JP5407403B2 - 信号処理装置および光受信装置 - Google Patents

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Description

本案件は、信号処理装置および光受信装置に関する。
近年、伝送トラフィックの増加に伴い、大容量化された伝送容量を持つ次世代光伝送システム導入の要求が高まっている。その実現手段として、従来システムで適用されてきたNon Return to Zero(NRZ)変調方式に比べて、周波数利用効率(Spectral Efficiency)、光信号対雑音比(OSNR)耐力、非線形性耐力に優れた様々な変調方式の採用が有力視されている。
その中でも、(差動)4位相偏移変調((Differential) Quadrature Phase-Shift Keying:(D)QPSK)変調方式等の多値位相変調方式は、次世代光伝送システムの変調方式として有望視されている。多値位相変調方式は、高分散耐力、高偏波モード分散(PMD)耐力、狭スペクトルといった特徴を持つからである。この多値位相変調方式の更なる特性(OSNR耐力、波長分散耐力)改善を実現する技術として、コヒーレント受信とデジタル信号処理を組み合わせたデジタルコヒーレント受信方式もある。
デジタルコヒーレント受信機は、例えば、光ハイブリッド・局発光源などを有する光フロントエンド部と、デジタル信号処理を受け持つDSP(Digital Signal Processor)部と、をそなえる。即ち、光フロントエンド部から出力された光信号は、光電変換部にて電気信号に変換され、ADC(Analog to Digital Converter)にてデジタル信号に変換されて、DSPに入力されるようになっている。
なお、光フロントエンド部から出力される光信号は、各チャンネルの光信号(I信号およびQ信号。偏波多重を適用する場合は、直交する偏波成分ごとのI信号およびQ信号)として出力される。DSPでは、これらチャンネルごとの光信号について、それぞれ、デジタル電気信号に変換されたものを取り込むことができる。
特開平11−161275号公報
上述したようなデジタルコヒーレント受信機においては、DSPに入力される各チャンネルのデジタル信号間にスキュー(遅延時間差)が生じうる。このスキューは、光フロントエンド部とDSPとの間における、各チャンネルの経路をなす電気線路や、アンプ等の素子の個体差などがその要因に含まれているととらえられ、DSPにおいて再生される信号の品質に影響を及ぼしうる。
そこで、本案件の目的の一つは、光フロントエンド部と、デジタル電気信号について処理を行なうプロセッサと、の間の各チャンネルの経路に生じたスキューを補償することにある。
または、プロセッサにて再生される信号の品質を維持するための、DSP部に入力される各チャンネル信号に相当するデジタル電気信号に対するスキューの余裕度を広げることも、他の目的ととらえることもできる。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成又は作用により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本案件の他の目的として位置づけることができる。
たとえば、以下の手段を用いる。
(1)多値位相変調光を復調するとともにアナログ/デジタル変換して得られる、同相信号および直交信号について、それぞれ、デジタル信号処理により位相制御を行なう位相制御部と、位相制御部の出力に基づき、フィードバック制御によって、前記位相制御により前記同相信号および前記直交信号の間のスキューが補償される該位相制御部での制御量を決定し、決定した制御量を該位相制御部に与える制御量付与部と、をそなえ、該位相制御部は、N(Nは3以上の整数)タップの有限インパルス応答フィルタである、信号処理装置を用いることができる。
(2)多値位相変調光を受信して同相信号および直交信号を光信号として出力する受信部と、受信手段から出力された光信号の同相信号および直交信号について、光電変換処理によりそれぞれアナログ電気信号に変換する光電変換部と、アナログ電気信号の同相信号と直交信号とをそれぞれデジタル電気信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、アナログ/デジタル変換部でデジタル電気信号に変換された同相信号および直交信号について、それぞれ、デジタル信号処理により位相制御を行なう位相制御部、および、位相制御部にて位相制御が行なわれた同相信号および直交信号をもとにデータリカバリを行なうデータリカバリ部、を含むプロセッサと、位相制御部の出力に基づき、フィードバック制御によって、前記位相制御により前記同相信号および前記直交信号の間のスキューが補償される該位相制御部での制御量を決定し、決定した制御量を該位相制御部に与える制御量付与部と、をそなえ、該位相制御部は、N(Nは3以上の整数)タップの有限インパルス応答フィルタである、光受信装置を用いることができる。
開示の技術によれば、光フロントエンド部と、デジタル電気信号について処理を行なうプロセッサと、の間の各チャンネルの経路に生じたスキューを補償することができる利点がある。
また、プロセッサにて再生される信号の品質を維持するための、プロセッサに入力される各チャンネル信号に相当するデジタル電気信号に対するスキューの余裕度を広げることができる利点もある。
コヒーレント光受信機の構成の例を示す図である。 I信号およびQ信号間でのスキューが、再生されるデータの品質に影響を与える場合があることを説明するための図である。 第1実施形態の光受信装置を示す図である。 第1実施形態における制御量付与部の一例を示す図である。 IQスキューの補償について説明するための図である。 第1実施形態の動作を説明するフローチャートである。 第1実施形態における効果を説明するための図である。 第1実施形態における位相制御部の変形例を示す図である。 第2実施形態の光受信装置を示す図である。 第2実施形態のスキュー検出部の一例を示す図である。 第2実施形態における制御量付与部の一例を示す図である。 第2実施形態の動作を説明するフローチャートである。 第3実施形態の光受信装置を示す図である。 第3実施形態における制御量付与部の一例を示す図である。 第3実施形態の動作を説明するフローチャートである。 第4実施形態の光受信装置を示す図である。 他の実施形態における動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照することにより、本案件の実施の形態を説明する。ただし、開示の技術は、下記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変形することが可能である。
〔A〕第1実施形態
・対比例
図1に光受信装置(コヒーレント光受信機)1の構成の例を示す。図1に例示する光受信装置1は、コヒーレント光送受信システムに適用することができる。コヒーレント受信機1としては、互いに直交する2つの偏波成分に各々データを持つ受信信号(光信号)を受信するとともに、電気信号に変換された信号を用いてデータを再生する。
このために、コヒーレント光受信機1は、例えば、光ハイブリッド2,光電変換部3−i(i=1〜4),トランスインピーダンスアンプ(TIA)4−i,アナログ/デジタル変換部(ADC)5−iおよびDSP(Digital Signal Processor)6をそなえる。
光ハイブリッド2は、光源(LD:Laser Diode)2aからの光を局部発振光(LO光)として用いて、互いに直交する2つの偏波成分に各々データを持つ受信信号(光信号)を受信し、4チャンネルの光信号として出力する。即ち、光ハイブリッド2は、偏波多重を適用した光位相変調光をデモジュレートするための光コヒーレントミキサである。
図1に例示する光ハイブリッド2は、各々の偏波成分ごとに同相信号(I信号)および直交信号(Q信号)を出力するようになっており、それぞれ図示のチャンネル♯1〜♯4を対応付けることができる。例えば、X偏波成分についてのI信号およびQ信号にそれぞれチャンネル♯1,♯2を対応付けるとともに、Y偏波成分についてのI信号およびQ信号にそれぞれチャンネル♯3,♯4を対応付けることができる。
光電変換部3−iは例えばPD(Photo Detector)であり、それぞれ、チャンネル♯iの光信号を受光し、受光レベルに応じたアナログ電流信号を出力する。一例として、光ハイブリッド2から出力される各チャンネル♯iの光信号が、互いに位相が反転された2出力の光信号である場合には、各光電変換部3−iにはバランスドレシーバを適用することができる。
TIA4−iは、それぞれ、光電変換部3−iからの電流信号についてアナログ電圧信号に変換する。ADC5−iは、それぞれ、TIA4−iからの電気信号について多ビットのデジタル信号に変換してDSP6に導く。尚、TIA4−iとADC5−iとの間には適宜アンプ等を介装することとしてもよい。
DSP6は、プロセッサであり、データリカバリ(Data Recovery)部6aおよびディシジョン(Decision)部6bをそなえる。データリカバリ部6aは、ADC5−iからのデジタル信号について、それぞれFIR(Finite Impulse Response)フィルタ等による信号処理を行なって信号歪みを補償し、データを再生する。又、ディシジョン部6bにおいては、データリカバリ部6aで再生されたデータ用いて信号点判定を行なう。
なお、データリカバリ部6aでの信号歪みの補償処理には、例えば、群遅延速度差、偏波モード分散、光コヒーレント受信の周波数オフセット補償、キャリア位相補正等が含まれる。
DSP6においては、FIRフィルタの代わりにIIRフィルタを用いても同様な結果を得ることができる。FIRフィルタおよびIIRフィルタ等を併せて「フィルタ」と呼ぶことがある。DSPはプロセッサであるが、このプロセッサは論理回路で構成してもよく、また多値位相変調信号の伝送速度や信号処理を行う処理速度にもよるがFPGAなどで構成することもできる。つまり、プロセッサは論理回路およびFPGA等を含む。尚、ここで補償しようとする波形歪みには、例えば光伝送路における波長分散、偏波モード分散、SPM(Self Phase Modulation)等に起因するものを含めることができる。
このような構成により、図1に示すコヒーレント受信機1では、互いに直交する2つの偏波方向に独立して多値位相変調(例えば、QPSK変調)された光信号について光コヒーレント受信される。
すなわち、光ハイブリッド2では、上述の多値位相変調光を受信し、4チャンネルに対応付けられる偏波成分ごとのI信号,Q信号を出力する。そして、光電変換部3−i,TIA4−iおよびADC5−iにおける処理を経て、各チャンネル対応のデジタル電気信号としてDSP6に入力される。
このとき、DSP6に入力される各チャンネルのデジタル信号間にスキュー(遅延時間差)が生じうる。このスキューは、上述の光ハイブリッド2の出力端からDSP6の入力端に至る各チャンネルの信号経路をなす素子3−i〜5−iや、素子間をつなぐケーブル等の個体差がその要因に含まれているととらえることができる。そして、このスキューは、DSP6において再生されるデータの品質に影響を及ぼしうる。
図2は、I信号およびQ信号間でのスキュー(IQスキュー)が、再生されるデータの品質に影響を与える場合があることを説明するための図である。例えば、ADC5−1,5−2から、スキューの発生していないI信号,Q信号のサンプリングデータが入力された場合には(図2の(a),(b)における丸印参照)、IQコンスタレーションマッピング上においては、図2の(c)における丸印の位置の信号点となる。この場合は、DSP6では、この丸印の信号点に示すような適正な位置に配置された信号点を得ることができる。
これに対し、ADC5−1,5−2から、スキューの発生したI信号,Q信号のサンプリングデータが入力された場合には(図2の(a),(b)における三角印参照)、IQコンスタレーションマッピング上においては、図2の(c)における三角印の位置の信号点となる。この場合には、DSP6では、信号点の位置は適正な位置からずれることになる。
このように、位相角度にデータをマッピングする方式、および、DSP6において位相成分を含むデジタル信号を用いて処理を行なう方式においては、IQスキューの存在が営巣に影響を与えるので、再生されるデータの品質に影響を及ぼしうる。換言すれば、コヒーレント受信機1での受信性能に影響を与えうる。
上述のごときサンプリングデータのスキューを補償する機能を有しないDSP6においては、入力される各チャンネルのデジタル信号間のスキューに許容される余裕度は、求められる再生データの品質を具備するためシビアなレベルが求められる。
・第1実施形態について
そこで、第1実施形態の光受信装置(コヒーレント光受信機)10においては、図3に例示するように、データリカバリ部6aの前段において、ADC5−iから入力されるサンプリングデータのスキューを補償するための位相制御部6cを含むDSP16をそなえる。尚、図3中、図1に示したTIA4−iについては図示が省略されている。他の実施形態にかかる図においても同様である。
すなわち、位相制御部6c−iは、ADC5−iからの対応するサンプリングデータについて、後述の制御量付与部17から与えられる制御量に基づく位相制御を行なうことにより、サンプリングデータのスキューを補償する。
なお、図3に例示するデータリカバリ部6aにおいて、GVDC(Group Velocity Dispersion Compensator)16a−1,16a−2は、それぞれ、各偏波成分について、群速度分散(Group Velocity Dispersion)による光パルス歪を補償する回路である。以下、例えば、図中「−1」付きの符号はX偏波成分について、「−2」付きの符号はY偏波成分についての回路とすることができる。
また、データリカバリ部6aにおいて、PMDC(Polarization-Mode Dispersion Compensator)16bは、直交する2つの偏波の間に生じる群遅延時間差による光パルスの歪を補償するとともに、偏波分離を行なう回路である。
さらに、データリカバリ部6aにおいて、FOC(Frequency Offset Compensator)16c−1,16c−2は、信号点配置の位相回転を補償し、信号点配置を固定させる回路である。位相回転は、光コヒーレント通信において、送信側レーザ(信号光)と受信側レーザ(局部発振光)の周波数が異なる場合に引き起こされる。
また、データリカバリ部6aにおいて、CPR(Career Phase Recovery)16d−1,16d−2は、光コヒーレント通信において送信側レーザと受信側レーザの位相が異なる場合に生じる、信号点配置の位相ずれを正規の位置に戻す回路である。
さらに、ディシジョン部6bにおいては、データリカバリ部6aで上述のごとくデータリカバリされた各チャンネル信号の値をもとに信号点判定を行なう。ディシジョン部6bにおいて、16e−1は、X偏波成分について信号点判定を行なうディシジョン回路であり、16e−2は、Y偏波成分について信号点判定を行なうディシジョン回路である。
ところで、位相制御部6c−iは、それぞれ、図4に例示するような有限インパルス応答フィルタ(FIRフィルタ)とすることができる。この図4に例示するFIRフィルタ6c−iは、3タップのフィルタであって、制御量付与部17にて各タップにおける乗算係数を与えるようになっている。
すなわち、各位相制御部6c−iは、等価的に、遅延器11−1,11−2,乗算器12−1〜12−3および加算器13を含む。遅延器11−1は、入力されるサンプリングデータを1タップ遅延させ、遅延器11−2は、遅延器11−1で1タップ遅延されたサンプリングデータを更に1タップ遅延させる。
乗算器12−1は、遅延器11−1,11−2での遅延を受けていない(直近に入力された)サンプリンリングデータと、係数算出部9−1で算出、設定される係数値と、を乗算する。一方、乗算器12−2は、遅延器11−1から出力されたサンプリングデータと、後述の係数算出部9−2で算出、設定される係数値と、を乗算する。
さらに、乗算器12−3は、遅延器11−2から出力されたサンプリングデータと、係数算出部9−3で算出、設定される係数値と、を乗算する。そして、加算器14は、3つの乗算器13−1〜13−3での乗算結果を加算し、位相制御された(スキューについての補償処理が施された)サンプリングデータとして出力する。
なお、係数算出部9−1〜9−3は後述するように制御量付与部17の要素である。位相制御部6c−iにおいては、係数算出部9−1〜9−3にて算出され、与えられる係数値について一旦格納しておくようにしてもよい。
また、制御量付与部17は、位相制御部6c−iからの出力に基づき、当該位相制御部6c−iでの位相制御量を与える。第1実施形態においては、位相制御部6−iの出力側に設けられたデータリカバリ部6aでデータリカバリが行われた結果をもとに、上述の位相制御量を位相制御部6c−iに与える。
このため、制御量付与部17は、Qモニタ17aおよび制御量決定部17bをそなえる。第1実施形態においては、偏波多重された光信号を受信するようになっているので、各偏波成分におけるIQスキューの補償のためのQモニタ17aおよび制御量決定部17bを個別に設けることができる。尚、制御量付与部17は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアのいずれにおいても実現可能である。
たとえば、X偏波成分およびY偏波成分についてのQ値をモニタするため2つのQモニタ17aをそなえることができる。又、各チャンネル信号の位相制御を行なう位相制御部6c−1〜6c−4に対応して、4つの制御量決定部17bをそなえることができる。そして、X,Y偏波成分についてのQ値のモニタ結果から、それぞれ、X,Y偏波成分についてのIQスキューを補償することができる。
なお、X偏波成分についてのIQスキューの補償については、位相制御部6c−1の係数設定によるX偏波成分のI信号の位相制御と、位相制御部6c−2の係数設定によるX偏波成分のQ信号の位相制御と、のいずれか一方を行なうか、又は双方を行なうことで実現することができる。Y偏波成分についてのIQスキューの補償についても同様のことがいえる。
ここで、Qモニタ17aは、データリカバリ部6aでデータリカバリされた各チャンネルの信号から、2つの偏波成分ごとのQ値(X偏波成分の値Qx,Y偏波成分の値Qy)をモニタする。換言すれば、Qモニタ17aは、データリカバリ部6aからの出力から再生データの品質をモニタする品質モニタの一例である。
品質モニタの他の例としては、例えば、ディシジョン部6bの後段に備えられるFEC(Forward Error Correction)回路でカウントされる、エラー訂正個数を上述の品質モニタ値として用いてもよい。即ち、当該FEC回路は品質モニタの他の例である。
また、制御量決定部17bは、Qモニタ17aからのQ値をもとに、偏波成分ごとのI信号およびQ信号のサンプリングデータについて、スキュー補償のための位相制御量を決定し位相制御部6c−iに設定する。第1実施形態においては、偏波多重された光信号を受信するようになっているので、各偏波成分におけるIQスキューの補償のために、個別に制御量決定部17bを設けることができる。
ここで、一つのチャンネル信号の位相制御に着目すると、制御量決定部17bは、図4に例示するように、係数の設定対象となる位相制御部6−iごとに、補償量制御部7,正規化部8および係数算出部9−1〜9−3をそなえる。
補償量制御部7は、Qモニタ17aからのQ値から補償すべき位相シフト量を得る。即ち、Qモニタ17aからのQ値を、補償すべき位相シフト量(またはIおよびQ信号間の位相誤差)に引きなおす。例えば、X偏波成分の値Qxに基づき、X偏波成分のI信号およびQ信号(この場合にはチャンネル♯1,♯2)についてのスキューの補償のための位相シフト量を得る。同様に、Y偏波成分の値Qyに基づき、Y偏波成分のI信号およびQ信号(この場合にはチャンネル♯3,♯4)についてのスキューの補償のための位相シフト量を得る。
偏波成分ごとのIQスキューを補償するには、相対的な位相誤差が補償されれば足りるので、例えば、各偏波成分におけるI信号およびQ信号のサンプリングデータのいずれか一方について、位相制御のための補償量を与えるようにしてもよい。もちろん、IおよびQ信号の双方について位相制御のための補償量を得るようにしてもよい。
なお、補償量制御部7においては、例えば、上述のQモニタ17aからのモニタ結果が最適となるように位相シフト量の設定を行なうようにしてもよいし、モニタ結果から所定の演算等を通じて位相シフト量を導出するようにしてもよい。
正規化部8は、補償量制御部7で取得した位相シフト量について正規化(規格化)する。例えば、1シンボル時間の1/2の時間に相当する周期でADC5−iでのサンプリングを行なう場合には、2×(1/サンプリングレート)が位相シフト量1となるように、位相シフト量を規格化することができる。尚、補償量制御部7において上述のごとき正規化された位相シフト量δが得られる場合には、正規化部8は適宜省略してもよい。
係数算出部9−1〜9−3は、正規化部8にて正規化された位相シフト量δを用いて、位相シフトされたサンプリングデータを得るためのフィルタ係数を導出する。図5は、図4に示す係数算出部9−1〜9−3で計算されるフィルタ係数導出式について説明する図である。
この図5に示すように、二次関数による補完式を用いて1シンボルあたり2個のサンプリング点でデータリカバリを行なう場合を想定する。この場合には、サンプリング点の間隔は1シンボルの間隔の1/2とすることができる。3点の連続するサンプルポイントを通る曲線は二次関数V=αt+βt+γで近似できる。
この場合においては、サンプリングデータV2,V1,V0におけるタイミングt2,t1,t0については、それぞれ式(1)〜(3)に示すようにあらわすことができる。ここで、δは、最適サンプリングタイミングに対する、サンプリングタイミングt1との差分であり、このδが補償すべきスキュー量にあたる。
t0=δ−1/2 (1)
t1=δ (2)
t2=δ+1/2 (3)
また、そして、最適なタイミングをt=0とし、そのときのサンプリングデータをVoptと置くと、上述の二次関数の補完式からVopt=V(0)=γである。これにより、Voptを、式(4)に示すようにV0〜V2と係数C0〜C2とを用いた式であらわしたときには、係数C0〜C2はそれぞれ式(5)〜(7)のようにあらわすことができる。
Vopt=C0V0+C1V1+C2V2 (4)
C0=2δ+δ (5)
C1=1−4δ (6)
C2=2δ−δ (7)
すなわち、図4に示すような3タップのFIRフィルタである位相制御部6c−iが、上述の式(5)〜(7)に示す係数C0〜C2が与えられることにより、式(4)に相当する最適な位相シフトが与えられたときのサンプリングデータについての補完値を得ることができるようになる。この場合においては、式(5)〜(7)の係数はそれぞれ係数設定部9−1〜9−3で設定されるようになっている。
なお、第1実施形態の位相制御部6c−iにおいては、図4に例示するような3タップのFIRフィルタで構成されているので、3点のサンプル点V2,V1,V0で2次関数補完によるリアルタイムサンプルを行なっている。
位相制御部6c−iの一つをなすFIRフィルタとしては、図8に例示するような、Nタップ(Nは3以上)のものとしてもよい。この図8に例示するFIRフィルタは、遅延器11−k(k;1〜N−1),乗算器12−m(m;1〜N)および加算器13を含む。この場合には、サンプリングデータについて(N−1)次関数での補完を行なうことで、最適なスキューが得られるときのサンプリングデータの補完値を得ることができる。
上述のごとき構成を有する光受信装置10においては、例えば図6のフローチャートに例示するように、チャンネル間でのスキューの補償が行われる。まず、制御量付与部17の制御量決定部17bにおいて、各位相制御部6c−iごとに初期値の係数を設定する。例えば、図4に示すように、位相制御部6c−1の係数を設定する補償量制御部7および正規化部8により、係数設定部9−1〜9−3における係数導出のためのδの初期値を設定する(ステップA1)。
なお、δは、IQ信号のいずれか一方を基準とした他方の位相ずれの量であり、その初期値としては、δの値について変動可能な範囲内における最小値付近の値又は最小値を設定することができる。
位相制御部6c−iにおける係数が初期値に設定されると、Qモニタ17aにおいては、そのときのQ値(Qx,Qy)をモニタし、そのモニタ結果を制御量決定部17bの補償量制御部7に出力する。補償量制御部7では、上述のモニタ結果のQ値を変数Qpreの記憶領域に記憶しておく(ステップA2)。
つぎに、補償量制御部7においては、対応する位相制御部6c−iの係数設定について、係数設定部9−1〜9−3における係数導出のためのδの値をΔδだけ増加(ステップA3)。
位相制御部6c−iにおける係数が上述のδの変更により変更されると、Qモニタ17aにおいては、そのときのQ値(Qx,Qy)をモニタし、そのモニタ結果を制御量決定部17bの補償量制御部7に出力する。補償量制御部7では、上述のモニタ結果のQ値を変数Qの記憶領域に記憶しておく(ステップA4)。尚、上述の変数Qpre,Qの記憶領域については、補償量制御部7の内部にそなえてもよいし、外部にそなえてもよい。
そして、補償量制御部7においては、上述の記憶領域に記憶されているQpreおよびQの大小を比較する(ステップA5)。ここで、δの値をずらしたときのモニタ値であるQが、初期係数値のときのQpreよりも大きい場合には(ステップA5のyesルート)、更にδをずらしてδの最適値探索を続行する。即ち、変数Qの値を変数Qpreとして更新、記憶して(ステップA6)、係数導出のためのδの値をΔδだけさらにずらし、Qモニタ17aでのQ値測定を行なう(ステップA6からステップA3,A4)。
一方、δの値をずらしたときのモニタ値であるQが、上述のQpre以下となった場合には、(ステップA5のnoルート)、そのときのδの値が最適値付近の値であるととらえることができる。そこで、係数導出のためのδの値を−Δδ(前回と反対側の方向にΔδ)だけずらして1ループ前の状態に戻すとともに(ステップA7)、そのときのQモニタ17aでのQ値測定を行なった値をQpreに記憶する(ステップA6)。
これにより、δおよびQpreの値を1ループ前の状態に戻す。更に、その後、δの値をΔδだけずらして、前述のQがQpre以下となったときの値とし(ステップA3)、そのときのQモニタ17aでモニタされたQ値をQpreに記憶する(ステップA4)。
このように、Qモニタ17aでのモニタ値Qが、上述のQpre以下となった場合には(ステップA5のnoルート)、δおよび変数Qpreの値を直前の値に戻してから(ステップA7,ステップA6)、もとのループ(ステップA3)に戻す。これにより、δの値を、Q値が最適値付近に安定化できるような値とすることができる。
δとして変動可能な範囲の最小値付近から制御を開始すると、スキューの値は良好な方向に変動するので、Q値の特性としても増大する方向に変動すると想定できる。従って、Q値が上昇し切った周辺においてモニタ値QがQpre以下となると捕らえられるので、その時点でδの値を増大させるループ(ステップA5のyesルート)を終了させるのである。
補償量制御部7(および正規化部8)において、上述のごとくδの値を制御することを通じて、位相制御部6c−iでの位相シフト量を、Q値を最適とする値として、IQスキュー量を最適化できるようになる。
図7のAは、第1実施形態における光受信装置10におけるIQスキューの補償により、入力される各チャンネルのデジタル信号間のスキューに許容される余裕度についてのシミュレーション結果の一例を示す図である。又、図7のBは、スキューを補償する機能を有しないDSP6(図1参照)を有する光受信装置1の場合のシミュレーション結果を示す図である。
この図7のBに示すように、サンプリングデータのスキューを補償する機能を有しないDSP6においては、入力される各チャンネルのデジタル信号間のスキューに許容される余裕度は、求められる再生データの品質を具備するためシビアなレベルが求められる。例えば、図7のL1程度のQファクタを、求められる品質とする場合には、IQスキューの余裕度は、少なくともR1の範囲よりも小さいことが読み取れる。
これに対し、図7のAに示すように、IQスキューの補償を行なう機能を有する光受信装置10(図3参照)の場合には、入力される各チャンネルのデジタル信号間のスキューに許容される余裕度をBの場合よりも大きくすることができる。例えば、上記L1程度のQファクタを、求める品質とする場合には、IQスキューの余裕度は、少なくともR1よりも大きいR2を超える範囲に広げられることが読み取れる。
上述のシミュレーション結果においては、伝送路の波長分散量をある既定量とするとともに、4チャンネルの信号のうちの1チャンネルの信号にのみ遅延を与えた場合のシミュレーション結果である。伝送路の波長分散量を他の値にした場合や、2チャンネル以上の信号に遅延を与えた場合においても、スキュー補償を行なう機能(位相制御部6c−i)をDSP16に搭載することにより、同様のスキュー余裕度を得ることができるようになる。
また、位相制御部6c−iをデータリカバリ部6aとともにDSP16に一体としてそなえられているので、位相制御部6c−iの機能を外部にそなえた場合に比べて、データリカバリ部6aとの間の配線により生じるスキュー等を考慮する必要がなくなり、装置規模の縮小化や、システム設計を容易にすることが可能になる。又、位相制御部6c−iはデータリカバリ部6aの前段に備えられているので、データリカバリ部6aにおいてはスキューの影響が補償されたのちの信号についてデータリカバリ処理を行なうことが可能になり、信号品質の改善をもたらすことが可能である。
このように、第1実施形態によれば、光フロントエンド部と、デジタル電気信号について処理を行なうDSP部と、の間の各チャンネルの経路に生じたスキューを補償することができる利点がある。
また、DSP16にて再生される信号の品質を維持するための、DSP16に入力される各チャンネル信号に相当するデジタル電気信号に対するスキューの余裕度を広げることができる利点もある。
〔B〕第2実施形態
図9は第2実施形態における光受信装置20を示す図である。この図9に示す光受信装置20は、第1実施形態における光受信装置10(図3参照)と比べ、制御量付与部27が異なっている。尚、その他の要素については基本的に同様であり、図中、図3と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
第2実施形態の制御量付与部27についても、位相制御部6c−iの出力に基づき、当該位相制御部6c−iでの制御量を与えるものであるが、第1実施形態の場合と異なり、スキュー検出部(Skew detector)27aおよび制御量決定部27bをそなえている。
また、第2実施形態においても、偏波多重された光信号を受信するようになっているので、各偏波成分におけるIQスキューの補償のために、個別にスキュー検出部27aおよび制御量決定部27bを設けることができる。尚、制御量付与部27は、第1実施形態の場合と同様に、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアのいずれにおいても実現可能である。
一方の偏波成分のIQスキューの検出に着目すると、スキュー検出部27aは、位相制御部6c−iから出力されGVDC16a−1(又は16a−2)にて群速度分散が補償されたI信号およびQ信号の間に残存するスキューを検出する。又、制御量決定部27bは、スキュー検出部27aでのスキューの検出結果を用いて位相制御部6c−iの制御量を決定し位相制御部6c−iに出力する。
スキュー検出部27aは、例えば下記の式(8)に従って、IQ信号間のスキュー(IQskew)を検出する。ここで、dataI(n)はGVDC16a−1(又は16a−2)からのn番目のI信号のサンプリングデータを、dataQ(n)はn番目のQ信号のサンプリングデータを示している。従って、dataI,dataQに付されたカッコ内の値が、n−1のときはnよりも1タップ前に相当し、n−2のときはnよりも2タップ前に相当している。又、average(x)は、xの平均化を示す。
IQskew=average((dataQ(n−2)−dataQ(n))・dataQ(n−1))
−average((dataI(n−2)−dataI(n))・dataI(n−1))
(8)
このため、スキュー検出部27aは、等価的に、2タップ遅延器121i,121q,1タップ遅延器122i,122q,125i,125q,加算器123i,123q,129,乗算器124i,124q,カウンタ126i,126q,セレクタ127i,127q,平均化回路128i,128qおよび加算器129をそなえる。
すなわち、スキュー検出部27aは、I信号,Q信号から平均化された値を演算するための互いに対応する構成要素を有している。以下、I信号について平均化する構成に着目して説明するが、Q信号について平均化する構成についても同様の説明が可能である。
ここで、2タップ遅延器121i,1タップ遅延器122i,加算器123iおよび乗算器124iにおいて、(dataI(n−2)−dataI(n))・dataI(n−1)を演算する。
そして、カウンタ(1ビットカウンタ)126iにおいては、サンプリングクロックに同期した1ビットの交番信号「1」,「0」,「1」,…を出力する。このとき、カウンタ126iが「1」のときには、セレクタ127iでは対応する演算結果について遅延器125iを経由しないものをそのまま平均化回路128iに出力している。一方、カウンタ126iが「0」のときには、セレクタ127iでは対応する演算結果について遅延器125iを経由したものを平均化回路128iに出力している。
平均化回路128iにおいては、現在および1タップ前の上述の演算結果を平均することにより、式(8)における減算する項を導出する。同様に、平均化回路128qにおいては、式(8)における減算される項を導出する。これにより、加算器129では、上述の2つの項の差を演算し、IQスキューの検出値として出力する。
上述のごとく検出されたIQスキューついては、制御量決定部27bに入力される。制御量決定部27bでは、スキュー検出部27aで検出されたIQスキューに基づいて、対応する位相制御部6c−iへの係数を設定制御する。
ここで、一つのチャンネル信号におけるIQスキューの補償機能に着目すると、制御量決定部27bは、等価的に、図11に示すような構成をそなえる。即ち、制御量決定部27bは、前述の図4における符号7に対応する補償量制御部7′をそなえるとともに、図4に示すものとほぼ同様の正規化部8および係数算出部9−1〜9−3をそなえる。
補償量制御部7′は、スキュー検出部27aにて検出されたIQスキューの値から補償すべき位相シフト量を得る。即ち、スキュー検出部27aからのIQスキュー値を、補償すべき位相シフト量(またはIおよびQ信号間の位相誤差)に引きなおす。このために、検出されたIQスキューの量について、乗算により位相シフト量に変換するための制御パラメータAを設定しておく。
図12は、制御量付与部27における係数設定の一例について説明するためのフローチャートである。まず、制御量付与部27の制御量決定部27bにおいて、各位相制御部6c−iごとに初期値の係数を設定する。例えば、補償量制御部7′および正規化部8により、係数設定部9−1〜9−3における係数導出のためのδの初期値を設定する。そして、IQスキューの検出値から補償量制御部7′における位相シフト量を得るための制御パラメータAを設定する(ステップB1)。
位相制御部6c−iにおける係数が初期値に設定されると、スキュー検出部27aにおいては、そのときのIQスキューを検出し、その検出結果を制御量決定部27bの補償量制御部7′に出力する。補償量制御部7′では、上述の検出結果の値を変数Mskewの記憶領域に記憶しておく(ステップB2)。尚、上述の変数Mskewの記憶領域については、補償量制御部7′の内部にそなえてもよいし、外部にそなえてもよい。
つぎに、補償量制御部7′においては、位相制御部6c−iにおいて設定する位相シフト量について、記憶領域に格納されたMskewに制御パラメータAを乗算し、正規化部8で乗算結果Mskew×Aに応じたδを得る。このδは、前述したように、係数設定部9−1〜9−3における係数導出のために用いられるものである。これにより、係数設定部9−1〜9−3を通じ、位相制御部6c−iでのフィルタ係数を設定することができる(ステップB3)。
以降、同様に、スキュー検出部27aでIQスキュー値を検出し、検出したIQスキュー値に制御パラメータAを乗算して、位相シフト量を得、位相制御部6c−iでの係数設定に反映させる(ステップB3からステップB2)。これにより、IQスキュー量が最適化されるようになる。
このように、第2実施形態においても、光フロントエンド部と、デジタル電気信号について処理を行なうDSP部と、の間の各チャンネルの経路に生じたスキューを補償することができる利点がある。
また、DSP16にて再生される信号の品質を維持するための、DSP16に入力される各チャンネル信号に相当するデジタル電気信号に対するスキューの余裕度を広げることができる利点もある。
〔C〕第3実施形態
図13は第3実施形態における光受信装置30を示す図である。この図13に示す光受信装置30は、第1,第2実施形態における光受信装置10,20(図3,図9参照)と比べ、制御量付与部37が異なっている。尚、その他の要素については基本的に同様であり、図中、図3,図9と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、制御量付与部37は、第1実施形態の場合と同様のQモニタ17aと、第2実施形態の場合と同様のスキュー検出部27aと、制御量決定部37bと、をそなえる。制御量決定部37bは、上述のQモニタ17aにおけるモニタ結果およびスキュー検出部27aでのスキューの検出結果を用いて、位相制御部6c−iでの制御量を決定し位相制御部6c−iに出力する。
ここで、一つの偏波成分におけるIQスキューの補償機能に着目すると、制御量決定部37bは、等価的に、図14に示すような構成をそなえる。即ち、制御量決定部37bは、前述の図4,図11における符号7,7′にそれぞれ対応する補償量制御部7Aをそなえるとともに、図4に示すものとほぼ同様の正規化部8および係数算出部9−1〜9−3をそなえる。
補償量制御部7Aは、Qモニタ17aでモニタされたQ値と、スキュー検出部27aにて検出されたIQスキューの値と、を併用して補償すべき位相シフト量を得る。制御量付与部37における係数設定の一例について図15のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御量付与部37の制御量決定部37bにおいて、各位相制御部6c−iごとに初期値の係数を設定する。例えば、図14に示すように、補償量制御部7Aおよび正規化部8により、係数設定部9−1〜9−3における係数導出のためのδの初期値を設定する。そして、IQスキューの検出値から補償量制御部7Aにおける位相シフト量を得るための制御パラメータAを設定する(ステップC1)。尚、上述のδの初期値としては前述の第1実施形態の場合と同様に、δの値として変動可能な範囲における最小値付近又は最小値とすることができる。
位相制御部6c−iにおける係数が初期値に設定されると、制御量決定部37bでは、Qモニタ17aからのモニタ値を用いた係数制御を第1に行なう。即ち、Qモニタ17aにおいては、そのときのQ値(Qx,Qy)をモニタし、そのモニタ結果を制御量決定部17bの補償量制御部7に出力する。補償量制御部7では、上述のモニタ結果のQ値を変数Qpreの記憶領域に記憶しておく(ステップC2)。
つぎに、補償量制御部7Aにおいては、対応する位相制御部6c−iの係数設定について、係数設定部9−1〜9−3における係数導出のためのδの値をΔδだけずらす(ステップC3)。
位相制御部6c−iにおける係数が上述のδの変更により変更されると、Qモニタ17aにおいて、そのときのQ値(Qx,Qy)をモニタし、そのモニタ結果を制御量決定部37bの補償量制御部7Aに出力する。補償量制御部7Aでは、上述のモニタ結果のQ値を変数Qの記憶領域に記憶しておく(ステップC4)。尚、上述の変数Qpre,Qの記憶領域については、補償量制御部7Aの内部にそなえてもよいし、外部にそなえてもよい。
そして、補償量制御部7Aにおいては、上述の記憶領域に記憶されているQpreおよびQの大小を比較する(ステップC5)。ここで、δの値をずらしたときのモニタ値であるQが、初期係数値のときのQpreよりも大きい場合には(ステップC5のyesルート)、前回と同じずらし方向にδをずらしてδの最適値探索を続行する。即ち、変数Qの値を変数Qpreとして記憶して(ステップC6)、係数導出のためのδの値を前回と同じ方向にΔδだけさらにずらし、Qモニタ17aでのQ値測定を行なう(ステップC6からステップC3,C4)。
一方、δの値をずらしたときのモニタ値であるQが、初期係数値のときのQpre以下となった場合には、(ステップC5のnoルート)、制御量決定部37bでは、スキュー検出部7aからのモニタ値を用いた係数制御に移行する。
すなわち、スキュー検出部27aにおいては、そのずらしたδの値のときのIQスキューを検出し、その検出結果を制御量決定部37bの補償量制御部7Aに出力する。補償量制御部7Aでは、上述の検出結果の値を変数Mskewの記憶領域に記憶しておく(ステップC7)。尚、上述の変数Mskewの記憶領域については、補償量制御部7Aの内部にそなえてもよいし、外部にそなえてもよい。
つぎに、補償量制御部7Aにおいては、位相制御部6c−iにおいて設定する位相シフト量について、記憶領域に格納されたMskewに制御パラメータAを乗算し、正規化部8で乗算結果Mskew×Aに応じたδを得る。このδは、前述したように、係数設定部9−1〜9−3における係数導出のために用いられるものである。これにより、係数設定部9−1〜9−3を通じ、位相制御部6c−iでのフィルタ係数を設定することができる(ステップC8)。
以降、同様に、スキュー検出部27aでIQスキュー値を検出し、検出したIQスキュー値に制御パラメータAを乗算して、位相シフト量を得、位相制御部6c−iでの係数設定に反映させる(ステップC8からステップC7)。これにより、IQスキュー量が最適化されるようになる。
このように、第3実施形態においても、光フロントエンド部と、デジタル電気信号について処理を行なうDSP部と、の間の各チャンネルの経路に生じたスキューを補償することができる利点がある。
また、DSP16にて再生される信号の品質を維持するための、DSP16に入力される各チャンネル信号に相当するデジタル電気信号に対するスキューの余裕度を広げることができる利点もある。
〔D〕第4実施形態
図16は第4実施形態を示す図である。この図16に示す光受信装置40は、前述の図13に示す光受信装置30と比べ、位相制御部6c−iおよびGVDC16a−1,16a−2の機能を具備する構成とともに、制御量付与部47としての構成が異なっている。
すなわち、光受信装置40においては、図13とは異なるDSP46をそなえる。前述の位相制御部6c−iおよびGVDC16a−1,16a−2に代えて、信号処理部6d−1,6d−2をそなえる。又、制御量付与部47においても、前述の第3実施形態におけるもの(符号37参照)から機能が追加されている。尚、上記の相違点以外の構成については、前述の第3実施形態における光受信装置30と同様であり、図16中、図13と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、信号処理部6d−1は、X偏波成分について位相制御を行なう位相制御部6c−1,6c−2と、X偏波成分についての群速度分散について補償するGVDC16a−1の機能が一体とされたものである。又、信号処理部6d−2は、Y偏波成分について位相制御を行なう位相制御部6c−3,6c−4およびX偏波成分についての群速度分散について補償するGVDC16a−2の機能が一体とされたものである。
信号処理部6d−1,6d−2はそれぞれ、前述の図8に示したようなNタップのFIRフィルタとすることができる。即ち、信号処理部6d−1が有するフィルタの伝達関数Htotalx(ω)としては、式(9)に示すように、位相制御部6c−1,6c−2およびGVDC16a−1としての伝達関数が重畳されたものとすることができる。同様に、信号処理部6d−2が有するフィルタの伝達関数Htotaly(ω)としては、式(10)に示すように、位相制御部6c−3,6c−4およびGVDC16a−2としての伝達関数が重畳されたものとすることができる。
なお、下記の式(9),(10)において、HGVDCx(ω),HGVDCyは、それぞれ、前述の図13に示すGVDC16a−1,16a−2に相当する伝達関数である。又、HPSxは、それぞれ、図13に示す位相制御部6c−1,6c−2においてIQスキューを補償するための伝達関数である。例えば、位相制御部6c−1の係数を固定し位相制御部6c−2の係数を可変する場合には、位相制御部6c−2が有する伝達関数とすることができる。同様に、HPSyは、それぞれ、図13に示す位相制御部6c−3,6c−4においてIQスキューを補償するための伝達関数である。
制御量付与部47は、上述したようなFIRフィルタとしての信号処理部6d−1,6d−2に対してフィルタ係数を制御量として付与することにより、IQスキューおよびGVDCを補償する。このため、制御量付与部47は、Qモニタ17a,スキュー検出部27a,GVDモニタ47aおよび制御量決定部47bをそなえている。
ここで、Qモニタ17aおよびスキュー検出部27aは、それぞれ、第1,第2実施形態にて示したものと同様である。又、GVDモニタ47aは、PMDC16bの出力からX偏波成分およびY偏波成分ごとの群速度分散の値(GVDx,GVDy)をモニタする。
また、制御量決定部47bは、GVDモニタ47aからのX偏波成分についての群速度分散のモニタ値に基づいて、伝達関数HGVDCx(ω)に応じた群速度分散の補償量制御を、信号処理部6d−1におけるフィルタ係数の設定を通じて行なう。同様に、GVDモニタ47aからのY偏波成分についての群速度分散のモニタ値に基づいて、伝達関数HGVDCy(ω)に応じた群速度分散の補償量制御を、信号処理部6d−2におけるフィルタ係数の設定を通じて行なう。
また、制御量決定部47bにおいては、前述の第3実施形態における制御量決定部37bと同様に、信号処理部6d−1へのフィルタ係数の設定を通じて、X偏波成分のIQスキューの補償制御を行なう。又、信号処理部6d−2へのフィルタ係数の設定を通じて、Y偏波成分のIQスキューの補償制御を行なう。
具体的には、Qモニタ17aにてモニタされたQ値(Qx,Qy)およびスキュー検出部27aにて検出された各偏波成分のIQスキューの検出値を併用して、信号処理部6d−1,6d−2でのフィルタ係数の設定によりIQスキューの補償を行なっている。
換言すれば、制御量決定部47bでは、信号処理部6d−1へのフィルタ係数の設定を通じて、X偏波成分についてのIQスキューの補償とともに群速度分散の補償を行ない、信号処理部6d−2へのフィルタ係数の設定を通じて、Y偏波成分についてのIQスキューの補償とともに群速度分散の補償を行なうことができる。従って、信号処理部6d−1,6d−2は位相制御部の一例であり、PMDC16b,FOC16c−1,16c−2およびCPR16d−1,16d−2とともにデータリカバリ部の一例とすることができる。
このように、第4実施形態においても、前述の第3実施形態の場合と同様の利点を得ることができる。
〔E〕その他
上述の開示にかかわらず、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形することが可能である。
たとえば、上述の各実施形態においては、偏波多重された光信号について、X偏波成分およびY偏波成分についてのIQスキューを個別に補償しているが、偏波多重を伴わない光信号について光コヒーレント受信を行なう場合においても同様に適用可能である。
さらに、上述の各実施形態において、各偏波成分のIQスキューを補償する制御の前段において、X偏波成分およびY偏波成分の偏差について補償する処理を追加することとしてもよい。
一例として、前述の第1実施形態における光受信装置10の場合における処理を、図17に示すフローチャートを用いて説明する。まず、制御量付与部17の制御量決定部17bにおいて、各位相制御部6c−iごとに初期値の係数を設定する。この場合においては、X偏波成分およびY偏波成分間の偏差の初期値をδDとし、X偏波成分のIQスキューを最適補償するための初期値をδxとし、Y偏波成分のIQスキューを最適補償するための初期値をδyとしてそれぞれ設定する(ステップD1)。
そして、制御量付与部17においては、図17に例示するように、第1にX偏波成分およびY偏波成分間の偏差を補償する制御を行ない(ステップD2〜ステップD7)、次に、X偏波成分,Y偏波成分におけるIQスキューを補償する制御を順次行なう(ステップD8〜ステップD19)。尚、図17に示すシーケンスに限定されず、他の順序で制御を行なうようにしてもよい。
なお、δDは、位相制御部6c−1,6c−2に対する位相シフト量に対する位相制御部6c−3,6c−4に対する位相シフト量の偏差の初期値である。例えば、各偏波成分のIQスキューの補償を、Q信号についての位相制御部6c−2,6c−4の係数の制御を通じて行なう場合を想定する。
この場合には、制御量決定部17bをなす補償量制御部7および正規化部8(図4参照)を通じて、位相制御部6c−1ではδ=0が、位相制御部6c−2ではδ=δxが、それぞれ係数導出のための初期設定値として与えられる。同様に、位相制御部6c−3ではδ=δDが、位相制御部6c−4ではδ=δy+δDが、それぞれ係数導出のための初期設定値として与えられる。但し、X偏波成分およびY偏波成分間の偏差を補償する制御は開示の態様に限定されるものではない。
Qモニタ17aにおいては、上記のδ設定の場合におけるQ値(Qx,Qy)についてモニタする。補償量制御部7においては、モニタされたX偏波成分についてのQ値Qxと、Y偏波成分についてのQ値Qyと、の平均値を、「変数QpreD」として記憶領域に記憶しておく(ステップD2)。この記憶領域がそなえられる個所については補償量制御部7の内部でも外部でもよい。
つぎに、補償量制御部7においては、X偏波処理ライン上の位相制御部6c−1,6c−2と、Y偏波処理ライン上の位相制御部6c−3,6c−4と、の遅延差分設定値を、ΔδDだけずらす(ステップD3)。例えば、初期値設定直後においては、位相制御部6c−1,6c−2のδの設定はそのままに、位相制御部6c−3ではδ=δD+ΔδDが、位相制御部6c−4ではδ=δy+δD+ΔδDが与えられる。
そして、Qモニタ17aにおいて、上記のδ設定を変更した場合におけるQ値(Qx,Qy)についてモニタする。補償量制御部7においては、モニタされたX偏波成分についてのQ値Qxと、Y偏波成分についてのQ値Qyと、の平均値を、「変数QD」として記憶領域に記憶する(ステップD4)。尚、QpreD,QDの記憶領域がそなえられる個所については補償量制御部7の内部でも外部でもよい。
そして、補償量制御部7においては、上述の記憶領域に記憶されているQpreDおよびQDの大小を比較する(ステップD5)。ここで、δの値をずらしたときのモニタ値であるQDが、初期係数値のときのQpreDよりも大きい場合には(ステップD5のyesルート)、更にY偏波処理ライン上について、ΔδDだけずらして最適値探索を続行する。即ち、変数QDの値を変数QpreDとして更新、記憶して(ステップD6)、Y偏波処理ライン上において、係数導出のためのδの値をΔδDだけさらにずらし、Qモニタ17aでのQ値測定を行なう(ステップD6からステップD3,D4)。
上述の処理を、Y偏波処理ライン上におけるδの値をずらしたときのモニタ平均値であるQDが、上述のQpreD以下となるまで繰り返す。そして、QDがQpreD以下となった場合には、(ステップD5のnoルート)、Y偏波処理ライン上におけるδの設定を−ΔδDだけずらして、直前の値に戻す。このときの各位相制御部6c−iのフィルタ係数設定が、X偏波成分およびY偏波成分間の偏差を最適に補償するフィルタ係数設定に相当する。
つぎに、制御量付与部17では、前述の第1実施形態の場合と同様(図6のステップA2〜ステップA7参照)、X偏波処理ライン上における位相制御部6c−1,6c−2におけるフィルタ係数を、δの設定を通じて与える。これにより、X偏波成分についてIQスキューが最適補償されるように、位相制御部6c−1,6c−2でのフィルタ係数を設定することができる(ステップD7〜ステップD13)。
ついで、制御量付与部17では、上述のX偏波成分についての位相制御部6c−1,6c−2のフィルタ係数の設定と同様に、Y偏波処理ライン上における位相制御部6c−3,6c−4におけるフィルタ係数を、δの設定を通じて与える。これにより、Y偏波成分についてIQスキューが最適補償されるように、位相制御部6c−1,6c−2でのフィルタ係数を設定することができる(ステップD14〜ステップD19)。
なお、制御量決定部17bでは、Qモニタ17aからのモニタ結果をもとに、上述のXY偏波成分の間の偏差を補償する制御と(ステップD2〜ステップD7)、X偏波成分,Y偏波成分におけるIQスキューを補償する制御(ステップD8〜ステップD19)を、繰返し行なうようにしてもよい(ステップD19からステップD2)。
また、上述した実施形態の開示により、当業者は開示の装置を製造することが可能である。
1,10,20,30,40 光受信装置
2 光ハイブリッド
2a 局部発振光源
3−1〜3−4 光電変換部
4−1〜4−4 トランスインピーダンスアンプ
5−1〜5−4アナログ/デジタル変換部
6,16,46 DSP
6a データリカバリ部
6b ディシジョン部
6c−1〜6c−4 位相制御部
6d−1,6d−2 信号処理部
7,7′,7A 補償量制御部
8 正規化部
9−1〜9−3 係数設定部
11−1〜11−N−1 遅延器
12−1〜12−N 乗算器
13 加算器
16a−1,16a−2 GVDC
16b PMDC
16c−1,16c−2 FOC
16d−1,16d−2 CPR
16e−1,16e−2 ディシジョン回路
17,27,37,47 制御量付与部
17a Qモニタ
17b,27b,37b,47b 制御量決定部
27a スキュー検出部
47a GVDモニタ
121i,121q 2タップ遅延器
122i,122q,125i,125q 1タップ遅延器
123i,123q,129 加算器
124i,124q 乗算器
126i,126q カウンタ
127i,127q セレクタ
128i,128q 平均化回路
129 加算器

Claims (10)

  1. 多値位相変調光を復調するとともにアナログ/デジタル変換して得られる、同相信号および直交信号について、それぞれ、デジタル信号処理により位相制御を行なう位相制御部と、
    該位相制御部の出力に基づき、フィードバック制御によって、前記位相制御により前記同相信号および前記直交信号の間のスキューが補償される該位相制御部での制御量を決定し、決定した制御量を該位相制御部に与える制御量付与部と、をそなえ
    該位相制御部は、N(Nは3以上の整数)タップの有限インパルス応答フィルタである、信号処理装置。
  2. 該位相制御部はデジタル信号処理を行なうプロセッサからなる、請求項1記載の信号処理装置。
  3. 該プロセッサは、該位相制御部にて位相制御が行なわれた前記同相信号および前記直交信号をもとにデータリカバリを行なうデータリカバリ部を含む、請求項2記載の信号処理装置。
  4. 該制御量付与部は、
    該データリカバリ部からの出力から再生データの品質をモニタする品質モニタと、
    該品質モニタにおけるモニタ結果を用いて該位相制御部での前記制御量を決定し該位相制御部に出力する制御量決定部と、をそなえた、請求項3記載の信号処理装置。
  5. 該制御量付与部は、
    該位相制御部から出力される前記同相信号および前記直交信号の間に残存するスキューを検出するスキュー検出部と、
    該スキュー検出部での前記スキューの検出結果を用いて該位相制御部での前記制御量を決定し該位相制御部に出力する制御量決定部と、をそなえた、請求項1記載の信号処理装置。
  6. 該制御量付与部は、
    該データリカバリ部からの出力から再生データの品質をモニタする品質モニタと、
    該位相制御部から出力される前記同相信号および前記直交信号の間に残存するスキューを検出するスキュー検出部と、
    該品質モニタにおけるモニタ結果および該スキュー検出部での前記スキューの検出結果を用いて該位相制御部での前記制御量を決定し該位相制御部に出力する制御量決定部と、をそなえた、請求項3記載の信号処理装置。
  7. 前記多値位相変調光に含まれる群速度分散による歪みを補償する群速度分散補償部をそなえ、
    該位相制御部および該群速度分散補償部は、単一の前記有限インパルス応答フィルタに含まれた、請求項1〜6のいずれか1項記載の信号処理装置。
  8. 前記多値位相変調光は直交する2つの偏波成分についてそれぞれ多値位相変調された光であり、
    該位相制御部は、各偏波成分における前記位相制御において、対応する前記同相信号および前記直交信号の少なくとも一方について、前記位相制御を行なうとともに、
    該制御量付与部は、各偏波成分について得られる前記同相信号および前記直交信号について、それぞれ、該位相制御部での制御量を与える、請求項1〜のいずれか1項記載の信号処理装置。
  9. 該制御量付与部は、前記位相制御により、各偏波成分について得られる前記同相信号および前記直交信号の間のスキューとともに、各偏波成分間でのスキューを補償する制御量を与える、請求項記載の信号処理装置。
  10. 多値位相変調光を受信して同相信号および直交信号を光信号として出力する受信部と、
    該受信手段から出力された光信号の同相信号および直交信号について、光電変換処理によりそれぞれアナログ電気信号に変換する光電変換部と、
    前記アナログ電気信号の前記同相信号と前記直交信号とをそれぞれデジタル電気信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、
    前記アナログ/デジタル変換部で前記デジタル電気信号に変換された前記同相信号および前記直交信号について、それぞれ、デジタル信号処理により位相制御を行なう位相制御部、および、該位相制御部にて位相制御が行なわれた前記同相信号および前記直交信号をもとにデータリカバリを行なうデータリカバリ部、を含むプロセッサと、
    該位相制御部の出力に基づき、フィードバック制御によって、前記位相制御により前記同相信号および前記直交信号の間のスキューが補償される該位相制御部での制御量を決定し、決定した制御量を該位相制御部に与える制御量付与部と、をそなえ
    該位相制御部は、N(Nは3以上の整数)タップの有限インパルス応答フィルタである、光受信装置。
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