JP5369964B2 - 高圧洗浄機用ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄に用いる高圧水を吐出する高圧洗浄機用ポンプに関する。
従来、この種の高圧洗浄機用ポンプでは、往復動によって水を高圧化するプランジャをシリンダ内に収容し、シリンダの内周面にグランドパッキン(シール材)を配置している(例えば、特許文献1)。この従来技術では、プランジャで高圧化された水がプランジャとシリンダとの間の微少隙間から漏れ出すことをグランドパッキンによって防止するようになっている。
グランドパッキンは、使用により劣化する消耗品であるので、劣化の具合に応じて定期的または不定期的に交換が必要である。因みに、グランドパッキンの材質としては、例えばアラミドが用いられている。
特開平8−74740号公報
しかしながら、上記従来技術では、グランドパッキンを定期的または不定期的に交換しなければならないので、グランドパッキンの交換作業が煩雑である。特に、高圧洗浄機用ポンプを工場の生産ラインに多数台用いる場合には、グランドパッキンの部品費や交換作業の工数が嵩むのみならず、グランドパッキンの交換のために生産ラインを頻繁に停止させることとなって生産性の悪化を招くので、グランドパッキンの交換に伴う損失が莫大になってしまう。
そこで、本発明者は、グランドパッキンを用いることなくシール性を確保すべく、プランジャとシリンダとの間の隙間寸法を極微小寸法にしてプランジャをシリンダの内周面と直接摺動させることを検討した。
しかしながら、この検討例では、プランジャをシリンダの内周面と直接摺動させるので、プランジャの摺動抵抗が増大してプランジャの摺動性が悪化してしまうという問題が新たに発生する。
本発明は上記点に鑑みて、グランドパッキンを用いることなくシール性を確保しつつ、プランジャの摺動性を確保することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、往復動によって水を高圧化するプランジャ(10)と、
プランジャ(10)を収容するシリンダ(12)と
プランジャ(10)を往復駆動するクランク軸(11)とを備え、
プランジャ(10)がシリンダ(12)と直接摺動するようにプランジャ(10)とシリンダ(12)との間の隙間寸法が設定され、
プランジャ(10)のうちシリンダ(12)と直接摺動する摺動部(101)、およびシリンダ(12)は、ステンレスで形成され、
摺動部(101)およびシリンダ(12)には、焼き入れ焼き戻しの熱処理が施され、
さらに摺動部(101)には、ダイヤモンドライクカーボンによる表面処理が施されていることを特徴とする。
これによると、プランジャ(10)の摺動部(101)およびシリンダ(12)をステンレスで形成し、プランジャ(10)の摺動部(101)およびシリンダ(12)に焼き入れ焼き戻しの熱処理を施し、さらにプランジャ(10)の摺動部(101)にダイヤモンドライクカーボンによる表面処理を施しているので、プランジャ(10)とシリンダ(12)との間の隙間寸法を極微小寸法にしてプランジャ(10)をシリンダ(12)と直接摺動させてもプランジャ(10)の摺動抵抗の増大を抑制することができる。
このため、グランドパッキンを用いることなくシール性を確保しつつ、プランジャ(10)の摺動性を確保することができる。
ここで、プランジャ(10)をシリンダ(12)と直接摺動させるべくプランジャ(10)とシリンダ(12)との間の隙間寸法を極微小寸法にすると、プランジャ(10)の摺動性は、ポンプ構成部品の形成誤差や組付誤差といった製造誤差の悪影響を受けやすくなる。
この点に鑑みて、請求項に記載の発明では、プランジャ(10)は、シリンダ(12)内に配置されて摺動部をなす第1プランジャ(101)と、第1プランジャ(101)とクランク軸(11)との間に配置された第2プランジャ(102)とを遊びを持たせて連結した構成になっていることを特徴とする。
これによると、第1、第2プランジャ(101、102)の連結に遊びを持たせているので、この遊びによって製造誤差を吸収してプランジャ(10)の摺動性を向上させることができる。
さらに、請求項に記載の発明では、第2プランジャ(102)には、第1プランジャ(101)の一端部(101a)が挿入される挿入穴(102a)が形成され、
挿入穴(102a)の内径は、一端部(101a)の外径よりも大きく設定され、
一端部(101a)の外周部には、一端部(101a)が挿入穴(102a)から抜けるのを防止する止め輪(103)が配置され、
挿入穴(102a)の内周面には、止め輪(103)の外周縁部が挿入される溝部(102b)が形成され、
第1、第2プランジャ(101、102)の径方向において、溝部(102b)と止め輪(103)との間には隙間(104)が形成されていることを特徴とする。
これにより、簡素な構造でもって、第1、第2プランジャ(101、102)の連結に遊びを持たせることができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の高圧洗浄機用ポンプにおいて、クランク軸(11)を収容するハウジング(13)を備え、
第2プランジャ(102)はハウジング(13)内に配置され、
第2プランジャ(102)のうち止め輪(103)の配置部位には、止め輪(103)を第2プランジャ(102)の径方向に通過させることが可能な逃がし溝(102c)が形成され、
ハウジング(13)には、逃がし溝(102c)と重なり合い、かつ止め輪(103)を径方向に通過させることが可能な開口部(13a)が形成されていることを特徴とする。
これにより、第1、第2プランジャ(101、102)に対する止め輪(103)の着脱を、開口部(13a)および逃がし溝(102c)を通じて行うことができるので、止め輪(103)の交換作業性(メンテナンス性)を良くすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における高圧洗浄機用ポンプの断面図である。 図1の要部拡大図である。 (a)はプランジャ単体を軸方向から見た正面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本実施形態の高圧洗浄機用ポンプの全体構成を示す断面図である。図2は、図1の要部拡大図である。図1、図2中の上下の矢印は、高圧洗浄機用ポンプの設置状態における上下方向を示している。
本実施形態の高圧洗浄機用ポンプは、主として工場の生産ラインに用いられるものであり、水を高圧化するプランジャ10と、プランジャ10を往復駆動するクランク軸11と、プランジャ10を収容するシリンダ12と、クランク軸11を収容するハウジング13とを備えている。
本例では、高圧洗浄機用ポンプは、プランジャ10の軸方向が水平方向(図1の左右方向)を向くように配置されている。また、本例では図示を省略しているが、プランジャ10が図1の紙面垂直方向に複数本並んで配置されている。また、本例では、クランク軸11は、図示しないエンジンによって回転駆動されるようになっている。
ハウジング13は、製造上やメンテナンス上の都合等により、複数の部分に分割して形成されている。ハウジング13内には、クランク軸11を潤滑する潤滑油が封入されている。
シリンダ12は、介在部材14を介してハウジング13に固定されている。シリンダ12の内部空間のうちプランジャ10の先端側(図1の右方側)に位置する空間は、プランジャ10によって水が加圧される加圧室15を構成している。
シリンダ12の先端側(図1の右方側)にはヘッド部材18が配置されている。ヘッド部材18には、ポンプ内に水を吸入する吸入口16と、ポンプ外へ高圧水を吐出する吐出口17とが形成されている。ヘッド部材18の内部には、吸入空間18aと吐出空間18bとが形成されている。吸入空間18aは吸入口16と連通する空間である。吐出空間18bは吐出口17と連通する空間である。
シリンダ12とヘッド部材18との間には、吸入通路19aと吐出通路19bとが形成された通路形成部材19が配置されている。吸入通路19aは、吸入空間18aと加圧室15とを連通する通路である。吐出通路19bは、加圧室15と吐出空間18bとを連通する通路である。通路形成部材19は、シリンダ12とヘッド部材18との間に挟まれて、シリンダ12およびヘッド部材18に対して液密に固定されている。
加圧室15には、吸入通路19aを開閉する吸入弁20と、吸入弁20を吸入通路19aの閉塞方向(閉弁方向)に付勢するバネ部材21とが配置されている。
吐出空間18bには、吐出通路19bを開閉する吐出弁22と、吐出弁22を吐出通路19bの閉塞方向(閉弁方向)に付勢するバネ部材23とが配置されている。
本例では、プランジャ10は、シリンダ12内に配置される第1プランジャ101と、第1プランジャ101とクランク軸11との間に配置される第2プランジャ102とに分割して形成されており、第1、第2プランジャ101、102が連結されることでプランジャ10が構成されている。
第1プランジャ101は、シリンダ12の内周面と直接摺動する摺動部をなしている。したがって、第1プランジャ101の外周面とシリンダ12の内周面との間の隙間寸法は極微小寸法に設定されている。これに対し、第2プランジャ102はハウジング13内に配置されているので、シリンダ12と摺動しない。
第1プランジャ101およびシリンダ12は、耐水性に優れたステンレス(SUS)で形成されている。また、第1プランジャ101およびシリンダ12には、焼き入れ焼き戻しの熱処理(QT)が施されている。さらに、第1プランジャ101には、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)によるコーティング(表面処理)が施されている。
本実施形態では、第1プランジャ101をシリンダ12と直接摺動させているので、従来用いられていたグランドパッキン(シール材)を第1プランジャ101とシリンダ12との間に配置していない。
すなわち、第1プランジャ101とシリンダ12との間の隙間寸法を極微小寸法に設定することにより、加圧室15の高圧水が第1プランジャ101とシリンダ12との間の隙間から漏れ出すことを抑制している。
ハウジング13のうち第1、第2プランジャ101、102の連結部に対応する部位には、ドレン開口部13aが形成されている。ドレン開口部13aは、加圧室15から第1プランジャ101とシリンダ12との間の極微小な隙間を通じてハウジング13側へ漏れ出す僅かな水をポンプ外部に排出する役割を果たす。
第2プランジャ102の外周面には、ハウジング13内に封入された潤滑油がドレン開口部13aに漏れ出すのを防止するオイルシール24が配置されている。
図3(a)は、プランジャ10単体を軸方向から見た正面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A断面図である。
第2プランジャ102には、第1プランジャ101の一端部101aが挿入される挿入穴102aが形成されている。第2プランジャ102の挿入穴102aの内径は、第1プランジャ101の一端部101aの外径よりも若干大きく設定されている。
第1プランジャ101の一端部101aにおける外周部には、第1プランジャ101の一端部101aが第2プランジャ102の挿入穴102aから抜けるのを防止するサークリップ(止め輪)103が配置されている。
サークリップ103は、全体としてCリング状に形成されている。本例では、サークリップ103は、耐水性に優れたステンレス(SUS)で形成されている。サークリップ103の内周縁部には、サークリップ103の中心側に向かって突出する突起部103aが複数個(図3(a)の例では3個)形成されている。
第1プランジャ101の一端部101aにおける外周面には、サークリップ103の突起部103aが嵌め込まれる溝部101bが形成されている。第2プランジャ102の挿入穴102aの内周面には、サークリップ103の外周縁部が挿入される溝部102bが形成されている。
本例では図3(a)に示すように、第1プランジャ101の溝部101bおよび第2プランジャ102の溝部102bは環状に形成されている。溝部102bの内径は、サークリップ103の外径よりも若干大きく設定されている。換言すれば、第1、第2プランジャ101、102の径方向において、第2プランジャ102の溝部102bとサークリップ103との間に若干の隙間が形成されている。
このように、第2プランジャ102の挿入穴102aの内径を第1プランジャ101の一端部101aの外径よりも若干大きく設定するとともに、溝部102bの内径をサークリップ103の外径よりも若干大きく設定することにより、第1、第2プランジャ101、102は、径方向に遊びを持って連結されることとなる。
第2プランジャ102のうちサークリップ103の配置部位には、サークリップ103を第2プランジャ102の径方向に通過させることが可能な逃がし溝102cが形成されている。逃がし溝102cは、第2プランジャ102の円周方向において一部の範囲に形成されている。
本例では、図1〜図3に示すように、逃がし溝102cを第2プランジャ102の下方部に形成しているので、サークリップ103は逃がし溝102cを上下方向に通過することができる。
さらに、逃がし溝102cは、ハウジング13のドレン開口部13aと重なり合うようになっている。ここで、ドレン開口部13aは、逃がし溝102cと同様に、サークリップ103を第2プランジャ102の径方向に通過させることが可能に形成されている。
本例では、図1、図2に示すように、ドレン開口部13aを第2プランジャ102の下方側に形成しているので、サークリップ103は、ドレン開口部13aを上下方向に通過することができる。
図3(a)に示すように、逃がし溝102c内においてサークリップ103と第1プランジャ101との間には、貫通空間105が形成されている。貫通空間105は、サークリップ103のうち突起部103aの非形成部位の内周側に形成されており、サークリップ103と第1プランジャ101との間を第1、第2プランジャ101、102の軸方向に貫通している。本例では、貫通空間105が2つ形成されている。
貫通空間105は、サークリップ103を第1、第2プランジャ101、102から取り外す際に利用される。ここで、サークリップ103を第1、第2プランジャ101、102から取り外す手順を説明する。
まず、棒状の工具(図示せず)をポンプ外部(本例ではポンプの下方側)からドレン開口部13aおよび逃がし溝102cに挿入する。ここで、棒状の工具の先端部には、サークリップ103の内周縁部に引っ掛けることのできる爪が形成されている。
次に、工具の爪を貫通空間105に挿入してサークリップ103の内周縁部に引っ掛ける。そして、工具を逃がし溝102cおよびドレン開口部13aからポンプ外部に引っ張り出すことによって、サークリップ103を第1、第2プランジャ101、102から簡単に取り出すことができる。
本例では、貫通空間105が2つ形成されているので、工具の爪も貫通空間105に対応して2つ設けることによって、サークリップ103を第1、第2プランジャ101、102からより簡単に取り出すことができる。
サークリップ103を第1、第2プランジャ101、102に再び取り付ける際は、サークリップ103を第1、第2プランジャ101、102の溝部101b、102bに嵌め込む作業を、ドレン開口部13aおよび逃がし溝102cを通じて行えばよい。
本実施形態によると、第1プランジャ(摺動部)101およびシリンダ12をステンレスで形成し、第1プランジャ101およびシリンダ12に焼き入れ焼き戻しの熱処理を施し、さらに第1プランジャ101にダイヤモンドライクカーボンによる表面処理を施しているので、第1プランジャ101とシリンダ12との間の隙間寸法を極微小寸法にして第1プランジャ101をシリンダ12と直接摺動させても第1プランジャ101の摺動抵抗の増大を抑制することができる。
このため、グランドパッキンを用いることなくシール性を確保しつつ、プランジャ10の摺動性を確保することができる。
ここで、プランジャ10をシリンダ12と直接摺動させるべく第1プランジャ101とシリンダ12との間の隙間寸法を極微小寸法にすると、プランジャ10の摺動性は、ポンプ構成部品の形成誤差や組付誤差といった製造誤差の悪影響を受けやすくなる。
この点に鑑みて、本実施形態では、第1、第2プランジャ101、102の連結に遊びを持たせているので、第1、第2プランジャ101、102の連結部で製造誤差を吸収してプランジャ10の摺動性を向上させることができる。
特に、本実施形態では、第2プランジャ102の挿入穴102aの内径を第1プランジャ101の一端部101aの外径よりも若干大きく設定するとともに溝部102bの内径をサークリップ103の外径よりも若干大きく設定することによって第1、第2プランジャ101、102の連結に遊びを持たせているので、簡素な構造でもって第1、第2プランジャ101、102の連結に遊びを持たせることができる。
さらに、本実施形態では、第2プランジャ102のうちサークリップ(止め輪)103の配置部位に、サークリップ103を第2プランジャ102の径方向に通過させることが可能な逃がし溝102cを形成し、ハウジング13に、逃がし溝102cと重なり合い、かつサークリップ103を第2プランジャ102の径方向に通過させることが可能なドレン開口部(開口部)13aを形成しているので、第1、第2プランジャ101、102に対するサークリップ103の着脱を、ドレン開口部13aおよび逃がし溝102cを通じて行うことができる。
換言すれば、ポンプを分解することなくサークリップ103の着脱を行うことができるので、サークリップ103の交換作業性(メンテナンス性)が良好である。
特に、本実施形態では、上述のごとく、逃がし溝102c内においてサークリップ103と第1プランジャ101との間に貫通空間105が形成されているので、この貫通空間105と図示しない工具とを利用してサークリップ103を非常に簡単に取り外すことができる。
(他の実施形態)
なお、上記一実施形態では、第1、第2プランジャ101、102の連結にサークリップ103を用いているが、これに限定されることなく、第1、第2プランジャ101、102の連結構造として種々の構造を用いることができる。
また、上記一実施形態では、第1、第2プランジャ101、102を遊びを持たせて連結しているが、これに限定されるものではない。すなわち、ポンプ構成部品の形成精度や組付精度等を十分に確保した場合には、第1、第2プランジャ101、102を硬直的に連結したり、第1、第2プランジャ101、102に分割することなくプランジャ10を一体成形したりしても、プランジャ10の摺動性を確保することができる。
また、上記一実施形態では、クランク軸11をエンジンによって駆動しているが、これに限定されることなく、クランク軸11をモータ等の種々の駆動源によって駆動してもよい。
また、上記一実施形態における吸入口16、吐出口17、吸入弁20および吐出弁22等は、水の吸入経路および高圧水の吐出経路の一構成例に過ぎず、これに限定されることなく、水の吸入経路および高圧水の吐出経路の構成を種々変形可能である。
10 プランジャ
11 クランク軸
12 シリンダ
13 ハウジング
13a ドレン開口部(開口部)
101 第1プランジャ(摺動部)
102 第2プランジャ
101a 一端部
102a 挿入穴
102b 溝部
102c 逃がし溝
103 サークリップ(止め輪)
104 隙間

Claims (2)

  1. 往復動によって水を高圧化するプランジャ(10)と、
    前記プランジャ(10)を収容するシリンダ(12)と
    前記プランジャ(10)を往復駆動するクランク軸(11)とを備え、
    前記プランジャ(10)が前記シリンダ(12)と直接摺動するように前記プランジャ(10)と前記シリンダ(12)との間の隙間寸法が設定され、
    前記プランジャ(10)のうち前記シリンダ(12)と直接摺動する摺動部(101)、および前記シリンダ(12)は、ステンレスで形成され、
    摺動部(101)および前記シリンダ(12)には、焼き入れ焼き戻しの熱処理が施され、
    さらに前記摺動部(101)には、ダイヤモンドライクカーボンによる表面処理が施されており、
    前記プランジャ(10)は、前記シリンダ(12)内に配置されて前記摺動部をなす第1プランジャ(101)と、前記第1プランジャ(101)と前記クランク軸(11)との間に配置された第2プランジャ(102)とを遊びを持たせて連結した構成になっており、
    前記第2プランジャ(102)には、前記第1プランジャ(101)の一端部(101a)が挿入される挿入穴(102a)が形成され、
    前記挿入穴(102a)の内径は、前記一端部(101a)の外径よりも大きく設定され、
    前記一端部(101a)の外周部には、前記一端部(101a)が前記挿入穴(102a)から抜けるのを防止する止め輪(103)が配置され、
    前記挿入穴(102a)の内周面には、前記止め輪(103)の外周縁部が挿入される溝部(102b)が形成され、
    前記第1、第2プランジャ(101、102)の径方向において、前記溝部(102b)と前記止め輪(103)との間には隙間(104)が形成されていることを特徴とする高圧洗浄機用ポンプ。
  2. 前記クランク軸(11)を収容するハウジング(13)を備え、
    前記第2プランジャ(102)は前記ハウジング(13)内に配置され、
    前記第2プランジャ(102)のうち前記止め輪(103)の配置部位には、前記止め輪(103)を前記第2プランジャ(102)の径方向に通過させることが可能な逃がし溝(102c)が形成され、
    前記ハウジング(13)には、前記逃がし溝(102c)と重なり合い、かつ前記止め輪(103)を前記径方向に通過させることが可能な開口部(13a)が形成されていることを特徴とする請求項に記載の高圧洗浄機用ポンプ。
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