JP5370037B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5370037B2
JP5370037B2 JP2009215294A JP2009215294A JP5370037B2 JP 5370037 B2 JP5370037 B2 JP 5370037B2 JP 2009215294 A JP2009215294 A JP 2009215294A JP 2009215294 A JP2009215294 A JP 2009215294A JP 5370037 B2 JP5370037 B2 JP 5370037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
housing
region
optical member
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009215294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011064926A (ja
Inventor
信郎 開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009215294A priority Critical patent/JP5370037B2/ja
Publication of JP2011064926A publication Critical patent/JP2011064926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5370037B2 publication Critical patent/JP5370037B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

本発明は、光源及び光学部材などを含む画像投影ユニットを筐体内に内蔵した画像形成装置に関する。
従来から、レーザー光を走査して、投影像を形成する投影型表示装置がある。例えば、特許文献1に記載の網膜走査型表示装置は、映像光を出射し、網膜に照射することにより映像を結像させる。具体的には、複数のレーザー光源からそれぞれ出射された複数の映像光が、合成装置により合成される。合成装置としては、例えばダイクロイックミラーがある。合成された映像光は、結合光学系により集光され、光ファイバーに入射される。光ファイバーから出射された映像光は、振動ミラーにより走査されて眼球の瞳孔内に入射し、網膜上に結像する。網膜走査型表示装置をより小型にするために、レーザー光源と合成装置とが、近接して筺体に固定される。一般的に、筺体の肉厚は、レーザー光源付近の肉厚を基準として均一な肉厚である。
特開2008−209653号公報
画像形成装置の筐体内には、熱を発生する部品が配置されることがあり、光源としてレーザー光源を使用する場合には、レーザー光源も熱源となる。これらの熱源から発生される熱が筺体に伝わると、筐体は熱膨張により変形する。筐体が変形すると、レーザー光源などの光源と光ファイバーなどの入射部との位置関係が変化する。光源と入射部との位置関係が変化すると、光源から入射部に入射される映像光の光軸がずれる。光源と合成装置とが筐体上で近接して固定され、且つ、光源から筐体に熱が伝わる場合であっても、入射部に対する映像光の入射位置に熱変形の影響がない構造の筐体が望まれている。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、光源部から熱が伝わることにより、筐体に熱変形が生じる場合であっても、筐体が支持する光学部材と、光源部及び入射部との位置関係に熱変形が影響することを低減することができる画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の画像形成装置は、光を発生するとき、熱を発生する少なくとも1つの光源部と、前記光源部から発生された光が入射される入射部と、前記光源部から発生された光を前記入射部へ導く光学部材と、前記光源部の光路上に、前記光学部材の光軸が配列されるように前記光源部と前記光学部材とを固定して支持するとともに、前記光源部と前記光学部材との間の前記光路と直交する方向において所定の肉厚を有する筐体とを備え、前記筐体は、前記光源部を固定して支持する光源支持領域と、その光源支持領域の近傍に位置する近傍領域と、前記近傍領域以外の領域であって、少なくとも前記光学部材を支持する光学部材支持領域とを有し、前記近傍領域の前記筐体の肉厚は、前記光学部材支持領域の前記筐体の肉厚よりも厚く、前記光学部材支持領域の前記筐体の肉厚は、前記光源部から離れるほど、前記近傍領域の前記筐体の肉厚よりも薄くなることを特徴とする。
請求項に記載の画像形成装置は、光を発生するとき、熱を発生する少なくとも1つの光源部と、前記光源部から発生された光が入射される入射部と、前記光源部から発生された光を前記入射部へ導く光学部材と、前記光源部の光路上に、前記光学部材の光軸が配列されるように前記光源部と前記光学部材とを固定して支持するとともに、前記光源部と前記光学部材との間の前記光路と直交する方向において所定の肉厚を有する筐体とを備え、前記筐体は、前記光源部を固定して支持する光源支持領域と、その光源支持領域の近傍に位置する近傍領域と、前記近傍領域以外の領域であって、少なくとも前記光学部材を支持する光学部材支持領域とを有し、前記近傍領域の前記筐体の肉厚は、前記光学部材支持領域の前記筐体の肉厚よりも厚く、前記光源部は、波長が異なる複数種類の光を発生し、前記光学部材は、前記光源部により発生された特定の光を反射する複数種類のミラー部を備え、前記光学部材支持領域は、前記複数種類のミラー部の各々と前記入射部との距離が異なる位置に、前記複数種類のミラー部をそれぞれ支持する領域であり、前記複数種類のミラー部をそれぞれ支持する前記光学部材支持領域の前記筐体の肉厚が、前記光源部から離れるほど、前記近傍領域の前記筐体の肉厚よりも薄くなることを特徴とする。
請求項に記載の画像形成装置は、前記筐体は、前記光源支持領域及び前記近傍領域に、前記光源部により発生される熱を放出する熱放出部を備え、前記熱放出部は、表面に凹凸を有することを特徴とする。
請求項1記載の画像形成装置によれば、光源部と近接する近傍領域の筐体の肉厚は、光学部材支持領域の筐体の肉厚よりも厚い。近傍領域における熱容量は大きくなり、光学部材支持領域へ伝導される熱量が抑制される。従って、光源部から発生される熱が高温であっても、近傍領域において多くの熱量が蓄えられることから、光学部材支持領域での温度上昇が低減され、光学部材支持領域において筐体が局部的に変形することが低減される。この結果、光源部からの熱が、筐体上で支持された光学部材と、光源部及び入射部との位置関係に影響することが低減される。
さらに、光学部材支持領域の筐体の肉厚は、光源部から離れるほど薄くなる。光源部から発生された熱が筐体の各部分に伝導する量は、光源部から離れるにつれ、徐々に少なくなる。この結果、光源部からの熱により筐体が加熱されても、肉厚が厚い近傍領域は大きな熱容量を有することで温度上昇が抑えられ、肉厚が薄い光学部材支持領域に伝導する熱量が少ないことで温度上昇が抑えられることから、筐体の各部分の温度はほぼ均一となる。筐体の各部分の温度がほぼ均一になることにより、光源部からの熱が、筐体上で支持された光学部材と、光源部及び入射部との位置関係に影響することが低減される。
請求項記載の画像形成装置では、特定の光を反射する複数のミラー部が、入射部との距離がそれぞれ異なる位置に配置される。複数のミラー部を支持する部分の肉厚は、光源部との距離に応じて異なる。複数のミラー部は、光源部からの距離が異なる位置にそれぞれ配置される場合であっても、複数のミラー部を支持する部分の肉厚を異ならせることで、複数のミラー部をそれぞれ支持する部分の温度はほぼ均一となり、光源部からの熱が複数のミラー部の位置関係に影響を与えることが低減される。この結果、各ミラー部は、入射部に入射される光に影響しないように正確に光を反射することができる。
請求項記載の画像形成装置では、光源支持領域及び近傍領域に凹凸を設けた熱放出部が備えられる。光源部から筐体に熱が伝えられる場合であっても、光源支持領域及び近傍領域における表面積が増し、効率よく熱が放出される。この結果、光源支持領域及び近傍領域における温度上昇が抑制され、光源部からの熱が、筐体上で支持された光学部材と、光源部及び入射部との位置関係に影響することが一層低減される。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図である。 上記画像形成装置1の筐体30単体を前方向から見た外観を示す斜視図である。 上記画像形成装置1の筐体30単体を後方向から見た外観を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置1をA―A線を含み左右方向及び前後方向に広がる水平面で切断し、矢印Aの方向である上方向に向かって見た縦断面図である。 図4に示す画像形成装置1において光路の配置を説明するための縦断面図である。 図4に示す画像形成装置1において筐体30の肉厚部40A1〜40A12の肉厚を示す縦断面図である。 上記画像形成装置1のダイクロイックミラー42Cなどを取り除いた状態で上記筐体30を前方向から見た正面図である。 上記画像形成装置1のレーザー光源21C及びダイクロイックミラー42Cなどを取り除いた状態で図7に示す画像形成装置1をG―G線を含み前後方向及び上下方向に広がる垂直面で切断し、矢印Gの方向である左方向に向かって見た横断面図である。 従来の肉厚部340の肉厚が均一な筐体330の膨張とダイクロイックミラー342の位置との関係を示す説明図である。 上記筐体30の肉厚部40A2、40A5、40A8の膨張とダイクロイックミラー42Aの位置との関係を示す説明図である。 本実施形態1に係る画像形成装置1の使用態様を説明する模式図である。 本発明の実施形態2に係る筐体430の面431A上に多数の放熱フィン431が設けられた筐体430単体の外観を示す斜視図である。 本実施形態1における筐体30の肉厚部40Aの肉厚を領域231〜233に応じて異ならせた変形例を説明するための縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
<実施形態1>
図1を用いて、実施形態1である画像形成装置1の構成を説明する。図1は、画像形成装置1の外観を示す斜視図である。以下、本実施形態1における左右方向、上下方向、及び前後方向は、図1に示すように定めて、画像形成装置1を説明する。他の図面についても、図1と同様に、方向が定められる。画像形成装置1は、出射部11と、筐体部12と、ファイバー部13とにより構成される。出射部11は、3つレーザー光源21A〜21Cと、後述する光源支持部22A〜22Cとにより構成される。筐体部12は、筐体30と、後述する3つのレンズ41A〜41Cと、3つのダイクロイックミラー42A〜42Cとにより構成される。レンズ41A〜41Cと、ダイクロイックミラー42A〜42Cとは、筐体30に固定して設置される。ファイバー部13は、ファイバー51と、第1ファイバー支持部52と、第2ファイバー支持部53と、後述する集光レンズ54とにより構成される。第1ファイバー支持部52は、ファイバー51を支持する。第2ファイバー支持部53は、第1ファイバー支持部52を支持する。集光レンズ54は、第2ファイバー支持部53に固定して設置される。出射部11と、筐体部12と、ファイバー部13との具体的構成は、後述する。第2ファイバー支持部53は、ステンレスを構成材料として、公知の金型鋳造法により成形される。
図2及び図3を用いて、筐体30の構造について、説明する。図2は、筐体30を前方向から見た外観を示す斜視図である。図3は、筐体30を後方向から見た外観を示す斜視図である。筐体30は、ステンレスを構成材料として、公知の金型鋳造法により成形される。
筐体30は、後側面31Aと、上側面31Bと、下側面31Cと、左側面31Dと、右側面31Eと、前側面31Fとを有する。後側面31Aは、左右方向及び上下方向に広がる左右垂直面に平行である。上側面31Bは、左右方向及び前後方向に広がる水平面に平行である。下側面31Cは、上側面31Bと平行で、上側面31Bの反対側に位置する。左側面31Dは、上下方向及び前後方向に広がる前後垂直面に平行である。右側面31Eは、左側面31Dに平行で、左側面31Dの反対側に位置する。前側面31Fは、後側面31Aに平行で、後側面31Aの反対側に位置する。図3に示す後側面31Aの後側表面31AAには、出射部11が設置される。後側面31Aには、出射部11から出射される光を通過させる3箇所のレーザー光出射孔32A〜32Cが設けられている。図2に示す後側面31Aの後側裏面31ABには、3箇所の円形状のレンズ設置領域33A〜33Cが設けられている。レンズ設置領域33A〜33Cは、レーザー光出射孔32A〜32Cの周囲に、レンズ41A〜41Cを設置するための領域である。
図2に示す上側面31Bは、3箇所の空間34A〜34Cを有し、空間34A〜34Cそれぞれの付近に、第1ミラー設置領域35A〜35Cをそれぞれ有する。下側面31Cは、上側面31Bと同様に、3箇所の空間36A〜36Cを有し、空間36A〜36Cそれぞれの付近に、第2ミラー設置領域37A〜37Cをそれぞれ有する。第1ミラー設置領域35A〜35Cと、第2ミラー設置領域37A〜37Cとは、上下方向に並んで配設される。左側面31Dには、ファイバー部13が設置される。左側面31Dは、ファイバー部13へ入射する光を通過させるレーザー光入射孔38を有する。
図4を用いて、筐体30に、レンズ41A〜41Cおよびダイクロイックミラー42A〜42Cを、設置する手順および方法を説明する。図4は、図1に示すA―A線を含み左右方向及び前後方向に広がる水平面に従って切断した矢印Aの方向から見た縦断面図である。まず、後側裏面31ABのレンズ設置領域33A〜33Cに、円形のレンズ41A〜41Cが、それぞれ接着剤により固定される。次に、ダイクロイックミラー42A〜42Cが、3箇所の上側面31Bの第1ミラー設置領域35A〜35C、及び、3箇所の下側面31Cの第2ミラー設置領域37A〜37Cに、接着剤により固定して設置される。ダイクロイックミラー42A〜42Cは、直方体形であって、レーザー光源から発射される光を反射する反射面を有する。ダイクロイックミラー42A〜42Cの反射面が、第1ミラー設置領域35A〜35Cと、第2ミラー設置領域37A〜37Cとに接触して位置決めされる。ダイクロイックミラー42A〜42Cの反射面は、後側面31Aに対して、左側面31D側の側端部を前方向に45度傾けた状態で、設置される。本実施形態1において、レンズ設置領域33A〜33C、第1ミラー設置領域35A〜35C及び、第2ミラー設置領域37A〜37Cが、本発明の光学部材支持領域の一例である。
図3及び図4を用いて、出射部11のレーザー光源21A〜21Cを、光源支持部22A〜22Cに固定して、筐体30に設置する手順および方法を説明する。図4において、レーザー光源21A〜21Cが、円柱状のレーザー光源支持部22A〜22Cに固定される。レーザー光源21A〜21Cが固定されたレーザー光源支持部22A〜22Cが、後側表面31AAに、固定して支持される。レーザー光源21A〜21Cがレーザー光源支持部22A〜22Cに接着剤により固定され、そのレーザー光源支持部22A〜22Cが後側表面31AAに接着剤により固定される。図3において、筐体30の後側面31Aは、二点鎖線で示す3つの光源支持領域50A〜50Cを有する。レーザー光源支持部22A〜22Cが、光源支持領域50A〜50Cに固定される。
図4を用いて、ファイバー部13のファイバー51及び集光レンズ54を、第1及び第2ファイバー支持部52、53を介して、筐体30に設置する手順および方法を説明する。図4において、集光レンズ54が、接着剤により第2ファイバー支持部53に固定される。集光レンズ54が固定された第2ファイバー支持部53は、図1に示す2つのネジ39により、筐体30に固定される。ファイバー51は、第1ファイバー支持部52に、接着剤により固定して支持される。第1ファイバー支持部52は、第2ファイバー支持部53に、接着剤により固定して支持される。ファイバー51及び、第1ファイバー支持部52は、第2ファイバー支持部52に固定された集光レンズ54の光軸が、筐体30から入射される光の光路と一致するように、冶具により位置決めされる。
図5を用いて、本実施形態1に係る画像形成装置1内部における光路の配置について説明する。レーザー光源21A〜21Cが発したレーザー光が、筐体30に設置されたレンズ41A〜41Cを透過し、ダイクロイックミラー42A〜42Cにより反射され、ファイバー51に入射されるように、図5に二点鎖線で示す所定の光路が形成される。レンズ41A〜41Cの光軸は所定の光路に一致するように、各レンズが位置決めされており、各レンズはレーザー光源21A〜21Cの各々により出射された光の光路の一部を形成する。ダイクロイックミラー42A〜42Cは、レンズ41A〜41Cが透過した光を反射し、所定の光路上に光を反射するように、位置決めされており、各ダイクロイックミラーも、所定の光路の一部を形成する。ダイクロイックミラー42A〜42Cにより反射された光は、第2ファイバー支持部53に設置された集光レンズ54により集光されるように、集光レンズ54の光軸が所定の光路と一致する。集光レンズ54も、所定の光路の一部を形成する。図5において、レーザー光源21A〜21Cの各々により出射され、ダイクロイックミラー42A〜42Cにより反射される光の光路が光路61A〜61Cであり、ダイクロイックミラー42A〜42Cにより反射さ、集光レンズ54により集光される光の光路が光路62A〜62Cである。本実施形態1では、光路61A〜61Cの長さは、ほぼ同じ長さに設定されている。本実施形態1における光路61A〜61Cが、本発明の光源部と光学部材との間の光路の一例である。集光レンズ54により集光された光は、ファイバー51に入射する。レーザー光源21A〜21Cの各々は、レーザー光を発するとともに、発光に伴い生じる熱を放熱させる構造を備える。本実施形態1におけるレーザー光源21A〜21Cが、本発明の光源部の一例である。本実施形態1における筐体30及び第2ファイバー支持部53が、本発明の筐体の一例である。本実施形態1におけるファイバー51が、本発明の入射部の一例である。本実施形態1におけるレンズ41A〜41C、ダイクロイックミラー42A〜42C及び集光レンズ54が、本発明の光学部材の一例である。
レーザー光源21A〜21Cは、それぞれ異なる色のレーザー光を発生する。レーザー光源21Aは赤色、レーザー光源21Bは青色、レーザー光源21Cは緑色のレーザー光を発生する。レーザー光源21A〜21Cは、それぞれ異なる波長の光を発するために、異なる温度の熱を発生する。各レーザー光源は、レーザー光源21A、レーザー光源21B、レーザー光源21Cの順に、高温の熱を発生する。各レーザー光源は、レーザー光源21A、レーザー光源21B、レーザー光源21Cの順に、高い放熱能力を有する構造を備える。その結果、3つのレーザー光源が異なる温度の熱を発生しても、3つのレーザー光源から筐体30に伝わる熱量は、ほぼ同じ量である。筐体30には、レーザー光源21A〜21Cから熱が伝えられる。熱は、レーザー光源21A〜21Cが固定される後側表面31AAから、筐体30に伝えられ、前側面31Fへ徐々に伝播される。
ダイクロイックミラー42Aは、レーザー光源21Aが発する赤色の光を反射する。ダイクロイックミラー42Bは、レーザー光源21Bが発する青色の光を反射し、赤色の光を透過する。ダイクロイックミラー42Cは、レーザー光源21Cが発する緑色の光を反射し、青色及び赤色の光を透過する。ダイクロイックミラー42A〜42Cは赤、青、緑の光を合成し、その合成された光を透過する機能を有する。ダイクロイックミラーが透過する光は、所定の光路上を進む。ダイクロイックミラー42Cにより合成された合成光は、集光レンズ54を介してファイバー51に入射される。
[筐体の肉厚]
図6、図7及び図8を用いて、本実施形態1における筐体30の肉厚について説明する。本実施形態1において、筐体30の肉厚とは、光路61A〜61Cと直交する左右方向の筐体30の肉厚である。本実施形態1における光路61A〜61Cと直交する左右方向の筐体30の肉厚が、本発明の筐体の肉厚の一例である。図6は、図4に示す画像形成装置1の筐体30の肉厚を説明するために筐体30を拡大して示す縦断面図である。図7は、前方向から筐体30の外観を見た図である。図7は、図1に示す画像形成装置1のレーザー光源21A〜21Cと、レンズ32Cと、ダイクロイックミラー42Cとを取り除いた状態で筐体30を示す図である。図8は、図7に示すG―G線を含み上下方向及び前後方向に広がる水平面により切断し、左方向に向かう矢印Gの方向から見た横断面図である。図8は、図7に示す画像形成装置1から、更にファイバー51と、第1ファイバー支持部52と、第2ファイバー支持部53とを取り除いた状態で筐体30を示す図である。本実施形態1において、図6に矢印で示す左右方向における筐体30の厚さ40A1〜40A12と、図8に矢印で示す上下方向における筐体30の厚さ40B1、40B2が、筐体30の肉厚である。
図6を用いて、筐体30の左右方向における肉厚を説明する。筐体30は、レーザー光源21A〜21Cから出射する光の光路61A〜61Cの右側に、肉厚部40A1〜40A12をそれぞれ有する。図6において、筐体30の光源支持領域50A〜50Cから、レンズ設置領域33A〜33Cまでの領域が、それぞれ近傍領域71A〜71Cである。筐体30は、近傍領域71A〜71Cに、肉厚部40A1〜40A3を有する。筐体30は、レンズ設置領域33A〜33Cに、肉厚部40A4〜40A6を有する。筐体30は、第1ミラー設置領域37A〜37Cの中で右後方の領域に近い位置に、肉厚部40A7〜40A9を有し、第1ミラー設置領域37A〜37Cの中で左前方の領域に相当する前方の位置に、肉厚部40A10〜40A12を有する。筐体30の肉厚は、光路61Aの右側において、肉厚部40A1、40A4、40A7、40A10の順に薄い。筐体30の肉厚は、光路61Bの右側において、肉厚部40A2、40A5、40A8、40A11の順に薄い。筐体30の肉厚は、光路61Cの右側において、肉厚部40A3、40A6、40A9、40A12の順に薄い。光路61Cの左側の筐体30の肉厚は、後方向から前方向に向かうに従って、薄い。レーザー光源から離れる方向である筐体30の前後方向の肉厚は、それぞれ後方向から前方向に向かうに従って、薄い。なお、本実施形態1では、光路61A〜61Cの長さがほぼ同じに設定されているので、筐体30の左右方向の肉厚、たとえば、肉厚40A1〜40A3は、ほぼ同一に設定されている。
図8を用いて、筐体30の上下方向及び前後方向に広がる垂直面における肉厚について説明する。図8において、筐体30は、レーザー光出射孔32A〜32Cを中心として、上側及び下側に上肉厚部40B1及び下肉厚部40B2をそれぞれ備える。上肉厚部40B1及び下肉厚部40B2は、図8に示すように、後側面31A側において厚く、前側面31F側に近づくに従って、薄い。
[レーザー発光動作中の筐体の膨張変化]
図9A及び図9Bを用いて、レーザー光源21A〜21Cの発光動作中において、レーザー光源21A〜21Cから筐体30に伝わる熱による肉厚部の膨張変化とダイクロイックミラー42A〜42Cの位置との関係を説明する。図9Aは、従来の筐体330における肉厚部340における肉厚と、ダイクロイックミラー342の配置との一例を示す図である。図9Bは、本実施形態1の筐体30における肉厚部40A2、40A5、40A8、40A11における肉厚と、ダイクロイックミラー42Aの配置との一例を示す図である。筐体300は、ダイクロイックミラー342の近傍に、空間334を備える。図9Aに示す従来の筐体330の肉厚は、肉厚部340において、レーザー光源321が設置される後側面331A側からの距離に関係なく均一であった。筐体330の肉厚部340は、レーザー光源321から伝えられる熱により、膨張する。膨張後の肉厚部340を、図9Aに、二点鎖線で示す。図9Aに二点鎖線で示すように、肉厚部340が熱膨張すると、ダイクロイックミラー342は、膨張前の位置から移動する。図9Aに、筐体330が膨張した後のダイクロイックミラー342の位置が、二点鎖線で示される。ダイクロイックミラー342の設置角度が変化した結果、レンズ341の光軸と平行な光がダイクロイックミラー342に入射しても、膨張前とは異なる方向に反射され、ファイバー51に正確に入射しない。
一方、図9Bに示す本実施形態1の筐体30の肉厚は、肉厚部40A2、40A5、40A8、40A11において、後側面31A側に比べ、前側面31F側に近い場所ほど、薄い。そのため、筐体30の肉厚部40A2、40A5、40A8、40A11は、前側面31Fに近い場所ほど、熱膨張による変形量が、従来の均一な肉厚の筐体330に比べ、抑えられる。本実施形態1の筐体30が熱膨張したときの肉厚部40A2、40A5、40A8、40A11が、図9Bに、二点鎖線で示される。図9Bに二点鎖線で示すとおり、本実施形態1の筐体30における肉厚部40A2、40A5、40A8、40A11は、ダイクロイックミラー42Aの設置角度などの設置状態に与える影響が少なくなるように膨張するので、ダイクロイックミラー42Aの設置位置はほとんど変化しない。また、レーザー光源21Aからの熱により筐体30が膨張する場合であっても、空間34Aが設けられることにより、ダイクロイックミラー42Aは設置角度を維持した状態で、他の部材に当接することなく空間34A内では変位する。このため、筐体30の熱膨張は、ダイクロイックミラー42Aの設置角度位置に与える影響が小さくなるように抑えられる。すなわち、本実施形態1の筐体30が、レーザー光源21Aがオンされて発光しレーザー光源21Aからの熱により膨張する場合であっても、ダイクロイックミラー42Aの設置角度は大きく変化せず、レンズ41Aの光軸を含む光路は、レーザー光源21Aがオフされて発光していない場合と同じように維持され、レーザー光源21Aからの光はファイバー51に正確に入射する。筐体30の肉厚部40B1、40B2は、肉厚部40A2、40A5、40A8、40A11と同様に、後側面31A側に比べ、前側面31F側に近い場所ほど、薄い。そのため、筐体30の肉厚部40B1、40B2は、前側面31Fに近い場所ほど、熱膨張による変形量が、従来の均一な肉厚の筐体330に比べ、抑えられる。本実施形態1の筐体30における肉厚部40B1、40B2においても、肉厚部40A2、40A5、40A8、40A11と同様に、ダイクロイックミラー42Aの設置角度などの設置状態に与える影響が少なくなるように膨張するので、ダイクロイックミラー42Aの設置角度位置はほとんど変化しない。
筐体30の肉厚部40A1〜40A12及び40B1、40B2において、レーザー光源21Aからの熱によって前後方向へも膨張が生じる。第2ファイバー支持部52により、ファイバー51と集光レンズ54は筐体30に固定して支持されているため、筐体30が前後方向へ膨張した場合、ファイバー51と集光レンズ54の配置位置は、筐体30の肉厚部の前後方向への膨張に伴って、前後方向におけるダイクロイックミラー42Aの設置位置の移動と共に、移動する。その結果、ダイクロイックミラー42Aとファイバー51と集光レンズ54との前後方向における相対的位置関係は変化しない。この相対的位置関係が維持されることは、ダイクロイックミラー42B、42Cとファイバー51と集光レンズ54の間でも同様である。従って、3つダイクロイックミラー42A〜42Cにより形成される光路と、集光レンズ54の光軸との位置関係も維持され、レーザー光源21A〜21Cから出射された光は、ファイバー51に正確に入射される。
[使用例]
本実施形態1に係る画像形成装置1の使用例を説明する。図10は、本実施形態1に係る画像形成装置1を用いた網膜走査型表示装置130の模式図である。
観察者の眼球150内の網膜151上に結像させる映像の映像信号が、映像信号供給回路131に入力される。映像信号供給回路131は、レーザー光源21A〜21Cによりそれぞれ出射されるレーザー光の色に対応した画像信号を、レーザー光源21A〜21Cそれぞれに対応するレーザー駆動回路132A〜132Cに出力する。レーザー駆動回路132A〜132Cは、画像信号に基づいて、レーザー光源21A〜21Cそれぞれに駆動信号を出力する。レーザー光源21A〜21Cは、駆動信号に基づいて光強度を変調して対応する色のレーザー光をそれぞれ出射する。レーザー光源21A〜21Cによりそれぞれ出射されたレーザー光は、画像形成装置1のレンズ41A〜41Cにより平行光となり、ダイクロイックミラー42A〜42Cにより合成され、集光レンズ54を通してファイバー51に入射する。
映像信号供給回路131は、画像信号に同期させた同期信号を、水平同期信号回路133及び垂直同期信号回路135に出力する。水平同期信号回路133は、水平走査駆動回路134に水平同期信号を出力する。垂直同期信号回路135は、垂直走査駆動回路136に垂直同期信号を出力する。振動ミラー部137は、水平走査駆動回路134により駆動信号が出力され、共振振動に基づいた揺動をする。
ファイバー51から出射した光は、振動ミラー部137に照射する。振動ミラー部137は、水平走査駆動回路134により駆動され、揺動する。光は、振動ミラー部137により反射され、水平走査される。反射光は、リレー光学系138を介して、ガルバノミラー139に照射する。ガルバノミラー139は、磁界の変動により鏡面が揺動され、反射光を垂直方向に走査させる。ガルバノミラー139により反射された反射光は、第2リレー光学系140を介して眼球150の瞳孔内に入射し、網膜151上に結像する。
<実施形態2>
以下、本発明の実施形態2について、図面を用いて説明する。実施形態2は、レーザー光源により発生される熱を放熱させる構成を筐体に備える点で、実施形態1と相違する。実施形態2は、他の部分の構成について実施形態1と同じであるので、相違する構成についてのみ詳述し、本実施形態1と同じ構成については、その説明を省略する。
図9は、本実施形態2において使用される筐体430単体を後方向から見た外観を示す斜視図である。図9において、筐体430は、レーザー光源21A〜21Cが固定される後側面431Aに、多数の放熱フィン432を有する。多数の放熱フィン432は、前後方向に延び、左右方向に所定の間隔をおいて配列される。多数の放熱フィン432は、筐体430の本体部分と一体に、公知の金型鋳造法により成形される。筐体430の後側面431Aは、レーザー光源21A〜21Cがそれぞれ固定される3つの光源支持領域450AA〜450ACを有する。これらの領域450AA〜450ACは、放熱フィンが形成されていない円形状の領域である。3つのレーザー光入射孔438A〜438Cが、領域450AA〜450ACにそれぞれ形成され、レーザー光源21A〜21Cからの光が筐体430の内部に向かって入射するように構成される。多数の放熱フィン432の形成により、筐体430の後側面431Aは凹凸形状となり放熱面積が増大することから、レーザー光源21A〜21Cから発生される熱が、放熱フィン432を通して放熱される。この結果、筐体430の後側面431Aから筐体430の内部の光学部材に伝導する熱が、低減され、光学部材を支持する領域の熱膨張を一層抑えることができる。特に、レーザー光源21A〜21Cが固定される後側面431Aにおける筐体430の肉厚は、他の部分に比べて厚く、熱容量も大きいことから、多数の放熱フィン432が、この肉厚の大きい部分に設けられることにより、筐体430全体の放熱効率を向上させることができる。本実施形態2において、多数の放熱フィン432が設けられた後側面431Aが、本発明における表面に凹凸を有する熱放出部の一例である。
[変形例1]
本実施形態1において筐体30および第2ファイバー支持部53の材料は、ステンレスであるが、これに限らない。筐体30および第2ファイバー支持部53の材料として、アルミ合金が用いられてもよい。この場合、筐体および第2ファイバー支持部は、アルミダイキャスト法で、ステンレスと比べ安価に鋳造されることができる。
[変形例2]
本実施形態1において、筐体30の肉厚部40Aおよび40Bの肉厚は、後側面31A側において厚く、前側面31F側に近づくに従って徐々に薄い構成であるが、これに限らない。本実施形態1と同様に、筐体30と第2ファイバー支持部53とが固定されているとき、たとえば、筐体30が前後方向へ膨張すれば、その膨張に従って、第2ファイバー支持部53の位置は前後方向に移動する。そのため、筐体30と第2ファイバー支持部53との位置関係は膨張に係らず保たれる。筐体30の肉厚部40A1〜40A12及び40B1、40B2は、ダイクロイックミラー42A〜42Cが、左右方向に変位しないように設定された肉厚であればよい。レーザー光源21A及びダイクロックミラー42Aを支持する筐体30の内部構成を例に、図12を用いて変形例を説明する。図12は、レーザー光源21A及びダイクロックミラー42Aを支持する筐体30の内部構成のみを拡大して示す。図12において、肉厚部40Aは、レーザー光源21Aが固定された後側面31Aから、ダイクロイックミラー42Aの右端42AAが位置している位置までの領域の肉厚部231と、ダイクロイックミラー42Aの反射面が存在している領域の肉厚部232と、ダイクロイックミラー42Aの左端42ABが位置している位置から前側面31Fまでの領域の肉厚部233とを有する。肉厚部231の肉厚が肉厚部232及び肉厚部233より厚く、肉厚部232の肉厚が肉厚部231の肉厚より薄く、肉厚部233の肉厚が肉厚部231の肉厚より薄く、且つ、肉厚部232の肉厚より厚くなるように、筐体30の肉厚部40Aが構成されてもよい。この構成では、筐体30に熱が伝達された場合、筐体30の肉厚部40Aの熱膨張による変形量は、肉厚部231、肉厚部233、肉厚部232の順に小さくなる。肉厚部232の変形量は、他の領域の肉厚部に比べて、小さくなる。そのため、肉厚部232の熱膨張により、ダイクロイックミラー42Aが大きく変位することが、抑えられる。同様な構成が、ダイクロイックミラー42B、42Cにも採用されることにより、同様にダイクロイックミラー42B、42Cの変位が抑えられる。
[変形例3]
本実施形態1において、筐体30の肉厚は、レーザー光源21A〜21Cとの距離に応じて、後方向から前方向に向かうに従って、薄い。レーザー光源21A〜21Cが発する熱は、熱量に関わらず筐体30に伝わる前に、レーザー光源21A〜21Cにより放出される。筐体30の肉厚は、レーザー光源21A〜21Cが発する熱量に関わらず、肉厚部40A1〜40A3の肉厚は同一であり、肉厚部40A4〜40A6の肉厚は同一であり、肉厚部40A7〜40A9の肉厚は同一であり、肉厚部40A10〜40A12の肉厚は同一である。筐体30の肉厚は、レーザー光源21A〜21Cからの距離に応じてのみ、肉厚が異なる構成であるが、これに限らない。レーザー光源21A〜21Cがそれぞれ異なる熱量を発生する場合、レーザー光源21A〜21Cの配置に応じて、筐体30の肉厚を肉厚部40A1〜40A12の肉厚をそれぞれ異ならせる構成であってもよい。肉厚部40A2、40A3、40A5、40A6、40A8、40A9、40A11、40A12は、レーザー光源21A及びレーザー光源21B、またはレーザー光源21B及び
レーザー光源21Cの2つのレーザー光源が熱を発生するため、肉厚部40A1、40A4,40A7、40A10より厚い構成であってもよい。
[変形例4]
本実施形態1において、筐体30の肉厚が、レーザー光源21A〜21Cとの距離に応じて、後方向から前方向に向かうに従って、薄い構成であるが、筐体30に限らない。光学部材である集光レンズ54を支持する第2ファイバー支持部53において、光路62AB、62B、62Cに直交する肉厚が、レーザー光源21A〜21Cからの距離が近い右側において厚く、レーザー光源21A〜21Cからの距離が遠い左側において薄い構成であってもよい。
[変形例5]
本実施形態1において、筐体30の肉厚部40B1及び肉厚部40B2の最も厚い肉厚は、それぞれ異なる構成であるが、これに限らない。ダイクロイックミラー42A〜42Cの上下方向における位置に、厳密な精度が求められる場合は、肉厚部40B1及び肉厚部40B2の最も厚い肉厚は、同一の厚さであってもよい。
1 画像形成装置
21A〜21C レーザー光源
22A〜22C レーザー光源支持部
30 筐体
33A〜33C レンズ支持領域
35A〜35C 第1ミラー支持領域
37A〜37C 第2ミラー支持領域
40A1〜40A12、40B1、40B2 肉厚部
41A〜41C レンズ
42A〜42C ダイクロイックミラー
50A〜50C 光源支持領域
51 ファイバー
52 第1ファイバー支持部
53 第2ファイバー支持部
54 集光レンズ
61A〜61C、62A〜C 光路
71A〜71C 近傍領域
432 放熱フィン

Claims (3)

  1. 光を発生するとき、熱を発生する少なくとも1つの光源部と、
    前記光源部から発生された光が入射される入射部と、
    前記光源部から発生された光を前記入射部へ導く光学部材と、
    前記光源部の光路上に、前記光学部材の光軸が配列されるように前記光源部と前記光学部材とを固定して支持するとともに、前記光源部と前記光学部材との間の前記光路と直交する方向において所定の肉厚を有する筐体とを備え、
    前記筐体は、前記光源部を固定して支持する光源支持領域と、その光源支持領域の近傍に位置する近傍領域と、前記近傍領域以外の領域であって、少なくとも前記光学部材を支持する光学部材支持領域とを有し、
    前記近傍領域の前記筐体の肉厚は、前記光学部材支持領域の前記筐体の肉厚よりも厚く、
    前記光学部材支持領域の前記筐体の肉厚は、前記光源部から離れるほど、前記近傍領域の前記筐体の肉厚よりも薄くなる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 光を発生するとき、熱を発生する少なくとも1つの光源部と、
    前記光源部から発生された光が入射される入射部と、
    前記光源部から発生された光を前記入射部へ導く光学部材と、
    前記光源部の光路上に、前記光学部材の光軸が配列されるように前記光源部と前記光学部材とを固定して支持するとともに、前記光源部と前記光学部材との間の前記光路と直交する方向において所定の肉厚を有する筐体とを備え、
    前記筐体は、前記光源部を固定して支持する光源支持領域と、その光源支持領域の近傍に位置する近傍領域と、前記近傍領域以外の領域であって、少なくとも前記光学部材を支持する光学部材支持領域とを有し、
    前記近傍領域の前記筐体の肉厚は、前記光学部材支持領域の前記筐体の肉厚よりも厚く、
    前記光源部は、波長が異なる複数種類の光を発生し、
    前記光学部材は、前記光源部により発生された特定の光を反射する複数種類のミラー部を備え、
    前記光学部材支持領域は、前記複数種類のミラー部の各々と前記入射部との距離が異なる位置に、前記複数種類のミラー部をそれぞれ支持する領域であり、
    前記複数種類のミラー部をそれぞれ支持する前記光学部材支持領域の前記筐体の肉厚が、前記光源部から離れるほど、前記近傍領域の前記筐体の肉厚よりも薄くなることを特徴とする像形成装置。
  3. 前記筐体は、前記光源支持領域及び前記近傍領域に、前記光源部により発生される熱を放出する熱放出部を備え、
    前記熱放出部は、表面に凹凸を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
JP2009215294A 2009-09-17 2009-09-17 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5370037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009215294A JP5370037B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009215294A JP5370037B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011064926A JP2011064926A (ja) 2011-03-31
JP5370037B2 true JP5370037B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=43951240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009215294A Expired - Fee Related JP5370037B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5370037B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6112333B2 (ja) * 2012-03-21 2017-04-12 カシオ計算機株式会社 光源装置及びプロジェクタ
JP2015059995A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社Jvcケンウッド 画像表示装置
JP6421501B2 (ja) * 2014-08-29 2018-11-14 日亜化学工業株式会社 光源装置及びこの光源装置を備えたプロジェクタ
CN108919595B (zh) * 2018-06-19 2021-04-30 青岛海信激光显示股份有限公司 一种三色激光光源和激光投影电视

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7303290B2 (en) * 2004-12-07 2007-12-04 Symbol Technologies, Inc. Laser beam focusing arrangement and method
JP2008145486A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Seiko Epson Corp プロジェクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011064926A (ja) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE47778E1 (en) Light source apparatus and image projection apparatus
JP6007861B2 (ja) 光偏向器及び画像投射装置
JP5370037B2 (ja) 画像形成装置
US9210388B2 (en) Laser source module and scanning image display device equipped with such module
US9121570B2 (en) Illumination light generation apparatus
US10094528B2 (en) Vehicle lamp
JP5439764B2 (ja) 固体光源装置、プロジェクタ、モニタ装置
JP2014053285A5 (ja)
EP3032330B1 (en) Light-source device, light-source unit, and image display device
JP2008198759A (ja) レーザ光源、レーザ光源装置、照明装置、モニタ装置、及び画像表示装置
JP6119774B2 (ja) 固体光源装置、プロジェクタ、モニタ装置
JP2014126723A (ja) 画像表示装置
JP6566251B2 (ja) 光学ホイール装置、光源装置、投影装置、及び、光学ホイール装置の製造方法
JP2011091396A (ja) レーザ光源ユニットおよびそのレーザ光源ユニットを備えた画像表示装置
JP2018101610A (ja) 照明装置
JP2019079896A (ja) レーザ装置
KR100653068B1 (ko) 광학엔진장치
JP7012199B2 (ja) 冷却装置、およびこれを備えた光学モジュール、投影装置
JP4661861B2 (ja) 照明装置及び画像表示装置
JP7478994B2 (ja) 投写型画像表示装置
JP6489161B2 (ja) 画像投射装置
JP2018005217A (ja) 波長変換装置、照明装置及びプロジェクター
JP2010067465A (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JP2014182316A (ja) 光モジュールおよび走査型画像表示装置
JP6299432B2 (ja) プロジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5370037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees