間に配設した制御部材と交互に協働する。例えば、メインバー80を、立方体、球体又は他の形状で作製することも考えられる。
センタリング用に又はカナとして使用する様々なボスを、メインバー80に追加する代わりに、メインバー80と単一片にしてもよい。
通常、確実に既に組立てた部品を各中間段階中に保持する、即ち自動運転装置で空間的な移動が可能な組立順序で、部品を組立てられる。
確かに、図示した本発明による機構の組立ては特に簡単である:
−メインバー80を、カナとして使用し、メインバー80と単一片で作製しない、全てのボス及びピンと、メインバー80の第2側82で嵌合する。
−摺動カナ13を、第2側82で、メインバー80の受け台83に配設する。
−第2遊び車36と予め嵌合させたレバー30を、メインバー80に予め組立てた、又はメインバー80と単一片に作製したボス310で枢動させるために、メインバー80に配置し、レバー30のフレキシブルアーム34を、2車47又は46の片方の組立てに適切な角度位置で、メインバー80に予め組立てた又はメインバー80と単一片に作製したボス420と当接して押圧する。
−第2日付修正車47を、予めメインバー80に組立てた又はメインバー80と単一片に作製したボス460に取付ける一方で、第2車47を枢動させて第2遊び車36と噛合うようにする。次に、第1セット指針車46を、同様にして、メインバー80に予め組立てた又はメインバー80と単一片に作製したボス460に取付ける。当然、これら車の組立て順序は逆にもできる。
−副バー40を、既に適所にあるボス310、及び既に適所にあるボス420に、穴43及び44に予め組立てたセンタリングボス460及び470によって、取付け、次に、副バーをレーザ溶接等の方法で固定するが、スポット溶接でも十分である。
この段階で、第2側である文字板側82を、完全に装備したことになる。次に、第1側81を、第2側82を装備しながら第2オペレータによって並行して、或いは順番に装備する。
−メインバー80を、カナとして使用し、メインバー80と単一片で作製しないボス及びピンと、メインバー80の第1側81で嵌合する。
−段付スタッド64を、受け台83の底面と反対側で、メインバー80の穴84に配設する。
−レバー70をスロット75に挿入し、該レバーを、次にそのハウジング73内へと傾ける。
−引抜片20を、メインバー80に予め組立てた又はメインバー80と単一片に作製したボス210で枢動するように、配置する。引抜片20のフレキシブルアーム24を、引抜片20の第2アーム23が、予め組立てた摺動カナ13の溝16と協働するような角度位置で、アーム24の切欠25の1つを介して、メインバー80に予め組立てた又はメインバー80と単一片に作製したピン250に、当接して押圧する。引抜片20の長孔26を、メインバー80に予め組立てた又はメインバー80と単一片に作製したボス620周りに配置する。引抜片の第1アーム22は、レバー70の支持アーム72に被さる。
−第1遊び車63を、予め組立てた段付スタッド64に取付ける。
−中間車61を、メインバー80に予め組立てた又はメインバー80と単一片に作製したボス610に取付ける一方で、上記中間車61を枢動させて第1遊び車63と噛合うようにする。
−引抜片保持板50を、既に適所にあるボス610、及び既に適所にあるボス210と260に取付け、次に、引抜片保持板50をレーザ溶接等で固定するが、スポット溶接でも十分である。
この段階で、第1側である、文字板側81を完全に装備したことになる。
その後、残るのは、レバー70を支持体74に押付けて、第1アーム22をメインバー80の引抜片20から離隔して、ステムボルト19によって限定する溝11が上記第1アーム22と協働するまで、制御ステム10をそのハウジングに挿入可能にすることだけである。その後、制御ステム10を所定の位置にすると、レバー70の支持体74にかかる応力を解除できる。ここで、制御機構100の組立てが完了する。
また、本発明は、少なくとも1つの自律制御機構100を含む時計ムーブメント1000に関する。このムーブメント1000は、複数の機構を含み、各機構を、第1制御輪列810即ち第1制御駆動手段の1つと、又は第2制御輪列820即ち第2制御駆動手段の1つと協働するよう配設する。
機構100は、上記メインバー80の第1側81に、第1制御輪列810を含み、該第1制御輪列810は、上記制御ステム10の第1押込位置T1で上記制御ステム10を枢動させることによって作動するよう配設した、上記ムーブメント1000に備えた巻上げ機構のための中間ラチェット駆動車61を含み、上記メインバー80の第2側82に、2つの第2制御輪列820を含むが、その一方は、上記制御ステム10の第2引抜位置T3で制御ステム10を枢動することによって作動するよう配設した、上記ムーブメント1000に備えたセット指針車を設定するための第1制御車46を含み、他方は、上記制御ステム10の第1引抜位置T2で制御ステム10を枢動することによって作動するよう配設した、上記ムーブメント1000に備えた日付機構を設定するための第2制御車47を含む。
また、本発明は、少なくとも1つのそのような自律制御機構100を含む、又はそうした時計ムーブメント1000を含む時計2000に関する。

Claims (16)

  1. メインバー(80)又はブリッジの第1側(81)に、少なくとも1つの第1制御輪列(810)と、前記メインバー(80)の第2側(82)に、少なくとも1つの第2制御輪列(820)と、複数の固定位置間で、各該固定位置で前記制御輪列(810;820)の唯1つのみを枢動させるために、前記メインバー(80)に対して可動な少なくとも1つの制御ステム(10)とを備える自律時計制御機構(100)であり、前記ステム(10)は、引抜片(20)の位置を制御するが、該引抜片(20)を前記メインバー(80)の片側に嵌合させ、前記メインバー(80)のボス(210)に関して、前記ステムの各固定位置と関連する前記引抜片の固定位置で可動にし、前記引抜片で、ユーザが前記ステム(10)に付与した任意の運動により、1つの前記第1制御輪列(810)又は1つの前記第2制御輪列(820)を枢動運動させ、前記ステム(10)は、前記ステム(10)で枢動カナ(13)を並進運動させるための、且つ前記ステム(10)と一体化して前記摺動カナ(13)を枢動させるための、前記摺動カナ(13)の相補的案内手段(18)と協働する案内手段(17)を備え、前記摺動カナ(13)は、1つの前記第1制御輪列(810)を駆動するよう配設した第1駆動手段(14)と、1つの前記第2制御輪列(820)を駆動するよう配設した第2駆動手段(15)を備える自律時計制御機構(100)であって、前記引抜片(20)を担持する側と反対側で、前記機構を前記メインバー(80)の片側に嵌合させ、前記機構は、レバー(30)を含み、該レバー(30)を、第2遊び車(36)を担持するよう配設し、前記第2遊び車(36)を、前記第2駆動手段(15)と協働して、前記レバー(30)の位置に応じて、複数の前記第2制御輪列(820)即ち第2制御駆動手段の中の1つの前記第2制御輪列(820)を、駆動するよう配設することを特徴とする自律時計制御機構(100)。
  2. 前記制御ステム(10)は、前記引抜片(20)の第1アーム(22)を駆動して、該第1アーム(22)を1つの前記固定引抜片位置から別の前記固定引抜片位置へと移動させるよう配設した溝(11)を含むこと、及び、前記引抜片(20)は、前記摺動カナ(13)の溝(16)と協働して、前記第1駆動手段(14)が1つの前記第1制御輪列(810)と協働する第1位置と、前記第2駆動手段(15)が1つの前記第2制御輪列(820)と協働する第2位置との間で前記摺動カナ(13)を移動させるよう配設した第2アーム(23)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自律制御機構(100)。
  3. 前記摺動カナ(13)を、単一片とし、前記摺動カナ(13)は、第1遊び車(63)と協働して、1つの前記第1制御輪列(810)を駆動するよう配設した第1歯(14)と、前記第2遊び車(36)と協働するよう配設した第2歯(15)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の自律制御機構(100)。
  4. 前記レバー(30)を、前記メインバー(80)のボス(310)に枢着し、前記ステム(10)が長手方向に運動した結果として、直接的に、又は前記摺動カナ(13)を介して間接的に枢動するように駆動させ、前記レバー(30)は、弾性アーム(34)を含み、該アームの自由端は、係止位置で、前記メインバー(80)のボス(420)と協働するよう配設した受面(35)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自律制御機構(100)。
  5. 前記メインバー(80)は、前記第2制御輪列(820)の1つに備えた第1車(46)の枢動を案内するよう配設した第1ボス(460)を担持し、前記第1車(46)を、前記レバー(30)の第1位置で、前記第2遊び車(36)と噛合うよう配設すること、及び、前記メインバー(80)は、前記第2制御輪列(820)の1つに備えた第2車(47)の枢動を案内するよう配設した第2ボス(470)を担持し、前記第2車(47)を、前記レバー(30)の第2位置で、前記第2遊び車(36)と噛合うよう配設すること、更に、前記レバー(30)を、一方で前記メインバー(80)と前記第1車(46)との間に挿入し、他方で、前記メインバー(80)と前記第2車(47)との間に挿入することを特徴とする、請求項4に記載の自律制御機構(100)。
  6. 前記自律制御機構(100)は、前記第1車(46)と前記第2車(47)を、前記レバー(30)とは反対側で被覆するよう配設した副バー(40)を含むこと、及び該副バー(40)を、一方で前記ボス(420)に打込み、他方で前記ボス(310)に打込むことを特徴とする、請求項5に記載の自律制御機構(100)。
  7. 前記メインバー(80)は、前記引抜片(20)を担持する側に、第1遊び車(63)を案内する段付スタッド(64)を含み、該第1遊び車(63)を、前記レバー(30)の位置に応じて、1つの前記第1制御輪列(810)即ち第1制御駆動手段を駆動するために、前記引抜片(20)に対して重ねて組立て、前記第1駆動手段(14)と協働するよう配設し、前記段付スタッド(64)は、片方を前記第1遊び車(63)を前記第1駆動手段(14)と噛合わせる位置、もう片方を前記第1遊び車(63)を前記第1駆動手段(14)から断接する位置とする2端部位置間で、前記第1遊び車(63)を配置可能にするために、アーモンド形状体を含むことを特徴とする、請求項1に記載の自律制御機構(100)。
  8. 前記メインバー(80)は、前記第1遊び車(63)と噛合い、前記メインバー(80)に押圧する中間車(61)の枢動を案内するよう配設した第2ボス(610)又はカナを担持することを特徴とする、請求項7に記載の自律制御機構(100)。
  9. 前記自律制御機構(100)は、前記引抜片(20)に重ね合わせた状態で、前記第1遊び車(63)と前記中間車(61)とを被覆するよう配設した引抜片保持板(50)を含むが、前記引抜片(20)を前記メインバー(80)と前記引抜片保持板(50)との間に捕捉して取付けること、及び前記引抜片保持板(50)を、一方で前記ボス(210)に、他方で前記ボス(610)に打込む及び/又は溶接することを特徴とする、請求項8に記載の自律制御機構(100)。
  10. 前記引抜片保持板(50)は、前記第1遊び車(63)を前記第1駆動手段(14)と噛合わせるよう配設した第1ジャンパばねアーム(56)を有することを特徴とする、請求項9に記載の自律制御機構(100)。
  11. 前記引抜片保持板(50)は、第2ジャンパアーム(57)を含み、該第2ジャンパアーム(57)を、前記引抜片(20)に備えた第1アーム(22)を前記メインバー(80)に向かい押戻して、前記制御ステム(10)の溝(11)と協働させるよう配設するが、前記引抜片(20)を前記メインバー(80)に対して押止するように、及び前記制御ステム(10)を、前記機構(100)又は該機構(100)を組込むムーブメント又は前記機構(100)を組込む時計の位置とは関係なく、前記固定ステム位置の1つで保持するように、これを行うことを特徴とする、請求項9に記載の自律制御機構(100)。
  12. 前記引抜片(20)は、フレキシブルアーム(24)を含み、該フレキシブルアーム(24)の自由端は、前記メインバー(80)に備えたボス(250)に対する固定引抜片位置で前記引抜片を固定する切欠(25)を含むこと、及び前記ボス(250)は、ワッシャ(251)を担持し、該ワッシャ(251)を、前記フレキシブルアーム(24)を前記メインバー(80)に向かって押戻して、前記切欠(25)と前記ボス(250)と間の接触を保証するよう配設することを特徴とする、請求項9に記載の自律制御機構(100)。
  13. 前記メインバー(80)は、ユーザからの圧力を受けて、支持アーム(72)を前記メインバー(80)から離隔するよう配設した操作アーム(71)を有するレバー(70)を受容するハウジング(73)を備え、前記支持アーム(72)を、前記引抜片(20)の前記第1アーム(22)の自由端から前記メインバー(80)を離隔するよう配設することを特徴とする、請求項2に記載の自律制御機構(100)。
  14. 前記ムーブメント(1000)は、其々が前記第1制御輪列(810)の1つと、又は前記第2制御輪列(820)の1つと協働するよう配設した複数の機構を含むことを特徴とする、請求項1に記載の少なくとも1つの自律制御機構(100)を含む時計ムーブメント(1000)。
  15. 前記機構(100)は、前記メインバー(80)の第1側(81)に、第1制御輪列(810)を含み、該第1制御輪列(810)は、前記制御ステム(10)の第1押込位置(T1)で前記制御ステム(10)の枢動によって作動するよう配設した、前記ムーブメント(1000)に備えた巻上げ機構用中間ラチェット駆動車(61)を含み、前記メインバー(80)の第2側(82)に、2つの第2制御輪列(820)を含み、該第2制御輪列(820)の一方は、前記制御ステム(10)の第2引抜位置で前記制御ステムの枢動によって作動するよう配設した、前記ムーブメント(1000)に備えたセット指針機構を設定する第1制御車(46)を含み、他方は、前記制御ステム(10)の第1引抜位置(T2)で前記制御ステムの枢動によって作動するよう配設した、前記ムーブメント(1000)に備えた日付機構設定用第2制御車(47)を含むことを特徴とする、請求項14に記載の時計ムーブメント(1000)。
  16. 請求項1に記載の少なくとも1つの自律制御機構(100)を含む、又は請求項14に記載の少なくとも1つの時計ムーブメント(1000)を含む時計(2000)。
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