JP5381859B2 - タンデム仕上圧延機及びその動作制御方法、並びに、熱延鋼板の製造装置及び熱延鋼板の製造方法 - Google Patents

タンデム仕上圧延機及びその動作制御方法、並びに、熱延鋼板の製造装置及び熱延鋼板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、タンデム仕上圧延機及びその動作制御方法、並びに、熱延鋼板の製造装置及び熱延鋼板の製造方法に関する。本発明は、特に、熱間圧延ラインのタンデム仕上圧延機で1本の粗バーを圧延している最中に板厚を変更するタンデム仕上圧延機及びその動作制御法、並びに、当該タンデム仕上圧延機を有する熱延鋼板の製造装置及び上記タンデム仕上圧延機の動作制御方法を用いた熱延鋼板の製造方法に関する。
熱間圧延工程では、まずスラブを粗圧延機によって圧延して粗バーを生成し、その後、複数の圧延機(スタンド)を備えるタンデム仕上圧延機によって粗バーを目標板厚まで圧延する。仕上圧延での各スタンドの動作は、最終スタンド出側における被圧延材の板厚や板幅等が目標の条件を満たすように決定される。この各スタンドの動作条件は、ドラフトスケジュール(パススケジュール)と呼ばれ、製品の品質や生産性等に大きな影響を与える。そのため、製品に応じて適切なドラフトスケジュールを決定することが求められている。
タンデム仕上圧延機のドラフトスケジュールは、通常、最終製品に近い後段(被圧延材の移動方向下流側)のスタンドほど、ワークロール表面の肌荒れを低減して製品の表面性状を良好に保つために、圧延荷重が軽くなるように決定している。ここで、前段(被圧延材の移動方向上流側)スタンド及び後段スタンドの圧下率を同一に設定しても、板厚が薄い被圧延材を圧延する後段スタンドは、大きな圧延荷重が必要になるという圧延上の特性がある。そのため、通常のドラフトスケジュールでは、後段スタンドほど、圧下率が小さくなっている。
一方、自動車用や構造材用等として用いられる鋼材は、強度、加工性、靭性といった機械的特性に優れることが求められ、これらの機械的特性を総合的に高めるには、熱延鋼板の結晶粒を微細化することが有効である。また、結晶粒を微細化すれば、合金元素の添加量を削減しても優れた機械的性質を具備した高強度熱延鋼板を製造することが可能になる。
熱延鋼板の結晶粒の微細化方法としては、熱間仕上圧延の特に後段において、高圧下圧延(後段スタンドの圧下率を高めた仕上圧延)をおこなってオーステナイト粒を微細化するとともに粒内に圧延歪を蓄積させ、仕上圧延直後に急冷することにより、得られるフェライト粒の微細化を図る方法が知られている。この方法で微細結晶粒を有する熱延鋼板(以下において、「微細粒鋼」という。)を製造するためには、熱間圧延ラインにおけるタンデム仕上圧延機の後段スタンドの圧下率を、従来よりも高める必要がある。それゆえ、微細粒鋼を製造するためには、従来とは異なるドラフトスケジュールを決定し、タンデム仕上圧延機の動作を従来とは異なる形態で制御することが必要になる。
しかし、後段スタンドの圧下率を高くすると、後段スタンドの負荷(圧延荷重、圧延トルク等)が高くなり、先端の通板や尾端の尻抜きなどの非定常部の圧延が難しくなるため、先尾端部では後段スタンドの圧下率を下げて本来の製品の板厚目標値よりも厚く圧延することが必要になることがある。
また、後段スタンドの負荷を設備上限値以内に抑えるとともにワークロール表面の肌荒れも軽減するためには圧延潤滑剤の使用が有効であるが、圧延潤滑剤の使用によってワークロールと被圧延材との間の摩擦係数が低下すると、被圧延材のワークロールへの噛み込み性が悪化するため、先端の通板時は圧延潤滑剤を用いず、先端の通板が完了した後に圧延潤滑剤を使用し始める必要がある。この際、圧延潤滑剤を用いない部分は負荷が高くなるので、本来得たい板厚よりも板厚を厚くして負荷を下げる必要があり、圧延潤滑剤の使用不使用と合わせて板厚を変更することが必要になる。
このように、一本の粗バーを圧延している最中に後段スタンドの板厚を変更するには、所望の板厚が得られるように圧下位置を変更するだけでなく、ロール速度を変更してスタンド間張力の変動を抑制することが重要であり、張力低下による板寄りや、過張力による被圧延材の破断を防止しなければならない。
上記のように圧延している最中に板厚を変更する技術は、走間板厚変更と呼ばれ、板厚変更前後で所望の板厚と張力とを得るための圧下位置及びロール速度を計算しておき、その差分を所定のタイミングで変更するいわゆるプリセット法が一般的に用いられてきた。この場合、プリセット変更中は板厚制御はオフされ、プリセット変更完了後に再開される。しかし、プリセット法は予測制御であるので、予測誤差が生じた場合、走間板厚変更が終了したときの板厚は目標板厚に一致しない。
このような問題を解決し得る技術として、特許文献1には、板厚制御を板厚変更点でも継続して適用し、板厚目標値を変更することによって、板厚制御の圧下位置修正動作を利用して間接的に圧下位置を変更する技術が開示されている。
特開2004−255421号公報
特許文献1に開示されている技術によれば、板厚制御が継続して適用されるので、板厚を走間板厚変更後の目標板厚により早く一致させることが可能になる。しかしながら、特許文献1には、板厚目標値の変更時間をどのように決めたらよいかについては記載されていない。そのため、特許文献1に開示されている技術を用いても、張力変動を十分に抑制できない場合があるという問題があった。また、超微細結晶粒(例えば、平均粒径が2μm以下の結晶粒をいう。以下において同じ。)を有する熱延鋼板(以下において、「超微細粒鋼」ということがある。)の製造において必要となる圧延潤滑剤の使用不使用の変更も同時におこなうことについて、特許文献1では考慮されていない。
そこで、本発明は、超微細粒鋼を製造する際に必要となる板厚の変更や圧延潤滑剤の使用不使用の変更時にも張力変動を抑制することができるタンデム仕上圧延機及びその動作制御方法、並びに、熱延鋼板の製造装置及び熱延鋼板の製造方法を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするため、添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の第1の態様は、N個(Nは2以上の整数)のスタンド(1、2、…、7)を備えるタンデム仕上圧延機(10)で1本の被圧延材(8)を圧延している最中に、第mスタンド(mは1以上N−1以下の整数)から第Nスタンド(7)における板厚目標値が変更される、タンデム仕上圧延機の動作を制御する方法であって、第mスタンドから第Nスタンド(7)に共通する板厚目標値変更時間を定め、第nスタンド(nはm以上N以下の整数)の板厚変更量と上記板厚目標値変更時間とから、第nスタンドの板厚目標値の変更レートを求め、被圧延材の板厚変更点が第nスタンドに到達すると同時に上記変更レートで第nスタンドの板厚目標値の変更を開始し、上記板厚目標値変更時間の経過後に板厚目標値の変更を終了し、少なくとも第nスタンドの板厚目標値の変更開始から変更終了までの時間帯において、第nスタンドの出側における被圧延材の板厚が板厚目標値に一致するように、第nスタンドの圧下位置を時々刻々修正することを特徴とする、タンデム仕上圧延機の動作制御方法である。
ここに、「第Nスタンド(7)」とは、タンデム圧延機(10)の最終スタンド、すなわち、タンデム圧延機(10)によって圧延される被圧延材(8)の移動方向の下流端に配置されたタンデム圧延機のスタンド(7)をいう。
上記本発明の第1の態様において、さらに、被圧延材(8)を圧延している最中に、第mスタンドから第Nスタンド(7)における圧延潤滑剤の使用不使用を変更する際には、第nスタンドの板厚目標値の変更開始タイミングと第nスタンドの圧延潤滑剤の使用不使用の変更タイミングとを一致させることが好ましい。
また、圧延潤滑剤の使用不使用が変更される上記本発明の第1の態様において、板厚目標値変更時間は、圧延潤滑剤の使用不使用の変更によって生じるワークロールと被圧延材(8)との間の摩擦係数の変化に要する時間以上にすることが好ましい。
本発明の第2の態様は、上記本発明の第1の態様にかかるタンデム仕上圧延機の動作制御方法によって制御されるタンデム仕上圧延機(10)を用いて鋼板(8)を仕上圧延する工程を有することを特徴とする、熱延鋼板の製造方法である。
本発明の第3の態様は、N個(Nは2以上の整数)のスタンド(1、2、…、7)を備えるタンデム仕上圧延機(10)で1本の被圧延材(8)を圧延している最中に、第mスタンド(mは1以上N−1以下の整数)から第Nスタンド(7)における板厚目標値が変更される、タンデム仕上圧延機(10)であって、第mスタンドから第Nスタンド(7)に共通する板厚目標値変更時間と第nスタンド(nはm以上N以下の整数)の板厚変更量とから、第nスタンドの板厚目標値の変更レートが求められ、被圧延材の板厚変更点が第nスタンドに到達すると同時に上記変更レートで第nスタンドの板厚目標値の変更を開始し、且つ、上記板厚目標値変更時間の経過後に板厚目標値の変更を終了する板厚制御手段(11、12、…、17)と、少なくとも第nスタンドの板厚目標値の変更開始から変更終了までの時間帯において、第nスタンドの出側における被圧延材の板厚が板厚目標値に一致するように、第nスタンドの圧下位置を時々刻々修正する圧下位置制御手段(1c、2c、…、7c)と、を有することを特徴とする、タンデム仕上圧延機である。
上記本発明の第3の態様において、さらに、第mスタンドから第Nスタンド(7)に圧延潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段(5e、6e、7e)が備えられ、被圧延材(8)を圧延している最中に、第mスタンドから第Nスタンド(7)における圧延潤滑剤の使用不使用を変更する際には、第nスタンドの板厚目標値の変更開始タイミングと第nスタンドの圧延潤滑剤の使用不使用の変更タイミングとを一致させることが好ましい。
また、第nスタンドの板厚目標値の変更開始タイミングと第nスタンドの圧延潤滑剤の使用不使用の変更タイミングとが一致される上記本発明の第3の態様において、板厚目標値変更時間は、圧延潤滑剤の使用不使用の変更によって生じるワークロール(5a、6a、7a)と被圧延材(8)との間の摩擦係数の変化に要する時間以上にすることが好ましい。
本発明の第4の態様は、上記本発明の第3の態様にかかるタンデム仕上圧延機(10)を有することを特徴とする、熱延鋼板の製造装置(100)である。
本発明の第1の態様では、各スタンドで板厚目標値を変更している部位を、粗バー(8)上で完全に一致させることができるので、上流スタンドで生じた板厚変化が下流スタンドに与える影響を抑制することができ、張力の変動を抑制できる。また、本発明の第1の態様において、圧延潤滑剤の使用不使用も変更する際には、板厚目標値変更による圧下率の変更と圧延潤滑剤の使用不使用の変更開始タイミングとを一致させるとともに、摩擦係数の変化の終了が板厚目標値変更の終了よりも早くなるようにしているので、圧延荷重及び張力の変動を抑制できる。圧延荷重及び張力の変動を抑制することにより、板寄りや板破断などの圧延トラブルを防止することができる。したがって、本発明の第1の態様によれば、超微細粒鋼を製造する際に必要となる板厚の変更や、それにあわせて圧延潤滑剤の使用不使用の変更をおこなう際にも張力変動を抑制することが可能なタンデム仕上圧延機の動作制御方法を提供することができる。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様にかかるタンデム仕上圧延機の動作制御方法によって制御されるタンデム仕上圧延機(10)を用いて鋼板(8)を圧延する工程を有している。そのため、本発明の第2の態様によれば、超微細粒鋼を製造することが可能な、熱延鋼板の製造方法を提供することができる。
本発明の第3の態様では、各スタンドで板厚目標値を変更している部位を、粗バー(8)上で完全に一致させることができるので、上流スタンドで生じた板厚変化が下流スタンドに与える影響を抑制することができ、張力の変動を抑制できる。また、本発明の第3の態様において、圧延潤滑剤の使用不使用も変更する際には、板厚目標値変更による圧下率の変更と圧延潤滑剤の使用不使用の変更開始タイミングとを一致させるとともに、摩擦係数の変化の終了が板厚目標値変更の終了よりも早くなるようにしているので、圧延荷重及び張力の変動を抑制できる。圧延荷重及び張力の変動を抑制することにより、板寄りや板破断などの圧延トラブルを防止することができる。したがって、本発明の第3の態様によれば、超微細粒鋼を製造する際に必要となる板厚の変更や、それにあわせて圧延潤滑剤の使用不使用の変更をおこなう際にも張力変動を抑制することが可能なタンデム仕上圧延機(10)を提供することができる。
本発明の第4の態様は、本発明の第3の態様にかかるタンデム仕上圧延機(10)を備えている。したがって、本発明の第4の態様によれば、超微細粒鋼の製造時に張力変動を抑制することが可能な、熱延鋼板の製造装置(100)を提供することができる。
本発明のタンデム仕上圧延機の動作制御方法が適用されるタンデム仕上圧延機の形態例を示す図である。 本発明にかかる熱延鋼板の製造装置の形態例を簡略化して示す図である。 本発明のタンデム仕上圧延機の動作制御方法によって制御した場合の圧延状態を示すグラフである。 本発明以外の方法によって制御した場合の圧延状態を示すグラフである。 本発明のタンデム仕上圧延機の動作制御方法によって制御した場合の圧延状態を示すグラフである。 本発明以外の方法によって制御した場合の圧延状態を示すグラフである。 本発明以外の方法によって制御した場合の圧延状態を示すグラフである。 本発明以外の方法によって制御した場合の圧延状態を示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明にかかるタンデム仕上圧延機の動作制御方法が適用されるタンデム仕上圧延機の形態例を示す図である。図1に示すように、タンデム仕上圧延機10は、第1スタンド1、第2スタンド2、…、及び、第7スタンド7の7つのスタンドを有しており、第1スタンド1から第7スタンド7までの7つのスタンドによって、被圧延材8(以下において、「鋼板8」ということがある。)を連続圧延可能なように構成されている。これら7つのスタンド1〜7は、それぞれ、一対のワークロール、一対のバックアップロール、圧下位置制御装置、及び、速度制御装置を備えている。すなわち、例えば第1スタンド1は、一対のワークロール1a、1a、一対のバックアップロール1b、1b、圧下位置制御装置1c、及び、速度制御装置1dを備え、同様に、例えば第7スタンド7は、一対のワークロール7a、7a、一対のバックアップロール7b、7b、圧下位置制御装置7c、及び、速度制御装置7dを備えている。また、第5スタンド5は潤滑剤供給手段5eを備え、第6スタンド6は潤滑剤供給手段6eを備え、第7スタンド7は潤滑剤供給手段7eを備えている。潤滑剤供給手段5e、6e、7eは、それぞれ、ワークロール5a、6a、7aに向けて圧延潤滑剤(例えば、圧延潤滑油又は圧延潤滑油水溶液等)を噴射する装置であり、加圧された圧延潤滑剤を供給する配管とワークロールへ向けて圧延潤滑剤を噴射するノズルとを備えている。圧下位置制御装置1cは板厚制御装置11から与えられる圧下位置の指令値に第1スタンド1の圧下位置が一致するように作動する装置であり、これにより一対のワークロール1a、1aの間隙が調節され鋼板8の板厚が調整される。圧下位置制御装置2c〜7cも同様である。速度制御装置1dは速度指令装置20から与えられるワークロール1a、1aのロール速度の指令値にワークロール1a、1aのロール速度が一致するように作動する装置であり、これによりワークロール1a、1a及びバックアップロール1b、1bの回転速度が調整される。速度制御装置2d〜7dも同様である。図1に示すように、各スタンド1〜7には、それぞれのスタンド1〜7における鋼板8の板厚を調整する板厚制御装置11〜17が備えられている。板厚制御装置11から圧下位置制御装置1cに向けて圧下位置の変更指令が与えられることによって第1スタンド1の圧下位置が調節され、第1スタンド1における鋼板8の板厚(出側板厚)が調整される。板厚制御装置12〜17についても同様である。板厚目標値変更時間決定装置18は、板厚目標値変更時間を決定する装置である。板厚目標値変更時間決定装置18で決定された板厚目標値変更時間が、板厚制御装置11〜17へと与えられる。また、タイミング指示装置30は鋼板8上に定められた点がタンデム仕上圧延機10のどの位置にあるかをトラッキングする機能を持つ装置であり、そのトラッキング情報にもとづき、タイミング指示を板厚制御装置11〜17、速度指令装置20、及び、潤滑剤供給手段5e、6e、7eに与えるように構成されている。本発明において、ドラフトスケジュール変更前後の板厚、及び、板厚目標値変更時間は、圧延開始前に決定される。
以下、図1を参照しつつ、本発明の一実施形態であるN=7及びm=5の場合について、本発明の動作制御方法を具体的に説明する。なお、ロール速度とはワークロールの周速度を指すものとする。
タイミング指示装置30は、鋼板8の板厚変更点をトラッキングし、当該板厚変更点が第5スタンド5に到達したときに、速度指令装置20にそのタイミングを通知する。速度指令装置20は、タイミング指示装置30からの通知を受け、第5スタンド5のロール速度を板厚変更後のドラフトスケジュールのロール速度に変更するためのロール速度変更指令を第5スタンド5の速度制御装置5dに与える。板厚変更点が第6スタンド6や第7スタンド7に到達したときも同様にして、第6スタンド6や第7スタンド7のロール速度変更指令を、それぞれ、第6スタンド6の速度制御装置6d、第7スタンド7の速度制御装置7dに与える。速度制御装置5d〜7dは、速度指令装置20からのロール速度変更指令にスタンド5〜7のロール速度が一致するようにロール速度を調節する。
また、タイミング指示装置30は、鋼板8の板厚変更点をトラッキングし、当該板厚変更点が第5スタンド5に到達したときに、板厚目標値変更時間決定装置18を介して、板厚制御装置15にそのタイミングを通知する。板厚制御装置15は、通知を受けると、第5スタンド5の板厚変更量Δh5と、第5スタンド5から第7スタンド7に共通する板厚目標値変更時間Tに基づき、板厚目標値の変更レートΔh5/Tを決定する。そして、第5スタンド5の板厚目標値の変更をΔh5/Tの変更レートで開始し、第5スタンド5における鋼板8の板厚(出側板厚)がその板厚目標値に一致するような第5スタンド5の圧下位置変更量を求め、圧下位置制御装置5cに与える。第5スタンド5の板厚目標値の変更は、その変更を開始してから時間Tだけ経過後に終了する。
同様に、タイミング指示装置30は、鋼板8の板厚変更点をトラッキングし、当該板厚変更点が第6スタンド6に到達したときに、板厚目標値変更時間決定装置18を介して、板厚制御装置16にそのタイミングを通知する。板厚制御装置16は、通知を受けると、第6スタンド6の板厚変更量Δh6と、第5スタンド5から第7スタンド7に共通する板厚目標値変更時間Tに基づき、板厚目標値の変更レートΔh6/Tを決定する。そして、第6スタンド6の板厚目標値の変更をΔh6/Tの変更レートで開始し、第6スタンド6における鋼板8の板厚(出側板厚)がその板厚目標値に一致するような第6スタンド6の圧下位置変更量を求め、圧下位置制御装置6cに与える。第6スタンド6の板厚目標値の変更は、その変更を開始してから時間Tだけ経過後に終了する。
同様に、タイミング指示装置30は、鋼板8の板厚変更点をトラッキングし、当該板厚変更点が第7スタンド7に到達したときに、板厚目標値変更時間決定装置18を介して、板厚制御装置17にそのタイミングを通知する。板厚制御装置17は、通知を受けると、第7スタンド7の板厚変更量Δh7と、第5スタンド5から第7スタンド7に共通する板厚目標値変更時間Tに基づき、板厚目標値の変更レートΔh7/Tを決定する。そして、第7スタンド7の板厚目標値の変更をΔh7/Tの変更レートで開始し、第7スタンド7における鋼板8の板厚(出側板厚)がその板厚目標値に一致するような第7スタンド7の圧下位置変更量を求め、圧下位置制御装置7cに与える。第7スタンド7の板厚目標値の変更は、その変更を開始してから時間Tだけ経過後に終了する。
上記において、板厚制御装置15〜17による板厚制御は、各スタンド5〜7の板厚目標値の変更開始前から始めておいてもよいし、板厚目標値の変更終了後も継続してもよいが、少なくとも板厚目標値の変更動作中は、板厚制御による圧下位置変更動作がおこなわれるようにする。
また、第5スタンド5の圧延潤滑剤の使用不使用を変更する際には、タイミング指示装置30から、板厚変更点が第5スタンド5に到達した通知を受けたタイミングで、潤滑剤供給手段5eによる圧延潤滑剤の使用不使用を変更する。このようにすることで、第5スタンド5の板厚目標値の変更開始タイミングと圧延潤滑剤の使用不使用の変更タイミングとを合わせることができる。同様に、第6スタンド6の圧延潤滑剤の使用不使用を変更する際には、板厚変更点が第6スタンド6に到達した通知をタイミング指示装置30から受けたタイミングで、潤滑剤供給手段6eによる圧延潤滑剤の使用不使用を変更し、第7スタンド7の圧延潤滑剤の使用不使用を変更する際には、板厚変更点が第7スタンド7に到達した通知をタイミング指示装置30から受けたタイミングで、潤滑剤供給手段7eによる圧延潤滑剤の使用不使用を変更する。
第5スタンド5から第7スタンド7に共通する板厚目標値変更時間Tは、小さすぎると板厚目標値の変更レートが速くなりすぎ、板厚制御の追従遅れによって圧下位置の変更とロール速度の変更とがミスマッチとなり、張力が変動する。また、大きすぎると板厚の変更にかかる時間が長くなるので、板厚が本来得たい変更後の板厚目標値に一致していない部分が長くなる。したがって、板厚目標値変更時間Tは、板厚制御の追従遅れが問題とならない範囲で最小となるように決定し、ロール速度の変更開始から終了までの時間も板厚目標値変更時間Tに合わせることが望ましい。例えば、第nスタンドの板厚目標値に対する板厚制御の追従遅れ時間をtnとすると、板厚目標値をΔhn/Tの変更レートで変更する際の板厚制御誤差は(Δhn/T)・tnであるので、板厚変更をおこなう第5スタンド5から第7スタンド7の全ての板厚制御誤差が予め定めておいた既定値α以下になるように、下式(1)で板厚目標値変更時間Tを決定する。
T=max Δhn・tn/α 式(1)
また、第5スタンド5から第7スタンド7の圧延潤滑剤の使用不使用を変更する際には、その変更によって生じる摩擦係数変化に要する時間と上記式(1)の長い方を板厚目標値変更時間Tとする。
図2は、本発明の熱延鋼板の製造装置100の形態を簡略化して示す図である。図2では、複数のスタンド1〜7を備えたタンデム仕上圧延機10の上流側に配設される粗圧延機や、冷却装置70の下流側に配設される巻き取り機のほか、図1に示した圧下位置制御装置1c〜7c、速度制御装置1d〜7d、潤滑剤供給手段5e〜7e、板厚制御装置11〜17、板厚目標値変更時間決定装置18、速度指令装置20、及び、タイミング指示装置30の記載も省略しており、タンデム仕上圧延機10も簡略化して示している。図2において、被圧延材8は紙面左側から右側へと移動する。図2に示すように、本発明の熱延鋼板の製造装置100は、複数のスタンド1〜7を具備するタンデム仕上圧延機10と、該タンデム仕上圧延機10の下流側に隣接して配設された冷却装置40と、を備えている。製造装置100では、例えば、タンデム仕上圧延機10を構成するスタンド1〜7のうち、下流側の3つのスタンド5〜7で圧下率が30%以上の高圧下圧延を行った後、当該3つのスタンド5〜7のうち最も下流側に配設されているスタンド7による仕上圧延が終了してから0.2秒以内に、冷却装置40を用いて、600℃/s以上(好ましくは1000℃/s以上)の冷却速度で被圧延材8を急冷する。このようにすることで、超微細粒鋼を製造することが可能になる。そして、製造装置100には、タンデム仕上圧延機10が備えられているので、超微細粒鋼を製造する際に必要となる板厚の変更や圧延潤滑剤の使用不使用の変更時に、被圧延材8の張力変動を抑制することができる。そのため、本発明によれば、超微細粒鋼の製造時に板寄りや板破断などの圧延トラブルを防止することが可能な、熱延鋼板の製造装置100を提供することができる。
本発明をシミュレーションの結果を参照しながら、より具体的に説明する。
<シミュレーション1>
板厚32mm、板幅1000mmの粗バーを、表1のドラフトスケジュールで圧延潤滑剤を使用せずにタンデム仕上圧延している最中に、第5スタンド5から第7スタンド7の板厚を変更し表2のドラフトスケジュールに変更するシミュレーションをおこなった。なお、表2のドラフトスケジュールは、超微細粒鋼の製造を目的としたドラフトスケジュールであり、圧延潤滑剤を使用しない場合に相当する。
表1及び表2並びに後述する表3において、第1〜第7は、第1スタンド1〜第7スタンド7を意味している。
本発明にかかるタンデム仕上圧延機の動作制御方法を適用した場合(実施例1)の圧延状態を図3に示す。時間0において板厚変更点を第5スタンド5に作成して第5スタンド5の板厚目標値の変更とロール速度変更を開始し、その板厚変更点が第6スタンド6に到達したときに第6スタンド6の板厚目標値の変更とロール速度変更を開始し、さらに第7スタンド7に到達したときに第7スタンド7の板厚目標値の変更とロール速度変更を開始するようにした。板厚目標値変更時間とロール速度変更に要する時間は第5スタンド5から第7スタンド7まで、全て3秒に一致させた。
比較例として、板厚目標値の変更を、制御目標値を変更するときに一般的におこなわれているように、変更レートが一定になるように実施した場合(比較例1)の圧延状態を図4に示す。変更レートは板厚変更量の最も大きい第7スタンド7の変更レートが図3と等しくなるように0.1mm/sとした。この場合、第5スタンド5から第7スタンド7の板厚目標値変更時間は一致せず、第5スタンド5の変更時間が1.98秒、第6スタンド6の変更時間が2.83秒、第7スタンド7の変更時間が3.00秒となり、変更量の小さいスタンドほど変更時間が短くなった。
図3に示すように、本発明にかかるタンデム仕上圧延機の動作制御方法を適用した場合、張力はほぼ一定に制御されており変動は微少に抑えられている。一方、図4に示すように、比較例では大きく張力が変動しており、特に上流スタンドの板厚変更過程中の板厚変化が移送されてきて外乱となる第6、第7スタンドで顕著であった。第7スタンド7の入側張力は無張力となる時間帯もあり、板寄りが発生して圧延が継続できない可能性が高い。これに対し、本発明の動作制御方法では、第5スタンド5から第7スタンド7の板厚目標値を変更している部位が粗バー上で完全に一致しているので、上流スタンドで生じた板厚変化が下流スタンドに与える影響を抑制することができ、張力変動を抑制することができた。
<シミュレーション2>
表1のドラフトスケジュールから、第5スタンド5から第7スタンド7の板厚を変更するとともに、第5スタンド5から第7スタンド7の圧延潤滑剤の使用を開始して表3のドラフトスケジュールに変更するするシミュレーションをおこなった。ワークロールと被圧延材との間の摩擦係数は、圧延潤滑剤の使用開始から一定レートで変化し始め、3秒後に変化が終了すると仮定した。なお、表3のドラフトスケジュールは、超微細粒鋼の製造を目的としたドラフトスケジュールであり、圧延潤滑剤を使用する場合に相当する。
本発明にかかるタンデム仕上圧延機の動作制御方法を適用した場合(実施例2)の圧延状態を図5に示す。第5スタンド5から第7スタンド7の圧延潤滑剤の使用開始タイミングは当該スタンドの板厚目標値の変更開始タイミングに合わせ、第5スタンド5から第7スタンド7の板厚目標値変更時間は、摩擦係数の変化に要する時間である3秒に一致させた。
比較例として、第5スタンド5から第7スタンド7の圧延潤滑剤の使用を一斉に開始した場合の圧延状態を図6及び図7に示す。図6は、第5スタンド5の板厚目標値の変更開始とともに一斉に圧延潤滑剤の使用開始を開始した場合(比較例2)の圧延状態を示す図であり、図7は第7スタンド7の板厚目標値の変更開始とともに一斉に圧延潤滑剤の使用開始を開始した場合(比較例3)の圧延状態を示す図である。また、別の比較例として、第5スタンド5から第7スタンド7の板厚目標値変更時間を摩擦係数の変化に要する時間である3秒よりも短い2秒とした場合(比較例4)の圧延状態を図8に示す。
図5に示すように、本発明にかかるタンデム仕上圧延機の動作制御方法を適用した場合、張力はほぼ一定に制御され、変動は微少に抑えられた。一方、図6〜図8に示すように、比較例では非常に大きく張力が変動している。これは、本発明では、各スタンド5〜7の板厚目標値の変更開始タイミングと圧延潤滑剤の使用開始タイミングとを合わせ、圧延潤滑剤の使用開始による摩擦係数の変化時間より板厚目標値変更時間を長くすることにより、圧延荷重変動が抑制されているためである。
以上より、本発明によれば、板厚変更の影響を受けるスタンド間張力の変動を抑制できる。また、板厚変更とともに圧延潤滑剤の使用不使用の変更をおこなう場合は、圧延荷重変動を抑制でき、超微細粒鋼の製造時においてもスタンド間張力の変動を抑制できる。したがって、本発明によれば、板寄りや板破断などの圧延トラブルを防止することができる。
本発明は、超微細結晶粒を有する熱延鋼板の製造等に用いることができる。
1…第1スタンド
2…第2スタンド
3…第3スタンド
4…第4スタンド
5…第5スタンド
5e…潤滑剤供給手段
6…第6スタンド
6e…潤滑剤供給手段
7…第7スタンド
7e…潤滑剤供給手段
8…被圧延材
10…タンデム仕上圧延機
11〜17…板厚制御装置
18…板厚目標値変更時間決定装置
20…速度指令装置
30…タイミング指示装置
40…冷却装置
100…熱延鋼板の製造装置

Claims (8)

  1. N個(Nは2以上の整数)のスタンドを備えるタンデム仕上圧延機で1本の被圧延材を圧延している最中に、第mスタンド(mは1以上N−1以下の整数)から第Nスタンドにおける板厚目標値が変更される、タンデム仕上圧延機の動作を制御する方法であって、
    前記第mスタンドから前記第Nスタンドに共通する板厚目標値変更時間を定め、
    第nスタンド(nはm以上N以下の整数)の板厚変更量と前記板厚目標値変更時間とから、前記第nスタンドの板厚目標値の変更レートを求め、
    前記被圧延材の板厚変更点が前記第nスタンドに到達すると同時に前記変更レートで前記第nスタンドの板厚目標値の変更を開始し、
    前記板厚目標値変更時間の経過後に板厚目標値の変更を終了し、
    少なくとも前記第nスタンドの板厚目標値の変更開始から変更終了までの時間帯において、前記第nスタンドの出側における前記被圧延材の板厚が前記板厚目標値に一致するように、前記第nスタンドの圧下位置を時々刻々修正することを特徴とする、タンデム仕上圧延機の動作制御方法。
  2. さらに、前記被圧延材を圧延している最中に、前記第mスタンドから前記第Nスタンドにおける圧延潤滑剤の使用不使用を変更する際には、前記第nスタンドの板厚目標値の変更開始タイミングと前記第nスタンドの圧延潤滑剤の使用不使用の変更タイミングとを一致させることを特徴とする、請求項1に記載のタンデム仕上圧延機の動作制御方法。
  3. 板厚目標値変更時間は、前記圧延潤滑剤の使用不使用の変更によって生じるワークロールと前記被圧延材との間の摩擦係数の変化に要する時間以上にすることを特徴とする、請求項2に記載のタンデム仕上圧延機の動作制御方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のタンデム仕上圧延機の動作制御方法によって制御されるタンデム仕上圧延機を用いて鋼板を仕上圧延する工程を有することを特徴とする、熱延鋼板の製造方法。
  5. N個(Nは2以上の整数)のスタンドを備えるタンデム仕上圧延機で1本の被圧延材を圧延している最中に、第mスタンド(mは1以上N−1以下の整数)から第Nスタンドにおける板厚目標値が変更される、タンデム仕上圧延機であって、
    前記第mスタンドから前記第Nスタンドに共通する板厚目標値変更時間と第nスタンド(nはm以上N以下の整数)の板厚変更量とから、前記第nスタンドの板厚目標値の変更レートが求められ、
    前記被圧延材の板厚変更点が前記第nスタンドに到達すると同時に前記変更レートで前記第nスタンドの板厚目標値の変更を開始し、且つ、前記板厚目標値変更時間の経過後に板厚目標値の変更を終了する板厚制御手段と、
    少なくとも前記第nスタンドの板厚目標値の変更開始から変更終了までの時間帯において、前記第nスタンドの出側における前記被圧延材の板厚が前記板厚目標値に一致するように、前記第nスタンドの圧下位置を時々刻々修正する圧下位置制御手段と、を有することを特徴とする、タンデム仕上圧延機。
  6. さらに、前記第mスタンドから前記第Nスタンドに圧延潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段が備えられ、
    前記被圧延材を圧延している最中に、前記第mスタンドから前記第Nスタンドにおける圧延潤滑剤の使用不使用を変更する際には、前記第nスタンドの板厚目標値の変更開始タイミングと前記第nスタンドの圧延潤滑剤の使用不使用の変更タイミングとを一致させることを特徴とする、請求項5に記載のタンデム仕上圧延機。
  7. 板厚目標値変更時間は、前記圧延潤滑剤の使用不使用の変更によって生じるワークロールと前記被圧延材との間の摩擦係数の変化に要する時間以上にすることを特徴とする、請求項6に記載のタンデム仕上圧延機。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載のタンデム仕上圧延機を有することを特徴とする、熱延鋼板の製造装置。
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