JP5410529B2 - 無線アクセス・ネットワーク内のアップリンク信号伝送およびチャネル推定のための方法および装置 - Google Patents

無線アクセス・ネットワーク内のアップリンク信号伝送およびチャネル推定のための方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワークに関し、より詳細には、マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワーク内のアップリンク・データ伝送およびアップリンク通信の処理に関する。
マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO:Multi−User Multiple−Input Multiple−Output)
MU−MIMOのアップリンクは一般に、多元接続チャネル(MAC:Multiple Access Channel)と呼ばれ、ダウンリンクは、ブロードキャスト・チャネル(BC:Broadcast Channel)と呼ばれる。アップリンクでは、すべてのモバイル端末が同じ周波数帯で動作し、基地局に信号を同時に送信し、次いで、基地局は、ユーザ・データを適切なやり方で区別する。基地局は、アレイ処理、マルチユーザ検出、または異なるアクセスのやり方を対象とする他の有効なやり方を用いて各ユーザのデータを分離する必要がある。ダウンリンクでは、基地局は、複数のデータ・ストリームを生成するために、処理されたデータに対して直並列変換を実施し、このデータ・ストリームはそれぞれ、パルス成形され変調され、次いで複数のアンテナを介して無線空間に送信される。それぞれの受信アンテナは、基地局によってすべての通信ユーザに送信された信号の集合、ならびに干渉および雑音を受信し、それによってもたらされるマルチアドレス干渉(MAI:Multi−Address Interference)を除去しなければならない。本開示では、「ユーザ」と「モバイル端末」の概念を区別する意図はない。
MU−MIMOシステム内の各ユーザ・チャネルの独立性により、ユーザは、それ自体のチャネル状態情報について知るようになり得るが、他のユーザのチャネル状態情報はほとんど得ることができず、他のユーザのチャネル状態情報を得るには多大なコストを要する。すなわち、ユーザ間で協力を行うのは難しい。これとは対照的に、基地局は、すべての通信ユーザのチャネル状態情報を得る資格がある。時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式では、基地局によって受信されたアップリンクの訓練またはパイロット・シーケンスによってそれを得ることができる。周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)方式では、フィードバックによってそれを得ることができる。さらに、基地局の処理能力は、モバイル端末(MS:Mobile Terminal)の処理能力より強力であり、したがって、信号の前処理(たとえばビーム形成)は、干渉を除去し抑止するために、基地局が信号を送信する前に行われ、あるいは基地局は、信号が受信された後に、ユーザを区別するための後処理を実施する。
マルチユーザMIMO方式は同じ周波数帯を使用するので、周波数分割多元接続(FDMA:Frequency Division Multiple Access)以外の他の多元接続方式を適用してよい。その場合、時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)のスペクトル有効性は比較的低く、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)では、複数の符号リソースが必要である。しかし、空間分割多元接続(SDMA:Space Division Multiple Access)には、これらの2つの欠点がない。一方、マルチユーザMIMOのマルチアンテナは、空間分割多元接続の空間次元の要件を満たすこともでき、したがって空間分割多元接続(SDMA)は、マルチユーザMIMO方式の重要な多元接続方法となる。
マルチユーザMIMOには、多くの利点、たとえばマルチアンテナの多重化利得の使用によるシステム・スループットの拡大、マルチアンテナのダイバーシチ利得の使用によるシステム性能の向上、ユーザ間干渉の除去のためのアンテナの指向性利得を使用したユーザの区別などがある。もちろん、実用的なアプリケーションの実現化の問題と併せて、アルゴリズムの複雑さも考慮すべきであり、したがって、性能と複雑さの妥協点を見い出す必要がある。したがって、複雑さは、マルチユーザMIMO技術によってもたらされる多くの利点の代償であると言われることがある。
複数の単一アンテナ・モバイル端末によって実施されたコラボレイティブ・ダイバーシチに基づく仮想MIMO(VMIMO)
理想的なMIMOマルチアンテナ方式が必要とする隣接アンテナ間の間隔は、電波の波長より遥かに大きく、複数の送受信アンテナ間の伝送チャネルには相関関係がない。しかし、ユーザ端末が複数のアンテナの整定を実施するのは常に難しく、質量、容積および電力消費が制限されることにより、上記の理想的な要件を満たすことは非現実的である。したがって、Sendonarisなどは、新しい空間ダイバーシチ技法、コラボレイティブ・ダイバーシチを提案しており、その基本原理は、ユーザ端末が、それ自体の情報に加えて、その相手(別のモバイル端末)から受信された情報を基地局に送信するということである。一方、その相手の情報の一部は、モバイル端末によって受信され、基地局に転送される。したがって、2つのモバイル端末と基地局の間でそれぞれ2つの独立したフェージング・パスが生成され、したがって、空間ダイバーシチ利得が、従来のマルチ送信アンテナ・ダイバーシチを模倣するやり方で取得される。基地局は、それぞれ異なる経路を介して送信されるアップリンク信号のための干渉除去、最尤基準(ML:maximum likelihood criterion)などのジョイント・ディテクション技法によって有効にマルチユーザ干渉に取り組むことができる。
複数の単一アンテナ・モバイル端末によって実施されたコラボレイティブ空間多重化に基づく仮想MIMO
IEEE802.16e規格に基づくモバイルWiMAX(登録商標、以下同)システム構成のプロトコル・バージョン1.0では、コラボレイティブ空間多重化と呼ばれる仮想MIMO技法が、単一の送信アンテナを有する2つのモバイル端末を一致させることによって実施されることが提案されている。その場合、2つのモバイル端末は、同じ時間周波数リソースで同じ基地局と通信し、それぞれのモバイル端末は、それ自体のトラフィック・データだけを送信するが、それぞれのユーザ端末は、2つの直交パイロット・パターンのうちの1つを使用してそれ自体のパイロット・データを送信し、したがって基地局は、2つのモバイル端末からの2つのアップリンク・チャネルを適切に推定し、次いで、最小平均二乗誤差(MMSE:minimum mean square error)復号器や最大尤度復号器などの空間多重化復号器を使用して、2つのモバイル端末に対応するアップリンク・トラフィック・データを取り出すことができる。
モバイルWiMAXシステム構成のプロトコル・バージョン1.0の内容のさらなる詳細については、WiMAX Forum(商標)Mobile System Profile Release 1.0 Approved Specification(Revision 1.4.0:2007−05−02)を参照されたい。
少なくとも1つのマルチアンテナ・モバイル端末の使用により実施される仮想MIMO
IEEE 802.16e規格、および開発中のIEEE 802.16m規格仕様に基づくモバイルWiMAXシステム構成のプロトコル・バージョン1.5では、アンテナ間の間隔が理想的な状況の様々な要件を一時的に達成できないとしても、1つのモバイル端末のために複数の送信アンテナを構成することが可能である。
少なくとも1つのマルチアンテナ・モバイル端末を使用して実施される仮想MIMOは、下記の3つの形を有し、それぞれのモバイル端末が、一般性を失わずに2つの送信アンテナを有し、仮想MIMOは、2つのモバイル端末を一致させることによって実施される。
(a)それぞれのモバイル端末は、一入力多出力(SIMO:Single−Input Multiple−Output)で動作し、またはそれぞれのモバイル端末は、その2つの送信アンテナを介して同じデータを送信し、あるいは1つのモバイル端末はSIMOモードで動作するが、もう一方のモバイル端末は、その2つの送信アンテナを介して同じデータを送信する。
利点:2つの直交パイロット・パターンだけが必要である。
欠点:マルチアンテナの空間ダイバーシチ利得は完全には利用されず、モバイル端末のうちの1つが1つの送信アンテナだけを使用するとき、休止の(silent)アンテナの電力利得は浪費され、各サブキャリアに対して平均化された送信電力は高くない。
(b)1つのモバイル端末は、SIMOモードで動作し、またはその2つの送信アンテナを介して同じデータを送信し、もう一方のモバイル端末は、時空間送信ダイバーシチ(STTD:Space Time Transmit Diversity)または空間多重化(SM:Spatial Multiplexing)などのMIMOモードで動作する。
利点:MIMOモードで動作するモバイル端末は、そのマルチアンテナの空間ダイバーシチ利得および電力利得を完全に利用する。また、STTDなどのような時空符号化方式が使用される場合は、システムの堅牢性を向上させることができ;1つのモバイル端末の2つのアンテナを介してSMを使用して2つの独立したデータ・ストリームの送信が実施される場合は、システムのデータ・スループットを向上させることができる。
欠点:SIMOモードで動作し、またはその2つの送信アンテナを介して同じデータを送信するモバイル端末は、そのマルチアンテナの空間ダイバーシチ利得および/または電力利得を完全には利用しない。STTDまたはSMを使用するモバイル端末の2つの送信アンテナが、互いに直交のパイロット・パターンの使用を必要とするので、2つのユーザ端末は、3つの直交パイロット・パターンを必要とする。したがって、パイロット信号は、より多くのリソース、すなわちサブキャリア+タイムスロットを占有する。チャネル推定および対応するトラフィック・データ復号は、3つの直交パイロット・パターンのパイロット信号に基づいて実施すべきであり、したがって、受信機は、モバイルのWiMAXシステム構成のプロトコル・バージョン1.0の受信よりさらに複雑である。
(c)両方のモバイル端末が、STTDやSMなど、MIMOモードで動作する。
利点:2つのユーザ端末の両方が、その送信アンテナを完全に利用することができ、高電力利得およびダイバーシチ利得を達成することができる。
欠点:互いに直交の4つのパイロット信号が使用され、パイロット信号は、より多くのリソースを占有する。チャネル推定および対応するトラフィック・データ復号は、4つの直交パイロット・パターンのパイロット信号に基づいて実施すべきであり、したがって、受信機は、モバイルWiMAXシステム構成のプロトコル・バージョン1.0の受信機よりも遥かに複雑である。
これまで、WiMAXおよびIEEE 802.16mの標準化機構は、上記(b)および(c)に関して議論している。(a)の状況については、4つの詳細な実装のやり方がある。
1.基本VMIMO
それぞれのモバイル端末は、アップリンク信号を送信するのに1つの送信アンテナを使用する。それは、開ループ方式に属し、基地局は、送信アンテナの構成に関連する指示情報をモバイル端末に送信する必要はない。
2.空間非符号化送信ダイバーシチ(SUTD:Spatially uncoded transmit diversity)によって支援されたVMIMO
それぞれのモバイル端末の2つの送信アンテナは、同じアップリンク信号を送信する。それは、開ループ方式に属し、基地局は、送信アンテナの構成に関連する指示情報をモバイル端末に送信する必要はない。
3.時間交換送信ダイバーシチ(TSTD:Time Switched Transmit Diversity)によって支援されたVMIMO
それぞれのモバイル端末は、その2つの構成された送信アンテナを時間次元で交互に使用し、たとえば、図1に示されるように、1つのモバイル端末は、奇数のフレームの送信に第1の送信アンテナを使用し、偶数のフレームの送信に第2の送信アンテナを使用するが、別のモバイル端末は、偶数のフレームの送信に第1の送信アンテナを使用し、奇数のフレームの送信に第2の送信アンテナを使用する。フレームは、時間領域において連続的な送信要素であるので、1つのモバイル端末が各フレーム・サイズで1つの送信アンテナだけを使用し、したがって、この方式もまた、開ループである。
4.やり方3に類似して、モバイル端末のアンテナ選択は、単純に周期的に交替するのではないが、よりよい信号品質を有するアンテナを選択する。したがって、それは、閉ループ方式である。詳細なアンテナ選択は、アップリンク信号の品質を示すための基地局からの情報に基づき、または時分割複信モードでのチャネル相互性に基づく。
状況(a)の前者3つの実装のやり方は、マルチアンテナのダイバーシチ利得を実施することができなかった。この欠点については、シミュレーション図に関連して下記にさらに述べられる。さらに、実装のやり方2に加えて、他のやり方のモバイル端末は、その送信アンテナのうちの1つを休止状態に保ち、したがって、電力利得が損なわれる。
WiMAX Forum(商標)Mobile System Profile Release 1.0 Approved Specification(Revision 1.4.0:2007−05−02)
上記の従来技術の既存の問題に鑑みて、本発明は、モバイル端末など、複数の送信アンテナを有するマルチキャリア・ベースのマルチアンテナ・ネットワーク装置内のアップリンク信号送信のための新しい方法および装置、ならびに基地局など、ネットワーク装置のアップリンク相手方装置のチャネル推定のための対応する方法および装置を提供することを意図している。上記方式は、複数の送信アンテナによってもたらされる周波数ダイバーシチを完全に利用することができる。
本発明は、比較高いアンテナ電力利得を保証することができる、上記の方法および装置を提供することも意図している。
本発明は、パイロット信号によって引き起こされた時間周波数リソース・コストをできるだけ節約することができる、上記の方法および装置を提供するようにも意図している。
上記の意図のために、本発明の第1の態様によれば、マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置内で、アクセス装置側にアップリンク・データを送信するための方法が提供され、ネットワーク装置が、複数の送信アンテナを有し、この方法は、以下のステップ:複数の送信アンテナを介してマルチパス・サブキャリア変調シンボルを送信するステップであって、少なくとも2つの送信アンテナによって使用されるサブキャリア・セットがそれぞれ異なる、ステップを備える。
好ましくは、少なくとも2つの送信アンテナが、同じパイロット・パターンを共有する。
本発明の第2の態様によれば、無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置のアップリンク相手方装置内でチャネル推定を実施するための方法が提供され、この方法は、以下のステップ:ネットワーク装置の複数の送信アンテナに事前に割り当てられたパイロット・パターンに基づいて、ネットワーク装置から受信されたアップリンク信号からのパイロット信号を解析するステップと、解析されたパイロット信号に従って、ネットワーク装置とアップリンク相手方装置の間のアップリンク・チャネルのチャネル推定を実施するステップであって、取得されたチャネル推定結果が、後続の信号の解析のために使用される、ステップとを備える。
本発明の第3の態様によれば、マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置内で、アクセス・デバイス側にアップリンク・データを送信するための第1の送信装置が提供され、ネットワーク装置が複数の送信アンテナを有し、第1の送信装置が、複数の送信アンテナを介してマルチパス・サブキャリア変調シンボルを送信するように構成された第2の送信手段を備え、少なくとも2つの送信アンテナによって使用されるサブキャリア・セットがそれぞれ異なる。
好ましくは、少なくとも2つの送信アンテナが、同じパイロット・パターンを共有する。
本発明の第4の態様によれば、無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置のアップリンク相手方装置内にチャネル推定装置が提供され、この装置が、ネットワーク装置の複数の送信アンテナに事前に割り当てられたパイロット・パターンに基づいて、ネットワーク装置から受信されたアップリンク信号からのパイロット信号を解析するように構成されたパイロット構文解析手段と、解析されたパイロット信号に従ってネットワーク装置とアップリンク相手方装置の間のアップリンク・チャネルのチャネル推定を実施するように構成された処理手段であって、取得されたチャネル推定結果が、後続の信号を解析するために使用される、処理手段とを備える。
本発明の第5の態様によれば、マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワーク内で複数のネットワーク装置と、その共通のアップリンク相手方装置との間でアップリンク通信を実施する方法が提供され、複数のネットワーク装置が1つまたは複数のマルチアンテナ・ネットワーク装置を備え、少なくとも1つのマルチアンテナ・ネットワーク装置が、それ自体に合わせて構成された複数の送信アンテナを介してマルチパス・サブキャリア変調シンボルを送信し、少なくとも2つの送信アンテナによって使用されるサブキャリア・セットはそれぞれ異なる。
好ましくは、少なくとも2つの送信アンテナが、同じパイロット・パターンを共有する。
好ましくは、それぞれ異なるパイロット・パターンが複数のネットワーク装置によって使用され、それぞれ異なるパイロット・パターンは、互いに直交のパイロット・パターンであってよい。
本発明で提供される方法および装置を用いて、マルチアンテナによってもたらされる周波数ダイバーシチを有効に利用することができ、比較的高いアンテナの電力利得を保証することができ、さらに、好ましくは本発明は、パイロット信号によって引き起こされる時間周波数リソース・コストをできるだけ節約することができ、すなわち、できるだけ少数の直交パイロット・パターンを使用することができる。
以下の図面を参照して非限定的な(non−constricting)実施形態についての詳細な説明を読むことによって、本発明の他の特徴、目的および利点が明らかになろう。
従来技術の時間交換送信ダイバーシチ(TSTD)によって支援されたVMIMOの概略図である。 本発明の一実施形態によるOFDM送信機の物理層の略図である。 本発明の一実施形態による2つのモバイル端末の概略図である。 図3aのリソースユニットを示す図である。 本発明の好ましい一実施形態による方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置内で、アクセス・デバイス側にアップリンク・データを送信するための第1の送信装置のブロック図である。 本発明の一実施形態による、無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置のアップリンク相手方装置内のチャネル推定装置のブロック図である。 本発明と従来技術のシミュレーション結果間の比較を示す図である。 本発明と従来技術のシミュレーション結果間の比較を示す図である。
図面では、同じまたは類似の参照符号は、同じまたは類似の構成要素を指す。
図2は、本発明の一実施形態による送信機の物理層の略図を示している。本発明ではアップリンク信号伝送だけについて論じているので、送信機は主として、モバイル端末、中継局など、アクセス・ネットワーク内でアップリンク信号を無線で送信する必要がある様々なネットワーク装置内に置かれる。もちろん、無線伝送技術の進歩により、近い将来に基地局がアップリンク無線信号を送信する必要がある場合には、図に示された送信機を基地局内で使用することもできる。下記では、本発明について、一般性を失わずに、例としてモバイル端末と基地局の間のアップリンク通信を使用して述べられる。
サイクリック・プレフィックス(CP:Cyclic Prefix)を挿入するモジュールなど、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)送信機に含まれるべきいくつかのモジュールは、簡潔するために、図2では省かれていることを当業者には理解されたい。また、これらのモジュールが後述の本発明の技術的解決策と重要な関係がないので、こうした省略が本発明の実現に影響をもたらすものではないことも当業者には理解されたい。また、下記では一例としてOFDMが用いられているが、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲よって定義され、その技術的解決策は、様々なマルチキャリア・ベースの無線通信システムで適用することができる。
本発明の中心概念のうちの1つは、複数の送信アンテナを有するモバイル端末の少なくとも2つの送信アンテナが、それぞれ異なるサブキャリア・セットを使用するが、同じパイロット・パターンを共有するということである。したがって、モジュールUによって実施される諸機能は、パイロット・シンボルおよびQAM変調データ・シンボルを複数のサブキャリアにマップすることを備え、これらのサブキャリアと送信アンテナの対応関係は、サブキャリア変調の前に決定されることも、サブキャリア変調の後に即座に決定されることもある。下記では、一般性を失わずに、サブキャリアと送信アンテナの対応関係の事前決定の状況が、一例として用いられている。
図3bに関連して図3aを参照すると、図3aは、2つのモバイル端末21、22を示している。モバイル端末21は、2つの送信アンテナTX_21a、TX_21bを有しており、第1のパイロット・パターンを使用する。モバイル端末22は、2つの送信アンテナTX_22a、TX_22bを有しており、第2のパイロット・パターンを使用する。モバイル端末21側を例に取ると、隣接した6つのリソース・ユニットは、それぞれTX_21aおよびTX_21bに対応している。詳細な対応関係では、RU1、RU3およびRU5がTX_21aに対応しており、RU2、RU4およびRU6がTX_21bに対応している。図3bで、リソース・ユニットは、複数のサブキャリアおよび複数のOFDMシンボルによって形成されたリソース・ブロックであることが見て分かる。OFDMシステムのアップリンクでは、リソース・ユニットは一般に、チャネル推定の最小単位であり、したがって、図3aは、好ましい一実施形態を示している。
図3aでは、便宜上、24個のサブキャリアだけが示されていることを当業者には理解されたい。それは1024個など、実際のOFDMシステムのサブキャリアの数より遥かに小さいが、これは、本発明の内容についての不可欠かつ明瞭な説明に影響を及ぼすものではない。上記内容に基づいて、3つのOFDMシンボルおよび24個のサブキャリアによって形成された構造は、1つのOFDMフレームと見なすことができ、それぞれの行を1つのOFDMシンボルと見なしてよい。
図3aは、本発明の1つの具体的な実施形態を示すものにすぎないことも当業者には理解されたい。実際、各リソース・ユニットと送信アンテナの対応関係は、柔軟に変化することができ、たとえばRU1〜RU3は、TX_21aを介して送信されてよく、RU4〜RU6は、TX_21bを介して送信されてよく、あるいはRU1、RU2、RU5、RU6はTX_21aを介して送信され、RU3、RU4は、TX_21bを介して送信される。換言すると、1つのモバイル端末の1つの送信アンテナは、モバイル端末で使用可能なサブキャリアの一部を使用することによって信号を送信する。
図4は、本発明の好ましい一実施形態による方法のフローチャートを示している。上述したように、ステップ間のシーケンス関係は、本発明の非限定的な実施形態にすぎず、特に、ステップS212とS213は、その間にシーケンスがない。
この好ましい実施形態によれば、ステップS211で、モバイル端末は、チャネル品質情報に従って決定された、複数の送信アンテナとサブキャリアとの対応関係を取得する。ステップS211は、いくつかのサブステップによって実施することができる。たとえば、時分割複信(TDD)モードでは、受信チャネル品質と送信チャネル品質は、受信と送信が同じ周波数のものであるが、時間が互いに異なるものであるので、チャネル関連時間内では同じである。したがって、モバイル端末21は、各RUで受信されたダウンリンク・チャネル品質関連情報に従って、基地局によって受信されて、各RUを使用してモバイル端末21によって送信されたアップリンク信号の品質関連情報を取得することができる。したがって、そのサブキャリアと複数の送信アンテナの対応関係が決定される。たとえば、基地局は、モバイル端末21の各RUから以前に受信されたアップリンク信号の品質関連情報をモバイル端末21に示してよく、次いでモバイル端末21は、基地局から受信された指示情報に従ってそのサブキャリアと複数の送信アンテナの対応関係を決定する。たとえば、モバイル端末21が、図3aに示された、そのサブキャリアと複数の送信アンテナの対応関係を使用し、基地局からのアップリンク信号品質関連情報が、TX_21aを介して送信された信号の品質がTX_21bを介して送信された信号の品質より数dB高いことを示している場合、モバイル端末21は、2つの送信アンテナ上の複数のサブキャリアの分布を調整する。たとえば、図3aに示された1:1(2つのアンテナが、総サブキャリアを二等分する)の比率は、2:1、またはさらに高い値に調整される。任意選択では、モバイル端末は、サブキャリアと送信アンテナの間の異なる対応関係を示す複数の情報を事前に格納することもでき、アップリンク信号品質関連情報に従ってそこから適切に選択する。
上記の状況の変形形態によれば、モバイル端末21ではなく基地局が、サブキャリアと送信アンテナTX_21a、TX_21bとの対応関係を次の期間中に決定することができ、したがって、基地局によってモバイル端末21に送信される情報は、各サブキャリアと、対応する送信アンテナとの間の特定の対応関係、または各アンテナ上の使用可能なサブキャリアの数であり、そして、モバイル端末21は、どのアンテナがどのサブキャリアを使用するかそれ自体で決定することができる。
この例では、図4に示されたステップS211と、その後続のステップの実行サイクル間に差があることが見て分かる。さらなるアップリンク・データがある場合、ステップS212およびS213は実際に絶えず機能しているが、ステップS211は好ましくは、決定された期間に機能している。期間が長すぎる場合、このシステムは、チャネルの突然の劣化などに対する時宜を得た応答ができないことがあり、それによって、大量のデータが、チャネル状態が極めて悪いアンテナを介して送信されることになり、したがって、基地局は、適切な受信が不可能となることを当業者には理解されたい。恐らく、期間が短かすぎる場合、モバイル端末の処理能力の要件が高くなりすぎ、したがってそれによって、アップリンク信号品質関連情報に基づいてフィードバックが実施されるのが好ましいので、フィードバックが増加することになり得る。
各サブキャリアと送信アンテナの対応関係は静的に構成されてよく、たとえばサブキャリア第0〜第5、第12〜17は、TX_21aに静的に対応してよく、サブキャリア第6〜11、第18〜23は、TX_21bに静的に対応してよいことを当業者には理解されたい。したがって、ステップS211は、省略されてよい。さらに、モバイル端末21は、サブキャリアと送信アンテナの間のそれぞれ異なる対応関係を示す複数の情報を事前に格納し、使用される対応関係を周期的に切り換えることもでき、この場合、ステップS211は、省略することもできる。
ステップS212で、QAM変調データ・シンボル、パイロット・シンボル発生器によって生成されたパイロット・シンボルは共に、サブキャリアで変調され、したがって、マルチパス・サブキャリア変調シンボルが得られる。その場合、あるサブキャリアがある特定の送信アンテナに対応しているので、あるサブキャリアによって変調された日付シンボルまたはパイロット・シンボルは、対応する送信アンテナ上でキューに入れられる。したがって、サブキャリア変調シンボルの2つの経路が生成される。
ステップS213で、ステップS212で得られたサブキャリア変調シンボルの2つの経路は、対応する送信アンテナを介して基地局に送信される。
図3aに示されるように、アイドル状態のサブキャリアを除いて、それぞれのRUは、10個のデータ・シンボルまたはパイロット・シンボルを運ぶことができ、上記実施形態では、示された6つのRUによって運ばれたデータ・シンボルは互いに異なる。データ・レートが前の実施形態のデータ・レートの半分であり、すなわち、それぞれRU1とRU2、RU3とRU4、RU5とRU6によって運ばれたデータ・シンボルが同じである、実施形態の一変形形態によれば、残りの一般的なデータ・シンボルは、後の送信に備えて一時的にバッファに入れられる。したがって、同じデータ・シンボルが、モバイル端末21の2つの送信アンテナを介して送信され、使用されるサブキャリアは異なる。もちろん、追加の周波数ダイバーシチをもたらすことができ、その代償は、データ・レートの減少である。
モバイル端末22の手順は、モバイル端末21と同じ原理を共有し、したがって、ここではさらなる詳細については述べない。しかし、好ましくは、モバイル端末21によって使用される第1のパイロット・パターンは、モバイル端末22によって使用される第2のパイロット・パターンとは異なる。より好ましくは、第1のパイロット・パターンと第2のパイロット・パターンは互いに直交である。
本発明では、好ましくは、それぞれの送信アンテナは、最大電力を使用して送信する。したがって、図1に示された従来技術と比べて、各サブキャリアに対して平均化されたアンテナ送信電力はより高く、したがって、送信電力利得の利点は明らかである。
本発明の異なる実施形態によれば、機器サイズなどの条件が許される状態では、モバイル端末は、3つ以上の送信アンテナ、たとえば4つ、さらには8つの送信アンテナを有してよい。したがって、本発明の実装のやり方はより柔軟であり、たとえば、1つのOFDMシンボルは8つのRUを備え、モバイル端末は4つのアンテナを有する場合、第1および第5のRUは、第1の送信アンテナを介して送信することができ、第2および第6のRUは、第2の送信アンテナを介して送信することができ、第3および第7のRUは、第3の送信アンテナを介して送信することができ、第4および第8のRUは、第4の送信アンテナを介して送信することができ、基地局は、モバイル端末に1つのパイロット・パターンだけを割り当ててよい。あるいは、第1、第3、第5および第7のRUは、第1および第2の送信アンテナを介して送信することができ、第2、第4、第6および第8のRUは、第3および第4の送信アンテナを介して送信することができ、基地局は、モバイル端末に1つのパイロット・パターンを割り当ててもよいし、複数の直交パイロット・パターンを割り当ててもよい。たとえば、第1および第3の送信アンテナは、1つのパイロット・パターンを共有し、第2および第4の送信アンテナは、別のパイロット・パターンを共有する。これらの2つの例の他の等価物または明らかな変形形態が、同じ技術的効果を達成することもでき、それについては、さらには述べられない。
複数のパイロット・パターンが基地局によって1つのモバイル端末に割り当てられる実施形態では、チャネル推定を実施するために、基地局によってそれぞれ異なるモバイル端末に割り当てられるパイロット・パターンはそれぞれ異なる。以前に知られていた各パイロット・パターンによれば、基地局は、各アップリンク・チャネルのチャネル推定を実施するために、複数のモバイル端末によって送信されたアップリンク信号とは異なるパイロット・パターンを使用して送信されたパイロット信号を解析し、後続のアップリンク信号をより正確に解析することができる。基本的に、本発明を導入することは、基地局など、アップリンク相手方装置の受信機に影響を及ぼさない。本発明に従って送信されるアップリンク信号は、MLまたはMMSEに基づいて既存の受信機を使用して受信し解析することができる。
上記では、本発明について、方法の態様で述べられている。下記では、本発明について、装置の態様で述べられる。図5は、本発明の一実施形態による、マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置内で、アクセス装置側にアップリンク・データを送信するための第1の送信装置のブロック図を示している。図6は、本発明の一実施形態による、無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置のアップリンク相手方装置内のチャネル推定装置のブロック図を示している。
第1の送信装置211は、第2の送信手段2111と第1の取得手段2112とを備える。第1の取得手段2112は、第2の取得手段21121と決定手段21122とを備える。チャネル推定装置111は、パイロット解析手段1111と処理手段1112とを備える。下記の説明は、図3aおよび3bに関連して図5および図6を参照して行われる。第1の送信手段211は一般に、図3aに示されるようなモバイル端末21および22に位置し、チャネル推定装置111は一般に、基地局などのアップリンク相手方装置内に置かれる。モバイル端末21と、それが属する基地局との間のアップリンク通信を例に取る。
好ましい一実施形態によれば、モバイル端末21の第1の取得手段2112は、チャネル品質情報によって決定された、複数の送信アンテナとサブキャリアの対応関係を取得し、それは、その2つの下位手段によって協調的に実施することができる。具体的には、たとえば時分割複信(TDD)モードにおいて、受信チャネル品質と送信チャネル品質は、受信と送信が同じ周波数のものであるが、時間が異なるものなので、チャネル関連時間内では同じである。したがって、第2の取得手段21121は、各RUで受信されたダウンリンク信号品質関連情報に従って、基地局によって受信され、各RUを使用してモバイル端末21によって送信されたアップリンク信号の品質関連情報を取得することができる。したがって、決定手段21122は、サブキャリアと複数の送信アンテナの対応関係を決定する。具体的には、たとえば、基地局は、モバイル端末21の各RUから以前に受信されたアップリンク信号の品質関連情報を第2の取得手段21121に示すことができ、次いで、決定手段21122は、第2の取得手段21121によって受信された指示情報に従ってサブキャリアと複数の送信アンテナの対応関係を決定する。具体的には、たとえば、モバイル端末21の第2の送信手段2111が、図3aに示されたサブキャリアと送信アンテナの対応関係を使用し、基地局からのアップリンク信号品質関連情報が、TX_21aを介して送信された信号の品質がTX_21bを介して送信された信号の品質より数dB高いことを示す場合、モバイル端末21内の決定手段21122は、2つの送信アンテナ上の複数のサブキャリアの分布を調整する。たとえば、図3aに示された1:1(2つのアンテナが総サブキャリアを二等分する)の比率は、2:1に、さらにはより高く調整される。任意選択で、モバイル端末は、サブキャリアと送信アンテナの間のそれぞれ異なる対応関係を示す複数の情報を事前に格納することもでき、アップリンク信号品質関連情報に従って、そこから適切に選択する。
上記状況の変形形態によれば、モバイル端末21ではなく基地局は、次の期間のサブキャリアと送信アンテナTX_21a、TX_21bの対応関係を決定することができ、したがって、基地局によってモバイル端末21に送信される情報は、各サブキャリアと、対応する送信アンテナとの間の特定の対応関係;または各アンテナ上の使用可能なサブキャリアの数であり、モバイル端末21の決定手段21122は、どのアンテナがどのサブキャリアを使用するかそれ自体で決定することができる。
この例では、第1の取得手段2112と第2の送信手段2111の実行サイクル間に差があることが見て分かる。より多くのアップリンク・データがある場合、第2の送信手段2111は、実際に絶えず機能しているが、第1の取得手段2112は、好ましくは決定された期間に機能している。この期間が長すぎる場合、このシステムは、チャネルの突然の劣化などに対する時宜を得た応答ができないことがあり、それによって、大量のデータが、チャネル状態が極めて悪いアンテナを介して送信されることになり、したがって、基地局は、適切な受信が不可能であることを当業者には理解されたい。恐らく、期間が短かすぎる場合、モバイル端末の処理能力の要件が高くなりすぎ、したがってそれによって、アップリンク信号品質関連情報に基づいてフィードバックが実施されるのが好ましいので、フィードバックが増加することになり得る。
各サブキャリアと送信アンテナの対応関係は静的に構成されてよく、たとえばサブキャリア第0〜5、第12〜17は、TX_21aに静的に対応してよく、サブキャリア第6〜11、第18〜23は、TX_21bに静的に対応してよいことを当業者には理解されたい。したがって、第1の取得手段2112は、省略されてよい。さらに、モバイル端末21は、サブキャリアと送信アンテナの間のそれぞれ異なる対応関係を示す複数の情報を事前に格納することもでき、使用される対応関係を周期的に切り換え、この場合、第1の取得手段2112は、省略することもできる。
QAM変調データ・シンボル、パイロット・シンボル発生器によって生成されたパイロット・シンボルは共に、サブキャリアで変調され、したがって、マルチパス・サブキャリア変調シンボルが得られる。その場合、あるサブキャリアがある特定の送信アンテナに対応しているので、あるサブキャリアによって変調された日付シンボルまたはパイロット・シンボルは、対応する送信アンテナ上でキューに入れられる。したがって、サブキャリア変調シンボルの2つの経路が生成される。上記のサブキャリア変調は、第2の送信手段2111によって実施してもよいし、別の手段によって実施してもよいことを当業者には理解されたい。
第2の送信手段2111は、サブキャリア変調シンボルの上記の2つの経路を、対応する送信アンテナを介して基地局に送信する。
図3aに示されるように、アイドル状態のサブキャリアを除いて、それぞれのRUは、10個のデータ・シンボルまたはパイロット・シンボルを運ぶことができ、上記の実施形態では、示された6つのRUによって運ばれるデータ・シンボルは、互いに異なる。データ・レートが前の実施形態のデータ・レートの半分である、すなわち、それぞれRU1とRU2、RU3とRU4、RU5とRU6によって運ばれたデータ・シンボルが同じである、実施形態の一変形形態によれば、残りの一般的なデータ・シンボルは、後の送信に備えて一時的にバッファに入れられる。したがって、同じデータ・シンボルが、モバイル端末21の2つの送信アンテナを介して送信され、使用されるサブキャリアは異なる。もちろん、追加の周波数ダイバーシチをもたらすことができ、その代償は、データ・レートの減少である。
モバイル端末22の手順は、モバイル端末21と同じ原理を共有し、したがって、ここではさらなる詳細については述べない。しかし、好ましくは、モバイル端末21によって使用される第1のパイロット・パターンは、モバイル端末22によって使用される第2のパイロット・パターンとは異なる。より好ましくは、第1のパイロット・パターンと第2のパイロット・パターンは互いに直交である。
本発明では、好ましくは、それぞれの送信アンテナは、最大電力を使用して送信する。したがって、図1に示された従来技術と比べて、各サブキャリアに対して平均されたアンテナ送信電力はより高く、したがって、送信電力利得の利点は明らかである。
本発明の異なる実施形態によれば、機器サイズなどの条件が許される状態では、モバイル端末は、3つ以上の送信アンテナ、たとえば4つ、さらには8つの送信アンテナを有してよい。したがって、本発明の実装のやり方はより柔軟であり、たとえば、1つのOFDMシンボルは8つのRUを備え、モバイル端末は4つのアンテナを有する場合、第1および第5のRUは、第1の送信アンテナを介して送信することができ、第2および第6のRUは、第2の送信アンテナを介して送信することができ、第3および第7のRUは、第3の送信アンテナを介して送信することができ、第4および第8のRUは、第4の送信アンテナを介して送信することができ、基地局は、モバイル端末に1つのパイロット・パターンだけを割り当ててよい。あるいは、第1、第3、第5および第7のRUは、第1および第2の送信アンテナを介して送信することができ、第2、第4、第6および第8のRUは、第3および第4の送信アンテナを介して送信することができ、基地局は、モバイル端末に1つのパイロット・パターンを割り当ててもよいし、複数の直交パイロット・パターンを割り当ててもよい。たとえば、第1および第3の送信アンテナは、1つのパイロット・パターンを共有し、第2および第4の送信アンテナは、別のパイロット・パターンを共有する。これらの2つの例の他の等価物または明らかな変形形態が、同じ技術的効果を達成することもでき、それについては、さらには述べられない。
複数のパイロット・パターンが基地局によって1つのモバイル端末に割り当てられる実施形態では、チャネル推定を実施するために、基地局によってそれぞれ異なるモバイル端末に割り当てられるパイロット・パターンは、それぞれ異なる。以前に知られていた各パイロット・パターンによれば、基地局内のパイロット解析手段1111は、複数のモバイル端末によって送信されたアップリンク信号とは異なるパイロット・パターンを使用して送信されたパイロット信号を解析することができ、したがって、解析手段1112は、各アップリンク・チャネルのチャネル推定を実施し、後続のアップリンク信号をより正確に解析することができる。基本的に、本発明を導入することは、基地局など、アップリンク相手方装置の受信機に影響を及ぼさない。本発明に従って送信されるアップリンク信号は、MLまたはMMSEに基づいて既存の受信機を使用して受信し解析することができる。
図7aおよび図7bは、本発明と従来技術のシミュレーション結果間の比較を示している。表1は、シミュレーションの様々な条件を示している。図7aでは、4つのVMIMO技術が比較されており、基地局が2つの受信アンテナを有し、図7bでは、基地局が4つの受信アンテナを有するという条件の下でこれらの4つのVMIMO技術を比較している。図7aおよび7bから、本発明で提供される解決策によって実施された、ブロック誤り率(BLER:Block Error Ratio)対信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)の曲線の勾配が最も急であることが明らかに分かり、それは、本発明では、他の解決策と比べて、追加のダイバーシチ利得が実施されることを意味する。示されたダイバーシチ利得に加えて、送信アンテナの電力利得を考慮すると、本発明は、基本のVMIMOおよびTSTDベースMIMOと比べて、3dBの追加の利得をもたらす。
上記では本発明の望ましい実施形態についてしか述べられていないが、しかし、本発明の範囲は、それに限定されない。当業者に容易に考えられる本発明の開示の技術的な範囲内の交替または置換は、本発明の範囲内で網羅されるべきである。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。

Claims (10)

  1. マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置内で、アクセス装置側にアップリンク・データを送信する方法であって、前記ネットワーク装置が複数の送信アンテナを有し、前記方法が、
    m.前記複数の送信アンテナを介してマルチパス・サブキャリア変調シンボルを送信するステップを含み、少なくとも2つの送信アンテナによって使用されるサブキャリア・セットがそれぞれ異なり、
    前記方法が、前記ステップmの前に、
    a.前記ネットワーク装置とそのアップリンク相手方装置との間の前記アップリンク信号の品質に関連する情報に従って決定された、前記複数の送信アンテナと前記複数のサブキャリアとの間の対応関係を取得するステップをさらに備え、
    前記ステップmが、
    − 前記複数の送信アンテナと前記複数のサブキャリアとの間の前記決定された対応関係に基づいて、前記複数の送信アンテナを介して前記マルチパス・サブキャリア変調シンボルを送信するステップを備える、方法。
  2. 前記マルチパス・サブキャリア変調シンボルのうちの少なくとも2つが互いに異なる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップaが、
    a1.前記ネットワーク装置の前記アップリンク相手方装置から前記アップリンク信号の品質に関連する前記情報を取得するステップをさらに備え、前記アップリンク信号の品質に関連する前記情報が、前記アップリンク相手方装置上で前記ネットワーク装置の各送信アンテナによって送信された前記アップリンク信号の品質を示し、さらに、
    a2.前記アップリンク信号の品質に関連する前記情報に基づいて、前記複数のサブキャリアと前記複数の送信アンテナとの間の前記対応関係を決定するステップを備える、請求項に記載の方法。
  4. 前記無線アクセス・ネットワークが直交周波数分割多重化に基づき、各送信アンテナによって使用されるサブキャリア・セットが、少なくとも1つの直交周波数分割多重化リソース・ユニットに対応する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  5. それぞれ異なる送信アンテナによって使用される前記サブキャリア・セットが、周波数領域で互いに間隔を有する複数の直交周波数分割多重化リソース・ユニットに対応する、請求項に記載の方法。
  6. 少なくとも2つの送信アンテナが同じパイロット・パターンを使用する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  7. マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワークのネットワーク装置内で、アクセス・デバイス側にアップリンク・データを送信する第1の送信装置であって、前記ネットワーク装置が複数の送信アンテナを有し、前記第1の送信装置が、
    前記複数の送信アンテナを介してマルチパス・サブキャリア変調シンボルを送信するように構成された第2の送信手段を備え、少なくとも2つの送信アンテナによって使用されるサブキャリア・セットがそれぞれ異なり、
    前記第1の送信装置が、
    前記ネットワーク装置とそのアップリンク相手方装置との間の前記アップリンク信号の品質に関連する情報に従って決定された、前記複数の送信アンテナと前記複数のサブキャリアとの間の前記対応関係を取得するように構成された第1の取得手段をさらに備え、
    前記第2の送信手段が、
    前記複数の送信アンテナと前記複数のサブキャリアとの間の前記決定された対応関係に基づいて、前記複数の送信アンテナを介して前記マルチパス・サブキャリア変調シンボルを送信するようにさらに構成される、第1の送信装置。
  8. 前記第1の取得手段が、
    前記ネットワーク装置の前記アップリンク相手方装置から前記アップリンク信号の品質に関連する前記情報を取得するように構成された第2の取得手段を備え、前記アップリンク信号の品質に関連する前記情報が、前記アップリンク相手方装置上で前記ネットワーク装置の各送信アンテナによって送信された前記アップリンク信号の品質を示し、更に、
    前記アップリンク信号の品質に関連する前記情報に基づいて、前記複数のサブキャリアと前記複数の送信アンテナとの間の前記対応関係を決定するように構成された決定手段をさらに備える、請求項に記載の第1の送信装置。
  9. マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワーク内のネットワーク装置であって、前記ネットワーク装置が複数の送信アンテナを有し、請求項乃至のいずれか1項に記載の第1の送信装置を備えるネットワーク装置。
  10. マルチキャリア・ベースの無線アクセス・ネットワーク内で複数のネットワーク装置と、その共通のアップリンク相手方装置との間でアップリンク通信を実施する方法であって、前記複数のネットワーク装置が1つまたは複数のマルチアンテナ・ネットワーク装置を備え、
    少なくとも1つのマルチアンテナ・ネットワーク装置は、前記ネットワーク装置とそのアップリンク相手方装置との間の前記アップリンク信号の品質に関連する情報に従って決定された、複数の送信アンテナと複数のサブキャリアとの間の対応関係を取得し、複数の送信アンテナと前記複数のサブキャリアとの間の前記決定された対応関係に基づいて、前記複数の送信アンテナを介してマルチパス・サブキャリア変調シンボルを送信するよう構成されており
    少なくとも2つの送信アンテナによって使用されるサブキャリア・セットそれぞれ異なる、方法。
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