JP5396389B2 - 外科用ファスナ及び外科的固定のための装置 - Google Patents

外科用ファスナ及び外科的固定のための装置 Download PDF

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Description

本発明は、外科用ファスナ及び外科用固定装置に関する。
2つの組織の部位を結合するために、時間がかかり且つ不都合であることが多い外科的縫合の代わりに外科用アンカが用いられる。外科医は、アンカを体組織に埋め込むのにステープル留め装置を用いることが可能であることが多く、したがって、縫合ではずっと長い時間がかかるものを数秒で完了することができる。外科用アンカは、例えば鼠径ヘルニアの手術において、ポリプロピレンのメッシュを腹壁に固定して腹壁を強化するために用いられる。
従来型の外科用ファスナは、送出装置によって体組織を互いに結合するように曲げられる、通常の金属ステープルの形を有している。こうしたステープルは、クラウン部によって一端で互いに結合された1対の脚部又はプロングを有し、これは直線状又は弓状とすることが可能である。ステープルの展開の間、プロングは組織に挿入され、次いで内向きに曲げられる。
現在、組織を互いに付着させるため、又はメッシュのパッチを組織に取り付けるために、内視鏡下の処置又は開放的な処置に利用可能な様々な外科用ファスナ及び固定装置が存在する。そうした外科用ファスナの1つが、外科用ステープラ又はクリップ・アプリケータである。このステープラでは、複数又は多数の未成形のステープルがカートリッジの中に収容され、ばね機構によって機器の中で順次進められ、又は供給される。最遠位のステープルを、積み重ねられたものから分離し、最遠位のステープラをステープル閉鎖機構に供給するために、副次的な供給機構が使用される。そうした機構は、米国特許第5,470,010号及び第5,582,616号に見出される。
用途によっては、2つの相対する方向から体組織に到達することが可能であり、したがってアンビルを用いて、ステープルの脚部を、体組織を貫通した後に変形させることができる。1つの方向からしか組織に到達できない用途では、アンビルを用いて従来型のステープルのクラウン部を変形させ、それにより脚部が体組織の中で互いに向かって突き出し、ステープルを組織の中に保持する。
主に組織にメッシュを取り付けるために用いられる他のステープラ機構は、アンビルを使用しない。その代わりに、組織同士を結合し、ポリプロピレン又は同様の材料のメッシュ若しくは他のパッチを組織に同時にはり付けるために、螺旋状ワイヤを有するファスナを組織の中に向けてねじ込み、あるいは回転させる。このタイプの機器及びファスナは、米国特許第5,582,616号、米国特許第5,810,882号及び米国特許第5,830,221号に見出される。アンビルを必要としない他のタイプのファスナは、ニチノール(商標)などの形状記憶合金から製造されたファスナを利用するものである。こうしたファスナは、主に補綴材料又は人工メッシュを組織に固定するために用いられる。
特にファスナを柔らかい組織に取り付けるとき、こうしたファスナ及び固定装置には重大な欠点がある。こうした装置による取り付けの強さは、主に膠原繊維の含有量及び大きさに依存する。内部の器官を囲む皮下組織及び脂肪組織など、ほとんどの柔らかい組織はわずかな細長い膠原繊維を有し、したがって、そうした組織への一般的な技術によるファスナの取り付けは、筋膜又は靱帯など、より多数の大きい膠原繊維を有するより強い組織への取り付けに比べて弱い。
本発明はその第1の観点において外科用ファスナを提供する。本発明の外科用ファスナは、そのそれぞれがヒンジによって第1の要素に接続された2以上のプロングを有している。ファスナは、それが展開される組織表面の部位に位置決めされる。次いでプロングに伸張する力を加えることによってファスナが展開され、その結果プロングは、組織に埋め込まれるように体組織に入るとき、ヒンジにおいて回転することによって第1の要素から半径方向外側に広がる。ファスナを用いて、移植片又はメッシュを体組織に取り付けることができる。完全に組織を貫通する従来技術による外科用アンカとは異なり、本発明の外科用ファスナの場合、ファスナのプロングのみが移植片又はメッシュを通して体組織に入り、同時に、プロングが接続された第1の要素は、組織に貫入することなく、移植片又はメッシュを組織の表面に取り付ける。
したがって本発明はその観点の1つにおいて、非展開構成及び展開構成を有する外科用ファスナであって、
(a)1又は複数の窪みをその縁部のまわりに有し且つファスナの軸線を画定する第1の要素と、
(b)それぞれが一方の端部に膨出部を有し、第2の端部に先端部を有する2以上のプロングであって、膨出部は、第1の要素の窪みの1つに受け入れられ、且つ窪みの中で回転可能であるプロングと、
(c)第2の要素であって、1又は複数の深穴又は穴、及び深穴又は穴から第2の要素の縁部まで延びる2つ以上の溝を有する第2の要素と
を有しており、非展開構成において、各プロングは第2の要素の溝を通過し、各プロングの先端部が軸線から第1の距離にあり、展開構成において、各プロングは第2の要素のプロングの溝を通過し、各プロングの先端部が軸線から、第1の距離より大きい第2の距離にある外科用ファスナを提供する。
本発明はまた、外科的固定のためのシステムであって、
(a)非展開構成及び展開構成を有する1又は複数の外科用ファスナであって、当該外科用ファスナが、
1又は複数の窪みをその縁部のまわりに有し且つファスナの軸線を画定する第1の要素と、
それぞれが一方の端部に膨出部を、第2の端部に先端部を有する2以上のプロングであって、膨出部が第1の要素の窪みの1つに受け入れられ、且つ窪みの中で回転可能であるプロングと、
第2の要素であって、1又は複数の深穴又は穴、及び深穴又は穴から第2の要素の縁部まで延びる2以上の溝を有する第2の要素と
を有しており、非展開構成において、各プロングは第2の要素の溝を通過し、各プロングの先端部が軸線から第1の距離にあり、展開構成において、各プロングは第2の要素のプロングの溝を通過し、各プロングの先端部が軸線から、第1の距離より大きい第2の距離にある外科用ファスナ、並びに
(b)外科用ファスナの1又は複数を展開するように構成された固定装置
を有するシステムを提供する。
本発明はさらに、外科的固定のための方法であって、
i)外科的固定のためのシステムを提供するステップであって、当該システムが、
(a)非展開構成及び展開構成を有する1又は複数の外科用ファスナであって、当該外科用ファスナが、
1つ又は複数の窪みをその縁部のまわりに有し且つファスナの軸線を画定する第1の要素と、
それぞれが一方の端部に膨出部を、第2の端部に先端部を有する2以上のプロングであって、膨出部が第1の要素の窪みの1つに受け入れられ、且つ窪みの中で回転可能であるプロングと、
第2の要素であって、1又は複数の深穴又は穴、及び深穴又は穴から第2の要素の縁部まで延びる2つ以上の溝を有する第2の要素と
を有しており、非展開構成において、各プロングは第2の要素の溝を通過し、各プロングの先端部が軸線から第1の距離にあり、展開構成において、各プロングは第2の要素のプロングの溝を通過し、各プロングの先端部が軸線から、第1の距離より大きい第2の距離にある外科用ファスナ、並びに
(b)外科用ファスナの1又は複数を展開するように構成された固定装置
を有しているステップと、
ii)固定装置の少なくとも一部を、ファスナが展開される身体部位に送達するステップと、
iii)固定装置を用いてファスナを身体部位で展開するステップと
を含む方法を提供する。
本発明について理解し、実際にどのように実施することができるのかを確かめるために、次に添付図面を参照して、単に非限定的な実例として本発明の実施例を説明する。
非展開構成における本発明の一実施例による外科用ファスナを側面斜視図として示す図である。 展開構成における図1の外科用ファスナを側面斜視図として示す図である。 非展開構成における図1の外科用ファスナを縦断面として示す図である。 展開構成における図1の外科用ファスナを縦断面として示す図である。 本発明のファスナを安定化するための安定化装置を示す図である。 本発明のファスナを安定化するための安定化装置を示す図である。 本発明のファスナを安定化するための安定化装置を示す図である。 非展開のファスナ及び安定化手段を含む組立体を示す図である。 本発明のこの観点による固定装置の軸の遠位端の拡大図である。 組立体のカートリッジへの挿入を示す図である。 カートリッジの長手方向の陥凹部と、固定装置の遠位端に位置する長手方向の把持部の嵌合を示す図である。 本発明の他の実施例による外科用ファスナ及び外科用固定装置の遠位端を示す図である。 本発明の他の実施例による外科用ファスナ及び外科用固定装置の遠位端を示す図である。 展開構成におけるファスナのロックを示す図である。 展開構成におけるファスナのロックを示す図である。 展開構成におけるファスナのロックを示す図である。 展開構成におけるファスナのロックを示す図である。 ファスナを固定装置の遠位端に取り付けるためのカートリッジの使用を示す図である。 ファスナを固定装置の遠位端に取り付けるためのカートリッジの使用を示す図である。 クラウン部とベースプレートの分離を示す図である。 ファスナが適切に展開されていないと判断されたときに、ファスナを取り外すための細線又はフィラメントを備えた本発明のファスナを示す図である。 ファスナが適切に展開されていないと判断されたときに、ファスナを取り外すための細線又はフィラメントを備えた本発明のファスナを示す図である。 ファスナが適切に展開されていないと判断されたときに、ファスナを取り外すための細線又はフィラメントを備えた本発明のファスナを示す図である。 本発明の他の実施例による外科用ファスナを示す図である。 本発明の他の実施例による外科用ファスナを示す図である。 本発明の他の実施例による外科用ファスナを示す図である。 本発明の他の実施例による外科用ファスナを示す図である。 本発明の他の実施例による他の外科用ファスナを示す図である。 本発明の他の実施例による他の外科用ファスナを示す図である。 本発明の他の実施例による他の外科用ファスナを示す図である。 安定化装置を示す図である。 安定化装置を示す図である。 プロングが隣接する対に構成され、各対のプロングの突出部が互いに結合された、本発明の他の実施例による外科用ファスナを示す図である。 プロングが隣接する対に構成され、各対のプロングの突出部が互いに結合された、本発明の他の実施例による外科用ファスナを示す図である。 本発明のファスナの展開を示す図である。 本発明のファスナの展開を示す図である。 本発明のファスナの展開を示す図である。
図1、2及び3は、本発明の一実施例による外科用ファスナ1を示している。その非展開構成におけるファスナ1を、図1には側面斜視図として、図3aには縦断面図として示す。その展開構成におけるファスナ1を、図2には側面斜視図として、図3bには縦断面図として示す。ファスナ1は、任意の用途での必要に応じて任意の形を有することができる、第1の要素又はクラウン部2を有している。例えば第1の要素は、円盤若しくは円筒形などの形、長方形若しくは多角形、不規則な形をした表面を有することができる。クラウン部2は、ファスナ1の長手方向の軸線15を画定する。
クラウン部2から、2つ以上のプロング5が延びている。クラウン部2は、クラウン部2の縁部のまわりに窪み3を備えている。窪み3は、各プロング5の基部に位置する膨出部(protuberance)4を受け入れるような寸法とされる。窪み3及び対応する膨出部4は、膨出部4が窪み3の中で回転することができるような寸法とされる。
ファスナ1は、少なくとも2つである任意の数のプロング5を含むことができる。プロングは任意の用途での必要に応じて、長方形の外形、円形の外形、長円形の外形、三角形の外形又は楕円形の外形など任意の外形を有することができる。プロングはまっすぐでも、一定若しくは不定の曲率で湾曲していてもよい。プロングは、任意の用途での必要に応じて、鈍い先端部、鋭い先端部又はかかりの付いた先端部を有することができる。
ファスナ1は、第2の要素又はベースプレート7を含んでいる。ベースプレート7は中央の穴若しくは深穴10を有し、そこから2つ以上の溝8がベースプレート7の縁部まで延びている。プロング5及び溝8は、各プロングが自由に、又はある程度の摩擦を伴ってその溝を通過することができるような寸法とされる。各プロング5の膨出部4は、プロングの溝を通過することができないような寸法とされる。第2の要素は、任意の用途での必要に応じて任意の形を有することができる。例えば第2の要素は、円盤などの形、長方形又は多角形の形をした表面、不規則な形をした表面を有するベースプレートとすることができる。
ファスナ1が非展開構成であるとき、プロングの先端部5’は、ファスナ1が展開構成であるときよりも軸線15の近くに位置する。展開構成では、各プロングが第2の要素のプロングの溝を通過し、各プロングの先端部は、軸線から第1の距離より大きい第2の距離にあり、各プロングの膨出部は、第2の要素の深穴若しくは穴の1つの中に配置される。膨出部は、プロングの溝を通過することができないような形及び寸法とされる。
ファスナ1を展開する間、以下に詳しく説明するように、第1の要素2をベースプレート7に向かって押し進める固定装置が展開される。プロングが溝8を通過すると、溝8によってプロング5に加えられる力によりプロングが膨出部4のまわりで回転し、クラウン部から半径方向外側に広がって展開構成に達する。
本発明のファスナは、それだけに限らないが、PLA、PLGA、ポリカプロラクトン、ポリジアキソン(polydiaxion)、マグネシウム合金又はそうした材料の任意の組合せなど、任意の生体適合性材料、優先的には生分解性材料から製造することができる。
本発明のファスナは、展開構成において、意図されない体組織からのファスナの解放を防止するようにロックされることが好ましい。本明細書で用いられるとき、ファスナの「ロック」という用語は、そうした手段が設けられない状況に比べて、展開されたファスナの広げられたプロングをファスナの長手方向の軸線の近くに引き寄せるために必要な力を増大させるようなファスナの構成要素間の係合を指す。それによってファスナは、組織の中でファスナに作用する力があるにもかかわらずその展開構成を維持し、傷つきやすい柔らかい組織により適切に取り付けられるようになる。
好ましい実施例では、展開構成におけるロックは、クラウン部2の突起部9(図3)とベースプレート7内の深穴若しくは穴10との間の係合によるものであり、クラウン部の突起部9は、図3bに示すように、ベースプレート7の深穴若しくは穴10の中に設けられたリム12の下にスナップ嵌めされるリム11を備えている。
プロング5の基部にある膨出部4は、必ずしもクラウン部の窪み3の中に保持されない。ファスナを固定装置に装填する間、ファスナ1をその非展開構成に安定化するために、安定化装置を用いることができる。ファスナがその非展開構成において不安定になる場合に用いることができる、ファスナ1用の安定化装置40を図4に示す。安定化装置40は本質的に円筒形であり、中央の穴41を有している。安定化装置40内の中央の穴41は、非展開のファスナを受け入れるように構成される。中央の穴41は、ファスナのプロング5を非展開のファスナの長手方向の軸線15に沿って保持するために、半径方向に配置された陥凹部42を備えている。これらの陥凹部42は、湾曲した形を有するプロング5がそれらの長軸線に沿って回転するのも防止する。図5は、非展開のファスナ1及び取り付けられた安定化手段40を含む組立体49を示している。安定化装置40がファスナ1に取り付けられると、膨出部4は窪み3から外れるのを防止される。ファスナの非展開構成でファスナ1に安定化装置40が取り付けられると、安定化装置40内のノッチ43がベースプレートの溝8と整列し、経路44を形成する。以下に説明するように、経路44は、広がって展開する間、プロング5を収容し案内する。
図7に示すように、ファスナ1を固定装置に装填する間にベースプレート7が外れるのを防止するために、組立体49をカートリッジ48に挿入することができる。カートリッジ48は、安定化装置40の外面上の長手方向の突起部51と噛み合う長手方向の陥凹部50を備えた中央の穴46を有している。組立体49がカートリッジ48の中央の穴に導入されると、組立体の中でベースプレート7は非展開のファスナのプロング5から外れるのを防止される。以下に説明するように、カートリッジ48の他の長手方向の陥凹部52が、固定装置60(図8)の遠位端に位置する長手方向の把持部47と噛み合う。
その第2の観点において、本発明は、ファスナ1などの本発明の外科用ファスナを展開するための外科用固定装置を提供する。図8に示すように、本発明の固定装置60の好ましい実施例は、生体適合性金属材料若しくはプラスチック材料、又はそれらの組合せなど、生体適合材料から製造される。固定装置60は、体組織の中で展開されるファスナ1及び安定化装置40を含む組立体49を受け入れるように構成された先端部54を有する軸63を有している。以下に説明するように、装置は、ファスナのプロングが膨出部4で回転することによって第1の要素から半径方向外側に広がるとき、ファスナのクラウン部2をベースプレート7に向かって押し進めることによって、ファスナを締め付けるように構成される。使用時には、ファスナ1が展開される身体の部位まで送達される。固定装置によってファスナをその展開構成にすると、プロングは第1の要素から外へ広がり、その部位の体組織に入る。ファスナがその展開構成に達した後、ファスナは固定装置から解放される。
展開装置の軸は、まっすぐでも湾曲していてもよく、また剛性、半剛性又は可撓性とすることができる。その全長に沿って、又は特定の部位のみで可撓性をもつようにすることも可能であり、したがって、狭い身体の空間の中で軸の操作ができるようになっている。
次に図6を参照すると、固定装置60の軸の遠位端54の拡大図が示してある。固定装置60の軸の先端部54はその遠位のリム55に、それぞれがその先端部に小さい突起部56を備えた長手方向の把持部47を備えている。
図7に示すように、収容用のカートリッジ48の中に配置するとき、組立体49を固定装置60の先端部54に取り付けるために、固定装置の先端部54の把持部47が、カートリッジ48の嵌合用の陥凹部52及び安定化装置40の陥凹部45の中に導入される。把持部47の先端部にある小さい突起部56が、ベースプレート7の取り付け用の小さい陥凹部57と係合する(図1も参照のこと)。こうして非展開のファスナ1は、組立体49の中で、把持部47の突起部56によって固定装置の先端部54の中に係合される。次いで、図8に示すように、ファスナ1及び安定化装置40を含む組立体49を、カートリッジ48から取り外すことができる。
図19は、ファスナ1の展開を示すものである。図19(a)では、一片のメッシュ252が、図19では破線によって示される体組織256の表面に当てられている。メッシュ252を表面250に固定するために、固定装置の先端部54は、身体内の、ファスナ1を展開する部位にある組織の表面250まで送達されている。先端部54は、メッシュ252に当てられている。ファスナの展開は、クラウン部2をベースプレート7に向かって動かすように非展開のファスナを押し付けることによって行われる。これは、トリガ61を固定装置60のハンドル62に向かって押し下げることによって実施される。トリガ61を押し込むことによって、プッシャ58を固定装置の軸63の中央の内腔59の中で摺動させる。プッシャ58が、クラウン部2をベースプレート7に向かって押し進め、このとき一方で、ベースプレート7は、固定装置60の把持部47の遠位の突起部56によって固定されている。図19bは、部分的に展開されたファスナ1を示している。ファスナ1のプロング5は、溝8を通して摺動している。プロングの先端部5’はメッシュ252を貫通し、組織の表面250及び組織256の中に貫入している。引き続きファスナを展開すると、ファスナはその展開構成において、スナップ嵌め機構をもたらす、クラウン部の突起部9のリム11とベースプレートの穴10のリム12の係合によってロックされた状態になる。展開して組織に固定し、この展開構成においてファスナをロックした後、展開されたファスナをさらに押し付けることによって、展開されたファスナが把持部47の遠位の突起部56から外れ、ファスナが固定装置から解放されるようになる(図19c)。展開された状態では、クラウン部2及びベースプレート7は組織の表面250の上に留まり、プロング5のみが組織に貫入している。次いで、固定装置を身体から取り外すことができる。
図9は、本発明の他の実施例による外科用ファスナ95、及び外科用固定装置のプッシャ91の遠位端を示している。その非展開構成におけるファスナ95及びプッシャ91を、図9aには斜視投影図として、図9bには縦断面図として示す。この実施例では、固定装置のプッシャ91は、遠位で横に突出するリム92を備えている。リム92は、クラウン部94の上面の窪み93に嵌め込むことによって、ファスナ95のクラウン部94と係合し、しっかりと把持するように構成されている。図10a及びbは、固定装置の遠位端96に取り付けられたファスナ95を示している。図6に関連して先に説明したように、プッシャ91はクラウン部をベースプレート97の方へ押し進めるように使用され、この間、ベースプレート97は固定されている。これによってファスナ95は、ファスナ95がロックされていない図9cに示す展開構成になる。ファスナ95が適切に展開されていないと判断された場合には、プッシャ91の摺動を逆転させ、ファスナ95を図9a及び9bに示す非展開構成に戻すことができる。したがって、展開されているがロックされていない状態のファスナの展開は可逆的であり、ファスナがロックされない限り、ファスナを組織から引き抜くことができる。引き抜かれたファスナは、場合によっては他の組織の部位で再び展開させることができる。ファスナが適切に展開されたと判断されたときには、図10に示すように、プッシャを用いてクラウン部をファスナのベースプレートに嵌め込み、ファスナをロックする。ファスナをロックし、ベースプレートを装置96の把持部から解放した後(図10d)、プッシャ91を引っ張ると、プッシャ91がクラウン部94から外れ、固定装置がファスナから外れる。次いで、固定装置を身体から取り外すことができる。
本発明の他の実施例では、図11及び12に示すように、ファスナ1を本発明の固定装置の遠位端115に取り付けるために、カートリッジ118が用いられる。ファスナ1は、展開されているがロックされていないその構成において、カートリッジに取り付けられる。展開されているがロックされていない状態のファスナは、展開構成においてプロング5を安定化するベースプレート内の陥凹部8によって、この状態で安定になる。このカートリッジは、最初にベースプレートを支持してファスナが非展開構成に戻るのを防止する係止支柱111を備えている。またカートリッジは、固定装置の遠位端115の把持部114を収める内部の陥凹部113、及び係止支柱111を収める外側の陥凹部116を備えた係止解除用プレート112を備えている。カートリッジは、クラウン部の突起部9をその上に支持する中央の支柱117も備えている。支柱117は、ファスナ1のベースプレート7の中央の穴10を貫通する。固定装置の遠位の先端部115のその把持部114の間に、安定化手段120が可逆的に又は永久的に取り付けられる。安定化手段が取り付けられた遠位の先端部115はファスナの上で押され、把持部の突起部122をベースプレート7上の対応する陥凹部57に係合することによって、ファスナにしっかりと取り付けられる。次いで、係止解除用プレート112の外側の陥凹部116が係止支柱111と整列するまで、固定装置の先端部及び取り付けられたファスナが回転され、そして支柱117及び係止支柱に沿ってカートリッジの基部124に至るまでファスナのベースプレートが固定装置の安定化手段120によって下方へ押される。カートリッジの支柱117は、クラウン部2がベースプレートと共に下降するのを防止し、その結果、ファスナが固定装置の中でその非展開構成に達すると(図13)、クラウン部及びベースプレートは互いに分離する。次いで、その非展開構成のファスナを備えた装置の先端部をカートリッジから取り外すことができる。カートリッジは、再利用しても廃棄してもよい。
図14に示すように、本発明のファスナ1は、ファスナが適切に展開されていないと判断されたとき、ファスナを取り外すための細線又はフィラメント142を備えることができる。円錐形の先端部143の中で終わる、中央の内腔146を囲む細長い軸を有する引き抜き装置が用いられる。フィラメント142は軸の内腔に沿って延び、先端部143から出てファスナ1の下を通り、内腔を通って戻る。先端部143は、展開されたファスナ1を、但し少なくともそのクラウン部を、部分的に又は完全に収容するように構成された内部空間144を有する。この窪みは、リム145を備えている。好ましい実施例では、引き抜き装置の窪みのリム145を、展開されたファスナの広げられたプロング5に当接させる。その場合、フィラメント142が引っ張られると同時に、引き抜き装置の円錐形の窪みのリムがプロング5に当接する(図14b)。フィラメント142を引っ張り続けると、プロング5が曲がり、プロングの先端部をファスナの軸線の近くに引き寄せ(図14c)、次いで、ファスナを組織から引き抜くことができる。
図15に示す他の実施例では、ファスナ150はクラウン部155及びベースプレート159を有している。ファスナ150を、図15aにはその非展開構成として、図15bにはその展開構成として示す。ベースプレートの中央の穴162のリム160は、展開構成において対応するクラウン部の突起部164のリム163と係合し、クラウン部がベースプレートから離れることによってファスナがばらばらになるのを防止する。引き抜き装置を用いて、展開されたファスナをその非展開構成にすることができる。リップ153が、ベースプレート159を取り囲んでいる。引き抜き装置の窪み152のリム151が、展開されたファスナのリップ153に当接するように位置決めされる。この実施例では、ファスナのクラウン部155に取り付けられたフィラメント154を引っ張ることによって、クラウン部155が外れてベースプレートとの係合状態から解放され、リム151によって固定されたベースプレート(図15c)から離れるように引き上げられる。こうしてクラウン部155がベースプレート159から分離すると、プロング157の膨出部156がクラウン部155の陥凹部158の中で回転し、ベースプレートの溝159の中で部分的に摺動して、その非展開構成を部分的に達成することが可能になる(図15d)。フィラメントを引っ張り続けると、ロックされていないファスナが組織から取り外される。引き抜き装置の窪みのリブがプロングに当接する追加的な引き抜き方法及び装置では、プロングを曲げること、及びファスナの非展開状態を部分的に達成することを組み合わせて使用することができる。
図16aは、本発明の他の実施例による他の外科用ファスナ200を示している。その非展開構成におけるファスナ200を、図16aに示す。ファスナ200は、クラウン部202、及び円筒形のリップ206を有するベースプレート204を有している。円筒形のリップ206は、プロング210の先端部208がその中を通る溝207を有している。以下に詳しく説明するように、それぞれの溝207の間には、固定装置の把持部を受け入れるように構成されたアーチ部212が存在する。
図16bは、固定装置215の遠位端に取り付けられた安定化装置214に取り付けた後の、ファスナ200を示している。クラウン部202がファスナ200のベースプレート204に向かって移動するのを防止するために、安定化装置のパネル217がアーチ部212と整列し、部分的に溝207を塞ぎ、プロング210が溝207を通って外側へ移動するのを防止する。図16cは、見やすいように、パネル217を取り除いた安定化装置214の概観を示している。安定化装置214内の把持部216は、ファスナ200を固定装置の遠位端に保持するためにアーチ部212と係合する、半径方向外側に面する突起部218を有している。半径方向外側への拡張部220が把持部216の間に延び、安定化装置214の中でファスナ200が回転するのを防止する。
図17aは、安定化装置214を長手方向の図として示している。安定化装置214は、コネクタ224によって装置215にスナップ嵌めされる。コネクタは、固定装置215の内側の円形溝228にスナップ嵌めする突起部226を有している。
ファスナ1の展開に関連して先に説明したように、ファスナ200の展開時には、固定装置215の遠位端214が、身体内のファスナ1を展開する部位まで送達される。ファスナの展開は、非展開のファスナを、クラウン部202をベースプレート204に向かって動かすように押し付けることによって行われる。これは、プッシャ230を装置215の中央の内腔の中で摺動させることによって実施される。プッシャが、クラウン部202をベースプレート204に向かって押し進め、この間、ベースプレート204は、把持部216の遠位の外側の突起部218によって固定されている。プロングが溝207の中で摺動すると、プロング210はパネル217をわずかに外側へ押す。ファスナ1の場合と同様に、ファスナ200はその展開構成においてスナップ嵌めのロック機構をもたらす、クラウン部202の底面上のリム222とベースプレートの穴(図16では見ることができない)のリムの係合によってロックされた状態になる。展開して組織に固定し、この展開構成においてファスナをロックした後、展開されたファスナをさらに押し付けることによって、展開されたファスナが把持部216のこれらの遠位の突起部218から外れ、ファスナが固定装置から解放される。次いで、空の安定化装置214を含む固定装置215を身体から取り外すことができる。安定化装置を装置215から取り外し、場合によっては破棄することができる。次いで、取り付けられたファスナ200を備えた他の安定化装置214を装置215に取り付け、工程を繰り返すことができる。
図18は、本発明の他の実施例による外科用ファスナ231を示している。ファスナ231を、図18aにはその非展開構成として、図18bにはその展開構成として示す。ファスナ231は、クラウン部232及びベースプレート234を有している。ファスナ231は、プロング238を有している。それぞれのプロング238は、その基部に突出部240を有している。プロング238は隣接する対に構成され、各対のプロングの突出部240は、各対のプロングが一体化したU字型の構造体を形成するように互いに結合されている。U字型の構造体は、膨出部240が溝236の中でクラウン部232の縁部のまわりを自由に回転するように、クラウン部232の下に位置するホック242に引っ掛けられる。他の実施例に関連して先に説明したように、ファスナ231は固定装置を用いて展開される。

Claims (19)

  1. 非展開構成及び展開構成を有する外科用ファスナであって、
    (a)前記ファスナの軸線を画定する第1の要素であって、該第1の要素は、前記軸線に沿って軸線方向に互いに離れた第1の端部及び第2の端部を有し、該第1の端部及び第2の端部は、それらの間で軸線方向に延びる、前記軸線から横方向に離間した周縁部を画定し、該周縁部は、前記軸線に向かって横方向に延びるようにその内部に形成された1又は複数の窪みを有している第1の要素と、
    (b)2以上のプロングであって、各プロングが、一方の端部に膨出部を、第2の端部に先端部を有し、前記膨出部は、前記第1の要素の前記窪みの1つに横方向に受け入れられ、且つ該窪みの中で回転可能であるプロングと、
    (c)第2の要素であって、1又は複数の深穴又は穴、及び該深穴又は穴から第2の要素の外側縁部まで横方向に延びる2以上の溝を有する第2の要素と
    を有する外科用ファスナにおいて、
    前記非展開構成において、各プロングは前記第2の要素の溝を通過し、また各プロングの前記先端部が前記軸線から第1の距離にあり、前記展開構成において、各プロングは前記第2の要素の前記プロングの溝を通過し、各プロングの前記先端部が前記軸線から、前記第1の距離より大きい第2の距離にある外科用ファスナ。
  2. 各プロングの前記膨出部が、前記プロングの溝を通過することができないような形とされている請求項1に記載のファスナ。
  3. 前記プロングが、前記第1の要素に取り付け又は固定されていない請求項1又は2に記載のファスナ。
  4. 前記展開構成において、前記第1の要素が前記第2の要素の中に留まるようになる請求項1から3までのいずれか一項に記載の外科用ファスナ。
  5. 生分解性材料から製造される請求項1から4までのいずれか一項に記載の外科用ファスナ。
  6. 前記プロングは、前記ファスナの前記展開構成及び前記非展開構成において変形されていない請求項1から5までのいずれか一項に記載の外科用ファスナ。
  7. 1対の隣接するプロングの前記膨出部が互いに結合されている請求項1から6までのいずれか一項に記載の外科用ファスナ。
  8. 前記第1の要素は、前記展開構成において前記第2の要素の前記深穴又は穴内に収容される請求項1から7までのいずれか一項に記載の外科用ファスナ。
  9. 前記第1の要素は、前記展開構成において前記第2の要素の前記深穴又は穴内に係止可能である請求項1から8までのいずれか一項に記載の外科用ファスナ。
  10. 外科的固定のためのシステムであって、
    i)1又は複数の、請求項1から9までのいずれか一項に記載の外科用ファスナ、並びに
    ii前記ファスナの前記第1の要素を前記第2の要素に向かって押し進めることによって前記外科用ファスナの1又は複数を展開するように構成された固定装置
    を有するシステム。
  11. 前記固定装置が、前記ファスナの前記第1の要素を前記第2の要素から離れるように移動させることによって、展開されたファスナを非展開にするように構成されている請求項10に記載のシステム。
  12. 前記固定装置が、記ファスナの前記第1の要素を前記第2の要素に向かって押し進めるように構成されたプッシャを有している請求項10又は11に記載のシステム。
  13. 前記プッシャが、前記ファスナの前記第1の要素に取り付けられるように構成されている請求項12に記載のシステム。
  14. 前記外科用ファスナの1つを前記非展開構成に安定化する1又は複数の安定化装置をさらに有する請求項10から13までのいずれか一項に記載のシステム。
  15. 前記固定装置が、前記安定化装置を取付けた前記外科用ファスナを受け入れるように構成されている請求項14に記載のシステム。
  16. 前記安定化装置を取付けた前記外科用ファスナが把持部によって前記固定装置に保持される請求項15に記載のシステム。
  17. 前記安定化装置を取付けた前記外科用ファスナがスナップ嵌めによって前記固定装置に保持される請求項15に記載のシステム。
  18. 前記安定化装置を取付けた前記外科用ファスナを保持するように構成されたカセットをさらに有する請求項14から17までのいずれか一項に記載のシステム。
  19. メッシュ材料をさらに有する請求項10から18までのいずれか一項に記載のシステム。
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