JP5397731B2 - 音漏れシミュレータ - Google Patents

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本発明は、音漏れ確認機能を備えた耳装着型音響装置に関する。
イヤホンやヘッドホンなど耳装着型音響装置は、再生中の音声が外部に漏れるいわゆる音漏れの問題を抱えている。この音漏れを防止する技術として、環境音の音量(音圧レベル)に応じて再生音量を自動調節する方法が知られている。(特許文献1〜5)
特開2008−72677号公報 特開2007−43231号公報 特開2004−13084号公報 特開平9−130885号公報 特開平6−6156号公報
上述した従来の音漏れ防止技術は、環境音の音量をセンサで検知し、その検知した値に応じて再生音量を自動調節するものであるが、周囲の人に聞こえるレベルの音漏れが発生していないことを耳装着型音響装置の使用者自らが確認することができない。このため、従来の音漏れ防止技術では、実際には周囲の人に耳障りな程度の音量の音漏れが発生していても、そのことに本人は気づかないため、音漏れ防止機能を働かせているにもかかわらず、周囲の人に音漏れによる不快感を与えてしまう。結局、自分が聴いている再生音の音漏れが他人の迷惑にならないように再生音量を調節することは、音漏れ防止機能の有り無しにかかわらず、使用者本人のモラルに委ねられることである。
本発明が解決しようとする課題は、漏れ出している音のうち周囲の人に聞こえやすい成分の音を使用者が自ら聴いて確認しつつ、周囲の人に聞こえるレベルの音漏れが発生しないように再生音の音量を調節することができる耳装着型音響装置及び音漏れシミュレータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1のタイプの耳装着型音響装置は、電気信号を音に変換する電気音響変換器を内蔵して人の耳に装着される耳装着体と、信号源からの電気信号を処理して前記電気音響変換器に供給する音漏れシミュレータと、を有し、前記音漏れシミュレータは、入力された電気信号から音漏れとして聴取される可能性の高い成分の音に対応する電気信号を生成するイコライザ手段と、モード切替手段と、を有し、前記モード切替手段を操作することにより、前記信号源からの電気信号を前記イコライザ手段を介さずに前記電気音響変換器に供給する通常モード、又は、前記信号源からの電気信号を前記イコライザ手段を介して前記電気音響変換器に供給する音漏れ確認モードに、選択的に切り替えて使用できるように構成したものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1のタイプの音漏れシミュレータは、信号源からの電気信号を耳装着体内の電気音響変換器に供給する装置であって、入力された電気信号から音漏れとして聴取される可能性の高い成分の音に対応する電気信号を生成するイコライザ手段と、モード切替手段と、を有し、前記モード切替手段を操作することにより、前記信号源からの電気信号を前記イコライザ手段を介さずに前記電気音響変換器に供給する通常モード、又は、前記信号源からの電気信号を前記イコライザ手段を介して前記電気音響変換器に供給する音漏れ確認モードに、選択的に切り替えて使用できるように構成したものである。
上記のように構成された第1のタイプの耳装着型音響装置及び音漏れシミュレータによれば、音漏れ確認モードで使用することにより、本来の再生音のうち音漏れとして聴取される可能性の高い成分のみを取り出した音(模擬音)を、耳装着体を着用している使用者本人が自ら聴いて確認することができる。そして、その音が聞き取れなくなるレベルに音量を調節することにより、周囲の人に聞こえる程の音漏れが発生しないように、再生音の音量を調節することができる。その後、通常モードに切り替えて使用することにより、周囲の人に聞こえるレベルの音漏れが発生しない音量で本来の再生音を聴くことができる。
また、本発明の第2のタイプの耳装着型音響装置は、電気信号を音に変換する電気音響変換器を内蔵して人の耳に装着される耳装着体と、信号源からの電気信号を処理して前記電気音響変換器に供給する音漏れシミュレータと、を有し、前記音漏れシミュレータは、入力された電気信号の高帯域成分のみを通過させるフィルタ手段と、モード切替手段と、を有し、前記モード切替手段を操作することにより、前記信号源からの電気信号を前記フィルタ手段を介さずに前記電気音響変換器に供給する通常モード、又は、前記信号源からの電気信号を前記フィルタ手段を介して前記電気音響変換器に供給する音漏れ確認モードに、選択的に切り替えて使用できるように構成したものである。
上記課題を解決するために、本発明の第2のタイプの音漏れシミュレータは、信号源からの電気信号を耳装着体内の電気音響変換器に供給する装置であって、入力された電気信号の高帯域成分のみを通過させるフィルタ手段と、モード切替手段と、を有し、前記モード切替手段を操作することにより、前記信号源からの電気信号を前記フィルタ手段を介さずに前記電気音響変換器に供給する通常モード、又は、前記信号源からの電気信号を前記フィルタ手段を介して前記電気音響変換器に供給する音漏れ確認モードに、選択的に切り替えて使用できるように構成したものである。
上記のように構成された第2のタイプの耳装着型音響装置及び音漏れシミュレータによれば、音漏れ確認モードで使用することにより、本来の再生音のうち高帯域成分の音のみを、耳装着体を着用している使用者本人が自ら聴いて確認することができる。再生中の音声のうち特に高帯域の音が音漏れとして聴取されやすいので、その音が聞き取れなくなるレベルに音量を調節することにより、周囲の人に聞こえるレベルの音漏れが発生しないように、再生音の音量を調節することができる。その後、通常モードに切り替えて使用することにより、周囲の人に聞こえるレベルの音漏れが発生しない音量で本来の再生音を聴くことができる。
本発明の耳装着型音響装置及び音漏れシミュレータによれば、音漏れとして聴取される可能性の高い成分の音を使用者が自ら聴いて確認しつつ、周囲の人に聞こえる程の音漏れが発生しないように再生音の音量を調節することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明に係る耳装着型音響装置の形態例を示す機能ブロック図である。
図1に示す耳装着型音響装置1は、イヤホン(耳装着体)2と、携帯音楽プレーヤ(信号源)3からの電気信号をイヤホン2に供給する音漏れシミュレータ4と、を有している。
イヤホン2は、スピーカ(電気音響変換器)5を内蔵している。スピーカ5は、携帯音楽プレーヤ3から音漏れシミュレータ4を介して送られてくる電気信号を音に変換する。
音漏れシミュレータ4は、音量調節器(音量調節手段)6と、イコライザ回路(イコライザ手段)7と、モード切替器(モード切替手段)8と、を有する。
音量調節器6は、ユーザによって無段階に操作(回動操作、スライド操作)される音量調節用操作子9と、音量調節用操作子9の操作量に応じてスピーカ5の出力音量を変化させる出力調節回路10と、を有している。
イコライザ回路7は、入力された電気信号から音漏れとして聴取される可能性の高い成分の音に対応する電気信号を生成する回路である。イコライザ回路7は、予め測定したイヤホン2の音漏れ特性に合わせて作成されたものである。すなわち、このイコライザ回路7は、このイヤホン2を使用している時に音漏れとして聴取される可能性の高い成分の音に対応する電気信号を生成するように設計されている。イコライザ回路7の出力信号は、音量調節器6に入力される。
モード切替器(モード切替手段)8は、この音漏れシミュレータ4の動作モードを通常モード、音漏れ確認モード、又はミュートモードに選択的に切り替えるための構成要素であり、モード切替操作子11と、モード切替回路12と、を有している。モード切替操作子11は、ユーザによって通常モード、音漏れ確認モード、又はミュートモードのいずれか一つのモードに対応する位置に選択的に切り替え操作される。モード切替回路12は、モード切替操作子11の切り替え状態に応じて、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号をイコライザ回路7と音量調節器6のどちらか一方に入力し、あるいはイコライザ回路7と音量調節器6のどちらにも入力しないように動作する。すなわち、モード切替回路12は、モード切替操作子11が通常モード選択状態になっているときには、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号を音量調節器6に入力し、モード切替操作子11が音漏れ確認モード選択状態になっているときには、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号をイコライザ回路7に入力する。また、モード切替操作子11がミュートモード選択状態になっているときには、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号を遮断する。
図2(a)、(b)は、音漏れシミュレータ4の形態例を示す斜視図である。音量調節用操作子9及びモード切替操作子11の各操作部は、音漏れシミュレータ4の筐体13から露出している。出力調節回路10、イコライザ回路7及びモード切替回路12は、筐体13に収容されている。筐体13の一方の端部には、イヤホンコード14の接続プラグが挿抜可能に接続されるイヤホンジャック(出力端子孔)15が設けられている。また、筐体13の他方の端部からは、携帯音楽プレーヤ3との接続コード16が延びている。接続コード16の先端には携帯音楽プレーヤ3のイヤホンジャック(出力端子孔)に挿抜可能に接続される接続プラグ17が設けられている。
この耳装着型音響装置1は、音漏れシミュレータ4のモード切替操作子11を操作することにより、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号をイコライザ回路7を介さずにイヤホン2のスピーカ5に供給する通常モード、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号をイコライザ回路7を介してイヤホン2のスピーカ5に供給する音漏れ確認モード、又は、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号を完全に遮断するミュートモードに選択的に切り替えて使用できる。
したがって、この耳装着型音響装置1によれば、音漏れ確認モードで使用することにより、本来の再生音のうち音漏れとして聴取される可能性の高い成分のみを取り出した音(模擬音)を、イヤホン2を着用している使用者本人が自ら聴いて確認することができる。そして、その音が聞き取れなくなるレベルに音量を調節することにより、周囲の人に聞こえる程の音漏れが発生しないように、再生音の音量を調節することができる。その後、通常モードに切り替えて使用することにより、周囲の人に聞こえるレベルの音漏れが発生しない音量で本来の再生音を聴くことができる。
次に、本発明の耳装着型音響装置1における、音漏れを確認できる原理、及び音漏れしないレベルに音量調節できる原理について、図3及び図4を用いて説明する。
図3(a)はイヤホン2を着用して通常モードで音楽を聴いている時のイヤホン2からの出力音声Aの周波数特性を例示している。図3(b)はこの時にイヤホン2から音漏れしている音Bの周波数特性を例示している。このケースでは、図3(a)の出力音声Aのうち図3(b)の音Bが音漏れ音として周囲の人(使用者以外の人)に聴こえる可能性がある(図3(c))。したがって、音漏れしているか否かの判断基準となる音量は、図3(b)のピーク音量となる。音漏れする音の周波数特性は、イヤホン2の種類や構造によって異なる。換言すれば、イヤホン2の種類や構造が同じであれば、音漏れする音の周波数特性は同等である。
そこで、音漏れシミュレータ4とセットで使用するイヤホン2の固有の音漏れ特性をもとに、イコライザ回路7を設計しておく。この場合、図3(b)の周波数特性のピーク曲線(スペクトルのピーク値を結んだ曲線)を近似するイコライジング特性(イコライジングザカーブ)を持ったイコライザ回路7を設計する。イヤホン2の固有の音漏れ特性は、ダミーヘッドの耳にイヤホン2を装着してホワイトノイズ(20〜20kHzの雑音)を再生し、音漏れが発生するレベルに出力音量を調節した状態で、漏れている音をそのイヤホン2から所定距離(たとえば、約50cm)離れた位置に設置した超指向性マイクロホンで拾音し、それを周波数解析することにより測定する。そして、音漏れ特性測定時と同じレベルのホワイトノイズを入力したときに、図3(b)の周波数特性で音声信号が出力されるようなイコライジングカーブを持ったイコライザ回路7を設計する。
図4(a)は、イコライザ回路7をオンにしたとき、すなわち耳装着型音響装置1の使用モードを音漏れ確認モードに切り替えたときにイヤホン2から出力される音声の周波数特性を例示している。このとき携帯音楽プレーヤ3から出力されている電気信号の周波数特性は通常モードの時と同じであるが、イヤホン2からはイコライズされた音声B′が聞こえてくる。この音声B′が聞こえなくなるまで音量を下げると(図4(b))、音漏れはしなくなる。これは、その調節音量で音漏れがしなくなることを意味している。その後、耳装着型音響装置1の使用モードを通常モードに戻せば、音漏れしない最適な音量で通常の再生が行われる(図4(c))。
上記のように、この耳装着型音響装置1は、音漏れシミュレータ4とセットで使用するイヤホン2の固有の音漏れ特性をもとにイコライザ回路7が設計されているので、音漏れ確認モードで音声を再生することにより、環境雑音の大小に関係なく、音漏れの状況を忠実に再現することができる。したがって、音漏れ確認モードにおいて、再現された音漏れの音をイヤホン2の使用者が自ら確認し、その音が聞こえなくなるように出力音量を調節した後、通常モードに戻すことにより、環境雑音の大小にかかわらず、イヤホン2の出力音量を音漏れしない限度の最大音量に調節することができる。
[第2の実施形態]
本発明に係る耳装着型音響装置の別の形態例について説明する。ここでは、図1の耳装着型音響装置1と同じ構成要素については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図5は本発明に係る耳装着型音響装置の別の形態例を示す機能ブロック図である。
図5に示す耳装着型音響装置21は、イヤホン(耳装着体)2と、携帯音楽プレーヤ(信号源)3からの電気信号をイヤホン2に供給する音漏れシミュレータ22と、を有している。
イヤホン2は、スピーカ(電気音響変換器)5を内蔵している。スピーカ5は、携帯音楽プレーヤ3から音漏れシミュレータ22を介して送られてくる電気信号を音に変換する。
音漏れシミュレータ22は、音量調節器(音量調節手段)6と、ハイパスフィルタ回路(フィルタ手段)23と、モード切替器(モード切替手段)8と、を有する。
ハイパスフィルタ回路23は、入力された電気信号の高帯域成分(たとえば、5kHZ以上)のみを通過させる回路である。ハイパスフィルタ回路23の出力信号は、音量調節器6に入力される。
モード切替回路12は、モード切替操作子11の切り替え状態に応じて、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号をハイパスフィルタ回路23と音量調節器6のどちらか一方に入力し、あるいはハイパスフィルタ回路23と音量調節器6のどちらにも入力しないように動作する。すなわち、モード切替回路12は、モード切替操作子11が通常モード選択状態になっているときには、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号を音量調節器6に入力し、モード切替操作子11が音漏れ確認モード選択状態になっているときには、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号をハイパスフィルタ回路23に入力する。また、モード切替操作子11がミュートモード選択状態になっているときには、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号を遮断する。
この耳装着型音響装置1は、音漏れシミュレータ22のモード切替操作子11を操作することにより、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号をハイパスフィルタ回路23を通さずにイヤホン2のスピーカ5に供給する通常モード、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号をハイパスフィルタ回路23を通してイヤホン2のスピーカ5に供給する音漏れ確認モード、又は、携帯音楽プレーヤ3からの電気信号を完全に遮断するミュートモードに選択的に切り替えて使用できる。
したがって、この耳装着型音響装置1によれば、音漏れ確認モードで使用することにより、本来の再生音のうち高帯域成分の音のみを取り出した音(模擬音)を、イヤホン2を着用している使用者本人が自ら聴いて確認することができる。再生中の音声のうち特に高帯域の音が音漏れとして聴取されやすいので、その音が聞き取れなくなるレベルに音量を調節することにより、周囲の人に聞こえる程の音漏れが発生しないように、再生音の音量を調節することができる。その後、通常モードに切り替えて使用することにより、周囲の人に聞こえるレベルの音漏れが発生しない音量で本来の再生音を聴くことができる。
[その他の形態例]
上記の形態例では、音漏れシミュレータ4及び22に音量調節器6が設けられているが、音量調節器6は、本発明の音漏れシミュレータの必須の構成要素ではない。すなわち、音漏れシミュレータ4又は22の音量調節器6を省略し、携帯音楽プレーヤ3の音量調節器を操作することにより、再生音量を音漏れしない音量に調節するようにしてもよい。
上記の形態例では、イヤホン2と携帯音楽プレーヤ3との間に音漏れシミュレータ4又は22を介在させているが、音漏れシミュレータ4又は22の機能を携帯音楽プレーヤ3に持たせてもよい。その場合、携帯音楽プレーヤ3内の音声信号出力回路が本発明における信号源となり、当該音声信号出力回路からの電気信号がイコライザ回路7又はハイパスフィルタ回路23を介して携帯音楽プレーヤ3の出力端子から出力される。また、音漏れシミュレータ4又は22の機能を実現するためのプログラムを携帯音楽プレーヤ3にインストールすることにより、携帯音楽プレーヤ3に、音漏れシミュレータ4又は22の機能を付加してもよい。その場合、携帯音楽プレーヤ3のメモリに、複数種類のイコライジング特性又はハイパスフィルタ特性のデータをインストールしておき、使用するイヤホン2に最も適したイコライジング特性又はハイパスフィルタ特性の回路機能を携帯音楽プレーヤ3上で選択できるようにしてもよい。
また、上記形態例では、ハイパスフィルタ回路23が入力された電気信号のうち所定の周波数以上の成分を一律に通過させるようにしているが、これに代えて、予め測定した音漏れとして聴取される可能性の高い成分のみを通過させる特性を持ったフィルタ回路を使用してもよい。
また、上記形態例では、音漏れシミュレータ4の筐体13から接続コード16が延びていて、その接続コード16の先端に接続プラグ17が設けられているが、接続コード16を省略し、筐体13に直接接続プラグ17を設けてもよい。
また、イコライザ回路7又はハイパスフィルタ回路23をDSP(Digital Signal Processor)を用いて実現してもよい。
本発明に係る耳装着型音響装置の形態例を示す機能ブロック図 (a)、(b)は音漏れシミュレータの形態例を示す斜視図 (a)は特定のイヤホンから出力された音の周波数特性を例示するヒストグラム (b)は当該イヤホンの音漏れ特性を例示するヒストグラム (c)は(a)に示す出力音声Aのうち(b)に示す一部の音Bが音漏れ音になることについての説明図 (a)は音漏れ確認モードにおけるイヤホンの出力特性を例示する説明図 (b)はイコライジングされた音声が聞こえなくなるまで音量を下げたときのイヤホンの出力特性を例示する説明図 (c)は(b)のように音量を調節した後に通常モードに戻したときのイヤホンの出力特性を例示する説明図 本発明に係る耳装着型音響装置の別の形態例を示す機能ブロック図
符号の説明
1 耳装着型音響装置
2 イヤホン
3 携帯音楽プレーヤ
4 音漏れシミュレータ
5 スピーカ(電気音響変換器)
6 音量調節器(音量調節手段)
7 イコライザ回路(イコライザ手段)
8 モード切替器(モード切替手段)
9 音量調節用操作子
10 出力調節回路
11 モード切替操作子
12 モード切替回路
21 耳装着型音響装置
22 音漏れシミュレータ
23 ハイパスフィルタ回路(フィルタ手段)

Claims (6)

  1. 電気信号を音に変換する電気音響変換器を内蔵して人の耳に装着される耳装着体と、
    信号源からの電気信号を前記電気音響変換器に供給する音漏れシミュレータと、を有し、
    前記音漏れシミュレータは、
    入力された電気信号から音漏れとして聴取される可能性の高い成分の音に対応する電気信号を生成するイコライザ手段と、
    モード切替手段と、を有し、
    前記モード切替手段を操作することにより、前記信号源からの電気信号を前記イコライザ手段を介さずに前記電気音響変換器に供給する通常モード、又は、前記信号源からの電気信号を前記イコライザ手段を介して前記電気音響変換器に供給する音漏れ確認モードに、選択的に切り替えて使用できるように構成した耳装着型音響装置。
  2. 電気信号を音に変換する電気音響変換器を内蔵して人の耳に装着される耳装着体と、
    信号源からの電気信号を前記電気音響変換器に供給する音漏れシミュレータと、を有し、
    前記音漏れシミュレータは、
    入力された電気信号の高帯域成分のみを通過させるフィルタ手段と、
    モード切替手段と、を有し、
    前記モード切替手段を操作することにより、前記信号源からの電気信号を前記フィルタ手段を介さずに前記電気音響変換器に供給する通常モード、又は、前記信号源からの電気信号を前記フィルタ手段を介して前記電気音響変換器に供給する音漏れ確認モードに、選択的に切り替えて使用できるように構成した耳装着型音響装置。
  3. 前記電気音響変換器の出力音量を調節するための音量調節手段を備えた、請求項1又は2の耳装着型音響装置。
  4. 信号源からの電気信号を耳装着体内の電気音響変換器に供給する音漏れシミュレータであって、
    入力された電気信号から音漏れとして聴取される可能性の高い成分の音に対応する電気信号を生成するイコライザ手段と、
    モード切替手段と、を有し、
    前記モード切替手段を操作することにより、前記信号源からの電気信号を前記イコライザ手段を介さずに前記電気音響変換器に供給する通常モード、又は、前記信号源からの電気信号を前記イコライザ手段を介して前記電気音響変換器に供給する音漏れ確認モードに、選択的に切り替えて使用できるように構成した音漏れシミュレータ。
  5. 信号源からの電気信号を耳装着体内の電気音響変換器に供給する音漏れシミュレータであって、
    入力された電気信号の高帯域成分のみを通過させるフィルタ手段と、
    モード切替手段と、を有し、
    前記モード切替手段を操作することにより、前記信号源からの電気信号を前記フィルタ手段を介さずに前記電気音響変換器に供給する通常モード、又は、前記信号源からの電気信号を前記フィルタ手段を介して前記電気音響変換器に供給する音漏れ確認モードに、選択的に切り替えて使用できるように構成した音漏れシミュレータ。
  6. 前記電気音響変換器の出力音量を調節するための音量調節手段を備えた、請求項4又は5の音漏れシミュレータ。
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