JP5394828B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5394828B2
JP5394828B2 JP2009135362A JP2009135362A JP5394828B2 JP 5394828 B2 JP5394828 B2 JP 5394828B2 JP 2009135362 A JP2009135362 A JP 2009135362A JP 2009135362 A JP2009135362 A JP 2009135362A JP 5394828 B2 JP5394828 B2 JP 5394828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
female connector
state
male connector
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009135362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010279552A (ja
Inventor
拓也 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Industrial Co Ltd filed Critical Kyoraku Industrial Co Ltd
Priority to JP2009135362A priority Critical patent/JP5394828B2/ja
Publication of JP2010279552A publication Critical patent/JP2010279552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5394828B2 publication Critical patent/JP5394828B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機および遊技機の制御基板に用いられるコネクタに関する。
従来より、パチンコ遊技機等の遊技機の背面には、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御が実行されるメイン制御基板や、払出球の払い出し制御を行う払出制御基板などの複数の基板が配置されている。そして、これらの制御基板間を電気的に接続するために、制御基板に雌コネクタを実装し、この雌コネクタに、電線(ハーネス)が取り付けられた雄コネクタを嵌合している。
例えば、特許文献1に記載の遊技機は以下のように構成されている。すなわち、パチンコ機(遊技機)の中枠の背面中央部に、主制御基板および中継基板を覆う基板ケースが設けられている。基板ケースは、主制御基板、中継基板、および主制御基板と中継基板とを電気的に接続する副制御基板ハーネスを覆って、中枠の背面に取り付けられている。基板ケースの上方には副制御基板が設けられている。基板ケースからは、中継基板と副制御基板とを電気的に接続するハーネスが着脱されるコネクタが露出している。
特開2006−149737号公報
主制御基板に実装された雌コネクタを介して、例えば主制御基板に不正基板が接続される不正行為が行われるおそれがある。そのため、コネクタを介して不正基板が接続される不正行為が行われないように対策しておくことが好ましい。
かかる目的のもと、本発明は、制御基板510に実装される雌コネクタ610と、当該雌コネクタ610と嵌合する雄コネクタ620とを有する遊技機100であって、前記雌コネクタ610は、導電性のピン612を有し、前記雄コネクタ620は、前記雌コネクタ610の前記ピン612が挿入される挿入部642を有し、前記雌コネクタ610と前記雄コネクタ620とは、当該雄コネクタ620の前記挿入部642が当該雌コネクタ610の前記ピン612に挿入されて導通可能な第1の状態と、当該挿入部642が当該第1の状態からさらに奥に挿入された状態である第2の状態とに嵌合可能であり、前記雄コネクタ620と前記雌コネクタ610とが前記第2の状態に嵌合した場合には、当該雄コネクタ620と当該雌コネクタ610との嵌合を解除する際に当該雌コネクタ610の塑性変形を伴い、前記雄コネクタ620は、前記第1の状態から前記第2の状態への移行を抑制する抑制部材750を有し、前記雌コネクタ610は、前記ピン612を取り囲むように設けられた側壁部611を有し、前記雄コネクタ620は、前記雌コネクタ610の前記側壁部611と嵌合するコネクタ本体621を有し、当該雄コネクタ620は、前記抑制部材750が当該コネクタ本体621から人為的に取り除かれることにより前記第1の状態から前記第2の状態への移行が許容されることを特徴とする遊技機100である。
ここで、前記雄コネクタ620と前記雌コネクタ610との嵌合を解除する際には、当該雌コネクタ610の前記ピン612(613)が塑性変形することが好適である。
また、前記雌コネクタ610は複数の前記ピン612を有し、前記雄コネクタ620との嵌合が解除される際に、当該複数のピン612の内の一部が塑性変形することが好適である。
また、前記雌コネクタ610の前記ピン613の先端部614は折り曲げられており、前記雄コネクタ620と前記雌コネクタ610とが前記第1の状態に嵌合した場合には、当該雌コネクタ620の折り曲げられた前記ピン613の先端部614は当該雄コネクタ620の前記挿入部642の内部に存在し、当該雄コネクタ620と当該雌コネクタ610とが前記第2の状態に嵌合した場合には、当該折り曲げられたピン613の先端部614は当該挿入部642の外部に存在することが好適である。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、雌コネクタと雄コネクタとを第2の状態に嵌合することで、雌コネクタと雄コネクタとの嵌合の解除が抑制されるので、例えば、主制御基板に不正な制御基板が接続されることに起因する不正行為を行うことが難しくなる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113と、を備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に装飾図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。なお、画像表示部114としては、例えば液晶表示装置、EL表示装置、LEDドット表示装置または7セグ表示装置等による構成例が考えられる。
また、本実施の形態では、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110に対して可動に構成され、可動による各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで光による各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121と、第1始動口121の下方に位置し、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選が始動する第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別電動役物(大入賞口125)、または予め定められた1の特別図柄表示器の何れかを作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球は第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時に大当たりが抽選される大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする(電チューサポート)場合がある。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、第2始動口122の下方に位置し、特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。この大入賞口125は、通常は閉状態であるが特別図柄抽選の結果により所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態が維持されるラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返す。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。この表示器130の詳細は後述する。
賞球の払い出しについて説明する。第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて、1つの遊技球当たり規定個数の賞球が払い出される。その一例を示すと、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球がそれぞれ払い出される。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは無い。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。なお、本実施の形態では、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、7セグ表示装置で構成され、また、普通図柄表示器223は、LED表示装置で構成されている。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。この保留について説明する。変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。なお、本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、一列に配設したLED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを指示することが可能であり、また、中央キーを操作することにより、指示した画像を選択することが可能である。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際に、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
次に、パチンコ遊技機100の枠部材150の構成について説明する。
図4は、枠部材150の構成を説明する斜視図である。
同図に示すように、枠部材150は、縦長の所謂フレーム構造である枠部材本体としての外枠10と、外枠10に開閉自在に装着される前面枠(内枠)20とを備える。外枠10は、4つの金属製の枠部材である右縦枠部材11、左縦枠部材12、上横枠部材13および下横枠部材14と、外枠10の四隅に位置し、隣り合う枠部材を相互に連結する角部材15とを有する。
前面枠20は、上下方向に回転軸が延びるように一側部(図1での左側部)が外枠10に取り付けられている。付言すると、前面枠20は、透明板を所定位置に保持する透明板保持枠21と、遊技盤110を所定位置に保持する遊技盤保持枠22とを備えている。そして、図4に示すように、閉めた状態の透明板保持枠21および遊技盤保持枠22を一体で外枠10に対して回転させて開けることが可能である。また、図示を省略するが、透明板保持枠21および遊技盤保持枠22を閉めた状態において、透明板保持枠21を単独で外枠10および遊技盤保持枠22に対して回転させて開けることが可能である。
なお、前面枠20の遊技盤保持枠22には、外枠10の右縦枠部材11と係合して前面枠20が開かないように施錠するための施錠部材23,24,25が設けられている。この施錠部材23,24,25は、パチンコ遊技機100の正面側に配設されている鍵穴158(図1参照)に不図示の鍵を差し込んで所定の方向に回転することで、連動して施錠動作および開錠動作を行う。
遊技盤110の後面には、各種の基板等が取り付けられる。この各種の基板等について付言すると、遊技盤110の後面には、メイン基板およびサブ基板が配設されている。すなわち、メイン基板として、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御部200が構成された主制御基板510が配設されている。この主制御基板510は、開封することにより痕跡が残るように透明部材で構成された主制御基板ケース520に密封されている。また、主制御基板510は、この主制御基板510に実装された雌コネクタ610を含むコネクタ600を介して他の基板と接続されている。
また、サブ基板として、演出を統括的に制御する演出制御部300が構成された演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像/音響制御部310が構成された画像制御基板、および、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御部320が構成されたランプ制御基板等が配設されている。また、遊技盤110の後面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源530が配設されている。
さらに、払出球の払い出し制御を行う後述の払出制御部400が構成された払出制御基板540と、払出制御基板540により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット560と、が枠部材150に配設されている。払出制御基板540は、透明部材で構成された払出制御基板ケース550でカバーされている。
次に、コネクタ600の構成について説明する。
<第1の実施形態>
コネクタ600は、制御基板に実装される雌コネクタ610と、雌コネクタ610と嵌合して接続される雄コネクタ620とから構成される。
図5は、第1の実施形態に係るコネクタ600の概略構成を示す斜視図である。主制御基板510に実装されたコネクタ600の雌コネクタ610と、雄コネクタ620との嵌合対応状態を示す図である。図6は、雌コネクタ610の断面図であり、図5におけるVI−VI断面図である。図7は、第1の実施形態に係る雄コネクタ620の概略構成を示す斜視図である。
雌コネクタ610は、主制御基板510に載置されるべき底面611aを備えた雌コネクタ本体611と、雌コネクタ本体611に形成された孔611bに嵌合され、かつ互いに平行に延びるように並んだ複数のピン612とを有している。ピン612の材質は、例えば金メッキ銅合金である。
雌コネクタ本体611は、例えば樹脂により形成されており、主制御基板510に実装される際には、底面611aが主制御基板510に接触するようになっている。また、雌コネクタ本体611は、断面形状がコの字状になるように、底面611aとは反対側の面は一部開口している。そして、雌コネクタ本体611の内側の側壁には後述する雄コネクタ本体621の凸部623が嵌る凹部611cが形成されている。
各ピン612は、導電体から形成されており、一方の端部側が、雌コネクタ本体611に形成された孔611bに嵌合され、その端部が雌コネクタ本体611の底面611aから主制御基板510側に突出している。さらに、この各ピン612の一方の端部側は、主制御基板510に形成されたスルーホール510aを通され、ハンダ付けにより主制御基板510の配線パターン511に接続される。
また、図5,図6に示すように、ピン612の他方の端部側(雄コネクタ620と対向する側)においては、複数のピン612の内の少なくとも1つのピン612が折り曲げられている。この折り曲げられたピン612を折り曲げられていないピン612と区別してピン613と称し、以下に具体的に説明する。ピン613は、折り曲げられていないピン612と略平行な部位613aと、この略平行な部位の軸心に対して鋭角をなす部位613bとを有し、この鋭角をなす部位613bと、略平行な部位613aの雄コネクタ620と対向する側の一部とで先端部614を形成している。なお、先端部614における略平行な部位613aの長さは、鋭角をなす部位613bの長さ以下であることを例示することができる。また、ピン613の鋭角をなす部位613bの先端の、ピン613の略平行な部位613aの軸心からの半径方向の位置は、少なくとも一部が後述する嵌合孔642a(図9参照)の内径よりも外側に存在する。
雄コネクタ620は、複数(本実施の形態においては20本)の電線630と、各電線630と接続されるコンタクト640と、コンタクト640を支持し雌コネクタ610の雌コネクタ本体611の内側に嵌合される雄コネクタ本体621とを有している。
コンタクト640は、一端側に電線630を支持する電線支持部641を有し、他端側には雌コネクタ610のピン612が嵌合される嵌合孔642aが形成されたピン嵌合部642を有している。
雄コネクタ本体621には、コンタクト640を挿入させて固定する固定孔622が複数(本実施の形態においては20)形成されている。また、雄コネクタ本体621の外面には雌コネクタ610の凹部611cに嵌る凸部623が複数(本実施の形態においては長手方向の両端面に1つずつの計2つ)設けられている。
雄コネクタ本体621の外面に凸部623が設けられていることにより、雌コネクタ610と雄コネクタ620とは、凸部623が雌コネクタ本体611の開口側の端面611dに突き当たった状態である第1の状態と、凸部623が凹部611cに嵌った状態である第2の状態とに嵌合可能である。図8は、雌コネクタ610と雄コネクタ620とが第1の状態に嵌合しているときの断面図である。図9は、雌コネクタ610と雄コネクタ620とが第2の状態に嵌合しているときの断面図である。
図8に示すように、第1の状態においては、雌コネクタ610のピン612が、コンタクト640のピン嵌合部642の嵌合孔642aに挿入されて導通可能である。つまり、ピン嵌合部642が、雌コネクタ610のピン612が挿入される挿入部として機能する。また、この第1の状態においては、複数のピン612の内、ピン613の先端部614は、挿入前の状態から変形して嵌合孔642aの内部に存在する。
図9に示すように、第2の状態においては、雄コネクタ620が第1の状態からさらにピン612の軸方向に深く挿入されている。つまり、コンタクト640のピン嵌合部642の嵌合孔642aが、第1の状態からさらにピン612の軸方向に深く挿入されている。この第2の状態においても、導通可能である。そして、第2の状態においては、図9に示すように、複数のピン612内の折り曲げられたピン613の先端部614が、嵌合孔642aの外部に存在する。本実施の形態に係る雄コネクタ620においては、雄コネクタ620と雌コネクタ610とが第2の状態に嵌合した場合には、ピン613の先端部614は、コンタクト640の電線支持部641と嵌合部642との間に存在する。
以上のように構成されたコネクタ600においては、ピン612の材質は金メッキ銅合金であるので、雄コネクタ620と雌コネクタ610とが第1の状態から第2の状態の嵌合に移行した場合には、雌コネクタ610のピン613の弾性によりその先端部614の鋭角をなす部位613b(図6参照)の先端の少なくとも一部は、半径方向の位置が嵌合孔642aの内径よりも外側に存在する。それゆえ、雄コネクタ620と雌コネクタ610との嵌合を解除するために雄コネクタ620を雌コネクタ610から引き抜こうとすると、雄コネクタ620のコンタクト640のピン嵌合部642あるいは雌コネクタ本体611が、ピン613の先端部614により力を受け、両コネクタの嵌合の解除が抑制される。
そして、ピン613の先端部614により受ける力に抗して、雄コネクタ620を雌コネクタ610から引き抜くと、ピン613の先端部614がコンタクト640のピン嵌合部642あるいは雌コネクタ本体611により力を受けて塑性変形する。例えば、ピン613の鋭角をなす部位613bが、略平行な部位613aから破断する。そして、ピン613の鋭角をなす部位613bが破断して脱落した場合には、破断したピン613に対して雄コネクタ620を抜き差しすることが容易となる。
したがって、このコネクタ600が適用されたパチンコ遊技機100においては、雌コネクタ610が主制御基板510に実装され、電線630が接続された雄コネクタ620を介して他の制御基板と接続されているので、主制御基板510に、正当な制御基板の代わりに不正な制御基板が接続されることを抑制することができる。また、たとえ、主制御基板510に実装された雌コネクタ610から、強引に正当な制御基板に接続された雄コネクタ620が引き抜かれたとしても、その後には雌コネクタ610に対して雄コネクタの抜き差しが容易になることから、不正な制御基板が主制御基板510に接続されていることを容易に判別することができる。
なお、上述した事項においては、主制御基板510と特定の制御基板とをコネクタ600を介して物理的にも電気的にも接続する態様について説明したが、主制御基板510と特定の制御基板とを物理的に接続せずに、中継基板を介して接続する態様についても本実施の形態に係るコネクタ600を用いることが好適である。すなわち、主制御基板510と中継基板とを電線を介して物理的に接続し、中継基板と特定の制御基板とを電線を介して物理的に接続することで、主制御基板510と特定の制御基板とを電気的に接続する場合においても、少なくとも主制御基板510に本実施の形態に係る雌コネクタ610を実装し、電線630が接続された雄コネクタ620を介して中継基板と接続することが好適である。
また、主制御基板510に複数の雌コネクタが実装されるなど、複数のコネクタを介して複数の他の制御基板と接続される場合には、全てのコネクタに上述したコネクタ600を適用することが好ましいが、少なくとも、以下に述べる制御基板と電気的に接続するコネクタに適用することが好ましい。
例えば、払出制御基板540と主制御基板510とを電気的に接続するコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用することが好適である。これにより、正当な払出制御基板540の代わりに不正な払出制御基板540が接続されることに起因して賞球が不正に払い出されることを抑制することができる。
また、例えば、大入賞口開閉部216を構成する制御基板と、主制御基板510とを電気的に接続するコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用することが好適である。これにより、不正な制御基板が接続されて大入賞口開閉部216が開状態に設定されることに起因して、不正に大入賞口125が開状態となり、賞球が不正に払い出されることを抑制することができる。なお、かかる場合には、セキュリティの観点からは主制御基板510に実装される雌コネクタを有するコネクタおよび大入賞口開閉部216を構成する制御基板に実装される雌コネクタを有するコネクタの両方に本実施の形態に係るコネクタ600を適用することが望ましいが、いずれか一方のコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用してもよい。いずれか一方のコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用する場合には、パチンコ遊技機100の奥まった位置に配置される大入賞口開閉部216を構成する制御基板側のコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用することが望ましい。これにより、主制御基板510側のコネクタ接続を解除することで行うメンテナンス性を悪化させることなく賞球が不正に払い出されることを抑制することができる。
また、例えば、電動チューリップ開閉部213を構成する制御基板と、主制御基板510とを電気的に接続するコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用することが好適である。これにより、不正な制御基板が接続されて電動チューリップ123が不正に開かれることに起因して、賞球が不正に払い出されることを抑制するとともに不正に特別図柄抽選が行われることを抑制することができる。なお、かかる場合には、セキュリティの観点からは主制御基板510側のコネクタおよび電動チューリップ開閉部213を構成する制御基板側のコネクタの両方に本実施の形態に係るコネクタ600を適用することが望ましいが、いずれか一方のコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用してもよい。いずれか一方のコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用する場合には、パチンコ遊技機100の奥まった位置に配置される電動チューリップ開閉部213を構成する制御基板側のコネクタに本実施の形態に係るコネクタ600を適用することが望ましい。これにより、主制御基板510側のコネクタ接続を解除することで行うメンテナンス性を悪化させることなく、賞球が不正に払い出されることを抑制するとともに不正に特別図柄抽選が行われることを抑制することができる。
なお、ピン613の先端部614により受ける力に抗して、雄コネクタ620を雌コネクタ610から引き抜いた場合には、再度雄コネクタ620を雌コネクタ610に嵌合しても通電しないようにすることも好適である。このようにすることで、不正な制御基板が主制御基板510に接続されたとしても信号線としての機能を果たさなくなり作動しないため、賞球が不正に払い出されることなどを抑制することができる。通電しないようにするには、ピン613の制御基板側端部の一部の断面積を先端部614の断面積よりも小さくし、ピン613の先端部614により受ける力に抗して雄コネクタ620を雌コネクタ610から引き抜いた場合には、ピン613の制御基板側端部の断面積が小さい箇所が優先的に破断するようにすることを例示することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係るコネクタ700は、第1の実施形態に係るコネクタ600の雌コネクタ610と、第1の実施形態に係るコネクタ600の雄コネクタ620とは異なる雄コネクタ720とから構成される。そして、第2の実施形態に係るコネクタ700は、雄コネクタ720の第1の状態から第2の状態への嵌合の移行を抑制する抑制部材を備えている点が第1の実施形態に係るコネクタ600と異なる。その他の構成については第1の実施形態に係るコネクタ600と同じであり、以下では、第1の実施形態に係るコネクタ600と異なる点について述べる。
図10は、第2の実施形態に係るコネクタ700を示す図である。
図10に示すように、コネクタ700は、雄コネクタ720の第1の状態から第2の状態への移行を抑制する抑制部材の一例としての移行抑制棒750を有しており、雄コネクタ720の雄コネクタ本体721には、移行抑制棒750が嵌合される貫通孔721aが形成されている。また、人為的に移行抑制棒750を貫通孔721aに抜き差し可能なように移行抑制棒750と貫通孔721aとはすきまばめで嵌合可能に形成されている。
さらに、移行抑制棒750は、雄コネクタ本体721の長手方向の長さよりも長くなるように形成されており、図10(a)に示すように、雄コネクタ本体721の貫通孔721aに嵌合された移行抑制棒750を、雄コネクタ本体721の長手方向の両端面から外側に突出するように嵌合することが可能である。
それゆえ、第2の実施形態に係るコネクタ700においては、雌コネクタ610と雄コネクタ720とを、貫通孔721aに嵌合された移行抑制棒750が雌コネクタ本体611の開口側の端面611dに突き当たった状態で導通する第1の状態と、図10(b)に示すように移行抑制棒750が貫通孔721aから引き抜かれ、雄コネクタ720が第1の状態からさらに深く差し込まれた状態である第2の状態とに嵌合可能である。
このように構成されたコネクタ700においては、使用者が雌コネクタ610と雄コネクタ720とを第2の状態に嵌合させたくない場合には、図10(a)に示すように、移行抑制棒750を、雄コネクタ本体721の長手方向の両端面から外側に突出させるように貫通孔721aに嵌合することで、第1の状態の嵌合に維持し、第2の状態に移行することを抑制することができる。
これにより、例えば、パチンコ遊技機100が完成品として出荷される前の、開発段階あるいは工場でのテスト段階において、雌コネクタ610と雄コネクタ720とを繰り返し抜き差しして動作テストなどを行う場合には、雌コネクタ610と雄コネクタ720とを第1の状態に維持し、パチンコ遊技機100を完成品として出荷する際には第2の状態にすることができる。そのため、パチンコ遊技機100が完成品として出荷された後には、主制御基板510に不正基板が接続される不正行為を抑制することができるとともに、パチンコ遊技機100が完成品として出荷される前の開発段階などにおいて、誤って、ピン613の塑性変形を伴うことなく嵌合を解除不可能な第2の状態の嵌合状態となることを抑制することができる。
なお、上述した実施形態においては、移行抑制棒750が、雄コネクタ本体721の長手方向の両端面から外側に突出する構成であるが、移行抑制棒750が、雄コネクタ本体721の長手方向とは直交する方向(幅方向)の両端面から外側に突出する構成でもよい。
また、第1の状態の嵌合状態から第2の状態の嵌合状態へ容易に移行することを抑制するための手段としては、移行抑制棒750、貫通孔721aに限定するものではない。パチンコ遊技機100が完成品として出荷する際に、人為的に抑制部材を取り除くことで第1の状態の嵌合状態から第2の状態の嵌合状態への移行を許容するものであればいかなる態様でもよい。
図11は、第2の実施形態に係るコネクタ700の他の態様を示す図である。
図11に示すように、抑制部材として、コの字状に形成された板である移行抑制板760を用い、雄コネクタ720の雄コネクタ本体721の長手方向の外面にこの移行抑制板760が嵌合する嵌合溝721bを形成してもよい。
かかる構成においても、雌コネクタ610と雄コネクタ720とを、嵌合溝721bに嵌合された移行抑制板760が雌コネクタ本体611の開口側の端面611dに突き当たった状態で導通する第1の状態に維持することができ、誤って、ピン613の塑性変形を伴うことなく嵌合を解除不可能な第2の状態に移行することを抑制することができる。また、パチンコ遊技機100を完成品として出荷する際には、図11(b)に示すように人為的に移行抑制板760を雄コネクタ720から取り除いて、雌コネクタ610と雄コネクタ720とを第2の状態の嵌合状態にすることで、主制御基板510に不正基板が接続される不正行為を抑制することができる。
図12は、第2の実施形態に係るコネクタ700の他の態様を示す図である。
抑制部材として、ビニールなどの粘着テープ770を用い、図12に示すように、この粘着テープ770を雄コネクタ本体721の外面に何重にも貼り付けることも好適である。
かかる構成においても、雌コネクタ610と雄コネクタ720とを、雄コネクタ本体721の外面に貼られた粘着テープ770が雌コネクタ本体611の開口側の端面611dに突き当たった状態で導通する第1の状態に維持することができ、誤って、ピン613の塑性変形を伴うことなく嵌合を解除不可能な第2の状態に移行することを抑制することができる。また、パチンコ遊技機100を完成品として出荷する際には、図12(b)に示すように人為的に粘着テープ770を雄コネクタ720から剥がして、雌コネクタ610と雄コネクタ720とを第2の状態の嵌合状態にすることで、主制御基板510に不正基板が接続される不正行為を抑制することができる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機を説明する図であり、(a)は、遊技盤の右下に配設された表示器の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機の部分平面図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 枠部材の構成を説明する斜視図である。 第1の実施形態に係るコネクタの概略構成を示す斜視図である。 雌コネクタの断面図であり、図5におけるVI−VI断面図である。 第1の実施形態に係る雄コネクタの概略構成を示す斜視図である。 雌コネクタと雄コネクタとが第1の状態に嵌合しているときの断面図である。 雌コネクタと雄コネクタとが第2の状態に嵌合しているときの断面図である。 第2の実施形態に係るコネクタを示す図である。 第2の実施形態に係るコネクタの他の態様を示す図である。 第2の実施形態に係るコネクタの他の態様を示す図である。
100…パチンコ遊技機、510…主制御基板、600,700…コネクタ、610…雌コネクタ、611…雌コネクタ本体、612…ピン、613…折り曲げられたピン、620,720…雄コネクタ、621,721…雄コネクタ本体、630…電線、640…コンタクト、750…移行抑制棒、760…移行抑制板、770…粘着テープ

Claims (4)

  1. 制御基板に実装される雌コネクタと、当該雌コネクタと嵌合する雄コネクタとを有する遊技機であって、
    前記雌コネクタは、導電性のピンを有し、
    前記雄コネクタは、前記雌コネクタの前記ピンが挿入される挿入部を有し、
    前記雌コネクタと前記雄コネクタとは、当該雄コネクタの前記挿入部が当該雌コネクタの前記ピンに挿入されて導通可能な第1の状態と、当該挿入部が当該第1の状態からさらに奥に挿入された状態である第2の状態とに嵌合可能であり、
    前記雄コネクタと前記雌コネクタとが前記第2の状態に嵌合した場合には、当該雄コネクタと当該雌コネクタとの嵌合を解除する際に当該雌コネクタの塑性変形を伴い、
    前記雄コネクタは、前記第1の状態から前記第2の状態への移行を抑制する抑制部材を有し、
    前記雌コネクタは、前記ピンを取り囲むように設けられた側壁部を有し、
    前記雄コネクタは、前記雌コネクタの前記側壁部と嵌合するコネクタ本体を有し、当該雄コネクタは、前記抑制部材が当該コネクタ本体から人為的に取り除かれることにより前記第1の状態から前記第2の状態への移行が許容されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記雄コネクタと前記雌コネクタとの嵌合を解除する際には、当該雌コネクタの前記ピンが塑性変形することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記雌コネクタは複数の前記ピンを有し、前記雄コネクタとの嵌合が解除される際に、当該複数のピンの内の一部が塑性変形することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記雌コネクタの前記ピンの先端部は折り曲げられており、
    前記雄コネクタと前記雌コネクタとが前記第1の状態に嵌合した場合には、当該雌コネクタの折り曲げられた前記ピンの先端部は当該雄コネクタの前記挿入部の内部に存在し、当該雄コネクタと当該雌コネクタとが前記第2の状態に嵌合した場合には、当該折り曲げられたピンの先端部は当該挿入部の外部に存在することを特徴とする請求項2または3に記載の遊技機。
JP2009135362A 2009-06-04 2009-06-04 遊技機 Expired - Fee Related JP5394828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009135362A JP5394828B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009135362A JP5394828B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010279552A JP2010279552A (ja) 2010-12-16
JP5394828B2 true JP5394828B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=43536896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009135362A Expired - Fee Related JP5394828B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5394828B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5996606B2 (ja) * 2014-10-22 2016-09-21 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5947860B2 (ja) * 2014-10-22 2016-07-06 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016082997A (ja) * 2014-10-22 2016-05-19 京楽産業.株式会社 遊技機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3842774B2 (ja) * 2003-09-18 2006-11-08 Smk株式会社 コネクタ
JP4832998B2 (ja) * 2006-08-31 2011-12-07 株式会社オリンピア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010279552A (ja) 2010-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5507308B2 (ja) 遊技機
JP5337193B2 (ja) 遊技機
JP5394828B2 (ja) 遊技機
JP5179621B2 (ja) 遊技機
JP2010201114A (ja) 遊技機
JP5507302B2 (ja) 遊技機
JP5648074B2 (ja) 遊技機
JP4792493B2 (ja) 遊技機
JP5463093B2 (ja) 遊技機
JP5486825B2 (ja) 遊技機用評価装置および遊技機の製造方法
JP5596212B2 (ja) 遊技機
JP5346976B2 (ja) 遊技機
JP5653633B2 (ja) 遊技機
JP5336280B2 (ja) 遊技機
JP2010201058A (ja) 遊技機
JP2010233842A (ja) 遊技機
JP5653628B2 (ja) 遊技機
JP5604118B2 (ja) 遊技機の画像保存システム
JP5604116B2 (ja) 遊技機の画像保存システム
JP5759675B2 (ja) 遊技機
JP5507270B2 (ja) 遊技機の画像保存システム
JP5476133B2 (ja) 遊技機の画像保存システム
JP5450552B2 (ja) 遊技機
JP2022047045A (ja) 遊技機
JP5265786B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5394828

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees