JP5382349B2 - セキュリティリバーシブルキーを有する施錠システム - Google Patents

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Description

この発明は、請求項1のプリアンブルに従うセキュリティリバーシブルキーおよび割当てられたシリンダを有する施錠システム、ならびに、請求項6のプリアンブルに従う対応するキーブランクおよびセキュリティリバーシブルキーに関する。
施錠技術においては、一方では、キーの無断複製をより困難にするためおよびキーの無断複製をより良い手段で防ぐため、ならびに他方では、キーの可能な順列の数を増やし、これによって施錠システムのセキュリティも強化するために、根本的で持続的な問題がある。
さらなるセキュリティ要素として挿入防止システムを有するこのタイプのキーは、US5438857から公知である。ここでは、キーにさらなる制御面があり、この制御面は、シリンダの入口における割当てられた制御ピンによって、誤ったキーの挿入を防ぐ。この制御ピンは、コーディングピンよりも長く、キーの中心2等分平面を超えて延びる。キー先端部における制御面は、立上がる傾斜した導入面として設計される。制御面はまた、キーの中心平面を超えて延びており、制御ピンを持ち上げ、これによって制御ピンを脇へ押しやる。したがって、この制御ピンは、正しい制御面を持たないキーの挿入を防ぐことになる。これらの制御面は、既にキーブランクに適用されていてもよく、これによってキーブランクの保護を可能にし得る。しかしながら、これらの傾斜した制御面は、さらなる障害物としては役立つものの、依然として複製が困難ではない。したがって、新しい方法によって遥かに高い複製保護を作り出すことが非常に重要である。
一方、セキュリティリバーシブルキーを有するキーシステムがWO 01/77466から公知であり、このセキュリティリバーシブルキーは、コーディングされた阻止深さを有する水平な阻止溝(BN)をキーの先端部に備える。割当てられたシリンダにおいては、最後部のコーディング位置に、延びた阻止カウンタピンを有する1対の阻止タンブラーピンがあり、この1対の阻止タンブラーピンは、阻止溝の深さが不十分なキーの完全な挿入を防ぐ。この阻止溝のコーディングの結果、順列能力がより高くなる。しかしながら、このタイプの水平な阻止溝は依然として複製が困難ではない。
したがって、ここに提示される発明の目的は、セキュリティリバーシブルキーと割当てられたシリンダとを有するシステムを作ることであり、このシステムは、公知のシステムの不利な点を克服し、既にキーブランクに存在しかつ輪郭の画定および複製が非常に困難な形状を有するキーおよびキーブランクのための改良された複製保護を備え、このシステムはさらに、如何なる用途についてもより高い順列能力を可能にする。
加えて、長期にわたり使用する際に機能を信頼できるものにすることおよび摩耗の影響を受けにくくすることが達成されるべきであり、効率的で経済的な連続生産が可能であるべきである。
この目的は、請求項1に従うセキュリティリバーシブルキーと割当てられたシリンダとを有する施錠システムによって、ならびに、請求項6に従う割当てられたシリンダのためのキーブランクおよびセキュリティリバーシブルキーによって、この発明に従って達成される。キーの先端部における凹状凹部は、これによって、割当てられたシリンダにおける対応部の凸状構造と相互作用し、セキュリティリバーシブルキーを完全に挿入した場合、凹状凹部は対応部の凸状構造に平坦に位置するようになり、この凹状凹部を持たないキーブランクまたはキーは、対応部の凸状構造によってロックアウトされ、すなわち、完全な挿入を防ぐ。これらの凹状凹部は輪郭の画定が困難であり、対応して、これらの凹状凹部およびシリンダにおける凸状構造の無断複製は非常に困難である。凹状凹部は多くの異なる形状変形例において実現されてもよく、その結果、これによって、対応して遥かに高い順列能力を達成することも可能である。
従属請求項はこの発明の有利なさらなる進歩に関し、施錠システムのセキュリティ、すなわちキーブランク、キーおよびシリンダの複製に対するセキュリティに関して、耐用年数を長くかつ摩耗を低くすることに関して、ならびに順列および用途の数をより多くすることに関して、さらなる利点を可能にする。
この発明に従う、キーの先端部に凹状凹部を有するリバーシブルキーブランクまたはキー、およびシリンダにおける対応部の凸状構造の図である。 丸みを帯びたエリアを有する凹状凹部の例の図である。 丸みを帯びたエリアを有する凹状凹部の例の図である。 丸みを帯びたエリアを有する凹状凹部の例の図である。 丸みを帯びたエリアを有する凹状凹部の例の図である。 さらなる直線形セクションを有する凹状凹部の例の図である。 たとえば図3aの作製フライスの図である。 たとえば図3aの作製フライスの図である。 拡張した凹状凹部の作製の図である。 キーの断面のさまざまな部分における凹状凹部の配置の図である。 キーの断面のさまざまな部分における凹状凹部の配置の図である。 キーの非対称の先端部の凹状凹部の図である。 キーの非対称の先端部の凹状凹部の図である。 キーの非対称の先端部の凹状凹部の図である。 凹状凹部の異なる変形例の、異なるマーケット区域および応用部分への割当ての図である。 タンブラーピンのための導入エリアと阻止溝とを有する凹状凹部の図である。 タンブラーピンのための導入エリアと阻止溝とを有する凹状凹部の図である。 タンブラーピンのための導入エリアと阻止溝とを有する凹状凹部の図である。 キーの凹状凹部とシリンダにおける凸状構造とを有する二重シリンダ錠の図である。 フライスの軸がy軸に平行であるフライスで作製された凹状凹部の図である。 フライスの軸がy軸に平行であるフライスで作製された凹状凹部の図である。 フライスの軸がy軸に平行であるフライスで作製された凹状凹部の図である。 フライスの軸がy軸に平行であるフライスで作製された凹状凹部の図である。 y軸に対してある角度を有するフライスによって作製された凹状凹部の図である。 フライスの輪郭およびフライスで作製された凹状凹部のさらなる例の図である。 フライスの軸がz軸に平行であるフライスによって作製された凹状凹部の図である。 フライスの軸がz軸に平行であるフライスによって作製された凹状凹部の図である。 フライスの軸がz軸に平行であるフライスによって作製された凹状凹部の図である。
以下、実施例および図面の例に基づいて、この発明について説明する。
図1は、平坦な側に少なくとも2つのコーディングピン列Aiを有するセキュリティリバーシブルキーSまたはキーブランクS′と、割当てられたシリンダZa、Zb(図10に図示)と、タンブラーピン3(たとえば図6および図7aに図示)とを有する、この発明に従う施錠システムを示し、シリンダを回転させることによって、施錠または切換え機能9が実行される。キー先端部11は、移動可能な対応部21a、21bの凸状構造20a、20bと相互作用する凹状凹部10を備え、その結果、キーを完全に挿入した場合、凹状凹部10は対応部の凸状構造20a、20bに平坦に位置するようになり、この凹状凹部10を持たないキーブランクまたはキーは、対応部の凸状構造20によってロックアウトされ、その結果、完全な挿入を防ぎ、対応部21によって結合要素をx方向に施錠または切換え位置に移動させることができる。
図2a〜図2dにさらに示されるように、キー先端部を起点としてキーの軸xの方向に延びる凹状凹部10は、初めにキーの軸に対する第1の傾斜N1を備え、続いてキーの軸に対する第2の傾斜N2を備え、第2の傾斜は第1の傾斜よりも大きい(N2>N1)。
図1および図10は、一例として、二重シリンダZa、Zbを示し、正しい凹状凹部10を有するキーを挿入することによって、ここでは移動可能な結合要素22aとして設計されている対応部21aが、正の係合で施錠または切換え要素23の中に摺動する。その後、完全に挿入されたキーSを回転させることによって、施錠または切換え要素23が回転し、これによって、施錠または切換え機能9、たとえばこのような公知の態様での錠の施錠または電気接点の作動が実行される。
図1および図10が示すように、対応部21はまた、凸状構造20の他に、凹状凹部10に隣接したキー先端部11の凸状形状に対応する凹状台座エリア25を備えていてもよい。これによって、台座エリアは拡張可能である。
この発明に従うキー先端部11における凹状凹部10およびシリンダにおける割当てられた凸状構造20について、以下の図2〜図5でさらに説明する。
x方向の断面において中心平面5を有するキーSまたはキーブランクS′についての図2a〜図2dは、x軸に対する僅かな第1の傾斜N1から出発して、遥かに大きな傾斜N2に変化する、丸みを帯びた凹状エリア13を有する凹状凹部10.1〜10.3のさまざまな形状を示す。シリンダにおける対応部21.1〜21.3の凸状構造20.1〜20.3がこれらの凹状凹部に割当てられ、その結果、キーを完全に挿入した場合、凹状凹部10は凸状構造20に位置することになる。逆に、キー先端部に導入エリア35を有する、凹状凹部10を持たないキーブランクまたはキーは、凸状構造20に突き当たり、そうすることによって、ロックアウト距離aのところで阻止または止められ、その結果、キーをさらに(完全に)挿入することができず、したがって、これによって、シリンダを回転させることができない。
フライス40でこれらの凹状凹部10を作製でき、このフライス40のフライスの軸41.1は、ここではy軸に平行に延びるx軸に垂直である。そうすることで、フライス40はフライス加工軌道42上を動かされる。そこで、フライスの半径Rは、凹状凹部10の丸みを帯びた凹状エリア13の半径Rにも対応する。
図2aは、キーの厚みd=2.5mmである場合にたとえば1mmの小さな半径R1を有する凹状凹部10.1を示す。これは、R1/d=0.4の割合に対応する。ここで、第1および第2の傾斜はN1=0°、N2=90°になり、傾斜の差N2−N1=90°である。この凹状凹部10.1は、タンブラーピン3の導入エリア7の外側にしか配置できない。なぜなら、導入エリアにおける傾斜Nが、多くても約45°になる(図6参照)、またはキー先端部11におけるタンブラーピン3の導入角度Nzに対応するべきであるためである。この目的で、タンブラーピンの導入エリアに、導入面31が形成されてもよい(図2d)。ここで、最大傾斜N2は、阻止溝BN(図7c参照)によっても制限され得る。ここで、P1は、コーディングステップC1〜C4を有する次のコーディング位置を示す。フライス加工ツールの移動42はx軸に平行に延び、ここで、凹状凹部10.1を持たないキーのロックアウト経路またはロックアウト距離aは、たとえばa=1.1mmになり、これはシリンダにおける対応部21.1の割当てられた凸状構造20.1によってもたらされる。
図2bは、z軸に平行に延びるフライスの軸41.1を有する、凹部10.1を作製するフライス加工ツール40.1を示す。z−y平面において、フライス40.1は、ここでは凹部10の幅b1に対応する幅b1を備え、b1は凹部10の深さt1よりも大きい。凹部10は、断面の表面積F1およびx方向の長さl1を備える。
図2cは、たとえばR2=2mmのより大きな半径R2を有しかつ対応して割合R2/d=0.8を有する例を示す。ここで、フライスの移動42は、まずx軸に平行に行なわれ、次いで45°の方向で行なわれる。傾斜N1=0°、N2=45°である凹状凹部10.2は、N=0°〜45°の傾斜を有するエリア13にわたって丸みが付いている。この凹部10.2は、凹状凹部の最大傾斜Nが好ましくは最大45°になる場合、導入エリア7に配置されてもよい。ここで、ロックアウト距離はより小さく、たとえばa=0.7mmに過ぎない。
凹状凹部10は、最も近いコーディング位置P1に全くまたはできる限り届かないような態様で設計され、その結果、コーディングステップCiは割愛されない。一方、ロックアウト距離aは、誤ったキーの安全で大規模なロックアウトを行なうのに十分に大きくなる。この目的で、ロックアウト距離aは、0.5〜1.5mm、好ましくは0.8〜1.2mmの範囲内にあってもよく、または0.25〜0.6、好ましくは0.3〜0.5の割合a/dを備えていてもよい。好ましくは、凹状凹部10は、比較的深く切抜かれ(t1)、中心2等分平面5の近くまで延びていてもよく、その結果、中心2等分平面までの最小距離eは好ましくはキーの厚みdの多くても10〜15%になる。しかしながら、距離eはまた、dの0%になってもよい(図7)。
図2dは、小さな半径R1を有する凹状凹部10.3を示し、この凹状凹部10.3は、まずN1=0°の第1の傾斜を有する状態でx軸に平行に延び、次いでN=0°〜45°の丸みを帯びたエリア13を有し、最後に第2の傾斜N2=45°を有して、タンブラーピン3のための導入面31を形成する。ここで、ロックアウト距離は、a=1.1mmになり、対応部21.3の凸状構造20.3によって作られる。図2aおよび図2dは、より大きなロックアウト距離aを有する、図2cよりも有利な変形例を表わす。
凹状凹部10の形状は、好ましくは、誤ったキーの安全なロックアウトが達成されるが、凹状凹部10が最も近いコーディング位置P1のコーディングステップCiには及ばず、輪郭の画定および複製が困難であるような態様で選択される。この目的で、キーの軸に対する凹状凹部10の第1の傾斜N1は、0°と10°との間にあり得る。すなわち、第1の傾斜N1は非常に小さいものであり得る。凹状凹部の第2の傾斜N2は、少なくとも40°になり得る。すなわち、第2の傾斜N2は、好ましくは大きいものであるように選択されてもよい。第1の傾斜と第2の傾斜との差N2−N1は、少なくとも30°になるべきである。
キーの厚みdに対して比較的小さく、きつい半径Rを有する、丸みを帯びたエリア13によってこれを達成することが可能である。その際、凹状凹部10は、キーの軸xの方向に、多くても2mmの半径を有する、丸みを帯びたエリアを備えることができる。凹状凹部は、キーの厚みdよりも小さな半径Rを有する、丸みを帯びたエリアを備えることができる。この中で、キーの厚みに対する半径の割合R/dは、0.4と0.8の間であってもよい。
図3a、図3b、図4および図5は、フライスの軸41.11を有しかつフライスの移動42がx軸に平行である、円錐形セクションを有するフライス40.11で作製された、丸みを帯びたエリア(13)および円錐形または直線形エリアを有するさらなる例10.11と、シリンダにおける対応部21.11の割当てられた凸状構造20.11とを示す。図3aの断面図において、凹状凹部10.11は、傾斜N1およびN2を有する直線形セクションを備える。好ましくは、x方向の断面におけるこのような凹状凹部10はまた、少なくとも1つの傾斜した直線形セクションを備えていてもよく、または、少なくとも3つの異なる直線形および丸みを帯びたセクションもしくはエリアを備えていてもよい。
図3aは、フライス40.11で作製され得る凹状凹部10.11を示し、この凹状凹部10.11は、たとえばN1=10°の第1の傾斜を有する直線形セクションと、半径Rを有するそれに続く丸みとを有し、約60°の第2の傾斜N2を有する直線形セクションに移行する。この凹状凹部10.11を持たないキーSの場合、割当てられた凸状構造20.11は、距離aにわたるロックアウトをもたらす。
図3bは、x−z平面での作製フライス40.11を示す。図4は、y−z平面での作製フライス40.11を示し、ここで、フライスの軸41.11はキーS、S′の表面に位置する。作製された凹部10.11は、図4の半円40.11内に位置する。
図5は、x方向のフライスの軸41.12を有するフライス40.12で如何にy方向の凹状凹部の拡張を引起すことができるかについて示す。この目的で、フライスは、まず図3aにあるようにx軸の方向に動かされ、続いて距離42だけ平行にy方向に移動させられる。これによって、凹部10の対応する拡張がもたらされ、これは、たとえば、対応する傾斜を有するコーディングタンブラーピン3のための導入面31を形成し得る。
この発明のすべての目的および安全な機能を達成するために、この発明に従う凹状凹部10は、比較的大きくかつコンパクトであるように、すなわちキーの大きさに対して比較的幅広く、深く、短く、かつ、キーの先端部における空間が非常に限られているように、最適に位置決めされ、成形される。すなわち、さらなるセキュリティ機能を満たすために、高性能キーのコーディング機能のための空間を縮小することはない。
この目的で、x方向の長さl1、幅b1および深さt1、ならびに凹状凹部10の断面の表面積F1は、好ましくは以下の相対的な大きさを備えていてもよい。
−凹状凹部10の幅b1がタンブラーピン3の幅b2よりも少なくとも20〜40%大きい
−凹状凹部10の幅b1がその長さl1の少なくとも50%になる
−凹状凹部10の断面表面積F1が、キーの断面表面積Fの少なくとも6%、好ましくは少なくとも8%〜10%になる
−凹状凹部10の断面表面積F1が、タンブラーピン3の断面表面積F2よりも大きく、好ましくは少なくとも20〜50%大きい
−凹状凹部10の幅b1が、好ましくはキーの幅の少なくとも25〜30%になる。
これは、図面に記載される例に対応する。
この発明に従う施錠システムは、キー先端部11の凹状凹部10iおよびシリンダにおける対応部21の対応する凸状構造20iの2つまたはいくつかの異なる変形例を有するキーおよびキーブランクを備えていてもよい。これによって、順列能力およびさらには施錠システムの複製セキュリティをさらに増大させることが可能である。その際、これらの変形例は、凹状凹部10iの異なる形状を備えていてもよい。
図6a、図6bは、コーディングピン列Aiおよびコーディングピン列Aiの平面に位置するタンブラーピン軸4を有するコーディングタンブラーピン3の位置に対する、キー断面12の異なる部分セクション12.1、12.2、12.3における凹状凹部10.1、10.2の配置の例を概略的に示す。
図6aは、3つのコーディングピン列A1、A2、A3を有する例を示し、A1およびA2の平面はz軸に平行に位置し、A3の平面はy軸に平行に位置する。ここで、部分セクション12.1における凹状凹部10.1はコーディングピン列Aiのタンブラーピン3の導入面31の外側にあり、部分セクション12.3における凹状凹部10.2はコーディングピン列A1の導入面31に位置し、この理由で、タンブラーピンの導入エリア7における最大傾斜Nは、多くても45°になるか、またはNzに対応する筈である。
さらなる変形例として、施錠システムはたとえば2つの等しい凹状凹部10.2も備えることができるが、この凹状凹部10.2は、異なる側、すなわちキーの左または右(キー先端部に対して上から見る。l=左側、r=右側)、ここでは、断面12.2においては右側および/または断面12.3においては対称的に左側に配置される。これによって、たとえば、第1の装置のシリンダのための、断面12.2における凹部10.2を有するキー、および第2の装置のための、断面12.3における凹部10.2を有するキー、ならびに両方の装置のための、断面12.2および断面12.3における凹部10.2を有するキーを作製でき、割当てられた凸状構造20.2を両方の断面12.2および12.3に備えるシリンダを有する第3の装置についても同様である。
図6bは、タンブラーピンの軸4同士の間、またはコーディング平面A1、A2とz軸との間に角度Wa1、Wa2を有する、傾斜したコーディングまたはタンブラーピン列A1〜A5を有する例を示す。ここでも、凹状凹部10.1は、タンブラーピンの導入エリア7の外側の部分セクション12.1に位置する。部分セクション12.2における1つの凹状凹部10.2は、部分的に、コーディングピン列A2の導入エリア7に位置する。この態様で、キー断面12の異なる部分セクション12.1、12.2に形成された凹状凹部の異なる変形例を有する施錠システムを作ることが可能である。
しかしながら、断面12.1におけるキーの中心6において互いに向かい合せに位置する凹部10.1は、非常に不利な位置にある。なぜなら、深さt1がここでは非常に限られるためである。
図7〜図14のさらなる例は、有利な凹部10を示す。この凹部10は、キーの中心6のそばに配置され、断面表面積F1、幅b1および深さt1、またはキーの中心2等分平面5からの最小距離eに関して特に大きいように設計される。さらに、ここでは、凹部10は、コーディングピン列Aを備えるような態様で最適に位置決めされ、凹部10は、形状に関して、このコーディングピン列(図7では32)のタンブラーピン3に適合される。
このため、凹状凹部10は、
−コーディングピン列Aの導入エリア7を備え得るか、
−または、タンブラーピン3のための導入エリア7、31を備えていてもよく、
−凹状凹部10はまた、導入エリア7、31のそばに、好ましくは少なくとも55°のより大きな傾斜N2.2を有するエリアを備えることができ、
−コーディングピン列Aの導入エリア7、31における凹状凹部10の傾斜Nは、タンブラーピン3の導入角度Nzに対応し得る、または多くても45°になり得るか、
−または、凹状凹部10は、コーディングフライスで作製された導入面31を備えていてもよく(これは特に効率的に生産できる)、
−または、凹状凹部10は、水平な阻止溝フライス加工BNをさらに備えていてもよい(これは、導入エリア7、31における最大傾斜N2.1(図7c)を値Nzに制限する)。
凹状凹部10は、狭いタンブラーピン3.1を有するコーディングピン列Aを備えていてもよく、その幅b2は好ましくは、キーの厚みdの多くても50〜55%になる。そこで、これらのタンブラーピン3.1の表面積F2は対応して小さい(図7a、図7bおよび図9c)。これによって、割合F1/F2は対応してより大きくなり(F1=10の表面積)、これによって、導入エリア7、31に隣接した凹状凹部10の傾斜N2.2はより大きく形成されることができ、N2.2はそこではたとえば60°〜90°になり得る(図7c)。
タンブラーピン列Aを有する凹状凹部10のこれらの有利な変形例について、図7〜図14でさらに説明する。
図7a、図7bは、導入面の断面平面36がキーSまたはキーブランクS′の中心2等分平面5に対してたとえば10°の角度W2を形成するという点で、キー先端部11に導入面35の非対称構造を有する例を示す。好ましくは、この角度W2は、5°から20°の間の範囲内にあってもよい。この態様で、たとえば角度W2=0°、+10°、−10°、+20°、−20°を有する5つの変形例によって、順列能力が増大した施錠システムを作ることが可能である。さらに、たとえば図7に従う導入面35の非対称形状によって、中心2等分平面5に至るまで凹状凹部10を形成するための空間もより多く作ることができる。これによって、断面12における凹状凹部10の大きな表面積F1が可能になる。
断面平面36まで角度W2=0°である、キー先端部における導入面35の対称構造が、たとえば図6に示される。図7a、図7bは、コーディングピン列A1〜A5およびコーディングピン列A1におけるタンブラーピン3を有するキー断面12を示す。ここではコーディングピン列A1にほぼ対称に成形されている凹状凹部10.8は、ここではフライス40.8で作製されてもよく、その輪郭は凹状凹部の形状10.8に対応し、平面y−zに位置するフライスの軸41.2は、y軸に対して角度W1を備える。同じフライス40.8がy軸に平行なフライスの軸41.1と共に利用される場合、凹状凹部の対応して異なる形状変形例が作製される。(W1=0°である)フライスの軸41.1によって
凹状凹部の基本的に同じ形状10.8を達成するためには、フライス40の対応して異なる輪郭形状を利用しなければならないであろう。ここで、コーディングピン列A1の導入エリアにおける導入面32もフライス40.8で作製され、これはタンブラーピン3の形状に適合される。
タンブラーピン3、3.1のための導入エリアは、b7の幅(図9a、図9b、図9c)を有する導入面7からなり、その結果、凹状凹部10におけるタンブラーピンのための導入角度はどこも値Nzを超えない。しかしながら、この種の導入面7、31はまた、第1のフライス40で、続いて(分散的に)導入エリア7、31において第2のコーディングフライスでキーブランクに凹状凹部10を作製した後、キーブランクに作製されてもよく、その結果、そこではたとえば42°〜45°の所望の最大傾斜Nを超えることはない。
図7cは、タンブラーピンの導入エリア7、31における凹状凹部10の許容傾斜Nを超えないさらなる可能性を示す。ここで、凹状凹部10.8はさらに、水平な阻止溝BNを備えていてもよい。この種の阻止溝については、WO 01/77466に記載されている。これによって、阻止コード形式のさらなるコーディングを実現できる。図7cは、凹状凹部10.9を有する図9の例に類似したキー先端部11に、コーディング平面A1に対応する断面平面を有する断面を斜視図で示す。(導入エリア7、31における)断面平面A1において、この凹部10.8は、N1=0°の第1の傾斜を備え、続いてN2.1=Nzの最大の第2の傾斜を有する、丸みを帯びた凹状エリア13を備える。そのすぐ後に、たとえばコーディングフライスで作製された水平な阻止溝BNが続く。導入面7の外側に、凹状凹部10.8は、ここではたとえばN2.2=60°になるより大きな第2の傾斜を備える。すなわち、ここでは、第2の傾斜が好ましくは45°を大幅に上回ることが可能である。
図8は、キーSおよびキーブランクS′の凹状凹部10の異なる変形例の、異なるマーケット区域および応用分野Miへの割当てを示す。この態様で、凹状凹部10iのいくつかの異なる変形例を有する施錠システムによって、独立したマーケット区域および応用分野Miへの明確な区分けを規定することが可能である。これらは、たとえば個々の国または代表のための地理的に異なるマーケット区域である場合もあれば、たとえば異なる応用分野のために異なる順列能力を有しかつ異なるセキュリティ要件を有する、技術的に異なるシステムの技術的に異なる応用分野である場合もある。凹状凹部10iの異なる変形例によるマーケット区域および応用分野へのこの区分けは、さらなる阻止溝コーディングについてWO 01/77466に説明されているように、類似の態様で実現されてもよい。
しかしながら、凹状凹部10iのこれらの異なる変形例によって、さらなるコーディング順列(Cod)を作製することも可能である。したがって、40通りの異なる変形例を有するシステムでは、たとえば、20通りの異なるマーケット区域を明確に区別でき、さらに20通りの新しいコーディング順列を作製できる。
この発明に従う施錠システムはまた、2ステップでのキーおよびシリンダの製造を可能にし、第1の重ね合わさったより困難なステップでは、キー先端部の凹状凹部10およびシリンダの対応部の凸状構造20がシステム所有者によって一元的に製造され、より単純な第2のステップでは、キーのさらなるコーディングおよびシリンダの、対応部との組立が分散的に行なわれてもよい。
凹状凹部10iの異なる変形例は、以下によって作製できる。
−作製フライス40、たとえば図7のフライス40.8、図11のフライス40.9、
図13のフライス40.6、および図14のフライス40.7の異なる輪郭形状
−および、フライスの軸41の異なる位置、たとえば、図7aおよび図11における軸の位置41.1および41.2、図12における位置41.3、図14における位置41.4、図3における位置41.11、および図5における位置41.12。これらのフライスの軸は、
y軸に平行な、y−z平面における41.1、
y軸に対して角度W1を有する、y−z平面における41.2、
y軸に対してW3を有する、x−y平面における41.3、
z軸に平行な、x−z平面における41.4、
x軸に平行な、x−z平面における41.11、である。
フライスの軸41は、y軸に対して角度W1が0°〜20°である状態でx軸に垂直である場合もあれば、y軸に対して角度W3が0°〜20°である状態でz軸に垂直である場合もあり、z軸に対して角度W4が0°〜20°である状態でx軸に垂直である場合もある。
−これによって、たとえば異なって成形された凹状凹部10の変形例、すなわち図2、図3、図5、図7、図9、図11〜図14の10.1〜10.13が作製される。
−さらに、キーの左側または右側、すなわちlまたはrの異なる部分12.1、12.2、12.3(図6)に凹状凹部10iを設けることが可能であり、
−キー先端部の導入面35の断面平面36は、中心2等分平面5に対して異なる角度W2を形成し得る。
したがって、これらの要因の組合せによって、たとえば2つの異なるフライスの形状40、フライスの軸41の3つの異なる位置、3つの異なる断面部分12iにおける配置、および導入面35の3つの異なる角度W2によって、理論的には合計2×3×3×3=54通りの凹状凹部10iの異なる変形例を作製できる。
これはまた、その特定の変形例の輪郭の画定および複製が非常に困難であることを意味している。
図9a、図9b、図9cは、図7cの例に類似した、水平な阻止溝BNを有する凹状凹部10.9のさらなる例を3つの図で示す。阻止溝BNはタンブラーピン3の導入エリア7、31に位置し、そのコーディング平面A1は、図7a、図7bの例にあるように、z軸に対してたとえば15°の角度Wa1を備える。
図10は、キーの先端部11に凹状凹部10を有するキーSまたはキーブランクS′のためのシリンダZa、Zbと、シリンダZa、Zbにおける対応部21a、21bの割当てられた凸状構造20とを有する二重シリンダ錠1を示す。図1にも示されるように、これらの対応部は、施錠または切換え要素23を作動させるための移動可能な結合要素22a、22b上に配置される。これらの対応部21はまた、別個の部品、たとえば延長要素として設計される場合もあれば、挿入物として設計され、モジュラーシステムにおいて利用される場合もある。対応部21を有する半円筒において結合要素22を施錠または切換え位置に移動させることができることも可能である。
図11a〜図11dは、フライス40.9で作製された凹状凹部10.9を有するキーSまたはキーブランクS′を示す。ここで、そのフライスの軸41.1はy軸に平行である。y軸に対して角度W1を有する軸の位置41.2を有する同じフライス40.9が利用される場合、対応して、凹状凹部10の異なる形状を有する新しい変形例が作製される
。角度W1は、たとえば10°〜20°になってもよい。
図12は、凹状凹部10.5を有するさらなる変形例を示す。この凹状凹部10.5は、図11のフライス40.9であるが、x−y平面に位置しかつy軸に対してたとえば10°〜20°の角度W3を備えるフライスの軸41.3を有するフライス40.9で作製された。
図13は、フライス40.6で作製された凹状凹部10.6のさらなる変形例を示す。これは、異なる輪郭形状を備えるが、図11bの例にあるのと同じ、y軸に平行なフライスの軸41.1の位置を備える。
図14a、図14b、図14cは、フライス40.7で作製された凹状凹部10.7のさらなる変形例を3つの図で示し、このフライス40.7の軸41.4は、x−z平面に位置し、y軸に垂直におよびz軸に平行に延びている。図14bおよび図14cの図は、部分的にコーディングピン列Aiの導入エリア7、31に位置し、かつ、多くても45°のx軸に対する傾斜N2を有する導入面31をそこで形成する凹状凹部10.7を示す。これは、たとえば、まずx軸に対して0°の方向で、次いでx軸に対して45°の方向で延びるフライス加工軌道42で作製され得る。この例は、キーの厚みdの数%の最小距離eを有してほぼ中心2等分平面5まで延びる、強く特徴的な、深い凹状凹部10.7を備える。この結果、誤ったキーの安全なロックアウトがもたらされる。また、異なるフライスの軸は、z軸に対してたとえば5°〜20°の角度W4を備えていてもよい。
この説明の枠内で、以下の名称を利用する。
S キー、S′ キーブランク、Z シリンダ、x キーの軸、x,y,z 空間における方向、Pi コーディング位置、Ai コーディングピン列、Ci コーディングステップ、Codi コーディング順列、N 10の傾斜、N1 第1の傾斜、N2 第2の傾斜、Nz 3の導入角度、R 10または40の半径、F キー断面12の表面積、b キーの幅、d キーの厚み、a ロックアウト距離、e 10から5までの最小距離、F1 10の断面の表面積、b1 10の幅、t1 10の深さ、l1 10のx方向の長さ、F2 (C1を有する10における)3の断面の表面積、b2 3の幅、b7 コーディングピンの先端部の幅、W1 (y−z平面における)41の角度、W2 35の角度、W3 (x−y平面における)41の角度、W4 (y−z平面における)41の角度、Wa z方向に対する4の角度、l Sの左側、r Sの右側、BN 阻止溝、Mi マーケット区域、1 二重シリンダ錠、3 タンブラーピン、3.1 狭いタンブラーピン、4 3の軸、5 Sの中心2等分平面、6 キーの中心(x−z平面)、7 タンブラーピンのための導入エリアまたは導入面、9 施錠または切換え機能、10,10i 凹状凹部、10.1〜10.13 10のさまざまな形状、11 キー先端部、12 キーの断面、12.1,12.2 12の部分、13 10の丸みを帯びた凹状エリア、17 水平な導入面、20,20i 凸状構造、21 Zにおける対応部、22 移動可能な結合要素、23 施錠または切換え要素、25 20に隣接した21の凹状台座エリア、31 10における3の導入面、32 3の形状のような導入面、35 導入面、面取りしたキー先端部、36 35の断面平面、40 10のためのフライス、41 フライスの軸、41.1 y−z平面においてy軸に平行、41.2 y−z平面においてy軸に対してW1を有する、41.3 x−y平面においてy軸に対してW3を有する、41.4 x−z平面においてz軸に平行、41.5 x−z平面においてx軸に平行、42 フライス加工軌道。

Claims (17)

  1. 平坦な側に少なくとも2つのコーディングピン列(Ai)を有するセキュリティリバーシブルキー(S)と、タンブラーピン(3)と、割当てられたシリンダ(Za,Zb)とを有する施錠システムであって、前記シリンダを回転させることによって、施錠または切換え機能(9)が実行され、
    前記シリンダにおける移動可能な対応部(21)の対応する凸状構造(20)と相互作用する、前記セキュリティリバーシブルキーのキー先端部(11)における平坦な側に凹状凹部(10)を有し前記対応部は前記セキュリティリバーシブルキーの軸(x)の方向に移動可能であり、
    前記セキュリティリバーシブルキーを完全に挿入した場合、前記凹状凹部(10)は、前記対応部(21)の前記凸状構造(20)にぴったり合うようになり、
    この凹状凹部(10)を持たないキーは、前記対応部の前記凸状構造(20)によって完全な挿入の位置から所定の距離(a)のところで止まり、それによって、このようなキーの完全な挿入を防ぎ、
    前記キー先端部を起点とする前記凹状凹部(10)は、前記軸(x)の方向に、最初に前記軸(x)に対する第1の傾斜(N1)を備え、続いて前記軸(x)に対する第2の傾斜(N2)を備え、前記第2の傾斜は前記第1の傾斜よりも大きく、前記凹状凹部(10)は、前記軸(x)の方向に、丸みを帯びた凹状エリア(13)を備え、
    前記対応部(21)によって、前記シリンダの結合要素(22)を前記軸()の方向に施錠または切換え位置に移動可能である、施錠システム。
  2. 前記キー先端部の導入面(35)によって規定される横断平面(36)は、前記セキュリティリバーシブルキーの中心2等分平面(5)に対してある角度(W2)を形成し、前記角度W2は多くても15°〜20°になることを特徴とする、請求項1に記載の施錠システム。
  3. 凹状凹部(10i)の異なる変形例は、異なる形状によって、および/またはキー断面の異なる部分(12.1,12.2)における配置によって、規定されることを特徴とする、請求項1に記載の施錠システム。
  4. 前記対応部(21)は、二重シリンダの移動可能な結合要素(22)上に配置されるか、または別個の部品として形成されることを特徴とする、請求項1に記載の施錠システム。
  5. 前記対応部(21)は、前記凸状構造(20)に加えて、前記凹状凹部(10)に隣接した前記キー先端部(11)の凸状形状に対応する凹状台座エリア(25)も備えることを特徴とする、請求項1に記載の施錠システム。
  6. タンブラーピン(3)を有する割当てられたシリンダ(Za,Zbのための、平坦な側に少なくとも2つのコーディングピン列(Ai)を有するセキュリティリバーシブルキー(S)のためのキーブランク(S′)またはセキュリティリバーシブルキーであって、前記シリンダを回転させることによって、施錠または切換え機能(9)が実行され、
    前記シリンダにおける移動可能な対応部(21)の対応する凸状構造(20)と相互作用する、前記セキュリティリバーシブルのキー先端部(11)における平坦な側に凹状凹部(10)を有し前記対応部は前記セキュリティリバーシブルキーの軸(x)の方向に移動可能であり、
    前記凹状凹部(10)は、前記セキュリティリバーシブルキーを完全に挿入すると、前記対応部(21)の前記凸状構造(20)にぴったり合うようになるのに好適であり、その結果、この凹状凹部(10)を持たないキーブランクまたはキーは、前記対応部の前記凸状構造(20)によって完全な挿入の位置から所定の距離(a)のところで止まり、それによって、このようなキーの完全な挿入を防ぎ、
    前記キー先端部を起点とする前記凹状凹部(10)は、前記軸(x)の方向に、最初に前記軸(x)に対する第1の傾斜(N1)を備え、続いて前記軸(x)に対する第2の傾斜(N2)を備え、前記第2の傾斜は前記第1の傾斜よりも大きく、前記凹状凹部(10)は、前記軸()の方向に、丸みを帯びた凹状エリア(13)を備え、
    前記対応部(21)によって、前記シリンダの結合要素(22)を前記軸()の方向に施錠または切換え位置に移動可能である、キーブランクまたはキー。
  7. 前記軸(x)に対する前記凹状凹部(10)の前記第1の傾斜(N1)は、0°〜10°の間であり、前記凹状凹部の前記第2の傾斜(N2)は、少なくとも40°になることを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
  8. 前記凹状凹部(10)は、コーディングピン列(A)の前記タンブラーピン(3)のための導入(7,31)を備えることを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
  9. 前記凹状凹部(10)は、前記タンブラーピン(3)のための導入(7,31)に加えて、少なくとも55°のより大きな傾斜(N2.2)を有する導入面を備えることを特徴とする、請求項8に記載のキーブランクまたはキー。
  10. 前記凹状凹部(10)は、前記シリンダにおける1対の阻止タンブラーピンに対応する水平な阻止溝(BN)も備えることを特徴とする、請求項8に記載のキーブランクまたはキー。
  11. 前記凹状凹部(10)の幅(b1)は、前記タンブラーピン(3)の幅(b2)よりも少なくとも20〜40%大きいことを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
  12. 前記凹状凹部(10)の幅(b1)は、その長さ(l1)の少なくとも50%になることを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
  13. 前記凹状凹部(10)の断面(F1)の表面積は、前記セキュリティリバーシブルキーの断面(F)の表面積の少なくとも8%になることを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
  14. 前記凹状凹部(10)は、輪郭取りされたフライス(40)で作製され、前記フライス(40)の軸(41)は、前記キーのに垂直であり、前記キーの軸(x)に直交して水平面内に延びるy軸に対して0°〜20°の間の角度(W1)を備えることを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
  15. 前記凹状凹部(10)は、前記軸(x)の方向に、丸みを帯びた凹状エリア(13)を備え、前記丸みを帯びた凹状エリア(13)の半径(R)は、前記セキュリティリバーシブルキーの厚み(d)よりも小さいか、または多くても2mmになることを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
  16. 前記凹状凹部(10)は、前記セキュリティリバーシブルキーの厚み(d)の多くても10%になるキーブランクまたはキーの中心2等分平面(5)までの最小距離(e)を備えることを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
  17. 前記凹状凹部(10)は、コーディングピン列(A)に、かつ、第1のコーディング位置(P1)の前に配置されることを特徴とする、請求項に記載のキーブランクまたはキー。
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