JP5388248B1 - 情報処理システム、及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】広告配信の効果を高めることを可能とする情報処理システム、及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】クライアント20が会員サイトにアクセスした際に、当該クライアント20に対してクッキー221を送信し、クライアント20から、会員サイトへログインするためのユーザIDを受信すると共に、ログインした際に、クライアント20から、ログインが完了した旨の通知を受信するクッキー処理部110と、クライアント20からクッキー221に基づいて受信するクッキー情報と、ユーザIDに係る会員属性情報133と対応付けて管理可能なデータベース130と、クライアント20からログインが完了した旨の通知を受信した後、会員属性情報133に基づいて、クライアント20に対して配信する広告を決定する広告決定部120とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明に係るいくつかの態様は、情報処理システム、及び情報処理方法に関する。
近年、インターネット上で広告を配信する手段として、広告配信事業者のアドネットワークサーバ(「広告サーバ」、「アドサーバ」、「ADネットワークサーバ」等ともいう。)から、複数事業者の広告表示媒体にまたがって広告を配信するアドネットワーク(「広告ネットワーク」又は「ADネットワーク」ともいう。)と呼ばれるサービスが提供されている。アドネットワークでは、アドサーバを提供する事業者が、アドネットワークを形成する複数の広告表示媒体に対して広告を配信する。広告主は、アドネットワークを提供する1つの事業者に広告を発注すれば、そのアドネットワークを構成する複数の広告表示媒体に広告を配信できる。なおここで、広告表示媒体とは、広告表示枠を第三者に提供するメディアサイトをいうものとする。
ここで、闇雲に広告を配信しても効果が薄いため、広告のターゲットとなるユーザを定めることにより、広告効果を高める手法も考えられている。例えば特許文献1は、ユーザのインターネット使用を追跡するためのクッキーを利用して、ユーザが特定のサイトに接続する回数の情報を、アドサーバがカウントできるようにすること等を開示している。
特開2011−138518号公報
特許文献1記載のように、クッキーを利用してユーザの行動履歴を取得した上で広告配信を行うことで、クッキーを利用しない場合よりも、配信する広告の精度を高めることが可能である。なおここで、行動履歴には、ユーザによる広告表示媒体上のページ閲覧、物品購入、広告画像クリック等の一連の行動の履歴を含むことができる。
しかしながら、特許文献1記載の手法では、サイトへの接続回数などの情報しか利用することができないため、広告の精度を上げようとしても限界がある。例えば、当該サイトが会員制サイトである場合に、そのサイトの会員になるように勧める広告を、既に会員であるユーザに提示しても全く意味は無いが、ユーザの行動履歴のみの情報では、このような事態を避けるのは困難である。既に会員であるユーザには、会員への勧誘ではなく、会員専用の特典情報を通知できるようにするなど、ユーザ毎の属性に応じた広告配信をできるようにすることが望まれている。
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであり、広告配信の効果を高めることを可能とする情報処理システム、及び情報処理方法を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る1の情報処理システムは、クライアント端末が会員サイトにアクセスした際に、当該クライアント端末に対してクッキーを送信するクッキー送信手段と、前記クライアント端末から、前記会員サイトへログインするためのユーザIDを受信する第1の受信手段と、前記クライアント端末が前記会員サイトへログインした際に、前記クライアント端末から、ログインが完了した旨の通知を受信する第2の受信手段と、前記クライアント端末から前記クッキーに基づいて受信するクッキー情報と、前記ユーザIDに係る会員の属性情報とを対応付けて管理可能な情報管理手段と、前記クライアント端末からログインが完了した旨の通知を受信した後、前記情報管理手段で管理される属性情報に基づいて、前記クライアント端末に対して配信する広告を決定する広告決定手段とを備える。
本発明に係る1の情報処理システムは、会員サイトを提供する情報処理システムであって、クライアント端末に、広告決定サーバから第1のクッキーを取得させ、ログイン時に入力されたユーザIDを広告決定サーバへ送信させ、ログイン完了時に、ログインが完了した旨の通知を広告決定サーバへ送信させる、プログラムを送信する第1の送信手段を備える。
本発明に係る1の情報処理方法は、クライアント端末が会員サイトにアクセスした際に、当該クライアント端末に対してクッキーを送信するステップと、前記クライアント端末から、前記会員サイトへログインするためのユーザIDを受信するステップと、前記クライアント端末が前記会員サイトへログインした際に、前記クライアント端末から、ログインが完了した旨の通知を受信するステップと、前記クライアント端末から前記クッキーに基づいて受信するクッキー情報と、前記ユーザIDに係る会員の属性情報とを対応付けて管理するステップと、前記クライアント端末からログインが完了した旨の通知を受信した後、前記ユーザIDに係る前記属性情報に基づいて、前記クライアント端末に対して配信する広告を決定するステップとを情報処理システムが行う。
本発明に係る1の情報処理方法は、会員サイトを提供する情報処理システムの情報処理方法であって、クライアント端末に、広告決定サーバから第1のクッキーを取得させ、ログイン時に入力されたユーザIDを広告決定サーバへ送信させ、ログイン完了時に、ログインが完了した旨の通知を広告決定サーバへ送信させる、プログラムを送信するステップを備える。
尚、本発明において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
本発明によれば、広告配信の効果を高めることを可能とする情報処理システム、及び情報処理方法を提供することができる。
本発明の実施形態である広告配信システムの概要を示す図である。 図1に示した広告配信システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1に示したクライアントの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示した広告決定用サーバの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示した広告サーバの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示したクライアントの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示した広告決定用サーバの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示したクライアントの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示した広告サーバの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示した広告決定用サーバの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示した広告決定用サーバや広告サーバを実装可能なハードウェアの構成を示すブロック図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の説明及び参照する図面の記載において、同一又は類似の構成には、それぞれ同一又は類似の符号が付されている。
(実施形態)
図1乃至図11は、実施形態を説明するための図である。以下、これらの図を参照しながら、以下の流れに沿って実施形態を説明する。まず、「1」で実施形態に係るシステムの概略を説明する。次に「2」でシステムの機能構成を説明すると共に、「3」で、それぞれの装置に係る処理の流れを、クッキー配信時と、広告配信時の2つに分けて説明する。「4」では、広告決定用サーバ10や広告サーバ50を実装可能なハードウェア構成の具体例を説明する。最後に、「5」で本実施形態に係る効果などを説明する。
(1 概要)
(1.1 システムの概要)
図1は、本実施形態に係る情報処理システムを含む広告配信システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る広告配信システム1は、広告決定用サーバ10、クライアント20(クライアント20A乃至20Nを総称してクライアント20と呼ぶ。)、1以上の会員サイト提供サーバ30、1以上の広告表示媒体提供サーバ40、及び1以上の広告サーバ50を含む。ここで、広告決定用サーバ10、クライアント20(クライアント端末20ともいう。)、会員サイト提供サーバ30、広告表示媒体提供サーバ40、及び広告サーバ50は、それぞれインターネットNを介して相互に通信可能である。
簡単にシステムの概要を説明する。クライアント20は、会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイト(会員制のサイトをいい、当該サイト内の少なくとも一部のウェブページの閲覧のために、ユーザIDやパスワード等を入力するログインを必要とするサイトをいう。)や、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイト等にアクセス可能である。ここで、会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトの提供者は、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイトの画面上に広告を表示させる広告主でもあるものとする。
会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトを構成するページ情報310には、例えばJavaScript(登録商標)などで記述されるプログラムであるクッキー処理用タグ311が埋め込まれている。クライアント20は、会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトへアクセスすると、当該クッキー処理用タグ311の記述に従い、広告決定用サーバ10や広告サーバ50からクッキーを取得する。
また、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイトを構成するページ情報410には、例えばJavaScript(登録商標)などで記述されるプログラムである広告取得用タグ411が埋め込まれている。クライアント20のブラウザは、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイト(メディアサイト)へアクセスすると、広告取得用タグ411の記述に従い、当該ウェブサイトの画面上に、広告サーバ50から受信した広告情報(後述する広告位置情報に対応)に応じた広告を表示する。つまり、広告サーバ50と広告表示媒体提供サーバ40とは、1つの広告ネットワークを構成している。ここで広告表示媒体とは、広告表示枠を第三者に提供するメディアサイトをいうものとする。
なお、広告サーバ50がクライアント20へ提供する広告情報は、広告表示条件131に基づき、広告決定用サーバ10が決定する。広告決定用サーバ10は、広告を表示させるクライアント20が広告主の会員に係るものであれば、当該会員の会員属性情報133や行動履歴情報135に基づき、広告表示条件131に合致する広告の広告情報を広告サーバ50へと渡す。この、広告を表示させるクライアント20が広告主の会員に係るものであるか否かの判別方法は、後述する。
このように、本実施形態にかかる広告配信システム1では、広告決定用サーバ10や広告サーバ50の発行するクッキーをクライアント20にセットすることで、一度会員サイトにログインしたユーザは、当該クッキーを削除しない限り、それぞれのユーザの閲覧行動や会員属性に応じた好適な広告の配信を受けることが可能となる。
特に本実施形態に係る広告サーバ50は、会員サイト提供サーバ30の管理者以外のものであっても、会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトで管理する属性情報に基づいて広告配信を行うことが可能である。またこのとき、広告決定用サーバ10を参照可能な全ての広告サーバ50が構成する広告ネットワーク内の広告表示媒体において、当該属性情報に基づく広告配信が可能となる。
このように、サイトの閲覧記録やIPアドレスなどといった個人を特定できない情報(オーディエンスデータともいう。)に基づいて広告配信を行うだけでなく、会員サイトに登録された属性情報に基づく広告配信を、当該会員サイト外のウェブサイトや、他の広告ネットワーク上のウェブサイトに対して可能とする点に、本広告配信システム1の特徴の1つがある。
(1.2 システムの処理の概要)
会員サイト提供サーバ30は、前述の通り、会員ログインが可能なウェブサイトを提供するサーバである。会員サイト提供サーバ30は、クライアント20からのアクセスを受けると、アクセスされたURL(Uniform Resource Locator)で指定されたウェブページ情報を、クライアント20へ送信することが可能である(図中(1))。非会員のユーザも会員サイト提供サーバ30が提供するサイトの一部へはアクセス可能であるが、例えば会員専用コンテンツの閲覧やポイントサービス等の提供を受けるためには、ユーザのログインが必要であるものとする。
ここで、会員が会員サイト提供サーバ30へログインするためには、予め例えば氏名や性別、住所、生年月日等の各種属性情報を登録した上で、ユーザID及びパスワードの発行を受け、ユーザは、当該ユーザID及びパスワードを用いてログインすることとなる。
会員サイト提供サーバ30の提供者は、自動若しくは手動により、広告決定用サーバ10へと当該会員属性情報133を渡しておく(図中(0))。これにより、会員属性情報133に応じた広告配信が可能となる。なおこのとき、ユーザの登録した属性情報を広告配信に使用する際には、ユーザに事前承諾(オプト・イン)を得ることが好ましく、広告配信に使用するのは、このような事前承諾を得た属性情報のみとすることが望ましい。
会員サイト提供サーバ30が提供するページ情報310には、クライアント20のブラウザにクッキーをセットするためのクッキー処理用タグ311が埋め込まれている。会員サイト提供サーバ30からページ情報310を受信したクライアント20は、当該ウェブページ情報に埋め込まれたクッキー処理用タグ311に従い、広告決定用サーバ10及び広告サーバ50からクッキーを取得する(図中(2)。但し、広告サーバ50からのクッキー取得については、図示せず。)。なお、ブラウザにクッキーが既にセットされている場合には、この処理は不要である。クッキーがクライアント20にセットされると、ユーザによるページ閲覧、物品購入、広告画像クリック等の一連の行動に係る情報が、広告決定用サーバ10や広告サーバ50へと送信可能となる。特に、広告決定用サーバ10へ送信される情報は、行動履歴情報135としてDB130に格納される。これにより、広告決定用サーバ10は、当該行動履歴情報135に基づいて決定した広告情報の送信を広告サーバ50に行わせることが可能となる。
広告決定用サーバ10からクライアント20へ送信されるクッキーは、ログイン前に付与されるものであるから、当初は会員属性情報133と紐付けられない、仮の識別子が付与された仮状態のものである。この後、ユーザが会員サイトへのログインに成功すると、クッキー処理用タグ311は、ログインが成功した旨の情報と共にユーザIDの情報を広告決定用サーバ10に通知することにより、このクッキーを会員状態のクッキーとすることができる。会員状態のクッキーは、ユーザIDに基づいてユーザの会員属性情報133と紐付けることが可能となるため、広告決定用サーバ10は、当該会員属性情報133に基づいて決定した広告情報の送信を広告サーバ50に行わせることが可能となる。
広告表示媒体提供サーバ40は、広告サーバ50が配信可能な広告を取得するための広告取得用タグ411が埋め込まれた広告表示媒体を提供するサーバである(図中(3))。広告表示媒体提供サーバ40が提供するサイト(広告表示媒体)内の各ページを構成するページ情報410には、広告を表示するための、例えばJavaScript(登録商標)等で記述された広告取得用タグ411が埋め込まれる。クライアント20は、当該広告取得用タグ411に基づき、広告の取得要求を広告サーバ50へと送信することとなる(図中(4))。
広告サーバ50は、クライアント20からの広告取得要求を受信すると、必要に応じて入札/応札処理を行った上で、表示する広告の決定を広告決定用サーバ10に要求する(図中(5))。このとき、クライアント20に広告サーバ50がセットしたクッキーに基づき、当該クライアント20を操作するユーザのユーザIDの情報(ユーザIDが取得不可の場合には、仮IDの情報)を広告決定用サーバ10へと渡す。これにより、広告決定用サーバ10は、当該ユーザIDに対応する会員の会員属性情報133や行動履歴情報135と、広告表示条件131とに基づき、ユーザに好適な広告を決定し、当該広告の情報を広告サーバ50へと渡す。広告サーバ50は、当該広告情報をクライアント20へと送信し、クライアント20は、当該広告情報に基づく広告を表示画面上に表示する。
このとき、広告サーバ50や広告決定用サーバ10は、ユーザIDのみを管理すればよく、パスワードを管理する必要はない。よって、ユーザのセキュリティ確保の面でも好適である。
(2 システムの機能構成)
続いて、図2を参照しながら、広告配信システム1を構成する各装置の機能構成を説明する。図2は、広告配信システム1を構成する各装置の機能を説明するための機能ブロック図である。
(2.1 広告決定用サーバ10)
まず、広告決定用サーバ10について説明する。広告決定用サーバ10は前述のとおり、クライアント20へクッキー221を送信すると共に、クライアント20に配信する広告を決定すると共に、当該広告をクライアント20へと送信する。このとき、クライアント20に配信する広告は、当該クライアント20からクッキー221に基づいて取得可能なユーザID(クッキー221が仮状態の場合には仮ID)に基づいて、好適に決定することができる。
広告決定用サーバ10は、大きく分けて、クッキー処理部110、広告決定部120、データベース(DB)130、及び広告配信部140を含む。
クッキー処理部110は、クライアント20からの要求に応じてクッキー221を送信すると共に、当該クッキー221に係る情報をDB130上の会員属性情報133及び行動履歴情報135を紐付けて管理する。前述のとおり、クッキー処理部110が発行するクッキー221は、当初は仮状態のものであり、ユーザIDと紐付けられない仮IDを付与されている。当該クッキー221がセットされたクライアント20は、仮IDを付与した上で行動履歴情報135に係るクッキー情報を送信する。しかしながら、ユーザが会員サイト提供サーバ30へのログインに成功すると、クッキー処理部110はその旨の情報及びユーザIDの情報をクライアント20から受信するので、クッキー処理部110は当該情報に基づいて、データベース130を更新し、当該クッキーを会員状態にあるものとして管理する。これにより、その後は、当該クッキーに基づいてクライアント20から送信されてくるクッキー情報を、ユーザIDと対応付けて管理することが可能となる。
広告決定部120は、例えば広告サーバ50に対するインタフェースとしてAPI(Application Programming Interface)を提供する。広告決定部120は、当該APIを通じた広告サーバ50からの要求に応じて、クライアント20に配信すべき広告を決定する。広告決定部120は、決定した広告の広告ソース143を取得するための位置情報(広告ソース143を取得するためのアドレス情報であり、例えばURL(Uniform Resource Locator)として記述される。)を広告サーバ50へと出力する。
広告決定部120は、広告サーバ50からのAPI呼び出し時に、ユーザID(若しくは仮ID)に係る情報を受け取るため、広告決定部120は、当該ユーザIDに対応する会員属性情報133及び行動履歴情報135を取得した上で、それらの情報を合致する広告を広告表示条件131により決定する。これにより、例えば「30代の男性向け」「東京都○○区に住み、商品○○を購入した人向け」等の極めて詳細な広告表示条件131に応じた広告配信が可能となる。
なお、広告決定部120は、広告を表示する広告主を決定するため、必要に応じて、RTB(Real Time Bidding)に応じて入札/応札処理を行なっても良い。また、このRTBは、広告サーバ50側で、広告決定処理部530が行うことも考えられる。
データベース130は、広告表示条件131、会員属性情報133、及び行動履歴情報135を管理する。
広告表示条件131は、会員サイト提供サーバ30を運営し、広告ソース143を提供する広告主が、どのような属性や行動履歴を持つユーザに対して広告を表示させたいかといった条件と、また、その条件に合致するユーザに配信する広告ソース143の位置情報(URL等のアドレス情報に相当し、広告情報や広告位置情報ともいう。)を設定する。
会員属性情報133は、会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトの1以上の会員(ユーザ)に係る属性情報を管理する。会員属性情報133は、広告主である会員サイト提供サーバ30の管理者によって機械的に若しくは手動で登録されるものである。なお、会員サイト提供サーバ30の管理者(広告主)が複数いる場合には、会員属性情報133は、それぞれの管理者毎に登録される。
会員属性情報133には、各会員を個別に識別するための識別情報であるユーザIDの他、性別や生年月日(年代)、住所(若しくは居住エリア)、会員ポイント等の各種情報を含む。広告サーバ50からユーザIDの情報を取得した場合には、広告決定部120は当該ユーザIDに応じた会員属性情報133を参照した上で、広告表示条件131に合致する広告を選択することとなる。
行動履歴情報135は、クッキー221によりクライアント20から通知される、ユーザの会員サイト内の閲覧情報等であるクッキー情報に基づいて管理される。なお、行動履歴情報135は、クッキー221が仮状態の場合には仮IDと対応付けて管理されるが、ユーザが会員サイトにログインしてクッキー221が会員状態となれば、行動履歴情報135はクッキー処理部110によりユーザIDと紐付けられる。広告決定部120は、ユーザID若しくは仮IDに対応する行動履歴情報135を参照した上で、広告表示条件131に合致する広告を選択することとなる。
広告配信部140は、クライアント20からの要求に応じて広告ソース143を送信する。このとき、クライアント20は、広告決定部120が広告サーバ50を介してクライアント20へ出力した広告位置情報に基づき、広告ソース143へアクセスするため、広告配信部140は、アクセスを受けた広告位置情報に応じた広告ソース143をクライアント20へと送信する。
DB141により管理される広告ソース143は、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイト(広告表示媒体)上に表示させる広告の画像データなどであり、予め広告主が準備する。
なお、広告決定用サーバ10の機能は、複数の情報処理装置により実現することも考えられる。例えば、広告配信部140を、広告決定用サーバ10とは別の情報処理装置として実現しても良い。
(2.2 クライアント20)
続いて、クライアント20について説明する。クライアント20は、会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトや広告表示媒体提供サーバ40が提供する広告表示媒体へアクセス可能な情報処理装置である。クライアント20の具体例としては、例えばPC(Personal Computer)や携帯電話端末(いわゆるフィーチャーフォンであるかスマートフォンであるかは問わない。)、スレート型のタブレット端末等が考えられる。
クライアント20は、一般的に、CPU210、記憶装置220、入力装置230、及び通信I/F部240等を有する。
CPU210は、記憶装置220に記憶されているプログラムを実行することによりクライアント20における様々な処理を制御する。会員サイト提供サーバ30や広告表示媒体提供サーバ40から受信できる各種ウェブページを閲覧することのできるブラウザ211は、主にCPU210上で動作する。
記憶装置220は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の各種記憶媒体である。記憶装置220は、CPU210によって実行されるブラウザ211等の各種プログラムコード、及びプログラムの実行時に必要となるデータを記憶する。特に、ブラウザ211にセットされる広告決定サーバ用クッキー221や広告サーバ用クッキー223は、記憶装置220が記憶する。この他、ユーザIDをクッキーとして一時記憶する際には、ユーザID記憶用クッキー225も記憶装置220が記憶する。ユーザID記憶用クッキー225については、図3等を参照しながら後述する。
広告決定サーバ用クッキー221は、前述の通り、広告決定用サーバ10から送信される。このクッキー221の取得は、会員サイト提供サーバ30から受信するページ情報310に含まれるクッキー処理用タグ311に基づいて、ブラウザ211が行う。クッキー221には、ユーザIDと紐づけられていない仮状態と、ユーザIDと紐づけられた会員状態の2つの状態がある。前述の通り、会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトへのログインに成功すると、クッキー処理用タグ311により、クッキー221は仮状態から会員状態へと状態が変わる。会員状態となったクッキー221に基づきブラウザ211が広告決定用サーバ10へ送信するクッキー情報は、ユーザIDと紐づけて管理される。
広告サーバ用クッキー223は、広告サーバ50によりセットされる。クライアント20を広告サーバ50が識別するための識別子をクッキー223は含んでおり、クッキー223は広告表示時を含む各タイミングで当該クッキー223に基づき識別子を含むクッキー情報を広告サーバ50へ送信する。
広告サーバ用クッキー223がブラウザ211にセットされるタイミングはいつでも良いが、例えば、広告サーバ50が構成する広告ネットワーク内の広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイトのページ情報410に埋め込まれた広告取得用タグ411や、会員サイト提供サーバ30が提供するウェブサイトのページ情報310に埋め込まれたクッキー処理用タグ311等によりセットされることが考えられる。本実施形態では、クッキー処理用タグ311が広告サーバ用クッキー223をセットする場合を中心に説明する。
削除されない限り、クッキー221や223は広告決定用サーバ10や広告サーバ50に各種クッキー情報を送信することとなるので、広告決定用サーバ10はこれらのクッキー221及び223の動作の結果取得できる閲覧履歴等の行動履歴情報135や、ユーザの識別情報(ユーザID)に基づいて、好適な広告をクライアント20に対して配信することが可能となる。
入力装置230は、ユーザが各種情報を入力するための装置である。例えば、マウスやタッチパッド等のポインティングデバイスやキーボード等が入力装置230に該当する。ブラウザ211を用いたウェブページの閲覧に係る各種選択装置などは、全て入力装置230により入力される。
通信I/F部240は、クライアント20がインターネットNを介して他の情報処理装置と通信するためのインタフェースである。
(2.3 広告サーバ50)
次に、広告サーバ50について説明する。広告サーバ50は、広告表示媒体提供サーバ40と共に、広告を配信するための広告ネットワークを構成するためのサーバである。
本実施形態において、広告サーバ50は、クッキー発行部510、クッキー連携部520、及び広告決定処理部530を有する。
クッキー発行部510は、クライアント20からの要求に応じて、各クライアント20を識別するための識別子を付したクッキー223を発行する。これにより、広告表示媒体提供サーバ40が提供する広告表示媒体上に広告を表示する際には、広告サーバ50へとクライアント20を識別するための識別子の通知をクッキー223により送信されるクッキー情報により受けることが可能となる。
クッキー連携部520は、クライアント20からの要求に応じて、クッキー223から受信可能なクライアント20を識別するための識別子と、ユーザIDとを対応づけるクッキー連携情報541を生成する。当該クライアント20からの要求は、会員サイト提供サーバ30が送信するページ情報310に含まれるクッキー処理用タグ311に基づいてブラウザ211によりなされる。
広告決定処理部530は、クライアント20からの広告取得要求に応じて、クライアント20に表示させる広告を決定するための処理を行う。より具体的には、広告決定処理部530は、クッキー連携情報541を参照することにより、クッキー223に基づきクライアント20から取得できる識別子と対応するユーザIDを知る。そのうえで、当該ユーザIDに基づく広告を決定するよう、広告決定用サーバ10の広告決定部120へと要求する。なお、広告決定処理部530はこの前に、必要に応じてRTBにより入札/応札処理を行うことにより、広告主を決定しても良い。広告決定処理部530は、広告決定用サーバ10の広告決定部120から、決定した広告に係る広告ソース143を取得するための位置情報(アドレス情報/広告情報)を受信すると、当該位置情報をクライアント20へと送信する。クライアント20は、当該位置情報に基づいて広告ソース143を取得して、当該広告ソース143に基づく広告画像等を表示画面上に表示する。
(3 処理の流れ)
以下、図3乃至図10を参照しながら、本実施形態に係る広告配信システム1の処理の流れを説明する。尚、後述の各処理ステップは、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に順番を変更して若しくは並列に実行することができる。また、各処理ステップ間に他のステップを追加しても良い。更に、便宜上1つのステップとして記載されているステップは複数のステップに分けて実行することができるし、また、便宜上複数に分けて記載されているステップを1つのステップとして実行することもできる。
(3.1 会員サイトアクセス時の処理の流れ)
まず、クライアント20が会員サイト提供サーバ30の提供する会員サイトへアクセスした際の、クライアント20、広告決定用サーバ10、及び広告サーバ50の其々の処理の流れを説明する。
(3.1.1 クライアント20の処理)
まず、会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトへアクセスしたときのクライアント20の処理の流れを、図3を参照しながら説明する。図3は、会員サイトアクセス時におけるクライアント20の処理の流れを示すフローチャートである。
ブラウザ211に会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトのウェブページをユーザ操作に応じて表示する際には、クライアント20のブラウザ211は、会員サイト提供サーバ30へ、ページ情報310の送信要求(閲覧要求)を送信する(S301)。会員サイト提供サーバ30は当該要求に応じてページ情報310(例えば、HTML等で記述された情報)をクライアント20へと送信するので、クライアント20は当該ページ情報310を受信する(S303)。
ブラウザ211は、ページ情報310に含まれるクッキー処理用タグ311の処理に従い、ブラウザ211に対して広告決定サーバ用クッキー221がセットされているか否かを判別する(S305)。もしクッキー221がセットされていなければ(S305のNo)、ブラウザ211は、クッキー処理用タグ311による制御の下、広告決定用サーバ10からクッキー221を取得すると共に(S307)、それをブラウザ211にセットする(S309)。なお、この時点に於いて、まだ会員サイトにログインしていないため、クッキー221は仮状態である。
また、ブラウザ211は、クッキー処理用タグ311の処理に従い、ブラウザ211に対して広告サーバ用クッキー223がセットされているか否かも判別する(S311)。もしクッキー223がセットされていなければ(S311のNo)、ブラウザ211は、クッキー処理用タグ311による制御の下、広告サーバ50からクッキー223を取得すると共に(S313)、それをブラウザ211にセットする(S315)。
なお、S305乃至S309の処理と、S311乃至S315の処理は逆であっても良い。また、広告サーバ50からのクッキー223取得は、会員サイト提供サーバ30へのアクセス時でなくとも、広告サーバ50が構成する広告ネットワーク内の広告表示媒体にアクセス時にセットされることも考えられる。
その後、ログイン画面において、ユーザIDが入力されたか否かをクッキー処理用タグ311による制御に基づき、ブラウザ211は判別する(S317)。ユーザIDが入力されれば、ブラウザ211は当該ユーザIDを、クッキー処理用タグ311による制御に従ってユーザID記憶用クッキー225として記憶する(S319)。尚、本手法ではユーザIDをユーザID記憶用クッキー225として記憶しているがこれに限られるものではなく、適当な記憶領域にユーザIDを記憶すれば良い。
その後、ユーザからユーザIDのみならずパスワードも入力されて、ユーザ操作に基づいてログイン要求をブラウザ211が会員サイト提供サーバ30へと送信すると(S321)、ブラウザ211は会員サイト提供サーバ30から、ログイン結果を示すページ情報310を受信する(S323)。その結果、ログインが失敗していれば(S325のNo)、ブラウザ211はS317に戻って処理をやりなおす。
ログインに成功したページ情報310を受信した場合には(S325のYes)、ブラウザ211は、ページ情報310に含まれるクッキー処理用タグ311による制御の下、ログインに成功したユーザIDの情報をユーザID記憶用クッキー225から読みだして広告決定用サーバ10へと送信する(S327)。これにより広告決定用サーバ10はログインに成功した旨と、そのログインに成功したユーザIDを知ることができるため、クッキー221を会員状態のクッキー221として認識することができるようになる。更にブラウザ211は、クッキー処理用タグ311による制御の下、ログインに成功したユーザIDを用いてクッキー221を会員状態へと更新する(S329)。
S327及びS329の処理が完了すれば、ユーザID記憶用クッキー225は不要となるため、ブラウザ211はクッキー処理用タグ311による制御の下、ユーザID記憶用クッキー225を削除する(S331)。
その後、ブラウザ211はクッキー処理用タグ311による制御に従い、広告決定サーバ用クッキー221とユーザID記憶用クッキー225とがそろっているか否かを判別する(S333)。もしそろっていれば、クッキー処理用タグ311に設定されたユーザIDと、クッキー223に設定された識別子との対応付けを広告サーバ50へと要求する(S335)。広告サーバ50のクッキー連携部520は当該要求に従い、ユーザIDとクッキー223に設定された識別子との対応情報をクッキー連携情報541としてDB540に登録する。
これにより、広告サーバ50は、広告サーバ用クッキー223により受信した識別子に基づいてクライアント20を操作するユーザのユーザIDを知ることができるようになるため、当該ユーザIDを指定して、クライアント20へ配信する広告を広告決定用サーバ10に要求することができるようになる。
(3.1.2 広告決定用サーバ10の処理)
次に、クライアント20による会員サイトアクセス時の広告決定用サーバ10側の処理の流れを、図4を参照しながら説明する。図4は、クライアント20による会員サイトアクセス時の広告決定用サーバ10の処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図3を参照しながら「3.1.1」で説明したクライアント20側の処理に対応する広告決定用サーバ10側の処理である。
クライアント20から、クッキー処理用タグ311の機能に基づいてクッキー221の取得要求を受信すると(S401のYes)、クッキー処理部110はクッキー221をクライアント20へと送信する(S403)。なおこの段階において送信するクッキー221は仮IDを付した仮状態のものである。更にクッキー処理部110は当該仮IDを用いてDB130にデータ項目を作成する。これにより、これ以降、クッキー221に基づいてクライアント20から送信されてくる閲覧情報などを含むクッキー情報には仮IDが含まれているため、当該仮IDで管理されている行動履歴情報135のデータは、このクッキー情報に基づいて更新されることになる。
その後、クライアント20から会員サイト提供サーバ30が提供する会員サイトへのログイン成功の旨の通知を受信すると(S407のYes)、当該通知に含まれるユーザIDに基づき、DB130を更新する(S409)。より具体的には、仮IDのみに対応付けられていた行動履歴情報135を当該ユーザIDと対応付けると共に、当該ユーザIDに対応付けられている会員属性情報133とも対応付ける。これにより、広告サーバ50からユーザIDを指定した広告決定要求を受信した場合には、広告決定部120は、当該ユーザIDに対応付けられた会員属性情報133及び行動履歴情報135を参照して好適な広告を選択することができるようになる。
(3.1.3 広告サーバ50の処理)
続いて、クライアント20による会員サイトアクセス時の広告サーバ50側の処理の流れを、図5を参照しながら説明する。図5は、クライアント20による会員サイトアクセス時の広告サーバ50の処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図3を参照しながら「3.1.1」で説明したクライアント20側の処理に対応する広告サーバ50側の処理である。
クライアント20から、クッキー処理用タグ311の機能に基づいてクッキー223の取得要求を受信すると(S501のYes)、クッキー発行部510はクッキー223をクライアント20へと送信する(S503)。なおこのクッキー223には、各クライアント20を識別可能な識別子が付与されている。
その後、クライアント20から、クッキー処理用タグ311の機能に基づいて、クッキーの連携要求を受信すると(S505)、クッキー連携部520は、当該連携要求に含まれるユーザIDとクッキー223の識別子との対応関係をクッキー連携情報541として記録する(S507)。クライアント20からクッキー223に基づいて送信されてきたクッキー情報には前述の識別子が付与されているため、この識別子をキーとしてクッキー連携情報541を参照することにより、広告サーバ50は当該クライアント20に係るユーザのユーザIDを知ることができる。
(3.2 他の方式による会員サイトアクセス時の処理の流れ)
上記「3.1」の処理では、クライアント20から広告決定用サーバ10に対するユーザIDの通知と、ログインが成功した旨の通知とを一度に行なっていたが(図3のS327及び図4のS407)、これに限られるものではなく、ユーザIDの通知と、ログインが成功した旨の通知とを別々のタイミングで行なうことも考えられる。以下、この場合の処理の流れを、図6及び図7を参照しながら説明する。なお、この方式であっても広告サーバ50に係る処理は「3.1.3」と同様となるため、説明を省略する。
(3.2.1 他の方式に係るクライアント20の処理)
まず、クライアント20の処理の流れを、図6を参照しながら説明する。図6は、会員サイトアクセス時におけるクライアント20の、「3.1」とは異なる方式に係る処理の流れを示すフローチャートである。
なお、S601乃至S615の処理は、図3に係るS301乃至S315の処理と同様であるため、説明を省略する。
会員サイトのログイン画面において、ブラウザ211はクッキー処理用タグ311による制御の下、広告決定サーバ用クッキー221が仮状態であるか否かを判別する(S617)。もし仮状態であれば(S617のYes)、ID入力ボックスにユーザがユーザIDを入力する際に(S619のYes)、当該ユーザIDを広告決定用サーバ10へと送信する(S621)。つまり、「3.1」ではユーザIDをユーザID記憶用クッキー225に記憶していたところ、「3.2」の例では、ユーザIDをユーザID記憶用クッキー225に記憶せずに、ログイン前に広告決定用サーバ10へと送信する。これにより、クライアント20側のユーザID記憶用クッキー225は不要となる。
その後、ユーザからユーザIDのみならずパスワードも入力されて、ユーザ操作に基づいてログイン要求をブラウザ211が会員サイト提供サーバ30へと送信すると(S623)、ブラウザ211は会員サイト提供サーバ30から、ログイン結果を示すページ情報310を受信する(S625)。その結果、ログインが失敗していれば(S627のNo)、ブラウザ211はS617に戻って処理をやり直す。
ログインに成功したページ情報310を受信した場合には(S627のYes)、ブラウザ211は、当該ページ情報310に含まれるクッキー処理用タグ311による制御の下、ログインに成功した旨を広告決定用サーバ10へと通知する(S629)。これにより、広告決定用サーバ10はログインに成功した旨と(S629)、そのログインに成功したユーザIDとを知ることができるため(S621)、クッキー221を会員状態として認識することができるようになる。更にブラウザ211はクッキー221を会員状態へと更新する(S631)。
S633及びS635の処理は、図3のS333及びS335と同様であるので、ここでは説明を省略する。
(3.2.2 広告決定用サーバ10の処理)
次に、クライアント20による会員サイトアクセス時の広告決定用サーバ10側の処理の流れを、図7を参照しながら説明する。図7は、クライアント20による会員サイトアクセス時の、「3.1」とは異なる方式に係る処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図6を参照しながら「3.2.1」で説明したクライアント20側の処理に対応する広告決定用サーバ10側の処理である。
なお、S701乃至S705の処理は、図4に係るS401乃至S405の処理と同様であるため、説明を省略する。
クライアント20からユーザIDの通知を受信すると(S707)、クッキー処理部110は当該ユーザIDに基づき、DB130を更新する(S709)。より具体的には、仮IDのみに対応付けられていた行動履歴情報135を当該ユーザIDと対応付ける処理などが考えられる。但し、この時点ではまだログインが成功するかどうかわからない(正当なユーザIDであるとは限らない)ため、クッキー処理部110はクッキー223を仮状態のままであるものとして扱い、会員属性情報133との対応付け等は行わない。
その後、クライアント20から当該ユーザIDでのログイン成功の旨の通知を受けると(S711のYes)、クッキー処理部110はクッキー223を会員状態であるものとして識別し、S709で受信したユーザIDを用いて、DB130を更新する(S713)。より具体的には、例えば、クッキー処理部110は当該ユーザIDと行動履歴情報135と会員属性情報133とを対応付ける。
これにより、広告サーバ50からユーザIDを指定した広告決定要求を受信した場合には、広告決定部120は、当該ユーザIDに対応付けられた会員属性情報133及び行動履歴情報135を参照して好適な広告を選択することができるようになる。
(3.3 広告表示媒体アクセス時の処理の流れ)
続いて、クライアント20が広告表示媒体提供サーバ40の提供するウェブサイトへアクセスした際の、クライアント20、広告サーバ50、及び広告決定用サーバ10の其々の処理の流れを説明する。
(3.3.1 クライアント20の処理)
まず、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイトへアクセスした際のクライアント20の処理の流れを、図8を参照しながら説明する。図8は、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイトへのアクセス時におけるクライアント20の処理の流れを示すフローチャートである。
ブラウザ211に広告表示媒体提供サーバ40が提供する広告表示媒体のウェブページをユーザ操作に応じて表示する際には、クライアント20のブラウザ211は、広告表示媒体提供サーバ40へ、ページ情報310の送信要求(閲覧要求)を送信する(S801)。広告表示媒体提供サーバ40は当該要求に応じてページ情報410(例えば、HTML等で記述された情報)をクライアント20へと送信するので、クライアント20は当該ページ情報410を受信する(S803)。
また、ブラウザ211はページ情報410に含まれる広告取得用タグ411による制御の下、広告サーバ50へと広告の取得要求を送信する(S805)。その結果、広告決定用サーバ10が決定した広告に係る広告ソース143へアクセスするための広告位置情報(アドレス情報)が広告サーバ50から送信されるので、ブラウザ211は当該広告位置情報を受信する(S807)。更にブラウザ211は当該広告位置情報に基づいて広告決定用サーバ10の広告配信部140から広告ソース143を取得し(S809)、当該広告ソース143に基づいて広告画像を表示画面上に表示する(S811)。
(3.3.2 広告サーバ50の処理)
次に、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイトへアクセスした際の広告サーバ50の処理の流れを、図9を参照しながら説明する。図9は、広告表示媒体提供サーバ40が提供するウェブサイトへクライアント20がアクセスした際の、広告サーバ50の処理の流れを示すフローチャートである。つまりこの処理は、図8を参照しながら「3.3.1」で説明したクライアント20側の処理に対応する広告サーバ50側の処理である。
クライアント20が広告表示媒体へアクセスすると、広告取得用タグ411に基づいて、クライアント20は表示する広告を取得するための広告位置情報を取得すべく、広告の取得要求を広告サーバ50へと送信する。広告サーバ50は、当該広告取得要求をクライアント20から受信すると(S901のYes)、広告決定処理部530は、当該クライアントから受信するクッキー223の識別子に対応するユーザID(ユーザIDが不明な場合には仮ID)を、クッキー連携情報541を参照することにより特定する(S903)。
また、広告決定処理部530は、必要に応じて広告サーバ50は当該クライアント20に表示させる広告枠に表示する広告の広告主を決定するための入札処理を行う(S905)。この入札処理は、例えばRTBにより行うことができる。なお、当該入札処理は、広告主を予め決めている場合や広告決定用サーバ10側で行う場合には不要である。
その後、広告サーバ50の広告決定処理部530は、S903で特定したユーザID(ユーザIDが不明な場合には仮ID)に該当するユーザに好適な広告を決定するよう、広告決定用サーバ10に対して要求する(S907)。その結果、広告決定用サーバ10から広告ソース143を取得するための広告位置情報(アドレス情報)を受信すると(S909)、広告決定処理部530は、当該広告位置情報をクライアント20へと送信する(S911)。
(3.3.3 広告決定用サーバ10の処理)
続いて、広告サーバ50からクライアント20に表示させる広告の決定を要求された後の広告決定用サーバ10に係る処理の流れを、図10を参照しながら説明する。図10は、広告サーバ50から広告決定要求を受信する際の広告決定用サーバ10の処理の流れを示すフローチャートである。つまりこの処理は、図8及び図9を参照しながら「3.3.1」や「3.3.2」で説明したクライアント20や広告サーバ50側の処理に対応する広告決定用サーバ10側の処理である。
広告サーバ50から、ユーザIDや仮IDを指定した広告決定要求を受信すると(S1001のYes)、広告決定部120は、当該ユーザID若しくは仮IDを用いて会員属性情報133や行動履歴情報135を参照する(なお、仮IDしか指定されていない場合には、会員属性情報133を参照することはできない。)。広告決定部120は、当該ユーザIDや仮IDに対応する会員属性情報133や行動履歴情報135が合致する広告表示条件131を参照して(S1005)、当該条件が合致した広告表示条件131に対応する広告ソース143を読み出すための広告位置情報を広告サーバ50へと出力する(S1007)。
その後、クライアント20から当該広告位置情報に基づいて広告ソース143の取得要求を受信すると(S1009のYes)、広告配信部140は当該要求に基づき、広告ソース143をクライアント20へと送信する(S1011)。
(4 ハードウェア構成)
以下、図11を参照しながら、上述してきた広告決定用サーバ10や広告サーバ50を情報処理システムであるコンピュータ1100により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、広告決定用サーバ10や広告サーバ50の機能は、それぞれネットワークを介して複数の装置に分けて実現することも可能である。
図11に示すように、コンピュータ1100は、プロセッサ1101、メモリ1103、記憶装置1105、入力インタフェース(I/F)1107、データI/F1109、通信I/F1111、及び表示装置1113を含む。
プロセッサ1101は、メモリ1103に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ1100における様々な処理を制御する。例えば、広告決定用サーバ10にあってはクッキー処理部110や広告決定部120、広告配信部140、広告サーバ50にあってはクッキー発行部510や、クッキー連携部520、広告決定処理部530は、メモリ1103に一時記憶された上で、主にプロセッサ1101上で動作するプログラムとして実現可能である。
メモリ1103は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ1103は、プロセッサ1101によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。例えば、メモリ1103の記憶領域には、プログラム実行時に必要となるスタック領域が確保される。
記憶装置1105は、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置1105は、オペレーティングシステムや、広告決定用サーバ10にあってはクッキー処理部110や広告決定部120、広告配信部140、広告サーバ50にあってはクッキー発行部510や、クッキー連携部520、広告決定処理部530をそれぞれ実現するための各種プログラムを記憶する。この他、記憶装置1105は、広告決定用サーバ10にあってはDB130及びDB141、広告サーバ50にあってはDB540等に相当する各種データも記憶する。記憶装置1105に記憶されているプログラムやデータは、必要に応じてメモリ1103にロードされることにより、プロセッサ1101から参照される。
入力I/F1107は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F1107の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ等が挙げられる。入力I/F1107は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ1100に接続されても良い。
データI/F1109は、コンピュータ1100の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F1109の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F1109は、コンピュータ1100の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F1109は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ1100へと接続される。
通信I/F1111は、コンピュータ1100の外部の装置と有線又は無線により、例えばインターネットNを介したデータ通信するためのデバイスである。通信I/F1111はコンピュータ1100の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F1111は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ1100に接続される。
表示装置1113は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置1113の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等が挙げられる。表示装置1113は、コンピュータ1100の外部に設けられても良い。その場合、表示装置1113は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ1100に接続される。
(5 本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態の広告配信システム1では、ユーザの行動履歴や属性情報に応じて、好適な広告をユーザに見せることが可能となっている。特に、会員サイトログイン前は行動履歴情報135に応じて、ログイン後はユーザIDに基づく詳細な会員属性情報133に応じて、配信する広告を決定することができるようになっている。
これにより、例えば、ユーザIDが特定できない場合には、ユーザの閲覧/購入した商品と関連性の高い商品に係る広告を配信すると共に、ユーザの識別情報が得られるようになった後は、性別や会員ポイント、年収(支払い能力)等の情報に基づいて広告を配信するといった広告配信が可能となるため、広告配信の効果を高めることが可能となる。
更に、本実施形態に係る広告配信システム1では、会員属性情報133の参照を、ユーザIDに基づいて行なっている。すなわち、パスワードの情報を広告決定用サーバ10の管理者に渡す必要がないため、ユーザIDとパスワードがセットで流出する事態を避ける事ができるため、セキュリティ上好ましい。
また、本実施形態に係る広告配信システム1では、複数の広告サーバ50に対して、会員属性情報133や行動履歴情報135に基づく広告配信が可能となっている。
(6 付記事項)
尚、前述の実施形態の構成は、組み合わせたり或いは一部の構成部分を入れ替えたりしてもよい。また、本発明の構成は前述の実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
1・・・広告配信システム、10・・・広告決定用サーバ、20・・・クライアント、30・・・会員サイト提供サーバ、40・・・広告表示媒体提供サーバ、50・・・広告サーバ、110・・・クッキー処理部、120・・・広告決定部、130・・・データベース、131・・・広告表示条件、133・・・会員属性情報、135・・・行動履歴情報、140・・・広告配信部、143・・・広告ソース、210・・・CPU、211・・・ブラウザ、220・・・記憶装置、221・・・広告決定サーバ用クッキー、223・・・広告サーバ用クッキー、225・・・ユーザID記憶用クッキー、230・・・入力装置、240・・・通信インタフェース部、310・・・ページ情報、311・・・クッキー処理用タグ、410・・・ページ情報、411・・・広告取得用タグ、510・・・クッキー発行部、520・・・クッキー連携部、530・・・広告決定処理部、541・・・クッキー連携情報、1100・・・コンピュータ、1101・・・プロセッサ、1103・・・メモリ、1105・・・記憶装置、1107・・・入力インタフェース、1109・・・データインタフェース、1111・・・通信インタフェース、1113・・・表示装置、N・・・インターネット

Claims (9)

  1. クライアント端末が会員サイトにアクセスした際に、会員サイトのウェブページ情報に含まれるプログラムに基づく当該クライアント端末からの要求に対してクッキーを送信するクッキー送信手段と、
    会員サイトのウェブページ情報に含まれるプログラムに基づいて前記クライアント端末が送信する、前記会員サイトへログインするためのユーザIDを受信する第1の受信手段と、
    前記クライアント端末が前記会員サイトへログインした際に、会員サイトのウェブページ情報に含まれるプログラムに基づいて前記クライアント端末が送信する、ログインが完了した旨の通知を受信する第2の受信手段と、
    前記クライアント端末から前記クッキーに基づいて受信するクッキー情報と、前記ユーザIDに係る会員の属性情報とを対応付けて管理可能な情報管理手段と、
    前記クライアント端末からログインが完了した旨の通知を受信した後、前記情報管理手段で管理される属性情報に基づいて、前記クライアント端末に対して配信する広告を決定する広告決定手段と
    を備える情報処理システム。
  2. 前記広告決定手段は、前記ユーザIDに基づいて、広告を決定する際に参照すべき属性情報を決定する、
    請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記第1の受信手段は、前記第2の受信手段で受信するログインが完了した旨の通知と共に前記ユーザIDを受信する、
    請求項1記載の情報処理システム。
  4. 会員サイトを提供する情報処理システムであって、クライアント端末に、
    広告決定サーバから第1のクッキーを取得させ、
    前記会員サイトへのログイン時に入力されたユーザIDを前記広告決定サーバへ送信させ、
    前記会員サイトへのログイン完了時に、ログインが完了した旨の通知を前記広告決定サーバへ送信させ
    ことにより、前記広告決定サーバに、前記第1のクッキーと前記ユーザIDとを対応付けることを可能とさせるプログラムを送信する第1の送信手段を備える情報処理システム。
  5. 前記クライアント端末に送信するプログラムは、前記クライアント端末に当該情報処理システムから第2のクッキーを取得させ、
    前記クライアント端末からの要求に応じて、前記第2のクッキーに基づき送信される情報と、前記ユーザIDとを対応付ける管理手段を更に備える、
    請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記クライアント端末から広告取得要求を受信する受信手段と、
    前記広告取得要求に基づいて、前記ユーザIDに応じた広告の位置情報を送信する第2の送信手段と
    を更に備える請求項5記載の情報処理システム。
  7. 前記広告取得要求に基づいて、前記ユーザIDに応じた広告の決定を前記広告決定サーバに要求する要求手段
    を更に備える請求項6記載の情報処理システム。
  8. クライアント端末が会員サイトにアクセスした際に、会員サイトのウェブページ情報に含まれるプログラムに基づく当該クライアント端末からの要求に対してクッキーを送信するステップと、
    会員サイトのウェブページ情報に含まれるプログラムに基づいて前記クライアント端末が送信する、前記会員サイトへログインするためのユーザIDを受信するステップと、
    前記クライアント端末が前記会員サイトへログインした際に、会員サイトのウェブページ情報に含まれるプログラムに基づいて前記クライアント端末が送信する、ログインが完了した旨の通知を受信するステップと、
    前記クライアント端末から前記クッキーに基づいて受信するクッキー情報と、前記ユーザIDに係る会員の属性情報とを対応付けて管理するステップと、
    前記クライアント端末からログインが完了した旨の通知を受信した後、前記ユーザIDに係る前記属性情報に基づいて、前記クライアント端末に対して配信する広告を決定するステップと
    を情報処理システムが行う情報処理方法。
  9. 会員サイトを提供する情報処理システムの情報処理方法であって、クライアント端末に、
    広告決定サーバから第1のクッキーを取得させ、
    前記会員サイトへのログイン時に入力されたユーザIDを前記広告決定サーバへ送信させ、
    前記会員サイトへのログイン完了時に、ログインが完了した旨の通知を前記広告決定サーバへ送信させ
    ことにより、前記広告決定サーバに、前記第1のクッキーと前記ユーザIDとを対応付けることを可能とさせるプログラムを送信するステップを備える情報処理方法。
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