JP5384431B2 - 配信サーバ及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワーク制御方式に関し、より詳細には、ネットワークを介したデータ伝送処理におけるストリーム制御セッションの識別情報と通信管理セッションの識別情報との対応付けを行う配信サーバ及び方法に関する。
現在、TISPAN(Telecommunication and Internet converged Services and Protocols for Advanced Networking)等の国際標準化団体では、ネットワークを介した映像配信サービスの実現方式が議論されている(非特許文献1)。一般に、NGN(Next Generation Network)のような管理型ネットワークでは、映像配信サービスを行う場合、ストリーム制御用通信路とストリーム配信用通信路の2つの通信路を確立する必要がある。
ストリーム制御用通信路は、再生、一時停止、早送り、巻き戻しなどのストリームを制御するための通信路である。ストリーム制御用通信路で使用される具体的なプロトコルとして、RTSP(Real Time Streaming Protocol)があげられる。
他方、ストリーム配信用通信路は、実際に端末にストリームを流すための通信路である。ストリーム配信用通信路で使用される具体的なプロトコルとして、RTP(Real−time Transport Protocol)があげられる。
なお、ここで使用される「通信路」とは、複数の端末の間で通信を行う際の経路を表す。
これら2つの通信路を確立するため、端末とストリームを提供する配信サーバは、SIP(Session Initiation Protocol)/SDP(Session Description Protocol)等の通信管理用プロトコルを用いて、IPアドレス、ポート番号、プロトコル等の通信路情報を互いに送受信し、通信路を確立する。
ここで、上述した管理型ネットワークでは、ストリーム制御状況に基づく通信路の管理と、ストリーム制御情報に関するプレゼンスサービスの提供との2つの処理のため、通信管理セッションIDとストリーム制御セッションIDとの対応付けを配信サーバが保持する必要がある。
なお、ここで使用される「セッション」とは、特定のプロトコルを用いて複数の端末の間で通信を開始してから終了するまでの処理を表す。
前者のストリーム制御状況に基づく通信路の管理の具体例として、以下の処理があげられる。例えば、ストリームの停止要求を受信した場合、配信サーバは自動的に通信路を切断する。この処理を実現するため、ストリーム制御信号に記述されたストリーム制御セッションIDに基づき、配信サーバは、該当する通信管理セッションIDを決定し、通信路管理用プロトコルを用いて通信路を切断する必要がある。また、他の例として、ストリーム制御における障害発生時には、配信サーバは自動的に通信路を切断する。この処理を実現するため、障害が発生したストリーム制御セッションIDに基づき、配信サーバは、該当する通信管理セッションIDを決定し、通信路管理用プロトコルを用いて通信路を切断する必要がある。さらなる他の例として、配信サーバは、ストリーム制御用通信路とストリーム配信用通信路とを確立したにもかかわらず、実際にストリーム配信が実行されていない通信路を検出すると、当該通信路を自動的に切断し、帯域を効率的に管理する。この処理を実現するため、該当するストリーム制御セッションIDに基づき、配信サーバは、対応する通信管理セッションIDを決定し、通信路管理用プロトコルを用いて通信路を切断する必要がある。
後者のストリーム制御情報に関するプレゼンスサービスの提供の具体例として、以下の処理があげられる。SIPなどの通信管理用プロトコルは、上述された通信路の確立だけでなく、確立された通信路に接続している端末の現在状態に関する情報(プレゼンス情報)をプレゼンスサーバに通知する処理にも利用される。そこで、非特許文献1及び2では、映像配信サーバが通信管理用プロトコルを用いて、ユーザの現在のストリーム制御状況(例えば、視聴しているコンテンツ、再生や一時停止などのコンテンツに対する操作、視聴時間など)をプレゼンスサーバに登録するサービスを規定している。このサービスを実現するため、映像配信サーバは、通信管理セッションIDとストリーム制御セッションIDとの対応関係を保持する必要がある。すなわち、配信サーバは、通信管理セッションIDとストリーム制御セッションIDとの対応付けを行い、ストリーム制御の状況をプレゼンスサーバに通知する。例えば、図1に示されるように、端末からストリーム制御セッションID:11111111により「コンテンツ○○○を早送りする」との要求を受信すると、配信サーバは、通信管理セッションID:YYYYYYYYを用いて、プレゼンスサーバに「通信管理セッションID:YYYYYYYYのセッションでは、現在コンテンツ○○○の早送りを行っている」と通知する。
ETSI TS 182 027 V2.4.1(2009-07) Telecommunications and Internet converged Services and Protocols for Advanced Networking(TISPAN); IPTV Architecture; IPTV functions supported by the IMS subsystem ETSI TS 183 063 V2.4.2(2009-06) Telecommunications and Internet converged Services and Protocols for Advanced Networking(TISPAN); IMS-based IPTV stage 3 specification ETSI TS 183 048 V2.2.1(2009-08) Telecommunications and Internet converged Services and Protocols for Advanced Networking(TISPAN); Resource and Admission Control System(RACS); Protocol Signaling flows specification; RACS Stage 3
通信管理プロトコルとしてSIPを、ストリーム制御用プロトコルとしてRTSPを、ストリーム配信用プロトコルとしてRTPが使用される場合について説明する。非特許文献1及び2では、映像配信サーバにおいて、SIPセッションのIDとRTSPセッションのIDとの対応関係を保持するため、図2では、端末がSIP信号にRTSPセッションIDを記述する方式が記載されている。
この従来方式によると、以下のような問題が生じる可能性がある。まず、従来方式では、SIPに関するSIP信号にこれと異なるプロトコルであるRTSPに関する情報(RTSPセッションID)が記述される。このため、端末、配信サーバ等のSIPを処理する機器、端末と配信サーバとの間のSIP関連のインタフェース等が、RTSPに固有の情報を処理できるよう拡張される必要が生じてくる。この場合、一方のプロトコルの拡張が他のプロトコルに影響を及ぼす可能性がある。そのため、一方のプロトコルを拡張した場合、他方のプロトコルにも機能拡張を行う必要が生じる。図2に示される例について、SIPにRTSP信号の拡張を行った場合、SIP信号処理部にも影響が生じる可能性があるため、VoIP(Voice over IP)等のRTSPとは無関係なサービスに用いるSIP機器(例えば、VoIP端末など)に関しても機能検証を行う必要が生じてくる。
また、従来方式では、SIP信号内には1つのRTSPセッションIDしか記述することができない。そのため、単一のSIPセッションIDで確立された1つの通信路において複数のRTSPセッションが確立される場合、従来方式は適切に対応することができない。
上記問題点に鑑み、本発明の課題は、SIPへの追加的拡張を行うことなく、RTSPセッションIDとSIPセッションIDとの対応付けを可能にすることである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、制御用通信路とデータ用通信路とを確立するための通信管理セッションにおいて、サーバが端末から制御用通信路情報を受信するステップと、前記通信管理セッションを特定する第1セッション識別子と前記受信した制御用通信路情報とを関連付けて前記サーバに格納するステップと、前記第1セッション識別子により特定される通信管理セッションにおいて確立された制御用通信路を介し、前記サーバが前記端末から前記制御用通信路情報を含むストリーム制御セッション確立要求を受信するステップと、前記サーバが前記ストリーム制御セッション確立要求に係るストリーム制御セッションの第2セッション識別子を決定し、前記受信した制御用通信路情報と関連付けされた前記第1セッション識別子と関連付けて前記決定された第2セッション識別子を格納するステップとを有する方法に関する。
また、本発明の他の態様は、制御用通信路とデータ用通信路とを確立するための通信管理セッションにおいて端末から制御用通信路情報を受信する通信制御部と、前記通信管理セッションを特定する第1セッション識別子と前記受信した制御用通信路情報とを関連付けて格納する格納部とを有する配信サーバであって、前記第1セッション識別子により特定される通信管理セッションにおいて確立された制御用通信路を介し前記端末から前記制御用通信路情報を含むストリーム制御セッション確立要求をさらに受信すると、前記通信制御部は、前記ストリーム制御セッション確立要求に係るストリーム制御セッションの第2セッション識別子を決定し、前記受信した制御用通信路情報と関連付けされた前記第1セッション識別子と関連付けて前記決定された第2セッション識別子を前記格納部に格納する配信サーバに関する。
本発明の上記態様によると、SIPへの追加的拡張を行うことなく、RTSPセッションIDとSIPセッションIDとの対応付けが可能になる。
図1は、従来技術によるデータ伝送処理を示す。 図2は、従来技術によるデータ伝送処理を示す。 図3は、本発明の一実施例による端末の構成を示す。 図4は、本発明の一実施例による配信サーバの構成を示す。 図5は、本発明の一実施例によるデータ伝送処理を示す。 図6は、本発明の一実施例によるストリーム制御情報管理テーブルを示す。 図7は、本発明の一実施例によるデータ伝送処理を示す。 図8は、本発明の一実施例によるストリーム制御情報管理テーブルを示す。 図9は、本発明の一実施例によるデータ伝送処理を示す。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図3を参照して、本発明の一実施例による端末を説明する。本実施例の端末は、ネットワークを介しサーバ等の外部装置と通信するための通信機能を有する。端末は、典型的には、補助記憶装置、メモリ装置、CPU、通信装置、表示装置、入力装置などの各種ハードウェアリソースの1以上から構成される。補助記憶装置は、ハードディスクやフラッシュメモリなどから構成され、後述される各種処理を実現するプログラムやデータを格納する。メモリ装置は、RAM(Random Access Memory)などから構成され、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置からプログラムを読み出して格納する。CPUは、情報を処理するプロセッサとして機能し、メモリ装置に格納されたプログラムに従って後述される各種機能を実現する。通信装置は、ネットワークを介し他の装置と有線及び/又は無線接続するための各種通信回路から構成される。通信装置はさらに、ネットワーク上のサーバなどの他の装置と接続するための通信インタフェースなどを有する。表示装置は、ディスプレイなどから構成され、配信サーバから受信したコンテンツやプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置は、典型的には、操作ボタン、キーボード、マウス等で構成され、端末のユーザが様々な操作命令を入力するのに用いられる。なお、本発明の以下の実施例で使用される端末は、上述したハードウェア構成に限定されるものでなく、ネットワークを介しサーバと双方向通信するための機能を有する他の何れか適切な装置であってもよい。
図3は、本発明の一実施例による端末の構成を示す。本実施例では、端末100は、配信サーバ200との間の通信路を確立するための通信管理プロトコルとしてSIPを使用する。また、端末100は、SIPにより確立される制御用通信路におけるストリーム制御用プロトコルとしてRTSPを、SIPにより確立されるデータ用通信路におけるストリーム配信用プロトコルとしてRTPを使用して、配信サーバ200と通信し、映像コンテンツなどのデータを取得する。しかしながら、本発明は、これら特定のプロトコルに限定されるものでなく、サーバ等の外部装置からデータを取得するため、制御用通信路とデータ用通信路とを使用する他の何れか適切な通信プロトコルであってもよい。
図3に示されるように、端末100は、ユーザインタフェース部110と、通信制御部120と、送受信部130とを有する。
ユーザインタフェース部110は、ユーザから各種命令を受信し、受信した命令に対応する処理結果を提供する。具体的には、ユーザインタフェース部110が、配信サーバ200から映像コンテンツなどのデータを取得するようユーザから指示されると、通信制御部120に当該データ取得リクエストを送信する。通信制御部120が、後述される処理を介し要求されたデータを取得し、これをユーザインタフェース部110に提供すると、ユーザインタフェース部110は、ユーザからのリクエストに応じて取得したデータを表示、再生等することによって、ユーザに提供する。
通信制御部120は、配信サーバ200から映像コンテンツなどのデータを取得するリクエストをユーザインタフェース部110から受信すると、配信サーバ200との間で、SIPセッションによりストリーム制御用のRTSP用通信路とストリーム配信用のRTP用通信路とを確立する。具体的には、通信制御部120は、送受信部130を介し配信サーバ200に対して、当該SIPセッションに係るSIPセッションIDと、RTSP用通信路情報として端末100側のストリーム制御用のIPアドレス、ポート番号、プロトコルなどを送信し、RTP用通信路情報として端末100側のストリーム配信用のIPアドレス、ポート番号などを送信する。その後、配信サーバ200から応答メッセージとして、SIPセッションIDと、配信サーバ200側のストリーム制御用及びストリーム配信用のIPアドレス、ポート番号及びプロトコルなどを受信すると、通信制御部120は、配信サーバ200との間でRTSP用通信路とRTP用通信路とが確立されたことを確認する。
このようにしてRTSP用通信路とRTP用通信路が確立されると、通信制御部120は、配信サーバ200との間でRTSPセッションを確立するため、端末100側のストリーム制御用のIPアドレスとポート番号とをヘッダ情報(IPヘッダ)として含むRTSP信号を生成し、生成したRTSP信号を送受信部130を介し配信サーバ200に送信する。RTSP信号の応答として配信サーバ200からストリーム制御のためのRTSPセッションIDを受信すると、通信制御部120は、このRTSPセッションIDを用いて、ユーザからリクエストされたストリーム制御、例えば、配信サーバ200から送信される映像コンテンツの再生、停止、早送りなどのストリーム制御を送受信部130を介し配信サーバ200にリクエストする。その後、通信制御部120は、リクエストしたストリーム制御に従って、映像コンテンツなどのデータを送受信部130を介し配信サーバ200から取得し、取得したデータをユーザインタフェース部110に提供する。
次に、図4を参照して、本発明の一実施例による配信サーバを説明する。本実施例のサーバは、典型的には、補助記憶装置、メモリ装置、CPU、通信装置などの各種ハードウェアリソースの1以上から構成される。補助記憶装置は、ハードディスクやフラッシュメモリなどから構成され、後述される各種処理を実現するプログラムやデータを格納する。メモリ装置は、RAM(Random Access Memory)などから構成され、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置からプログラムを読み出して格納する。CPUは、情報を処理するプロセッサとして機能し、メモリ装置に格納されたプログラムに従って後述される各種機能を実現する。通信装置は、ネットワークを介し他の装置と接続するための各種通信回路から構成される。通信装置は、典型的には、各種ネットワークと接続するための通信インタフェースなどを有する。後述される配信サーバ200とプレゼンスサーバ300とは、典型的には、上述したようなハードウェア構成を有するが、本発明はこれに限定されるものでなく、後述される各機能を実現可能な他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
図4は、本発明の一実施例による配信サーバの構成を示す。本実施例では、配信サーバ200は、端末100に通信接続され、通信管理プロトコルとしてSIPを、ストリーム制御用プロトコルとしてRTSPを、ストリーム配信用プロトコルとしてRTPを使用して、端末100と通信し、映像コンテンツなどのデータを提供する。さらに、配信サーバ200は、プレゼンスサーバ300と通信接続され、端末100の現在のストリーム制御状況を通知する。しかしながら、本発明は、これら特定のプロトコルに限定されるものでなく、端末等の外部装置にデータを提供するため制御用通信路とデータ用通信路とを使用する他の何れか適切な通信プロトコルであってもよい。
図4に示されるように、配信サーバ200は、送受信部210と、通信制御部220と、ストリーム制御情報管理テーブル格納部230とを有する。
送受信部210は、通信制御部220の制御の下で端末100やプレゼンスサーバ300と信号をやりとりする。送受信部210は、受信した信号からデータを抽出し、通信制御部220に提供する。また、送受信部210は、通信制御部220から提供されたデータに基づき信号を生成し、端末100やプレゼンスサーバ300に送信する。
通信制御部220は、端末100がSIPセッションにより配信サーバ200との間でストリーム制御用のRTSP用通信路とストリーム配信用のRTP用通信路とを確立するため、SIPセッションIDと端末100側のIPアドレス、ポート番号、プロトコルなどのRTSP用通信路情報とRTP用通信路情報とを配信サーバ200に送信すると、送受信部210を介しこれらの情報を受信する。通信制御部220は、受信したSIPセッションIDと、RTSP用通信路情報のIPアドレスとポート番号とをストリーム制御情報管理テーブル格納部230に送信する。通信制御部220は、RTSP用通信路とRTP用通信路とが確立されたことを示すための応答メッセージとして、SIPセッションIDと、配信サーバ200側のストリーム制御用及びストリーム配信用のIPアドレス及びポート番号を送受信部210を介し端末100に送信する。
RTSP用通信路とRTP用通信路との確立後、端末100からRTSPセッションの確立をリクエストするRTSP信号を受信すると、通信制御部220は、要求されたRTSPセッションのRTSPセッションIDを決定する。さらに、通信制御部220は、送受信部210によりRTSP信号のヘッダ情報から抽出された端末100側のIPアドレスとポート番号とを検索キーとして、ストリーム制御情報管理テーブル格納部230にアクセスして、ストリーム制御情報管理テーブルの該当するレコードを検索する。該当するレコードが検出されると、通信制御部220は、決定したRTSPセッションIDを検出したレコードに追加する。これにより、SIPセッションIDとRTSPセッションIDとの対応付けが可能となる。通信制御部220は、応答メッセージとして端末100にRTSPセッションIDを通知する。
なお、該当するレコードがすでに他のRTSPセッションIDと関連付けされていた場合、通信制御部220は、新たなレコードを作成し、当該レコードにおいてSIPセッションIDとRTSPセッションIDとを関連付けて記録するようにしてもよい。これにより、1つのSIPセッションに対して複数のRTSPセッションを対応付けすることが可能となる。
その後、端末100から通知したRTSPセッションIDと共にストリーム制御(映像コンテンツの再生、一時停止、早送り、巻き戻しなど)のリクエストを受信すると、通信制御部220は、リクエストされたストリーム制御を実行すると共に、ストリーム制御情報管理テーブル格納部230にアクセスして、受信したRTSPセッションIDに対応するSIPセッションIDを検索する。対応するSIPセッションIDを検出すると、通信制御部220は、検出したSIPセッションIDを用いて、当該SIPセッションにより確立された通信路を管理し、プレゼンスサーバ300にストリーム制御の状況を通知する。
ストリーム制御情報管理テーブル格納部230は、通信制御部220から受信したSIPセッションIDと、端末100側のIPアドレス及びポート番号と、RTSPセッションIDとを、後述されるようなストリーム制御情報管理テーブルに関連付けて格納する。
なお、端末100が1つのSIPセッションにおいて複数のストリーム制御をリクエストした場合、通信制御部220は、上述したRTSP用通信路とRTP用通信路との確立後の処理を同様に実行してもよい。この場合、1つのSIPセッションIDに対して複数のRTSPセッションIDが対応付けされることになる。
次に、図5〜9を参照して、本発明の一実施例によるデータ伝送処理を説明する。本実施例では、通信管理プロトコルとしてSIPを、ストリーム制御用プロトコルとしてRTSPを、ストリーム配信用プロトコルとしてRTPが使用される。しかしながら、本発明は、これら特定のプロトコルに限定されるものでなく、サーバが端末等の外部装置にデータを提供するため制御用通信路とデータ用通信路とを使用する他の何れか適切な通信プロトコルであってもよい。
まず、ステップ101〜103により、端末100と配信サーバ200との間で、SIPセッションによりストリーム制御用のRTSP用通信路とストリーム配信用のRTP用通信路とが確立される。
ステップ101において、端末100は、配信サーバ200に対してSIPセッションIDとRTSP用通信路及びRTP用通信路の情報を通知する。より詳細には、端末100は、これらの通信路を確立するためのSIPセッションのSIPセッションIDと共に、配信サーバ200に対してRTSP用通信路情報として端末100側のストリーム制御用のIPアドレス、ポート番号、プロトコルなどを通知し、RTP用通信路情報として端末100側のストリーム配信用のIPアドレス、ポート番号などを通知する。
なお、この通知を行うための通信路上において、IPアドレス及びポート番号を変換するNAT/NAPT(Network Address Translation/Network Address Port Translation)が実行される場合、ネットワーク上に存在するサーバ(例えば、IMS(IP Multimedia Subsystem)におけるP−CSCF(Proxy−Call Session Control Function)など)が適宜、通信路の情報を書き換えるようにしてもよい(非特許文献3)。
ステップ102において、配信サーバ200は、受信したSIPセッションIDと、ストリーム制御用通信路であるRTSP用通信路情報とを関連付けて、図6に示されるようなストリーム制御情報管理テーブルに格納する。
図示される実施例では、ストリーム制御情報管理テーブルは、「SIPセッションID」、「ストリーム制御用通信路のIPアドレス」、「ストリーム制御用通信路のポート番号」及び「ストリーム制御セッションID」の各データ項目を有し、受信した各データ項目に対応するレコードをテーブル形式により格納する。例えば、配信サーバ200が端末100から「SIPセッションID:YYYYYYYY」と、RTSP用通信路情報(ストリーム制御用通信路情報)として「IPアドレス:IPa1」と「ポート番号Pa1」とを受信すると、配信サーバ200は、図6に示されるようなストリーム制御情報管理テーブルに受信した「SIPセッションID:YYYYYYYY」、「IPアドレス:IPa1」及び「ポート番号Pa1」を関連付けて1つのレコードとして記録する。この時点では、配信サーバ200は、「ストリーム制御セッションID」を受信していないため、ストリーム制御情報管理テーブルの「ストリーム制御セッションID」のデータ項目は、「Null」が入力される。
ステップ103において、配信サーバ200は、端末100に対してSIPセッションIDとRTSP用通信路及びRTP用通信路の情報を通知する。より詳細には、配信サーバ200は、端末100に対する応答メッセージとして、RTSP用通信路情報として、配信サーバ200側のストリーム制御用のIPアドレス、ポート番号などを通知し、RTP用通信路情報として、配信サーバ200側のストリーム配信用のIPアドレス、ポート番号などを通知する。これにより、端末100と配信サーバ200との間で、RTSP用通信路とRTP用通信路とが確立される。
次に、端末100は、例えば、映像コンテンツに対する再生、一時停止、早送りなど、ユーザからリクエストされたストリーム制御を配信サーバ200に対して要求する。ステップ104において、端末100は、ストリーム制御用プロトコルであるRTSPによるRTSP信号を用いて、配信サーバ200に対してRTSPセッションの確立を要求する。本実施例では、端末100は、このRTSP信号のヘッダ情報(IPヘッダなど)に、端末100側のストリーム制御用のIPアドレス及びポート番号を記述して、配信サーバ200にストリーム制御要求のためのRTSP信号を送信する。
ステップ105において、ストリーム制御要求のためのRTSP信号を受信すると、配信サーバ200は、まず当該ストリーム制御要求に係るRTSPセッションIDを決定する。さらに、配信サーバ200は、受信したRTSP信号のヘッダ情報から端末100側のストリーム用のIPアドレス及びポート番号を抽出し、これを検索キーとしてストリーム制御情報管理テーブルの該当するレコードを検索する。この検索により該当するレコードが検出されると、配信サーバ200は、図8に示されるように、当該レコードのデータ項目であるRTSPセッションIDに、決定したRTSPセッションIDを記録する。これにより、配信サーバ200は、SIPセッションIDとRTSPセッションIDとの対応関係を取得できる。
ステップ106において、配信サーバ200は、端末100に対して決定したRTSPセッションIDを通知する。
ステップ107において、端末100は、ステップ106で通知されたRTSPセッションIDを用いて、所望するストリーム制御(再生、一時停止、早送りなど)を要求する。
ステップ108において、端末100からRTSPセッションIDによるストリーム制御要求を受信すると、配信サーバ200は、要求されたストリーム制御を実行すると共に、ステップ105で更新されたストリーム制御情報管理テーブルにおいて、受信したRTSPセッションIDに対応するSIPセッションIDを検索する。
ステップ109において、配信サーバ200は、ステップ108において検出したSIPセッションIDを用いて、所望されたストリーム制御に対応して通信路を管理し(ストリームの停止の場合には、通信路を切断するなど)、プレゼンスサーバ300に対してストリーム制御の現状(プレゼンス情報)を通知する。
上述した本発明の実施例によると、既存のSIP信号に記述される情報、具体的には、IPアドレスとポート番号とに基づきSIPセッションIDとRTSPセッションIDとの対応付けが行われる。これにより、既存のSIP仕様を拡張することなく、SIPセッションとRTSPセッションとの対応付けが可能となる。このため、既存の端末、端末と配信サーバとの間のSIP関連のインタフェースに変更を加えることなく使用して、SIPセッションとRTSPセッションとの対応付けを行うことができる。また、あるプロトコルの拡張が他のプロトコルに及ぼす影響を回避することも可能であり、一方のプロトコルの拡張を行った場合に、そのプロトコルを処理する機能部のみを拡張するだけでよい。すなわち、他のプロトコルの処理機能部の拡張が不要となる。
さらに、上述した本発明の実施例によると、グローバルにユニークなパラメータであるIPアドレスとポート番号の組をキーとして、SIPセッションIDとRTSPセッションIDとの対応関係が決定される。そのため、SIPセッションIDとRTSPセッションIDとが1対1の対応付けとなっていない場合にも、すなわち、1対nとなっている場合にも対応することが可能となる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 端末
200 配信サーバ
300 プレゼンスサーバ

Claims (8)

  1. 制御用通信路とデータ用通信路とを確立するための通信管理セッションにおいて、サーバが端末から制御用通信路情報を受信するステップと、
    前記通信管理セッションを特定する第1セッション識別子と前記受信した制御用通信路情報とを関連付けて前記サーバに格納するステップと、
    前記第1セッション識別子により特定される通信管理セッションにおいて確立された制御用通信路を介し、前記サーバが前記端末から前記制御用通信路情報を含むストリーム制御セッション確立要求を受信するステップと、
    前記サーバが前記ストリーム制御セッション確立要求に係るストリーム制御セッションの第2セッション識別子を決定し、前記受信した制御用通信路情報と関連付けされた前記第1セッション識別子と関連付けて前記決定された第2セッション識別子を格納するステップと、
    を有する方法。
  2. 前記サーバが前記端末に前記決定された第2セッション識別子を送信するステップと、
    前記サーバが前記端末から前記第2セッション識別子を含むストリーム制御要求を受信し、前記サーバに格納される前記受信した第2セッション識別子に対応する前記第1セッション識別子を検出するステップと、
    前記サーバが前記検出した第1セッションIDを用いて、前記受信したストリーム制御要求に係るストリーム制御を実行又は通知するステップと、
    をさらに有する、請求項1記載の方法。
  3. 前記制御用通信路情報は、前記制御用通信路のアドレス情報とポート情報とを含む、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記通信管理セッションは、SIPセッションであり、
    前記ストリーム制御セッションは、RTSPセッションである、請求項1乃至3何れか一項記載の方法。
  5. 制御用通信路とデータ用通信路とを確立するための通信管理セッションにおいて端末から制御用通信路情報を受信する通信制御部と、
    前記通信管理セッションを特定する第1セッション識別子と前記受信した制御用通信路情報とを関連付けて格納する格納部と、
    を有する配信サーバであって、
    前記第1セッション識別子により特定される通信管理セッションにおいて確立された制御用通信路を介し前記端末から前記制御用通信路情報を含むストリーム制御セッション確立要求を受信すると、前記通信制御部は、前記ストリーム制御セッション確立要求に係るストリーム制御セッションの第2セッション識別子を決定し、前記受信した制御用通信路情報に関連付けされた前記第1セッション識別子と関連付けて前記決定された第2セッション識別子を前記格納部に格納する配信サーバ。
  6. 前記通信制御部は、前記端末に前記決定された第2セッション識別子を送信した後、前記端末から前記第2セッション識別子を含むストリーム制御要求を受信すると、前記格納部に格納される前記受信した第2セッション識別子に対応する前記第1セッション識別子を検出し、前記検出した第1セッションIDを用いて前記受信したストリーム制御要求に係るストリーム制御を実行又は通知する、請求項5記載の配信サーバ。
  7. 前記制御用通信路情報は、前記制御用通信路のアドレス情報とポート情報とを含む、請求項5又は6記載の配信サーバ。
  8. 前記通信管理セッションは、SIPセッションであり、
    前記ストリーム制御セッションは、RTSPセッションである、請求項5乃至7何れか一項記載の配信サーバ。
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