JP5378885B2 - Catv伝送路の給電監視システム、方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

Catv伝送路の給電監視システム、方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、CATV伝送路に配置されたアンプなどのアクティブ機器に交流電源を供給する電源装置の状態をヘッドエンド側から遠隔的に監視するCATV伝送路の給電監視システム、方法及びプログラムに関し、特に、商用交流電源の停電によりバッテリー給電に切替えた際のシャットオフまでの補償時間を予測して配信するCATV伝送路の給電監視システム、方法、プログラム及び記録媒体に関する。
従来、CATV伝送路を構成する機器内に実装された光素子や高周波増幅素子、制御素子などのアクティブ素子を動作させるため、同軸ケーブルの導電性を利用し、電源装置から高周波信号の伝送用である同軸ケーブルへの電源重畳により、各アクティブ素子に電源を供給している。
電源装置は、CATV伝送路のヘッドエンドとノード間は導電性のない光ファイバーで接続されるので、ノード以降のCATV伝送路をグルーピングし、グループ単位に電源装置を分散配置している。
CATV伝送路に分散配置された電源装置は、商用交流電源の交流電圧(日本は100VAC、米国115VAC)を工事作業の安全性を顧慮した商用電源より低圧の30VAC〜90VACにAC−ACコンバータにより変換し、同軸ケーブルに給電している。
また商用交流電源の停電に対応するため電源装置にはバッテリーが設けられており、商用交流電源に停電が発生するとバッテリーからの給電に切替えられ、バッテリーからの直流電力をDC−ACインバータで交流電力に変換して同軸ケーブルに給電し、高信頼度のCATV伝送路を構築している。
特に、近年にあっては、プライマリ電話サービスを筆頭に、CATV伝送路による高信頼性サービスの提供が本格化しつつあり、電源装置に停電時に給電するバッテリー機構の組込みにより、「○○時間の停電補償」のように、従来の通信事業者と同程度の高信頼なネットワークをCATV伝送路で実現できるようにしている。
特開2000−152484号公報
バッテリー機構を備えた電源装置を分散配置した従来のCATV伝送路にあっては、停電発生時、対象エリアの現時点での負荷と電源装置の構成やバッテリーの容量から各電源装置に設けたバッテリーがシャットオフするまでの補償時間を把握し、補償時間の短い順に対応の優先順位が決まったら、電源装置の設置場所に急行して発電機から一時的に補償給電するなど、様々な応動措置が必要になる。
例えば加入者数が30万人規模のCATV伝送路の場合、グルーピングにより約2800台の電源装置を分散配置している。これに対し停電障害に対処するために準備している発電機は100台程度である。このため停電発生時には、バッテリー給電に切り替わった電源装置を把握し、且つ各電源装置のバッテリー補償時間を把握し、シャットオフまでの補償時間の短い順に対応の優先順位を決め、電源装置の設置場所に急行して発電機から一時的に補償給電する措置が必要になる。
しかしながら、従来の給電装置のバッテリー補償時間は、定格として与えられたバッテリー容量とグルーピングされた負荷電力から一義的に算出した補償時間を利用しているが、電源装置毎の負荷電力や構成の違いから、各電源装置の実際の補償時間を把握することが難しく、停電時に効率的で合理的な対応策を組むことが困難であり、電源装置の設置場所に急行して発電機から補償給電をする前にバッテリーがシャットオフとなり、サービスを停止してしまう恐れがある。
本発明は、分散配置された電源装置の状態をヘッドエンド側から継続的に監視し、停電などの障害発生時に各電源装置のバッテリー補償時間を正確に予測して通知するCATV伝送路の給電監視システム、方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
(システム)
本発明は、CATV伝送路の給電監視システムであって、
通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換してCATV伝送路に供給する電源供給装置と、
バッテリー電圧を含む電源供給装置の状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視部と、
通常時に、電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えた時のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理部と、
電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを状態監視部で検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、リモートテスト処理部で測定している予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測部と、
予測開始点から所定時間経過した後に、状態監視部によりバッテリー電圧を検出する毎に、予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧がシャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測部と、
静的予測部及び動的予測部で予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信部と、
を備えたことを特徴とする。
状態監視部、静的予測部、動的予測部及び障害情報配信部は、ヘッドエンド側に配置されたサーバマシンに設けられる。
リモートテスト処理部は、バッテリーがフル充電状態にあることを条件にバッテリー給電に切替えて予測開始点を検出する。
リモートテスト処理部及び静的予測部は、バッテリー給電に切替えた後のバッテリー電圧が、切替時の電圧から減少した後に下げ止まる極小点に到達し、この極小点から回復した後に継続的な減少を開始する直前の測定点を予測開始点として検出する。
静的予測部は、更に、電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを状態監視部で検出した時に、切替え時のバッテリー電圧を予測開始電圧と看做してバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を概略的に予測する。
静的予測部は、予め測定している予測開始電圧、状態監視部により予測開始点で測定された交流出力電圧と交流出力電流、及び予め定めた前記電源供給装置の所定の定数に基づいて、電源供給装置の発電容量と負荷電力を算出し、発電容量を前記負荷電力で除算して静的補償時間を算出する。
動的予測部は、多次多項式に基づいてバッテリー電圧がシャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出する。
動的予測部は、状態監視部によりバッテリー電圧を測定する毎に、測定開始点の測定バッテリー電圧、現時点の測定バッテリー電圧及び予測開始点と現時点との中間点の測定バッテリー電圧を元に、3次多項式の各項の定数を求め、各項の変数に現時点の測定バッテリー電圧を代入して、バッテリー電圧がシャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出する。
障害情報配信部は、状態監視部により電源供給装置の交流電源からバッテリーへの電源切替えを検出した際に、交流電源からバッテリー電源への切替えと静的予測部で算出された概略的な静的補償時間(シャットオフまでの概略的な残り時間)を含む障害情報を生成して配信する。
障害情報配信部は、静的予測部により予測開始点への到達を検出した際に、静的予測部で算出された静的補償時間(シャットオフまでの残り時間)を含む障害情報を生成して配信する。
障害情報配信部は、動的予測部で動的補償時間(シャットオフするまでの残り時間)を算出する毎に、算出した動的補償時間を含む障害情報を生成して配信する。
障害情報配信部は、
状態監視部によりバッテリーのシャットオフを検出した際に、シャットオフ時刻と重大故障発生メッセージを含む障害情報を生成して配信し、
その後、状態監視部により交流電源の復旧を検出した際に、復旧時刻と復旧メッセージを含む障害情報を生成して配信する。
(方法)
本発明は、CATV伝送路の給電監視方法であって、
通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換してCATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
通常時に、電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、リモートテスト処理ステップで測定している予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
予測開始点から所定時間経過した後に、状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧がシャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
を備えたことを特徴とする。
(プログラム)
本発明は、CATV伝送路の給電監視プログラムであって、コンピュータに、
通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換してCATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
通常時に、電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、リモートテスト処理ステップで測定している予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
予測開始点から所定時間経過した後に、状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧がシャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
を実行させることを特徴とする。
(記録媒体)
本発明は、CATV伝送路の給電監視プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータに、
通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換してCATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
通常時に、電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、リモートテスト処理ステップで測定している予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
予測開始点から所定時間経過した後に、状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧がシャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
を実行させるCATV伝送路の給電監視プログラムを格納したことを特徴とする。
本発明によれば、停電発生時には、バッテリー給電に切替えた後に継続的に減少を始める予測開始点のバッテリー電圧と電源装置の構成で決まる定数から、電源装置毎に固有なバッテリーがシャットオフするまでの静的補償時間を算出して配信することで、バッテリー構成や負荷などの状況に応じて、より正確な補償時間が算出され、補償時間の短い順に対応の優先順位を決め、電源装置の設置場所に急行して発電機から一時的に補償給電する措置を適切且つ迅速に行うことが可能となる。
また、バッテリーに切替えた後の補償給電中については、バッテリー電圧を所定間隔で計測し、バッテリー電圧の変化に基づきシャットオフまでの動的補償時間を逐次算出して監視しており、静的な補償時間の算出では得られない実際の負荷電力やバッテリー電圧の変化に基づいて補償時間を動的に計算してより正確な補償時間を算出することができ、補償時間の少ない電源装置を適確に把握し、シャットダウンする前に電源装置の設置場所に急行して発電機による補償給電を迅速に行うことができる。
本発明によるCATV伝送路の給電監視システムを示したブロック図 図1のヘッドエンド側に設けたサーバとCATV伝送路に設けた電源装置の実施形態を示した説明図 電源供給装置をバッテリー給電で切替えた際のバッテリー電圧の変化を出力電流をパラメータとして示したタイムチャート 図2の監視サーバによるバッテリー電圧の変化に対する予測開始点の検出と動的予測処理を示したタイムチャート 図2のサーバを実現するコンピュータのハードウェア構成を示したブロック図 図2の監視サーバによる状態監視処理を示したタイムチャート 図2の監視サーバによるバッテリー補償時間の予測を伴う監視処理を示したフローチャート 図7のステップS12におけるリモートテスト処理の詳細を示したフローチャート 図2の管理サーバによる障害メッセージ配信処理を示したタイムチャート
図1は本発明によるCATV伝送路の給電監視システムを示したブロック図であり、ヘッドエンド側と、これに続く伝送線路側の一部を示している。
図1において、ヘッドエンド20側には、監視サーバ10、管理サーバ12、クライアント14、モデム通信部18が、LANなどのネットワーク16を介して接続されている。ヘッドエンド20からは光ファイバー21が引き出され、光ノード22に接続している。光ノード22からは同軸ケーブル25−1が引き出され、同軸ケーブル25−1は加入者端末側に向かって階層的に分岐し、アクティブ素子として例えばアンプ28,30,32,34を配置している。また光ノード22から引き出された同軸ケーブル25−2にはアンプ26が接続され、別のケーブル系統に階層的に分岐している。
CATV伝送路24は所定の給電単位ごとにグループ化されている。例えば図1にあっては、光ノード22とアンプ26により給電グループG1を構成し、光ノード22に対し電源装置36−1を接続し、商用交流電源38−1からの交流電力を所定の交流電圧となる交流電力に変換してグループG1の光ノード22及びアンプ26に供給している。
またアンプ28,30,32,34で別の給電グループG2を構成している。給電グループG2については、アンプ28,30の間の同軸ケーブルに挿入した電源挿入器40に対し電源装置36−2を接続し、商用交流電源38−2からの交流電力を所定の交流電圧に変換して、給電グループG2に含まれるアクティブ素子に電源を供給している。
給電グループG1,G2の具体的なグルーピングは次のようになる。給電グループG1については、ヘッドエンド20と光ノード22との間は光ファイバー21であることから、この間は電源装置36−1からの給電電力は伝送されない。一方、アンプ26に対しては、光ノード22の分岐端子に接続した同軸ケーブル25−1を導体として、電源装置36−1からの電源が供給される。アンプ26で下り側への給電をカットするためには、アンプ26の上り側入出力端子と下り側入出力端子間に交流電源をバイパスする回路を設けないようにすればよい。この交流バイパス回路をアンプ26に設けないことによって、アンプ26の下り側に対する電源装置36−1からの電源供給が遮断できる。
給電グループG2については、アンプ36について上り側入出力端子と下り側入出力端子間に電源をバイパスする電源バイパス回路を設けているが、グループG2の上り側及び下り側の境界に位置するアンプ28,32,34には電源バイパス回路を設けないことで、グループG2の上り側及び下り側に対する電源供給を遮断するようにしている。
ヘッドエンド20側に設けている監視サーバ10は、CATV伝送路24側に設けている電源装置36−1,36−2の状態を遠隔的に監視し、商用交流電源38−1,38−2の停電により、電源装置36−1,36−2がバッテリー給電に切り替わることを検出すると、バッテリー電圧が所定のシャットオフ電圧に低下してバッテリー給電が停止するまでの補償時間を算出して管理サーバ12に通知し、管理サーバ12から電子メールなどにより電源装置36−1,36−2のシャットオフまでの補償時間の状況を通知するようにしている。
ヘッドエンド20の上位側に設けているモデム通信部18は、電源装置36−1,36−2に内蔵している後の説明で明らかにするモデム通信部との間でIP通信を行うことにより、監視サーバ10による電源装置36−1,36−2の状態監視、及び電圧や電流の測定を可能としている。モデム通信部18によるIP通信としては、SNMP(Simple Network Management Protcol)が使用される。
図2は図1のヘッドエンド側に設けたサーバと、CATV伝送路に設けた電源装置の実施形態を示した説明図である。
図2において、まずCATV伝送路24側に設けている電源装置36は、AC−ACコンバータ58、切替スイッチ60、AC−DCインバータ62、バッテリー64−1〜64−3、DC−ACインバータ66、モデム通信部68、状態測定部70及びコントローラ72を備えている。
AC−ACコンバータ58は、商用交流電源38が正常な場合、商用交流電源38からの交流電力を所定の交流電圧の交流電源に変換し、切替スイッチ60を介してCATV伝送路24の対応する給電グループに電源として供給している。商用交流電源38は、例えば日本であれば100AC、米国であれば115VACであり、AC−ACコンバータ58で変換される出力電圧はCATV伝送路24での工事作業の安全上の配慮などから、商用電源電圧よりも低い30VAC〜90VACが使われ、現状では60VACが最も普及している。
AC−ACコンバータ58は、交流電圧を変換する機能に加え、波形の再成形と安定のための回路、過電流防止回路、肥大回路などを備えている。
AC−DCインバータ62は、バッテリー64−1〜64−3を定期的に充電している。即ちコントローラ72において、バッテリー64−1〜64−3のバッテリー電圧が所定の基準電圧以下になることを判別すると、AC−DCインバータ62を起動して商用交流電源38の交流電源を直流電力に変換し、バッテリー64−1〜64−3を充電してバッテリー電圧を回復させ、常に所定のバッテリー電圧が維持できるようにしている。
DC−ACインバータ66は、商用電源38の停電によりAC−ACコンバータ58が停止したことをコントローラ72で検出して起動し、バッテリー64−1〜64−3のバッテリー電力を交流電力に変換し、このときDC−ACインバータ66側に切り替わっている切替スイッチ60を介して、CATV伝送路24にバッテリー64−1〜64−3からの補償電源を供給する。
DC−ACインバータ66を動作しているバッテリー給電に切替えた状態で、バッテリー64−1〜64−3の放電量が限界を超えると、バッテリーが深刻なダメージを受け、再充電できなくなる。このような過放電によるダメージからバッテリー64−1〜64−3を保護するため、コントローラ72はバッテリー電圧を監視し、バッテリー電圧が予め定めた電圧に低下したときに、DC−ACインバータ66をシャットオフしてバッテリー給電を停止している。
このバッテリー給電を停止する電圧をシャットオフ電圧といい、DC−ACインバータ66を起動してからシャントオフするまでの時間を、バッテリー補償時間または単に補償時間という。
電源装置36に設けた状態測定部70は、商用交流電源38の停電に伴うAC−ACコンバータ58からDC−ACインバータ66への切替えによる状態変化を検出し、モデム通信部68のIP通信により、ヘッドエンド側の監視サーバ10に状態通知を行うようにしている。また監視サーバ10からの状態値の測定要求をモデム通信部68で受けた際に、状態測定部70は、バッテリー64−1〜64−3から出力されるバッテリー電圧、切替スイッチ60を介してCATV伝送路24に供給される交流出力電圧及び交流出力電流のそれぞれを測定し、状態測定値として監視サーバ10に応答送信する。
またコントローラ70はモデム通信部68で受信した外部からのリモートテストのコマンドによって、AC−ACコンバータ58を停止してDC−ACコンバータ66を起動し、バッテリー64−1〜64−3のバッテリー電力を交流電力に変換し、DC−ACインバータ66側に切り替わっている切替スイッチ60を介して、CATV伝送路24にバッテリー64−1〜64−3から供給するバッテリー給電に切替えることができる。
一方、ヘッドエンド側に設けた管理サーバ44は、コンピュータによるプログラムの実行で実現される機能として、状態監視部42とバッテリー補償時間予測部44を備えている。バッテリー補償時間予測部44にはリモートテスト部45、静的予測部46及び動的予測部48が設けられている。
また監視サーバ10の上位に設けられた管理サーバ12には、メインデータベース50、ログデータベース52、情報管理部54及びメール処理部56が設けられている。なお、本実施形態にあっては、監視サーバ10と管理サーバ12に分けてサーバマシンを設けているが、1台のサーバマシンに各機能を設けても良い。
ここで本実施形態におけるバッテリー補償時間の予測について説明する。図3は、電源供給装置36をバッテリー給電に切替えた際のバッテリー電圧の時間変化を出力電流をパラメータとして示した測定結果のタイムチャートである。
図3の測定特性時刻t0でAC−ACコンバータ57による交流電源供給からDC−DCコンバータ66によるバッテリー給電に切替えたとする。このバッテリー給電への切替点82の電圧はバッテリー給電に伴い減少した後に下げ止まる極小点84に到達し、その後、電圧が回復した後に電圧が継続的に減少を始め、この継続的減少を始める直前の測定点を予測開始点86としている。その後、電圧が減少して放電終了点(EOD:End of Battery Discharge)88のシャットオフ電圧に達すると、DC−DCコンバータ66をシャットオフする。
ここで特性76,78,80,82は、特性74に対し負過電流を低下させた場合の測定結果であるが、いずれの特性についても、バッテリー給電を開始する切替点82、極小点84、測定点86は略一致しており、測定点86以降について負荷電流に応じた減少割合の変化が生じている。
図4は図3の測定特性74を対象とした本実施形態によるバッテリー補償時間の静的予測と動的予測を示している。
本実施形態のバッテリー補償時間の予測にあっては、バッテリー電圧が切替点82から減少して極小点84に到達した後に回復し、その後に継続的に減少を始める直前の測定点を予測開始点と定義する。
バッテリー電圧の変化から予測開始点86が検出された場合には、図2の監視サーバ44の静的予測部46によりバッテリー補償時間Tpの静的予測を行う。静的予測部46は、電源供給装置36の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを状態監視部42で検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の変化から予測開始点88への到達を検出し、リモートテスト部45で予め測定している予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する放電終了点88のシャットオフ電圧に低下するまでの残り時間である静的補償時間Tpを予測する。
即ち、監視サーバ10に設けた状態監視部42は、CATV伝送路24に配置されている複数の電源装置からSNMPに従って高速で状態情報を収集するポーリングを行っており、図示の電源供給装置36で商用交流電源38の停電が発生して、AC−ACコンバータ58からDC−ACインバータ66によるバッテリー給電への切替えを認識すると、バッテリー補償時間予測部44を起動し、バッテリー補償時間予測処理を実行させる。
これに先立ち、バッテリー補償時間予測部44に設けたリモートテスト部45は、商用交流電源38が正常に得られている通常状態で、例えば1日1回、所定の設定時刻に達した時にリモートテストコマンドを送信し、電源供給装置36をバッテリー64−1〜64−3からの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理を実行している。
リモートテスト部45による測定開始点の検出は、静的予測部46による測定開始点の検出と同じであり、図4に示したように、切替点82の電圧から減少した後に下げ止まる極小点84に到達し、極小点84から回復した後に継続的な減少を開始する直前の測定点を予測開始点86として検出する。
また、リモートテスト部45によるリモートテストの実行は、バッテリーがフル充電状態にあることを条件とする。バッテリーがフル充電にない状態でリモートテストを実行すると、バッテリー電圧が低めに検知され、予測開始点を正確に検出できなくなる。バッテリーがフル充電にあるか否かの判定は、リモートテスト実行前の例えば20時間の交流商用電源の停電による放電履歴を調べ、放電履歴が設定時間内にあった場合は、フル充電にないと判定してリモートテストをキャンセルする。
静的予測部46は、リモートテスト部45で予め測定している予測開始電圧Es、状態監視部42により予測開始点86で測定されたAC出力電圧EACとAC出力電流IAC、及び予め定めた電源供給装置36の所定の定数に基づいて、電源供給装置36の発電容量Qと負荷電力Pを算出し、発電容量Qを負荷電力Pで除算して静的補償時間Tpを算出する。
即ち、予測開始点のバッテリー電圧である予測開始電圧Esに基づく静的なバッテリー補償時間Tpは次式で与えられる。
Tp=60Q/P (分) (1)
但し、
Q: インバータ動作開始からシャットオフまでの電源装置の発電容量(Wh)
P: 総合負荷(W)
また、(1)式の発電容量Qは次式で与えられる。
Q={0.5(Es+En)/Ea}・m・n・Qb (2)
但し、
m: 電源装置当たりのストリング数(本)
n: ストリング当たりのバッテリー数(個)
Es: 予測開始点のバッテリー電圧(V)
Ep: シャットオフ動作時のバッテリー電圧(V)
Qb:バッテリー発電容量
なお、ストリング数とはバッテリーの直列接続系統の数をいう。
(2)式で与えられる発電容量は環境温度により変動する。バッテリーの環境温度は概ね0〜50℃であり、25℃の発電容量を基準にすると、それより高い温度では発電容量が増加し、それより低い温度になると発電容量が低下する。環境温度0〜50℃における発電容量の変動は10%程度であり、温度変化に対する発電容量の変化率が予め求まる。
本実施形態にあっては、状態監視部42による電源供給装置36のポーリングで環境温度を測定して保存している。
(1)式の総合負荷Qは、インバータやモデム通信部の消費電力を含めた電源装置36の負荷であり、次式で与えられる。
P=EAC・ΣIAC(pf/ef)+Ph+Pi (3)
但し、
AC:交流出力電圧(V)
AC:交流出力電流(A)
pf:力率
ef:インバータの効率
Ph:モデム通信部の消費電力(W)
Pi:インバータの消費電力(W)
更に(2)式のバッテリー発電容量Qbは次式で与えられる。
Qb=Qc+β・Iaγ (4)
但し
Qc:バッテリー発電容量(定格値)(Wh)
β :電流によるバッテリー発電容量変化の補正係数
γ :バッテリーの特性による補正係数
(1)〜(4)式にあっては、バッテリー給電開始時のバッテリー電圧Es以外は電源装置36の構成及び使用しているバッテリー46−1〜46−3によって固定的に決まる定数であり、これらの定数を電源装置毎に予め準備してメインデータベース50に保存しておくことで、インバータ動作開始のバッテリー電圧Esを測定して静的なバッテリー補償時間Tpを算出することができる。
ここで、前記(1)〜(4)式で使用される測定値としてのバッテリー電圧Es、AC出力電圧EAC、AC出力電流IAC以外の定数については、管理サーバ12のメインデータベース50に電源装置36ごとに予め格納されており、この電源装置36ごとの定数のメインデータベース50に対する設定は、クライアント14を使用してシステム構築時に行われる。
静的予測部46は、バッテリー給電に切替えた後に、図4に示した極小点84を通って予測開始点86に至るバッテリー電圧の変化を検出できなかった場合、電圧が下げ止まった後に例えば2回ポーリングを行っても上昇傾向がみられなかった場合、その時点を予測開始点と看做して静的補償時間を計算する。また、所定の観察期間を経過しても、極小点84から予測開始点86に至る変化が見られない場合は、観察期間を経過した時点を予測開始点と看做して静的補償時間を計算する。この処理は、リモートテストの場合も同じである。
更に、本実施形態の静的予測部46は、電源供給装置36での商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替える切替点82を状態監視部45で検出した時に、切替点82のバッテリー電圧Eiを測定開始点86の予測開始電圧Esと看做して(2)式の発電容量Qを求めて(1)式からバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間Tpを概略的に予測する。
これは商用交流電源の停電でバッテリー給電に切り替わった時から、現場での障害対応業務が開始され、予測開始点が検出されるまでには、最大で30分前後のタイムラグがある。そこで、その間に、障害を起こした電源供給装置の優先順位付け、これに基づく作業人員への作業オーダー割り当てなどの計画と通知を行う。このとき、静的予測部46が概略的な静的補償時間Tpを予測することで、障害を起こした電源供給装置の優先順位付けの根拠が与えられ、より円滑に障害対応の計画を組むことを可能とする。
静的予測部46は測定開始点86で静的補償時間Tpを算出して出力すると、静的補償時間Tpをメモリに保存した後、状態監視部42によるポーリング毎に、ポーリング周期をΔTとすると、次式により静的補償時間Tpを更新する。
Dp=Dp−ΔT (5)
これにより時間の経過に伴い静的補償時間Tpは順次減少していくことになる。
動的予測部48は、静的補償時間Tpから動的補償時間の計算を開始するまでの計算待ち時間Tcを求めて監視する。計算待ち時間Tcは例えば静的補償時間の30%の時間、即ち
Tc=0.3Tp
として設定される。なお、計算待ち時間Tcを決める静的補償時間の割合は任意に決めることができる。
図4の特性74について時刻t1の予測開始点86から計算待ち時間Tcを経過した時刻t2の計算開始点90への到達を検出すると、動的予測部48による動的補償時間Tpの予測が行われる。動的予測部48は、多次多項式に基づいてバッテリー電圧Esがシャットオフ電圧Epに低下するまでの動的補償時間Tpを算出する。
測定開始点82から放電終了点88までの特性曲線を放物線で近似する場合、近似式は、
y=a+am−1+・・・・+ax+am+1
の多次多項式で与えられる。
図4の特性74は放電終了点88の近傍で電圧が急激に落ち込み、2次関数による近似では、この落ち込みの再現は困難であり、一方、4次以上の関数を適用するほどの複雑性も見られないことから、本実施形態にあっては、次の3次の関数の近似式とすることが望ましい。
y=a+a+ax+a
ここでy=Tp,x=Esとなることから、近似式は
Tp=aEs+aEs+aEs+a (6)
となる。
計算開始点90における予測計算は、測定開始点86の測定開始電圧Es1、計算開始点の電圧Es3及び計算待ち時間Tcの半分のTc/2の電圧Es2の3点の電圧を元に、最小自乗法により(6)式の定数a1,a2,a3,a4を求めて補償時間Tpを計算する。
ここで測定開始点86の測定開始電圧Es1は固定であるが、計算開始点の電圧Es3及び中間点の電圧Es2は、ポーリングのたびに変化することから、動的予測部48は計算開始点90以降、状態監視部42のポーリングにより電源供給装置36のバッテリー電圧Esが測定される毎に、3点の電圧から最小自乗法により(6)式の定数a1,a2,a3,a4を求め、測定電圧Esを代入して補償時間Tpを計算する。
次に管理サーバ12による障害配信処理を説明する。管理サーバ12のメール処理部56は障害情報配信部として機能し、監視サーバ10の静的予測部46及び動的予測部48で予測されたバッテリー補償時間Tpを含む障害情報を生成して配信する。
この配信処理は次のようになる。
(1)状態監視部42により電源供給装置36の交流電源からバッテリーへの電源切替えを検出した際に、バッテリー電源への切替えと静的予測部46で算出された概略的な静的補償時間(シャットオフまでの概略的な残り時間)を含む障害情報を生成してメール配信する。
(2)予測開始点への到達を検出した際に、静的予測部46で算出された静的補償時間(シャットオフまでの残り時間)を含む障害情報を生成してメール配信する。
(3)動的予測部48で動的補償時間(シャットオフまでの残り時間)を算出する毎に、算出した動的補償時間を含む障害情報を生成してメール配信する。
(4)状態監視部42によりバッテリーのシャットオフを検出した際に、シャットオフ時刻と重大故障発生メッセージを含む障害情報を生成してメール配信する。
(5)状態監視部42により商用交流電源の復旧を検出した際に、復旧時刻と復旧メッセージを含む障害情報を生成してメール配信する。
勿論、メール配信に加え、クライアント14に各タイミングで障害情報を送信表示しても良い。
図5は図2の監視サーバ10及び管理サーバ12に使用するコンピュータのハードウェア環境を示したブロック図である。
図5のコンピュータにおいて、CPU100のバス102には、RAM104、ROM106、ハードディスクドライブ108、キーボード112,マウス114,ディスプレイ116を接続するデバイスインタフェース110、及びネットワークアダプタ118が接続される。
ハードディスクドライブ108には本実施形態による状態監視プログラム及びバッテリー補償時間予測プログラムが、コンピュータ読取可能な記録媒体であるCD−ROMなどからローディングしており、コンピュータを起動すると、ROM106のBIOSによるブートアップでOSがRAM104に読出し配置され、続いて、OSの実行によりハードディスクドライブ108から本実施形態の状態監視プログラム及びバッテリー補償時間予測プログラムがハードディスクドライブ108から読み出されてRAM52に配置され、CPU100により実行される。ハードウェア構成は、管理サーバ12やクライアント14も同様である。
また、監視サーバ10及び管理サーバ12と利用者との入出力はクライアント14により行われることから、監視サーバ10及び管理サーバ12として動作するコンピュータについては、キーボード112,マウス114,ディスプレイ116及びデバイスインタフェース110を設けなくても良い。
また本発明は、図7のようなコンピュータで実現されるサーバマシンで実行されるプログラムを格納した記録媒体を提供する。ここで、記録媒体とは、CD−ROM、フロッピィディスク(R)、DVDディスク,光磁気ディスク、ICカードなどの可搬型記憶媒体やコンピュータシステムの内外に備えられたハードディスクドライブ(HDD)などの記憶装置のほか、回線を介してプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータシステム並びにそのデータベースを含むものである。
図6は図2の監視サーバ10に設けた状態監視部42による電源供給装置36の状態監視処理を示したフローチャートである。図6において、状態監視処理は、まずステップS1でCATV伝送路網24に設けている複数の電源供給装置36に予め設定しているアドレスについて、アドレスAの初期化、例えばA=1を行った後、アドレスA=1の電源供給装置に対し、ステップS2でポーリングによりバッテリー電圧、AC出力電圧、AC出力電流、温度及びステータスなどの状態を取得する。
ステップS2で取得した各種の状態情報は、ステップS3で管理サーバ12のログデータベース52に保存されると同時に、ステータスなどの必要な情報についてはバッテリー補償時間予測部44に出力する。
続いてステップS4で最終アドレスか否か判別し、最終アドレスでなければ、ステップS5でアドレスを1つ増加して、再びステップS2で次のアドレスに対するポーリングにより状態を取得する処理を繰り返す。ステップS4で最終アドレスが判別されると、ステップS1に戻ってアドレス初期化を行った後、ステップS2からのポーリングを繰り返す。
このような状態監視処理による状態情報を取得するためのポーリング周期は、本実施形態にあっては、例えば1つの電源供給装置36について約1分周期で状態情報が取得され、ログデータベース52に格納されている。
図7は図2の監視サーバ10のバッテリー補償時間予測部44による予測処理を伴う監視処理を示したフローチャートである。図7において、監視サーバ10は、ステップS11で予め定めたリモートテストのタイミングか否かを判別している。
リモートテストのタイミングは、監視サーバ10の監視対象としている複数の電源供給装置につき、1日1回の予め定めた時刻の到達でリモートテストのタイミングを判別するようにしている。ステップS11でリモートテストのタイミングが判別されると、ステップS12に進み、リモートテストを実行する。
図8は図7のステップS12におけるリモートテストの詳細を示したフローチャートである。図8において、リモートテストは、ステップS31でテスト対象とする電源供給装置がフル充電状態にあるか否かチェックする。フル充電状態か否かは、商用交流電源の停電に伴うインバータ切替えが過去例えば20時間以内に発生しているか否かで判別し、フル充電でない場合にはリモートテストは行わない。
過去20時間以内にインバータ切替えによるバッテリー給電が行われていなければ、バッテリーはフル充電状態にあるものと判別してステップS30に進み、コントローラ72がモデム通信部68で受信したリモートコマンドに基づき、DC−ACコンバータ66の動作に切り替えると共に、切替スイッチ60をDC−ACコンバータ66側に切り替え、バッテリー64−1〜64−3からの給電を開始する。
このバッテリー給電への切替状態において、図6に示した状態監視処理によるポーリングによりバッテリー電圧がポーリング周期ごとに取得されており、ステップS33にあっては、図4に示したようなバッテリー給電への切替点82からバッテリー電圧が低下し、その後、下げ止まって回復する際の極小点84の検出を監視しており、極小点84を検出すると、ステップS34に進み、極小点84を過ぎてバッテリー電圧が回復した後に継続的に減少を開始する直前の予測開始点86の検出を判別している。
ステップS34で予測開始点の検出が判別されると、ステップS35で予測開始電圧Esとして保存し、実際の商用交流電源の停電によりバッテリー給電に切り替えた際の静的補償時間の算出処理に、リモートテストで取得した予測開始電圧Esを用いることになる。
再び図7を参照するに、ステップS12でリモートテストが終了したならば、ステップS13でDC−ACインバータ66への切替えの有無、即ち商用交流電源の停電によるバッテリー給電への切替えの有無を判別している。
DC−ACコンバータ66の切替えが判別されると、ステップS14に進み、静的予測部46でバッテリー補償時間Tpを概略的に計算して出力する。このバッテリー補償時間Tpの概略計算は、図4に示したバッテリー給電の切替点82で取得したバッテリー電圧Eiを予測開始点86の予測開始電圧Esと見なして、前記(1)〜(4)式により概略的なバッテリーシャットオフまでの補償時間Tpを計算して出力する。
この概略的なバッテリー補償時間Tpが出力されることで、商用交流電源の停電に伴うバッテリー給電開始直後に概略的なバッテリー補償時間Tpを根拠に、障害を起した電源供給装置の優先順位付けや、これに基づく作業順位の割当を決めるバーコードの計画通知を円滑に行うことができる。
続いてステップS15で予測開始点の検出の有無を判別している。この予測開始点の検出の有無は、図8に示したリモートテストの際の予測開始点の検出と同じであり、まず切替直後の極小点の検出を判別し、これに続いてバッテリー電圧が回復した後に継続的に減少を開始する変化を生じた場合に、その直前を予測開始点として検出することになる。
ステップS15で予測開始点の検出が判別されると、ステップS16に進み、静的バッテリー補償時間Tpを前記(1)〜(4)式から計算して出力する。この静的バッテリー補償時間Tpの算出に際しては、図6の状態監視処理で取得している24時間分の温度データに基づく発電容量Qの温度補正を行って、より正確な静的バッテリー補償時間Tpを計算するようにしている。
続いてステップS17でポーリングの有無をチェックしており、ポーリングを判別すると、ステップS18に進み、ステップS16で算出した補償時間Tpを(5)式により更新して出力する。即ち、現時点の補償時間Tpからポーリング周期ΔTを差し引いた時間を新たな補償時間Tpとして更新して出力する。
続いてステップS19で、ステップS16で算出した静的バッテリー補償時間Tpのたとえば30%として設定された計算待ち時間Tcの経過の有無を判別しており、計算待ち時間Tcの経過を判別するまで、ステップS17,S18によるポーリング応答の補償時間の更新を繰り返している。
ステップS19で計算待ち時間Tcの経過が判別されると、ステップS20に進み、動的予測部48によりバッテリー補償時間Tpを計算して出力する。この動的バッテリー補償時間Tpの計算は、図4に示したように、計算開始点90となる計算待ち時間Tcを経過した時点で、予測開始点86の予測開始電圧、計算開始点90の検出電圧、更に両者の中間点92の電圧の3点の電圧を基に、最小自乗法により(6)式から定数a1〜a4を求め、これに計算開始点90の検出電圧Esを代入することで、シャットオフとなる放電終了点88までのバッテリー補償時間Tpを計算して出力する。
続いてステップS21でポーリングか否か判別し、ポーリングであれば、ステップS22でステータス情報としてャットダウンが取得されたか否かを判別し、シャットダウンでなければ、ステップS20に戻り、ポーリングごとに動的バッテリー補償時間Tpを計算して出力する処理を繰り返す。
ステップS22でシャットダウンが判別されると、ステップS23に進み、ACラインの復旧の有無を判別しており、ACラインの復旧が判別されると再びステップS11に戻り、通常時におけるリモートテストの処理を繰り返すことになる。
図9は図2の管理サーバ12による障害メッセージ配信処理を示したフローチャートである。図9において、障害メッセージ出力処理は、ステップS41でDC−ACインバータの切替えの有無を判別しており、商用交流電源の停電に伴い、DC−ACインバータ66への切替えを判別すると、ステップS42に進み、ACラインの停電とバッテリー給電切替時に算出された概略的なバッテリー補償時間を内容とするメールを作成して、CATV伝送路を管理している管理部門の担当者や、障害発生時に発電機を設置する作業を行う作業者などの保有するパーソナルコンピュータや携帯端末にメールを送信する。
ステップS42で送信するメールとしては、例えば「14:00に電源装置−ABCのACラインがダウンしてインバータ切替え、シャットオフはバッテリーフル充電を条件として凡そ4時間後、バッテリー状態は現在チェック中であり、更に正確な予測が行われる」とした内容のメールを送信する。
このバッテリー給電開始時に送信される概略的なバッテリー補償時間の内容を持つメール配信を受けた担当者は、障害対応業務として、障害を起こしている電源供給装置の優先順位付けや、これに基づく作業順位の割当計画の作成通知を円滑に進めることができる。
続いてステップS43でバッテリー給電を開始した後の予測開始点の検出の有無を判別しており、予測開始点の検出を判別すると、ステップS44に進み、予測開始点の検出で算出されたシャットオフまでの静的バッテリー予測時間を含むメールを作成して、担当者の端末機器に配信する。このステップS44で配信するメールとしては、例えば「電源装置−ABCのシャットオフ処理は、概ね3時間45分後」とした内容のメールを送信する。
続いてステップS45で予め設定したアラートタイミング例えばシャットオフまでの残り時間2時間に予測時間が達したか否かを判別しており、予測時間がアラートタイミングとなる2時間に達すると、ステップS46に進み、シャットオフまでの補償時間が2時間となったことを通知する。具体的には、ステップS46にあっては「電源装置−ABCのシャットオフプロセスは今から2時間後に開始される。」とした内容のメールを送信する。
続いてステップS47で動的バッテリー補償時間の計算が行われた否かを判別しており、動的バッテリー補償時間の計算が行われて補償時間が出力されると、ステップS48でシャットオフまでの残り時間をメール送信により担当者に通知する。ステップS48のメールにあっては、例えば「電源装置−ABCは16:32にシャットオフ、影響を受ける顧客を調査せよ。」とした内容のメールを送信する。
ステップS47,S48の動的バッテリー補償時間の計算結果の通知は、ステップS49でシャットオフが判別するまで繰り返されており、ポーリング周期ごとに送信されるメール内容から1分単位でシャットオフまでの残り時間が順次通知され、残り時間ゼロでシャットオフを知ることができる。なお、シャットオフは、予測補償時間には若干のずれがあることから、ポーリングによる取得したステータス情報から判別しても良い。
ステップS49でシャットオフが判別されると、ステップS50に進み、ACラインの復旧の有無を判別している。ACラインの復旧を判別すると、ステップS51に進み、ACライン復旧を通知するメールを送信する。例えば「ACラインが16:35にリ・スタート」とした内容のメールを送信する。もちろんステップS41〜S51の障害メッセージ出力処理におけるメールの内容は必要に応じて適宜の内容を決めることができる。
なお本実施形態における管理サーバ12にあっては、図9に示した障害メッセージの出力処理によるメール送信によるバッテリー補償時間の通知と併せて、メインデータベース50に対する電源供給装置36の状態やバッテリー補償時間の格納を通じ、クライアント14に対しリスト形式などにより、バッテリー給電を行っている多数の電源供給装置の状態、シャットオフまでの予測補償時間などを表示して、障害発生に対する対応処理を適切に管理運用させるように表示することができる。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、また上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の要旨をまとめて列挙すると次のようになる。
(要旨)

(要旨1)(システム)
通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、前記商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換して前記CATV伝送路に供給する電源供給装置と、
バッテリー電圧を含む前記電源供給装置の状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視部と、
通常時に、前記電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理部と、
前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視部で検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、前記リモートテスト処理部で測定している前記予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測部と、
前記予測開始点から所定時間経過した後、前記状態監視部によりバッテリー電圧を検出する毎に、前記予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測部と、
前記静的予測部及び動的予測部で予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信部と、
を備えたことを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨2)(サーバ機能)
要旨1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記状態監視部、静的予測部、動的予測部及び障害情報配信部は、ヘッドエンド側に配置されたサーバマシンに設けられたことを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨3)(フル充電でのリモートテスト)
要旨1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記リモートテスト部は、前記バッテリーがフル充電状態にあることを条件にバッテリー給電に切替えて予測開始点を検出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨4)(予測開始点の検出)
要旨1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記リモートテスト部及び静的予測部は、バッテリー給電に切替えた後のバッテリー電圧が、切替時の電圧から減少した後に下げ止まる極小点に到達し、前記極小点から回復した後に継続的な減少を開始する直前の測定点を予測開始点として検出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨5)(概略的な静的予測)
要旨1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記静的予測部は、更に、前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視部で検出した時に、切替え時のバッテリー電圧を前記予測開始電圧と看做してバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を概略的に予測することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨6)(静的予測の詳細)
要旨1又は5記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記静的予測部は、前記予め測定している予測開始電圧、前記状態監視部により前記予測開始点で測定された交流出力電圧と交流出力電流、及び予め定めた前記電源供給装置の所定の定数に基づいて、前記電源供給装置の発電容量と負荷電力を算出し、前記発電容量を前記負荷電力で除算して前記静的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨7)(多次多項式による動的時間予測)
要旨1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記動的予測部は、多次多項式に基づいてバッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨8)(3次多項式による動的時間予測)
要旨7記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記動的予測部は、前記状態監視部によりバッテリー電圧を測定する毎に、前記測定開始点の測定バッテリー電圧、現時点の測定バッテリー電圧及び予測開始点と現時点との中間点の測定バッテリー電圧を元に、3次多項式の各項の定数を求め、各項の変数に現時点の測定バッテリー電圧を代入して、前記バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨9)(バッテリー切替時の配信情報)
要旨5記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記障害情報配信部は、前記状態監視部により前記電源供給装置の交流電源からバッテリーへの電源切替えを検出した際に、交流電源からバッテリー電源への切替えと前記静的予測部で算出されたシャットオフまでの概略的な静的補償時間を含む障害情報を生成して配信することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨10)(予測開始点検出時の配信情報)
要旨1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記障害情報配信部は、前記静的予測部により前記予測開始点への到達を検出した際に、前記静的予測部で算出されたシャットオフまでの静的補償時間を含む障害情報を生成して配信することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨11)(動的予測による残り時間の配信)
要旨1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記障害情報配信部は、前記動的予測部でシャットオフまでの動的補償時間を算出する毎に、前記動的補償時間を含む障害情報を生成して配信することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨12)(シャットオフから復旧までの情報配信)
要旨1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記障害情報配信部は、
前記状態監視部によりバッテリーのシャットオフを検出した際に、シャットオフ時刻と重大故障発生メッセージを含む障害情報を生成して配信し、
その後、前記状態監視部により交流電源の復旧を検出した際に、復旧時刻と復旧メッセージを含む障害情報を生成して配信することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
(要旨13)(方法)
通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、前記商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換して前記CATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
通常時に、前記電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、前記リモートテスト処理ステップで測定している前記予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
前記予測開始点から所定時間経過した後に、前記状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、前記予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
前記静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
を備えたことを特徴とするCATV伝送路の給電監視方法。
(要旨14)(予測開始点の検出)
要旨13記載のCATV伝送路の給電監視方法に於いて、前記リモートテスト処理ステップ及び静的予測ステップは、バッテリー給電に切替えた後のバッテリー電圧が、切替時の電圧から減少した後に下げ止まる極小点に到達し、前記極小点から回復した後に継続的な減少を開始する直前の測定点を予測開始点として検出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視方法。
(要旨15)(静的予測の詳細)
要旨13記載のCATV伝送路の給電監視方法に於いて、前記静的予測ステップは、前記予め測定している予測開始電圧、前記状態監視部により前記予測開始点で測定された交流出力電圧と交流出力電流、及び予め定めた前記電源供給装置の所定の定数に基づいて、前記電源供給装置の発電容量と負荷電力を算出し、前記発電容量を前記負荷電力で除算して前記静的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視方法。
(要旨16)(多次多項式による動的時間予測)
要旨13記載のCATV伝送路の給電監視方法に於いて、前記動的予測ステップは、前記状態監視ステップによりバッテリー電圧を測定する毎に、前記測定開始点の測定バッテリー電圧、現時点の測定バッテリー電圧及び予測開始点と現時点との中間点の測定バッテリー電圧を元に、3次多項式の各項の定数を求め、各項の変数に現時点の測定バッテリー電圧を代入して、前記バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出する多次多項式に基づいてバッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視方法。
(要旨17)(プログラム)
コンピュータに、
通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、前記商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換して前記CATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
通常時に、前記電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、前記リモートテスト処理ステップで測定している前記予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
前記予測開始点から所定時間経過した後に、前記状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、前記予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
前記静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
を実行させることを特徴とするCATV伝送路の給電監視プログラム。
(要旨18)(予測開始点の検出)
要旨17記載のCATV伝送路の給電監視プログラムに於いて、前記リモートテスト処理ステップ及び静的予測ステップは、バッテリー給電に切替えた後のバッテリー電圧が、切替時の電圧から減少した後に下げ止まる極小点に到達し、前記極小点から回復した後に継続的な減少を開始する直前の測定点を予測開始点として検出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視プログラム。
(要旨19)(静的予測の詳細)
要旨17記載のCATV伝送路の給電監視プログラムに於いて、前記静的予測ステップは、前記予め測定している予測開始電圧、前記状態監視ステップより前記予測開始点で測定された交流出力電圧と交流出力電流、及び予め定めた前記電源供給装置の所定の定数に基づいて、前記電源供給装置の発電容量と負荷電力を算出し、前記発電容量を前記負荷電力で除算して前記静的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の電監視プログラム。
(要旨20)(多次多項式による動的時間予測)
要旨17記載のCATV伝送路の給電監視プログラムに於いて、前記動的予測ステップは、前記状態監視ステップによりバッテリー電圧を測定する毎に、前記測定開始点の測定バッテリー電圧、現時点の測定バッテリー電圧及び予測開始点と現時点との中間点の測定バッテリー電圧を元に、3次多項式の各項の定数を求め、各項の変数に現時点の測定バッテリー電圧を代入して、前記バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出する多次多項式に基づいてバッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視プログラム。
(要旨21)(記録媒体)
コンピュータに、
通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、前記商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換して前記CATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
通常時に、前記電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、前記リモートテスト処理ステップで測定している前記予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
前記予測開始点から所定時間経過した後に、前記状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、前記予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
前記静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
を実行させるCATV伝送路の給電監視プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
10:監視サーバ
12:管理サーバ
14:クライアント
16:ネットワーク
18,68:モデム通信部
20:ヘッドエンド
21:光ファイバー
22:光ノード
24:CATV伝送路
25:同軸ケーブル
26,28,30,32,34:アンプ
36,36−1,36−2:電源装置
38,38−1,38−2:商用交流電源
40:電源挿入器
42:状態監視部
44:バッテリー補償時間予測部
45:リモートテスト部
46:静的予測部
48:動的予測部
50:メインデータベース
52:ログデータベース
54:情報管理部
56:メール処理部
58:AC−ACインバータ
60:切替スイッチ
62:AC−DCインバータ
64−1〜64−3:バッテリー
66:DC−ACインバータ
70:状態測定部
72:コントローラ

Claims (15)

  1. 通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、前記商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換して前記CATV伝送路に供給する電源供給装置と、
    バッテリー電圧を含む前記電源供給装置の状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視部と、
    通常時に、前記電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理部と、
    前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視部で検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、前記リモートテスト処理部で測定している前記予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測部と、
    前記予測開始点から所定時間経過した後、前記状態監視部によりバッテリー電圧を検出する毎に、前記予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測部と、
    前記静的予測部及び動的予測部で予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信部と、
    を備えたことを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  2. 請求項1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記状態監視部、静的予測部、動的予測部及び障害情報配信部は、ヘッドエンド側に配置されたサーバマシンに設けられたことを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  3. 請求項1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記リモートテスト部は、前記バッテリーがフル充電状態にあることを条件にバッテリー給電に切替えて予測開始点を検出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  4. 請求項1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記リモートテスト部及び静的予測部は、バッテリー給電に切替えた後のバッテリー電圧が、切替時の電圧から減少した後に下げ止まる極小点に到達し、前記極小点から回復した後に継続的な減少を開始する直前の測定点を予測開始点として検出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  5. 請求項1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記静的予測部は、更に、前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視部で検出した時に、切替え時のバッテリー電圧を前記予測開始電圧と看做してバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を概略的に予測することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  6. 請求項1又は5記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記静的予測部は、前記予め測定している予測開始電圧、前記状態監視部により前記予測開始点で測定された交流出力電圧と交流出力電流、及び予め定めた前記電源供給装置の所定の定数に基づいて、前記電源供給装置の発電容量と負荷電力を算出し、前記発電容量を前記負荷電力で除算して前記静的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  7. 請求項1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記動的予測部は、多次多項式に基づいてバッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  8. 請求項7記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記動的予測部は、前記状態監視部によりバッテリー電圧を測定する毎に、前記測定開始点の測定バッテリー電圧、現時点の測定バッテリー電圧及び予測開始点と現時点との中間点の測定バッテリー電圧を元に、3次多項式の各項の定数を求め、各項の変数に現時点の測定バッテリー電圧を代入して、前記バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を算出することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  9. 請求項5記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記障害情報配信部は、前記状態監視部により前記電源供給装置の交流電源からバッテリーへの電源切替えを検出した際に、交流電源からバッテリー電源への切替えと前記静的予測部で算出されたシャットオフまでの概略的な静的補償時間を含む障害情報を生成して配信することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  10. 請求項1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記障害情報配信部は、前記静的予測部により前記予測開始点への到達を検出した際に、前記静的予測部で算出されたシャットオフまでの静的補償時間を含む障害情報を生成して配信することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  11. 請求項1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記障害情報配信部は、前記動的予測部でシャットオフまでの動的補償時間を算出する毎に、前記動的補償時間を含む障害情報を生成して配信することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  12. 請求項1記載のCATV伝送路の給電監視システムに於いて、前記障害情報配信部は、
    前記状態監視部によりバッテリーのシャットオフを検出した際に、シャットオフ時刻と重大故障発生メッセージを含む障害情報を生成して配信し、
    その後、前記状態監視部により交流電源の復旧を検出した際に、復旧時刻と復旧メッセージを含む障害情報を生成して配信することを特徴とするCATV伝送路の給電監視システム。
  13. 通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、前記商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換して前記CATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
    通常時に、前記電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
    前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、前記リモートテスト処理ステップで測定している前記予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
    前記予測開始点から所定時間経過した後に、前記状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、前記予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
    前記静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
    を備えたことを特徴とするCATV伝送路の給電監視方法。
  14. コンピュータに、
    通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、前記商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換して前記CATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
    通常時に、前記電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
    前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、前記リモートテスト処理ステップで測定している前記予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
    前記予測開始点から所定時間経過した後に、前記状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、前記予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
    前記静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
    を実行させることを特徴とするCATV伝送路の給電監視プログラム。
  15. コンピュータに、
    通常時は商用交流電源からの変換交流電力をCATV伝送路に供給し、前記商用交流電源の停電時はバッテリーからの給電に切替えて直流電力を交流電力に変換して前記CATV伝送路に供給する電源供給装置のバッテリー電圧を含む状態を、ヘッドエンド側から所定周期毎に検出して監視する状態監視ステップと、
    通常時に、前記電源供給装置をバッテリーからの給電に切替えてバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点を検出して予測開始電圧を測定するリモートテスト処理ステップと、
    前記電源供給装置の商用交流電源の停電時によるバッテリー給電への切替えを前記状態監視ステップで検出した際に、切替え検出後のバッテリー電圧の所定の変化から予測開始点への到達を検出し、前記リモートテスト処理ステップで測定している前記予測開始電圧に基づいてバッテリー給電を停止する所定のシャットオフ電圧に低下するまでの静的補償時間を予測する静的予測ステップと、
    前記予測開始点から所定時間経過した後に、前記状態監視ステップによりバッテリー電圧を検出する毎に、前記予測開始電圧、現時点の検出電圧、及びその間の検出電圧に基づいて、バッテリー電圧が前記シャットオフ電圧に低下するまでの動的補償時間を予測する動的予測ステップと、
    前記静的予測ステップ及び動的予測ステップで予測された補償時間を含む障害情報を生成して配信する障害情報配信ステップと、
    を実行させるCATV伝送路の給電監視プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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