JP5383340B2 - 電動機の結線構造および結線方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機に外部からの電力供給用配線を繋ぐための電動機の結線構造および結線方法に関する。
固定子を収容するモータフレームにコネクタ開口部を形成し、コネクタ開口部に外部電源線を導く外部コネクタが装着されたモータに関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。この従来技術において、固定子には端子台が設けられ、端子台には固定子巻線と接続されたターミナルを収容した内部コネクタが形成されている。モータフレーム内において、外部コネクタは内部コネクタと嵌合し、固定子巻線に外部からの電力を供給している。
上述した特許文献1に開示されたモータにおいては、外部コネクタを内部コネクタと嵌合させることにより、固定子巻線に外部電源線を接続することができるため、その接続のために、モータの各部位に過大な荷重が加わることを防ぐことができる。
また、固定子巻線への給電回路が形成された端子台を、固定子の軸方向一端に隣接して配置し、端子台の軸心中央部に、ロータコアよりも大径の開口部を形成したモータに関する従来技術があった(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示されたモータにおいては、モータフレームに固定子や端子台を組み付けた後からでも、ロータを装填することが可能になっている。
特開平11−178266号公報 特開2002−186217号公報
特許文献1に開示されたモータにおいては、モータフレームが複数のピースにより形成されていて、モータフレームの外部コネクタが装着される部位にピースの合わせ面がある場合、コネクタ開口部を形成することができないという問題があった。すなわち、外部コネクタのモータフレームへの装着によって、モータフレームの合わせ面が開く恐れがあった。モータフレームを製造する場合、成形型の構造の都合等により、その合わせ面の位置は制約を受けやすく、上述した問題を避けることは困難であった。
また、特許文献2に開示されたモータにおいては、軸心中央部に形成された開口部のために、端子台の大きさに制約が発生し、端子台に形成された給電回路に十分な導体面積を確保することができない。このため、特許文献2に開示された従来技術は、大電流を使用するモータに適用することは困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、あらゆるモータに適用可能な電動機の結線構造および結線方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る電動機の結線構造の発明の構成上の特徴は、絶縁材料にて形成され、端子窓に挿入された基台と、電力供給用配線に連結された導電部材と、ステータコイルに接続されたコイル端子と、モータハウジングに設けられた端子窓に挿入された荷重受部材と、導電部材、荷重受部材およびコイル端子の順に挿通された後に、ステータに形成された固定部に螺合した締付ボルトとを備え、導電部材、荷重受部材、コイル端子および締付ボルトにより形成された連結体を、基台に対し軸方向に貫通させた状態で、導電部材とコイル端子とにより荷重受部材を挟圧し、荷重受部材を介して導電部材とコイル端子とを導通させることである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1の電動機の結線構造において、複数のケーブルごとに、締付ボルトを導電部材、荷重受部材およびコイル端子の順に挿通させて連結体を構成し、基台に対して連結体を軸方向に貫通させた後に、締付ボルトを固定部に螺合させて、荷重受部材を介して導電部材とコイル端子とを導通させる。さらに、連結体に含まれる導電部材のうちの少なくとも一つは、ケーブルの端部に接続されたターミナルとバスバーとにより形成され、ターミナルは、バスバーの一部位とともに基台に共締めされ、バスバーの他部位を荷重受部材の外方端側に配置した状態で、締付ボルトを、バスバー、荷重受部材およびコイル端子に挿通させた後に、固定部に螺合させることである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2の電動機の結線構造において、基台上に、隣り合った導電部材同士を絶縁するための壁部が立設されたことである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項2または3の電動機の結線構造において、締付ボルトの頭部と導電部材との間に、スペーサが介装されたことである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至4のいずれかの電動機の結線構造において、荷重受部材は、導電性金属を基材とし、導電性金属の表面にスズメッキが施されて形成されたことである。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至5のいずれかの電動機の結線構造において、電動機は車両の駆動輪内に収容され、ロータの回転力が駆動輪に伝達されることである。
請求項7に係る電動機の結線方法の発明の構成上の特徴は、モータハウジングに設けられた端子窓には、絶縁材料にて形成された基台が挿入され、端子窓に荷重受部材を挿入し、締付ボルトを電力供給用配線に連結された導電部材、荷重受部材およびステータコイルに接続されたコイル端子の順に挿通させた後に固定部に螺合させ、導電部材、荷重受部材、コイル端子および締付ボルトにより形成された連結体を、基台に対し軸方向に貫通させた状態で、導電部材とコイル端子とが荷重受部材を挟圧し、荷重受部材を介して導電部材とコイル端子とを導通させることである。

請求項1に係る電動機の結線構造によれば、荷重受部材を介して導電部材とコイル端子とを導通させることにより、締付ボルトによって発生する軸力が、導電部材とコイル端子とで荷重受部材を圧縮させる方向に働く。
このため、導電部材とコイル端子との間の導電性を向上させるように、締付ボルトの締め付けを増大させても、発生する軸力を荷重受部材が受けることによって、結線構造に無理な荷重が働くことを防止することができる。
また、結線構造をステータの外方に形成することができるため、導電部材やコイル端子がスペース上の制約を受けることが少なく、導電部材やコイル端子の導通面積を増大させて、導電性を向上させることができる。
さらに、締付ボルトをステータの固定部に螺合させることにより、導電部材とコイル端子とを導通させるため、モータハウジングに合わせ面があっても、導電部材とコイル端子との導通に影響を与えることはない。
請求項2に係る電動機の結線構造によれば、ターミナルをバスバーの一部位とともに基台に共締めし、バスバーの他部位を荷重受部材の外方端側に配置した状態で、締付ボルトを、バスバー、荷重受部材およびコイル端子に挿通させた後に、固定部に螺合させることにより、複数のケーブルの配列方向と、複数の連結体が並ぶ方向とを異ならせることができ、ケーブルの配索に自由度が生まれる。
請求項3に係る電動機の結線構造によれば、基台上に壁部が立設されたことにより、隣り合った導電部材同士の絶縁性を向上させることができ、ステータコイルに対して大電流を供給することができる。
請求項4に係る電動機の結線構造によれば、締付ボルトの頭部と導電部材との間にスペーサが介装されたことにより、基台を貫通した複数の締付ボルトの頭部の高さ位置を統一させて、使用する締付ボルトを共通化することができる。
請求項5に係る電動機の結線構造によれば、荷重受部材は、導電性金属を基材とし、導電性金属の表面にスズメッキが施されて形成されたことにより、荷重受部材の貫通孔の、締付ボルトの外周面に対する摩擦抵抗を低減することができる。
これにより、締付ボルトの螺合時の抵抗を減少させて軸力を増大させ、導電部材とコイル端子との間の導電性を向上させることができる。
請求項6に係る電動機の結線構造によれば、電動機は車両の駆動輪内に収容されることにより、狭小な駆動輪内において、電動機の導電部材とコイル端子との間の導電性を向上させることができる。
請求項7に係る電動機の結線方法によれば、荷重受部材を介して導電部材とコイル端子とを導通させることにより、締付ボルトによって発生する軸力が、導電部材とコイル端子とで荷重受部材を圧縮させる方向に働く。
このため、導電部材とコイル端子との間の導電性を向上させるように、締付ボルトの締め付けを増大させても、発生する軸力を荷重受部材が受けることによって、結線構造に無理な荷重が働くことを防止することができる。
また、結線構造をステータの外方に形成することができるため、導電部材やコイル端子がスペース上の制約を受けることが少なく、導電部材やコイル端子の導通面積を増大させて、導電性を向上させることができる。
本発明の一実施形態によるインホイールモータが取り付けられた前輪を示した図 図1におけるA−A断面図 図1におけるB−B断面図 図1に示した端子台にバスバー等が取り付けられた状態を示した斜視図 端子台をステータ側から見た場合の斜視図
図1乃至図5に基づき、本発明の一実施形態によるインホイールモータ1(本発明の電動機に該当する)と電力供給用配線6との結線構造について説明する。尚、図1における手前側または図2における左方が車両の前方に該当するが、本発明による実施形態は、特にこの方向に限られるものではない。また、図1および図2における上下方向は、車両の上下方向にほぼ一致している。また、図1に示した前輪8において、タイヤは図示されていない。
図1に示すように、インホイールモータ1は、車両の前輪8(本発明の駆動輪に該当する)内に取り付けられている。インホイールモータ1は、その上部において、車両の操舵力が導入されるナックルアーム48(本発明の取付部材に該当する)と連結されている。ナックルアーム48は、インホイールモータ1とともに前輪8を支承している。また、インホイールモータ1は、その下方部において、フロントサスペンションを構成するロアアーム7と連結されている。
図1におけるインホイールモータ1の左方には、インホイールモータ1の図示しない減速機構と接続され、前輪8を構成するディスクロータ81が設けられている。ディスクロータ81の左方には、ディスクホイール82が取り付けられ、ディスクホイール82はインホイールモータ1およびディスクロータ81を覆っている。ディスクホイール82には図示しないタイヤが装着され、これにより、車両の前輪8が形成されている。
ナックルアーム48の上端には、アッパボールジョイント481が形成されており、ナックルアーム48はアッパボールジョイント481を介して、フロントサスペンションのアッパアーム(図示せず)と連結されている。一方、ロアアーム7の端部には、ロアボールジョイント71が形成されている。車両のステアリングホイールが操作されることにより、インホイールモータ1は、ナックルアーム48、ディスクロータ81およびディスクホイール82とともに、アッパボールジョイント481およびロアボールジョイント71を中心に、ほぼ水平方向に回動する。
インホイールモータ1は通常の3相同期モータで、図2に示すように、ステータ2と、ステータ2の内周側に僅かな隙間を保持して配置され、ステータ2に対して回転可能に設けられたロータ3と、略円筒形を呈しており、ステータ2およびロータ3を内蔵したモータハウジング4とを備えている。モータハウジング4は、上述したナックルアーム48と接続されている。
ステータ2は、回転磁界を形成するために、ステータハウジング21の内周側に円周状に保持された複数のステータコイル22を備えている。ステータコイル22は、電力供給用配線6により図示しないインバータと接続され、さらにインバータは車両の高圧バッテリー(図示せず)と接続されている。これにより、高圧バッテリーからステータコイル22へ電力が供給され、インホイールモータ1のロータ3が回転される。ロータ3の回転は減速機構によって減速された後、ディスクロータ81を介してディスクホイール82に伝達され、回転軸Cを中心に前輪8を駆動する。
次に、インホイールモータ1と電力供給用配線6との結線構造について詳述する。ステータ2に含まれる各々のステータコイル22は絶縁性樹脂材料にて覆われており、絶縁性樹脂材料は、ステータ2の外周面上の1か所において外方へ突出し、端子取付部23(本発明の固定部に該当する)を形成している(図2示)。端子取付部23は、後述する端子台51の底面に形成されたカラー保持部512と嵌合可能なように、略直方体形状に形成されている。
モータハウジング4の外壁には、内外を連通する端子台挿入孔41(本発明の端子窓に該当する)が貫通しており、端子取付部23は、モータハウジング4の内方から端子台挿入孔41を臨むように形成されている。端子台挿入孔41は、端子台51のカラー保持部512が挿入可能なように、ほぼ長四角形状に形成されている。
端子台挿入孔41側に位置する端子取付部23の端面(図2における左端面)には、3個の螺子収容孔231が形成されている。各螺子収容孔231は軸心が互いに平行になるように形成され、いずれも図2において水平方向に延びている。螺子収容孔231は、端子取付部23上において、鉛直方向に一直線上に並ぶように配置されている。それぞれの螺子収容孔231は端子取付部23を貫通しておらず、袋状に形成されている。
端子取付部23には、3個の金属製の取付ナット232がインサート成形により設けられている。それぞれの取付ナット232は、螺子収容孔231を取り囲むように設けられ、内周面に形成された雌螺子部が、螺子収容孔231から内方に突出している。
端子取付部23の端面と各々の取付ナット232との間には、段付部233が形成されている。段付部233は、端子取付部23の端面が真円状に掘り下げられたように形成されており、それぞれの段付部233内には、ステータコイル22に接続されたコイル端子22a、22b、22cが配置されている。コイル端子22a〜22cは、ステータコイル22に3相交流電流を供給するためのもので、導電性を有する金属板を成形することにより形成され、それぞれ所定数のステータコイル22と接続されている。それぞれのコイル端子22a〜22cには、各々の螺子収容孔231と一致する位置に、挿通孔が形成されている。
図2において最上部に設けられたコイル端子22aは、V相用コイル端子である(以下、V相用コイル端子22aという)。また、中央に設けられたコイル端子22bは、W相用コイル端子である(以下、W相用コイル端子22bという)。さらに、最下部に設けられたコイル端子22cは、U相用コイル端子である(以下、U相用コイル端子22cという)。尚、以下、V相用コイル端子22a、W相用コイル端子22bおよびU相用コイル端子22cを総称する場合、コイル端子22a〜22cという。
さらに、端子取付部23の端面には、後述する端子台51のカラー保持部512に形成された仕切板516が嵌合可能なように、一対のスロット234が形成されている。それぞれのスロット234は、最上部に設けられた螺子収容孔231と中央に設けられた螺子収容孔231との間、および中央に設けられた螺子収容孔231と最下部に設けられた螺子収容孔231との間において、図1の横方向に延びるように形成されている。
一方、モータハウジング4には、上述した端子台挿入孔41の四方を取り囲むように、遮断壁42が形成されている(図1示)。遮断壁42はモータハウジング4と一体に形成され、モータハウジング4の外周面から外方に突出している。遮断壁42のうち、上方に形成されたケーブル取付部421には、3個の取付孔422が形成されている(図2示)。各々の取付孔422には、電力供給用配線6を形成する各ケーブル61a、61b、61cの端部がそれぞれ一つずつ嵌合し固定される。
ケーブル61a、61b、61cは、上述したコイル端子22a〜22cに3相交流電流を供給するためのもので、図1において中央に設けられたケーブル61aは、V相用ケーブルである(以下、V相用ケーブル61aという)。また、左側に設けられたケーブル61bは、W相用ケーブルである(以下、W相用ケーブル61bという)。さらに、右側に設けられたケーブル61cは、U相用ケーブルである(以下、U相用ケーブル61cという)。尚、以下、V相用ケーブル61a、W相用ケーブル61bおよびU相用ケーブル61cを総称する場合、ケーブル61a〜61cという。
図1に示すように、各ケーブル61a〜61cは、前輪8を操舵した時に他の部材に干渉しないように、ナックルアーム48の第1クランプ482および第2クランプ483において保持されることにより、ナックルアーム48に沿って下降している。
以下、ケーブル61a〜61cの遮断壁42への取付方法について、図2に基づいてV相用ケーブル61aを例にして説明するが、W相用ケーブル61bおよびU相用ケーブル61cについても同様である。
V相用ケーブル61aの端部には、内部に芯線が貫通したプラグ62aが形成されている。プラグ62aの先端部からは、導電性の金属板を成形して形成され、芯線と接続されたターミナル63a(本発明の導電部材に該当する)が突出している。プラグ62aの側面には、円環状の取付溝62a1が形成されている。ケーブル取付部421の上面には、取付プレート43がプレート螺子44により固定されている。プラグ62aは、取付プレート43およびケーブル取付部421に挿入され、取付溝62a1に取付プレート43が嵌合することにより、プラグ62aはケーブル取付部421に固定される。
また、プラグ62aの側面には、リング状のシール溝62a2が形成されており、シール溝62a2にはOリング64が装着されている。ケーブル取付部421にプラグ62aを挿入することにより、Oリング64が取付孔422の内周面と当接し、外部から遮断壁42内への水入りを防止している。
遮断壁42の端面(図2における左端面)には、複数の固定螺子45により閉止プレート46が取り付けられる。閉止プレート46と遮断壁42の端面との間には、ガスケット47が介装されている。これにより、遮断壁42内は、外部から液密的に遮断されている。尚、図1は、モータハウジング4に閉止プレート46が取り付けられていない状態を示している。
次に、本発明の中心となる接続構造体5について説明する。モータハウジング4には、遮断壁42内に位置するように、接続構造体5を構成する端子台51(本発明の基台に該当する)が取り付けられている(図1示)。端子台51は絶縁性を有した合成樹脂材料にて一体に形成され、図4および図5に示すように、本体部511と、本体部511の下面に形成されたカラー保持部512とを備えている。
図4および図5に示すように、端子台51の本体部511には取付孔513が貫通している。取付孔513に挿通させた取付ボルト52を、モータハウジング4の外壁に締め付けることにより、端子台51は、モータハウジング4の遮断壁42内に固定される(図1示)。
図2に示すように、本体部511には、端子取付部23に形成された螺子収容孔231の位置と一致するように、3個のカラー保持孔514a、514b、514cが形成されている。3個のカラー保持孔514a、514b、514cは、本体部511の図1における左右ほぼ中央部において、鉛直方向に並んでいる。
図2において、最上部に位置するカラー保持孔514aは、V相用カラー保持孔である(以下、V相用カラー保持孔514aという)。また、中央に位置するカラー保持孔514bは、W相用カラー保持孔である(以下、W相用カラー保持孔514bという)。さらに、最下部に位置するカラー保持孔514cは、U相用カラー保持孔514cである(以下、U相用カラー保持孔514cという)。カラー保持孔514a〜514cは、本体部511およびカラー保持部512を貫通している。以下、V相用カラー保持孔514a、W相用カラー保持孔514bおよびU相用カラー保持孔514cを総称する場合、カラー保持孔514a〜514cという。
図2に示すように、V相用カラー保持孔514a内には、V相用カラー53aが嵌合している。また、W相用カラー保持孔514b内には、W相用カラー53bが嵌合している。さらに、U相用カラー保持孔514c内には、U相用カラー53cが嵌合している。尚、V相用カラー53a、W相用カラー53bおよびU相用カラー53cは、本発明の荷重受部材に該当し、以下、これらを総称する場合はカラー53a〜53cという。
各々のカラー53a〜53cは、導電性金属である銅合金を基材とし、その表面にスズメッキが施されて形成されている。また、カラー53a〜53cをアルミニウム合金を基材として形成すれば、材料コストに加えて、表面のメッキ処理も不要となり、いっそうの低コスト化が可能となる。
長尺状に形成されたカラー53a〜53cは、中心にボルト孔53a1、53b1、53c1(本発明の貫通孔に該当する)が軸方向に貫通した円筒形を呈しており、各々のボルト孔53a1〜53c1の開口は、ステータ2の端子取付部23と対向している(図2示)。
カラー53a〜53cが、カラー保持孔514a〜514c内に長手方向に挿入されることにより、それぞれのコイル端子22a〜22cは、カラー53a〜53cの軸方向の一端(固定部と対向した内方端側に該当する)と、端子取付部23との間に配置される。尚、図2に示すように、カラー53a〜53cのうち、V相用カラー53aのみが他のW相用カラー53bおよびU相用カラー53cに対して、その全長が長く形成されている。
端子台51のカラー保持部512は、周囲を縦壁515により囲まれた略長四角形状を呈している。また、対向した縦壁515間には、取り付けられたカラー53a〜53c同士を互いに仕切るように、一対の仕切り板516が形成されている(図5示)。カラー保持部512は、上述したモータハウジング4の端子台挿入孔41に挿入されると、仕切り板516がステータ2の端子取付部23に形成されたスロット234とそれぞれ嵌合し、カラー保持部512はステータ2上に固定される。
この時、縦壁515および仕切り板516によって、各カラー53a〜53c、コイル端子22a〜22cおよびモータハウジング4は互いに遮断されている。これにより、カラー53a〜53c、コイル端子22a〜22cおよびモータハウジング4間において、空間距離、沿面距離が確保され、相互の絶縁が確実に行われる。
また、図4において、端子台51の本体部511には、V相用カラー53aを挟むように、一対のターミナル固定孔517が形成されている。図3に示すように、ターミナル固定孔517は、本体部511を貫通せずに袋状に形成されており、内周面に雌螺子部が形成された金属製のナット材518がインサートされている。
図4に示すように、一方(図1において左方に位置する側)のターミナル固定孔517に対し、図4において上方に位置するように、本体部511上にW相用バスバー54aが載置される。W相用バスバー54aは導電性の金属板を基材として、表面にスズメッキが施されている。W相用バスバー54aは湾曲形状に形成され、その一端には、ターミナル固定孔517と一致するように固定孔54a1が貫通している。
固定孔54a1が形成されたW相用バスバー54aの上面には、W相用ケーブル61bの端部と接続されたW相用ターミナル63bが載置される。W相用ターミナル63bには貫通孔が形成されており、この貫通孔がW相用バスバー54aの固定孔54a1と一致するように配置される。この状態で、ターミナル固定用ボルト55を、W相用ターミナル63bの貫通孔およびW相用バスバー54aの固定孔54a1に挿通させた後、ナット材518に締め付ける。これにより、W相用ターミナル63bとW相用バスバー54aは端子台51に共締めされ、双方は電気的に導通する。
同様に、他方(図1において右方に位置する側)のターミナル固定孔517に対し、図4において上方に位置するように、本体部511上にU相用バスバー54bが載置される。U相用バスバー54bも導電性の金属板を基材として、表面にスズメッキが施されている。U相用バスバー54bは湾曲形状に形成され、その一端には、ターミナル固定孔517と一致するように固定孔54b1が貫通している。本実施形態においては、U相用バスバー54bの厚みは、W相用バスバー54aの厚みと同一に設定されている。
固定孔54b1が形成されたU相用バスバー54bの上面には、U相用ケーブル61cの端部と接続されたU相用ターミナル63cが載置される。U相用ターミナル63cには貫通孔が形成されており、この貫通孔がU相用バスバー54bの固定孔54b1と一致するように配置される。この状態で、ターミナル固定用ボルト55を、U相用ターミナル63cの貫通孔およびU相用バスバー54bの固定孔54b1に挿通させた後、ナット材518に締め付ける。これにより、U相用ターミナル63cとU相用バスバー54bは端子台51に共締めされ、双方は電気的に導通する。
尚、W相用ターミナル63bとW相用バスバー54aとを包括したもの、および、U相用ターミナル63cとU相用バスバー54bとを包括したものは、それぞれ本発明の導電部材に該当する。
一方、図4に示すように、V相用カラー53aはV相用カラー保持孔514a内に挿入された状態で、その上端は、およそバスバー54a、54bの1枚の厚み分だけ端子台51の上面から突出している。この状態において、V相用カラー53aの上端面(モータハウジング4の外方へ向いた外方端側に該当する)には、V相用ケーブル61aの端部と接続されたV相用ターミナル63aが載置される。V相用ターミナル63aには貫通孔が形成されており、この貫通孔がV相用カラー53aのボルト孔53a1と一致するように配置される。
この状態において、カラー固定ボルト56(本発明の締付ボルトに該当する)を、V相用ターミナル63aの貫通孔、V相用カラー53aのボルト孔53a1およびV相用コイル端子22aの挿通孔の順に挿通させた後、端子取付部23の取付ナット232に螺合させる。カラー固定ボルト56の締め付けにより、V相用ターミナル63aとV相用コイル端子22aは、それぞれV相用カラー53aの端部に当接し固定される。
これにより、V相用ターミナル63aとV相用コイル端子22aとがV相用カラー53aを挟圧し、V相用カラー53aを介してV相用ターミナル63aとV相用コイル端子22aとを導通させる。したがって、V相用ケーブル61aがV相用コイル端子22aと導通する。
また、上述したように、一端が端子台51の本体部511上に固定されたW相用バスバー54aおよびU相用バスバー54bは、それぞれ端子台51上を他端まで延びている。W相用バスバー54aおよびU相用バスバー54bの他端には、連結孔54a2、54b2が貫通している。
ところで、W相用カラー53bおよびU相用カラー53cは、それぞれカラー保持孔514b、514c内に挿入された状態で、その上端は、端子台51の上面からわずかに突出している。W相用バスバー54aの他端は、連結孔54a2がW相用カラー53bのボルト孔53b1と一致するように、W相用カラー53bの上端面(モータハウジング4の外方へ向いた外方端側に該当する)に載置される。さらに、W相用バスバー54aの上面には、高さ調整用のスペーサワッシャ57(本発明のスペーサに該当する)を配置する(図4示)。
この状態において、カラー固定ボルト56を、スペーサワッシャ57、W相用バスバー54aの連結孔54a2、W相用カラー53bのボルト孔53b1およびW相用コイル端子22bの挿通孔の順に挿通させた後、端子取付部23の取付ナット232に螺合させる。カラー固定ボルト56の締め付けにより、W相用バスバー54aとW相用コイル端子22bは、それぞれW相用カラー53bの端部に当接し固定される。
これにより、W相用バスバー54aとW相用コイル端子22bとがW相用カラー53bを挟圧し、W相用カラー53bを介してW相用バスバー54aとW相用コイル端子22bとを導通させる。したがって、W相用ケーブル61bがW相用コイル端子22bと導通する。
同様に、U相用バスバー54bの他端は、連結孔54b2がU相用カラー53cのボルト孔53c1と一致するように、U相用カラー53cの上端面(モータハウジング4の外方へ向いた外方端側に該当する)に載置される。さらに、U相用バスバー54bの上面には、高さ調整用のスペーサワッシャ57を配置する。
この状態において、カラー固定ボルト56を、スペーサワッシャ57、U相用バスバー54bの連結孔54b2、U相用カラー53cのボルト孔53c1およびU相用コイル端子22cの挿通孔の順に挿通させた後、端子取付部23の取付ナット232に螺合させる。カラー固定ボルト56の締め付けにより、U相用バスバー54bとU相用コイル端子22cは、それぞれU相用カラー53cの端部に当接し固定される。
これにより、U相用バスバー54bとU相用コイル端子22cとがU相用カラー53cを挟圧し、U相用カラー53cを介してU相用バスバー54bとU相用コイル端子22cとを導通させる。したがって、U相用ケーブル61cがU相用コイル端子22cと導通する。
図1に示すように、各ケーブル61a〜61cは、インバータからナックルアーム48に沿って下降し、ターミナル63a〜63cにおいて、モータハウジング4上に車両の幅方向に取り付けられている。これらの接続先を、端子台51上に設けられたバスバー54a、54bにより、鉛直方向に並び変えることができる。
尚、上述した端子台51、取付ボルト52、カラー53a〜53c、バスバー54a、54b、ターミナル固定用ボルト55、カラー固定ボルト56、スペーサワッシャ57により、接続構造体5が形成されている。
また、カラー固定ボルト56をV相用ターミナル63a、V相用カラー53aおよびV相用コイル端子22aに挿通させたもの、カラー固定ボルト56をW相用バスバー54a、W相用カラー53bおよびW相用コイル端子22bに挿通させたもの、およびカラー固定ボルト56をU相用バスバー54b、U相用カラー53cおよびU相用コイル端子22cに挿通させたものは、本発明の連結体に該当する。
上述したように、各ターミナル63a〜63cの、図1において紙面に垂直な方向の高さを統一するため、V相用カラー53aの長手方向の全長を、W相用カラー53bおよびU相用カラー53cの全長よりも長くしている。
また、W相用バスバー54aおよびU相用バスバー54bを、ともに板厚方向に平坦な形状に形成し、かつ、各カラー53a〜53cに挿通したカラー固定ボルト56を共通化して、カラー固定ボルト56の頭部の高さを同一にするために、上述したように、W相用バスバー54aおよびU相用バスバー54bと、カラー固定ボルト56の頭部との間に、それぞれスペーサワッシャ57が介装されている。本実施形態において、各々のスペーサワッシャ57の厚みは、V相用ターミナル63aの厚みと同等に設定されている。
図4に示すように、端子台51の本体部511上には、隣り合ったターミナル63a〜63c、カラー53a〜53c、バスバー54a、54b、モータハウジング4等同士を遮断するために、仕切り壁519(本発明の壁部に該当する)が立設されている。これにより、ターミナル63a〜63c、カラー53a〜53c、バスバー54a、54b、モータハウジング4間において、空間距離、沿面距離が確保され、相互の絶縁が確実に行われる。
本実施形態によれば、V相用カラー53aを介してV相用ターミナル63aとV相用コイル端子22aとを導通させ、W相用カラー53bを介してW相用バスバー54aとW相用コイル端子22bとを導通させ、U相用カラー53cを介してU相用バスバー54bとU相用コイル端子22cとを導通させることにより、カラー固定ボルト56によって発生する軸力が、V相用ターミナル63aまたはバスバー54a、54bとコイル端子22a〜22cとでカラー53a〜53cを圧縮させる方向に働く。
このため、V相用ターミナル63aまたはバスバー54a、54bとコイル端子22a〜22cとの間の導電性を向上させるように、カラー固定ボルト56の締め付けを増大させても、発生する軸力をカラー53a〜53cが受けることによって、結線構造に無理な荷重が働くことを防止することができる。
すなわち、カラー固定ボルト56の締め付けによる荷重が、端子台51への曲げ荷重や剪断荷重として働かず、カラー53a〜53cへの圧縮荷重となるため、結線構造の荷重耐性を大きくすることができる。
また、結線構造をステータ2の外方に形成することができるため、ターミナル63a〜63c、バスバー54a、54bやコイル端子22a〜22cがスペース上の制約を受けることが少なく、ターミナル63a〜63c、バスバー54a、54b、コイル端子22a〜22c等の導通面積を増大させて、導電性を向上させることができる。
また、カラー53a〜53cをモータハウジング4に貫通させることにより、コイル端子22a〜22cをモータハウジング4内部に配置するとともに、ターミナル63a〜63cを、カラー固定ボルト56の頭部とともにステータ2の外方に位置させることができる。このため、コイル端子22a〜22cおよびターミナル63a〜63cの形状を簡素にすることができるとともに、カラー固定ボルト56の締め付け作業が容易となる。
また、モータハウジング4内にステータ2を組み込んだ後に、ロータ3を組み込むことが可能なため、組付け性のよいインホイールモータ1にすることができる。
さらに、カラー固定ボルト56をステータ2の端子取付部23に螺合させて、V相用ターミナル63aまたはバスバー54a、54bとコイル端子22a〜22cとを導通させるため、モータハウジング4に合わせ面があっても、V相用ターミナル63aまたはバスバー54a、54bとコイル端子22a〜22cとの導通に影響を与えることはない。
また、ターミナル63a〜63c、バスバー54a、54b、コイル端子22a〜22c、カラー固定ボルト56等に寸法上のばらつきがあっても、カラー53a〜53cが軸方向に移動することにより、その寸法誤差を吸収することができるため、V相用ターミナル63aまたはバスバー54a、54bを、コイル端子22a〜22cと確実に導通させることができる。
また、ターミナル63b、63cをバスバー54a、54bの一端とともに端子台51に共締めし、バスバー54a、54bの他端をカラー53b、53cの外方端側に配置した状態で、カラー固定ボルト56を、バスバー54a、54b、カラー53b、53cおよびコイル端子22b、22cに挿通させた後に、端子取付部23に螺合させている。
これにより、複数のケーブル61a〜61cの配列方向と、複数の連結体(カラー固定ボルト56をV相用ターミナル63a、バスバー54a、54b、カラー53a〜53cおよびコイル端子22a〜22cに挿通させることにより形成されている)が並ぶ方向とを異ならせることができ、ケーブル61a〜61cの配索に自由度が生まれる。
また、構成部品の取り換えによって端子台51が破損した場合、端子台51のみを取り換えることができるため、取り換えコストおよびメンテナンス性に優れている。
また、端子台51は合成樹脂材料による一体成型により製造することができ、カラー53a〜53cはパイプ材により製造することができるため、ともに低コストに製造することが可能となる。
また、端子台51の本体部511上に仕切り壁519を形成し、カラー保持部512に縦壁515および一対の仕切り板516が形成されたことにより、隣り合ったターミナル63a〜63c、カラー53a〜53c、バスバー54a、54b、コイル端子22a〜22cおよびモータハウジング4同士の絶縁性を向上させることができ、ステータコイル22に対して大電流を供給することができる。
また、仕切り壁519等を形成するのみにより、バスバー54a、54b等を絶縁することができるため、端子台51を小型にすることができる。
また、カラー固定ボルト56の頭部とバスバー54a、54bとの間にスペーサワッシャ57が介装されたことにより、端子台51を貫通した複数のカラー固定ボルト56の頭部の高さ位置を統一して、使用するカラー固定ボルト56を共通化することができる。
また、カラー53a〜53cは、導電性金属である銅合金を基材とし、銅合金の表面にスズメッキが施されて形成されているため、カラー53a〜53cの表面の摩擦抵抗を低減することができる。
これにより、カラー固定ボルト56の螺合時に、カラー固定ボルト56の外周面と、カラー53a〜53cのボルト孔53a1〜53c1との間の摩擦抵抗を減少させて軸力を増大させ、V相用ターミナル63aまたはバスバー54a、54bとコイル端子22a〜22cとの間の導電性を向上させることができる。
さらに導電性を向上させるため、カラー固定ボルト56の表面にもスズメッキを施して摩擦抵抗を低減させ、カラー固定ボルト56の螺合時の軸力をいっそう増大させることができる。
また、インホイールモータ1は、車両の駆動輪である前輪8のディスクホイール82内に収容されることにより、狭小なディスクホイール82内において、インホイールモータ1のV相用ターミナル63aまたはバスバー54a、54bとコイル端子22a〜22cとの間の導電性を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明を適用可能な電動機は同期モータに限られず、あらゆる電動モータにおいて実施可能である。
また、本発明は多相モータのみではなく、単相モータにも適用可能である。
また、本発明を適用可能な電動機は、車輪のディスクホイール内に内蔵されるインホイールモータに限られず、その他の車両用モータ、家庭電器用モータ、産業用モータにも使用可能である。
図面中、1はインホイールモータ(電動機)、2はステータ、3はロータ、4はモータハウジング、6は電力供給用配線、8は前輪(駆動輪)、22はステータコイル、22aはV相用コイル端子(コイル端子)、22bはW相用コイル端子(コイル端子)、22cはU相用コイル端子(コイル端子)、23は端子取付部(固定部)、41は端子台挿入孔(端子窓)、48はナックルアーム(取付部材)、51は端子台(基台)、53aはV相用カラー(荷重受部材)、53bはW相用カラー(荷重受部材)、53cはU相用カラー(荷重受部材)、53a1〜53c1はボルト孔(貫通孔)、54aはW相用バスバー(導電部材)、54bはU相用バスバー(導電部材)、56はカラー固定ボルト(締付ボルト)、57はスペーサワッシャ(スペーサ)、61aはV相用ケーブル(ケーブル)、61bはW相用ケーブル(ケーブル)、61cはU相用ケーブル(ケーブル)、63aはV相用ターミナル(導電部材)、63bはW相用ターミナル(導電部材)、63cはU相用ターミナル(導電部材)、519は仕切り壁(壁部)を示している。

Claims (7)

  1. ステータコイルを有するステータと、
    前記ステータの内周側に配置され、前記ステータに対して回転可能に設けられたロータと、
    前記ステータおよび前記ロータを内蔵したモータハウジングと、
    を備えた電動機に、外部からの電力供給用配線を繋ぐための電動機の結線構造において、
    前記モータハウジングに設けられ、内外を連通する端子窓と、
    前記モータハウジングの内方から前記端子窓を臨むように、前記ステータに形成された固定部と、
    絶縁材料にて形成され、前記端子窓に挿入された基台と、
    貫通孔を有し、前記貫通孔の一方の開口が前記固定部と対向するように、前記モータハウジングの外方から前記端子窓に挿入された荷重受部材と、
    前記電力供給用配線に連結されるとともに、前記モータハウジングの外方へ向いた前記荷重受部材の外方端側に配置された導電部材と、
    前記ステータコイルに接続されるとともに、前記固定部と対向した前記荷重受部材の内方端側と、前記固定部との間に配置されたコイル端子と、
    前記導電部材、前記荷重受部材の前記貫通孔および前記コイル端子の順に挿通させた後に、前記固定部に螺合された締付ボルトと、
    を備え、
    前記導電部材、前記荷重受部材、前記コイル端子および前記締付ボルトにより形成された連結体を、前記基台に対し軸方向に貫通させた状態で、前記締付ボルトにより、前記導電部材と前記コイル端子とが前記荷重受部材を挟圧し、前記荷重受部材を介して前記導電部材と前記コイル端子とを導通させることを特徴とする電動機の結線構造。
  2. 前記電力供給用配線は、前記ステータに多相交流電流を供給するために、各相用の複数のケーブルを備え、各々の前記ケーブルには前記導電部材が連結されており、
    前記コイル端子は、前記ステータに多相交流電流を供給可能なように、それぞれ所定数の前記ステータコイルが接続されたものが、前記ケーブルの数に対応した数だけ設けられ、
    各前記ケーブルごとに、前記締付ボルトを前記導電部材、前記荷重受部材および前記コイル端子の順に挿通させて前記連結体を構成し、
    前記基台に対して前記連結体を軸方向に貫通させた後に、前記締付ボルトを前記固定部に螺合させて、前記荷重受部材を介して前記導電部材と前記コイル端子とを導通させ、
    前記連結体に含まれる前記導電部材のうちの少なくとも一つは、前記ケーブルの端部に接続されたターミナルと、導電材料にて形成されるとともに前記ターミナルと導通したバスバーとにより形成され、
    前記ターミナルは、前記バスバーの一部位とともに前記基台に共締めされ、
    前記バスバーは、前記基台上を前記一部位から他部位まで延びており、
    前記バスバーの前記他部位を、前記荷重受部材の外方端側に配置した状態で、前記締付ボルトを、前記バスバー、前記荷重受部材および前記コイル端子に挿通させた後に、前記固定部に螺合させることを特徴とする請求項1記載の電動機の結線構造。
  3. 前記基台上には、隣り合った前記導電部材同士を絶縁するための壁部が立設されたことを特徴とする請求項2記載の電動機の結線構造。
  4. 前記連結体に含まれる前記締付ボルトの頭部と前記導電部材との間には、スペーサが介装されたことを特徴とする請求項2または3に記載の電動機の結線構造。
  5. 前記荷重受部材は、導電性金属を基材とし、前記導電性金属の表面にスズメッキが施されて形成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動機の結線構造。
  6. 前記電動機は、
    車両の駆動輪内に収容され、
    前記モータハウジングは前記駆動輪を支承する取付部材に固定され、
    前記ロータの回転力は、前記駆動輪に伝達されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電動機の結線構造。
  7. ステータコイルを有するステータと、
    前記ステータの内周側に配置され、前記ステータに対して回転可能に設けられたロータと、
    前記ステータおよび前記ロータを内蔵したモータハウジングと、
    を備えた電動機に、外部からの電力供給用配線を繋ぐための電動機の結線方法において、
    前記モータハウジングに、内外を連通する端子窓を形成するとともに、前記ステータには、内方から前記端子窓を臨むように固定部を設け、
    前記端子窓には、絶縁材料にて形成された基台が挿入され、
    貫通孔を有した荷重受部材を、前記貫通孔の一方の開口が前記固定部と対向するように前記端子窓に挿入するとともに、前記電力供給用配線に連結された導電部材を、前記モータハウジングの外方へ向いた前記荷重受部材の外方端側に配置し、
    さらに前記ステータコイルに接続されたコイル端子を、前記固定部と対向した前記荷重受部材の内方端側と、前記固定部との間に配置した状態とし、
    締付ボルトを、前記導電部材、前記荷重受部材の前記貫通孔および前記コイル端子の順に挿通させた後に前記固定部に螺合させることにより、前記導電部材、前記荷重受部材、前記コイル端子および前記締付ボルトにより形成された連結体を、前記基台に対し軸方向に貫通させた状態で、前記導電部材と前記コイル端子とが前記荷重受部材を挟圧し、前記荷重受部材を介して前記導電部材と前記コイル端子とを導通させることを特徴とする電動機の結線方法。
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