JP5404137B2 - 遠隔診断システム - Google Patents

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Description

本発明は、医療機器等、特に在宅用医療機器等の故障等の連絡を受けた際に、当該故障等の対応を適切に行うための遠隔診断システムに関するものである。
従来より、例えば、特許文献1に示すような自動腹膜透析装置等の医療機器は、在宅医療でも使用されている。特に、自動腹膜透析装置を利用して腹膜透析の場合は、夜間、患者が睡眠中に透析を行う場合が多く、このような夜間の腹膜透析中に自動腹膜透析装置に故障等のトラブルが発生すると患者は、先ず、自動腹膜透析装置の製造会社のコールセンター等に連絡し、当該トラブルの状況を電話等で伝え、その対処法等についてアドバイスを受けることになる。
特許第4101577号公報
しかし、このような自動腹膜透析装置に故障等のトラブルが発生した場合、その状況を説明するのが患者等であるため、その連絡を受けたコールセンターの担当者が正確にトラブルの原因を把握できず、このため、適切な対処法をアドバイスできないという問題があった。
そこで、自動腹膜透析装置、輸液ポンプ、酸素濃縮装置等の在宅用医療機器のトラブル等に対して、その原因等を正確に把握することができると共に、その対処法等も適切に提示することができる遠隔診断システムを提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、腹膜透析装置と、この腹膜透析装置を診断するために通信可能に接続されている遠隔診断装置と、を有する腹膜透析装置遠隔診断システムであって、前記腹膜透析装置は、当該腹膜透析装置の故障等の不具合情報であるトラブル番号情報と当該腹膜透析装置の装置識別情報のみを前記遠隔診断装置に送信する通信部を有し、前記腹膜透析装置の前記トラブル番号情報と前記装置識別情報を受信した前記遠隔診断装置は、前記トラブル番号情報に対応するトラブル要因情報が登録されているトラブル番号テーブルデータを有し、このトラブル要因情報は、ユーザの装置使用暦、地域及び装置製造年のデータを含む基礎情報によるトラブル係数テーブルを含み、各トラブル係数テーブルは、前記トラブル番号情報と対応した構成となっており、前記遠隔診断装置は、CPU、診断装置側制御部による制御により前記トラブル番号情報に基づき、前記トラブル要因情報を選択し、当該トラブル要因情報に対応する前記トラブル係数テーブルを特定し、特定した前記トラブル係数テーブルを生成するための前記基礎情報を特定し、前記基礎情報を取得するのに必要な装置の使用開始年月日、装置の使用地域、装置の製造年月日のデータを含む腹膜透析装置側のデータのうち、前記特定した前記基礎情報を取得するに必要な前記腹膜透析装置側のデータを選択し、これを前記腹膜透析装置に送信する構成となっており、前記腹膜透析装置、前記腹膜透析装置側のデータに対応する応答基本情報のみを前記遠隔診断装置に送信し、前記遠隔診断装置が、CPU、診断装置側制御部による制御により前記応答基本情報に基づき前記基礎情報を生成すると共に、前記基礎情報と前記トラブル係数データとの対応を示すトラブル要因テーブルデータ及び前記基礎情報に基づきトラブルの発生確率データを含むトラブル係数データを生成し、さらに、前記トラブル番号情報と前記トラブル係数データによって蓋然性が高いトラブルの原因とその対処方法を選択することができる構成となっているトラブル番号原因関連デーブルを参照して、前記腹膜透析装置のトラブルの原因情報及び対処方法情報を生成し、また、前記トラブル番号情報と前記装置識別情報から当該腹膜透析装置の型式とトラブルがあった部品のデータを画像データを得ることができる腹膜透析装置部品配置画像データと、前記トラブル番号情報及び前記装置識別情報に基づき、前記腹膜透析装置におけるトラブル発生部品の位置を画像情報として生成し、前記腹膜透析装置のトラブルの原因情報及び対処方法情報を前記遠隔診断装置の表示部に表示させる構成となっていることを特徴とする遠隔診断システムにより達成される。
前記構成によれば、遠隔診断装置は、対象装置、例えば腹膜透析装置の不具合情報、例えば注液ライン閉塞等の情報を取得することができる。
また、遠隔診断装置は、対応不具合要因情報により、対象装置から送信された不具合情報(例えば注液ライン閉塞等)の不具合要因情報、例えば、装置の使用暦によるトラブル等を把握することができる。
また、この不具合要因情報(例えば、装置の使用暦によるトラブル等)は、その要因を具体的に特定するための不具合係数情報(例えば、使用暦によるトラブル発生の確率等)を含んでいるので、遠隔診断装置は、この不具合係数情報を把握することで、この要因を具体的に把握することができる。
前記構成では、遠隔診断装置は、腹膜透析装置の使用開始年月日等から、使用年を演算する。また、遠隔診断装置は、この使用年等のデータと、不具合係数参照用情報(例えば、使用年とトラブル発生の確率等)を参照して、不具合係数情報、例えば、当該トラブル発生の確率等を特定する。
このため、今回発生したトラブル等の不具合の原因をより精度良く把握することができる。
また、前記構成では、腹膜透析装置のトラブル等の不具合の連絡を受けた例えば、コールセンターの担当者は、当該遠隔診断装置の表示部の表示に従い、対象腹膜透析装置の利用者等に電話等で適切なアドバイスをすることができる。
前記構成によれば、表示部を視認したコールセンターの担当者は、対象装置の利用者等にアドバイスをする際に、具体的な不具合原因情報を確認でき、より適切なアドバイスをすることができる。
前記構成によれば、表示部を視認したコールセンターの担当者は、対象装置の利用者等にアドバイスをする際に、トラブルの位置が確認でき、より適切なアドバイスをすることができる。
本発明は、自動腹膜透析装置、輸液ポンプ、酸素濃縮装置等の在宅用医療機器のトラブル等に対して、その原因等を正確に把握することができると共に、その対処法等も適切に提示することができ、サービスマンが24時間待機していて必要に応じて患者宅にトラブル対応に出向く回数が低減できる遠隔診断装置及び遠隔診断方法及び遠隔診断システムを提供することができるという利点がある。
本発明に係る腹膜透析装置遠隔診断システムを示す概略図である。 遠隔診断装置の主なハードウエア構成等を示す概略図である。 自動腹膜透析装置の主な構成を示す概略図である。 遠隔診断装置の主な構成を示す概略図である。 腹膜透析装置遠隔診断システムの主な動作等を示す概略フローチャートである。 トラブル番号及び内容テーブルデータを示す概略図である。 基本情報テーブルデータ格納部内のユーザ情報テーブルデータ、デバイス情報テーブルデータ、地域情報テーブルデータを示す概略図である。 トラブル番号テーブルデータを示す概略図である。 トラブル要因テーブルデータを示す概略図である。 トラブル番号−原因関連テーブルデータを示す概略図である。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明に係る遠隔診断装置を適用した在宅用医療機器の一例としての自動腹膜透析装置を遠隔診断する腹膜透析装置遠隔診断システム1を示す概略図である。
図1に示すように、腹膜透析装置遠隔診断システム1は、対象装置である例えば、腹膜透析される自動腹膜透析装置10とこれとインターネットや電話回線による通信回線2で接続された遠隔診断装置50とを有している。
図1に示す自動腹膜透析装置10は、腹膜透析装置側ディスプレイ12等を有している。また、遠隔診断装置50は、診断装置側ディスプレイ52及び診断装置側入力装置53を有している。
本実施の形態の腹膜透析装置遠隔診断システム1では、遠隔診断装置50が通信回線等と接続されている自動腹膜透析装置10のデータを取得等して、そのトラブル等の不具合を診断する構成となっている。
また、図1の自動腹膜透析装置10は、患者の自宅等に配置され、患者が夜間に睡眠中に腹膜透析を実施できる構成となっている。
図2は、遠隔診断装置50の主なハードウエア構成等を示す概略図である。
図2に示すように、遠隔診断装置50は、CPU(Central Processing Unit)54、RAM(Random Access Memory)55、ROM(Read Only Memory)56、ハードディスク57、表示部である例えば、診断装置側ディスプレイ52、診断装置側通信装置58、診断装置側入力装置53及び時計59等を有し、これらはバス60を介して配置されている。
ところで、バス60は、すべてのデバイスを接続する機能を有し、アドレスやデータパスを有する内部パスである。CPU54は所定のプログラムの処理を行う他、バス60に接続されたROM56等を制御している。ROM56は、各種プログラムや各種情報等を格納している。RAM55は、プログラム処理中のメモリの内容を対比したり、プログラムを実行するためのエリアとしての機能を有する。
また、図3は、自動腹膜透析装置10の主な構成を示す概略図である。
図3に示すように、自動腹膜透析装置10には、図1の腹膜透析装置側ディスプレイ12の他に、腹膜透析を行う腹膜透析装置本体11、腹膜透析装置側入力装置13、腹膜透析装置50の動作異常等を検出する異常検出装置14及び図1の遠隔診断装置50と通信するための通信部である例えば、腹膜透析装置側通信装置15が、腹膜透析装置側制御部16を介して接続されている。また、図3の自動腹膜透析装置10の主なソフトウエア構成については、後述する。
なお、腹膜透析装置側ディスプレイ12は、タッチパネルで構成され、腹膜透析条件(貯留時間、サイクル数、透析時間、透析開始時間、透析終了時間、総透析液量、送液量の設定値の最小単位、総排液量、再排液量、平均貯留時間、各サイクル毎の注液量、各サイクル毎の排液量、各サイクル毎の除水量、各サイクル毎の貯留時間、残り貯留時間、残り透析時間等)を設定、入力、確認できる機能や操作のガイダンスを表示する機能も備えている。
図4は、遠隔診断装置50の主な構成を示す概略図である。
図4に示すように、遠隔診断装置50には、診断装置側制御部62を介して、図1の自動腹膜透析装置10と通信するための診断装置側通信装置51、診断装置側ディスプレイ52、診断装置側入力装置53及び時計59が接続されている。図4の遠隔診断装置50の主なソフトウエア構成については、後述する。
図5は、腹膜透析装置遠隔診断システム1の主な動作等を示す概略フローチャートである。
以下、図5のフローチャートに沿って、腹膜透析装置遠隔診断システム1の動作等を説明しながら図3及び至図4のソフトウエア構成等についても説明する。
本実施の形態では、腹膜透析を行う患者が自宅等に図1に示す自動腹膜透析装置10を配置し、この自動腹膜透析装置10は、通信回線によって、遠隔診断装置50と通信可能な状態となっている。
この状態で、患者は、自動腹膜透析装置10を稼動させ、夜間の睡眠中にROM56に記憶された腹膜透析の処方プログラムに従って自動腹膜透析を行う。
そして、この腹膜透析中に、不具合であるトラブル等が生じた場合について、以下説明する。
先ず、ST1で、自動腹膜透析装置10は、その透析中に、図3の異常検出装置14が、自動腹膜透析装置10の動作等の異常を検出すると、そのトラブル番号、トラブル内容及びコールセンターに連絡するか否かの確認画面を自動腹膜透析装置10の腹膜透析装置側ディスプレイ12に表示する。
具体的には、図3の異常検出装置14が異常を検出すると、図3の送信確認画面表示プログラム17が動作して、トラブル番号及び内容テーブル格納部18のトラブル番号及び内容テーブルデータ18aを参照して、当該異常の内容と、それに応じたトラブル番号を特定する。
図6は、トラブル番号及び内容テーブルデータ18aを示す概略図である。
図6に示すように、例えば、トラブル内容が「注液ライン閉塞」の場合、トラブル番号が、それに対応して「010」となっている。
したがって、送信確認画面表示プログラム17は、例えば、トラブル内容「注液ライン閉塞」、トラブル番号「010」と、図3の腹膜透析装置側ディスプレイ12に表示する。
また、送信確認画面表示プログラム17は、当該トラブルを、コールセンターにある図1の遠隔診断装置50に連絡するか否かの確認画面も腹膜透析装置側ディスプレイ12に表示する。
次にST2で、自動腹膜透析装置10の利用者である患者が、図3の腹膜透析装置側入力装置13のボタン等を操作して、連絡するか否かを決定する。
ST2で、連絡しないとした場合は、腹膜透析装置遠隔診断システム1は終了する。
ST2で、連絡すると判断した場合は、ST3へ進む。
ST3では、自動腹膜透析装置10は、トラブル番号及びデバイスIDのデータを遠隔診断装置50へ送信する。
具体的には、図3の送信データ選択プログラム10が動作し、トラブル番号及び内容テーブルデータ18aを参照して、図6に示すトラブル番号を選択すると共に、図3の基本情報テーブルデータ格納部20内のデータを参照して、デバイスIDを抽出する。
ここで、図3に示す基本情報テーブルデータ格納部20内のユーザ情報テーブルデータ20a、デバイス情報テーブルデータ20b、地域情報テーブルデータ20cについて説明する。
図7は、基本情報テーブルデータ格納部20内のユーザ情報テーブルデータ20a、デバイス情報テーブルデータ20b、地域情報テーブルデータ20cを示す概略図である。
図7に示すように、ユーザ情報テーブルデータ20aには、ユーザID、ユーザ氏名、性別、年齢、在住地域、デバイスID及びデバイス使用開始年月日のデータが含まれている。
また、デバイス情報テーブルデータ20bには、デバイスID、型式、製造番号、デバイス名称、製造年月日のデータが含まれている。
地域情報テーブルデータ20cには、地域ID及びそれに対応する地域名称のデータが含まれている。
したがって、ST3では、送信データ選択プログラム19は、デバイス情報テーブルデータ20b内の図7に示すデバイスIDを選択し、トラブル番号と共に、腹膜透析装置側通信装置15が、これらのデータを遠隔診断装置50へ送信する。
次にST4へ進む。ST4では、遠隔診断装置50の診断装置側通信装置51が、トラブル番号及びデバイスIDを受信し、受信したトラブル番号は、図4の受信トラブル番号データ格納部63に受信トラブル番号データ63aとして登録される。
また、受信したデバイスIDデータは、図4の受信デバイスIDデータ格納部64に、受信トラブルIDデータ64aとして、登録される。
このように、トラブル番号が、不具合情報の一例であり、デバイスIDデータが、装置識別情報の一例であり、これらのデータが、対象装置関連情報の一例である。
また、受信トラブル番号データ格納部63及び受信デバイスIDデータ格納部64が、対象装置関連情報格納部の一例である。
また、ST4では、登録されたトラブル番号、すなわち、受信トラブル番号データ63aに基づいて、トラブル番号テーブル65aを参照し、対応するトラブル要因データを選択する。
具体的には、図4のトラブル要因データ選択プログラム66が動作し、受信トラブル番号データ63aをキーとして、トラブル番号テーブルデータ格納部65内のトラブルテーブルデータ65aを参照し、対応するトラブル要因テーブルデータを選択する。
図8は、トラブル番号テーブルデータ65aを示す概略図である。
図8に示すように、受信トラブル番号データ63aと対応した、そのトラブル要因テーブルデータが登録されている。
例えば、受信トラブル番号データ63aが「010」の場合は、トラブル要因テーブルデータは、「ユーザのデバイス使用暦によるトラブル係数テーブルデータ」となる。
ところで、ST4では、選択されたトラブル要因テーブルデータ、例えば「ユーザのデバイス使用暦によるトラブル係数テーブルデータ」が図4の選択トラブル要因データ格納部67に、選択トラブル要因データ67aとして登録される。
このため、図8のトラブル要因テーブルデータが、不具合要因情報の一例であり、トラブル番号テーブルデータ65aが、対応不具合要因情報の一例である。
ST4で、遠隔診断装置50は、自動腹膜透析装置10から受信した受信トラブル番号データ、例えば、「010」から、そのトラブル要因テーブルデータが、例えば「ユーザのデバイス使用暦によるトラブル係数テーブル」であること、すなわち、トラブルの要因は「デバイスの使用暦」であることを認識することができる。
しかし、トラブルに対する、より適切なアドバイスをするため、ST5以降でより具体的な要因を判断することになる。
ST5では、選択トラブル要因データ67aのトラブル係数データの基礎データを取得するのに必要な腹膜透析装置側のデータを選択し、これを図4の要求基本項目データ68aとして要求基本項目データ格納部68に登録する。具体的には、図4の要求基本データ選択プログラム69が実行する。
例えば、上述の例では、選択トラブル要因データ67aは、「ユーザのデバイス使用暦によるトラブル係数テーブルデータ」であるから、トラブル係数テーブルデータの基礎データは「デバイスの使用暦」となる。
この「デバイスの使用暦」は、図7のユーザ情報テーブルデータ20aの「デバイス使用開始年月日」と現在時刻が与えられることで演算が可能となる。
このようなデータ、例えば、「デバイスの使用暦」は「現在時刻と腹膜透析装置のデバイス使用開始年月日を演算することで求まること」は、図4のトラブル係数演算用基本情報項目データ格納部70に、トラブル係数演算用基本情報項目データ70aとして格納されている。
ところで、図2等に示すように、遠隔診断装置50は、時計59を備えているので、現在時刻は与えられる。
あとは、自動腹膜透析装置10のユーザ情報テーブルデータ20aの「デバイス使用開始年月日」のデータが必要となる。
そこで、このデータの取得要求を図4の要求基本項目データ格納部68に、要求基本項目データ68aとして登録する。
次にST6へ進む。ST6では、図4の診断装置側通信装置51が、要求基本項目データ68aを、自動腹膜透析装置10へ送信する。
次にST7へ進む。ST7では、遠隔診断装置50から送信されて来た、要求基本項目データ68aを受信し、図3の受信要求基本項目データ21aとして受信要求基本項目データ格納部21に格納する。そして、図3の応答基本データ選択プログラム22が動作し、受信要求基本項目データ21aに対応する応答基本データ23aを生成し、応答基本データ格納部23に格納する。
上述の例では、受信要求基本項目データ21aが、ユーザ情報テーブルデータ20aの「デバイス使用年月日」であるから、応答基本データ選択プログラム22は、図3のユーザ情報テーブルデータ20aから「デバイス使用年月日」、すなわち「2008/12/01」のデータを選択し、応答基本データ23aとする。
そして、図3の腹膜透析装置側通信装置15が応答基本データ23aを遠隔診断装置50へ送信する。
ST8では、自動腹膜透析装置10から送信された応答基本データ23aである例えば「2008/12/01」のデータを遠隔診断装置50が受信し、図4の受信応答基本データ格納部71に、受信応答基本データ71aとして登録される。
この受信応答基本データ71aが、対象装置固有情報の一例である。
すると、図4のトラブル係数演算プログラム72が動作し、上述のトラブル係数テーブルデータの基礎データ、上述の例では「デバイスの使用暦」を演算する。例えば、図2の時計59の時刻が「2009/2/19」の場合は、これらの差であり、例えば「2ヶ月18日」となる。
このトラブル係数テーブルデータの基礎データに基づき、図6の「トラブル係数テーブルデータ」を求めるため、図4のトラブル要因テーブルデータ格納部74のトラブル要因テーブルデータ74aを参照して判断する。
具体的には、図4のトラブル係数特定プログラム75が動作し、トラブル係数テーブルデータの基礎データに基づき、トラブル要因テーブルデータ74aを参照して行う。
図9は、トラブル要因テーブルデータ74aを示す概略図である。
図9に示すように、トラブル要因テーブルデータ74aには、ユーザのデバイス使用暦によるトラブル係数テーブル、地域によるトラブル係数テーブル、デバイス製造年によるとトラブル係数テーブルについて、それぞれ、トラブルの発生確率が「低」「中」「高」で示されている。
このトラブル要因テーブルデータ74aは、不具合係数参照用情報の一例となっている。また、トラブル係数特定プログラム75が、不具合係数情報特定部の一例となっている。
上述の例では、トラブル係数テーブルデータの基礎データである「2ヶ月18日」に基づき、図9のユーザのデバイス使用暦によるトラブル係数テーブルを参照すると、3ヶ月未満なので、トラブル係数データは、「低」となる。
このトラブル係数は、図4のトラブル係数データ73aとして、トラブル係数データ格納部73に格納される。このトラブル係数データが、不具合係数情報の一例となっている。
次にST9へ進む。ST9では、トラブル係数データ73aとトラブル番号データ63aに基づき、トラブル番号−原因関連テーブルデータ格納部76のトラブル番号−原因関連テーブルデータ76aを参照し、原因データ及び対処方法データを選択し、選択原因データ及び対処方法データ格納部77に選択原因データ及び対処方法データ77aとして登録する。
図10は、トラブル番号−原因関連テーブルデータ76aを示す概略図である。
図10に示すように、受信トラブル番号データ63aとトラブル係数データによって、蓋然性の高いトラブルの原因と、その対処方法を選択することができる構成となっている。
具体的には、図4の原因データ等選択プログラム78が動作し、図10のトラブル番号−原因関連テーブルデータ76aを参照し、受信トラブル番号データ63aとトラブル係数データによって、蓋然性の高いトラブルの原因と、その対処方法を選択する。
上述の例では、受信トラブル番号データ63aが「010」で、トラブル係数データ73aが「低」であるので、図10の最上段の原因と対処方法が最も適切であることになる。
トラブル番号−原因関連テーブルデータ76aが、対処特定情報及び原因等特定情報の一例であり、原因データ等選択プログラム78が、対処情報等特定部及び原因情報等特定部との一例である。
次にST11へ進む。ST11では、図4の選択原因データ及び対処方法データ77aが診断装置側ディスプレイ52に表示される。
また、診断装置側ディスプレイ52には、同時に、トラブル発生部品の位置情報が画像情報として表示される。
具体的には、図4の腹膜透析装置部品配置画像選択プログラム79が動作し、図4の腹膜透析装置部品配置画像データ80aから必要な画像データを選択し、診断装置側ディスプレイ52に表示することで実施される。
すなわち、腹膜透析装置部品配置画像データ80aには、図8のトラブル番号データの対象となっている部品等の画像データが含まれている。
腹膜透析装置部品配置画像選択プログラム79は、図4の受信トラブル番号データ63aと受信デバイスIDデータ64aから、当該自動腹膜透析装置10の型式とトラブルがあった部品のデータを得ることができる。
そこで、腹膜透析装置部品配置画像選択プログラム79が、これらのデータに適合した画像データを腹膜透析装置部品配置画像データ80aから選択し、診断装置側ディスプレイ52に表示することができる。
腹膜透析装置部品配置画像データ80aが、画像情報の一例となっている。
このように、本実施の形態によれば、トラブルが生じている自動腹膜透析装置10からトラブル番号データを受信した遠隔診断装置50は、これを契機に、より具体的な対処方法を検討するために必要な更なるデータを自動腹膜透析装置10に要求、取得する。
そして、これらにデータに基づいて、現在、自動腹膜透析装置10に生じているトラブルに対する最も適切な対処方法を自動的に遠隔診断装置側ディスプレイ52に表示することができる。
したがって、自動腹膜透析装置10の利用者である患者等から、コールセンターへ問い合わせがあったときでも、担当者は遠隔診断装置側ディスプレイ52を見ながら最適のアドバイスをすることができる。
また、遠隔診断装置側ディスプレイ52には、対処方法だけでなく、原因についても表示されるため、担当者はアドバイスをする際に、より正確に状況を把握することができる。
さらに、遠隔診断装置側ディスプレイ52には、同時にトラブルが生じている部品等の画像も表示されるので、担当者はさらに、より正確なアドバイスをすることができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。
1・・・腹膜透析装置遠隔診断システム、2・・・通信回線、10・・・自動腹膜透析装置、11・・・サーバ、11・・・腹膜透析装置本体、12・・・腹膜透析装置側ディスプレイ、13・・・腹膜透析装置側入力装置、14・・・異常検出装置、15・・・腹膜透析装置側通信装置、16・・・腹膜透析装置側制御部、17・・・送信確認画面表示プログラム、18・・・トラブル番号及び内容テーブル格納部、19・・・送信データ選択プログラム、20・・・デバイス情報テーブルデータ格納部、21・・・受信要求基本項目データ格納部、22・・・応答基本データ選択プログラム、23・・・応答基本データ格納部、50・・・遠隔診断装置、51・・・診断装置側通信装置、52・・・診断装置側ディスプレイ、53・・・診断装置側入力装置、54・・・CPU、55・・・RAM、56・・・ROM、57・・・ハードディスク、58・・・診断装置側通信装置、59・・・時計、60・・・バス、62・・・診断装置側制御部、63・・・受信トラブル番号データ格納部、64・・・受信デバイスIDデータ格納部、65・・・トラブル番号テーブル格納部、66・・・トラブル要因データ選択プログラム、67・・・選択トラブル要因データ格納部、68・・・要求基本項目データ格納部、69・・・要求基本データ選択プログラム、70・・・トラブル係数演算用基本情報項目データ格納部、71・・・受信応答基本データ格納部、72・・・トラブル係数演算プログラム、73・・・トラブル係数データ格納部、74・・・トラブル要因テーブルデータ格納部、75・・・トラブル係数特定プログラム、76・・・トラブル番号−原因関連テーブルデータ格納部、77・・・選択原因データ及び対処方法データ格納部、78・・・原因データ等選択プログラム、79・・・腹膜透析装置部品配置画像選択プログラム、80・・・腹膜透析装置部品配置画像データ格納部

Claims (1)

  1. 腹膜透析装置と、
    この腹膜透析装置を診断するために通信可能に接続されている遠隔診断装置と、を有する腹膜透析装置遠隔診断システムであって、
    前記腹膜透析装置は、当該腹膜透析装置の故障等の不具合情報であるトラブル番号情報と当該腹膜透析装置の装置識別情報のみを前記遠隔診断装置に送信する通信部を有し、
    記腹膜透析装置の前記トラブル番号情報と前記装置識別情報を受信した前記遠隔診断装置は、前記トラブル番号情報に対応するトラブル要因情報が登録されているトラブル番号テーブルデータを有し、
    このトラブル要因情報は、ユーザの装置使用暦、地域及び装置製造年のデータを含む基礎情報によるトラブル係数テーブルを含み、各トラブル係数テーブルは、前記トラブル番号情報と対応した構成となっており、
    前記遠隔診断装置は、CPU、診断装置側制御部による制御により前記トラブル番号情報に基づき、前記トラブル要因情報を選択し、
    当該トラブル要因情報に対応する前記トラブル係数テーブルを特定し、
    特定した前記トラブル係数テーブルを生成するための前記基礎情報を特定し、
    前記基礎情報を取得するのに必要な装置の使用開始年月日、装置の使用地域、装置の製造年月日のデータを含む腹膜透析装置側のデータのうち、前記特定した前記基礎情報を取得するに必要な前記腹膜透析装置側のデータを選択し、これを前記腹膜透析装置に送信する構成となっており、
    前記腹膜透析装置、前記腹膜透析装置側のデータに対応する応答基本情報のみを前記遠隔診断装置に送信し、
    記遠隔診断装置が、CPU、診断装置側制御部による制御により前記応答基本情報に基づき前記基礎情報を生成すると共に、前記基礎情報と前記トラブル係数データとの対応を示すトラブル要因テーブルデータ及び前記基礎情報に基づきトラブルの発生確率データを含むトラブル係数データを生成し、
    さらに、前記トラブル番号情報と前記トラブル係数データによって蓋然性が高いトラブルの原因とその対処方法を選択することができる構成となっているトラブル番号原因関連デーブルを参照して、前記腹膜透析装置のトラブルの原因情報及び対処方法情報を生成し、
    また、前記トラブル番号情報と前記装置識別情報から当該腹膜透析装置の型式とトラブルがあった部品のデータを画像データを得ることができる腹膜透析装置部品配置画像データと、前記トラブル番号情報及び前記装置識別情報に基づき、前記腹膜透析装置におけるトラブル発生部品の位置を画像情報として生成し、前記腹膜透析装置のトラブルの原因情報及び対処方法情報を前記遠隔診断装置の表示部に表示させる構成となっていることを特徴とする遠隔診断システム。
JP2009086033A 2009-03-31 2009-03-31 遠隔診断システム Active JP5404137B2 (ja)

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