JP5382714B2 - 2つのワーク端面同時加工用複合加工機及びその加工方法 - Google Patents

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Description

本発明はワークの端面に側面視半円形状等の端面凹部加工を施すのに効果的な複合加工機及びその加工方法に関する。
1台の機械で複数の異なる加工方法を行うことができる複合加工機は公知であり、例えば特許文献1にはピストンリングの内外周面加工と切割加工を可能にした複合加工機を開示する。
しかし、これまでに2つのワークを突き合せて、この2つのワークの端面に同時に端面加工できる複合加工機は報告されていない。
特開平11−10449号公報
本発明は、ワークの端面に側方から凹部加工を行う場合に加工面の品質が高く、生産性に優れた複合加工機及びその加工方法の提供を目的とする。
本発明に係る複合加工機は、2つのワーク端面に同時加工が可能であり、それぞれ主軸モータにて回転制御されたL,Rチャック手段を対向配置し、前記2つのL,Rチャック手段は、それぞれ少なくとも一つ以上の刃物台が対応配置されるとともにL及びRチャック手段の少なくとも一方は前進後退制御され、Lチャック手段にてチャックした第1ワークとRチャック手段にてチャックした第2ワークとを突き合せ静止させた状態でワークの側面から突き合せ部に孔を明ける穿孔手段を有することを特徴とする。
L,Rチャック手段は回転することでバイト等にて旋削が可能であり、静止した状態でフライス削りやドリル加工が可能である。
このような複合加工機を用いると、それぞれ主軸モータにて回転制御されたL,Rチャック手段を対向配置し、前記2つのL,Rチャック手段は、それぞれ少なくとも一つ以上の刃物台が対応配置されるとともにL及びRチャック手段の少なくとも一方は前進後退制御され、Lチャック手段にて第1ワークの凹部及び内周加工を施し、Rチャック手段にて第2ワークの凹部及び内周加工を施し、L,Rチャック手段のうち少なくとも一方を前進制御し、第1及び第2ワークの端面同士を突き合せ静止させた状態で当該突き合せ部に側面から穿孔加工を施すことにより、2つのワーク端面に同時に凹部加工行うことができる。
ここで穿孔加工はドリル加工やエンドミル加工等が例として挙げられる。
本発明に係る複合加工機にあっては、2つのワークの端面を突き合せて、側部からこの突き合せ部に穿孔加工を行うことができるので、1つのワーク毎に端面加工を行うのに比較して刃先の振れが小さく、ビビリの発生が少ないので、加工面の寸法精度や切削表面品質が高い。
また、2つのワークに同時に加工を施すので生産性が高い。
第1ワークの加工手段例を示す。 第1ワークと第2ワークとを突き合せて側面から穿孔加工を行う手段を示す。 Rチャック側で第2ワークの背面加工を行い、Lチャック側で次のワークの加工を行う手順を示す。 第1ワークと第2ワークとの突き合せ部に側部からドリルにて穿孔する例を示す。 端面に側面視半円凹部を有するワークの斜視図を示す。 複合加工機の構成例を示す。
本発明に係る複合加工機の構成例を図6に示す。
ワークを保持するためのLチャック手段10がL側主軸11のモーターにて回転制御され、このLチャック手段と対向してRチャック手段20が配置され、このRチャック手段がR側主軸21のモーターにて回転制御されている。
L,Rチャック手段の少なくとも一方がZ軸方向に前進、後退制御されていて、本実施例ではR側主軸21がR側送りモーター22とボールネジ機構23にてサーボ制御された例となっている。
L,Rチャック手段にそれぞれワークをチャック保持し、両側で同時に加工できるようにLチャック手段及びRチャック手段にそれぞれ対応して少なくとも1台ずつの刃物台を有する。
本実施例では、スラント型ベッド1の後方に第1刃物台30を有し、手前に第2刃物台40を有する例になっている。
第1刃物台30は送りモーター32とボールネジ機構32aによりZ軸方向制御され、送りモーター33,34にてX軸方向、Y軸方向移動制御された第1タレット31となっている。
同様に第2刃物台40はZ軸方向が送りモーター42とボールネジ機構42aで制御され、送りモーター43,44にてX軸方向、Y軸方向移動制御された第2タレット41の例になっている。
なお、ワークのZ軸方向に凹部及び内周面加工ができる刃物台であれば、第1タレット31等の替わりにB軸廻り制御されたスピンドル軸刃物台であってもよい。
本発明に係る複合加工機を用いて、例えば図5に示すような有底円筒体Wの端面に側面視半円形状の凹部aを有する製品(ワーク)を加工する場合の手順例を示す。
図1(a)に示すように、円柱状の素材からなる第1ワークWをLチャック手段10にチャック保持し、L側主軸11にて回転させる。
次に図1(b)に示すようにバイト等のL側工具36にてワークWの外周部等の外形を加工する。
ワークWの外形加工が終了すると、図1(c)に示すようにRチャック手段20がSの方向に前進し、ワークWを引き取る。
Rチャック手段20はSの方向に後退し、Lチャック手段10は次の第2ワークWをチャック保持する。
この状態で、図2(e)に示すようにRチャック手段にて保持した第1ワークWはバイト等のR側工具47にてZ軸方向の凹部及び内周加工を行い、Lチャック手段10はバイト等のR側工具47にて第2ワークWのZ軸方向の凹部及び内周加工先に行う。
次に図2(f)に示すようにRチャック手段20がSの方向に前進し、第1ワークWと第2ワークWとの端面を突き合せ、その静止した状態で側面からドリル等の穿孔工具38にて穿孔加工を行う。
この状態の斜視図を図4(a)に示し、断面図を図4(b)に示す。
ワークの端面凹部加工が終了すると、図2(g)のSに示す方向にRチャック手段20が後退する。
加工が終了した第1ワークWは排出され、内周及び端面凹部加工が終えた第2ワークWは図3(i),(j),(k)に示すようにRチャック手段に引き渡され、背面側の外形加工がバイト等のR側工具46にて施される。
その時にはLチャック手段に次のワークWがチャック保持され、外形加工が施され、その後は先に示したように順次加工が施される。
本発明の特徴は、図4に示したように第1ワークWと第2ワークWとを静止した状態で突き合せ、側部から穿孔手段にて、両方向のワークに凹部が同時に形成されるように加工する点にある。
1つのワーク単独にて端面に側部から加工すると刃先が外側に逃げ、ビビリが発生しやすいが、このように2つのワークを突き合せて加工するとビビリ等の発生が生じにくく、加工精度が向上する。
なお、穿孔工具としてドリルを用いて説明したが、エンドミル等の各種工具を用いて、半円形状のみならず、各種凹部形状を形成することも可能である。
10 Lチャック手段
11 L側主軸
20 Rチャック手段
21 R側主軸
22 R側送りモーター
30 第1刃物台
31 第1タレット
36 L側工具
37 L側工具
38 穿孔工具
40 第2刃物台
41 第2タレット
46 R側工具
47 R側工具
第1ワーク
第2ワーク

Claims (2)

  1. それぞれ主軸モータにて回転制御されたL,Rチャック手段を対向配置し、
    前記2つのL,Rチャック手段は、それぞれ少なくとも一つ以上の刃物台が対応配置されるとともにL及びRチャック手段の少なくとも一方は前進後退制御され、
    Lチャック手段にてチャックした第1ワークとRチャック手段にてチャックした第2ワークとを突き合せ静止させた状態でワークの側面から突き合せ部に孔を明ける穿孔手段を有することを特徴とする2つのワーク端面同時加工用複合加工機。
  2. それぞれ主軸モータにて回転制御されたL,Rチャック手段を対向配置し、
    前記2つのL,Rチャック手段は、それぞれ少なくとも一つ以上の刃物台が対応配置されるとともにL及びRチャック手段の少なくとも一方は前進後退制御され、
    Lチャック手段にて第1ワークの凹部及び内周加工を施し、
    Rチャック手段にて第2ワークの凹部及び内周加工を施し、
    L,Rチャック手段のうち少なくとも一方を前進制御し、第1及び第2ワークの端面同士を突き合せ静止させた状態で当該突き合せ部に側面から穿孔加工を施すことを特徴とする2つのワーク端面同時加工方法。
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