JP5408405B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池を備えた燃料電池システムに関する。
近年、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池をエネルギ源とする燃料電池システムが開発されている。このような燃料電池システムには、燃料電池に燃料ガスを供給するための燃料ガス供給流路に、燃料電池から排出された燃料オフガスを燃料オフガス循環流路を介して戻すことで、燃料オフガスに含まれる燃料ガス成分を有効利用するものがある。この場合、燃料オフガス循環流路には燃料オフガスを吸引し吐出するポンプが設けられることになるが、その省電力化のために、燃料ガス供給流路の燃料ガス流によって燃料オフガス循環流路からの燃料オフガス流を助勢するエゼクタを設ける技術がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2004−139877号公報 特開2003−151588号公報 特開2002−352825号公報
ところで、システムの小型化・軽量化のために上記したポンプについても小型化・軽量化する要望があるが、エゼクタによる助勢がない場合に対応できなくなってしまうため、小型化することはできない。
そこで、本発明は、燃料オフガス循環流路に設けられるポンプを小型化・軽量化可能な燃料電池システム、あるいは当該ポンプを省略可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池と、燃料ガス供給手段を有して前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路と、ポンプを有し該ポンプの加圧によって前記燃料電池からの燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻す燃料オフガス循環流路と、前記燃料ガス供給手段による燃料ガス流によって前記燃料オフガス循環流路からの燃料オフガス流を助勢するエゼクタと、を備え、前記燃料電池の発電が不要であり且つ前記ポンプを駆動する所定の処理時に、前記燃料ガス供給手段によって前記エゼクタに前記燃料ガス流を発生させるものである。
かかる構成によれば、燃料電池の発電が不要であり且つポンプを駆動する所定の処理時に、燃料ガス供給手段によってエゼクタに燃料ガス流を発生させるため、この燃料ガス流で燃料オフガス循環流路からの燃料オフガス流を助勢することができる。よって、燃料オフガス循環流路に設けられるポンプを小型化・軽量化可能となる。
また、本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池と、燃料ガス供給手段を有して前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路と、前記燃料電池からの燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻す燃料オフガス循環流路と、前記燃料ガス供給手段による燃料ガス流によって前記燃料オフガス循環流路からの燃料オフガス流を助勢するエゼクタと、を備え、前記燃料電池の発電が不要であり且つ燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻す必要のある所定の処理時に、前記燃料ガス供給手段によって前記エゼクタに前記燃料ガス流を発生させてもよい。
以上の場合において、前記所定の処理時は、システム停止時における掃気処理時でも良い。
かかる構成によれば、通常は燃料ガス供給手段による燃料ガス供給の必要がないシステム停止時における掃気処理時に、燃料ガス供給手段によってエゼクタに燃料ガス流を発生させるため、ポンプを小型化・軽量化しても、燃料オフガス循環流路からの燃料オフガスを燃料ガス供給流路に良好に戻すことができる。
また、前記所定の処理時は、システム起動時における燃料ガス濃度均一化処理時であも良い。
かかる構成によれば、通常は燃料ガス供給手段による燃料ガス供給の必要がないシステム起動時における燃料ガス濃度均一化処理時に、燃料ガス供給手段によってエゼクタに燃料ガス流を発生させるため、ポンプを小型化・軽量化しても、燃料オフガス循環流路からの燃料オフガスを燃料ガス供給流路に良好に戻すことができる。
また、前記ポンプの回転数が所定値以上になってから前記燃料ガス供給手段によって前記エゼクタに前記燃料ガス流を発生させても良い。
かかる構成によれば、燃料電池における燃料ガスの入口側圧力が上限値に至るまでに大きな流量で比較的長時間掃気処理を行うことができる。
また、前記燃料電池における前記燃料ガスの入口側圧力が上限値に達した場合に、前記燃料オフガス循環流路から燃料オフガスをパージしても良い。
また、前記燃料電池における前記燃料ガスの入口側圧力が上限値に達した場合に、前記燃料電池を発電させるのが良い。
前記燃料電池の発電によりインピーダンス計測を行っても良い。
本発明の燃料電池システムによれば、燃料オフガス循環流路に設けられるポンプを小型化・軽量化可能、あるいは省略可能となる。
まず、本発明に係る燃料電池システムの全体構成を説明する。この燃料電池システムは燃料電池車両の車載発電システムであるが、車両搭載用の燃料電池システム以外にも、船舶,航空機,電車、歩行ロボット等のあらゆる移動体用の燃料電池システムや、例えば燃料電池が建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用の燃料電池システムへの適用も可能である。
図1に示される燃料電池システム1において、酸化ガスとしての空気は、空気供給路71を介して燃料電池20の空気供給口に供給される。空気供給路71には、空気から微粒子を除去するエアフィルタA1、空気を加圧するコンプレッサA3、及び空気に所要の水分を加える加湿器A21が設けられている。エアフィルタA1には、空気流量を検出する図示省略のエアフローメータ(流量計)が設けられている。コンプレッサA3は、モータによって駆動される。このモータは、後述の制御部50によって駆動制御される。
燃料電池20から排出される空気オフガスは、排気路72を経て外部に放出される。排気路72には、圧力調整弁A4、及び加湿器A21が設けられている。圧力調整弁A4は、燃料電池20への供給空気圧を設定する調圧(減圧)器として機能する。制御部50は、コンプレッサA3を駆動するモータの回転数及び圧力調整弁A4の開度面積を調整することによって、燃料電池20への供給空気圧や供給空気流量を設定する。
燃料ガスとしての水素ガスは、水素供給源(燃料ガス供給手段)30から水素供給路(燃料ガス供給流路)74を介して燃料電池20の水素供給口に供給される。水素供給源30は、例えば高圧水素タンクが該当するが、いわゆる燃料改質器や水素吸蔵合金等であっても良い。
水素供給路74には、水素供給源30から水素を供給しあるいは供給を停止する遮断弁(燃料ガス供給手段)H100、燃料電池20への水素ガスの供給圧力を減圧して調整する水素調圧弁(燃料ガス供給手段)H9、及び燃料電池20の水素供給口と水素供給路74間を開閉する遮断弁(燃料ガス供給手段)H21が設けられている。水素調圧弁H9としては、例えば機械式の減圧を行う調圧弁を使用できるが、パルスモータで弁の開度がリニアあるいは連続的に調整される弁であっても良い。
燃料電池20で消費されなかった水素ガスは、水素オフガス(燃料オフガス)として水素循環路(燃料オフガス循環流路)75に排出され、水素供給路74の水素調圧弁H9の下流側に戻される。水素循環路75には、水素オフガスから水分を回収する気液分離装置H42、回収した生成水を水素循環路75外の図示しないタンク等に回収する排水弁H41、及び水素オフガスを加圧する水素ポンプ(ポンプ)H50が設けられている。
遮断弁H21は、燃料電池20のアノード側を閉鎖する。水素ポンプH50は、制御部50によって動作が制御される。水素オフガスは、水素供給路74で水素ガスと合流し、燃料電池20に供給されて再利用される。遮断弁H21は、制御部50からの信号で駆動される。
水素循環路75は、排出制御弁H51を介して、パージ流路76によって加湿器A21の下流側の排気路72に接続されている。排出制御弁H51は、電磁式の遮断弁であり、制御部50からの指令によって作動することにより、水素オフガスは燃料電池20から排出された空気オフガスとともに外部へ排出(パージ)される。このパージ動作を間欠的に行うことによって、水素ガス中の不純物濃度が増加することによるセル電圧の低下を防止することができる。
燃料電池20の冷却水出入口には、冷却水を循環させる冷却路73が設けられている。冷却路73には、冷却水の熱を外部に放熱するラジエータ(熱交換器)C2、及び冷却水を加圧して循環させるポンプC1が設けられている。また、ラジエータC2には、モータによって回転駆動される冷却ファンC13が設けられている。
燃料電池20は、水素ガスと空気の供給を受けて電気化学反応により発電する単セルを所要数積層してなる燃料電池スタックとして構成されている。燃料電池20が発生した電力は、図示しないパワーコントロールユニットに供給される。パワーコントロールユニットは、車両の駆動モータに電力を供給するインバータと、コンプレッサモータや水素ポンプ用モータなどの各種の補機類に電力を供給するインバータと、二次電池等の蓄電手段への充電や該蓄電手段からのモータ類への電力供給を行うDC−DCコンバータなどが備えられている。
制御部50は、CPU、ROM、RAM、HDD、入出力インタフェース及びディスプレイなどの公知構成から成る制御コンピュータシステムによって構成されており、図示しない車両のアクセル信号などの要求負荷や燃料電池システム1の各部のセンサ(圧力センサ、温度センサ、流量センサ、出力電流計、出力電圧計等)から制御情報を受け取り、システム各部の弁類やモータ類の運転を制御する。
加湿器A21は、コンプレッサA3から空気供給路71を通じて燃料電池20に供給される空気と、燃料電池20から排気路72を通じて外部に排出される空気オフガスとの間で水分交換を行って空気に水分を加える。加湿器A21は、加湿モジュールと、加湿モジュールを収容するケーシングとを備えている。
水素供給路74と水素循環路75との合流位置には、水素供給路74の水素ガス流(燃料ガス流)によって水素循環路75からの水素オフガス流(燃料オフガス流)を助勢するエゼクタ80が設けられている。
このエゼクタ80は、図2に概略的に示すように、水素供給路74の水素供給源30側に連通する主流管体81と、この主流管体81の外側を覆うように設けられて一側の主流管体81との間部分が水素循環路75に連通するとともに他側が水素供給路74の燃料電池20側に連通する副流管体82とを有している。そして、水素供給路74の水素供給源30から遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21を介して主流管体81に水素ガスを図2に矢印aで示すように導入すると、この水素ガスが主流管体81から副流管体82内に吐出されることで、水素ガスの動圧と粘性によって、副流管体82から水素循環路75の水素オフガスを図2に矢印bで示すように吸引し、この水素オフガスと混ざって水素供給路74の燃料電池20側に流れる。
エゼクタ80による水素ポンプH50へのアシストは、図3のハッチングの範囲Aであり、図3に実線cで示す必要な出力に対して、図3に破線dで示すように水素ポンプH50のポンプモータの出力をそれほど高めなくても済むことになる。これにより、水素ポンプH50の駆動時に、エゼクタ80によるアシストが常にあれば水素ポンプH50の小型化・軽量化が可能になる。
しかしながら、これまでの燃料電池システム1においては、燃料電池10の発電が不要であれば、エゼクタ80に水素ガスが流れることはなく、このように燃料電池10の発電が不要である状態で水素ポンプH50の駆動が必要な所定の処理時には、水素ポンプH50の駆動力のみで必要な流量を得なければならず、フル負荷に近い状態でこの流量を発生し得る能力の水素ポンプH50を用いなければならない。
このため、本燃料電池システム1において、制御部50は、燃料電池20の発電が不要であり且つ水素ポンプH50を駆動する所定の処理時においても、水素供給路74の水素供給源30、遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21によってエゼクタ80の主流管体81に水素ガス流を発生させるように、遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21を制御する。
例えば、燃料電池システム1のシステム停止時における掃気処理時には、燃料電池20の発電が不要の状況で、水素ポンプH50を駆動して燃料電池20を燃料オフガスで掃気することになるが、このとき、制御部50は、イグニッションがOFFされた図4に示す掃気処理開始の時点t1から、図4の下側にX1で示すように水素ポンプH50を上限回転数まで高めるように制御する。すると、水素ポンプH50の回転数が経時的に上限回転数まで高まることになる。一方で制御部50は、掃気処理開始後に、水素ポンプH50の回転数が、上限回転数よりも低い所定値r1以上になった時点t2から、水素供給路74の水素供給源30、遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21によってエゼクタ80の主流管体81に水素ガス流を発生させるように、遮断弁H100を開き、水素調圧弁H9を所定の開度で開き、遮断弁H21を開く。これにより、水素ポンプH50が小型であっても燃料電池20を所定流量で掃気できることになる。なお、掃気処理開始後に、水素ポンプH50の回転数が上限回転数になったタイミングから、水素供給路74の水素供給源30、遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21によってエゼクタ80の主流管体81に水素ガス流を発生させるようにしても良い。
ここで、上記により、燃料電池20が発電していないにも拘わらず水素ガスを供給することになるため、水素ガスは消費されず、図4の上側にX2で示すように、時点t2以降、水素供給路74における燃料電池20の水素供給口の圧力が徐々に上昇することになる。このため、制御部50は、燃料電池20における水素ガスの入口側圧力が図4に破線X3で示すように所定の上限値p1に達した場合に(時点t3)に、水素循環路75の水素オフガスを排出制御弁H51を開くことでパージ流路76及び排気路72を介して外部へ排出(パージ)する。
上記によって燃料電池20における水素ガスの入口側圧力が所定の下限値まで下がると、エゼクタ80によるアシスト効果が不足すると判断して、制御部50は、排出制御弁H51を閉じて水素オフガスの外部への排出を止める(時点t4)。すると、再び水素ガスの入口側圧力が上昇する。制御部50は、掃気処理中に上記を適宜繰り返して燃料電池20における水素ガスの入口側圧力を上記した上限値と下限値との間に維持するように制御する。
なお、制御部50は、燃料電池20における水素ガスの入口側圧力が所定の上限値に達した場合に、上記のように水素オフガスを排出するのではなく、燃料電池20を発電させて水素ガスを消費するようにしても良い。この場合、この燃料電池20の発電による電力を、燃料電池20のインピーダンス計測を行うことによって消費する。
ここで、以上においては、燃料電池20の発電が不要であり且つ水素ポンプH50を駆動する所定の処理時として、システム停止時における掃気処理時を説明したが、システム起動時における燃料ガス濃度均一化処理時も同様に、燃料電池20の発電が不要の状況で、水素ポンプH50を駆動して燃料電池20に燃料オフガスを循環させることになる。このため、このシステム起動時における燃料ガス濃度均一化処理時に、制御部50は、上記と同様に、水素供給路74の水素供給源30、遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21によってエゼクタ80の主流管体81に水素ガス流を発生させることになる。
以上に述べた燃料電池システム1によれば、燃料電池20の発電が不要であり且つ水素ポンプH50を駆動する所定の処理時に、水素供給路74の水素供給源30、遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21によってエゼクタ80に水素ガス流を発生させるため、この水素ガス流で水素循環路75からの水素オフガス流を助勢して燃料電池20に送ることができる。よって、水素循環路75に設けられる水素ポンプH50を小型化・軽量化可能となる。
また、通常は水素ガスの供給の必要がないシステム停止時における掃気処理時に、水素供給路74の水素供給源30、遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21によってエゼクタ80に水素ガス流を発生させるため、水素ポンプH50を小型化・軽量化しても、水素循環路75からの水素オフガスを水素供給路74に良好に戻すことができる。
また、通常は水素ガスの供給の必要がないシステム起動時における燃料ガス濃度均一化処理時に、水素供給路74の水素供給源30、遮断弁H100、水素調圧弁H9及び遮断弁H21によってエゼクタ80に水素ガス流を発生させるため、水素ポンプH50を小型化・軽量化しても、水素循環路75からの水素オフガスを水素供給路74に良好に戻すことができる。
また、ポンプの回転数が所定値以上になってからエゼクタ80に水素ガス流を発生させるため、燃料電池20における水素ガスの入口側圧力が上限値に至るまでに大きな流量で比較的長時間掃気処理を行うことができる。
また、燃料電池20における燃料ガスの入口側圧力が上限値に達した場合に、水素循環路75から水素オフガスをパージしたり、燃料電池10を発電させたりして、入口側圧力を下げるため、水素オフガスの流量を確保できる。
この燃料電池20を発電させる際に生じる電力を燃料電池20のインピーダンス計測に用いることで、有効に利用しつつ消費することができる。
また、本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池と、燃料ガス供給手段を有して前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路と、前記燃料電池からの燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻す燃料オフガス循環流路と、前記燃料ガス供給手段による燃料ガス流によって前記燃料オフガス循環流路からの燃料オフガス流を助勢するエゼクタと、を備え、前記燃料電池の発電が不要であり且つ燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻す必要のある所定の処理時に、前記燃料ガス供給手段によって前記エゼクタに前記燃料ガス流を発生させる構成であってもよい。
かかる構成では、燃料オフガス循環流路にポンプを備えずとも、燃料電池の発電が不要であり且つ燃料オフガスを燃料ガス供給流路に戻す必要のある所定の処理時、例えば、システム停止時における前記掃気処理やシステム起動時における前記燃料ガス濃度均一化処理を適切に行うことができる。
本発明に係る燃料電池システムの全体構成を示したシステム構成図である。 エゼクタの構造を概略的に示す断面図である。 エゼクタによるポンプアシストを示す特性線図である。 本発明に係る燃料電池システムの制御内容の要部を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1…燃料電池システム、20…燃料電池、30…水素供給源(燃料ガス供給手段)、74…水素供給路(燃料ガス供給流路)、75…水素循環路(燃料オフガス循環流路)、80…エゼクタ、H9…水素調圧弁(燃料ガス供給手段)、H21…遮断弁(燃料ガス供給手段)、H50…水素ポンプ(ポンプ)、H100…遮断弁(燃料ガス供給手段)。

Claims (6)

  1. 燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池と、
    燃料ガス供給手段を有して前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路と、
    ポンプを有し該ポンプの加圧によって前記燃料電池からの燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻す燃料オフガス循環流路と、
    前記燃料ガス供給手段による燃料ガス流によって前記燃料オフガス循環流路からの燃料オフガス流を助勢するエゼクタと、を備え、
    前記燃料電池の発電が不要であり且つ前記ポンプを駆動する所定の処理時に、前記燃料ガス供給手段によって前記エゼクタに前記燃料ガス流を発生させるものであって、
    前記所定の処理時は、システム停止時において、前記燃料電池の発電を行わない状態で前記燃料電池に対し前記燃料オフガスの供給を継続する掃気処理時である燃料電池システム。
  2. 前記掃気処理時において前記ポンプの回転数を増加させ、前記ポンプの回転数が所定値以上になってから前記燃料ガス供給手段によって前記エゼクタに前記燃料ガス流を発生させる請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記掃気処理時において、前記燃料電池における前記燃料ガスの入口側圧力が上限値に達した場合に、前記燃料オフガス循環流路から燃料オフガスをパージする請求項1乃至2のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  4. 前記掃気処理時において、前記燃料電池における前記燃料ガスの入口側圧力が上限値に達した場合に、前記燃料電池を発電させる請求項1乃至2のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記掃気処理時において、前記燃料電池の発電による電力を用いることによりインピーダンス計測を行う請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池と、
    燃料ガス供給手段を有して前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路と、
    前記燃料電池からの燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻す燃料オフガス循環流路と、
    前記燃料ガス供給手段による燃料ガス流によって前記燃料オフガス循環流路からの燃料オフガス流を助勢するエゼクタと、を備え、
    前記燃料電池の発電が不要であり且つ燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻す必要のある所定の処理時に、前記燃料ガス供給手段によって前記エゼクタに前記燃料ガス流を発生させるものであって、
    前記所定の処理時は、システム停止時において、前記燃料電池の発電を行わない状態で前記燃料電池に対し前記燃料オフガスの供給を継続する掃気処理時である燃料電池システム。
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