JP5371938B2 - ハイブリッド通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータに接続するハイブリッド通信端末に係り、特にコンピュータから電源供給を受け、しかも通信を継続したままのハンドオーバが可能なハイブリッド通信端末に関する。
移動通信システムは、昨今の3G特に3.5Gの技術として位置づけられるHSPA(登録商標:High Speed Packet Access)および1xEVDO(登録商標)での既存移動体網をベースとしたブロードバンドモバイルサービスが存在する。また、更なるブロードバンド通信が可能となる次世代技術に位置づけられるWiMAX(登録商標)および商用サービス間近なLTE(登録商標)のような新規ブロードバンドモバイサービスを含めた様々なネットワークをユーザが利用できる環境となってきた。
そのため、ユーザコンテンツとしても、音声通話サービス、モバイル向けの低容量の移動体専用インターネット、電子メールのやり取りだけではなくなってきている。すなわち、WiMAXおよびLTEは、高速移動することで発生するドップラー効果での通信速度の低減分を考慮しても、動画ストリーミングに代表されるブロードバンドコンテンツを、モバイル環境でも十分に利用できる。また、LTEに代表される低レイテンシーネットワークの登場により、携帯端末でのVOIPサービスが本格的に導入可能な環境が構築されてきている。
新規ブロードバンドモバイルサービスであるWiMAXおよびLTEは、既存移動体網をベースとした3Gネットワークと比較した場合に、高速性に優れている。しかし、半面、WiMAXおよびLTEは、運用当初のサービスエリアについて、まだ、スポット的なサービス提供である。この結果、WiMAXおよびLTE単体では、いつでも、何処でも使用できるという状況にはなっていない。このために、WiMAXまたはLTEが利用可能な環境では、WiMAXでの通信またはLTEでの通信を行ない、これらの高速ネットワークが圏外となるエリアでは、サービスエリアが広い既存の3Gネットワークへ自動的に切り替えを行なう端末の二―ズが大きくなっている。
また、この3GネットワークとWiMAX/LTE間の接続切り替えは、VOIP利用時はもちろんのこと、ストリーミングサービスのような連続的にデータのやり取りが発生するコンテンツ利用時において、通信継続性を保持することがサービス的にも重要な要件である。仮に、この通信継続性が保たれない状況で、既存ネットワークとWiMAX/LTE間の接続切り替えが可能であっても、結果的に、使用するコンテンツが限定される。これは、多種多様なサービスを提供している通信事業者およびASP(Application Service Provider)にとって障害となるために、ネットワーク切り替え時の通信継続性の保持が強く望まれている。
特許文献1に開示された技術は、MIH(Media Independent Handover)機能を具備した通信端末と、異なる2つのネットワークシステム間において、同時に同一データの通信を行なうことが可能である。通信端末は、第1ネットワークと接続を開始し、第1ネットワークとの間の無線通信品質がモニタを行なう。通信端末は、そのモニタ結果が、あらかじめ定めた無線通信品質の閾値を下まわったら、第2ネットワークとの接続を行なう。通信端末は、通信端末と第2ネットワーク間で、通信端末と第1ネットワーク間と同一データでの通信を開始する。通信端末は、同じく、第2ネットワークとの間の無線通信品質状況のモニタを行なう。通信端末は、第2ネットワークとの間の無線通信品質がある閾値を超えて通信を行なえることを確認できたならば、第1ネットワークとの間の接続を切断することで、ハンドオーバを実行する。
特許文献2において、通信端末は、異なる2つのネットワークと同時に通信可能またはどちらか一方と通信を行なう。通信端末は、第1ネットワークと接続し、通信端末と第1ネットワーク間の通信品質、通信端末と第1ネットワークで通信した際の消費電力、通信端末と第1ネットワーク間の通信速度、使用される通信アプリケーション、これらの情報を通信端末が取得する。同様に、通信端末は、通信端末と第2ネットワークとも同様の情報を取得可能である。通信端末は、これらのモニタ値を、ハンドオーバのパラメータに利用して、使用される通信アプリケーションを問題無く利用できる範囲で、省電力化を図ることを可能とする側のネットワークを選択する。すなわち、通信端末は、省電力化が図れる側と新規接続またはハンドオーバを実行する。
特開2008−236079号公報 特開2009−049875号公報
<ネットワーク主導での機能実装における高コスト化と早期サービス開始への課題>
従来の異なるネットワーク間のハンドオーバ方式は、通信端末は、もちろんのこと、各々のネットワーク側にも、通信継続性を保持したハンドオーバを実現するための専用設備が必要となる。
通信端末は、専用回路やネットワーク切り替えを制御するソフトウェアが必要となる。一方、ネットワークは、各々のネットワークシステムに専用設備を準備する必要があり、通信事業者の初期設備投資が増大し、結果、高コスト化につながる。
また、通信継続性を保持したハンドオーバを実現するために、ネットワークに増設する専用設備については、将来のシステムマイグレーションや、ローミングの容易性等を考慮する必要がある。標準団体、具体的には、3Gネットワーク、LTEでは3GPPおよび3GPP2、WiMAXでは、IEEEおよびWiMAX ForumでFixされた方式をサポートした専用設備を利用するのが一般的である。しかし、これらの標準団体がWiMAXまたはLTEと既存ネットワークとのハンドオーバ仕様をFixする迄にはある程度の検討期間を要する。このため、通信事業者がWiMAXまたはLTE単体でのサービス当初から、3Gネットワークとのハンドオーバサービスの障害となる。
WiMAXおよびLTEにおいて、サービス開始当初は、サービスエリアが狭いため、既存ネットワークとの通信継続性を保持することで、普及を推進するような方策を行なうことが一般的である。しかし、これを早期に行なうことができない問題がある。
<通信継続性の保持実現の課題>
移動機主導で、通信中に3GネットワークとWiMAX/LTEのシステム切り替え行なう場合、双方のネットワークでまったくのやり取りが無いネットワークシステム上においては、システム切り替え前のIPアドレスとシステム切り替え後のIPアドレスが異なることとなる。このため、PCのような後位端末(移動機が接続された通信端末)上のOSにIPアドレスの変更が検出され、結果、通信アプリケーションのアクティブセッションが切断される。
また、仮に双方のネットワーク間でのインターワークがあり、システム切り替え前後でIPアドレスが変わらないネットワークシステムでの運用があったとしても、システム切り替えタイミングにおいて、PC上に同じIPアドレスを2個登録することはIPネットワークシステム上の観点より不可である。このため、システム切り替え前後でIPアドレスが無くなるタイミングが存在する。このタイミングで通信アプリケーションがデータのやり取りを行なった場合、上記課題と同様に通信アプリケーションのアクティブセッションが切断される。
<先行文献の技術>
特許文献1は、MIH技術を用いたハンドオーバ方式での発明である。通常、MIHを使ったネットワークシステムでシステム切り替え時の通信継続性を保持する際に、MIH技術を通して実現するには、ネットワーク側にMIHのエージェントサーバを配置する。異なるネットワークシステムのIPアドレスを含むセッション管理を、MIHのエージェントサーバを用いて、ネットワーク側より制御することが一般的である。
特許文献1は、端末側主導でのIPアドレスを引き継ぎする方式について一切の記載がない。また、特許文献1は、MIHサーバについても言及していない。しかし、3GネットワークとWiMAX/LTEのシステム切り替え時の通信継続性の保持については、少なくともネットワーク側機能に依存する技術であると考えられる。
また、特許文献1は、ハンドセットタイプの移動機を実施例にあげているが、この場合、IPセッションの管理や通信アプリケーション管理も含めて、移動機側で包括して制御することが可能である。仮にシステム切り替えタイミングでIPアドレスが変更されたり、IPアドレスが無いタイミングが存在したりしたとしても、それらの状態を隠ぺいして通信アプリケーションを制御することは閉鎖的なプラットフォームのため、比較的容易に制御可能である。一方、モバイルデータカードのように、PCのような独立したオープンプラットフォーム環境下で、そのプラットフォーム上で提供されている機能を用いながら、システム切り替え時の通信継続性を保持させるケースにおいては、OSや通信アプリケーションから、IPアドレスが変更されたことや、IPアドレスが無いタイミングがあることを隠ぺいする必要がある。しかし、特許文献1は、それらの技術に該当する記載が無い。
特許文献2は、異種ネットワークに接続した場合に、各々の消費電力、スループット等を測定し、使用されるアプリケーションの特色も考慮しながら、消費電力を考慮した異種システム切り替える。しかし、特許文献2は、特許文献1と同様に、端末主導でシステム切り替え時の通信継続性を保持するしくみの記載が無い。
上記の課題を解決するため、本発明は、通信アプリケーションが常にIPアドレスが固定となる仮想ネットワークデバイスを介して通信を行なって、通信継続性の保持を可能とする。
具体的に述べると、システム間HO(Hand Over)制御ユーザインタフェースは、ユーザから接続要求を受けると、ユーザが優先接続を設定しているネットワークの無線環境等を確認し、ある閾値を超えていた場合に優先ネットワークに対応した、第1ネットワークに対応するネットワークデバイスに接続要求を行ない、要求を受けた第1ネットワークに対応するネットワークデバイスは、第1ネットワークに対応するデバイスドライバ経由で、移動機に接続処理を要求し、移動機と第1ネットワークが接続処理を実施し、全ての処理が正常に終了すると、第1ネットワークに接続されているHA(Home Agent)より、IPアドレスが移動機にアサインされる。
次に、IPアドレスの割り当てだが、ネットワーク切替え前後でIPアドレスが変わる環境下においては、実際に第1ネットワークと接続されるネットワークデバイスにはネットワークから割り当てられたIPアドレスが、上記の第1ネットワークとの接続処理の最終過程でセットされる。

次に通信アプリケーションとデータ通信を行なうこととなる仮想ネットワークデバイスにはシステム間HO制御ユーザインタフェースにてダミーIPアドレスをセットする。この時点で第一ネットワークとの接続が完了となり、通信アプリケーションは移動機を介して通信が可能となる。
次にユーザデータのやり取りだが、第1ネットワークは、HAが割り当てたIPアドレスをソースIPアドレスに設定されたIPパケットが移動機から到達することを期待しており、通信アプリケーションもまた、実際に通信アプリケーションがやりとりする仮想ネットワークデバイスのIPアドレスがターゲットのIPアドレスに設定されているIPパケットが到達されることで通信が可能となる。
よって、仮想ネットワークデバイスは通信アプリケーションから来たIPパッケトの中のSourceIPアドレスを第1ネットワークから割り当てられたIPアドレスに付け替えて、第1ネットワークに対応するデバイスドライバにIPパケットを転送する。
また、第1ネットワークから来たIPアドレスが第1ネットワークに対応するデバイスドライバに到達したら、IPパケットのTargetIPアドレスを仮想ネットワークデバイスに割り当てられているダミーIPアドレスに書き替えて、仮想ネットワークデバイスドライバに転送し通信アプリケーションにデータが到達する。
次に第1ネットワークと第2ネットワーク間の切り替え時においては、第2ネットワークから割り当てられたIPアドレスは、通信アプリケーションと実際にやりとりをしている仮想ネットワークデバイスではなく、その後位の第2ネットワークに対応したネットワークデバイスに割り当てられるためIPアドレスが変わったことが通信アプリケーションから分からないため、結果、システム切り替え時の通信継続性を保持することが可能となる。
一方、ネットワーク切り替え前後でIPアドレスが変わらない環境下においては、実際に第1ネットワークと接続されるネットワークデバイスにはダミーIPアドレスをセットし、通信アプリケーションとデータ通信を行なうこととなる仮想ネットワークデバイスには第1ネットワークから割り当てられたIPアドレスをセットする方法でも、システム切り替え時の通信継続性を保持することが可能となる。
この場合、第1ネットワークが3Gネットワークであり、同様に第1ネットワークデバイスがモデムであった場合、IPアドレス取得は、PPP認証の中のIPCP(Internet Protocol Control Protocol)の処理の中で行なわれる。この際に第1ネットワークに対応したドライバが第1ネットワークから割り当てられるIPアドレスをダミーIPアドレスに変換してOS内のPPPに送信することで、第1ネットワークデバイスにダミーIPアドレスがセットされる。
次に、システム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェースは、第1ネットワークに対応したドライバから、実際に第1ネットワークから割り当てられたIPアドレスを読み出し、その後、そのIPアドレスを仮想ネットワークデバイスにセットする。この時点で第1ネットワークとの接続処理が完了となり、通信アプリケーションは移動機を介して通信が可能となる。
次にユーザデータのやり取りについてだが、この方式は通信アプリケーションとデータのやり取りを行なう仮想ネットワークデバイスに、第1ネットワークから割り当てられたIPアドレスをセットしているので、通信アプリケーションから第1ネットワークに到達するIPパケットのソースIPアドレスは第1ネットワークから割り当てられたIPアドレスがセットされており、第1ネットワークから仮想ネットワークデバイスに到達するIPパッケトのTargetIPアドレスは、仮想ネットワークデバイスのIPアドレスがセットされているため、通信中のIPアドレスの付け替え処理は必要無い。
次に第1ネットワークと第2ネットワーク間の切り替え時においては、第2ネットワークがWiMAXの場合、IPアドレスの取得は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)処理の中で行なわれる。この際に第2ネットワークに対応したドライバが第2ネットワークから割り当てられるIPアドレスをダミーIPアドレスに変換してOS内のDHCPに送信することで、第2ネットワークに対応したネットワークデバイスにダミーIPアドレスがセットされる。
次に、システム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェースは、第2ネットワークに対応したドライバから、実際に第2ネットワークから割り当てられたIPアドレスを読み出し、第1ネットワークから割り当てられたIPアドレスと第2ネットワークから割り当てられたIPアドレスに変更がないことを確認したところでネットワーク切り替えが完了する。
システム切り替え後のユーザデータのやり取りについても、通信アプリケーションとデータのやり取りを行なう仮想ネットワークデバイスに、第1ネットワークから割り当てられたIPアドレスをセットしているので、通信アプリケーションから第1ネットワークに到達するIPパケットのソースIPアドレスは第1ネットワークから割り当てられたIPアドレスがセットされており、第1ネットワークから仮想ネットワークデバイスに到達するIPパッケトのTargetIPアドレスは、仮想ネットワークデバイスのIPアドレスがセットされているため、通信中のIPアドレスの付け替え処理は必要無い。
よって、このIPアドレス付け替え処理においても、通信アプリケーションとデータのやり取りを行なう仮想ネットワークデバイスのIPアドレスはシステム切り替えタイミングにおいて変わらないため、結果、端末主導での、システム切り替え時の通信継続性保持が可能となる。
これらにより、PC内に実装するシステム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェースと、異なる2種以上のネットワークと独立して通信可能なHybrid通信端末と、3Gネットワークに代表される第1ネットワークに対応したデバイスドライバと、WiMAX/LTEに代表される第2ネットワークに対応したデバイスドライバと、データ通信中に通信アプリケーションと各ネットワークシステムに対応したデバイスドライバ間のデータ転送の役割を果たす仮想ネットワークデバイスの構成、つまり、エンドユーザ側設備のみで、通信端末が異なるネットワークのどちらかと接続中に、通信端末と利用している異なるネットワークのどちらかの無線通信品質が、現行の接続を維持することが困難であると判定した、または、ある条件を満足した場合に、非接続中のネットワークに自動的に接続することを可能とする。また、その切り替え時に通信の継続性保持が可能な機能を実現が達成できる。このため、各々のネットワークに専用設備を設置する必要が無い、または最小限でサービスの提供が可能となる。したがって、ネットワーク主導での機能実装における高コスト化を防止できる。また、早期サービス開始への課題が解決できる。
移動機側主導での通信継続性の保持が可能となり、双方のネットワークに増設しなければならない専用設備が必要無い、または最少にすることができる。このため、設備導入による通信事業者の負担が軽減される。
また、システム切り替えタイミングでリアルタイムのユーザデータが発生しても通信アプリケーションにIPアドレスが変更されたことや、一定期間IPアドレスが無くなるタイミングがあることを隠ぺいすることができる。この結果、通信アプリケーションのセッションが切断されなくなる。したがって、エンドユーザにとっても、通信事業者にとっても多種多様なサービスを利用することが可能となる。
無線ネットワークのブロック図である。 Hybrid通信端末の機能ブロック図およびPCのハードウェアブロック図面である。 PCの機能ブロック図である。 ユーザインタフェースのGUI画面である。 3Gネットワークへの接続処理時および待ち受け時のデータの流れを機能ブロック図に示した図である。 WiMAXネットワークへの接続処理時および待ち受け時のデータの流れを機能ブロック図に示した図である。 3Gネットワークと通信中のデータの流れを機能ブロック図に示した図である。 WiMAXネットワークと通信中のデータの流れを機能ブロック図に示した図である。 3Gネットワークへ新規接続する際のシーケンス図である。 WiMAXネットワークへ新規接続する際のシーケンス図である。 WiMAXネットワークと通信中に3Gネットワークへ接続を切り替える際のシーケンス図である。 3Gネットワークと通信中にWiMAXネットワークへ接続を切り替える際のシーケンス図である。 WiMAX新規接続時または3Gネットワークと通信中にWiMAXネットワークへ接続を切り替える際(システム切替え前後でIPアドレスが変わるケース)のIPアドレス付け替えを説明するシーケンス図である。 3G新規接続時またはWiMAXネットワークと通信中に3Gネットワークへ接続を切り替える際(システム切替え前後でIPアドレスが変わるケース)のIPアドレス付け替えを説明するシーケンス図である。 WiMAX新規接続時または3Gネットワークと通信中にWiMAXネットワークへ接続を切り替える際(システム切替え前後でIPアドレスが変わらないケース)のIPアドレス付け替えを説明するシーケンス図である。 3G新規接続時またはWiMAXネットワークと通信中に3Gネットワークへ接続を切り替える際(システム切替え前後でIPアドレスが変わらないケース)のIPアドレス付け替えを説明するシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。また、2種類の無線ネットワークとして、3GとWiMAXとを用いて説明するが、2種類の無線ネットワークは、それらに限られない。
まず、図1を参照して、無線ネットワーク1000の構成を説明する。図1において、無線ネットワーク1000は、PC(Personal Computer)400と接続されたWiMAX/3G_Hybrid通信端末300と、3Gネットワーク100と、WiMAXネットワーク200とで構成される。WiMAX/3G_Hybrid通信端末300が初めてPC400と接続されたとき、PC400は、システム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェース500をゼロインストールする。3Gネットワーク100は、3G基地局110を備える。WiMAXネットワーク200は、WiMAX基地局210を備える。
なお、以下、WiMAX/3G_Hybrid通信端末300を、単にHybrid通信端末300と記載する。また、システム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェース500を、単に制御ユーザインタフェース500と記載する。これは、明細書の記述の増大を防止するためである。
<初期接続時の動作概要>
Hybrid通信端末300がPC400へ実装されると、Hybrid通信端末300は、PC400より電源供給を受ける。Hybrid通信端末300は、電源供給を受けるとPC400と初期設定を行ないPC400に3Gネットワーク100に対応するネットワークデバイスと、WiMAXネットワークに対応するネットワークデバイスとして認識される。なお、仮想ネットワークデバイスは、制御ユーザインタフェース500のゼロインストール時にPC上に登録されている。Hybrid通信端末300がPC400に接続されている/いないに関係無く、仮想ネットワークデバイスは、OS起動完了後常にOS上で認識されている。
Hybrid通信端末300は、ユーザがあらかじめ制御ユーザインタフェース500へ設定している優先接続ネットワークの捕捉指示を制御ユーザインタフェース500から受ける。Hybrid通信端末300は、優先ネットワークのパイロット捕捉が成功したら、優先ネットワークにて待受け状態に遷移する。
制御ユーザインタフェース500は、Hybrid通信端末300がPC400で、正常に認識され、優先ネットワークの待ち受け完了報告を、Hybrid通信端末300より受信したら、所定の電力制御を行なう。制御ユーザインタフェース500は、次に、Hybrid通信端末300へ待ち受けしているネットワークとの待ち受け状態、および、待ち受けていない方のネットワークの無線状況を周期的に報告する命令を送信する。制御ユーザインタフェース500は、以降は、リアルタイムで各ネットワーク100/200の無線状況および、Hybrid通信端末と待ち受けているネットワーク間の状態を監視する。制御ユーザインタフェース500は、ユーザ設定している優先接続モードに沿って、Hybrid通信端末300制御し、ユーザからの接続指示を待つ。
優先ネットワークが圏外であった場合、制御ユーザインタフェース500は、所定の電力制御を行ない、次に、非優先ネットワークで待ち受ける指示をHybrid通信端末300に指示する。
双方のネットワークが圏外であった場合、制御ユーザインタフェース500は、所定の電力制御を行ない、次に、WiMAXネットワーク200と3Gネットワーク100双方のネットワークの無線状態を周期的にレポートする命令をHybrid通信端末300に指示する。
ユーザより接続操作が行なわれると、制御ユーザインタフェース500は、Hybrid通信端末300へ、所定の電力制御を行なう。次に、制御ユーザインタフェース500は、待ち受けているネットワークに接続する命令をHybrid通信端末300に送信する。
Hybrid通信端末300は、制御ユーザインタフェース500より接続指示命令を受信すると、待ち受けしている側のネットワークと無線レイヤのセッションを確立する。Hybrid通信端末300は、PCのOS機能、具体的にはPPP(Point to Point Protocol)またはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を利用しながら認証処理を行ない、ネットワークよりIPアドレスを取得する。
制御ユーザインタフェース500は、ネットワークよりIPアドレスを取得する過程で、現在接続しようとしているネットワークに対応したネットワークデバイスと、通信アプリケーションと直接データ通信処理を行なう仮想ネットワークデバイスに、所定のネットワークIPアドレスまたはダミーIPアドレスをセットする。各々のネットワークデバイスに所定のIPアドレスが正しくセットされたことを確認出来ると、制御ユーザインタフェース500は、ユーザに接続が完了した旨を表示することで通知する。なお、ダミーIPアドレスは、プライベートIPアドレスから選択する。また、ダミーIPアドレスは、APIPA(Automatic Private IP Addressing)アドレスから選択してもよい。
なお、ユーザがあらかじめ制御ユーザインタフェース500へ設定している接続モードは、3Gネットワーク100に優先的に接続されるモードか、WiMAXネットワーク200のへ優先的に接続するモード、およびどちらかのネットワーク100/200のみに接続するモードの中から選択される。しかし、どちらかのネットワーク100/200のみに接続するモードの処理は、実施例との関連性が無いため説明は行なわない。
<ハンドオーバ時の動作>
次の条件で、制御ユーザインタフェース500は、Hybrid通信端末300内の現在接続中のネットワークから異なるネットワークへの切替え処理を開始する。
条件1.優先ネットワークと接続中で、接続中のネットワークの通信無線品質が劣化し、ハンドオーバの実行を開始する条件を満足した場合。
条件2.非優先ネットワークと接続中で、そのネットワークの状態が無通信状態で待機状態となっているケースの場合。
なお、システム間ハンドオーバの無限ループを防止するため、非優先ネットワークから優先ネットワークへのハンドオーバであった場合は、通信中のハンドオーバは行なわず、非優先ネットワークが無通信状態で待機状態になった契機で、優先ネットワークへの切替え処理を開始する。
Hybrid通信端末300は、制御ユーザインタフェース500の指示により、ハンドオーバ先のWiMAXネットワーク200または3Gネットワーク100の無線通信品質情報を制御ユーザインタフェース500へ報告する。
制御ユーザインタフェース500は、受信した無線通信品質がハンドオーバを実行する条件を満足しているかを判断する。満足していれば、制御ユーザインタフェース500は、Hybrid通信端末300へハンドオーバ実行命令を送信する。
Hybrid通信端末300は、ハンドオーバ実行命令を受信すると、WiMAXネットワーク200または3Gネットワーク100との接続を確立する。Hybrid通信端末300は、所定のIPアドレス付け替え処理が完了したことを、制御ユーザインタフェース500へ通知する。
制御ユーザインタフェース500は、Hybrid通信端末300より、ハンドオーバ先のネットワークとの接続完了報告を受信すると、ハンドオーバ元のWiMAXネットワーク200または3Gネットワーク100とのセッション情報をクリアする要求を、Hybrid通信端末300へ送信する。制御ユーザインタフェース500は、接続ネットワークが変更となったことを自身のユーザインタフェース510上で表示する。制御ユーザインタフェース500は、接続中のネットワーク状態のモニタを継続する。
接続が確立できない場合、Hybrid通信端末300は、ハンドオーバ元のWiMAXネットワーク200または3Gネットワーク100との再接続を試み、再接続が成功すれば通信を継続する。再接続が失敗した場合、Hybrid通信端末300は、速やかに、優先ネットワークで待受け処理を行なう。待受け処理が完了したとき、制御ユーザインタフェース500は、ユーザへその旨を状態表示する。
図2を参照して、Hybrid通信端末300とPC400の構成を説明する。Hybrid通信端末300は、HUB310と、3G機能部320と、WiMAX機能部330とから構成される。3G機能部320は、3G電源管理部321と、3Gメモリ部322と、3G後位IF制御部323と、3G統括制御部324と、3Gモデム部325と、3G RFバンド部326と、3Gアンテナ327とから構成される。WiMAX機能部330は、WiMAX電源管理部331と、WiMAXメモリ部332と、WiMAX後位IF制御部333と、WiMAX統括制御部334と、WiMAXモデム部335と、WiMAX RFバンド部336と、WiMAXアンテナ337とから構成される。
HUB310は、3G機能部320と、WiMAX機能部330とを、PC400に接続する。
3G機能部320の3G統括制御部324と、3Gモデム部325と、3G RFバンド部326は、送信部と受信部に分かれ、それぞれが電力管理部321によって個別に供給電力の制御を受ける。
同様に、WiMAX機能部330のWiMAX統括制御部334と、WiMAXモデム部335と、WiMAX RFバンド部336は、送信部と受信部に分かれ、それぞれが電力管理部331によって個別に供給電力の制御を受ける。
PC400は、USB IF部460と、CPU465と、メモリ470と、表示部475と、ハードディスク480と、操作部485と、それらを接続する内部通信線490とから構成される。
図3を参照して、PC400の機能ブロックを説明する。図3において、PC400は、通信アプリケーション410(具体的にはインタネットブラウザおよびメーラー)と、接続ネットワークの状態表示テーブル420と、TCP/UDP/IP部430と、デバイスドライバ440と、デバイスマネージャ450と、システム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェース500と、PPP405と、DHCP415とから構成される。
デバイスドライバ440は、3Gモデムドライバ441、WiMAXデバイスドライバ442と、仮想ネットワークドライバ443とから構成される。
デバイスマネージャ450は、3Gモデム451、WIMAXネットワークアダプタ452、仮想ネットワークデバイス453から構成される。
制御ユーザインタフェース500は、ユーザインタフェース510と、ユーザインタフェースAPI(Application Program Interface)群520と、ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530と、3Gネットワーク状態監視部540と、WiMAXネットワーク状態監視部560と、3G API制御部570と、WiMAX API制御部580と、仮想ネットワーク制御部575と、3G API群590と、WiMAX API群550と、仮想ネットワーク API群585から構成される。
デバイスマネージャ450は、3G機能部320およびWiMAX機能部330の接続形態より、3G機能部320はモデム、WiMAX機能部330はネットワークアダプタとして、認識される。実際に通信アプリケーション410と通信を行なう仮想ネットワークデバイス453は、ネットワークアダプタとして認識される。なお、Hybrid通信端末300でPPPを終端する場合、3G機能部320は、ネットワークアダプタとて、認識することができる。
なお、仮想ネットワークデバイス配下で実際の処理を行なう仮想ネットワークドライバ443は、3Gモデム320の配下で実際の処理を行なう3Gモデムドライバ441および、WIMAXネットワークアダプタ452の配下で実際の処理を行なうWiMAXデバイスドライバ442とユーザデータの転送を行なうインタフェースを具備する。
ユーザが操作するユーザインタフェース510は、ユーザからの接続/切断要求をハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530へ通知する。ユーザインタフェース510は、その要求に対する接続可否の結果、WiMAXネットワーク200と3Gネットワーク100の状態や各種設定内容を表示する。ユーザインタフェース510は、また各種設定内容の変更設定を実施する。ユーザインタフェース510は、それらの一つ一つの機能がユーザインタフェースAPI群520に対応している。
ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530は、ユーザインタフェースAPI群520と3G API群590とWiMAX API群550と仮想ネットワークAPI群とのインタフェース機能を具備する。ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530は、ハンドオーバ実行を決定する。ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530は、新規接続時にどちらのネットワークと接続するか、また、実際の接続切断処理やデータ通信中やシステム切換え時にどのルートを介してHybrid通信端末300を制御するかを判断する。
3Gネットワーク状態監視部540は、3G API群590の応答メッセージより各システムの無線通信品質および3G機能部320の状態(接続/切断/待受け/Pilot捕捉中等)を監視する。状態が変化したとき、3Gネットワーク状態監視部540は、ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530へ通知する。
WiMAXネットワーク状態監視部560は、WiMAX API群550の応答メッセージより各システムの無線通信品質およびWiMAX機能分330の状態(接続/切断/待受け/Pilot捕捉中等)を監視する。状態が変化したとき、WiMAXネットワーク状態監視部560は、ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530へ通知する。
3G API制御部570は、ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530からの命令を元に、3G API群590を実行する。この結果、3G API制御部570は、3G機能部320を制御する。
WiMAX API制御部580は、ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530からの命令を元に、WiMAX API群550を実行する。この結果、WiMAX API制御部580は、WiMAX機能部330を制御する。
仮想ネットワークAPI制御部575は、ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部530からの命令を元に、仮想ネットワークAPI群585を実行する。この結果、仮想ネットワークAPI制御部575は、3Gモデム451と仮想ネットワークデバイス453の間のIPアドレス付け替え処理を制御する。仮想ネットワークAPI制御部575は、WiMAXネットワークアダプタ452と仮想ネットワークデバイス453の間のIPアドレス付け替え処理を制御する。仮想ネットワークAPI制御部575は、3Gモデム451と仮想ネットワークデバイス453の間のユーザデータ転送制御を実行する。仮想ネットワークAPI制御部575は、WiMAXネットワークアダプタ452と仮想ネットワークデバイス453の間のユーザデータ制御転送制御を行なう。
図2と図3との対比から明らかなように、デバイスドライバ440、デバイスマネージャ450、システム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェース500は、メモリ470上のプログラムをCPU465が実行して、実現している。
図4を参照して、ユーザインタフェース510のGUI画面を説明する。図4において、ユーザインタフェース510は、状態表示ウィンド511と、送受信データカウンタ512と、電波表示ウィンド513と、接続/切断ボタン514と、優先接続設定515からなる。
状態表示ウィンド511は、どちらのネットワークで待受け中または接続中なのかを示すウィンドである。送受信データカウンタ512は、WiMAXネットワーク200と3Gネットワーク100とWiMAX/3Gハンドオーバ対応端末300間で通信された、各々のデータ送受信量を示すウィンドである。電波表示ウィンド513は、待受け/接続中のWiMAXネットワーク200または3Gネットワーク100の通信無線品質を表示する。接続/切断ボタン514は、WiMAXネットワーク200または3Gネットワーク100との接続/切断を制御するボタンである。優先接続設定515は、WiMAXに優先して接続するモードと、3Gに優先して接続するモードと、WiMAXのみに接続するモードと、3Gのみに接続するモードが設定可能である。
これらの機能は、全て、ユーザインタフェースAPI群520の各APIと1対1で対応している。
次に、接続処理中とデータ通信時にどのようなデータの流れで処理を行なうかを、図5ないし図8を用いて説明する。
<3Gネットッワーク待ち受け時および接続時のデータの流れ>
図5を参照して、3Gネットワーク100での待受け時および接続処理時のデータ流れを説明する。図5において、アプリケーション層は、通信アプリケーション410と、システム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェース500が位置する。通信プロトコル層は、PPP405と、TCP/UDP/IP430と、DHCP415が位置する。ネットワークデバイスインタフェース層は、3Gモデム451と、仮想ネットワークデバイス453と、WiMAXネットワークアダプタ452とが位置する。デバイスドライバ層は、3Gモデムドライバ441と、WiMAXネットワークアダプタドライバ442と、仮想ネットワークデバイスドライバ443とが位置する。WiMMAX_Hybrid通信端末層は、3G機能部320と、WiMAX機能部330とが位置する。ネットワーク層は、3Gネットワーク100と、WiMAXネットワーク200とが位置する。
待受け時において、制御インタフェース500は、3G機能部320より3Gネットワーク100で現在捕捉しているパイロットの無線強度を含むネットワーク情報および待受け状態の情報を一定周期毎にポーリングで情報を収集する。制御インタフェース500は、その状態をユーザインタフェース510で表示する。これらの処理においては、状態取得処理のみなのでPPP405を介さない制御である(図5の破線)。
次に3Gネットワーク100への接続処理時において、制御インタフェース500は、3G機能部320へ3Gモデム451および3Gモデムドライバ441を介して無線セッション確立要求を通知する。その完了報告を受信すると、次に、制御インタフェース500は、PPP405を制御し、PPPセッション確立要求を通知する。その完了報告を受信したあと、制御インタフェース500は、IPアドレス設定処理を各ネットワークデバイスに行なう。これらの処理が正常に完了したところで、制御インタフェース500は、ユーザインタフェース510で接続完了表示をする。
<WiMAXネットッワーク待ち受け時および接続時のデータの流れ>
図6は、WiMAXネットワーク200での待受け時および、接続処理時のデータの流れを示している。
待受け時において、制御インタフェース500は、WiMAX機能部330よりWiMAXネットワーク200で現在捕捉しているパイロットの無線強度を含むネットワーク情報および待受け状態の情報を一定周期毎にポーリングで情報を収集する。制御インタフェース500は、その状態をユーザインタフェース510上で表示する。これらの処理においては、状態取得処理のみなのでDHCP415を介さない制御である(図6の破線)。
次にWIMAXネットワーク200への接続処理時において、制御インタフェース500は、WiMAX機能部330へWiMAXネットワークアダプタ452およびWiMAXネットワークアダプタドライバ442を介して無線セッション確立要求を通知する。その完了報告を受信すると、次に、制御インタフェース500は、同様にWiMAX機能部330へ同様にEAPセッション確立要求を通知する。その完了報告を受信すると、制御インタフェース500は、DHCP415を制御し、IPアドレス取得処理を行なう。その完了報告を受信すると、制御インタフェース500は、IPアドレス設定処理を各ネットワークデバイスに行なう。これらの処理が正常に完了したところで、制御インタフェース500は、ユーザインタフェース510上で接続完了表示をする。
<3Gネットッワークで通信中のデータの流れ>
図7は、通信アプリケーション410が3Gネットワーク100と通信中のデータの流れを示している。図7において、仮想ネットワークデバイス453は、通信アプリケーション410からのユーザデータを、仮想ネットワークドライバ443に送信する。仮想ネットワークドライバ443は、接続中の3Gモデムスドライバ441へユーザデータの転送を行なう。これによって、3G機能部320を介して接続中の3Gネットワーク100へユーザデータを転送することが可能となる。
次に、3Gネットワーク100からのデータは、3G機能部320を介して3Gモデムライバ441が受信する。3Gモデムライバ441は、そのデータを仮想ネットワークドライバ443に転送する。これによって、仮想ネットワークデバイス453を介して、通信アプリケーション410に3Gネットワーク100からのデータの転送が可能となる。
<WiMAXネットッワークで通信中のデータの流れ>
図8は、通信アプリケーション410がWiMAXネットワーク200と通信中のデータの流れを示している。図8において、仮想ネットワークデバイス453は、通信アプリケーション410からのユーザデータを、仮想ネットワークドライバ443に送信する。仮想ネットワークドライバ443は、接続中のWiMAXデバイスドライバ442へユーザデータの転送を行なう。これによって、WiMAX機能部330を介して接続中のWiMAXネットワーク200へユーザデータを転送することが可能となる。
次に、WiMAXネットワーク200からのデータは、WiMAX機能部320を介してWiMAXネットワークアダプタドライバ442が受信する。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、そのデータを仮想ネットワークドライバ443に転送する。これによって、仮想ネットワークデバイス453を介して、通信アプリケーションにWiMAXネットワーク200からのデータの転送が可能となる。
なお、データ通信中に通信アプリケーションが必ず仮想ネットワークデバイスにユーザデータを転送するための1つの手法として、接続処理の中で、PCのOS上で設定可能なデフォルトゲートウェイを利用する方法がある。具体的には、仮想ネットワークデバイスのデフォルトゲートウェイの設定を、同様に仮想ネットワークデバイスに設定したIPアドレスが119.105.100.100であった場合に、119.105.100.101とする。これによって、デフォルトゲートウェイは、通信アプリケーションのユーザデータを仮想ネットワークデバイスに転送することとなる。
同様に、仮想ネットワークドライバ453と3Gモデムドライバ441間のルート設定および、仮想ネットワークドライバ453と3Gモデムドライバ441間のルート設定は、これらのデバイスドライバの上位にあるネットワークデバイスは接続処理の中でIPアドレスが設定されるので、それらのIPアドレスを前記で述べたルート内容にそって接続処理中にPCのOS上で設定可能なルーティングテーブルに設定することで制御可能となる。もちろん、各デバイスドライバに独自でユーザデータ転送用のインタフェースを具備してデータの流れを制御する方法も可能である。
次に3Gネットワーク100およびWiMAXネットワーク200との新規接続および切断時の動作シーケンスと、双方のネットワーク100、200間でのシステム切換え時の動作シーケンスを、図9ないし図12を用いて説明する。
<WiMAXネットッワークへの新規接続および切断時の動作>
図9を参照して、WiMAXネットワーク200での新規接続時および切断時の処理動作を説明する。図9において、通信アプリケーション410は、制御ユーザインタフェース(SHO制御UI)500に、接続要求を送信する(S101)。制御ユーザインタフェース(SHO制御UI)500は、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース(SHO制御UI)500は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442に無線レイヤ確立要求を送信する(S102)。WiMAXネットワークアダプタ442は、WiMAX機能部330へ無線レイヤ確立要求を送信する(S103)。WiMAX機能部330は、要求信号を受信するとWiMAXネットワーク200とWiMAX無線レイヤ確立処理を行なう(S104)。WiMAX機能部330は、処理が完了すると無線レイヤ確立完了通知をWiMAXネットワークアダプタドライバ442に送信する(S105)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、無線レイヤ確立完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ無線レイヤ確立完了通知を送信する(S106)。
次に、制御ユーザインタフェース500は、EAP認証を実行するために、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442に認証処理要求を送信する(S107)。WiMAXネットワークアダプタ442は、WiMAX機能部330へ認証処理要求を転送する(S108)。WiMAX機能部330は、要求信号を受信するとWiMAXネットワーク200とWiMAX EAP処理を行なう(S109)。処理が完了すると、WiMAX機能部330は、認証処理完了通知をWiMAXネットワークアダプタドライバ442に送信する(S110)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、制御ユーザインタフェース500へ認証処理完了通知を送信する(S111)。
次に制御ユーザインタフェース500は、DHCPを実行するために、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、OS上の機能であるDHCP415へDHCP処理要求を送信する(S112)。DHCP415は、要求を受信すると、WiMAXネットワーク200とDHCP処理を実行する(S113)。処理が正常に完了すると、DHCP415は、制御ユーザインタフェース500へDHCP完了通知を送信する(S114)。
完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500は、仮想ネットワークデバイス453とWiMAXネットワークアダプタ452にIPアドレス設定処理を行なう(S115)。正常に設定処理が完了したところで、制御ユーザインタフェース500は、ユーザインタフェース510上で接続完了を表示する(S116)。これらによって、通信アプリケーション410とWiMAXネットワーク200とは、通信状態となる。
ここで、制御ユーザインタフェース500は、切断イベントを検出する(S117)。制御ユーザインタフェース500は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442へ切断処理要求を送信する(S118)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、要求を受信すると、WiMAX機能部330へ切断処理要求を送信する(S119)。WiMAX機能部330は、要求を受信すると、WiMAX切断処理をDHCP415と連携して行なう(S120)。切断処理が完了すると、WiMAX機能部330は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442へ切断処理完了通知を送信する(S121)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ切断処理完了通知を送信する(S122)。
制御ユーザインタフェース500は、完了通知を受信すると、IPアドレス解放要求を仮想ネットワークデバイス453に送信する(S123)。仮想ネットワークデバイス453は、IPアドレス解放処理を行なう(S124)。仮想ネットワークデバイス453は、IPアドレス解放完了メッセージを制御ユーザインタフェース500へ送信する(S125)。制御ユーザインタフェース500は、解放処理が正しくおこなわれたかを確認後、優先ネットワークが待ち受けに遷移したことを確認し、ユーザインタフェース510上で待ち受け状態を表示する(S126)。
<3Gネットッワークへの新規接続および切断時の動作>
図10を参照して、3Gネットワーク100での新規接続時および切断時の動作を説明する。図10において、通信アプリケーション410は、ユーザ接続要求をシステム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェース(SHO制御UI)500に送信する(S131)。通信アプリケーション410より接続要求S101を受けると、制御ユーザインタフェース(SHO制御UI)500は、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、、3Gモデムドライバ441に無線レイヤ確立要求を送信する(S132)。3Gモデムドライバ441は、3G機能部320へ無線レイヤ確立要求送信する(S133)。3G機能部320は、要求信号を受信すると3Gネットワーク100と3G無線レイヤ確立処理を行なう(S134)。3G機能部320は、処理が完了すると無線レイヤ確立完了通知を3Gモデムドライバ441に送信する(S136)。3Gモデムドライバ441は、完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ無線レイヤ確立完了通知を送信する(S137)。
制御ユーザインタフェース500は、PPP処理を実行するために、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、OS上の機能であるPPP405へPPPレイヤ確立要求を送信する(S138)。PPP405は、要求を受信すると、3Gネットワーク100とPPP処理を実行する(S139)。PPP405は、処理が正常に完了すると、制御ユーザインタフェース500へPPP完了通知を送信する(S141)。
次に制御ユーザインタフェース500は、仮想ネットワークデバイス453と3Gモデム451にIPアドレス設定処理S135を行なう(S142)。正常に設定処理が完了したところで、制御ユーザインタフェース500は、ユーザインタフェース510上で接続完了表示を表示する(S143)。通信アプリケーション410と3Gネットワーク100は、データ通信中となる。
制御ユーザインタフェース500は、ユーザから、または通信アプリケーション410からの切断イベントを検出する(S144)。制御ユーザインタフェース500は、3Gモデムドライバ441へ切断処理要求を送信する(S146)。3Gモデムドライバ441は、要求を受信すると、3G機能部320へ切断処理要求を送信する(S147)。3G機能部320は、要求を受信すると、3G切断処理をPPP405と連携して行なう(S148)。3G機能部320は、切断処理が完了すると3Gモデムドライバ441へ切断処理完了通知を送信する(S149)。3Gモデムドライバ441は、完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ切断処理完了通知を送信する(S151)。
制御ユーザインタフェース500は、完了通知を受信すると仮想ネットワークデバイス453のIPアドレス解放要求を送信する(S152)。仮想ネットワークデバイス453は、IPアドレス解放処理を実施する(S153)。仮想ネットワークデバイス453は、IPアドレス解放完了通知を制御ユーザインタフェース500へ送信する(S154)。制御ユーザインタフェース500は、優先ネットワークが待ち受けに遷移したことを確認し、ユーザインタフェース510上で待ち受け状態を表示する(S156)。
<WiMAXネットワークから3Gネットッワークへの接続切り替え動作>
図11を参照して、WiMAXネットワーク200から3Gネットッワーク100へ接続切り替えの処理を説明する。図11において、通信アプリケーション410は、WiMAXネットワーク200と通信中にある。この状態で、制御ユーザインタフェース500は、あらかじめ設定された優先接続設定に対応したネットワーク切換えイベントを検出する(S161)。制御ユーザインタフェース500は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442へ切断処理要求を送信する(S162)。制御ユーザインタフェース500は、次に、仮想ネットワークデバイスドライバ443へ、ユーザデータ保持要求を送信する(S163)。仮想ネットワークデバイスドライバ443は、処理を開始すると、制御ユーザインタフェース500へユーザデータ保持開始通知を送信する(S164)。ネットワーク切換え期間中は、通信アプリケーション410と仮想ネットワークドライバ443の間で一定期間バッファリングされる。しかし、ある期間の間にネットワーク切換えが完了しない場合には、ユーザデータのバッファリング中止し、それまでバッファリングしていたユーザデータは破棄される。また、仮想ネットワークデバイス453は、IPアドレスを保持する。
WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、切断処理要求信号を受信すると、WiMAX機能部330へ切断処理要求を送信する(S166)。WiMAX機能部330は、要求を受信すると、WiMAX切断処理をDHCP415と連携して行なう(S167)。WiMAX機能部330は、切断処理が完了するとWiMAXネットワークアダプタドライバ442へ切断処理完了通知を送信する(S168)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ切断処理完了通知を送信する(S169)。
制御ユーザインタフェース500は、完了通知を受信すると、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、3Gモデムドライバ441に無線レイヤ確立要求を送信する(S170)。3Gモデムドライバ441は、3G機能部320へ無線レイヤ確立要求送信する(S171)。3G機能部320は、要求信号を受信すると3Gネットワーク100と3G無線レイヤ確立処理を行なう(S172)。3G機能部320は、処理が完了すると無線レイヤ確立完了通知を3Gモデムドライバ441に送信する(S173)。3Gモデムドライバ441は、完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ無線レイヤ確立完了通知を送信する(S174)。
制御ユーザインタフェース500は、PPP処理を実行するために、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、OS上の機能であるPPP405へPPPレイヤ確立要求を送信する(S176)。PPP405は、要求を受信すると、3Gネットワーク100とPPP処理を実行する(S177)。PPP405は、処理が正常に完了すると、制御ユーザインタフェース500へPPP完了通知を送信する(S178)。
制御ユーザインタフェース500は、完了通知を受信すると、仮想ネットワークデバイス453と3Gモデム451にIPアドレス設定処理を行なう(S179)。制御ユーザインタフェース500は、正常に設定処理が完了したところで、仮想ネットワークデバイスドライバへユーザデータ保持終了要求を送信する(S181)。仮想ネットワークデバイスドライバは、ユーザデータのバッファリングを停止し、ユーザデータ保持終了通知を制御ユーザインタフェース500へ送信する(S182)。以上により通信アプリケーション410からのユーザデータは、3Gネットワーク100と通信状態となる。
<3GネットワークからWiMAXネットッワークへの接続切り替え動作>
図12を参照して、3Gネットワーク100からWiMAX200ネットッワークへ接続切り替えの処理を説明する。図12において、通信アプリケーション410は、3Gネットワーク100と通信中である。この状態で、制御ユーザインタフェース500は、あらかじめ設定された優先接続設定に対応したネットワーク切換えイベントを検出する(S191)。制御ユーザインタフェース500は、3Gモデムドライバ441へ切断処理要求を送信する(S192)。制御ユーザインタフェース500は、次に、仮想ネットワークデバイスドライバ443へ、ユーザデータ保持要求を送信する(S193)。仮想ネットワークデバイスドライバ443は、処理を開始すると、制御ユーザインタフェース500へユーザデータ保持開始通知を送信する(S194)。ネットワーク切換え期間中は、通信アプリケーション410と仮想ネットワークドライバ443間で一定期間バッファリングされるが、ある期間の間にネットワーク切換えが完了しない場合には、ユーザデータのバッファリング中止し、それまでバッファリングしていたユーザデータは破棄される。また、仮想ネットワークデバイス453は、IPアドレスを保持する。
3Gモデムドライバ441は、切断処理要求を受信すると、3G機能部320へ切断処理要求を送信する(S196)。3G機能部320は、要求を受信すると、3G切断処理をPPP405と連携して行なう(S197)。3G機能部320は、切断処理が完了すると3Gモデムドライバ441へ切断処理完了通知を送信する(S198)。3Gモデムドライバ441は、完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ切断処理完了通知を送信する(S199)。
制御ユーザインタフェース500は、完了通知受信すると、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442に無線レイヤ確立要求を送信する(S201)。WiMAXネットワークアダプタ442は、WiMAX機能部330へ無線レイヤ確立要求を送信する(S202)。WiMAX機能部330は、要求信号を受信するとWiMAXネットワーク200とWiMAX無線レイヤ確立処理を行なう(S203)。WiMAX機能部330は、処理が完了すると無線レイヤ確立完了通知をWiMAXネットワークアダプタドライバ442に送信する(S204)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、無線レイヤ確立完了通知を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ無線レイヤ確立完了通知送信する(S206)。
制御ユーザインタフェース500は、EAP認証を実行するために、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442に認証処理要求を送信する(S208)。WiMAXネットワークアダプタ442は、WiMAX機能部330へ認証処理要求を転送する(S209)。WiMAX機能部330は、要求信号を受信するとWiMAXネットワーク200とWiMAX EAP処理を行なう(S209)。WiMAX機能部330は、処理が完了すると認証処理完了通知をWiMAXネットワークアダプタドライバに送信する(S211)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、制御ユーザインタフェース500へ認証処理完了通知を送信する(S212)。
制御ユーザインタフェース500は、DHCPを実行するために、それに対応したAPIを実行する。具体的には、制御ユーザインタフェース500は、OS上の機能であるDHCP415へDHCP処理要求を送信する(S213)。DHCP415は、要求を受信すると、WiMAXネットワーク200とDHCP処理を実行する(S214)。DHCP415は、処理が正常に完了すると、制御ユーザインタフェース500へDHCP完了通知を送信する(S216)。
制御ユーザインタフェース500は、完了通知を受信すると、仮想ネットワークデバイス453とWiMAXネットワークアダプタ452にIPアドレス設定処理を行なう(S217)。正常に設定処理が完了したところで、制御ユーザインタフェース500は、仮想ネットワークデバイスドライバ443へユーザデータ保持終了要求を送信する(S218)。仮想ネットワークデバイスドライバ443は、ユーザデータのバッファリングを停止し、ユーザデータ保持終了通知を制御ユーザインタフェース500へ送信する(S19)。以上により通信アプリケーション410は、WiMAXネットワーク200と通信状態となる。
次に3Gネットワーク100およびWiMAXネットワーク200との新規接続時のIPアドレス付け替え処理とIPアドレス設定方法および、3Gネットワーク100とWiMAXネットワーク200間でのシステム切換え時のIPアドレス付け替え処理およびIPアドレス設定方法を図13ないし図16を用いて説明する。
<WiMAX接続時のIPアドレス付け替え処理方法 その1>
図13を参照して、システム切替え前後でIPアドレスが変わるネットワーク環境において、WiMAXネットワーク200との新規接続時または3Gネットワーク100と通信中にWiMAXネットワーク200へ接続を切り替える際のIPアドレス付け替え処理を説明する。図13において、WiMAXネットワーク200は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442に、DHCP ACK(ネットワーク(NW)−IPアドレス)を送信する(S231)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、DHCP415へ同じ内容のDHCP ACK(NW−IPアドレス)を送信する(S232)。DHCP415は、ACK信号を受信すると、制御ユーザインタフェース500にDHCP処理完了を送信する(S233)。DHCP415は、WiMAXネットワークアダプタ452にWiMAXネットワーク100よりDHCP処理でアサインされたIPアドレスの設定処理を行なう(S234)。
制御ユーザインタフェース500は、OS上のTCP/UDP/IP430へ、仮想ネットワークデバイス453にダミーIPアドレス設定する要求を送信する(S236)。TCP/UDP/IP430は、要求信号を受信すると、仮想ネットワークデバイス453へダミーIPアドレスを設定する(S237)。
なお、システム切り替え時においては、仮想ネットワークアダプタへの一連のダミーIPアドレス設定(S236およびS237)は、不要である。
制御ユーザインタフェース500は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442にWiMAXネットワーク200からアサインされたネットワークIPアドレスの内容を要求する信号を送信する(S238)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、要求信号を受信すると、制御ユーザインタフェース500へネットワークIPアドレス応答信号を送信する(S239)。制御ユーザインタフェース500は、応答信号を受信すると、仮想ネットワークデバイス443へ、ネットワークIPアドレスの内容を通知する(S241)。制御ユーザインタフェース500は、次にWiMAXネットワークアダプタドライバ442にダミーIPアドレスの内容を通知する(S242)。制御ユーザインタフェース500は、TCP/UDP/IP430へWiMAXネットワークアダプタ442にはネットワークIPアドレスが、仮想ネットワークデバイスにはダミーIPアドレスが設定されていることを確認する(S243)。制御ユーザインタフェース500は、ユーザインタフェース510上で接続完了を表示する(S244)。
なお、仮想ネットワークデバイスドライバ443へ、ネットワークIPアドレスを、WiMAXネットワークアダプタドライバにダミーIPアドレス内容を通知した理由は、後述するユーザデータのIPパケット内のIPアドレスを書き換えるためである。
次に、通信アプリケーション410は、仮想ネットワークデバイス453へダミーIPアドレス宛ての送信データを送信する(S246)。仮想ネットワークデバイス453は、通信アプリケーション410より、送信元IPアドレスに、自身に設定されているダミーIPアドレスが設定された送信データを受信したら、仮想ネットワークデバイスドライバ443へ、同様に、送信データを送信する(S247)。仮想ネットワークデバイスドライバ443は、送信データを受信すると、送信元IPアドレスをダミーIPアドレスから、ステップ241で通知されたネットワークIPアドレスに書換え処理を実行する(S248)。仮想ネットワークデバイスドライバ443は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442に送信元IPアドレスにネットワークからアサインされたIPアドレスが設定された送信データを送信する(S249)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、送信データを受信したらWiMAX機能部330を介してWiMAXネットワーク200へ送信データを送信する(S251)。以上によって、通信アプリケーション410からのユーザデータをWiMAXネットワーク200へ送信できる。
次に、WiMAXネットワーク200は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442に受信データを送信する(S252)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、WiMAXネットワーク200からの受信データを受信すると、WiMAXネットワークアダプ452に設定されている受信データ内の送信先IPアドレスをで通知された仮想ネットワークデバイス453に設定されているダミーIPアドレスに書き換える(S253)。この後、WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、仮想ネットワークデバイスドライバ443に受信データを送信する(S254)。仮想ネットワークデバイスドライバ443は、データを受信すると、この受信データを仮想ネットワークデバイス453に送信する(S256)。仮想ネットワークデバイス453は、データを受信すると、この受信データを通信アプリケーション410へ送信する(S257)。
以上のIPアドレス付け替え処理およびIPアドレスの設定により、WiMAXネットワーク200からのデータを通信アプリケーション410へ送信できる。
<3G接続時のIPアドレス付け替え処理方法 その1>
図14を参照して、システム切替え前後でIPアドレスが変わるネットワーク環境において、3Gネットワーク100との新規接続時またはWiMAXネットワーク200と通信中に3Gネットワーク100へ接続を切り替える際のIPアドレス付け替え処理を説明する。図14において、3Gネットワーク100は、PPPの中の一般的なIPCP処理手順に基づき、IPCP_NAC(NW−IPアドレス)を3Gドライバ441に送信する(S261)。3Gモデムドライバ441は、3Gネットワーク100より、同ネットワークからアサインされるIPアドレスが格納された、IPCP_NAC(NW−IPアドレス)を受信すると、PPP405へ同様にIPCP_NAC(NW−IPアドレス)を送信する(S262)。PPP405は、NAC信号を受信すると、3Gモデムドライバ441へIPCPリクエスト(NW−IPアドレス)を送信する(S263)。3Gモデムドライバ441は、信号を受信すると、3G機能部320を介して3Gネットワーク100へ同様にIPCPリクエスト(NW−IPアドレス)を送信する(S264)。3Gネットワーク100は、信号を受信すると、IPCP_ACK(NW−IPアドレス)を3Gモデムドライバ441へ送信する(S266)。3Gモデムドライバ441は、信号を受信するとPPP405へ同様にIPCP_ACK(NW−IPアドレス)を送信する(S267)。PPP405は、信号を受信すると制御ユーザインタフェース500にPPPレイヤ確立完了S134を送信する(S268)。PPP405は、3Gモデム451に3Gネットワーク100よりIPCP処理でアサインされたIPアドレスの設定処理を行なう(S269)。
制御ユーザインタフェース500は、OS上のTCP/UDP/IP430へ、仮想ネットワークデバイス453にダミーIPアドレス設定する要求を送信する(S271)。TCP/UDP/IP430は、要求信号を受信すると、仮想ネットワークデバイス453へダミーIPアドレスを設定する(S272)。
なお、システム切り替え時においては、仮想ネットワークアダプタへの一連のダミーIPアドレス設定は不要である。
制御ユーザインタフェース500は、3Gモデムドライバ441にNWからアサインされたネットワークIPアドレスの内容を要求する信号を送信する(S273)。3Gモデムドライバ441は、要求信号を受信すると、制御ユーザインタフェース500へネットワーク応答信号を送信する(S274)。制御ユーザインタフェース500は、応答信号を受信すると、仮想ネットワークデバイス443へ、ネットワークIPアドレスの内容を通知する(S276)。制御ユーザインタフェース500は、次に3Gモデムドライバ441にダミーIPアドレスの内容を通知する(S277)。制御ユーザインタフェース500は、TCP/UDP/IP430へ3Gモデムドライバ441にはネットワークIPアドレスが、仮想ネットワークデバイス453にはダミーIPアドレスが設定されていることを確認する(S278)。制御ユーザインタフェース500は、ユーザインタフェース510上で接続完了を表示する(S279)。
なお、仮想ネットワークデバイスドライバ443へ、ネットワークIPアドレスを、3Gモデムドライバ441にダミーIPアドレス内容を通知した理由は、後述するユーザデータのIPパケットデータ内IPアドレスを書き換えるためである。
次に、通信アプリケーション410は、仮想ネットワークデバイス453に送信データを送信する(S281)。仮想ネットワークデバイス453は、通信アプリケーション410より、送信元IPアドレスに、自身に設定されているダミーIPアドレスが設定された送信データを受信したら、仮想ネットワークデバイスドライバ443へ、同様に、送信データを送信する(S282)。仮想ネットワークデバイスドライバ443は、送信データを受信すると、送信元IPアドレスをダミーIPアドレスから、ステップ276で通知されたネットワークIPアドレスに書換え処理を実施する(S283)。この後、仮想ネットワークデバイスドライバ443は、3Gモデムドライバ441に送信元IPアドレスにネットワークからアサインされたIPアドレスが設定された送信データを送信する(S284)。3Gモデムドライバ441は、送信データを受信したら3G機能部を介して3Gネットワーク100へ送信データを送信する(S286)。以上で、通信アプリケーション410からのユーザデータを3Gネットワーク100へ送信できる。
次に、3Gネットワーク100は、3Gモデムドライバ441に受信データを送信する(S287)。3Gモデムドライバ441は、3Gネットワーク100からの受信データを受信すると、3Gモデムドライバ441に設定されている、受信データ内の送信先IPアドレスを、ステップ277で通知された仮想ネットワークデバイス453に設定されているダミーIPアドレスに書き換える(S288)。この後、3Gモデムドライバ441は、仮想ネットワークデバイスドライバ443に受信データを送信する(S289)。仮想ネットワークデバイスドライバ443は、データを受信すると、同受信データを仮想ネットワークデバイス453に送信する(S291)。仮想ネットワークデバイス453は、データを受信すると、同受信データを通信アプリケーション410へ送信する(S292)。以上のIPアドレス付け替え処理およびIPアドレスの設定により、3Gネットワーク100からのデータを通信アプリケーション410へ送信できる。
<WiMAX接続時のIPアドレス付け替え処理方法 その2>
図15を参照して、システム切替え前後でIPアドレスが変わらないネットワーク環境において、WiMAXネットワーク200との新規接続時または3Gネットワーク100と通信中にWiMAXネットワーク200へ接続を切り替える際のIPアドレス付け替え処理を説明する。図15において、WiMAXネットワーク200は、一般的なDHCP処理手順に基づき、DHCP ACK(NW−IPアドレス)をWiMAXドライバ442に送信する(S301)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、WiMAXネットワーク200より、DHCP ACK(NW−IPアドレス)を受信すると、DHCP ACKメッセージ内に格納されているWiMAXネットワーク200からアサインされたネットワークIPアドレスを、DHCP処理の前段で制御ユーザインタフェース500から通知されているダミーIPアドレスに書き換える(S302)。この後、WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、書き換え後のDHCP ACK(ダミーIPアドレス)をDHCP415へ送信する(S303)。DHCP415は、ACK信号を受信すると、制御ユーザインタフェース500にDHCP処理完了を送信する(S304)。DHCP415は、WiMAXネットワークアダプタS452に制御ユーザインタフェース500から通知されIPアドレスの設定処理を行なう(S306)。
制御ユーザインタフェース500は、WiMAXネットワークアダプタドライバ442にWiMAXネットワーク200からアサインされたネットワークIPアドレスの内容を要求する信号を送信する(S307)。WiMAXネットワークアダプタドライバ442は、要求信号を受信すると、制御ユーザインタフェース500へ、WiMAXネットワーク200からアサインされたネットワークIPアドレスの内容を送信する(S308)。制御ユーザインタフェース500は、OS上のTCP/UDP/IP430へ、仮想ネットワークデバイス453にネットワークIPアドレス設定する要求を送信する(S309)。TCP/UDP/IP430は、要求信号を受信すると、仮想ネットワークデバイス453へネットワークIPアドレスを設定する(S311)。制御ユーザインタフェース500は、TCP/UDP/IP430へWiMAXネットワークアダプタ442にはダミーIPアドレスが、仮想ネットワークデバイス453にはネットワークIPアドレスが設定されていることを確認する(S312)。制御ユーザインタフェース500は、ユーザインタフェース510上で接続完了を表示する(S313)。
なお、システム切り替え時においては、仮想ネットワークアダプタへの一連のダミーIPアドレス設定は必要ないため、ステップ309およびステップ311は不要である。
以下のステップ314ないしステップ323で、通信アプリケーション410からWiMAXネットワーク200へのデータ送信の流れと、WiMAXネットワーク200から通信アプリケーション410へのデータ受信の流れを説明している。しかし、これらの処理は、IPアドレスの付け替えを行なっておらずPCに移動機を接続してデータ通信を行なう場合の一般的な処理の流れである。これらのステップは、<WiMAX接続時のIPアドレス付け替え処理方法 その1>との比較のために記載した参考情報なので詳細な説明は割愛する。
<3G接続時のIPアドレス付け替え処理方法 その2>
図16を参照して、システム切替え前後でIPアドレスが変わらないネットワーク環境において、3Gネットワーク100との新規接続時またはWiMAXネットワーク200と通信中に3Gネットワーク100へ接続を切り替える際のIPアドレス付け替え処理を説明する。図16において、3Gネットワーク100は、PPPの中の一般的なIPCP処理手順に基づき、アサインするIPアドレスが格納したIPCP_NAC(NW−IPアドレス)を3Gモデムドライバ441に送信する(S331)。3Gモデムドライバ441は、3Gネットワーク100より、IPCP_NAC(NW−IPアドレス)を受信すると、IPCP_NACメッセージ内に格納されている3Gネットワーク100からアサインされたネットワークIPアドレスを、PPP処理の前段で制御ユーザインタフェース500から通知されているダミーIPアドレスに書き換える(S332)。この後、3Gモデムドライバ441は、書き換え後のIPCP_NAC(ダミーIPアドレス)をPPP405へ送信する(S333)。PPP405は、NAC信号を受信すると、3Gモデムドライバ441へIPCPリクエスト(ダミーIPアドレス)を送信する(S334)。3Gモデムドライバ441は、信号を受信するとIPCPリクエスト内に格納されているダミーIPアドレスをネットワークIPアドレスに書き換える(S336)。3Gモデムドライバ441は、3G機能部320を介して3Gネットワーク100へ同様にIPCPリクエスト(NW−IPアドレス)を送信する(S337)。3Gネットワーク100は、信号を受信すると、IPCP_ACK(NW−IPアドレス)を3Gモデムドライバ441へ送信する(S338)。3Gモデムドライバ441は、信号を受信すると、IPCP_ACKメッセージ内に格納されているネットワークIPアドレスを、ダミーIPアドレスに書き換える(S339)。3Gモデムドライバ441は、書き換え後のIPCP_ACK(ダミーIPアドレス)をPPP405へ送信する(S341)。PPP405は、信号を受信すると制御ユーザインタフェース500にPPPレイヤ確立完了を送信する(S342)。PPP405は、3Gモデム451にダミーIPアドレスの設定処理を行なう(S343)。
制御ユーザインタフェース500は、3Gモデムドライバ441に3Gネットワーク100からアサインされたネットワークIPアドレスの内容を要求する信号を送信する(S344)。3Gモデムドライバ441は、要求信号を受信すると、制御ユーザインタフェース500へネットワーク応答信号を送信する(S346)。制御ユーザインタフェース500は、応答信号を受信すると、OS上のTCP/UDP/IP430へ、仮想ネットワークデバイス453にネットワークIPアドレス設定する要求を送信する(S347)。TCP/UDP/IP430は、要求信号を受信すると、仮想ネットワークデバイス453へネットワークIPアドレスを設定する(S348)。制御ユーザインタフェース500は、TCP/UDP/IP430へ3Gアダプタ442にはダミーIPアドレスが、仮想ネットワークデバイス453にはネットワークIPアドレスが設定されていることを確認する(S349)。制御ユーザインタフェース500は、ユーザインタフェース510上で接続完了を表示する(S351)。
なお、システム切り替え時においては、仮想ネットワークアダプタへの一連のネットワークIPアドレス設定は、そもそも、システム切り替え前後でIPアドレスが変わらない環境であり必要無いためステップ347およびステップ348は不要である。
以下のステップ352ないしステップ361において、通信アプリケーション410から3Gネットワーク100へのデータ送信の流れと、3Gネットワーク100から通信アプリケーション410へのデータ受信の流れで説明している。しかし、これらの処理はIPアドレスの付け替えを行なっておらず、PCに移動機を接続してデータ通信を行なう場合の一般的な処理の流れである。これらのステップは、<3G接続時のIPアドレス付け替え処理方法 その1>との比較のために記載した参考情報なので詳細な説明は割愛する。
100…3Gネットワーク、110…3G基地局、200…WiMAXネットワーク、210…WiMAX基地局、300…WiMAX/3G Hybrid通信端末、310…HUB、320…3G機能部、321…3G電源管理部、322…3Gメモリ部、323…3G後位IF制御部、324…3G統括制御部、325…3G RFモデム部、326…3G RFバンド部、327…3G ANTS、330…WiMAX機能部、331…WiMAX電源管理部、332…WiMAXメモリ部、333…WiMAX後位IF制御部、334…WiMAX統括制御部、335…WiMAX RFモデム部、336…WiMAX RFバンド部、337…WiMAX ANTS、400…PC、405…PPP、410…通信アプリケーション、415…DHCP、420…ネットワーク状態表示テーブル、430…TCP/UDP/IP部、440…デバイスドライバ、441…3Gモデムドライバ、442…WiMAXデバイスドライバ、443…仮想ネットワークデバイスドライバ、450…デバイスマネージャ、451…3Gモデム、452…WiMAXネットワークアダプタ、453…仮想ネットワークデバイス、460…USB IF部、465…CPU、470…メモリ、475…表示部、480…ハードディスク、485…操作部、490…内部通信線、500…システム間ハンドオーバ制御ユーザインタフェース、510…ユーザインタフェース、511…状態表示ウィンド、512…送受信データカウンタ、513…電波表示ウィンド、514…接続/切断ボタン、515…優先接続設定、520…ユーザインタフェースAPI群、530…ハンドオーバ/ユーザインタフェース制御部、540…3Gネットワーク状態監視部、550…WiMAX API群、560…WiMAXネットワーク状態監視部、570…3G API制御部、575…仮想ネットワークAPI制御部、580…WiMAX API制御部、585…仮想ネットワークAPI制御部、590…3G API群、1000…無線ネットワーク。

Claims (2)

  1. 第1の無線ネットワークとの通信機能を有する第1のネットワークデバイスと、第2の無線ネットワークとの通信機能を有する第2のネットワークデバイスとを有し、コンピュータに接続されるハイブリッド通信端末において、
    前記第1の無線ネットワークからアサインされる第1のIPアドレスは前記第1のネットワークデバイスに、前記第2の無線ネットワークからアサインされる第2のIPアドレスは、前記第2のネットワークデバイスにセットし、
    さらに、前記コンピュータ上で動作する通信アプリケーションとユーザデータの通信を行う仮想ネットワークデバイスを前記コンピュータのOS上に設定し、前記通信アプリケーションは前記仮想ネットワークデバイスから割り当てられたダミーIPアドレスでデータの送受信を行い、
    前記仮想ネットワークデバイスの仮想ドライバは、通信アプリケーションから来るユーザデータの送信元IPアドレスを、前記ダミーIPアドレスから無線ネットワークからアサインされたIPアドレスに書き換え、
    前記ネットワークデバイスのドライバは、前記無線ネットワークからのデータの送信先IPアドレスを、前記無線ネットワークにアサインされたIPアドレスから前記ダミーIPアドレスに、書き換えることを特徴とするハイブリッド通信端末。
  2. 第1の無線ネットワークとの通信機能を有する第1のネットワークデバイスと、第2の無線ネットワークとの通信機能を有する第2のネットワークデバイスとを有し、コンピュータに接続されるハイブリッド通信端末において、
    前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークへのシステム間ハンドオーバ時に、前記第2の無線ネットワークネットワークからアサインされる第2のIPアドレス、前記第1の無線ネットワークネットワークからアサインされた第1のIPアドレスと同じとき、
    前記コンピュータのOS上に設定し、前記コンピュータ上で動作する通信アプリケーションとユーザデータの通信を行う仮想ネットワークデバイスに、前記第1の無線ネットワークからアサインされた前記第1のIPアドレスを設定し、前記第1のネットワークデバイスドライバは、前記第1の無線ネットワークからのデータの送信先IPアドレスをダミーIPアドレスに書き換え、前記第1のネットワークデバイスドライバに前記ダミーIPアドレスを設定することを特徴とするハイブリッド通信端末。
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