JP5388336B2 - 冷凍機の制御方法 - Google Patents

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本発明は、冷凍機の制御方法に関し、詳しくは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに設けられている複数の冷凍・冷蔵ショーケースを1台の冷凍機で冷却運転する際の冷凍機の制御方法に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアに設けられている複数の冷凍・冷蔵ショーケースのような冷却対象器を1台の冷凍機で冷却運転する際の冷凍制御システムとして、冷凍機の圧縮機が停止するタイミングを予測するとともに複数の冷却対象器に優先順位を付与し、圧縮機が停止するタイミングで優先順位が高いものから順に制御弁を開放状態とするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、冷凍・冷蔵ショーケースの庫内が十分に冷えている場合には、圧縮機の低圧設定値を高く設定することにより、冷凍機の消費電力を削減するようにした冷却システムも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−232535号公報 特開2007−10232号公報
しかし、特許文献1に記載された冷凍制御システムは、冷凍機から冷却対象器に冷媒を供給する制御弁(電磁弁)を制御するものであることから、システムや配線が複雑になり、コストアップを招くという問題があった。また、特許文献2に記載された冷却システムでは、温度データと電磁弁の開閉状態とで判定しているが、冷凍・冷蔵ショーケースの使用状態における温度変化には十分に対応することができず、冷凍機の消費電力を十分に削減することはできなかった。
そこで本発明は、簡単な構成で確実な冷却制御を行うことができ、冷凍機の消費電力の削減も十分に図れる冷凍機の制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の冷凍機の制御方法は、複数の冷凍・冷蔵ショーケースをそれぞれ備えた複数の系統の各冷凍・冷蔵ショーケースを1台の冷凍機で冷却運転する際の冷凍機の制御方法において、各ショーケースの温度データを、あらかじめ設定した測定時間範囲及びあらかじめ設定した測定時間間隔でそれぞれサンプリングし、該測定時間範囲内であらかじめ設定された設定許容値を逸脱した温度データの回数をカウントし、カウントした許容温度逸脱回数があらかじめ設定された逸脱許容値未満のときには前記冷凍機の低圧設定値を上昇させ、前記許容温度逸脱回数が前記逸脱許容値以上のとき、温度データが設定許容値を逸脱したショーケースの負荷と、該ショーケースが属する系統全体の負荷とを比較して該ショーケースの負荷割合を算出し、算出した負荷割合があらかじめ設定した系統内負荷割合設定値以内のときには前記冷凍機の低圧設定値を上昇させ、算出した負荷割合が前記系統内負荷割合設定値を超えているときには前記冷凍機の低圧設定値を下降させることを特徴としている。
さらに、本発明の冷凍機の制御方法においては、前記負荷割合が前記系統内負荷割合設定値を超えているとき、前記冷凍機の低圧設定値を直ちに下降させることなく、温度データが設定許容値を逸脱したショーケースの負荷と、該ショーケースを冷却する前記冷凍機によって冷却される各系統の負荷を合算した合算負荷とを比較して該ショーケースの合算負荷割合を算出し、算出した合算負荷割合があらかじめ設定した合算負荷割合設定値以内のときには前記冷凍機の低圧設定値を保持し、算出した合算負荷割合が合算負荷割合設定値を超えているときには前記冷凍機の低圧設定値を下降させることが特に好ましい。
また、前記複数の冷凍・冷蔵ショーケースにおける温度変化の山谷が重なっているときには、山谷が重なっている複数の冷凍・冷蔵ショーケースのうちの少なくとも一つの冷凍・冷蔵ショーケースの電磁弁が開くタイミングを遅らせて複数の冷凍・冷蔵ショーケースにおける温度変化の山谷を平均化することが好ましく、前記低圧設定値の変更は、前記複数の冷凍・冷蔵ショーケースの環境温湿度と、あらかじめ設定した季節情報及び時間情報とを参照して行うことが好ましい。
さらに、前記冷凍機の低圧設定値を上昇させるのに代えて、又は、同時に、前記冷凍機に搭載されている圧縮機の冷媒圧縮量を減量し、前記冷凍機の低圧設定値を下降させるのに代えて、又は、同時に、前記圧縮機の冷媒圧縮量を増量することができ、前記冷媒圧縮量の増減量は、前記冷凍機に搭載されている複数の圧縮機の中で運転する圧縮機の数を選択して行うことができる。
本発明の冷凍機の制御方法によれば、ショーケースの庫内温度の変化を的確に捉えて冷凍機を制御することができるので、ショーケースを確実に冷却状態に保つことができるとともに、冷凍機の消費電力を効率よく削減することができる。
本発明の冷凍機の制御方法の実施対象となる冷却設備の一形態例を示すブロック図である。 本発明の冷凍機の制御方法を実施するコントローラの一形態例を示すブロック図である。 本発明の冷凍機の制御方法の一形態例を示すフローチャートである。 複数のショーケースにおける温度変化の一例を示す図である。
まず、本発明方法の実施対象は、複数の冷凍・冷蔵ショーケース(以下、単にショーケースという)をそれぞれ並列に備えた複数の系統の各ショーケースを1台の冷凍機で冷却運転する冷却設備であって、例えば、4台のショーケース11,12,13,14を備えた第1系統10と、4台のショーケース21,22,23,24を備えた第2系統20とを1台の冷凍機30によって冷却するものであって、各ショーケースには、周知のように、蒸発器、電磁弁、膨張弁、温度センサなどの機器が設けられており、冷凍機30には、例えば3台の圧縮機31,32,33が設けられている。
これらのショーケース及び冷凍機を制御するコントローラ41は、前記各ショーケースの各温度センサからの温度データ、各電磁弁の開閉データ、前記冷凍機の各圧縮機の運転データ、ショーケースの環境温湿度データなどを読み込むとともに、各種設定値が入力される入力部42と、各ショーケースの温度設定値、設定許容値、低圧設定値、季節情報、時間情報などを記憶する記憶部43と、入力部42で読み込んだ各データと記憶部43に記憶された各データとから低圧設定値の制御、各電磁弁の開閉制御、各圧縮機の運転制御などを判定する判定部44と、判定部44での判定結果に基づいて各電磁弁の開閉信号、各圧縮機の運転信号などを出力する出力部45とを備えている。
入力部42には、各ショーケースの温度データ及び各ショーケースの環境温湿度データが連続的に読み込まれるとともに、各ショーケースにおける電磁弁の開閉データとして各電磁弁が開又は閉となった開閉時刻データ及び圧縮機の運転データとして各圧縮機がON又はOFFとなった運転時刻データが読み込まれ、記憶部43にそれぞれ記憶される。
判定部44では、図3に示す手順により、各系統(本形態例では第1系統10)のショーケースからサンプリングした各温度データから冷凍機の低圧設定値を制御する。まず、ステップS1において、あらかじめ設定した測定時間範囲及びあらかじめ設定した測定時間間隔で各ショーケースの温度データをサンプリングする。測定時間範囲及び測定時間間隔は、ショーケース設置場所の状態や季節、時間帯などの条件に応じて任意に設定することが可能であり、周囲負荷によってショーケースの温度変化が比較的大きくなる日中や夏期には測定時間範囲及び測定時間間隔を短くし、周囲負荷が軽くで温度変化が比較的小さくなる夜間や冬期には測定時間範囲及び測定時間間隔を長くすることができる。例えば、測定時間範囲を同じ30分とした場合、夏期には測定時間間隔を3分ごと、冬期には5分ごとにそれぞれ設定したり、測定時間範囲を夏期は15分、冬期は30分にそれぞれ設定したりすることができる。
ステップS2では、サンプリングした温度データ、例えば30分間で10回分の温度データと、あらかじめ各ショーケース毎に設定されている設定許容値とを比較し、サンプリングした温度データの変動幅が設定許容値の範囲内であるか否かを判定する。このステップ2で温度データの変動幅が設定許容値の範囲内であると判定したときには(YES)、ステップS3に進んで冷凍機30の低圧設定値を現在の低圧設定値からあらかじめ設定された圧力分上昇させる。低圧設定値の制御量は任意であり、例えば、低圧設定値を10kPa単位で上昇させる要に設定することができる。
ステップ2で温度データの変動幅が設定許容値を超えて所定範囲内から逸脱している温度データがある場合は(NO)、ステップS4に進んで設定許容値を超えた温度データの数、即ち許容温度逸脱回数をカウントし、得られた許容温度逸脱回数と、あらかじめ設定した逸脱許容値とを比較する。ステップS4での比較の結果、許容温度逸脱回数が逸脱許容値以上ではないと判断したときには(NO)、前記ステップS3に進んで低圧設定値を上昇させ、ステップS4で許容温度逸脱回数が逸脱許容値以上であると判断したときには(YES)、ステップS5に進む。例えば、逸脱許容値が「2」に設定されている場合、許容温度逸脱回数が「1」のときにはステップS3に進み、許容温度逸脱回数が「2」以上のときにはステップS5に進む。
ステップS5では、温度データが設定許容値を超えたショーケースの負荷と、該ショーケースが属する系統全体(本例では第1系統10)の負荷である系統負荷とを比較し、系統負荷に対する温度データが設定許容値を超えたショーケースの負荷割合を算出し、算出した負荷割合とあらかじめ設定した系統内負荷割合設定値(A%)と比較する。算出した負荷割合が系統内負荷割合設定値以内のときには(YES)、前記ステップS3に進んで低圧設定値を上昇させ、算出した負荷割合が系統内負荷割合設定値を超えているときにはステップS6に進む。例えば、系統内負荷割合設定値が「20%」に設定されている場合、算出した負荷割合が系統負荷の20%未満のときにはステップS3に進み、算出した負荷割合が系統負荷の20%以上のときにはステップS6に進む。このとき、温度データが設定許容値を超えたショーケースが2台以上の場合も、この2台のショーケースの負荷と系統負荷とを比較して系統内負荷割合を算出し、算出した系統内負荷割合を系統内負荷割合設定値と比較すればよい。
ステップS6では、前述の温度データが設定許容値を超えたショーケースの負荷と、該ショーケースを冷却する前記冷凍機30によって冷却される各系統の負荷を合算(本例では第1系統10及び第2系統20の負荷を合算)した合算負荷とを比較し、合算負荷に対する温度データが設定許容値を超えたショーケースの負荷の割合(合算負荷割合)を算出し、算出した合算負荷割合とあらかじめ設定した合算負荷割合設定値(B%)と比較する。算出した合算負荷割合が合算負荷割合設定値以内のときには(YES)、ステップS7に進んで冷凍機30の低圧設定値を現在の低圧設定値に保持し、算出した合算負荷割合が合算負荷割合設定値を超えているときにはステップS8に進み、冷凍機30の低圧設定値を現在の低圧設定値からあらかじめ設定された圧力分下降させる。例えば、合算負荷割合設定値が「15%」に設定されている場合、算出した負荷割合が合算負荷の15%未満のときにはステップS7に進み、算出した負荷割合が合算負荷の15%以上のときにはステップS8に進む。温度データが設定許容値を超えたショーケースが2台以上の場合も同様にして合算負荷割合を算出し、合算負荷割合設定値と比較すればよい。なお、第2系統20においても、この第1系統10と同じ手順によって低圧設定値を制御する。
例えば、前記第1系統10における各ショーケース11〜14の各負荷が、3kW,2kW,1.5kW,1.5kWで系統負荷が8kW、前記第2系統20における各ショーケース21〜24の各負荷がすべて3kWで系統負荷が12kWの場合であって、第1系統10のショーケース12(負荷=2kW)の温度データが測定時間範囲内で2回逸脱したときには、ステップS1,ステップS2,ステップS4,ステップS5の順に進み、第1系統10の系統負荷である8kWと、ショーケース12の負荷である2kWが比較される。この場合のショーケース12の負荷は、25%(2/8)であるから、系統内負荷割合設定値が「20%」に設定されている場合には、系統内負荷割合が20%以上であるから、ステップS3には進まずにステップS6に進むことになる。
一方、温度データが測定時間範囲内で2回逸脱したショーケースが、負荷が1.5kWのショーケース13の場合は、系統内負荷割合が19%(1.5/8)になるので、ステップS3に進んで低圧設定値を上昇させる。すなわち、負荷の小さなショーケースの温度データが設定許容値を逸脱した場合、他のショーケースの温度データが正常な範囲内のときには冷凍機30の低圧設定値を上昇させて消費電力の削減を図る。
また、ステップS6では、第1系統10の負荷である8kWと第2系統20の負荷である12kWとを合算した合算負荷の20kWと、第1系統10のショーケース12の負荷である2kWとを比較して合算負荷割合を算出する。算出された合算負荷割合は10%(2/20)であるから、合算負荷割合設定値が「15%」に設定されている場合、算出した合算負荷割合が15%未満であるからステップS7に進んで冷凍機30の低圧設定値を保持する。
一方、温度データが測定時間範囲内で2回逸脱したショーケースが、負荷が3kWのショーケース13の場合は、合算負荷割合が15%(3/20)になるので、合算負荷割合設定値が「15%」に設定されている場合は、ステップS8に進んで冷凍機30の低圧設定値を下降させて冷却不足を解消する。
このように、逸脱した温度データの有無や回数だけでなく、温度データが逸脱したショーケースの環境や、全ショーケースに対する負荷割合、温度データの逸脱状態などに応じて低圧設定値を上昇又は下降させる制御を行うようにしているので、低圧設定値の無駄な変動を抑えながら、複数系統の複数台のショーケースを1台の冷凍機30によって冷却する際の圧縮機の運転時間、運転回数を最適化することができ、冷却性能を損なうことなく、冷凍機30の消費電力を効果的に削減することができる。この制御において、前記系統内負荷割合設定値(A%)と合算負荷割合設定値(B%)とは、各種条件に応じて適宜に設定することができるが、制御性を考慮すると、A=B又はA>Bに設定することが好ましい。
さらに、季節や時間帯による冷却負荷の変動、低圧設定値の変化、各電磁弁の開閉状態、冷凍機30に設けられている3台の圧縮機31,32,33の運転状態をデータとして演算処理することにより、所定の冷却運転に必要な圧縮量を導き出すことができるので、得られた圧縮量に応じて圧縮機の最適な運転台数や圧縮能力を最適化することにより、冷凍機30の消費電力を更に削減することができる。
例えば、3台の圧縮機31,32,33として、第1の圧縮機31を馬力調節可能な圧縮機を使用し、第2,第3の圧縮機32,33を固定馬力の圧縮機を使用することにより、例えば、第1の圧縮機31に2.5〜10馬力に調節可能な圧縮機を使用し、第2,第3の圧縮機32,33に10馬力の圧縮機を使用した場合、ショーケースの冷却負荷が最も大きくなる夏期の昼間時間帯には、すべての圧縮機を使用して最大能力の合計30馬力で運転を行って冷媒圧縮量を増量し、冷却負荷が最も小さくなる冬期の夜間時間帯には、最大能力の1/4の7.5馬力で運転を行って冷媒圧縮量を増量するとともに、これらの中間の時期や時間帯では、最大能力の1/2の15馬力で運転を行うことを基本的な設定とし、ショーケースの環境温湿度データや低圧設定値の変動に応じて運転馬力を制御することにより、負荷の小さな時期、時間帯における冷凍機30の消費電力を、冷却能力を低下させることなく削減することができる。
また、複数のショーケースにおける温度変化の山谷が重なるような場合には、いずれか一方のショーケースの電磁弁の開閉タイミングを変更し、好ましくは負荷割合の小さなショーケースの電磁弁が開くタイミングを僅かずつ遅らせて両電磁弁が交互に開閉するように制御することにより、複数のショーケースにおける温度変化の山谷を平均化することができ、これによって冷凍機からの冷媒流量を均等化することが可能となるので、圧縮機のON/OFF回数を減らして冷凍機の消費電力を削減することができる。
例えば、図4(a)に示すように、ショーケース11とショーケース12の2台のショーケースにおける温度変化が、電磁弁がOFFとなって閉じた後に略同時に温度が上昇し、略同時に電磁弁がONとなって開くことにより冷却運転に入り、同じように温度が下がるといった温度変化を繰り返している場合、両ショーケースの電磁弁が共に閉じている温度上昇時には冷媒が流れず、電磁弁が共に開いている温度下降時には2台分の冷媒が必要になる。このようなときに、図4(b)に示すように、いずれか一方のショーケースの電磁弁が閉じるタイミングを僅かに遅らせる制御、例えば電磁弁を開く設定温度を0.1度高くするといった制御を適当に繰り返して行うことにより、一方のショーケース11で電磁弁がONとなる冷却運転により温度が下降しているときに、他方のショーケース12では電磁弁がOFFとなって温度上昇する期間とすることができる。このように、複数のショーケースにおける温度変化の山谷が重ならないように電磁弁のON/OFFを制御することにより、冷凍機では略一定量の冷媒を圧縮して供給すればよいことになるから、圧縮機を安定した連続運転状態とすることができ、圧縮機のON/OFF回数が低減することにより、すなわち、大電流が流れる圧縮機の起動回数が減少することによって消費電力を削減することができる。
また、3台のショーケースにおける温度変化の山谷が重なるような場合には、最初に1台と2台のグループとに分けて同様の制御を行い、1台の温度変化の山谷と2台のグループの温度変化の山谷とが重ならないように制御した後、1台の温度変化の山谷を考慮しながら、2台のグループの温度変化の山谷を重ならないように制御すればよく、3台のショーケースに供給する冷媒量をできるだけ平均化して圧縮機のON/OFF回数を減らすとともに、前述の圧縮機の運転馬力を平均化することにより、圧縮機の運転状態も安定することにより、冷凍機30の消費電力を更に削減することができる。
10 第1系統
11〜14 第1系統の4台のショーケース
20 第2系統
21〜24 第2系統の4台のショーケース
30 冷凍機
31〜33 冷凍機の3台の圧縮機
41 コントローラ
42 入力部
43 記憶部
44 演算部
45 出力部

Claims (6)

  1. 複数の冷凍・冷蔵ショーケースをそれぞれ備えた複数の系統の各冷凍・冷蔵ショーケースを1台の冷凍機で冷却運転する際の冷凍機の制御方法において、
    各ショーケースの温度データを、あらかじめ設定した測定時間範囲及びあらかじめ設定した測定時間間隔でそれぞれサンプリングし、
    該測定時間範囲内であらかじめ設定された設定許容値を逸脱した温度データの回数をカウントし、
    カウントした許容温度逸脱回数があらかじめ設定された逸脱許容値未満のときには前記冷凍機の低圧設定値を上昇させ、
    前記許容温度逸脱回数が前記逸脱許容値以上のとき、温度データが設定許容値を逸脱したショーケースの負荷と、該ショーケースが属する系統全体の負荷とを比較して該ショーケースの負荷割合を算出し、
    算出した負荷割合があらかじめ設定した系統内負荷割合設定値以内のときには前記冷凍機の低圧設定値を上昇させ、
    算出した負荷割合が前記系統内負荷割合設定値を超えているときには前記冷凍機の低圧設定値を下降させることを特徴とする冷凍機の制御方法。
  2. 前記負荷割合が前記系統内負荷割合設定値を超えているとき、前記冷凍機の低圧設定値を直ちに下降させることなく、温度データが設定許容値を逸脱したショーケースの負荷と、該ショーケースを冷却する前記冷凍機によって冷却される各系統の負荷を合算した合算負荷とを比較して該ショーケースの合算負荷割合を算出し、算出した合算負荷割合があらかじめ設定した合算負荷割合設定値以内のときには前記冷凍機の低圧設定値を保持し、算出した合算負荷割合が合算負荷割合設定値を超えているときには前記冷凍機の低圧設定値を下降させることを特徴とする請求項記載の冷凍機の制御方法。
  3. 前記複数の冷凍・冷蔵ショーケースにおける温度変化の山谷が重なっているときには、山谷が重なっている複数の冷凍・冷蔵ショーケースのうちの少なくとも一つの冷凍・冷蔵ショーケースの電磁弁が開くタイミングを遅らせて複数の冷凍・冷蔵ショーケースにおける温度変化の山谷を平均化することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項記載の冷凍機の制御方法。
  4. 前記低圧設定値の変更は、前記複数の冷凍・冷蔵ショーケースの環境温湿度と、あらかじめ設定した季節情報及び時間情報とを参照して行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載の冷凍機の制御方法。
  5. 前記冷凍機の低圧設定値を上昇させるのに代えて、又は、同時に、前記冷凍機に搭載されている圧縮機の冷媒圧縮量を減量し、前記冷凍機の低圧設定値を下降させるのに代えて、又は、同時に、前記圧縮機の冷媒圧縮量を増量することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載の冷凍機の制御方法。
  6. 前記冷媒圧縮量の増減量は、前記冷凍機に搭載されている複数の圧縮機の中で運転する圧縮機の数を選択して行うことを特徴とする請求項記載の冷凍機の制御方法。
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