JP5376581B2 - Ir−uwb送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、IR−UWB(Ultra Wide Band)通信技術を利用して互いに電波を送受信するIR−UWB通信システムに適用されるIR−UWB送受信装置(送信装置と受信装置)に関する。
IR−UWB通信は、1ナノ秒程度の非常に短い時間幅のパルス信号を利用し、そのパルス信号の時間軸上の位置又は位相を変化させることで搬送波を用いることなく情報を伝送する。非常に短い時間幅のパルス信号を用いることから、IR−UWB通信用の信号が占有する信号帯域は数GHzと非常に広くなるが、搬送波を用いた変調処理そのものが不要となり、スペクトル電力密度を低減させることができる。このため、これをノイズの信号レベル以下まで抑えることができることから、他の通信システムや各種機器による影響を受けることもなくなり、高いデータ伝送特性が実現されることになる。
また、このIR−UWB通信では、また、電波を送出する搬送波を用いた通信方式とは異なり、きわめて短いパルスを送出するだけで通信を実現することが可能となることから、消費電力を非常に小さくすることができ、パルス信号の送出間隔を短くすることで非常に高速な通信を実現することも可能となる。
従来において、このIR−UWB通信システムとしては、例えば、特許文献1の開示技術が提案されている。
特開2007−300644号公報
ところで、このようなIR−UWB通信システムを、例えばボディエリアネットワーク(BAN)へ適用する試みが最近において行われている。このBANでは、超小型の無線端末を人体内にインプラントし、或いは人体に装着する。そして、人体外に受信装置を設置する。かかる場合において、無線端末は、人体内を撮像し、あるいは体内の各種情報をセンシングし、取得したデータを体外の受信装置へと送信する。受信装置は、かかるデータを受信し、これを解析することにより、人体の異常を検知する。
ところで、この無線端末における消費電力は、少なくともCPU(Central Processing Unit)が動作する程度の電力が必要となり、また人体に装着しても、無線端末は不安定な状態でも常時動作できるようにバッテリーの容量等が主に決められる。しかしながら、この無線端末を介して視認する場合、デバイスのバッテリーが早期に消耗してしまうことになる。特に、一度体内に埋設又は装着したデバイスについては、頻繁にバッテリーを交換することになれば、不経済であり、実用性にも劣ることになる。このため、IR−UWB通信システムをBANへ適用する際には、無線端末について、多少のパフォーマンス性は犠牲にしても、特に低消費電力でしかも長いバッテリー期間となるように構成する必要がある。また、これに加えて、IR−UWB通信システムをBANへ適用する際には、低い作動周期で信号を送るシステムにする必要性があった。
これに加えて、BANへの適用の際には、他のシステムの信号との間で受信装置側において非干渉となるように構成される必要がある。
しかしながら、従来のIR−UWB通信システムにおいて、実現可能性の向上又は低消費電力化の何れか一方は簡単に解決することができるものの、両方を同時に実現することができなかった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、IR−UWB通信システムをBANに適用する際において要求される低消費電力、長いバッテリー期間、低い作動周期を実現しつつ、受信側において非干渉となるようなIR−UWB通信システムとすることが可能なIR−UWBパルス信号発生器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、IR−UWBシステムを完全なデジタル仕様で構成した場合には、確かシステム全体の融通性、雑音の低減等、高い性能を得ることが可能となる。しかしながら、かかるデジタル仕様で構成した場合、高いサンプリングレートに伴い要求される技術的問題が多数発生し、実際に製品として実現するために乗り越えなければならない大きな障壁となっていた。
このため、本発明者は、デバイスとしてのパフォーマンス性と、低消費電力の双方を同時に実現するために、IR−UWBパルス信号発生器と受信装置をともにアナログフロントエンドで構成することにより、上述した課題の解決を図ることとした。
本発明の1つの観点に係る超低電力IR−UWB送受信装置(送信装置と受信装置)は、IR−UWBパルス列を生成し、IR−UWB通信に使用される超低電力IR−UWB送受信装置において、入力されたデータビットを変調する変調手段と、正弦波信号を生成し、ルックアップテーブルにより与えられた中心周波数に従って発振する発振信号生成手段と、上記変調手段からの出力信号のトリガリングに基づいて作り出された三角波形を重畳する重畳手段とを備えることを特徴とする。合成パルス波形(発振出力と三角波形)は、500MHzの帯域幅を有し、中心周波数が14個のサブバンド内で変化する。この14個のサブバンド内の周波数ホッピングは、異なる装置毎に異なるコードワードが割り当てられるMDSコードワードの構成単語により行われ、信号の波形x(t)は、下記(1)式で規定され、
ここで、w(t):基本パルス、T s :パルス繰り返し期間、T:シンボル時間、a n :n番目に送信されたシンボル、l:パルス信号発生器に割り当てられたデバイス番号、k:サブバンドの番号であり、(1)式におけるf l k は、下記(2)式から導かれ、
ここでf 1 :第1サブバンド中心周波数、BW:サブバンド帯域、MDS[l][k]は、上記テーブルから読み取ったコード又はサブバンド番号である。q=16とq=8のMDSコードワードの例はテーブル1と2に示されている。なお、周波数ホッピングは1組のシンボルの送信後に実行される。
上述した構成からなる本発明によれば、IR−UWB通信システムをBANに適用する際において要求される低消費電力、長いバッテリー期間、低い作動周期を実現しつつ、受信側において非干渉となるようなIR−UWB通信システムとすることが可能となる。
本発明を適用したIR−UWBシステムの全体構成について説明するための図である。 送信装置のブロック構成図である。 送信装置の他のブロック構成図である。 受信装置のブロック構成図である。 受信装置の他のブロック構成図である。 図5の構成をより簡略化させた例を示す図である。
以下、本発明を実施の形態として、IR−UWB(Ultra Wide Band)通信技術を利用して互いに電波を送受信するIR−UWB通信システムについて、図面を参照しながら詳細に説明をする。
本発明を適用したIR−UWB通信システム1は、例えば図1に示すように、複数の送信装置2と、送信装置2から送信された電波としてのパルス列を受信し、これに含められている情報を取得する受信装置3とを備えている。
このIR−UWB通信システム1では、送信装置2を例えば人体内に埋設(インプラント)し、或いは人体に装着し、人体外又は体上に受信装置3を配設する、ボディエリアネットワーク(BAN)として構成してもよい。かかる場合において、送信装置2は、人体内を撮像し、あるいは体内の各種情報をセンシングし、取得したデータを体外の受信装置3へと送信する。受信装置3は、かかるデータを受信し、これを解析することにより、人体の異常を検知することになる。なお、本発明を適用したIR−UWB通信システム1は、BANに適用される場合に限定されることなく、いかなる用途に使用されていてもよいことは勿論である。
また、これら送信装置2と受信装置3は、ともにアナログフロントエンドで構成している。
図2は、送信装置2の構成例を示している。この送信装置2は、PPM/DBPSK/OOKモジュレータ11と、このPPM/DBPSK/OOKモジュレータ11に対して接続されたIR−UWBパルス信号発生器12と、IR−UWBパルス信号発生器12から順次接続された帯域通過フィルタ(BPF)13、パワーアンプ(PA)14、アンテナ15と、これらにそれぞれ接続されている制御部16とを備えている。IR−UWBパルス信号発生器12は、更にPPM/DBPSK/OOKモジュレータ11からの出力信号が供給される発振器21並びに波形生成部23と、これら発振器21並びに波形生成部23に接続され、更に出力端がBPF13に接続された重畳部22とを備えている。
PPM/DBPSK/OOKモジュレータ11は、入力されたデータビットbについて、パルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)又は、差動位相変調(DBPSK:Differential Phase Shift Keying)又は、OOK(On-Off Keying)変調を施す。このPPM/DBPS/OOKKモジュレータ11による変調は、制御部16により制御される。このPPM/DBPSK/OOKモジュレータ11から出力される出力信号は、発振器21並びに波形生成部23に供給される。
発振器21は、PPM/DBPSK/OOKモジュレータ11からの出力信号によりトリガされる。この発振器21は、さらに制御部16から周波数信号f が供給される。PPM/DBPSK/OOKモジュレータ11からの出力信号が制御部16から送られてきた中心周波数f に応じて活性化されると、この発振器21は発振する。そして、この発振出力は、重畳部22(ミキサ)へ送られる。
波形生成部23は、制御部16から送られてくる期間Tの三角波形を作り出す。この三角波形を作り出す際には、PPM/DBPSK/OOKモジュレータ11から出力される出力信号によるトリガリングに基づく。
重畳部22は、波形生成部23から三角波形が送られてくる。また重畳部22は、発振出力を受信する。この重畳部22は、三角波形を、発振出力に対して重畳させることによりIR−UWBパルス列を生成する。
BPF13は、重畳部22において生成されたIR−UWBパルス列から各周波数成分をフィルタリングする。また、PA14は、かかるBPF13によりフィルタリングされた信号を増幅する。更にアンテナ15は、PA14において増幅された信号を無線信号として送信する。
上述した構成により、この送信装置2は、いわゆるアナログフロントエンドでデータを送信することが可能となる。
図3は、送信装置2における他の構成例を示している。この図3において上述した図2と同一の構成要素、部材に関しては、同一の符号を付すことにより以下での説明を省略する。
この図3の構成では、オプションとして更にCC(Convolutional code)部24、インターリーバ25、アキュムレータとPPM/DBPSK/OOK変調器の結合により形成されたシンボルマッパ、誤り訂正部26の構成が更に追加されている。
CC部24は、入力されたデータビットbについて、コンボリューションコード化を施す。インターリーバ25は、ランダムなインターリーブ処理を行い、更にシンボルマッパ部26は、ビットインターリーブ符号化変調を行う。
図4は、受信装置3の構成例を示している。この受信装置3は、IR−UWB通信に基づくパルス信号を送信装置2から受信するためのアンテナ31と、アンテナ31に接続され、低雑音増幅を施す低雑音増幅器(LNA)32と、このLNA32に接続されてなる2つのBPF33a、33bとを備え、このBPF33a、33bに対して、それぞれミキサ回路34a、34bと、ミキサ回路35a、35bと、積分回路36a、36bと、VGA(Variable Gain Amplifier)37a、37bと、アナログ−ディジタルコンバーター(ADC)38a、38bとが順次接続されてなる。更にミキサ回路34a、34bに対しては局部発振器41が、ミキサ回路35a、35bに対しては窓制御部43が接続されている。更に局部発振器41、ADC38a、38b、窓制御部43には、制御部39が接続されている。
アンテナ31は、送信装置2から送信されてきた電波としてのパルス列を受信し、この電波パルス列を電気的信号からなるパルス列に変換する。
LNA33は、アンテナ31により受信したパルス列につき低雑音増幅する。IR−UWB方式に基づくパルス信号は、ノイズの信号レベル以下の微弱なものであるため、これを通常のアンプで増幅してもノイズとIR−UWB信号とを見分けることができなくなる。このため、LNA33を実装することにより、IR−UWB方式に基づく所望のパルス信号のみを選択的に増幅することが可能となる。LNA33により低雑音増幅されたパルス列は、接続された2つのBPF33a、33bに送られ、所定帯域外の信号が除去される。即ち、送信装置2から受信装置3へ電波が送られる過程において、他の信号が重畳される場合もあることから、かかる信号はこのBPF33a、33b及びパルス信号再度ローブにより精度よく除去される。
局部発振器41は、制御部39による制御の下、ベースバンドの基準信号としての同相信号(I信号)及び直交信号(Q信号)を生成する。局部発振器41は、生成したI信号をミキサ回路34aへ出力するとともに、生成したQ信号をミキサ回路34bへと出力する。さらにこの局部発信器41は、クロック信号を制御部39へと送信する。ミキサ回路34a、34bでは、局部発振器41のI信号、Q信号が受信信号と同位相に、また同時に90°だけ位相がずらされて入力される。ミキサ回路34a、34bは、BPF33a、33bは受信した信号を発振器の出力に重畳する。
ミキサ回路35a、35bは、ミキサ回路34a、34bの出力を窓制御部43から送信される、所定の三角波形(送信装置に類似)に重畳させる役割を担う。また積分回路36a、36bは、ミキサ回路35a、35bから供給されてくる信号を積分し、これをVGA37a、37bへと出力する。
VGA37a、37bは、積分回路36a、36bから出力されてくるベースバンド信号をそれぞれ増幅することにより、いわゆる自動利得制御を行う。ADC38a、38bは、VGA37a、37bから出力されてくる信号をアナログ‐デジタル変換し、これを制御部39へと出力する。
上述した構成では、BPF33、ミキサ回路34、35、積分回路36によりアナログコレレータとしての役割を担う。即ち、この受信装置3は、いわゆるアナログフロントエンドでデータを受信することが可能となる。
図5は、受信装置3における他の構成例を示している。この図5において上述した図4と同一の構成要素、部材に関しては、同一の符号を付すことにより以下での説明を省略する。
この図5の構成では、スイッチ51において時間Tint(積分時間)が制御可能とされる。スイッチ51と53はサンプルホールド回路を形成する。スイッチ52においてシンボル時間Tが制御可能とされ、この後ホールド部53に保持された値は比較器に渡される。また比較器55は、供給されてくる信号同士を比較し、比較結果に応じて異なる値を出力する。DCオフセットとチャンネル歪みは、自動的に正規化又は補償される。PPM/OOK復調部56は、パルス位置又はオン/オフ復調を施した後にデータビットを出力する。
図6の構成では、更に上述した図5の構成をより簡略化させたものであり、図5でいうところのミキサ回路34、ミキサ回路35、局部発信器41、窓制御部43、制御部39を省略したものである。
次に、本発明を適用したIR−UWB通信システム1の動作について説明をする。本発明を適用したIR−UWBシステムでは、先ず入力されたデータビットbについて、PPM/DBPSK/OOKモジュレータ11により、変調を施す。
次に、制御部16においてIR−UWB信号を生成する。このIR−UWB信号の生成については、後述する表2に示すようなルックアップテーブルを参照する。このテーブルは図示しないメモリ等に格納されており、制御部16は、この図示しないメモリへ自由にアクセスに、これを読み取ることが可能である。
テーブルには、マトリックス状にコード番号が並んでいる。テーブルに記述されたコード番号は、例えばMDS[l][k]で表示することができる。ここでいうlは、当該パルス信号発生器12毎に割り当てられたデバイス番号を意味する。また、kは、各サブバンドの番号を表している。表2では、縦軸にlが、また横軸にkが割り当てられている。
表2はガロア域GF(q)に対するMDSコードのコードワードにより作成されている。
発振器21は、与えられたデバイス番号1とテーブルのk番目のエレメントについて、テーブルからの中心周波数サブバンド番号を読み取る。周波数ホッピング(MDS[l][k]においてk=0, 1,..., q)は、所定組のシンボルが送信後に実行される。仮に自らのデバイス番号が「2」であり、生成すべきIR−UWBシンボルが属するタイムスロットが「7」の場合には、MDS[2][7]に記述されているコード番号又はサブバンド番号「14」を読み取る。そして、読み取ったコード番号「14」に基づいて中心周波数信号f を生成する。
次に、発振器21において、PPM/DBPSK/OOKモジュレータ11からの出力信号に対して制御部16から送られてきた周波数信号f を用いて他の信号を発振させる。
ここで周波数変調された信号の波形x(t)は、下記(1)式(PPM又はOOK)で規定されるようにしてもよい。
・・・・・(1)
ここで、w(t):基本パルス、T:パルス繰り返し期間、T:シンボル時間、n:n番目に送信されたシンボル、a:PPM又はOOKシンボルのいずれか一方。
また(1)式におけるIR−UWB波形f を送信する中心周波数は、以下の(2)式から導かれる。
・・・・・・(2)
ここでf:第1サブバンド中心周波数、例えば3432MHz、BW:サブバンド帯域、例えば528MHz、MDS[l][k]は、表2のテーブルから読み取ったコード又はサブバンド番号である。なお、MDSは、Maximum Distance Separable codesの略である。
IR−UWBパルス信号発生器12において生成された信号x(t)はBPF13へ送られる。
波形生成部23においては、PPM/DBPSK/OOKモジュレータ11の出力によりトリガされた三角波形を作り出し、これを重畳部22へ供給する。重畳部22は、このIR−UWB信号x(t)を出力する。
このように、本発明を適用したIR−UWB通信システム1では、アナログフロントエンドでデータを伝送できるシステムとしている。このため、かなりの低消費電力でしかも長いバッテリー期間となるように構成することが可能となる。このため、特にBANに対して適用する際において好適となる。また、本発明によれば低い作動周期で信号を送るシステムとすることが可能となる。
更に本発明によれば、上述したように周波数信号f を作り出し、これに基づいて(1)式に示すような変調を行う。この周波数信号f は、デバイスの番号と、あるタイムスロットに応じて異ならせている。このためこのIR−UWB通信システムは、このような信号を受信した受信装置3間において、他のシステムの信号との間で非干渉となるように構成することが可能となる。
送信機2
ON−OFF信号通知は、情報理論、エネルギー効率、システム設計及びBANに対する温度上昇の危険性の低さを考慮すると最良の妥協策を表す変調方法である。
ukをk番目のシンボルとすると、ON−OFF信号通知は、式(1.1)で表される入力分布ukを有する。
uk = {確率ξで1、 確率1-ξで0} ・・・・・・・・(1.1)
従って、uk=0の場合、いかなる信号(起点におけるマスポイント)も伝送されない。
uk=1の場合、√1/ξの振幅を持つパルスが伝送され、平均パワーは伝送確率ξに対して一定となる。一例として、本発明は、ξ=1/Mであり、1シンボルにつき1パルスが伝送されるM系列のPPMを用いる。従って、送信された信号は下記式(1.2)により得られる。
・・・・・・・・(1.2)
但し、Mは、シンボル期間T内のタイム・スロット数である。PPMシンボルは、ai∈A={0、 1、...、M-1}として与えられる。伝送するパルス波形g(t)は、[0, Tp]内に有限な台を有する。
監視対象の異なるヘルス信号は、アナログ領域内に位置している。しかし、デジタル領域は雑音や干渉に対しはるかに許容力があるため、情報の伝送はデジタル領域で行われる。センサから提供されるそのようなアナログ信号は、複雑性が低いADCによりデジタル信号に変換される。従って、ビット群は、M=2bPPMシンボル上にマッピングされる。ビット群に対応する10進値は、PPMシンボルであるため、このマッピングの規則は非常に簡単である。それ故、PPMシンボルは、パルス波形が伝送されるスロット番号を示す。このため、低デューティサイクル、低パワーの信号が送信用に生成される。
送信機は、受信機よりかなり低いエネルギーを消費するが、IR−UWBシステムでは、送信された信号は、制御体により与えられるスペクトルマスクを満足しなければならない。BANは、中程度のデータ転送速度を要するため、帯域幅がGHz帯をカバーする短パルスの形成は不要である。更に、他のIR−UWBシステムやIR−UWB帯域で動作する将来の無線システムの共存の問題があるため、他のシステムへ又はからの干渉を減少するためには、動作帯域及び伝送帯域幅を柔軟に変更することが推奨される。
無線リンク毎の最大データ転送速度は10Mbpsであるため、最小IR−UWB伝送帯域幅は、500MHzで十分である。従って、MB−OFDMの周波数プラン概念に続き、500MHzの帯域幅を有する多帯域IR−UWBシステムが提案されている。
尚、この周波数帯域は他のシステムとの共存に依って変更可能である。他方、帯域幅と中心周波数が制御可能な短パルス形状の合成は、実際に導入することが難しいことは明らかである。従って、短パルスを生成する別の実用的な方法として、ゲート発振器(gated oscillator)が使用される。その理由は、IC技術導入の柔軟性と容易性にある。もちろん、発振器は集積回路中の共通の構成ブロックである。
特に、ゲート発振器は、そのデューティサイクルと周波数が容易に変更されるようにトリガー可能であり、帯域幅と中心周波数が同様に容易に変更される短パルスが生成される。尚、パルス波形の形状はそれ自体重要ではない。というのも、簡単で低電力消費の受信機構造を持つために、受信機において特定のタイム・スロット(ON−OFF信号通知) でのエネルギー検出が考慮されるからである。
ゲート発振器のトリガーを実施するには、2つの方法が提案されている。一つの方法は、キャパシタ(三角関数に類似)を充放電することであり、他の方法は、発振器を正弦期間の半分の間継続動作するようにプログラムすることである。トリガー機能は下記式(1.3a)と(1.3b)により得られる。
・・・・・・・(1.3a)
・・・・・・・(1.3b)
ここで、Tpは、トリガー機能期間である。このようなトリガー機能は、ゲート発振器と組み合わせされ、帯域幅と中心周波数が容易に変更可能な短パルスを発生させるベース帯域パルスとして作用する。更に、前述のように、これらの機能は、デジタルフロントエンド無しでも、現在のIC技術により達成可能である。そのようなトリガー機能とゲート発振器出力は、下記式(1.4)により得られる。
・・・・・・・(1.4)
ここで、fq(n)は、任意の周波数プランに従った順列関数i=q(n)により得られるi番目のサブバンドの中心周波数である。非変調の送信信号は、下記式(1.5)により得られる。
・・・・・・・(1.5)
ここで、Nbは、任意の周波数プランにおけるサブバンド数であり、T≧Tpである。両方のトリガー機能は、Bb=4/Tpで与えられる両側面帯域幅を有する。従って、一例として、仮にIR−UWBサブバンド 帯域幅が500MHzに設定されると、Tp=8nsecとなる。ここでは、W−Media Allianceの14個のサブバンドのプランを下記式のように取得する。
・・・・・・・(1.6)
前述のように、周波数副指数i=q(n)は、周波数プランにより得られる。そのような周波数プランは時間−周波数コードにより提供されてもよい。従って、これにより、周波数ダイバーシチ、干渉減少及びIR−UWB帯域において他のシステムとの共存に対応するよりよい方法が提供される。
信号設計
アルファベット内のシンボル数は、M=2bとなる。ここで、bは、シンボル毎の情報のビット数である。本発明では、2つのケースがテストされた。即ち、M=2又はb=1及びM=4又はb=2の2つのケースである。データ転送速度には、Rb=1Mbpsが選択され、これは医療分野への応用には十分である。シンボル時間は下記式(2.1)により得られる。
・・・・・・・(2.1)
スロット時間は、式(2.2)により得られる。
・・・・・・・(2.2)
パルス幅がTp=8nsecの場合、本システムは非常に低いデューティサイクルを有する。
パルス幅Tpに対して平均電力を緩和するには、このような電力を期間Ncの拡散系列に対し拡大させる。更に、BERを改善する多重通路ダイバーシチを提供可能となる。短拡散系列はシンボル時間を拡大するのではなく、スロット時間内にパルス幅(一種のPRF)を拡大するという若干の問題が二つある。従来、拡散系列は、2値又は3値の系列であるが、受信機が非干渉エネルギー検出を適するため、どちらの拡散系列も自己相関や相互相関として用いることは出来ない。非干渉エネルギー検出段の出力は、オン状態(パルスが存在する状態)かオフ状態(パルスが存在しない状態)であるため、その構成要素が0か1である特殊な単極性の拡散系列が必要となる。運良く、これらの系列は、光学CDMAステム(OCDMA)で検討されてきた。特に、本発明は、コードワード(7,3,1)又はc = { 1101000 }を用いる。従って、パルス毎の伝送期間は、48nsecに拡大される。
低電力トランシーバの設計
変調方法は、システムの帯域幅効率R/Bと10-3のBER目標値に対するビット(Eb/N0)毎の最小達成可能エネルギーに直接影響を及ぼす。低エネルギー消費を目標とする実用的なシステムでは、BPSK、2FSK、OOK等の使用される変調方法は最も通常の変調方法である。これらの変調方法は、エネルギー効率と設計の単純性との間の妥協点を表している。もちろん、システム構造の観点から見ると、低(Eb/N0)の変調方法を選択しても十分ではないかもしれない。つまり、たとえ(Eb/N0)が低くても、システム全体の能力はまだ不十分の可能性がある。もちろん、これは、もし情報信号の発生、変調及び復調に必要な電力がそのような情報信号の送信に必要な電力と同等かそれ以上の場合である。
BANの応用についてキーとなる条件は、バッテリー寿命が長いことと、小フォーム要因であること及び到達距離が短いことである。
従って、実施に必要な電力が少なく、システム全体の能力が十分な変調方法を選択することが特に重要となる。
理想的な変調方法では、複雑でハイパワーな回路を必要とせず、任意の信号パワーのためのリンクマージンや容量の最大化が達成され、目標BERのEb/N0が最小になる。
非干渉変調を選択すると、リンクマージンは減少するが、非干渉通信が回路及び構造の複雑化を軽減するため、かなりのエネルギーが節約される。
他方、特に、BANのPHY解決策では、下記式(3.1)で示す情報の1ビットを送信するのに必要なエネルギーを最小にしなければならない。
・・・・・・・(3.1)
従って、トランシーバ用のビット毎のエネルギーを最小化するということは、情報の複数ビットとオン/オフ時間を発生、検出するための電力消費を減少させることを意味する。システムレベルでは、これは無線動作のデューティサイクルを積極的に減少させることを意味する。
言い換えれば、実用的なBAN応用のためのIR−UWB信号設計とトランシーバ構造設計は、可能な限り低いパワー(又は式(3.1)でのビット毎のエネルギー)で、信頼性の高い通信リンクを達成するために実施する。明らかに能力が犠牲にされる。
従って、エネルギー効率と実装の点からON−OFF信号通知及び非干渉検出を有するIR−UWBトランシーバが好ましい。特に、IR−UWBは、それ特有の低デューティサイクルを有し、トランシーバのエネルギー節約により魅力的となる。
更に、トランシーバには非干渉構造が適用されるため、パルス形状は2次的である。もちろん、単純なエネルギー検出はパルス送信のエネルギー捕集にのみ関係している。従って、パルス発生器は、パルス波形自体に係わらず、可能な限り少ないパワーを有するパルス波形を発生するだけでよい。
制御スペクトルマスクにより、ピーク電力限界値を緩和するには、本発明では、短拡散系列が導入されている。つまり、パルス幅間における電力限界値は拡散系列期間内で拡がる。更に、多重通路ダイバーシチにより、検出能力が強化される。
平均電力消費は主に良好な電力管理とエネルギー効率プロトコルに依存するが、トランシーバの構造と回路設計により、瞬時電力消費が決定される。
特に、IR−UWBシステムの場合、いくつかのシステム構造が提案されている。初期の方法は、アナログシステムに基づいている。より最近は、信号処理の柔軟性と雑音に対する回復性を考慮し、デジタル構造に基づいた構造が提案されている。従来の無線構造では、デジタル領域でより多くの動作が行われており、より少ない電力消費となっている。ただし、これはIR−UWBシステムでは必ずしも正しいとは限らない。もちろん、無線フロントエンドで必要な高サンプリング速度により、ADC/DACによる高電力消費及び受信機のパルスマッチフィルタが生成される。更に、IR−UWB帯域をカバーするのに必要な20GHz程度のADC/DACは、現在の技術では達成できない。
IR−UWB無線構造の最先端技術では、並列構造(チャンネル化されたADC)、ADC前のダウン変換、サブサンプリングにより、ADC/DACとマッチフィルタのバンクの一方又は両方でサンプリング速度をどのようにして減少させるかが検討される。上記の調整はサンプリング速度を減少させる試みであるが、常にデジタル領域に留まる。更に、IEEE802.15.4aとWi−Media標準に基づく現在の解決策は、BAN要求に対してかなり複雑で高電力消費となる。
従って、本提案は、低電力消費(長いバッテリー寿命)と小フォーム要因(小さい装置での集積度)に準拠する短期での達成を念頭においている。これは下記工程により達成される。
短パルスの発生と検出はアナログ領域で実行される。ADC/DACによる高電力消費の必要性がないため、実施は全IR−UWB帯域をカバーし、作業に伴う不利益は、比較的短い到達距離の通信リンクにより補償可能である。この検出は非干渉エネルギー検出であり、パルス波形は2次的であるため、パルス発生器は可能な限り少ないパワーだけで達成される。
W−Media方法同様、IR−UWB帯域は、各535.711 MHzの14個のサブバンドに分割される。本発明では、535.711MHzの伝送帯域幅を有するIR−UWBを利用することが提案されている。この理由は、医療分野での応用は低データ転送速度を必要とし、高電力消費以外に、IFFTFFT回路が不要となるからである。低データ転送速度用の低デューティサイクルで、ON−OFF信号通知は、535.711MHzの伝送帯域幅を有するIR−UWBで効率的に達成出来る。IR−UWBが2次的サービスであるため、IR−UWB帯域中及びIR−UWB帯域近辺(スプリアス発光)で1次的サービスと共存する必要がある。従って、14個のサブバンド又は1つのサブバンドセットに対して、時間−周波数コードを導入することにより、1次的サービス及び他のIR−UWBシステムからの干渉に対するローバストネスを改善する以外に、周波数領域でのIR−UWB信号ホッピングとして共存する簡単な方法が提供される。これらの時間−周波数コードは予め生成され、メモリに記憶されている。これらのコードは、構成単語がコードワードに亘り最高2回繰り返されるという特性を持つガロア域GF(q)に対する最長距離分割可能コードに基づいている。但し、多数のコードワードの構成単語は繰り返されない。
これにより、コードワードが低干渉確率の異なる装置又はピコネットに割り当てられる。
受信機(特に図5、6)
これは、簡素化された非干渉エネルギー検出マッチフィルタである。このフィルタは、シンボル時間におけるスロット毎の積分期間に亘る受信エネルギーを捕集し、サンプルホールド回路に格納する。シンボル時間経過後、そのようなエネルギー値は、上述のようにDCオフセットの補償とパス歪み正規化のために比較器に与えられる。最後に、PPM復調器は、比較器の出力に対応する1個のビット又は複数ビットを選択する。また、この方法は外部RFPPLやADCを必要としない。明らかに、非干渉エネルギー検出マッチフィルタに比べて性能低下がある反面、BAN用のIR−UWBの受信機における電力消費に対する最良の妥協策を提供する。
QoSに関連づけられた無線リンクは3つの場合に分けられる。すなわち、短距離通信リンク(コーディネータに近い装置)の場合、エネルギー検出方法が利用可能である。通信リンクは、より遠くに位置しているか、QoSが減少しているため、この受信機は非干渉エネルギー検出マッチフィルタモードに内部切り替えが可能である。QoSが更に減少すると、任意のチャンネル符号化変調方法が同様に切り替えが可能である。この目的は、バッテリ寿命が長いチップに完全に集積されたBAN用のIR−UWBを現実に実施するのに必要な機能と電力消費間の最良の妥協策を提供することである。
多帯域最長距離分割可能(MDS)コード
多帯域方法用の時間−周波数コードは、最長距離分割可能コードワード(MDS)構成要素により達成される。MDSコードは、GF(q)に対する線形コードであり、nはコード長であり、kは情報シンボル数を示し、dは最小コード距離であり、GF(q)はq個の要素を持つガロア域を表す。(尚、q=_pmであり、_pは素数、mは整数である。)仮に、コード長がn=qに設定された場合、MDSコードワードは、GF(q)に亘るn個の要素を有する組(GF(q))n上にGF(q)に亘るk個の要素を有する組(GF(q))kをマッピングした形態で定義されている。従って、a =[a0, a1,・・・ , ak-1]をk 情報シンボル (aj ∈ GF(q))とし、その多項式表現は下記式(5.1)により得られるものとする。
・・・・・・・・・・・・・・・・(5.1)
但し、本発明では、GF(q)の要素の多項式表現で用いられているxと混同しないようにzが用いられている。qk個の異なる多項(コードワード)は生成可能である。
0, β1,・・・,βq-1)をある任意の順序で配置されたGF(q)の8個の要素とする。この場合、演算における最も一般的な配置は、(β0=0,β1=1, β=α,・・・, βjj-2,・・・,βq-1q-2-1)である。 ここで、αはGF(q)の基本要素である。しかし、説明の便宜上、本発明では、紙上に元の表記を継続して載せている。従って、MDSコードワードは情報シンボルをGF(q)に亘るn個の要素(p(β0), p(β1),・・・,p(βq-1) )上にマッピングすることにより取得される。尚、GF(q)の要素は、式(5.2)により得られる。
・・・・・・・・(5.2)
ここで、i=0,1,・・・,q-1であり、規則は、β0 0 = 1である。従って、qk個の異なるn要素は下記式のマッピングにより発生する。
・・・・・・・・(5.3)
尚、異なるMDSコードワードのルックアップテーブルは、k-tuples aj ∈GF(q)を割り当て、次に式,(5.3)をマッピングすることにより得られる。従って、l番目のコードワードのi番目の要素は、下記式(5.4)と(5.5)により得られる。
・・・・・・・・(5.4)
・・・・・・・・(5.5)
この特有のMDSコード構造の利点は、コードワードに沿って繰り返された構成要素の数は2に限定されるという点である。従って、装置毎にコードワードを、多帯域周波数ホッピング(時間−周波数コード)について割り当てることにより干渉確率が減少される。
本発明の例では、2つのMDSコード構造が提供される。即ち、GF(16)及びGF(8)内の(a0、a1)又はk=2に対してそれぞれ評価されたn=q=16とn=q=8である。尚、MDSコードワードはβiの2値表現を用いて簡単に計算される。表1には、最初の8個のMDSコードワード(8,2)が示されている。(説明の便宜上、シンボルβは示されていない。)あるコードワードの構成要素は、1個のシンボル又は複数のシンボルが伝送される周波数帯を表す。この場合は、8つのサブバンド内でのホッピングに限定される。
これは、例えばMB−OFDM、IEEE802.15.4a、Wi−Max及びFWSとの共存のためにより低域のIR−UWBサブバンドが廃棄される場合の一種の単純なシナリオである。表2には、最初の4つのMDSコードワード (16,2)が示されている。この場合、14個のサブバンドの全てにおいてホッピングすることが考えられる。
多帯域送信信号は、下記式(5.6)と(5.7)により得られる。
・・・・・・・(5.6)
・・・・・・・(5.7)
ここで、MDSコードが(16,2)の場合、f1 = 3432 MHzであり、BW = 528 MHzであり、k = k Mod 14である。周波数帯域ホッピングは送信シンボルの組の後で実施出来るが、周波数帯域ホッピングは全てのシンボル時間k=nで発生する。
1 通信システム
2 送信装置
3 受信装置
11 PPM/DBPSKモジュレータ
12 IR−UWBパルス信号発生器
13 帯域通過フィルタ(BPF)
14 パワーアンプ(PA)
15、31 アンテナ
16 制御部
21 発振器
22 重畳部
23 波形生成部
32 低雑音増幅器(LNA)
33 BPF
34、35 ミキサ回路
36 積分回路
37 VGA
38 ADコンバーター(ADC)
39 制御部
41 局部発振器
43 窓制御部

Claims (4)

  1. IR−UWBパルス列を生成し、IR−UWB通信に使用される超低電力IR−UWB送受信装置(送信装置と受信装置)において、
    入力されたデータビットを変調する変調手段と、
    正弦波信号を生成し、ルックアップテーブルにより与えられた中心周波数に従って発振する発振信号生成手段と、
    上記変調手段からの出力信号のトリガリングに基づいて作り出された三角波形を重畳し、500MHzの帯域幅を有し、中心周波数が14個のサブバンド内で変化する合成パルス波形(発振出力と三角波形)を得る重畳手段とを備え、
    この14個のサブバンド内の周波数ホッピングは、異なる装置毎に異なるコードワードが割り当てられるMDSコードワードの構成単語により行われ、
    信号の波形x(t)は、下記(1)式で規定され、
    ここで、w(t):基本パルス、T s :パルス繰り返し期間、T:シンボル時間、a n :n番目に送信されたシンボル、l:パルス信号発生器に割り当てられたデバイス番号、k:サブバンドの番号であり、
    (1)式におけるf l k は、下記(2)式から導かれ、
    ここでf 1 :第1サブバンド中心周波数、BW:サブバンド帯域、MDS[l][k]は、上記テーブルから読み取ったコード又はサブバンド番号であること
    を特徴とするIR−UWB送受信装置。
  2. 入力されたデータビットのコンボリューションコード化を行うCC部と、
    所定のインターリーブ処理を実施するインターリーバと、
    アキュムレータとビット・インターリーブコード変調を行うPPM/DBPSK/OOK変調器の結合により形成されたシンボルマッパと
    を更に備えたことを特徴とする、請求項1記載のIR−UWB送受信装置。
  3. 請求項1記載のIR−UWB送受信装置と、上記重畳手段から出力されたIR−UWBパルス列を電波として送信する送信手段とを有する送信装置と、
    上記送信装置から送信された電波としてのIR−UWBパルス列を受信し、これに含まれている情報を取得する受信装置とを備えること
    を特徴とする、IR−UWB通信システム。
  4. 請求項1記載のIR−UWB送受信装置からのIR−UWBパルス列を受信するパルス信号レセプタ−であって、
    上記受信したIR−UWBパルス列を復調する復調手段と、
    上記復調手段により復調された信号の窓制御部から送信された所定の波形を重畳する重畳手段と、
    上記重畳手段からの出力信号をADC変換するアナログ−ディジタル変換(ADC)手段と、
    上記ADC変換手段によりADC変換されたディジタル信号から情報を取得する情報取得手段と
    を備えたことを特徴とする、パルス信号レセプタ−。
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