JP5365473B2 - 光伝送装置及び波長可変光出力ユニットの制御方法 - Google Patents

光伝送装置及び波長可変光出力ユニットの制御方法 Download PDF

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本明細書で論じられる実施態様は、複数の波長可変光出力ユニットを備える光伝送装置及び波長可変光出力ユニットの制御方法に関する。
波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)伝送システムでは、光伝送装置に波長可変トランスポンダが設けられる。波長可変トランスポンダは、低速側インタフェースにて送受信される広帯域信号を、WDM網で伝送する狭帯域信号へ変換する。WDM伝送システムには、例えば、高密度波長分割多重(DWDM:Dense WDM)伝送システムがある。
波長可変トランスポンダは、複数の波長可変光出力ユニットを備える。波長可変光出力ユニットは、所定の波長範囲の中の任意の狭帯域波長のレーザ光を出力する。波長可変光出力ユニットは、例えば、フルバンドチューナブルユニットである。フルバンドチューナブルユニットは、WDM伝送システムで使用される全波長範囲の中の任意の狭帯域波長のレーザ光を出力するユニットである。波長可変トランスポンダは、所望の波長数分の波長可変光出力ユニットを備えることにより、この波長数のレーザ光を出力することができる。
なお、不要な光波長を予約することによる競合を軽減し、呼損を減少させる光コネクション設定方法が提案されている。本方法では、光コネクション設定時に、送信側ノードから順次受信側ノードに向かって、光波長状態テーブル、光波長グループテーブル、光波長距離テーブルまたは光波長領域テーブルなどに基づいて光波長を選択し、光波長を予約していく。
また、制御用波長で端末からなされる発呼要求を検出し、交換機で割当てられた波長情報を前記制御用波長で端末に通知する加入者線制御装置と、前記加入者線制御装置からの発呼情報により通信時に使用する波長を波長テーブルから選択して割当てる通話路網制御装置と、前記通話路網制御装置の制御出力に対応して単位スイッチの波長フィルタを制御して、通話路を形成する光スイッチとを備える波長分割光交換装置が提案されている。
特開2001−111528号公報 特開平4−216292号公報
光伝送装置には、複数の波長可変光出力ユニットを備える。このため、光伝送装置は大きな電力を消費する。実施態様に係る装置及び方法は、光伝送装置の消費電力を低減することを目的とする。
実施例の一態様によれば、光伝送装置が与えられる。この光伝送装置は、複数の光出力素子を含む複数の波長可変光出力ユニットと、複数の波長可変光出力ユニットがそれぞれ出力する光の出力波長を制御する信号処理回路とを含む。信号処理回路は、複数の波長可変光出力ユニットのそれぞれの出力波長対消費電力特性に基づいて、各波長可変光出力ユニットに出力波長を割り当てる制御部を備える。
実施例の他の態様によれば、波長可変光出力ユニットの制御方法が与えられる。この方法は、光伝送装置に設けられそれぞれ複数の光出力素子を含んだ複数の波長可変光出力ユニットの出力光の出力波長を制御する。この方法は、複数の波長可変光出力ユニットについてそれぞれ測定された出力波長対消費電力特性を所定の記憶部に記憶することと、出力波長対消費電力特性に基づいて、各波長可変光出力ユニットに出力波長を割り当てることを含む。
本件開示の装置又は方法によれば、光伝送装置の消費電力が低減される。
(A)〜(C)は、波長可変光モジュールの出力波長対消費電力特性を示す図である。 WDM伝送システムにおけるノード装置の第1構成例を示す図である。 第1特性テーブルの第1例を示す図である。 波長可変光出力ユニットの制御方法の第1例の説明図である。 図2に示す消費電力測定部の例の説明図である。 消費電力測定方法の例の説明図である。 第2特性テーブルの第1例を示す図である。 優先順位テーブルの第1例を示す図である。 WDM伝送網の説明図である。 波長パスに使用する波長又は波長可変光出力ユニットの決定方法の説明図である。 波長パス及び予備パスに使用する波長又は波長可変光出力ユニットの決定方法の説明図である。 WDM伝送システムにおけるノード装置の第2構成例を示す図である。 WDM伝送システムの構成例を示す図である。 図13に示す波長可変トランスポンダの構成例を示す図である。 図13に示す光分岐挿入(OADM: Optical Add Drop Multiplexer)装置の構成例を示す図である。 図13に示すノード装置における処理の第1例の説明図である。 第1特性テーブル作成処理の説明図である。 第1特性テーブルの第2例を示す図である。 選択処理の説明図である。 第2特性テーブルの第2例を示す図である。 優先順位テーブルの第2例を示す図である。 装置制御処理の説明図である。 図13に示すノード装置における処理の第2例の説明図である。
上述の通り、波長可変トランスポンダには複数の波長可変光出力ユニットが設けられる。波長可変光出力ユニットには、所定の波長範囲の中の任意の狭帯域波長のレーザ光を出力する波長可変光モジュールが備えられる。波長可変光モジュールには、レーザダイオード(LD: laser diode)アレイを備えるものと、外部フィルタを備えるものとがある。
このうちLDアレイを備える波長可変光モジュールでは、LDアレイに含まれる一つ一つのLDが複数の波長数をカバーする。1つのLDアレイがカバーする波長数は例えば最大8個である。LDアレイは、それぞれカバーする波長範囲が異なる複数のLDを備えることによって、所望の波長範囲をカバーする。
図1の(A)は、LDアレイを備える波長可変光モジュールの出力波長対消費電力特性を示す図である。出力波長対消費電力特性は三角波状の形状を有し、消費電力の最大値と最小値との差は、例えば約1Wである。出力波長対消費電力特性がこのような特性を呈するのは、発光波長を変化させるために、LDの温度や出力パワーを変化させたり、使用するLDを切り替えたりすることによる。
図1の(B)及び図1の(C)は、それぞれ図1の(A)に示した波長可変光モジュールと別の、LDアレイを備える波長可変光モジュールの出力波長対消費電力特性を示す図である。波長可変光モジュールによって使用するLDアレイの特性が異なるため、図1の(A)〜図1の(C)に示す出力波長対消費電力特性は互いに異なる。特に図1の(A)〜図1の(C)に示す出力波長対消費電力特性において、消費電力が最大値と最小値を呈する出力波長が異なる。
以下に説明する実施例では、複数の波長可変光出力ユニットのそれぞれの出力波長対消費電力特性に基づいて、各波長可変光出力ユニットに出力波長を割り当てることにより、波長可変トランスポンダで消費される消費電力を低減する。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例について説明する。図2は、WDM伝送システムにおけるノード装置の第1構成例を示す図である。光伝送装置としてのノード装置1は、WDM伝送装置2と、波長可変トランスポンダ3を備える。WDM伝送装置2及び波長可変トランスポンダ3はオペレーションシステム(OpS:Operation System)4に接続される。オペレーションシステム4は、WDM伝送装置2及び波長可変トランスポンダ3の監視及び制御を行う監視/制御装置である。例えばオペレーションシステム4は、WDM伝送システムで使用する波長を増設するとき、波長の増設指示をWDM伝送装置2及び波長可変トランスポンダ3に与える。
WDM伝送装置2は、WDM伝送システムにおいて、波長分割多重化された光信号の送受信処理を行う。WDM伝送装置2は、装置制御部10と、アンプ部11及び12と、波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selectable Switch)13と、マルチプレクサ/デマルチプレクサ(MUX/DMUX: MUltipleXer/DeMUltipleXer)14と、ノード間通信部15及び16を備える。ノード装置1は、例えば、DWDM伝送システムにて使用されるノード装置であってよい。
装置制御部10は、WDM伝送装置2の動作を制御する要素であり、例えばCPU等のプロセッサを搭載した信号処理回路として実現される。アンプ部11は、他のノード装置から受信した光信号を増幅する。アンプ部11により受信された光信号は、波長選択スイッチ13とマルチプレクサ/デマルチプレクサ14とノード間通信部15に受信される。
マルチプレクサ/デマルチプレクサ14は、アンプ部11から受信した光信号を、波長毎に分離して波長可変トランスポンダ3へ出力する。またマルチプレクサ/デマルチプレクサ14は、波長可変トランスポンダ3から受信した光信号を多重化して波長選択スイッチ13へ出力する。
波長選択スイッチ13は、マルチプレクサ/デマルチプレクサ14から受信した光信号を、アンプ部11から受信した光信号に挿入してアンプ部12へ出力する。装置制御部10は、波長選択スイッチ13による光信号の挿入処理を制御するADD/DROP制御部20を備える。アンプ部12は、波長選択スイッチ13から受信した光信号を増幅する。増幅された光信号は、ノード間通信部16から送信される光信号と合流し、他のノード装置へ向けて送信される。
ノード間通信部15及び16は、WDM伝送システム内のノード装置間の通信機能を提供する。ノード間通信部15及び16は、例えば光監視チャネル(OSC:Optical Supervisory Channel)を用いてよい。以下に説明する各実施例においてノード装置間で情報を送受信するために使用される通信機能は、光監視チャネルだけでなくその他の通信チャネルを使用してもよい。例えばノード装置間で情報を送受信するために、データコミュニケーションチャネル(DCC: Data Communication Channel)が使用されてもよい。
波長可変トランスポンダ3は、ノード装置1の低速側インタフェースにて送受信される広帯域信号を、WDM伝送システム内で伝送する狭帯域信号へ変換する。波長可変トランスポンダ3は、装置制御部30を備える。装置制御部30は、波長可変トランスポンダ3の動作を制御する要素であり、例えばCPU等のプロセッサを搭載した信号処理回路として実現される。装置制御部30は、特許請求の範囲に記載の信号処理回路の一例として挙げられる。
波長可変トランスポンダ3は、複数の波長可変光出力ユニット31−1〜31−88を備える。以下の説明において、波長可変光出力ユニット31−1〜31−88を総称して「波長可変光出力ユニット31」と表記することがある。図2には、88個の波長可変光出力ユニット31−1〜31−88が描かれているが、波長可変トランスポンダ3に設けられる波長可変光出力ユニット31の数は88個に限定されるわけではない。
波長可変光出力ユニット31は、所定の波長範囲の中の任意の狭帯域波長のレーザ光を出力する。波長可変光出力ユニット31は、例えば、予め定められた88種類の波長のレーザ光を出力するフルバンドチューナブルユニットであってよい。波長可変光出力ユニット31は、所定の波長範囲の中の任意の狭帯域波長のレーザ光を出力する波長可変光モジュール32を備える。波長可変光モジュール32は、複数のLDを有するLDアレイを備える。LDアレイは、カバーする波長範囲が異なる複数のLDを備える。LDアレイに含まれる一つ一つのLDは、それぞれの波長範囲の中に含まれる複数の波長数をカバーする。
装置制御部30は、波長制御部33と、消費電力測定部34と、特性テーブル作成部35と、記憶部36と、波長選択制御部37を備える。波長制御部33は、波長可変光出力ユニット31から出力するレーザ光の波長を制御する。
消費電力測定部34は、波長可変光出力ユニット31が各出力波長のレーザ光を出力するときのそれぞれの消費電力を測定する。特性テーブル作成部35は、各波長可変光出力ユニット31毎の出力波長対消費電力特性を示す第1特性テーブルを作成する。
図3は、第1特性テーブルの第1例を示す図である。波長可変トランスポンダ3から出力可能なレーザ光の波長には、それぞれ波長番号λj(j=1〜88)が指定されている。図3の第1特性テーブルは、計88個の波長可変トランスポンダ3を備える波長可変光出力ユニット31にて使用される第1特性テーブルの例である。図3は、例えば波長番号λ1で指定される発光波長において、ユニット番号「00001」、「00002」及び「00003」…の波長可変光出力ユニット31の消費電力が、それぞれ「9.24W」、「8.68W」及び「8.55W」…であることを示す。
特性テーブル作成部35は、各波長可変光出力ユニット31のサービス状態、すなわち使用状態を、第1特性テーブルに格納してもよい。図3は、ユニット番号「00085」及び「00087」の波長可変光出力ユニット31がインサービス(IS)状態であることを示す。図3は、ユニット番号「00001」、「00002」、「00003」、「00086」及び「00088」の波長可変光出力ユニット31がアウトオブサービス(OOS)状態であることを示す。第1特性テーブルは、記憶部36に記憶される。
図2を参照する。波長選択制御部37は、ノード装置1にて送受信する波長パスに使用する波長可変光出力ユニット31とその出力波長を決定する。波長選択制御部37は、第1特性テーブルによって示される、波長可変光出力ユニット31−1〜31−88の出力波長対消費電力特性に基づいて、各波長可変光出力ユニット31に出力波長を割り当てる。波長選択制御部37は、特許請求の範囲に記載の制御部の一例として挙げられる。
例えば波長選択制御部37は、先に使用する出力波長を決定しておいて、この出力波長において最も消費電力が少ない波長可変光出力ユニット31にこの出力波長を割り当ててよい。波長選択制御部37は、使用する出力波長として、波長可変光出力ユニット31−1〜31−88においてそれぞれ最小の消費電力で出力される出力波長のうち最も消費電力が小さい出力波長を決定してよい。
また例えば波長選択制御部37は、先に使用する波長可変光出力ユニット31を決定しておいて、所定の波長可変光出力ユニットにおいて最も消費電力が少ない波長を、前記所定の波長可変光出力ユニットに割り当ててもよい。波長選択制御部37によって波長可変光出力ユニット31とその出力波長が決定されると、波長制御部33は、決定された出力波長のレーザ光を出力するように、波長可変光出力ユニット31を制御する。
続いて、波長可変光出力ユニット31の制御方法について説明する。図4は、波長可変光出力ユニット31の制御方法の第1例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションAA〜ALの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションAAにおいて特性テーブル作成部35は、第1特性テーブルを作成する。特性テーブル作成部35は、各波長可変光出力ユニット31のサービス状態を識別して、サービス状態を第1特性テーブルに格納する。また、特性テーブル作成部35は、消費電力測定部34により測定された消費電力の測定値を第1特性テーブルに格納する。図5は、図2に示す消費電力測定部34の例の説明図である。
波長可変光出力ユニット31は、電源40と、抵抗41と、ユニット制御部42を備える。電源40は、波長可変光出力モジュール32に電力を供給する。抵抗41は、電源40から波長可変光出力モジュール32に電力を供給する電源線に設けられる。
ユニット制御部42は、波長可変光出力ユニット31の動作を制御する。ユニット制御部42は、処理部43と波長設定回路44を備える。波長設定回路44は、波長可変光モジュール32を制御することにより、波長可変光モジュール32が出力するレーザ光の出力波長を設定する。処理部43は、ユニット制御部42による制御に伴う信号処理を行う。例えば処理部43は、波長可変光モジュール32の出力波長の設定値を波長設定回路44に与える。
消費電力測定部34は、モニタ回路45と、レジスタ46とタイマー47を備える。モニタ回路45は、抵抗41に生じる電圧降下に基づいて、波長可変光出力ユニット31の消費電力を測定する。レジスタ46は、モニタ回路45から出力される消費電力の測定値を格納する。タイマー47は、波長可変光モジュール32の発光波長を切り替えてから消費電力が安定するまでの所定の時間を計測する。
図6は、消費電力測定方法の例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションBA〜BFの各オペレーションはステップであってもよい。
波長可変光出力ユニット31が出力可能な各波長λj(j=1〜88)のそれぞれについて、オペレーションBA〜BFが実行される。オペレーションBBにおいて波長制御部33は、波長可変光モジュール32が出力する出力波長λjを処理部43に指示する。処理部43は、指示された出力波長の設定値λjを波長設定回路44に与える。波長設定回路44は、波長可変光モジュール32が出力するレーザ光の出力波長を設定する。モニタ回路45から出力される消費電力の測定値は、レジスタ46に逐次格納され、レジスタ46に格納される測定値はその都度更新される。
オペレーションBCにおいてタイマー47は、波長可変光モジュール32の発光波長の切り替えがあってから消費電力が安定するまでの所定の時間Tを計測する。所定の時間Tが満了したとき、オペレーションBDにおいて特性テーブル作成部35は、レジスタ46から測定値を読み込む。オペレーションBEにおいて特性テーブル作成部35は、読み込んだ測定値を第1特性テーブルに格納する。
以上のオペレーションBA〜BFを、各波長可変光出力ユニット31について実行することにより、第1特性テーブルが作成される。
図4を参照する。オペレーションABにおいて波長選択制御部37は、第1特性テーブルを複製することにより第2特性テーブルを作成する。第2特性テーブルは記憶部36に格納されてよい。
オペレーションACにおいてオペレーションシステム4は、WDM伝送装置2の装置制御部10と波長可変トランスポンダ3の装置制御部30に対し、使用する波長の増設を指示する増設指示を出力する。波長選択制御部37は、波長可変光出力ユニット31−i(i=1〜88)のそれぞれについて、オペレーションAD〜AIを実行する。さらに、波長選択制御部37は、各波長λj(j=1〜88)のそれぞれについて、オペレーションAE〜AHを実行する。
オペレーションAFにおいて波長選択制御部37は、第2特性テーブルに格納された各波長可変光出力ユニット31のサービス状態を参照する。サービス状態がアウトオブサービス状態であるとき(オペレーションAF:OOS)、処理はオペレーションAHへ移行し、波長λjについての処理を終了する。サービス状態がインサービス状態であるとき(オペレーションAF:IS)、処理はオペレーションAGへ移行する。
オペレーションAGにおいて波長選択制御部37は、第2特性テーブルに格納されている、出力波長λjにおける波長可変光出力ユニット31−iの消費電力データを、所定の値に書き換える。例えば、波長選択制御部37は、既にインサービス状態である波長可変光出力ユニット31−iが、新たに増設する波長パスのために選択されにくいように、消費電力データを比較的大きな値へ書き換える。オペレーションAGの実行後、処理はオペレーションAHへ移行し、波長λjについての処理を終了する。
図7は、全ての波長可変光出力ユニット31−iについてオペレーションAD〜AIを実行した後の第2特性テーブルの第1例を示す図である。図3に示す第1特性テーブルと比較すると、インサービス状態にあるユニット番号「00085」及び「00087」の波長可変光出力ユニット31の消費電力の値が、比較的大きな値「99」に書き換えられている。
図3に示すように、消費電力データの書き換え前は、出力波長λ3に関して最も小さい消費電力で出力できる各波長可変光出力ユニット31は、ユニット番号「00085」のユニットであり、その消費電力は「8.68W」であった。図7に示すように、消費電力データの書き換え後は、出力波長λ3に関して最も小さい消費電力で出力できる各波長可変光出力ユニット31は、ユニット番号「00088」のユニットとなり、その消費電力は「8.72W」である。
また、消費電力データの書き換え前は、出力波長λ4に関して最も小さい消費電力で出力できる各波長可変光出力ユニット31は、ユニット番号「00087」のユニットであり、その消費電力は「8.54W」であった。消費電力データの書き換え後は、出力波長λ4に関して最も小さい消費電力で出力できる各波長可変光出力ユニット31は、ユニット番号「00001」のユニットとなり、その消費電力は「8.81W」である。
図4を参照する。オペレーションAJにおいて波長選択制御部37は、各波長λjについてそれぞれ使用する波長可変光出力ユニット31の優先順位を示す優先順位テーブルを作成する。このとき波長選択制御部37は、第2特性テーブルに基づいて、各波長λjについて、より消費電力の少ない波長可変光出力ユニット31から順により高い優先順位を割り当ててよい。
図8は、優先順位テーブルの第1例を示す図である。例えば、波長番号λ1の発光波長については、ユニット番号「00003」、「00002」、「00086」及び「00068」の波長可変光出力ユニット31に対して、それぞれ第1位、第2位、第3位及び第4位の優先順位が割り当てられている。
図4を参照する。オペレーションAKにおいて波長選択制御部37は、オペレーションACで指示された増設する波長に使用する波長可変光出力ユニット31と出力波長を、優先順位テーブルに基づいて決定する。例えば波長選択制御部37は、使用する出力波長を決定しておいて、この出力波長について最も優先順位が高い波長可変光出力ユニット31を、使用する波長可変光出力ユニット31として決定してよい。
オペレーションALにおいて波長選択制御部37は、決定した波長可変光出力ユニット31及び出力波長の組み合わせと、優先順位テーブルを波長制御部33へ出力する。波長制御部33は、波長選択制御部37から波長可変光出力ユニット31とその出力波長を指定されると、指定された出力波長のレーザ光を出力するように、指定された波長可変光出力ユニット31を制御する。
何らかの理由により指定された波長可変光出力ユニット31を使用できないときは、波長制御部33は、優先順位テーブルに従って、優先順位が高い波長可変光出力ユニット31から順に使用できる波長可変光出力ユニット31を検索する。波長制御部33は、検索の結果見つかった波長可変光出力ユニット31を、波長選択制御部37に指定された出力波長のレーザ光を出力するように制御する。
なお波長選択制御部37は、優先順位テーブルとして、波長可変光出力ユニット31−iについてそれぞれ使用する波長の優先順位を示すテーブルを作成してもよい。このとき波長選択制御部37は、第2特性テーブルに基づいて、波長可変光出力ユニット31−iについて、より少ない消費電力でレーザ光を出力できる波長から順により高い優先順位を割り当ててよい。また、このとき波長選択制御部37は、増設する波長に使用する波長可変光出力ユニット31を決定しておいて、この波長可変光出力ユニット31について最も優先順位が高い出力波長を、増設する波長に使用する出力波長として決定してよい。
一方で波長制御部33は、波長選択制御部37により指定された波長が使用できないときは、優先順位テーブルに従って、優先順位が高い出力波長から順に使用可能な出力波長を検索する。波長制御部33は、検索の結果見つかった波長のレーザ光を出力するように、波長可変光出力ユニット31を制御する。
また、装置制御部30は、必ずしも消費電力測定部34を備える必要はない。特性テーブル作成部35は、各波長可変光出力ユニット31について予め測定され記憶された出力波長対消費電力特性データを参照することによって、第1特性テーブルを作成してもよい。例えば、各波長可変光出力ユニット31の製造時に測定された出力波長対消費電力特性データを、各波長可変光出力ユニット31、装置制御部30、装置制御部10又はオペレーションシステム4に設けた記憶回路に予め記憶しておいてもよい。特性テーブル作成部35は、このように予め記憶された出力波長対消費電力特性データにアクセスして、第1特性テーブルを作成してもよい。
なお、第1特性テーブル、第2特性テーブル及び優先順位テーブルを用いる上述の方法は、波長可変光出力ユニット31の制御方法の一例である。波長選択制御部37は、波長可変光出力ユニット31の出力波長対消費電力特性に基づいて波長可変光出力ユニット31に出力波長を割り当てるために、他の形式のデータ構造やアルゴリズムを使用してもよい。
図1の(A)〜(C)を用いて上述したように、LDアレイを備える波長可変光モジュールの出力波長対消費電力特性は三角波状の形状を有し、また出力波長対消費電力特性はモジュール毎に異なる。本実施例によれば、複数の波長可変光出力ユニットのそれぞれの出力波長対消費電力特性に基づいて、各波長可変光出力ユニットの出力波長が割り当てられるので、波長可変トランスポンダの消費電力が低減される。
次に、WDM伝送網上に設定される波長パスに使用する波長及び波長可変光出力ユニットの選択方法について説明する。図9は、WDM伝送網の説明図である。WDM伝送網50は、上述のノード装置1と同様のノード装置100〜111を備える。
あるノード装置間において光信号の伝送を開始する場合には、ノード装置間に波長パスが設定される。例えば、ノード装置102とノード装置104の間には波長パス120が設定されており、ノード装置107とノード装置109の間には波長パス121が設定されている。いま、ノード装置100とノード装置103との間に新たに設定される波長パス122のために、波長及び波長可変光出力ユニットを選択することを考える。
例えばノード装置100の波長選択制御部37は、図2に示すノード装置1に関して上述した方法のいずれかに従って、波長パス122に使用する波長及び波長可変光出力ユニットを選択してよい。ノード装置100は、ノード間通信部16等のノード間通信機能を使用して、選択した波長を示す波長指示信号をWDM伝送網50内の各ノード装置100〜111へ送信する。
ノード装置103は、ノード間通信部15等のノード間通信機能を使用して、波長指示信号を受信する。ノード装置103の波長選択制御部37は、波長指示信号が示す出力波長において最も消費電力が少ない波長可変光出力ユニットを、波長パス122に使用する波長可変光出力ユニットとして選択する。
また、ノード装置100は、次の方法によって波長パス122に使用する波長及び波長可変光出力ユニットを選択してもよい。ノード装置100と、WDM伝送網50の他のノード装置103は、それぞれのノード装置に設けられた波長可変光出力ユニットの出力波長対消費電力特性に関する情報を共有する。
例えばノード装置100とノード装置103は、ノード間通信機能を用いて上述の第1特性テーブルを互いに交換してよい。また例えばノード装置100とノード装置103は、ノード間通信機能を用いて、それぞれの消費電力測定部34の測定データや、各波長可変光出力ユニットの製造時に測定された出力波長対消費電力特性データを互いに交換してもよい。
図10は、波長パスに使用する波長又は波長可変光出力ユニットの決定方法の説明図である。ノード装置100の記憶部36には、ノード装置100に関する第1特性テーブルとノード装置103に関する第1特性テーブルが格納されている。図10の表において、例えば、波長番号λ1で指定される発光波長では、ノード装置100のユニット番号「1」、「2」及び「3」の波長可変光出力ユニット31の消費電力は、それぞれ「8.76」、「8.68」及び「8.91」である。また図10の表において、例えば、波長番号λ1で指定される発光波長では、ノード装置103のユニット番号「1」、「2」及び「3」の波長可変光出力ユニット31の消費電力は、それぞれ「8.45」、「8.93」及び「8.50」である。
ノード装置100の波長選択制御部37は、まずノード装置100及び103において波長パス122に使用する波長可変光出力ユニットを、未だアウトオブサービス状態にある波長可変光出力ユニットの中から決定する。次にノード装置100の波長選択制御部37は、ノード装置100及び103におけるこれらの波長可変光出力ユニットの消費電力の和が最も小さい波長を、波長パス122に使用する波長として選択する。
図10に示す出力波長対消費電力特性の例を用いてこの方法を説明する。例えば、波長選択制御部37は、波長パス122に使用する波長可変光出力ユニットとして、ノード装置100及び103の両ノード装置においてもユニット番号「1」のユニットを選択したとする。ノード装置100及び103におけるユニット番号「1」のユニットの消費電力の和を欄130に示す。例えば波長番号「λ1」、「λ2」、「λ3」…では、消費電力の和は、それぞれ「17.21」、「16.65」、「16.69」…となる。ノード装置100の波長選択制御部37は、消費電力の和が最も小さい波長番号「λ87」の波長を、波長パス122に使用する波長として選択する。
また、波長選択制御部37は、消費電力の和が小さい順に高い優先順位を各波長に与える優先順位テーブルを作成し、波長選択制御部37へ出力してもよい。欄131はこのような優先順位を示す。欄131に表記した優先順位は、値が小さいほどより高く、波長番号「λ87」における優先順位「1」が最も高い。
何らかの理由により波長選択制御部37が選択したユニットを使用できないときは、波長制御部33は、優先順位テーブルに従って、優先順位が高い波長可変光出力ユニットから順に使用できる波長可変光出力ユニットを検索する。波長制御部33は、検索の結果見つかったユニットを、波長パス122に使用する波長として選択する。
ノード装置100の波長選択制御部37又は波長制御部33によって選択された波長及び波長可変光出力ユニットを示す信号は、ノード間通信部16等のノード間通信機能によりWDM伝送網50内の各ノード装置100〜111へ送信される。ノード装置103の波長制御部33は、ノード装置100から受信した波長及び波長可変光出力ユニットを示す信号に従って、波長可変光出力ユニットを制御する。
また、ノード装置100は、次の方法によって波長パス122及びその予備パスに使用する波長及び波長可変光出力ユニットを選択してもよい。図11は、波長パス及び予備パスに使用する波長又は波長可変光出力ユニットの決定方法の説明図である。図10を参照して説明した方法と同様に、ノード装置100と、WDM伝送網50の他のノード装置103は、それぞれのノード装置に設けられた波長可変光出力ユニットの出力波長対消費電力特性に関する情報を共有する。
ノード装置100の記憶部36には、ノード装置100に関する第1特性テーブルとノード装置103に関する第1特性テーブルが格納されている。ノード装置100の波長選択制御部37は、まず各ノード装置100及び103において波長パス122及びその予備パスにそれぞれ使用する波長可変光出力ユニットを、未だアウトオブサービス状態にある波長可変光出力ユニットの中から決定する。次にノード装置100の波長選択制御部37は、ノード装置100及び103において波長パス122及びその予備パスのために使用するこれらの波長可変光出力ユニットの消費電力の和が最も小さい波長を、波長パス122に使用する波長として選択する。
図11に示す出力波長対消費電力特性の例を用いてこの方法を説明する。例えば、波長選択制御部37は、波長パス122に使用する波長可変光出力ユニットとして、ノード装置100及び103の両ノード装置においてもユニット番号「1」及び「2」のユニットを選択したとする。ノード装置100及び103におけるユニット番号「1」及び「2」のユニットの消費電力の和を欄132に示す。例えば波長番号「λ1」、「λ2」、「λ3」…では、消費電力の和は、それぞれ「34.82」、「32.70」、「34.15」…となる。ノード装置100の波長選択制御部37は、消費電力の和が最も小さい波長番号「λ2」の波長を、波長パス122及び予備パスに使用する波長として選択する。
図10を参照して説明した方法と同様に、波長選択制御部37は、消費電力の和が小さい順に高い優先順位を各波長に与える優先順位テーブルを作成し、波長選択制御部37へ出力してもよい。波長制御部33は、優先順位テーブルに従って、優先順位が高い波長可変光出力ユニットから順に使用できる波長可変光出力ユニットを検索する。波長制御部33は、検索の結果見つかったユニットを、波長パス122に使用する波長として選択する。
図10を参照して説明した方法と同様に、ノード装置100の波長選択制御部37又は波長制御部33によって選択された波長及び波長可変光出力ユニットは、WDM伝送網50内の各ノード装置100〜111へ通知される。ノード装置103の波長制御部33は、選択された波長のレーザ光を出力するように、選択された波長可変光出力ユニットを制御する。
本実施例によれば、WDM伝送網上に波長パスに設定する際に、波長可変光出力ユニットの消費電力が従来よりも少ない波長及び波長可変光出力ユニットを選択するノード装置が提供される。
図12は、WDM伝送システムにおけるノード装置の第2構成例を示す図である。図2に示す構成要素と同様の構成要素には図2で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。本実施例では、図2を参照して上述した特性テーブル作成部35、記憶部36及び波長選択制御部37と同様の特性テーブル作成部61、記憶部62及び波長選択制御部63を、WDM伝送装置2の装置制御部10に備える。この場合、装置制御部10は、特許請求の範囲に記載の信号処理回路の一例として挙げられる。
本実施例においても、複数の波長可変光出力ユニットのそれぞれの出力波長対消費電力特性に基づいて各波長可変光出力ユニットの出力波長が割り当てられ、波長可変トランスポンダの消費電力が低減される。
続いて、上述の波長可変光出力ユニットの制御方法を使用するWDM伝送システムについて説明する。図13は、WDM伝送システムの構成例を示す図である。WDM伝送システム200は、光伝送装置として使用されるノード装置201−1〜201−4の間を接続するリング状のWDM伝送網を有する。以下の説明において、ノード装置201−1〜201−4を総称して「ノード装置201」と表記することがある。WDM伝送システム200は、例えば、DWDM伝送システムであってよい。
ノード装置201−1は、光分岐挿入(OADM: Optical Add Drop Multiplexer)装置202−1と、波長可変トランスポンダ203−1と、SONET(Synchronous Optical Network)装置204−1と、オペレーションシステム205−1を備える。ノード装置201−2は、OADM装置202−2と、波長可変トランスポンダ203−2と、SONET装置204−2と、オペレーションシステム205−2を備える。
ノード装置201−3は、OADM装置202−3と、波長可変トランスポンダ203−3と、SONET装置204−3と、オペレーションシステム205−3を備える。ノード装置201−4は、OADM装置202−4と、波長可変トランスポンダ203−4と、SONET装置204−4と、オペレーションシステム205−4を備える。
以下の説明において、OADM装置202−1〜202−4を総称して「OADM装置202」と表記することがある。また、以下の説明において、波長可変トランスポンダ203−1〜203−4を総称して「波長可変トランスポンダ203」と表記することがある。また、以下の説明において、SONET装置204−1〜204−4を「SONET装置204」と表記することがある。また、以下の説明においてオペレーションシステム205−1〜205−4を「オペレーションシステム205」と表記することがある。
OADM装置202は、WDM伝送システム200において、波長分割多重化された光信号の送受信処理を行う。また、OADM装置202は、SONET装置204を介してユーザから受信した/ユーザへ送信する光信号を、WDM伝送網上を伝送される光信号に挿入(Add)/光信号から分岐(Drop)する。
波長可変トランスポンダ203は、SONET装置204に接続される低速側インタフェースを介してユーザから受信される広帯域信号を、WDM伝送網にて伝送される狭帯域信号へ変換する。また、波長可変トランスポンダ203は、WDM伝送網にて伝送される狭帯域信号を、低速側インタフェースでユーザへ送信される広帯域信号へ変換する。
オペレーションシステム205は、OADM装置202及び波長可変トランスポンダ203の監視及び制御を行う監視/制御装置である。例えばオペレーションシステム205は、WDM伝送システムで使用する波長を増設するとき、波長の増設指示をOADM装置202及び波長可変トランスポンダ203に与える。
次に、波長可変トランスポンダ203の構成について説明する。図14は、図13に示す波長可変トランスポンダ203−1の構成例を示す図である。波長可変トランスポンダ203−2〜203−4の構成も、波長可変トランスポンダ203−1の構成と同様である。波長可変トランスポンダ203−1は、図2に示す装置制御部30と同様の装置制御部210を備える。装置制御部210は、特許請求の範囲に記載の信号処理回路の一例として挙げられる。
波長可変トランスポンダ203は、図2に示す波長可変光出力ユニット31と同様の、複数の波長可変光出力ユニット220−1〜220−4を備える。以下の説明において、波長可変光出力ユニット220−1〜220−4を総称して「波長可変光出力ユニット220」と表記することがある。説明の簡単のため、以下の説明では、波長可変トランスポンダ203が4個の波長可変光出力ユニット220−1〜220−4を備える場合について説明する。しかし、波長可変トランスポンダ204に設けられる波長可変光出力ユニット220の数は4個に限定されるわけではない。
波長可変光出力ユニット220は、SONET装置204−1にて送受信される広帯域信号と、OADM装置202−1がWDM伝送網にて送受信する狭帯域信号との間の変換を行う。各波長可変光出力ユニット220は、波長可変光モジュール221と光モジュール222とを備える。
波長可変光モジュール221は、OADM装置202−1に対する狭帯域信号の送受信機能を備える。波長可変光モジュール221は、所定の波長範囲の中の任意の狭帯域波長のレーザ光を出力するために、複数のLDを有するLDアレイを備える。光モジュール222は、SONET装置204−1に対する広帯域信号の送受信機能を備える。
装置制御部210は、図2に示す波長制御部33、消費電力測定部34、特性テーブル作成部35、記憶部36及び波長選択制御部37と同様の、波長制御部211、消費電力測定部212、特性テーブル作成部213、記憶部214及び波長選択制御部215を備える。図2に示す装置制御部30において説明した例と同様に、第1特性テーブルが、予め測定され記憶された各波長可変光出力ユニットの出力波長対消費電力特性データを用いて作成される場合には、装置制御部210は、必ずしも消費電力測定部212を備える必要はない。
次に、OADM装置202の構成について説明する。図15は、図13に示すOADM装置202−1の構成例を示す図である。OADM装置202−2から202−4の構成も、OADM装置202−1の構成と同様である。OADM装置202は、装置制御部230と、アンプ部231及び232と、光スイッチ部233と、マルチプレクサ/デマルチプレクサ234と、ノード間通信部235及び236を備える。
装置制御部230は、OADM装置202−1の動作を制御する要素であり、例えばCPU等のプロセッサを搭載した信号処理回路として実現される。アンプ部231は、他のノード装置201−4から受信した光信号を増幅する。アンプ部231は、アンプ240と光カプラ241を備える。アンプ240は受信した光信号を増幅する。光カプラ241は、アンプ240により増幅された光信号を、光スイッチ部233とマルチプレクサ/デマルチプレクサ234へ分配される。
マルチプレクサ/デマルチプレクサ234は、アレイ導波路回折格子(AWG: Arrayed Waveguide Grating)270及び271を備える。アレイ導波路回折格子270は、アンプ部231から受信した光信号を、波長毎に分離して波長可変トランスポンダ203−1へ出力する。アレイ導波路回折格子271は、波長可変トランスポンダ203−1から受信した光信号を多重化して光スイッチ部233へ出力する。
光スイッチ部233は、波長選択スイッチ(WSS)250を備える。波長選択スイッチ250は、アレイ導波路回折格子271から受信した光信号を、アンプ部231から受信した光信号に挿入してアンプ部232へ出力する。装置制御部230は、波長選択スイッチ250による光信号の挿入処理を制御するADD/DROP制御部280を備える。
アンプ部232は、アンプ260と光カプラ261を備える。アンプ260は、光スイッチ部233から受信した光信号を増幅する。増幅された光信号とノード間通信部236から送信される光信号とは、光カプラ261において合流し、他のノード装置201−2へ向けて送信される。
ノード間通信部235及び236は、WDM伝送システム200内のノード装置201間の通信機能を提供する。ノード間通信部235及び236は、例えば光監視チャネルを用いてよい。以下に説明する各実施例においてノード装置間で情報を送受信するために使用される通信機能は、光監視チャネルだけでなくその他の通信チャネルを使用してもよい。例えばノード装置間で情報を送受信するために、データコミュニケーションチャネルが使用されてもよい。
続いて、ノード装置201において実行される処理の一例について説明する。図16は、図13に示すノード装置201における処理の第1例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションCA〜CFの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションCAにおいて消費電力測定部212と特性テーブル作成部213は、第1特性テーブルを作成する。図17は、第1特性テーブル作成処理CAの説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションDA〜DHの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションDAにおいて特性テーブル作成部213は、第1特性テーブルに登録されている波長可変光出力ユニット220の識別情報を参照することにより、波長可変トランスポンダ203に現在搭載されている波長可変光出力ユニット220を識別する。特性テーブル作成部213は、各波長可変光出力ユニット220のサービス状態を識別して、サービス状態を第1特性テーブルに格納する。
以下のオペレーションDB〜DGは、オペレーションDAにて識別された波長可変光出力ユニット220のそれぞれについて実行される。また、以下のオペレーションDC〜DFは、波長可変トランスポンダ203から出力するレーザ光の出力波長のそれぞれについて実行される。
オペレーションDDにおいて消費電力測定部212は、それぞれの出力波長において、それぞれの波長可変光出力ユニット220が消費する消費電力を測定する。この測定方法は、図5及び図6を参照して上述した方法と同様であってよい。オペレーションDEにおいて特性テーブル作成部213は、測定値を第1特性テーブルに格納する。オペレーションDHにおいて特性テーブル作成部213は、第1特性テーブルが作成されたことを装置制御部210へ通知する。図18は、本実施例によける第1特性テーブルを示す図である。
例えば波長番号λ1で指定される発光波長において、ユニット番号「00001」、「00002」、「00003」及び「00004」の波長可変光出力ユニット220の消費電力は、それぞれ「9.24W」、「8.68W」、「8.55W」及び「8.93W」である。また、ユニット番号「00004」の波長可変光出力ユニット220がインサービス(IS)状態である。一方で、ユニット番号「00001」、「00002」及び「00003」の波長可変光出力ユニット220がアウトオブサービス(OOS)状態である。
なお、上述の通り装置制御部210は、必ずしも消費電力測定部212を備える必要はない。特性テーブル作成部213は、各波長可変光出力ユニット220について予め測定され記憶された出力波長対消費電力特性データを参照することによって、第1特性テーブルを作成してもよい。例えば、各波長可変光出力ユニット220の製造時に測定された出力波長対消費電力特性データを、各波長可変光出力ユニット220、装置制御部210、OADM装置202又はオペレーションシステム205に設けた記憶回路に予め記憶しておいてもよい。特性テーブル作成部213は、このように予め記憶された出力波長対消費電力特性データにアクセスして、第1特性テーブルを作成してもよい。
図16を参照する。オペレーションCBにおいて波長選択制御部215は、オペレーションシステム205から、使用する波長の増設を指示する増設指示を受信したか否かを判定する。指示が有った場合(オペレーションCB:あり)、処理はオペレーションCCへ移行する。指示が無かった場合(オペレーションCB:なし)、処理はオペレーションCEへ移行する。
オペレーションCCにおいて波長選択制御部215は、増設する波長及びこれに使用する波長可変光出力ユニット220を選択する選択処理を行う。図19は、選択処理CCの説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションEA〜EFの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションEAにおいて波長選択制御部215は、装置制御部210に記憶されている、WDM伝送システム200におけるネットワークのトポロジ情報を参照し、各ノード装置201の構成及びノード数に関する情報を取得する。オペレーションEBにおいて波長選択制御部215は、装置制御部210に記憶されている、各ノード装置201における波長の使用状態を示す波長使用情報を取得する。
オペレーションECにおいて波長選択制御部215は、図16に示すオペレーションCAで作成した第1特性テーブルに格納された、波長可変光出力ユニット220の出力波長対消費電力特性を参照する。もし、以下のオペレーションEEにて図9〜図11を参照した方法と同様に波長及び波長可変光出力ユニット220を選択するときは、ノード間通信を使用して他のノード装置201から取得した波長可変光出力ユニット220の出力波長対消費電力特性を参照する。
オペレーションEDにおいて波長選択制御部215は、オペレーションシステム205から指示される、波長を増設する区間の両端のノード装置201に関する情報を含む、波長増設情報を参照する。
オペレーションEEにおいて波長選択制御部215は、未使用の波長及び波長可変光出力ユニット220の中から、増設する波長に使用する波長及び波長可変光出力ユニット220を選択する。波長選択制御部215は、図2に示す波長選択制御部37が行う処理について上述した方法と同様の方法によって、増設する波長に使用する波長及び波長可変光出力ユニット220を選択してよい。
なお、図2に示す波長選択制御部37と同様に、波長選択制御部215によって図18に示す第1特性テーブルに対して作成される第2特性テーブルと優先順位テーブルを、それぞれ図20及び図21に示す。図20に示す第2特性テーブルを図18に示す第1特性テーブルと比較すると、インサービス状態にあるユニット番号「0004」の波長可変光出力ユニット220の消費電力の値が、比較的大きな値「99」に書き換えられている。
図21の優先順位テーブルを参照する。例えば、波長番号λ1の発光波長については、ユニット番号「00003」、「00002」、「00001」及び「00004」の波長可変光出力ユニット220に対して、それぞれ第1位、第2位、第3位及び第4位の優先順位が割り当てられている。
図19を参照する。オペレーションEFにおいて波長選択制御部215は、オペレーションEEにおいて選択した波長及び波長可変光出力ユニット220を示す選択情報を装置制御部210へ通知する。
図16を参照する。オペレーションCDにおいて装置制御部210は、選択された波長及び波長可変光出力ユニットを使用して波長を増設するための装置制御処理を行う。図22は、装置制御処理CDの説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションFA〜FEの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションFAにおいて装置制御部210は、選択された波長及び波長可変光出力ユニットを示す選択情報、及び、オペレーションシステム205により波長の増設が指示された区間を示す波長パス情報を参照する。オペレーションFBにおいて装置制御部210は、ノード間通信機能を使用して、選択情報及び波長パス情報を、WDM伝送システム200の他のノード装置201へ送信する。増設される波長パスの対向ノード装置は、選択情報に従って、波長可変光出力ユニット220及び光スイッチ部233を設定する。
オペレーションFCにおいて波長制御部211は、選択情報が指定する出力波長のレーザ光を出力するように、選択情報が指定する波長可変光出力ユニット220を制御する。オペレーションFDにおいて波長制御部211は、選択情報が指定する波長可変光出力ユニット220のサービス状態をインサービス状態に変更する。オペレーションFEにおいてOADM装置202のADD/DROP制御部280は、選択情報が指定する波長の光信号をOADM装置202において挿入及び分岐するように、光スイッチ部233を制御する。
図16を参照する。オペレーションCEにおいて装置制御部210は、波長可変トランスポンダ203に新たな波長可変光出力ユニット220が増設されたか否かを判定する。波長可変光出力ユニット220が増設されたとき(オペレーションCE:あり)、処理はオペレーションCAに戻り、新たな波長可変光出力ユニット220の出力波長対消費電力特性が第1特性テーブルに格納される。
波長可変光出力ユニット220が増設されていないとき(オペレーションCE:なし)、処理はオペレーションCFへ移行する。オペレーションCFにおいて装置制御部210は、波長可変トランスポンダ203の電源をチェックする。電源がオンのとき(オペレーションCF:電源オン)、処理はオペレーションCBへ戻る。電源がオフのとき(オペレーションCF:電源オフ)、処理が終了する。
本実施例によれば、波長可変光出力ユニットの消費電力が従来よりも少ないWDM伝送システムが実現される。なお、本実施例では、特性テーブル作成部213、記憶部214及び波長選択制御部215を、波長可変トランスポンダ203の装置制御部210に設けた。他の実施例では、これらの要素は、図12に示すWDM装置の構成と同様に、OADM装置202の装置制御部230に設けられてもよい。このとき装置制御部230は、特許請求の範囲に記載の信号処理回路の一例として挙げられる。
続いて、ノード装置201において実行される他の処理について説明する。図23は、図13に示すノード装置201における処理の第2例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションGA〜GFの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションGAにおいて装置制御部210は、波長可変トランスポンダ203に新たな波長可変光出力ユニット220が増設されたか否かを判定する。波長可変光出力ユニット220が増設されていないとき(オペレーションGA:なし)、処理は終了する。
波長可変光出力ユニット220が増設されたとき(オペレーションGA:あり)、処理はオペレーションGBへ移行する。オペレーションGB〜GDは、波長可変トランスポンダ203において現在インサービス状態の波長可変光出力ユニット220に使用される各波長について実行される。
オペレーションGCにおいて波長選択制御部215は、それぞれの波長において、この波長を使用しているインサービス状態の波長可変光出力ユニット220の消費電力と、増設された波長可変光出力ユニット220がこの波長で消費する消費電力を比較する。増設された波長可変光出力ユニット220の消費電力がインサービス状態の波長可変光出力ユニット220の消費電力よりも小さいとき、処理はオペレーションGEへ移行する。
一方で、いずれの波長についても、増設された波長可変光出力ユニット220の消費電力がインサービス状態の波長可変光出力ユニット220の消費電力以上であるとき、処理は終了する。
オペレーションGEにおいて波長制御部211は、オペレーションGCにおいて判定された波長について使用する波長可変光出力ユニット220を、現在インサービス状態にあるユニットから増設したユニットへ変更する。
なお、装置制御部210は、波長可変光出力ユニット220が増設されたときだけでなく、新たにアウトオブサービス状態になった波長可変光出力ユニット220があることを検出してもよい。波長選択制御部215は、インサービス状態の波長可変光出力ユニット220の消費電力と、このインサービス状態のユニットの出力波長における、新たにアウトオブサービス状態になった波長可変光出力ユニット220の消費電力を比較する。アウトオブサービス状態になったユニットの消費電力がインサービス状態のユニットの消費電力よりも小さいとき、波長制御部211は、現在インサービス状態にあるユニットの代わりに、アウトオブサービス状態になったユニットを使用する。
本実施例によれば、現在通信に使用されている波長についても、より消費電力が少ない波長可変光出力ユニットを使用するように、使用する波長可変光出力ユニットを変更することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
光伝送装置であって、
複数の光出力素子を含む複数の波長可変光出力ユニットと、
前記複数の波長可変光出力ユニットがそれぞれ出力する光の出力波長を制御する信号処理回路と、を含み、
前記信号処理回路は、
前記複数の波長可変光出力ユニットのそれぞれの出力波長対消費電力特性に基づいて、各前記波長可変光出力ユニットに出力波長を割り当てる制御部を備えることを特徴とする光伝送装置。
(付記2)
前記制御部は、前記出力波長対消費電力特性に基づいて、所定の出力波長において最も消費電力が少ない波長可変光出力ユニットに、前記所定の出力波長を割り当てる付記1に記載の光伝送装置。
(付記3)
前記制御部は、前記複数の波長可変光出力ユニットにおいてそれぞれ最小の消費電力で出力される出力波長のうち最も消費電力が小さい出力波長を、前記所定の出力波長として決定する付記2に記載の光伝送装置。
(付記4)
前記制御部は、前記出力波長対消費電力特性に基づいて、所定の波長可変光出力ユニットにおいて最も消費電力が少ない波長を、前記所定の波長可変光出力ユニットに割り当てる付記1に記載の光伝送装置。
(付記5)
前記複数の波長可変光出力ユニットの各出力波長毎の消費電力を測定する消費電力測定部を備える付記1〜4のいずれか一項に記載の光伝送装置。
(付記6)
前記光伝送装置と他の光伝送装置との間に波長パスが設定されるとき、前記制御部は、前記光伝送装置及び前記他の光伝送装置がそれぞれ備える前記複数の波長可変光出力ユニットの出力波長対消費電力特性に基づいて、前記光伝送装置及び前記他の光伝送装置において前記波長パスのためにそれぞれ使用される前記波長可変光出力ユニットの消費電力の和が最も小さくなるように、前記波長パスのために使用される波長可変光出力ユニットと出力波長との組み合わせを決定する付記1〜5のいずれか一項に記載の光伝送装置。
(付記7)
前記光伝送装置と他の光伝送装置との間に波長パス及びその予備パスが設定されるとき、前記制御部は、前記光伝送装置及び前記他の光伝送装置がそれぞれ備える前記複数の波長可変光出力ユニットの出力波長対消費電力特性に基づいて、前記光伝送装置及び前記他の光伝送装置において前記波長パス及び前記予備パスのためにそれぞれ使用される、波長可変光出力ユニットの消費電力の合計が最も小さくなるように、前記波長パス及び前記予備パスのために使用される波長可変光出力ユニットと出力波長との組み合わせを決定する付記1〜5のいずれか一項に記載の光伝送装置。
(付記8)
前記信号処理回路は、波長指示信号送信部と波長指示信号受信部とを備え、
前記光伝送装置と他の光伝送装置との間に波長パスが設定されるとき、前記光伝送装置及び前記他の光伝送装置にそれぞれ設けられる前記信号処理回路のうちの一方である第1信号処理回路の前記制御部は、前記波長パスに使用される波長可変光出力ユニットと出力波長との組み合わせを決定し、
前記第1信号処理回路の前記波長指示信号送信部は、前記光伝送装置及び前記他の光伝送装置にそれぞれ設けられる前記信号処理回路のうちの他方である第2信号処理回路へ、前記波長パスに使用される出力波長を示す波長指示信号を送信し、
前記第2信号処理回路の前記波長指示信号受信部は、前記波長指示信号を受信し、
前記第2信号処理回路の前記制御部は、前記出力波長対消費電力特性に基づいて、前記波長指示信号により示された出力波長において最も消費電力が少ない波長可変光出力ユニットを、前記波長パスに使用する波長可変光出力ユニットとして決定する、
付記1〜5のいずれか一項に記載の光伝送装置。
(付記9)
前記光伝送装置によって使用中の出力波長について、前記使用中の出力波長の光を出力するために使用される前記複数の波長可変光出力ユニットのうちの第1波長可変光出力ユニットの消費電力と、前記複数の波長可変光出力ユニットのうちの第2波長可変光出力ユニットが前記使用中の出力波長の光を出力するときの消費電力とを比較する比較部と、
前記第2波長可変光出力ユニットの消費電力が前記第1波長可変光出力ユニットの消費電力よりも小さいとき、前記使用中の出力波長の光を出力するために使用する波長可変光出力ユニットを、前記第2波長可変光出力ユニットへ変更する変更部と、
を備える付記1に記載の光伝送装置。
(付記10)
光伝送装置に設けられ、それぞれ複数の光出力素子を含んだ複数の波長可変光出力ユニットがそれぞれ出力する光の出力波長を制御する波長可変光出力ユニットの制御方法であって、
前記複数の波長可変光出力ユニットについてそれぞれ測定された出力波長対消費電力特性を所定の記憶部に記憶し、
前記出力波長対消費電力特性に基づいて、各前記波長可変光出力ユニットに出力波長を割り当てる、
ことを特徴とする波長可変光出力ユニットの制御方法。
1 ノード装置
2 WDM伝送装置
3 波長可変トランスポンダ
4 オペレーションシステム
30 装置制御部
31−1〜31−3 波長可変光出力ユニット
32 波長可変光モジュール
33 波長制御部
34 消費電力測定部
35 特性テーブル作成部
36 記憶部
37 波長選択制御部

Claims (5)

  1. 光伝送装置であって、
    複数の光出力素子を含む複数の波長可変光出力ユニットと、
    前記複数の波長可変光出力ユニットがそれぞれ出力する光の出力波長を制御する信号処理回路と、を含み、
    前記信号処理回路は、
    前記複数の波長可変光出力ユニットのそれぞれの出力波長対消費電力特性に基づいて、各前記波長可変光出力ユニットに出力波長を割り当てる制御部を備えることを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記制御部は、前記出力波長対消費電力特性に基づいて、所定の出力波長において最も消費電力が少ない波長可変光出力ユニットに、前記所定の出力波長を割り当てる請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の波長可変光出力ユニットにおいてそれぞれ最小の消費電力で出力される出力波長のうち最も消費電力が小さい出力波長を、前記所定の出力波長として決定する請求項2に記載の光伝送装置。
  4. 前記複数の波長可変光出力ユニットの各出力波長毎の消費電力を測定する消費電力測定部を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の光伝送装置。
  5. 光伝送装置に設けられ、それぞれ複数の光出力素子を含んだ複数の波長可変光出力ユニットがそれぞれ出力する光の出力波長を制御する波長可変光出力ユニットの制御方法であって、
    前記複数の波長可変光出力ユニットについてそれぞれ測定された出力波長対消費電力特性を所定の記憶部に記憶し、
    前記出力波長対消費電力特性に基づいて、各前記波長可変光出力ユニットに出力波長を割り当てる、
    ことを特徴とする波長可変光出力ユニットの制御方法。
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