JP5411155B2 - 通信ネットワーク要素、通信システム、タイミング決定方法及び信号プロセッサ - Google Patents

通信ネットワーク要素、通信システム、タイミング決定方法及び信号プロセッサ Download PDF

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Description

本発明の技術分野は、通信システムにおけるマルチキャスト送信に関連し、特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の通信システムにおけるマルチメディアブロードキャストマルチメディアサービス(MBMS)用のマルチキャスト送信のタイミングに関連するが、これに限定されない。
現在、第3世代セルラ通信システムは、移動電話ユーザに提供するサービスをさらに向上させるよう発展しつつある。非常に広範に採用されている第3世代通信システムは、符号分割多重アクセス(CDMA)及び周波数分割複信(FDD)又は時分割複信(TDD)方式に基づいている。CDMAについての詳細、特にUMTSにおけるワイドバンドCDMA(WCDMA)については、非特許文献1に記載されている。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準仕様において規定された1つの強化された機能は、マルチメディアブロードキャストマルチメディアサービス(MBMS)を用いて移動電話ユーザにマルチメディアサービスを提供することである。
MBMSでは1対多の配信が行われ、無線通信装置(3GPPではユーザ装置(UE)と言及される)は、複数の基地局から受信した送信信号をソフトコンバイニング(ソフト合成)することができる。3GPPのリリース6では、この形式の合成は、レイヤ1コンバイニング又はトランスポートチャネルコンバイニング(TDCDMAの場合)と呼ばれている。さらに、1つの周波数ネットワークによるMBMS(MBSFN)が、TDCDMA及びWCDMAに関する標準仕様のリリース7に導入されている。MBSFNの場合、同じ波形が複数の基地局から同時に送信され、UEによりソフト合成される。
図1は、既存の1対多のMBMSシステムの概要を示し、データコンテンツの配信はフォワードアクセスチャネル(FACH)フレームプロトコル115を用いて行われ、無線通信装置(UE)130はソフトコンバイニングを行うことができる。ソフトコンバイニングが機能するための条件は、コンバイニングクラスタのセルにおける様々な基地局(3GPPではノードB(120)と言及される)からの無線送信が、同時に行われることである。無線送信のスケジューリングは、無線ネットワーク制御装置(RNC)110によって行われ、RNCは、10msの無線フレーム各々で送信されるブロードキャスト/マルチキャストコンテンツ105に含まれるビット(トランスポートブロックと言及される)を特定する。トランスポートブロックは、フレーミングプロトコルを用いてノードB120の各々から送信される。フレーミングプロトコルは、例えば、フォワードアクセスチャネル(FACH)フレームプロトコル115であり、これは、3GPPTS25.435における‘UTRAN Iub Interface Useer Plane Protocols for Common Transport Channel Data Structure’の項目において規定されている。FACHは、ビットをユーザに伝送するために使用されるトランスポートチャネル名である。
FACHフレームプロトコルメッセージ115は、フレーム番号スタンプ、CFNを伝送し、これらは、送信が行われるべき特定のフレームをノードBに通知する。RNC110及びノードB120間のインターフェースは、Iubと呼ばれる。Iubのトポロジに応じて、RNC110からのFACHフレームプロトコルの伝送遅延は、一群のノードB120の中で異なる。例えば、スタートポロジの場合、小数のノードB120が指定され、比較的少数の中間ノードが存在し、一群のノードB120に対する伝送遅延の相違は小さいことが予想される。
しかしながら、ノードB120がチェーントポロジを構成していた場合、チェーンの末端のノードB120までの遅延は、チェーンの先頭までの遅延よりも大きい。ノードB120が複数のセル(又はセクタ)をサポートしていた場合、個々のフレームプロトコルはセル毎に送信される必要があることに留意を要する。MBMSコンバイニングは、1つのRNC110に由来するデータに制限される。
MBMSのTDCDMAモードの場合、静止衛星測位システム(geo−stationary position system (GPS))から得られるような外的な同期信号を利用することで、ノードB120全てのフレームを整合させることは、比較的簡易であり、これは例えば3GPPTS25.402‘Synchronization in UTRAN Stage 2’において規定されている。さらに、ノードB120同士の間でフレーム境界を同期させるだけでなく、システムフレーム番号(SFN)も同期可能である。ノードB120がFACHフレームプロトコルメッセージ115を受信した場合、ノードBは、
SFN mod 256 = CFN mod 256
を満たす最も小さなSFNを判定する。ここで、「mod」はモジュロ演算を表す。
全てのノードB120はSFNについて一致しているので、CFNタイムスタンプは、ノードB120各々について同じであり、FACHフレームプロトコルメッセージ115により搬送されるトランスポートブロックの同時送信をサポートする。
WCDMAの場合、個々のノードB120のフレーム処理及びフレーム番号は、整合していない。このことはRNC110の処理を複雑にする。なぜなら、RNC110は、ノードB120各々の相対的なタイミングを個々に追跡しなければならないからである。さらに、RNC110は、使用されるフレーム境界に関してオフセットを保証しなければならない(すなわち、ノードB120各々について異なるオフセットを保証する必要がある。)。けれども他の点では動作はTDCDMAの場合と同じである。背景技術における以下の説明は、TDCDMAに着目する。
ノードB120各々は、多数のフレームに対するフレームプロトコルメッセージ115をバッファリングし、正しいSFNが到来するのを待機する。構築可能な最大バッファサイズは128である。なぜなら、バッファがそれより大きかった場合、フレームが早期に到来したのか遅れて到来したのか曖昧になってしまうからである(CFNの範囲は、0ないし255である。)。データがノードB120に到来するのが遅すぎた場合、データはバッファから脱落し、そのデータは破棄される。しかも、UEが受信したデータをソフトコンバイニングすることに対して、ノードB120が貢献できなくなってしまう。したがって、RNC110にとって重要なタスクは、FACHフレームプロトコルメッセージ115によるデータが、ノードB120各々において、ノードB120各自の受信バッファに届くことを保証することである。このタスクを支援するため、RNC110は、RACHフレームプロトコルメッセージ115がRNC110からノードB120各々に至るまでの伝送遅延を知る必要があり、それに加えて、CFNを適切に設定できるように、自身のフレームに対するノードB120各々のフレームを考慮する必要がある。
3GPPでは、RNC110は、図2に示されているようなRNC−ノードB同期手順200を利用して、自身とノードB120との間の相対的なフレーム関係を判定する。図2において、RNC110は、RNC−ノードB同期手順200を利用して、自身のタイミング(RFN)とノードBのタイミング(BFN)との間の相対的な位相を判定する。RFNは、RNCのフレーム番号カウンタであり、0ないし4095個のフレームの数値範囲を有する。BFNは、ノードBのフレーム番号カウンタであり、0ないし4095個のフレームの数値範囲を有する。RNC110は、ダウンリンク(DL)「DL NODE SYNCHRONIZATION」フレーム210をノードB120に送信し、ノードB120は、アップリンク(UL)「UL NODE SYNCHRONIZATION」フレーム220を返す。RNC110が図2の手順を用いてラウンドトリップ遅延又は往復伝送遅延(RNC110からノードB120に至り、RNC110に戻るまでの時間)を測定した場合、それを2で除算することで、RNC110は片道の伝送遅延時間(230、240)を計算することができる(この場合、対称的なDL/UL Iubを想定している。)。
この手順はノードB120各々について反復される。図2の既存の手順を実行すると、RNC110は、ノードB120各々に対する自身のフレームの相対的関係が分かることに加えて、ノードB120各々に対するラウンドトリップ遅延時間(RTD)も分かる。しかしながら、RNC110はノードB120各々のSFNを知らないが、これは必要とされない。なぜなら、SFNは既知のBFNに固定されているからである。
RNC110にとって2つの選択肢が存在する:
(i)個別のフレームプロトコルメッセージをノードB120各々に送信し、これにより、ノードB120が、受信フレームを処理し及び現在のフレームで処理されたフレームを送信するのに十分な時間とともに、各メッセージが届くことを保証する。
(ii)すべてのプロトコルメッセージ115を同じSFNスタンプで同時に送信すること。送信タイミングは、RNC110からノードBに至るまでに最長の伝送時間がかかるノードBにより制御される。
(ii)の選択肢にしたがう場合、最短の伝送遅延時間を有するノードB120は、最も長い期間にわたって到来するフレームをバッファリングしなければならない。(ii)の選択肢の利点は、RNC110が、一群のノードB120の中で最長の伝送遅延時間だけを追跡すればよいことである。最長の伝送遅延時間を有するフレームプロトコルメッセージ115が、そのノードB120に適切に到着する限り、最長の伝送遅延時間を有するフレームプロトコルメッセージ115は、他の全てのノードB120にも適切に届く。(ii)の選択肢に対する若干の短所は、(i)の選択肢と比較した場合、ノードB 120がフレームを蓄積するためのメモリを設ける必要があることである。上述したように、メモリは「128」個の有意義なデータを上限とする(これは、500kb/secのサービスの場合、約80kBに等しく、この程度のメモリ要請は典型的な実現例の場合、困難なものではない。)。
実際のシステムの場合、ノードB120各々に至るまでの伝送遅延時間は、バックホールリンク(IUB)におけるジッタに起因して、時間と共に変化するかもしれない。さらに、ノードB120に対するRNC110の相対的なフレーム関係は、各自のクロックの相対的なドリフト(変動)に起因して、定常的に評価し直す必要がある。したがって、図2のノードB同期手順を定期的に反復することは有用である。ノードB120各々に至るまでの伝送遅延時間、特に最長の遅延を有するノードB120に至るまでの伝送遅延時間を追跡することで、RNC110は、待ち時間が最短になるように、フレームプロトコルメッセージの送信時間の予定を立てることができる(スケジューリングすることができる)。原則として、RNC110は、一群のノードB120に対して、非常に長い最悪の伝送遅延時間を想定し、それを常に使用する。しかしながら、この方法の欠点は、この余分に導入される待ち時間である。
上記の既知の図1に示されるアーキテクチャの場合、RNC110及びノードB120各々の間に双方向リンクがある。この双方向リンクは、ノードBアプリケーションプロトコル(NBAP)を用いてノードBを構築するために使用される。双方向リンクは、FACHフレームプロトコルメッセージためにユーザプレーンプロトコルにより使用され及び制御プレーンプロトコルにより使用され、例えば、図2のノード同期手順により使用される。
しかしながら、このアーキテクチャは、移動テレビジョン放送に必要とされるような多数のノードB120に対して適切に拡張できない。問題の1つは、RNC110が、ノードB120各々に対してFACHフレームプロトコルユーザプレーンを個別に処理しなければならないことである。さらに、バックホールリンクが2つ以上のノードB120により共有されていた場合、共有されるリンクは、同じフレームプロトコルの多数のコピーを収容する(容量を備えている)必要がある。フレームプロトコルは同じかもしれないが、各フレームが伝送されるトランスポートレイヤは異なり、ノードB120各々について固有のトランスポートレイヤのアドレスが存在することに留意を要する。IP(インターネットプロトコル)トランスポートが使用される場合、固有のユニキャストIPアドレス/UDPポート番号が使用される。これらの欠点は、FACHフレームプロトコルの伝送に対して、IPマルチキャストを行うことで対処できる。
図3を参照するに、簡略化されたインターネットプロトコル(IP)ネットワーク300が示されており、IubにおけるIPマルチキャストが行われ、RNC110は1つのFACHフレームプロトコル(FP)メッセージ115を生成し、このメッセージは、IPマルチキャストアドレスにより、インターネットプロトコル(IP)トランスポートレイヤにマッピングされる。フレームのコンテンツをUE130に送信する必要がある全てのノードB120は、このアドレスの通知を受け、それらのノードBは、(IGMPプロトコルを利用して)そのアドレスのマルチキャストグループに参加する。フレームはRNC110から最初のルータ310に送信され、そのルータはIPデータパケットを複製し、複製されたIPデータパケットを他のルータ320に送信し(315)、他のルータは、マルチキャストグループに参加しているノードB120に至る経路の途中に存在しているものとして識別されている。マルチキャストFPフレームのための最適なルーティング経路を決定するために、複雑なルーティングアルゴリズムが使用されてもよい。例えば、IGMPにより3つの階層を設定し、中間的なルータ320によるメッシュを利用して、RNC110をノードB120にリンクする。
IPネットワークは、図4に示されるような衛星配信ネットワーク400を利用して有利に実現可能である。IubにおけるIPマルチキャスト配信については、非特許文献2により説明されている。図4において、IPマルチキャスト送信信号105は、RNC110に送信され、FACH FPメッセージ115に変換され、衛星ヘッドエンド405に転送される。衛星地上局410は、FACH FPメッセージを衛星アップリンクチャネル415により衛星420に送信し、衛星は、FACH FPメッセージを多数のダウンリンクチャネル452により多数のノードB120に中継する。この提案によれば、パケットを全てのノードBに送信し、時間的に同時に開始する上記の選択肢(ii)の条件を効果的に満たしている。
FACHフレームがマルチキャストネットワークを介して伝送される場合、RNC110から各ノードB120への双方向ユニキャストリンクも必要になる。したがって、1つのノードB120に対して2つのIubが必要になり、それらは、単一方向リンクによりFACHフレームを搬送する第1マルチキャストIubと、双方向リンクを提供し、ノードBを管理するために使用される第2ユニキャストIubとである(NBAP)。この第2のユニキャストIubは、ユーザプレーンの制御フレームプロトコルに使用される(例えば、DL及びULのノード同期メッセージに使用される。)。
‘WCDMA for UMTS’、Harri Holma(著者)、Antti Toskala(著者)、Wiley&Sons、2001、ISBN 0471486876 Huawei in R3−071035、RAN3 Meeting 56、Kobe、7May、2004、‘Proposal on Iub efficiency for MBMS in IP RAN’
本発明の発明者等は、図4のアーキテクチャにおいて、RNC110は、マルチキャストFACHトラフィックに関し、各ノードB120に対する送信時間を決定できないことに着目した。原則として、DLノード同期メッセージはマルチキャストダウンリンクにより送信され、その応答は、ULノード同期メッセージを利用して返される。しかしながら、ラウンドトリップ遅延時間(RTD)は、ダウンリンク及びアップリンク間でもはや等しいものではなく、単にRTDを求めることによっては、必要な測定値が得られない。
したがって、IubリンクにおいてIPマルチキャストを行う際に、1対多(ポイントトゥマルチポイント)のMBMSに相応しいタイミング決定する仕組みを提供することが求められている。
本発明の一形態による通信ネットワーク要素は、
第1の通信ネットワーク要素であって、
第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素に対して、少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信する送信部と、
前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの第2通信ネットワーク要素から、2つのタイミングデータパケットを受信する受信部であって、前記2つのタイミングデータパケットの内の少なくとも1つは前記第1の通信リンクを介して送信されたタイミングデータパケットに対応している、受信部と、
前記送信部及び受信部に動作可能に結合された信号処理部と
を有し、前記信号処理部は、前記第2の通信リンクを介して受信した前記2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおいて送信された前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算し、
前記信号処理部は、計算された伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの第2通信ネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングする、通信ネットワークである。
既存のシステムのハンドセットにおいてソフトコンバイニングできるように、FACHフレームプロトコルを利用して1対多のMBMS配信を行う様子を示す図。 既存のノード同期法におけるノードBに対するRNCのタイミング図。 Iubを介したマルチキャスト配信を利用してFACHフレームプロトコルを配信する既存の方法を示す図。 衛星ネットワークを介したマルチキャスト配信を利用してFACHフレームプロトコルを配信する既存の方法を示す図。 本発明の一実施例による通信システムを示す図。 IubリンクにおけるIPマルチキャストを利用して1対多のMBMS配信を行うためのタイミングを決定する本発明の一実施例による動作例を示すフローチャート。 本発明の一実施例による機能を実現するために一般的に使用可能なコンピュータシステムを示す図。
本発明は、上記の問題の1つ以上を単独に又は組み合わせを解決、軽減又は緩和することを意図する。
本発明の一形態により提供される通信ネットワーク要素は、第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの他の通信ネットワーク要素に対して、少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信する送信部と、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から、2つのタイミングデータパケットを受信する受信部とを有する。通信ネットワーク要素は、前記送信部及び受信部に動作可能に結合された信号処理部を有し、信号処理部は、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から受信した2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおける前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算する。信号処理部は、計算された伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの他のネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングすることができる。
本発明の一形態において発明概念を利用することで、様々なトランスポートチャネルが時間どおりに到着しているか否かの評価を与えるのではなく、多数の代替的なルータや非対称なリンクを有する通信経路を介したデータパケットの伝送遅延に対する評価を与えることができる。本発明の一形態において発明概念を利用することは有利である。なぜなら、フレームのオフセット又は進み分(frame advance)を正確に設定できるので、通信システムにおける遅延待ち時間を最小化し、ノードBのバッファ容量についての要請を最小化できるからである。
本発明の一形態において発明概念を利用する際、双方向リンクに対して使用されている既存のノード同期手順を利用してもよい。これは、RNC及びノードB間のクロック/フレームの整合性に関する情報を維持するのに必要である。
本発明の選択的特徴によれば、信号処理部は、複数の他のネットワーク要素に送信する際の最悪の(最長の)伝送遅延を計算することができる。この形態の利点の1つは、所与の最悪の場合の伝送遅延に対して、フレームの進みが決定され、最悪の場合の伝送遅延と共にノードBにデータパケットがちょうど届くことであり、それらは他のノードBで必要とされる。
本発明の選択的特徴によれば、信号処理部は、第1の通信リンクに対して計算された伝送遅延と、計算された最悪の場合の伝送遅延との比較結果に応じて、多数の他のネットワーク要素に対する送信をスケジューリングできる。
本発明の選択的特徴によれば、信号処理部は、前記第1の通信リンク及び前記第2の通信リンクの少なくとも1つにおける少なくとも1つのタイミングデータパケットに、第1の送信タイムスタンプ(T1)を付加する。少なくとも1つの他のネットワーク要素は、タイミング信号を受信した時点を示す受信タイムスタンプ(T2)を付加し、タイミングデータパケットを通信ネットワーク要素に送信する場合、第2のタイムスタンプ(T3)を付加する。
本発明の選択的特徴によれば、前記第1及び第2の通信リンクを介した各自の送信信号に応じて、信号処理部は、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から、前記2つのタイミング信号を受信する。
本発明の選択的特徴によれば、第1の通信リンクは、単一方向のユニキャストリンクである。双方向の衛星システムは非常に複雑で配備するには高価なので、これは衛星配信の場合に特に有利である。
本発明の選択的特徴によれば、通信ネットワーク要素は、IPマルチキャスト配信を利用するFACHフレームプロトコル通信をサポートする。この配信モードは、下りストリームバックホールに必要な帯域幅が最小限で済むという利点をもたらす。なぜなら、末端の受信者(ノードB)にとってストリーム毎に1つのパケットを必要とするのではなく、複数のストリームについて1つのパケットしか必要としないからである。
本発明の選択的特徴によれば、通信ネットワーク要素は、以下のものの内の少なくとも1つを介して、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラ通信ネットワークにおける通信をサポートしてもよい:ソフトコンバイニングを行うマルチメディアブロードキャストマルチメディアサービス(MBMS)、単一周波数ネットワークによるMBMS(MBSFN)及び衛星又は地上通信リンクによるIub通信。
本発明の選択的特徴によれば、ダウンリンクノード同期メッセージが、前記第1及び第2の通信リンクの内の少なくとも1つを介して送信され、それに応じて、ULノード同期メッセージが前記第2の通信リンクを介して送信される。
本発明の選択的特徴によれば、前記通信ネットワーク要素は、無線ネットワーク制御装置又は基地局制御装置の一方である。
本発明の第2形態によれば、通信ネットワーク要素を含む通信システムが提供される。通信ネットワーク要素は、第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの他の通信ネットワーク要素に対して、少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信する送信部と、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から、2つのタイミングデータパケットを受信する受信部とを有する。通信ネットワーク要素は、前記送信部及び受信部に動作可能に結合された信号処理部を有し、信号処理部は、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から受信した2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおける前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算し、計算された伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの他のネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングすることができる。
本発明の第3形態によれば、ネットワーク要素からマルチキャスト送信するタイミングを決定する方法が提供される。本方法は、第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの他の通信ネットワーク要素に対して、少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信するステップと、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から、2つのタイミングデータパケットを受信するステップとを有する。本方法は、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から受信した2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおける前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算し、計算された伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの他のネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングすることができる。
本発明の第4形態によれば、ネットワーク要素からマルチキャスト送信するタイミングを決定する論理装置(logic)が提供される。論理装置は、第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの他の通信ネットワーク要素に対して、少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信する論理部と、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から、2つのタイミングデータパケットを受信する論理部とを有する。論理装置は、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの他のネットワーク要素から受信した2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおける前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算する論理部と、計算された伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの他のネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングする論理部とを有する。
本発明の第5形態により提供される通信ネットワーク要素は、第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して、ネットワーク制御装置から少なくとも1つのタイミングデータパケットを受信する受信部と、前記第2の通信リンクを介して当該通信ネットワーク要素から2つのタイミングデータパケットを送信する送信部とを有する。前記ネットワーク制御装置は、前記第2の通信リンクを介して送信された2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおける前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算し、当該通信ネットワーク要素は、計算された伝送遅延に応じて、前記ネットワーク制御装置がスケジューリングした送信信号を前記第1の通信リンクを介して受信する。
本発明に関する上記の及び他の形態、特徴及び利点は、以下の詳細な説明を参照することでさらに明らかになるであろう。
以下、単なる一例として図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
以下の説明は、UMTS(ユニバーサル移動通信システム)セルラ通信システムに適用可能な本発明の実施例に着目しており、特に第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)システムにおいて動作するUMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)に特に関連する。発明概念は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のマルチメディアブロードキャストマルチメディアサービス(MBMS)システムにおけるRNCからノードBへのユーザプレーンコンテンツの配信に関連し、この種のシステムについては、「TS25.346−Introduction of the MBMS in the Radio Access Network」という名称の3GPP標準仕様に規定されている。この文献は、3GPPエアインターフェース、時分割CDMA(TDCDMA)及びワイドバンドCDMA(WCDMA)により多数の加入者装置にコンテンツをブロードキャスト又はマルチキャストする仕組みを規定する。
しかしながら、本発明はここに記載された通信システムに限定されず、例えば、MBSFN(シングル周波数ネットワークによるMBMS)のような他の通信システムにも適用可能であることが理解されるであろう。MBSFNは、TDCDMA及びWCDMAに関する標準仕様のリリース7において導入されている。MBSFNの場合、複数の基地局から同一の波形が同時に送信される。さらに、マルチキャスト通信リンクを介して送信時間を決定する装置及び方法は、3GPPロングタームエボリューション(LTE)によるMBMSにも適用可能であるが、この場合、データパケットを伝送する手段は若干異なることが当業者に認められるであろう。当業者は、複数の基地局からの同時送信を当てにしている他のブロードキャストシステムにおいて、本装置及び本方法が広く適用可能であることを認めるであろう。
図5を参照するに、本発明の一実施例によるセルラ/衛星通信システム500の概略が示されている。UE534のような無線加入者通信装置(又は、UMTSの用語ではユーザ装置(UE))は、エアインターフェースとして言及される無線リンク520を介して、ノードB524のような、UMTSの用語でノードBとして言及される複数の基地局と通信する。通信システム500は、多くの他のUE及びノードBを含んでよいが、図示の簡明化のため全ては示されていない。
無線通信システム500は、ネットワークオペレータのネットワークドメインとも言及され、例えば、インターネット又はストリーミングプロバイダのような外部ネットワーク534(例えば、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC))に接続されている。ネットワークオペレータのネットワークドメインは、以下の要素を含む:
(i)コアネットワーク。すなわち、少なくとも1つのゲートウェイゼネラル波家と無線システム(GPRS)サポートノード(GGSN)544及び少なくとも1つのサービングGPRSサポートノード(SGSN)542。及び
(ii)アクセスネットワーク。すなわち、UMTS無線ネットワーク制御装置(RNC)536(しばしば、基地局制御装置とも言及される)及び複数のUMTSノードB524。
GGSN544又はSGSN542は、例えば、公衆交換データネットワーク(PSDN)(例えば、インターネット)534又は公衆交換電話網(PSTN)のような公衆ネットワークに対するインターフェースを提供する。GGSN544は、さらに、BM−SC546に対するインターフェースも提供する。SGSN542は、トラフィックのルーティング及びトンネリングを実行し、GGSN544は外部パケットネットワークへのリンクを提供する。
ノードB524は、無線ネットワーク制御装置(RNC)536、移動交換局(MSC)、SGSN542等のような制御局を介して外部ネットワークに接続される。セルラ通信システムは、一般的には、そのような多数のインフラストラクチャを有するが、図示及び絶命の簡明化のため、図5では限られた数ものしか示されていない。
本発明の一実施例によれば、ノードB524の各々は、1つ以上の送受信部を有し、UMTS標準仕様により規定されているようなIubによる狭帯域幅の双方向ユニキャストバックホールリンク560、570により、及び例えば図示されているような衛星ネットワークを介する一方向マルチキャストリンクにより、RNC536と通信する。簡明化のため、バックホールは、分散している複数のサイト(典型的にはアクセスポイント)と、ネットワークの中でよりセントラル化され地点との間でトラフィックを伝送することに関連する。バックホールリンクの具体例は、単なる一例として、複数のノードBを各自が対応するRNCに接続するリンクを含む。
本発明の一実施例では、衛星ネットワークは、衛星ヘッドエンド505を含む一方向のマルチキャストリンクを有し、衛星ヘッドエンドは、RNC536に動作可能に結合され、IPマルチキャストパケットにカプセル化されたFACH FPデータパケットをRNCから受信する。衛星ヘッドエンドは、概して、到来するパケットを衛星アップリンクキャリアに変調し、衛星地上局アンテナ510に動作可能に結合され、衛星通信リンクを介してFACH FPデータパケットを送信し(565)、衛星送受信部522を有する。衛星通信リンクは、衛星地上局510及び衛星送受信部522間のアップリンク通信チャネルと、衛星送受信部522及び複数の無線サービング通信装置(すなわち、ノードB524)間の複数のダウンリンク通信チャネル525とを含む。
本発明の一実施例では、RNC536は、以下で説明されるようにノードB524各自に対する伝送遅延を計算する。RNC536は、他のネットワーク要素と通信するための送信用論理装置/回路535及び受信用論理装置/回路537を有し、何れも当業者に既知の方法で信号処理部538に結合されている。
本発明の一実施例では、RNC536の信号処理部538は、ノードB同期法を使用し、ノードB同期法は、少なくとも1つのタイミングデータパケットを各ノードBに送信することを含み、以下の場合がある:
(i)下りのマルチキャスト(すなわち、衛星)リンクと、ユニキャストリンクによる上りの応答(バックアップ)及び
(ii)下りのユニキャストリンクと、ユニキャストリンクによる上りの応答(バックアップ)。
したがって、例えば、DLノード同期メッセージをマルチキャストリンクを介して送信し、それに応じてユニキャストリンクを介して各ノードBからULノード同期メッセージを受信することで、信号処理部538は、マルチキャストリンクに対する伝送遅延(Tm,down)を決定することができる。同様に、例えば同時に又は連続的に、例えば、DLノード同期メッセージをユニキャストリンクを介して送信し、それに応じてユニキャストリンクを介して各ノードBからULノード同期メッセージを受信することで、信号処理部538は、ユニキャストリンクに対する伝送遅延を決定することができる。
これら各々の経路(パス)に対するラウンドトリップ遅延時間(RTD)をそれぞれRTD1及びRTD2とする。
RTD1=(Tm,down)+(Tu,up) [1]
RTD2=(Tu,down)+(Tu,up) [2]
ここで、Tx,yは、y方向(down=ダウンリンク、up=アップリンク)のリンクx(m=マルチキャストリンク、u=ユニキャストリンク)におけるノード同期フレームの伝送遅延時間である。
一般に、ユニキャストリンクは対称的であると仮定することは合理的である。
(Tu,down)=(Tu,up) [3]
したがって、信号処理部は、数式[1]、[2]及び[3]により次のような計算を行うことができる。
(Tm,down)=RTD1−RTD2/2 [4]
したがって、この方法の場合、マルチキャストリンクを介するDL伝送遅延時間は、通信経路における以後のUL信号と、既知のUL伝送遅延とを考慮することで決定できる。
以後、RNCが計算した最悪の場合の伝送遅延を考慮して、RNCは、例えばマルチキャスト衛星DL送信を行う際、DLリンクにより各ノードBに送信するデータパケットの予定を立てることができる(スケジューリングすることができる。)。RNCは、各自のデータパケットを送信する際、最長の遅延時間を伴うノードBにおいては、データパケットが必要となる直前にデータパケットが届き、他のノードBにおいては、データパケットが必要となるよりも前にデータパケットが届くようにする。したがって、マルチキャストを使用する場合、(ii)の選択肢の条件を満たしており、各ノードBは、通知されるフレーム番号に達するまでデータパケットを蓄積する。
本発明の一実施例では、ノードB同期手順は、3GPPにより規定されているRNC−ノードBのノード同期手順の一部を使用してもよい。一実施例において、RNC536の信号処理部538は、タイミングデータパケットに第1のタイムスタンプ(T1)を付加し、そのタイミングパケットを各ノードB524に送信する。そして、各ノードB524は、受信(Rx)タイムスタンプ(T2)及び送信(Tx)タイムスタンプ(T3)を応答に付加し、そのタイミングデータパケットをRNC536に返す。信号処理部538は、応答の到着時間T4を判定し、使用された同期手順(マルチキャスト−ユニキャスト及びユニキャスト−ユニキャストにおける手順)及びノードB各々について、次の計算を行う:
RTD=(T2−T1)+(T4−T3) [5]
図6を参照するに、IubリンクにおいてIPマルチキャストを行うことで、1対多のMBMS配信システムに対するタイミングを決定する方法600が示されている。方法600は、ノード同期手順を2回使用することで、DLリンクのみにおけるパケットの伝送遅延を判定し、1回は双方向リンクのDL及びULにおいて実行され、もう1回はダウンリンクのみのリンクと双方向リンクのアップリンクとの組み合わせにおいて実行される。DLのみのリンクは、IPマルチキャストによる一方向リンクである。さらに、DLのみのリンクは、例えば複数の中間的なネットワーク要素(例えば、ルータ)を有する地上通信ネットワークと、衛星ネットワークとを介する。
方法600は、図5のRNC536等により使用され、複数のノードBを初期化するステップ605から始まる。次に、RNC536が「DLノード同期フレームプロトコル」を例えばユニキャストリンクを介して(各)ノードBに送信することで、ノード同期が実行される。RNCは、(各)ノードBから返ってきた「ULノード同期フレームプロトコル」を受信し、それらに基づいて、その(又は各)ノードBに対するRTD2を計算する(ステップ610)。ステップ615において、全てのノードBがポーリングされたか否かの判定が行われる。全てのノードBはポーリングされていなかった場合、次のノードBがステップ620において選択され、ステップ610のノードB同期手順が図示されているように反復される。
ステップ615において、全てのノードBがポーリングされていると判断された場合、DL同期フレームプロトコルを、例えばIPマルチキャスト一方向DLリンクを介して送信することで、RNC536は、第2の(次の)ノード同期手順を行う。RNCは、UL双方向リンクを介して(各)ノードBから返ってきた「ULノード同期フレームプロトコル」を受信し、それらに基づいて、その(又は各)ノードBに対するRTD1を計算する(ステップ625)。RNCは、ステップ630において、各ノードBに対して、マルチキャストDL伝送時間(Tm,down)=RTD1−(RTD2/2)を計算する。
各ノードBについてステップ630においてマルチキャストDL伝送時間が算出されると、RNCは、ステップ635に示されるように、(Tm,down)の最大値(=(Tm,max))を算出することができ、これは最長の遅延を有するノードBの通信リンクである。ステップ640において、RNCは、その最大値に基づいて、ポーリングした一群のノードBについて使用する適切なフレームアドバンス(フレームオフセット又はフレームの進み)を算出することができる。一群のノードBについて、あるフレームアドバンスが存在し、それは、全てのノードBが適切な時点でIPマルチキャストパケットを受信できるように、IPマルチキャストパケットを前もって送信しなければならない時間を表す。
本発明の一実施例では、フレームアドバンスは、何らかのFACH FPがRNCから送信される際のコンテンツのエアインターフェース送信を前倒しするフレーム数として定義されてもよい。本発明の一実施例では、フレームは約10ミリ秒の長さを有する。
その後、ステップ645に示されるように、RNCは、各ノードBに送信するFPフレームを作成し、フレームアドバンスに応じて各自のCFNを設定し、マルチキャストリンクにおいてFPデータパケットを送信する。そして、ステップ650に示されるように、RNCは、次の及び以後のFPフレーム(次のトランスポートブロック群を伝送するフレーム)をスケジューリングすることができる。
ノードBがFACHフレームプロトコルを受信すると、以下の数式を満たす最も小さいSFN値を決定する:
SFN mod 256 = CFN mod 256
ここで、modはモジュロ演算を表す。
TDCDMAの場合、全てのノードBはSFNについて一致しているので(同期部に与えられる適切な信号により各自のフレームはロックされていることが想定されており、適切な信号は例えばグローバルポジショニングシステム(GPS)から得られる。)、CFNタイムスタンプは、トランスポートブロックの同時送信に関する各ノードBについて同じである。ワイドバンドCDMAの場合、SFN値は異なり、ノードB各々は、自身に固有のオフセットを通知されたCFNに適用する。
このように、IubリンクにおけるIPマルチキャストを使用することで、1対多のMBMS配信用のタイミング調整内容を決定する仕組みが、RNCのようなネットワーク要素に提供され、この場合において、DL通信リンクは非対称又は一方向であり、複数のDL通信経路が存在する。
本発明の一実施例では、静止衛星を利用する際、衛星が比較的狭いエリアをカバーする場合、遅延時間差は比較的小さい(例えば、1フレーム未満である。)。この点に関し、例えば、英国全体をカバーする場合の遅延分散は2ミリ秒程度であるが、西ヨーロッパをカバーする場合の遅延分散は7−8ミリ秒程度になる。
本発明の他の実施例では、地上衛星受信部がノードBと同じ場所にあるか否かが考慮される。原則として、地上衛星受信部は、地上のマルチキャストネットワークにより、複数のノードBに接続される。各ノードBに至るダウンストリームマルチキャストリンクにおける遅延時間差が、フレームの期間よりも十分に小さいことが分かっていた場合、一群のノードBの内の唯1つが、ポーリングの対象となってもよい(そうでないと、全てのノードBが、マルチキャストリンクより送信されたDLノード同期メッセージに対して応答することになる。)。TDCDMAにおいて、ノードBが等しくフレーム同期していた場合、RNC及び各ノードBの相対的なフレーム関係を判定する際、1つのノードBをポーリングすることで十分である。
対称的なリンクが利用可能でない本発明の他の実施例では、上記の方法は、別個の手段を利用してアップリンク遅延を算出してもよい。アップリンク遅延を求める代替法が使用可能な場合、全体の伝送遅延からそれを減算することで、マルチキャストリンクにおけるDL伝送遅延を算出してもよい。
本発明の代替実施例では、他のフォーマットの同期メッセージが使用されてもよい。したがって、「タイミングデータパケット」という上記の用語は、ラウンドトリップ時間を決定することをサポートし、かつ相対的なフレーム番号を決定できるようにする如何なるメッセージをも包含する。
したがって、上記の本発明概念は以下の利点の1つ以上をもたらす:
(i)提案された方法は、異なるトランスポートチャネルが時間どおりに届いているか否かではなく、ノードBに対する伝送遅延を評価する。提案方法は、有利なことに、トランスポートチャネルを用いて実行する必要がない。
(ii)提案方法は、前倒しするフレームを正確に設定できるので、通信システムの遅延待ち時間を最小化し、ノードBに求められるバッファ容量を最小化する点で、有利である。
(iii)提案方法は、双方向リンクを介して使用されている既存のRNC−ノード間のノード同期手順を使用でき、この手順は、RNC及びノードB間でクロック/フレームを整合させる情報を維持する必要がある。
図7は、本発明の実施例による処理機能を実現するのに使用される一般的なコンピュータシステム700を示す。この種のコンピュータシステムは、ノードB(特に、ノードBのスケジューラ)、コアネットワーク要素(例えば、GGSN)及びRNC等において使用されてよい。当業者は、他のコンピュータシステムやアーキテクチャを用いて、どのようにして本発明を実現できるかを認識できる。コンピュータシステム700は、例えば、所与のアプリケーションや環境にとって望ましい又は相応しい、デスクトップ、ラップトップ又はノートブックコンピュータ、携帯式コンピュータ装置(PDA、セルラ電話、パームトップ等)、メインフレーム、サーバ、クライアントを表現してもよいし、あるいは他の何からのタイプの特定用途の又は汎用のコンピュータ装置を表現してもよい。コンピュータシステム700は、例えばプロセッサ704のような1つ以上のプロセッサを含んでよい。プロセッサ704は、汎用の又は特定用途の処理エンジン(例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又は他の制御論理装置)を使って実現されてもよい。この例の場合、プロセッサ704は、バス702又は他の通信媒体に接続されている。
コンピュータシステム700は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又は他のダイナミックメモリのようなメインメモリ708も含み、メインメモリは、プロセッサ704により実行される命令や情報を保存する。メインメモリ708は、プロセッサ704により実行される命令の実行中に、一時的な変数又は他の中間的な情報を保存するのに使用されてもよい。コンピュータシステム700は、同様に、バス702に結合されたリードオンリメモリ(ROM)又は他のスタティックストレージデバイスを含み、プロセッサ704用の命令や静的な情報を保存する。
コンピュータシステム700は情報ストレージシステム710を含み、情報ストレージシステムは、例えば、メディアドライブ77及び取り外し可能なストレージインターフェース720を含む。メディアドライブ712は、固定の又は取り外し可能なストレージ媒体をサポートするためのドライブ又は他の機構を含み、そのストレージ媒体は、ハードディスクドライブ、フロッピディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、ディジタルビデオディスク(DVD)又は読み取り/書き込みドライブ(R/RW))、あるいはその他の取り外し可能な又は固定のメディアドライブ等である。ストレージ媒体718は、例えば、ハードディスク、フロッピディスク、磁気テープ、光ディスク、CD、DVDを含み、あるいはメディアドライブにより読み書き可能なその他の固定の又は取り外し可能な媒体を含む。これらの具体例が示すように、ストレージ媒体718は、特定のコンピュータソフトウェア又はデータを格納するコンピュータ読取可能なストレージ媒体を含む。
代替実施例において、情報ストレージシステム710は他の同様な要素を含み、他の同様な要素は、コンピュータプログラム又は他の命令やデータが、コンピュータシステム700にロードできるようにする。そのような要素は、例えば、取り外し可能なストレージユニット722及びインターフェース720(例えば、プログラムカートリッジ及びカートリッジインターフェース)、着脱可能なメモリ(例えば、フラッシュメモリその他の着脱可能なメモリモジュール)及びメモリスロット、その他の着脱可能なストレージユニット722及びインターフェース720を含み、着脱可能なストレージユニット718からコンピュータシステム700へソフトウェア及びデータを転送できるようにする。
コンピュータシステム700は通信インターフェース724も含む。通信インターフェース724は、コンピュータシステム700及び外部装置の間でソフトウェア及びデータを転送できるようにする。通信インターフェース724の具体例は、モデム、ネットワークインターフェース(イーサーネット又は他のNICカード等)、通信ポート(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート)、PCMCIAスロット及びカード等を含む。通信インターフェース724を介して転送されるソフトウェア及びデータは、電子的な、電磁的な、光学的な信号の形式を使用してもよいし、通信インターフェース724により受信可能な他の信号の形式でもよい。これらの信号は、チャネル728を介して通信インターフェース724に提供される。このチャネル728は信号を搬送し、チャネルは、無線媒体、有線又はケーブル、光ファイバその他の通信媒体を利用して実現される。チャネルの幾つかの具体例は、電話回線、セルラ電話リンク、RFリンク、ネットワークインターフェース、ローカルエリア又は広域ネットワーク、及び他の通信チャネルを含む。
本願において、「コンピュータプログラムプロダクト」や、「コンピュータ読取可能な媒体」等の用語は、メモリ708、ストレージデバイス718又はストレージユニット722等のような媒体を一般的に指すために使用される。これら及び他の形式のコンピュータ読取可能な媒体は、プロセッサ704が使用する1つ以上の命令を格納し、プロセッサが特定の処理を実行することを引き起こす。そのような命令は、概して「コンピュータプログラムコード」として言及され(コンピュータプログラムコードは、コンピュータプログラムの形式にグループ化される、又は他のグループにグループ化される)、命令は、実行された場合、コンピュータシステム700が本発明の実施例の機能を実行できるようにする。コードは、プロセッサが特定の処理を実行することを直接的に引き起こしてもよいし、そのように動作するようにコンパイルされてもよし、及び/又は他のソフトウェア、ハードウェア及び/又はファームウェア要素(例えば、標準的な機能を実行するライブラリ)と結合して処理を行ってもよいことに留意を要する。
要素がソフトウェアを用いて実現される実施例の場合、ソフトウェアは、コンピュータ読取可能なストレージ媒体に保存され、例えば着脱可能なストレージドライブ714、ドライブ712又は通信インターフェース724を用いて、コンピュータシステム700にロードされてもよい。制御論理装置(この例の場合、ソフトウェア命令又はコンピュータプログラムコード)は、プロセッサ704により実行される場合、プロセッサ704が、本願で説明した発明の機能を実行することを引き起こす。
上記の説明は、説明の簡明化のため、様々な機能ユニット及びプロセッサに関連して本発明の実施例を述べていることが、認められるであろう。しかしながら、本発明から逸脱せずに、様々な機能ユニット、プロセッサ又はドメインにわたって如何なる機能分散が行われてもよいことが、認められるであろう。例えば、別個のプロセッサやコントローラにより実行されるように説明された機能が、同一のプロセッサ又はコントローラにより実行されてもよい。したがって、特定の機能ユニットが指しているのは、説明される機能を提供するのに適切な手段を指しているにすぎず、厳密な論理的又は物理的な構造や組織を表しているわけではない。
本発明の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの何らかの組み合わせを含む適切な如何なる形式で実現されてもよい。本発明は、選択的に、少なくとも部分的に、1つ以上のデータプロセッサ及び/又はディジタル信号プロセッサ上で動作するコンピュータソフトウェアとして実現されてもよい。したがって、本発明の実施例における要素及び部分は、物理的に、機能的に及び論理的に適切な如何なる方法で実現されてもよい。各機能は、1つのユニットにより、複数のユニットにより、又は他の機能ユニットの一部として実現されてもよい。
本発明はいくつかの実施例に関連して説明されてきたが、説明した特定の実施例に限定されることは意図されていない。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ規定される。さらに、ある特徴が特定の実施例に関する説明に登場しているが、説明された実施例の様々な特徴は、本発明において結合されてもよいことを、当業者は認めるであろう。
さらに、個々に列挙されている複数の手段、要素又は方法ステップは、例えば1つのユニットやプロセッサにより実現されてもよい。そして、個々の請求項に個々の特徴が含まれているが、これらは有利に結合されもよく、異なる請求項に含まれているということ自体は、特徴の組み合わせが実現可能でない及び/又は有利でないことを意味するわけではない。あるカテゴリの請求項にある特徴が含まれているということ自体は、その特徴がそのカテゴリに限定されることを意味しているわけではなく、むしろその特徴は、適切であるならば、他のカテゴリの請求項にも等しく適用されてよい。
さらに、請求項における特徴の順番は、それらの特徴が実行されなければならない何らかの特定の順番を意味するわけではなく、特に、方法の請求項における個々のステップの順番は、それらのステップがその順番で実行されなければならないことを意味するわけではない。むしろ、ステップは適切な如何なる順番で行われてもよい。そして、単数的な表現は、複数個を排除するわけではない。したがって、「ある」、「或る」、「第1」、「第2」等の語は、複数個を排除するわけではない。

Claims (15)

  1. 第1の通信ネットワーク要素であって、
    第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素に対して少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信する送信部と、
    前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素から2つのタイミングデータパケットを受信する受信部であって、前記2つのタイミングデータパケットの内の少なくとも1つは前記第1の通信リンクを介して送信されたタイミングデータパケットに対応している、受信部と、
    前記送信部及び受信部に動作可能に結合された信号処理部と
    を有し、前記信号処理部は、前記第2の通信リンクを介して受信した前記2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおいて送信された前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算し、
    前記信号処理部は、計算された伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングする、通信ネットワーク要素
  2. 前記信号処理部は、複数の第2の通信ネットワーク要素に送信する際の最長の伝送遅延を計算する、請求項1記載の通信ネットワーク要素。
  3. 前記信号処理部は、前記第1の通信リンク及び前記第2の通信リンクの少なくとも1つにおける少なくとも1つのタイミングデータパケットに、第1の送信タイムスタンプ(T1)を付加する、請求項1又は2に記載の通信ネットワーク要素。
  4. 前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素は、タイミング信号を受信した時点を示す受信タイムスタンプ(T2)を付加し、タイミングデータパケットを当該第1の通信ネットワーク要素に送信する場合に、第2のタイムスタンプ(T3)を付加する、請求項3記載の通信ネットワーク要素。
  5. 前記第1及び第2の通信リンクを介した各自の送信信号に応じて、前記信号処理部は、前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素から前記2つのタイミング信号を受信する、請求項1ないし4の何れか1項に記載の通信ネットワーク要素。
  6. 前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延の前記信号処理部による計算は、前記第1の通信リンク及び前記第2の通信リンクを介する前記少なくとも1つのタイミングデータパケットのラウンドトリップ時間を計算することを含む、請求項1ないし5の何れか1項に記載の通信ネットワーク要素。
  7. 前記第1の通信リンクは、一方向のユニキャストリンクである、請求項1ないし6の何れか1項に記載の通信ネットワーク要素。
  8. 前記第2の通信リンクが双方向リンクであり、前記信号処理部は、前記第1の通信リンクを介して送信されかつ前記第2の通信リンクを介して返された少なくとも1つのタイミングデータパケットについて計算されたラウンドトリップ時間から、前記第2の通信リンクを介する少なくとも1つのタイミングデータパケットについて計算されたラウンドトリップ時間の半分を減算することで、前記第1の通信リンクを介する少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を算出する、請求項7記載の通信ネットワーク要素。
  9. 当該第1の通信ネットワーク要素は、マルチキャスト配信を利用するフォワードアクセスチャネル(FACH)フレームプロトコルによる通信をサポートする、請求項1ないし8の何れか1項に記載の通信ネットワーク要素。
  10. 当該第1の通信ネットワーク要素は、
    ソフトコンバイニングを行うマルチメディアブロードキャストマルチメディアサービス(MBMS)、
    単一周波数ネットワークによるMBMS(MBSFN)、
    衛星通信リンクによるIub通信、及び
    地上通信リンクによるIub通信
    の内の少なくとも1つを介して、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラ通信ネットワークにおける通信をサポートする、請求項1ないし9の何れか1項に記載の通信ネットワーク要素。
  11. 当該通信ネットワーク要素が、ダウンリンクノード同期メッセージを、前記第1及び第2の通信リンクの内の少なくとも1つを介して送信し、該ダウンリンクノード同期メッセージに応じて、当該通信ネットワーク要素が、ULノード同期メッセージを、前記第2の通信リンクを介して送信する、請求項10記載の通信ネットワーク要素。
  12. 第1の通信ネットワーク要素を有する通信システムであって、前記第1の通信ネットワーク要素は、
    第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素に対して少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信する送信部と、
    前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素から2つのタイミングデータパケットを受信する受信部であって、前記2つのタイミングデータパケットの内の少なくとも1つは前記第1の通信リンクを介して送信されたタイミングデータパケットに対応している、受信部と、
    前記送信部及び受信部に動作可能に結合された信号処理部と
    を有し、前記信号処理部は、前記第2の通信リンクを介して少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素から受信した前記2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおいて送信された前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算し、
    前記信号処理部は、計算された伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングする、通信システム。
  13. 第1の通信ネットワーク要素により、マルチキャスト送信のタイミングを決定する方法であって、
    第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素に対して少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信するステップと、
    前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素から2つのタイミングデータパケットを受信するステップであって、前記2つのタイミングデータパケットの少なくとも1つは、前記第1の通信リンクを介して送信されたタイミングデータパケットに対応している、ステップと、
    前記第2の通信リンクを介して受信した前記2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおける前記少なくとも1つの送信されたタイミングデータパケットの伝送遅延を計算するステップと、
    計算された前記伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングするステップを有する方法。
  14. マルチキャスト送信のタイミングを決定する方法を第1の通信ネットワーク要素に実行させる信号プロセッサであって、前記方法は
    第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素に対して少なくとも1つのタイミングデータパケットを送信するステップと、
    前記第2の通信リンクを介して前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素から2つのタイミングデータパケットを受信するステップであって、前記2つのタイミングデータパケットの内の少なくとも1つは前記第1の通信リンクを介して送信されたタイミングデータパケットに対応している、ステップと、
    前記第2の通信リンクを介して受信した少なくとも前記2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおいて送信された前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算するステップと、
    計算された前記伝送遅延に応じて、前記第1の通信リンクを介する前記少なくとも1つの第2の通信ネットワーク要素への少なくとも1つの送信をスケジューリングするステップを有するステップと
    を有する、信号プロセッサ。
  15. 第2の通信ネットワーク要素であって、
    第1の通信リンク及び第2の通信リンク双方を介して第1の通信ネットワーク要素から少なくとも1つのタイミングデータパケットを受信する受信部と、
    前記第2の通信リンクを介して当該第2の通信ネットワーク要素から前記第1の通信ネットワーク要素へ2つのタイミングデータパケットを送信する送信部と
    を有し、前記2つのデータパケットの内少なくとも1つは前記第1の通信リンクを介して送信されたタイミングデータパケットに対応しており、
    前記2つのタイミングデータパケットに基づいて、前記第1の通信リンクにおける前記少なくとも1つのタイミングデータパケットの伝送遅延を計算し、
    当該第2の通信ネットワーク要素は、前記第1の通信リンクを介する送信について計算された伝送遅延に基づいて、前記第1の通信ネットワーク要素がスケジューリングした送信信号を前記第1の通信リンクを介して受信する、通信ネットワーク要素。
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