JP5367938B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、更に詳細には、遊技盤の遊技領域を流下する遊技球を球通入部から受入れて球排出部から遊技領域へ排出させる球流通部材を備える遊技機に関するものである。
パチンコ機やアレンジボール機等の遊技機では、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の球流通部材(所謂センター役物)が配設されており、この球流通部材の開口部を介して複数の図柄を変動表示して図柄変動ゲームを行なう液晶式やドラム式等の図柄表示装置を後方から臨ませると共に、該遊技盤における球流通部材の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞が図柄表示装置での変動開始条件となる始動入賞装置(入賞口)を配設するよう構成したものが多数提案されている。すなわち、この種の遊技機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が前記始動入賞装置に入賞することにより、前記図柄表示装置で図柄変動ゲームに伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組合わせで停止すると、遊技者に有利な所謂大当りが発生するようになっている。このように、大当りが発生するためには、前記始動入賞装置へのパチンコ球の入賞が必要とされることから、遊技者は、前記図柄表示装置での図柄変動ゲームと同様に、始動入賞装置へのパチンコ球の入賞にも大きな関心を持って遊技を楽しんでいる。
ここで、前記球流通部材には、遊技領域を流下するパチンコ球を受入れ可能な球入口(球通入部)を形成すると共に、パチンコ球が転動可能な振分部を設けて、球入口を介して受入れたパチンコ球を、振分部で振分けた後に遊技領域へ排出することで、パチンコ球の動きを楽しませるよう構成したものが提案されている。例えば、特許文献1参照に記載のパチンコ機では、前記球流通部材の右側部に、パチンコ球が周回するよう転動する転動面を円形状に形成した前記振分部としてのクルーンが上下に離間する2箇所に設けられている。また、上側に位置するクルーンには、下側に位置するクルーンへ案内される通孔と、該下側のクルーンへ案内されない通孔とを設けると共に、下側に位置するクルーンには、前記始動入賞装置へ高確率で入賞させる通孔と、始動入賞装置へ低確率で入賞させる通孔とを設けて、球流通部材が受入れたパチンコ球が、各クルーンの通孔に通過する位置に応じて始動入賞装置への入賞確率を変化するよう構成し、パチンコ球の動きに対する遊技者の興味を惹き付けるようになっている。更に、前記各クルーンを遊技盤の盤面より前側に突出させ、クルーンを遊技者側にできる限り近づけて、クルーン上のパチンコ球に対する視認性を高めている。
特開2006−115898号公報
ところで、前記特許文献1に記載のパチンコ機では、前記上下のクルーンにおける通孔の間に突起が形成されている。このため、クルーン上を転動するパチンコ球が始動入賞装置へ低確率で入賞させる通孔の周りを周回し始めると、この低確率で入賞させる通孔に落下することとなる。すなわち、クルーン上を転動するパチンコ球が始動入賞装置へ低確率で入賞させる通孔の周りを周回し始めた時点で、該遊技球の動きに対する関心が急速に失われ、遊技の興趣が低下する問題が指摘される。
そこで、本発明は、球流通部材に設けた振分部を転動する遊技球に対する関心を持続させて、遊技の興趣の向上を図り得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る遊技機は、
遊技盤(10)の遊技領域(10b)を流下する遊技球(B)を、球通入部(22)から受入れて球排出部(57,58,59)から排出させる球流通部材(13)を遊技盤(10)に配設するよう構成した遊技機において、
前記球流通部材(13)は、前記球通入部(22)からの遊技球(B)を受入れて、有利な状態を惹起する入賞口(11)への入賞確率が高確率となる第1通孔(40)、または該入賞口(11)への入賞確率が低確率となる第2通孔(41)の何れかから遊技球(B)を排出する振分部(37)を備え、
前記第1通孔(40)を前記第2通孔(41)より下方に位置するよう設けると共に、該第2通孔(41)の上端部は、該第2通孔(41)における第1通孔(40)から離間する側において振分部(37)の底面と同一の高さに位置するよう構成し、
前記振分部(37)の底面に、前記第2通孔(41)における振分部(37)の底面と同一の高さに位置する部分を除く周囲を囲繞するよう突出する誘導部(42)を形成し、
前記誘導部(42)は、前記第2通孔(41)から離間するにつれて下方傾斜して振分部(37)の底面に連なる傾斜面を有し、該誘導部(42)によって遊技球(B)を第2通孔(41)から第1通孔(40)へ向けて転動させ得るよう構成したことを要旨とする。
このように、球流通部材の球通入部から受入れた遊技球は、振分部において有利な状態を惹起する入賞口への入賞確率が高確率となる第1通孔、または該入賞口への入賞確率が低確率となる第2通孔の何れかから排出される。このとき、前記第1通孔を第2通孔より下方に位置するよう設けて、前記振分部において第2通孔から第1通孔へ向けて遊技球が転動し得るようにしたから、第2通孔側へ一旦移動した遊技球が、第1通孔へ移動する可能性を残すことができ、振分部を転動する遊技球に対する関心を持続させて、遊技に対する興趣の向上が図られる。また、振分部の底面に第通孔を囲繞するよう突出する誘導部を形成したことで、遊技球が第1通孔へ案内され易くなるから、振分部を転動する遊技球に対する関心をより一層高め得る。
更に、前記第2通孔の上端部を、該第2通孔における第1通孔から離間する側において振分部の底面と同一の高さに位置するよう構成することで、遊技球が第2通孔へ向けて転動する可能性も残るから、振分部上を転動する遊技球の動きに対する関心が高くなる。ここで、前記第1通孔を第2通孔より下方に形成したことで、一旦第2通孔へ向けて遊技球が転動した場合であっても、遊技球が第1通孔へ移動する可能性が残り、遊技者の興趣を低減することはない。
請求項2に係る遊技機は、前記振分部の底面は、前記第2通孔から第1通孔へ向けて下方傾斜するよう形成されることを要旨とする。
このように、前記振分部の底面を第2通孔から第1通孔へ向けて下方傾斜させることで、第2通孔から第1通孔へ向けて遊技球が転動する期待感が高まり、振分部を転動する遊技球に対して関心がより惹き付けられる
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項3に係る遊技機は、
遊技盤(10)の遊技領域(10b)を流下する遊技球(B)を、球通入部(22)から受入れて球排出部(57,58,59)から排出させる球流通部材(13)を遊技盤(10)に配設するよう構成した遊技機において、
前記球流通部材(13)は、
前記球通入部(22)からの遊技球(B)を受入れて、第1通孔(40)または該第1通孔(40)より上方に設けた第2通孔(41)から遊技球(B)を排出する第1の振分部(37)と、
前記第1通孔(40)からの遊技球(B)を受入れて、第3通孔(47)または第4通孔(48)から遊技球(B)を排出する第2の振分部(43)とを備え、
前記第2の振分部(43)に設けた第3通孔(47)から排出された遊技球(B)は、有利な状態を惹起する入賞口(11)へ高確率で入賞し、前記第1の振分部(37)に設けた第2通孔(41)、および第2の振分部(43)に設けた第4通孔(48)から排出された遊技球(B)は、該入賞口(11)へ低確率で入賞するよう構成し、
前記第2通孔(41)の上端部は、該第2通孔(41)における第1通孔(40)から離間する側において第1の振分部(37)の底面と同一の高さに位置するよう構成し、
前記第1の振分部(37)の底面に、前記第2通孔(41)における第1の振分部(37)の底面と同一の高さに位置する部分を除く周囲を囲繞するよう突出する誘導部(42)を形成し
前記誘導部(42)は、前記第2通孔(41)から離間するにつれて下方傾斜して第1の振分部(37)の底面に連なる傾斜面を有し、該誘導部(42)によって遊技球(B)を第2通孔(41)から第1通孔(40)へ向けて転動させ得るよう構成したことを要旨とする。
このように、球流通部材の球通入部から受入れた遊技球は、第2の振分部へ連通する第1通孔、または入賞口への入賞確率が低確率となる第2通孔の何れかから排出される。このとき、第2の振分部には有利な状態を惹起する入賞口へ高確率で入賞させる第3通孔を設けると共に、前記第1通孔を第2通孔より下方に位置するよう設けて、前記第1の振分部において第2通孔から第1通孔へ向けて遊技球が転動し得るようにしたから、第2通孔側へ一旦移動した遊技球が、より遊技者に有利な第1通孔へ移動する可能性を残すことができ、第1の振分部を転動する遊技球に対する関心を持続させて、遊技に対する興趣の向上が図られる。また、第1の振分部の底面に第通孔を囲繞するよう突出する誘導部を形成したことで、遊技球が第1通孔へ案内され易くなるから、第1の振分部を転動する遊技球に対する関心をより一層高め得る。
更に、前記第2通孔の上端部を、該第2通孔における第1通孔から離間する側において第1の振分部の底面と同一の高さに位置するよう構成することで、遊技球が第2通孔へ向けて転動する可能性も残るから、第1の振分部上を転動する遊技球の動きに対する関心が高くなる。ここで、前記第1通孔を第2通孔より下方に形成したことで、一旦第2通孔へ向けて遊技球が転動した場合であっても、遊技球が第1通孔へ移動する可能性が残り、遊技者の興趣を低減することはない。
請求項4に係る遊技機は、前記入賞口(11)は、遊技盤(10)における球流通部材(13)の下方に設けられて、遊技領域(10b)内を流下する遊技球(B)が入賞可能に構成され、
前記球流通部材(13)は、前記球通入部(22)を通過した遊技球(B)を受入れて第1落下口(31)または第2落下口(32)から排出し、第1落下口(31)から排出された遊技球(B)が前記第1の振分部(37)に受入れられる第1球通路(27)と、前記第1球通路(27)、第1の振分部(37)および第2の振分部(43)からの遊技球(B)を受入れると共に前記遊技領域(10b)へ遊技球(B)を排出させる前記球排出部(57,58,59)が形成された第2球通路(53)とを備え、
前記第2球通路(53)には、前記球排出部(57,58,59)として、排出された遊技球(B)が前記入賞口(11)へ入賞する確率が高い球排出部(57)と、排出された遊技球(B)が入賞口(11)へ入賞する確率が低い球排出部(58,59)とが設けられ、
前記第1球通路(27)の第2落下口(32)および第1の振分部(37)の第2通孔(41)から排出された遊技球(B)は、前記第2球通路(53)へ移動して前記入賞口(11)へ入賞する確率が高い球排出部(57)または入賞口(11)へ入賞する確率が低い球排出部(58,59)の何れかから遊技領域(10b)へ排出されるよう構成され、
前記第2の振分部(43)の第3通孔(47)から排出された遊技球(B)は、前記第2球通路(53)へ移動して前記入賞口(11)へ入賞する確率が高い球排出部(57)から遊技領域(10b)へ排出されるよう構成されると共に、
前記第2の振分部(43)の第4通孔(48)から排出された遊技球(B)は、前記第2球通路(53)へ移動して前記入賞口(11)へ入賞する確率が低い球排出部(58,59)から遊技領域(10b)へ排出されるよう構成されたことを要旨とする。
請求項5に係る遊技機は、前記第1の振分部の底面は、前記第2通孔から第1通孔へ向けて下方傾斜するよう形成されることを要旨とする。
このように、前記第1の振分部の底面を第2通孔から第1通孔へ向けて下方傾斜させることで、第2通孔から第1通孔へ向けて遊技球が転動する期待感が高まり、第1の振分部を転動する遊技球に対して関心がより惹き付けられる。
本発明によれば、球流通部材に設けた振分部を転動する遊技球に対する関心を持続させ得るから、遊技の興趣を向上し得る。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」・「後」、および「左」・「右」とは、図1に示すようにパチンコ機の遊技盤を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
図1に示すように、実施例に係るパチンコ機の遊技盤10は、略円形状に湾曲形成したレール10aにより囲まれた遊技領域10bの前側において、下部にパチンコ球B(図5、図6、図9または図10参照)をスイッチで検出し得る始動入賞装置(入賞口)11と、この始動入賞装置11の直上方に配設されて遊技領域10bの略中央に位置し、図柄表示装置12が後方から臨む球流通部材13と、始動入賞装置11の直下方に設置された特別入賞装置14等を備えている。ここで、前記始動入賞装置11内に配設した図示しないスイッチがパチンコ球Bを検出することで、前記図柄表示装置12で図柄変動ゲームが開始される。また、前記特別入賞装置14は、図1に示されるように、扉状の開閉板16が、後側の電磁ソレノイド(図示せず)に係る設定駆動条件に基づいて、通常の閉鎖状態から開放状態に変化し得るよう構成されて、前記図柄変動ゲームの結果、特別遊技(所謂大当り)が発生すると開閉板16が開放して多数の賞球を得る機会が付与されるようになっている。また、前記遊技盤10における遊技領域10bの最下方位置には、前記始動入賞装置11や特別入賞装置14等の入賞装置に入賞しなかったパチンコ球Bを排出するアウト口17を設けてある。更に、前記遊技盤10における遊技領域10b内には、多数の遊技釘18が植設されており、該遊技釘18との接触によりパチンコ球Bが方向を変えつつ流下するようになっている。
(球流通部材について)
前記球流通部材13は、図1に示すように、前記遊技領域10bの大部分を占める大型部材であって、中央位置が前後に開口する枠状に形成された枠状本体20と、該枠状本体20から外方へ延出する取付板21とを備え(図2参照)、枠状本体20の開口部20aを介して前記図柄表示装置12が臨むよう構成されている。そして、前記遊技盤10に開設した取付孔(図示せず)の前側から枠状本体20を挿入した状態で、取付板21を遊技盤10にネジ止めすることで固定される。なお、前記枠状本体20や取付板21には、各種意匠を施した装飾体20bを複数配設してある(図1または図2参照)。
図1〜図3に示すように、前記枠状本体20の内周下面側(下縁部)には、パチンコ球Bが転動可能なステージ部材25が配設されている。また、前記枠状本体20の左側部には、遊技領域10bに開口する球入口(球通入部)22が開設されると共に(図1参照)、該球入口22に連通してパチンコ球Bを前記ステージ部材25へ誘導する球誘導路23が形成されており、遊技盤10の遊技領域10bを流下するパチンコ球Bが、該枠状本体20の球入口22および球誘導路23を介してステージ部材25上に移動し得るようになっている。
前記ステージ部材25は、図3に示すように、前記球流通部材13の奥側(図柄表示装置12側)に配設されてパチンコ球Bが転動可能な第1球通路27と、該第1球通路27の前側下方に設けられて第1球通路27からのパチンコ球Bを受入れ可能で、パチンコ球Bが円を描くよう転動可能な第1のクルーン(振分部、第1の振分部)37と、該第1のクルーン37の下方に設けられて第1のクルーン37からのパチンコ球Bを受入れ可能で、パチンコ球Bが円を描くよう転動可能な第2のクルーン(第2の振分部)43と、球流通部材13の前側(取付板21側)に設けられ、第1および第2のクルーン37,43からのパチンコ球Bを受入れて転動する第2球通路53とから基本的に構成されている。なお、実施例では、前記第1および第2のクルーン37,43は、透明または半透明の部材で形成されて、転動するパチンコ球Bの動きを目視し得るようになっている。なお、本発明において「クルーン」とは、転動面上を周回するよう転動させたパチンコ球を、該転動面に設けた通孔から排出させる役物を意味している。
(第1球通路について)
ここで、前記第1球通路27は、図2または図3に示すように、上下方向に緩やかに起伏する波形に形成されて、第1球通路27に到来したパチンコ球Bは、上下方向に変位しながら左右に転動するようになっている。なお、第1球通路27は、左右方向の略中央位置で上方傾斜から下方傾斜に変位し、左右の端部近傍で下方傾斜から上方傾斜に変位するよう形成される。そして、前記第1球通路27の最上方位置および最下方位置の計3箇所に、前側へ向けて下方傾斜する凹所28,29,29を夫々形成してある。また、前記第1球通路27の前端縁には、各凹所28,29,29に対応する位置を前後に開口するよう切り欠いた規制板30が上方へ向けて突出形成されており、該第1球通路27を転動するパチンコ球Bを何れかの凹所28,29,29から前方へ向けて排出するようになっている。なお、以下の説明において、第1球通路27の最上方位置に位置する凹所28に対応する排出部を第1落下口31と指称し、第1球通路27の最下方位置に位置する凹所29,29に対応する排出部を第2落下口32,32と指称する。すなわち、左右方向の中央に第1落下口31が位置し、第1落下口31を挟む両側に第2落下口32,32が位置している。
図3に示すように、前記枠状本体20における前記第1落下口31に対応する位置には、前方へ延出する球案内部34が形成されると共に、該球案内部34の前端に、右方へ下方傾斜する第1樋部35が設けられており、第1落下口31から排出されたパチンコ球Bを、球流通部材13の前方右側へ案内しつつ前記第1のクルーン37へ移動させるようになっている。一方、前記第2落下口32,32から排出されたパチンコ球Bは、前記第2球通路53へ直接落下するよう構成されている。
(第1のクルーンについて)
前記第1のクルーン37は、図1〜図5に示すように、転動面38が円形をなす皿状に形成されて、前記ステージ部材25における左右方向の略中央位置より右側に偏った位置に設けられている(図1または図2参照)。すなわち、前記第1のクルーン37は、前記始動入賞装置11に対して右側へ変位した位置に設けられる。ここで、前記第1のクルーン37は、前記取付板21(後述する第1〜第3球排出部57,58,59の前端部)より前方へ突出すると共に、第1のクルーン37の後側が、前記第1球通路27と上下に重なり合う大きさに形成されて、該第1のクルーン37上でのパチンコ球Bの転動領域を確保している。具体的には、実施例では第1のクルーン37(転動面38)の直径をパチンコ球Bの直径の略4倍となるよう設定してある。なお、前記第1樋部35は、前記第1のクルーン37の転動面38上の前側において、該転動面38の接線方向に延在するよう設けられており(図4参照)、該第1樋部35から移動するパチンコ球Bがスムーズに周回してパチンコ球Bの動きによる演出効果を高め得るようになっている。また、前記第1樋部35は、前記転動面38より上方に位置するよう設けられ、該転動面38を転動するパチンコ球Bの動きを妨げないようになっている。また、前記第1のクルーン37には、転動面38の外周縁から上方へ立上がる壁部39が設けられており、転動面38上を転動するパチンコ球Bが外側へ落球しないようになっている。
図4、図5、図7〜図10に示すように、前記第1のクルーン37の転動面38には、該転動面38の中心点より左側位置(ステージ部材25の左右方向の中央寄りの位置)に、上下に貫通する第1通孔(第1の球出口)40が穿設されて、該第1通孔40を通過したパチンコ球Bが前記第2のクルーン43へ案内されるよう構成される。また、前記第1のクルーン37の転動面38は、前記第1通孔40へ向けて下方傾斜するよう形成されて、該転動面38上のパチンコ球Bの多くが次第に第1通孔40へ向けて移動するようになっている。なお、第1のクルーン37の転動面38は、図8に示す角度θで傾斜している。
また、図4、図5、図7〜図10に示すように、前記第1のクルーン37の転動面38における前記中心点より右側位置には、上下に貫通する第2通孔(第2の球出口)41が穿設された円筒状の誘導部42が、該転動面38より上方へ突出するよう形成されている。ここで、前記誘導部42は、上端部が水平方向へ延在するよう形成されて、該誘導部42が画成する第2通孔41の端縁が水平方向へ延在している。なお、前記第2通孔41は、前記第2球通路53の上方で開口するよう形成されて、該第2通孔41から第2球通路53へパチンコ球Bが落下するよう構成してある。ここで、図4、図5、図8〜図10に示すように、前記誘導部42は、前記第1通孔40に近接する側(誘導部42の左側)においては第1のクルーン37の転動面38より上方に突出する一方、第1通孔40から離間する側(誘導部42の右側)においては第2通孔41を画成する位置が転動面38と同一の高さに位置し、転動面38から誘導部42が突出しないようになっている。
前記転動面38と第2通孔41との関係について、図8を用いて詳細に説明する。なお、図8は、前記第1通孔40の中心点と第2通孔41の中心点とを結んだ線での第1のクルーン37の縦断面図であって、誘導部42の形成位置を拡大して示している。ここで、図8中の点Pは、前記第1通孔40に近接する側(誘導部42の左側)において前記誘導部42が前記第1のクルーン37の転動面38から立上がる点であり、点Qは、点Pの鉛直線方向における誘導部42の上端部である。また、線L1は、前記点Pを通る水平線であり、線L2は転動面38の延長線である。すなわち、前記転動面38の傾斜角度θは、水平線L1と延長線L2がなす角となる。また、点Rは、前記点Qを通る水平線L3と前記延長線L2との交点であって、この交点Rにおいて前記第2通孔41の上端部と転動面38とが同一の高さに位置する。すなわち、前記誘導部42は、前記水平線L1および水平線L3の高低差Hを最大値となるよう、前記Rから点Pに至る間において転動面38(延長線L2)の傾斜に従って突出寸法が漸増する。これにより、前記第2通孔41に対しては右方から転動するパチンコ球Bは容易に進入し得る一方で、第2通孔41の前後または左側から転動するパチンコ球Bは、点Rから点Pへ近づくにつれて誘導部42が障害となって第2通孔41への進入が困難となる。なお、実施例では、前記転動面38において前記第2通孔41の上端部と同一の高さとなる部位は、図4に2点鎖線C1で示すように、前後方向に一定の幅を有するよう形成されている。
(第2のクルーンについて)
図4および図6に示すように、前記第2のクルーン43は、転動面44が横長楕円形をなす皿状に形成されて、前記第1のクルーン37の下方に位置するよう前記ステージ部材25における左右方向の略中央位置に設けられる。すなわち、前記第2のクルーン43は、前記始動入賞装置11の直上に位置するよう設けられる。ここで、前記第2のクルーン43は、短軸が前後方向に延在すると共に、長軸が左右方向へ延在するよう形成されて、該第2のクルーン43の全体が前記取付板21(第1〜第3球排出部57,58,59の前端部)より後方に位置するよう構成される。また、第2のクルーン43の後側が、前記第1球通路27と上下に重なり合うよう形成されて(図3参照)、該第2のクルーン43上でのパチンコ球Bの転動領域を確保している。具体的には、実施例では第2のクルーン43の短軸方向の寸法をパチンコ球Bの直径の略2倍となるよう設定すると共に、長軸方向の寸法をパチンコ球Bの直径の略4倍となるよう設定してある。
また、前記第2のクルーン43の右側部には、前記第1のクルーン37に穿設した第1通孔40の下方まで延在する第2樋部45が形成されており、該第2樋部45により第1通孔40から排出されたパチンコ球Bを第2のクルーン43へ案内するようになっている。なお、前記第2樋部45は、前記第2のクルーン43の転動面44上の前側において、該転動面44の接線方向に延在するよう設けられており(図6参照)、該第2樋部45から移動するパチンコ球Bがスムーズに周回し得るようになっている。また、前記第2樋部45は、前記転動面44より上方に位置するよう設けられ、該転動面44を転動するパチンコ球Bの動きを妨げないようになっている。また、前記第2のクルーン43には、転動面44の外周縁から上方へ立上がる壁部46が設けられており、転動面44上を転動するパチンコ球Bが外側へ落球しないようになっている。
図6および図7に示すように、前記第2のクルーン43の転動面44には、上下に貫通する第3通孔(第3の球出口)47および第4通孔(第4の球出口)48が、長軸上において転動面44の中心点を挟む位置に形成されて、第2のクルーン43に到来したパチンコ球Bを、第3通孔47または第4通孔48から排出するようになっている。なお、前記第3通孔47は、前記始動入賞装置11と上下方向に整列する位置に設けられる。ここで、前記ステージ部材25には、前記第2のクルーン43に穿設した前記第3通孔47の下方位置に前方へ下方傾斜する第1凹部50が形成されると共に、前記第4通孔48の下方位置に前方へ下方傾斜する第2凹部51が形成されており(図2または図3参照)、該第3および第4通孔48から排出されたパチンコ球Bは、対応する凹部50,51を介して前記第2球通路53へ案内されるよう構成されている。
また、図7に示すように、前記第2のクルーン43の転動面44は、前記第3通孔47へ向けて下方傾斜するよう形成されて、該第3通孔47が第4通孔48より下方に位置するよう構成してある。すなわち、前記第2のクルーン43の転動面44上のパチンコ球Bの多くは、前記第3通孔47へ向けて次第に移動する。なお、実施例では、第4通孔48の直径より第3通孔47の直径を大きく形成し、第3通孔47からパチンコ球Bを排出し易くしている。
(第2球通路について)
前記第2球通路53は、前記始動入賞装置11の直上位置が最も下方に位置するよう湾曲形成されて(図1〜図3参照)、該第2球通路53に到来したパチンコ球Bは、始動入賞装置11の上方へ集合するようになっている。なお、実施例では、前記第2球通路53は、前記枠状本体20の下縁部に一体的に形成されている。また、前記第2球通路53の最下方位置には、前方傾斜する凹所が3箇所並列して設けられており、第2球通路53を転動するパチンコ球Bを各凹所に沿って前方へ移動させるようになっている。ここで、前記第2球通路53の前端縁には、前記凹所に対応する位置を前後に開口するよう切り欠いた状態で前記取付板21が延出するよう形成されており、凹所に沿って前方移動するパチンコ球Bを遊技領域10b内に排出し得るようになっている。すなわち、前記各凹所と対応する位置が、第2球通路53を転動するパチンコ球Bを排出する球排出部(球排出部)として機能する。なお、以下の説明において、中央に位置する球排出部を第1球排出部57と指称し、該第1球排出部57の左側に位置する球排出部を第2球排出部58と指称し、第1球排出部57の右側に位置する球排出部を第3球排出部59と指称する。
すなわち、前記第1球排出部57は、前記第2球通路53において始動入賞装置11の直上に位置するよう形成されて(図1参照)、該第1球排出部57から排出されたパチンコ球Bが始動入賞装置11に高確率で入賞する一方、前記第2および第3球排出部58,59の夫々は、始動入賞装置11に対して左右方向へ変位して位置するよう形成されて(図1参照)、該第2または第3球排出部58,59から排出されたパチンコ球Bが始動入賞装置11に入賞する確率は低くなっている。また、前記第1球排出部57は、前記第1凹部50(第2のクルーン43の第3通孔47)と前後に整列し(図2参照)、前記第2球排出部58は、前記第2凹部51(第2のクルーン43の第4通孔48)と前後に整列するよう設けられる(図3参照)。
〔実施例の作用〕
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記遊技盤10の遊技領域10bへ打ち出されたパチンコ球Bは、遊技盤10に植設した前記遊技釘18との接触により方向を変えつつ流下して、始動入賞装置11、特別入賞装置14またはその他の一般入賞口に入るセーフ球と、アウト口17に回収されるアウト球とに区分される。そして、前記始動入賞装置11へのパチンコ球Bの入賞により、前記図柄表示装置12において所要の図柄変動ゲームが展開されると共に所要数の賞球の払出しが行なわれ、遊技者が望む有利な状態が惹起される。
ここで、パチンコ球Bが遊技領域10bを流下するに際して前記球流通部材13の左側部に設けた球入口22を通過すると、該球流通部材13に設けた球誘導路23を介してパチンコ球Bが前記ステージ部材25の第1球通路27に誘導される。前記第1球通路27に到来したパチンコ球Bは、該第1球通路27に沿って上下方向に変位しながら左右方向に転動する。このパチンコ球Bは、第1球通路27での転動の過程において、第1落下口31から排出されて球案内部34および第1樋部35を介して第1のクルーン37へ移動するか、第2落下口32,32から排出されて第2球通路53へ移動して左右に転動する。なお、前記第2球通路53へ移動したパチンコ球Bは、最終的に第1〜第3球排出部57,58,59の何れかから遊技領域10bへ排出される。
また、前記第1落下口31から球案内部34および第1樋部35を介して第1のクルーン37に移動したパチンコ球Bは、該第1のクルーン37の壁部39に沿って円軌道を描くよう転動(周回)する(図5参照)。そして、パチンコ球Bは第1のクルーン37での転動の過程において、第1のクルーン37の転動面38に穿設した第1通孔40から排出されて前記第2樋部45を介して第2のクルーン43へ移動するか、該転動面38に穿設した第2通孔41から排出されて第2球通路53へ移動する。また、前記第1通孔40から第2樋部45を介して第2のクルーン43に移動したパチンコ球Bは、該第2のクルーン43の壁部46に沿って楕円軌道を描くよう転動する(図6参照)。そして、パチンコ球Bは第2のクルーン43での転動の過程において、第2のクルーン43の転動面44に穿設した第3通孔47から第1凹部50へ排出されて第2球通路53へ移動するか、転動面44に穿設した第4通孔48から第2凹部51へ排出されて第2球通路53へ移動する。このとき、前記第1凹部50は前記第2球通路53の第1球排出部57に対して前後に整列し、前記第2凹部51は第2球通路53の第2球排出部58に対して前後に整列するから、第3通孔47から落下したパチンコ球Bは最終的に第1球排出部57から遊技領域10bへ排出され、第4通孔48から落下したパチンコ球Bは最終的に第2球排出部58から遊技領域10bへ排出される。
ここで、前記第1球排出部57は前記始動入賞装置11の直上に位置するよう設けられ、前記第2および第3球排出部58,59は始動入賞装置11に対して左右方向へ変位するよう設けられている。従って、第1球排出部57から最終的に排出されるパチンコ球Bは始動入賞装置11へ向けて落下して入賞確率が高くなる一方、第2または第3球排出部58,59から排出されるパチンコ球Bは始動入賞装置11へ向けて落下し難いため、第1球排出部57から排出された場合に較べて始動入賞装置11への入賞確率が低くなる。すなわち、前記球流通部材13に受入れられたパチンコ球Bが、前記第2のクルーン43の第3通孔47から排出される特定のルート(すなわち、第1落下口31、第1通孔40、第3通孔47を通過するルート)を通った場合に、遊技者にとって有利状態が惹起され易く、他のルートを通った場合には特定のルートを通った場合に較べて遊技者にとって相対的に不利となる。すなわち、パチンコ球Bが球流通部材13に受入れられると、前記特定のルートをパチンコ球Bが通るか否かに遊技者の関心が寄せられる。
実施例では、前記第1のクルーン37の転動面38を、前記第1通孔40へ向けて下方傾斜するよう形成してあるから、パチンコ球Bの多くが転動面38を周回するにつれて次第に第1通孔40へ向けて移動する。すなわち、第1通孔40と第2通孔41とを同一高さ位置に設けた場合に較べて、パチンコ球Bが第1通孔40側へ案内されるから、第1のクルーン37を周回するパチンコ球Bに対する遊技者の関心が高くなる。また、第1通孔40を第2通孔41より下方に位置するよう構成すると共に、第2通孔41から第1通孔40へのパチンコ球Bの移動を阻害する部材等を設けていないから、パチンコ球Bが第2通孔41側へ移動したとしても、例えば図9に示すように、第1通孔40および第2通孔41の何れにもパチンコ球Bが移動する可能性が残り、第1のクルーン37を転動するパチンコ球Bに対する関心を持続させて、パチンコ球Bの動きを楽しませることができる。
また、前記第1のクルーン37の転動面38には、前記第2通孔41を囲繞するよう誘導部42が形成されているから、パチンコ球Bが第2通孔41へ向けて移動し難くなる。換言すると、第1のクルーン37を転動するパチンコ球Bは、前記第1通孔40へ相対的に案内され易くなるから、該第1のクルーン37を転動するパチンコ球Bに対する遊技者の関心をより一層高め得る。殊に、実施例では、前記誘導部42は、前記第1通孔40に近接する側(誘導部42の左側)において上端部が第1のクルーン37の転動面38より上方に位置する一方、第1通孔40から離間する側(誘導部42の右側)において第2通孔41の上端部が転動面38と同一の高さに位置するよう形成してある。すなわち、前記第2通孔41の右方向から移動するパチンコ球Bは、該第2通孔41へ進入し得る一方で(図10参照)、前記第1のクルーン37の前後または左側に移動したパチンコ球Bは、点Rから点Pへ近づくにつれて誘導部42が障害となって前記第2通孔41への移動が困難となっているから、該第1のクルーン37を転動するパチンコ球Bが第2通孔41を通過する可能性が低くなる。このように、実施例では、前記第1のクルーン37に到来したパチンコ球Bが、前記第1通孔40(特定のルート)へ向けて優先的に誘導されるよう構成してあるから、第1のクルーン37を転動するパチンコ球Bに対して遊技者の関心を強く惹き付けて、遊技に対する興趣の向上を図り得る。また、前記第2通孔41の上端部を、該第2通孔41における第1通孔40から離間する側において第1のクルーン37の転動面38と同一の高さに位置すると共に、前記第1通孔40が第2通孔41のより下方に形成することで、一旦第2通孔41へ向けてパチンコ球Bが転動した場合であっても、パチンコ球Bが第1通孔40へ移動する可能性が残り、遊技者の興趣を低減することはない。
また、実施例では、前記第2のクルーン43の転動面44を、遊技者にとって有利な状態が惹起され易い第3通孔47へ向けて下方傾斜するよう形成してあるから、パチンコ球Bが転動面44を転動するにつれて次第に第3通孔47へ向けて移動する。すなわち、第3通孔47と第4通孔48とを同一高さ位置に設けた場合に較べて、パチンコ球Bが第3通孔47側へ案内され易いから、第2のクルーン43を周回するパチンコ球Bに対する遊技者の関心が高くなる。更に、第2のクルーン43の転動面44に形成される第4通孔48の直径に対して第3通孔47の直径を大きくしたことで、最終的にパチンコ球Bが第3通孔47を通過する可能性がより一層高まり、該第2のクルーン43の転動面44上を転動するパチンコ球Bに対する関心が向上する。すなわち、前記第1のクルーン37から第2のクルーン43へ到来したパチンコ球Bについても、パチンコ球Bを第3通孔47(特定のルート)へ向けて誘導するよう構成してあるから、第2のクルーン43を転動するパチンコ球Bに対して遊技者の関心を強く惹き付けて、遊技に対する興趣の向上が図られる。また、第3通孔47を第4通孔48より下方に位置するよう構成すると共に、第4通孔48から第3通孔47へのパチンコ球Bの移動を阻害する部材等を設けていないから、パチンコ球Bが第4通孔48側へ移動したとしても、第3通孔47側へ移動する可能性が残り、第2のクルーン43を転動するパチンコ球Bに対する関心を持続させて、パチンコ球Bの動きを楽しませることが可能となる。
更に、実施例では、前記第1のクルーン37および第2のクルーン43を、球流通部材13の下方位置に設けてある。すなわち、遊技者が遊技中に最も注目する図柄表示装置12と、始動入賞装置11との間に第1および第2のクルーン37,43が位置するから、遊技中においても各クルーン37,43で転動するパチンコ球Bが自然と遊技者の視界内に入る。このため、前述した前記第1および第2のクルーン37,43でのパチンコ球Bの動きに対する遊技者の興味を惹き付けることができ、このパチンコ球Bの動きによる演出効果を最大限まで高めることができ、遊技の興趣の向上が図られる。
また、前記始動入賞装置11の直上に位置する第2のクルーン43を、球流通部材13における取付板21の前端部(第1〜第3球排出部57,58,59の前端部)より後方に位置するよう設けてあるから、遊技盤10に植設した遊技釘18に接触して弾かれながら遊技領域10bを流下するパチンコ球Bが前記始動入賞装置11に直接入賞する際に、第2のクルーン43に接触することはない。すなわち、球流通部材13の下方位置にクルーンを設けたとしても、パチンコ球Bが始動入賞装置11に入賞する障害となることはない。
ここで、前記第2のクルーン43の転動面44を、前後方向の幅寸法より左右方向の幅寸法が大きな横長楕円形をなすよう形成したことで、該第2のクルーン43を球流通部材13における取付板21の前端部(第1〜第3球排出部57,58,59の前端部)より後方に位置させつつ、パチンコ球Bが転動する転動面44の面積を確保することができる。従って、第2のクルーン43を球流通部材13における取付板21の前端部(第1〜第3球排出部57,58,59の前端部)より後方に位置させたとしても、第2のクルーン43上でのパチンコ球Bの動きを充分楽しませることが可能となる。
また、前記第1のクルーン37は球流通部材13における取付板21の前端部(第1〜第3球排出部57,58,59の前端部)より前方へ突出するよう設けたから、該第1のクルーン37を転動するパチンコ球Bの視認性が高まり、パチンコ球Bの動きによる演出効果を向上することができる。このとき、第1のクルーン37を始動入賞装置11に対して左右方向へ変位するよう設けたことで、遊技盤10の遊技領域10bを流下するパチンコ球Bが始動入賞装置11に入賞する際に、該第1のクルーン37が障害となることはない。
ここで、実施例では、前記第2のクルーン43の上方に位置する第1のクルーン37を、該第2のクルーン43に対して右方向へ変位する位置に設けてある。このため、実施例のように上方に位置する第1のクルーン37を前方へ配置し、下方に位置する第2のクルーン43を後方へ配置する位置関係で球流通部材13に設けたとしても、該第2のクルーン43に対する視認性が阻害されることはなく、第2のクルーン43を転動するパチンコ球Bの動きを充分に認識させることができる。更に、実施例では、前記第1および第2のクルーン37,43の夫々を、透明または半透明の部材で形成するから、各クルーン37,43上を転動するパチンコ球Bの視認性をより向上して、遊技の興趣の向上に寄与し得る。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。
実施例では、第1球通路を上下方向に緩やかに起伏する波形に形成し、最上方位置に第1落下口を設け、最下方位置に第2落下口を設けるようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、第1の球通路や第3の球通路を下方へ突出する弓状に形成するようにしてもよく、その経路の任意位置に第1落下口および第2落下口を任意数だけ設けることができる。同様に、第2球通路の形状も実施例のものに限定されるものではなく、第2球通路を上下方向に緩やかに起伏する波形に形成することもできる。
実施例では、第1の振分部を入賞装置に対して右方向へ変位する位置に設けたが、これに限らず、入賞装置に対して左右方向へ変位する位置に設けるようにすればよい。また、第1の振分部に形成する球出口の形成数や位置に関しても実施例ものに限られるものではなく、第1の球出口を第2の球出口より下方に位置して、誘導部により第2の球出口から第1の球出口へ向けて遊技球を転動させ得るよう構成すればよい。
また、実施例では、第1の振分部として、転動面上を周回するよう遊技球を転動させて該転動面に設けた複数の通孔の何れかから排出させる所謂クルーンを採用したが、これに限定されるものではなく、球流通部材に設けた球通入部からの遊技球を受入れて、有利な状態を惹起する入賞口への入賞確率が高確率となる第1の球出口、または該入賞口への入賞確率が低確率となる第2の球出口の何れかから遊技球を排出し得るよう構成すればよい。
また、第1の振分部に形成する誘導部の形状、構成は、実施例のものに限らず、少なくとも第2の球出口の一部を囲繞するよう第1の振分部の転動面から突出して、第2の球出口から第1の球出口へ向けて遊技球を転動させ得る形状・構成であれば任意に変更することができる。従って、例えば図11に示すように、第1のクルーン37の転動面38から突出する誘導部62の上端部を傾斜させてもよい。このとき、図11に示す例のように、誘導部62の上端部を第2通孔41から第1通孔40へ向けて下方傾斜するよう形成することで、第2通孔41からパチンコ球Bが第1通孔40へ移動する期待感を遊技者により強く持たせることができる。なお、図11中の線L4は、誘導部62の上端部の延長線である。また、図12に示すように、第1のクルーン37の転動面38を略水平に形成し、第1通孔40側の端部が転動面38と同一の高さに位置するよう該転動面38から誘導部64を突出させるようにしてもよい。更に、図13に示すように、第1のクルーン37に下段に位置する転動面38から突出するよう誘導部72を形成するようにしても、実施例と同様の作用効果を得ることができる。なお、図13に示す例では、第1のクルーン37が受入れたパチンコ球Bが最初に誘導部72上に到来するよう構成することで、第1通孔40および第2通孔41の何れにもパチンコ球Bが通過し得るから、第1のクルーン37が振分部としての機能を損なうことがない。このように、第1の振分部の底面の形状と、第2の球出口の傾斜とを適宜組み合わせることで、誘導部の形状・構成を種々変更できる。
また、図14に示すように、誘導部74の端部に傾斜面74aを形成するようにしてもよい。このとき、誘導部74の傾斜面74aは、図14に示すように、第1通孔40側へ下方傾斜するよう形成しても、反対に第2通孔41側へ下方傾斜するよう形成してもよい。但し、前記傾斜面74aを第1通孔40側へ下方傾斜するよう形成することで、パチンコ球Bが第1通孔側へ移動する期待感をより高めることができる。なお、図11〜図14において、実施例と同一の機能を有する部材・構成については、同一の符号を付してある。
また、実施例では、第2の振分部の転動面を、横長楕円形に形成したが、これに限らず、球排出部の前端部より後方に位置し得る形状・大きさに形成すればよい。なお、前後方向の幅寸法より左右方向の幅寸法が大きくなるよう第2の振分部の転動面を形成することにより、該転動面を単に円形に形成する場合に較べて、球排出部の前端部より後方に位置し得る形状・大きさとしたときの転動面の面積を確保して、遊技球の動きに対する自由度を高めることが可能となる。
更に、前述した第1の振分部と同様に、第2振分部に関しても実施例に示したクルーンに限られるものではなく、遊技球を受入れた遊技球を、有利な状態を惹起する入賞口への入賞確率が高確率となる第3の球出口、または該入賞口への入賞確率が低確率となる第4の球出口の何れかから排出し得るよう構成すればよい。
また、第1および第2の振分部の転動面に形成される球出口の形成位置は、実施例のものに限られず、壁部を切り欠いて球出口を形成することも可能である。この場合にも、有利な状態を惹起する入賞口への入賞確率が高確率となる球出口へ向けて遊技球が転動し得るよう構成することで、実施例と同様に、第1および第2の振分部での遊技球の動きに対する遊技者の期待感を高め得ると共に、遊技球の動きをより長時間に亘って楽しませることができる。
球流通部材としては、実施例のような図柄表示装置を臨ませる部材に限られるものではなく、遊技領域を流下中の遊技球を一時的に受入れて排出する部材であれば、任意の形状・構成の部材を採用することができ、また遊技領域の任意位置に配設することも可能である。また、実施例では、球流通部材が受入れた遊技球を遊技盤の遊技領域へ排出するよう構成したが、これに限られるものではなく、遊技盤の遊技盤へ排出して遊技球を回収するよう構成することも可能である。すなわち、内部に遊技球が転動し得る複数のルートが形成されて、受入れた遊技球を異なる複数の球排出口の何れかから排出するよう構成した部材(例えば、所謂第2種パチンコ機に配設される大型役物等)も、本発明の球流通部材に含まれる概念である。
なお、実施例では入賞口として始動入賞装置の入賞口を例示したが、これに限られるものではなく、特別入賞装置や一般入賞装置等の入賞口であってもよく、遊技球の入賞により遊技球の払出し等の遊技者に有利な状態を惹起する入賞装置を好適に採用し得る。
また、実施例では、遊技機としてパチンコ機を例にして説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機、雀球機等の遊技機に採用することも可能であり、遊技盤の遊技領域を流下する遊技球を球通入部から受入れて球排出部から排出させる球流通部材を備えた遊技機であれば、何れの遊技機にも本発明を好適に採用することができる。
本発明の実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る球流通部材を示す斜視図である。 実施例に係る球流通部材のステージ部材を示す斜視図である。 実施例に係る第1のクルーンと、第2のクルーンと、取付板の位置関係を概略で示す平面図である。 実施例に係る第1のクルーンを示す平面図であって、第1のクルーンの転動面を転動するパチンコ球の転動パターンの一例を示す。 実施例に係る第2のクルーンを示す平面図であって、第2のクルーンの転動面を転動するパチンコ球の転動パターンの一例を示す。 図4におけるA―A線断面図であって、第1および第2のクルーンを第1通孔および第2通孔の形成位置で縦断して示す。 実施例に係る第1のクルーンを、第1通孔の中心点と第2通孔の中心点とを結ぶ線で縦断した断面図であって、誘導部の形成位置を拡大して示す。 図7における第1のクルーンを縦断して示す拡大図であって、パチンコ球の動きの一例を示す。 図7における第1のクルーンを縦断して示す拡大図であって、パチンコ球の動きの一例を示す。 変更例に係る第1のクルーンを、第1通孔の中心点と第2通孔の中心点とを結ぶ線で縦断した断面図であって、誘導部の形成位置を拡大して示す。 別の変更例に係る第1のクルーンを、第1通孔の中心点と第2通孔の中心点とを結ぶ線で縦断した断面図であって、誘導部の形成位置を拡大して示す。 更に別の変更例に係る第1のクルーンを、第1通孔の中心点と第2通孔の中心点とを結ぶ線で縦断した断面図であって、誘導部の形成位置を拡大して示す。 更に別の変更例に係る第1のクルーンを、第1通孔の中心点と第2通孔の中心点とを結ぶ線で縦断した断面図であって、誘導部の形成位置を拡大して示す。
符号の説明
10 遊技盤
10b 遊技領域
11 始動入賞装置(入賞口)
13 球流通部材
22 球入口(球通入部)
27 第1球通路
31 第1落下口
32 第2落下口
37 第1のクルーン(振分部、第1の振分部)
38 転動面
40 第1通
41 第2通
42 誘導部
43 第2のクルーン(第2の振分部)
44 転動面
47 第3通
48 第4通
53 第2球通路
57 第1球排出部(球排出部)
58 第2球排出部(球排出部)
59 第3球排出部(球排出部)
B パチンコ球(遊技球)

Claims (5)

  1. 遊技盤の遊技領域を流下する遊技球を、球通入部から受入れて球排出部から排出させる球流通部材を遊技盤に配設するよう構成した遊技機において、
    前記球流通部材は、前記球通入部からの遊技球を受入れて、有利な状態を惹起する入賞口への入賞確率が高確率となる第1通孔、または該入賞口への入賞確率が低確率となる第2通孔の何れかから遊技球を排出する振分部を備え、
    前記第1通孔を前記第2通孔より下方に位置するよう設けると共に、該第2通孔の上端部は、該第2通孔における第1通孔から離間する側において振分部の底面と同一の高さに位置するよう構成し、
    前記振分部の底面に、前記第2通孔における振分部の底面と同一の高さに位置する部分を除く周囲を囲繞するよう突出する誘導部を形成し、
    前記誘導部は、前記第2通孔から離間するにつれて下方傾斜して振分部の底面に連なる傾斜面を有し、該誘導部によって遊技球を第2通孔から第1通孔へ向けて転動させ得るよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記振分部の底面は、前記第2通孔から第1通孔へ向けて下方傾斜するよう形成される請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技盤の遊技領域を流下する遊技球を、球通入部から受入れて球排出部から排出させる球流通部材を遊技盤に配設するよう構成した遊技機において、
    前記球流通部材は、
    前記球通入部からの遊技球を受入れて、第1通孔または該第1通孔より上方に設けた第2通孔から遊技球を排出する第1の振分部と、
    前記第1通孔からの遊技球を受入れて、第3通孔または第4通孔から遊技球を排出する第2の振分部とを備え、
    前記第2の振分部に設けた第3通孔から排出された遊技球は、有利な状態を惹起する入賞口へ高確率で入賞し、前記第1の振分部に設けた第2通孔、および第2の振分部に設けた第4通孔から排出された遊技球は、該入賞口へ低確率で入賞するよう構成し、
    前記第2通孔の上端部は、該第2通孔における第1通孔から離間する側において第1の振分部の底面と同一の高さに位置するよう構成し、
    前記第1の振分部の底面に、前記第2通孔における第1の振分部の底面と同一の高さに位置する部分を除く周囲を囲繞するよう突出する誘導部を形成し
    前記誘導部は、前記第2通孔から離間するにつれて下方傾斜して第1の振分部の底面に連なる傾斜面を有し、該誘導部によって遊技球を第2通孔から第1通孔へ向けて転動させ得るよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 前記入賞口は、遊技盤における球流通部材の下方に設けられて、遊技領域内を流下する遊技球が入賞可能に構成され、
    前記球流通部材は、前記球通入部を通過した遊技球を受入れて第1落下口または第2落下口から排出し、第1落下口から排出された遊技球が前記第1の振分部に受入れられる第1球通路と、前記第1球通路、第1の振分部および第2の振分部からの遊技球を受入れると共に前記遊技領域へ遊技球を排出させる前記球排出部が形成された第2球通路とを備え、
    前記第2球通路には、前記球排出部として、排出された遊技球が前記入賞口へ入賞する確率が高い球排出部と、排出された遊技球が入賞口へ入賞する確率が低い球排出部とが設けられ、
    前記第1球通路の第2落下口および第1の振分部の第2通孔から排出された遊技球は、前記第2球通路へ移動して前記入賞口へ入賞する確率が高い球排出部または入賞口へ入賞する確率が低い球排出部の何れかから遊技領域へ排出されるよう構成され、
    前記第2の振分部の第3通孔から排出された遊技球は、前記第2球通路へ移動して前記入賞口へ入賞する確率が高い球排出部から遊技領域へ排出されるよう構成されると共に、
    前記第2の振分部の第4通孔から排出された遊技球は、前記第2球通路へ移動して前記入賞口へ入賞する確率が低い球排出部から遊技領域へ排出されるよう構成された請求項3記載の遊技機。
  5. 前記第1の振分部の底面は、前記第2通孔から第1通孔へ向けて下方傾斜するよう形成される請求項3または4記載の遊技機。
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